JP2000286972A - 映像伝送システム - Google Patents

映像伝送システム

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JP2000286972A
JP2000286972A JP9197099A JP9197099A JP2000286972A JP 2000286972 A JP2000286972 A JP 2000286972A JP 9197099 A JP9197099 A JP 9197099A JP 9197099 A JP9197099 A JP 9197099A JP 2000286972 A JP2000286972 A JP 2000286972A
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signal
terminal
slave
slave terminals
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JP9197099A
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English (en)
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Izuru Ishizuka
出 石塚
Tadao Ichinose
忠夫 一ノ瀬
Satoshi Shinozaki
聡 篠崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声信号と同時に映像信号を伝送でき、分配
器や分岐器などを用いずに直接これらの信号を各子機端
末に一斉送信することができる映像伝送システムを提供
することを目的する。 【解決手段】 通話手段12および撮像手段13を有す
る親機端末1と、通話手段22および画像表示手段24
を有する複数の子機端末2と、親機端末および複数の子
機端末間を接続制御する中央制御装置3と、複数の子機
端末および中央制御装置間を直接接続しディジタル化し
た音声信号、映像信号および制御信号を多重化して伝送
する単一のディジタル信号線L1とを備え、親機端末は
撮像手段で撮像した映像信号を複数の子機端末に一斉送
信するための指令を出す映像一斉送信手段および撮像し
た映像信号を符号化してディジタル信号線に出力する映
像エンコード手段を有し、機端末はディジタル信号線を
介して受信した自己宛の映像信号を復号化して画像表示
手段に出力する映像デコ−ド手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集合住宅の各住戸
と管理人室とを結ぶインターホンシステム、あるいは病
院の各病室と看護婦待機室などを結ぶナースコールシス
テムなどに用いて好適な映像伝送システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ナースコールシステムでは、従来から各
病室のベッドに呼出ボタンを設置し、患者がこのボタン
を押すと看護婦待機室(ナースステーション)に設置し
た表示装置に患者からの呼び出しが表示されるように構
成されている。
【0003】また、病室およびナースステーションの双
方に通話装置を設け、看護スタッフが患者からの呼び出
しに応答すると、患者と看護スタッフとが相互に通話で
きるシステムも知られている。
【0004】さらには、病室およびナースステーション
にテレビカメラおよびモニターテレビを設け、患者の状
態を看護スタッフが映像で把握できるようにした映像機
能付きシステムも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の映像機
能付きナースコールシステムでは、通話システムと映像
システムとがそれぞれ独立した別系統の構成となってい
るため、看護スタッフは患者と通話する場合は、通話装
置と映像装置の2系統の操作をする必要があるため、迅
速に対処することができなかった。また、ナースステー
ションと各病室との接続は、同軸ケーブルや分配器、分
岐器などの装備が必要であり、コスト高になるという不
都合があった。これらのことは、管理人室と各住戸とを
結ぶ集合住宅のインターホンシステムでも同様であっ
た。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、音声信号と同時に映像信号を
伝送でき、分配器や分岐器などを用いずに直接これらの
