JP3118441B2 - 複数のモニタを連結して使用するドアビデオフォーンの信号処理方法およびその方法を採用したドアビデオフォーン - Google Patents
複数のモニタを連結して使用するドアビデオフォーンの信号処理方法およびその方法を採用したドアビデオフォーンInfo
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Description
結して使用するドアビデオフォーンの信号の処理方法お
よびその方法を採用したドアビデオフォーンに関し、特
に、複数のモニタを並列に連結して使用することができ
るドアビデオフォーンに関する。
物の玄関などにカメラを設けると共に室内にモニタを設
けて室内で訪問客をモニタにより確認したあとに門を開
けてやるための装置である。従来、このようなドアビデ
オフォーンには一つのカメラに一つのモニタが連結され
使用されていた。
世帯が一つの大門を共有して使用する場合があるので、
この場合一つのカメラに一つのモニタだけを使用すれば
一方の世帯しか訪問客を確認することができず、また2
台のカメラを設けるとすれば費用が高くなるという短所
があった。したがって、このような短所を解消するため
に一つのカメラに二つ以上のモニタを設けて使用するこ
とも考えられる。しかしながら、このような場合におい
ても、一方の世帯で訪問客を確認したところ、この訪問
客は他方の世帯を訪ねてきた人であることが判明した場
合には、これを他方の世帯に知らせることができるよう
にするか、或いは一方の世帯で応答した場合に他方の世
帯で受話器を取り上げても弊害が生じないようにする必
要があるなど、解決すべき問題点が多い。このような問
題点を解決できる方案として一つのカメラに各モニタに
対するインターフェース部をそれぞれ設け、複数のモニ
タを上記インターフェース部に各々連結して使用する方
法が考えられる。
法を使用するとカメラの単価が高くなるだけでなく、配
線も各々のモニタに対してそれぞれ施さなければならな
いので設置が不便であるという短所がある。また、2線
だけを使用してモニタとカメラとを互いに連結する2線
方式では、一つの線を利用して音声信号及び電源を供給
しなければならないので、呼出信号及び応答信号を送る
のに雑音が発生するなどの問題がある。
出されたものであって、その目的は、一つのカメラに二
つ以上のモニタを2線を使用して並列に連結して使用で
きるだけでなく、呼出信号及び応答信号を送る場合にも
雑音発生の問題を解決した複数のモニタを連結して使用
するドアビデオフォーンを提供することにある。
るために本発明の方法は、各々のモニタ中の一つをマス
ターとして選び残りのモニタはスレーブとして、カメラ
が使用中でない場合には上記マスターモニタから第1の
電圧を線路に加え、カメラから呼出が来た場合には上記
マスターモニタから上記第1の電圧より高い第2の電圧
を線路に加え、上記カメラの呼出に対して何れか一つの
モニタが応答した場合には上記応答をしたモニタから上
記第2の電圧を線路に加え、上記カメラは呼出信号とし
て線路に上記第1の電圧が加えられている場合には線路
電圧を一時的に変動するようにし、線路に上記第2の電
圧が加えられている場合にはFM信号を一時的に抑制す
るようにすることを特徴とする。
ドアビデオフォーンは、複数のモニタの各々にマスター
とスレーブを区分する選択スイッチ;第1の電圧と、上
記第1の電圧より高い第2の電圧を選択的に供給できる
線路電圧供給回路;線路電圧の一時的な降下を感知する
第1の感知回路;線路電圧が上記第1の電圧で維持され
ているか或いは上記第2の電圧で維持されているかを感
知する第2の感知回路;線路に特定周波数の信号が存在
するかを感知する第3の感知回路;を設ける。カメラに
は、呼出スイッチ;線路電圧が上記第1の電圧に維持さ
れているとき上記呼出スイッチを押す場合線路電圧を一
