JP4220089B2 - テレビインターホン装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビインターホン装置に係わり、特に、消費電力の無駄をなくし得るテレビインターホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種のテレビインターホン装置として、図2に示すようなものが知られている。
【0003】
図2は、従来のテレビインターホン装置のブロック図を示している。同図において、従来のテレビインターホン装置は、屋外に設置されるカメラ付玄関子機300と、屋内に設置されるモニター親機400と、これらのカメラ付玄関子機300およびモニター親機400間を接続するケーブルbとを備えている。
【0004】
カメラ付玄関子機300は、カメラ回路301、FM変調回路302、不平衡−平衡変換回路303、低域通過フィルター(LPF)304、呼出ボタン305、起動電圧検出回路306、スピーカ307、スピーカアンプ308、マイク309、マイクアンプ310および2線4線変換回路311を備えている。
【0005】
カメラ付玄関子機300のカメラ回路301は、FM変調回路302を介して不平衡−平衡変換回路303に接続され、この不平衡−平衡変換回路303は、ケーブルbを介してモニター親機400に接続されている。ケーブルbは、低域通過フィルター(LPF)304を介して、呼出ボタン305、起動電圧検出回路306および2線4線変換回路311に接続され、起動電圧検出回路306には、カメラ回路301、FM変調回路302、スピーカアンプ308およびマイクアンプ310が接続されている。2線4線変換回路311は、スピーカアンプ308およびマイクアンプ310に接続され、スピーカアンプ308には、スピーカ307が、マイクアンプ310には、マイク309がそれぞれ接続されている。
【0006】
一方、モニター親機400は、平衡−不平衡変換回路401、FM復調回路402、ビデオアンプ403、CRTユニット404、出画制御回路405、2線4線変換回路406、受話アンプ407、送話アンプ408、レーシーバ409aとマイク409bから成る送受話器409、玄関子機起動電源送出回路410、呼出検出回路411、フックスイッチ412、CPU413、呼出音アンプ414、拡声スピーカ415および電源回路416を備えている。
【0007】
モニター親機400の平衡−不平衡変換回路401は、ケーブルbを介してカメラ付玄関子機300の不平衡−平衡変換回路303に接続され、このケーブルbには、2線4線変換回路406、玄関子機起動電源送出回路410および呼出検出回路411が接続されている。FM復調回路402は、平衡−不平衡変換回路401およびビデオアンプ403に接続され、ビデオアンプ403には、CRTユニット404が接続されている。2線4線変換回路406は、受話アンプ407および送話アンプ408に接続され、受話アンプ407にはレシーバ409aが、送話アンプ408にはマイク409bがそれぞれ接続されている。CPU413は、玄関子機起動電源送出回路410、出画制御回路405、受話アンプ407、送話アンプ408、呼出検出回路411、フックスイッチ412および呼出音アンプ414に接続され、出画制御回路405には、FM復調回路402、ビデオアンプ403およびCRTユニット404が接続され、呼出音アンプ414には、拡声スピーカ415およびケーブルbが接続されている。
【0008】
次に、このように構成された従来のテレビインターホン装置の動作について述べる。先ず、来客者がカメラ付玄関子機300の呼出ボタン305を押すと、呼出信号が、低域通過フィルター(LPF)304およびケーブルbを経由して、モニター親機400の呼出検出回路411へ送出される。しかして、呼出検出回路411がカメラ付玄関子機300からの呼出信号を検出すると、CPU413の制御によって、玄関子機起動電源送出回路410が駆動され、これにより、カメラ付玄関子機300を起動する電源がケーブルbを介してカメラ付玄関子機300へ送出される。かかるカメラ付玄関子機300を起動する電源が、カメラ付玄関子機300の起動電圧検出回路306で検出されると、カメラ付玄関子機300のカメラ回路301、FM変調回路302、スピーカアンプ308およびマイクアンプ310の各部へ電源が供給される。これにより、カメラ付玄関子機300のカメラ回路301から、FM映像信号がFM変調回路302、不平衡−平衡変換回路303およびケーブルbを介して、モニター親機400側に送出されると共に、スピーカアンプ308およびマイクアンプ310が作動し通話可能状態となる。
【0009】
一方、モニター親機400のCPU413によって出画制御回路405が制御され、この出画制御回路405の制御によって、FM復調回路402、ビデオアンプ403およびCRTユニット404が駆動される。これにより、カメラ付玄関子機300から送出されるFM映像信号が、平衡−不平衡変換回路401、FM復調回路402およびビデオアンプ403を介してCRTユニット404に送出され、このCRTユニット404により映像が出画される。