信号を各病室または各住戸等に一斉送信することができ
る映像伝送システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による映像伝送シ
ステムは、通話手段および撮像手段を有する親機端末
と、通話手段および画像表示手段を有する複数の子機端
末と、親機端末および複数の子機端末間を接続制御する
中央制御装置と、複数の子機端末および中央制御装置間
を直接接続しディジタル化した音声信号、映像信号およ
び制御信号を多重化して伝送する単一のディジタル信号
線とを備え、親機端末は撮像手段で撮像した映像信号を
複数の子機端末に一斉送信する指令を出す映像一斉送信
指令手段および撮像した映像信号を符号化してディジタ
ル信号線に出力する映像エンコード手段を有し、子機端
末はディジタル信号線を介して受信した自己宛の映像信
号を復号化して画像表示手段に出力する映像デコ−ド手
段を有するものである。
【0008】本発明によれば、音声信号と映像信号を多
重化して伝送することができ、しかも分配器や分岐器な
どを用いずに直接これらの信号を各病室または各住戸等
に設置した子機端末に一斉送信することができる映像伝
送システムが得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、通話手段および撮像手段を有する親機端末と、通話
手段および画像表示手段を有する複数の子機端末と、親
機端末および複数の子機端末間を接続制御する中央制御
装置と、複数の子機端末および中央制御装置間を直接接
続しディジタル化した音声信号、映像信号および制御信
号を多重化して伝送する単一のディジタル信号線とを備
え、親機端末は撮像手段で撮像した映像信号を複数の子
機端末に一斉送信するための指令を出す映像一斉送信指
令手段および撮像した映像信号を符号化してディジタル
信号線に出力する映像エンコード手段を有し、子機端末
はディジタル信号線を介して受信した自己宛の映像信号
を復号化して画像表示手段に出力する映像デコ−ド手段
を有する。
【0010】本発明によると、親機端末の映像一斉送信
指令手段で一斉送信を指令すると、親機端末の撮像手段
で撮像した映像信号がディジタル化されて制御信号と共
に単一のディジタル信号線を介して直接複数の子機端末
に送信されるという作用を有する。
【0011】請求項2に記載の発明は、通話手段および
撮像手段を有する親機端末と、通話手段および画像表示
手段を有する複数の子機端末と、親機端末および複数の
子機端末間を接続制御する中央制御装置と、複数の子機
端末および中央制御装置間を直接接続しディジタル化し
た音声信号、映像信号および制御信号を多重化して伝送
する単一のディジタル信号線とを備え、親機端末は通話
手段からの音声信号および撮像手段で撮像した映像信号
を複数の子機端末に一斉送信するための指令を出す映像
音声一斉送信手段および撮像手段で撮像した映像信号を
符号化してディジタル信号線に出力する映像エンコード
手段を有し、中央制御装置は音声信号を符号化してディ
ジタル信号線に出力する音声エンコード手段およびこの
符号化した音声信号を符号化した映像信号に多重して送
信する映像音声連動手段を有し、子機端末はディジタル
信号線を介して受信した音声信号を復号化し通話手段に
出力する音声デコ−ド手段および映像信号を復号化し画
像表示手段に出力する映像デコ−ド手段を有するもので
ある。
【0012】本発明によると、親機端末の映像音声一斉
送信手段で一斉送信を指令すると、親機端末の通話手段
からの音声信号および親機端末の撮像手段で撮像した映
像信号が制御信号と共にディジタル多重化されて単一の
ディジタル信号線を介して直接複数の子機端末に送信さ
れるという作用を有する。
【0013】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、親機端末から複数の子機端末へ
の一斉送信は、全ての子機端末または任意の複数の子機
端末に対して行うものである。
【0014】本発明によると、親機端末は全ての子機端
末に対する一斉放送または予め設定したグループ単位で
子機端末に対するグループ一斉放送を行うことができる
という作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、子機端末はディジタル信号線を
介して映像信号を受信することを検知するデータ伝送手
段およびデータ伝送手段からの検知信号に基づいて接点
を閉接する接点制御手段を有するものである。
