JP3687227B2 - テレビドアホンシステム - Google Patents
テレビドアホンシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3687227B2 JP3687227B2 JP28561396A JP28561396A JP3687227B2 JP 3687227 B2 JP3687227 B2 JP 3687227B2 JP 28561396 A JP28561396 A JP 28561396A JP 28561396 A JP28561396 A JP 28561396A JP 3687227 B2 JP3687227 B2 JP 3687227B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- camera
- power supply
- unit
- door phone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ付きインターホン親機とカメラ付きドアホン子機とが2線によって接続されたテレビドアホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ付きドアホン子機(以下、カメラ子機と称する)のテレビカメラによって撮影した映像をテレビ付きインターホン親機(以下、テレビ親機と称する)のモニターテレビに映し出し、来訪者の映像を確認して通話を行うテレビドアホンシステムにおいて、テレビ親機及びカメラ子機間の接続を簡略化するために、図8、図9に示すような、2線平衡ケーブルによって接続するものが提案されている。このテレビドアホンシステムにおいては、図8に示すテレビ親機は、図9に示すカメラ子機に電源を供給するとともに、給電用直流電圧に音声信号や映像信号を重畳する多重化伝送において制御信号も多重化し、テレビ親機及びカメラ子機間の通話動作の制御をしている。
【0003】
上記の通話動作の制御は、マイコン241によって給電回路232が制御されて行われる。詳しくは、図10の(a)に示すように、通常の待機状態においては、カメラ子機側の映像回路や音声回路が不動作となるとともに、呼び出しスイッチのみを検出し得る程度の低い電圧として例えば大略6Vの待機電圧が、動作時の通話状態においては、映像回路や音声回路を作動するために例えば大略14Vの通話動作電圧が、それぞれ回線端子25に出力されて2線の回線間に印加され、テレビ親機からカメラ子機に向けて給電されるものである。また、例えば、テレビ親機において映像確認のみ行い通話をしないモニターモード動作等、カメラ子機の動作モードの制御は、テレビ親機から、マイコン241の制御によって音声FM変調回路225が制御されて行われる。詳しくは、例えば大略6.5MHzのFMキャリア信号による制御信号を発生し、この制御信号をカメラ子機側で復調することによって行っている。すなわち、上記の通話動作電圧の印加時に、図10の(b)に示すように、テレビ親機において映像確認のみ行い通話をしないモニターモードにおいては、上記のFMキャリア信号による制御信号を発生せず、図10の(c)に示すように、映像確認と通話とを行う映像通話モードにおいては、上記のFMキャリア信号による制御信号を発生し、それぞれの制御を行っている。図9に示すカメラ子機は、上記のFMキャリア信号をキャリア検出制御回路15によって検出し、スピーカアンプ動作スイッチ回路135をオフ状態に制御する。そして、例えば、テレビ親機において映像確認のみ行い通話をしないモニターモード動作の制御が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のカメラ子機の制御に用いられるFMキャリア信号は、音声信号や映像信号に影響を与えない固有の周波数帯域の信号で、音声信号や映像信号とともに周波数多重方式の回路を用いて多重化されて伝送される。従って、テレビ親機及びカメラ子機のそれぞれに複雑な回路を必要とするものであった。また、さらに上記のモニターモード以外の動作、例えば、カメラ子機のテレビカメラを動作させないで通話スピーカ用のスピーカアンプのみ動作をさせ、呼び出しスイッチの操作が行われたことを来訪者に確認させるためのバックトーンモード等の動作をさせるために、より複雑な回路を必要とするものであった。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、テレビ付きインターホン親機によりカメラ付きドアホン子機を簡単な回路構成によって制御できて、以て、安価な制御回路のテレビドアホンシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のテレビドアホンシステムは、
テレビカメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ付きドアホン子機と、映像信号を入力してカメラ付きドアホン子機にて撮影された映像を映し出すテレビ付きインターホン親機と、を備え、テレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機間を2線平衡ケーブルによって接続し、テレビ付きインターホン親機がカメラ付きドアホン子機へ電源供給するとともに動作制御を行うテレビドアホンシステムにおいて、
前記テレビ付きインターホン親機は、
カメラ付きドアホン子機と接続する2線平衡ケーブルを接続する端子と、
受話音声等を出力するスピーカ及び送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクを有しているハンドセットと、音声信号を増幅しハンドセットのスピーカを駆動するためのスピーカアンプと、ハンドセットのマイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプと、一対の配線によって伝送されて入力された送話及び受話の音声信号を2線配線を4線配線に変換する音声4線2線変換回路と、を備えて構成される音声部と、
