JP2004201186A - インターホン装置 - Google Patents

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Toshio Seike
俊雄 清家
Masahiro Tanaka
昌浩 田中
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Abstract

【課題】インターホン子機に入来する騒音をインターホン親機から出力させないようにして、インターホン親機操作者が、耳障りな騒音によって不快になることを防止できるインターホン装置を提供する。
【解決手段】インターホン子機1で撮像した映像をインターホン親機2でモニタするモニタ機能と、インターホン子機1とインターホン親機2との間の双方向通話機能とを有したインターホン装置において、インターホン子機1の音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量を超えたときに、インターホン親機2の音声出力装置24の音声出力をミュートさせる音声制御回路25を設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターホン子機に設けられたテレビカメラ等で撮像された映像をインターホン親機でモニタしながら、インターホン子機とインターホン親機との間で双方向に通話をすることができるインターホン装置に関するものであり、特に、インターホン子機に入力された音声の音量に応じてインターホン親機の音声出力を制御するインターホン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のモニタ機能の付いたインターホン装置において、風雨にさらされる屋外に設置されることの多いインターホン子機の音声入力装置には、インターホン親機に伝えられるべき音声情報である来訪者等のインターホン子機操作者の音声以外に、風雨等による騒音(風圧音、雨の衝撃音等の騒音)が入力されることがある。このような騒音の音量が大きい場合、インターホン親機の出力音声を聞いている家人等のインターホン親機操作者は、前記騒音によってインターホン子機操作者の発する音声が聞こえず、聞いても意味がなく耳障りな前記騒音だけが聞こえるので不快になることがあった。
【0003】
従来のインターホン装置に応用されたマイク音声増幅回路は、マイクに過渡的な大きい音量の音声が入来した場合、その音声の音声信号の振幅を抑制するリミッタ回路を設けることにより、このマイク音声増幅回路が応用されたインターホン装置の通話品質を維持している(例えば、特許文献1参照)。また、テレビ受像器を用いたインターホン装置において、インターホン装置で通話している間はインターホンモニタのためのテレビ受像器の音声を小さく制御するようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−22062号公報 (第3−5頁、第1図)
【特許文献2】
特開平1−268340号公報 (第1−3頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の従来技術によれば、インターホン親機から出力されるインターホン子機に入力された過渡的な騒音を低減することはできるが、インターホン子機操作者の音声が聞こえなくなるような騒音がインターホン子機の音声入力装置に常時入力されている場合は、前記騒音がインターホン親機にそのまま伝えられ、インターホン親機の出力音声を聞いているインターホン親機操作者は、前記騒音によってインターホン子機操作者の音声が聞こえず、聞いても意味がなく耳障りな前記騒音だけが聞こえるので不快になることがあるという問題があった。
【0006】
また、特許文献2に記載の従来技術によれば、インターホンモニタするためのテレビ受像器から出力される騒音は小さくすることができるが、インターホン子機からインターホン親機に伝えられる騒音はそのまま伝えられ、この騒音がインターホン子機操作者の音声が聞こえなくなるような騒音である場合は、インターホン親機の出力音声を聞いているインターホン親機操作者は、前記騒音によってインターホン子機操作者の音声が聞こえず、聞いても意味がなく耳障りな前記騒音だけが聞こえるので不快になることがあるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑み、インターホン子機操作者の音声が聞こえなくなるような騒音がインターホン子機の音声入力装置に入力された場合に、インターホン子機で撮像された映像だけをインターホン親機に伝え、出力しても意味がなく、単なる騒音でしかないインターホン親機からの音声出力を出力しないようにして、インターホン親機の音声出力を聞いているインターホン親機操作者が耳障りな騒音によって不快になることを防止できるインターホン装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、インターホン子機で撮像した映像をインターホン親機でモニタするモニタ機能と、前記インターホン子機とインターホン親機との間の双方向通話機能とを有したインターホン装置において、前記インターホン子機の音声入力装置に入力された音声の音量が所定の音量を超えたときに、前記インターホン親機の音声出力装置の音声出力をミュートさせる音声制御回路を設けたものである。