【0016】本発明によると、子機端末は映像信号が送
信されてくることを示す制御信号または映像信号を受信
すると、接点回路を閉接し、例えば通話手段や画像表示
手段を起動するという作用を有する。
【0017】請求項5に記載の発明は、請求項4記載の
発明において、接点は電源ラインと画像表示手段とを接
続する接点であり、映像信号受信中のみ画像表示手段に
電源を供給するものである。
【0018】本発明によると、通話時のみ画像表示手段
に電源を供給して作動状態にすることで、消費電力の節
減やノイズの低減などを図るという作用を有する。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図5を用いて説明する。
【0020】(実施の形態1)図1は、本発明による映
像伝送システムの一実施の形態を示すブロック図で、本
発明をナースコールシステムに適用した例を示してい
る。このシステムは、ナースステーションなどの管理室
内に設置される親機端末1と、複数の病室それぞれに設
置される子機端末2と、親機端末1および子機端末2間
を接続制御する中央制御装置3とを備え、中央制御装置
3と複数の子機端末2とはディジタル信号線L1および
電源線L2によって接続されている。
【0021】親機端末1は中央制御装置3に接続される
映像装置11および多機能電話機構成の通話装置12を
備え、映像装置11には撮像手段としてのテレビカメラ
13および画像表示手段としてのモニターテレビ14が
接続されている。
【0022】また、映像装置11はテレビカメラ13の
制御およびテレビカメラ13からの映像信号の受信、モ
ニタテレビ14への映像信号の送信を行う制御回路11
a、アナログ映像信号をディジタル映像信号に変換する
映像エンコード手段およびディジタル映像信号をアナロ
グ映像信号に変換する映像デコード手段を有する変換回
路11b、中央制御装置3に接続されディジタル映像信
号の送受信を行うためのインターフェイス機能を備えた
データ伝送回路11cを有する。なお、映像信号の符号
化はTTC(電信電話技術委員会)の標準JT−H.2
63に準じた形式で行う。
【0023】通話装置12は中央制御装置3に接続され
る制御回路12a、スピーカおよびマイクロフォンを備
えたハンドセット構成の送受話器12b、通話相手の電
話番号を入力するダイヤルボタン12c、一斉送信を含
む各種機能を選択する機能ボタン12d、通話相手の電
話番号を予め登録した複数の押しボタンからなる選局ユ
ニット12eを有する。
【0024】子機端末2はディジタル信号線L1および
電源線L2に接続され各病室毎に設置された個別アダプ
タ21を有し、個別アダプタ21には各ベッド毎に通話
手段としての通話装置22、撮像手段としてのテレビカ
メラ23、画像表示手段としてのモニターテレビ24が
接続されている。なお、この図では1ベッド分の通話装
置22等のみを示しているが、病室内に複数台のベッド
が設置されている場合には、その台数分の通話装置22
等が設置される。
【0025】個別アダプタ21はディジタル信号線L1
と接続するインターフェイス機能を有するデータ伝送回
路21aを有する。このデータ伝送回路21aはディジ
タル信号線L1上を時分割多重して送られて来るディジ
タル制御信号、ディジタル映像信号、ディジタル音声信
号を受信し、あるいはディジタル信号線L1へこれらの
信号を時分割多重化して送信する。
【0026】このデータ伝送回路21aには、音声伝送
回路21b、映像伝送回路21c、接点制御回路21d
が接続されている。音声伝送回路21bは通話装置22
に接続され、アナログ音声信号をディジタル音声信号に
変換する音声エンコード手段およびディジタル音声信号
をアナログ音声信号に変換する音声デコード手段を有す
る。
【0027】映像伝送回路21cはテレビカメラ23お
よびモニタテレビ24に接続され、アナログ映像信号を
ディジタル映像信号に変換する映像エンコード手段およ
びディジタル映像信号をアナログ映像信号に変換する映
像デコード手段を有する。
【0028】接点制御回路21dは電源線L2とモニタ
テレビ24との間を接続する接点回路21eを開閉制御
するもので、データ伝送回路21aからの接点制御信号
に基づいて接点回路21eを開閉制御し、モニタテレビ
24への電源の供給を制御するものである。
【0029】中央制御装置3は親機端末1および子機端
末2間の接続を制御する制御回路31、通話装置12と
接続されアナログ音声信号をディジタル音声信号に変換
する音声エンコード手段およびディジタル音声信号をア
