JP3126592B2 - テレビ通話装置 - Google Patents

テレビ通話装置

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JP3126592B2
JP3126592B2 JP06177315A JP17731594A JP3126592B2 JP 3126592 B2 JP3126592 B2 JP 3126592B2 JP 06177315 A JP06177315 A JP 06177315A JP 17731594 A JP17731594 A JP 17731594A JP 3126592 B2 JP3126592 B2 JP 3126592B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビ通話装置に関し、
特に、室内親機と増設室内親機相互間のモニタ信号線を
削除し、モニタ信号線に係わるモニタ信号端子の配線工
数を削減し、施工性が改善されたテレビ通話装置に係わ
る。
【0002】
【従来技術】従来のテレビ通話装置は図2に示すように
カメラ付玄関子機SQ11、室内親機MQ11及び増設室内
親機MQ12で構成され、カメラ付玄関子機SQ11と室内
親機MQ11は伝送路L11で接続されている。また、室内
親機MQ11と増設室内親機MQ12は親機間伝送路L12
モニタ信号線L13で接続されている。
【0003】カメラ付玄関子機SQ11にはカメラアイ3
1、スピーカ32a、マイク32b及び呼出釦33が設
けられている。室内親機MQ11には、映像音声多重化回
路40、映像音声インターフェース41、テレビモニタ
42、スピーカ43aとマイク43bからなる送受器4
3、伝送路スイッチ44、モニタ信号検出器45、電源
送出回路47、フックスイッチK11及びスピーカ46a
が接続されたCPU46が設けられている。
【0004】伝送路L11が接続されている伝送路端子T
11は映像音声多重化回路40を介して映像音声インター
フェース41、伝送路スイッチ44及び電源送出回路4
7に接続され、映像音声インターフェース41はテレビ
モニタ42と接続されている。また、スピーカ43a及
びマイク43bからなる送受器43は映像音声インター
フェース41と接続され、伝送路スイッチ44は親機間
伝送路端子T12と接続されている。
【0005】更に、モニタ信号検出器45にはトランジ
スタTR11が設けられ、トランジスタTR11のベースは
抵抗R12を介して室内親機MQ11のモニタ信号端子T13
と接続されている。また、ベースは抵抗R11を介してエ
ミッタと共に電源+Bと接続され、コレクタはCPU4
6と接続されている。映像音声インターフェース41、
伝送路スイッチ44、電源送出回路47とCPU46の
間には制御線が接続されている。
【0006】伝送路スイッチ44はCPU46の制御に
応じて接続され、音声信号と映像信号を通過させる。増
設室内親機MQ12は線路インターフェース51、テレビ
モニタ52、スピーカ53a及びマイク53bからなる
送受器53、フックスイッチK13及びモニタ釦K12が設
けられ、親機間伝送路L12が接続された親機間伝送路端
子T12は線路インターフェース51と接続され、線路イ
ンターフェース51はテレビモニタ52と接続されてい
る。
【0007】また、スピーカ53a及びマイク53bか
らなる送受器53はフックスイッチK13を介して線路イ
ンターフェース51と接続されている。一端が基準電位
点に接続されたモニタ釦K12の他端はモニタ信号端子T
13と接続され、モニタ信号端子T13はモニタ信号線L13
を介して室内親機MQ11のモニタ信号端子T13と接続さ
れている。
【0008】このようなテレビ通話装置で、カメラ付玄
関子機SQ11の呼出釦33を押下すると、室内親機MQ
11の映像音声インターフェース41は呼出信号が入力さ
れたことをCPU46へ知らせる。CPU46は呼出信
号を受信すると、スピーカ46aを鳴動するとともに、
電源送出回路47を動作させ、伝送路端子T11から電源
