JP3721707B2 - テレビドアホンシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ付きインターホン親機とカメラ付きドアホン子機とが2線によって接続されたテレビドアホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラ付きドアホン子機(以下、カメラ子機と称する)のテレビカメラによって撮影した映像を、テレビ付きインターホン親機(以下、テレビ親機と称する)のモニターテレビに映し出し、来訪者の映像を確認して通話を行うテレビドアホンシステムにおいて、テレビ親機の設置された場所以外の場所にて来訪者の映像を確認して通話を行うために、図7に示すように、テレビ付きインターホン副親機(以下、テレビ副親機と称する)の増設が可能なテレビドアホンシステムが提案されている。このテレビドアホンシステムにおいては、テレビ親機100は、2線平衡ケーブルにて形成された伝送線路101を介し、カメラ子機102に電源を供給している。従って、この伝送線路101にて伝送される音声信号と映像信号とには直流が重畳され、さらには制御信号も重畳されている。このテレビ親機100、カメラ子機102間の音声信号、映像信号及び制御信号の信号伝送は、一般に、図8の伝送信号のスペクトルに示すように、それぞれの信号が互いに影響を与えない周波数帯域に分割し多重化する周波数分割多重化伝送方式が用いられている。
【0003】
一方、テレビ親機100には、同じく2線平衡ケーブルにて形成された伝送線路103によって、テレビ親機の設置された場所以外の場所に設置されたテレビ副親機104、105が接続され、この伝送線路103においても、テレビ親機100、カメラ子機102間の信号伝送と同様、音声信号、映像信号及び制御信号の周波数分割多重化伝送が行われている。
【0004】
周波数分割多重化伝送方式は、図8の伝送信号のスペクトルからもわかるように、映像信号が高周波で広帯域にわたっている。従って、この周波数分割多重化伝送を行う上記の伝送線路101、103においては、良好な映像伝送品質を得るために、映像信号帯域のインピーダンス整合を正しく行い、さらに伝送信号の反射波の発生を極力抑えた信号分岐を行うことが重要である。
【0005】
従って、図7に示す、テレビ親機100、カメラ子機102間の伝送線路101は、テレビ親機100とカメラ子機102との接続端回路で、伝送線路101を形成する2線平衡ケーブルの特性インピーダンスに等しいインピーダンスをもった終端器が接続されている。また、テレビ親機100とテレビ副親機104、105とを結ぶ伝送線路103は、テレビ親機100の内部回路の構成において、前記カメラ子機102側の伝送線路101とは別の伝送線路103を構成するようになっている。そして伝送線路103に接続される、親機100と親機100から最遠端のテレビ副親機105とは、それぞれの内部接続部分の回路構成が伝送線路103の特性インピーダンスに等しい入力インピーダンスとなるように構成されている。この親機100とテレビ副親機105とはバス接続されるが、さらにその間にバス接続されるテレビ副親機104は、伝送信号への影響を最小限に抑えるために、内部接続部分の回路構成において、伝送線路103の特性インピーダンスよりも高い入力インピーダンスもつ回路構成としている。
【0006】
次に、図9の、テレビ親機100の回路ブロック、図10の、カメラ子機102の回路ブロック、図11のテレビ副親機104、105の回路ブロック、を参照して詳しく説明する。
【0007】
テレビ親機100は、図9に示すように、映像部aと、通話部bと、電源部cと、制御部dと、を有し、カメラ子機を接続するためのカメラ子機回線端子e、eと、テレビ副親機を接続するための副親機回線端子f、fとがそれぞれ設けられている。
【0008】
カメラ子機回線端子e、eには、カメラ子機回線を平衡伝送線路とするために、高周波の対接地インピーダンスを高くする接地側のコイルL2が挿入され、信号側にはコイルL1を介して通話部bと、電源部cと、制御部dとが接続され、また高周波トランスT1を通して交流的に映像部aが接続されている。
【0009】
コイルL1は、通話部b、電源部c、制御部dが、接続回線系であるカメラ子機回線に対して、高周波的に高いインピーダンスをもって接続されるよう挿入されるものである。従って、カメラ子機回線である伝送線路101側からテレビ親機100を見たときの高周波インピーダンスが、高周波トランスT1の入力インピーダンスによって伝送線路101の特性インピーダンスと整合される。なお、C1、C2は直流阻止用のコンデンサであって、高周波、広帯域の映像信号が通過し得る値に設定されている。
【0010】
一方、副親機回線端子f、fには、副親機回線を平衡伝送線路とするために、高周波の対接地インピーダンスを高くする接地側のコイルL4が挿入され、信号側にはコイルL3を介して通話部bが接続され、また高周波トランスT2を通して交流的に映像部aが接続されている。
【0011】