テレビ付きインターホン親機の内部回路用の電源生成を行う電源回路と、カメラ付きドアホン子機への電源生成のための給電回路とを備えて構成される電源部と、
カメラ付きドアホン子機、テレビ付きインターホン親機の各回路の動作制御を行うとともに、カメラ付きドアホン子機の複数の動作状態を制御するため、カメラ付きドアホン子機への供給電源の電圧または電流の短時間の立ち上がりの大きさを変化させる電源操作手段により、前記給電回路の出力電圧を調節する制御部と、
を備えて構成され、
前記カメラ付きドアホン子機は、
テレビ付きインターホン親機と接続する2線平衡ケーブルを接続する端子と、
受話音声等を出力するスピーカと、送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクと、音声信号を増幅しスピーカを駆動するためのスピーカアンプと、マイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプと、送話及び受話の音声信号を一対の配線によって伝送するために4線配線を2線配線に変換する音声2線4線変換回路と、を有する音声部と、
端子からみた入力インピーダンスを所定の値に変換するためのインピーダンス変換回路と、端子と接続し第1安定化電源の動作を制御する第1電圧検出スイッチ回路と、第1電圧検出スイッチ回路に制御されて上記スピーカアンプを除く他の回路に向けて電源を供給する第1安定化電源と、スピーカアンプ用の第2安定化電源と、ツェナーダイオードを備えて構成され端子に印可される電源入力電圧の短時間の立ち上がりの大きさ変化を検出し識別する電源操作識別手段たる第2電圧検出・制御回路と、インピーダンス変換回路と第2安定化電源との間に介在接続されるトランジスタスイッチを備えて構成され第2電圧検出・制御回路からの出力によってスピーカのみの動作を停止するスイッチ手段たるスピーカアンプ動作スイッチ回路と、ツェナーダイオードおよびトランジスタスイッチとを備えて構成され第2電圧検出・制御回路とスピーカアンプ動作スイッチ回路と接続する第1電圧検出・自己保持回路と、第1電圧検出・自己保持回路のトランジスタスイッチに並列に接続されて、スイッチの入操作に応じてテレビ付きインターホン親機を呼び出すとともに閉路を形成してスピーカを動作する呼出スイッチと、を有して構成される受電部と、
を備えて構成され、
カメラ付きドアホン子機がテレビ付きインターホン親機によって待機状態から複数の動作状態に制御されることを特徴とする。
【0007】
これにより、カメラ付きドアホン子機が供給電源の電圧または電流の大きさの変化によって複数の動作状態に制御されるものとなる。また、カメラ付きドアホン子機が短時間の供給電源の電圧または電流の大きさの変化によって制御されて動作状態の変わるものとなる。また、受話音声を出力するスピーカの動作が停止制御されるものとなる。また、呼出スイッチの入操作によってスピーカが動作するように制御されるものとなる。
【0008】
また、請求項2記載のテレビドアホンシステムは、
テレビカメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ付きドアホン子機と、映像信号を入力してカメラ付きドアホン子機にて撮影された映像を映し出すテレビ付きインターホン親機と、を備え、テレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機間を2線平衡ケーブルによって接続し、テレビ付きインターホン親機がカメラ付きドアホン子機へ電源供給するとともに動作制御を行うテレビドアホンシステムにおいて、
前記テレビ付きインターホン親機は、
カメラ付きドアホン子機と接続する2線平衡ケーブルを接続する端子と、
受話音声等を出力するスピーカ及び送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクを有しているハンドセットと、音声信号を増幅しハンドセットのスピーカを駆動するためのスピーカアンプと、ハンドセットのマイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプと、一対の配線によって伝送されて入力された送話及び受話の音声信号を2線配線を4線配線に変換する音声4線2線変換回路と、を備えて構成される音声部と、
テレビ付きインターホン親機の内部回路用の電源生成を行う電源回路と、カメラ付きドアホン子機への電源生成のための給電回路とを備えて構成される電源部と、
カメラ付きドアホン子機、テレビ付きインターホン親機の各回路の動作制御を行うとともに、カメラ付きドアホン子機の複数の動作状態を制御するため、カメラ付きドアホン子機への供給電源の電圧または電流の短時間の立ち上がりの大きさを変化させる電源操作手段により、前記給電回路の出力電圧を調節する制御部と、
を備えて構成され、
前記カメラ付きドアホン子機は、
テレビ付きインターホン親機と接続する2線平衡ケーブルを接続する端子と、
受話音声等を出力するスピーカと、送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクと、音声信号を増幅しスピーカを駆動するためのスピーカアンプと、マイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプと、送話及び受話の音声信号を一対の配線によって伝送するために4線配線を2線配線に変換する音声2線4線変換回路と、を有する音声部と、
