JP3431787B2 - テレビドアホン装置 - Google Patents

テレビドアホン装置

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JP3431787B2
JP3431787B2 JP02131997A JP2131997A JP3431787B2 JP 3431787 B2 JP3431787 B2 JP 3431787B2 JP 02131997 A JP02131997 A JP 02131997A JP 2131997 A JP2131997 A JP 2131997A JP 3431787 B2 JP3431787 B2 JP 3431787B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭に設置さ
れる音声双方向通話のみのインターホン装置を利用し
て、カメラ装置からの映像信号を上記インターホン装置
の2線式の伝送線路で伝送するようにしたテレビドアホ
ン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より音声インターホンは、安価であ
ることから一般住宅や事務所に広く普及している。これ
の年間生産台数は数百万台に達するが、来訪者が誰であ
るのか確認できないまま応答するものである。従って応
答したくない来訪者に対しても無条件に応答することに
なるという欠点がある。これを改善するため、来訪者の
画像を見ることができるようにしたカメラを内蔵し、室
内親機にモニターテレビを設けたテレビドアホン装置が
普及しはじめている。しかしながら、高価であるため普
及が遅れており、年間生産台数はインターホンの数%程
度にすぎない。
【0003】図7は、従来より普及している音声インタ
ーホンの代表的な構成を示すブロック図であり、図8
は、近年普及しはじめているテレビドアホンの代表的な
構成を示すブロック図である。
【0004】図7は音声インターホンの構成を示すブロ
ック図である。同図において、室外に設置された子機1
4の呼出ボタンS1が押圧されると、これを検出回路5
で検出して、2線式の伝送線路60を介し、親機15に
呼出しがあったことが伝えられる。親機15は、この信
号を受けて、電源制御回路12より、上記伝送線路60
を介し子機14に電源を供給する。
【0005】待機時は子機14に電源が供給されず、呼
出ボタンS1が押圧されたことを検出して、電源が供給
されるようになっている。一般的には、検出回路5によ
り電源が逆極性状態で短絡されたことを親機15で検出
することによって、上記電源の供給の制御を行うようし
ているものが多い。通話状態に入ると、子機14と親機
15双方のスピーチ制御回路3、6の作動で2線式の伝
送線路60を介し、音声の双方向の同時通話ができる。
また、子機14より呼出信号が親機15に来たときに、
電源制御回路12はこれを検知して呼出音発生回路8を
起動し、親機スピーカ9より呼出し音を鳴動させるよう
にしている。このように音声インターホンは音声だけを
伝送するので構成が簡単で安価である。
【0006】図中1は子機14のマイクであり、その出
力はマイクアンプ2で増幅された後、上記のスピーチ制
御回路3を介し、伝送線路60に送られる、4は、上記
スピーチ制御回路3に接続されたスピーカであり、親機
15より上記2線式の伝送線路60を介して送られてく
る音声を出力する。また、7は親機15のスピーカアン
プであり、10は親機15のマイクであって、このマイ
ク10の出力は、マイクアンプ11で増幅した後、上記
スピーチ制御回路6より、上記2線式伝送線路60を介
し、子機14に伝送される。13は、商用電源と上記電
源制御回路12間に設けられた電源部である。
【0007】図8はテレビドアホンの構成を示すブロッ
ク図である。来訪者によりテレビドアホン子機35内の
呼出ボタンS2が押圧されると、子機多重化伝送部17
がこれを検出して、CCDカメラ部16を起動させ、C
CDカメラ部16からの映像信号を子機多重化伝送部1
7と多重化伝送路61を通して、親機36の親機多重化
部25に伝送する。
【0008】なお映像信号は、ベースバンドで伝送され
