JP4715526B2 - 通話システム - Google Patents

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本発明は、通話線で接続された複数台の通話装置が音声信号を伝送して通話する通話システムに関するものである。
この種の通話システムとして、例えば、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能なロビーインターホンと、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置されロビーインターホンと通話線を介して接続されるとともにロビーインターホンが有する選択手段(テンキーなど)を来訪者が操作することにより選択されるとロビーインターホンとの間で通信路を確立する複数台の住戸機(インターホン親機や住宅情報盤など)とを備え、ロビーインターホンと何れかの住戸の住戸機との間で通話線を介して音声信号を伝送して通話するように構成された集合住宅用インターホンシステムが従来より提供されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−14125号公報
ところで、上記従来例においてはロビーインターホンと各住戸機とを接続する通話線の配線距離が住戸機毎に異なっており、特に高層型の集合住宅においては、1階の住戸に設置されている住戸機までの配線距離と最上階の住戸に設置されている住戸機までの配線距離との差が数百メートルから数キロメートルにも及ぶ場合がある。ここで、通話線を介して伝送される音声信号は、配線距離が長くなるにつれて伝送ロスが増えてしまうから、配線距離の短い住戸機と配線距離の長い住戸機とで通話音量が大きくばらつくことになる。このような音量のばらつきを補正するため、従来は住戸機に設けた音量調整つまみを住人自らが操作して音量を調整しなければならなかった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、通話線の配線距離に関わらずに最適な音量で通話することができる通話システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、音声の入出力が可能な第1及び第2の通話装置と、通話線を介して第1及び第2の通話装置と接続される第3の通話装置とを備え、第1乃至第3の通話装置が通話線を介して互いに音声信号を伝送して通話する通話システムであって、第1の通話装置は、音声を入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、音声入力手段から入力する音声信号を通話線を介して送信するとともに通話線を介して送信される音声信号を受信して音声出力手段へ出力する音声信号伝送手段と、第2の通話装置との間で制御信号を送受信する制御信号送受信手段と、通話線を介して第2の通話装置にトレーニング信号を送信するトレーニング信号送信手段と、音声信号伝送手段から音声出力手段へ出力される音声信号の音量を調整する音量調整手段とを具備し、第2の通話装置は、音声を入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、音声入力手段から入力する音声信号を通話線を介して送信するとともに通話線を介して送信される音声信号を受信して音声出力手段へ出力する音声信号伝送手段と、第1の通話装置との間で制御信号を送受信する制御信号送受信手段と、音声信号伝送手段から音声出力手段へ出力される音声信号の音量を調整する音量調整手段と、第1の通話装置から送信されるトレーニング信号を受信し当該トレーニング信号の信号レベルに基づいて音量調整手段における音量の調整量を演算する演算手段と、演算手段で演算された調整量を通知するための制御信号を制御信号伝送手段より第1の通話装置へ送信させる制御手段とを具備し、第3の通話装置は、音声を入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、音声入力手段から入力する音声信号を通話線を介して送信するとともに通話線を介して送信される音声信号を受信して音声出力手段へ出力する音声信号伝送手段と、第1及び第2の通話装置との間で制御信号を送受信する制御信号送受信手段と、音声信号伝送手段から音声出力手段へ出力される音声信号の音量を調整する音量調整手段と、第1の通話装置に対してトレーニング信号の送信を