端子からみた入力インピーダンスを所定の値に変換するためのインピーダンス変換回路と、端子と接続し第1安定化電源の動作を制御する第1電圧検出スイッチ回路と、第1電圧検出スイッチ回路に制御されて上記スピーカアンプを除く他の回路に向けて電源を供給する第1安定化電源と、スピーカアンプ用の第2安定化電源と、ツェナーダイオードを備えて構成され端子に印可される電源入力電圧の短時間の立ち上がりの大きさ変化を検出し識別する電源操作識別手段を構成する第2電圧検出・制御回路と、ツェナーダイオードを有して電源操作識別手段電源操作識別手段を構成する第1電圧検出遅延トリガー発生回路と、インピーダンス変換回路と第2安定化電源との間に介在接続される開閉スイッチであり制御信号保持回路からの出力によってスピーカのみの動作を停止するスイッチ手段たるスピーカアンプ動作スイッチ回路と、第2電圧検出・制御回路と第1電圧検出遅延トリガー発生回路とにより制御されて電源入力電圧の大きさ変化を検出するDフリップフロップ回路を備える制御信号保持回路と、制御信号保持回路のDフリップフロップ回路のSet端子に接続され、テレビ付きインターホン親機を呼び出すとともに閉路操作によってスピーカを動作する呼出スイッチと、を有して構成される受電部と、
を備えて構成され、
カメラ付きドアホン子機がテレビ付きインターホン親機によって待機状態から複数の動作状態に制御されることを特徴とする。
【0009】
これにより、カメラ付きドアホン子機が供給電源の電圧または電流の大きさの変化によって複数の動作状態に制御されるものとなる。また、カメラ付きドアホン子機が短時間の供給電源の電圧または電流の大きさの変化によって制御されて動作状態の変わるものとなる。また、受話音声を出力するスピーカの動作が停止制御されるものとなる。また、呼出スイッチの入操作によってスピーカが動作するように制御されるものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテレビドアホンシステムの実施の形態を図1乃至図7に基づいて第1実施例及び第2実施例を例示して説明する。
【0011】
[第1実施例]
図1は、第1実施例のテレビドアホンシステムのテレビ親機のブロック図である。図2は、そのカメラ子機のブロック図である。図3は、その要部である受電部の回路構成図である。図4は、図2に示すカメラ子機の入力電圧の波形図である。
【0012】
このテレビドアホンシステムは、従来例にて説明したものと同様に、テレビカメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ子機1と、映像信号を入力しカメラ子機にて撮影された映像を映し出すテレビ親機2と、を備えている。そして、テレビ親機2及びカメラ子機1間を2線平衡ケーブルによって接続して構成されている。なお、本発明は、この一システム構成のみに限定するものでなく、例えば、テレビ親機2と同等の機能を有してテレビ親機の設置されている部屋以外の場所に設置され、カメラ子機1にて撮影された映像を映し出すテレビ付きインターホン副親機を備えるテレビドアホンシステム等であっても良い。
【0013】
カメラ子機1は、例えば玄関等に設置されるもので、映像部11と、後述するテレビ親機2との通話を行う音声部12と、カメラ子機1の内部回路用電源生成のための受電部13と、を有し、これらはいずれも端子14に接続されている。
【0014】
映像部11は、来訪者を撮影し映像信号を出力するもので、撮影した映像信号を出力するテレビカメラ111と、テレビカメラ111からの映像信号を例えば所定周波数のFM信号にFM変調する映像変調回路112とを有している。
【0015】
音声部12は、受話音声等を出力するスピーカ121と、送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイク122と、音声信号を増幅しスピーカ121を駆動するためのスピーカアンプ123と、マイク122からの音声信号を増幅するためのマイクアンプ124と、送話及び受話の音声信号を一対の配線によって伝送するために4線配線を2線配線に変換する音声2線4線変換回路125とを有している。
【0016】
受電部13は、上記の音声信号や映像信号に影響を与えることなく後述するテレビ親機2から直流電源を得るための回路で、端子14からみた入力インピーダンスを所定の値に変換するためのインピーダンス変換回路131と、第1電圧検出スイッチ回路132と、上記スピーカアンプ123を除く他の回路に向けて電源を供給する第1安定化電源133と、端子14に印可される電源入力電圧の大きさ変化を検出し識別する電源操作識別手段に相当する第2電圧検出・制御回路134と、第2電圧検出・制御回路134からの出力によってスピーカ121のみの動作を停止するスイッチ手段に相当するスピーカアンプ動作スイッチ回路135と、第1電圧検出・自己保持回路136と、スピーカアンプ用の第2安定化電源137とを有している。詳しくは、図3に示すように、第2電圧検出・制御回路134に相当するツェナーダイオードZD1と、スピーカアンプ動作スイッチ回路135に相当するトランジスタスイッチQ1と、第1電圧検出・自己保持回路136に相当するツェナーダイオードZD2、トランジスタスイッチQ2と、このトランジスタスイッチQ2に並列に接続されて、テレビ親機2を呼び出すとともに閉路操作によってスピーカ121を動作する呼出スイッチSWと、を有して構成されている。
【0017】
テレビ親機2は、例えば台所等住宅の居室内に設置されるもので、映像部21と、カメラ子機1との通話を行う音声部22と、電源部23と、テレビ親機1の内部制御及びカメラ子機1の複数の動作状態を制御するため、電源部23のカメラ子機1への供給電源の電圧または電流の大きさを変化させる電源操作手段を形成する制御部24を有し、これらはいずれも端子25に接続されている。
【0018】
映像部21は、映像信号を入力して映像を映し出すもので、カメラ子機1にて撮影された映像を映し出すテレビモニタを有するテレビ回路部211と、カメラ子機1から入力されたFM変調された映像信号を所定の信号レベルに増幅し復調する映像増幅回路212とを有している。
【0019】
音声部22は、受話音声等を出力するスピーカ及び送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクを有しているハンドセット221と、音声信号を増幅しハンドセット221のスピーカを駆動するためのスピーカアンプ222と、ハンドセット221のマイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプ223と、一対の配線によって伝送されて入力された送話及び受話の音声信号を2線配線を4線配線に変換する音声4線2線変換回路224とを有している。