る場合とFM変調される場合がある。多重化伝送部25
は、映像信号と双方向音声搬送波が共存できるように信
号処理を行う回路であり、映像信号は多重化伝送部25
を通過した後、映像信号処理部26を経て、画像表示部
27に出力され、来訪者を視認することができる。
【0009】また、子機35側からの音声信号は、子機
35内のマイク18と音声信号を増幅するマイクアンプ
19を経て、音声変調部20でFM変調され、子機35
及び親機36の多重化伝送部17、25を経て、親機3
6側に設けた音声復調部31で復調され、スピーカアン
プ32を経て、スピーカ33より出力される。
【0010】逆に、親機36からの音声信号は、マイク
28、マイクアンプ29を経て、変調部30にてFM変
調され、親機36及び子機25の多重化伝送部25、1
7を経て、子機音声復調部21で復調され、スピーカア
ンプ22を経て、スピーカ23に供給される。必要な直
流電源は商用電源より親機36側に設けた電源部34で
作られるが、子機35に必要な直流電源は、親機電源部
34よりチョークコイルCH3,CH4及び子機内のチ
ョークコイルCH1,CH2を通して子機35側に設け
た電源部24に供給され、この電源部で作られる。この
ように、テレビドアホンは、双方向の音声だけでなく、
片方向の映像信号を伝送するため、機構が複雑になり、
高価になる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述するように、従来
のテレビドアホン装置は、双方向に音声だけでなく、片
方向の映像信号を伝送するようにしているので、来訪者
を映像で確認できるというメリットは大きいが、映像系
を設けることにより構成が複雑で高価なものになり、普
及が遅れる原因になっている。
【0012】また、音声インターホン装置は広く普及し
ているが、これが設置されているところでは、新たに従
来のテレビドアホン装置を設置すると、既存の音声イン
ターホン装置が不要となり、取り外すことが多い。この
ため資源の浪費になり、また、音声インターホン装置を
廃棄することに対する抵抗感も強いという問題があっ
た。既設のインターホンをそのまま使用し、低価格のド
アホンカメラを後から付設することができれば、無駄の
ない投資で容易にテレビドアホンシステムを構成するこ
とができる。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】 本発明は、上記の問題を
解決するため、請求項1および2 のテレビドアホン装置
は、被写体の映像信号を導出する撮像手段と、該撮像手
段より導出した映像信号を変調する変調手段と、該変調
手段で変調した映像搬送波を既設のインターホン装置の
伝送線路に静電結合あるいは電磁結合で伝送するととも
に、上記伝送線路を介して、上記インターホン装置の親
機の近傍に設置する映像復調装置から送られて来る搬送
波を静電結合あるいは電磁結合により導出する第1の双
方向搬送波結合手段と、該第1の双方向搬送波結合手段
より導出した搬送波を検出する搬送波検出手段と、該搬
送波検出手段で上記搬送波を検出しているときのみ各部
への電源供給を行う電池電源手段とを備えた上記インタ
ーホン装置の子機の近傍に設置するカメラ装置を設け、
上記搬送波を発生する搬送波発生手段と、上記伝送線路
を介して、伝送される映像搬送波を静電結合あるいは電
磁結合で取り出すとともに、上記搬送波発生手段より導
出する搬送波を静電結合あるいは電磁結合で上記伝送線
路に伝送する第2の双方向搬送波結合手段と、該第2の
双方向搬送波結合手段より導出した映像搬送波を復調す
る映像復調手段を備えた上記インターホン装置の親機の
近傍に設置する映像復調装置を設けたことを特徴とす
る。また、上記変調手段はFM変調手段であることを特
徴とする。
【0017】従って、既設のインターホン装置の子機側
の近傍に設けたカメラ装置は撮像手段により被写体の映
像信号を導出する。この映像信号は広帯域(DC〜4M
Hz)であり、既設のインターホン装置の2線式の伝送
線路に伝送させる帯域が20Hz〜5kHzの双方向の
音声信号と共存させるため、変調手段でFM変調等の変
調を施す。変調が施された映像搬送波は、第1の双方向