【0009】
この発明のインターホン装置によれば、インターホン子機の音声入力装置に入来する音声の音量が所定の音量より大きいときは、インターホン親機の音声出力装置から出力される音声をミュートさせることができる。これにより、屋外に設置されることの多いインターホン子機の音声入力装置に、来訪者等のインターホン子機操作者の発する音声が聞こえなくなるような騒音が入来しても、この騒音がインターホン親機の音声出力装置から出力されないようにすることができ、インターホン親機の音声出力装置の出力音声を聞いている家人等のインターホン親機操作者が、前記インターホン子機操作者の発する音声が聞こえず、聞いても意味のない耳障りな騒音だけが聞こえ、不快になることを防止することができる。
【0010】
また、上述のようにインターホン親機の出力音声がミュートされた場合であっても、インターホン子機で撮像した映像をインターホン親機でモニタするモニタ機能により、インターホン親機で来訪者等を確認しようする家人等のインターホン親機操作者は、インターホン親機に設けられたテレビモニタ等でインターホン子機の付近にいる来訪者等のインターホン子機操作者をモニタすることができるので、来訪者等のインターホン子機操作者を確認することができる。
【0011】
また、上述のようにインターホン親機の出力音声がミュートされた場合であっても、インターホン親機の音声入力装置に入力された音声はインターホン子機の音声出力装置から出力されるので、来訪者等のインターホン子機操作者を認識した家人等のインターホン親機操作者は、インターホン子機操作者に音声による適当な応答を与えることができる。
【0012】
また、例えば、撮像手段、映像信号送信手段、子機音声入力装置、子機音声回路、および子機音声出力装置を備えたインターホン子機と、映像表示手段、親機音声入力装置、親機音声回路、および親機音声出力装置を備えたインターホン親機と、前記インターホン子機とインターホン親機を接続する音声伝送路とから成り、前記撮像手段で撮像された映像を前記映像信号送信手段によって映像信号に変換して送信し、前記映像表示手段で受信して表示するとともに、前記インターホン子機に入力された音声を前記子機音声入力装置で第1の音声信号に変換し、前記子機音声回路、音声伝送路、親機音声回路を介して前記親機音声出力装置に伝送し、前記親機音声出力回路で音声に変換して出力し、前記インターホン親機に入力された音声を前記親機音声入力装置で第2の音声信号に変換し、前記親機音声回路、音声伝送路、子機音声回路を介して前記子機音声出力装置に伝送し、前記子機音声出力装置で音声に変換して出力するインターホン装置において、前記親機音声回路と前記親機音声出力装置との間、または前記子機音声回路と前記子機音声入力装置との間の前記第1の音声信号が伝送される伝送経路中に、前記子機音声入力装置に入力された音声の音量が所定の音量を超えたときに、前記親機音声出力装置の出力をミュートさせる音声制御回路を設けると良い。
【0013】
このようにすると、前記親機音声回路と前記親機音声出力装置との間、または前記子機音声回路と前記子機音声入力装置との間の音声信号伝送経路は、前記第1の音声信号のみが伝送される伝送経路であるので、これらの伝送経路中に前記音声制御回路を設けると、前記第1の音声信号に含まれる音量情報から子機音声入力装置に入力された音声の音量が前記所定の音量を超えるかどうかの判断が、インターホン子機とインターホン親機の間を伝送される前記映像信号および前記第1、第2の音声信号の混在した信号から前記第1の音声信号のみを分離する回路等を新たに設けることなく容易に行え、本発明に係るインターホン装置の構成を簡単にすることができる。
【0014】
尚、前記子機音声入力装置に入力された音声の音量と比較される前記所定の音量は、ユーザ等のインターホン装置の操作者によって所望の音量に設定可能にすることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係るインターホン装置の電気的構成を示すブロック図である。
【0016】