【0020】
電源部23は、テレビ親機1の内部回路用の電源生成を行う電源回路231と、カメラ子機1への電源生成のための給電回路232とを有している。
【0021】
制御部24は、カメラ子機1、テレビ親機2の各回路の動作制御を行うとともに、カメラ子機1の複数の動作状態を制御するため、カメラ子機1への供給電源の電圧の大きさを変化させる電源操作手段により、前記給電回路232の出力電圧を調節する。この制御部24は、例えばワンチップマイクロコンピュータ241を主体に構成されており、その内部の記憶部に制御部による所定の動作手順を規定するプログラムや、制御部24によって処理されうるデータを記憶する。このマイクロコンピュータ241には、カメラ子機1の呼出スイッチSWが操作されて呼び出されたことを、2線平衡ケーブルの電源電圧変化によって検出するための呼出検出回路242からの出力が入力される。
【0022】
上記の回路構成において、テレビ親機2は、電源操作手段に相当する制御部24によってカメラ子機2への供給電源の電圧の大きさを変化させ、カメラ子機1の複数の動作状態を制御する。すなわち、給電回路232はマイコン241によって、カメラ子機1が動作状態においても、図4に示すように、回線端子25に向けて複数の出力電圧に切り替えられる。そして、テレビ親機2及びカメラ子機1間は、回線端子25と端子14との間がそれぞれ2線平衡ケーブルによって接続されており、テレビ親機2からカメラ子機1に向けて給電される直流と、音声信号及び映像信号とが多重化されるとともに、給電電圧の、待機電圧Vwから通話動作電圧である第1電圧V1、あるいは、待機電圧Vwから第2電圧V2を経て通話動作電圧である第1電圧V1の変化を用いて、カメラ子機1側のそれぞれの動作モードを制御している。なお、この2段階による立ち上がり変化の時間は、数100ms程度としている。
【0023】
一方、カメラ子機1は、ツェナーダイオードZD1は、端子14への印加電圧が待機電圧Vwから第2の検出電圧V2以上に変化したときに、トランジスタQ2に対してツェナーダイオードZD1からベース電流を駆動できるツェナー電圧V2に設定されている。従って、カメラ子機1の端子14に印加される電源電圧が第2の検出電圧V2以上のときには、トランジスタQ2がオンすることによって、スピーカアンプ123の動作スイッチ回路135に相当するトランジスタスイッチQ1がオン状態となる。
【0024】
ツェナーダイオードZD2は、トランジスタスイッチQ1がオンした後は、端子14への印加電圧が第1の電圧V1以上のときにトランジスタQ2のオン状態を自己保持できる、第1の電圧V1よりも僅かに低いツェナー電圧V1−に設定されている。そして、一旦トランジスタスイッチQ1がオン状態となったとき、トランジスタQ2に対してはツェナーダイオードZD2からもベース電流が通電されてA点電圧は大略1V以上が維持され、図4の(b)に示す動作モード2の立ち上がり時電圧の場合は、トランジスタスイッチQ1がオンした後において電源電圧が第1の電圧値V1まで低下しても、第2安定化電源137への入力電圧(B点電圧)は動作可能な電圧に維持されて、スピーカアンプ123は動作状態を継続する。また、立ち上がり時の端子14への印加電圧が第1の検出電圧V1より高いときには、第1電圧検出スイッチ回路132及び第1安定化電源133も動作する。従って、映像部11と音声部12のマイクアンプ124等スピーカアンプを除く他の回路も正常に動作し、カメラ子機1は待機状態から動作モード2すなわち「来訪者通話モード」に移行する。
【0025】
上記の「来訪者通話モード」は、来訪者との通話が終了し、テレビ親機2から出力されるカメラ子機1への供給電源の電圧である端子14の印加電圧が、第1の検出電圧V1より低下し待機電圧Vwに変わると、ツェナーダイオードZD2からトランジスタQ2のベースを介しての電流が流れなくなりトランジスタQ2はオフ状態となる。そして、カメラ子機1は動作モード2すなわち「来訪者通話モード」から待機状態に戻る。
【0026】
また、上記の回路構成において、カメラ子機1に印加される電源電圧である端子14への印加電圧が、第1の検出電圧V1より高くて且つ第2の検出電圧V2より低いときは、トランジスタQ2に対してツェナーダイオードZD1からはベース電流が流れず、従って、トランジスタQ2はオフ状態を継続することによりトランジスタスイッチQ1はオフ状態を継続する。その結果、スピーカアンプ123用の第2安定化電源137からスピーカアンプ123へは電源電圧が供給されず動作しないこととなる。一方、第1電圧検出スイッチ回路132は、ツェナーダイオードZD3が導通してオン状態となって第1安定化電源133が動作し、スピーカアンプを除く他の回路は動作状態となる。従って、図4の(a)に示す動作モード1すなわち「モニターモード」の立ち上がり時電圧の場合は、カメラ子機1のスピーカアンプ123を動作させることなく、映像部11とマイクアンプ124等他の回路は正常に動作し、カメラ子機1は待機状態から動作モード1すなわち、映像による戸外監視モードである「モニターモード」に移行する。
【0027】
