JPH09153950A - ドアホンシステム - Google Patents

ドアホンシステム

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JPH09153950A
JPH09153950A JP31285695A JP31285695A JPH09153950A JP H09153950 A JPH09153950 A JP H09153950A JP 31285695 A JP31285695 A JP 31285695A JP 31285695 A JP31285695 A JP 31285695A JP H09153950 A JPH09153950 A JP H09153950A
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JP
Japan
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intercom
call
line
circuit
unit
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Withdrawn
Application number
JP31285695A
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English (en)
Inventor
Akihiko Hamada
昭彦 濱田
Tatsuo Inukai
辰生 犬飼
Shoichi Akiyama
正一 秋山
Katsuji Sasaki
克二 佐々木
Masahiro Kawaguchi
将広 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】外線通話を継続したままドアホン通話を可能と
する。 【解決手段】外線L0 と内線L1 はドアホン親機Aの電
話機接続回路3に接続され、この電話機接続回路3がス
イッチ回路S1 を通して双方向アンプ回路15に接続さ
れている。また、双方向アンプ回路15にはスイッチ回
路S2 〜S4 を介してドアホン接続回路5、ハンズフリ
ー通話回路8及び4:2変換回路13に接続されてい
る。また、4:2変換回路13には復調回路11及び変
調回路12を介して通話線L3 に接続された2線化回路
9が接続されている。また、上記各回路は制御回路14
により制御される。内線L1 に接続された単独電話機D
での外線通話中にドアホン呼出があった場合には、制御
回路14がスイッチ回路S3 ,S2 (あるいはS4 )を
オンとし、外線L0 −電話機接続回路3−内線L1 とは
独立した通話路を形成することができ、ドアホン通話が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアホン親機によ
るドアホン通話だけでなく、ドアホン親機に接続される
単独電話機にて外線通話並びにドアホン通話を可能とす
るドアホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドアホン親機によるドアホン
通話だけでなく、ドアホン親機に接続される単独電話機
(家庭用電話機のような一般に市販されている電話機)
にて外線通話並びにドアホン通話を可能とするドアホン
システムが提供されている。従来のドアホンシステム
は、公衆電話回線である外線に接続されるドアホン親機
と、このドアホン親機に内線を介して接続される単独電
話機と、ドアホン親機に通話線を介して接続されるドア
ホン子器とを備え、内線に外線あるいは通話線を切換接
続することにより単独電話機を用いて外線通話並びにド
アホン通話が可能となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来シ
ステムでは、単独電話機での外線通話中にドアホン子器
からの呼出があった場合、ドアホン親機でドアホン通話
を行うことができず、一旦外線通話を終了するか又は保
留にしてから単独電話機でドアホン通話を行わなければ
ならなかった。このため、家族の内の一人が単独電話機
で外線通話をしているときには他の人がドアホン子器か
らの呼出に応答することができず、しかも、外線通話中
のドアホン呼出に対して直ぐに応答するためには、単独
電話機をドアホン親機の傍に設置する必要があり、単独
電話機の設置場所が制限されてしま使い勝手が悪いとい
う問題があった。
【0004】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、単独電話機による外線
通話中でも外線通話を継続したままドアホン親機による
ドアホン通話が行え、単独電話機の設置場所の自由度を
拡大できて使い勝手のよいドアホンシステムを提供する
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、公衆電話回線である外線に接続
されるドアホン親機と、このドアホン親機に内線を介し
て接続される1乃至複数の単独電話機と、上記ドアホン
親機に通話線を介して接続される1乃至複数のドアホン
子器とを備えたドアホンシステムであって、通話線を介
してドアホン子器との間でドアホン通話を行うドアホン
通話手段と、外線と内線、通話線と内線及び上記ドアホ
ン通話手段と通話線の間の接続制御を行うとともに外線
と内線を接続中に上記ドアホン通話手段と通話線を接続
可能な接続制御手段を上記ドアホン親機に備えたもので
あり、ドアホン親機に内線を介して接続される単独電話
機にて外線通話並びにドアホン子器との間のドアホン通
話が可能となり、しかも、単独電話機の外線通話中にド
アホン子器からの呼出があった場合でも外線と内線との
接続状態に関係なくドアホン通話手段と通話線を接続す
