JP2004171383A - 共同住宅警報監視用複合盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】共同住宅における各種機能を総合的に制御盤によって管理するシステムを得る。
【解決手段】各住戸に設置されたセキュリティ監視機能とインターホン通話機能とテレビモニタ機能とを備える住宅情報盤と、前記各住宅情報盤に接続されて各住戸の異常監視制御と各住戸への通話制御およびモニタ制御とを行う複合盤と、前記各住宅情報盤それぞれに配線される通話線、伝送線および映像線と、前記複合盤に接続されてインターホン通話機能とカメラ機能とを備える集合玄関機と、から構成される共同住宅警報監視システムに用いられ、前記複合盤は、前記伝送線を介して前記住宅情報盤に対して呼出信号を送出する呼出制御部と、前記集合玄関機のカメラ機能による映像信号が入力されて前記映像線への該映像信号の出力制御を行う映像制御部と、を具備している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、共同住宅における警報監視システムに用いられる複合盤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、共同住宅において集合玄関に設けられた集合玄関機、管理室に設けられた管理室機、各住戸に設けられた住宅情報盤が各所に配置されて、通話制御装置および映像制御装置によって、制御線(伝送線)、通話線および映像線によってそれぞれ接続されているシステムが用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−69181号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなシステムでは、集合玄関機に監視カメラのような映像制御機能(モニタ機能)を付与しない場合に、映像制御装置および映像線を用いなければよく、インターホンによる通話機能およびセキュリティ監視機能を基本として、必要に応じて機器を追加して対応することができた。
【0005】
しかし、映像制御装置と通話制御装置とが別体であることから、通話時に映像信号を出力するという制御のための配線を映像制御装置と通話制御装置との間に配設しなければならず、施工時にそのような配線をそれぞれに区別して作業することは非常に面倒であった。
【0006】
また、管理室等において、インターホン通話機能を備えるための管理室親機に加え、音声制御装置にさらに映像制御装置を設置してモニタ制御機能を利用するためのモニタ装置を設置する場合に、別個の筐体を設置する必要があり、これらを併設することによって余計な場所を取るという不具合があった。
【0007】
したがって、本発明は、共同住宅における各種機能を一体的に制御する警報監視複合システムとして、セキュリティ監視機能、通話制御機能およびモニタ制御機能を総合的に複合盤によって管理するシステムを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、各住戸に設置されたセキュリティ監視機能とインターホン通話機能とテレビモニタ機能とを備える住宅情報盤と、前記各住宅情報盤に接続されて各住戸の異常監視制御と各住戸への通話制御およびモニタ制御とを行う複合盤と、前記各住宅情報盤それぞれに配線される通話線、伝送線および映像線と、前記複合盤に接続されてインターホン通話機能とカメラ機能とを備える集合玄関機と、から構成される共同住宅警報監視システムに用いられ、前記複合盤は、前記伝送線を介して前記住宅情報盤に対して呼出信号を送出する呼出制御部と、前記集合玄関機のカメラ機能による映像信号が入力されて前記映像線への該映像信号の出力制御を行う映像制御部と、を具備していることを特徴とするものである。
【0009】
さらに、複合盤は、映像制御部からの映像信号を映出するモニタ画面を盤面に備えているものであり、また、複合盤は、インターホン通話機能のための通話回路および送受話器を備えているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を利用する実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明を利用する共同住宅用警報監視複合システムのシステム系統図、図2および図3は図1に用いられる複合盤、住宅情報盤および集合玄関機についてのブロック構成図である。
