JPH1093720A - テレビドアホン用カメラ装置及び映像復調装置 - Google Patents

テレビドアホン用カメラ装置及び映像復調装置

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JPH1093720A
JPH1093720A JP24583796A JP24583796A JPH1093720A JP H1093720 A JPH1093720 A JP H1093720A JP 24583796 A JP24583796 A JP 24583796A JP 24583796 A JP24583796 A JP 24583796A JP H1093720 A JPH1093720 A JP H1093720A
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JP
Japan
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video
power supply
supply circuit
circuit
wire terminal
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Application number
JP24583796A
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English (en)
Inventor
Kenji Kawabata
健治 川端
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】既設のインターホーン装置を利用した安価なテ
レビドアホン装置を得る。 【解決手段】既設のインターホーン子機14及び親機1
5の入出力端子に接続するための2線端子T1、T2及
びT3、T4を設け、この2線端子にチョークコイルC
H5、CH6及びCH7、CH8を介して接続され、装
置各部に電力を供給するスイッチングレギュレータ回路
で構成した電源回路37及び43を設けたテレビドアホ
ン用カメラ装置45及び映像復調装置46であって、上
記カメラ装置45には、被写体の像を撮像し、映像FM
変調回路42でFM変調を施した映像信号を出力するカ
メラ部本体と、上記映像FM変調回路42と、2線端子
T1、T2間に配設したコンデンサC1、C2を設け、上
記映像復調装置46には、上記2線端子T3、T4から
コンデンサC3、C4を介して供給されるFM変調が施さ
れた映像信号を復調し、コンポジット映像信号を出力す
る映像FM復調回路44を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭に設置さ
れる音声双方向通話のみのインターホーンに接続して、
テレビドアホン装置を得るテレビドアホン用カメラ装置
及び映像復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より音声インターホーンは、安価で
あることから一般住宅や事務所に広く普及している。ま
た、近年インターホーンに来訪者の画像を伝送すること
ができるようにしたカメラを内蔵し、室内親機にモニタ
ーテレビを設けたテレビドアホンが普及し始めてきた。
図2は、従来より普及している音声インターホーンの代
表的な構成を示すブロック図であり、図3は、近年普及
し始めているテレビドアホンの代表的な構成を示すブロ
ック図である。
【0003】図2の音声インターホーンにおいて、室外
に設置された子機14の呼出ボタンS1が押圧される
と、これを検出回路5で検出して、2線式の伝送回線5
0を介し、親機15に呼出しがあったことが伝えられ
る。親機15は、この信号を受けて、電源制御回路12
より、上記伝送回線50を介し子機14に電源を供給す
る。待機時は子機14に電源が供給されず、呼出ボタン
S1が押圧されたことを検出して、電源が供給されるよ
うになっている。一般的には、検出回路5により電源が
逆極性状態で短絡されたことを親機15で検出すること
によって、上記の電源の供給の制御を行うようにしてい
るものが多い。
【0004】通話状態に入ると、子機14と親機15双
方のスピーチ制御回路3、6の作動で2線式の伝送回線
50を介し、音声の双方向の同時通話ができる。また、
子機14より呼出信号が親機15に来た時に、電源制御
回路12はこれを検知して呼出音発生回路8を起動し、
親機スピーカ9より呼出し音を鳴動させるようにしてい
る。
【0005】図中1は子機14のマイクであり、その出
力はマイクアンプ2で増幅された後、上記のスピーチ制
