JP3591380B2 - テレビインターホンシステム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターホン親機とドアホン子器とで構成されるシステムに、副親機としてインターホン中継親機を増設することができるテレビインターホンシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来のテレビインターホンシステムの構成を模式的に示した図である。図示したシステムでは、インターホン親機100には、ドアホン子器200を接続するとともに、1又は複数台(図では1台)のインターホン副親機300を接続している。
【0003】
ドアホン子器200において呼出ボタン202が操作されると、その呼出信号をインターホン親機100が検出して、子器200のカメラ201が撮影した映像を、モニタテレビ101に映し出すとともに、インターホン副親機300に対して、子器200から呼出があったことを示す制御信号を送信する。副親機300では、親機100からその制御信号を受信すると、子器200からの映像信号を受信して、モニタテレビ301に映像を映し出す。
【0004】
ここで、副親機300において通話ボタン302を操作して応答すれば、副親機300から親機100に、通話の開始を示す制御信号が送信される。親機100は、この制御信号を受信すると、モニタテレビ101に映し出している映像を消去する。これによって、以降、副親機300において、子器200側の映像を見ながらの通話ができるようになる。
【0005】
また、逆に、親機100において通話ボタン102を操作して応答すれば、親機100から副親機300に、通話の開始を示す制御信号が送信される。副親機300は、この制御信号を受信すると、モニタテレビ301に映し出している映像を消去する。これによって、以降、親機100において、子器200側の映像を見ながらの通話ができるようになる。
【0006】
図8は、図7のシステムにおいて使用されている信号の周波数を図示している。この図に示すように、制御信号は、音声信号及び映像信号に影響されない周波数が設定されている。
ところが、以上に説明したインターホンシステムでは、親機100と副親機300の各々に、制御信号の送信回路及び受信回路を備える必要があり、親機100及び副親機300の製造コストが高くなるという問題があった。
【0007】
そこで、副親機300を1台だけ増設可能するシステムでは、制御信号の送受信をなくして、親機100と副親機300から制御信号の送信回路及び受信回路を不要にしている。
その場合、子器200からの呼出を、親機100と副親機300の両方で検知して、親機100と副親機300のモニタテレビ101,301に、子器200のカメラ201が撮影する映像を映し出す。この状態において、例えば、副親機300で通話ボタン302を操作すると、副親機300と子器200との間で通話を開始できるが、制御信号を送受しないため、親機100のモニタテレビ101では、映像を映し出したままとなってしまう。
【0008】
図9は、親機100と子器200のみで構成される従来のテレビインターホンシステムを模式的に示す図であり、図10は、図9のシステムにおいて、使用されている信号の周波数を示す図である。このシステムでは、映像信号はベースバンド信号になっており、音声信号は、子器200から親機100へは、5.5MHzのFM変調信号で送信され、親機100から子器200へは、6.5MHzのFM変調信号で送信されるようになっている。
【0009】
図11は、図9のシステムにおけるて親機100の内部構成の一例を示すブロック図である。親機100は、各部の信号制御をするマイコン111と、子器200からの呼出を検知する子器呼出検知回路112と、子器200に電源を供給する子器給電回路113と、モニタテレビ101に映像を映し出すテレビ回路114と、6.5MHz音声FM変調回路115と、5.5MHz音声FM復調回路116と、通話回路117と、マイク118と、スピーカ119とを備えている。
【0010】
親機100は、子器200からの呼出を子器呼出検知回路112で検知すると、子器給電回路113から電源供給を開始し、子器200から送信されて来る映像信号をテレビ回路114によってモニタテレビに映し出す。通話ボタン102を操作して応答すれば、通話回路117により子器200と通話を行う。マイク118から入力された音声は、6.5MHz音声FM変調回路115によって変調されて子器200に送信され、子器200から送信されて来る音声は、5.5MHz音声FM復調回路116によって復調されて、スピーカ119から出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来のテレビインターホンシステムでは、親機と子器とで構成されるシステムに、副親機を増設する場合、制御信号を送受するようにすれば、親機と副親機の各々に、制御信号の送信回路及び受信回路を備える必要があるため、製造コストが高くなっていた。また、制御信号を用いないようにすれば、通話をしない親機又は副親機において、モニタテレビに映像が映し出されたままになるという問題があった。
