JPH09205489A - ドアホンシステム - Google Patents

ドアホンシステム

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Publication number
JPH09205489A
JPH09205489A JP1216896A JP1216896A JPH09205489A JP H09205489 A JPH09205489 A JP H09205489A JP 1216896 A JP1216896 A JP 1216896A JP 1216896 A JP1216896 A JP 1216896A JP H09205489 A JPH09205489 A JP H09205489A
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JP
Japan
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intercom
call
line
unit
circuit
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Withdrawn
Application number
JP1216896A
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English (en)
Inventor
Akihiko Hamada
昭彦 濱田
Tatsuo Inukai
辰生 犬飼
Shoichi Akiyama
正一 秋山
Masahiro Kawaguchi
将広 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】比較的に簡単な構成で操作性の向上を図る。 【解決手段】ドアホン親機AはCPUで構成される制御
回路14を備えている。また、ドアホン子器Bからの呼
出しをドアホン接続回路5で検出してから所定時間(例
えば30秒)のタイムカウントを行う第1のタイマ部2
3と、カメラ付ドアホン子器Cからの呼出しを2線化回
路9で検出してから所定時間(例えば30秒)のタイム
カウントを行う第2のタイマ部24とがドアホン親機A
に設けてある。第1のタイマ部23と第2のタイマ部2
4のタイムカウント中にはそれぞれ通話線L2 ,L3
接続されるドアホン子器B及びカメラ付ドアホン子器C
が呼出待機状態となる。したがって、ドアホン親機A等
からドアホン子器B等を呼び出す機能やドアホン通話を
行う子器を切り換えるドアホン切換機能を付加せず、比
較的に簡単な構成でドアホン呼出が重複した場合の操作
性の向上が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアホン親機によ
るドアホン通話だけでなく、ドアホン親機に接続される
単独電話機にて外線通話並びにドアホン通話を可能とす
るドアホンシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドアホン親機によるドアホン
通話だけでなく、ドアホン親機に接続される単独電話機
(家庭用電話機のような一般に市販されている電話機)
にて外線通話並びにドアホン通話を可能とするドアホン
システムが提供されている。従来のドアホンシステム
は、公衆電話回線である外線に接続されるドアホン親機
と、このドアホン親機に内線を介して接続される単独電
話機と、ドアホン親機に通話線を介して接続されるドア
ホン子器とを備え、内線に外線あるいは通話線を切換接
続することにより単独電話機を用いて外線通話並びにド
アホン通話が可能となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、1台のドア
ホン親機に対して複数のドアホン子器を接続したシステ
ム構成において、1台のドアホン子器からの呼出しにド
アホン親機若しくは単独電話機にて応答する前に他のド
アホン子器から呼出しがあった場合、ドアホン親機若し
くは単独電話機では最後に呼出しをしたドアホン子器に
応答するようになっていた。このため、先に呼出しをし
たドアホン子器に応答したいときには、応答しているド
アホン子器(最後に呼出しをしたドアホン子器)とのド
アホン通話を一旦終了し、ドアホン親機の方から応答し
ようとするドアホン子器を反対に呼び出したり(これを
「ドアホン呼出」と呼ぶ。)、あるいはドアホン通話を
行う相手をドアホン親機側で切り換える(これを「ドア
ホン切換」と呼ぶ。)などの操作をする必要があった。
すなわち、複数のドアホン子器からの呼出しが重複した
場合に任意のドアホン子器を選択して応答するために
は、上記のドアホン呼出機能やドアホン切換機能をドア
ホン親機に備えなければならないとともに、各々ドアホ
ン呼出操作やドアホン切換操作などの面倒な操作を必要
とし、ドアホン親機の回路構成が複雑化するとともに操
作性がよくないという問題があった。
【0004】また、上記従来システムにおいては、使用
状態(外線通話中、ドアホン親機によるドアホン通話中
あるいは単独電話機によるドアホン通話中)が視認でき
るようにドアホン親機に表示用の発光素子を具備し、発
光素子の発光状態(点灯あるいは点滅)と発光色との組
み合わせにて上記使用状態を各別に表示するようになっ
ていた。しかし、このような発光状態と発光色による表
示では、どのような使用状態にあるのか、つまり何れの
機器が使用されているのかといったことが使用者にわか
りずらいという問題があった。
【0005】請求項1の発明は上記前者の問題に鑑みて
為されたものであり、その目的とするところは、比較的
に簡単な構成で操作性の向上を図ったドアホンシステム
を提供するにある。また、請求項2の発明は上記後者の
問題に鑑みて為されたものであり、その目的とするとこ
ろは、システムの使用状態を容易に知り得るドアホンシ
ステムを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、公衆電話回線である外線に接続
されるドアホン親機と、このドアホン親機に内線を介し
て接続される1乃至複数の単独電話機と、上記ドアホン
親機に通話線を介して接続される複数のドアホン子器と
を備えたドアホンシステムであって、通話線を介して各
ドアホン子器との間でドアホン通話を行うドアホン通話
手段と、外線と内線、通話線と内線及び上記ドアホン通
話手段と通話線の間の接続制御を行う接続制御手段と、
各ドアホン子器からの呼出しに応じてそれぞれ所定時間
のタイムカウントを行うタイマ手段とを上記ドアホン親
機に具備し、上記タイマ手段が所定時間のタイムカウン
トを終了するまでの間は上記接続制御手段が、呼出しを
し且つドアホン通話をしていないドアホン子器に接続さ
れた通話線を呼出待機状態とするから、複数のドアホン
子器からの呼出しが重複した場合に、タイマ手段による
所定時間のタイムカウントが終了するまでの間にドアホ
ン親機若しくは単独電話機によるドアホン通話が終了す
れば、ドアホン親機の接続制御手段が呼出しをして呼出
待機状態にある他のドアホン子器が接続された通話線を
ドアホン親機のドアホン通話手段あるいは単独電話機の
接続された内線に接続し、同時に呼出しを行った他のド
アホン子器とのドアホン通話が可能となる。その結果、
従来例のようにドアホン親機あるいは単独電話機の側か
らドアホン子器を呼び出す機能やドアホン通話を行うド
アホン子器を切り換えるドアホン切換機能をドアホン親