御回路3を介し、伝送回線50に送られる。4は、上記
スピーチ制御回路3に接続されたスピーカであり、親機
15より上記2線式の伝送回線50を介して送られてく
る音声を出力する。また、7は親機15のスピーカアン
プであり、10は親機15のマイクであって、このマイ
ク10の出力は、マイクアンプ11で増幅した後、上記
スピーチ制御回路6より、上記2線式伝送回線50を介
し、子機14に伝送される。13は、商用電源と上記電
源制御回路12間に設けられた電源部である。
【0006】図3のテレビドアホンにおいて、来訪者に
よりテレビドアホン子機35内の呼出ボタンS2が押圧
されると、子機多重化伝送部17がこれを検出して、C
CDカメラ部16を起動させ、CCDカメラ部16から
の映像信号を子機多重化伝送部17と多重化伝送路51
を通して、親機36の親機多重化部25に伝送する。
【0007】なお映像信号は、ベースバンドで伝送され
る場合とFM変調される場合がある。多重化伝送部25
は、映像信号と双方向音声搬送波が共存できるように信
号処理を行う回路であり、映像信号は多重化伝送部25
を通過した後、映像信号処理部26を経て、画像表示部
27に出力され、来訪者を視認することができる。
【0008】また、子機35側からの音声信号は、子機
35内のマイク18と音声信号を増幅するマイクアンプ
19を経て、音声変調部20でFM変調され、子機35
及び親機36の多重化伝送部17,25を経て、親機3
6側に設けた音声復調部31で復調され、スピーカアン
プ32を経て、スピーカ33より出力される。
【0009】逆に、親機36からの音声信号は、マイク
28、マイクアンプ29を経て、変調部30にてFM変
調され、親機36及び子機35の多重化伝送部25,1
7を経て、子機音声復調部21で復調され、スピーカア
ンプ22を経て、スピーカ23に供給される。必要な直
流電源は商用電源より親機36側に設けた電源部34で
作られるが、子機35に必要な直流電源は、親機電源部
34よりチョークコイルCH3,CH4及び子機内のチ
ョークコイルCH1,CH2を通して子機35側に設け
た電源部24に供給され、この電源部で作られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述するように、従来
のテレビドアホン装置は、双方向の音声だけでなく、片
方向の映像信号を伝送するようにしているので、来訪者
を映像で確認できるというメリットは大きいが、映像系
を設けることにより構成が複雑で高価なものになり、普
及が遅れる原因になっている。また、音声インターホー
ン装置は広く普及しているが、これが設置されていると
ころでは、新たに従来のテレビドアホン装置を設置する
と、既存の音声インターホーン装置が不要となり、取り
外すことが多い。このため資源の浪費になり、また、音
声インターホーン装置を廃棄することに対する抵抗感も
強いという問題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
テレビドアホン用カメラ装置は、被写体を撮像し、撮像
した被写体の映像信号をFM変調して出力するカメラ部
本体と、該カメラ部本体の各部に電力を供給する電源回
路と、既設の音声インターホーン子機の入出力端子に接
続する端子であって、上記カメラ部本体の出力端子及び
上記電源回路の入力端子が接続される2線端子を設け、
上記電源回路は、上記2線端子を介して、既設の上記音
声インターホーンより電源電力の供給を受けられるよう
にするとともに、上記カメラ部本体より出力されるFM
変調が施された被写体の映像信号を上記2線端子を介し
て、既設の音声インターホーンの伝送回線に重畳して伝
送できるようにしたことを特徴とする。
【0012】従って、このテレビドアホン用カメラ装置
の2線端子を既設の音声インターホーンの子機の入出力
端子に接続すると、上記音声インターホーンの親機より
既設の伝送回線を介して、上記子機に供給される電源電
力が、該子機の入出力端子を介し、更に上記2線端子を
介して、上記電源回路に供給される。そして、この電源
回路より、上記カメラ部本体の各部に電力を供給し、該
カメラ部本体を作動させる。
【0013】一方、カメラ部本体は、被写体を撮像し、
撮像した被写体の映像信号をFM変調して、FM変調し
た映像信号を上記2線端子に出力する。従って、このF
M変調した被写体の映像信号は、既設の上記音声インタ
ーホーンの子機の入出力端子を介し、該音声インターホ
ーンの伝送回線に供給され、該伝送回線で、親機から供
給される電源電圧と、上記音声インターホーンのベース
