JPH1066043A - テレビ画像による通信方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センターが複数の端末の中から選択して音声
で通信する有線通信方式にカメラとモニターテレビを付
加して簡単に、経済的にテレビ画像による対話ができる
通信装置を提供する。 【解決手段】 一般に普及している呼出し通話中央装置
に付加装置を接続して、通話先と通話中信号を取り込み
２進符号化して、カメラ画像信号とともに端末装置に送
信する。端末装置に付加した通信装置で該信号を解読し
て画像通信を開始、終了を行なう。双方の付加装置に接
続したモニターテレビとカメラにより指定の相手とリア
ルな画像による対話が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】病院、老人ホーム、マンション、
寮などの集合居住所などで個人と管理センターで利用さ
れる構内通信方式。

【０００２】

【従来の技術】従来は音声による通信手段が一般的であ
る。音声と画像を伴う双方向有線通信はケーブルテレビ
などがあるが高価な設備を必要とする。安価なテレビ電
話ではリアルな画像品質が得られない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】

（イ）既存の呼出し式通話装置の双方にカメラ映像とテ
レビモニターを比較的簡単に接続して、有線を媒体とし
て双方向テレビ画像通信ができる。 （ロ）センター装置側で複数の通信先端末の中からひと
つまたは複数を選択して音声と画像による通信ができる
こと。 （ハ）通話装置で通信する期間のみ、画像通信ができる
こと。

【０００４】

【課題を解決するための手段】センター装置Ａの通信相
手を選択する通話先選択盤のスイッチまたは表示ランプ
の信号を取り出し、その信号をＩＤ番号に変換して、２
進符号化し、高周波信号を周波数変調して端末装置Ｂに
送信する電気回路を設ける。Ａのカメラ画像信号を高周
波画像変調し、Ｂに送信する電気回路を設ける。また、
Ｂのカメラ信号を受信・復調してテレビモニターに表示
する電気回路をＡに設ける。これらの電気回路はＡの付
加装置に集約され、送受信信号は一本の同軸ケーブルに
多重して、複数の端末装置Ｂと通話用とは別のケーブル
で接続される。一方、端末装置ＢにはＢのカメラ画像信
号を高周波変調し、送信する電気回路を設ける。Ａのカ
メラ信号を受信・復調してテレビモニターに表示する電
気回路を設ける。Ａの送信するＩＤ番号を含む高周波信
号を受信・復調して自己の機器番号と一致しているとき
のみ、ＡとＢが画像による通信が可能となる電気回路を
設ける。これらの電気回路はＢの付加装置に集約され、
送受信信号は一本の同軸ケーブルでセンター付加装置Ａ
に接続される。

【０００５】

【作用】双方のいづれか一方から呼出しを行ない、通話
する時に、必要なときに必要な相手の状況が視覚で確認
できる。

【０００６】

【実施例】図１に於いてセンター装置Ａの通話先選択盤
１と受話器２からなる呼出し装置において、相手から呼
出されるか、自己から相手先を選択して通話する場合通
話先選択盤上のスイッチ１ｂを押すと通話先ランプ１ａ
が点灯する。また通話中は受話器２をとり、オフフック
・スイッチがオンとなるため、通話先と通話中の信号を
検出することができる。通話先信号は端末ＩＤ番号に変
換される。通話中信号は通話開始と終了信号を生成す
る。これらの信号をセンター付加装置ａの送受信装置５
に入力する。送受信装置５はカメラ４とモニターテレビ
３に接続され、画像用回線１２を媒体として端末装置Ｂ
に接続され、通話中にのみカメラ画像を高周波変調して
Ｂに送信される。画像用回線は双方向型のテレビの共聴
回線を共用することもできる。