【0011】
図1において、10は複合盤、20は集合玄関機、30は住宅情報盤、50はドアホン、61は熱式や煙式等の火災感知器、62はガス漏れ検知器、63は防犯スイッチ、64は非常呼出スイッチ、65は共用部に設けられる火災感知器、66は共用部に設けられる防排煙機器等の制御装置、70は映像アダプタ、L1は伝送線、L2は通話線、L3は映像線、L4はドアホン50への通話線、L5はドアホン50への各種機能の制御線、L61、L62、L63、L64、L65およびL66はそれぞれ信号線である。
【0012】
複合盤10は、インターホン設備の通話制御装置としての通話制御機能と、テレビモニタシステムを提供するためのモニタ制御機能と、自動火災報知設備の火災受信機としてのセキュリティ監視機能とを有し、共同住宅の管理室等に設置される。なお、さらに従来の技術に示される管理室機の機能も兼ねている。
【0013】
集合玄関機20は、共同住宅への訪問者が操作して各住戸を呼出すための装置であって、カメラ機能を備え、共同住宅の集合玄関等に設置される。
【0014】
住宅情報盤30は、セキュリティ監視機能に必要な、火災感知器61、ガス漏れ検知器62、防犯スイッチ63、非常呼出スイッチ64等がそれぞれ信号線L61、L62、L63およびL64を介して接続されて各住戸に設置されるとともに、各住宅情報盤30は伝送線L1、通話線L2および映像線L3を介して複合盤10に接続されている。
【0015】
ドアホン50は、通話線L4および制御線L5を介して住宅情報盤30に接続されて、各住戸の玄関等に設置される。
【0016】
火災感知器65は、集合玄関、ホール、廊下、機械室、集会室等の共同住宅の共用部に設けられるものであり、また、制御装置66は、地区ベル装置、防排煙装置、消火装置等の火災発生時に制御される被制御機器であり、火災感知器65同様に共同住宅の共用部に設けられるものである。
【0017】
映像アダプタ70は、映像線L3へ接続および切離しを制御するために各住宅情報盤30に対応する各位置に設置されている。
【0018】
このような構成によって実現される各種機能について簡単に説明すると、通話制御機能において、複合盤10が集合玄関機20から例えば801号室の呼出信号を受信すると、複合盤10は、伝送線L1を介して呼出信号を801号室の住宅情報盤30に送信し、801号室の住宅情報盤30から応答信号を受信して、集合玄関機20および801号室の住宅情報盤30に接続信号を送信して、通話線L2に集合玄関機20および801号室の住宅情報盤30がそれぞれ接続して、通話線L2を介して通話路を形成する。
【0019】
また、モニタ制御機能において、上記通話制御機能の動作を利用し、接続命令を受信した例えば801号室の住宅情報盤30は、映像アダプタ70を介して映像線L3に接続して、集合玄関機20から送信される映像信号を映像線L3から受信する信号経路を形成する。
【0020】
また、セキュリティ監視機能について、ガス漏れ検知器62、防犯スイッチ63、非常呼出スイッチ64等の動作に基づくセキュリティ信号を住宅情報盤30から複合盤10が受信すると、送信した住宅情報盤30が設置されている住戸の住戸番号やセキュリティ信号の種別等を表示および警報を行う。
【0021】
同様に、セキュリティ監視機能の一部として火災警報制御機能を備え、火災感知器61の作動に基づき住宅情報盤30から火災信号を複合盤10が受信すると、送信した住宅情報盤30が設置されている住戸番号および火災の旨の表示および警報を行うとともに、複合盤10から住戸番号を特定した警報信号を送出し、火災発生階とその直上階の住戸に設置されている住宅情報盤30が警報信号の住戸番号から判別して火災警報を発する。
【0022】
つぎに、複合盤10において、11は呼出制御部としての監視制御部、12は表示部、13は操作部、14は通話回路、15は送受話器、16はスピーカ、17は映像制御部、18はテレビモニタ、19は受信制御部である。
【0023】
監視制御部11は、CPUやメモリを有し、インターホン設備と自動火災報知設備とにおける伝送制御、通話制御、モニタ制御、セキュリティ監視制御、火災監視警報制御、遠隔試験制御等を行う。
【0024】
表示部12は、インターホン設備と自動火災報知設備とに関係する各種表示灯と、LCD等の表示器とを有し、監視制御部11の制御に基づいて各種表示を行う。
【0025】
操作部13は、インターホン設備と自動火災報知設備とに用いられるテンキー等の各種操作スイッチを有する。