コイルL3は、通話部bが、接続回線系である副親機回線に対して、高周波的に高いインピーダンスをもって接続されるよう挿入されるものである。その結果、副親機回線である伝送線路103側からテレビ親機100を見たときの高周波インピーダンスが、高周波トランスT2の入力インピーダンスによって伝送線路103の特性インピーダンスと整合される。また副親機回線には、テレビ副親機104、105間とも通話をおこなうため、この通話制御のための制御信号も多重化する。従って、この通話制御のための制御信号の送信と受信とをおこなう制御コード送受信回路gが接続されるが、この制御コード送受信回路gは、上記の映像信号の周波数帯域における入力インピーダンスが高いような構成となっている。
【0012】
カメラ子機102は、図10に示すように、撮像部hと、通話部iと、受電部jと、呼出回路kと、を有し、テレビ親機100と接続するためのカメラ子機回線端子l、lが設けられている。
【0013】
カメラ子機回線端子l、lには、カメラ子機回線を平衡伝送線路とするために、高周波的に高いインピーダンスをもって接続されるよう挿入された、コイルL5、L6を介して通話部iと、受電部jと、呼出回路kとが接続され、また高周波トランスT3を通して交流的に撮像部hが接続されている。従って、カメラ子機回線である伝送線路101側からカメラ子機102を見たときの高周波インピーダンスが、高周波トランスT3の入力インピーダンスによって伝送線路101の特性インピーダンスと整合される。
【0014】
テレビ副親機104、105は、図11に示すように、映像部mと、通話部nと、制御部oと、電源部pと、終端切替部qとを有し、テレビ親機100と接続するための副親機回線端子r、rが設けられている。
【0015】
副親機回線端子r、rには、副親機回線を平衡伝送線路とするために、高周波的に高いインピーダンスをもって接続されるよう挿入された、コイルL7、L8を介して通話部nが接続され、また、それぞれの入力端に抵抗R1、R2が挿入された高周波トランスT4を通して交流的に映像部pが接続されている。従って、終端切替部qのことを考慮しないときには、副親機回線である伝送線路103側からテレビ副親機104、105を見たときの高周波インピーダンスが、高周波トランスT4の入力インピーダンスと、抵抗R1、R2の合成抵抗値となるため、伝送線路101の特性インピーダンスよりも高い値を示すことになる。なお、副親機回線端子r、rには、テレビ親機100、あるいはテレビ副親機104、105間において通話をおこなうための、制御信号の送信と受信とをおこなう制御コード送受信回路sが接続されるが、この制御コード送受信回路sも、上記の映像信号の周波数帯域における入力インピーダンスが高いような構成となっている。
【0016】
終端切替部qは、テレビ副親機を、テレビ親機100から最遠端に接続するテレビ副親機105とする場合と、テレビ親機100、テレビ副親機105間に接続するテレビ副親機104とする場合とにおいて、それぞれの場合の入力インピーダンスを変えて設定するためのもので、副親機回線端子r、r間をつなぐように、切替スイッチS3、コンデンサC3及び抵抗R3を直列接続して形成され、コンデンサC3及び抵抗R3の直列回路が、伝送線路101の特性インピーダンスに整合する値に設定されている。従って、テレビ親機100から最遠端のテレビ副親機105として接続する場合は、切替スイッチS3を閉じた状態に設定するものとなる。
【0017】
以上説明したテレビドアホンシステムは、図7に示す、テレビ親機100、テレビ副親機104または105間、あるいはテレビ副親機104、105間における室内間通話のための伝送線路103は、終端切替部qの切替スイッチS3が閉路されたときには、映像信号の周波数帯域において、テレビ親機100と、最遠端に接続されたテレビ副親機105の終端切替部qのコンデンサC3及び抵抗R3によって、伝送線路103の特性インピーダンスと整合した値で正しく終端されるとともに、終端切替部qの切替スイッチS3が開路されて高い入力インピーダンスをもったテレビ副親機104がその間に接続される構成をとる。従って、複数のテレビ副親機104、105、さらにはそれ以上の個数のテレビ副親機が接続される多局構成のシステムにおいても、良好な映像伝送品質を保つことができる。すなわち、テレビ副親機は、図11に示すように、最遠端に接続するものと、テレビ親機とテレビ副親機との間に接続するものとを、一つの機種にて対応可能とするため、伝送線路の特性インピーダンスよりも高いインピーダンスで接続する場合と、伝送線路の特性インピーダンスに等しいインピーダンスで接続する場合とを切り替えて使用可能な構成とし、例えば、テレビ親機から最遠端に設置するテレビ副親機において、設置時に、切替スイッチS3を閉じる側に切り替えて使用する方法をとっていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記したように、テレビ親機100は、カメラ子機102側のカメラ子機回線の伝送線路101とテレビ副親機104、105側の副親機回線の伝送線路103とがそれぞれ設けられて、カメラ子機102側から送出される映像信号を中継すると共に、テレビ親機100とカメラ子機102間通話、テレビ副親機104とカメラ子機102間通話及びテレビ親機100とテレビ副親機104、105間通話のいずれかを行うための通話路切替回路を搭載するとともに、複雑な回路制御を必要とするものであった。また、テレビ副親機104、105は、テレビ親機100とテレビ副親機104、105間における良好な映像伝送品質を確保するために、テレビ親機100から最遠端に設置されるテレビ副親機105においては伝送線路の特性インピーダンスと整合した値で正しく終端し、またその間に設置されるテレビ副親機104は高いインピーダンスで接続するよう、例えばスイッチを切り替えるなどの設定をおこなう必要があった。そして、実際の施工現場においては、この設定が正しく行われないことがあり、映像伝送品質を良好に確保出来ないことがあった。