機に付加する必要がなく、比較的に簡単な構成で複数の
ドアホン子器から略同時に呼出しがあった場合の操作性
を向上させることができるものである。
【0007】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、公衆電話回線である外線に接続されるドアホン親
機と、このドアホン親機に内線を介して接続される1乃
至複数の単独電話機と、上記ドアホン親機に通話線を介
して接続される複数のドアホン子器とを備えたドアホン
システムであって、通話線を介して各ドアホン子器との
間でドアホン通話を行うドアホン通話手段と、外線と内
線、通話線と内線及び上記ドアホン通話手段と通話線の
間の接続制御を行う接続制御手段と、該接続制御手段に
よる上記接続状態を各別に表示する複数の表示要素を有
する接続状態表示手段とを上記ドアホン親機に具備して
成るから、使用者が現在の使用状態、すなわち何れの機
器が使用されているかを容易に知ることができるもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図2は本実施形態を示すシステム構成図
であり、公衆電話回線である外線L0に接続されたドア
ホン親機Aと、このドアホン親機Aに内線L1 を介して
接続される単独電話機(家庭用電話機のような一般に市
販されている電話機)Dと、ドアホン親機Aに通話線L
2 ,L3 を介して接続される複数(本実施形態では2
台)のドアホン子器B,Cと、信号線L4 を介してドア
ホン親機Aに接続される増設スピーカEと、別の内線L
1 を介してドアホン親機Aに接続される増設モジュラジ
ャックFとを備えている。
【0009】2台の内の一方のドアホン子器Bはスピー
カとマイクロホンとを具備して通話のみが可能な通常の
ドアホン子器であり、他方のドアホン子器Cはスピーカ
及びマイクロホンに加えて訪問者を撮像するTVカメラ
42を具備したドアホン子器(以下、このドアホン子器
をカメラ付ドアホン子器と呼ぶ)であって、ドアホン親
機Aが具備する偏平型陰極線管26の画面に上記TVカ
メラ42で撮像したモニタ映像(訪問者の映像)が表示
されるようになっている。
【0010】ドアホン子器Bは、呼出釦31が前面に設
けられた器体30の内部に上記スピーカ及びマイクロホ
ン並びに音声処理系の回路部等が納装されており、2線
(あるいは3線)の通話線L2 を介してドアホン親機A
に接続されている。すなわち、訪問者が器体30の前面
に設けられた呼出釦31を押すと、ドアホン親機A及び
増設スピーカEにて呼出音が鳴動され、在宅者がドアホ
ン親機Aの通話釦16を押せば、ドアホン親機Aとの間
でドアホン通話が可能となり、あるいはドアホン親機A
に内線L1 を介して接続されている単独電話機Dをオフ
フックすれば、単独電話機Dとの間でドアホン通話が可
能となるのである。
【0011】一方、カメラ付ドアホン子器Cは、スピー
カ及びマイクロホンに加えてCCD撮像素子等を具備し
たTVカメラ42、並びに音声処理系と映像処理系の回
路部等を呼出釦41が前面に設けられた器体40の内部
に納装して構成されており、2線の通話線L3 を介して
FM変調された音声信号及び映像信号、呼出信号をドア
ホン親機Aに伝送するようになっている。そして、訪問
者が呼出釦41を押せばドアホン親機A及び増設スピー
カEにて呼出音が鳴動されるとともに、上記通話線L3
を介してドアホン親機Aからカメラ付ドアホン子器Cへ
TVカメラ42のためのカメラ電源が供給され、これに
よりTVカメラ42が駆動されて訪問者を撮像したモニ
タ映像が通話線L3 によってドアホン親機Aに伝送さ
れ、ドアホン親機Aの偏平型陰極線管26の画面に表示
される。ここで、在宅者がドアホン親機Aの通話釦16
を押すか、あるいは単独電話機Dをオフフックすればカ
メラ付ドアホン子器Cとの間でドアホン通話が可能とな
る。なお、上述したドアホン子器B及びカメラ付ドアホ
ン子器Cは従来周知の構成を有しており、詳細な説明は
省略する。
【0012】また、ドアホン親機Aに内線L1 を介して
接続される単独電話機Dは、上述のように一般に市販さ
れている家庭用の電話機であって、ドアホン親機Aの本
体27に設けられたモジュラジャック28に着脱自在に
接続され、例えば、図2に示すようにコードレス型の子
器Daを備えるものであってもよい。なお、増設スピー
カEはドアホン親機Aから信号線L4 を介して伝送され
てくる呼出信号によって内蔵するスピーカが鳴動され、
ドアホン子器Bあるいはカメラ付ドアホン子器Cからの
呼出音を発音するようになっている。
【0013】図1にドアホン親機Aの概略的な回路構成
を示す。このドアホン親機Aは、基本的には、外線L0
に接続され外線着信を検出する着信検出回路1と、内線
1に接続された単独電話機Dのフック状態をループ電
流により検出するフック検出回路2と、外線L0 及び内
線L1 に接続され外線通話並びに単独電話機Dによるド
アホン通話を制御する電話機接続回路3と、ドアホン通
話中の単独電話機Dに通話電流を供給する給電回路4
と、ドアホン子器Bからの呼出を検出するとともにドア
ホン親機A及び単独電話機Dとドアホン子器Bとの間の
ドアホン通話を制御するドアホン接続回路5と、在宅者
の音声を集音するマイクロホン6と、ドアホン子器Bあ
るいはカメラ付ドアホン子器Cからの呼出音及びドアホ
ン通話時に訪問者の音声等を発音するスピーカ7と、こ
れらマイクロホン6及びスピーカ7を用いたハンズフリ
ー通話を制御するハンズフリー通話回路8と、通話線L
3 に接続されカメラ付ドアホン子器Cからの呼出しを検
出するとともにカメラ付ドアホン子器Cから送られてく
る映像信号と音声信号を分離し且つドアホン親機Aある
いは単独電話機Dによるドアホン通話の音声を通話線L
3 を介してカメラ付ドアホン子器Cに伝送するための2
線化回路9と、この2線化回路9にて分離された映像信
号を信号処理して図示しない偏平型陰極線管の画面にモ
ニタ映像を表示させるTV回路10と、2線化回路9に
て分離された音声信号を復調する復調回路11と、カメ
ラ付ドアホン子器Cへ伝送するための音声信号を変調す
る変調回路12と、これら復調回路11及び変調回路1
2に接続されてカメラ付ドアホン子器Cとの間の双方向
のドアホン通話を制御する4:2変換回路13と、上記
各回路の動作制御及び検出出力に基づく信号処理を行う
CPUで構成された制御回路14と、制御回路14によ
りオン・オフされるスイッチ回路S1 〜S4 と、各スイ
ッチ回路S1 〜S4 を介して電話機接続回路3、ドアホ
ン接続回路5、ハンズフリー通話回路8及び4:2変換
回路13にそれぞれ接続されて信号の増幅を行う双方向
アンプ回路15と、通話釦16の操作によりオン・オフ
される通話スイッチ部17と、モニタ釦18の操作によ
りオン・オフされるモニタスイッチ部19と、ドアホン
親機Aにおける通話状態を表示するための発光ダイオー
ドを具備した表示部20と、信号線L4 に接続されて増
設スピーカEに呼出音を鳴動させるための信号を伝送す
る増設スピーカ回路21と、制御回路14から出力され
る音発生信号を増幅してドアホン親機Aが具備するスピ
ーカ7を鳴動し呼出音等を発音させる音増幅回路22
と、ドアホン子器Bからの呼出しをドアホン接続回路5
で検出してから所定時間(例えば30秒)のタイムカウ
ントを行う第1のタイマ部23と、カメラ付ドアホン子
器Cからの呼出しを2線化回路9で検出してから所定時
間(例えば30秒)のタイムカウントを行う第2のタイ
マ部24と、上記各部の電源を商用電源ACから作成す
る電源回路25とを備えている。
【0014】なお、スイッチ回路S1 は単独電話機Dに
よるドアホン通話のための通話路を形成するもので、ス
イッチ回路S2 はドアホン子器Bとの間のドアホン通話
のための通話路の形成、スイッチ回路S3 はドアホン親
機Aにおけるハンズフリー通話のための通話路の形成、
スイッチ回路S4 はカメラ付ドアホン子器Cとの間のド
アホン通話のための通話路の形成を行うものである。す
なわち、本実施形態では制御回路14、スイッチ回路S
1 〜S4 並びに電話機接続回路3等により接続制御手段
が構成されている。また、ドアホン子器B及びカメラ付
ドアホン子器Cの呼出待機時間(後述する)をそれぞれ
タイムカウントする第1及び第2のタイマ部23,24
は、例えばCPUで構成された制御回路14が有するタ
イマ機能(ソフトタイマ)を用いるようにすればよい。
ただし、周知のタイマ回路を用いて第1及び第2のタイ
マ部23,24を構成可能であることは言うまでもな
い。
【0015】次に、本実施形態の基本動作を説明する。
ドアホン親機Aでは、待機時には電話機接続回路3にお
いて外線L0 と内線L1 とが接続されて通話路が形成さ
れているので、通常の電話機と同じ操作で単独電話機D
(あるいは増設モジュラジャックFに接続された電話
機)により外線発信が行えるとともに単独電話機Dにて
外線着信を受けることができる。つまり、外線発信を行
う場合には、単独電話機Dの受話器を取り上げて(単独
電話機Dをオフフックし)、外線発信音を確認した後に
相手先の電話番号をダイヤルすれば良い。なお、外線発
信のために単独電話機Dをオフフックしたことはフック
検出回路2で検出される。また、外線着信時には、着信
信号が内線L1 を通じて単独電話機Dに送られて単独電
話機(あるいは増設モジュラジャックFに接続された電
話機)Dの内蔵ベルが鳴動するので(但し、ドアホン親
機Aのスピーカ7及び増設スピーカEは鳴動されな
い)、それに応じて受話器を取り上げれば(単独電話機
Dをオフフックすれば)、外線通話を行うことができ
る。上記着信信号は同時に着信検出回路1で検出され
る。さらに、外線通話中に別の外線着信(キャッチホ
ン)があった場合には、通常の電話機の操作と同様に単
独電話機Dでフッキング操作することにより、外線を切
り換えることができる点等は通常の電話機と同じであ
る。しかも、上述のように外線L0 と内線L1 とはドア
ホン親機Aを介して常時接続状態にあるため、停電によ
ってドアホン親機Aが動作しない場合であっても、通常
の電話機と同様に外線L0 を通じて通話電流が供給さ
れ、単独電話機Dにて外線発信及び外線着信を行うこと
ができる。
【0016】図3はドアホン子器Bからドアホン呼出が
あった場合の動作タイミングを示すタイムチャートであ
る。ここで、同図(a)はドアホン親機Aのスピーカ7
から鳴動される呼出音(ピンポン)、同図(b)はドア
ホン親機Aの表示部20の点灯状態、同図(c)はドア
ホン親機Aのモニタ画面の出画状態、同図(d)はドア
ホン親機Aの通話スイッチ部17からの信号、同図
(e)はドアホン親機Aのモニタスイッチ部19からの
信号、同図(f)はドアホン親機Aからカメラ付ドアホ
ン子器Cへのカメラ電源の供給状態、同図(g)はカメ
ラ付ドアホン子器Cとの間のドアホン通話の状態、同図
(h)はドアホン子器Bとのドアホン通話の状態、同図
(i)はドアホン子器Bへのバックトーン(ピンポ
ン)、同図(j)は呼出釦31の操作に伴うドアホン子
器Bからの呼出信号をそれぞれ示している。
【0017】ドアホン子器Bの呼出釦31が操作される
と(時刻t1 )、1パルスの呼出信号がドアホン親機A
に通話線L2 を介して伝送される(同図(j)参照)。
この呼出信号をドアホン接続回路5が検出し、その検出
信号を受けた制御回路14はドアホン呼出音(ピンポ
ン)の信号を音増幅回路22及び増設スピーカ回路21
に送り、ドアホン親機Aの具備するスピーカ7及び増設
スピーカEから呼出音を鳴動させる(同図(a)参
照)。また、この時制御回路14はドアホン接続回路5
を介してドアホン呼出信号をバックトーンとしてドアホ
ン子器Bに送る(同図(i)参照)。さらに、制御回路
14は表示部20を橙色点滅させ(同図(b)参照)、
ドアホン子器Bからのドアホン呼出があることを示す表
示を行わせる。但し、この時点ではドアホン子器Bとの
間でドアホン通話のための通話路は形成されていない。
【0018】一方、ドアホン呼出が検出されると第1の
タイマ部23が所定の呼出待機時間(例えば30秒)の
タイムカウントを開始する。この呼出待機時間のタイム
カウント中は、制御回路14により上記表示部20が橙
色点滅し、その間にドアホン親機Aの通話釦16が操作
されなければ制御回路14が表示部20を消灯して通常
の待機状態に戻る。上記呼出待機時間内に通話釦16が
操作されれば(時刻t 2 )、通話スイッチ部17から制
御回路14に信号が送られ(同図(d)参照)、制御回
路14はスイッチ回路S2 ,S3 をオンしてドアホン接
続回路5−双方向アンプ回路15−ハンズフリー通話回
路8の通話路を形成し、ドアホン親機Aが具備するマイ
クロホン6及びスピーカ7を用いてドアホン子器Bとの
間でハンズフリーのドアホン通話を可能とする(同図
(h)参照)。なお、制御回路14は通話スイッチ部1
7からの信号を受けると音増幅回路22を介してスピー
カ7に通話開始を知らせる報知音(ピッ)を鳴動させる
(同図(a)参照)とともに、表示部20の表示を橙色
点滅から橙色点灯に切り換えて通話中の表示を行わせる
(同図(b)参照)。
【0019】また、ドアホン親機Aの通話釦16を操作
するかわりに、内線L1 を介してドアホン親機Aに接続
された単独電話機Dの受話器を取り上げれば(オフフッ
クすれば)、フック検出回路2によりオフフックを検出
し、その検出信号が制御回路14に与えられると制御回
路14がスイッチ回路S1 ,S2 をオンして電話機接続
回路3−双方向アンプ回路15−ドアホン接続回路5の
通話路を形成し、単独電話機Dとドアホン子器Bとの間
でドアホン通話が可能となる。なお、スイッチ回路S1
がオンの間は制御回路14が電話機接続回路3を制御し
て内線L1 と外線L0 とを切離すとともに給電回路4に
より電話機接続回路3を介して単独電話機Dに通話電流
を供給するようになっている。
【0020】通話釦16が操作されてから、あるいは単
独電話機Dがオフフックされてから1分間が経過すれば
上記のドアホン通話が自動的に終了し、ドアホン親機A
の表示部20が消灯するようになっている。すなわち、
ドアホン通話の開始から制御回路14が内蔵するタイマ
の限時動作が行われ、上記1分間の設定通話時間のタイ
ムアップにより制御回路14がスイッチ回路S2 ,S3
(あるいはS1 )をオフするのである。また、上記設定
通話時間内に強制的にドアホン通話を終了したい場合に
は、ドアホン親機Aでのドアホン通話の場合であれば再
度通話釦16を操作すればよく、単独電話機Dでのドア
ホン通話の場合であれば受話器を下ろす(オンフックす
る)ことにより、制御回路14が通話スイッチ部17か
らの信号あるいはフック検出回路2からの検出信号に基
づいてスイッチ回路S2 ,S3 (あるいはS1 )をオフ
してドアホン通話を終了させることができる。なお、ド
アホン通話終了のために通話釦16を操作したときには
(時刻t3 )、制御回路14によりドアホン親機Aのス
ピーカ7から通話終了を知らせる報知音(ピッ)が鳴動
される(同図(a)参照)とともに、表示部20が消灯
され(同図(b)参照)、ドアホン通話が終了する(同
図(h)参照)。
【0021】図4及び図5はカメラ付ドアホン子器Cか
らドアホン呼出があった場合及び待機時にドアホン親機
Aの通話釦16あるいはモニタ釦18を操作した場合の
動作タイミングを示すタイムチャートである。ここで、
図4(a)はドアホン親機Aのスピーカ7から鳴動され
る呼出音(ピンポン)、同図(b)は呼出釦41の操作
に伴うカメラ付ドアホン子器Cからの呼出信号、同図
(c)はカメラ付ドアホン子器Cへのバックトーン(ピ
ンポン)をそれぞれ示している。また、図5(a)はド
アホン親機Aのスピーカ7から鳴動される呼出音(ピン
ポン)、同図(b)はドアホン親機Aの表示部20の点
灯状態、同図(c)はドアホン親機Aのモニタ画面の出
画状態、同図(d)はドアホン親機Aの通話スイッチ部
17からの信号、同図(e)はドアホン親機Aのモニタ
スイッチ部19からの信号、同図(f)はドアホン親機
Aからカメラ付ドアホン子器Cへのカメラ電源の供給状
態、同図(g)はカメラ付ドアホン子器Cとの間のドア
ホン通話の状態、同図(h)はドアホン子器Bとのドア
ホン通話の状態、同図(i)はカメラ付ドアホン子器C
へのバックトーン(ピンポン)、同図(j)は呼出釦4
1の操作に伴うカメラ付ドアホン子器Cからの呼出信
号、同図(k)は増設スピーカEから鳴動される呼出音
(ピンポン)をそれぞれ示している。
【0022】待機時にカメラ付ドアホン子器Cの呼出釦
41が操作されると(時刻t1 )、これを2線化回路9
が検出して制御回路14に送り(図5(j)参照)、制
御回路14は第2のタイマ部24に所定の呼出待機時間
(30秒)のタイムカウントを開始させるとともに、ド
アホン呼出音(ピンポンピンポン)の信号を音増幅回路
22及び増設スピーカ回路21に送ってスピーカ7及び
増設スピーカEより上記呼出音を鳴動させる(図5
(a),(k)参照)。同時に制御回路14はドアホン
呼出信号をバックトーンとして2線化回路9を介してカ
メラ付ドアホン子器Cに送る(図5(i)参照)ととも
に、表示部20を赤色点滅させ、カメラ付ドアホン子器
Cからのドアホン呼出があることを示す表示を行わせる
(図5(b)参照)。このように、本実施形態ではドア
ホン呼出がされた子器(ドアホン子器Bあるいはカメラ
付ドアホン子器C)に応じて表示部20の発光色をそれ
ぞれ橙色及び赤色に異ならせるようにしており、ドアホ
ン親機Aに複数台のドアホン子器が接続されている場合
でも何れのドアホン子器からのドアホン呼出であるかを
認識できるようになっている。
【0023】さらに、制御回路14は電源回路25を制
御し通話線L3 を介してカメラ付ドアホン子器CにTV
カメラ用のカメラ電源を供給する(図5(f)参照)と
ともに、TV回路10を動作させてカメラ付ドアホン子
器Cから伝送されてくる映像信号に基づいて偏平型陰極
線管26の画面にモニタ映像を表示させる(図5(c)
参照)。但し、この時点(時刻t1 〜t2 )ではカメラ
付ドアホン子器Cとの間でドアホン通話のための通話路
は形成されていない(図5(g)参照)。この呼出待機
時間(30秒)中にドアホン親機Aの通話釦16が操作
されなければ、制御回路14は2線化回路9を制御して
カメラ付ドアホン子器Cへのカメラ電源の供給を停止さ
せ、偏平型陰極線管26へのモニタ映像の出画を中断す
る。
【0024】一方、上記呼出待機時間中にドアホン親機
Aの通話釦16が操作されれば(時刻t2 )、通話スイ
ッチ部17から制御回路14に信号が送られ(図5
(d)参照)、制御回路14はスイッチ回路S3 ,S4
をオンして2線化回路9−変調回路12,復調回路11
−4:2変換回路13−双方向アンプ回路15−ハンズ
フリー通話回路8の通話路を形成し、ドアホン親機Aが
具備するマイクロホン6及びスピーカ7を用いてカメラ
付ドアホン子器Cとの間でハンズフリーのドアホン通話
を可能とする(図5(g)参照)。なお、制御回路14
は通話スイッチ部17からの信号を受けると音増幅回路
22を介してスピーカ7に通話開始を知らせる報知音
(ピッ)を鳴動させる(図5(a)参照)とともに、表
示部20の表示を赤色点滅から赤色点灯に切り換えて通
話中の表示を行わせる(図5(b)参照)。ここで、表
示部20の発光色を切り換える方法としては、例えば2
色発光ダイオードを用いるなどの周知の方法を採用すれ
ばよい。なお、呼出待機時間中に再度呼出釦41が操作
された場合には、ドアホン親機A及び増設スピーカEか
ら呼出音が発音される(図4参照)。
【0025】また、ドアホン親機Aの通話釦16を操作
するかわりに、単独電話機Dの受話器を取り上げれば
(オフフックすれば)、フック検出回路2によりオフフ
ックを検出し、その検出信号が制御回路14に与えられ
ると制御回路14がスイッチ回路S1 ,S4 をオンして
電話機接続回路3−双方向アンプ回路15−4:2変換
回路13−変調回路12,復調回路11−2線化回路9
の通話路を形成し、単独電話機Dとカメラ付ドアホン子
器Cとの間でドアホン通話が可能となる。そして、スイ
ッチ回路S1 がオンの間は給電回路4により電話機接続
回路3を介して単独電話機Dに通話電流が供給される。
なお、オフフックを検出したときには制御回路14は表
示部20を赤色点灯させて通話中であること表示させ
る。
【0026】通話釦16が操作されてから、あるいは単
独電話機Dがオフフックされてから1分間が経過すれば
上記のドアホン通話が自動的に終了し、ドアホン親機A
の表示部20が消灯するようになっている。すなわち、
ドアホン通話の開始から制御回路14が内蔵するタイマ
の限時動作が行われ、上記1分間の設定通話時間のタイ
ムアップにより制御回路14がスイッチ回路S3 (ある
いはS1 ),S4 をオフするのである。また、上記設定
通話時間内に強制的にドアホン通話を終了したい場合に
は、ドアホン親機Aでのドアホン通話の場合であれば再
度通話釦16を操作する(時刻t3 )かあるいはモニタ
釦18を操作すればよく、単独電話機Dでのドアホン通
話の場合であれば受話器を下ろす(オンフックする)こ
とにより、制御回路14が通話スイッチ部17あるいは
モニタスイッチ部19からの信号あるいはフック検出回
路2からの検出信号に基づいてスイッチ回路S3 (ある
いはS1 ),S4 をオフしてドアホン通話を終了させる
ことができる(図5(d)(g)参照)。なお、ドアホ
ン通話終了のために通話釦16あるいはモニタ釦18を
操作したときには、制御回路14によりドアホン親機A
のスピーカ7から通話終了を知らせる報知音(ピッ)が
鳴動される(図5(a)参照)とともに、表示部20が
消灯される(図5(b)参照)。
【0027】待機時にドアホン親機Aのモニタ釦18が
操作された場合(時刻t4 )、モニタスイッチ部19か
ら制御回路14に信号が与えられ(図5(e)参照)、
制御回路14が2線化回路9を介して電源回路25から
カメラ電源をカメラ付ドアホン子器Cに供給させる(図
5(f)参照)とともに、TV回路10を動作させて偏
平型陰極線管26の画面にモニタ映像を30秒間だけ表
示させる(図5(c)参照)。同時に、制御回路14は
スイッチ回路S3 ,S4 をオンとして2線化回路9で分
離された音声信号を4:2変換回路13、ハンズフリー
通話回路8等で処理させ、カメラ付ドアホン子器Cのマ
イクロホン43で集音された音を同じく30秒間だけス
ピーカ7から発音させるようになっている(図5(g)