【0010】
また、これと同時に、CPU413によって呼出音アンプ414が駆動され、この呼出音アンプ414の駆動によって、CPU413から出力する呼出信号が増幅され、これにより拡声スピーカ415が鳴動し、居室内の人に対して来客があったことを知らせる。また、かかる呼出信号は、ケーブルbを経由して、カメラ付玄関子機300の低域通過フィルター(LPF)304および2線4線変換回路311を介してスピーカアンプ308へ送出され、カメラ付玄関子機300側のスピーカ307から呼出確認音が鳴動する。これにより、来客者に対して呼び出しが行われたことを知らせる。なお、呼出音の鳴動後は、CPU413の制御により、呼出音アンプ414の駆動が停止される。
【0011】
以上のようにして、カメラ付玄関子機300からモニター親機400の呼び出しが行なわれた後、一定時間、出画制御回路405と玄関子機起動電源送出回路410が駆動され、CRTユニット404に映像が出画される。かかる映像の出画状態が維持されることにより、居室内の人は、CRTユニット404に出画する映像を見てから、すなわち、来客者を確認してからカメラ付玄関子機300からの呼び出しに応対することができる。
【0012】
しかして、カメラ付玄関子機300からのモニター親機400の呼び出し状態が一定時間経過すると、CPU413の制御により、出画制御回路405および玄関子機起動電源送出回路410の駆動が停止される。これにより、FM復調回路402、ビデオアンプ403およびCRTユニット404の駆動が停止され、CRTユニット404の映像が消画すると共に、カメラ付玄関子機300への起動用電源の送出も停止され、カメラ付玄関子機300のカメラ回路301、FM変調回路302、スピーカアンプ308およびマイクアンプ310の駆動も停止し、待受状態となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のテレビインターホン装置においては、居室内の人がCRTユニットからの映像を確認し、これに応答する必要がないと判断した場合、若しくは、居室内に人がいない場合であっても、カメラ付玄関子機からの呼び出しにより、モニター親機のCRTユニットから映像が一定時間出画されるため、無駄な電力を消費してしまうという難点があった。
【0014】
本発明は、このような難点を解決するためになされたもので、カメラ付玄関子機からの呼び出し時におけるモニタの出画時間を制御することにより、無駄な電力の消費をなくし得るテレビインターホン装置を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明によるテレビインターホン装置は、カメラ付玄関子機からの呼出をモニター親機の呼出検出回路で呼出検出し、カメラ付玄関子機のカメラ回路からの映像をモニター親機のモニタで見ながらカメラ付玄関子機とモニター親機とにより通話を行なうテレビインターホン装置において、モニター親機は、カメラ付玄関子機からの呼出時にモニタの出画時間を設定する呼出時出画時間設定スイッチと、呼出時出画時間設定スイッチにより設定された呼出時出画時間が入力され呼出時にモニタの出画時間を制御するCPUと、CPUにより制御され出画時間だけ映像を出画させる出画制御回路と、呼出時出画時間設定スイッチの設定によりカメラ付玄関子機の映像系回路および通話系回路を起動させる電源を供給する玄関子機起動電源送出回路と、出時出画時間設定スイッチの設定により通話系回路のみを起動させる電源を供給する通話回路起動電源送出回路とを備え、カメラ付玄関子機は、玄関子機起動電源送出回路から送出される電源により映像系回路を起動させる映像回路起動電圧検出回路と、玄関子機起動電源送出回路および通話回路起動電源送出回路の一方から送出される電源により通話系回路を起動させる通話回路起動電圧検出回路とを備えたことを特徴としている。
【0016】
このような本発明のテレビインターホン装置によれば、モニタの呼出時出画時間設定スイッチにより、カメラ付玄関子機からの呼び出し時におけるモニタの出画時間を選択できることから、無駄な電力の消費をなくすことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のテレビインターホン装置を適用した好ましい形態例を、図面を参照して詳述する。
【0018】
図1は、本発明によるテレビインターホン装置のブロック図を示している。同図において、本発明によるテレビインターホン装置は、屋外に設置されるカメラ付玄関子機100と、屋内に設置されるモニター親機200と、これらのカメラ付玄関子機100およびモニター親機200間を接続するケーブルaとを備えている。
【0019】
