JPH1127655A - カラーテレビドアホン装置 - Google Patents

カラーテレビドアホン装置

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JPH1127655A
JPH1127655A JP9174979A JP17497997A JPH1127655A JP H1127655 A JPH1127655 A JP H1127655A JP 9174979 A JP9174979 A JP 9174979A JP 17497997 A JP17497997 A JP 17497997A JP H1127655 A JPH1127655 A JP H1127655A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】玄関子機のカラーテレビカメラの夜間照明を伝
送路の長さに影響されずに一定の明るさに維持する。 【解決手段】玄関子機で呼出ボタンを押下したとき照明
用LED34を点灯させカラーテレビカメラにより来訪
者を撮像したカラー映像信号を、玄関子機に2線の伝送
路を介して接続された室内親機でカラーテレビモニタに
よりモニタするカラーテレビドアホン装置であって、呼
出ボタンが押下されたとき室内親機から2線の伝送路を
介して供給されてくる電源電圧を一定の電圧に調整する
定電圧回路31と、定電圧回路からの定電圧出力が印加
され、白色LEDに流れるLED電流を漸増して点灯に
よる照明を徐々に明るくする電流制御回路32と、電流
制御回路からの電流出力によりLED電流を定電流化し
て供給する定電流回路33とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はテレビドアホン装置
に係わり、特に玄関子機と室内親機を接続する伝送路の
長さに拘らず、玄関子機のカラーテレビカメラの夜間照
明を一定の明るさに維持できるテレビドアホン装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、実公平5−13106号公報
に記載されているようなテレビ付インターホン装置が提
案されている。このテレビ付インターホン装置は図5に
示すようにドアホン子機BQ51と室内親機AQ51とで構
成されている。ドアホン子機BQ51は、マイクロホンを
兼ねた子機側のスピーカ51と、直流分阻止用コンデン
サC51と、室内親機AQ51を呼び出すための押下操作を
行う呼出スイッチSW51と、時定数回路53を形成し直
列接続されている抵抗R51とコンデンサC51と、スイッ
チング用のPNP形トランジスタTr51と、照明用ラン
プRL51と、来訪者を撮像するカメラ52とが設けられ
ている。
【0003】室内親機AQ51は、マイクロホンを兼ねた
親機側のスピーカ61と、前述の呼出スイッチSW51の
押下操作による待受状態および通話状態を連動して切り
替える選局スイッチSW61、SW62と、通話状態におけ
る送話および受話状態を切り替えるプレストークスイッ
チSW71、SW72と、拡声アンプ62と、呼出音発生装
置63と、一定時間動作するタイマ回路64と、テレビ
モニタ65と、電流制限用抵抗R61と、前述のドアホン
子機BQ51の呼出スイッチSW51の押下操作により動作
するNPN形トランジスタTr61とが設けられている。
【0004】このように構成されている従来のテレビ付
インターホン装置において、ドアホン子機BQ51の呼出
スイッチSW51を押下すると、室内親機AQ51の選局
スイッチSW61の常閉接点が閉成され電源がオンされて
スピーカ61より呼出音が鳴動するとともに、 NPN
トランジスタTr61がオンされてタイマ回路64が一定
時間動作する。よって、テレビモニタ65がオンされド
アホン子機BQ51のカメラ52からの来訪者の映像が映
し出される。更に、抵抗R51とコンデンサC52とからな
る時定数回路53で定められた時定数により、照明用ラ
ンプRL51に電圧が印加されて徐々に点灯する。
【0005】尚、選局スイッチSW61、SW62を動作さ
せると、プレストークスイッチSW71、SW72の操作に
よってドアホン子機BQ51および室内親機AQ51のスピ
ーカ51、61がスピーカまたはマイクロホンに相互切
り替えされて、通話(送話、受話)が可能となる。ま
た、選局スイッチSW61、SW62を元の状態に戻すこと
により、テレビモニタ65の電源および照明用ランプR
L51の電源がオフされて初期状態である待受状態に復旧