依頼するための制御信号を制御信号伝送手段より第1の通話装置へ送信させる制御手段とを具備し、第1の通話装置では、制御信号送受信手段で受信する前記制御信号により通知された調整量で音量調整手段が音量を調整するとともに制御信号送受信手段で第3の通話装置から送信されたトレーニング信号送信依頼の制御信号を受信したときにトレーニング信号送信手段がトレーニング信号を送信し、第3の通話装置では、制御信号送受信手段で受信する前記制御信号により通知された調整量で音量調整手段が音量を調整することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、通話を開始する前に第1の通話装置から通話線を介して送信されるトレーニング信号を第2の通話装置で受信し、第2の通話装置では当該トレーニング信号の信号レベルに基づいて音量の調整量を演算するとともに音量調整手段が当該調整量で音量を調整し、さらに当該調整量が第2の通話装置から第1の通話装置に通知され、第1の通話装置では第2の通話装置から通知された当該調整量で音量調整手段が音量を調整するので、通話線の配線距離に関わらずに最適な音量で通話することができ、しかも、個々の通話装置において手動で音量を調整する手間がない。さらに、第1の通話装置では、第3の通話装置から送信されたトレーニング信号送信依頼の制御信号を受信したときにトレーニング信号を送信し、第3の通話装置では、第2の通話装置から送信される制御信号により通知された調整量で音量調整手段が音量を調整するので、トレーニング信号送信手段や演算手段を具備しない第3の通話装置においても通話線の配線距離に関わらずに最適な音量で通話することができ、システム全体のコストダウンが図れる。
以下、本発明を集合住宅用のインターホンシステムに適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態の集合住宅用インターホンシステムの構成例を図1に示す。本実施形態では、集合住宅の共用玄関に設置されるロビーインターホン1と、各住戸にそれぞれ設置される複数台の住戸機2と、集合住宅の管理室に設置される警報監視盤5とを備え、ロビーインターホン1と住戸機2と警報監視盤5とが伝送線路を介して接続されている。伝送線路は、ロビーインターホン1に接続される幹線L1と、各住戸機2にそれぞれ接続される分岐線L2とを含み、さらに幹線L1を複数系統(図示せず)に分配するための幹線制御装置3が設けられている。この伝送線路としては、3対以上のペア線をシース内に備える多対ツイストペアケーブルを用いており、図示例ではロビーインターホン1並びに警報監視盤5と住戸機2との間で音声信号を伝送する通話線Laと、ロビーインターホン1が具備するテレビカメラ45で撮像された映像信号を伝送する映像線Lbと、ロビーインターホン1が有する選択手段(後述する)により選択された住戸機2を指定する制御信号を伝送する制御線Lcとにそれぞれペア線を用いている。つまり、図示例の伝送線路では3対のペア線を用いている。ここで、映像線Lbを介して伝送される映像信号はロビーインターホン1において周波数変調され、後述するように各住戸機2に設けた映像処理部12で周波数復調されてモニタ部13に表示される。
ロビーインターホン1は、音声を入出力するマイクロホン40及びスピーカ41と、マイクロホン40から出力される音声信号(送話信号)を増幅するマイクロホンアンプ42と、スピーカ31に入力する音声信号(受話信号)を増幅するスピーカアンプ43と、受話側並びに送話側の各伝送経路と2線の通話線Laとを2線4線変換する2線4線変換部44と、来訪者を撮像するテレビカメラ45と、テレビカメラ45から出力される映像信号を周波数変調して映像線Lbを介して伝送する映像処理部46と、住戸番号を指定するための番号キーと呼出釦を有する選択手段たる操作部47と、CPUを主構成要素とする制御部48と、制御部48と制御線Lcとのインタフェースとなる制御信号送受信部49とを具備し、来訪者が操作部47の番号キーを操作して訪問先の住戸番号を選択した後に呼出釦を操作すると住戸番号に対応する住戸機2を選択したことになる。操作部47から入力された住戸番号が制御部48によって制御信号送受信部49から制御線Lcを介して警報監視盤5に送信され、警報監視盤5が当該住戸番号に対応する住戸機2に対して制御線Lcを介して制御信号(呼出コマンド)を送出する。なお、スピーカアンプ43はゲイン(増幅度)が可変である可変増幅器からなり、後述するように制御部48によってゲインが調整される。