図1において、1はインターホン子機を示し、2はインターホン親機を示す。インターホン子機1とインターホン親機2とは共通配線3(音声伝送路)で接続されている。インターホン子機1は、固体撮像素子(例えば、CCD、MOS型撮像素子)を有し、来訪者等の被写体を撮像する撮像手段11と、撮像手段11からの撮像信号(サンプリングされた状態の映像信号)を映像信号に変換する映像信号変換回路12(映像信号送信手段)と、映像信号変換回路12からの映像信号をFM変調し、変調された映像信号を共通配線3を介してインターホン親機2に送信する変調回路13(映像信号送信手段)とを備えている。
【0017】
また、インターホン子機1は、入力された音声をベースバンド信号である音声信号S1に変換する子機音声入力装置14と、共通配線3に接続されたハイブリッドトランス(図示せず)を含むハイブリッド回路(図示せず)を有し、この音声信号S1を共通配線3を介してインターホン親機2に伝送するとともに、インターホン親機2から共通配線3を介して伝送された音声信号S2を得る子機音声回路16と、この音声信号S2を音声に変換して出力する子機音声出力装置15とを備えている。
【0018】
インターホン親機2は、共通配線3に接続され、変調回路13からのFM変調された映像信号を受信してベースバンドの映像信号にFM復調する復調回路22(映像表示手段)と、液晶ディスプレイ、平板型CRTディスプレイ等で構成され、復調回路22からの映像信号を表示するテレビモニタ21(映像表示手段)とを備えている。
【0019】
また、インターホン親機2は、入力された音声をベースバンド信号である音声信号S2に変換する親機音声入力装置23と、共通配線3に接続されたハイブリッドトランス(図示せず)を含むハイブリッド回路(図示せず)を有し、この音声信号S2を共通配線3を介してインターホン子機1に伝送するとともに、インターホン子機1から共通配線3を介して伝送された音声信号S1を得る親機音声回路26と、親機音声回路26からの音声信号S1に含まれる音量情報から得た子機音声入力装置14に入力された音声の音量と所定の音量とを比較し、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量より大きい場合に音声信号S1を出力しないように制御する音声制御回路25と、音声制御回路25からの音声信号S1を音声に変換して出力する親機音声出力装置24とを備えている。
【0020】
次に、以上説明した構成のインターホン装置のモニタ動作について説明する。先ず、インターホン子機1に備えられたCCD等の撮像素子を有したテレビカメラ等の撮像手段11で撮像された映像が、撮像手段11により撮像信号に変換されて映像信号変換回路12に与えられ、映像信号変換回路12はこの撮像信号をベースバンドの映像信号に変換して変調回路13に与える。そして、変調回路13は、このベースバンドの映像信号をFM変調し、共通配線3を介してインターホン親機2の復調回路22に送信する。
【0021】
次に、復調回路22は、送信されたFM変調された映像信号を受信してFM復調し、ベースバンドの映像信号を得る。そして、このベースバンドの映像信号をテレビモニタ21に与え、テレビモニタ21はこのベースバンドの映像信号を表示する。
【0022】
このようにして、来訪者等のインターホン子機1の操作者を含む撮像手段11で撮像された映像が、テレビモニタ21に表示されるので、例えば、屋内に設置されたインターホン親機2の設置場所からは屋外に設置されたインターホン子機1の設置場所を直視できない場合であっても、家人等のインターホン親機2の操作者は、来訪者等のインターホン子機1の操作者の姿をテレビモニタ21に表示される映像で確認することができる。
【0023】
次に、以上説明した構成のインターホン装置の通話動作について説明する。
先ず、インターホン子機1の子機音声入力装置14に入力された音声は、ベースバンドの音声信号S1に変換され、子機音声回路16に伝送される。そして、この音声信号S1は子機音声回路16内のハイブリッド回路(図示せず)に導かれ、さらにこのハイブリッド回路内のハイブリッドトランス(図示せず)に接続された共通配線3を介してインターホン親機2の親機音声回路26に伝送される。
【0024】
親機音声回路26は共通配線3に接続された親機音声回路26内のハイブリッドトランス(図示せず)を含むハイブリッド回路(図示せず)から音声信号S1を得る。そして、この音声信号S1は親機音声回路26から音声制御回路25を介して親機音声出力装置24に伝送され、音声出力装置24によって音声に変換されて出力される。尚、音声制御回路25の動作は後述する。
【0025】
また、インターホン親機2の親機音声入力装置23に入力された音声は、ベースバンドの音声信号S2に変換され、親機音声回路26に伝送される。そして、この音声信号S2は親機音声回路26内のハイブリッド回路(図示せず)に導かれ、さらにこのハイブリッド回路内のハイブリッドトランス(図示せず)に接続された共通配線3を介してインターホン子機1の子機音声回路16に伝送される。