また、テレビ親機2を呼び出す呼出スイッチSWは、カメラ子機1が待機状態においては、例えば呼出釦が操作され呼出スイッチSWがオン状態になると、テレビ親機1側にてカメラ子機2が呼出状態であることが検知され、直ちにカメラ子機2を「来訪者通話モード」に移行させるべく、カメラ子機1の端子14に印加する電源電圧を第1の検出電圧V1以上の電源電圧に立ち上げる。このテレビ親機2からの動作電圧立ち上げの応答時間は、来訪者の呼出釦操作時間(発明者らの実測値において大略150ms以上であることが確認されている)よりも短い時間に設定しており、端子14への印加電圧は直ちに立ち上がる。そして、スピーカアンプ123用の第2安定化電源137のトランジスタスイッチQ1のエミッタへの印加電圧が上記に応じて立ち上がるときにはスイッチSWは閉路状態である。従って、このトランジスタスイッチQ1は、第2の検出電圧V2検出用のツェナーダイオードZD1及びトランジスタQ2の回路で駆動されるまでもなく、直ちにオン状態となる。すなわち、呼出スイッチSWがオン状態の条件下にあっては、第2の検出電圧V2検出用のツェナーダイオードZD1及びトランジスタQ2によって構成された第2の検出電圧V2を検出する回路にて遅延することなくスピーカアンプが動作可能となる
上記のように、短時間の電源供給変化の立ち上がり形態の電源操作識別によってスピーカアンプが動作可能となるとともに、呼び出し用のチャイム音鳴動応答の即答性が確保できて、待機状態から直ちに動作状態へ移行することが可能となる。
【0028】
[第2実施例]
また、カメラ子機1は、図5乃至図7に示す第2実施例の構成においても、電源入力の電圧または電流の大きさ変化を検出し識別する電源操作識別手段によって待機状態から複数の動作状態に制御することができる。図5は、第2実施例のカメラ子機のブロック図である。図6は、その要部である受電部の回路構成図である。図7は、図5に示すカメラ子機の入力電圧の波形図である。
【0029】
このテレビドアホンシステムは、テレビ親機2の給電電圧の、待機電圧Vwから第1電圧V1あるいは、待機電圧Vwから第2電圧V2及び第1電圧V1への変化形態とカメラ子機1の一部の構成のみが第1実施例と異なるもので、他の構成部材は第1実施例のものと同一である。
【0030】
このもののカメラ子機1の受電部13は、インピーダンス変換回路131と、第1実施例の第1電圧検出スイッチ回路132と同じもので、動作電圧V2にて第1安定化電源133への電圧供給を制御する第2電圧検出スイッチ回路132と、スピーカアンプ123を除く他の回路に向けて電源を供給する第1安定化電源133と、端子14に印可される電源入力電圧の大きさ変化を検出し識別する電源操作識別手段に相当する第2電圧検出回路134と、スピーカアンプ動作スイッチ回路135と、制御信号保持回路136と、スピーカアンプ用の第2安定化電源137と、電源操作識別手段に相当する第1電圧検出遅延トリガー発生回路138とを有している。詳しくは、図6に示すように、第2電圧検出回路134はツェナーダイオードZD1を、第1電圧検出・トリガー発生回路138はツェナーダイオードZD2をそれぞれ有して、制御信号保持回路136に相当するDフリップフロップ回路に電源入力電圧の大きさ変化の検出結果を出力する。また、この制御信号保持回路136であるDフリップフロップ回路には、テレビ親機2を呼び出すとともに閉路操作によってスピーカ121を動作する呼出スイッチSWがSet端子に接続されている。
【0031】
上記の回路構成において、このもののテレビ親機2の給電電圧の変化は、図7に示すように、動作モード1すなわち、映像による戸外監視モードである「モニターモード」においては、待機電圧Vwから一旦第1の電圧V1まで立ち上がった後の僅かな時間t1が経過した後、さらに第2の電圧V2まで上昇する2段階の変化をする。なお、前記のt1は、このものにおいては大略100msとしている。また、動作モード2すなわち「来訪者通話モード」おいては、給電電圧の変化は、待機電圧Vwから動作電圧である第2の電圧V2まで1段階で立ち上がる。
【0032】
カメラ子機1は、端子14への印加電圧が待機電圧Vwのときは、第1電圧検出・トリガー発生回路138及び第2電圧検出回路134のトランジスタQ1、Q2は共にオフ状態で、DフリップフロップのD入力とT入力とはいずれもLレベルである。また、DフリップフロップReset入力はHレベル、Set入力はLレベルにあるから、制御信号出力Qはリセット状態すなわちLレベルにあり、待機状態が維持される。
【0033】
図7の(a)に示す、動作モード1の「モニターモード」の立ち上がりの場合は、端子14への印加電圧が待機電圧Vwから第1の電圧V1に立ち上がると、第1電圧検出・トリガー発生回路138のトランジスタQ1の出力すなわちDフリップフロップのReset入力は、HレベルからLレベルに切り替わり、Dフリップフロップはアクティブ状態となる。また、第1電圧検出・トリガー発生回路138のR、Cによる遅延出力はt2時間の遅れの後、LレベルからHレベルに切り替わって、DフリップフロップのD入力レベルを保持するトリガーをT入力に与える。このとき、端子14への印加電圧は依然第1の電圧V1にあるため、第2電圧検出回路134の出力すなわちフリップフロップのD入力はLレベルのままで、制御信号出力としてのフリップフロップのQ出力は、Lレベルが保持される。従って、カメラ子機1の端子14に印加される電源電圧が上記の電圧変化をしたときには、スピーカアンプ動作スイッチ回路135がオフ状態が維持されて第1実施例と同様に動作モード1の状態を得ることが可能となる。
【0034】
また、図7の(b)に示す、動作モード2の「来訪者通話モード」の立ち上がりの場合は、端子14への印加電圧が待機電圧Vwから第2の電圧V2に立ち上がると、第1電圧検出・トリガー発生回路138のトランジスタQ1の出力すなわちDフリップフロップのReset入力は、HレベルからLレベルに切り替わり、Dフリップフロップはアクティブな状態となる。また、第1電圧検出・トリガー発生回路138のR、Cによる遅延出力はt2時間の遅れの後、LレベルからHレベルに切り替わって、DフリップフロップのD入力レベルを保持するトリガーをT入力に与える。このとき第2電圧検出回路134の出力すなわちフリップフロップのD入力は、第1電圧検出・トリガー発生回路138のトランジスタQ1の出力と同時にLレベルからHレベルに切り替わっている。そして、制御信号出力としてのDフリップフロップのQ出力は、LレベルからHレベルに切り替わってこのHレベルが保持される。従って、カメラ子機1の端子14に印加される電源電圧が上記の電圧変化をしたときには、スピーカアンプ動作スイッチ回路135がオン状態となって、第1実施例と同様に動作モード2の状態を得ることが可能となる。
