JP2004321491A - 電子内視鏡装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子内視鏡装置は、撮像装置によって得られる画像の自動露光制御を行って画像信号を得、カラーモードと白黒モードといずれかで画像信号を出力する内視鏡装置である。自動露光制御のためのパラメータは、カラーモードと白黒モードに応じて、異なっている。
【選択図】 図12
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子内視鏡装置に関し、特に、撮像装置によって得られる画像の自動露光制御を行って画像信号を得、カラーモードと白黒モードといずれかで画像信号を出力する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、内視鏡装置は、医療分野、工業分野等において広く利用されている。内視鏡装置は、人体、機器等の内部にある被写体の観察部位を、固体撮像装置等の撮像装置を用いて撮像し、モニタ装置等に出力するようにして利用されている。
【0003】
内視鏡装置において、被写体の観察部位の視認性を良くするために、カラー画像出力するか、白黒画像出力するかを切り替える装置は、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、内視鏡装置を用いて、暗い場所にある被写体を撮像して観察したい場合もあるので、通常、内視鏡装置には光源装置が設けられ、その光源装置からの光を内視鏡挿入部の先端部から出射させて、被写体の観察部位を照明することによって、暗い場所にある低照度の被写体の撮像ができるように内視鏡装置は構成されている。
【0005】
しかし、光源装置の光が被写体まで十分に届かないような、被写体までの距離が遠い場合や、照明光を出射しないで撮像したい場合もある。
【0006】
そこで、そのような低照度の被写体の場合、出力画像を明るくするために、CCD等の撮像装置によって得られたカラー画像のRGB信号に対するAGC回路のゲインを上げたり、露光時間を長くする、所謂スローシャッター状態にすることによって、出力画像を明るくして見易くしてもよいが、単純にRGB信号に対するAGC回路のゲインを上げる等をすると、出力画像のランダムノイズが目立ってしまうという問題が生じる。出力画像のランダムノイズが目立つと、ユーザにとって被写体の出力画像が見にくくなる。ところが、RGB信号に対するゲインを上げても、出力画像を白黒にすると、このランダムノイズが目立たなくなるので、低照度の場合は、白黒画像を出力する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平6−269409号公報(段落番号0009、図1)
【0008】
【特許文献2】
特開平11−239356号公報(段落番号0022、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従って、内視鏡装置においても、低照度の被写体の場合、白黒画像を出力する技術を適用することが考えられる。
【0010】
しかし、上述した白黒画像を出力する技術では、赤外線領域の波長成分を含む光を受光するために、通常のカラー撮像時と、低照度に対応するための白黒撮影時とに応じて、撮像素子の受光側において赤外線カットフィルタの挿入及び抜き取りのための機構が必要となる。
【0011】
内視鏡装置は、一般に、挿入部先端部は比較的小型であり、赤外線カットフィルタの挿入及び抜き取りのための機構を設けるスペースがなく、上述した白黒画像を出力する技術をそのまま適用することはできない。
【0012】
そこで、本発明は、カラーモードと白黒モードといずれかで画像信号を出力する内視鏡装置において、低照度の被写体の画像を白黒画像で適切に出力できる内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡装置は、撮像装置によって得られる画像の自動露光制御を行って画像信号を得、カラーモードと白黒モードといずれかで前記画像信号を出力するものであって、前記自動露光制御のためのパラメータを、前記カラーモードと前記白黒モードに応じて、異ならせるようにした。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
まず、図1に基づき、本実施の形態に係わる内視鏡装置の構成を説明する。図1は、本実施の形態に係わる電子内視鏡装置の構成を示す構成図である。電子内視鏡装置(以下、システムともいう)1は、細長の挿入部2と、図示しないユーザインターフェース及び湾曲制御部17を有する操作部3と、挿入部2より太めで細長のユニバーサルケーブル4と、電源部等を含む本体部5から構成される。本体部5には固定部6が設けられ、表示装置であるモニタ7が、固定部6に着脱可能となっている。
【0016】
電子内視鏡装置1のユーザは、挿入部2を観察対象の内部に挿入することによって、観察部位を撮像してモニタ7の画面上に観察部位の撮像画像が表示させることができる。
【0017】
挿入部2の先端部には、温度センサ8、発光ダイオード(以下、LEDと略す)9及び撮像装置が設けられている。撮像装置は、対物レンズ10と固体撮像装置である電荷結合素子(Charge Coupled Device。以下、CCDという)11とを含む。観察部位が暗い場所にあるときに、LED9を発光させることによって、撮像装置が観察部位を適切に撮像することができる。
【0018】
操作部3は、モータ16と湾曲制御部17とを含む。本体部5は、システム制御部19と、温度センサ処理部21と、LED制御部23と、CCD駆動部25と、画像処理部26と、デフォルト設定部29と、記録再生部31と、充電制御回路34と、バッテリー35及び電源回路38を含む。
【0019】
LED9により照明された被写体からの光は、挿入部2の先端部に配置された対物レンズ10の結像位置に配置されたCCD11の撮像面に結像され、光電変換される。このCCD11に接続された複合同軸ケーブル14は、CCD駆動部25及び画像処理部26に接続される。画像処理部26には、同軸ケーブル27が接続されており、同軸ケーブル27を介してモニタ7が接続される。
【0020】
CCD駆動部25はCCD11を駆動するための信号を、複合同軸ケーブル14を通してCCD11に出力する。CCD11は受け取ったCCD駆動信号に基づくタイミングで光電変換を行う。CCD11によって光電変換された信号は複合同軸ケーブル14を通して画像処理部26に伝送される。画像処理部26は,システム制御部19とケーブル24を通して通信を行い、システム制御部19の指示に従ってズーム、フリーズ等の画像処理を行うためのDSP(Digital Signal Processor)を含む回路である。画像処理部26にて処理された画像は同軸ケーブル27を通してモニタ7に伝送され出画される。
【0021】