一方、住戸機2は、音声を入出力するマイクロホン21及びスピーカ22を備え、マイクロホン21とスピーカ22とはそれぞれマイクロホンアンプ23a並びにスピーカアンプ23bを介して通話処理部24に接続されている。但し、スピーカアンプ23bはゲイン(増幅度)が可変である可変増幅器からなり、後述するように音量調整部30によってゲインが調整される。また、通話処理部24には受話側並びに送話側の各伝送経路と2線の通話線Laとを2線4線変換する2線4線変換部25が増幅器26a,26bを介して接続されている。通話処理部24は、通話線Laを介して伝送されてくる音声信号(受話信号)とマイクロホン21から出力される音声信号(送話信号)のレベルを比較することで通話状態(受話状態又は送話状態)を推定し、受話状態と推定したときには送話信号の伝送経路に損失を挿入し、送話状態と推定したときには受話信号の伝送経路に損失を挿入することで受話モードと送話モードを切り換える音声スイッチや、マイクロホン21とスピーカ22の音響結合によって生じる音響エコーを消去するためのエコーキャンセラなどを具備する。但し、このような音声スイッチやエコーキャンセラは従来周知であるから詳細な構成及び動作の図示並びに説明は省略する。したがって、ロビーインターホン1と住戸機2との間で通話線Laを通して音声信号を授受することができ、来訪者がロビーインターホン1を用いるとともに居住者が住戸機2を用いることによって、来訪者と居住者との間で音声通話が可能となる。
また住戸機2には、分岐線L2の通話線Laと映像線Lbをそれぞれ通話信号(受話信号及び送話信号)の伝送経路(以下、「通話路」と呼ぶ。)と映像信号の伝送経路に分離する幹線インタフェース部14が設けられている。映像信号の伝送経路は映像処理部12に接続され、通話路は通話路切換部16に接続されている。通話路切換部16は、2線4線変換部25に接続された通話路を、幹線インタフェース部14に接続する状態と、後述する子器インタフェース部18に接続する状態と、同一住戸内に設置された別の住戸機(図示せず)に接続する状態とを択一的に切り換えるものである。
通話路切換部16に接続された子器インタフェース部18には子器接続線L3を介してドアホン子器6が接続される。ドアホン子器6は集合住宅の各住戸の玄関先に配置されるものであってマイクロホン及びスピーカを備える。したがって、通話路切換部16が2線4線変換部25に接続された通話路を子器インタフェース部18に接続する状態に切り換えられているときにドアホン子器6と住戸機2との間での通話が可能になっている。また、ドアホン子器6にはテレビカメラが設けられ、子器インタフェース部18では子器接続線L3を介して伝送される音声信号と映像信号を分離し、分離した映像信号を伝送線路を介して映像処理部12に出力してモニタ部13に表示することができるようになっている。さらにドアホン子器6には呼出釦が設けられ、呼出釦が操作されたときに子器接続線L3に呼出信号を送出する機能を有し、住戸機2では呼出信号を検出したときに報知音生成部27で生成された呼出音がスピーカ22から送出されるようになっている。
住戸機2において、モニタ部13には液晶表示器あるいはCRTが用いられる。映像線Lbを通して住戸機2に入力される映像信号は、幹線インタフェース部14で平衡−不平衡変換され、さらに増幅器で増幅された後に映像処理部12において周波数復調される。また、子器接続線L3を通して住戸機2に入力される映像信号も、子器インタフェース部18で平衡−不平衡変換され、さらに増幅器で増幅された後に映像処理部12において周波数復調される。そして、映像処理部12から出力された映像信号は、モニタ部13に入力されることによってモニタ部13の画面に映像を表示する。つまり、ロビーインターホン1やドアホン子器6のテレビカメラにおいて撮像された来訪者の映像が住戸機2のモニタ部13に表示されるから、住戸内の居住者が来訪者を確認することができるのである。
また報知音生成部27は、ロビーインターホン1やドアホン子器6からの呼出等を報知するための報知音を生成し、生成した報知音を増幅器28aを介してスピーカ22に出力するとともに当該報知音をバックトーンとして分岐線L2又は子器接続線L3にも出力する。すなわち、報知音生成部27には増幅器28bを介してバックトーン送出路切換部17が接続されており、このバックトーン送出路切換部17がバックトーンの送出先を分岐線L2と子器接続線L3とに択一的に切り換えるようになっている。
