JPH08154071A - インターホン装置 - Google Patents

インターホン装置

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JPH08154071A
JPH08154071A JP29413094A JP29413094A JPH08154071A JP H08154071 A JPH08154071 A JP H08154071A JP 29413094 A JP29413094 A JP 29413094A JP 29413094 A JP29413094 A JP 29413094A JP H08154071 A JPH08154071 A JP H08154071A
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JP
Japan
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image
sub
signal
master unit
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Application number
JP29413094A
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English (en)
Inventor
Kenji Kawabata
健治 川端
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 親機のところまで行かなくても子機からの呼
出しに応対できる副親機を容易に増設可能とする。 【構成】 親機Pに対して別室に副親機Sを配し、屋内
の電力線30を介して親機Pと副親機Sとを配線工事す
ることなく接続する。子機Cからの音声信号は親機Pを
介して副親機Sに伝送され、逆に副親機Sからの音声信
号は子機Cに伝送され、相互通話できる。子機Cからの
画像信号は、親機Pにおいて画像信号をA/D変換して
並列データでメモリ41に入れ、メモリ41に入った並
列データは直列データに変換し電力線30へ送出され
る。副親機Sでは、伝送されてきた直列データを並列デ
ータに変換し、メモリ65に入れ、その後D/A変換
し、元のアナログ画像信号に再生し、モニターする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、親機と子機との間で音
声信号および画像信号が送受信されるインターホン装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一戸建住宅あるいはマンション等におい
て使用されるインターホン装置では、玄関等の室外に子
機が1台配され、室内に1台の親機が配され、来訪者の
画像を表示装置に映し、顔を確認した上で双方向にて音
声通話することのできるもの(以下テレビドアホンと称
する)が知られている。
【0003】図6に従来のテレビドアホンの構成を示
す。Pは親機、Cは子機、1はCCDカメラ、2はマイ
ク、3はマイクアンプ、4は音声変調部、5はスピー
カ、6はスピーカアンプ、7は音声復調部、8は多重化
回路部、9は子機電源部、10は多重化回路部、11は
映像信号処理部、12は液晶表示装置あるいは小型テレ
ビ等の表示装置、13は音声変調部、14はマイクアン
プ、15はマイク、16は音声復調部、17はスピーカ
アンプ、18はスピーカ、19は親機電源部、20は呼
出ボタン、21はインターホンケーブル、22,23は
子機側電源チョークコイル、24,25は親機側電源チ
ョークコイルである。
【0004】来訪者が呼出ボタン20を押すことによ
り、CCDカメラ1からの画像信号は多重化回路部8を
経てインターホンケーブル21を通して親機Pの多重化
回路部10に送られる。なお、画像信号はベースバンド
で伝送される場合とFM変調されて伝送される場合があ
るが、どちらであっても差し支えない。多重化回路部1
0は画像と双方向音声搬送波が共存できるように処理さ
れた回路であり、画像信号は多重化回路部10を通過し
た後、映像信号処理部11にて表示装置12に出力さ
れ、来訪者を視認することができる。
【0005】また、子機側からの音声信号は、子機C内
のマイク2と音声信号を増幅するマイクアンプ3を経て
変調部4にてFM変調され、多重化回路部8および親機
P内の多重化回路部10に伝送される。さらに、復調部
16にて復調され、スピーカアンプ17を経てスピーカ
18に供給される。逆に、親機側からの音声信号は、親
機P内のマイク15とマイクアンプ14を経て変調部1
3にてFM変調され、多重化回路部10および多重化回
路部8に伝送される。さらに、復調部7にて復調され、
スピーカアンプ6を経てスピーカ5に供給される。
【0006】親機Pに必要な直流電源は商用電源より親
機電源部19で作られるが、子機Cに必要な直流電源は
親機電源部19よりチョークコイル24,25および子
機内のチョークコイル22,23を通して供給された直
流電圧より子機電源部9にて作られる。このように、片
方向の画像信号、双方向の音声信号および親機Pから子
機Cへの電源供給を全て可能としたシステムが構成され
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビドアホン
は室外子機と室内親機によって構成されており、通常は