一方、記録再生部31はシステム制御部19とケーブル30を通して通信を行っており、システム制御部19の指示に従って、画像の記録及び記録した画像の再生を行う。画像の再生は、画像処理部26を介して行われるが、ユーザへの操作等を指示するためのメニュー表示の処理も、システム制御部19によって行われる。記録再生部31と画像処理部26との画像の伝送はケーブル32を介して行う。記録再生部31には、メモリーカード等の記録媒体が、例えばPCスロット等のインターフェースを利用して接続可能となっており、記録再生部31は、画像処理部26からケーブル32を通して受け取った画像を記録媒体に蓄積することが可能である。また、その記録媒体に蓄積された画像を読み出し、ケーブル32を通して画像処理部26に画像を伝送し、同軸ケーブル27を通してモニタ7に記録画像を出画することが可能である。
【0022】
画像の記録及び記録した画像の再生等の指示は、本体部5又は操作部3に設けられたスイッチ等によって行われ、その指示の信号は、システム制御部19に入力される。
【0023】
湾曲制御部17は、ユニバーサルケーブル4内を通るケーブル18によりシステム制御部19と接続される。湾曲制御部17は、ケーブル33により接続されるモータ16を、システム制御部19からの制御信号により、オン/オフすることができる。ユーザは、図示しないユーザインターフェース(例えばスイッチ)から、モータ16のオン又はオフ信号を入力することができ、その入力された信号は、システム制御部19へ供給される。その結果、ユーザは湾曲制御部17を制御することが可能となる。モータ16がオンの状態で、ユーザは、操作部3に設けられた図示しないジョイスティックを操作し、挿入部2の先端部を湾曲させたい方向にジョイスティックを倒すことにより、ワイヤ15がモータ16と接触し、モータ16の動力に助けられ挿入部2の先端部の湾曲動作をさせることが可能である。湾曲制御部17は接続されたモータ16の負荷状態を監視しており、モータ16に異常な負荷がかかった場合に、システム制御部19にモータ過負荷状態検出信号を送信することができる。システム制御部19はモータ過負荷状態検出信号を受信すると、内視鏡装置1及びユーザの安全のために湾曲制御部17にモータをオフする制御信号を送信し、モータ16を停止することができる。
【0024】
次に、LED9の制御について説明する。挿入部2の先端部に配置された照明用LED9はケーブル13を通してLED制御部23と接続されている。LED制御部23はケーブル22にてシステム制御部と接続されている。LED制御部23はシステム制御部19からのオン/オフ制御信号により、LED9の点灯/消灯を制御するが、システム制御部19は図示しないユーザインターフェース(例えばスイッチ)からの、LED9のオン又はオフ信号の入力に基いて、LED制御部23を制御する。なお、LED9のオン/オフ信号を与えるためのスイッチ等は、操作部3又は本体部5のいずれに設けられていてもよい。
【0025】
次に温度制御について説明する。挿入部2の先端部に配置された温度センサ8はケーブル12を通して温度センサ処理部21に接続される。温度センサ処理部21は、接続された温度センサ8で測定された挿入部2の先端部の温度を電圧値に変換する。変換された電圧値は、接続されたシステム制御部19にケーブル20を介して入力される。
【0026】
システム制御部19は、入力された電圧値に基いて、LED9への電流出力の制御を行う。例えば、システム制御部19は、先端部の温度が高くなり過ぎたら、電流出力を低下させる等の制御が行う、あるいは、内視鏡装置1の使用環境の周囲温度に応じて、電流出力を変化させる等の制御を行う。
【0027】
次にデフォルトの設定について説明する。デフォルト設定部29は、ケーブル28を通してシステム制御部19に接続される。ユーザは、デフォルト設定部29によって、内視鏡装置1の起動時における内視鏡システム1内の各装置の状態を決めるデフォルト設定信号をシステム制御部19に入力することができる。システム制御部19は、デフォルト設定部29の設定内容に基いて、内視鏡システム1内の各装置の起動時の初期状態を決定する。
【0028】
デフォルト設定部29は、例えば、システム制御部19内にある図示しない中央処理装置(以下、CPUという)の入力ポートに接続されたディップスイッチである。ユーザは、そのディップスイッチ等のスイッチを切替え、スイッチの状態をHigh/Lowさせることによって、CPUが実行するソフトウェアは、入力ポートの状態に応じてデフォルト動作を決定し、内視鏡システム1内の各装置がユーザの設定したデフォルトの状態になるように制御を行う。例えば、CPUは内部処理において、ある装置について、ディップスイッチからの入力信号が閾値と比較して高いか低いかを判断する。その判断の結果、入力信号が閾値より低ければ、その装置のデフォルトでの動作状態をオフに設定する。もし、閾値との比較の結果、入力信号が閾値より高ければその装置のデフォルトでの動作状態をオンに設定する。
【0029】
なお、デフォルト設定部29における設定の方法は、上述したディップのHigh/Lowの状態の信号をCPUに入力する方法以外にも、A/D変換器のポートに入力されるアナログ値のレベルによって設定して入力する方法、導線のワイヤの切断と非切断によって入力する方法、等でも良い。
【0030】
デフォルト制御を図2を用いて説明する。図2は、デフォルト制御の処理の流れの例を示すフローチャートである。まず、システムの起動スイッチがオンされ、内視鏡システム1の電源がオンとされると、システム制御部19は、デフォルト設定部29における、各装置のデフォルトの設定状態を読み込む(ステップ(以下、Sと略す)1)。
【0031】
例えば、デフォルト設定によってLEDがオフで、モータがオンに設定されているとする。システム制御部19は、まず、デフォルト設定部29でオフに設定されている対象であるLEDのデフォルトをオフ状態にする(S2)。次に、システム制御部19は、まず、デフォルト設定部29でオンに設定されている対象であるモータのデフォルトをオン状態にする(S3)。その結果、S2とS3で、オフまたはオンの状態にされた対象は、その状態に応じて起動され又は起動されない。
【0032】
なお、以上の説明では、2種類の信号(LEDとモータ)の例について説明したが、デフォルト設定の対象は、3つ以上あってもよい。
【0033】
従って、デフォルト設定部29でモータ16はオンのデフォルト状態が設定されているので、モータ16をオンの状態でシステムの立ち上げをすることが可能となる。また、デフォルト設定部29でLED9はオフのデフォルト状態が設定されているので、LED9をオフの状態でシステムの立ち上げをすることが可能となる。
【0034】
例えば、システムの起動時にLED9からの光の出射がないようにし、かつモータ16もオフの状態にしたい場合がある。例えば、電子内視鏡装置1がバッテリー駆動されていて、消費電力を抑えて動作時間を延ばす必要がある場合である。あるいは、起動時に、照明光が必要ない時や、湾曲動作をさせない場合である。そのような場合、ユーザがデフォルト設定部29において、LEDとモータのデフォルトの状態を両方オフに設定することによって、LEDの照明を消したままでかつモータをオフにした状態でシステムを立ち上げることが可能となる。
【0035】
なお、後述するように、画像が記録再生部31によって再生されているときは、LEDとモータをオフとするようにしてもよい。
【0036】