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
テレビ付インターホン装置は、時定数回路53で定めら
れた時定数により照明用ランプRL51を徐々に点灯させ
たが、伝送路が長くなることでドアホン子機BQ51への
供給電圧が低下するため、伝送路の長さ(≒線路抵抗)
により照明用ランプRL51の明るさが変化するという難
点があった。
【0007】本発明はこのような難点を解消するために
なされたもので、夜間照明用LEDとして白色LEDに
流れる電流を徐々に増加させ、段々と明るくするように
構成し、かつ、明るさを伝送路の長さに関係なく一定に
維持可能なカラーテレビドアホン装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明のカラーテレビドアホン装置は、玄関子
機で呼出ボタンを押下したとき照明用LEDを点灯させ
カラーテレビカメラにより来訪者を撮像したカラー映像
信号を、玄関子機に2線の伝送路を介して接続された室
内親機でカラーテレビモニタによりモニタするカラーテ
レビドアホン装置であって、呼出ボタンが押下されたと
き室内親機から伝送路を介して供給されてくる電源電圧
を一定の電圧に調整する定電圧回路と、定電圧回路から
の定電圧出力が印加され、照明用LEDに流れるLED
電流を漸増して点灯による照明を徐々に明るくする電流
制御回路と、電流制御回路からの電流出力によりLED
電流を定電流化して供給する定電流回路とを備えたもの
である。
【0009】このように構成された本発明のカラーテレ
ビドアホン装置において、玄関子機の呼出ボタン押下時
である呼出状態の際、室内親機から供給される電源電圧
により点灯する夜間照明用LEDである白色LEDを来
訪者を驚かせることなく徐々に点灯させ、かつ明るさを
維持させるために、室内親機から供給される電源電圧を
定電圧化させ、電流制御回路により徐々に増加する電流
により定電流回路の電流も徐々に増加させて、白色LE
Dに流す電流が徐々することにより徐々に明るくなり、
定電流値に到達することにより伝送路の長さに影響され
ずに一定の明るさを維持できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のカラーテレビドア
ホン装置の実施の形態例について、図面を参照して説明
する。図1に示すカラーテレビドアホン装置は、玄関子
機BQ1と室内親機AQ1とが2線の伝送路L1、L2を
介して接続されている。
【0011】玄関子機BQ1は、来訪者が呼び出のため
の押下操作を行う呼出スイッチSW1と、来訪者を撮像
したカラー映像信号を生成送出するカラーテレビカメラ
1と、前述のカラー映像信号をFM変調するFM変調回
路2と、FM変調されたカラー映像信号を不平衡・平衡
変換する不平衡・平衡変換回路3と、カメラ電源回路4
と、夜間照明用LEDである白色LED34を点灯させ
る照明回路7と、SW回路5と、前述のSW回路5を介
してカメラ電源回路4または照明回路7に室内親機AQ
1から供給される電源電圧(15〜20V)を受給する
電源受給回路6と、子機CPU8と、制御信号検出回路
9と、室内親機AQ1と通話のための音声信号の送受を
行うスピーカSP1およびマイクMIC1が接続されてい
る通話回路10とが設けられている。
【0012】カラーテレビカメラ1の出力側はFM変調
回路2および不平衡・平衡変換回路3を介して子機側端
子T1、T2に接続されており、子機側端子T1、T2は2
線の伝送路L1、L2を夫々介して親機側端子T3、T4に
接続されている。電源受給回路6の入力側は子機側端子
T1、T2に接続されており、電源受給回路6の出力側は
SW回路5の一方の入力側に接続されている。SW回路
5の出力側はカメラ電源回路4を介したカラーテレビカ
メラ1の電源入力側と照明回路7の入力側に夫々接続さ
れている。
【0013】制御信号検出回路9の入力側は子機側端子
T1、T2に接続されており、制御信号検出回路9の出力
側は子機CPU8の一方の入力側に接続されている。子
機CPU8の他方の入力側は呼出スイッチSW1に接続
されている。また子機CPU8の一方の出力側はSW回
路5の他方の入力側に接続されており、子機CPU8の
他方の出力側は子機側端子T1、T2に接続されている。
【0014】また、一端に通話のための音声信号の送受
を行うスピーカSP1およびマイクロホンMIC1が接続
されている通話回路10の他端は子機側端子T1、T2に
接続されている。尚、前述の照明回路7は図2に示すよ
うに、5VレギュレータRG1とコンデンサC2、C3と
