JP2006222887A - 集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステム - Google Patents

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Hideaki Takahashi
秀晃 高橋
Naonori Hashimoto
尚典 橋本
Junji Senoo
純二 妹尾
Kenji Hirota
健二 廣田
Toshiya Takano
俊哉 高野
Yasuharu Fujishima
康晴 藤島
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Abstract

【課題】住戸人が一斉放送を聞き逃すことを防ぐ。
【解決手段】住戸機4においては、警報監視盤1から伝送される一斉放送用音声信号を記憶部Mに記憶している。すなわち、警報監視盤1から伝送される一斉放送用音声信号を記憶部Mに記憶し、記憶部Mに記憶した一斉放送用音声信号を制御部40で読み出してスピーカ41bから一斉放送の音声を送出させるので、住戸人の不在時などに行われた一斉放送を住戸人が聞き逃すことを防ぐことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、集合住宅の共用玄関に設置された共用部装置と各住戸にそれぞれ設置される住戸機の何れか1台との間で択一的に通信路を確立して通話可能とする集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステムに関し、特に共用部装置と1台の住戸機とが一対一で通話する個別通話の他に、集合住宅の共用部や管理人室などに設置された一斉放送装置により複数の住戸機へ音声を一斉に放送することができる集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステムに関するものである。
従来、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置(ロビーインターホン)と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され共用部装置とは伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段(テンキーなど)を来訪者が操作することにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機(インターホン親機や住宅情報盤など)と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され住戸機とは通話用の子器接続線を介して接続されるドアホン子器とを備えた集合住宅用インターホンシステムが提供されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、集合住宅の共用部若しくは管理人室に設置され各住戸機とは伝送線路を介して接続されるとともに一部又は全部の住戸機に対して一斉に音声を放送する一斉放送装置を備えた集合住宅用インターホンシステムも提供されている。
特開2004−88413号公報
しかしながら、従来システム及び住戸機においては、例えば、住戸人の不在時に一斉放送が行われた場合、当該住戸人が一斉放送を聞き逃してしまうという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、住戸人が一斉放送を聞き逃すことを防ぐことが可能な集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステムに関するものである。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され共用部装置とは伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機と、集合住宅の共用部若しくは管理人室に設置され各住戸機とは伝送線路を介して接続されるとともに一部又は全部の住戸機に対して一斉に音声を放送する一斉放送装置とを備えた集合住宅用インターホンシステムに用いられる住戸機であって、共用部装置との間で伝送線路を介した通話を行う通話手段と、伝送線路を介して一斉放送装置から伝送される一斉放送用音声信号を音声に変換して出力する一斉放送発音手段と、一斉放送用音声信号を記憶する一斉放送記憶手段と、一斉放送記憶手段に記憶された一斉放送用音声信号を読み出して一斉放送発音手段から一斉放送の音声を出力させる一斉放送再生手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記一斉放送発音手段は、一斉放送記憶手段が一斉放送用音声信号を記憶している間は当該一斉放送の音声を出力しないことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