を送出し、伝送路スイッチ44を接続する。
【0009】室内親機MQ11からカメラ付玄関子機SQ
11に電源が送出されると、テレビモニタ42、52に
は、映像音声多重化回路40、映像音声インターフェー
ス41、線路インターフェース51を介して映像信号が
入力される。送受器43をオフフックするとフックスイ
ッチK11が閉成され、映像音声インターフェース41が
CPU46で制御され、スピーカ43a及びマイク43
bからなる送受器43はカメラ付玄関子機SQ11のスピ
ーカ32a、マイク32bと通話路が形成され、通話終
了後送受器43をオンフックすると待受状態に戻る。
【0010】待受時、モニタ信号線L13は室内親機MQ
11に設けられたモニタ信号検出器45の抵抗R11、R12
及び電源+BによりHレベルとなっている。増設室内親
機MQ12のモニタ釦K12を閉成すると、モニタ信号線L
13は基準電位点が接続されLレベルになる。モニタ信号
線L13がLレベルになると、トランジスタTR11が動作
し、CPU46へモニタ信号が検出されたことを知らせ
る。
【0011】CPU46はモニタ信号が検出されたこと
を知ると、電源送出回路47を動作させ、伝送路スイッ
チ44を接続し、映像信号を通過させる。また、CPU
46は映像音声インターフェース41を制御し、テレビ
モニタ42への映像信号の送出を中止する。増設室内親
機MQ12の線路インターフェース51には伝送路スイッ
チ44の接続により通過した映像信号が入力されるの
で、テレビモニタ52で映像信号をモニタできる。
【0012】CPU46に内蔵されたタイマーで一定時
間計数すると、CPU46は電源送出回路47、伝送路
スイッチ44を制御し、テレビモニタ52への映像信号
の送出を中止する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このようなテレビ通話
装置では、室内親機MQ11と増設室内親機MQ12相互間
を親機間伝送路L12とは別に、モニタ信号線L13で接続
しなければならないので、モニタ信号線L13に係わるモ
ニタ信号端子T13の配線工数が増加し、施工性が悪いと
いう難点がある。
【0014】
【発明の目的】本発明は、このような難点を解消するた
めになされたもので、室内親機MQ11と増設室内親機M
12相互間のモニタ信号線L13を削除し、モニタ信号線
13に係わるモニタ信号端子T13の配線工数を削減し、
施工性が優れたテレビ通話装置を提供することを目的と
する。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明によるテレビ通話装置は、カメラアイを設け
たカメラ付玄関子機と、カメラ付玄関子機で生成された
映像信号が入力される室内親機と、室内親機と親機相互
間伝送路で接続された増設室内親機とを有し、増設室内
親機には親機相互間伝送路へ送出するキャリアを発振す
るキャリア発振器と、キャリア発振器で発振されたキャ
リアを親機相互間伝送路へ多重化するキャリア多重化回
路とを備え、室内親機には親機相互間伝送路へ多重化さ
れたキャリアを直流信号に変換するキャリア/直流変換
回路と、キャリア/直流変換回路で変換された直流信号
によりカメラ付玄関子機で生成された映像信号を増設室
内親機へ送出する伝送路スイッチとを備えている。
【0016】
【作用】増設室内親機に設けたキャリア発振器で親機相
互間伝送路へ送出するキャリアを発振する。キャリア発
振器で発振されたキャリアは親機相互間伝送路へキャリ
ア多重化回路で多重化される。
【0017】多重化されたキャリアは室内親機に設けた
キャリア/直流変換回路で直流信号に変換され、この直
流信号で伝送路スイッチを接続する。伝送路スイッチが
接続されると、カメラ付玄関子機で生成された映像信号
は増設室内親機へ送出される。
【0018】
【実施例】以下、本発明によるテレビ通話装置を図1に
従って詳述する。図1に示すように、本発明によるテレ
ビ通話装置は、カメラアイ1を設けたカメラ付玄関子機
SQ1と、カメラ付玄関子機で生成された映像信号f1