住戸機2には、CPUを主構成要素とし内部回路を制御する主制御部10が設けられ、主制御部10には制御線Lcとのインタフェースとなる制御信号送受信部11が接続される。制御信号送受信部11は、主制御部10から出力された制御信号を制御線Lcに送出し、制御線Lcから受信した制御信号を主制御部10に引き渡す機能を有する。
ところで、分岐線L2は分岐器7を介して幹線L1から分岐され、幹線制御装置3においては各系統の幹線L1を直結している。したがって、ロビーインターホン1から送出された制御信号は制御線Lcに接続されるすべての住戸機2に伝送される。ここに、住戸機2の主制御部10には個別にアドレス(たとえば、住戸番号)が設定されており、ロビーインターホン1においてアドレスを選択することによって、アドレスを指定する制御信号(呼出コマンド)が警報監視盤5から制御線Lcを介して全ての住戸機2に伝送することが可能になっている。住戸機2の主制御部10は、制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスであれば映像処理部12やモニタ部13を起動してロビーインターホン1のテレビカメラ45において撮像された来訪者の映像を住戸機2のモニタ部13に表示させるとともに、報知音生成部27に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ22から送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機2の応答釦(図示せず)を押操作すれば、主制御部10が通話路切換部16を制御して2線4線変換部25に接続された通話路を幹線インタフェース部14に接続する状態に切り換えさせてロビーインターホン1との間に通信路を確立することにより、ロビーインターホン1と選択された住戸機2との間でのみ通話可能にすることができるとともに、選択された住戸機2でのみテレビカメラ45で撮像された来訪者をモニタ部13に表示することが可能になる。尚、ロビーインターホン1において選択された住戸機2がロビーインターホン1との間で通信路を確立している状態は、ロビーインターホン1または住戸機2において適宜の操作釦を用いた通話終了が検出されると終了する。
また、ドアホン子器6の呼出釦が押操作されて子器接続線L3に呼出信号が送出されると、呼出信号を検出した住戸機2の主制御部10が映像処理部12やモニタ部13を起動してドアホン子器6のカメラにおいて撮像された来訪者の映像を住戸機2のモニタ部13に表示させるとともに、報知音生成部27に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ22から送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機2の応答釦(図示せず)を押操作すれば、主制御部10が通話路切換部16を制御して2線4線変換部25に接続された通話路を子器インタフェース部18に接続する状態に切り換えさせてドアホン子器6との間に通信路を確立することにより、ドアホン子器6と住戸機2との間で通話可能にすることができるとともテレビカメラで撮像された来訪者をモニタ部13に表示することが可能になる。
一方、警報監視盤5は、CPUを主構成要素とする制御部50と、制御部50と制御線Lcとのインタフェースとなる制御信号送受信部51と、通話用のハンドセット(送受話器)52と、送話信号及び受話信号を増幅する増幅器53a,53bと、受話側並びに送話側の各伝送経路と2線の通話線Laとを2線4線変換する2線4線変換部54と、制御部50からの指示に応じて後述するトレーニング信号を送信するトレーニング信号送信部55と、2線4線変換部54の送話側の伝送線路をハンドセット52に接続する状態とトレーニング信号送信部55に接続する状態とに択一的に切り換える音声/トレーニング信号切換部56と、音声/トレーニング信号切換部56を2線4線変換部54を介して通話線Laに接続する状態と2線4線変換部54を介さずに増幅器58を介して通話線Laに接続する状態とに択一的に切り換える通話/トレーニング信号切換部57と、ロビーインターホン1に接続された通話線Laと幹線制御装置3に接続された通話線Laとの間に挿入された開閉スイッチ部59とを備えている。