【0026】
子機音声回路16は共通配線3に接続された子機音声回路16内のハイブリッドトランス(図示せず)を含むハイブリッド回路(図示せず)から音声信号S2を得る。そして、この音声信号S2は子機音声回路16から子機音声出力装置15に伝送され、音声出力装置15によって音声に変換されて出力される。
【0027】
このようにして、インターホン子機1の子機音声入力装置14に入力された音声に応じた音声がインターホン親機2の親機音声出力装置24から出力され、インターホン親機2の親機音声入力装置23に入力された音声に応じた音声がインターホン子機1の子機音声出力装置15から出力されるので、例えば、屋内に設置されたインターホン親機2の設置場所と屋外に設置されたインターホン子機1の設置場所との間では直接の会話ができない場合であっても、家人等のインターホン親機2の操作者と来訪者等のインターホン子機1の操作者とが双方向の通話をすることができる。
【0028】
尚、このように音声信号としてベースバンド信号を使用する場合には、子機音声回路16および親機音声回路26に配設されたハイブリッドトランス(図示せず)を含むハイブリッド回路(図示せず)のバランスによりインターホン子機1とインターホン親機2との間の同時送受話が可能になっている。
【0029】
次に、音声制御回路25の動作を説明する。音声制御回路25は、親機音声回路26からの音声信号S1が入力されると、この音声信号S1に含まれる音量情報に基づいて、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が予め定められた所定の音量を超えているかどうかを判断する。そして、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が前記所定の音量を超えていると判断した場合は、音声信号S1を出力しないようにする出力ミュートを行う。
【0030】
例えば、音声制御回路25の出力経路を遮断するスイッチを設け、前記出力ミュートを行うときは、このスイッチを開放することにより音声制御回路25の出力が出ないようにすることができる。または、音声制御回路25の出力とグランド間にスイッチを設け、前記出力ミュートを行うときは、このスイッチを閉成することにより音声制御回路25の出力をグランドレベルに固定するようにしても出力ミュートを行うことができる。
【0031】
一方、音声制御回路25は、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が前記所定の音量より小さいと判断した場合は、音声信号S1をそのまま出力する。
【0032】
従って、音声制御回路25の出力が与えられる親機音声出力装置24は、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量を超えている場合は、音声出力がミュートされる、即ち、音声が出力されない。そして、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量より小さい場合は、親機音声出力装置24から音声信号S1、即ち、子機音声入力装置14に入力された音声に応じた音声が出力される。
【0033】
例えば、音声制御回路25に、親機音声出力装置24の音声出力をミュートさせる基準音量が−5dBmと設定されている場合、音声制御回路25が音声信号S1に含まれる音量情報から子機音声入力装置14に入力された音声の音量が−10dBmであると判断したときは、親機音声出力装置24に音声信号S1をそのまま与えるので、親機音声出力装置24は子機音声入力装置14に入力された音声に応じた音声を出力する。また、音声制御回路25が音声信号S1に含まれる音量情報から子機音声入力装置14に入力された音声の音量が−1dBmであると判断したときは、親機音声出力装置24に音声信号S1を与えないので、親機音声出力装置24の音声出力はミュートされる。
【0034】
以上説明した第1の実施形態によれば、インターホン子機1に入来する音声の音量が所定の音量より大きいときは、インターホン親機2から出力される音声をミュートさせることができる。これにより、例えば屋外に設置されたインターホン子機1の音声入力装置14に、来訪者等のインターホン子機1の操作者の発する音声が聞こえなくなるような騒音が入来しても、この騒音がインターホン親機2の音声出力装置24から出力されないようにすることができ、インターホン親機2の音声出力装置24の出力音声を聞いている家人等のインターホン親機2の操作者が、前記インターホン子機1の操作者の発する音声が聞こえず、聞いても意味のない耳障りな騒音だけが聞こえ、不快になることを防止することができる。