時降下させる第1の回路;線路電圧が上記第2の電圧で
維持されているとき上記呼出スイッチを押す場合FM発
振信号を抑制する第2の回路;を設けており、上記カメ
ラが待機状態にあるときには上記複数のモニタの中から
上記選択スイッチによりマスターに選ばれたモニタの上
記線路電圧供給回路から線路に上記第1の電圧を供給す
る。上記カメラから呼出信号が来た場合には上記マスタ
ーに選ばれたモニタの上記線路電圧供給回路から線路に
上記第2の電圧を供給し、上記カメラの上記呼出に対し
て何れか一つのモニタから応答をした場合には上記応答
をしたモニタから上記第2の電圧を供給するように構成
されている。
ましい実施例について詳細に説明する。
るモニタとカメラとの間の結線を示す概略ブロック図で
あり、図2は本発明のドアビデオフォーンにおけるカメ
ラの線路インターフェース部の回路図、図3は本発明の
ドアビデオフォーンにおけるモニタの線路インターフェ
ース部の信号受信部分の回路図、図4は本発明ドアビデ
オフォーンにおけるモニタの線路インターフェース部の
電圧供給及び信号転送部分の回路図である。
は、図1に示すように、一つのカメラ(20)に二つ以
上のモニタ(10、11)が並列に連結されている。上
記カメラ(20)は、線路インターフェース部(5)と
カメラで撮った映像信号をFM変調するためのFM変調
部(6)と、FM信号を増幅するための増幅部(7)と
を備えており、上記モニタ(10、11)の各々は、制
御部(1)とスレーブ・マスター選択スイッチ(2)
と、線路インターフェース部(3)と、電源供給部
(4)とをそれぞれ備えている。
きに複数のモニタ(10、11)の中から一方の選択ス
イッチ(2)だけをマスターとし、残りのものはスレー
ブにしておく。以下、説明においてはモニタ(10)を
マスターに選んだものと仮定する。モニタ(10、1
1)からカメラ(20)に電源を供給するように構成さ
れたドアビデオフォーンにおいては、ただ一つのモニタ
からだけ電源が供給されなければならない。したがっ
て、本発明では、普段マスターに選ばれたモニタ(1
0)だけが線路に電圧を供給し他のモニタからは線路に
電圧を供給しないように構成されている。また、カメラ
(20)が動作していないときにはカメラ(20)が動
作できる程度の高い電圧を加える必要はなく、ただカメ
ラ(20)からの呼出信号を受信できる程度の電圧だけ
が加えられていればよい。以下、このように平常時、即
ちカメラ(20)が動作していない時、マスターモニタ
(10)が供給する電圧を第1の電圧という。なお、第
1の電圧より高い電圧が線路に印加される時に電流の逆
流を防ぐために、第1の電圧はダイオードを通じて供給
されるようになっている。
いる時に、カメラ(20)で呼出ボタンが押される場合
の動作を、図2を参照して説明する。なお、図2はカメ
ラ(20)の線路インターフェース部(5)の回路図で
ある。図2中の端子Aにはモニタから供給される電圧を
受けてカメラで使用すべき電圧に変更する電圧回路と、
モニタ(10、11)とカメラ(20)との間の音声及
び画像信号を処理するための回路が連結されるが、本発
明とは関係がないのでその図示を省略する。また、以下
の図面でT1とT2は線路に連結される端子を示してい
る。
中でない場合には、線路に第1の電圧が加えられてい
る。したがって、図2中の端子Aにも第1の電圧がかか
り、第1の電圧と同等又はそれより高いツェナー電位を
有するツェナーダイオード(ZD1)によりトランジス
タ(Q1)のベース電位はトランジスタ(Q1)のエミ
ッタでの電源である第1の電圧より低くならないように
構成されているので、トランジスタ(Q1)はターンオ
フ状態を維持することになる。したがって、トランジス
タ(Q2)もターンオフ状態を維持することになり、ト
ランジスタ(Q3)のベースには抵抗(R5)を通じて
第1の電圧が印加されるので、トランジスタ(Q3)は
ターンオン状態を維持することができる。したがって、