尚、図示は省略するが、警報監視盤5には住戸番号を指定するための番号キーと呼出釦を有する選択手段とが設けられ、管理人が番号キーを操作して何れかの住戸番号を選択した後に呼出釦を操作することで住戸番号に対応する住戸機2を選択すれば、選択した住戸機2との間に通信路が形成されてハンドセット52により当該住戸機2との間でのみ通話を行うことができる。また、かかる通話時には、制御部50によって音声/トレーニング信号切換部56が2線4線変換部54の送話側の伝送線路をハンドセット52に接続する状態に切り換えられるとともに通話/トレーニング信号切換部57が音声/トレーニング信号切換部56を2線4線変換部54を介して通話線Laに接続する状態に切り換えられ、且つ開閉スイッチ部59が開成されてロビーインターホン1が幹線L1から切り離される。ここで、受話信号を増幅する増幅器53aはゲイン(増幅度)が可変である可変増幅器からなり、後述するように制御部50によってゲインが調整される。
トレーニング信号送信部55は、単一周波数のトーン信号からなるトレーニング信号を生成して出力するものであって、トレーニング信号は音声/トレーニング信号切換部56から通話/トレーニング信号切換部57を経て増幅器58で増幅された後に通話線Laを介して各住戸機2に伝送される。
而して、本実施形態では管理室に設置される警報監視盤5が第1の通話装置に相当し、各住戸に設置される住戸機2が第2の通話装置に相当し、共用玄関に設置されるロビーインターホン1が第3の通話装置に相当する。但し、ロビーインターホン1にトレーニング信号送信手段を設けて第1の通話装置とし、警報監視盤5からトレーニング信号送信部55を取り除いて第3の通話装置とする構成であってもよい。
住戸機2が具備する音量調整部30は、通話線Laを介して受信したトレーニング信号の信号レベルに基づいてスピーカアンプ23bのゲインを調整するものであって、具体的には、トレーニング信号の信号レベルと適当な音量となる基準レベルとの差を補償するようにゲインの調整量を演算し、スピーカアンプ23bのゲインを当該調整量に応じて増減することでスピーカ22から鳴動する受話音声の音量を調整する。尚、本実施形態における音量調整部30は、通話処理部24並びに報知音生成部27とともにDSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)のハードウェアをソフトウェアで制御することによって実現されているが、これに限定されるものではなく、DSPの代わりにCPUを用いたり、あるいはアナログ回路やディジタル回路で構成することも可能である。
次に、本実施形態において警報監視盤5より何れかの住戸機2を選択して個別に通話する際の警報監視盤5並びに住戸機2の各動作を説明する。まず、図示しない選択手段により何れかの住戸機2が選択されると、警報監視盤5では、制御部50が選択された住戸機2を呼び出すための制御信号(呼出コマンド)を制御信号送受信部51から制御線Lcを介して選択された住戸機2に対して伝送し、さらに、制御信号の送信完了から第1の所定時間が経過したら、音声/トレーニング信号切換部56を制御してトレーニング信号送信部55を通話/トレーニング信号切換部57に接続する状態に切り換えるとともに通話/トレーニング信号切換部57を2線4線変換部54を介さずに通話線Laに接続する状態に切り換えた後、トレーニング信号送信部55からトレーニング信号を送信させる。
警報監視盤5から送信された制御信号は、選択された住戸機2で受信される。制御信号を受信した住戸機2では、主制御部10が呼出コマンドに応じて通話開始のための準備を行う。すなわち、主制御部10は音量調整部30を動作させ、警報監視盤5から通話線Laを介して伝送されるトレーニング信号を受信すれば上述の音量調整量の演算を開始させる。音量調整部30では、主制御部10から動作開始の指示を受けるとトレーニング信号の信号レベルを計測し、上述の手順で音量調整量を演算するとともに、当該演算結果(音量調整量)を主制御部10に渡す。主制御部10は、制御信号送受信部11から信号線Lcを介して警報監視盤5に送信する制御信号で音量調整量を警報監視盤5に通知する。