から成る定電圧回路31と、抵抗R1、R2とコンデンサ
C1とオペアンプOP1とから成る電流制御回路32と、
NPN形ペアトランジスタTr2、Tr3と抵抗R6、R
7とから成るカレントミラー形の定電流回路33と、3
個ずつ直列接続されている発光ダイオードD1、D2が並
列接続され形成されている白色LED34と、スイッチ
ング用のPNP形ダイオードTr1と、抵抗R3〜R5、
R8〜R10とが設けられている。
【0015】室内親機AQ1から供給される電源電圧を
受給するIN端子は、図1に示すSW回路5の出力側に
接続されているとともに、抵抗R10を介して定電圧回路
31を成す5VレギュレータRG1の入力部に接続され
ている。5VレギュレータRG1の両端である入力部お
よび出力部間にはコンデンサC2とコンデンサC3が接続
されている。また、5VレギュレータRG1の出力側は
電流制御回路32をなす抵抗R1を介してオペアンプO
P1の(−)入力端子に接続されている。
【0016】オペアンプOP1の(+)入力端子は一方
が基準電位点に接続されている抵抗R2が接続されてい
る。オペアンプOP1の(−)入力端子と出力端子間に
はコンデンサC1が接続されている。また、オペアンプ
OP1の出力端子は抵抗R4を介してPNP形トランジス
タTr1のベースに接続されている。PNP形トランジ
スタTr1のコレクタは抵抗R5を介して定電流回路3
3を成しカレントミラー形のNPN形トランジスタTr
2のベースとコレクタに接続されている。また、NPN
形トランジスタTr2のベースと一方のNPN形トラン
ジスタTr3のベースとが接続されている。また、各N
PN形トランジスタTr2、Tr3のエミッタは夫々抵抗
R6、R7を介して基準電位点に接続されている。
【0017】3個づつ直列接続されている発光ダイオー
ドD1、D2が並列接続され形成されている白色LED
34のアノード側は電源電圧の受給部であるIN端子に
接続されており、白色LED34のカソード側は抵抗R
8、R9を夫々介してNPN形トランジスタTr3のコレ
クタに接続されている。室内親機AQ1は、玄関子機B
Q1のカラーテレビカメラ1で生成送出され2線の伝送
路L1、L2を介して伝送されたカラー映像信号を平衡・
不平衡変換する平衡・不平衡変換回路13と、平衡・不
平衡変換されたカラー映像信号を増幅させる映像アンプ
12と、増幅されたカラー映像信号をモニタするカラー
テレビモニタ11と、玄関子機BQ1の呼出スイッチS
W1が押下された際に2線の伝送路L1、L2を介して伝
送される呼出起動信号を入力し、呼び出された呼出状態
であることを室内親機AQ1で確認するための呼出検出
回路14と、チャイム信号を呼出音(拡声音)として増
幅する拡声アンプ22と、呼出音(拡声音)を鳴動する
拡声スピーカSP2と、玄関子機電源供給回路15と、
制御信号送出回路16と、親機CPU17と、室内親機
AQ1および玄関子機BQ1の各回路へ電源を供給するA
Cプラグに接続されている電源供給回路18と、モニタ
電源回路19と、照明ON→OFFスイッチSW11と、
映像モニタスイッチSW12と、玄関子機BQ1と通話の
ための音声信号の送受を行うためのスピーカとマイクロ
ホンから成る送受器20が接続されている通話回路21
とが設けられている。
【0018】カラーテレビモニタ11の信号入力側は映
像アンプ12および平衡・不平衡変換回路13を介して
親機側端子T3、T4に接続されている。カラーテレビモ
ニタ11の電源入力側はモニタ電源回路19を介した電
源供給回路18の出力側に接続されている。呼出検出回
路14の入力側は親機側端子T3、T4に接続されてお
り、呼出検出回路14の出力側は親機CPU17の一方
の入力側に接続されている。
【0019】玄関子機電源供給回路15の出力側は親機
側端子T3、T4に接続されており、玄関子機電源供給回
路15の電源入力側は電源供給回路18の出力側に接続
され、また、制御入力側は親機CPU17の一方の出力
側に接続されている。制御信号送出回路16の出力側は
親機側端子T3、T4に接続されており、制御信号送出回
路16の入力側は親機CPU17に接続されている。
【0020】一方に送受器20が接続されている通話回
路21の他方は親機側端子T3、T4に接続されている。
また、出力側に拡声スピーカSP2が接続されている拡
声アンプ22の入力側は親機CPU17のチャイム信号
出力側に接続されている。このように構成されている本
発明のカラーテレビドアホン装置について、以下、その
動作について説明する。
【0021】例えば夜間において、玄関子機BQ1の呼