充電制御回路34は、ケーブル36によってシステム制御部19と接続されている。充電制御回路24は、バッテリー35にケーブル37によって接続されている。バッテリー35は、本体部5に対して着脱可能になっており、バッテリー35は、電源回路38とダイオードを介してケーブル39によって接続されている。電源回路38は、AC電源に接続されるACアダプタからのDC電源と、バッテリー35のいずれからでも電力を受けることができ、各部へ電力を供給する。ACアダプタが接続されている場合は、電源回路38は、ケーブル40を介して充電制御回路34へ電力を供給し、バッテリー35を充電するための電力を供給できるようになっている。電源回路38の状態は充電制御回路34へ、ケーブル40を介してフィードバックされている。
【0037】
ユーザは、挿入部2を観察対象の観察部位に向けるように動かし、かつ操作部3又は本体部5に設けられたスイッチ等を操作、例えば、カラー画像を出力するためのカラーモードと、白黒画像を出力するための白黒モードとを切り換える等の操作をしながら、観察対象の画像をモニタ7に表示させることができる。
【0038】
次に、内視鏡先端部の構成について説明する。
【0039】
図3は、内視鏡の挿入部の先端部112の軸方向の断面図である。図4は、図3の矢印112aに示す方向から見た、内視鏡の先端部の正面図である。図3は、図4におけるA−Aの一点鎖線で示した断面を示す。内視鏡挿入部112は、内視鏡先端部109と、連結部材110と、先端部109の方向を変更するための湾曲部111と、図示しない軟性の可撓管を含む。内視鏡先端部109と湾曲部111は、連結部材110によって連結されている。湾曲部111は、図示しない可撓管に連結されている。ユーザが、内視鏡の挿入部112を、観察したい対象の内部に挿入し、観察部位の方向に先端部109を向けることによって、対象内部の観察部位の像を得て、観察することができる。
【0040】
内視鏡先端部109では、一体となって構成された円筒部材106と環状固定部材107の内部に、対物ユニット101が設けられている。
【0041】
図3に示すように、対物ユニット101は、複数のレンズからなる対物レンズ10と、固体撮像素子であるCCD11である。対物レンズ10の各レンズは、対物枠101bと対物枠101cとで保持されている。対物枠101cにCCD11が取り付けられている。対物枠101cの一部は、対物枠101bに嵌入されている。対物ユニット101は、熱伝導率の高い材質の略円筒形のLED受け102に内挿される。LED受け102は、さらに一体で構成された円筒部材106と環状固定部材107に内挿される。LED受け102は、例えば真鍮、アルミニウム等の材質からなる。CCD11には信号線14が接続されている。
【0042】
図4に示すように、円筒部材106は、先端側の端部に4箇所の内径側への突起106aを有している。図5は、突起106aの部分斜視図である。突起106aの先端部は湾曲して折れ曲がった形状をしており、その先端部がLED照明部104の表面を押圧するためのものである。後述するように、一体となったLED照明部104、LED受け102及び対物ユニット101とが突起106aに突き当たり、円筒部材106の内径部に、LED照明部104、LED受け102及び対物ユニット101とがはめ込まれる。LED照明部104は、観察対象が暗い場所にある場合、観察部位に光を当てて照明するためのものである。
【0043】
LED受け102の外周には切欠き部102bが設けられ、切欠き部102bと円筒部材106及び環状固定部材107との間に、空間が形成される。温度センサユニット105は、切欠き部102b上に配置される。LED受け部102の前端面にはリング状のLED照明部104が当接して結合される。電源線であるケーブル13を介して、後述するLED9であるLEDチップに電流を流すことによって、LEDチップから観察部位に光が照射され、LEDチップは発熱する。よって、後述するようにLED照明部104において発生した熱は、LED受け102を介して、温度センサユニット105に伝わる。LED照明部104の前方側は透明封止剤108によって防水密閉される。また、LED受け102には、後述するように、LED照明部104のケーブル13が挿通される電源線用切欠き部102cも有している。
【0044】
円筒部材106は、外側の内径部にメスネジ106bを有している。このメスネジ106bに、環状固定部材107の先端部の外径部に設けられた2箇所のオスネジ(第1ネジ107a、第2ネジ107b)が螺合する。メスネジ106bが環状固定部材107の第1ネジ107aが通過した後、第2ネジ107bと螺合して締め込まれる。このとき、環状固定部材107の先端が、LED受け102の段部102cに当接し、さらにLED受け102がLED照明部104に当接する。メスネジ106bが第2ネジ107bと螺合して締め込まれていくと、円筒部材106の先端の突起部106aに、LED照明部104が当接する。その結果、LED照明部104とLED受け102が密着した状態で円筒部材106に固定される。なお、第1ネジ107aは万一第2ネジ107bが外れた場合でも円筒部材106が脱落しないように働くものである。
【0045】
LED照明部104とLED受け102の接合面は熱伝導率を効率よく行うためシリコングリスなどの熱伝導剤が塗布されている。その接合面にシリコングリス等が塗布されることによって、LED照明部104とLED受け102との間の空隙が埋められ、LED照明部104とLED受け102間の熱伝導率が良くなる。
【0046】
図6は、図3におけるB−Bの一点鎖線で示した断面図である。LED受け102の外径側において長手方向(すなわち対物ユニット101の光軸(112b)方向)に形成された切欠き部102bの底面に温度センサユニット105が配置される。温度センサユニットと切欠き部102bの隙間は熱伝導率の高い充填剤(シリコン充填剤など)で埋めても良い。そして、LED受け102の内径側の2箇所の電源線用切欠き部102cにはLED照明部104のケーブル13が挿通される。
【0047】
図7は、図3の矢印112aの方向から見たときのLED照明部104の正面図である。図8は、図7におけるC−Cの一点鎖線で示した断面図である。
【0048】
LED照明部104は例えば8個のLEDチップ104aとLED基板104b、電源線であるケーブル13から構成される。LED基板104bは、アルミニウム等の材質からなる。LED基板104bはリング状であり、表面には円環状に複数のザグリ穴104eが設けられている。各ザグリ穴104eにはLEDチップ104aが配置される。なお、ここでは、LED基板104bのパターンや各LEDチップの配線(パターンまたはリード線)を図示しない。
【0049】
リング状のLED基板104bの内径側は小判形に形成されている。また2箇所の切欠き部104fが形成されている。小判型の内径は、LED受け102に取付ける際にLED基板104bの回転止めとして働くようになっている。
【0050】
2箇所の切欠き部104fにはLEDチップ104aに電源を供給するケーブル13が配置される。ケーブル13はLED基板104bのパターンに半田付けされる。例えば、直列接続された4個のLEDチップ104aが、2つ並列接続されて、その並列接続された回路への2本のケーブル13が、それぞれ2箇所の切欠き部104fにくるように位置される。LEDチップ104aの前面は封止剤104gによって覆われている。