【0035】
また、インターホン子機1の音声入力装置14に、来訪者等のインターホン子機1の操作者の発する音声が聞こえなくなるような騒音が入来し、インターホン親機2の出力音声がミュートされた場合であっても、インターホン親機2で来訪者等を確認しようする家人等のインターホン親機2の操作者は、インターホン親機2に設けられたテレビモニタ21でインターホン子機1の付近にいる来訪者等のインターホン子機1の操作者をモニタすることができるので、来訪者等のインターホン子機1の操作者を確認することができる。
【0036】
また、上述のようにインターホン親機2の出力音声がミュートされた場合であっても、インターホン親機2の音声入力装置23に入力された音声はインターホン子機1の音声出力装置15から出力されるので、来訪者等のインターホン子機1の操作者を認識した家人等のインターホン親機2の操作者は、インターホン子機1の操作者に音声による適当な応答を与えることができる。
【0037】
また、音声制御回路25を、親機音声回路26と親機音声出力装置24との間の音声信号S1のみが伝送される伝送経路中に設けたので、音声信号S1に含まれる音量情報から子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量を超えるかどうかの判断が、インターホン子機1とインターホン親機2の間を伝送される映像信号、音声信号S1、S2の混在した信号から音声信号S1のみを分離する回路等を新たに設けることなく容易に行え、本実施形態のインターホン装置の構成を簡単にすることができる。
【0038】
図2は本発明の第2の実施形態に係るインターホン装置の電気的構成を示すブロック図である。図1と同一の部分については同一の符号を付し、説明を省略する。図2に示すインターホン装置において、図1に示すインターホン装置と相違する点は、子機音声入力装置14と子機音声回路16との間の音声信号S1が伝送される伝送経路中に音声制御回路25が設けられている点である。図2に示すインターホン装置の動作については図1に示すインターホン装置と殆ど同じであり、異なる点は音声制御回路25の設けられている箇所の違いだけであるので、以下に図2に示すインターホン装置における音声制御回路25の動作のみを説明する。
【0039】
子機音声入力装置14からの音声信号S1は音声制御回路25を介して子機音声回路16に伝送される。このとき、音声制御回路25は子機音声入力装置14からの音声信号S1が入力されると、この音声信号S1に含まれる音量情報に基づいて、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量を超えているかどうかを判断する。そして、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量を超えていると判断した場合は、音声信号S1を出力しないようにする出力ミュートを行う。一方、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が前記所定の音量より小さいと判断した場合は、音声制御回路25は音声信号S1をそのまま出力する。
【0040】
従って、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量を超えている場合は、音声制御回路25の出力が子機音声回路16、共通配線3、親機音声回路26を介して親機音声出力装置24に与えられないので、親機音声出力装置24は音声出力がミュートされる、即ち、音声が出力されない。そして、子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量より小さい場合は、音声制御回路25からの音声信号S1が子機音声回路16、共通配線3、親機音声回路26を介して親機音声出力装置24に与えられ、音声信号S1、即ち、子機音声入力装置14に入力された音声に応じた音声が出力される。
【0041】
以上説明した第2の実施形態によれば、子機音声回路16と子機音声入力装置14との間の音声信号S1の伝送経路中に音声制御回路25を設けることにより、インターホン子機1の操作者の音声が聞こえなくなるような騒音がインターホン子機1の音声入力装置14に入力された場合は、出力しても意味がなく、単なる騒音でしかないインターホン親機2の音声出力を出力しないようにして、インターホン親機2の音声出力を聞いているインターホン親機2の操作者が耳障りな騒音によって不快になることを防止できる。
【0042】