トランジスタ(Q4)のコレクタには抵抗R6とR7が
並列に連結された状態を維持することになる。
W1)を押すと、トランジスタ(Q4)のベースが抵抗
(R9)を通じて接地される。すると、トランジスタ
(Q4)のベース電圧がエミッタの電圧より低くなるの
でトランジスタ(Q4)が導通することになり、これに
伴って線路は抵抗R6とR7の並列回路を通じて接地さ
れる。この際、抵抗R6とR7の並列回路の抵抗値は、
線路の電位を落とすことができる程度に十分に低い値に
設定する。したがって、線路の電位は抵抗R6とR7の
並列回路による抵抗値によって瞬時に電位が落ちること
になる。
押して線路の電位が降下した時に、モニタ(10、1
1)にてこれを感知する方法について図3を参照して説
明する。なお、図3はモニタ(10、11)の線路イン
ターフェース部(3)中のデータ感知回路である。図3
において端子B,C,Dは制御部(1)にそれぞれ連結
されている。
(20)での映像信号転送変調周波数を通過させるよう
に構成されている。カメラ(20)が動作していない平
常時には、線路に映像信号が存在しないのでフィルタ
(8)の出力には何もあらわれず、したがってトランジ
スタ(Q22)のベースにはロー信号(低レベル信号)
が加えられてトランジスタ(Q22)はターンオフ状態
を維持している。また、平常時には端子T1に、第1の
電圧がかかっているのでVccが第1の電圧より低いか
又は等しい場合にはトランジスタ(Q23)はターンオ
フ状態を維持しており、したがって端子Dにはロー信号
が加えられることになる。
出ボタン(SW1)を押すと上述したように線路の電位
が一時降下することになり、線路の電位が一時降下する
と図3の端子T1での電位も同様に降下する。すると、
トランジスタ(Q23)のベースの電位はVccより低
くなり、トランジスタ(Q23)がターンオンされる。
これに応じて、端子Dにはハイ信号(高レベル信号)が
加えられることになり、制御部(1)はカメラ(20)
の呼出ボタン(SW1)が押されていることがわかる。
この時、モニタ(10、11)ではカメラの呼出信号に
よってチャイムベルが鳴るなどの動作が始まる。このよ
うに、カメラ(20)から呼出信号が来ると、マスター
モニタ(10)では第1の電圧より高い電圧である第2
の電圧を線路に印加する。即ち、図4の端子Eにハイ信
号を加えることによってトランジスタ(Q43、Q4
5)をターンオンし、図4の端子Fにロー信号を加える
ことによって比較器(A30)の−端子の電位が+端子
の電位より高くなるようにして比較器(A30)の出力
をロー信号にしトランジスタ(Q44)をターンオンす
ることによって、ターンオンされたトランジスタ(Q4
3、Q44)を通じてVddが線路に印加され、第2の
電圧を形成することになる。
状態で一方のモニタが応答をした場合の動作について、
図3及び図4を参照して説明する。まず、線路に第2の
電圧が印加されている状態では、図3の比較器(A2
3)の+端子に第2の電圧が印加されると共に−端子に
は第1の電圧が印加されているので、比較器(A23)
の出力(端子Cの出力)はハイ信号になり、制御部
(1)は現存線路に第2の電圧が印加されていることが
わかる。この際、受信器を取り上げたり応答ボタンを押
したりするなどの応答動作を取ると、制御部(1)は図
4の端子Eにハイ信号を印加してトランジスタ(Q4
3)をターンオンし、図4の端子Fにロー信号を加える
ことによってトランジスタ(Q44)をターンオンす
る。勿論、応答したモニタがマスターモニタ(10)だ
とすれば、既にトランジスタ(Q43、Q44)がター
ンオンされている状態であるからこの動作は不要であ
る。反面、応答したモニタがスレーブモニタ(11)で
あれば、線路には一時的に両モニタ(10、11)から
第2の電圧が加えられることになるが、後述するように
その時間が短いため問題を起こすことはない。次いで、