参照。以下、この期間をモニタ期間と呼ぶ)。但し、こ
のモニタ期間中はカメラ付ドアホン子器C側の音声をド
アホン親機Aにおいてモニタできるのみであって、ドア
ホン親機Aからカメラ付ドアホン子器Cへの通話は行え
ない。なお、上記モニタ期間中はドアホン親機Aの表示
部20は点滅及び点灯はさせないようになっている(図
5(b)参照)。
【0028】また、上記モニタ期間中にモニタ釦18が
操作された場合(時刻t5 )、あるいはモニタ期間内に
モニタ釦18あるいは通話釦16が操作されなかった場
合には、制御回路14によりカメラ電源の供給が停止さ
れる(図5(f)参照)とともにスイッチ回路S3 ,S
4 がオフされ、偏平型陰極線管26による映像表示及び
スピーカ7からの音声モニタが終了する(図5(c)及
び(g)参照)。
【0029】一方、モニタ期間中に通話釦16が操作さ
れた場合には、制御回路14が通話スイッチ部17を通
じてそれを検出し、4:2変換回路13を制御すること
でカメラ付ドアホン子器Cとの間でハンズフリーのドア
ホン通話を可能とする。このとき、表示部20は赤色点
灯されるとともにスピーカ7からは報知音(ピッ)が鳴
動される。また、上記ドアホン通話は通話釦16の操作
時点から1分間行うことができ、この間は2線化回路9
を介してカメラ付ドアホン子器Cにカメラ電源が供給さ
れ、偏平型陰極線管26の画面にモニタ映像が表示され
る。
【0030】次に、待機時にドアホン親機Aの通話釦1
6が操作された場合の動作について説明すると、これに
は2通りの場合があって、前回最後に呼出があったのが
ドアホン子器Bの場合と、カメラ付ドアホン子器Cの場
合とで動作が異なる。そこで、まず前回最後の呼出がド
アホン子器Bにより行われた場合について説明する。こ
の場合には、通話釦16の操作に応じて通話スイッチ部
17から信号を与えられた制御回路14は、スイッチ回
路S2 ,S3 をオンしてドアホン接続回路5−双方向ア
ンプ回路15−ハンズフリー通話回路8の通話路を形成
してドアホン子器Bとの間でドアホン通話を可能とし、
スピーカ7から報知音(ピッ)を鳴動させるとともに表
示部20を橙色点灯させてドアホン通話中の表示を行わ
せる。なお、このドアホン通話は通話釦16等の操作が
されない限りはドアホン通話開始から1分経過後に終了
される。
【0031】さらに、上記ドアホン通話中に再度通話釦
16が操作されれば、制御回路14はスイッチ回路S2
をオフしてドアホン子器Bとのドアホン通話を終了する
とと同時に、カメラ付ドアホン子器Cにカメラ電源を供
給して偏平型陰極線管26にモニタ映像の表示を行わ
せ、且つスイッチ回路S4 をオンとして2線化回路9と
ハンズフリー通話回路8との間に通話路を形成してカメ
ラ付ドアホン子器Cとの間でドアホン通話を可能とす
る。なお、上述のようにドアホン通話の相手をドアホン
子器Bからカメラ付ドアホン子器Cに切り換えることに
より、制御回路14は表示部20を橙色点灯から赤色点
灯に変化させ、カメラ付ドアホン子器Cとのドアホン通
話であることを表示させる。また、上記通話釦16の操
作に伴って制御回路14はスピーカ7から報知音(ピ
ッ)を鳴動させる。但し、上記切換後に再度通話釦16
が操作された場合には、制御回路14はスイッチ回路S
3 ,S4をオフしてドアホン通話を終了させるととも
に、表示部20を消灯させ、報知音をスピーカ7から鳴
動させる。
【0032】次に、前回最後の呼出がカメラ付ドアホン
子器Cにより行われた場合について説明する。この場合
には、図5の時刻t6 において通話釦16の操作に応じ
て通話スイッチ部17から信号が与えられた制御回路1
4は、2線化回路9を介してカメラ付ドアホン子器Cに
カメラ電源を供給し(図5(f)参照)、偏平型陰極線
管26の画面にモニタ映像を表示させ(図5(c)参
照)、且つスイッチ回路S3 ,S4 をオンにして2線化
回路9とハンズフリー通話回路8との間に通話路を形成
することでカメラ付ドアホン子器Cとドアホン親機Aの
間でドアホン通話を可能とする(図5(g)参照)。こ
こで、通話釦16の操作に応じて制御回路14はスピー
カ7から報知音(ピッ)を鳴動させる(図5(a)参
照)とともに表示部20を赤色点灯させてカメラ付ドア
ホン子器Cとの間のドアホン通話であることを表示させ
る(図5(b)参照)。なお、このドアホン通話は通話
釦16あるいはモニタ釦18の操作がされない限りはド
アホン通話開始から1分経過後に終了される。
【0033】さらに、上記ドアホン通話中に再度通話釦
16が操作されれば(時刻t7 )、制御回路14はスイ
ッチ回路S4 をオフするとともに2線化回路9を介して
のカメラ電源の供給を停止して(図5(f)参照)、カ
メラ付ドアホン子器Cとのドアホン通話を終了する(図
5(g)参照)とと同時に、スイッチ回路S2 をオンし
てドアホン接続回路5とハンズフリー通話回路8との間
に通話路を形成してドアホン子器Bとの間でドアホン通
話を可能とする(図5(h)参照)。なお、上述のよう
にドアホン通話の相手をカメラ付ドアホン子器Cからド
アホン子器Bに切り換えることにより、制御回路14は
表示部20を赤色点灯から橙色点灯に変化させ(図5
(b)参照)、ドアホン子器Bとのドアホン通話である
ことを表示させる。また、通話釦16を押してドアホン
通話の相手を切り換える前にモニタ釦18が操作された
ときには、制御回路14がスイッチ回路S4 をオフする
とともに2線化回路9を介してのカメラ電源の供給を停
止してカメラ付ドアホン子器Cとのドアホン通話を終了
する。但し、上記切換後に再度通話釦16が操作された
場合には(時刻t8 )、制御回路14はスイッチ回路S
2 ,S3 をオフしてドアホン子器Bとのドアホン通話を
終了させる(図5(h)参照)とともに、表示部20を
消灯させ(図5(b)参照)、報知音をスピーカ7から
鳴動させる(図5(a)参照)。
【0034】次に、外線通話中にドアホン呼出があった
場合の動作について説明する。単独電話機Dでの外線通
話中にドアホン子器Bあるいはカメラ付ドアホン子器C
の呼出釦31,41が操作された場合、ドアホン接続回
路5あるいは2線化回路9にて検出され、その検出信号
が制御回路14に送られると制御回路14が音増幅回路
22を制御してスピーカ7から呼出音(ピンポンあるい
はピンポンピンポン)を鳴動させるとともに、増設スピ
ーカ回路21を介して呼出信号を増設スピーカEに伝送
して増設スピーカEにおいても上記呼出音を鳴動させ
る。このとき、ドアホン親機Aの表示部20が制御回路
14により橙色あるいは赤色点滅され、ドアホン呼出が
あったことの表示が行われる。ここで、ドアホン親機A
の通話釦16を操作すれば、通話スイッチ部17からの
信号に応じて制御回路14がスイッチ回路S2 (あるい
はS4 ),S3 をオンとし、内線L1 と外線L0 との通
話路を継続したままドアホン接続回路5(あるいは2線
化回路9)とハンズフリー通話回路8の間の通話路が形
成される。すなわち、単独電話機Dによる外線通話を終
了あるいは保留することなく、ドアホン親機Aとドアホ
ン子器B(あるいはカメラ付ドアホン子器C)との間で
ハンズフリーのドアホン通話が可能となっている。
【0035】また、上記ハンズフリーのドアホン通話を
強制的に終了させる場合には、ドアホン親機Aの通話釦
16を操作すれば制御回路14がスイッチ回路S2 (あ
るいはS4 ),S3 をオフすることで通話路を解消して
上記ドアホン通話を終了させる。なお、ドアホン親機A
の通話釦16を操作する代わりに単独電話機Dの受話器