【0019】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、テレビ付きインターホン親機の回路構成を簡単にするとともに、テレビ副親機の設置に際してスイッチの切替などの設定作業が不要で、以て、容易に設置できるテレビドアホンシステムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のテレビドアホンシステムは、テレビカメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ付きドアホン子機と、映像信号を入力しカメラ付きドアホン子機にて撮影された映像を映し出すテレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機と、2線平衡ケーブルにて形成された伝送線路と、を備え、カメラ付きドアホン子機、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機間の音声信号、映像信号及び制御信号の伝送を、それぞれの信号が互いに影響を与えない周波数帯域に分割し多重化して伝送線路を介して行うテレビドアホンシステムにおいて、
前記テレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機は、少なくとも映像信号の伝送周波帯域において伝送線路の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった送受端回路を有し、前記テレビ付きインターホン副親機は、伝送線路の特性インピーダンスよりも高い入力インピーダンスを有して、テレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機の前記送受端回路それぞれによって両端を終端された2線平衡ケーブルである伝送線路上に、テレビ付きインターホン副親機をバス接続したことを特徴とする。これにより、少なくとも映像信号の伝送周波帯域において伝送線路の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった送受端回路を有するテレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機にてそれぞれ終端された伝送線路上に、伝送線路の特性インピーダンスよりも高い入力インピーダンスを有したテレビ付きインターホン副親機が接続されるものとなる。
【0021】
また、請求項2記載のテレビドアホンシステムは請求項1記載のテレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機を、前記カメラ付きドアホン子機からの呼び出しがなされた場合に、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても前記映像を映し出す映し出す構成としている。これにより、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機が、カメラ付きドアホン子機からの呼び出しがなされた場合には、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても前記映像を映し出すものとなる。
【0022】
また、請求項3記載のテレビドアホンシステムは請求項1又は2記載の、カメラ付きドアホン子機は、前記テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機間、又は複数設けた前記テレビ付きインターホン副親機間が通話中の場合において、この通話中の音声がカメラ付ドアホン子機から出力されるのを阻止する音声出力阻止手段を有することとしている。これにより、カメラ付きドアホン子機は、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機間、又は複数設けた前記テレビ付きインターホン副親機間が通話中の場合、この通話中の音声が出力されるのを阻止する音声出力阻止手段を有するものとなる。
【0023】
また、請求項4記載のテレビドアホンシステムは請求項3記載のテレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機を、前記通話中の場合のカメラ付きドアホン子機の呼出操作において、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても前記映像を映し出すように成している。これにより、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機が通話中の場合のカメラ付きドアホン子機の呼出操作において、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても前記映像を映し出すものとなる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテレビドアホンシステムの一実施の形態を図1乃至図6に基づいて説明する。