出スイッチSW1を来訪者が押下操作することにより呼
出起動信号が子機CPU8および2線の伝送路L1、L2
を介して室内親機AQ1の呼出検出回路14に入力され
ることから呼出状態を検出し、更に、親機CPU17に
知らされ、親機CPU17内で生成されたチャイム信号
は拡声アンプ22で増幅され、呼出音(拡声音)として
拡声スピーカSP2を鳴動させる。
【0022】上記状態において、玄関子機BQ1のカラ
ーテレビカメラ1を用いて来訪者の夜間撮像をカラーで
見るためには夜間照明を利用せねばならないことから、
室内親機AQ1で呼出状態において予め照明スイッチS
W11がオン側にセットされていることにより、親機CP
U17を介した制御信号が制御信号送出回路16→2線
の伝送路L1、L2→ドアホン子機BQ1の制御信号検出
回路9→子機CPU8の経路で伝送されSW回路5が切
り替わり、ACプラグおよび電源供給回路18を介した
電源電圧が電源供給回路18→玄関子機電源供給回路1
5→2線の伝送路L1、L2→電源受給回路6→SW回路
5と経由されて図2に示す照明回路7のIN端子に受給
される。
【0023】図2のIN端子に受給された電源電圧は抵
抗R10を介し定電圧回路31の5VレギュレータRG1
の入力部に印加され、出力部より出力される電源電圧は
一定値である5Vに定電圧制御されて出力され、電流制
御回路32を成す抵抗R1を介してオペアンプOP1の
(−)入力端子と出力端子の両端に印加されることによ
りコンデンサC1に徐々に充電されるようになる。よっ
て、前述のコンデンサC1の充電特性により抵抗R4を介
してPNP形トランジスタTr1へのベースバイアス電
流も徐々に増加され、このベースバイアス電流が印加さ
れることによりPNP形トランジスタTr1は徐々にオ
ンされてベース−コレクタ電圧が徐々に導通される。
【0024】また、PNP形トランジスタTr1のコレ
クタ電流が抵抗R5を介して定電流回路33を成しカレ
ントミラー形のNPN形トランジスタTr2のベースと
コレクタに入力され、このコレクタ電流も徐々に増加さ
れて印加される。従って、カレントミラー形を成すもう
一方のNPN形トランジスタTr3のコレクタにも図4
に示すように白色LED34に流れるLED電流も徐々
に増加され、白色LED34の点灯による照明を徐々に
明るくすることができる。
【0025】また、電流制御回路32のコンデンサC1
が満充電(5V)されると、NPN形トランジスタTr
1のコレクタ電流と、カレントミラー構造を成すNPN
形トランジスタTr2およびTr3のコレクタ電流が等し
くなり定電流化されて、図4に示すように白色LED3
4に流れるLED電流も定電流値となり、一定の明るさ
を保持しながら白色LED34が点灯される。
【0026】また、SW回路5が切り替わったとき、電
源供給回路18→玄関子機電源供給回路15→2線の伝
送路L1、L2→電源受給回路6→SW回路5と経由さ
れ、カメラ電源供給回路4を介してカラーテレビカメラ
1に供給されることによりカラーテレビカメラ1が動作
されて、撮像され生成送出された来訪者のカラー映像信
号がFM変調回路2不平衡・平衡変換回路3を介して子
機側端子T1、T2に入力され、2線の伝送路L1、L2を
介して親機側端子T3、T4に入力される。また、電源供
給回路18から供給される電源電圧はモニタ電源回路1
9を介してカラーテレビモニタ11に供給されることか
ら、前述の親機側端子T3、T4に入力されたカラー映像
信号が平衡・不平衡変換回路13を介して映像アンプ1
2にて増幅されてカラーテレビモニタ11に入力される
により、来訪者の映像をモニタすることができる。
【0027】また、ドアホン子機BQ1と室内親機AQ1
との通話のための音声信号の送受を行うには、ドアホン
子機BQ1の通話回路10に接続されているスピーカS
P1およびマイクロホンMIC1と2線の伝送路L1、L2
を介して、室内親機AQ1の通話回路21に接続されて
いるスピーカとマイクロホンから成る送受器21とで音
声信号の送受が可能である。
【0028】以上の実施例では、照明回路7において夜
間照明用である白色LED34を点灯させるために定電
流回路33においてカレントミラー形のNPN形ペアト
ランジスタTr2、Tr3を利用したが、オペアンプを利
用した定電流回路が設けられた照明回路を他の実施例と
して、以下、図3を参照して説明する。図3に示す照明
回路7'において、定電圧回路31および電流制御回路
32および白色LED34は図2に示す照明回路7の各
回路と同様な構成であるので説明は省略する。