【0051】
図9、図10及び図11は、温度センサユニット105を説明するための図である。温度センサユニット105は、温度センサ基板105a、温度センサ8、2本の信号線12から構成される。温度センサ8は、基板105aを折り曲げた状態で、切欠き部102bに設けられるが、図9は、温度センサ8の基板105aが折り曲げられていない状態を示す平面図である。温度センサ基板105aは、導電パターンをもつフレキシブルな基板で、ポリイミドからなり、基板105a上に、例えばサーミスタなどの温度センサ8と、温度センサ8のための2本のケーブル12の先端部などが半田付けされて実装される。
【0052】
図10は、温度センサ8が二つ折りされた状態を示す平面図である。図11は、二つ折りされた温度センサユニット105の側面図である。図10に示すように、基板105aの途中で二つ折りにされる。基板105aの一部に設けられた開口部5bに、ケーブル12が通されている。温度センサ基板105aの二つ折りによって、温度センサ8と、温度センサ8と、信号センサ8との半田部105cが温度センサ基板105aによって覆われるので、周囲の金属部材との接触によるショートが防止できる。
【0053】
また、図3に示すように、湾曲部111は、内部に複数の湾曲コマ111aが連接して設けられており、内視鏡操作部が操作されることによって複数の湾曲ワイヤ15が弛緩あるいは牽引されて、例えば上下左右方向に湾曲動作する。連接した湾曲コマ111aの外周は湾曲ゴム111bと外ブレード111cによって覆われている。湾曲ゴム111bと外ブレード111cの端部は、それぞれ糸縛り111dと111eによって固定される。
【0054】
円筒部材106と環状固定部材107が一体になった内視鏡先端部109は、連結部材110を介して湾曲部111と連結され、また湾曲部111を図示しない可撓管に連結することによって内視鏡挿入部112が形成される。
【0055】
以上のように構成されているので、内視鏡の先端部112のLED照明部104の電源線であるケーブル13に電力を供給することによって、LEDチップ104aが発光して観察部位を照明することができる。照明光に照らされた観察部位の光学像は、対物レンズ10を通過してCCD11の撮像面に結像されて内視鏡画像となる。そして、LEDチップ104aが発光すると発熱する。LEDチップ104aの熱はLED基板104b、LED受け102及び温度センサユニット105に熱伝導していく。温度センサユニット105に実装された温度センサ8は、LEDチップ104aの発熱の増減を測定する。測定されたLED8の温度に応じて、LED8へ供給する電流の制御が行われる。
【0056】
次に、図12、図13及び図14を用いて、図1における本体部5の構成について詳述する。図12は、本体部5のより詳細な構成を示す構成図である。図13は、画像処理部26の構成を示すブロック図である。図14は、記録再生部31の構成を示すブロック図である。なお、図12から図14において、図1の同じ構成要素については、同一の符号を付した。
【0057】
本体部5において、システム制御部19は、CPUを含み、図示しない内蔵されたROM(Read Only Memory)にストアされたソフトウエアプログラムを実行することによって、各部の制御を行う。
【0058】
なお、本体部5の筐体に設けられた蓋5aは開閉可能となっており、バッテリー35は、蓋5aを開けてから所定の接点に接触するように本体部5に取り付けることができるようになっている。従って、内視鏡装置1は、バッテリー駆動されるポータブル内視鏡装置である。充電制御回路34は、バッテリー電圧検出部34aを有し、バッテリー駆動時の電圧監視を行っている。バッテリーは、例えばリチウムイオン、ニッケル水素系のバッテリーである。バッテリー電圧検出部34aの検出値信号は、システム制御部19へ供給され、充電制御のために利用される。
【0059】
また、リチウムイオンバッテリが、通信システムを持っている場合、システム制御部19から通信してリチウムイオンバッテリを外部制御することで、バッテリー容量および電圧を正確に検出しながら、システム制御部19は最適で安全な充電をするようにしてもよい。
【0060】
システム制御部19には、操作部3及び本体部5に設けられた各種スイッチ等からの複数の操作入力信号IN1と、上述したデフォルト設定部29からの複数の設定信号IN2が入力される。設定信号IN2の値は、不揮発性メモリであるフラッシュROM19aにストアされ、内視鏡装置1の起動時にフラッシュROM19aにストアされた、各装置に対するデフォルトの設定状態を読み込んで、図2に示す処理が実行される。よって、ユーザが操作部3又は本体部5を操作することによって発生する操作指示に基いて、及びデフォルト設定部29の設定状態に応じて、システム制御部19は、内視鏡装置1の各部の動作を制御する。
【0061】
操作入力信号IN1としては、白黒モードとカラーモードの切り換え信号、モータ16のオン/オフ信号、LED9のオン/オフ信号、後述する選択レベル(目標値)の変更信号、デジタルズーム操作信号、メモリカード等の記録媒体への記録指示信号又はフォーマット指示信号、記録媒体からの再生指示信号、画像のフリーズのオン/オフ信号等がある。
【0062】
システム制御部19は、LED制御部23への制御信号A2を出力し、LED制御部23から、LED8への駆動電流信号A3が出力される。
【0063】
さらに、本体部5には、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)とのデータ通信を行うためのインターフェース、例えばRS−232C、USB等のインターフェース部(図示せず)が設けられているので、システム制御部19は、そのインターフェース部を介してPCとデータA4の通信を行うことができる。よって、PCから、後述するテーブルデータ等をシステム制御部19にロードし、フラッシュROM19aに書き込み、消去、或いは変更することもできる。
【0064】
温度センサ8からの信号A5は、温度センサ処理部21に入力され、温度センサ処理部21において温度データに変換され、変換された温度データA6がシステム制御部19へ入力される。
【0065】
システム制御部19は、充電制御回路34と各種データA7の通信、及び記録再生部31と各種データA8の通信を行う。
【0066】
ここで、図13に示す画像処理部26の構成について説明する。図13において、201はプリアンプ回路であって、CCD11からの画像信号A11が入力される。202は、相関二重サンプリング(CDS)回路、自動利得制御(AGC)回路及びアナログデジタル変換(ADC)回路を含むLSIチップである。203は、制御パラメータコントロール部である。204は、タイミングジェネレータであり、205は、CCD露光時間制御部である。206は、自動露光(AE)レベル制御部であり、207は、AEレベル検出回路である。208は、Y/C分離回路であり、209及び210は、ガンマ(γ)回路である。
【0067】