ナログ音声信号に変換する音声デコード手段を有する変
換回路32、ディジタル映像信号、ディジタル音声信号
およびディジタル制御信号を時分割多重化してディジタ
ル信号線L1に送信すると共に、ディジタル信号線L1
から受信した時分割多重信号を分離する映像音声連動回
路33を有する。
【0030】ディジタル信号線L1は分岐器および分配
器が不要な自由配線のペア線伝送路で構成されている。
自由配線のペア線伝送路は周波数特性が劣化し、各端末
間で伝送特性が異なるため、とくに高周波信号の伝送が
困難であった。しかし、劣化に強いスペクトラム拡散遅
延検波方式を用いることにより、全ての端末間で256
kbpsの伝送速度を実現した。
【0031】そして、各信号を32kbpsのデータ単
位で6パケットに時分割し、ディジタル映像信号、ディ
ジタル音声信号およびディジタル制御信号を自由に組み
合わせて同時に双方向に伝送できるように構成してい
る。なお、子機端末2は単一のペア線であるディジタル
信号線L1によって接続される構成となっているため、
増設および変更が容易な構成となっている。
【0032】ところで、中央制御装置3と子機端末2と
は、前述したように単一ペア線であるディジタル信号線
L1によって接続され、各種の制御信号、音声信号およ
び映像信号がディジタル信号として伝送される。このた
め、子機端末2の個別アダプタ21のデータ伝送回路2
1aには、各子機端末2毎に異なる識別番号が設定され
ており、中央制御装置3から送信されるディジタル信号
には送信先の子機端末2の識別番号が付加されて伝送さ
れる。
【0033】また、データ伝送回路21aでは、中央制
御装置3から送信された信号が自己宛のものか否かを識
別番号によって判定し、自己宛のものであればその信号
を受信し、その信号の内容に応じた処理を実行する。ま
た、データ伝送回路21aは自己の識別番号を付加した
信号を送信する。中央制御装置3はこの識別番号から発
信元の子機端末2を判定し、親機端末1に送信する。
【0034】図2は、通話装置12の一例を示す正面図
で、ハンドセット構成の送受話器12b、その右側に配
置された数字ボタン等からなるダイヤルボタン12c、
ダイヤルボタン12cの周囲に配置された機能ボタン1
2d、電話機本体の右側に配置された選局ユニット12
eを有している。
【0035】機能ボタン12dの中には、テレビカメラ
13で撮像した映像信号を指定した患者に送信する指令
を出す映像送信ボタン、テレビカメラ13で撮像した映
像信号を複数の子機端末2に一斉に送信する指令を出す
映像一斉送信指令ボタン、通話装置12からの音声信号
を複数の子機端末2に一斉に送信する指令を出す音声一
斉送信指令ボタン、テレビカメラ13で撮像した映像信
号および通話装置12からの音声信号を複数の子機端末
2に一斉に送信する指令を出す映像音声一斉送信指令ボ
タンが含まれている。
【0036】選局ユニット12eは親機端末1で管理す
る病室の各患者名を表示する複数の表示ボタン12fを
有し、患者からの着信があると点灯表示する。点灯表示
された表示ボタン12fを看護スタッフが押すと、その
患者との回線が接続され、送受話器12bで通話ができ
る構成となっている。この例では、2列9行で18個の
表示ボタン12fが配置された構成を示している。
【0037】次に、図3〜図5に示すシーケンス図を参
照しながら、本発明の動作について説明する。
【0038】まず、親機端末1から子機端末2を呼び出
す場合の動作について、図3に示すシーケンス図を参照
しながら説明する。看護スタッフが通話装置12の送受
話器12bを持ち上げ、選局ユニット12eの表示ボタ
ン12fを押すと、通話装置12の制御回路12aから
中央制御装置3に表示ボタン12fで指定した患者宛へ
の呼出信号が送信される(ステップS1)。
【0039】中央制御装置3はこの呼出信号を受ける
と、制御回路31によってその患者が居る子機端末2の
識別番号および患者のベッド番号を付加した呼出コマン
ドを映像音声連動回路33からディジタル信号線L1に
送信する(ステップS2)。
【0040】この呼出コマンドはディジタル信号線L1
が接続されている全ての子機端末2のデータ伝送回路2
1aに送信される。その中で指定された子機端末2のデ
ータ伝送回路21aが自己宛のコマンドであると判定す
ると、そのコマンドを受信して、指定した患者の通話装
置22を通話状態とする。また、通話装置12の機能ボ
タン12dの中の映像送信ボタンが選択されている場合
は、中央制御装置3は指定された子機端末2のデータ伝