【0012】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、親機と子器とで構成されるシステムに、簡単な構成で副親機を増設できるテレビインターホンシステムを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のテレビインターホンシステムは、カメラ付きドアホン子器と、モニタテレビ付きインターホン親機とを、モニタテレビ付きインターホン中継親機を介して接続して構成される。すなわち、副親機として、子器と親機とを中継する中継親機を設ける。
【0014】
インターホン中継親機は、インターホン親機から受信する信号を復調する復調回路と、インターホン親機とドアホン子器との接続を切替制御する切替手段とを備えている。インターホン親機は、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路によって変調して送信する一方、切替手段によるドアホン子器との切断を、電圧上昇によって検知したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する。インターホン中継親機は、復調回路によって、インターホン親機からの制御信号を検出したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する一方、通話を開始するときには、切替手段によって、インターホン親機とドアホン子器との接続を切断する。
【0015】
請求項2に記載のテレビインターホンシステムは、カメラ付きドアホン子器と、モニタテレビ付きインターホン親機とを、複数台のモニタテレビ付きインターホン中継親機を介して接続して構成される。
複数台のインターホン中継親機の各々は、インターホン親機又は他のインターホン中継親機から受信する信号を復調する復調回路と、インターホン親機とドアホン子器との接続を切替制御する切替手段とを備えている。インターホン親機は、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路によって変調して送信する一方、切替手段によるドアホン子器との切断を、電圧上昇によって検知したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する。インターホン中継親機は、復調回路によって、インターホン親機又は他のインターホン中継親機からの制御信号を検出したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する一方、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路によって変調して送信した後に、切替手段によって、インターホン親機とドアホン子器との接続を切断する。
【0016】
請求項3では、請求項1又は請求項2において、制御信号は、不可聴域周波数の信号である。請求項4では、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、制御信号は、その立ち上げ、立ち下げが緩やかになるように制御されている。ここに、制御信号は、請求項1の構成では、親機から送信されるようになっており、請求項2の構成では、親機と、複数台の中継親機の各々から送信されるようになっている。
【0017】
請求項5では、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、インターホン中継親機は、ドアホン子器に電源を供給する給電回路を更に備えており、切替手段によって、インターホン親機とドアホン子器との接続を切断したときには、給電回路によってドアホン子器への電源供給を開始する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。
図1は、テレビインターホンシステムの構成の一例を示したブロック図である。このテレビインターホンシステムは、カメラ付きドアホン子器2(以下、単に「子器」ともいう)と、モニタテレビ付きインターホン親機1(以下、単に「親機」ともいう)とを、モニタテレビ付きインターホン中継親機3(以下、単に「中継親機」ともいう)を介して接続している。
【0019】
親機1は、従来の親機100と同様の構成になっており(図11を参照)、各部の信号制御をするマイコン11と、子器2からの呼出を検知する子器呼出検知回路12と、子器2に電源を供給する子器給電回路13と、モニタテレビに映像を映し出すテレビ回路14と、6.5MHz音声FM変調回路15と、5.5MHz音声FM復調回路16と、通話回路17と、マイク18と、スピーカ19とを備えている。
【0020】
一方の中継親機3は、親機1の構成に加えて、親機1から受信する信号を復調する復調回路として、6.5MHz制御FM復調回路32を備えるとともに、親機1と子器2との接続を切替制御する切替手段として、切替リレー41を備えている。その他は親機1の構成と同じであり、各部の信号制御をするマイコン31と、子器2からの呼出を検知する子器呼出検知回路33と、子器2に電源を供給する子器給電回路34と、モニタテレビに映像を映し出すテレビ回路35と、6.5MHz音声FM変調回路36と、5.5MHz音声FM復調回路37と、通話回路38と、マイク39と、スピーカ40とを備えている。
【0021】
次に、図2と図3を参照して、図1に示したシステムの動作について説明する。図2は親機1が応答した場合の動作、図3は中継親機3が応答した場合の動作である。