211は、エンハンス回路であり、212は、ホワイトバランス回路である。213は、デジタルズーム及びフレームメモリ回路であり、214は、色相及び色ゲイン調整回路であり、215は、デジタルエンコーダ回路である。画像処理部26において、プリアンプ部201と、LSIチップ202以外の回路は、1つのDSPで形成してもよい。
【0068】
システム制御部19からの各種制御信号A12は、LSIチップ202へ供給される。同様に、システム制御部19からの各種制御信号A13は、制御パラメータコントロール部203へ供給される。
【0069】
CCD11からの画像信号A11は、プリアンプ回路201に入力される。プリアンプ回路201の出力は、LSIチップ202へ供給され、相関二重サンプリング、自動利得制御及びアナログデジタル変換される。具体的には、画像信号A11は、プリアンプ回路201で増幅されてから、ノイズを除去するためにCDS回路202aに入力される。CDS回路202aの出力は、AGC回路202bにおいて自動ゲイン調整がされ、ADC回路でデジタル信号に変換されて、Y/C分離回路208へ供給される。
【0070】
画像信号は、Y/C分離回路208において、Y信号と、C信号すなわちR−Y/B−Y信号に分離される。Y信号は、ガンマ補正のためにガンマ回路209へ供給される。ガンマ補正回路209の出力は、AEレベル検出回路207と、輪郭強調のためのエンハンス回路211へ供給される。AEレベル検出回路207は、AEレベルのフィードバックのために、ガンマ補正回路209の出力からAEレベルを検出して、AEレベル制御部206へ供給する。R−Y/B−Y信号も、ガンマ補正のためにガンマ回路210へ供給され、さらにガンマ補正回路210の出力は、ホワイトバランス回路212へ供給される。
【0071】
エンハンス回路211とホワイトバランス回路212の出力信号は、それぞれ、デジタルズーム及びフレームメモリ回路213において、ズーム処理され、フレームメモリにストアされる。デジタルズーム及びフレームメモリ回路213からのR−Y/B−Y信号は、色相及び色ゲイン調整のために色相及び色ゲイン調整回路214に供給される。色相及び色ゲイン調整回路214は、制御パラメータコントロール部203からの制御信号に応じて、色相及び色ゲインを調整するが、例えば、色ゲインが0(ゼロ)であると、色彩度がゼロに調整され、その結果、出力画像は白黒画像となる。よって、ユーザが白黒モードを指定すると、制御パラメータコントロール部203は、システム制御部19から色ゲインを0(ゼロ)にする信号を受信し、色相及び色ゲイン調整回路214に出力する。
【0072】
デジタルズーム及びフレームメモリ回路213及び色相及び色ゲイン調整回路214からの出力信号は、それぞれデジタルエンコーダ回路215に入力され、デジタルエンコーダ回路215は、Y信号とC信号の信号A21を記録再生部31へ供給する。
【0073】
制御パラメータコントロール部203は、システム制御部19からの各種制御信号に応じて、LSIチップ202と、AEレベル制御部206と、エンハンス回路211と、色相及び色ゲイン調整回路214へ制御信号を出力する。各種制御信号には、画像処理における自動露光制御のための各種パラメータ、例えば、目標値、最大露光時間、AGC最大ゲイン、エンハンスレベル等の値も含まれる。各種パラメータについては後述する。
【0074】
また、AEレベル制御部206からの最大露光時間信号に基いて、CCD露光時間制御部205は、タイミングジェネレータ204に制御信号を供給する。タイミングジェネレータ204は、制御信号A14をCCD駆動部25へ供給し、制御信号A14に基いて、CCD駆動部25は、CCD11へ駆動信号A15を出力する。
【0075】
次に、記録再生部31の構成について説明する。図14に示すように、記録再生部31は、制御用CPU301と、オン・スクリーン・ディスプレー・コントローラ(以下、OSDCという)302と、データバス303と、デジタルエンコーダLSI304と、ATAPIインターフェース部305と、フレームメモリ306と、JPEGコーディックLSI307と、MPEGコーディックLSI308と、A/D変換部309と、デコーダ310と、スイッチ回路311を含む。A/D変換部309とデコーダ310とは、一つのLSIチップ312に実現されている。制御用CPU301は、フラッシュROM301aを含む。OSDC302は、キャラクタフォントROMを内蔵している。また、OSDC302は外部からの同期信号に応じて、同期した文字データを発生させることができる。
【0076】
データバス303に、制御用CPU301と、OSDC302と、デジタルエンコーダLSI304と、ATAPIインターフェース部305と、フレームメモリ306と、JPEGコーディックLSI307と、MPEGコーディックLSI308と、A/D変換部309とがバス接続されている。
【0077】
画像処理部26からの画像信号A21と、外部入力端子からの画像信号A23は、スイッチ回路311に入力されている。スイッチ回路311は、CPU301からの切り換え制御信号に基いて、LSIチップ312のデコータ310へ供給する画像信号を切り替える。これによって、記録再生部31によって、記録媒体52に画像を記録するときに、CCD11からの画像ではなく、外部からの画像をも記録できるようになっている。
【0078】
LSI312では、スイッチ回路311からのY信号及びC信号をデコードし、かつデジタル化して、データバス303に供給する。LSI312内のデコーダ310で分離した同期信号は、OSDC302へ供給され、OSDC302で入力の画像信号に同期した文字データを発生させることができる。OSDC302は、この文字データをデータバス303へ出力し、フレームメモリ306において文字データを画像に重畳することができる。
【0079】
記録再生部31では、CPU301が、入力された画像信号を、システム制御部19からの制御信号に基いて、各種処理を行う。例えば、入力された画像信号の中から静止画を生成し、記録媒体52へ記録する旨の指示信号A8が、システム制御部19からCPU301へ供給されると、CPU301は、入力された画像信号を、JPEGコーディックLSI307に供給して、静止画データのエンコードを行い、その後、エンコードされた画像データを、データバス303を介して、ATAPIインターフェース部305に供給する。ATAPIインターフェース部305は、PCカードスロット等のインターフェース部51へ画像データA22を供給して、記録媒体52に記録する。
【0080】
動画データを記録するときは、CPU301は、JPEGコーディックLSI307の代わりに、MPEGコーディックLSI308を用いて画像データをエンコードして、同様に、記録媒体52に記録する。
【0081】
逆に、記録媒体52に記録されている画像データを出力する場合は、CPU301は、ATAPIインターフェース部305を介して読み出した画像データを、JPEGコーディックLSI307又はMPEGコーディックLSI308によってデコードして、デジタルエンコーダLSI304を介してアナログデータに変換されて、モニタ7への入力信号A24及び映像出力端子への入力信号A25として出力する。映像出力端子に、ビデオデッキ等を接続すれば、本体部5からの内視鏡画像をビデオテープに記録することができる。
【0082】