【0035】
また、テレビ親機2を呼び出す呼出スイッチSWは、カメラ子機1が待機状態においては、例えば呼出釦が操作され呼出スイッチSWがオン状態になると、テレビ親機1側にてカメラ子機2が呼出状態であることが検知され、直ちにカメラ子機2を「来訪者通話モード」に移行させるべく、カメラ子機1の端子14に印加する電源電圧を第2の検出電圧V2以上の電源電圧に立ち上げる。これにより、DフリップフロップのSet入力はLレベルからHレベルとなり、DフリップフロップのQ出力は無条件にHレベルにセットされて保持される。従って、この条件下にあっては、第1電圧検出・トリガー発生回路138による遅延要素もなく、待機状態から動作モード2の動作状態への移行する。
【0036】
上記のように、短時間の電源供給変化の立ち上がり形態の電源操作識別によってスピーカアンプが動作可能となるとともに、呼び出し用のチャイム音鳴動応答の即答性が確保できて、待機状態から直ちに動作状態へ移行することが可能となる。
【0037】
なお、図7に示す、第1の電圧持続時間t1と、遅延トリガー発生のための遅延時間t2の関係は、t1>t2となるように設定されている。
【0038】
以上説明したテレビドアホンシステムによると、カメラ付きドアホン子機1が供給電源の電圧または電流の大きさの変化によって複数の動作状態に制御されるものとなるので、簡単な回路構成によって制御できて、以て、安価な制御回路によって制御できる。また、カメラ付きドアホン子機1が短時間の供給電源の電圧または電流の大きさの変化によって制御されて動作状態の変わるものとなるので、制御による違和感がない。また、受話音声を出力するスピーカの動作が停止制御されるものとなるので、簡単な構成によって「モニターモード」及び「来訪者通話モード」のスピーカ動作の切り替えができ、以て、安価な制御回路によって制御できる。また、呼出スイッチの入操作によってスピーカが動作するように制御されるものとなるので、簡単な構成によって「モニターモード」から呼出スイッチの入操作による通常の「来訪者通話モード」に移行でき、以て、安価な制御回路によって制御できる。
【0039】
なお、以上説明した実施の形態において、カメラ子機の電源操作識別手段をツェナーダイオードを用いたものとして、短時間の電圧変化を識別するものを例示して説明したが、本発明はそのもののみに限定するものでなく、例えば、カメラ子機の端子電圧の検出をAD変換器を有しているマイクロコンピュータ等によって構成して、ソフトウエアプログラムに基づく処理により識別しても良い。このものにおいては、より短い時間的な電圧変化の識別によってより多くの動作モードの制御をなし得る効果を奏する。
【0040】
【発明の効果】
請求項1または2記載のテレビドアホンシステムは、カメラ付きドアホン子機が供給電源の電圧または電流の大きさの変化によって複数の動作状態に制御されるものとなるので、簡単な回路構成によって制御できて、以て、安価な制御回路によって制御できる。また、カメラ付きドアホン子機が短時間の供給電源の電圧または電流の大きさの変化によって制御されるものとなるので、待機状態から直ちに動作状態へ移行することが可能となる。また、受話音声を出力するスピーカの動作が停止制御されるものとなるので、簡単な構成によって、例えば、「モニターモード」及び「来訪者通話モード」ようなスピーカ動作の切り替えができ、以て、安価な制御回路によって制御できる。またさらに、呼出スイッチの入操作によってスピーカが動作するように制御されるものとなるので、簡単な構成によって、例えば、「モニターモード」から呼出スイッチの入操作による通常の「来訪者通話モード」に移行するようなモード切替ができ、以て、安価な制御回路によって制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の、第1実施例のテレビドアホンシステムのテレビ親機のブロック図である。
【図2】図1に示すテレビドアホンシステムのカメラ子機のブロック図である。
【図3】図2に示すカメラ子機の要部である受電部の回路構成図である。
【図4】図2に示すカメラ子機の入力電圧の波形図である。
【図5】第2実施例のテレビドアホンシステムのカメラ子機のブロック図である。
【図6】図5に示すカメラ子機の要部である受電部の回路構成図である。
【図7】図5に示すカメラ子機の入力電圧の波形図である。
【図8】従来例のテレビ親機のブロック図である。
【図9】従来例のカメラ子機のブロック図である。
【図10】従来例の制御の説明図で、(a)は端子電圧の波形、(b)はキャリア信号スペクトラムのモニターモード時、(c)はキャリア信号スペクトラムの来客者通話モード時の説明図である
【符号の説明】
1 カメラ付きドアホン子機(カメラ子機)
134 第2電圧検出・制御回路(電源操作識別手段)
135 スピーカアンプ動作スイッチ(スイッチ手段)
SW 呼び出しスイッチ
2 テレビ付きインターホン親機(テレビ親機)
241 マイコン(電源操作手段)
Claims (2)
- テレビカメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ付きドアホン子機と、映像信号を入力してカメラ付きドアホン子機にて撮影された映像を映し出すテレビ付きインターホン親機と、を備え、テレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機間を2線平衡ケーブルによって接続し、テレビ付きインターホン親機がカメラ付きドアホン子機へ電源供給するとともに動作制御を行うテレビドアホンシステムにおいて、
前記テレビ付きインターホン親機は、
カメラ付きドアホン子機と接続する2線平衡ケーブルを接続する端子と、
