JP2655721B2 - 集合住宅用インターホン - Google Patents

集合住宅用インターホン

Info

Publication number
JP2655721B2
JP2655721B2 JP10519189A JP10519189A JP2655721B2 JP 2655721 B2 JP2655721 B2 JP 2655721B2 JP 10519189 A JP10519189 A JP 10519189A JP 10519189 A JP10519189 A JP 10519189A JP 2655721 B2 JP2655721 B2 JP 2655721B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
dwelling
dwelling unit
repeater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10519189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02284563A (ja
Inventor
嘉章 植野
慶一 水口
嘉浩 谷川
正彦 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP10519189A priority Critical patent/JP2655721B2/ja
Priority to GB8925471A priority patent/GB2225195B/en
Priority to US07/436,244 priority patent/US5032820A/en
Priority to ES8903926A priority patent/ES2018742A6/es
Priority to DE3938339A priority patent/DE3938339A1/de
Publication of JPH02284563A publication Critical patent/JPH02284563A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2655721B2 publication Critical patent/JP2655721B2/ja
Priority to HK98106646A priority patent/HK1007650A1/xx
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、集合住宅用インターホンに関するものであ
り、共同玄関又は管理人室に設けられた玄関器と各住戸
に設けられた住戸器の間で通話を行う用途に適するもの
である。
[従来の技術] 従来例1 従来のテレビ付きインターホンの概略構成を第2図に
示す。来訪者が玄関器Gに設けられた呼出スイッチ24を
操作すると、インピーダンスZ1に抵抗R1が並列接続され
て、呼出信号が住戸器Jに伝送され、住戸器Jの呼出ス
ピーカ3から呼出音が鳴動する。住居者が、この呼出音
に対して応答スイッチ4を押して応対すると、電源線l1
を介して玄関器Gに設けられたテレビカメラ21へ電源が
供給され、その映像信号が同軸ケーブルl0を介して住戸
器Jに伝送され、モニターテレビ1に映像が映し出され
る。また、住戸器Jのハンドセット2からの音声信号
は、通話用の信号線l2を介して玄関器Gに伝送され、玄
関器Gのオーディオトランス29を経てスピーカ22から住
居者の音声が出力される。一方、玄関器Gのマイク23に
より入力された来訪者の音声信号は、音声増幅器26と結
合コンデンサ27、ブリッジ回路28及びオーディオトラン
ス29を経て、通話用の信号線l2を介して住戸器Jに伝送
され、住戸器Jのハンドセット2から来訪者の音声信号
が出力される。これによって、来訪者と居住者の間で通
話が行われると共に、居住者は来訪者の姿を確認するこ
とができるものである。なお、玄関器Gには抵抗R2を介
して非常ランプ25が接続されており、通常通報線l4を介
して宅内の異常を玄関側に通報可能としている。
この従来例では、住戸器Jと玄関器Gとを接続するた
めに、映像信号伝送用の同軸ケーブルl0と、電源線l1
通話及び呼出用信号線l2、グランド線l3及び非常通話線
l4の4芯ケーブルを使用している。このため、伝送線の
配線が煩雑であり、また、例えば施工時にインターホン
通話用の2芯又は4芯のケーブルしか施工していなけれ
ば、テレビカメラを増設したときに、配線をやり直さな
ければならないという問題があった。
従来例2 第3図(a),(b)は他の従来例の概略構成を示し