【0025】
図1は、本発明のテレビドアホンシステムの接続構成図である。図2は、図1に示すテレビドアホンシステムのカメラ付きドアホン子機のブロック図である。図3は、図2に示すカメラ付きドアホン子機の電圧検出/電源スイッチ回路の一実施の形態である。図4は、図1に示すテレビドアホンシステムのテレビ付きインターホン親機のブロック図である。図5は、図1に示すテレビドアホンシステムのテレビ付きインターホン副親機のブロック図である。図6は、図1に示すテレビドアホンシステムの、室内間通話中にカメラ付きドアホン子機から呼出操作したときの回線電圧波形図である。
【0026】
このテレビドアホンシステムは、従来例にて説明したものと同様に、テレビカメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ子機1と、映像信号を入力しカメラ子機にて撮影された映像を映し出すテレビ親機2と、テレビ副親機3、3と、2線平衡ケーブルにて形成された伝送線路4を備えている。伝送線路4は、テレビ親機2及びカメラ子機1間を2線平衡ケーブルによって接続し、その間にテレビ副親機3、3がバス接続されて構成されている。そして、カメラ子機1、テレビ親機2及びテレビ副親機3、3間の音声信号、映像信号及び制御信号の伝送を、従来の技術の説明の図8に示すように、それぞれの信号が互いに影響を与えない周波数帯域に分割し多重化して伝送線路を介して行う。
【0027】
カメラ子機1は、例えば玄関などに設置されるもので、図2に示すように、撮像部11と、後述するテレビ親機2との通話を行う通話部12と、カメラ子機1の内部回路用電源生成のための受電部13と、呼出回路14と、を有し、これらはいずれも端子15、15に接続されている。
【0028】
撮像部11は、来訪者を撮影し映像信号を出力するもので、撮影した映像信号を出力するテレビカメラをもったカメラ回路111と、カメラ回路111からの映像信号を例えば所定周波数のFM信号にFM変調する映像変調回路112、さらにはFM映像信号を送出するための増幅回路113とを有している。
【0029】
通話部12は、受話の音声などを出力するスピーカ121と、送話音声を入力し電気的な音声信号に変換するマイク122と、音声信号を増幅しスピーカ121を駆動するためのスピーカアンプ回路123と、マイク122からの音声信号を増幅するためのマイクアンプ回路124と、送話及び受話の音声信号を一対の配線によって伝送するために4線配線を2線配線に変換するためのハイブリッドトランス回路125とを有している。
【0030】
受電部13は、上記の音声信号や映像信号に影響を与えることなく、後述するテレビ親機2から入力される伝送信号に重畳された直流電源を得るための回路で、端子15からみた入力インピーダンスを所定の値以上に高くするための受電回路131と、電圧検出/電源スイッチ回路132と、安定化電源回路133と、を有している。
【0031】
電圧検出/電源スイッチ回路132は、テレビ親機2及びテレビ副親機3間、又はテレビ副親機3、3間が通話中の場合において、この通話中の音声がカメラ子機1から出力されるのを阻止する音声出力阻止手段に相当するもので、図3に示すように、受電回路131からの電源出力をスイッチするトランジスタスイッチQ1、受電回路131からの出力電圧によりトランジスタスイッチQ1をオンするためのツェナーダイオードZD及びトランジスタスイッチQ2を有している。そして、受電回路131への入力である端子15、15に接続される伝送線路4の回線間の電圧が所定の電圧値よりも低いときは、トランジスタスイッチQ1をオフして安定化電源133をオフにし、カメラ子機1のスピーカアンプ回路123、マイクアンプ回路124、撮像部11等の各回路を動作停止状態とし、通話中の音声がカメラ子機1から出力されるのを阻止してカメラ子機1を待機状態とする。なお、伝送線路4の回線間の電圧値が上記ツェナー電圧よりも高くなると、この電圧検出/電源スイッチ回路132の働きにより、安定化電源133をオン状態としてカメラ子機1の映像、通話の機能をオン状態とする。
【0032】
また、端子15、15には、映像信号の伝送周波帯域において伝送線路4の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった送受端回路を構成するコイルL5、L6、高周波トランスT3が設けられている。具体的には、端子15、15には、伝送線路4を平衡伝送線路とするために、高周波的に高いインピーダンスをもって接続されるよう挿入された、コイルL5、L6を介して通話部12と、受電部13と、呼出回路14とが接続され、また、伝送線路4の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった高周波トランスT3を通して交流的に撮像部11が接続されている。従って、伝送線路4側からカメラ子機1を見たときの高周波インピーダンスが、映像信号の伝送周波帯域において伝送線路の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった高周波トランスT3によって決まり、伝送線路4の特性インピーダンスと整合される。