搬送波結合手段により、上記インターホン装置の伝送線
路に静電結合あるいは電磁結合で結合して、伝送線路を
介し上記インターホン装置の親機側に伝送する。
【0018】上記伝送線路を介しインターホン装置の親
機側の近傍に設けた映像復調装置に伝送される上記映像
搬送波は、映像復調装置に設けた第2の双方向搬送波結
合手段より導出され、映像復調手段に供給される。そし
て、この映像復調手段では、導出した映像搬送波にFM
復調等の復調を施し、被写体の映像信号を再生して、モ
ニター等に出力し、被写体の映像を映出する。
【0019】一方、上記映像復調装置に設けた搬送波発
生手段からは、上記映像搬送波の搬送波とは異なる搬送
波が出力されており、この搬送波は、上記第2の双方向
搬送波結合手段で上記既設のインターホン装置の伝送線
路に静電結合あるいは電磁結合によって結合され、この
伝送線路を介し、上記インターホン装置の子機側に伝送
される。
【0020】上記伝送線路を介して上記インターホン装
置の子機側に伝送される上記の搬送波は、この伝送線路
に静電結合あるいは電磁結合により結合する第1の双方
向搬送波結合手段を介して取り出され、搬送波検出手段
で検出される。搬送波検出手段が映像復調装置から伝送
されて来る搬送波を検出すると電池電源手段は、カメラ
装置の各部に電池電源を供給するように作動する。な
お、搬送波検出手段で映像復調装置からの搬送波が検出
されないときは、上記電池電源手段により上記搬送波検
出手段以外の各部への電池電源を遮断するようにする。
【0021】また、請求項3のテレビドアホン装置は、
請求項1または請求項2のテレビドアホン装置におい
て、上記第1あるいは第2の双方向搬送波結合手段は、
高周波トランスで構成され、電磁結合を行うことを特徴
とする。また、請求項4のテレビドアホン装置は、請求
項1または請求項2のテレビドアホン装置において、
記第1あるいは第2の双方向搬送波結合手段は、上記伝
送線路の一部を構成する第1のアンテナ導体と、該第1
のアンテナ導体に並設し、上記変調手段あるいは上記映
像復調手段に接続する第2あるいは第3のアンテナ導体
で構成され、アンテナ結合で映像搬送波の上記伝送線路
への授受を行わせるようにしたことを特徴とする。
【0022】従って、既設のインターホン装置の子機の
近傍に設けたカメラ装置では、変調手段によりFM変調
等の変調が施された映像搬送波を第1の双方向搬送波結
合手段における第2のアンテナ導体に供給し、これに並
設した第1のアンテナ導体よりアンテナ結合により取り
出し、上記伝送線路に供給して、上記インターホン装置
の親機側に伝送する。
【0023】親機側に伝送された映像搬送波は、上記親
機の近傍に設けた映像復調装置の第2の双方向搬送波結
合手段に供給され、第1のアンテナ導体よりアンテナ結
合で第3のアンテナ導体を介し導出される。第3のアン
テナ導体より導出された映像搬送波は映像復調手段でF
M復調等の復調が施され、被写体の映像信号として導出
される。
【0024】また、請求項5のテレビドアホン装置は、
請求項1〜4のいずれかに記載のテレビドアホン装置に
おいて、上記搬送波発生手段を選択的に作動させるスイ
ッチング手段を設けたことを特徴とする。
【0025】従って、上記スイッチング手段を手動等で
ON、OFFさせると、これに応じ、搬送波発生手段が
選択的に作動し、既設のインターホン装置の親機側から
上記インターホン装置の子機側に設けた搬送波検出手段
に上記搬送波発生手段からの搬送波が選択的に伝送され
る。その結果、上記スイッチング手段をONにすると、
搬送波検出手段の出力により電池電源手段からカメラ装
置各部へ電池電源が供給され、カメラ装置を作動状態に
する。また、上記スイッチング手段をOFFにすると、
搬送波検出手段で搬送波が検出されなくなるので、これ
を検出した出力により、電池電源手段は搬送波検出手段
にのみ電池電源を供給し、その他の部分には電池電源を
供給しないようにして、上記カメラ装置を待機状態に設
定し、電池電源の長寿命化を図る。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下図面と
ともに説明する。
【0027】(実施形態1)図1は本発明の実施形態1