入力される室内親機MQ1と、室内親機と親機相互間伝
送路L2で接続された増設室内親機MQ2とを有し、増設
室内親機には親機相互間伝送路へ送出するキャリアf2
を発振するキャリア発振器2と、キャリア発振器で発振
されたキャリアを親機相互間伝送路へ多重化するキャリ
ア多重化回路3とを備え、室内親機には多重化されたキ
ャリアを直流信号に変換するキャリア/直流変換回路4
と、キャリア/直流変換回路で変換された直流信号によ
りカメラ付玄関子機で生成された映像信号を増設室内親
機へ送出する伝送路スイッチ5とを備えている。
【0019】カメラ付玄関子機SQ1には、カメラアイ
1、スピーカ1a、マイク1b及び呼出釦1cが設けら
れている。カメラ付玄関子機SQ1と室内親機MQ1は伝
送路L1で接続され、室内親機MQ1と増設室内親機MQ
2は親機間伝送路L2で接続されている。室内親機MQ1
にはキャリア/直流変換回路4、伝送路スイッチ5、映
像音声多重化回路12、映像音声インターフェース6、
テレビモニタ7、スピーカ8aとマイク8bからなる送
受器8、BPF9、電源送出回路11、フックスイッチ
1及びスピーカ10aが接続されたCPU10が設け
られている。
【0020】伝送路L1が接続された伝送路端子T1は映
像音声多重化回路12が接続され、映像音声多重化回路
12は映像音声インターフェース6、伝送路スイッチ5
及び電源送出回路11と接続されている。また、テレビ
モニタ7、スピーカ8a及びマイク8bからなる送受器
8は映像音声インターフェース6と接続され、伝送路ス
イッチ5は親機間伝送路端子T2と接続されている。
【0021】キャリア/直流変換回路4にはトランジス
タTR1が設けられ、トランジスタTR1のベースは抵抗
1を介してBPF9と接続されている。また、ベース
は一端が基準電位点に接続されたコンデンサC1の他端
が接続され、エミッタは基準電位点と接続されている。
更に、コレクタは抵抗R3を介して電源+B及びCPU
10と接続されている。 映像音声インターフェース
6、伝送路スイッチ5、電源送出回路11とCPU10
の間には制御線が接続されている。
【0022】伝送路スイッチ5はCPU10の制御に応
じて接続され、音声信号と映像信号を通過させる。増設
室内親機MQ2には、キャリア発振器2、キャリア多重
化回路3、映像音声インターフェース16、テレビモニ
タ17、スピーカ18a及びマイク18bからなる送受
器18、モニタ釦K2が設けられ、親機間伝送路L2が接
続された親機間伝送路端子T2にはキャリア多重化回路
3を介して映像音声インターフェース16が接続され、
映像音声インターフェース16にはテレビモニタ17が
接続されている。
【0023】また、スピーカ18a及びマイク18bか
らなる送受器18はフックスイッチK3を介して映像音
声インターフェース16が接続されている。キャリア発
振器2はモニタ釦K2を介してキャリア多重化回路3と
接続されている。このようなテレビ通話装置で、カメラ
付玄関子機SQ1の呼出釦1cを押下すると、室内親機
MQ1の映像音声インターフェース6は呼出信号が入力
されたことをCPU10へ知らせる。
【0024】CPU10は呼出信号を受信すると、スピ
ーカ10aが鳴動すすると共に、電源送出回路11を動
作させ、伝送路端子T1へ電源を送出し、伝送路スイッ
チ5を接続する。室内親機MQ1からカメラ付玄関子機
SQ1に電源が送出されると、映像音声多重化回路1
2、映像音声インターフェース6を介してテレビモニタ
7へ映像信号が送出される。
【0025】送受器8をオフフックすると、フックスイ
ッチK1が閉成され、通話終了後、送受器8をオンフッ
クすると待受状態に戻る。待受時、増設室内親機MQ2
のモニタ釦K2を押下するとキャリア発振器2で発振さ
れたキャリアf2がキャリア多重化回路3へ送出され
る。キャリア多重化回路3へキャリアf2が入力される
と、親機間伝送路端子T2を介して親機間伝送路L2にキ
ャリアf2が多重化される。
【0026】室内親機MQ1に設けられたBPF9で多