【0026】
通話回路14は、複合盤10が設けられる管理室等から管理員がインターホン通話を行うものであり、送受話器15を有する。
【0027】
映像制御部17は、集合玄関機20からの映像線L3を介して、映像信号を受信し、各住宅情報盤30への映像線L3へその映像信号を送出する接続制御を行うとともに、受信した映像信号を複合盤10盤面のテレビモニタ18に映出できるようになっている。そして、集合玄関機20との間でインターホン通話する際に、映像制御部17が受信する映像信号をテレビモニタ18に映出させ、また、インターホン通話時でなくても、操作部13からの操作入力による監視制御部11からの制御信号に基づき、集合玄関機20からの映像信号を映像制御部17で受信して、集合玄関の状況を監視することができる。
【0028】
そして、集合玄関機20において、21は制御部、22は表示部、23は操作部、24は通話回路、25は切換回路、26はスピーカ、27はマイク、28は撮像回路、29はテレビカメラである。
【0029】
制御部21は、詳細に示さないが、CPUやメモリを有し、伝送線L1を介して複合盤10との間で各種伝送制御を行い、集合玄関機20全体の制御を行う。
【0030】
表示部22および操作部23は、共同住宅への来客が所望の住戸を呼出す呼出操作を行うためのものであり、詳細に示さないが、テンキーによる入力操作や呼出す部屋の番号表示が行われるようにされている。
【0031】
通話回路24は、集合玄関等から来客がインターホン通話を行うものであり、ハンズフリーの送受話器としてのスピーカ26およびマイク27を備え、通話切換回路25を介して通話線L2に接続切換が行われる。
【0032】
撮像回路28は、集合玄関機20を操作する来客の顔や姿等をテレビカメラ29によって撮影するものであり、映像線L3を介して複合盤10に出力される。
【0033】
また、住宅情報盤30において、31は警報受信回路、33は警報音響回路、34は通話回路、35は送受話器、36は表示部、37は操作部、39は制御部、40はスピーカ、41は映像回路、42はテレビモニタ、43は映像切換制御回路、44は通話切換回路である。
【0034】
警報受信回路31は、火災感知器61、ガス漏れ警報機62、防犯スイッチ63、非常呼出スイッチ64等が接続されて、それらからの信号入力を監視している。
【0035】
警報音響回路33は、各種の警報内容等の音響および音声データを記憶した図示しないメモリ、音声合成回路およびアンプ等を有するものである。
【0036】
通話回路34は、住戸内から居住者がインターホン通話を行うものであり、送受話器35を備えるとともに、通話切換回路44を介して通話線L2またはL4に接続が行われる。
【0037】
操作部37は、詳細に示さないが、管理室(複合盤10)を呼出す呼出スイッチや集合玄関ドア解錠スイッチ等の各種スイッチを有する。
【0038】
制御部39は、詳細に示さないが、CPUやメモリを有し、伝送線L1を介して複合盤10との間で各種伝送制御を行い、住宅情報盤30全体の監視制御を行う。
【0039】
映像回路41は、映像線L3に送出される映像信号をテレビモニタ42に映出するものであり、住居内の居住者が集合玄関等に来訪した来客の顔や姿等を確認する。そして、映像回路41の映像線L3への接続は、映像線L3の所定位置にそれぞれ設けられている映像アダプタ70への切換制御を行う映像切換制御回路43からの切換出力による。
【0040】
また、図3のドアホン50において、51は呼出スイッチ、52はマイク、53はスピーカ、54は通電表示灯である。
【0041】
呼出スイッチ51は、詳細に示さないが、各住戸の玄関に設けられるドアホン50から住戸内の住宅情報盤30を呼び出すためのスイッチである。
【0042】
マイク52およびスピーカ53は、住戸内の住宅情報盤30と通話するときに用いられる。
【0043】
つぎに、上記構成による実施の形態の動作について、説明する。
【0044】
図4は、図1における複合盤10に関する動作を概略的に示したフローチャートであり、また、図5は、図1における住宅情報盤に関する動作を概略的に示したフローチャートである。
【0045】
この実施の形態では、集合玄関機20と各住宅情報盤30との間、複合盤10と各住宅情報盤30との間、および、集合玄関機20と複合盤10との間における通話制御が行われる。以下、そのうちで、集合玄関機20からいずれかの住宅情報盤30を呼び出して通話する場合として説明する。