また、システム制御部19には、ユーザからの操作指示信号IN1が入力されるが、その指示内容は、モニタ7上において、文字データとして表示画像上に重畳される。操作指示信号IN1に応じた表示指示内容データが、システム制御部19からCPU301へ供給されると、CPU301は、表示指示内容データに基いて、OSDC302から必要なフォントデータを取得して、表示データを生成して、フレームメモリ306に書き込む。フレームメモリ306に記録された、画像データと表示データは重畳処理されて、デジタルエンコーダLSI304に供給されるので、その結果、モニタ7の画面上には、後述するユーザが選択した選択レベルの数字が、内視鏡画像上に重畳されて表示される。
【0083】
なお、CPU301に接続された図示しないリアルタイムクロック(RTC)からの情報をOSDC302の文字データに置き換え、画像に日付時刻表示を重畳して表示することもできる。このように重畳された画像をJPEGコーディックLSI307でエンコードして、記録媒体52に記録することにより、日付時刻情報を重畳したまま、画像を記録することもできる。
【0084】
次に、カラーモードと白黒モードの切り換え時の処理について説明する。ユーザは、操作部3又は本体部5に設けられた操作スイッチ等を操作することによって、内視鏡装置の出力画像を、カラーにするか、白黒にするか、すなわちカラーモードにするか、白黒モードにするかを切り替えることができる。さらに、ユーザは、各モードにおいて、後述する選択レベルも、操作スイッチ等を操作することによって選択し指定することができる。
【0085】
そして、カラーモードと白黒モードの切り換えに応じて、以下に説明するような、自動露光制御のための各種パラメータの値を選択レベルに応じて決定するテーブルを用いることにより、種々の状況に応じた適切な画像を容易に出力させることができる。そのテーブルは、いろいろな映像特性に応じたパラメータの組み合わせを表現している。
【0086】
選択レベルは、ユーザが選択する明るさレベルを示す。以下の例では、数値が大きいほど明るくなるように設定されている。目標値(IRE)は、システムが選択レベルに応じて制御する映像出力レベルに応じて制御する映像出力レベル、すなわちAE目標値である。最大露光時間は、CCD11の露光時間の最大値である。この最大値を上限として、システムはCCD露光時間を決定し、選択レベルで選択された明るさになるようシステムが制御される。
【0087】
図15は、カラーモードが選択された時の目標値(IRE)と、最大露光時間と、AGC最大ゲインの各値がストアされたテーブルデータの例を示す図である。図16は、白黒モードが選択された時の目標値(IRE)と、最大露光時間と、AGC最大ゲインの各パラメータ値がストアされたテーブルデータの例を示す図である。そして、各値は、選択レベルに応じて個別に設定されている。図15及び図16のデータは、上述したように、本体部5に接続されたPC等から、フラッシュROM19aにダウンロードしてもよし、本体部5又は操作部3に設けられたスイッチ等から入力し、フラッシュROM19aにストアしてもよい。そして、システム制御部19は、ユーザが選択したモード及び選択レベルに対応するデータを、対応するテーブルから読み出し、画像処理部26の制御パラメータコントロール部203へ供給する。
【0088】
制御パラメータコントロール部203は、図15又は図16から読み出された各パラメータデータを、対応する回路に供給する。具体的には、制御パラメータコントロール部203は、AEレベル制御部206へ、目標値(IRE)、最大露光時間及びAGC最大ゲインのデータを供給する。さらに後述するが、制御パラメータコントロール部203は、エンハンス回路211へ、輪郭強調用のエンハンスレベルのデータも供給し、画像の輪郭強調特性を変更することができる。
【0089】
今、カラーモードが選択されているとき、図15のデータ中でユーザが選択した選択レベルに対応する目標値(IRE)、最大露光時間及びAGC最大ゲインの各パラメータデータが、AEレベル制御部206へ供給される。AEレベル制御部206は、AGC回路206bへAGC最大ゲインのデータを供給し、CCD露光時間制御部205へ最大露光時間のデータを供給する。
【0090】
例えば、選択レベルが4であれば、目標値は、NTSCのIRE換算で50にし、最大露光時間を1/60にし、AGC最大ゲインは標準値(STD)にする。従って、選択レベル4に応じて設定された各パラメータに応じた画像が出力される。そして、操作部3の操作スイッチ等を操作することによって、選択レベルを変更、例えば、4から3へ、そして、3から2へと変更すると、その変更された選択レベルの目標値と、最大露光時間とAGC最大ゲインが選択され、その選択された値に応じた画像出力がされる。
【0091】
図15では、選択レベルに応じて目標値が徐々に10から100に変化する。しかし、最大露光時間は、選択レベルが変更されても、1/60(単位は秒。以下同じ)で一定である。AGC最大ゲインも、選択レベルが変更されても、標準値で一定すなわち固定である。従って、カラーモード時は、いわゆるスローシャッターとなる1/60以上となることはない。よって、スローシャッターによる長時間露光は使用不可、すなわち禁止されている。なお、画像のシャッタースピードは、NTSC方式、PAL方式等に応じて設定される。例えば、NTSCであれば、1/60であるが、PALであれば、1/50となる。
【0092】
今、ブーストモードである白黒モードが選択されているとき、図16のデータ中でユーザが選択した選択レベルに対応する目標値と、最大露光時間と、AGC最大ゲインの各値が、AEレベル制御部206へ供給される。
【0093】
例えば、選択レベルが4であれば、目標値は、NTSCのIRE換算で100にし、最大露光時間を2/60にし、AGC最大ゲインは標準値(STD)の2倍にする。よって、スローシャッターによる長時間露光は使用可、すなわち許可されている。その結果、選択レベル4に応じて設定された各パラメータに応じた画像が出力される。そして、操作部3の操作スイッチ等を操作することによって、選択レベルを変更すると、その変更された選択レベルの目標値と最大露光時間とAGC最大ゲインが選択され、その選択された値に応じた画像出力がされる。
【0094】
図16では、選択レベルに応じて目標値が徐々に45から100に変化するが、選択レベル3以上では、すべて100である。よって、ユーザが選択レベルを上げていくと、直ぐに明るい画像を表示させることができる。最大露光時間は、選択レベルが変更されても、1から3までは、1/60で一定であるが、選択レベルが5から上がると、4/60から1/2まで上昇する。AGC最大ゲインは、選択レベルが変更されても、標準値の2倍で一定である。
【0095】
これは、白黒モードでは、カラーモードに比べてランダムノイズが目立たないので、目標値を、カラーモード時よりも高くすることができる。最大露光時間も同様の理由で長くして、いわゆるスローシャッターとなる1/60以上とすることができる。さらに、AGC最大ゲインも標準値の2倍として、カラーモード時に比べて高くすることができるからである。
【0096】