警報監視盤5においては、制御信号送受信部51で上記制御信号を受信し、通知された音量調整量が制御部50に渡され、制御部50が当該音量調整量に基づいて増幅器53aのゲインを増減して受話音声の音量を調整する。さらに警報監視盤5では、送信開始から第2の所定時間経過後に制御部50がトレーニング信号送信部55によるトレーニング信号の送信を停止させ、さらに、音声/トレーニング信号切換部56を制御してハンドセット52を通話/トレーニング信号切換部57に接続する状態に切り換える。そして、管理人がハンドセット52を使って通話し、居住者が住戸機2で通話すれば、住戸機2のスピーカ22からはスピーカアンプ23bによって適正な音量に調整された受話音声が鳴動され、同じく警報監視盤5のハンドセット52からも増幅器53aによって適正な音量に調整された受話音声が鳴動されることになる。
ここで、通話を終了するためにハンドセット52がオンフックされると、警報監視盤5の制御部50は、通話終了を指示する制御信号(通話終了コマンド)を制御信号送受信部51から制御線Lcを介して住戸機2に対して伝送した後、待機状態に戻る。また、通話終了コマンドを受信した住戸機2では、主制御部10が通話処理部24を停止させて待機状態に戻る。
次に、本実施形態においてロビーインターホン1より何れかの住戸機2を選択して個別に通話する際のロビーインターホン1並びに警報監視盤5、住戸機2の各動作を説明する。まず、来訪者が操作部47の番号キーを操作して訪問先の住戸番号を選択した後に呼出釦を操作することで住戸番号に対応する住戸機2が選択されると、ロビーインターホン1では、操作部47から入力された住戸番号並びにトレーニング信号の送信依頼を制御部48によって制御信号送受信部49から制御線Lcを介して警報監視盤5に送信する。警報監視盤5では、制御部50がロビーインターホン1で選択された住戸機2を呼び出すための制御信号(呼出コマンド)を制御信号送受信部51から制御線Lcを介して当該住戸機2に対して伝送し、さらに、制御信号の送信完了から第1の所定時間が経過したら、音声/トレーニング信号切換部56を制御してトレーニング信号送信部55を通話/トレーニング信号切換部57に接続する状態に切り換えるとともに通話/トレーニング信号切換部57を2線4線変換部54を介さずに通話線Laに接続する状態に切り換えた後、トレーニング信号送信部55からトレーニング信号を送信させる。
そして、警報監視盤5と住戸機2との通話時と同様に、制御信号を受信した住戸機2では、音量調整部30がトレーニング信号の信号レベルを計測して音量調整量を演算するとともに、当該演算結果(音量調整量)を主制御部10に渡し、主制御部10が制御信号送受信部11から信号線Lcを介して音量調整量を通知するための制御信号を送信する。
警報監視盤5においては、住戸機2から信号線を介して送信された前記制御信号を制御信号送受信部51よりロビーインターホン1に転送し、送信開始から第2の所定時間経過後に制御部50がトレーニング信号送信部55によるトレーニング信号の送信を停止させるとともに、開閉スイッチ部59を閉成してロビーインターホン1に接続されている通話線Laを幹線L1の通話線Laと接続する。
一方、ロビーインターホン1においては、警報監視盤5から転送された制御信号を制御信号送受信部49で受信し、通知された音量調整量が制御信号送受信部49から制御部48に渡され、制御部48が当該音量調整量に基づいてスピーカアンプ43のゲインを増減して受話音声の音量を調整する。そして、来訪者がロビーインターホン1で通話するとともに居住者が住戸機2で通話すれば、住戸機2のスピーカ22からはスピーカアンプ23bによって適正な音量に調整された受話音声が鳴動され、同じくロビーインターホン1のスピーカ41からもスピーカアンプ43によって適正な音量に調整された受話音声が鳴動されることになる。
上述のように本実施形態によれば、第1の通話装置たる警報監視盤5と第2の通話装置たる住戸機2との間で通話を開始する前に、警報監視盤5から通話線Laを介して送信されるトレーニング信号を住戸機2で受信し、住戸機2では当該トレーニング信号の信号レベルに基づいて演算手段並びに音量調整手段たる音量調整部30が音量の調整量を演算するとともに当該調整量でスピーカアンプ23bのゲインを増減して受話音声の音量を調整し、さらに当該調整量が住戸機2から警報監視盤5に通知され、警報監視盤5では住戸機2から通知された当該調整量で音量調整手段たる制御部50が増幅器53aのゲインを増減して受話音声の音量を調整するので、警報監視盤5から選択された住戸機2までの通話線Laの配線距離に関わらずに最適な音量で通話することができ、しかも、個々の住戸機2において手動で音量を調整する手間が省けるという利点がある。