、共用部装置との通話中に一斉放送装置から一斉放送の開始が知らされたときに一斉放送の開始を報知する一斉放送報知手段を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、上記目的を達成するために、前記共用部装置と、請求項1〜3の何れかに記載した複数の前記住戸機と、前記一斉放送装置とを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、上記目的を達成するために、前記共用部装置と、請求項3記載の複数の住戸機と、前記一斉放送装置とを備え、住戸機は、伝送線路を介して一斉放送用音声信号の送信を要求する制御信号を伝送する制御信号伝送手段を備え、一斉放送装置は、住戸機に対する一斉放送用音声信号を記憶する記憶手段と、住戸機から伝送線路を介して伝送される制御信号を受信する制御信号受信手段と、制御信号受信手段で一斉放送用音声信号の送信を要求する制御信号を受信したときに記憶手段に記憶されている一斉放送用音声信号を読み出して伝送線路を介して当該要求元の住戸機に対して伝送する一斉放送伝送手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、一斉放送装置から伝送される一斉放送用音声信号を一斉放送記憶手段に記憶し、一斉放送記憶手段に記憶した一斉放送用音声信号を一斉放送再生手段で読み出して一斉放送発音手段から一斉放送の音声を出力させるので、住戸人の不在時などに行われた一斉放送を住戸人が聞き逃すことを防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、一斉放送の音声が不用意に出力されることで住戸人の睡眠を妨げるといった不具合を防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明の効果に加えて、一斉放送報知手段により一斉放送の開始が住戸人に報知されるので、共用部装置との通話が終わった後で住戸人が一斉放送を聞くように注意を喚起することができ、一斉放送を住戸人が聞き逃すことを確実に防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、住戸人の不在時などに行われた一斉放送を住戸人が聞き逃すことを防ぐことが可能な集合住宅用インターホンシステムが提供できる。
請求項5の発明によれば、共用部装置との通話が終わった後で一斉放送装置から住戸機へ一斉放送用音声信号を送信させて一斉放送を聞くことができ、一斉放送を住戸人が聞き逃すことを確実に防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
本実施形態のシステム構成例を図2に示す。本実施形態では、集合住宅の共用玄関に設置される共用部装置(ロビーインターホン)2と、各住戸にそれぞれ設置される複数台(図示は1台のみ)の住戸機4とを備え、ロビーインターホン2と住戸機4とがそれぞれ伝送線路を介して接続されている。伝送線路は、ロビーインターホン2に接続される幹線L1と、各住戸機4にそれぞれ接続される住戸別線L2とを含み、さらに集合住宅の管理人室に設置された警報監視盤1が幹線L1に接続される。この伝送線路としては、3対以上のペア線をシース内に備える多対ツイストペアケーブルを用いており、図示は省略するがロビーインターホン2と住戸機4との間で音声信号を伝送する通話線Laと、ロビーインターホン2が具備するカメラ26で撮像された映像信号を伝送する映像線Lbと、ロビーインターホン2が有する選択手段(後述する)により選択された住戸機4を指定する制御信号を伝送する制御線Lcとにそれぞれペア線を用いている。つまり、図示例の伝送線路では3対のペア線を用いている。ここで、映像線Lbを介して伝送される映像信号はロビーインターホン2において周波数変調され、後述するように各住戸機4に設けた映像処理部43で周波数復調されてモニタ部45に表示される。
図3に示すようにロビーインターホン2は、音声を入出力するマイクロホン24a及びスピーカ24bと、通話線Laを介して住戸機4から伝送される音声信号を信号処理してスピーカ24bに出力するとともにマイクロホン24aから入力する音声信号を信号処理して通話線Laに送出することでハンズフリー通話を実現する通話処理部25と、来訪者を撮像するカメラ26と、カメラ26が出力する映像信号を周波数変調して映像線Lbを介して伝送する映像処理部27と、住戸番号を指定するための番号キーや呼出釦を有する操作スイッチ部22と、操作スイッチ部22で指定された住戸番号等を表示する表示部23と、操作スイッチ部22の操作を報知するための報知音や後述する報知メッセージを生成してスピーカ24bへ出力する報知音生成部29と、CPUを主構成要素とし上記各部の動作を制御する制御部20と、制御部20と制御線Lcのインタフェースを行う伝送送受信部21と、マイクロホン24aから出力する音声信号を増幅する増幅器A1と、スピーカ24bへ出力する音声信号を増幅する増幅器A2とを備えている。つまり、来訪者が選択手段である操作スイッチ部22の番号キーを操作して訪問先の住戸番号を選択した後に呼出釦を操作すると住戸番号に対応する住戸機2を選択したことになる。ここで、ロビーインターホン2には通話線La及び制御線Lcを介して警報監視盤1が接続されており、ロビーインターホン2で選択された住戸番号が制御線Lcを介して警報監視盤1に伝送されると、警報監視盤1が当該住戸番号に対応する住戸機4に対して呼出元のロビーインターホン2に割り当てられている固有のアドレスを付加した制御信号(呼出コマンド)を制御線Lcを介して送出する。
一方、住戸機4は、図1に示すように音声を入出力するマイクロホン41a及びスピーカ41bを備え、マイクロホン41aとスピーカ41bとはそれぞれ通話処理部42に接続されている。また、通話処理部42には受話側並びに送話側の各伝送経路と2線の通話線Laとを2線4線変換する2線4線変換部(図示せず)が接続されている。通話処理部42は、通話線Laを介して伝送されてくる音声信号(受話信号)とマイクロホン41aから出力される音声信号(送話信号)のレベルを比較することで通話状態(受話状態又は送話状態)を推定し、受話状態と推定したときには送話信号の伝送経路に損失を挿入し、送話状態と推定したときには受話信号の伝送経路に損失を挿入することで受話モードと送話モードを切り換える音声スイッチや、マイクロホン41aとスピーカ41bの音響結合によって生じる音響エコーを消去するためのエコーキャンセラなどを具備する。但し、このような音声スイッチやエコーキャンセラは従来周知であるから詳細な構成及び動作の図示並びに説明は省略する。したがって、ロビーインターホン2と住戸機4との間で通話線Laを通して音声信号を授受することができ、来訪者がロビーインターホン2を用いるとともに居住者が住戸機4を用いることによって、来訪者と居住者との間で音声通話が可能となる。
また住戸機4には、住戸別線L2の通話線Laと映像線Lbをそれぞれ通話信号(受話信号及び送話信号)の伝送経路(以下、「通話路」と呼ぶ。)と映像信号の伝送経路に分離する幹線インタフェース(図示せず)が設けられている。映像信号の伝送経路は映像処理部43に接続され、通話路は通話処理部42と子器インタフェース部44とに択一的に切換接続される。子器インタフェース部44には子器接続線L3を介してドアホン子器3が接続される。ドアホン子器3は集合住宅の各住戸の玄関先に配置されるものであってマイクロホン及びスピーカを備え、子器インタフェース部44はドアホン子器3との通話のための音声双方向増幅回路や通話路を接続するための開閉路回路などを備える。したがって、通話路が子器インタフェース部44に接続されている状態ではドアホン子器3と住戸機4との間での通話が可能になっている。また、ドアホン子器3にはテレビカメラが設けられ、子器インタフェース部44では子器接続線L3を介して伝送される音声信号と映像信号を分離し、分離した映像信号を映像処理部43に出力してモニタ部45に表示することができるようになっている。さらにドアホン子器3には呼出釦が設けられ、呼出釦が操作されたときに子器接続線L3に呼出信号を送出する機能を有し、住戸機4では呼出信号を検出したときに報知音生成部46で生成された呼出音がスピーカ41bから送出されるようになっている。
住戸機4において、モニタ部45には液晶表示器が用いられる。映像線Lbを通して住戸機4に入力される映像信号は、幹線インタフェースで平衡−不平衡変換され、さらに増幅器で増幅された後に映像処理部43において周波数復調される。また、子器接続線L3を通して住戸機4に入力される映像信号も、子器インタフェース部44で平衡−不平衡変換され、さらに増幅器で増幅された後に映像処理部43において周波数復調される。そして、映像処理部43から出力された映像信号は、モニタ部45に入力されることによってモニタ部45の画面に映像を表示する。つまり、ロビーインターホン2やドアホン子器3のカメラにおいて撮像された来訪者の映像が住戸機4のモニタ部45に表示されるから、住戸内の居住者が来訪者を確認することができるのである。また報知音生成部46は、ロビーインターホン2やドアホン子器3からの呼出等を報知するための報知音を生成し、生成した報知音をスピーカ41bに出力するとともに当該報知音をバックトーンとして住戸別線L2又は子器接続線L3にも出力する。
住戸機4には、CPUを主構成要素とし内部回路を制御する制御部40が設けられ、制御部40には制御線Lcとのインタフェースとなる伝送送受信部47が接続される。伝送送受信部47は、制御部40から出力された制御信号を制御線Lcに送出し、制御線Lcから受信した制御信号を制御部40に引き渡す機能を有する。また住戸機4には、呼出に応答する際に操作される応答釦48b等を含む操作スイッチ部48aと、操作スイッチ部48aの操作に応じた操作入力を制御部40に入力するスイッチ入力部48bとが設けられる。さらに住戸機4には、住戸内に設置される種々のセキュリティセンサ(火災感知器やガス漏れ感知器など)Sと制御部40とのインタフェースとなるセンサ入力部49が設けられている。つまり、住戸機4においては、セキュリティセンサSから火災やガス漏れ等の異常発生を知らせるセンサ信号がセンサ入力部49を通じて制御部40に入力されると、制御部40が報知音生成部46に対して異常発生を報知するための警報音や警報メッセージを生成させてスピーカ41bから送出させるとともに、伝送送受信部47から制御線Lcを介して警報監視盤1に異常発生を報知するための制御信号を送信させ、警報監視盤1においても異常発生の警報を行うように構成されている。尚、このように通話機能とセキュリティ機能を有した住戸機4は特に住宅情報盤と呼ばれる。
ところで、住戸別線L2は幹線L1から分岐されているため、ロビーインターホン2から警報監視盤1を介して送出された制御信号は制御線Lcに接続されるすべての住戸機4に伝送される。ここに、住戸機4の制御部40には個別にアドレス(たとえば、住戸番号)が設定されており、ロビーインターホン2において住戸機4のアドレスを選択することによって、住戸機4のアドレスを指定する制御信号(呼出コマンド)が警報監視盤1から制御線Lcを介して全ての住戸機4に伝送することが可能になっている。住戸機4の制御部40は、制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスであれば映像処理部43やモニタ部45を起動してロビーインターホン2のカメラにおいて撮像された来訪者の映像を住戸機4のモニタ部45に表示させるとともに、報知音生成部46に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ41bから送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機4の操作スイッチ部48aに設けられている応答釦48b(図2参照)を押操作すれば、制御部40が通話線Laに接続された通話路を通話処理部42に接続してロビーインターホン2との間に通信路を確立することにより、ロビーインターホン2と選択された住戸機4との間でのみ通話可能にすることができるとともに、選択された住戸機4でのみカメラで撮像された来訪者をモニタ部45に表示することが可能になる。尚、ロビーインターホン2において選択された住戸機4がロビーインターホン2との間で通信路を確立している状態は、ロビーインターホン2または住戸機4において適宜の操作釦を用いた通話終了が検出されると終了する。
また、ドアホン子器3の呼出釦が押操作されて子器接続線L3に呼出信号が送出されると、呼出信号を検出した住戸機4の制御部40が映像処理部43やモニタ部45を起動してドアホン子器3のカメラにおいて撮像された来訪者の映像を住戸機4のモニタ部45に表示させるとともに、報知音生成部46に生成させた報知音(呼出音)をスピーカ41bから送出させる。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機4の応答釦48bを押操作すれば、制御部40が通話路を子器インタフェース部18に接続する状態に切り換えてドアホン子器3との間に通信路を確立することにより、ドアホン子器3と住戸機4との間で通話可能にすることができるとともカメラで撮像された来訪者をモニタ部45に表示することが可能になる。
警報監視盤1は集合住宅の管理人室に設置されるものであって、図4に示すようにハンドセット(図示せず)を用いて通話するための通話部14と、住戸機4の住戸番号を入力するための番号キー等を有する操作部12と、住戸機4における異常発生を報知するための警報音や警報メッセージを生成してスピーカ(図示せず)から送出する警報音生成部15と、操作部12で指定された住戸番号等を表示する表示部13と、CPUを主構成要素とし上記各部の動作を制御する制御部10と、制御部10と制御線Lcのインタフェースを行う伝送送受信部11と、後述するように一斉放送用音声信号を記憶する記憶部16とが設けられ、通話線Laを介して各住戸機4との間で通話並びに一斉放送を行う機能や、制御線Lcを介して住戸機4から伝送される異常発生を報知するための制御信号を受信して警報を発する機能等を有している。すなわち、本実施形態においては警報監視盤1が一斉放送装置に相当する。例えば、管理人が操作部12を操作して住戸番号を入力した後に通話部14のハンドセットを持ち上げてオフフックすると、入力された住戸番号に対応する住戸機4に対して制御部10が制御信号(呼出コマンド)を生成し、伝送送受信部11から制御線Lcに送出させ、上述したロビーインターホン2と住戸機4との通話時と同様に、選択された住戸機4と警報監視盤1との間でのみ通話線Laを介した通話が可能となる。また、一斉放送とは、警報監視盤1から複数台(全て若しくは一部)の住戸機4に対して音声信号を伝送することであって、各住戸への緊急性を有しない連絡や避難誘導などの緊急連絡を目的に行われる。例えば、警報監視盤1から全ての住戸機4に対して一斉放送を行う場合、警報監視盤1から一斉放送の開始を指示する制御信号(一斉放送開始コマンド)が制御線Lcを介して各住戸機4に送信され、この制御信号を受信した各住戸機4では、一斉放送開始コマンドを応じて制御部40が通話線Laに接続された通話路を通話処理部42に接続することで警報監視盤1との間に通信路が確立され、警報監視盤1から送出される一斉放送の音声信号が通話線Laを介して各住戸機4に伝送され、スピーカ41bから一斉放送の音声が送出される。また、一斉放送の終了時には警報監視盤1から制御信号(一斉放送終了コマンド)が信号線Lcを介して各住戸機4に伝送され、住戸機4の制御部40では一斉放送終了コマンドを受け取ると通信路を開放して待機状態に戻る。すなわち、本実施形態においては通話のためのスピーカ41bが一斉放送発音手段に兼用されている。
ここで住戸機4においては、警報監視盤1から行われる一斉放送の音声信号(以下、「一斉放送用音声信号」と呼ぶ。)を書換可能な不揮発性メモリ(フラッシュメモリなど)からなる記憶部Mに記憶している。すなわち、通話線Laを介して伝送される一斉放送用音声信号を図示しないA/D変換器でディジタル信号に変換した後に制御部40でADPCM(Adaptive Differential Pulse Code Moudulation)などの周知の圧縮方法により圧縮し、圧縮したデータ(一斉放送データ)を記憶部Mに書き込んで記憶(録音)するのである。また記憶部Mに記憶した一斉放送を再生するには、制御部40が記憶部Mに記憶されている一斉放送データを読み出して伸長処理を行った後、図示しないD/A変換器でアナログ信号(一斉放送用音声信号)に変換してスピーカ24bから一斉放送の音声を送出するのである。つまり、本実施形態では制御部40が一斉放送再生手段に相当する。従って、本実施形態では、警報監視盤1から伝送される一斉放送用音声信号を記憶部Mに記憶し、記憶部Mに記憶した一斉放送用音声信号を制御部40で読み出してスピーカ41bから一斉放送の音声を送出させるので、住戸人の不在時などに行われた一斉放送を住戸人が聞き逃すことを防ぐことができる。尚、住戸機4の制御部40では、一斉放送用音声信号を受信したときにスピーカ41bから一斉放送の音声を送出させると同時に記憶部Mに記憶(録音)する有音放送モード、並びに一斉放送の音声をスピーカ41bから送出させずに記憶部Mへの記憶(録音)のみを行う無音放送モードの2つの一斉放送モードが操作スイッチ部48aの操作によって択一的に選択可能となっており、無音放送モードを選択すれば、一斉放送の音声が不用意に出力されることで住戸人の睡眠を妨げるといった不具合を防ぐことができる。但し、一斉放送開始コマンドで避難誘導などの緊急連絡であることが通知されている場合は強制的に有音放送モードに設定される。
而して、住戸人が不在のときに住戸機4の制御部40が警報監視盤1から一斉放送開始コマンドを受け取ると、警報監視盤1との間で通話線Laを介した通信路を確立した後に予め設定されている一斉放送モード(有音放送モード又は無音放送モード)に従って一斉放送の音声をスピーカ41bから送出し又は送出せずに一斉放送用音声信号を記憶部Mに記憶し、一斉放送終了コマンドを受け取って録音を終了した後は録音された一斉放送が有る旨の表示をモニタ部45の画面に表示させる。また、住戸人が住戸機4でロビーインターホン2と通話しているときに住戸機4の制御部40が警報監視盤1から一斉放送開始コマンドを受け取った場合、警報監視盤1との間では通話線Laを介した通信路を確立することができないので、警報監視盤1から一斉放送の開始が知らされた旨の表示をモニタ部45の画面に表示させる。一方、警報監視盤1では、ハンドセットから入力される一斉放送用音声信号を図示しないA/D変換器でディジタル信号に変換した後に制御部10がADPCMなどの周知の圧縮方法により圧縮し、圧縮したデータ(一斉放送データ)を記憶部16に書き込んで記憶(録音)する。そして、ロビーインターホン2との通話を終了した住戸機4から警報監視盤1に対して一斉放送の伝送を要求する制御信号が伝送されると、警報監視盤1の制御部10では記憶部16に記憶されている一斉放送データを読み出して伸長処理を行った後、図示しないD/A変換器でアナログ信号(一斉放送用音声信号)に変換して通話線Laに送出する。一方、一斉放送の伝送を要求した住戸機4では、制御部40が警報監視盤1との通信路を確立し通話線Laを介して伝送される一斉放送用音声信号を受信してスピーカ41bから一斉放送の音声を送出させる。つまり、本実施形態では住戸機4の制御部40並びにモニタ部45が一斉放送報知手段に相当し、警報監視盤1の制御部10が一斉放送伝送手段に相当する。
上述のように住戸機4がロビーインターホン2と通話しているときに一斉放送が行われた場合、通話中の住戸機4では一斉放送の開始を通知する文字(例えば、「一斉放送」)などがモニタ部45の画面に表示されるため、通話が終わった後で住戸人が一斉放送を聞くように注意を喚起することができ、一斉放送を住戸人が聞き逃すことを確実に防ぐことができる。但し、本実施形態ではロビーインターホン2と住戸機4との通話に使用する通話線Laを利用して一斉放送を行っているが、通話線Laとは別に一斉放送用の専用線で警報監視盤1と各住戸機4とを接続してもよく、一斉放送用の専用線を設けた場合であればロビーインターホン2との通話中においても住戸機4で一斉放送用音声信号を記憶部Mに記憶することが可能である。また、一斉放送の内容が緊急連絡であれば、一斉放送開始コマンドを受信した時点で住戸機4の制御部40は直ちにロビーインターホン2との通話を強制終了して一斉放送用音声信号を受信することは言うまでもない。
本発明に係る住戸機の実施形態を示すブロック図である。 本発明に係る集合住宅用インターホンシステムの実施形態を示すシステム構成図である。 同上におけるロビーインターホン(共用部装置)のブロック図である。 同上における警報監視盤のブロック図である。
符号の説明
1 警報監視盤
4 住戸機
40 制御部
41b スピーカ
M 記憶部

Claims (5)

  1. 集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な共用部装置と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され共用部装置とは伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機と、集合住宅の共用部若しくは管理人室に設置され各住戸機とは伝送線路を介して接続されるとともに一部又は全部の住戸機に対して一斉に音声を放送する一斉放送装置とを備えた集合住宅用インターホンシステムに用いられる住戸機であって、共用部装置との間で伝送線路を介した通話を行う通話手段と、伝送線路を介して一斉放送装置から伝送される一斉放送用音声信号を音声に変換して出力する一斉放送発音手段と、一斉放送用音声信号を記憶する一斉放送記憶手段と、一斉放送記憶手段に記憶された一斉放送用音声信号を読み出して一斉放送発音手段から一斉放送の音声を出力させる一斉放送再生手段とを備えたことを特徴とする集合住宅用インターホンシステムの住戸機。
  2. 前記一斉放送発音手段は、一斉放送記憶手段が一斉放送用音声信号を記憶している間は当該一斉放送の音声を出力しないことを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステムの住戸機。
  3. 共用部装置との通話中に一斉放送装置から一斉放送の開始が知らされたときに一斉放送の開始を報知する一斉放送報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅用インターホンシステムの住戸機。
  4. 前記共用部装置と、請求項1〜3の何れかに記載した複数の前記住戸機と、前記一斉放送装置とを備えたことを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。
  5. 前記共用部装置と、請求項3記載の複数の住戸機と、前記一斉放送装置とを備え、住戸機は、伝送線路を介して一斉放送用音声信号の送信を要求する制御信号を伝送する制御信号伝送手段を備え、一斉放送装置は、住戸機に対する一斉放送用音声信号を記憶する記憶手段と、住戸機から伝送線路を介して伝送される制御信号を受信する制御信号受信手段と、制御信号受信手段で一斉放送用音声信号の送信を要求する制御信号を受信したときに記憶手段に記憶されている一斉放送用音声信号を読み出して伝送線路を介して当該要求元の住戸機に対して伝送する一斉放送伝送手段とを備えたことを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。
JP2005036570A 2005-02-14 2005-02-14 集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステム Pending JP2006222887A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008242732A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Matsushita Electric Works Ltd 住宅用火災警報器、住宅用インターホンシステム
JP2009232258A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Nohmi Bosai Ltd 防災設備
JP2009239403A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Nohmi Bosai Ltd インターホンシステムにおける住宅情報盤及びインターホンシステム
JP2012182545A (ja) * 2011-02-28 2012-09-20 Panasonic Corp 集合住宅用インターホンシステム

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