制御部(1)は端子Fに一時的にハイ信号を加えること
によって、トランジスタ(Q44)を一時的にターンオ
フする。すると、トランジスタ(Q44)を通じて印加
されていた第2の電圧が瞬時に遮られ、線路には図5に
示すように瞬時に電位が降下してから(領域a部分)ト
ランジスタ(Q44)を再びターンオンすると瞬時に電
位が上昇することになる(領域b部分)。
が印加された時に他のモニタでこれを感知する回路につ
いて説明する。平常時は、比較器(A21)の+端子の
電位が−端子の電位より高いので比較器(A21)の出
力はVddを維持し、この電位が比較器(A22)の−
端子に印加されることになる。一方、比較器(A22)
の+端子は線路の電圧が印加されているので比較器(A
22)の−端子の電位が+端子の電位より高くなり比較
器(A22)の出力はロー信号となり、したがって、ト
ランジスタ(Q21)はターンオンされて制御部(1)
には端子Bを通じハイ信号が伝わる。一方、線路に図5
のような波形が印加された場合には上記領域a部分にお
いては依然として比較器(A22)の−端子の電位が+
端子の電位より高いので端子Bの電位に変化が起こらな
いが、上記領域b部分においては比較器(A22)の+
端子に第2の電圧より高い電位がかかることになり、比
較器(A22)の出力がハイ信号になり、トランジスタ
(Q21)はターンオンされることになる。したがっ
て、端子Bは接地され制御部(1)にロー信号信号が伝
わる。
したモニタを除く他のモニタでは使用者が受話器を取っ
ても応答ボタンをプッシュしても何等の動作もしないよ
うにすることによって(“通話中”の音を出すようにす
ることもできる)、既に成り立ったカメラ・モニタ間の
通話に影響を及ぼさないようにする。また、若しカメラ
(10)からの呼出に対してスレーブモニタ(11)か
ら応答した場合には、マスターモニタ(10)は、図4
の端子Eにロー信号を印加してトランジスタ(Q43)
をターンオフすることによって、第2の電圧が線路に加
えられるのを防ぐようになっている。即ち、これからは
線路に応答したモニタから電圧を印加することになる。
間にカメラ(20)から更に呼出ボタン(SW1)を押
す場合について、図2を参照して説明する。この際は、
既にカメラ(20)に第2の電圧が加えられて線路には
映像信号が載せられており、カメラ(20)のスピーカ
ーはオンの状態である。線路の電圧が第2の電圧になる
と、図2の端子Aにも第2の電圧がかかることになり、
第1の電圧と第2の電圧との間のツェナー電位を有する
ツェナーダイオード(ZD1)によりトランジスタ(Q
1)のベースには第2の電圧より低い電圧がかかること
になる。したがってトランジスタ(Q1)はターンオン
され、第2の電圧を抵抗R3とR4によって分配した電
圧がトランジスタ(Q2)のベースにかかることにな
り、これによってトランジスタ(Q2)もターンオンさ
れ、トランジスタ(Q3)のベースは接地の電位を有す
ることになるのでトランジスタ(Q3)がターンオフさ
れることになる。
されている間には、トランジスタ(Q4)のコレクタに
は抵抗R7だけが連結される。この際、抵抗R7の値を
線路の電位に影響を及ぼさない程度に十分に高い値に設
定すると、スイッチ(SW1)が押されてトランジスタ
(Q4)がターンオンになっても線路には抵抗R7だけ
が連結されることになるので、線路の電位には変動がな
くなり雑音などが発生しないことになる。一方、スイッ
チ(SW1)をプッシュしてトランジスタ(Q4)がタ
ーンオンされるとトランジスタ(Q4)のコレクタの電
位は接地状態から線路の電位である第2の電圧に上昇
し、この瞬間電位の上昇はキャパシタ(C1)を通じて
トランジスタ(Q5)のベースに加えられる。すると、
トランジスタ(Q5)はターンオンされてFM変調部
(6)から増幅部(7)への線路が接地にプルダウンさ