受話音声等を出力するスピーカ及び送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクを有しているハンドセットと、音声信号を増幅しハンドセットのスピーカを駆動するためのスピーカアンプと、ハンドセットのマイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプと、一対の配線によって伝送されて入力された送話及び受話の音声信号を2線配線を4線配線に変換する音声4線2線変換回路と、を備えて構成される音声部と、
テレビ付きインターホン親機の内部回路用の電源生成を行う電源回路と、カメラ付きドアホン子機への電源生成のための給電回路とを備えて構成される電源部と、
カメラ付きドアホン子機、テレビ付きインターホン親機の各回路の動作制御を行うとともに、カメラ付きドアホン子機の複数の動作状態を制御するため、カメラ付きドアホン子機への供給電源の電圧または電流の短時間の立ち上がりの大きさを変化させる電源操作手段により、前記給電回路の出力電圧を調節する制御部と、
を備えて構成され、
前記カメラ付きドアホン子機は、
テレビ付きインターホン親機と接続する2線平衡ケーブルを接続する端子と、
受話音声等を出力するスピーカと、送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクと、音声信号を増幅しスピーカを駆動するためのスピーカアンプと、マイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプと、送話及び受話の音声信号を一対の配線によって伝送するために4線配線を2線配線に変換する音声2線4線変換回路と、を有する音声部と、
端子からみた入力インピーダンスを所定の値に変換するためのインピーダンス変換回路と、端子と接続し第1安定化電源の動作を制御する第1電圧検出スイッチ回路と、第1電圧検出スイッチ回路に制御されて上記スピーカアンプを除く他の回路に向けて電源を供給する第1安定化電源と、スピーカアンプ用の第2安定化電源と、ツェナーダイオードを備えて構成され端子に印可される電源入力電圧の短時間の立ち上がりの大きさ変化を検出し識別する電源操作識別手段たる第2電圧検出・制御回路と、インピーダンス変換回路と第2安定化電源との間に介在接続されるトランジスタスイッチを備えて構成され第2電圧検出・制御回路からの出力によってスピーカのみの動作を停止するスイッチ手段たるスピーカアンプ動作スイッチ回路と、ツェナーダイオードおよびトランジスタスイッチとを備えて構成され第2電圧検出・制御回路とスピーカアンプ動作スイッチ回路と接続する第1電圧検出・自己保持回路と、第1電圧検出・自己保持回路のトランジスタスイッチに並列に接続されて、スイッチの入操作に応じてテレビ付きインターホン親機を呼び出すとともに閉路を形成してスピーカを動作する呼出スイッチと、を有して構成される受電部と、
を備えて構成され、
カメラ付きドアホン子機がテレビ付きインターホン親機によって待機状態から複数の動作状態に制御されることを特徴とするテレビドアホンシステム。 - テレビカメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ付きドアホン子機と、映像信号を入力してカメラ付きドアホン子機にて撮影された映像を映し出すテレビ付きインターホン親機と、を備え、テレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機間を2線平衡ケーブルによって接続し、テレビ付きインターホン親機がカメラ付きドアホン子機へ電源供給するとともに動作制御を行うテレビドアホンシステムにおいて、
前記テレビ付きインターホン親機は、
カメラ付きドアホン子機と接続する2線平衡ケーブルを接続する端子と、
受話音声等を出力するスピーカ及び送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクを 有しているハンドセットと、音声信号を増幅しハンドセットのスピーカを駆動するためのスピーカアンプと、ハンドセットのマイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプと、一対の配線によって伝送されて入力された送話及び受話の音声信号を2線配線を4線配線に変換する音声4線2線変換回路と、を備えて構成される音声部と、
テレビ付きインターホン親機の内部回路用の電源生成を行う電源回路と、カメラ付きドアホン子機への電源生成のための給電回路とを備えて構成される電源部と、
カメラ付きドアホン子機、テレビ付きインターホン親機の各回路の動作制御を行うとともに、カメラ付きドアホン子機の複数の動作状態を制御するため、カメラ付きドアホン子機への供給電源の電圧または電流の短時間の立ち上がりの大きさを変化させる電源操作手段により、前記給電回路の出力電圧を調節する制御部と、
を備えて構成され、
前記カメラ付きドアホン子機は、
テレビ付きインターホン親機と接続する2線平衡ケーブルを接続する端子と、
受話音声等を出力するスピーカと、送話音声を入力し電気音声信号に変換するマイクと、音声信号を増幅しスピーカを駆動するためのスピーカアンプと、マイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプと、送話及び受話の音声信号を一対の配線によって伝送するために4線配線を2線配線に変換する音声2線4線変換回路と、を有する音声部と、
端子からみた入力インピーダンスを所定の値に変換するためのインピーダンス変換回路と、端子と接続し第1安定化電源の動作を制御する第1電圧検出スイッチ回路と、第1電圧検出スイッチ回路に制御されて上記スピーカアンプを除く他の回路に向けて電源を供給する第1安定化電源と、スピーカアンプ用の第2安定化電源と、ツェナーダイオードを備えて構成され端子に印可される電源入力電圧の短時間の立ち上がりの大きさ変化を検出し識別する電源操作識別手段を構成する第2電圧検出・制御回路と、ツェナーダイオードを有して電源操作識別手段電源操作識別手段を構成する第1電圧検出遅延トリガー発生回路と、インピーダンス変換回路と第2安定化電源との間に介在接続される開閉スイッチであり制御信号保持回路からの出力によってスピーカのみの動作を停止するスイッチ手段たるスピーカアンプ動作スイッチ回路と、第2電圧検出・制御回路と第1電圧検出遅延トリガー発生回路とにより制御されて電源入力電圧の大きさ変化を検出するDフリップフロップ回路を備える制御信号保持回路と、制御信号保持回路のDフリップフロップ回路のSet端子に接続され、テレビ付きインターホン親機を呼び出すとともに閉路操作によってスピーカを動作する呼出スイッチと、を有して構成される受電部と、