重化されたキャリアf2をフィルタし、キャリア/直流
変換回路4へ送出すると、キャリア/直流変換回路4に
設けたトランジスタTR1がオンとなり、CPU10に
キャリアが入力されたことを知らせる。CPU10はキ
ャリアが入力されたことを知ると、伝送路スイッチ5を
接続し、映像音声インターフェース6を制御し、送受器
8、テレビモニタ7への映像信号の送出を中止する。
【0027】伝送路スイッチ5を接続すると、音声信号
と映像信号が伝送路スイッチ5を通過する。増設室内親
機MQ2の映像音声インターフェース16に、キャリア
多重化回路3を介して映像信号が入力されるとテレビモ
ニタ17で映像信号がモニタできる。
【0028】CPU10に内蔵されたタイマーで一定時
間計数すると、CPU10は電源送出回路11、伝送路
スイッチ5を制御し、テレビモニタ17への映像信号の
送出を中止する。なお、上記キャリア発振器2はカメラ
付玄関子機SQ1のカメラアイの視線をパンチルトする
パンチル信号に用いるパンチルトキャリア、水平同期信
号等のキャリアを兼用してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よるテレビ通話装置によれば、カメラアイを設けたカメ
ラ付玄関子機と、カメラ付玄関子機で生成された映像信
号が入力される室内親機と、室内親機と親機相互間伝送
路で接続された増設室内親機とを有し、増設室内親機に
は親機相互間伝送路へ送出するキャリアを発振するキャ
リア発振器と、キャリア発振器で発振されたキャリアを
親機相互間伝送路へ多重化するキャリア多重化回路とを
備え、室内親機には多重化されたキャリアを直流信号に
変換するキャリア/直流変換回路と、キャリア/直流変
換回路で変換された直流信号によりカメラ付玄関子機で
生成された映像信号を増設室内親機へ送出する伝送路ス
イッチとを備えているので、室内親機と増設室内親機相
互間のモニタ信号線を削除し、モニタ信号線に係わるモ
ニタ信号端子の配線工数を削減し、施工性が改善され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビ通話装置の一実施例を示す
ブロック図。
【図2】従来のテレビ通話装置のブロック図。
【符号の説明】
1・・・・・・カメラアイ 2・・・・・・キャリア発振器 3・・・・・・キャリア多重化回路 4・・・・・・キャリア/直流変換回路 5・・・・・・伝送路スイッチ MQ1・・・・・・室内親機 MQ2・・・・・・増設室内親機 SQ1・・・・・・カメラ付玄関子機 f1・・・・・・映像信号 f2・・・・・・キャリア L2・・・・・・親機相互間伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラアイ(1)を設けたカメラ付玄関子
    機(SQ1)と、前記カメラ付玄関子機で生成された映
    像信号(f1)が入力される室内親機(MQ1)と、前記
    室内親機と親機相互間伝送路L2で接続された増設室内
    親機(MQ2)とを有し、前記増設室内親機には前記親
    機相互間伝送路へ送出するキャリア(f2)を発振する
    キャリア発振器(2)と、前記キャリア発振器で発振さ
    れたキャリアを前記親機相互間伝送路へ多重化するキャ
    リア多重化回路(3)とを備え、前記室内親機には前記
    多重化されたキャリアを直流信号に変換するキャリア/
    直流変換回路(4)と、前記キャリア/直流変換回路で
    変換された直流信号により前記カメラ付玄関子機で生成
    された映像信号を前記増設室内親機へ送出する伝送路ス
    イッチ(5)とを備えたことを特徴とするテレビ通話装
    置。
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JP4876752B2 (ja) * 2006-07-26 2012-02-15 パナソニック電工株式会社 ドアホン親機
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