また、音声制御回路25を、子機音声回路16と子機音声入力装置14との間の音声信号S1のみが伝送される伝送経路中に設けたので、音声信号S1に含まれる音量情報から子機音声入力装置14に入力された音声の音量が所定の音量を超えるかどうかの判断が、インターホン子機1とインターホン親機2の間を伝送される映像信号、音声信号S1、S2の混在した信号から音声信号S1のみを分離する回路等を新たに設けることなく容易に行え、本実施形態のインターホン装置の構成を簡単にすることができる。
【0043】
尚、音声制御回路25において、子機音声入力装置14に入力された音声の音量と比較される所定の音量は、インターホン装置のユーザによって所望の音量に設定可能としても良い。このようにすると、ユーザの希望の騒音レベルでインターホン子機に入来する騒音がインターホン親機から出力されることを防止できる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明のインターホン装置によれば、インターホン子機操作者の音声が聞こえなくなるような騒音がインターホン子機の音声入力装置に入力された場合に、インターホン子機で撮像された映像だけをインターホン親機に伝え、出力しても意味がなく、単なる騒音でしかないインターホン親機からの音声出力を出力しないようにして、インターホン親機の音声出力を聞いているインターホン親機操作者が耳障りな騒音によって不快になることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の第1の実施形態に係るインターホン装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】は、本発明の第2の実施形態に係るインターホン装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 インターホン子機
2 インターホン親機
3 共通配線(音声伝送路)
11 撮像手段
12 映像信号変換回路(映像信号送信手段)
13 変調回路(映像信号送信手段)
14 子機音声入力装置
15 子機音声出力装置
16 子機音声回路
21 テレビモニタ(映像表示手段)
22 復調回路(映像表示手段)
23 親機音声入力装置
24 親機音声出力装置
25 音声制御回路
26 親機音声回路
S1,S2 音声信号

Claims (4)

  1. インターホン子機に設けられた撮像手段で撮像された映像を、インターホン親機に設けられた映像表示手段でモニタするとともに、前記インターホン子機とインターホン親機との間で双方向に通話を行うことのできるインターホン装置において、
    前記インターホン子機に入力された音声の音量が所定の音量を超えたときに、前記インターホン親機の音声出力をミュートさせる音声制御回路を設けたことを特徴とするインターホン装置。
  2. インターホン子機とインターホン親機とそれらを接続する音声伝送路とから成り、前記インターホン子機は、被写体を撮像する撮像手段と、該撮像手段からの撮像信号を映像信号に変換して送信する映像信号送信手段と、入力された音声を第1の音声信号に変換する子機音声入力装置と、前記第1の音声信号をインターホン親機へ送信するとともにインターホン親機からの第2の音声信号を受信する子機音声回路と、前記第2の音声信号を音声に変換して出力する子機音声出力装置とを備え、前記インターホン親機は、前記映像信号を受信して表示する映像表示手段と、入力された音声を前記第2の音声信号に変換する親機音声入力装置と、前記第2の音声信号をインターホン子機へ送信するとともにインターホン子機からの前記第1の音声信号を受信する親機音声回路と、前記第1の音声信号を音声に変換して出力する親機音声出力装置とを備えているインターホン装置において、
    前記子機音声入力装置に入力された音声の音量が所定の音量を超えたときに、前記親機音声出力装置の音声出力をミュートさせる音声制御回路を設けたことを特徴とするインターホン装置。
  3. 前記音声制御回路を前記親機音声回路と前記親機音声出力装置との間の前記第1の音声信号が伝送される伝送経路中に設けたことを特徴とする請求項2に記載のインターホン装置。
  4. 前記音声制御回路を前記子機音声回路と前記子機音声入力装置との間の前記第1の音声信号が伝送される伝送経路中に設けたことを特徴とする請求項2に記載のインターホン装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011118537A (ja) * 2009-12-01 2011-06-16 Japan Radio Co Ltd 緊急時における移動体端末の通知手段
JP2015142194A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社リコー 情報処理装置、プログラム、および情報処理システム

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