カメラ付玄関子機100は、カメラ回路101、FM変調回路102、不平衡−平衡変換回路103、低域通過フィルター(LPF)104、映像回路起動電圧検出回路105、呼出ボタン106、通話回路起動電圧検出回路107、スピーカ108、スピーカアンプ109、マイク110、マイクアンプ111および2線4線変換回路112を備えている。
【0020】
カメラ付玄関子機100のカメラ回路101は、FM変調回路102を介して不平衡−平衡変換回路103に接続され、この不平衡−平衡変換回路103は、ケーブルaを介してモニター親機200に接続されている。ケーブルaは、低域通過フィルター(LPF)104を介して、映像回路起動電圧検出回路105、呼出ボタン106、通話回路起動電圧検出回路107および2線4線変換回路112に接続され、映像回路起動電圧検出回路105には、映像系回路、すなわちカメラ回路101とFM変調回路102が接続され、通話回路起動電圧検出回路107には、通話系回路、すなわちスピーカアンプ109とマイクアンプ111が接続されている。2線4線変換回路112は、通話系回路109、111に接続され、通話系回路を構成するスピーカアンプ109には、スピーカ108が、マイクアンプ111には、マイク110がそれぞれ接続されている。
【0021】
一方、モニター親機200は、平衡−不平衡変換回路201、FM復調回路202、ビデオアンプ203、モニタとしてのCRTユニット204、出画制御回路205、2線4線変換回路206、受話アンプ207、送話アンプ208、レーシーバ209aとマイク209bから成る送受話器209、玄関子機起動電源送出回路210、通話回路起動電源送出回路211、呼出検出回路212、フックスイッチ213、CPU214、呼出音アンプ215、拡声スピーカ216、呼出時出画時間設定スイッチ217および電源回路218を備えている。ここで、呼出時出画時間設定スイッチ217は、呼出時の出画時間を45秒間に設定する第1の切替接点217aと、呼出時の出画時間を20秒間に設定する第2の切替接点217bと、留守モード(出画しない)に設定する第3の切替接点217cとを備えている。
【0022】
モニター親機200の平衡−不平衡変換回路201は、ケーブルaを介してカメラ付玄関子機100の不平衡−平衡変換回路103に接続され、このケーブルaには、2線4線変換回路206、玄関子機起動電源送出回路210、通話回路起動電源送出回路211および呼出検出回路212が接続されている。また、2線4線変換回路206は、受話アンプ207および送話アンプ208に接続され、受話アンプ207にはレシーバ209aが、送話アンプ208にはマイク209bがそれぞれ接続されている。FM復調回路202は、平衡−不平衡変換回路201およびビデオアンプ203に接続され、ビデオアンプ203には、モニタとしてのCRTユニット204が接続されている。CPU214は、玄関子機起動電源送出回路210、通話回路起動電源送出回路211、出画制御回路205、受話アンプ207、送話アンプ208、呼出検出回路212、フックスイッチ213、呼出音アンプ215および呼出時出画時間設定スイッチ217に接続され、出画制御回路205には、FM復調回路202、ビデオアンプ203およびCRTユニット204が接続され、呼出音アンプ215には、拡声スピーカ216およびケーブルaが接続されている。ここで、呼出時出画時間設定スイッチ217は、カメラ付玄関子機100からの呼出時におけるCRTユニット204の出画時間を設定する機能を有し、また、CPU214は、この呼出時出画時間設定スイッチ217により設定された呼出時出画時間が入力され、呼出時にCRTユニット204の出画時間を制御する機能を有している。
【0023】
次に、このように構成された本発明のテレビインターホン装置の動作について述べる。先ず、モニター親機200の呼出時出画時間設定スイッチ217が第1の切替接点217a側若しくは第2の切替接点217b側に設定されているものとする。しかして来客者がカメラ付玄関子機100の呼出ボタン106を押すと、呼出信号が、低域通過フィルター(LPF)103およびケーブルaを経由して、モニター親機200の呼出検出回路212に送出される。しかして、呼出検出回路212がカメラ付玄関子機100からの呼出信号を検出すると、呼出時出画時間設定スイッチ217が第1の切替接点217a側若しくは第2の切替接点217b側に設定されていることからCPU214の制御によって、玄関子機起動電源送出回路210が駆動され、カメラ付玄関子機100を起動させる電源が、ケーブルaを介してカメラ付玄関子機100側へ送出される。
【0024】
しかして、かかるカメラ付玄関子機100を起動させる電源は、カメラ付玄関子機100の映像回路起動電圧検出回路105および通話回路起動電圧検出回路107で検出され、この検出より、映像系回路101、102および通話系回路109、111へ電源が供給される。これにより、カメラ付玄関子機100のカメラ回路101から送出されるFM映像信号が、FM変調回路102、不平衡−平衡変換回路103およびケーブルaを介してモニター親機200側へ送出され、また、通話系回路109、111が駆動し、通話可能状態となる。