ている。このシステムは、住戸内に設置されたモニター
テレビ1を有する住戸器Jと、玄関先に設置されたテレ
ビカメラ21を有する玄関器Gとを組み合わせて構成され
ており、両者は同軸ケーブルなどの専用の伝送線lで接
続されている。玄関器G側には住戸器J側より電源が供
給され、映像、音声、制御信号を多重伝送して必要な情
報連絡を行う構成としている。
より具体的な構成を説明すると、住戸器Jは、玄関器
Gに電源を供給するための電源重畳回路8、玄関器Gの
呼出スイッチ24の操作に応じて伝送される呼出信号のFM
変調派を復調する呼出検出回路、復調された呼出音を増
幅して呼出スピーカ3から呼出音を鳴動させる呼出音発
生回路20、音声信号FM変調する音声変調回路17、玄関器
Gより呼出されたFM変調信号を復調して音声信号を取り
出す音声復調回路13、通話用のマイク及びスピーカを備
えるハンドセット2、ハンドセット2を含む通話回路を
構成する音声アンプ14,15及び側音防止回路16、玄関器
Gより送出された映像信号を取り出してモニターテレビ
1に出力する映像信号出力回路11、及び音声変調回路17
より出力されるFM変調信号をバンドパスフィルタ18を介
して入力すると共に、玄関器Gより送出されたFM変調信
号をバンドパスフィルタ12を介して音声復調回路13に出
力し、玄関器Gより送出され映像信号をビデオフィルタ
10を介して映像信号出力回路11に出力し、更に電源重畳
回路8の供給電圧を玄関器Gに伝送する平衡入出力回路
9を備えている。音生変調回路17は、ハンドセット2か
ら送話音声信号をFM変調して、平衡入出力回路9を通じ
て伝送線lに送り出す構成とされており、音声復調回路
13は、平衡入出力回路9からのFM変調信号を復調してハ
ンドセット2から玄関器Gの音声を出力する構成となっ
ている。また、玄関器Gより伝送されて来た映像信号
は、平衡入出力回路9からビデオフィルタ10を通じて映
像信号出力回路11で増幅された後、モニターテレビ1に
出力されるものである。電源重畳回路8には、伝送線の
短絡保護回路6と開放検出回路7が付加されている。ま
た、応答スイッチ4を操作すると、制御回路5が動作し
て、電源重畳回路8を作動させ、玄関器Gに電源を供給
するようになっている。
一方、玄関器Gは、住戸器Jより送出されたFM変調信
号を復調して音声信号を取り出す音声復調回路38と、マ
イク23からの音声信号を変調する音声変調回路40と、呼
出スイッチ24の操作に応じて呼出信号を発生する呼出信
号発生回路43と、動作状態を判別して通話状態でなけれ
ば呼出信号の発生を可能とする動作状態判別回路42と、
音声変調回路40よりバンドパスフィルタ41を介して出力
されるFM変調信号と、呼出信号発生回路43より出力され
るFM変調信号、及びテレビカメラ21からビデオフィルタ
30と映像信号出力回路31を通じて出力される映像信号を
入力し多重伝送信号を伝送線lに送り出すと共に、音声
復調回路38にバンドパスフィルタ37を介してFM変調信号
を出力する平衡入出力回路32と、伝送線lと玄関器Gと
の接続を無極性化するための無極性化回路33と、伝送線
lを介して住戸器Jより送出された変調信号から平衡入
出力回路32を介して玄関器Gの電源を分離するための電
源分離回路34とを備えている。電源分離回路34により分
離された電源電圧は、電源スイッチ回路35とシャントレ
ギュレータ36を介してカメラ電源及び回路電源とされ
る。音声変調回路40では、マイク23から入力され音声ア
ンプ26にて増幅された音声信号をFM変調して平衡入出力
回路32を介して住戸器Jに送出し、音声復調回路38で
は、平衡入出力回路32からのFM変調信号を復調し、音声
アンプ39にて増幅してスピーカ22から音声を出力するよ
うに構成されている。
このインターホンシステムでは、住戸器Jと玄関器G
は、同軸ケーブル等よりなる一対の伝送線lにより接続
されており、この伝送線lを介して両者間には情報連絡
に必要な映像、音声、その他の制御信号が多重伝送され
る構成となっている。
第4図は本システムにおいて伝送線lを介して伝送さ
れる信号の周波数分割状態を示している。同図に示すよ
うに、住戸器Jから玄関器Gへ送られる音声信号のFM変
調波は第1キャリア周波数で伝送され、玄関器Gから住
戸器Jへ送られる音声信号のFM変調波は第2キャリア周
波数で伝送され、呼出信号のFM変調波は第3キャリア周
波数で伝送され、これらは混信を防止するために、ベー
スバンドで伝送されるテレビカメラの映像信号周波数帯
域よりも高い周波数に設定されている。なお、直流成分
として電源電圧が重畳されており、これらが専用の伝送
線lを介して多重伝送されるようになっているものであ
る。
ところで、このようなシステムを、住戸数の多い集合