【0033】
テレビ親機2は、例えば台所など住宅の居室内に設置されるもので、図4に示すように、映像部21と、カメラ子機1あるいはテレビ副親機3、3との通話を行う通話部22と、電源部23と、カメラ子機1からの呼出を検出したり、テレビ副親機3、3との通信制御を行う制御部24と、を有し、これらはいずれも端子25、25に接続されている。
【0034】
映像部21は、映像信号を入力して映像を映し出すもので、カメラ子機1にて撮影された映像を映し出すテレビモニタをもったテレビ回路211と、カメラ子機1から伝送されたFM変調された映像信号を所定の信号レベルに増幅し復調する映像信号復調回路212とを有している。
【0035】
通話部22は、受話の音声などを出力するスピーカ、及び送話音声を入力し電気的な音声信号に変換するマイクを有しているハンドセット221と、音声信号を増幅しハンドセット221のスピーカを駆動するためのスピーカアンプ回路222と、ハンドセット221のマイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプ回路223と、一対の配線によって伝送されて入力された送話及び受話の音声信号を2線配線を4線配線に変換する4線2線変換回路224とを有している。
【0036】
電源部23は、テレビ親機2の内部回路用の電源生成を行う電源回路231と、カメラ子機1に向けての電源生成のための給電回路232とを有している。
【0037】
制御部24は、テレビ親機2の各回路の動作制御を行うマイコン(以下、マイコンと称する)241と、カメラ子機1からの呼出を伝送線路4の電源電圧変化によって検出するための呼出検出回路242と、テレビ副親機3との間で制御コードを送受信し、室内間通話の開始や終了などの通信制御コードの送受信を行う制御コード送受信回路243とを有する。すなわち、この制御部24は、例えばワンチップマイクロコンピュータ(以下、マイコンと称する)241を主体に構成されており、マイコン241の内部の記憶部に制御部24による所定の動作手順を規定するプログラムや、制御部24によって処理されうるデータを記憶する。
【0038】
マイコン241は、伝送線路4の回線間の電圧を検知している、呼出検出回路242からの入力状態を常時監視している。そして、伝送線路4の回線間の電圧値が、所定の電圧変動に比べて大きな電圧変化が一定時間持続して生じたときをもって、カメラ子機1の呼出スイッチSWが操作されて呼び出されたことを検出する。また、このマイコン241は、給電回路232への電圧切替制御信号244によって伝送線路4の回線間の電圧値を所定の待機時電圧値にする機能をもっており、カメラ子機1を待機状態におくときは、カメラ子機1への給電制御をおこなう。
【0039】
また、端子25、25には、映像信号の伝送周波帯域において伝送線路4の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった送受端回路を構成するコイルL1、L2、高周波トランスT1が設けられている。具体的には、コイルL1は、通話部22、電源部23、制御部24が、接続回線系である伝送線路4に対して、高周波的に高いインピーダンスをもって接続されるよう挿入されたものである。従って、伝送線路4側からテレビ親機2を見たときの高周波インピーダンスが、高周波トランスT1によって決まり、伝送線路4の特性インピーダンスと整合される。なお、C1、C2は直流阻止用のコンデンサであって、高周波、広帯域の映像信号が通過し得る値に設定されている。
【0040】
テレビ副親機3は、例えば住宅の2階などの居室内に設置されるもので、図5に示すように、映像部31と、カメラ子機1あるいはテレビ親機2や他のテレビ副親機3との通話を行う通話部32と、カメラ子機1からの呼出を検出したりテレビ親機2や他のテレビ副親機3との通信制御を行う制御部34と、を有し、これらはいずれも端子35、35に接続されている。
【0041】
映像部31は、映像信号を入力して映像を映し出すもので、カメラ子機1にて撮影された映像を映し出すテレビモニタを有するテレビ回路311と、カメラ子機1から伝送されたFM変調された映像信号を所定の信号レベルに増幅し復調する映像信号復調回路312とを有している。
【0042】
通話部32は、受話の音声などを出力するスピーカ及び送話音声を入力し電気的な音声信号に変換するマイクを有しているハンドセット321と、音声信号を増幅しハンドセット321のスピーカを駆動するためのスピーカアンプ回路322と、ハンドセット321のマイクからの音声信号を増幅するためのマイクアンプ回路323と、一対の配線によって伝送されて入力された送話及び受話の音声信号を2線配線を4線配線に変換する4線2線変換回路324とを有している。
【0043】
電源回路331は、テレビ副親機3の内部回路用の電源生成を行う。
【0044】