の構成を示すブロック図であり、既設のインターホン装
置における2線式の伝送線路の1線に対してカメラ装置
からの映像信号を直列に結合させるものである。図1に
おいて、従来例に対応する部分には同一符号を付し、説
明を省略する。
【0028】カメラ装置47のレンズ38を通して得ら
れる来訪者の映像はタイミング信号発生回路40により
制御されるCCD39、映像信号処理回路41によって
コンポジット映像信号に変換される。映像信号処理回路
41より出力される上記のコンポジット映像信号は、F
M変調回路42でFM変調し、映像搬送波を発生させ、
双方向搬送波結合回路43を介してインターホン装置用
の2線式の伝送線路60に結合され伝送させる。上記双
方向搬送波結合回路43により搬送波をカメラ装置47
と伝送線路60の1線との間で結合伝送する具体的な方
法については後述する。
【0029】上記の伝送線路60上には既設のインター
ホンの子機14と親機15間の双方向ベースバンド音声
信号が伝送されているので、これらの音声信号と映像信
号の上記コンポジット映像信号を上記伝送線路60上で
共存させるためには、上記映像信号をFM変調回路42
でFM変調を施す必要がある。
【0030】FM変調された映像搬送波は、双方向搬送
波結合回路43によって、インターホン装置用の2線式
の伝送線路60上に伝送され、伝送線路60上を伝搬
し、映像復調装置54内に設けられた双方向搬送波結合
回路49により、カメラ装置47からの映像搬送波を検
出し、映像FM復調回路50により復調して、元のコン
ポジット映像信号を出力する。上記双方向搬送波結合回
路49はカメラ装置47に設けた上記双方向搬送波結合
回路43と同様の構成でよい。
【0031】上記コンポジット映像信号出力は、テレビ
に接続することにより容易に来訪者を見ることができ
る。また専用モニターTVに接続するようにしてもよ
い。映像復調装置54内の電源部52は電池動作が可能
な電池電源であるが、インターホン装置の親機15に支
障を与えなければ、この親機15より供給するように構
成することも可能である。
【0032】一方、カメラ装置47内の電源はインター
ホン装置の子機14より供給させることが技術的には可
能であるが、インターホン自身の機能に悪影響を与えな
いようにするため、電池電源37にすることが好まし
い。電池電源37は頻繁に電池交換を行わなくてもよい
ようにするため、長寿命化を図る必要がある。そのた
め、映像復調装置54内の搬送波発生回路51から別の
搬送波を搬送波スイッチ53によって選択的に発生さ
せ、この搬送波をカメラ装置47で検出しているときだ
けカメラ装置を完全に動作させるようにしてカメラ装置
47の動作時間を必要最小限になるようにする。
【0033】上記搬送波発生回路51から導出される別
の搬送波は、伝送線路60上に映像搬送波の場合と同様
の原理で静電結合または電磁結合により伝送する。そし
て、カメラ装置47へ伝送し、カメラ装置47内の搬送
波検出部44で検出して、この搬送波が検出されている
間だけ、カメラ装置47の各回路部に電源供給を行うよ
うに電池電源37を制御する。カメラ装置47が映像復
調装置54からの上記搬送波を検出しない場合は、搬送
波検出部44のみを通電状態にしてカメラ装置47を待
機状態にし、映像復調装置54からの搬送波の到来を監
視するだけの状態にして電池の長寿命化を図る。
【0034】上述するように搬送波スイッチ53をON
/OFF操作するだけで、来訪者の有無に関係なく、す
なわちインターホンの子機14および親機15の動作と
は無関係に屋外映像を監視することができ、いわゆるテ
レビドアホンのモニター機能として使用することもでき
るようになる。
【0035】図2は、図1におけるカメラ装置47の双
方向搬送波結合回路43あるいは映像復調装置54の双
方向搬送波結合回路49の具体的な構成を示す図であ
り、図1に対応する部分には同一符号を付し、説明を省
略する。図2において、43−1(あるいは49−1)
はカメラ装置47(あるいは映像復調装置54)のFM
変調回路42(あるいは搬送波発生回路51)の出力を
インターホン装置の伝送線路60の1線に直列に供給す