ることができ、従来のように単独電話機による外線通話
を保留あるいは終了することなくドアホン親機により呼
出のあったドアホン子器との間でドアホン通話を行うこ
とができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記ドアホン親機が外線着信を検出する外線着信検
出手段を備え、この外線着信検出手段にてドアホン親機
でのドアホン通話中に外線着信を検出すると上記接続制
御手段により外線と内線を接続し単独電話機に着信音を
発音させて成るものであり、ドアホン親機のドアホン通
話中に外線着信があった場合には単独電話機においての
み着信音が発音されるから、外線着信によってドアホン
親機によるドアホン通話が邪魔されることがない。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、上記1乃至複数のドアホン子器の内で少なく
とも1台はTVカメラを具備するとともにTVカメラで
撮像したモニタ映像の映像信号を通話線にてドアホン親
機に伝送するドアホン子器であって、このドアホン子器
から上記通話線を介して伝送されてくる映像信号に基づ
いてTVカメラのモニタ映像を表示するモニタ映像表示
手段を上記ドアホン親機に備えたものであり、在宅者は
上記モニタ映像表示手段に表示されるモニタ映像によっ
て訪問者を確認することができる。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、上記ドアホン子器を操作する訪問者の
音声を集音する子器側マイクロホンと、通話線を介して
ドアホン親機から伝送されてくる在宅者の音声を発音す
る子器側スピーカとを上記ドアホン子器に備え、ドアホ
ン親機の上記ドアホン通話手段は通話線を介してドアホ
ン子器から伝送されてくる訪問者の音声を発音する親機
側スピーカと、ドアホン親機を操作する在宅者の音声を
集音する親機側マイクロホンとを備えて成るものであ
り、ドアホン親機とドアホン子器との間のドアホン通話
においては、親機側及び子器側のそれぞれマイクロホン
及びスピーカを用いてハンズフリー通話を行うことがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図2は本実施形態を示すシス
テム構成図であり、公衆電話回線である外線L0に接続
されたドアホン親機Aと、このドアホン親機Aに内線L
1 を介して接続される単独電話機(家庭用電話機のよう
な一般に市販されている電話機)Dと、ドアホン親機A
に通話線L2 ,L3 を介して接続される複数(本実施形
態では2台)のドアホン子器B,Cと、信号線L4 を介
してドアホン親機Aに接続される増設スピーカEと、別
の内線L1 を介してドアホン親機Aに接続される増設モ
ジュラジャックFとを備えている。
【0010】2台の内の一方のドアホン子器Bはスピー
カとマイクロホンとを具備して通話のみが可能な通常の
ドアホン子器であり、他方のドアホン子器Cはスピーカ
及びマイクロホンに加えて訪問者を撮像するTVカメラ
42を具備したドアホン子器(以下、このドアホン子器
をカメラ付ドアホン子器と呼ぶ)であって、ドアホン親
機Aが具備する偏平型陰極線管24の画面に上記TVカ
メラ42で撮像したモニタ映像(訪問者の映像)が表示
されるようになっている。
【0011】ドアホン子器Bは、呼出釦31が前面に設
けられた器体30の内部に上記スピーカ及びマイクロホ
ン並びに音声処理系の回路部等が納装されており、2線
(あるいは3線)の通話線L2 を介してドアホン親機A
に接続されている。すなわち、訪問者が器体30の前面
に設けられた呼出釦31を押すと、ドアホン親機A及び
増設スピーカEにて呼出音が鳴動され、在宅者がドアホ
ン親機Aの通話釦16を押せば、ドアホン親機Aとの間
でドアホン通話が可能となり、あるいはドアホン親機A
に内線L1 を介して接続されている単独電話機Dをオフ
フックすれば、単独電話機Dとの間でドアホン通話が可
能となるのである。
【0012】一方、カメラ付ドアホン子器Cは、スピー
カ及びマイクロホンに加えてCCD撮像素子等を具備し
たTVカメラ42、並びに音声処理系と映像処理系の回
路部等を呼出釦41が前面に設けられた器体40の内部
に納装して構成されており、2線の通話線L3 を介して
FM変調された音声信号及び映像信号、呼出信号をドア
ホン親機Aに伝送するようになっている。そして、訪問
者が呼出釦41を押せばドアホン親機A及び増設スピー
カEにて呼出音が鳴動されるとともに、上記通話線L3
を介してドアホン親機Aからカメラ付ドアホン子器Cへ
TVカメラ42のためのカメラ電源が供給され、これに
よりTVカメラ42が駆動されて訪問者を撮像したモニ
タ映像が通話線L3 によってドアホン親機Aに伝送さ
れ、ドアホン親機Aの偏平型陰極線管24の画面に表示
される。ここで、在宅者がドアホン親機Aの通話釦16
を押すか、あるいは単独電話機Dをオフフックすればカ
メラ付ドアホン子器Cとの間でドアホン通話が可能とな
る。なお、上述したドアホン子器B及びカメラ付ドアホ
ン子器Cは従来周知の構成を有しており、詳細な説明は
省略する。
【0013】また、ドアホン親機Aに内線L1 を介して
接続される単独電話機Dは、上述のように一般に市販さ
れている家庭用の電話機であって、ドアホン親機Aの本
体25に設けられたモジュラジャック26に着脱自在に
接続され、例えば、図2に示すようにコードレス型の子
器Daを備えるものであってもよい。なお、増設スピー
カEはドアホン親機Aから信号線L4 を介して伝送され
てくる呼出信号によって内蔵するスピーカが鳴動され、
ドアホン子器Bあるいはカメラ付ドアホン子器Cからの
呼出音を発音するようになっている。
【0014】図1にドアホン親機Aの概略的な回路構成
を示す。このドアホン親機Aは、基本的には、外線L0