れることになる。したがって、線路に加えられている映
像信号は図6の領域c部分のように著しく制御されるこ
とになる。
図3を参照して説明する。第2の電圧が線路に加えられ
ている間、線路にはカメラからのFM映像信号がともに
載せられている。このFM映像信号はその変調周波数に
同調されている図3のフィルタ(8)を経て整流回路
(9)により直流電流に変換され、トランジスタ(Q2
2)のベースに印加される。すると、トランジスタ(Q
22)はターンオンされトランジスタ(Q23)のベー
スの電位を接地に引き寄せ、したがって、トランジスタ
(Q32)はターンオンされて端子Dには電圧Vccが
印加されることになる。したがって、制御部(1)は端
子Dがロー信号からハイ信号に変わるとカメラ(20)
から呼出信号が来たことを検知し、チャイムベルを鳴ら
すなどの動作が行われ得る。即ち、線路に第2の電圧が
印加されている間はカメラ(20)のスピーカーはオン
になっているが、線路のDC電位を変動させてカメラの
呼出を知らせるのでなくカメラ(20)からのFM信号
を抑制することによってカメラ(20)からの呼出を知
らせることにより、雑音が発生せずにカメラ(20)か
らの呼出信号をモニタ(10、11)に知らせることが
できるのである。
ター及びスレーブモニタ(10、11)の制御部(1)
での動作の手順を図7及び図8を参照して説明する。図
7は本発明に係るドアビデオフォーンのマスターモニタ
(10)の制御部(1)での動作を説明するためのフロ
ーチャートであり、図8は本発明に係るドアビデオフォ
ーンのスレーブモニタ(11)の制御部(1)での動作
を説明するためのフローチャートである。
(1)では、図7に示すように平常時にカメラから呼出
が来るかを感知する(ステップ100)上述したように
このときにはマスターモニタ(10)は線路に第1の電
圧を印加していて、この際の呼出監視回路の動作は既に
説明したとおりである。カメラ(20)から呼出が来た
場合、マスターモニタ(10)は第1の電圧より高い電
圧である。第2の電圧を線路に印加する(ステップ10
1)。そして、マスターモニタ(10)から応答をする
か(ステップ102)又は他のスレーブモニタ(11)
から応答するか(ステップ106)を監視する。
には(ステップ102の例)、上述したように一時的に
図4の端子Eにハイ信号を印加することによってマスタ
ーモニタ(10)から応答したことを知らせる(ステッ
プ103)。すると、カメラ(20)とマスターモニタ
(10)との間に通話が行われる。マスターモニタ(1
0)は通話が終わったかどうかを継続チェックして(ス
テップ104)、通話が終わると(即ち、マスターモニ
タ(10)から受話器を下ろすか通話終了ボタンを押す
と)、ステップ105に移って図4の端子Eにロー信号
を加えることによって第2の電圧を切る。上述したよう
にマスターモニタ(10)では第1の電圧がダイオード
を経て常時線路に連結されているので、線路に第2の電
圧が印加されていないと自動的に第1の電圧が印加され
ることになり、結局、ステップ105で第2の電圧を切
ると初期状態(ステップ100)に戻る。
した場合には、ステップ107に移り第2の電圧を切
る。この際には、他のモニタとカメラ(20)との間に
通話が行われているので、マスターモニタ(10)は通
話の終了如何を継続チェックし(ステップ108)、通
話が終了すると(即ち、他のモニタ(11)から通話を
終了させ、線路に印加されていた第2の電圧を切って線
路には結局第1の電圧が印加されると)、マスターモニ
タ(10)は図3の端子Cがロー信号になるのを感知し
て初期段階であるステップ100に移ることになる。
(1)での動作を図8を参照して説明する。スレーブモ
ニタ(11)の制御部(1)は平常時にカメラ(20)
からの呼出が来るかを継続監視している(ステップ20
0)。上述したように、この際は、マスターモニタ(1