【0046】
例えば、301号室を訪問する来客が集合玄関に設けられている集合玄関機20の図示しないテンキーによって「301」を入力し、図示しない呼出スイッチを操作すると、集合玄関機20の制御部21は、集合玄関機20からの301号室の呼出しに関する呼出信号を、伝送線L1を介して複合盤10に送信する。また、集合玄関機20の制御部21は、テレビカメラ29をオンして来客の撮影を開始し、その映像を映像信号として、映像線L3を介して複合盤10に送出する。なお、制御部21によるテレビカメラ29のオンは、複合盤10からの起動信号等の指示に基づいてオンしてもよい。
【0047】
複合盤10の監視制御部11は、呼出信号を受信すると(S12)、集合玄関機20から301号室を呼出すことを判別し、301号室のアドレスを付加して伝送線L1に呼出信号としての通話制御信号を送信し、また、監視制御部11は、映像制御部17を起動させて集合玄関機20から受信した映像信号を映像線L3に送出する(S13)。
【0048】
上記通話制御信号を受信した301号室の住宅情報盤30の制御部39は、受信した通話制御信号から自己への呼出しであることを判別して(S32)、スピーカ40から呼出音を発生し、また、表示部36に集合玄関からの呼出を示し、映像回路41を起動して映像切換制御回路43を介して映像アダプタ70へ切換出力を行う。
【0049】
この切換出力による映像アダプタ70の切換接続により、映像回路41は映像線L3に接続されて、集合玄関機20のテレビカメラ29が撮影した映像信号を受信して、テレビモニタ42へ表示する(S33)。
【0050】
そして、301号室の居住者がテレビモニタ42に映出された映像から来客の顔等を確認し、送受話器35が持ち上げられると、制御部39は、自己アドレスを付加した伝送信号としてオフフック信号を、伝送線L1を介して複合盤10に送信し、また、通話切換回路44に切換出力を行い、通話回路34を通話線L2に接続させる(S33)。
【0051】
伝送信号としてオフフック信号を受信した複合盤10の監視制御部11は、集合玄関機20に上記と同様の通話制御信号を送信し、集合玄関機20の制御部21は、通話切換回路25に切換出力を行い、通話回路24を通話線L2に接続させる(S13)。これによって通話路が形成され、集合玄関機20の前に存在する来客と、301号室の居住者との間でインターホン通話が行われる。
【0052】
通話が終わり、居住者が送受話器35を戻してオンフック状態となると、301号室の住宅情報盤30の制御部39は、自己アドレスを付加した伝送信号としてオンフック信号を、伝送線L1を介して複合盤10に送信し、また、切換回路44への切換出力を停止して通話回路34を通話線L2から切離し、同様に、映像切換回路43を介して映像アダプタ70への切換出力を停止して、映像回路41を映像線L3から切離し、それぞれ元の状態へ復帰する(S33)。
【0053】
このように、呼び出された住戸の住宅情報盤30では、テレビモニタ42に集合玄関機20のテレビカメラ29によって撮像した来客を映出して、居住者が来客を確認できるようになっているが、テレビカメラ29によって来客の顔をアップに映し出そうとするときに来客の背丈は区々であり、テレビカメラ29の設置位置に基づいて適切な範囲を撮影しているとは限らない。そのため、詳細に説明しないが、集合玄関機20のテレビカメラ29の向きを「高・中・低」や「遠・中・近」等、段階的に切換えられる可動式またはズーム式のテレビカメラを用い、各住戸の住宅情報盤30の操作部37にテレビカメラ29用の操作スイッチを備えることにより、居住者が画面を見て撮像範囲を切換えることを可能とできる。
【0054】
このとき、テレビカメラ29を切換える操作部37への操作入力は、制御部39が切換入力信号を、伝送線L1を介して複合盤10へ送信し、その切換入力信号を受信した監視制御部11は、その切換入力信号を、伝送線L1を介して集合玄関機20へ送信し、そして、集合玄関機20の制御部21がテレビカメラ29の切換制御を行うことができる。この実施の形態を利用すれば、伝送線L1への伝送信号を用いることで、住宅情報盤30を介する居住者の操作入力によるテレビカメラ29の切換制御を容易に行うことができる。
【0055】
伝送信号としてオンフック信号を受信した複合盤10の監視制御部11は、集合玄関機20に通話終了信号を送信し(S13)、集合玄関機20は、通話切換回路25、映像回路28、テレビカメラ29等をオフして元の状態に復帰する。