制御部34は、テレビ副親機3の各回路の動作制御を行うとともに、カメラ子機1からの呼出を検出したり、テレビ親機や他のテレビ副親機との間で制御コードを送受信し、室内間通話の開始や終了の通信制御を行う。この制御部34は、例えばマイコン341を主体に構成されており、その内部の記憶部に制御部による所定の動作手順を規定するプログラムや、制御部34によって処理されうるデータを記憶する。このマイコン341には、カメラ子機1の呼出スイッチSWが操作されて呼び出されたことを、伝送線路4の回線間の電圧値によって検出するための呼出検出回路342からの出力が入力される。そして、テレビ副親機3は、、カメラ子機1の呼出スイッチSWが操作されて呼び出されたときに、前記テレビ親機2とともにカメラ子機1にて撮影された映像を映し出す。
【0045】
また、端子35、35には、副親機回線を平衡伝送線路とするために、高周波的に高いインピーダンスをもって接続されるよう挿入された、コイルL7を介して通話部32が接続されるとともに、高周波の対接地インピーダンスを高くする接地側のコイルL8が挿入されている。そして、それぞれの入力端に抵抗R1、R2が挿入された高周波トランスT4を通して交流的に映像部31が接続されている。従って、伝送線路4側からテレビ副親機3を見たときの高周波インピーダンスが、高周波トランスT4の入力インピーダンスと、抵抗R1、R2の合成抵抗値となるが、抵抗R1、R2は、伝送線路4の特性インピーダンスよりも高い入力インピーダンスとなるように設定されている。
【0046】
次に、電圧切替制御信号244による、テレビ親機2及びテレビ副親機3間、又はテレビ副親機3、3間の室内間通話中の場合の、カメラ子機1の呼出操作において、テレビ親機2及びテレビ副親機3のいずれにおいても映像を映し出す処理について説明する。
【0047】
図6に示す、室内間通話時の、カメラ子機1からの呼出に際しての回線電圧波形において、室内間通話時は、テレビ親機2の給電制御により伝送線路4の回線間の電圧値は直流的に待機状態の電圧値(たとえば6V)にあり、この電圧に室内間通話の音声信号が重畳している。この室内間通話中における、t0に示すタイミングでカメラ子機1の呼出スイッチSWが操作されると、伝送線路4の回線間の電圧値は急激に低下して所定の呼出電圧以下となる。
【0048】
テレビ親機2とテレビ副親機3のマイコン241、341は、それぞれ呼出検出回路242、342にて、伝送線路4の回線間の電圧値を監視している。そして、所定の呼出電圧値Vc以下となったことを所定時間だけ監視して呼出を検知するタイミングt2よりも早い、単に電圧が所定の値よりも降下しただけのt1のタイミングにて、直ちにそれぞれ内部のスピーカアンプ回路222、322、及びマイクアンプ回路223、323を動作停止状態とし、呼出信号による大きな電圧変化に伴う音声雑音の発生を最小限に抑える処理を行う。
【0049】
次いで、テレビ親機2のマイコン241は、所定時間後のt2のタイミングで呼出検出の確定をすると、テレビ親機2及びテレビ副親機3のいずれにおいても映像を映し出すために、電圧切替制御信号244を出力して給電回路232の制御を行い、給電電圧を立ち上げて伝送線路4の回線間の電圧値を上昇させ、カメラ子機1を動作状態に移行させると共に、テレビ親機2内部の各回路に対しても、映像受信の動作状態に移行する制御を行う。
【0050】
なお、テレビ親機2は、図示していない呼出報知信号を出力する呼出報知音生成回路を有しており、上記の映像受信の動作状態に移行するとき、マイコン241からの制御にて、呼出報知音をテレビ親機2のハンドセット221のスピーカから出力させると共に、カメラ子機1及びテレビ副親機3、3への音声信号として送出する。すると、伝送線路4の回線間の電圧値が上昇して電圧検出/電源スイッチ回路132にて安定化電源133をオン状態として、スピーカ121及びスピーカアンプ回路123の動作が可能となったカメラ子機1からも、呼出報知音がバックトーンとして出力される。
【0051】
また、テレビ副親機3、3側においては、テレビ親機2と同様に、ほぼt2のタイミングでカメラ子機1からの呼出検出の確定をし、テレビ副親機3内部の各回路に対しても、映像受信の動作状態に移行する制御を行う。従って、テレビ親機2と同様に、呼出報知音がテレビ副親機3のハンドセット321のスピーカからも呼出報知音が出力され、上記のテレビ親機2とともにテレビ副親機3においても前記映像を映し出すことができる。
【0052】
従って、室内間通話時にあっても、テレビ親機2とテレビ副親機3のいずれにおいても、カメラ子機1からの呼出を検知し、直ちに撮像動作と映像受信動作へ移行することにて、チャイム音などのバックトーンによる呼出報知音応答の即答性も確保できる。
【0053】