図17及び図18は、テーブルデータの他の組み合わせの例を示す図である。図17は、カラーモード時に用いられるテーブルデータであり、図18は白黒モード時に用いられるテーブルデータである。図17は、図15と同様である。しかし、図18は、図16と略同様であるが、目標値が図16に比べて低く押さえられている。
【0097】
図19及び図20は、テーブルデータのさらに他の組み合わせの例を示す図である。図19は、カラーモード時に用いられるテーブルデータであり、図20は白黒モード時に用いられるテーブルデータである。図19は、図15と同様であるが、テーブルデータとしてエンハンスレベルが全て強であるデータが含まれている。図20は、図16と略同様であるが、最大露光時間が、全て1/4で固定であり、さらにエンハンスレベルが弱のデータが全て弱であるデータが含まれている。上述したようにエンハスレベルのデータは、エンハンス回路211へ供給される。
【0098】
従って、図19及び図20のテーブルの場合、カラーモードでは輪郭強調が強くされた画像が得られ、低照度の対象に対応する白黒モードでは、輪郭強調が弱くされた画像が得られる。
【0099】
上述したテーブルデータは、カラー画像ではカラーのランダムノイズが目立ち、観察を妨げることに着眼し、カラー画像では白く画像よりゲインを落として、逆にカラーのランダムノイズが原理的に発生しない白黒画像はカラー画像よりAGC最大ゲインを高く設定した。
【0100】
次に、図21を用いて、記録再生部31の変形例について説明する。上述した図14の記録再生部31と同じ構成要素は、同一の符号を付し、説明は省略し、異なる点のみを説明する。
【0101】
図21において、キャラクタ信号を重畳するスーパーインポーズ回路313をデコーダ310の入力側に設け、さらに、スーパーインポーズ回路314を、デジタルエンコーダLSI304の出力側に設けている。なお、OSDC302は、文字データをアナログ信号で出力する。
【0102】
スーパーインポーズ回路313において重畳された文字データは、デコーダ310からA/D変換部309へ供給され、A/D変換される。A/D変換された文字データは、データバス303とATAPIインターフェース部305を介して、記録媒体52に記録することができる。よって、例えば、日付時刻表示等の文字を重畳したまま、記録することができる。もちろん、文字情報を重畳しないようにCPU301によって制御することは可能である。
【0103】
また、スーパーインポーズ回路314によって、記録媒体から再生する画像に対しても文字情報を重畳することができる。よって、記録媒体52から再生する画像においてもメニュー表示をすることができる。
【0104】
図14の構成のように、文字データをデジタル信号で重畳する構成とは異なり、図21の構成によれば、文字データをアナログ信号で重畳するため、記録再生部31を簡単な構成で実現できる。
【0105】
よって、本実施の形態の内視鏡装置によれば、低照度の被写体を撮像するときに、高感度で、ノイズも目立たなくすることが安価に実現することができる。さらに、白黒画像の場合はノイズを目立たなくさせないようにエンハンスレベルをカラー画像の場合に比べ弱めるように設定されている。
【0106】
また、本実施の形態の内視鏡装置によれば、カラー画像(モード)と白黒画像(モード)を切り替える時やAE目標値レベルを変更する場合に、多彩に画像の特性を変更できるように特性値パラメータを格納したテーブル手段を用いて、各特性の変更に任意に指定制御できるようにして、操作性と観察性を向上させるようにした。
【0107】
さらに、各パラメータは、カラーモード用と白黒モード用のそれぞれに対応したテーブルデータにおいて、選択レベルに応じて複数設定されており、ユーザが選択レベルを変更すると、カラー及び白黒の画像の明るさを、簡単に変更して出力できるので、操作性がよい。
【0108】
さらにまた、上述したように、テーブル手段は制御用CPUに外付けして使う外部ROMを接続して格納されても良いし、近年開発されているフラッシュROM内蔵のCPUを用いてそのCPU内のフラッシュROMエリアに参照テーブルとして作成しても良い。
【0109】
また、本実施の形態の内視鏡装置は、近年撮像装置用に開発された映像信号処理DSP技術を用いて、DSPとDSP制御をつかさどるCPUを組み合わせる構成にすれば、コストを低く抑えて実現できる。
【0110】
なお、白黒モードとカラーモードを切り替えたとき、現在どちらのモードを選択し出力しているかをユーザへ知らせる手段を設けてもよい。
例えば、モニタ7にメニュー表示形式でメニュー操作を行うときに、メニューの背景色、文字の色を変更したり、点滅させることによって、白黒モードであることを知らせるようにしてもよい。あるいは、メニューが通常カラーで表示されるとすれば、白黒モードではメニューを白黒文字や背景で表示したりすることによって、白黒モードであることを知らせるようにしてもよい。さらに、本体部5、操作部3等の見やすい位置に白黒モード時とカラーモードのいずれであるかを示すLEDを設け、その点灯状態を変えることによって、カラーモードであるか、白黒モードであるかを知らせるようにしてもよい。なお、その場合、点灯、消灯、点滅など種々の表示方法の変化を用いるようにしてもよい。さらに、白黒モード時は、モニタ7の画面の4隅のいずれかに、“MONO”のロゴマークを表示する等をして、白黒モードであることを知らせるようにしてもよい。このようにすれば、ユーザは容易にカラーモードであるか、白黒モードであるかを知ることができるので、内視鏡装置の使い勝手がよい。
【0111】
以上のように、本実施の形態によれば、カラーモードと白黒モードといずれかで画像信号を出力する内視鏡装置において、低照度の被写体の画像を白黒画像で適切に出力できる内視鏡装置を実現することができ、その結果、感度を向上しつつ、かつ画像ノイズを減らした、ユーザにとって見やすい画像を得ることができる。
【0112】
さらに、本実施の形態に係る内視鏡装置によれば、ユーザは、白黒画像の明るさを、簡単に変更して出力できるので、白黒モードを設けた場合の内視鏡装置の操作性及び観察性が向上する。
【0113】
また、本実施の形態に係る内視鏡装置によれば、画像のノイズは、輪郭強調の度合いによっても見え方が異なる点に着目し、エンハンスレベルも、カラーモードと白黒モードで同時に可変制御される。
【0114】
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
【0115】
なお、以上説明した構成から、次の付記に示す構成に特徴がある。
【0116】
[付記項]
(1)被写体像を撮像して信号を出力する撮像手段と前記撮像手段で撮像された被写体の画像を表示する表示手段と、
前記撮像手段からの出力信号を基にカラー信号を生成して前記表示手段に出力するカラー信号出力手段と、前記カラー信号出力手段の色彩度を調整する色ゲイン調整手段と、
前記色ゲイン調整手段によりカラー信号の色成分を減衰して白黒信号を作成する信号処理手段と、前記カラー信号と前記白黒信号を選択して、切り替えて出力できる選択切替手段と、
AE目標値を変更できる手段と、
CCDの露光時間を制御できるCCD露光時間制御手段と、