バンド音声信号の双方向音声入出力信号に重畳して、上
記音声インターホーンの親機側に伝送される。
【0014】請求項2に係るテレビドアホン用カメラ装
置は、請求項1記載のテレビドアホン用カメラ装置にお
いて、上記電源回路は、スイッチングレギュレータ回路
より成り、該電源回路と、上記2線端子間にはチョーク
コイルを設けたことを特徴とする。
【0015】従って、上記2線端子より供給される既設
の音声インターホーンの親機からの電源電力は、スイッ
チングレギュレータ回路で構成する電源回路に導かれ、
ここで、カメラ部本体に必要な安定した直流電圧を供給
する。この場合、既設の音声インターホーンの伝送回線
に重畳される直流電圧は、メーカや機種等によってまち
まちであり、また、伝送回線の電圧は、音声インターホ
ーンのスピーカ作動時の音声出力により、常時変動す
る。
【0016】上記スイッチングレギュレータは上記伝送
回線における上記の電圧の違い、或いは変化に対して、
負荷に所定の電圧を安定して供給することができるの
で、上記のカメラ部本体を安定して作動させることがで
きる。また、上記電源回路は、上記伝送回線に接続され
るので、電源回路の低インピーダンス化により、伝送回
線で伝送される音声信号やFM変調された映像信号が減
衰するが、上記チョークコイルは上記電源回路側のイン
ピーダンスを上げるので、信号の減衰を防止することが
できる。
【0017】請求項3に係るテレビドアホン用カメラ装
置は、請求項1記載のテレビドアホン用カメラ装置にお
いて、上記カメラ部本体より出力されるFM変調が施さ
れた被写体の映像信号は、コンデンサを介して上記2線
端子に供給するようにしたことを特徴とする。
【0018】従って、カメラ部本体より出力されるFM
変調が施された被写体の映像信号はコンデンサを介し、
更に2線端子を介して、既設の音声インターホーンの伝
送回線に供給され親機側に伝送される。この場合、音声
インターホーンにおける音声信号の帯域は、20Hz〜
5kHz程度であるが、映像信号の帯域はDC〜4MH
zの広帯域であるので、両信号をそのまま重畳すると混
信を起こす。
【0019】これを避けるためFM変調を施し、両信号
の重畳による共存を図っている。またカメラ部本体より
導出されるFM変調が施された映像信号はコンデンサを
介し、容量結合で、上記伝送回線に供給されるので、上
記伝送回線に親機側から電力供給のため重畳される直流
電圧をカットすることができ、該直流電圧によるカメラ
部本体への影響を防ぐことができる。
【0020】請求項4に係るテレビドアホン用映像復調
装置は、FM変調が施された被写体の映像信号をFM復
調し、映像信号出力を導出する映像FM復調回路と、該
映像FM復調回路に電力を供給する電源回路と、上記映
像FM復調回路及び上記電源回路の入力端子が接続さ
れ、且つ、既設の音声インターホーン親機の入出力端子
に接続可能な2線端子を設け、上記電源回路は、上記2
線端子を介して、既設の上記音声インターホーン親機よ
り電源電力の供給を受けられるようにするとともに、上
記映像FM復調回路は、上記2線端子を介して、既設の
上記音声インターホーンの伝送回線に重畳される被写体
の映像FM変調信号を入力できるようにしたことを特徴
とする。
【0021】従って、このテレビドアホン用映像復調装
置の2線端子を既設の音声インターホーンの親機の入出
力端子に接続すると、この親機より既設の伝送回線に供
給される電源電力が、上記親機の入出力端子を介し、更
に上記2線端子を介して、上記電源回路に供給される。
そして、この電源回路より、上記映像FM復調回路に電
力を供給し、該映像FM復調回路を作動させる。
【0022】映像FM復調回路が作動すると、上記音声
インターホーンの伝送回線に重畳されてくるカメラ装置
からのFM変調が施された被写体の映像信号が、上記映
像FM復調回路に供給され、ここでFM復調が行われ
て、元のコンポジット映像信号が出力される。従って、
このコンポジット映像信号を既存のテレビジョン受像機
や専用のモニター装置に入力することにより、被写体の
映像を映出させることができる。
【0023】請求項5に係るテレビドアホン用映像復調
装置は、請求項4記載のテレビドアホン用映像復調装置
において、上記電源回路は、スイッチングレギュレータ
回路より成り、該電源回路と上記2線端子間にはチョー
クコイルを設けたことを特徴とする。
【0024】従って、上記2線端子より供給される既設
の音声インターホーンの親機からの電源電力は、スイッ
チングレギュレータ回路で構成する電源回路に導かれ、
ここで、テレビドアホン用映像復調装置に必要な安定し
た直流電圧を供給する。この場合、既設の音声インター