る双方向搬送波結合回路43(あるいは49)であり、
1次巻線70とこれに電磁結合する2次巻線71および
3次巻線72を設けた高周波トランスT1で構成され
る。
【0036】1次巻線70は、端子A,D(あるいは
a,d)を介してインターホン装置の2線式の伝送線路
60の1線に直列に接続され、2次巻線71は、端子E
(あるいはe)を介してカメラ装置47のFM変調回路
42(あるいは映像復調装置54の搬送波発生回路5
1)の出力端子に接続され、3次巻線72は、端子F
(あるいはf)を介して、カメラ装置47の搬送波検出
部44(あるいは映像復調装置54の映像FM変調回路
50)の入力端子に接続される。端子B,C(あるいは
b,c)は内部で短絡され、上記伝送線路60の他方の
1線に直列に接続される。
【0037】上記のように双方向搬送波結合回路43−
1(あるいは49−1)を構成する高周波トランスT1
の1次、2次および3次巻線70、71、72は電磁的
に結合されているので、FM変調回路42(あるいは搬
送波発生回路51)の出力は端子E(あるいはe)より
2次巻線71と1次巻線70を介してインターホン装置
の伝送線路60に供給され、相手方に伝送される。
【0038】伝送線路60を介して、カメラ装置47
(あるいは映像復調装置54)より伝送されてくる映像
信号(あるいは搬送波)は、双方向搬送波結合回路49
−1(あるいは43−1)の端子a,b,c,d(ある
いはA,B,C,D)を介して、高周波トランスT1の
1次巻線70に供給され、3次巻線72を介して端子f
(あるいはF)より映像FM復調回路50(あるいは搬
送波検出部44)に供給される。
【0039】(実施形態2)図3は本発明の実施形態2
の要部の構成図である。図3において、図1および図2
に対応する部分には同一符号を付し、説明を省略する。
図3は、図1に示す双方向搬送波結合回路43(あるい
は49)の他の具体的な構成を示すものであり、双方向
搬送波結合回路43−2(あるいは49−2)が図1に
示す双方向搬送波結合回路43−1(あるいは49−
1)と相違する点は、後者が高周波トランスによる電磁
誘導を利用して信号の授受を行わせるようにしたもので
あるのに対して、前者はアンテナ線による高周波の電磁
結合を利用した点であり、その他の構成は、実質的に同
一である。
【0040】図3において、43−2(あるいは49−
2)は双方向搬送波結合回路であり、この双方向搬送波
結合回路43−2(あるいは49−2)は、伝送線路6
0の一方のラインの一部を構成する第1のアンテナ導体
80と、これに隣接して対向配置された第2のアンテナ
導体81および第3のアンテナ導体82を備えており、
上記第1のアンテナ導体80と第2、第3のアンテナ導
体81、82とは、誘電体等で構成した固定部材84に
より、相互の位置関係を固定した関係に保つ。
【0041】従って、第1のアンテナ導体80と第2、
第3のアンテナ導体81、82間はそれぞれ所望の電磁
誘導で高周波結合される。上記第1のアンテナ導体80
は端子A,D(あるいはa,d)を介して、伝送線路6
0の一方のラインに直列に接続され、端子B,C(ある
いはb,c)間は短絡されて、伝送線路60の他方のラ
インに直列に接続される。
【0042】また、上記第2のアンテナ導体81は端子
E(あるいはe)を介してカメラ装置47(あるいは映
像復調装置54)に設けたFM変調回路42(あるいは
搬送波発生回路51)の出力端子に接続され、上記第3
のアンテナ導体82は端子F(あるいはf)を介してカ
メラ装置47(あるいは映像復調装置54)に設けた搬
送波検出部44(あるいは映像FM変調回路50)の入
力端子に接続される。
【0043】従って、カメラ装置47(あるいは映像復
調装置54)に設けたFM変調回路42(あるいは搬送
波発生回路51)からの映像搬送波(あるいは搬送波)
は、端子E(あるいはe)より第2のアンテナ導体81
に供給され、該第2のアンテナ導体81と高周波結合す
る第1のアンテナ導体80より取り出される。そして、
伝送線路60に供給され、該伝送線路60を介して映像
復調装置54(あるいはカメラ装置47)に伝送され
る。
【0044】また、カメラ装置47(あるいは映像復調