0)は線路に第1の電圧を印加していて、この際の呼出
監視回路の動作は既に説明したとおりである。カメラ
(20)から呼出が来た場合、マスターモニタ(10)
は第1の電圧より高い電圧である。第2の電圧を線路に
印加する(ステップ101)。そして、マスターモニタ
(10)から応答をするか(ステップ102)又は他の
スレーブモニタ(11)から応答するか(ステップ10
6)を監視する。
には(ステップ102の例)、上述したように一時的に
図4の端子Eにハイ信号を印加することによってマスタ
ーモニタ(10)から応答したことを知らせる(ステッ
プ103)すると、カメラ(20)とマスターモニタ
(10)との間に通話が行われる。マスターモニタ(1
0)は通話が終わったかどうかを継続チェックして(ス
テップ104)、通話が終わると(即ち、マスターモニ
タ(10)から受話器を下ろすか通話終了ボタンを押す
と)、ステップ105に移って図4の端子Eにロー信号
を加えることによって第2の電圧を切る。上述したよう
にマスターモニタ(10)では第1の電圧がダイオード
を経て常時線路に連結されているので、線路に第2の電
圧が印加されていないと自動的に第1の電圧が印加され
ることになり、結局、ステップ105で第2の電圧を切
ると初期状態(ステップ100)に戻る。
した場合には、ステップ107に移り第2の電圧を切
る。この際には、他のモニタとカメラ(20)との間に
通話が行われているので、マスターモニタ(10)は通
話の終了如何を継続チェックし(ステップ108)、通
話が終了すると(即ち他のモニタ(11)から通話を終
了させ、線路に印加されていた第2の電圧を切って線路
には結局第1の電圧が印加されると)、マスターモニタ
(10)は図3の端子Cがロー信号になるのを感知して
初期段階であるステップ100に移ることになる。
(1)での動作を図8を参照して説明する。スレーブモ
ニタ(11)の制御部(1)は平常時にカメラ(20)
からの呼出が来るかを継続監視している(ステップ20
0)。上述したように、この際は、マスターモニタ(1
0)が線路に第1の電圧を印加しており、このときの呼
出監視回路の動作は既に説明したとおりである。カメラ
(20)から呼出が来た場合、線路にはマスターモニタ
(10)からの第2の電圧が印加されており、この際、
スレーブモニタ(11)が応答するか(ステップ20
1)又は他のモニタから応答するか(ステップ205)
を監視する。
は(ステップ201の例)、上述したように図4の端子
Eにハイ信号を加えることによって線路に第2の電圧を
印加し、一時的に図4の端子Fにハイ信号を印加するこ
とによって自ら応答したことを知らせる(ステップ20
2)。すると、カメラ(20)とスレーブモニタ(1
1)との間に通話が行われる。応答したスレーブモニタ
(11)は通話の終了如何をチェックし続け(ステップ
203)、通話が終わると(即ち、受話器を下ろすか通
話終了ボタンを押すと)、ステップ204に移り図4の
端子Eにロー信号を加えることによって第2の電圧を切
る。上述したように、マスターモニタ(10)では第1
の電圧がダイオードを経ていつでも線路に連結されてい
るので、線路に第2の電圧が印加されていないと自動的
に第1の電圧が印加されることになり、結局、ステップ
204で第2の電圧を切ると初期状態(ステップ20
0)に戻る。
した場合には、ステップ206に移り上記他のモニタと
カメラ(20)との間の通話終了如何をチェックし続け
(ステップ206)、通話が終了すると(即ち、他のモ
ニタから通話を終了させ線路に印加されていた第2の電
圧を切って、線路には結局第1の電圧が印加される
と)、スレーブモニタ(11)は図3の端子Cがロー信
号になるのを感知して初期段階であるステップ200に
移ることになる。
つの場合を示した図1を参照して説明したが、モニタの
数は限定されない。但し、マスターモニタ(10)の数
は一つに設定しなければならず、そうすると上述のよう