以上説明したテレビドアホンシステムは、図1に示すように、テレビ親機2及びカメラ子機1が接続されてそれぞれ終端された伝送線路4上にテレビ副親機3、3が接続されて構成される。すなわち、上記した回路構成において、テレビ親機2は、映像部21の映像信号の周波数帯域に対する入力インピーダンスが伝送線路4の特性インピーダンスに等しい値であり、また端子25、25に接続される他の回路はこのインピーダンスに比して高い値で構成されている。また、カメラ子機1は、撮像部11の出力インピーダンスが、伝送線路4の特性インピーダンスに等しい値であり、端子15に接続されている他の回路は、これに比して高いインピーダンスをもって構成されている。さらに、テレビ副親機3、3は、端子35に接続される映像部31及び他の回路の、映像信号帯域入力インピーダンスが伝送線路の特性インピーダンスに比して高い値で構成されている。その結果、伝送線路4においては、テレビ親機2と、カメラ子機1との両端において終端されている伝送線路4間に接続されたテレビ副親機3、3が、伝送線路4の映像信号に与える影響は低く抑えられて、同時に複数のテレビモニタで、映像伝送品質を良好に確保し映像を映し出すことが可能となる。
【0054】
上記の構成において、テレビ親機2は、制御部24のマイコン動作プログラムによって、通常時は、カメラ子機1のスピーカアンプ回路123とマイクアンプ回路124とを動作停止状態としている。そして、来訪者によってカメラ子機1の呼出スイッチSWが操作されて呼び出されると、制御部24は、伝送線路4の回線間の電圧を所定の通話状態とする電圧値とし、カメラ子機1の電圧検出/電源スイッチ回路132にて安定化電源133をオン状態として居住者は来訪者の映像を確認して通話を行う。このとき、テレビ副親機3の制御部34も映像部31を動作させて来訪者の映像を映し出す。そして、通話が終了すると、カメラ子機1を待機状態とするために、電圧切替制御信号244を給電回路232へ出力し、伝送線路4の回線間の電圧値を所定の待機時電圧値にする。
【0055】
一方、カメラ子機1は、テレビ親機2及びテレビ副親機3間、又は複数設けた前記テレビ副親機3、3間が通話中の場合、この通話中の音声が出力されるのを阻止する電圧検出/電源スイッチ回路132を有しているので、テレビ親機2からの給電制御によりカメラ子機1が待機状態にあるときにはカメラ子機1の通話部12は動作停止状態となり、このとき、テレビ親機2やテレビ副親機3、3間にて室内間通話を行っても、カメラ子機1から通話中の音声がカメラ子機1から出力されるのが阻止されて、通話妨害を受けたり、通話内容が戸外に漏れるということがない。
【0056】
以上説明したテレビドアホンシステムによると、少なくとも映像信号の伝送周波帯域において伝送線路4の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった送受端回路を有するテレビ親機2及びカメラ子機1にてそれぞれ終端された伝送線路4上に、伝送線路4の特性インピーダンスよりも高い入力インピーダンスを有したテレビ副親機3、3が接続されるものとなるので、テレビ親機2の回路構成が簡単になるとともに、テレビ副親機3、3の設置に際して従来例にて示したスイッチの切替などの設定作業が不要で、以て、容易に設置できる。また、テレビ親機2及びテレビ副親機3がカメラ子機1からの呼び出しがなされた場合には、テレビ親機2及びテレビ副親機3のいずれにおいてもカメラ子機1による映像を映し出すものとなるので、テレビ親機2とテレビ副親機3のいずれにおいても、同時に複数の室内から映像確認をした上での来客応答が行える。また、カメラ子機1は、テレビ親機2及びテレビ副親機3間、又は複数設けた前記テレビ副親機3、3間が通話中の場合、室内間で通話中の音声が出力されるのを阻止する電圧検出/電源スイッチ回路132を有するものとなるので、カメラ子機1から通話中の音声がカメラ子機1から出力されるのが阻止されて、通話妨害を受けたり、通話内容が戸外に漏れるということがない。また、テレビ親機2及びテレビ副親機3が通話中の場合のカメラ子機1の呼出操作において、テレビ親機2及びテレビ副親機3のいずれにおいてもカメラ子機1による映像を映し出すものとなるので、来訪者による呼出操作に対して機敏に対応出来る。
【0057】
【発明の効果】
請求項1記載のテレビドアホンシステムは、少なくとも映像信号の伝送周波帯域において伝送線路の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった送受端回路を有するテレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機にてそれぞれ終端された伝送線路上に、伝送線路の特性インピーダンスよりも高い入力インピーダンスを有したテレビ付きインターホン副親機が接続されるものとなるので、テレビ付きインターホン親機の回路構成が簡単になるとともに、例えばテレビ付きインターホン副親機の設置に際してスイッチの切替などの設定作業が不要で、以て、容易に設置できる。
【0058】
また、請求項2記載のテレビドアホンシステムは、請求項1記載のものの効果に加え、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機がカメラ付きドアホン子機からの呼び出しがなされた場合には、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても前記映像を映し出すものとなるので、テレビ付きインターホン親機とテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても、同時に複数の室内から映像確認をした上での来客応答が行える。