装置54)より伝送線路60を介して伝送されてくる映
像搬送波(あるいは搬送波)は、端子a,b,c,d
(あるいはA,B,C,D)より、第1のアンテナ導体
80に供給され、該第1のアンテナ導体80と電磁結合
する第3のアンテナ導体82より端子f(あるいはF)
を介して取り出され、映像FM復調回路50(あるいは
搬送波検出部44)に供給される。
【0045】(実施形態3)図4は本発明の実施形態3
の構成図であり、図1に対応する部分には同一符号を付
し、説明を省略する。図4に示す実施形態3が図1に示
す実施形態1と相違する点は、後者が双方向搬送波結合
回路を伝送線路に直列に接続しているのに対して、前者
は並列に接続するようにしたものであり、その他の構成
は同一である。
【0046】図4において、90はカメラ装置47に設
けた双方向搬送波結合回路であり、91は映像復調装置
54に設けた双方向搬送波結合回路である。上記双方向
搬送波結合回路90の端子G,Hはインターホン装置の
子機14の伝送線路60が接続された入出力端子に伝送
線路45を介して接続され、端子IはFM変調回路42
の出力端子に、また端子Jは搬送波検出部44の入力端
子に接続される。また、上記双方向搬送波結合回路91
の端子g,hはインターホン装置の親機15の伝送線路
60が接続された入出力端子に伝送線路48を介して接
続され、端子iは搬送波発生回路51の出力端子に、ま
た、端子jは映像FM復調回路50の入力端子に接続さ
れる。
【0047】上記双方向搬送波結合回路90および91
は同一構成でよく、図5にその具体的な構成を示す。図
5において、図2に示す実施形態1の双方向搬送波結合
回路と相違する点は、端子G,H(あるいはg,h)間
に1次巻線100と直列に直流カット用のコンデンサ1
03を設け、上記端子G,H(あるいはg,h)をイン
ターホン装置の子機14(あるいは親機15)側で伝送
線路45(あるいは48)を介してインターホン装置の
伝送線路60に並列接続する構成にしたことである。
【0048】従って、カメラ装置47(あるいは映像復
調装置54)のFM変調回路42(あるいは搬送波発生
回路51)から端子I(あるいはi)を介し、高周波ト
ランスT2の2次巻線101に供給される映像搬送波
(あるいは搬送波)は、上記2次巻線101と電磁結合
する1次巻線100に取り出され、直流カットコンデン
サ103と端子G,H(あるいはg,h)を介し、伝送
線路45(あるいは48)を経て、伝送線路60に並列
に供給され、映像復調装置54(あるいはカメラ装置4
7)に向けて伝送される。
【0049】また、カメラ装置47(あるいは映像復調
装置54)より、伝送線路60を介して伝送されてくる
映像搬送波(あるいは搬送波)は、伝送線路48(ある
いは45)を介し、端子g,h(あるいはG,H)を経
て1次巻線100に供給される。1次巻線100に供給
された映像搬送波(あるいは搬送波)は、該1次巻線1
00と電磁結合する3次巻線102に誘起され、端子j
(あるいはJ)を介して映像復調装置54(あるいはカ
メラ装置47)の映像FM復調回路50(あるいは搬送
波検出部44)に供給される。
【0050】この実施形態3は、インターホン装置の伝
送線路60に双方向搬送波結合回路90、91の1次側
の端子G,H(あるいはg,h)を並列接続するだけで
よいので、設置に当たって、上記伝送線路60に何等の
細工を施す必要がない。
【0051】(実施形態4)図6は、本発明の実施形態
4の要部の構成を示す回路図であり、図4の双方向搬送
波結合回路90および91の具体的な構成を示してい
る。図6において、図5に対応する部分には同一符号を
付し、説明を省略する。図6が図5と相違する点は、図
5は伝送線路60とカメラ装置47あるいは映像復調装
置54を高周波トランスT2で電磁結合させたものであ
るが、図6の回路はコンデンサにより静電結合させてい
る。
【0052】双方向搬送波結合回路90−2(あるいは
91−2)の端子G(あるいはg)と、端子I(あるい
はi)および端子J(あるいはj)の一方の端子間には
コンデンサC1とC3を設け、端子H(あるいはh)と
端子I(あるいはi)および端子J(あるいはj)の他