送回路21aに接点21eを閉成する旨の制御コマンド
を送信する。指定された子機端末2のデータ伝送回路2
1aが自己宛のコマンドであると判定すると、そのコマ
ンドを受信し、接点制御回路21dの制御によって接点
回路21を閉成し、モニタテレビ24に電源線L2から
電源を供給する(ステップS3)。
【0041】次いで、中央制御装置3は映像送信ボタン
が選択されている場合は親機端末1のテレビカメラ13
およびモニタテレビ14を起動する(ステップS4)。
これによって親機端末1の通話装置12と子機端末2の
通話装置22とが通話可能となり(ステップS5)、同
時に親機端末1のテレビカメラ13から子機端末2のモ
ニターテレビ24に映像信号が送信され、かつ子機端末
2のテレビカメラ23から親機端末1のモニターテレビ
14に映像信号が送信され、双方向の映像送受信状態と
なる(ステップS6)。これによって看護スタッフと患
者とがモニタテレビ13,24で互いに顔を見ながら会
話することができる。
【0042】次に、患者が親機端末1を呼び出す場合の
動作について、図4に示すシーケンス図を参照しながら
説明する。患者が通話装置22の呼出ボタンを押すと、
呼出信号が音声伝送回路21bを経てデータ伝送回路2
1aに送信される。データ伝送回路21aは呼出信号を
受信すると、自己の識別番号を付加した呼出コマンドを
中央制御装置3に送信する(ステップS11)。
【0043】中央制御装置3はこの呼出コマンドを受信
すると、識別番号から送信元の子機端末2および通話装
置22を判定し、親機端末1の通話装置12に対して呼
出信号を出力する(ステップS12)。通話装置12は
この信号を受けると呼出音を出力し、選局ユニット12
eのその患者の表示ボタン12fを点滅駆動する。
【0044】この呼び出しに対して看護スタッフが送受
話器12bを取り、選局ユニット12eの表示ボタン1
2fを押下して応答すると(ステップS13)、中央制
御装置3は発信元の子機端末2の識別番号を付加した起
動コマンドを送信する(ステップS14)。この起動コ
マンドは発信元の子機端末2のデータ伝送回路21aで
受信される。データ伝送回路21aはこの起動コマンド
を解読し、接点制御回路21dを介して接点回路21e
を閉成し、映像伝送回路21cを介してテレビカメラ2
3およびモニタテレビ24を起動する。
【0045】次いで、中央制御装置3は親機端末1の映
像装置11に対して起動コマンドを出力する(ステップ
S15)。これによってテレビカメラ13およびモニタ
テレビ14が起動する。
【0046】この結果、親機端末1の通話装置12と子
機端末2の通話装置22とが通話可能となり(ステップ
S16)、同時に親機端末1のテレビカメラ13から子
機端末2のモニタテレビ24に映像信号が送信され、か
つ子機端末2のテレビカメラ23から親機端末1のモニ
タテレビ14に映像信号が送信され、双方向の映像送受
信状態となる(ステップS17)。
【0047】この動作例においては、親機端末1と子機
端末2とが同時に映像送受信状態になる例をあげたが、
図5に示すように、子機端末2の映像送信起動(ステッ
プS14a)と親機端末2の映像受信起動(ステップS
15a)を親機端末1への呼び出し(ステップS12)
と同時に行うことで、子機端末2の映像を親機端末1で
先に確認できるようにしてもよい(ステップS17
a)。
【0048】この場合は、看護スタッフの応答後(ステ
ップS13)に子機端末2の映像受信起動(ステップS
14b)と親機端末2の映像送信起動(ステップS15
b)を行い、親機端末1と子機端末2とが通話可能とな
り(ステップS16)、同時に親機端末1のテレビカメ
ラ13から子機端末2のモニタテレビ24に映像信号が
送信され(ステップS17b)、双方向の映像送受信状
態となる。
【0049】次に、看護スタッフが全ての子機端末2、
または任意の複数の子機端末2を同時に呼び出す場合の
一斉送信動作について、図6に示すシーケンス図を参照
しながら説明する。
【0050】前述したように通話装置12の機能ボタン
12dの中には、一斉送信ボタンとして映像一斉送信ボ
タン、音声一斉送信ボタンおよび映像音声一斉送信ボタ
ンがある。映像一斉送信ボタンを押すと、映像装置11
からテレビカメラ13で撮像した映像信号が対象となる
全ての子機端末2に対して送信され、全てのモニタテレ
ビ24に表示される。
【0051】また、音声一斉送信ボタンを押すと、親機
端末1の通話装置12から音声信号が対象となる全ての