住宅等で用いる場合には、共同玄関(又は管理人室)と
複数の住戸器のうちの1つとの間で通話を行うために、
複数の音声回線を何らかの手段で切り替えることが必要
となる。例えば、通話中の住戸器のみが音声信号の伝送
用に割り当てられた周波数を送信できるように制御する
方式が考えられる。この方式では、各住戸器は共同玄関
器に常に接続された状態となっているので、伝送線のイ
ンピーダンス整合を取るために、専用の分岐器又は分配
器を用いることが必要となる。一方、選択された住戸器
のみを玄関器に切換接続し、他の住戸器は玄関器から切
り離す方式を用いることも可能である。この方式では、
伝送線のインピーダンス整合用の分岐器又は分配器に代
えて、伝送線の切換器を設ければ良い。
[発明が解決しようとする課題] 上述のように、共同玄関器と複数の住戸器の間に、伝
送線の切換器を設ける場合には、住戸数に応じて切換器
のチャンネル数を設定する必要がある。住戸数は施工箇
所によってそれぞれ異なり、住戸数の多い大規模な集合
住宅では、切換器のチャンネル数を多く必要とし、切換
器やこれを遠隔操作するための選択器の構成は複雑とな
る。一方、住戸数の少ない小規模な集合住宅では、切換
器のチャンネル数を必要最小限に少なくして、切換器や
これを遠隔操作するための選択器の構成を簡略化するこ
とが望まれる。したがって、住戸器の異なる各集合住宅
用に多品種の切換器や選択器を用意する必要があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、住戸数に応じてチャンネル数
を増設可能な集合住宅用インターホンを提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る集合住宅用インターホンにあっては、上
記の課題を解決するために、第1図に示すように、玄関
器Gと住戸器J1,J2,…,J5,…の間で少なくとも音声信号
を一対の伝送線lを用いて伝送するインターホンにおい
て、1つの玄関器Gと第1群の住戸器J1〜J4のうちの1
つ又は第1の接続端子T1とを切換接続する第1の中継器
R1を備え、第1の中継器R1における第1の接続端子T1
第2群の住戸器J5,…のうちの1つとを切換接続する第
2の中継器R2を備えることを特徴とするものである。
ここで、第1の中継器R1は第1群の住宅器J1〜J4のう
ちの1つを選択するときには第1の接続端子T1を伝送線
lから切り離す接点S0を備えることが好ましい。また、
第1の中継器R1は、通話終了時に切換接続を解除するた
めの制御信号や、住戸器J5,…の選択信号を第2の中継
器R2に伝送するための第2及び第3の接続端子T2,T3
備えることが好ましい。さらに、玄関器Gは第1及び第
2の住戸選択器A1,A2を備え、前者は後者から選択信号
を入力するための第4の接続端子T4を備えることが好ま
しい。
[作 用] 本発明にあっては、このように、玄関器Gと第1群の
住戸器J1〜J4とを切換接続する第1の中継器R1に伝送線
lの送り配線用の第1の接続端子T1を設け、この端子T1
に接続された第2の中継器R2から第2群の住戸器J5,…
を選択可能としたので、住戸数の異なる集合住宅に容易
に施工することができる。
なお、第1の中継器R1が第1群の住戸器J1〜J4のうち
の1つを選択するときには第1の接続端子T1を伝送線l
から切り離すようにすれば、通話時において、玄関器と
住戸器は伝送線lを介して1対1に接続され、他の住戸
器は切り離されるので、インピーダンス不整合等による
通話品質の劣化を招く恐れは無い。
また、第1の中継器R1から第2の中継器R2に通話終了
時における切換接続解除のための制御信号や第2群の住
戸器J5,…の選択信号を伝送するための第2及び第3の
接続端子T2,T3を設ければ、第2の中継器R2の制御動作
を選択動作や第1の中継器R1の内蔵回路にて行うことが
でき、第2の中継器R2の構成を簡単化できる。さらに、
玄関器Gにおける第1の住戸選択器A1に第2の住戸選択
器A2から選択信号を入力するための第4の選択端子T4
設ければ、第1の住戸選択器A1が備える伝送手段を用い
て第2の住戸選択器A2からの選択信号を伝送することが
可能となり、第2の住戸選択器A2の構成を簡単化できる
ものである。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例のブロック図である。ま
た、第5図は第1図に示す実施例において、増設用の住
戸選択器A2と中継器R2及び増設用の住戸器J5,…を除去
した増設前の構成を示している。以下、この第5図に示
す構成について説明する。このシステムは、共同玄関等
に配置される1台の玄関器Gと、各住戸に配置される複
数台の住戸器J1〜J4と、これらを伝送線lを介して接続
する中継器R1とからなる。
まず、玄関器Gはカメラ付きドアホンDと住戸選択器
A1よりなる。カメラ付きドアホンDの構成は、第3図に
示す従来のテレビ付きインターホンにおける玄関器Gの
構成と同一であり、映像信号と音声信号を多重化して伝
送線lに乗せている。図中、ドアホン回路44はテレビカ
メラ21、スピーカ22及びマイク23につながる各種の回路
(第3図(b)参照)を含んでいる。このカメラ付きド
アホンDには、低消費電力化のために、待機時(非通話
時)には電源が供給されず、動作時にのみ中継器R1より
伝送線lを介して電源が供給されるように構成されてい
る。住戸選択器A1は、複数の住戸器J1〜J4のうち1つを
玄関器Gの側から選択するための装置であり、選択スイ
ッチ部45と、選択信号発信回路46を備えている。玄関器
Gでの住戸の選択信号は、電子ボタン電話等で使用され
ているDTMF(Double Modulated Tone Frequency)信号
を用いて伝送している。この選択信号は、玄関器Gから
の音声信号と重畳しても良いし、さらに玄関器Gの音声
信号とは別の搬送波に乗せて伝送しても良い。本実施例
では、DTMF信号を別線で伝送し、住戸選択器A1の動作電
源は、DTMF信号の伝送線lsに重畳させている。電源分離
回路47は、このDTMF信号の伝送線lsから住戸選択器A1
動作電源電圧を分離するための回路である。
住戸器J1〜J4の構成は、電気錠の遠隔操作装置を付加
した以外は、第3図に示す従来例における住戸器Jと同
一の構成を有している。電気錠の遠隔操作装置は、電気
錠71を開錠するための開錠信号を伝送線lを介して送信
する開錠送信部48と、電気錠71からの開錠確認信号を伝
送線lから受信するための確認受信部49と、開錠確認信
号を受信したときに確認音を発生するための確認音発生
部50とからなる。なお、住戸器Jは待機状態において
は、低い直流電圧を伝送線l上に供給し、動作状態にお
いては高い直流電圧を伝送線l上に供給するように構成
されている。
中継器R1は、玄関器Gにおける住戸選択器A1で発生さ
れた選択信号に基づいて、複数の住戸器J1〜J4のうちの
1つを選択し、玄関器Gのカメラ付きドアホンDと接続
する。各住戸器J1〜J4に至る伝送線lはそれぞれ2接点
のリレー接点S1〜S4を介して平衡不平衡変換回路51に接
続されている。また、カメラ付きドアホンDに至る伝送
線lは平衡不平衡変換回路61に接続されている。これら
の平衡不平衡変換回路51,61は、中継器R1の外部の伝送
線lと中継器R1の内部の回路とのインピーダンス整合を
実現している。平衡不平衡変換回路51から出力される住
戸器からの音声変調信号はアンプ52により増幅され、バ
ンドパスフィルタ53及び出力回路54を介して平衡不平衡
変換回路61に入力される。反対に、平衡不平衡平衡回路
61から出力される玄関器からの音声変調信号はアンプ55
により増幅され、バンドパスフィルタ56及び出力回路57
を介して平衡不平衡変換回路51に入力される。また、平
衡不平衡変換回路61から出力される玄関器からの映像信
号はアンプ60により増幅され、ローパスフィルタ59及び
出力回路58を介して平衡不平衡変換回路51に入力され
る。平衡不平衡変換回路61は玄関器Gにおけるカメラ付
きのドアホンDに至る伝送線lに接続されており、この
伝送線llに電源重畳回路62から供給される電源電圧を重
畳させている。呼出信号発生回路63は、選択信号受信回
路65により住戸器の選択信号が受信されたとき、住戸器
を呼び出すための呼出信号を発生し、平衡不平衡変換回
路51を変換回路して伝送線lに供給する。電圧判別回路
64は、平衡不平衡介51を介して伝送線l上の直流成分の
電圧レベルを検出し、その検出結果に応じて、住戸器の
動作状態と不動差状態を判別する。選択信号受信回路65
は、住戸選択器A1からの選択信号を受信して、選択され
た住戸器Jiの番号i(i=1〜4)を判別する。中継制
御回路67は、選択信号受信回路65により受信された選択
信号に応じて、1つの住戸器Jiに至る伝送線lに接続さ
れた中継接点Si(i=1〜4)を接続状態とする。ま
た、電源重畳回路66は住戸選択器A1に至る伝送線lsに、
住戸選択器A1の動作電源電圧を重畳するための回路であ
る。電源重畳回路62及び66の電源は、中継器R1の電源回
路72から供給されている。
なお、本実施例の中継器R1は電源錠の制御装置を備え
ており、開錠受信部68により開錠信号を受信すると、電
気錠インターフェイス70を介して電気錠71に開錠を指示
する制御信号が送られて、電気錠71が開錠される。この
とき、電気錠71からは開錠状態であることを示す信号が
電気錠インターフェイス70を介して確認送信部69に与え
られ、確認送信部69から開錠確認信号が送信されるよう
に構成されている。
以下、本実施例の動作について説明する。まず、住戸
器J1〜J4を選択する前の待機状態においては、中継器R1
内の各住戸器J1〜J4への中継接点S1〜S4は全て切り離さ
れている。そして、玄関器Gより住戸器Ji(i=1〜
4)を選択すると、選択信号受信回路65から中継制御回
路67に住戸器Jiの番号iを示す信号が入力され、選択さ
れた住戸器Jiに対応する中継接点Siが接続状態とされ
る。このとき、同時に呼出信号発生回路63から住戸器呼
出信号が住戸器Jiへ伝送される。呼出信号としては、従
来例で説明したように、特別な周波数の搬送波を伝送し
ても良いし、伝送線電圧を一定値以下とすること、ある
いは伝送線lを短絡することにより呼出信号を伝送する
ようにしても良い。このような呼出信号は、中継器R1
は玄関器Gのどちらで発生させても良いものであるが、
本実施例では、玄関器Gにおけるカメラ付きのドアホン
Dと住戸選択器A1が別線伝送となっているので、中継器
R1で呼出信号を発生している。こうして、住戸器Jiが選
択されて、中継接点Siの接続が行われたとき、住戸器Ji
の側では、呼出信号を受け付けて動作を開始し、電源供
給のための回路が動作して伝送線lの直流成分の電圧レ
ベルを上昇させる。上述のように、住戸器は待機状態に
おいても伝送線lに低い直流電圧を供給しているが、動
作状態においては、この伝送線lの直流電圧が待機状態
よりも高く設定されるものである。中継器R1では、この
直流電圧のレベルを電圧判別回路64により監視して住戸
器の動作開始を検出する。住戸器の動作開始が検出され
ると、電源重畳回路62が動作して、玄関器Gのカメラ付
きドアホンDに電源供給がなされる。したがって、カメ
ラ付きドアホンDに電源が供給されたときには、必ず住
戸器が正常に接続され且つ正常に動作を開始している。
このため、カメラ付きドアホンDにおけるFM方式の音声
復調回路に住戸器からのFM変調波が供給されない状態が
生じることはなく、従来のように、一時的に異常雑音が
発生するようなことはない。
ここで、玄関器Gにて第1の住戸器を選択して呼出を
行っている途中で、別の住戸器を呼び出しては不都合が
生じることがある。つまり、第1の住戸器の呼出中に第
2の住戸器を呼び出すと、複数の住戸器が同時に応答す
る可能性があるが、玄関器は1つは住戸器としか通話で
きないので、別の住戸器の呼出は禁止することが好まし
い。そこで、本実施例においては、第1の住戸器を選択
して呼び出した後は、通話終了まで別の住戸器の選択を
受け付けない方式を採っている。具体的には、電圧判別
回路64により通話終了を検出するまでは、呼出信号発生
回路63と中継制御回路67の動作を禁止しているものであ
る。
通話終了時には、住戸器の側で伝送線lの直流電圧を
待機状態の電圧に設定するため、伝送線lの直流電圧の
レベルが下がる。そこで、中継器R1では、伝送線lの直
流電圧のレベルを監視し、電圧立ち下がりを検出するこ
とにより、住戸器の選択を解除する。具体的には、電圧
判別回路64から中継制御回路67にリセット信号を送信
し、全ての中継接点S1〜S4を開離させるものである。た
だし、本実施例では、カメラ付きドアホンDにおいてFM
方式の音声復調回路を用いているので、中継接点S1〜S4
を開離する前に、電源重畳回路62の動作を停止させて、
玄関器Gにおけるカメラ付きドアホンDの電源を先に遮
断し、異常雑音の発生を防止している。なお、電源重畳
回路66の動作は継続されるので、住戸選択器A1には電源
が供給され続けるものであり、住戸選択器A1は動作を停
止しない。
ところで、中継器R1から住戸器に至る伝送線lに空き
線があったり、断線により住戸器に至る伝送線lの電圧
が正常でないときは、中継接点の接続後においても伝送
線lの電圧が規定電圧にならない。そこで、中継器R1
は、中継接点の接続後、一定時間(例えば1秒)が経過
しても伝送線lの電圧が規定電圧とならない場合には、
電圧判別回路64によりリセット信号を発生し、全ての中
継接点S1〜S4を開離させる。また、この場合には、伝送
線lの電圧の立ち上がりが検出されないので、電源重畳
回路62は電源供給動作を開始しない。つまり、本実施例
にあっては、住戸器が正常に接続され且つ正常に動作開
始していなければ、玄関器Gにおけるカメラ付きドアホ
ンDの電源を立ち上げないように構成している。
ところで、第5図に示す増設前の構成では、住戸選択
器A1により4個の住戸器J1〜J4の選択を行うことができ
るものであるが、第1図に示すように、5個以上の住戸
器J1,J2,…,J5,…の選択を行う場合には、増設用の中継
器R2を追加すると共に、増設用の住戸選択器A2を追加す
れば良い。そして、既設の中継器R1における中継接点S1
〜S4には住戸器J1〜J4を接続し、増設用の中継器R2にお
ける中継接点S5〜S8には住戸器J5〜J8を接続すれば、合
計8台の住戸器J1〜J8を1台の玄関器Gに切換接続する
ことができる。第1図において、高周波ブロック80は第
5図に示す平衡不平衡変換回路51,61、アンプ52,55,6
0、バンドパスフィルタ53,56,59、出力回路54,57,58、
及び電源重畳回路62を含んでいる。また、受信ブロック
81は第5図に示す選択信号受信回路65と電源重畳回路66
を含んでいる。さらに、制御ブロック82は第5図に示す
呼出信号発生回路63、電圧判別回路64、中継制御回路67
を含んでいる。また、増設用の中継器R2は高周波ブロッ
ク80と受信ブロック81を有さず、中継制御回路67と同じ
回路を含む制御ブロック83を備えている。なお、選択信
号の伝送線lsは増設中の中継器R2に接続しても良いし、
既設の中継器R1と増設用の中継器R2の両方に接続しても
良い。
既設の中継器R1は増設用の中継器R2を接続するための
接続端子のT1〜T3を備えている。また、既設の住戸選択
器A1は増設用の住戸選択器A2を接続するための接続端子
T4を備えている。以下、各接続端子T1〜T4について説明
する。
まず、接続端子T1は2線よりなり、高周波ブロック80
の出力を中継接点S0を介して増設用の中継器R2における
中継接点〜R8に供給している。増設用の中継器R2に接
続された住戸器J5〜J8のいずれか1つが選択される場合
には、中継接点S1〜S4が全てオフされ、中継接点S0がオ
ンされて、中継接点S5〜S8のいずれか1つがオンされ
る。また既設の中継器R1に接続された住戸器J1〜J4のい
ずれか1つが選択される場合には、中継接点S0がオフさ
れる。これは、中継接点S0をオンしたままであると、中
継接点S5〜S8が全てオフされていても、伝送線lにスタ
ブが接続されたような状態となり、伝送特性が劣化する
場合があるからである。既設の中継器R1と増設用の中継
器R2との間の接続端子T1を介する送り配線の長さが予め
設計された長さであれば、このような中継接点S0を設け
なくても良いが、実際には接続端子T1を介する送り配線
の長さは施工時に決まるものであり、設計時には予想で
きないので、中継接点S0を設ける必要が生じるものであ
る。
次に、接続端子T2は既設の中継器R1の制御ブロック82
から増設用の中継器R2の制御ブロック83に制御信号を伝
送するための端子であり、例えば、通話終了等を知らせ
るためのリセット信号や、住戸器の選択を保持するため
の信号が伝送される。したがって、接続端子T2の個数は
これらの制御信号を伝送するのに必要な個数とされるも
のである。
次に、接続端子T3は既設の中継器R1の受信ブロック81
から増設用の中継器R2の制御ブロック83に住戸器の選択
信号を伝送するための端子である。受信ブロック81で受
信される選択信号は変調されているが、接続端子T3を介
して中継器R2に伝送される選択信号はデジタル信号とさ
れている。したがって、接続端子T3の個数はこのデジタ
ル信号を伝送するのに必要な個数とされるものである。
例えば、選択信号が4ビットのデジタル信号よりなる場
合、10進数で1,2,4,8の値を取るときには、既設の中継
器R1における中継接点S1,S2,S3,S4がそれぞれオンとな
り、10進数で3,5,6,9の値を取るときには、増設用の中
継器R2における中継接点S5,S6,S7,S8がそれぞれオンと
なるように構成することができる。
次に、接続端子T4は増設用の住戸選択器A2における選
択スイッチ部84の出力を既設の住戸選択器A1における選
択信号発信回路46に入力するための端子であり、その端
子数は選択スイッチ部84から出力されるデジタル信号の
ビット数と同数である。選択信号発信回路46は、選択ス
イッチ部45又は選択スイッチ部84から出力されるデジタ
ル信号に応じて上述のDTMF信号を発信するものである。
ここで、選択スイッチ部45,84の入力方式としては、
テンキーによる入力方式と、各住戸に対応する個別の押
しボタンを設ける入力方法とがある。小規模な集合住宅
向けのシステムとしては、テンキー等を設けずに個別ボ
タンによる入力方式を用いることがコスト的に有利なこ
とが多い。この場合、増設用の住戸選択器毎に押しボタ
ンを複数個持つことになるので、選択信号の伝送方法と
しては、実施例に示すように、既設の住戸選択器を介し
て伝送する方式のほか、増設用の住戸選択器から増設用
の中継器に直接伝送する方式を用いることもできる。
なお、図示実施例のように、既設の住戸選択器A1を介
して選択信号を伝送する方式を用いる場合には、各押し
ボタン“1",“2",“3",“4"を押したときに、4ビット
のデジタル信号よりなる選択信号が、10進数で1,2,4,8
の値を取るように構成すれば、既設の住戸選択器A1にお
けるエンコーダを、各押しボタン毎に1本のダイオード
のみで構成できるので、好都合である。
[発明の効果] 本発明にあっては、上述のように、玄関器と住戸器の
間で少なくとも音声信号を一対の伝送線を用いて伝送す
るインターホンにおいて、玄関器と第1群の住戸器とを
切換接続する第1の中継器に伝送線の送り配線用の第1
の接続端子を設け、この第1の接続端子に接続された第
2の中継器から第2群の住戸器を選択可能としたので、
住戸数の異なる集合住宅に容易に施工することができる
という効果がある。
なお、第1の中継器が第1群の住宅器のうちの1つを
選択するときには第1の接続端子を伝送線から切り離す
ようにすれば、インピーダンス不整合等による通話品質
の劣化を防止できるという効果がある。
また、第1の中継器から第2の中継器に制御信号や選
択信号を伝送するための第2及び第3の接続端子を設け
れば、第2の中継器の制御動作や選択動作を第1の中継
器の内蔵回路にて行うことができ、第2の中継器の構成
を簡単化できるという効果がある。
さらに、玄関器における第1の住戸選択器に第2の住
戸選択器から選択信号を入力するための第4の接続端子
を設ければ、第1の住戸選択器が備える伝送手段を用い
て第2の住戸選択器からの選択信号を伝送することが可
能となり、第2の住戸選択器の構成を簡単化できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のブロック図、第2図は従来
例の概略構成図、第3図(a)及び(b)はそれぞれ他
の従来例における住戸器及び玄関器のブロック図、第4
図は同上に用いる伝送線上の周波数分割例を示す説明
図、第5図は本発明の前提となるインターホンのブロッ
ク図である。 Gは玄関器、J1,J2,…,J5,…は玄関器、R1,R2は中継
器、A1,A2は住戸選択器、lは伝送線である。
フロントページの続き (72)発明者 天野 正彦 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−56566(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玄関器と住戸器の間で少なくとも音声信号
    を一対の伝送線を用いて伝送するインターホンにおい
    て、1つの玄関器と第1群の住戸器のうちの1つ又は第
    1の接続端子とを切換接続する第1の中継器を備え、第
    1の中継器における第1の接続端子と第2群の住戸器の
    うちの1つとを切換接続する第2の中継器を備えること
    を特徴とする集合住宅用インターホン。
  2. 【請求項2】第1の中継器は少なくとも通話終了時に切
    換接続を解除するための制御信号を第2の中継器に伝送
    するための第2の接続端子を備えることを特徴とする請
    求項1記載の集合住宅用インターホン。
  3. 【請求項3】第1の中継器は第2群の住戸器のうちの1
    つを選択するための選択信号を第2の中継器に伝送する
    ための第3の接続端子を備えることを特徴とする請求項
    1記載の集合住宅用インターホン。
  4. 【請求項4】第1の中継器は第1群の住宅器のうちの1
    つを選択するときには第1の接続端子を伝送線から切り
    離す接点を備えることを特徴とする請求項1記載の集合
    住宅用インターホン。
  5. 【請求項5】玄関器は第1群の住戸器のうちの1つを選
    択する選択信号を発生する第1の住戸選択器と、第2群
    の住戸器のうちの1つを選択する選択信号を発生する第
    2の住戸選択器を備え、第1の住戸選択器は第2の住戸
    選択器からの選択信号を入力するための第4の接続端子
    を備えることを特徴とする請求項1記載の集合住宅用イ
    ンターホン。
JP10519189A 1988-11-19 1989-04-25 集合住宅用インターホン Expired - Lifetime JP2655721B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10519189A JP2655721B2 (ja) 1989-04-25 1989-04-25 集合住宅用インターホン
GB8925471A GB2225195B (en) 1988-11-19 1989-11-10 Two-wire television interphone system
US07/436,244 US5032820A (en) 1988-11-19 1989-11-14 Two-wire television interphone system
ES8903926A ES2018742A6 (es) 1988-11-19 1989-11-17 Sistema de interfono de television de dos cables.
DE3938339A DE3938339A1 (de) 1988-11-19 1989-11-17 Fernseh-gegensprechanlage mit zwei verbindungsadern
HK98106646A HK1007650A1 (en) 1988-11-19 1998-06-25 Two-wire television interphone system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10519189A JP2655721B2 (ja) 1989-04-25 1989-04-25 集合住宅用インターホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02284563A JPH02284563A (ja) 1990-11-21
JP2655721B2 true JP2655721B2 (ja) 1997-09-24

Family

ID=14400783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10519189A Expired - Lifetime JP2655721B2 (ja) 1988-11-19 1989-04-25 集合住宅用インターホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2655721B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220102100A1 (en) * 2019-03-29 2022-03-31 Laplace Systems Co., Ltd. Relay module and relay terminal block using same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02284563A (ja) 1990-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1279415C (en) Telephone line carrier system
JPS63283390A (ja) 電話装置
US3999006A (en) Visitor confirmation system
EP0789493A1 (en) Audio-video system for controlling the access to houses and the like
JPS6367088A (ja) 集合住宅用ドアホンカメラシステム
JP2655721B2 (ja) 集合住宅用インターホン
JPH10257458A (ja) 集合住宅管理システム
JP2783840B2 (ja) 集合住宅用インターホン
JP2793852B2 (ja) 集合住宅用インターホン
JP3246353B2 (ja) テレビドアホンシステム
JP3491692B2 (ja) 電気錠制御機能を有した2線式テレビインターホンシステム
JP2655728B2 (ja) 集合住宅用インターホン
JP3901081B2 (ja) 集合住宅用テレビインターホン装置
JP3577976B2 (ja) モニタ付きワイヤレス通話システム
JPH02266742A (ja) 集合住宅用2線式テレビインターホンシステム
JP2721558B2 (ja) 切替式のインターホン
JP2607465Y2 (ja) 集合住宅用通話システム
JP3850269B2 (ja) インターホンシステム及びその構築方法
JP2769580B2 (ja) 住棟集中監視システム
JP3864896B2 (ja) 集合住宅用テレビインターホン装置
JP3829527B2 (ja) インターホンシステム
JP2839152B2 (ja) 2線式tvインターホンシステム
JPH0732426B2 (ja) 切替式のインターホン
JPH09242394A (ja) 集合インターホン装置
EP0340231A1 (en) Communications systems