な動作で本発明のドアビデオフォーンの信号処理方法、
及び、その方法を採用したドアビデオフォーンを実現す
ることができる。
を実現できる回路を図示して説明したが、本発明は本回
路だけに限定されるのではない。即ち、図示した回路の
構成と使用した素子を変更又は変形しても本発明を実現
することができ、そのような変更又は変形が当業界で通
常の知識を有する者に明らかである場合には本発明の範
疇に属するものである。
つのカメラに二つ以上のモニタを並列に連結して使用で
きるだけでなく、2線だけを使用して連結できるので設
置が簡便であり、維持補修が容易であり、カメラとモニ
タとの間の信号の転送による雑音発生(即ち、呼出信号
及び応答信号を送る場合の雑音発生)もないなどの効果
を得ることができる。
カメラとの間の結線を示す概略ブロック図である。
ンターフェース部の回路図である。
線路インターフェース部の信号受信部分の回路図であ
る。
線路インターフェース部の電源供給及び信号転送部分の
回路図である。
答した時に他のモニタの動作を止めるために上記の一つ
のモニタでトランジスタ(Q44)をターンオン、ター
ンオフしたときの線路での波形図である。
したときの発信部出力の波形図である。
モニタの制御部での動作を説明するためのフローチャー
トである。
モニタの制御部での動作を説明するためのフローチャー
トである。
Claims (2)
- 【請求項1】 一つのカメラと複数のモニタを備えるド
アビデオフォーンにおいて、 (a) 上記複数のモニタの各々はマスターとスレーブ
を区分する選択スイッチと、 (b) 第1の電圧、及び、上記第1の電圧より高い第
2の電圧を選択的に供給することができる線路電圧供給
回路と、 (c) 線路電圧の一時的な降下を感知する第1の感知
回路と、 (d) 線路電圧が上記第1の電圧で維持されているか
或いは上記第2の電圧で維持されているかを感知する第
2の感知回路と、 (e) 線路に特定周波数の信号が存在するかを感知す
る第3の感知回路と、をそれぞれ備えており、 上記カメラは、呼出スイッチと、線路電圧が上記第1の
電圧に維持されているとき上記呼出スイッチをプッシュ
した場合線路電圧を一時降下させる第1の回路と、線路
電圧が上記第2の電圧に維持されているとき上記呼出ス
イッチを押した場合FM発振信号を抑制する第2の回路
とをそれぞれ備えており、カメラが待機状態にあるとき
には上記複数のモニタの中から上記選択スイッチによっ
てマスターに選ばれたモニタの上記線路電圧供給回路か
ら線路に上記第1の電圧を供給し、カメラから呼出信号
が出力された場合には上記マスターに選ばれたモニタの
上記線路電圧供給回路から線路に上記第2の電圧を供給
し、カメラの上記呼出に対して或る一つのモニタから応
答をした場合には上記応答をしたモニタから上記第2の
電圧を供給するように構成したことを特徴とする複数の
モニタを連結して使用するドアビデオフォーン。 - 【請求項2】 複数のモニタを連結して使用するドアビ
デオフォーンの信号処理方法において、各々のモニタ中
の一つをマスターに選び、残りのモニタをスレーブに選
択した後、カメラが使用中でない場合には上記マスター
モニタから第1の電圧を線路に加え、カメラから呼出が
来た場合には上記マスターモニタから上記第1の電圧よ
り高い第2の電圧を線路に加え、上記カメラの呼出に対
して何れか一つのモニタが応答した場合には上記応答を
したモニタから上記第2の電圧を線路に加え、上記カメ
ラは呼出信号として線路に上記第1の電圧が加えられて
いる場合には線路電圧を一時的に変動させるようにし、
線路に上記第2の電圧が加えられている場合にはFM信
号を一時的に抑制するようにすることを特徴とする複数
のモニタを連結して使用するドアビデオフォーン信号の
処理方法。
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