を置く(オンフックする)ことによって一旦外線通話を
終了し、その後で再度受話器を取り上げる(オフフック
する)ことで単独電話機Dにてドアホン通話が可能とな
ることはいうまでもない。また、ごく稀には単独電話機
Dでの外線通話中にドアホン呼出とキャッチホン着信と
が重なる場合も考えられ、この場合にはドアホン呼出に
対する応答を優先させ、単独電話機Dのフッキング操作
(0.5秒〜2秒)により外線通話を保留にしてドアホ
ン通話に移行させることができる。すなわち、ドアホン
親機Aのフック検出回路2により上記フッキング操作が
検出されれば、制御回路14が電話機接続回路3を制御
して外線L0 を切り離すとともにスイッチ回路S1 ,S
2 (あるいはS4 )をオンとして電話機接続回路3とド
アホン接続回路5(あるいは2線化回路9)との間に通
話路を形成させ、単独電話機Dによるドアホン通話を可
能とする。
【0036】一方、ドアホン親機Aのドアホン通話中に
外線着信があった場合には、内線L 1 と外線L0 とは接
続状態にあるために単独電話機Dの呼出ベルが鳴動さ
れ、単独電話機Dの受話器を取り上げる(オフフックす
る)ことで外線通話ができ、この場合には外線通話の通
話路と上記ドアホン通話の通話路とは独立して併存させ
ることが可能であるから、ドアホン親機Aにおけるドア
ホン通話を継続させたままで単独電話機Dにより外線通
話を行うことができる。また、単独電話機Dのドアホン
通話中に外線着信があった場合には、ドアホン親機Aの
着信検出回路1で外線着信が検出されると制御回路14
が電話機接続回路3を介して単独電話機Dに外線着信を
知らせるための疑似ベル信号を内線L1に送出させる。
これにより、ドアホン通話中の単独電話機Dの受話器か
らは疑似着信音(プルプル)が鳴動され、外線着信があ
ったことを単独電話機Dでドアホン通話中の在宅者に知
らせるようになっている。ここで、外線着信に応答する
場合は、単独電話機Dの受話器を置けば(オンフックす
れば)、ドアホン親機Aのフック検出回路2が上記オン
フックを検出し、その検出信号に応じて制御回路14が
スイッチ回路S1 ,S2 (あるいはS4 )をオフしてド
アホン通話の通話路を解消する(ドアホン通話を終了す
る)とともに電話機接続回路3を制御して内線L1 と外
線L0 とを接続し、単独電話機Dの受話器を再度取り上
げる(オフフックする)ことにより外線通話が可能とな
るものである。
【0037】次に本発明の要旨となる部分、すなわちド
アホン子器Bとカメラ付ドアホン子器Cとからのドアホ
ン呼出が重複した場合の動作について説明する。ここ
で、ドアホン呼出の重複した場合とは、先に行われたド
アホン呼出に対してドアホン親機Aあるいは単独電話機
Dで応答するまでの間(呼出待機時間)に他のドアホン
呼出が行われた場合を含めて、各ドアホン呼出が略同時
に行われた場合をいうものである。
【0038】まず、カメラ付ドアホン子器Cからのドア
ホン呼出が先に行われた場合について、図6の状態遷移
図に基づいて説明する。ドアホン親機Aの待機時(状態
1)にカメラ付ドアホン子器Cからドアホン呼出があ
ると、ドアホン親機Aのスピーカ7からは呼出音(ピン
ポン、ピンポン)が鳴動されるとともに第2のタイマ部
24が呼出待機時間(30秒)のタイムカウントを開始
し、さらに表示部20が赤色点滅する(状態a2 )。な
お、このときにはドアホン親機Aからカメラ付ドアホン
子器Cにカメラ電源が供給され、ドアホン親機Aの偏平
型陰極線管26の画面にカメラ付ドアホン子器Cからの
モニタ映像が映し出される。ただし、このときにはドア
ホン親機Aとカメラ付ドアホン子器Cとの通話路は形成
されない。そして、この第2のタイマ部24のタイムカ
ウント中(カメラ付ドアホン子器Cの呼出待機中)にド
アホン子器Bからのドアホン呼出があると、ドアホン親
機Aのスピーカ7から呼出音(ピンポン)が鳴動される
とともに第1のタイマ部23が呼出待機時間(30秒)
のタイムカウントを開始し、さらに表示部20が橙色点
滅する(状態a3 )。
【0039】ここで、ドアホン子器Bの呼出待機中(第
1のタイマ部23のタイムカウント中)にドアホン親機
Aの通話釦16を操作するか若しくは単独電話機Dの受
話器をオフフックすれば、後からドアホン呼出を行った
ドアホン子器Bとの間でドアホン親機Aあるいは単独電
話機Dによるドアホン通話が可能となり、ドアホン親機
Aの表示部20が橙色点灯に変わる(状態a4 )。ま
た、上記呼出待機中に通話釦16の操作若しくは受話器
のオフフックの何れも行われなければ、第1のタイマ部
23のタイムアップにより呼出待機状態が解除され、ド
アホン親機Aの表示部20も消灯し、通常の待機状態に
戻る(状態a1 )。
【0040】さらに、通話釦16の操作若しくは受話器
のオンフックによりドアホン子器Bとのドアホン通話を
終了させたときに、その終了時点において第2のタイマ
部24がタイムアップしていない場合には、カメラ付ド
アホン子器Cは呼出待機状態が継続されており、ドアホ
ン親機Aの表示部20はカメラ付ドアホン子器Cが呼出
待機状態であることを示す赤色点滅に変わる(状態
5 )。また、ドアホン子器Bとのドアホン通話終了時
点で既に第2のタイマ部24がタイムアップしていれ
ば、通常の待機状態に戻る(状態a1 )。さらに、第2
のタイマ部24がタイムアップする前に通話釦16の操
作若しくは受話器のオフフックが行われれば、先にドア
ホン呼出を行ったカメラ付ドアホン子器Cとの間でドア
ホン親機Aあるいは単独電話機Dによるドアホン通話が
可能となり、ドアホン親機Aの表示部20が赤色点灯に
変わる(状態a6 )。ただし、第2のタイマ部24のタ
イムアップまでに通話釦16の操作あるいは受話器のオ
フフックが行われなければ、カメラ付ドアホン子器Cの
呼出待機状態は解除され、ドアホン親機Aの表示部20
も消灯し、通常の待機状態に戻る(状態a1 )。なお、
本実施形態では後からドアホン呼出をしたドアホン子器
Bとのドアホン通話中は、先にドアホン呼出をしたカメ
ラ付ドアホン子器Cからのモニタ映像はドアホン親機A
の偏平型陰極線管26の画面には映し出されないように
しているが、特にこれに限定する必要はなく、上記のよ
うな場合にドアホン親機Aの偏平型陰極線管26の画面
にカメラ付ドアホン子器Cからのモニタ映像を映し出す
ようにしてもよいことはいうまでもない。
【0041】一方、ドアホン子器Bからのドアホン呼出
が先に行われた場合について、図7の状態遷移図に基づ
いて説明する。ドアホン親機Aの待機時(状態b1 )に
ドアホン子器Bからドアホン呼出があると、ドアホン親
機Aのスピーカ7からは呼出音(ピンポン)が鳴動され
るとともに第1のタイマ部23が呼出待機時間(30
秒)のタイムカウントを開始し、さらに表示部20が橙
色点滅する(状態b2 )。そして、この第1のタイマ部
23のタイムカウント中(ドアホン子器Bの呼出待機
中)にカメラ付ドアホン子器Cからのドアホン呼出があ
ると、ドアホン親機Aのスピーカ7から呼出音(ピンポ
ン、ピンポン)が鳴動されるとともに第2のタイマ部2
4が呼出待機時間(30秒)のタイムカウントを開始
し、さらに表示部20が赤色点滅する(状態b3 )。
【0042】ここで、カメラ付ドアホン子器Cの呼出待
機中(第2のタイマ部24のタイムカウント中)にドア
ホン親機Aの通話釦16を操作するか若しくは単独電話
機Dの受話器をオフフックすれば、後からドアホン呼出
を行ったカメラ付ドアホン子器Cとの間でドアホン親機
