JPH10257458A - 集合住宅管理システム - Google Patents

集合住宅管理システム

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JPH10257458A
JPH10257458A JP5729097A JP5729097A JPH10257458A JP H10257458 A JPH10257458 A JP H10257458A JP 5729097 A JP5729097 A JP 5729097A JP 5729097 A JP5729097 A JP 5729097A JP H10257458 A JPH10257458 A JP H10257458A
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JP
Japan
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dwelling unit
intercom
signal
equipment
call
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Application number
JP5729097A
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English (en)
Inventor
Hajime Masuda
元 増田
Kazuhiro Masuzawa
一浩 増澤
Keiichi Hamada
敬一 濱田
Naoya Matsuoka
直哉 松岡
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】設備機器を一元的に管理するために集合玄関及
び管理人室と各住戸との間の信号を同軸線路のみよって
伝送して設備構成の簡略化とコストの低減を図る。 【解決手段】インターホン付住戸用制御装置60、集合
玄関14に含まれるインターホン設備及び来訪者映像設
備を集中監視する総合管理盤10を管理人室等に設置す
る。更に、総合管理盤10及び集合玄関14と住戸12
の住戸用制御装置60との間で送受する制御信号、音声
信号及び映像信号の全てを、テレビ共聴設備18の同軸
線路104,110a,118,119により伝送する
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション等の集
合住宅における設備機器の管理を総合的に行う集合住宅
管理システムに関し、特に、集合玄関と各住戸或いは管
理人室と各住戸の間でセキュリティ、インターホン及び
来訪者映像等のための各種の信号をテレビ共聴設備の同
軸線路を使用して伝送するようにした集合住宅管理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マンション等の集合住宅にあって
は、給排水ポンプ等の設備機器の異常監視、エレベータ
の異常監視、火災等のセキュリティ監視等の様々な管理
業務が行われている。また近年のマンション等の集合住
宅の高付加価値化に伴い、規模の大小に関わらず、様々
な電気設備やセキュリティ機器が新たに設置されてい
る。例えば集合玄関にはオートロックドアが設けられ、
集合玄関機のインターホンにより来訪先の住戸の呼出し
を行ってドアを開くようにしている。
【0003】また集合玄関にテレビカメラを設置し、集
合玄関機による呼出住戸の際に来訪者の映像を呼出住戸
に送ってモニタ画面に映し出す来訪者モニタ設備も設け
られる。この来訪者モニタ設備は、各住戸に専用のテレ
ビ付きのモニタ装置の設置を必要とすることからコスト
アップになるため、テレビ共聴設備の同軸線路を使用し
て集合玄関のテレビカメラの来訪者映像信号を呼出住戸
に送り、住戸のテレビ受信機に映し出すようにした簡易
型の来訪者モニタ設備も知られている(特開平2−24
87号、特開平3−91898号、特許第2,522,
229号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の各種の設備機器を対象とした集合住宅の管理
にあっては、セキュリティ設備、エレベータ設備、イン
ターホン設備といった設備毎に専用の監視盤が設置され
て個別に管理されており、日常的に管理が繁雑で総合的
な管理が行いづらい問題があった。
【0005】またインターホン設備の住戸呼出しにより
動作する来訪者モニタ設備等にあっては、インターホン
設備における制御信号と音声信号の伝送線路とは別に、
映像信号を各住戸に送るための伝送線路が必要であり、
線路工事が繁雑でコストアップになる。この点は、各住
戸のテレビ受信機をモニタに利用する簡易型の来訪者モ
ニタ装置にあっても同様であり、来訪者映像信号の伝送
はテレビ共聴設備の同軸線路を使用できるメリットはあ
るが、インターホン設備の音声信号と制御信号について
は、テレビ共聴設備の同軸線路とは別に専用の伝送線路
を設置しており、システム全体としての設備構成が複雑
で、コストも高いものとなっている。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、マンション等の集合住宅に設置され
る各種の設備機器を一括して総合管理できると共に、集