図2に示すように、子器2において呼出ボタンが操作され、その呼出を中継親機3と親機1の子器呼出検知回路33,12が電圧変化などで検知すると(#1,#2)、親機1の子器給電回路13から電源供給を開始し(#3)、子器2から送信されて来る映像信号を、中継親機3と親機1のテレビ回路35,14によってモニタテレビに映し出す(#4,#5)。なお、中継親機3からは、子器2に対して給電は行わない。
【0022】
そして、親機1において通話ボタンを操作して応答すれば(#6)、親機1のマイコン11は、6.5MHz音声FM変調回路15によって、音声信号に重畳させた制御信号を送信する(#7)。すると、中継親機3は、6.5MHz制御FM復調回路32が制御信号を検出して、マイコン31が、テレビ回路35によって映し出されている映像を消去する(#8)。
【0023】
このときの制御信号は、不可聴域周波数(例えば40KHz)の信号で構成されているため、子器2の6.5MHz音声復調回路(不図示)において制御信号を復調して、スピーカから出力しても、子器2側の人に制御信号が聴こえることがない。
そして、親機1の通話回路17によって子器2との通話が、映像を見ながらできるようになる(#9)。このとき、マイク18から入力された音声は、6.5MHz音声FM変調回路15によって変調されて子器2に送信され、子器2からの音声は、5.5MHz音声FM復調回路16によって復調されて、スピーカ19から出力される(図10参照)。通話が終了すれば、中継親機3は既に待機状態に戻っており、親機1はそのまま待機状態に戻ればよい。
【0024】
この図2の動作では、親機1は、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路15によって変調して送信する一方、中継親機3は、復調回路32によって、親機1からの制御信号を検出したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去している。これによって、通話中は、親機1と中継親機3のいずれか一方のみに映像が映し出される。
【0025】
次に、図3は、中継親機3が応答する場合であるが、子器2の呼出からモニタテレビへの映像表示までは(#11〜#15)、図2と同じ動作である。すなわち、子器2において呼出ボタンが操作され、その呼出を中継親機3と親機1の子器呼出検知回路33,12が電圧変化などで検知すると(#11,#12)、親機1の子器給電回路13から電源供給を開始し(#13)、子器2から送信されて来る映像信号を、中継親機3と親機1のテレビ回路35,14によってモニタテレビに映し出す(#14,#15)。
【0026】
この後は図2の動作とは異なっており、中継親機3において通話ボタンを操作して応答すれば(#16)、切替リレー41を制御して、子器2(及び中継親機3)と親機1を切り離す(#17)。すると、親機1では、子器2のカメラの負荷がなくなるため、電圧が上昇するので、子器呼出検知回路12において、子器2が接続されていないこと(開放)を検知して、テレビ回路14によって映し出されている映像を消去する(#18)。一方、中継親機3では、切替リレー41を制御するとともに、子器給電回路34から子器2への電源供給を開始する(#18)。
【0027】
その後、中継親機1の通話回路38によって子器2との通話が、映像を見ながらできるようになる(#19)。このとき、マイク39から入力された音声は、6.5MHz音声FM変調回路36によって変調されて子器2に送信され、子器2からの音声は、5.5MHz音声FM復調回路37によって復調されて、スピーカ40から出力される(図10参照)。通話が終了すれば、中継親機3は、切替リレー41を、子器2と親機1とを接続するように元に戻して、待機状態に戻る。
【0028】
この図3の動作では、中継親機3は、通話を開始するときには、切替リレー41によって、親機1と子器2との接続を切断する。それと同時に、給電回路34によって子器2への電源供給を開始する。一方、親機1は、切替リレー41による子器2との切断を、電圧上昇によって検知したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する。これによって、通話中は、親機1と中継親機3のいずれか一方のみに映像が映し出される。
【0029】
以上、図2と図3において示したように、親機1と子器2とで構成されるシステムに、副親機として中継親機3を接続した場合、親機1と中継親機3には、制御信号の送受信回路を設ける必要がなく、親機1には、音声変調回路15を用いて制御信号を送信する機能を備えるだけでよく、また、中継親機3も従来の親機100(図11参照)の構成に、制御信号の受信回路32と、切替リレー41を備えるだけでよい。更に、従来のように、通話をしていない親機1又は中継親機3において、モニタテレビに子器2側の映像が映し出されたままになることがない。
【0030】
また、中継親機3に、親機1と同様の制御信号の送信機能を備えれば、その中継親機3を、子器2と親機1の間に、複数台接続することが出来る。この場合、複数台の中継親機3の各々は、親機1又は他の中継親機3から受信する信号を復調する復調回路32と、親機1と子器2との接続を切替制御する切替手段である切替リレー41とを備える。
【0031】
親機1は、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路15によって変調して送信する一方、切替リレー41による子器2との切断を、電圧上昇によって検知したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する。
一方の中継親機3は、復調回路32によって、親機1又は他の中継親機3からの制御信号を検出したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する一方、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路36によって変調して送信した後に、切替リレー41によって、親機1と子器2との接続を切断する。
【0032】
次に、制御信号を送信する際のエンベロープ制御機能について説明する。上記したように、制御信号は、中継親機3を複数台接続する場合は、中継親機3からも送信されるが、以下には、親機1から送信される場合についてのみ説明する。図4は、エンベロープ制御が必要となる場合を説明するための波形図である。図4(a)は、親機1のマイコン11から送信される制御信号の波形であり、この制御信号を可聴範囲外の高い周波数にすれば、子器2のスピーカから音が聴こえないはずである。ところが、図4(b)の(矢印ア)に示すように、子器2においてFM復調後に、DC変動により「ボッ」という音が出力される場合がある。これは、急に高い周波数の信号が復調されるため、パルス状の信号が発生し、制御信号の始まりと終わりで音が発生してしまうためである。
【0033】
そこで、本発明では、制御信号の立ち上げ、立ち下げが緩やかになるように、親機1にエンベロープ制御回路を設けることとする。図5は、その場合の波形であり、(a)は親機1から送信された制御信号の波形、(b)は子器2が復調する制御信号の波形である。これにより、子器2において、耳障りな音が発生することがない。
【0034】
図6(a)には、エンベロープ制御回路1Aの例を示しており、(b)には(a)の回路の各点(A点〜C点)における信号波形を示している。
この図では、親機1のマイコン11から、子器2の6.5MHz音声復調回路21に送出される6.5MHzのキャリアが、エンベロープ制御回路1Aによって、その立ち上がりと立ち下がりとが緩やかに変化するように制御されるようになっている。
【0035】
エンベロープ制御回路1Aは、エミッタ側を出力抵抗R2を介して電源VDに接続し、コレクタ側を出力抵抗R3を介してグランド接続したPNPトランジスタTr1のエミッタ、ベース側にコンデンサC1を接続し、そのベース側には入力抵抗R1を接続して、マイコン11からゲート信号を入力するとともに、PNPトランジスタTr1のコレクタには、マイコン11からキャリアを入力させ、出力抵抗R3と並列に接続された直流カットコンデンサC2を介して、ドアホン子器2の6.5MHz音声復調回路21に入力させる構成になっている。
【0036】
このようなエンベロープ制御回路1Aによれば、マイコン11はキャリアをPNPトランジスタTr1のコレクタ(A点)に出力する際、入力抵抗R1を通じてPNPトランジスタTr1のベース(B点)にゲート信号を出力すれば、コンデンサC1は静電容量を持つために、PNPトランジスタTr1のエミッタ・ベース間の電圧の変化が遅れ、このために出力抵抗R3の端子電圧も、すぐには出力抵抗R2とR3とで定まる分圧比に応じた出力とはならず、一定時間の遅れをもって変化する。
【0037】
その結果、マイコン11から出力され、直流カットコンデンサC2を通じて、音声復調回路21に入力されるキャリアのレベルも、C点に示したように、立ち上がり、立ち下がりが緩やかな変化を呈するので、スピーカで音声変換された際に、キャリアの立ち上げ、立ち下げ時点において耳障りな雑音を生じることが無い。
【0038】
なお、エンベロープ制御回路1Aは、図示した回路構成には限定されず、キャリアの立ち上がり、立ち下がりの変化を緩やかにするものであればよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1に記載のテレビインターホンシステムは、ドアホン子器とインターホン親機とを、インターホン中継親機を介して接続して構成できる。このとき、インターホン親機は、新たに、通話を開始するときに制御信号を音声変調回路によって変調して送信する機能と、ドアホン子器との切断を電圧上昇によって検知したときに、モニタテレビに映し出している映像を消去する機能を備えるだけでよい。また、インターホン中継親機は、インターホン親機から制御信号を受信する回路と、インターホン親機とドアホン子器との接続を切替制御する切替手段とを備えればよい。
【0040】
これによって、インターホン親機とドアホン子器とからなるシステムに、コストアップを抑えて、容易にインターホン中継親機を増設することができる。また、通話をしていない親機又は中継親機において、モニタテレビに子器側の映像が映し出されたままになることがない。
請求項2に記載のテレビインターホンシステムは、インターホン中継親機に、更に、制御信号を送信する機能を備えれば、親機と子器とからなるシステムに、複数台の中継親機を増設することができる。
【0041】
請求項3では、制御信号は不可聴域周波数の信号になっているので、子器において制御信号が聴こえることがない。また、請求項4では、制御信号は、その立ち上げと立ち下げが緩やかになるように制御されているので、子器において、信号の急な立ち上げや立ち下げによって生じるノイズ音が聴こえることがない。
請求項5では、インターホン中継親機は、インターホン親機とドアホン子器との接続を切断したときには、ドアホン子器への給電を開始するので、中継親機において、子器からの映像を継続して映し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビインターホンシステムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明のテレビインターホンシステムの動作の一例を示す図である。
【図3】本発明のテレビインターホンシステムの他の動作の一例を示す図である。
【図4】制御信号の波形を示す図である。
【図5】制御信号の波形を示す図である。
【図6】制御信号を図5に示した波形にする回路(エンベロープ制御回路)の一例を示す図である。
【図7】従来のテレビインターホンシステムの構成を模式的に示す図である。
【図8】図7のシステムで使用される信号の周波数を示す図である。
【図9】従来のテレビインターホンシステムの他の構成を模式的に示す図である。
【図10】図9のシステムで使用される信号の周波数を示す図である。
【図11】図9のシステムのインターホン親機の内部構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 モニタテレビ付きインターホン親機
11 マイコン
15 6.5MHz音声FM変調回路
1A エンベロープ制御回路
2 カメラ付きドアホン子器
3 モニタテレビ付きインターホン中継親機
31 マイコン
32 6.5MHz制御FM復調回路
34 子器給電回路
36 6.5MHz音声FM変調回路
41 切替リレー

Claims (5)

  1. カメラ付きドアホン子器と、モニタテレビ付きインターホン親機とを、モニタテレビ付きインターホン中継親機を介して接続した構成のテレビインターホンシステムであって、
    上記インターホン中継親機は、上記インターホン親機から受信する信号を復調する復調回路と、上記インターホン親機と上記ドアホン子器との接続を切替制御する切替手段とを備えており、
    上記インターホン親機は、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路によって変調して送信する一方、上記切替手段による上記ドアホン子器との切断を、電圧上昇によって検知したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去し、
    上記インターホン中継親機は、上記復調回路によって、上記インターホン親機からの制御信号を検出したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する一方、通話を開始するときには、上記切替手段によって、上記インターホン親機と上記ドアホン子器との接続を切断することを特徴とするテレビインターホンシステム。
  2. カメラ付きドアホン子器と、モニタテレビ付きインターホン親機とを、複数台のモニタテレビ付きインターホン中継親機を介して接続した構成のテレビインターホンシステムであって、
    上記複数台のインターホン中継親機の各々は、上記インターホン親機又は他のインターホン中継親機から受信する信号を復調する復調回路と、上記インターホン親機と上記ドアホン子器との接続を切替制御する切替手段とを備えており、
    上記インターホン親機は、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路によって変調して送信する一方、上記切替手段による上記ドアホン子器との切断を、電圧上昇によって検知したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去し、
    上記インターホン中継親機は、上記復調回路によって、上記インターホン親機又は他のインターホン中継親機からの制御信号を検出したときには、モニタテレビに映し出している映像を消去する一方、通話を開始するときには、制御信号を音声変調回路によって変調して送信した後に、上記切替手段によって、上記インターホン親機と上記ドアホン子器との接続を切断することを特徴とするテレビインターホンシステム。
  3. 上記制御信号は、不可聴域周波数の信号であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のテレビインターホンシステム。
  4. 上記制御信号は、その立ち上げ及び立ち下げが緩やかになるように制御されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のテレビインターホンシステム。
  5. 上記インターホン中継親機は、上記ドアホン子器に電源を供給する給電回路を更に備えており、上記切替手段によって、上記インターホン親機と上記ドアホン子器との接続を切断したときには、上記給電回路によって上記ドアホン子器への電源供給を開始することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のテレビインターホンシステム。
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