子機端末2に対して送信され、全ての通話装置22に伝
送される。映像音声一斉送信ボタンを押すと、映像装置
11からテレビカメラ13で撮像した映像信号と通話装
置12からの音声信号とが時分割多重化されて対象とな
る全ての子機端末2のモニタテレビ24および通話装置
に伝送される。
【0052】まず、看護スタッフが親機端末1の通話機
12で全ての子機端末2を選択し、映像音声一斉送信ボ
タンを押すと、親機端末1から中央制御装置3に映像音
声信号の全機一斉放送の信号が送信される(ステップS
21)。
【0053】中央制御装置3は、この信号を受けると全
機一斉放送のコマンドをディジタル信号線L1に送信す
る(ステップS22)。このコマンドはディジタル信号
線L1に接続されている全ての子機端末2の個別アダプ
タ21のデータ伝送回路21aで受信される。
【0054】このコマンドを受信したデータ伝送回路2
1aは、接続されている全ての通話装置22、テレビカ
メラ23、モニタテレビ24を起動し、受信可能状態に
設定する。この状態で親機端末1から全機一斉放送があ
ると、全ての子機端末2が親機端末1からの音声信号お
よび映像信号を受信して通話状態となる(ステップS2
3)。
【0055】次に、予め設定したグループ単位で親機端
末1からあるグループの子機端末2にグループ一斉放送
を行う場合について説明する。この場合は、例えば親機
端末1の通話装置12で、予め設定した任意のグループ
を選択すると、親機端末1から中央制御装置3に指定し
たグループでのグループ一斉放送の指示信号が送信され
る(ステップS31)。予め設定するグループとして
は、病棟別グループ、個別アダプタ別グループ、子機別
グループなどがある。
【0056】中央制御装置3はこの信号を受けると、指
定されたグループでのグループ一斉放送のコマンドをデ
ィジタル信号線L1に送信する(ステップS32)。こ
のグループ一斉放送のコマンドはディジタル信号線L1
に接続されている全ての子機端末2の個別アダプタ21
で受信される。
【0057】個別アダプタ21はグループ一斉放送のコ
マンドが自己宛または自己が管理する患者宛のコマンド
であると判定すると、そのコマンドを受信し、グループ
に属する患者の通話装置22、テレビカメラ23、モニ
タテレビ24を起動する。この状態で親機端末1からグ
ループ一斉放送があると、グループに属する全ての患者
の通話装置22およびテレビモニタ24が親機端末1か
らの音声信号および映像信号を受信して通話状態となる
(ステップS33)。
【0058】なお、前述の実施の形態においては、本発
明による映像伝送システムをナースコールシステムに適
用した場合について述べたが、集合住宅の各住戸と管理
人室とを結ぶインターホンシステムに適用してもよい。
この場合は、親機端末1は管理人室に設置され、子機端
末2は各住戸に設置されることになる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、親機端末
の映像一斉送信指令手段で一斉送信を指令すると、親機
端末の撮像手段で撮像した映像信号がディジタル化され
て制御信号と共に単一のディジタル信号線を介して直接
複数の子機端末に送信されるという有利な効果が得られ
る。
【0060】請求項2記載の発明によれば、親機端末の
映像音声一斉送信手段で一斉送信を指令すると、親機端
末の通話手段からの音声信号および親機端末の撮像手段
で撮像した映像信号が制御信号と共にディジタル多重化
されて単一のディジタル信号線を介して直接複数の子機
端末に送信されるという有利な効果が得られる。
【0061】請求項3記載の発明によれば、親機端末は
全ての子機端末に対する一斉放送または予め設定したグ
ループ単位で子機端末に対するグループ一斉放送を行う
ことができるという有利な効果が得られる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、子機端末は
映像信号が送信されてくることを示す制御信号または映
像信号を受信すると、接点回路を閉接し、例えば通話手
段や画像表示手段を起動するという有利な効果が得られ
る。
【0063】請求項5記載の発明によれば、通話時のみ
画像表示手段に電源を供給して作動状態にすることで、
消費電力の節減やノイズの低減などを図ることができる
という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による映像伝送システムの一実施の形態
を示すブロック図
【図2】図1に示す親機端末の通話装置の一例を示す正
面図
【図3】本発明の動作を説明するシーケンス
【図4】本発明の動作を説明するシーケンス
【図5】本発明の動作を説明するシーケンス
【図6】本発明の動作を説明するシーケンス
【符号の説明】
1 親機端末 2 子機端末 3 中央制御装置 11 映像装置 12 通話装置 13 テレビカメラ 14 モニタテレビ 21 個別アダプタ 22 通話装置 23 テレビカメラ 24 モニタテレビ 31 制御回路 32 変換回路 33 映像音声連動回路 L1 ディジタル信号線 L2 電源線
フロントページの続き (72)発明者 篠崎 聡 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5C054 DA01 EA03 EG04 EG06 EG08 FA09 HA12 HA22 5K038 AA03 AA07 BB01 CC03 DD15 DD23 EE03 EE13 EE15 GG01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通話手段および撮像手段を有する親機端
    末と、 通話手段および画像表示手段を有する複数の子機端末
    と、 前記親機端末および前記複数の子機端末間を接続制御す
    る中央制御装置と、 前記複数の子機端末および前記中央制御装置間を直接接
    続しディジタル化した音声信号、映像信号および制御信
    号を多重化して伝送する単一のディジタル信号線とを備
    え、 前記親機端末は前記撮像手段で撮像した映像信号を前記
    複数の子機端末に一斉送信するための指令を出す映像一
    斉送信手段および撮像した映像信号を符号化して前記デ
    ィジタル信号線に出力する映像エンコード手段を有し、 前記子機端末は前記ディジタル信号線を介して受信した
    自己宛の前記映像信号を復号化して前記画像表示手段に
    出力する映像デコ−ド手段を有することを特徴とする映
    像伝送システム。
  2. 【請求項2】 通話手段および撮像手段を有する親機端
    末と、 通話手段および画像表示手段を有する複数の子機端末
    と、 前記親機端末および前記複数の子機端末間を接続制御す
    る中央制御装置と、 前記複数の子機端末および前記中央制御装置間を直接接
    続しディジタル化した音声信号、映像信号および制御信
    号を多重化して伝送する単一のディジタル信号線とを備
    え、 前記親機端末は前記通話手段からの音声信号および撮像
    手段で撮像した映像信号を前記複数の子機端末に一斉送
    信するための指令を出す映像音声一斉送信手段および撮
    像手段で撮像した映像信号を符号化してディジタル信号
    線に出力する映像エンコード手段を有し、 前記中央制御装置は前記音声信号を符号化して前記ディ
    ジタル信号線に出力する音声エンコード手段およびこの
    符号化した音声信号を前記符号化した映像信号に多重し
    て送信する映像音声連動手段を有し、 前記子機端末は前記ディジタル信号線を介して受信した
    前記音声信号を復号化し前記通話手段に出力する音声デ
    コ−ド手段および前記映像信号を復号化し前記画像表示
    手段に出力する映像デコ−ド手段を有することを特徴と
    する映像伝送システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の映像伝送システ
    ムにおいて、親機端末から複数の子機端末への一斉送信
    は、全ての子機端末または任意の複数の子機端末に対し
    て行うことを特徴とする映像伝送システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の映像伝送システ
    ムにおいて、子機端末はディジタル信号線を介して映像
    信号を受信することを検知するデータ伝送手段および前
    記データ伝送手段からの検知信号に基づいて接点を閉接
    する接点制御手段を有することを特徴とする映像伝送シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の映像伝送システムにおい
    て、接点は電源ラインと画像表示手段とを接続する接点
    であり、映像信号受信中のみ前記画像表示手段に電源を
    供給することを特徴とする映像伝送システム。
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