Aあるいは単独電話機Dによるドアホン通話が可能とな
り、ドアホン親機Aの表示部20が赤色点灯に変わる
(状態b4 )。また、上記呼出待機中に通話釦16の操
作若しくは受話器のオフフックの何れも行われなけれ
ば、第2のタイマ部24のタイムアップにより呼出待機
状態が解除され、ドアホン親機Aの表示部20も消灯
し、通常の待機状態に戻る(状態b1 )。
【0043】さらに、通話釦16の操作若しくは受話器
のオンフックによりカメラ付ドアホン子器Cとのドアホ
ン通話を終了させたときに、その終了時点において第1
のタイマ部23がタイムアップしていない場合には、ド
アホン子器Bは呼出待機状態が継続されており、ドアホ
ン親機Aの表示部20はドアホン子器Bが呼出待機状態
であることを示す橙色点滅に変わる(状態b5 )。ま
た、カメラ付ドアホン子器とのドアホン通話終了時点で
既に第1のタイマ部23がタイムアップしていれば、通
常の待機状態に戻る(状態b1 )。さらに、第1のタイ
マ部23がタイムアップする前に通話釦16の操作若し
くは受話器のオフフックが行われれば、先にドアホン呼
出を行ったドアホン子器Bとの間でドアホン親機Aある
いは単独電話機Dによるドアホン通話が可能となり、ド
アホン親機Aの表示部20が橙色点灯に変わる(状態b
6 )。ただし、第1のタイマ部23のタイムアップまで
に通話釦16の操作あるいは受話器のオフフックが行わ
れなければ、ドアホン子器Bの呼出待機状態は解除さ
れ、ドアホン親機Aの表示部20も消灯し、通常の待機
状態に戻る(状態b1 )。なお、カメラ付ドアホン子器
Cとのドアホン通話中には、ドアホン親機Aの偏平型陰
極線管26の画面にカメラ付ドアホン子器Cからのモニ
タ映像が映し出されることはいうまでもない。
【0044】上述のように、第1のタイマ部23と第2
のタイマ部24のタイムカウント中にはそれぞれ通話線
2 ,L3 に接続されるドアホン子器B及びカメラ付ド
アホン子器Cが呼出待機状態となり、先にドアホン呼出
をした方の呼出待機時間がタイムアップする前に後から
のドアホン呼出に対する応答(ドアホン通話)が終了す
れば、その時点では先にドアホン呼出をした方が呼出待
機状態にあるため、通話釦16の操作や受話器のオフフ
ックによって先にドアホン呼出をした方と容易にドアホ
ン通話を行うことができ、このような場合の操作性を向
上させることができる。すなわち、従来例のようにドア
ホン親機Aあるいは単独電話機Dの側からドアホン子器
Bあるいはカメラ付ドアホン子器Cを呼び出す機能やド
アホン通話を行う子器を切り換えるドアホン切換機能を
ドアホン親機Aに付加する必要がなく、比較的に簡単な
構成で上記のような操作性の向上が図れるという利点が
ある。なお、本実施形態ではドアホン親機Aに接続され
るドアホン子器の台数を2台として説明したが3台以上
であってもよく、また、接続されるドアホン子器のうち
の1台をカメラ付ドアホン子器Cとしたが、接続される
全てをカメラ付ドアホン子器Cあるいは通常のドアホン
子器Bの何れか一方のみとしてもよく、ドアホンシステ
ムの構成は本実施形態のものに限定されない。
【0045】(実施形態2)図8は本実施形態における
ドアホン親機A’の概略的な回路構成を示すブロック図
である。図8に示すように、このドアホン親機A’の基
本構成は実施形態1におけるドアホン親機Aと共通であ
り、共通する部分については同一の符号を付して説明は
省略し、本実施形態の特徴となる部分についてのみ説明
する。
【0046】本実施形態におけるドアホン親機A’は、
通話状態を表示する表示部20の代わりに、発光ダイオ
ードから成る表示灯291 〜295 が5個設けてあっ
て、それぞれの表示灯291 〜295 の発する光は、図
9に示すようにドアホン親機A’の本体27の前面に横
一列に列設された表示窓321 〜325 より外部に照射
されるようになっている。これらの表示灯291 〜29
5 は、それぞれ外線L0、通話線L2 (ドアホン子器
B)、通話線L3 (カメラ付ドアホン子器C)、ドアホ
ン親機A’及び内線L1 (単独電話機D)間の接続状態
を、点滅あるいは点灯表示するものである。なお、これ
らの表示灯291 〜295 は制御回路14によって駆動
されて点滅及び点灯する。
【0047】次に、図10を参照して各表示灯291
295 の表示動作について説明する。まず、通常の待機
状態では何れの表示灯291 〜295 も消灯している。
この待機中に例えばドアホン子器Bからのドアホン呼出
がドアホン親機A’にて検出されれば、ドアホン親機
A’の制御回路14は表示灯292 を点滅させ、ドアホ
ン子器Bのからドアホン呼出が行われたことを表示す
る。ドアホン子器Bの呼出待機中にドアホン親機A’に
て応答し、ドアホン子器Bが接続された通話線L2とド
アホン親機A’との間で通話路が形成されると、制御回
路14は表示灯29 2 を点滅から点灯状態に変化させる
ともに、ドアホン親機A’が通話状態にあることを表示
するための表示灯294 を点灯させ、ドアホン子器Bと
ドアホン親機A’との間でドアホン通話中であることを
表示灯292 、294 の点灯によって表示する。なお、
他の表示灯291 ,293 ,295 は消灯している。
【0048】一方、ドアホン子器Bの呼出待機中に単独
電話機Dがオフフックされると、単独電話機Dが接続さ
れた内線L1 と通話線L2 との間で通話路が形成され、
制御装置14が表示灯292 とともに単独電話機Dがド
アホン通話中であることを表示するために表示灯295
を点灯し、単独電話機Dとドアホン子器Bとの間でドア
ホン通話中であることを表示灯292 ,295 の点灯に
よって表示する。なお、他の表示灯291 ,293 ,2
4 は消灯している。
【0049】さらに、待機中にカメラ付ドアホン子器C
からのドアホン呼出がドアホン親機A’にて検出されれ
ば、ドアホン親機A’の制御回路14は表示灯293
点滅させ、カメラ付ドアホン子器Cのからドアホン呼出
が行われたことを表示する。カメラ付ドアホン子器Cの
呼出待機中にドアホン親機A’にて応答し、カメラ付ド
アホン子器Cが接続された通話線L3 とドアホン親機
A’との間で通話路が形成されると、制御回路14は表
示灯293 を点滅から点灯状態に変化させるともに、ド
アホン親機A’が通話状態にあることを表示するための
表示灯294 を点灯させ、カメラ付ドアホン子器Cとド
アホン親機A’との間でドアホン通話中であることを表
示灯293 ,294 の点灯によって表示する。なお、他
の表示灯291 ,292 ,295 は消灯している。
【0050】一方、カメラ付ドアホン子器Cの呼出待機
中に単独電話機Dがオフフックされると、単独電話機D
が接続された内線L1 と通話線L3 との間で通話路が形
成され、制御装置14が表示灯293 とともに単独電話
機Dがドアホン通話中であることを表示するために表示
灯295 を点灯し、単独電話機Dとカメラ付ドアホン子
器Cとの間でドアホン通話中であることを表示灯2
3 ,295 の点灯によって表示する。なお、他の表示
灯291 ,292 ,294 は消灯している。
【0051】また、外線L0 を通じてドアホン親機A’
で外線着信が検出されると制御回路14は外線着信を表
示する表示灯291 を点滅させ、単独電話機Dがオフフ
ックされて外線L0 と内線L1 との通話路が形成されれ
ば、単独電話機Dが通話中であることを表示する表示灯
295 が制御回路14によって点灯する。すなわち、単
独電話機Dにて外線通話中であることを表示灯291