に接続され外線着信を検出する着信検出回路1と、内線
1に接続された単独電話機Dのフック状態をループ電
流により検出するフック検出回路2と、外線L0 及び内
線L1 に接続され外線通話並びに単独電話機Dによるド
アホン通話を制御する電話機接続回路3と、ドアホン通
話中の単独電話機Dに通話電流を供給する給電回路4
と、ドアホン子器Bからの呼出を検出するとともにドア
ホン親機A及び単独電話機Dとドアホン子器Bとの間の
ドアホン通話を制御するドアホン接続回路5と、在宅者
の音声を集音するマイクロホン6と、ドアホン子器Bあ
るいはカメラ付ドアホン子器Cからの呼出音及びドアホ
ン通話時に訪問者の音声等を発音するスピーカ7と、こ
れらマイクロホン6及びスピーカ7を用いたハンズフリ
ー通話を制御するハンズフリー通話回路8と、通話線L
3 に接続されカメラ付ドアホン子器Cから送られてくる
映像信号と音声信号を分離するとともにドアホン親機A
あるいは単独電話機Dによるドアホン通話の音声を通話
線L3 を介してカメラ付ドアホン子器Cに伝送するため
の2線化回路9と、この2線化回路9にて分離された映
像信号を信号処理して図示しない偏平型陰極線管の画面
にモニタ映像を表示させるTV回路10と、2線化回路
9にて分離された音声信号を復調する復調回路11と、
カメラ付ドアホン子器Cへ伝送するための音声信号を変
調する変調回路12と、これら復調回路11及び変調回
路12に接続されてカメラ付ドアホン子器Cとの間の双
方向のドアホン通話を制御する4:2変換回路13と、
上記各回路の動作制御及び検出出力に基づく信号処理を
行うCPUで構成された制御回路14と、制御回路14
によりオン・オフされるスイッチ回路S1 〜S4 と、各
スイッチ回路S1 〜S4 を介して電話機接続回路3、ド
アホン接続回路5、ハンズフリー通話回路8及び4:2
変換回路13にそれぞれ接続されて信号の増幅を行う双
方向アンプ回路15と、通話釦16の操作によりオン・
オフされる通話スイッチ部17と、モニタ釦18の操作
によりオン・オフされるモニタスイッチ部19と、ドア
ホン親機Aにおける通話状態を表示するための発光ダイ
オードを具備した表示部20と、信号線L4 に接続され
て増設スピーカEに呼出音を鳴動させるための信号を伝
送する増設スピーカ回路21と、制御回路14から出力
される音発生信号を増幅してドアホン親機Aが具備する
スピーカ7を鳴動し呼出音等を発音させる音増幅回路2
2と、上記各部の電源を商用電源ACから作成する電源
回路23とを備えている。
【0015】なお、スイッチ回路S1 は単独電話機Dに
よるドアホン通話のための通話路を形成するもので、ス
イッチ回路S2 はドアホン子器Bとの間のドアホン通話
のための通話路の形成、スイッチ回路S3 はドアホン親
機Aにおけるハンズフリー通話のための通話路の形成、
スイッチ回路S4 はカメラ付ドアホン子器Cとの間のド
アホン通話のための通話路の形成を行うものである。す
なわち、本実施形態では制御回路14、スイッチ回路S
1 〜S4 並びに電話機接続回路3等により接続制御手段
が構成されている。
【0016】次に、本実施形態の基本動作を説明する。
ドアホン親機Aでは、待機時には電話機接続回路3にお
いて外線L0 と内線L1 とが接続されて通話路が形成さ
れているので、通常の電話機と同じ操作で単独電話機D
(あるいは増設モジュラジャックFに接続された電話
機)により外線発信が行えるとともに単独電話機Dにて
外線着信を受けることができる。つまり、外線発信を行
う場合には、単独電話機Dの受話器を取り上げて(単独
電話機Dをオフフックし)、外線発信音を確認した後に
相手先の電話番号をダイヤルすれば良い。なお、外線発
信のために単独電話機Dをオフフックしたことはフック
検出回路2で検出される。また、外線着信時には、着信
信号が内線L1 を通じて単独電話機Dに送られて単独電
話機(あるいは増設モジュラジャックFに接続された電
話機)Dの内蔵ベルが鳴動するので(但し、ドアホン親
機Aのスピーカ7及び増設スピーカEは鳴動されな
い)、それに応じて受話器を取り上げれば(単独電話機
Dをオフフックすれば)、外線通話を行うことができ
る。上記着信信号は同時に着信検出回路1で検出され
る。さらに、外線通話中に別の外線着信(キャッチホ
ン)があった場合には、通常の電話機の操作と同様に単
独電話機Dでフッキング操作することにより、外線を切
り換えることができる点等は通常の電話機と同じであ
る。しかも、上述のように外線L0 と内線L1 とはドア
ホン親機Aを介して常時接続状態にあるため、停電によ
ってドアホン親機Aが動作しない場合であっても、通常
の電話機と同様に外線L0 を通じて通話電流が供給さ
れ、単独電話機Dにて外線発信及び外線着信を行うこと
ができる。
【0017】図3はドアホン子器Bからドアホン呼出が
あった場合の動作タイミングを示すタイムチャートであ
る。ここで、同図(a)はドアホン親機Aのスピーカ7
から鳴動される呼出音(ピンポン)、同図(b)はドア
ホン親機Aの表示部20の点灯状態、同図(c)はドア
ホン親機Aのモニタ画面の出画状態、同図(d)はドア
ホン親機Aの通話スイッチ部17からの信号、同図
(e)はドアホン親機Aのモニタスイッチ部19からの
信号、同図(f)はドアホン親機Aからカメラ付ドアホ
ン子器Cへのカメラ電源の供給状態、同図(g)はカメ
ラ付ドアホン子器Cとの間のドアホン通話の状態、同図
(h)はドアホン子器Bとのドアホン通話の状態、同図
(i)はドアホン子器Bへのバックトーン(ピンポ
ン)、同図(j)は呼出釦31の操作に伴うドアホン子
器Bからの呼出信号をそれぞれ示している。
【0018】ドアホン子器Bの呼出釦31が操作される
と(時刻t1 )、1パルスの呼出信号がドアホン親機A
に通話線L2 を介して伝送される(同図(j)参照)。
この呼出信号をドアホン接続回路5が検出し、その検出
信号を受けた制御回路14はドアホン呼出音(ピンポ
ン)の信号を音増幅回路22及び増設スピーカ回路21
に送り、ドアホン親機Aの具備するスピーカ7及び増設
スピーカEから呼出音を鳴動させる(同図(a)参
照)。また、この時制御回路14はドアホン接続回路5
を介してドアホン呼出信号をバックトーンとしてドアホ
ン子器Bに送る(同図(i)参照)。さらに、制御回路
14は表示部20を橙色点滅させ(同図(b)参照)、
ドアホン子器Bからのドアホン呼出があることを示す表
示を行わせる。但し、この時点ではドアホン子器Bとの
間でドアホン通話のための通話路は形成されていない。
【0019】ドアホン呼出が検出されてから所定の呼出
待機時間(例えば30秒)中は、制御回路14により上
記表示部20が橙色点滅し、その間にドアホン親機Aの
通話釦16が操作されなければ制御回路14が表示部2
0を消灯して通常の待機状態に戻る。上記呼出待機時間
中に通話釦16が操作されれば(時刻t2 )、通話スイ
ッチ部17から制御回路14に信号が送られ(同図
(d)参照)、制御回路14はスイッチ回路S2 ,S3
をオンしてドアホン接続回路5−双方向アンプ回路15
−ハンズフリー通話回路8の通話路を形成し、ドアホン
親機Aが具備するマイクロホン6及びスピーカ7を用い
てドアホン子器Bとの間でハンズフリーのドアホン通話
を可能とする(同図(h)参照)。なお、制御回路14
は通話スイッチ部17からの信号を受けると音増幅回路
22を介してスピーカ7に通話開始を知らせる報知音
(ピッ)を鳴動させる(同図(a)参照)とともに、表
示部20の表示を橙色点滅から橙色点灯に切り換えて通
話中の表示を行わせる(同図(b)参照)。
【0020】また、ドアホン親機Aの通話釦16を操作
するかわりに、内線L1 を介してドアホン親機Aに接続
された単独電話機Dの受話器を取り上げ(オフフック
す)れば、フック検出回路2によりオフフックを検出
し、その検出信号が制御回路14に与えられると制御回
路14がスイッチ回路S1 ,S2 をオンして電話機接続
回路3−双方向アンプ回路15−ドアホン接続回路5の
通話路を形成し、単独電話機Dとドアホン子器Bとの間
でドアホン通話が可能となる。なお、スイッチ回路S1
がオンの間は制御回路14が電話機接続回路3を制御し
て内線L1 と外線L 0 とを切離すとともに給電回路4に
より電話機接続回路3を介して単独電話機Dに通話電流
を供給するようになっている。
【0021】通話釦16が操作されてから、あるいは単
独電話機Dがオフフックされてから1分間が経過すれば
上記のドアホン通話が自動的に終了し、ドアホン親機A
の表示部20が消灯するようになっている。すなわち、
ドアホン通話の開始から制御回路14が内蔵するタイマ
の限時動作が行われ、上記1分間の設定通話時間のタイ
ムアップにより制御回路14がスイッチ回路S2 ,S3
(あるいはS1 )をオフするのである。また、上記設定
通話時間内に強制的にドアホン通話を終了したい場合に
は、ドアホン親機Aでのドアオン通話の場合であれば再
度通話釦16を操作すればよく、単独電話機Dでのドア
ホン通話の場合であれば受話器を下ろす(オンフックす
る)ことにより、制御回路14が通話スイッチ部17か
らの信号あるいはフック検出回路2からの検出信号に基
づいてスイッチ回路S2 ,S3 (あるいはS1 )をオフ
してドアホン通話を終了させることができる。なお、ド
アホン通話終了のために通話釦16を操作したときには
(時刻t3 )、制御回路14によりドアホン親機Aのス
ピーカ7から通話終了を知らせる報知音(ピッ)が鳴動
される(同図(a)参照)とともに、表示部20が消灯
され(同図(b)参照)、ドアホン通話が終了する(同
図(h)参照)。
【0022】図4及び図5はカメラ付ドアホン子器Cか
らドアホン呼出があった場合及び待機時にドアホン親機
Aの通話釦16あるいはモニタ釦18を操作した場合の
動作タイミングを示すタイムチャートである。ここで、
図4(a)はドアホン親機Aのスピーカ7から鳴動され
る呼出音(ピンポン)、同図(b)は呼出釦41の操作
に伴うカメラ付ドアホン子器Cからの呼出信号、同図
(c)はカメラ付ドアホン子器Cへのバックトーン(ピ
ンポン)をそれぞれ示している。また、図5(a)はド
アホン親機Aのスピーカ7から鳴動される呼出音(ピン
ポン)、同図(b)はドアホン親機Aの表示部20の点
灯状態、同図(c)はドアホン親機Aのモニタ画面の出
画状態、同図(d)はドアホン親機Aの通話スイッチ部
17からの信号、同図(e)はドアホン親機Aのモニタ
スイッチ部19からの信号、同図(f)はドアホン親機
Aからカメラ付ドアホン子器Cへのカメラ電源の供給状
態、同図(g)はカメラ付ドアホン子器Cとの間のドア
ホン通話の状態、同図(h)はドアホン子器Bとのドア
ホン通話の状態、同図(i)はカメラ付ドアホン子器C
へのバックトーン(ピンポン)、同図(j)は呼出釦4
1の操作に伴うカメラ付ドアホン子器Cからの呼出信
号、同図(k)は増設スピーカEから鳴動される呼出音
(ピンポン)をそれぞれ示している。
【0023】待機時にカメラ付ドアホン子器Cの呼出釦
41が操作されると(時刻t1 )、これを2線化回路9
が検出して制御回路14に送り(図5(j)参照)、制
御回路14はドアホン呼出音(ピンポンピンポン)の信
号を音増幅回路22及び増設スピーカ回路21に送って
スピーカ7及び増設スピーカEより上記呼出音を鳴動さ
せる(図5(a),(k)参照)。同時に制御回路14
はドアホン呼出信号をバックトーンとして2線化回路9
を介してカメラ付ドアホン子器Cに送る(図5(i)参
照)とともに、表示部20を赤色点滅させ、カメラ付ド
アホン子器Cからのドアホン呼出があることを示す表示
を行わせる(図5(b)参照)。このように、本実施形
態ではドアホン呼出がされた子器(ドアホン子器Bある
いはカメラ付ドアホン子器C)に応じて表示部20の発
光色をそれぞれ橙色及び赤色に異ならせるようにしてお
り、ドアホン親機Aに複数台のドアホン子器が接続され
ている場合でも何れのドアホン子器からのドアホン呼出
であるかを認識できるようになっている。
【0024】さらに、制御回路14は電源回路23を制
御し通話線L3 を介してカメラ付ドアホン子器CにTV
カメラ用のカメラ電源を供給する(図5(f)参照)と
ともに、TV回路10を動作させてカメラ付ドアホン子
器Cから伝送されてくる映像信号に基づいて偏平型陰極
線管24の画面にモニタ映像を表示させる(図5(c)
参照)。但し、この時点(時刻t1 〜t2 )ではカメラ
付ドアホン子器Cとの間でドアホン通話のための通話路
は形成されていない(図5(g)参照)。この呼出待機
時間(30秒)中にドアホン親機Aの通話釦16が操作
されなければ、制御回路14は2線化回路9を制御して
カメラ付ドアホン子器Cへのカメラ電源の供給を停止さ
せ、偏平型陰極線管24へのモニタ映像の出画を中断す
る。
【0025】一方、上記呼出待機時間中にドアホン親機
Aの通話釦16が操作されれば(時刻t2 )、通話スイ
ッチ部17から制御回路14に信号が送られ(図5
(d)参照)、制御回路14はスイッチ回路S3 ,S4
をオンして2線化回路9−変調回路12,復調回路11
−4:2変換回路13−双方向アンプ回路15−ハンズ
フリー通話回路8の通話路を形成し、ドアホン親機Aが
具備するマイクロホン6及びスピーカ7を用いてカメラ
付ドアホン子器Cとの間でハンズフリーのドアホン通話
を可能とする(図5(g)参照)。なお、制御回路14
は通話スイッチ部17からの信号を受けると音増幅回路
22を介してスピーカ7に通話開始を知らせる報知音
(ピッ)を鳴動させる(図5(a)参照)とともに、表
示部20の表示を赤色点滅から赤色点灯に切り換えて通
話中の表示を行わせる(図5(b)参照)。ここで、表
示部20の発光色を切り換える方法としては、例えば2
色発光ダイオードを用いるなどの周知の方法を採用すれ
ばよい。なお、呼出待機時間中に再度呼出釦41が操作
された場合には、ドアホン親機A及び増設スピーカEか
ら呼出音が発音される(図4参照)。
【0026】また、ドアホン親機Aの通話釦16を操作
するかわりに、単独電話機Dの受話器を取り上げ(オフ
フックす)れば、フック検出回路2によりオフフックを
検出し、その検出信号が制御回路14に与えられると制
御回路14がスイッチ回路S 1 ,S4 をオンして電話機
接続回路3−双方向アンプ回路15−4:2変換回路1
3−変調回路12,復調回路11−2線化回路9の通話
路を形成し、単独電話機Dとカメラ付ドアホン子器Cと
の間でドアホン通話が可能となる。そして、スイッチ回
路S1 がオンの間は給電回路4により電話機接続回路3
を介して単独電話機Dに通話電流が供給される。なお、
オフフックを検出したときには制御回路14は表示部2
0を赤色点灯させて通話中であること表示させる。
【0027】通話釦16が操作されてから、あるいは単
独電話機Dがオフフックされてから1分間が経過すれば
上記のドアホン通話が自動的に終了し、ドアホン親機A
の表示部20が消灯するようになっている。すなわち、
ドアホン通話の開始から制御回路14が内蔵するタイマ
の限時動作が行われ、上記1分間の設定通話時間のタイ
ムアップにより制御回路14がスイッチ回路S3 (ある
いはS1 ),S4 をオフするのである。また、上記設定
通話時間内に強制的にドアホン通話を終了したい場合に
は、ドアホン親機Aでのドアホン通話の場合であれば再
度通話釦16を操作する(時刻t3 )かあるいはモニタ
釦18を操作すればよく、単独電話機Dでのドアホン通
話の場合であれば受話器を下ろす(オンフックする)こ
とにより、制御回路14が通話スイッチ部17あるいは
モニタスイッチ部19からの信号あるいはフック検出回
路2からの検出信号に基づいてスイッチ回路S3 (ある
いはS1 ),S4 をオフしてドアホン通話を終了させる
ことができる(図5(d)(g)参照)。なお、ドアホ
ン通話終了のために通話釦16あるいはモニタ釦18を
操作したときには、制御回路14によりドアホン親機A
のスピーカ7から通話終了を知らせる報知音(ピッ)が
鳴動される(図5(a)参照)とともに、表示部20が
消灯される(図5(b)参照)。
【0028】待機時にドアホン親機Aのモニタ釦18が
操作された場合(時刻t4 )、モニタスイッチ部19か
ら制御回路14に信号が与えられ(図5(e)参照)、
制御回路14が2線化回路9を介して電源回路23から
カメラ電源をカメラ付ドアホン子器Cに供給させる(図
5(f)参照)とともに、TV回路10を動作させて偏
平型陰極線管24の画面にモニタ映像を30秒間だけ表
示させる(図5(c)参照)。同時に、制御回路14は
スイッチ回路S3 ,S4 をオンとして2線化回路9で分
離された音声信号を4:2変換回路13、ハンズフリー
通話回路8等で処理させ、カメラ付ドアホン子器Cのマ
イクロホン43で集音された音を同じく30秒間だけス
ピーカ7から発音させるようになっている(図5(g)
参照。以下、この期間をモニタ期間と呼ぶ)。但し、こ
のモニタ期間中はカメラ付ドアホン子器C側の音声をド
アホン親機Aにおいてモニタできるのみであって、ドア
ホン親機Aからカメラ付ドアホン子器Cへの通話は行え
ない。なお、上記モニタ期間中はドアホン親機Aの表示
部20は点滅及び点灯はさせないようになっている(図
5(b)参照)。
【0029】また、上記モニタ期間中にモニタ釦18が
操作された場合(時刻t5 )、あるいはモニタ期間内に
モニタ釦18あるいは通話釦16が操作されなかった場
合には、制御回路14によりカメラ電源の供給が停止さ
れる(図5(f)参照)とともにスイッチ回路S3 ,S
4 がオフされ、偏平型陰極線管24による映像表示及び
スピーカ7からの音声モニタが終了する(図5(c)及
び(g)参照)。
【0030】一方、モニタ期間中に通話釦16が操作さ
れた場合には、制御回路14が通話スイッチ部17を通
じてそれを検出し、4:2変換回路13を制御すること
でカメラ付ドアホン子器Cとの間でハンズフリーのドア
ホン通話を可能とする。このとき、表示部20は赤色点
灯されるとともにスピーカ7からは報知音(ピッ)が鳴
動される。また、上記ドアホン通話は通話釦16の操作
時点から1分間行うことができ、この間は2線化回路9
を介してカメラ付ドアホン子器Cにカメラ電源が供給さ
れ、偏平型陰極線管24の画面にモニタ映像が表示され
る。
【0031】次に、待機時にドアホン親機Aの通話釦1
6が操作された場合の動作について説明すると、これに
は2通りの場合があって、前回最後に呼出があったのが
ドアホン子器Bの場合と、カメラ付ドアホン子器Cの場
合とで動作が異なる。そこで、まず前回最後の呼出がド
アホン子器Bにより行われた場合について説明する。こ
の場合には、通話釦16の操作に応じて通話スイッチ部
17から信号を与えられた制御回路14は、スイッチ回
路S2 ,S3 をオンしてドアホン接続回路5−双方向ア
ンプ回路15−ハンズフリー通話回路8の通話路を形成
してドアホン子器Bとの間でドアホン通話を可能とし、
スピーカ7から報知音(ピッ)を鳴動させるとともに表
示部20を橙色点灯させてドアホン通話中の表示を行わ
せる。なお、このドアホン通話は通話釦16等の操作が
されない限りはドアホン通話開始から1分経過後に終了
される。
【0032】さらに、上記ドアホン通話中に再度通話釦
16が操作されれば、制御回路14はスイッチ回路S2
をオフしてドアホン子器Bとのドアホン通話を終了する
とと同時に、カメラ付ドアホン子器Cにカメラ電源を供
給して偏平型陰極線管24にモニタ映像の表示を行わ
せ、且つスイッチ回路S4 をオンとして2線化回路9と
ハンズフリー通話回路8との間に通話路を形成してカメ
ラ付ドアホン子器Cとの間でドアホン通話を可能とす
る。なお、上述のようにドアホン通話の相手をドアホン
子器Bからカメラ付ドアホン子器Cに切り換えることに
より、制御回路14は表示部20を橙色点灯から赤色点
灯に変化させ、カメラ付ドアホン子器Cとのドアホン通
話であることを表示させる。また、上記通話釦16の操
作に伴って制御回路14はスピーカ7から報知音(ピ
ッ)を鳴動させる。但し、上記切換後に再度通話釦16
が操作された場合には、制御回路14はスイッチ回路S
3 ,S4をオフしてドアホン通話を終了させるととも
に、表示部20を消灯させ、報知音をスピーカ7から鳴
動させる。
【0033】次に、前回最後の呼出がカメラ付ドアホン
子器Cにより行われた場合について説明する。この場合
には、図5の時刻t6 において通話釦16の操作に応じ
て通話スイッチ部17から信号が与えられた制御回路1
4は、2線化回路9を介してカメラ付ドアホン子器Cに
カメラ電源を供給し(図5(f)参照)、偏平型陰極線
管24の画面にモニタ映像を表示させ(図5(c)参
照)、且つスイッチ回路S3 ,S4 をオンにして2線化
回路9とハンズフリー通話回路8との間に通話路を形成
することでカメラ付ドアホン子器Cとドアホン親機Aの
間でドアホン通話を可能とする(図5(g)参照)。こ
こで、通話釦16の操作に応じて制御回路14はスピー
カ7から報知音(ピッ)を鳴動させる(図5(a)参
照)とともに表示部20を赤色点灯させてカメラ付ドア
ホン子器Cとの間のドアホン通話であることを表示させ
る(図5(b)参照)。なお、このドアホン通話は通話
釦16あるいはモニタ釦18の操作がされない限りはド
アホン通話開始から1分経過後に終了される。
【0034】さらに、上記ドアホン通話中に再度通話釦
16が操作されれば(時刻t7 )、制御回路14はスイ
ッチ回路S4 をオフするとともに2線化回路9を介して
のカメラ電源の供給を停止して(図5(f)参照)、カ
メラ付ドアホン子器Cとのドアホン通話を終了する(図
5(g)参照)とと同時に、スイッチ回路S2 をオンし
てドアホン接続回路5とハンズフリー通話回路8との間
に通話路を形成してドアホン子器Bとの間でドアホン通
話を可能とする(図5(h)参照)。なお、上述のよう
にドアホン通話の相手をカメラ付ドアホン子器Cからド
アホン子器Bに切り換えることにより、制御回路14は
表示部20を赤色点灯から橙色点灯に変化させ(図5
(b)参照)、ドアホン子器Bとのドアホン通話である
ことを表示させる。また、通話釦16を押してドアホン
通話の相手を切り換える前にモニタ釦18が操作された
ときには、制御回路14がスイッチ回路S4 をオフする
とともに2線化回路9を介してのカメラ電源の供給を停
止してカメラ付ドアホン子器Cとのドアホン通話を終了
する。但し、上記切換後に再度通話釦16が操作された
場合には(時刻t8 )、制御回路14はスイッチ回路S
2 ,S3 をオフしてドアホン子器Bとのドアホン通話を
終了させる(図5(h)参照)とともに、表示部20を
消灯させ(図5(b)参照)、報知音をスピーカ7から
鳴動させる(図5(a)参照)。
【0035】次に、本発明の要旨に係る外線通話中にド
アホン呼出があった場合の動作について説明する。単独
電話機Dでの外線通話中にドアホン子器Bあるいはカメ
ラ付ドアホン子器Cの呼出釦31,41が操作された場
合、ドアホン接続回路5あるいは2線化回路9にて検出
され、その検出信号が制御回路14に送られると制御回
路14が音増幅回路22を制御してスピーカ7から呼出
音(ピンポンあるいはピンポンピンポン)を鳴動させる
とともに、増設スピーカ回路21を介して呼出信号を増
設スピーカEに伝送して増設スピーカEにおいても上記
呼出音を鳴動させる。このとき、ドアホン親機Aの表示
部20が制御回路14により橙色あるいは赤色点滅さ
れ、ドアホン呼出があったことの表示が行われる。ここ
で、従来例では単独電話機Dによる外線通話を終了する
か、あるいは外線通話を保留しなければドアホン呼出に
応答することができなかった。それに対して、本実施形
態ではドアホン親機Aの通話釦16を操作すれば、通話
スイッチ部17からの信号に応じて制御回路14がスイ
ッチ回路S2 (あるいはS4 ),S3 をオンとし、内線
1 と外線L0 との通話路を継続したままドアホン接続
回路5(あるいは2線化回路9)とハンズフリー通話回
路8の間の通話路を形成することができる。したがっ
て、単独電話機Dによる外線通話を終了あるいは保留す
ることなく、ドアホン親機Aとドアホン子器B(あるい
はカメラ付ドアホン子器C)との間でハンズフリーのド
アホン通話が可能となっている。
【0036】また、上記ハンズフリーのドアホン通話を
強制的に終了させる場合には、ドアホン親機Aの通話釦
16を操作すれば制御回路14がスイッチ回路S2 (あ
るいはS4 ),S3 をオフすることで通話路を解消して
上記ドアホン通話を終了させる。なお、ドアホン親機A
の通話釦16を操作する代わりに単独電話機Dの受話器
を置く(オンフックする)ことによって一旦外線通話を
終了し、その後で再度受話器を取り上げる(オフフック
する)ことで単独電話機Dにてドアホン通話が可能とな
ることはいうまでもない。また、ごく稀には単独電話機
Dでの外線通話中にドアホン呼出とキャッチホン着信と
が重なる場合も考えられ、この場合にはドアホン呼出に
対する応答を優先させ、単独電話機Dのフッキング操作
(0.5秒〜2秒)により外線通話を保留にしてドアホ
ン通話に移行させることができる。すなわち、ドアホン
親機Aのフック検出回路2により上記フッキング操作が
検出されれば、制御回路14が電話機接続回路3を制御
して外線L0 を切り離すとともにスイッチ回路S1 ,S
2 (あるいはS4 )をオンとして電話機接続回路3とド
アホン接続回路5(あるいは2線化回路9)との間に通
話路を形成させ、単独電話機Dによるドアホン通話を可
能とする。
【0037】一方、ドアホン親機Aのドアホン通話中に
外線着信があった場合には、内線L 1 と外線L0 とは接
続状態にあるために単独電話機Dの呼出ベルが鳴動さ
れ、単独電話機Dの受話器を取り上げる(オフフックす
る)ことで外線通話ができ、この場合には外線通話の通
話路と上記ドアホン通話の通話路とは独立して併存させ
ることが可能であるから、ドアホン親機Aにおけるドア
ホン通話を継続させたままで単独電話機Dにより外線通
話を行うことができる。
【0038】また、単独電話機Dのドアホン通話中に外
線着信があった場合には、ドアホン親機Aの着信検出回
路1で外線着信が検出されると制御回路14が電話機接
続回路3を介して単独電話機Dに外線着信を知らせるた
めの疑似ベル信号を内線L1に送出させる。これによ
り、ドアホン通話中の単独電話機Dの受話器からは疑似
着信音(プルプル)が鳴動され、外線着信があったこと
を単独電話機Dでドアホン通話中の在宅者に知らせるよ
うになっている。ここで、外線着信に応答する場合は、
単独電話機Dの受話器を置け(オンフックすれ)ば、ド
アホン親機Aのフック検出回路2が上記オンフックを検
出し、その検出信号に応じて制御回路14がスイッチ回
路S1 ,S2 (あるいはS4 )をオフしてドアホン通話
の通話路を解消する(ドアホン通話を終了する)ととも
に電話機接続回路3を制御して内線L1 と外線L0 とを
接続し、単独電話機Dの受話器を再度取り上げる(オフ
フックする)ことにより外線通話が可能となるものであ
る。上述のように本実施形態によれば、ドアホン親機A
に内線L1 を介して接続される単独電話機Dにて外線通
話並びにドアホン子器B(あるいはカメラ付ドアホン子
器C)との間のドアホン通話が可能となり、しかも、単
独電話機Dの外線通話中にドアホン子器B(あるいはカ
メラ付ドアホン子器C)からの呼出があった場合には、
スイッチ回路S3 ,S2 (あるいはS4 )がオンされる
ことで外線L 0 と内線L1 との接続状態に関係なくドア
ホン親機Aのハンズフリー通話回路8と通話線L2 (あ
るいは通話線L3 )に接続されたドアホン接続回路5
(2線化回路9)との間に通話路が形成される。このた
め、従来のように単独電話機Dによる外線通話を保留あ
るいは終了することなく呼出のあったドアホン子器B
(あるいはカメラ付ドアホン子器C)との間でドアホン
親機Aによりドアホン通話を行うことができ、また、単
独電話機Dをドアホン親機Aの近傍に設置しなくてもよ
くなるから単独電話機Dの設置場所の自由度が拡大で
き、使い勝手の向上が図れる。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明は、公衆電話回線である
外線に接続されるドアホン親機と、このドアホン親機に
内線を介して接続される1乃至複数の単独電話機と、上
記ドアホン親機に通話線を介して接続される1乃至複数
のドアホン子器とを備えたドアホンシステムであって、
通話線を介してドアホン子器との間でドアホン通話を行
うドアホン通話手段と、外線と内線、通話線と内線及び
上記ドアホン通話手段と通話線の間の接続制御を行うと
ともに外線と内線を接続中に上記ドアホン通話手段と通
話線を接続可能な接続制御手段を上記ドアホン親機に備
えたので、ドアホン親機に内線を介して接続される単独
電話機にて外線通話並びにドアホン子器との間のドアホ
ン通話が可能となり、しかも、単独電話機の外線通話中
にドアホン子器からの呼出があった場合でも外線と内線
との接続状態に関係なくドアホン通話手段と通話線を接
続することができ、従来のように単独電話機による外線
通話を保留あるいは終了することなくドアホン親機によ
り呼出のあったドアホン子器との間でドアホン通話を行
うことができ、使い勝手の向上が図れるという効果があ
る。
【0040】請求項2の発明は、上記ドアホン親機が外
線着信を検出する外線着信検出手段を備え、この外線着
信検出手段にてドアホン親機でのドアホン通話中に外線
着信を検出すると上記接続制御手段により外線と内線を
接続し単独電話機に着信音を発音させて成るので、ドア
ホン親機のドアホン通話中に外線着信があった場合には
単独電話機においてのみ着信音が発音され、外線着信に
よってドアホン親機によるドアホン通話が邪魔されるこ
とがないという効果がある。
【0041】請求項3の発明は、上記1乃至複数のドア
ホン子器の内で少なくとも1台はTVカメラを具備する
とともにTVカメラで撮像したモニタ映像の映像信号を
通話線にてドアホン親機に伝送するドアホン子器であっ
て、このドアホン子器から上記通話線を介して伝送され
てくる映像信号に基づいてTVカメラのモニタ映像を表
示するモニタ映像表示手段を上記ドアホン親機に備えた
ので、在宅者は上記モニタ映像表示手段に表示されるモ
ニタ映像によって訪問者を確認することができ、防犯に
役立つという効果がある。
【0042】請求項4の発明は、上記ドアホン子器を操
作する訪問者の音声を集音する子器側マイクロホンと、
通話線を介してドアホン親機から伝送されてくる在宅者
の音声を発音する子器側スピーカとを上記ドアホン子器
に備え、ドアホン親機の上記ドアホン通話手段は通話線
を介してドアホン子器から伝送されてくる訪問者の音声
を発音する親機側スピーカと、ドアホン親機を操作する
在宅者の音声を集音する親機側マイクロホンとを備えて
成るので、ドアホン親機とドアホン子器との間のドアホ
ン通話においては、親機側及び子器側のそれぞれマイク
ロホン及びスピーカを用いてハンズフリー通話を行うこ
とができ、使い勝手の向上が図れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるドアホン親機の概略回路構
成図である。
【図2】本実施形態の全体構成を示すシステム構成図で
ある。
【図3】本実施形態の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図4】本実施形態の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【図5】本実施形態の動作を説明するためのタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
A ドアホン親機 L0 外線 L1 内線 L2 通話線 L3 通話線 3 電話機接続回路 5 ドアホン接続回路 6 マイクロホン 7 スピーカ 8 ハンズフリー通話回路 9 2線化回路 11 復調回路 12 変調回路 13 4:2変換回路 14 制御回路 15 双方向アンプ回路 S1 〜S4 スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 克二 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川口 将広 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話回線である外線に接続されるド
    アホン親機と、このドアホン親機に内線を介して接続さ
    れる1乃至複数の単独電話機と、上記ドアホン親機に通
    話線を介して接続される1乃至複数のドアホン子器とを
    備えたドアホンシステムであって、通話線を介してドア
    ホン子器との間でドアホン通話を行うドアホン通話手段
    と、外線と内線、通話線と内線及び上記ドアホン通話手
    段と通話線の間の接続制御を行うとともに外線と内線を
    接続中に上記ドアホン通話手段と通話線を接続可能な接
    続制御手段を上記ドアホン親機に備えたことを特徴とす
    るドアホンシステム。
  2. 【請求項2】 上記ドアホン親機は外線着信を検出する
    外線着信検出手段を備え、この外線着信検出手段にてド
    アホン親機でのドアホン通話中に外線着信を検出すると
    上記接続制御手段により外線と内線を接続し単独電話機
    に着信音を発音させて成ることを特徴とする請求項1記
    載のドアホンシステム。
  3. 【請求項3】 上記1乃至複数のドアホン子器の内で少
    なくとも1台はTVカメラを具備するとともにTVカメ
    ラで撮像したモニタ映像の映像信号を通話線にてドアホ
    ン親機に伝送するドアホン子器であって、このドアホン
    子器から上記通話線を介して伝送されてくる映像信号に
    基づいてTVカメラのモニタ映像を表示するモニタ映像
    表示手段を上記ドアホン親機に備えたことを特徴とする
    請求項1又は2記載のドアホンシステム。
  4. 【請求項4】 上記ドアホン子器を操作する訪問者の音
    声を集音する子器側マイクロホンと、通話線を介してド
    アホン親機から伝送されてくる在宅者の音声を発音する
    子器側スピーカとを上記ドアホン子器に備え、ドアホン
    親機の上記ドアホン通話手段は通話線を介してドアホン
    子器から伝送されてくる訪問者の音声を発音する親機側
    スピーカと、ドアホン親機を操作する在宅者の音声を集
    音する親機側マイクロホンとを備えて成ることを特徴と
    する請求項1又は2又は3記載のドアホンシステム。
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Cited By (4)

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