方の端子間にはコンデンサC2とC4を設ける。
【0053】従って、カメラ装置47(あるいは映像復
調装置54)のFM変調回路42(あるいは搬送波発生
回路51)より出力される映像搬送波(あるいは搬送
波)は端子I(あるいはi)よりコンデンサC1および
C2を介して端子G,H(あるいはg,h)に導出さ
れ、伝送線路45(あるいは48)を介して伝送線路6
0に供給され、映像復調装置54(あるいはカメラ装置
47)に向けて伝送される。
【0054】カメラ装置47(あるいは映像復調装置5
4)より伝送線路60を介して伝送されてくる映像搬送
波(あるいは搬送波)は、端子g,h(あるいはG,
H)よりコンデンサC3、C4を介して端子j(あるい
はJ)に導出され、映像FM復調回路50(あるいは搬
送波検出部44)に供給されて、映像搬送波(あるいは
搬送波)を復調(あるいは検出)する。
【0055】上記図1および図4に示す実施形態におい
て、双方向搬送波結合回路43、49および90、91
は、同一構成にしたものを例示しているが、これらの双
方向搬送波結合回路は、上記図2、図3、図5、図6に
示す回路のいずれかのものを適宜に組み合わせて使用す
ることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明は、以上のような構成であるの
で、既設のインターホン装置の親機と子機の近傍にそれ
ぞれ映像復調装置およびカメラ装置を設け、搬送波結合
回路を介して、上記インターホン装置の既設の伝送線路
に電磁結合あるいは静電結合させるとともに、映像復調
装置の出力をテレビ受信機等のモニターに接続するだけ
でよいので、簡単な構成で安価なテレビドアホン装置を
提供することができる。またカメラ装置で撮像した被写
体の映像信号はFM変調等の変調を施しているので、双
方向の音声のベースバンド信号を伝送する既設のインタ
ーホン装置の伝送線路に直接重畳して伝送させることが
でき、新たに伝送線路の布設を要しないので、設置作業
を極めて簡単なものにすることができる。
【0057】また、既設のインターホン装置の親機側に
設けた映像復調装置に、カメラ装置からの映像搬送波と
は別の搬送波を発生させ、これを双方向搬送波結合回路
と上記伝送線路を介して、音声のベースバンド信号や映
像搬送波に重畳してカメラ装置側に伝送しているので、
カメラ装置でこの搬送波を検出し、この搬送波を検出し
たとき、カメラ装置の電池電源を全面的に動作させ、搬
送波を検出していないときは、上記電池電源を待機状態
に制御することができ、映像復調装置側よりカメラ装置
の電池電源を制御して、この電池電源の長寿命化を図る
ことができる。
【0058】また、上記映像復調装置の搬送波発生回路
で発生させる搬送波は、映像復調装置側に設けた手動の
搬送波スイッチにより選択的にカメラ装置側に伝送でき
るようにしているので、インターホン装置の親機の呼出
音が鳴動し、来訪者が来たときに、上記搬送波スイッチ
をONするようにすれば、簡単な操作で来訪者があると
きのみその映像を見ることができる。
【0059】また来訪者がないとき、すなわちインター
ホン装置が作動していないときでも上記搬送波スイッチ
を親機側でONに操作すれば簡単な操作によりインター
ホン装置とは切り離したモニターカメラとして屋外の映
像を監視することができる。このように一般に屋外に設
置することが多いカメラ装置を不要なときは、待機状態
になるよう親機側から制御できるので簡単な操作でカメ
ラ装置の電池電源の長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態のブロック図であ
る。
【図2】 図1の要部の1実施形態の構成図である。
【図3】 図1の要部の他の実施形態の構成図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態のブロック図であ
る。
【図5】 図4の要部の1実施形態の構成図である。
【図6】 図4の要部の他の実施形態の構成図である。
【図7】 従来のインターホン装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】 従来のテレビドアホン装置の構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