295 の点灯によって表示するのである。なお、他の表
示灯292 〜294 は消灯している。
【0052】上述のように、本実施形態では外線L0
ドアホン子器B、カメラ付ドアホン子器C、ドアホン親
機A’及び単独電話機Dの機器の動作状態、すなわち外
線L 0 、内線L1 、通話線L3 ,L4 とドアホン親機
A’との各々の接続状態をそれぞれ別個の表示灯291
〜295 にて表示するようにしたため、実施形態1にお
けるドアホン親機Aのように、表示部20の発光色及び
発光状態(点滅か点灯か)によって各機器の通話状況
(使用状況)を表示するよりも、使用者が現在の機器の
使用状況を容易に知ることができるという利点がある。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明は、公衆電話回線である
外線に接続されるドアホン親機と、このドアホン親機に
内線を介して接続される1乃至複数の単独電話機と、上
記ドアホン親機に通話線を介して接続される複数のドア
ホン子器とを備えたドアホンシステムであって、通話線
を介して各ドアホン子器との間でドアホン通話を行うド
アホン通話手段と、外線と内線、通話線と内線及び上記
ドアホン通話手段と通話線の間の接続制御を行う接続制
御手段と、各ドアホン子器からの呼出しに応じてそれぞ
れ所定時間のタイムカウントを行うタイマ手段とを上記
ドアホン親機に具備し、上記タイマ手段が所定時間のタ
イムカウントを終了するまでの間は上記接続制御手段
が、呼出しをし且つドアホン通話をしていないドアホン
子器に接続された通話線を呼出待機状態とするので、複
数のドアホン子器からの呼出しが重複した場合に、タイ
マ手段による所定時間のタイムカウントが終了するまで
の間にドアホン親機若しくは単独電話機によるドアホン
通話が終了すれば、ドアホン親機の接続制御手段が呼出
しをして呼出待機状態にある他のドアホン子器が接続さ
れた通話線をドアホン親機のドアホン通話手段あるいは
単独電話機の接続された内線に接続し、同時に呼出しを
行った他のドアホン子器とのドアホン通話が可能とな
り、しかも、従来例のようにドアホン親機あるいは単独
電話機の側からドアホン子器を呼び出す機能やドアホン
通話を行うドアホン子器を切り換えるドアホン切換機能
をドアホン親機に付加する必要がなく、比較的に簡単な
構成で複数のドアホン子器から略同時に呼出しがあった
場合の操作性を向上させることができるという効果があ
る。
【0054】請求項2の発明は、公衆電話回線である外
線に接続されるドアホン親機と、このドアホン親機に内
線を介して接続される1乃至複数の単独電話機と、上記
ドアホン親機に通話線を介して接続される複数のドアホ
ン子器とを備えたドアホンシステムであって、通話線を
介して各ドアホン子器との間でドアホン通話を行うドア
ホン通話手段と、外線と内線、通話線と内線及び上記ド
アホン通話手段と通話線の間の接続制御を行う接続制御
手段と、該接続制御手段による上記接続状態を各別に表
示する複数の表示要素を有する接続状態表示手段とを上
記ドアホン親機に具備して成るので、使用者が現在の使
用状態、すなわち何れの機器が使用されているかを容易
に知ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるドアホン親機の概略回路ブ
ロック図である。
【図2】同上の全体構成を示すシステム構成図である。
【図3】同上の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図4】同上の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図5】同上の動作を説明するためのタイムチャートで
ある。
【図6】同上の動作を説明するための状態遷移図であ
る。
【図7】同上の動作を説明するための状態遷移図であ
る。
【図8】実施形態2におけるドアホン親機の概略回路ブ
ロック図である。
【図9】同上の全体構成を示すシステム構成図である。
【図10】同上の動作を説明するための説明図である。
【符号の説明】
A ドアホン親機 L0 外線 L1 内線 L2 通話線 L3 通話線 3 電話機接続回路 5 ドアホン接続回路 6 マイクロホン 7 スピーカ 8 ハンズフリー通話回路 9 2線化回路 11 復調回路 12 変調回路 13 4:2変換回路 14 制御回路 15 双方向アンプ回路 23 第1のタイマ部 24 第2のタイマ部 S1 〜S4 スイッチ回路
フロントページの続き (72)発明者 川口 将広 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話回線である外線に接続されるド
    アホン親機と、このドアホン親機に内線を介して接続さ
    れる1乃至複数の単独電話機と、上記ドアホン親機に通
    話線を介して接続される複数のドアホン子器とを備えた
    ドアホンシステムであって、通話線を介して各ドアホン
    子器との間でドアホン通話を行うドアホン通話手段と、
    外線と内線、通話線と内線及び上記ドアホン通話手段と
    通話線の間の接続制御を行う接続制御手段と、各ドアホ
    ン子器からの呼出しに応じてそれぞれ所定時間のタイム
    カウントを行うタイマ手段とを上記ドアホン親機に具備
    し、上記タイマ手段が所定時間のタイムカウントを終了
    するまでの間は上記接続制御手段が、呼出しをし且つド
    アホン通話をしていないドアホン子器に接続された通話
    線を呼出待機状態とすることを特徴とするドアホンシス
    テム。
  2. 【請求項2】 公衆電話回線である外線に接続されるド
    アホン親機と、このドアホン親機に内線を介して接続さ
    れる1乃至複数の単独電話機と、上記ドアホン親機に通
    話線を介して接続される複数のドアホン子器とを備えた
    ドアホンシステムであって、通話線を介して各ドアホン
    子器との間でドアホン通話を行うドアホン通話手段と、
    外線と内線、通話線と内線及び上記ドアホン通話手段と
    通話線の間の接続制御を行う接続制御手段と、該接続制
    御手段による上記接続状態を各別に表示する複数の表示
    要素を有する接続状態表示手段とを上記ドアホン親機に
    具備して成ることを特徴とするドアホンシステム。
JP1216896A 1996-01-26 1996-01-26 ドアホンシステム Withdrawn JPH09205489A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003209627A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Aiphone Co Ltd インターホン装置
JP2003224670A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム
JP2003224669A (ja) * 2002-01-29 2003-08-08 Aiphone Co Ltd 集合住宅インターホンシステム
JP2015195611A (ja) * 2015-07-29 2015-11-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 インターホンシステム

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