ホーンの伝送回線に上記親機より重畳される直流電圧
は、メーカや機種等によってまちまちであり、また、伝
送回線の電圧は、上記音声インターホーンのスピーカ作
動時の音声出力により常時変動する。
【0025】上記スイッチングレギュレータ回路は、上
記伝送回線における上記の電圧の違い、或いは変化に対
して、負荷に所定の電圧を安定して供給することができ
るので、上記の映像FM復調回路を安定して作動させる
ことができる。また、上記の電源回路は、上記の伝送回
線に接続されているので、電源回路の低インピーダンス
化により、伝送回線で伝送される音声信号や映像信号が
減衰するが、上記チョークコイルは、上記電源回路側の
インピーダンスを上げ、電源回路による、上記両伝送信
号の減衰を防止するようにしている。
【0026】請求項6に係るテレビドアホン用映像復調
装置は、既設の上記音声インターホーンの伝送回線に、
該音声インターホーンの親機側で接続可能な上記2線端
子と、上記映像FM復調回路間をコンデンサを介して結
合したことを特徴とする。
【0027】従って、既設の音声インターホーンの伝送
回線より、上記2線端子を介し、更にコンデンサを介し
て、映像FM復調回路に供給される被写体のFM変調が
施された映像信号は、上記映像FM復調回路で復調さ
れ、元のコンポジット映像信号として出力される。
【0028】この場合、FM復調が施された映像信号と
上記伝送回線において重畳される音声インターホーンの
双方向のベースバンド音声信号は、上記の映像FM復調
回路で除去され、また、上記伝送回線に重畳される音声
インターホーン親機からの直流電源電圧は、上記のコン
デンサにより除去され、この直流電源電圧が映像FM復
調回路に影響を及ぼすことはない。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態のブ
ロック図である。図1において、45は、本発明のテレ
ビドアホン用カメラ装置であり、該テレビドアホン用カ
メラ装置45には、既設の音声ドアホン子機14の入出
力端子T5、T6に接続するための2線端子T1、T2
が設けられている。
【0030】この2線端子T1、T2は、上記テレビド
アホン用カメラ装置45の映像出力信号を上記音声ドア
ホン子機14の入出力端子T5、T6を介し、音声ドア
ホン装置用として既設の伝送回線50に送るためのもの
であるとともに、上記伝送回線50を介して、音声ドア
ホン親機15より子機14に供給される直流電圧を取り
込むためのものである。
【0031】上記2線端子T1、T2より取り込まれた
直流電圧は、チョークコイルCH5、CH6を介して、
スイッチングレギュレータ回路で構成する電源回路37
に供給され、該電源回路37で所定の電圧にして、上記
テレビドアホン用カメラ装置45の各部に供給される。
【0032】既設の音声インターホーン子機14より供
給される直流電圧は、装置により異なる場合が多く、ま
た、上記子機14に設けたスピーカの駆動時における負
荷電流の変化により、子機14の入出力端子T5、T6
の端子電圧が変動するので、所定のしかも安定した直流
電圧をカメラ装置45の各部に供給できるようにするた
め、上記スイッチングレギュレータ回路で構成する電源
回路37を設けている。上記チョークコイルCH5、C
H6は、上記電源回路37の入力部の低インピーダンス
化による音声信号及び映像搬送波の減衰を抑制するため
のものである。
【0033】38は、レンズを含む光学装置であり、該
光学装置38で撮影した被写体の像は、タイミング信号
発生回路40で制御されるCCD装置39で撮像され、
映像信号処理回路41に供給されて、直流から4MHz
の広帯域のコンポジット信号に変換される。
【0034】そして、被写体のこのコンポジット信号
は、既設の音声インターホーン装置の子機14と親機1
5間の双方向のベースバンド音声信号と、2線上で共存
できるように、映像FM変調回路42によりFM変調が
施される。FM変調が施された映像信号は、コンデンサ
1、C2を介し、更に上記2線端子T1、T2、及び入
出力端子T5、T6と伝送線路50を介して、双方向の
音声信号を直流電源電圧に重畳して親機15側に伝送さ
れる。
【0035】46は、本発明のテレビドアホン用映像復
調装置であり、該テレビドアホン用映像復調装置46に
は、既設の音声ドアホン装置の親機15の入出力端子T
7、T8に接続するための2線端子T3、T4が設けら
れている。この2線端子T3、T4は、既設の伝送回線
50に重畳して伝送されてくるFM変調が施された、上
記テレビドアホン用カメラ装置45からの映像信号を取