自動ゲイン制御(AGC)の最大ゲイン値特性、自動ゲイン制御(AGC)の特性のAE目標値特性、輪郭強調特性、CCDの露光時間制御特性について複数の特性を保持して切り替えて動作するために、前記、自動ゲイン制御(AGC)の最大ゲイン値特性、自動ゲイン制御(AGC)の特性のAE目標値特性、輪郭強調特性、CCDの露光時間制御特性の複数のデータをテーブルデータ化して保持するテーブル手段と、
カラーモードと白黒モードとを切り替える時、またはAE目標値を変更する時、前記テーブル化手段のテーブル値を参照して、自動ゲイン制御(AGC)の最大ゲイン値特性、自動ゲイン制御(AGC)の特性のAE目標特性、輪郭強調特性、CCDの露光時間制御特性を切り替えて動作する撮像装置。
【0117】
(2)被写体を撮像するためにLEDによって被写体を照射するLED照射手段と、被写体像を撮像して信号を出力する撮像手段と前記撮像手段で撮像された被写体の画像を表示する表示手段と、
前記撮像手段からの出力信号を基にカラー信号を生成して前記表示手段に出力する映像信号処理DSPと、
前記DSPと通信し、DSPの制御パラメータを制御するCPUと、
前記カラー信号出力手段の色彩度を調整する色ゲイン調整手段と、
前記色ゲイン調整手段によりカラー信号の色成分を減衰して白黒信号を作成する信号処理手段と、前記カラー信号と前記白黒信号を選択して、切り替えて出力できる選択切替手段と、
AE目標値を変更できる手段と、
CCDの露光時間を制御できるCCD露光時間制御手段と、
AE目標値を設定する操作手段と白黒モードとカラーモードを切り替える操作手段と、
自動ゲイン制御(AGC)の最大ゲイン値特性、自動ゲイン制御(AGC)の特性のAE目標特性、輪郭強調特性、CCDの露光時間制御特性について複数の特性を保持して切り替えて動作するために、前記、自動ゲイン制御(AGC)の最大ゲイン値特性、自動ゲイン制御(AGC)の特性のAE目標値特性、輪郭強調特性、CCDの露光時間制御特性の複数のデータをテーブルデータ化して保持するテーブル化手段と、
カラーモードと白黒モードとを切り替える時、またはAE目標値を変更する時、前記テーブル化手段のテーブル値を参照して、自動ゲイン制御(AGC)の最大ゲイン値特性、自動ゲイン制御(AGC)の特性のAE目標値特性、輪郭強調特性、CCDの露光時間制御特性を前記CPUが前記信号処理DSPを制御することによって行うことを特徴とする撮像装置。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、カラーモードと白黒モードといずれかで画像信号を出力する内視鏡装置において、低照度の被写体の画像を白黒画像で適切に出力できる内視鏡装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる電子内視鏡装置の構成を示す構成図である。
【図2】デフォルト制御の処理の流れの例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態に係わる内視鏡の挿入部の先端部の軸方向の断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係わる内視鏡の先端部の正面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わる突起の部分斜視図である。
【図6】図3におけるB−Bの一点鎖線で示した断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係わるLED照明部の正面図である。
【図8】図7におけるC−Cの一点鎖線で示した断面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係わる温度センサの基板が折り曲げられていない状態を示す平面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係わる温度センサが二つ折りされた状態を示す平面図である。
【図11】本発明の実施の形態に係わる、二つ折りされた温度センサユニットの側面図である。
【図12】本発明の実施の形態に係わる本体部のより詳細な構成を示す構成図である。
【図13】本発明の実施の形態に係わる画像処理部の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態に係わる記録再生部の構成を示すブロック図である。
【図15】カラーモードが選択された時のテーブルデータの例を示す図である。
【図16】白黒モードが選択された時のテーブルデータの例を示す図である。
【図17】カラーモード時に用いられるテーブルデータの他の例を示す図である。
【図18】白黒モードが選択された時のテーブルデータの他の例を示す図である。
【図19】カラーモード時に用いられるテーブルデータのさらに他の例を示す図である。
【図20】白黒モードが選択された時のテーブルデータのさらに他の例を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態に係わる記録再生部の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1・・・電子内視鏡装置、2・・・挿入部、3・・・操作部、4・・・ユニバーサルケーブル、5・・・本体部、6・・・固定部、7・・・モニタ
Claims (6)
- 撮像装置によって得られる画像の自動露光制御を行って画像信号を得、カラーモードと白黒モードといずれかで前記画像信号を出力する内視鏡装置であって、
前記自動露光制御のためのパラメータを、前記カラーモードと前記白黒モードに応じて、異ならせるようにしたことを特徴とする電子内視鏡装置。 - 前記パラメータは、目標値、最大露光時間又はAGC最大ゲインのいずれかであることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡装置。
- さらに、前記画像信号の輪郭強調部を有し、前記カラーモードと前記白黒モードに応じて、輪郭強調のためのパラメータを異ならせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子内視鏡装置。
- 前記各パラメータは、前記カラーモード用と前記白黒モード用のそれぞれに対応したテーブルデータに記録されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載の電子内視鏡装置。
- 前記テーブルデータは、外部機器からダウンロードして設定できることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の電子内視鏡装置。
- 前記各パラメータは、前記カラーモード用と前記白黒モード用のそれぞれに対応したテーブルデータにおいて、選択レベルに応じて複数設定されていることを特徴とする請求項4又は請求項5のいずれかに記載の電子内視鏡装置。
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- 2003-04-24 JP JP2003120454A patent/JP2004321491A/ja active Pending
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