【0025】
また、これと同時に、モニター親機200のCPU214によって呼出音アンプ215が駆動され、この呼出音アンプ215の駆動によってCPU214から出力する呼出信号が増幅され、これにより拡声スピーカ216が鳴動し、居室内の人に対して、来客があったことを知らせる。また、かかる呼出信号は、ケーブルaを経由して、カメラ付玄関子機100の低域通過フィルター(LPF)104および2線4線変換回路112を介して通話系回路109、111へ送出され、カメラ付玄関子機100側のスピーカ108から呼出確認音が鳴動する。これにより、来客者に対して、呼び出しが行われたことを知らせる。
【0026】
一方、CPU214の制御により、出画制御回路205が駆動され、これによりFM復調回路202、ビデオアンプ203およびCRTユニット204が駆動され、カメラ付玄関子機100から送出されてくるFM映信号が、平衡−不平衡変換回路201、FM復調回路202、ビデオアンプ203を経由してCRTユニット204へ入力され、このCRTユニット204により映像が出画される。ここで、呼出時出画時間設定スイッチ217が217a側に設定されている場合は、45秒間、217b側に設定されている場合は、20秒間、それぞれCRTユニット204により出画される。また、応答しない場合、すなわち設定された出画時間内に送受話器209を取り上げない場合は、CPU214によって、出画制御回路205および玄関子機起動電源送出回路210の駆動が停止され、これによりカメラ付玄関子機100の起動が停止し、映像が消画して待受状態となる。
【0027】
以上により、居室内の人は、呼出時出画時間設定スイッチ217を応答可能な時間に設定することにより、カメラ付玄関子機100のカメラ回路101からの映像をモニタとしてのCRTユニット204で確認してから来客者に応対することができる。
【0028】
しかして、送受話器209を取り上げると、フックスイッチ213が作動し、CPU214により、来客者に対して居室内の人が送受話器209を取り上げたことを知らせる。これにより、モニター親機200のCPU214により、受話アンプ207および送話アンプ208が駆動され、送受話器209を構成するマイク209bから音声信号が出力され、この音声信号が送話アンプ208、2線4線変換回路206、ケーブルa、低域通過フィルター(LPF)104、2線4線変換回路112、スピーカアンプ109を経由して、カメラ付玄関子機100のスピーカ108へ送出される。また、カメラ付玄関子機100マイク110からの音声信号は、マイクアンプ111、2線4線変換回路112、低域通過フィルター(LPF)104、ケーブルa、2線4線変換回路206および受話アンプ207を経由してレシーバ209aへ送出される。
【0029】
これにより、カメラ付玄関子機100のカメラ回路101からの映像をモニター親機200のCRTユニット204で見ながら、カメラ付玄関子機100とモニター親機200とにより通話を行なうことが可能となる。
【0030】
通話終了後、送受話器209をおろすと、フックスイッチ213が作動し、CPU214により、出画制御回路205、玄関子機起動電源送出回路210、受話アンプ207および送話アンプ208の駆動が停止する。また、玄関子機起動電源送出回路210の駆動が停止することにより、カメラ付玄関子機100の起動が停止して、映像が消画し、通話を止めて、待受状態となる。
【0031】
次にモニター親機200の呼出時出画時間設定スイッチ217が第3の切替接点217c側に設定されているものとする。しかして、来客者がカメラ付玄関子機100の呼出ボタン106を押すと、呼出信号が、低域通過フィルター(LPF)103およびケーブルaを経由して、モニター親機200の呼出検出回路212に送出される。しかして、呼出検出回路212がカメラ付玄関子機100からの呼出信号を検出すると、呼出時出画時間設定スイッチ217が第3の切替接点217c側に設定されていることからCPU214の制御によって、通話回路起動電源送出回路211が駆動され、これによりカメラ付玄関子機100の通話系回路109、111を起動させる電源が、ケーブルaを介してカメラ付玄関子機100側へ送出される。ここで、映像回路起動電圧検出回路105は、モニター親機200から送出される通話系回路の起動電圧では駆動されないように設定されている。従って、通話系回路109、111を起動させる電源が、カメラ付玄関子機100に送られてきた場合、通話回路起動電圧検出回路107のみが駆動し、映像回路起動電圧検出回路105は駆動しないことになる。
【0032】
しかして、かかる通話系回路109、111のみを起動させる電源は、カメラ付玄関子機100の通話回路起動電圧検出回路107で検出され、これにより、カメラ付玄関子機100の通話系回路109、111が作動し、通話可能状態となる。
【0033】
また、これと同時に、モニター親機200のCPU214によって呼出音アンプ215が駆動され、この呼出音アンプ215の駆動によってCPU214から出力する呼出信号が増幅され、これにより拡声スピーカ216が鳴動し、居室内の人に対して、来客があったことを知らせる。また、かかる呼出信号は、ケーブルaを経由して、カメラ付玄関子機100の低域通過フィルター(LPF)104および2線4線変換回路112を介して通話系回路109、111へ送出され、カメラ付玄関子機100側のスピーカ108から呼出確認音が鳴動する。これにより、来客者に対して、呼び出しが行われたことを知らせる。
【0034】
しかして、送受話器209を取り上げると、フックスイッチ213が作動し、CPU214により、来客者に対して居室内の人が送受話器209を取り上げたことを知らせる。これにより、モニター親機200のCPU214により、受話アンプ207および送話アンプ208が駆動され、送受話器209を構成するマイク209bから音声信号が出力され、この音声信号が送話アンプ208、2線4線変換回路206、ケーブルa、低域通過フィルター(LPF)104、2線4線変換回路112、スピーカアンプ109を経由して、カメラ付玄関子機100のスピーカ108へ送出される。また、カメラ付玄関子機100マイク110からの音声信号は、マイクアンプ111、2線4線変換回路112、低域通過フィルター(LPF)104、ケーブルa、2線4線変換回路206および受話アンプ207を経由してレシーバ209aへ送出される。
【0035】
これにより、カメラ付玄関子機100とモニター親機200とにより通話を行なうことが可能となる。
【0036】
通話終了後、送受話器209をおろすと、フックスイッチ213が作動し、CPU214により、通話回路起動電源送出回路211、受話アンプ207および送話アンプ208の駆動が停止する。また、通話回路起動電源送出回路211の駆動が停止することにより、カメラ付玄関子機100の起動が停止して通話を止めて、待受状態となる。また、応答しない場合は、CPU214によって、通話回路起動電源送出回路211の駆動が停止され、これによりカメラ付玄関子機100の起動が停止し、待受状態となる。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によるテレビインターホン装置によれば、モニター親機の呼出時出画時間設定スイッチにより、カメラ付玄関子機からの呼び出し時の出画時間を選択できることにより、無駄な電力の消費をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のテレビインターホン装置のブロック図。
【図2】 従来のテレビインターホン装置のブロック図。
【符号の説明】
100・・・カメラ付玄関子機
101・・・カメラ回路
200・・・モニター親機
204・・・CRTユニット(モニタ)
205・・・出画制御回路
212・・・呼出検出回路
214・・・CPU
217・・・呼出時出画時間設定スイッチ
Claims (1)
- カメラ付玄関子機(100)からの呼出をモニター親機(200)の呼出検出回路(212)で呼出検出し、前記カメラ付玄関子機のカメラ回路(101)からの映像を前記モニター親機のモニタ(204)で見ながら前記カメラ付玄関子機と前記モニター親機とにより通話を行なうテレビインターホン装置において、
前記モニター親機は、前記カメラ付玄関子機からの呼出時に前記モニタの出画時間を設定する呼出時出画時間設定スイッチ(217)と、前記呼出時出画時間設定スイッチにより設定された呼出時出画時間が入力され前記呼出時に前記モニタの出画時間を制御するCPU(214)と、前記CPUにより制御され前記出画時間だけ前記映像を出画させる出画制御回路(205)と、前記呼出時出画時間設定スイッチの設定により前記カメラ付玄関子機の映像系回路(101、102)および通話系回路(109、111)を起動させる電源を供給する玄関子機起動電源送出回路(210)と、前記呼出時出画時間設定スイッチの設定により前記通話系回路のみを起動させる電源を供給する通話回路起動電源送出回路(211)とを備え、
前記カメラ付玄関子機は、前記玄関子機起動電源送出回路から送出される電源により前記映像系回路を起動させる映像回路起動電圧検出回路(105)と、前記玄関子機起動電源送出回路および前記通話回路起動電源送出回路の一方から送出される電源により前記通話系回路を起動させる通話回路起動電圧検出回路(107)とを備えたことを特徴とするテレビインターホン装置。
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JP2001203816A (ja) | 2001-07-27 |
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