り入れるとともに、音声ドアホン親機15から供給され
る直流電圧を取り込むためのものである。
【0036】上記2線端子T3、T4より取り込まれた
直流電圧は、チョークコイルCH7、CH8を介して、
上記テレビドアホン用映像復調装置46用のスイッチン
グレギュレータ回路で構成した電源回路43に供給さ
れ、該電源回路43より、所定の電圧にして、上記テレ
ビドアホン用映像復調装置46の各部に供給される。
【0037】このテレビドアホン用映像復調装置46側
にもスイッチングレギュレータ回路で構成した電源回路
43を設けるのは、上述するテレビドアホン用カメラ装
置45の場合と同様である。また、上記スイッチング電
源回路43の入力部にチョークコイルCH7、CH8を
設けているのは、上記テレビドアホン用カメラ装置45
のスイッチング電源回路37の前段に設けているチョー
クコイルCH5及びCH6と同様の動作を行う。
【0038】2線端子T3、T4より、テレビドアホン
用映像復調装置46に子機側より供給されるFM変調が
施された被写体の映像信号は、コンデンサC3、C4を介
して、映像FM復調回路44に供給され、ここで、FM
復調されてコンポジット映像信号出力を導出する。
【0039】このコンポジット映像信号出力を既設のテ
レビジョン受像機の入力端子に接続すると、該テレビジ
ョン受像機に、上記テレビドアホン用カメラ装置45で
撮影した来訪者の映像を映出することができる。上記の
コンポジット映像信号出力は、既存のテレビジョン受像
機に供給する代わりに専用のモニター装置に接続しても
よいのは勿論である。
【0040】また、上記テレビドアホン用映像復調装置
46より導出するコンポジット映像信号出力は、電波等
を用いてワイヤレスで送信することもでき、この場合、
テレビジョン受像機やモニター装置への配線の不要なシ
ステムを構成することができる。また、上記のテレビド
アホン用カメラ装置45及びテレビドアホン用映像復調
装置46は、共に小型、軽量に構成することができ、そ
れぞれ既設のインターホーン用の子機14及び親機15
に両面テープ等で簡単に固定することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上にように、カメラ部本体で
撮像した被写体の映像信号をFM変調して既設の音声イ
ンターホーンの伝送回線に重畳し、映像復調装置では、
FM復調を施して、元の映像信号を取り出すようにして
いるので、映像信号を音声信号の伝送回線を用いて伝送
させることができる。
【0042】従って、カメラ装置の2線端子を既設の音
声インターホーン子機の入出力端子に、また映像復調装
置の2線端子を既設の音声インターホーン親機の入出力
端子に接続するとともに、上記映像復調装置の出力を既
設のテレビジョン受像機、或いはモニター装置等に接続
すれば、既設の音声インターホーンを利用しながら、テ
レビドアホン装置にすることができる。
【0043】そのため、既設の音声インターホーンを廃
棄せずに追加部分のみの増設で済むので、省資源で、且
つ安価なテレビドアホン装置を構成することができる。
また、新たに配線を布設する必要がなく、しかもカメラ
装置及び映像復調装置の2線端子を既設の音声インター
ホーンの各入出力端子に接続するだけでよいので、設置
のための手間及びコストを著しく低減させることができ
る。
【0044】また、上記カメラ装置及び映像復調装置の
電源回路は、スイッチングレギュレータ回路で構成さ
れ、それぞれチョークコイルを介し、更に各2線端子を
介して、既設の音声インターホーンの各入出力端子に接
続されるので、上記音声インターホーンの親機より供給
される電源電圧が機種によって相違している場合でも、
上記スイッチングレギュレータ回路により、所定の電圧
を各部に供給することができる。
【0045】また、音声インターホーンの入出力端子の
電圧は、音声通話時の音声出力の強弱に応じて変動する
ため、2線端子を介して上記入出力端子に接続された上
記電源回路の入力側電圧は変動するが、この電源回路
は、スイッチングレギュレータ回路で構成されているの
で、安定した所定の直流電圧を出力することができる。
【0046】また、上記音声インターホーンの親機より
供給される電源電力は、映像信号及び双方向の音声信号
が伝送される伝送回線に重畳されているが、上記チョー
クコイルにより、上記各信号に対し、2線端子より、電
源回路側を見たインピーダンスが高くなっているので、
上記電源回路が上記各信号に影響を与えることはない。
【0047】また、カメラ部本体でFM変調が施された
被写体の映像信号は、コンデンサを介して既設の音声イ
ンターホーンの伝送回線に出力され、上記伝送回線を介