【0056】
なお、その他の場合のインターホン通話も、上記と同様の通話制御およびモニタ制御がなされる。すなわち、集合玄関機20から複合盤10が呼出されるときに、監視制御部11の制御によって、通話回路14がオンされて通話線L2に接続されるとともに、集合玄関機20のテレビカメラ29からの映像信号は、映像制御部17で受信され、監視制御部11の制御によってテレビモニタ18に映出される。
【0057】
また、複合盤10のモニタ制御機能として、操作部13からの映像確認操作入力に基づいて、監視制御部11は、伝送信号として映像呼出信号を伝送線L1に送出してテレビモニタ18に集合玄関機20のテレビカメラ29からの映像信号を映出させることが可能であり、インターホン通話を伴わなくとも、集合玄関の映像を適宜確認することができる。
【0058】
次に、この実施の形態におけるセキュリティ監視処理として、非常呼出スイッチ64が操作された場合について説明する。
【0059】
例えば、401号室で非常呼出スイッチ64が作動すると、401号室の住宅情報盤30において、警報受信回路31が非常呼出スイッチ64の作動信号を検出し、警報受信回路31から制御部39に入力され(S31)、制御部39は、自己のアドレスを付加した伝送信号としての非常呼出信号を、伝送線L1を介して複合盤10に送信する(S39)。
【0060】
この非常呼出信号を受信した複合盤10の監視制御部11は、伝送線L1を介して受信した伝送信号から、401号室からの非常呼出信号であることを判別し(S14)、表示部12の図示しない非常呼出の表示灯を点灯させ、また、401号室から非常呼出があったことを図示しないLCDに文字表示し、さらに、スピーカ16から警報音および非常呼出の旨の音声警報を出力する(S15)。
【0061】
この非常呼出の旨を複合盤10から認識した集合住宅の管理員は、インターホン機能で401号室を呼び出して通話によって確認するか、401号室に出向くか、非常事態の有無確認および必要な対処を行う。
【0062】
その後、事態が平常化して複合盤10の操作部13への復旧入力により元の状態に戻す。
【0063】
つぎに、この実施の形態における火災監視警報処理の動作について、例えば601号室で火災が発生した場合について説明する。
【0064】
601号室の火災感知器61が作動し、火災信号を出力すると、601号室の住宅情報盤30の警報受信回路31が火災信号を受信して(S34)、制御部39は、警報音響回路33の図示しない音声合成回路を制御してスピーカ40から「この住戸で火災感知器が作動しました」のような音声警報を発する(S35)。
【0065】
この住宅情報盤30からの音声警報によって、601号室の居住者が住戸内を確認して、誤報または火災の初期消火ができれば住宅情報盤30の図示しない復旧スイッチを操作して復旧操作を行えばよいが、初期消火が無理な火災の場合には住宅情報盤30の図示しない火災確定スイッチを操作して火災確定入力を行い、制御部39は、自己のアドレスを付加した伝送信号としての火災信号を、伝送線L1を介して複合盤10へ送信する(S35)。なお、601号室が不在等の火災確定入力がない場合でも、制御部39は、警報受信回路31への火災感知器61からの火災信号の入力から所定時間(例えば2分等)の経過によって、上記のように伝送信号としての火災信号を送信する。
【0066】
火災信号を受信した複合盤10の監視制御部11は、601号室からの火災信号であることを判別して(S16)、表示部12の図示しない火災の表示灯を点灯させ、また、601号室から火災信号があったことを図示しないLCDに文字表示し、さらに、スピーカ16から警報音および火災の旨の音声警報を出力する(S17)。
【0067】
また、複合盤10の監視制御部11は、火災の発生した601号室と同一階である6階の各住戸の住宅情報盤30およびその直上階である7階の各住戸の住宅情報盤30に火災鳴動を行わせるため、フロア単位または個々の住宅情報盤30をアドレス指定した伝送信号としての警報制御信号を、伝送線L1を介して送信する(S17)。同時に、廊下等の共用部に制御装置66として地区ベル装置が設けられている場合、信号制御線L66を介して6階および7階の制御装置66に鳴動出力する(S17)。
【0068】
これによって、601号室を除く6階および7階の各住戸の住宅情報盤30において、制御部39が警報制御してスピーカ40から「601号室から火災が発生しました」等の火災警報を行う(S39)。