【0059】
また、請求項3記載のテレビドアホンシステムは、請求項1又は2記載のものの効果に加え、カメラ付きドアホン子機は、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機間、又は複数設けた前記テレビ付きインターホン副親機間が通話中の場合、この通話中の音声が出力されるのを阻止する音声出力阻止手段を有するものとなるので、室内間で通話中の音声がカメラ付きドアホン子機から出力されるのが阻止されて、通話妨害を受けたり、通話内容が戸外に漏れるということがない。
【0060】
また、請求項4記載のテレビドアホンシステムは、請求項3記載のものの効果に加え、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機が通話中の場合のカメラ付きドアホン子機の呼出操作において、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても前記映像を映し出すものとなるので、来訪者による呼出操作に対して機敏に対応出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビドアホンシステムの接続構成図である。
【図2】図1に示すテレビドアホンシステムのカメラ付きドアホン子機のブロック図である。
【図3】図2に示すカメラ付きドアホン子機の電圧検出/電源スイッチ回路の一実施の形態である。
【図4】図1に示すテレビドアホンシステムのテレビ付きインターホン親機のブロック図である。
【図5】図1に示すテレビドアホンシステムのテレビ付きインターホン副親機のブロック図である。
【図6】図1に示すテレビドアホンシステムの、室内間通話中にカメラ付きドアホン子機から呼出操作したときの回線電圧波形図である。
【図7】従来例のテレビドアホンシステムの接続構成図である。
【図8】従来例のテレビドアホンシステムの伝送信号のスペクトルである。
【図9】従来例のテレビドアホンシステムのテレビ付きインターホン親機のブロック図である。
【図10】従来例のテレビドアホンシステムのカメラ付きドアホン子機のブロック図である。
【図11】従来例のテレビドアホンシステムのテレビ付きインターホン副親機のブロック図である。
【符号の説明】
1 カメラ付きドアホン子機(カメラ子機)
132 電圧検出/電源スイッチ回路(音声出力阻止手段)
2 テレビ付きインターホン親機(テレビ親機)
3 テレビ付きインターホン副親機(テレビ副親機)
4 伝送線路
Claims (4)
- テレビカメラによって撮影した映像信号を出力するカメラ付きドアホン子機と、映像信号を入力しカメラ付きドアホン子機にて撮影された映像を映し出すテレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機と、2線平衡ケーブルにて形成された伝送線路と、を備え、カメラ付きドアホン子機、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機間の音声信号、映像信号及び制御信号の伝送を、それぞれの信号が互いに影響を与えない周波数帯域に分割し多重化して伝送線路を介して行うテレビドアホンシステムにおいて、
前記テレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機は、少なくとも映像信号の伝送周波帯域において伝送線路の特性インピーダンスと整合した入力インピーダンスをもった送受端回路を有し、前記テレビ付きインターホン副親機は、伝送線路の特性インピーダンスよりも高い入力インピーダンスを有して、テレビ付きインターホン親機及びカメラ付きドアホン子機の前記送受端回路それぞれによって両端を終端された2線平衡ケーブルである伝送線路上に、テレビ付きインターホン副親機をバス接続したことを特徴とするテレビドアホンシステム。 - 前記テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機を、前記カメラ付きドアホン子機からの呼び出しがなされた場合に、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても前記映像を映し出す構成としたことを特徴とする請求項1記載のテレビドアホンシステム。
- 前記カメラ付きドアホン子機は、前記テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機間、又は複数設けた前記テレビ付きインターホン副親機間が通話中の場合において、この通話中の音声がカメラ付ドアホン子機から出力されるのを阻止する音声出力阻止手段を有することを特徴とする請求項1又は2記載のテレビドアホンシステム。
- 前記テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機を、前記通話中の場合のカメラ付きドアホン子機の呼出操作において、テレビ付きインターホン親機及びテレビ付きインターホン副親機のいずれにおいても前記映像を映し出すようにしたことを特徴とする請求項3記載のテレビドアホンシステム。
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