さらに、第1の通話装置たる警報監視盤5では、第3の通話装置たるロビーインターホン1から送信されたトレーニング信号送信依頼の制御信号を受信したときにトレーニング信号を送信し、ロビーインターホン1では、第2の通話装置たる住戸機2から送信される制御信号により通知された調整量で音量調整手段たる制御部48がスピーカアンプ43のゲインを増減して受話音声の音量を調整するので、トレーニング信号送信手段や演算手段を具備しないロビーインターホン1においても選択された住戸機2までの通話線Laの配線距離に関わらずに最適な音量で通話することができるとともに、ロビーインターホン1の構成が簡素化できるためにシステム全体のコストダウンが図れるという利点がある。ここで、警報監視盤5が設置される管理室はロビーインターホン1が設置される共用玄関の近傍に配置されており、警報監視盤5とロビーインターホン1とを接続する通話線Laの配線距離(最大で20m〜30m)が、警報監視盤5と各住戸機2とを接続する通話線La+L1の配線距離(最大で2km〜3km)に比べて十分に短いとみなせるので、上述のようにロビーインターホン1の代わりに警報監視盤5から送信されたトレーニング信号に基づいて音量の調整量を演算しても適正な音量に調整できるものである。
本発明の実施形態を示すシステム構成図である。
符号の説明
1 ロビーインターホン(第3の通話装置)
2 住戸機(第2の通話装置)
5 警報監視盤(第1の通話装置)
22 スピーカ
23b スピーカアンプ
30 音量調整部
50 制御部
52 ハンドセット
53a 増幅器
55 トレーニング信号送信部
La 通話線
Lc 信号線

Claims (1)

  1. 音声の入出力が可能な第1及び第2の通話装置と、通話線を介して第1及び第2の通話装置と接続される第3の通話装置とを備え、第1乃至第3の通話装置が通話線を介して互いに音声信号を伝送して通話する通話システムであって、
    第1の通話装置は、音声を入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、音声入力手段から入力する音声信号を通話線を介して送信するとともに通話線を介して送信される音声信号を受信して音声出力手段へ出力する音声信号伝送手段と、第2の通話装置との間で制御信号を送受信する制御信号送受信手段と、通話線を介して第2の通話装置にトレーニング信号を送信するトレーニング信号送信手段と、音声信号伝送手段から音声出力手段へ出力される音声信号の音量を調整する音量調整手段とを具備し、
    第2の通話装置は、音声を入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、音声入力手段から入力する音声信号を通話線を介して送信するとともに通話線を介して送信される音声信号を受信して音声出力手段へ出力する音声信号伝送手段と、第1の通話装置との間で制御信号を送受信する制御信号送受信手段と、音声信号伝送手段から音声出力手段へ出力される音声信号の音量を調整する音量調整手段と、第1の通話装置から送信されるトレーニング信号を受信し当該トレーニング信号の信号レベルに基づいて音量調整手段における音量の調整量を演算する演算手段と、演算手段で演算された調整量を通知するための制御信号を制御信号伝送手段より第1の通話装置へ送信させる制御手段とを具備し、
    第3の通話装置は、音声を入力する音声入力手段と、音声を出力する音声出力手段と、音声入力手段から入力する音声信号を通話線を介して送信するとともに通話線を介して送信される音声信号を受信して音声出力手段へ出力する音声信号伝送手段と、第1及び第2の通話装置との間で制御信号を送受信する制御信号送受信手段と、音声信号伝送手段から音声出力手段へ出力される音声信号の音量を調整する音量調整手段と、第1の通話装置に対してトレーニング信号の送信を依頼するための制御信号を制御信号伝送手段より第1の通話装置へ送信させる制御手段とを具備し、
    第1の通話装置では、制御信号送受信手段で受信する前記制御信号により通知された調整量で音量調整手段が音量を調整するとともに制御信号送受信手段で第3の通話装置から送信されたトレーニング信号送信依頼の制御信号を受信したときにトレーニング信号送信手段がトレーニング信号を送信し、
    第3の通話装置では、制御信号送受信手段で受信する前記制御信号により通知された調整量で音量調整手段が音量を調整することを特徴とする通話システム
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