【0029】定電流回路35はオペアンプOP2と、抵
抗R12、R13、R14と、NPN形トランジスタTr4と
から成り、オペアンプOP2の(+)入力端子は電流制
御回路32を構成するオペアンプOP1の出力端子に接
続されており、 オペアンプOP2の(−)入力端子は抵
抗R14を介して基準電位点に接続されている。オペアン
プOP2の出力端子は抵抗R12を介してNPN形トラン
ジスタTr4のベースに接続されており、 NPN形トラ
ンジスタTr4のベース−エミッタ間には抵抗R13が接
続されている。
【0030】この図3に示す照明回路7'において、図
2の照明回路7と同様に、室内親機AQ1からの電源電
圧がIN端子に印加されると、定電圧回路31を介して
5Vに定電圧制御された出力電圧により、電流制御回路
32の抵抗R1を介してコンデンサC1に徐々に充電さ
れ、電流制御回路32を介したバイアス電流として定電
流回路35のオペアンプOP2の(+)入力端子に印加
される。オペアンプOP2の(+)入力端子に印加され
る電圧は、前述のコンデンサC1の充電特性により徐々
に増加することから、オペアンプOP2の(+)入力端
子の電位とオペアンプOP2の(−)入力端子の電位と
が同じになるよう定電圧回路35は動作するために抵抗
R14の両端の電位が徐々に増加して、図4に示すように
白色LEDに流れるLED電流も徐々に増加され、白色
LED34の点灯による照明を徐々に明るくすることが
できる。
【0031】また、電流制御回路32のコンデンサC1
が満充電(5V)されると、定電流回路35を介して定
電流化されて、図4に示すように白色LED34に流れ
るLED電流も定電流値となり、一定の明るさを保持し
ながら白色LED34が点灯される。尚、上記実施例で
は、電流制御回路をコンデンサとオペアンプで構成した
が、コンデンサと抵抗を利用して白色LEDの電流供給
を制御して徐々に点灯させても同様な効果を奏する。ま
た、照明回路の定電流回路を構成するカレントミラ−お
よびオペアンプを使用したが、定電流ダイオード等を利
用しても同様な効果を奏する。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカラーテレビドアホン装置によれば、来訪者が呼出ス
イッチを押下した時、白色LEDが徐々に点灯するため
に一定の明るさを維持しながら来訪者を驚かすことなく
照明を当てながら、夜間でも来訪者をカラー撮像するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラーテレビドアホン装置の一実施例
を示すブロック図。
【図2】本発明のカラーテレビドアホン装置を構成する
照明回路の一実施例を示す回路図。
【図3】本発明のカラーテレビドアホン装置を構成する
照明回路の他の実施例を示す回路図。
【図4】図2および図3に示す照明回路の定電流回路を
利用した際の電圧−時間特性を示すグラフ。
【図5】従来のカラーテレビドアホン装置を示すブロッ
ク図。
【符号の説明】
AQ1・・・・・室内親機 BQ1・・・・・玄関子機 1・・・・・カラーテレビカメラ 11・・・・・カラーテレビモニタ 31・・・・・定電圧回路 32・・・・・電流制御回路 33、35・・・・・定電流回路 34・・・・・白色LED SW1・・・・・呼出スイッチ L1、L2・・・・・2線の伝送路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玄関子機(BQ1)で呼出スイッチ(SW
    1)を押下したとき照明用LED(34)を点灯させカ
    ラーテレビカメラ(1)により来訪者を撮像したカラー
    映像信号を、前記玄関子機に2線の伝送路(L1、L2)
    を介して接続された室内親機(AQ1)でカラーテレビ
    モニタ(11)によりモニタするカラーテレビドアホン
    装置であって、 前記呼出ボタンが押下されたとき前記室内親機から前記
    伝送路を介して供給されてくる電源電圧を一定の電圧に
    調整する定電圧回路(31)と、前記定電圧回路からの
    定電圧出力が印加され、前記照明用LEDに流れるLE
    D電流を漸増して前記点灯による照明を徐々に明るくす
    る電流制御回路(32)と、前記電流制御回路からの電
    流出力により前記LED電流を定電流化して供給する定
    電流回路(33、35)とを備えたことを特徴とするカ
    ラーテレビドアホン装置。
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