して音声インターホーンの親機側に伝送された上記映像
信号は、コンデンサを介して映像FM復調回路に供給さ
れるので、上記両コンデンサにより、上記伝送回線に重
畳される音声インターホーン親機からの直流電源電圧は
カットされる。従って、上記映像信号を直流電源電圧が
印加される伝送回線に重畳しても、この電源電圧が、上
記カメラ部本体及び映像FM復調回路に影響を与えない
ようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のブロック図である。
【図2】 従来の音声インターホーン装置のブロック図
である。
【図3】 従来のテレビドアホン装置のブロック図であ
る。
【符号の説明】
14 音声ドアホン子機 15 音声ドアホン親機 37 電源回路 38 光学装置 39 CCD装置 40 タイミング発生回路 41 映像信号処理回路 42 映像FM変調回路 43 電源回路 44 映像FM復調回路 45 テレビドアホン用カメラ装置 46 テレビドアホン用映像復調装置 50 伝送回線 T1、T2、T3、T4 2線端子 T5、T6、T7、T8 入出力端子 CH5、CH6、CH7、CH8 チョークコイル C1、C2、C3、C4 コンデンサ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像し、撮像した被写体の映像
    信号をFM変調して出力するカメラ部本体と、該カメラ
    部本体の各部に電力を供給する電源回路と、既設の音声
    インターホーン子機の入出力端子に接続する端子であっ
    て、上記カメラ部本体の出力端子及び上記電源回路の入
    力端子が接続される2線端子を設け、上記電源回路は、
    上記2線端子を介して、既設の上記音声インターホーン
    より電源電力の供給を受けられるようにするとともに、
    上記カメラ部本体より出力されるFM変調が施された被
    写体の映像信号を上記2線端子を介して、既設の音声イ
    ンターホーンの伝送回線に重畳して伝送できるようにし
    たことを特徴とするテレビドアホン用カメラ装置。
  2. 【請求項2】 上記電源回路は、スイッチングレギュレ
    ータ回路より成り、該電源回路と、上記2線端子間には
    チョークコイルを設けたことを特徴とする請求項1記載
    のテレビドアホン用カメラ装置。
  3. 【請求項3】 上記カメラ部本体より出力されるFM変
    調が施された被写体の映像信号は、コンデンサを介して
    上記2線端子に供給するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のテレビドアホン用カメラ装置。
  4. 【請求項4】 FM変調が施された被写体の映像信号を
    FM復調し、映像信号出力を導出する映像FM復調回路
    と、該映像FM復調回路に電力を供給する電源回路と、
    上記映像FM復調回路及び上記電源回路の入力端子が接
    続され、且つ、既設の音声インターホーン親機の入出力
    端子に接続可能な2線端子を設け、上記電源回路は、上
    記2線端子を介して、既設の上記音声インターホーン親
    機より電源電力の供給を受けられるようにするととも
    に、上記映像FM復調回路は、上記2線端子を介して、
    既設の上記音声インターホーンの伝送回線に重畳される
    被写体の映像FM変調信号を入力できるようにしたこと
    を特徴とするテレビドアホン用映像復調装置。
  5. 【請求項5】 上記電源回路は、スイッチングレギュレ
    ータ回路より成り、該電源回路と上記2線端子間にはチ
    ョークコイルを設けたことを特徴とする請求項4記載の
    テレビドアホン用映像復調装置。
  6. 【請求項6】 既設の上記音声インターホーンの伝送回
    線に、該音声インターホーンの親機側で接続可能な上記
    2線端子と、上記映像FM復調回路間をコンデンサを介
    して結合したことを特徴とする請求項4記載のテレビド
    アホン用映像復調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008092513A (ja) * 2006-10-05 2008-04-17 Kocom Co Ltd 4線方式のビデオ・フォーン
JP4515431B2 (ja) * 2006-10-05 2010-07-28 ココム株式会社 4線方式のビデオ・フォーン

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