14 子機 15 親機 37 電池電源 38 レンズ 39 CCD 40 タイミング発生回路 41 映像信号処理回路 42 FM変調回路 43 双方向搬送波結合回路 43−1 双方向搬送波結合回路 43−2 双方向搬送波結合回路 44 搬送波検出部 45 伝送線路 47 カメラ装置 48 伝送線路 49 双方向搬送波結合回路 49−1 双方向搬送波結合回路 49−2 双方向搬送波結合回路 50 映像FM変調回路 51 搬送波発生回路 53 搬送波スイッチ 54 映像復調装置 60 伝送線路 70 1次巻線 71 2次巻線 72 3次巻線 80 第1のアンテナ導体 81 第2のアンテナ導体 82 第3のアンテナ導体 90 双方向搬送波結合回路 90−1 双方向搬送波結合回路 90−2 双方向搬送波結合回路 91 双方向搬送波結合回路 91−1 双方向搬送波結合回路 91−2 双方向搬送波結合回路 100 1次巻線 101 2次巻線 102 3次巻線 T1 高周波トランス T2 高周波トランス C1 コンデンサ C2 コンデンサ C3 コンデンサ C4 コンデンサ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の映像信号を導出する撮像手段
    と、該撮像手段より導出した映像信号を変調する変調手
    段と、該変調手段で変調した映像搬送波を既設のインタ
    ーホン装置の伝送線路に静電結合あるいは電磁結合で伝
    送するとともに、上記伝送線路を介して、上記インター
    ホン装置の親機の近傍に設置する映像復調装置から送ら
    れて来る搬送波を静電結合あるいは電磁結合により導出
    する第1の双方向搬送波結合手段と、該第1の双方向搬
    送波結合手段より導出した搬送波を検出する搬送波検出
    手段と、該搬送波検出手段で上記搬送波を検出している
    ときのみ各部への電源供給を行う電池電源手段とを備え
    た上記インターホン装置の子機の近傍に設置するカメラ
    装置を設け、上記搬送波を発生する搬送波発生手段と、
    上記伝送線路を介して、伝送される映像搬送波を静電結
    合あるいは電磁結合で取り出すとともに、上記搬送波発
    生手段より導出する搬送波を静電結合あるいは電磁結合
    で上記伝送線路に伝送する第2の双方向搬送波結合手段
    と、該第2の双方向搬送波結合手段より導出した映像搬
    送波を復調する映像復調手段を備えた上記インターホン
    装置の親機の近傍に設置する映像復調装置を設けたこと
    を特徴とするテレビドアホン装置。
  2. 【請求項2】 上記変調手段は、FM変調手段であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のテレビドアホン装置。
  3. 【請求項3】 上記第1あるいは第2の双方向搬送波結
    合手段は、高周波トランスで構成され、電磁結合を行う
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテレ
    ビドアホン装置。
  4. 【請求項4】 上記第1あるいは第2の双方向搬送波結
    合手段は、上記伝送線路の一部を構成する第1のアンテ
    ナ導体と、該第1のアンテナ導体に並設し、上記変調手
    段あるいは上記映像復調手段に接続する第2あるいは第
    3のアンテナ導体で構成され、アンテナ結合で映像搬送
    波の上記伝送線路への授受を行わせるようにしたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載のテレビドア
    ホン装置。
  5. 【請求項5】 上記搬送波発生手段を選択的に作動させ
    るスイッチング手段を設けたことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれかに記載のテレビドアホン装置。
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