【0069】
なお、この実施の形態における複合盤10では、映像信号の入力を受付ける映像制御部17と、受付けた映像信号を映出するテレビモニタ18とを備えているので、集合玄関機20のテレビカメラ29以外に、例えば、エレベータ内の監視カメラやエレベータホールの監視カメラ、各階のフロアを監視する監視カメラなどが設けられている場合、その映像信号を映像制御部17に入力させて、選択的にテレビモニタ18に映出させるようにすることもできる。このとき、操作部13に映像を切換える操作入力を可能とし、その入力を監視制御部11が受付けて監視制御部11が映像制御部17に切換出力すれば、容易に画面を切換えることが可能である。このように、複合盤10によって管理員が監視カメラの映像を確認することも可能となる。
【0070】
以上のように、本発明は、各住戸に設置されたセキュリティ監視機能とインターホン通話機能とテレビモニタ機能とを備える住宅情報盤と、前記各住宅情報盤に接続されて各住戸の異常監視制御と各住戸への通話制御およびモニタ制御とを行う複合盤と、前記各住宅情報盤それぞれに配線される通話線、伝送線および映像線と、前記複合盤に接続されてインターホン通話機能とカメラ機能とを備える集合玄関機と、から構成される共同住宅警報監視システムに用いられ、前記複合盤は、前記伝送線を介して前記住宅情報盤に対して呼出信号を送出する呼出制御部と、前記集合玄関機のカメラ機能による映像信号が入力されて前記映像線への該映像信号の出力制御を行う映像制御部と、を具備しているものであり、管理室等へ複合盤を設置することにより、システムに必要な各種機能の制御が実現でき、共同住宅における設置場所に対してコンパクトに収納できると同時に、システムを構成する各種配線を複合盤に集中できるので、配線構造が簡素となるとともに作業も簡便となる。
【0071】
さらに、複合盤は、映像制御部からの映像信号を映出するモニタ画面を盤面に備え、管理員が容易にモニタ画像を確認でき、また、複合盤は、インターホン通話機能のための通話回路および送受話器を備え、管理室等から用意に共同玄関や各住居とインターホン通話を行うことができる。これらのモニタ画面確認やインターホン通話の機能を、複合盤に対して包括的に搭載することによって、個別の装置を用意するよりもコンパクトで簡素となり、共同住宅へのシステム導入を簡便に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すシステム系統図。
【図2】図1の複合盤および集合玄関機を示すブロック構成図。
【図3】図1の住宅情報盤を示すブロック構成図。
【図4】図1の複合盤の動作を示すフローチャート。
【図5】図1の住宅情報盤の動作を示すフローチャート。
【符号の説明】
10 複合盤
20 集合玄関機
30 住宅情報盤
L1 伝送線
L2 通話線
L3 映像線

Claims (3)

  1. 各住戸に設置されたセキュリティ監視機能とインターホン通話機能とテレビモニタ機能とを備える住宅情報盤と、前記各住宅情報盤に接続されて各住戸の異常監視制御と各住戸への通話制御およびモニタ制御とを行う複合盤と、前記各住宅情報盤それぞれに配線される通話線、伝送線および映像線と、前記複合盤に接続されてインターホン通話機能とカメラ機能とを備える集合玄関機と、から構成される共同住宅警報監視システムに用いられ、
    前記複合盤は、前記伝送線を介して前記住宅情報盤に対して呼出信号を送出する呼出制御部と、前記集合玄関機のカメラ機能による映像信号が入力されて前記映像線への該映像信号の出力制御を行う映像制御部と、を具備していることを特徴とする共同住宅警報監視用複合盤。
  2. 複合盤は、映像制御部からの映像信号を映出するテレビモニタを盤面に備えている請求項1の共同住宅警報監視用複合盤。
  3. 複合盤は、インターホン通話機能のための通話回路および送受話器を備えている請求項1の共同住宅警報監視用複合盤。
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JP2007116463A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Nohmi Bosai Ltd 映像制御装置
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