合玄関及び管理人室と各住戸との間の音声信号、制御信
号、及び映像信号等の管理上必要とする信号を、テレビ
共聴設備の同軸線路のみによって伝送可能として設備構
成の簡略化とコストの低減を図るようにした集合住宅管
理システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、各住戸の
火災、ガス漏れ、非常等の異常を監視するセキュリティ
設備、集合玄関と各住戸との間の通話を行うインターホ
ン設備、及びインターホン設備による集合玄関での住戸
呼出しに基づき呼出住戸のテレビ受信機に集合玄関に設
置したカメラで撮像した来訪者映像を映し出す来訪者映
像設備を少なくとも備えた集合住宅管理システムを対象
とする。
【0008】このような集合住宅管理システムにつき本
発明にあっては、セキュリティ設備、インターホン設
備、及び来訪者映像設備を集中監視する総合管理盤を管
理人室等に設置し、更に、総合管理盤、セキュリティ設
備、インターホン設備及び来訪者映像設備で住戸との間
で送受する信号の全てを、集合住宅に設置しているテレ
ビ共聴設備の同軸線路により伝送することを特徴とす
る。
【0009】このため各種の設備機器は、管理人室等に
設置した総合管理盤で一元的に管理することができ、設
備機器の管理業務が効率化され、火災や設備異常等が起
きた際の対応が適切且つ迅速にできる。また集合玄関及
び管理人室に対し離れている各住戸との間のインターホ
ン設備の制御信号と音声信号の伝送、及び来訪者映像信
号の伝送が、全てテレビ共聴設備の同軸線路を使用して
行うことができ、インターホン設備専用の信号線路を別
途必要とせず、その分、設備工事が簡単になってコスト
ダウンできる。更に、テレビ共聴設備の同軸線路の伝送
帯域には十分な空きがあるため、新たな設備機器も容易
に追加できるという高い拡張性をもつ。
【0010】ここで、セキュリティ設備は、各住戸の異
常を検出した場合に、セキュリティ情報信号を所定の周
波数帯域に変換して同軸線路に出力する住戸用制御装置
を有し、同軸線路の分離信号から総合管理盤でセキュリ
ティ情報信号を復調して警報させる。またインターホン
設備は、集合玄関に設置された集合玄関インターホン装
置、各住戸に設置された住戸インターホン装置、集合玄
関インターホン装置からの呼出制御信号及び音声信号を
所定の周波数帯域に変換して同軸線路に出力する管理用
制御器、同軸線路の分離信号から呼出制御信号を復調し
て住戸インターホン装置を呼出制御すると共に音声信号
を復調して再生し、更に呼出制御に伴う住戸インターホ
ン装置から集合玄関制御信号(オートロックドア開閉制
御信号)及び音声信号を所定の周波数帯域に変換して同
軸線路に出力して集合玄関インターホン装置に送出する
住戸用制御装置を備える。
【0011】更に、インターホン設備は、総合管理盤を
設置した管理人室等に管理用インターホン装置を設け、
管理用インターホン装置と集合玄関装置を専用回線で接
続して通話し、また監理用インターホンを管理用制御器
を介して同軸線路に接続して各住戸の住戸インターホン
装置と通話する。来訪者映像設備は、テレビカメラの出
力する来訪者映像信号を任意のテレビ空きチャンネル帯
域に変換し来訪者映像信号として同軸線路に出力する周
波数変換器と、同軸線路から来訪者映像信号を分離する
と共に、分離した来訪者映像信号を伝送する任意のテレ
ビ空きチャンネルについて映像の正常な再生を不能とす
るスクランブルを行い、住戸のテレビ受信機に出力する
住戸用信号分離器と、インターホン設備の集合玄関から
呼出住戸に対する呼出制御に基づいて、住戸用信号分離
器での来訪者映像信号のスクランブルを解除するよう制
御する住戸用制御装置とを備える。
【0012】本発明の集合住宅管理システムは、更に、
文字放送画像や火災情報画像等の映像信号を任意のテレ
ビ空チャンネル帯域に変換し、同軸線路を経由して各住
戸のテレビ受信機に伝送する画像サービス設備を設ける
こともできる。
【0013】
【発明の実施の形態】
<目 次> 1.システム構成と機能 2.インターホン処理 3.セキュリティ監視処理 4.設備異常監視処理 5.画像情報送出処理 1.システム構成と機能 図1は本発明の集合住宅管理システムの一実施形態のブ
ロック図である。図1において、総合管理盤10は管理
人室等に設置されており、総合管理盤10で住戸12、
集合玄関14、エレベータ設備16、更に図示しない電
力設備や給水設備等を集中監視している。またテレビ共
聴設備18が設けられており、総合管理盤10及び集合
玄関14に対し住戸12側をテレビ共聴設備18の同軸
線路(同軸ケーブル)を介して接続している。
【0014】総合管理盤10にはMPU20が設けら
れ、MPUのプログラム制御によって例えば次の一元化
した監視制御の各処理を行う。 (1) インターホン処理 (2) 住戸メッセージ処理 (3) 集合玄関制御処理 (4) セキュリティ監視処理 (5) 諸設備監視処理 (6) 代表移報出力処理 (7) 情報転送処理 (8) 告知放送送出処理 (9) テレビ火災表示処理 (10)保守処理 このようなMPU20の各処理機能を実現するためMP
U20に対しては、スピーカ24に警報音や音声メッセ
ージを出力する音声合成部22、タッチパネル付液晶デ
ィスプレイ26、ランプ表示部28、スイッチ入力部3
0、プリンタ34、パラレル移報出力部36、パラレル
移報入力部38、モデム40を設けている。
【0015】また文字放送送出処理及び火災情報表示処
理を行うための画像サービスユニット54が設けられ、
画像サービスユニット54には文字放送装置56と火災
情報画像放送装置58が設けられており、MPU20に
対しシリアル移報部52を介して接続し、シリアルデー
タによる放送制御ができるようにしている。総合管理盤
10における住戸12の火災、ガス漏れ、非常等のセキ
ュリティ情報の集中管理は、MPU20に対して設けら
れた移報インタフェース42及び制御器44により行わ
れる。
【0016】制御器44は、同軸線路122a,122
b,122cによりテレビ共聴設備14の同軸線路11
0a,110b,110cのそれぞれに信号分離器11
2a,112b,112cを介して接続されている。一
方、住戸12側にはインターホン付きの住戸用制御装置
60が設置されている。住戸用制御装置60に対しては
火災感知器62、ガス漏れセンサ64及び非常押釦発信
機66が接続されている。またインターホン付き住戸用
制御装置60には、インターホン機能による通話のため
ドアホン68が接続される。
【0017】住戸用制御装置60は、火災感知器62の
発報、ガス漏れセンサ64のガス漏れ検出、あるいは非
常押釦発信器66の発報を受信することで、総合管理盤
10に対し異常の種別と異常発生住戸を示すセキュリテ
ィ情報信号を伝送するセキュリティ機能を備える。住戸
用制御装置60からのセキュリティ情報信号の総合管理
盤10への伝送のため、テレビ共聴設備18の例えば同
軸線路110a側に設けている分岐分配器116から引
き出された住戸12に対する同軸線路118に住戸用信
号分離器70を設け、この住戸用信号分離器70を介し
て住戸用制御装置60を接続している。
【0018】また住戸用信号分離器70の二次側は分配
器72及びテレビ端子ユニット74を接続しており、テ
レビ端子ユニット74にテレビ受信機76を接続して、
テレビ共聴設備18より送られてくるテレビ放送を受信
できるようにしている。ここでテレビ共聴設備18を説
明すると、ヘッドエンド装置92が設けられ、ヘッドエ
ンド装置92に対しFMアンテナ94、VHFアンテナ
96、UHFアンテナ98、BSアンテナ100及びC
Sアンテナ102を接続し、各放送受信を行い、これを
混合して同軸線路104に送出している。ヘッドエンド
装置92からの同軸線路104は、分岐分配器108で
例えば3系統の同軸線路110a,110b,110c
に分けられ、それぞれ総合管理盤10と接続するための
管理用信号分離器112a,112b,112cを挿入
している。
【0019】更に、管理用信号分離器112a,112
b,112cを介し例えば住戸12側について代表して
示すように住戸側の同軸線路を接続し、この同軸線路に
分岐分配器116を住戸ごとに接続して、住戸12に対
する同軸ケーブル118の引き出しを行っている。総合
管理盤10の制御器44は、専用線134によって集合
玄関14側を接続している。集合玄関14としては、こ
の実施形態にあっては4つの集合玄関を例にとってお
り、それぞれの集合玄関に自動ドア78a〜78dを設
置し、それぞれインターホン付きの集合玄関機86a〜
86dを設けて総合管理盤10の制御器44と専用線1
34で接続している。
【0020】集合玄関機86a〜86dの各々に対応し
てITVカメラ80a〜80dが設置され、集合玄関機
86a〜86dを操作する来訪者の映像を撮影して映像
信号を出力するようにしている。ITVカメラ80a〜
80dは映像切替器82に接続され、住戸呼出操作を行
った集合玄関機86a〜86dのいずれかによる切替え
制御信号を受けて対応するカメラからの映像信号を選択
し、UHF変換器84により予め定めたUHF周波数帯
の空チャンネル周波数に変換し、テレビ共聴設備18の
同軸線路を経由して住戸12側に来訪者映像信号を送っ
ている。
【0021】住戸12側における集合玄関14からの来
訪者映像信号は、集合玄関機86a〜86dのインター
ホンにより呼出しが行われた住戸のみについて、そのテ
レビ受信機76に来訪者映像を映し出すようにしてい
る。即ち、住戸12に設置された住戸用信号分離器70
は、予め割り当てられた来訪者映像信号を伝送するUH
Fの割当てチャンネル周波数について、映像の正常な再
生を不能とするスクランブル機能を備えている。
【0022】住戸用信号分離器70のスクランブル機能
は、集合玄関14側からのインターホン呼出しを受けた
住戸用制御装置60のオフ制御により解除され、集合玄
関14側からのインターホン呼出しを受けた住戸のテレ
ビ受信機76に対してのみ来訪者映像信号を送って映し
出すことができる。次にインターホン設備を説明する。
この実施形態にあっては、インターホン通話は、 (1) 集合玄関と住戸 (2) 集合玄関と総合管理盤 (3) 住戸と総合管理盤 (4) 総合管理盤とエレベータ の間で行われる。
【0023】まず使用頻度の最も高い集合玄関14と住
戸12の間のインターホン通話は、集合玄関14に設置
しているインターホン付きの集合玄関機86a〜86d
のそれぞれを専用線134を介して総合管理盤10の制
御器44に接続しており、制御器44でインターホンの
制御信号及び音声信号をテレビ共聴設備18の予め定め
た周波数帯域に変換して、管理用信号分離器112a〜
112cの各々により同軸線路110a〜110cに送
出し、住戸12の住戸用信号分離器70で分離して住戸
用制御装置60で復調しインターホン処理部に提供して
いる。
【0024】もちろん、住戸用制御装置60のインター
ホン機能によるインターホン制御信号及び音声信号も、
住戸用制御装置60でテレビ共聴設備18の同じインタ
ーホン用の周波数帯域に変換され、総合管理盤10の制
御器44でインターホン制御信号及び音声信号に復調さ
れ、専用線134を経由して集合玄関機86a〜86d
側に送られる。
【0025】また集合玄関14と総合管理盤10との間
のインターホン通話は、移報インタフェース42に対し
インターホン制御器46を設け、インターホン制御器4
6に接続したハンドセット48を使用して行われる。ま
た総合管理盤10のハンドセット48は、住戸12の住
戸用制御装置60のインターホンによる通話にも使用で
きる。
【0026】またインターホン制御器46に対しては、
専用線136によってエレベータ88a,88bに設け
ているエレベータ用インターホン90a,90bを接続
しており、総合管理盤10のハンドセット48によりエ
レベータ88a,88b側とのインターホン通話を可能
としている。更にインターホン制御部46に対してはエ
レベータ88a,88b側と専用線により接続され、エ
レベータ内で異常が起きたときの非常呼出しやインター
ホン応答制御等ができるようにしている。
【0027】更に総合管理盤10に対しては図示しない
電力設備や給排水設備、更には自火報設備が接続され
る。これら外部設備に対する入出力接続は、パラレル移
報入力部38及びパラレル移報出力部36を介して行わ
れる。尚、総合管理盤10には電源ユニット55が設け
られており、商用電源から必要とする規定の直流電源を
得ている。
【0028】図2は図1の総合管理盤10の説明図であ
る。総合管理盤10のパネル上部には警報代表灯124
が設置される。警報代表灯124は、住戸12からの火
災、ガスまたは非常等のセキュリティ情報信号を受信し
た際、集中監視している設備異常やエレベータでの異常
等を受信した際に警報代表表示を行う。続いて電源灯1
26とスイッチ注意灯128が設けられる。電源灯12
6は正常な電源供給があれば点灯する。スイッチ注意灯
128は総合管理盤10でスイッチ操作が行われている
場合、復旧位置への操作を促すために点灯する。
【0029】続いてタッチパネル付液晶ディスプレイ2
6が設けられる。タッチパネル付液晶ディスプレイ26
は、定常監視状態にあってはメニュー画面となってお
り、セキュリティ情報信号、設備異常等のイベント受信
を受けると、受信した警報内容を示す画面に切り替わ
り、切替画面に設けているスイッチ部分を操作すること
で必要な制御、応答等ができるようにしている。
【0030】また異常監視制御以外にインターホン通話
に必要な制御についても同様に、タッチパネル付液晶デ
ィスプレイ26の表示画面を使用して操作できる。タッ
チパネル付液晶ディスプレイ26の右側には音響停止ス
イッチ130と内部にスピーカを設けた音響穴132が
設けられ、その下にプリンタ34を設けている。図3は
図1のテレビ共聴設備18の同軸線路104の周波数割
当てを示す図であり、通常のテレビ放送に加えて本発明
の集合住宅管理システムで必要とするインターホン通
話、来訪者映像信号の伝送、更には文字放送や火災情報
画像情報の伝送に必要な周波数割当てを行っている。ま
ず、ヘッドエンド装置92からのFM放送及び各種のテ
レビ放送に対応して、FM放送帯域180、VHF放送
帯域190、UHF放送帯域200、BS−IF放送帯
域210及びCS−IF放送帯域220の割当てが行わ
れている。
【0031】このようなFM放送及び各種のテレビ放送
の周波数割当てに対し、集合玄関と住戸の間のインター
ホン通話のための、インターホン音声信号帯域140が
0〜2kHzのベースバンド帯域に割り当てられ、また
セキュリティ情報信号の伝送とインターホン制御信号の
伝送に32kHzのデータ/制御信号150が割り当て
られ、更に95kHzにFM変調されたインターホン音
声信号としてFMインターホン音声信号160を割り当
てている。
【0032】ここでベースバンド帯域のインターホン音
声信号140は例えば図1の集合玄関14から住戸12
への通話に使用され、FMインターホン音声信号160
は住戸12から集合玄関14への音声信号の伝送に使用
される。この点は総合管理盤10と住戸12のインター
ホン通話についても同様である。続いて74MHzにF
M告知放送音声信号170が割り当てられている。図1
の実施形態にあっては、このFM告知放送音声信号17
0は使用されていないが、必要に応じて総合管理盤10
にFM告知放送ユニットを設けることで、住戸12に対
する管理人室からのFM告知放送が実現できる。
【0033】更にUHF放送帯域200の空きテレビ放
送帯域を使用してTV文字多重映像・音声信号200
a、火災情報映像・音声信号200b、及び集合玄関I
TVカメラ映像信号200cを割り当てている。このう
ち集合玄関ITVカメラ映像信号200cの割当てUH
F放送帯域については、図1の住戸12に設けている住
戸用信号分離器70のスクランブルが32kHzのデー
タ/制御信号150の周波数割当てを使用したインター
ホン呼出信号に基づいて制御される。
【0034】図4は図1の総合管理盤10に設けている
MPU20による総合管理処理の概略的なフローチャー
トである。ステップS1で適宜のイベントがあると、ス
テップS2〜S6でインターホンかセキュリティか設備
異常か画像情報サービスかそれ以外かをチェックする。
ステップS2でインターホンであれば、ステップS7に
進み、インターホン処理を行う。
【0035】このインターホン処理は、管理人室、住
戸、エレベータ、集合玄関の4つの発信及び着信の関係
から、(1) 〜(6) の通話形態に分けられる。またステッ
プS3でセキュリティであった場合は、ステップS8に
進み、セキュリティ処理を行う。このセキュリティ処理
は、住戸12の住戸用制御装置60からのセキュリティ
情報信号に対する処理とシリアル移報入力部38を介し
て入力した自火報設備からの移報入力に対する処理とな
る。
【0036】またステップS4で設備異常であった場合
には、ステップS9で必要とする設備異常監視処理を行
う。またステップS5で画像情報サービスであった場合
には、ステップS9で画像情報送出処理として文字報送
送出処理あるいは火災情報画像送出処理を行う。更にス
テップS6でその他の処理であった場合には、ステップ
S11で例えばモデム40による外部への通報処理やパ
ラレル移報出力部36による代表移報出力処理等を行
う。
【0037】次に図4のステップS7〜S11に示した
インターホン処理、セキュリティ処理、設備異常監視処
理、画像情報送出処理、その他の処理について詳細に説
明すると、次のようになる。 2.インターホン処理 図1の集合住宅管理システムにおけるインターホン制御
処理は、図4のステップS7の(1) 〜(6) の6種類の通
話処理がある。このうち総合管理盤10で制御処理を必
要とするインターホン通話は(1) 〜(5) であり、(6) の
集合玄関14から住戸12の間の通話については総合管
理盤10は制御処理は特に行わないが、インターホン制
御中であることは検出している。
【0038】まず管理人室に設置した総合管理盤10か
ら住戸12の呼出しは、タッチパネル付液晶ディスプレ
イ26のメニュー画面の中のインターホンスイッチと住
戸IPスイッチを操作する。これによりテンキーが表示
されることから、テンキースイッチを操作して呼び出そ
うとする住戸12の住戸番号を入力する。そして制御画
面の通話スイッチを操作すると、テレビ共聴設備18を
経由したインターホン呼出信号の住戸12に対する送出
で呼出住戸12の住戸用制御装置60に備えられるイン
ターホンによる通話呼出しが行われる。
【0039】この場合、呼出住戸が出ない場合には制御
画面のメッセージスイッチを操作しておくことで、住戸
12の住戸用制御装置60のメッセージ表示灯を点灯さ
せ、管理人室からインターホン通話があったことを分か
るようにしている。通話が終了したら制御画面の通話切
りスイッチを操作する。次に管理人室の総合管理盤10
からエレベータ設備16のエレベータ88aまたは88
bのエレベータ用インターホン90a,90bを呼び出
す場合には、タッチパネル付液晶ディスプレイ26の制
御画面のメニューでインターホンスイッチ及びエレベー
タIPスイッチを操作して更にエレベータ選択スイッチ
を操作することにより、エレベータ番号を入力する。続
いて通話スイッチを操作すると、指定されたエレベータ
番号のインターホン呼出しが行われ、エレベータ88a
または88bとの間で通話ができる。通話が終了したら
制御画面の通話切りスイッチを操作する。
【0040】次に住戸12から管理人室を呼び出す場合
には、住戸12に設けている住戸用制御装置60の管理
人室呼出釦を押すと、総合管理盤10では、スポーカ2
4から「ピンポン」という音声合成音が出力されると共
に、タッチパネル付液晶ディスプレイ26は住戸呼出し
画面に切り替わり、この画面の通話スイッチを操作する
と住戸12との間で通話ができる。通話が終了したら通
話切りスイッチを操作する。なお通話終了操作がなけれ
ば、一定時間後に自動的に通話終了となる。
【0041】次にエレベータ88a,88bからの管理
人室に対する非常呼出しがあると、総合管理盤10で
は、スポーカ24から「ピンポン」という音声合成音が
出力されると共に、タッチパネル付液晶ディスプレイ2
6はエレベータからの呼出し画面に切り替わる。そこで
画面上の通話スイッチを操作することで、非常呼出しを
行ったエレベータとのインターホン通話ができる。通話
が終了したら通話切りスイッチを操作する。
【0042】更に集合玄関からの管理人室呼出しは、集
合玄関機86a〜86dのいずれかで管理人室呼出しが
あると、総合管理盤10では、スポーカ24から「ピン
ポン」という音声合成音が出力されると共に、タッチパ
ネル付液晶ディスプレイ26は集合玄関からの呼出し画
面に切り替わる。そこで切替画面の通話スイッチを操作
することで、呼出しを行った集合玄関機との間でインタ
ーホン通話ができる。通常、集合玄関からの管理人室呼
出しは自動ドア78a〜78dの開放を依頼する通話で
あり、したがって画面上の玄関開閉スイッチを操作して
玄関の開閉制御を行う。通話が終了したら通話切りスイ
ッチを操作する。
【0043】次に集合玄関機86a〜86dから住戸1
2の呼出しを行った際のインターホン通話を説明する。
この集合玄関から住戸の呼出しについては、総合管理盤
10側の制御処理は行われない。いま集合玄関14に設
けている集合玄関機86aにおいて、来訪者が図示の住
戸12のインターホン呼出操作を行ったとすると、集合
玄関機86aからのインターホン呼出信号は専用線13
4により総合管理盤10の制御器44に出力される。
【0044】制御器44は、呼出し住戸番号と呼出信号
からなる制御データが図3の32kHzに割り当てたデ
ータ/制御信号に変換し、同軸線路122a〜122c
の各々よりテレビ共聴設備18の管理用信号分離器11
2a〜112cに出力し、ヘッドエンド装置92からの
伝送信号に混合して住戸12側に転送する。住戸12側
にあっては、テレビ共聴設備18から引き込まれた同軸
線路118を接続している住戸用信号分離器70を介し
て住戸用制御装置60で総合管理盤10の制御器44よ
り周波数変換して送られてきたインターホン制御信号を
復調し、インターホン呼出動作を行わせる。
【0045】一方、集合玄関14側にあっては、集合玄
関機86aの呼出操作に伴って映像切替器82に呼出制
御信号が与えられ、集合玄関機86aに対し設置してい
るITVカメラ80aを動作し、その来訪者映像信号を
選択してUHF変換器84に出力し、UHF変換器84
で図3のUHF放送帯域200に割り当てた集合玄関I
TVカメラ映像信号200cに変換し、同軸線路120
aによりテレビ共聴設備18の同軸線路104に分岐分
配器106によって混合して住戸12側に伝送する。
【0046】このため住戸12の住戸用信号分離器70
にあっては、集合玄関14に設けているUHF変換器8
4より変換されて送られてくる集合玄関ITVカメラ映
像信号200cについて分離しているが、インターホン
呼出しがない場合、この集合玄関ITVカメラ映像信号
200cの帯域についてはスクランブルがオンしてお
り、テレビ受信機76で来訪者映像を映し出すことはで
きない。
【0047】しかしながら、住戸12の住戸用制御装置
60に対しインターホン呼出制御が行われると、このイ
ンターホン呼出制御信号を住戸用信号分離器70を介し
て住戸用制御装置60が受信し復調することにより、住
戸用制御装置60は、住戸用信号分離器70での、集合
玄関ITVカメラ映像信号200cのUHF周波数帯域
のスクランブルをオフ制御して解除する。このため集合
玄関からのインターホン呼出しがあった住戸12につい
ては、住戸用信号分離器70よりスクランブルが解除さ
れた集合玄関ITVカメラ映像信号200cが出力さ
れ、テレビ受信機76で来訪者映像を映し出して確認す
ることができる。
【0048】したがって、住戸12のテレビ受信機76
の来訪者映像から及びインターホンによる通話により来
訪者が確認できたならば、住戸用制御装置60の玄関開
閉スイッチを操作することで玄関の開閉制御を行う。こ
の場合も住戸用制御装置60からの玄関開閉制御信号
は、32kHzに割り当てたデータ/制御信号150に
変換されて出力され、住戸用信号分離器70、テレビ共
聴設備18の同軸線路を経由して総合管理盤10の制御
器44で復調され、専用線134によって玄関集合機8
6aに与えられ、自動ドア78aの開閉制御を行う。ま
た集合玄関14からの住戸12の呼出しによるインター
ホン通話及び来訪者映像信号の伝送は、予め定めた一定
時間例えば十数秒で自動的にオフとなる。
【0049】更に図1の総合管理盤10を設置している
管理人室で集合玄関14からの来訪者映像を見たい場合
には、制御器44からの同軸線路122a〜122cの
いずれかに分配器を接続し、これにテレビ受信機を接続
すれば良い。この場合、住戸12の住戸用信号分配器7
0を設ける必要がなく、集合玄関、ITVカメラ映像信
号200cにスクランブルは掛からないことから、その
まま管理人室のテレビ受信機で来訪者映像を映し出すこ
とができる。 3.セキュリティ監視処理 住戸12側で火災、ガス漏れあるいは非常事態の発生が
あると、住戸用制御装置60で火災発報、ガス漏れ発
報、非常発報を受信し、異常が発生した住戸番号と発生
異常の種別を示すセキュリティ情報信号が図3の32k
Hzのデータ/制御信号150の周波数に変換され、テ
レビ共聴設備18の同軸線路を経由して総合管理盤10
に送られ、制御器44で受信復調されて移報インタフェ
ース42を介してMPU20に与えられる。
【0050】住戸12からのセキュリティ情報信号を受
信したMPU20は、図2に示した総合管理盤10の警
報代表灯124を点滅し、またタッチパネル付液晶ディ
スプレイ26に異常発生住戸の警報表示、警報種別を示
す警報代表表示及び行動案内をガイダンスする表示を行
い、同時にスピーカ24より警報音声と警報種別を示す
音声メッセージの出力を行う。またプリンタ34で警報
印字を行い、更にパラレル移報出力部36により外部設
備への移報出力、更にはモデム40により公衆電話回線
を使用した非常データの情報転送を行う。
【0051】また、住戸12側で非常事態の発生がある
と住戸用制御装置60は、セキュリティ情報信号と共
に、インターホン制御信号を総合管理盤10へ送出す
る。MPU20は、インターホン制御信号を受信すると
タッチパネル付液晶ディスプレイ26に警報表示を行う
と共に、通話スイッチを表示する。この画面上の通話ス
イッチを操作することで、異常発生住戸とのインターホ
ン通話ができるようになる。
【0052】また、別途設置している自火報設備からの
移報入力がパラレル移報入力部38よりMPU20に対
しあった場合には、住戸12のセキュリティ情報信号の
受信の場合と同様、図2の総合管理盤10に設けている
警報代表灯124を点灯し、タッチパネル付液晶ディス
プレイ26を自火報設備による警報表示画面に切り替え
て警報種別を示す警報代表表示を行い、同時にスピーカ
24から音声警報と音声メッセージを出力し、更にプリ
ンタ34で警報印字を行うと共に、必要があれば移報出
力やモデム40による情報転送を行う。 4.設備異常監視処理 図1の総合管理盤10に対しパラレル移報入力部38を
介して移報入力を行っている電力設備や給排水設備等の
各種の設備で設備異常が起きた場合には、MPU20で
設備異常の移報入力が判別され、設備異常ごとに予め定
めた音声メッセージによる警報が出され、タッチパネル
付液晶ディスプレイ26は設備異常ごとに予め定められ
た警報画面に切り替えられて警報代表表示が行われる。
同時にプリンタ34による設備異常の警報印字を行い、
更にパラレル移報出力部36による移報出力及びモデム
40による情報転送が行われる。 5.画像情報送出処理 図1の総合管理盤10にあっては、画像サービスユニッ
ト54に文字放送装置56、具体的にはTV文字多重デ
コーダ、及び火災情報画像放送装置58を設けており、
MPU20によるシリアル移報出力部52を使用したシ
リアルデータの出力による制御で各種の映像サービスが
提供できる。例えば文字放送装置56による画像サービ
スにあっては、テレビ共聴設備18のヘッドエンド装置
92のVHF周波数帯のテレビ放送に多重化されている
TV文字多重放送を文字放送装置56のTV文字多重デ
コーダ機能で復調する。
【0053】復調した文字画像放送は、その中の特定の
放送、例えば交通情報や天気予報等の文字画面を選択し
て、図3のUHF放送帯域200に割り当てた特定テレ
ビ放送帯域のTV文字多重映像・音声信号200aに変
換して住戸12側に送り、住戸12のテレビ受信機76
で総合管理盤10から提供された文字放送を受信可能と
する。もちろん、このTV文字多重映像・音声信号20
0aについては住戸用信号分離器70でのスクランブル
はないことから、全住戸で見ることができる。
【0054】また画像サービスユニット58の火災情報
画像放送装置58にあっては、MPU20で住戸側の住
戸用制御装置60からのセキュリティ情報信号あるいは
自火報設備からの移報入力を受けた際に発生した火災情
報に関する火災情報画像を生成し、図3の火災情報映像
・音声信号200bのUHFテレビ周波数帯域に変換し
て住戸12側に送ることで、火災発生位置や避難に関す
るサービス映像を住戸で見ることができる。この火災情
報映像・音声信号200bについても、住戸用信号分離
器70によるスクランブルはないことから、全住戸で見
ることができる。
【0055】更に画像サービスユニット54としては、
TV文字多重放送や火災情報以外に集合住宅の管理に必
要な各種のお知らせや通知等の情報を映像及び音声で住
戸側に提供する画像サービスも容易に実現できる。尚、
本発明は上記の実施形態に限定されず、総合管理盤を設
置した管理人室及び集合玄関側と住戸の間の信号伝送を
テレビ共聴設備の同軸線路を使用して行うものであれ
ば、適宜のシステム形態をとることができる。また本発
明は上記実施形態に示した数値による限定は受けない。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、火災、ガス漏れ、防犯等のセキュリティ設備、集合
玄関、管理人室、住戸間のインターホン設備、集合玄関
から住戸のインターホン呼出しに伴う来訪者映像設備、
エレベータインターホン設備、電力、給排水等の各種の
設備を管理人室に設けた総合管理盤で一元的に管理する
ことができ、各設備ごとに専用の管理盤を設けている場
合に比べ、集合住宅における全体的な設備の管理運用が
効率的にでき、火災等の異常が起きた場合の対応も迅速
且つ適切に行うことができる。
【0057】また集合玄関及び管理人室に対し、離れた
場所となる各住戸との間のインターホン通話について、
その制御信号と音声信号の伝送、更には住戸インターホ
ン呼出しに伴う来訪者映像信号の伝送について、全てテ
レビ共聴設備の同軸線路を使用して行うことができ、管
理人室及び集合玄関と各住戸側との間にテレビ共聴設備
の同軸線路以外の専用線路の設置が不要とでき、その
分、設備工事が容易でコストダウンすることができる。
更に同軸線路の伝送帯域には十分な空きがあることか
ら、新たな映像サービス等も容易に追加できるという高
い拡張性を備える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のブロック図
【図2】図1の総合管理盤の説明図
【図3】図1の同軸線路に対する周波数割当の説明図
【図4】図1の総合管理盤のMPUによる管理処理のフ
ローチャート
【符号の説明】
10:総合管理盤 12:住戸 14:集合玄関 16:エレベータ設備 18:テレビ共聴設備 20:MPU 26:タッチパネル付き液晶ディスプレイ 44:制御器 46,50:インターホン制御器(I/P制御器) 48:ハンドセット 54:画像サービスユニット 60:住戸用制御装置 62:火災感知器 64:ガス漏れセンサ 66:非常押釦発信器 68:ドアホン 70:住戸用信号分離器 76:テレビ受信機 78a〜78d:自動ドア 80a〜80d:ITVカメラ 82:映像切替器 84:UHF変換器 86a〜86d:集合玄関機 88a,88b:エレベータ 90a,90b:エレベータ用インターホン 92:ヘッドエンド装置 同軸線路:104,110a〜110c,118,119,120a 〜120c,122a
〜122c 112a〜112c:管理用信号分離器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松岡 直哉 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各住戸の火災、ガス漏れ、非常等の異常を
    監視するセキュリティ設備、集合玄関と各住戸との間の
    通話を行うインターホン設備、及び前記インターホン設
    備による前記集合玄関での住戸呼出しに基づき呼出住戸
    のテレビ受信機に集合玄関に設置したカメラで撮像した
    来訪者映像を映し出す来訪者映像設備を少なくとも備え
    た集合住宅管理システムに於いて、 前記セキュリティ設備、インターホン設備、及び来訪者
    映像設備を集中監視する総合管理盤を管理人室等に設置
    し、 前記総合管理盤、セキュリティ設備、インターホン設備
    及び来訪者映像設備で住戸との間で送受する信号の全て
    を、集合住宅に設置しているテレビ共聴設備の同軸線路
    により伝送することを特徴とする集合住宅管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の集合住宅管理システムに於
    いて、前記セキュリティ設備は、各住戸の異常を検出し
    た場合に、セキュリティ情報信号を所定の割当周波数帯
    域に変換して前記同軸線路に出力する住戸用制御装置を
    有し、前記同軸線路の信号から前記セキュリティ情報信
    号を前記総合管理盤で復調して警報させることを特徴と
    する集合住宅管理システム。
  3. 【請求項3】請求項1記載の集合住宅管理システムに於
    いて、前記インターホン設備は、 集合玄関に設置された集合玄関インターホン装置と、 各住戸に設置された住戸インターホン装置と、 前記集合玄関インターホン装置からの呼出制御信号及び
    音声信号を所定の割当周波数帯域に変換して前記同軸線
    路に出力する管理用制御器と、 前記同軸線路より分離した信号から前記呼出制御信号を
    復調して住戸インターホン装置を呼出制御すると共に前
    記音声信号を復調して再生し、前記呼出制御に伴う住戸
    インターホン装置からの集合玄関制御信号及び音声信号
    を所定の割当周波数帯域に変換して前記同軸線路を介し
    て前記集合玄関インターホン装置に送出する住戸用制御
    装置と、を備えたことを特徴とする集合住宅管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の集合住宅管理システムに於
    いて、前記インターホン設備は、更に、前記総合管理盤
    を設置した管理人室等に管理用インターホン装置を設
    け、該管理用インターホン装置と集合玄関装置を専用回
    線で接続して通話し、前記管理用インターホンを前記管
    理用制御器を介して同軸線路に接続して各住戸の住戸イ
    ンターホン装置と通話することを特徴とする集合住宅管
    理システム。
  5. 【請求項5】請求項1記載の集合住宅管理システムに於
    いて、前記来訪者映像設備は、 前記テレビカメラの出力する来訪者映像信号を任意のテ
    レビ空きチャンネル帯域に変換して来訪者映像信号とし
    て前記同軸線路に出力する周波数変換器と、 前記同軸線路から前記来訪者映像信号を分離すると共
    に、前記来訪者映像信号を伝送する前記任意のテレビ空
    きチャンネルについて映像の正常な再生を不能とするス
    クランブルを行い、住戸のテレビ受信機に出力する住戸
    用信号分離器と、 前記インターホン設備の集合玄関から呼出住戸に対する
    呼出制御に基づいて、前記住戸用信号分離器での来訪者
    映像信号のスクランブルを解除するよう制御する住戸用
    制御装置と、を備えたことを特徴とする集合住宅管理シ
    ステム。
  6. 【請求項6】請求項1記載の集合住宅管理システムに於
    いて、更に、文字放送画像や火災情報画像等の映像信号
    を任意のテレビ空きチャンネル帯域に変換し、前記同軸
    線路を経由して各住戸のテレビ受信機に伝送する画像サ
    ービス設備を設けたことを特徴とする集合住宅管理シス
    テム。
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