【０００７】図１における端末装置Ｂは呼出し通話装置
７に接続された呼出しスイッチ７ａを押し、マイクロフ
ォン７ｃ、スピーカー７ｂにより従来の方法によりセン
ター側と通話回線１３を媒体として通話ができる。一
方、カメラ８とモニターテレビ９が接続された送受信装
置１０から構成される端末付加装置ｂに接栓１１から
は、センター装置Ａから、カメラ４の映像信号と端末Ｉ
Ｄ番号データーを含む高周波信号を受信する。受信した
端末ＩＤ番号を比較回路によって、自己の端末番号と一
致していれば、通信が開きセンター装置Ａのカメラ映像
信号を取り込み、モニターテレビ９に表示する。受信し
た端末ＩＤ番号が自己の端末番号と一致していなけれ
ば、通信が開かない。同時に、自己のカメラ８の映像信
号を高周波変調し、センターに送信する。また、端末付
加装置ｂには自己のカメラ映像をセンター装置に送るか
送らないかの選択スイッチ８ａが付いており、端末側で
任意に選択できる。センター装置側Ａで受話器２を下ろ
してオンフック状態になると、通話先に終了信号を２進
データーで送信することにより、通信が閉じられる。

【０００８】このようにしてセンター装置が呼出し通話
先を選択し、これに付加したセンター付加装置と、端末
装置が通話装置と同期して、テレビ画像による対話が可
能となる。Ａ、Ｂの画像信号チャンネル周波数、データ
ーチャンネル周波数は各々固定されているが、本システ
ムが複数同一回線上にある場合は、システム毎に変更す
る。また端末付加装置ｂがＩＤ番号、開始、終了などの
信号を受信した後、確認信号をセンター付加装置ａに返
送する場合もある。

【０００９】

【効果】本発明による画像通信装置を従来から使われて
いる通話装置に付加することにより、比較的簡単に経済
的に、双方向通信によるテレビ対話システムが可能とな
る。現場の状況を視覚で早く確認でき、病院などでは患
者に緊急処置ができる場合もある。またプライバシーを
画像で見せるかどうかは個人が選択できる様になってい
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム図である。

【図２】本発明のセンター付加装置のブロック図であ
る。

【図３】本発明の端末付加装置のブロック図である。

【符号の説明】

Ａセンター装置 ａセンター付加装置 １通信先選択盤 １ａ通話中ランプ １ｂ通話先選択ス
イッチ １ｃ名前板 ２受話器 ３モニターテレビ ４カメラ ５呼出し通話
装置 ６接栓 Ｂ端末装置 ｂ端末付加装置 ７呼出し通話装置 ７ａ呼出しスイッチ ７ｂスピーカ
ー ７ｃマイクロホン ８カメラ ８ａ送信可スイッチ ９モニターテレビ １
０送受信装置 １１接栓 １２画像通信回線 １３通話回線

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ひとつの通信センターＡと複数の通信
   端末機Ｂが接続されている構内型通信システムにおい
   て、音声のみで通信を行う一般の呼び出し式通話機に接
   続する付加装置をＡ，Ｂの双方に置き、各付加装置にカ
   メラとテレビモニターを接続しておき、Ａ、Ｂの各カメ
   ラ画像をテレビ共同視聴回線などの有線を媒体として各
   チャンネルで変調送信し、それらを双方で受信してテレ
   ビモニターに表示できる装置において、センターＡはス
   イッチによりＢの複数の通信する相手を特定選択するた
   めにＡ側で画像送信チャンネルとは別に、通信先の端末
   番号ＩＤを生成し、データーチャンネルで高周波変調
   し、多重送信するためのセンター側付加装置と、上記呼
   出し通話装置に容易に接続して、音声と画像が同期して
   対話ができるリアルタイム双方向通信システムを構成す
   るための付加装置を含む通信方式。
2. 【請求項２】 ひとつの通信センターＡと複数の通信
   端末機Ｂが接続されている構内型通信システムにおい
   て、音声のみで通信を行う一般の呼出し式通話装置に付
   加接続する装置をＢに置き、該装置にカメラとテレビモ
   ニターを接続しておき、Ｂのカメラ画像をテレビ共同視
   聴回線などの有線を媒体として高周波変調してＡに送信
   する機能と、Ａのカメラ画像信号を受信、復調してＢの
   テレビ画面に表示する装置と、上記データーチャンネル
   の端末番号ＩＤ信号を受信、復調してＩＤを解読し、設
   定された自己の機器番号がＩＤと一致したときのみ、Ａ
   のカメラ画像がＢのテレビモニターに表示される。呼出
   し通話装置と音声信号で対話する時期と画像表示する時
   期を同期制御する機能を有する。公知の呼出し式通話装
   置に容易に接続して、音声と画像が同期して対話ができ
   るリアルタイム双方向通信システムを構成するための付
   加装置を含む通信方式。