を備えて構成され、
カメラ付きドアホン子機がテレビ付きインターホン親機によって待機状態から複数の動作状態に制御されることを特徴とするテレビドアホンシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28561396A JP3687227B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | テレビドアホンシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28561396A JP3687227B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | テレビドアホンシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10136106A JPH10136106A (ja) | 1998-05-22 |
JP3687227B2 true JP3687227B2 (ja) | 2005-08-24 |
Family
ID=17693801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28561396A Expired - Fee Related JP3687227B2 (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | テレビドアホンシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3687227B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007060409A (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-08 | Aiphone Co Ltd | インターホンシステム |
JP4515431B2 (ja) * | 2006-10-05 | 2010-07-28 | ココム株式会社 | 4線方式のビデオ・フォーン |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP28561396A patent/JP3687227B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10136106A (ja) | 1998-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4622656B2 (ja) | 集合住宅用インターホンシステム | |
JP3586071B2 (ja) | カラーテレビドアホン装置 | |
JP3687227B2 (ja) | テレビドアホンシステム | |
JP2001186509A (ja) | テレビドアホンシステム | |
JP2000165967A (ja) | インターホンシステム | |
JP3752777B2 (ja) | テレビドアホンシステム | |
JP3721707B2 (ja) | テレビドアホンシステム | |
JP3584648B2 (ja) | テレビインターホンシステム | |
JPH09238329A (ja) | 子機、親機、電気機器システムおよびtvドアホーンシステム | |
JP2002261945A (ja) | インターホン装置 | |
JP3832336B2 (ja) | 信号切換装置 | |
JP2001086490A (ja) | テレビインターホン装置 | |
JP4211666B2 (ja) | インターホン装置 | |
JP3560478B2 (ja) | テレビドアホン装置 | |
JP3585179B2 (ja) | テレビインターホンシステム | |
JP3436855B2 (ja) | ビデオドアホン装置 | |
JP2001203816A (ja) | テレビインターホン装置 | |
JP2004289656A (ja) | テレビインターホン装置 | |
JP2000165853A (ja) | テレビドアホン装置 | |
JPH11284995A (ja) | テレビドアホン装置 | |
JPH09238384A (ja) | 子機、親機、電気機器システムおよびtvドアホーンシステム | |
JP2000278416A (ja) | 2世帯用インターホン装置 | |
JP2001061016A (ja) | インターホンシステム | |
JPH04348649A (ja) | テレビドアホン | |
JP2001119489A (ja) | テレビドアホン装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040603 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040823 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050517 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050530 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |