JP2721558B2 - 切替式のインターホン - Google Patents

切替式のインターホン

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、切替式のインターホンに関するものであ
り、例えば、2世代同居住宅のように玄関が2つあり、
来客に応対する家族も2組居るような住宅での使用に適
するものである。
[従来の技術] 従来例1 従来のテレビ付きインターホンの概略構成を第2図に
示す。来訪者が子機Gに設けられた呼出スイッチ24を操
作すると、インピーダンスZ1に抵抗R1が並列接続され
て、呼出信号が親機Jに伝送され、親機Jの呼出スピー
カ3から呼出音が鳴動する。居住者が、この呼出音に対
してモニタースイッチ4を押して応対すると、電源線l1
を介して子機Gに設けられたテレビカメラ21へ電源が供
給され、その映像信号が同軸ケーブルl0を介して親機J
に伝送され、モニターテレビ1に映像が映し出される。
また、親機Jのハンドセット2からの音声信号は、通話
用の信号線l2を介して子機Gに伝送され、子機Gのオー
ディオトランス29を経てスピーカ22から居住者の音声が
出力される。一方、子機Gのマイク23により入力された
来訪者の音声信号は、音声増幅器26と結合コンデンサ2
7、ブリッジ回路28及びオーディオトランス29を経て、
通話用の信号線l2介して親機Jに伝送され、親機Jのハ
ンドセット2から来訪者の音声信号が出力される。これ
によって、来訪者と居住者の間で通話が行われると共
に、居住者は来訪者の姿を確認することができるもので
ある。なお、子機Gには抵抗R2を介して非常ランプ25が
接続されており、非常通報線l4を介して宅内の異常を玄
関側に通報可能としている。
この従来例では親機Jと子機Gとを接続するために、
映像信号伝送用の同軸ケーブルL0と、電源線l1、通話及
び呼出用信号線l2、グランド線l3及び非常通報線l4の4
芯ケーブルを使用している。このため、伝送線の配線が
煩雑であり、また、例えば施工時にインターホン通話用
の2芯又は4芯のケーブルしか施工していなければ、テ
レビカメラを増設したときに、配線をやり直さなければ
ならないという問題があった。
従来例2 第3図(a),(b)は他の従来例の概略構成を示し
ている。このシステムは、住戸内に設置されたモニター
テレビ1を有する親機Jと、玄関先に設置されたテレビ
カメラ21を有する子機Gとを組み合わせて構成されてお
り、両者は同軸ケーブルなどの専用の伝送線lで接続さ
れている。子機G側には親機J側より電源が供給され、
映像、音声、制御信号を多重伝送して必要な情報連絡を
行う構成としている。
より具体的な構成を説明すると、親機Jは、子機Gに
電源を供給するための電源重畳回路8、子機Gの呼出ス
イッチ24の操作にも応じて伝送される呼出信号のFM変調
波を復調する呼出検出回路19、復調された呼出音を増幅
して呼出スピーカ3から呼出音を鳴動させる呼出音発生
回路20、音声信号をFM変調する音声変調回路17、子機G
より送出されたFM変調信号を復調して音声信号を取り出
す音声復調回路13、通話用のマイク及びスピーカを備え
るハンドセット2、ハンドセット2を含む通話回路を構
成する音声アンプ14,15及び側音防止回路16、子機Gよ
り送出された映像信号を取り出してモニターテレビ1に
出力する映像信号出力回路11、及び音声変調回路17より
出力されるFM変調信号をバンドパスフィルタ18を介して
入力すると共に、子機Gより送出されたFM変調信号をバ
ンドパスフィルタ12を介して音声復調回路13に出力し、
子機Gより送出された映像信号をビデオフィルタ10を介
して映像信号出力回路11に出力し、更に電源重畳回路8
の供給電圧を子機Gに伝送する平衡入出力回路9を備え
ている。音声変調回路17は、ハンドセット2からの送話
音声信号をFM変調して、平衡入出力回路9を通じて伝送
線lに送り出す構成とされており、音声復調回路13は、
平衡入出力回路9からのFM変調信号を復調してハンドセ
ット2から子機Gの音声を出力する構成となっている。
また、子機Gより伝送されて来た映像信号は、平衡入出
力回路9からビデオフィルタ10を通じて映像信号出力回
路11で増幅された後、モニターテレビ1に出力されるも
のである。電源重畳回路8には、伝送線の短絡保護回路
6と開放検出回路7が付加されている。また、モニター
スイッチ4を操作すると、制御回路5が動作して、電源
重畳回路8を作動させ、子機Gに電源を供給するように
なっている。
一方、子機Gは、親機Jより送出されたFM変調信号を
復調して音声信号を取り出す音声復調回路38と、マイク
23からの音声信号を変調する音声変調回路40と、呼出ス
イッチ24の操作に応じて呼出信号を発生する呼出信号発
生回路43と、動作状態を判別して通話状態でなければ呼
出信号の発生を可能とする動作状態判別回路42と、音声
変調回路40よりバンドパスフィルタ41を介して出力され
るFM変調信号と、呼出信号発生回路43より出力されるFM
変調信号、及びテレビカメラ21からビデオフィルタ30と
映像信号出力回路31を通じて出力される映像信号を入力
して多重伝送信号を伝送線lに送り出すと共に、音声復
調回路38にバンドパスフィルタ37を介してFM変調信号を
出力する平衡入出力回路32と、伝送線lと子機Gとの接
続を無極性化するための無極性化回路33と、伝送線lを
介して親機Jより送出された変調信号から平衡入出力回
路32を介して子機Gの電源を分離するための電源分離回
路34とを備えている。電源分離回路34により分離された
電源電圧は、電源スイッチ回路35とシャントレキュレー
タ36を介してカメラ電源及び回路電源とされる。音声変
調回路40では、マイク23から入力され音声アンプ26にて
増幅された音声信号をFM変調して平衡入出力回路32を介
して親機Jに送出し、音声復調回路38では、平衡入出力
回路32からのFM変調信号を復調し、音声アンプ39にて増
幅してスピーカ22から音声を出力するように構成されて
いる。
このインターホンシステムでは、親機Jと子機Gは、
同軸ケーブル等よりなる一対の伝送線lにより接続され
ており、この伝送線lを介して両者間には情報連絡に必
要な映像、音声、その他の制御信号が多重伝送される構
成となっている。
第4図は本システムにおいて伝送線lを介して伝送さ
れる信号の周波数分割状態を示している。同図に示すよ
うに、親機Jから子機Gへ送られる音声信号のFM変調波
は第1キャリア周波数で伝送され、子機Gから親機Jへ
送られる音声信号のFM変調波は第2キャリア周波数で伝
送され、呼出信号のFM変調波は第3キャリア周波数で伝
送され、これらは混信を防止するために、ベースバンド
で伝送されるテレビカメラの映像信号周波数帯域よりも
高い周波数に設定されている。なお、直流成分として電
源電圧が重畳されており、これらが専用の伝送線lを介
して多重伝送されるようになっているものである。
[発明が解決しようとする課題] 上述の第3図(a),(b)に示すようなテレビ付き
インターホンシステムを、例えば2世代同居住宅のよう
に、玄関が2つあり、来客に応対する家族も2組居るよ
うな住宅で使用する場合には、2つの子機と2つの親機
が必要となる。このうち、1つの子機と1つの親機との
間で通話を行うためには、例えば、通話中の子機と親機
のみが音声信号の伝送用に割り当てられた周波数を送信
できるように制御する方式が考えられる。この方式で
は、全ての親機と子機とが常に接続された状態となるの
で、伝送線のインピーダンス整合を取るために、専用の
分岐器又は分配器を用いることが必要となる。一方、選
択された親機と子機とを一対一に切替接続し、他の親機
や子機は伝送線から切り離す方式を用いることも可能で
ある。この方式では、伝送線のインピーダンス整合用の
分岐器又は分配器は不要となるが、一対一に接続される
親機と子機を選択する必要がある。子機については、呼
出信号を発生した子機を選択すれば良い。一方、親機に
ついては、呼出信号に対して最初に応答した親機を選択
することが好ましい。
ところで、親機や子機のコストの低減や増設時又は交
換時の煩雑さを解消するために、音声信号伝送用の搬送
波は全ての親機について同一の周波数とすることが好ま
しい。しかしながら、音声信号伝送用の搬送波の周波数
が同一であると、回線でのクロストーク、中継器の接続
端子やプリント配線板内での飛び込み、あるいは信号の
回り込み等により、ある親機から伝送した搬送波が他の
親機に漏れて来ることがある。この漏れ信号のレベルが
大きいと、搬送波の微妙なばらつきにより、近接した周
波数間のビートが発生し、子機のスピーカより不快な干
渉音が聞こえることがあった。このような信号の漏れを
防4ぐためには、伝送線の平衡度を上げたり、伝送線の
平行配線区間を減らしたり、あるいは平行配線区間の線
間距離を広げることが望まれるが、現実の配線では、平
行配線区間等の指定は厳守されないことが多い。また、
通話状態にない機器の搬送波を強制的に停止させる方式
は、コスト的に実現困難である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、中継器を介して少なくとも1
つの子機に切替接続される複数の親機が音声伝送用の搬
送波として同一周波数を使用する切替式のインターホン
において、中継器で親機間の搬送波の漏れがある場合で
も干渉を生じにくくすることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る切替式のインターホンにあっては、上記
の課題を解決するために、第1図に示すように、子機
G1,G2と親機J1,J2の間で少なくとも音声信号と映像信号
とを一対の伝送線を用いて多重伝送するインターホンに
おいて、少なくとも1つの子機と複数の親機J1,J2のう
ちの1つとを切替接続する中継器Kを備え、各親機J1,J
2は音声信号で変調された搬送波により子機と双方向に
通話する手段を備え、中継器Kは子機につながる伝送線
に入力側を接続されたバッファアンプ54と、バッファア
ンプ54の出力側に接続されて親機からの音声信号伝送用
の搬送波付近の周波数成分を減衰させるインピーダンス
素子Z1と、子機につながる伝送線に複数の親機J1,J2
うちの特定の1つの親機J1(又はJ2)を接続する第1の
リレー接点Ry21と、第1のリレー接点Ry21と連動して切
替わりバッファアンプ54の出力側と他の親機J2(又は
J1)とを接続する第2のリレー接点Ry22とを備えること
を特徴とするものである。
ここで、中継器Kは、特定の親機J1(又はJ2)と子機
が通話状態になったときに他の親機J2(又はJ1)を第2
のリレー接点Ry22から切り離すと共に切り離れた親機に
つながる伝送線に、親機から送られて来る高周波信号を
減衰させる第2のインピーダンス素子Z2を接続する第3
のリレー接点Ry4を備えることが好ましい。
なお、第1図に示す例では、2個の子機G1,G2と2個
の親機J1,J2を使用しているが、図示された個数に限定
されるものではない。
[作用] 本発明にあっては、このように構成されているので、
例えば、親機J1が第1のリレー接点Ry21を介して子機に
直接接続されている場合(つまり、バッファアンプ54を
介さずに直結されている場合)には、他の親機J2にはバ
ッファアンプ54を介して子機からの信号が伝送され、当
該他の親機J2からの音声信号伝送用の搬送波付近の周波
数成分はインピーダンス素子Z1により減衰されるので、
子機に直結された親機J1には回り込まない。したがっ
て、各親機からの音声信号伝送用の搬送波を同じ周波数
としても干渉が生じにくい。
また、特定の親機、例えば親機J1が子機と通話状態と
なったときには、第3のリレー接点Ry4により、他の親
機J2を第2のリレー接点Ry22から切り離すと共に、その
切り離れた親機につながる伝送線には、親機から送られ
て来る高周波信号を減衰させる第2のインピーダンス素
子Z2を接続するように構成すれば、親機J2につながる伝
送線を切り離したままにする場合に比べて、親機J2から
の高周波信号の中継器Kにおける受信レベルを低くする
ことができ、子機と通話状態となっている親機J1への干
渉がなくなるものである。
なお、上記の説明ではJ1を特定の親機、J2を他の親機
としたが、逆であっても良い。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例の回路図である。図中、
G1,G2は子機であり、第3図(b)に示す子機Gと同じ
構成を有している。J1,J2は親機であり、第3図(a)
に示す親機Jと基本的には同じ構成を有している。ただ
し、本実施例の親機J1,J2は子機からの呼出に対して応
答したときには、中継器Kに一定時間持続する高周波信
号よりなる応答信号を複数回伝送する機能を備えてい
る。この高周波信号の周波数は、第4図に示す第3キャ
リア周波数よりも高い周波数とされ、各親機J1,J2につ
いて共通の周波数に設定されている。なお、親機J1,J2
が子機からの呼出に対して応答したか否かは、親機J1,J
2のハンドセット2が取り上げられたか否かで判定され
る。つまり、親機J1,J2はハンドセット2のフックスイ
ッチがフックアップ状態になると、一定時間持続する高
周波信号よりなる応答信号を複数回伝送する。応答信号
の伝送を複数回行うことにより、中継器Kによる応答信
号の検出を確実に行えるようにして、信頼性を高めてい
る。
中継器Kは子機G1,G2につながる伝送線lと親機J1,J2
につながる伝送線lを切替接続するものである。51,52
は子機G1,G2からの呼出信号を検出するための呼出信号
検出回路である。呼出信号検出回路51が子機G1からの呼
出を検出したときには、リレー接点Ry11,Ry12が図示さ
れた状態(常閉側)に連動して切替わり、子機G1につな
がる伝送線lがリレー接点Ry21に接続される。また、呼
出信号検出回路52が子機G2からの呼出を検出したときに
は、リレー接点Ry11,Ry12が図示された状態とは反対側
の状態(常開側)に連動して切替わり、子機G2につなが
る伝送線lがリレー接点Ry21に接続される。なお、子機
G1,G2につながる伝送線lのうち、リレー接点Ry21に接
続されない側の伝送線は、特に図示しないが、抵抗を介
して低電圧(例えばDC6V)の直流電源に接続されている
ものである。
53は子機G1又はG2から送出される映像信号と音声信号
を通過させるフィルター回路であり、54はこの映像信号
と音声信号を親機J1又はJ2に伝えるバッファアンプであ
る。応答信号は映像信号や音声信号よりは高い周波数に
設定されているので、フィルター回路53で減衰されるも
のであり、これにより応答信号の回り込みを低減してい
る。バッファアンプ54の出力はリレー接点Ry22に接続さ
れると共に、インピーダンス素子Z1を介して接地されて
いる。このインピーダンス素子Z1は親機J1又はJ2から送
られて来る音声信号の搬送波(第4図に示す第1キャリ
ア)付近の周波数に対してのみ低インピーダンスとな
り、他の周波数に対しては高インピーダンスとなるよう
に設計されており、例えばセラミックトラップ等よりな
る。リレー接点Ry21とRy22は連動しており、図示された
状態(常閉側)とこれとは反対側の状態(常開側)とに
連動して切り換えられる。また、リレー接点Ry3とRy4
個別に制御され、一方の親機J1(又はJ2)が通話中のと
きには、他方の親機J2(又はJ1)を切り離すように動作
し、通話中でない待機時においては、両リレー接点Ry3,
Ry4は共に図示された状態とは反対側(常開側)に切り
替わる。リレー接点Ry3,Ry4の常閉側接点は、インピー
ダンス素子Z2を介して接地されている。このインピーダ
ンス素子Z2は高周波信号に対して低インピーダンスとな
るように設計されており、例えば、コンデンサ等よりな
る。リレー接点Ry21,Ry22が図示された状態(常閉側)
に接続されている場合には、親機J1が子機に直結され、
親機J2はバッファアンプ54を介して子機からの映像信号
及び音声信号を受信し、リレー接点Ry21,Ry22が図示さ
れた状態とは反対側の状態(常開側)に接続されている
場合には、親機J2が子機に直結され、親機J1はバッファ
アンプ54を介して子機からの映像信号及び音声信号を受
信するものである。
61,62は親機J1,J2からの応答信号を受信するための受
信回路であり、親機J1,J2につながる伝送線lに直結さ
れている。この受信回路61,62は受信された反応信号の
受信強度に応じたレベルの直流電流を出力する。63は応
答検出比較回路であり、各受信回路61,62から出力され
る直流電圧のレベルが所定値を越えるか否かを判定し、
所定値を越えれば応答有りと判定する。また、各受信回
路61,62から出力される直流電圧のレベルを比較し、受
信強度の最も強い応答信号が受信された親機J1,J2を判
別する。64はCPU(中央処理装置)であり、中継器K全
体の動作を制御するものである。65は呼出信号中継回路
であり、呼出信号検出回路51又は52が子機G1又はG2から
の呼出信号を検出したときに、この呼出信号を親機J1
びJ2に中継するものである。
以下、本実施例の動作について説明する。今、子機G1
から呼出信号が送られて来たとすると、呼出信号検出回
路51により呼出信号が検出され、リレー接点Ry11,Ry12
が図示された状態に切り替えられる。CPU64は呼出信号
中継回路65を動作させて、呼出信号を親機J1,J2に中継
する。この後、通話終了が検出されるまで、CPU64は呼
出信号検出回路51,52からの出力を検出しない。親機J1,
J2では中継器Kから送られて来た呼出信号に応じて呼出
動作が行われる。このとき、リレー接点Ry3,Ry4は共に
常開側、つまり図示された状態とは反対側の状態に切り
替えられる。また、リレー接点Ry21,Ry22が図示された
状態であるとすると、親機J1は子機G1に直結された状態
となる。これにより、子機G1には親機J1から電源が供給
される。また親機J2はバッファアンプ54を介して子機G1
に接続され、子機G1からの映像信号と音声信号をモニタ
ーできる状態となる。ただし、バッファアンプ54の出力
はインピーダンス素子Z1を介して接地されており、この
インピーダンス素子Z1は親機J2から送られて来る音声信
号の搬送波(第4図の第1キャリア)付近の周波数成分
に対して低インピーダンスとなるように設計されている
ので、親機J2から送られて来る音声信号の搬送波は減衰
される。したがって、この搬送波が親機J1に回り込んで
干渉を生じる可能性は少なくなる。今、親機J1でハンド
セット2が取り上げられると、応答信号が返信される。
この応答信号は受信回路61により受信される。また、こ
のとき、信号の漏れにより受信回路62にも応答信号が受
信されることがあるが、その受信強度は低い。このた
め、応答検出比較回路63では、受信回路61での応答信号
の受信強度が最も強いと判定される。CPU64では、応答
検出比較回路63の出力に基づいて親機J1から応答があっ
たと判定し、リレー接点Ry21,Ry22を図示された状態に
切り替える。また、リレー接点Ry3は常開側のままと
し、リレー接点Ry4は常閉側に切り替えられる。このた
め、親機J2は子機G1から映像信号や音声信号を供給され
なくなる。また、親機J2につながる伝送線はインピーダ
ンス素子Z2を介して高周波的に短絡される。したがっ
て、親機J2から送られて来る高周波信号(第1キャリア
や応答信号等)は減衰される。仮に、このインピーダン
ス素子Z2が存在しない場合には、親機J2を切り離したと
きに、親機J2につながる伝送線は高インピーダンス状態
となり、伝送線上の高周波信号は数dB高いレベルとなっ
て、親機J1に回り込む恐れがある。本実施例では、切り
離された親機J2につながる伝送線を高周波的に短絡する
ことにより、伝送線上の高周波信号のレベルを低く抑制
し、通話状態にある親機J1への回り込みを防止している
ものである。なお、インピーダンス素子Z2は伝送線を直
流的には短絡しないので、親機J2から過大な直流電流が
流れることはない。通話が終了すると、リレー接点Ry3,
Ry4は図示された状態(常閉側)に切替わる。また、CPU
64は再び呼出検出回路51,52の出力を検出する待機状態
に戻る。
[発明の効果] 本発明にあっては、上述のように、少なくとも1つの
子機に複数の親機を切替接続する中継器を備える切替式
のインターホンにおいて、特定の親機を第1のリレー接
点を介して子機に接続し、他の親機は、第1のリレー接
点と連動して切替わる第2のリレー接点を介してバッフ
ァアンプの出力側に接続し、このバッファの入力側を子
機につながる伝送線に接続し、バッファアンプの出力側
には、親機から音声信号伝送用の搬送波付近の周波数成
分を減衰させるインピーダンス素子を設けたので、親機
の音声信号伝送用の搬送波が同一の周波数であっても、
親機間の搬送波の回り込みを簡単な構成で防止し、搬送
波の干渉を防止できるという効果がある。
なお、特定の親機が子機と通話状態となったときに
は、第3のリレー接点により、他の親機を第2のリレー
接点から切り離すと共に、その切り離れた親機につなが
る伝送線には、親機から送られて来る高周波信号を減衰
させる第2のインピーダンス素子を接続するように構成
すれば、切り離された親機の伝送線を開放したままの状
態とする場合に比べて、切り離された親機の伝送線上の
高周波信号のレベルが低下するので、子機と通話状態に
ある親機への高周波信号の回り込みを少なくすることが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は従来例の
概略構成図、第3図(a)及び(b)はそれぞれ他の従
来例における親機及び子機のブロック図、第4図は同上
に用いる伝送線上の周波数分割例を示す説明図である。 G1,G2は子機、J1,J2は親機、Kは中継器、Z1,Z2はイン
ピーダンス素子である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】子機と親機の間で少なくとも音声信号と映
    像信号とを一対の伝送線を用いて多重伝送するインター
    ホンにおいて、少なくとも1つの子機と複数の親機のう
    ちの1つとを切替接続する中継器を備え、各親機は音声
    信号で変調された搬送波により子機と双方向に通話する
    手段を備え、中継器は子機につながる伝送線に入力側を
    接続されたバッファアンプと、バッファアンプの出力側
    に接続されて親機から音声信号伝送用の搬送波付近の周
    波数成分を減衰させるインピーダンス素子と、子機につ
    ながる伝送線に複数の親機のうちの特定の1つの親機を
    接続する第1のリレー接点と、第1のリレー接点と連動
    して切替わりバッファアンプの出力側と他の親機とを接
    続する第2のリレー接点とを備えることを特徴とする切
    替式のインターホン。
  2. 【請求項2】中継器は、特定の親機と子機が通話状態と
    なったときに他の親機を第2のリレー接点から切り離す
    と共に切り離れた親機につながる伝送線に、親機から送
    られて来る高周波信号を減衰させる第2のインピーダン
    ス素子を接続する第3のリレー接点を備えることを特徴
    とする請求項1記載の切替式のインターホン。
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