子機と親機を1対1にて使用している。ところが、親機
のところだけでなく他の部屋からも応対したいという要
求があり、このため副親機を他の部屋に設置し、親機よ
り信号伝送しなければならない。そこで、親機と副親機
との間に信号伝送用の配線工事をする必要があるが、既
築住宅の場合、室内相互間を配線することは一般ユーザ
ーには容易ではない。
【0008】また、テレビドアホンは来訪者が来たとき
だけ動作するものであり、親機に外部からの画像入力端
子をもったものはなく、監視カメラ等の画像を監視モニ
ターする機能は有していない。さらに、外部への画像出
力端子も有しておらず、他のテレビ等への接続機能は有
していない。このように、テレビドアホンは付加価値が
低いため、その利用度が低い欠点を有する。
【0009】また、テレビドアホンに留守番録画の機能
を有したものは存在するが、これは録画目的として別途
メモリを設けたものであり、専用の回路等が必要にな
り、高価になってしまう。
【0010】本発明は、上記に鑑み、容易に副親機を増
設できるとともに多機能化を図ったテレビドアホン等の
インターホン装置の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1の如く、親機Pを介して子機Cとの間で音声
信号および画像信号を送受信する副親機Sが設けられ、
前記親機Pと副親機Sとは屋内の電力線30を介して接
続されたものであり、親機Pに、子機Cからの画像信号
を電力線30で伝送できる信号に変換して副親機Sに送
信する画像送信手段31が設けられ、前記副親機Sに、
電力線30を通じて伝送されてきた信号を元の画像信号
に変換する画像受信手段34が設けられている。
【0012】そして、親機Pの画像送信手段31に備わ
るメモリ41を利用した留守番録画機能が有せしめら
れ、親機Pと副親機Sとの間で、電力線30を介して音
声信号あるいは画像信号が双方向に伝送される。
【0013】また、親機Pに画像入力端子33が設けら
れ、該画像入力端子33から入力された画像情報を副親
機Sにて監視する監視手段75が設けられ、副親機S
に、外部の表示装置35に画像信号を出力するための画
像出力端子36が設けられている。
【0014】
【作用】上記課題解決手段において、電力線30を用い
ることにより配線工事を必要とせずに他の部屋等に副親
機Sを増設することができ、子機Cからの来訪者の画
像、音声情報を副親機Sに伝送して、副親機Sにおいて
応対することが可能となる。親機Pと副親機S間では相
互通話可能であり、室内間インターホンとして機能して
いる。このとき、画像データを電力線30を介して伝送
するために、親機P内では、画像送信手段31により、
アナログ画像信号をA/D変換して並列データでメモリ
41に入れ、メモリ41に入った並列データは直列デー
タに変換し電力線30へ送出される。また、副親機Sで
は、画像受信手段34により、伝送されてきた直列デー
タを並列データに変換し、メモリ65に入れ、その後D
/A変換し、元のアナログ画像信号に再生して、モニタ
ーすることができる。
【0015】また、留守時に来訪者が来たときには、親
機P内のメモリ41に来訪者のデジタル画像データが書
き込まれることにより留守番録画が行われ、帰宅時に記
憶された画面データをメモリ41から呼び出して、留守
時の来訪者を確認することができる。しかも、この画像
データを副親機Sに伝送することにより、副親機Sから
も同様に留守時の来訪者の確認ができる。
【0016】親機Pの画像入力端子33に監視カメラ3
2を接続することにより、別の部屋の副親機Sから画像
監視することができる。さらに、副親機Sの画像出力端
子36に大画面テレビ等を接続することにより、親機P
からの画像を大きな画面で見ることができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例のテレビドアホンでは、図
1の如く、親機Pを介して子機Cとの間で音声信号およ
び画像信号を送受信する副親機Sが親機Pとは別室に設
けられ、親機Pと副親機Sとは各部屋間の共通の伝送路
であるAC100Vの電力線30を介して接続され、電
力線30を介して音声信号が双方向に伝送され、画像信
号が親機Pから副親機Sへと片方向に伝送される。
【0018】そして、親機Pは、子機Cからの画像信号
を電力線30で伝送できる信号に変換して副親機Sに送
信する画像送信手段31と、外部の監視カメラ32、テ
レビ、ビデオ等が接続される画像入力端子33とを備え
ている。副親機Sは、電力線30を通じて伝送されてき
た信号を元の画像信号に変換する画像受信手段34と、
外部のテレビ等の表示装置35が接続される画像出力端
子36とを備えている。なお、子機Cは従来と同じ構成
であり、親機Pにおいて、従来と同じ構成部品について
は同一符号を付している。
【0019】図2において、40は映像信号処理部11
からのアナログ画像信号をデジタル画像データに変換す
るA/D変換部、41は変換された並列データを記憶し
ておくメモリ、42は並列データを直列データに変換す
る並列・直列変換部、43は直列データを電力線画像伝
送用搬送波によりAM変調する画像データ変調部、44
はCPU、45は画像および音声搬送波を電力線30に
対して送受する電力線重畳回路部であり、これらによっ
て前記画像送信手段31が構成される。画像データ変調
部43から並列・直列変換部42へは電力線搬送波の伝
送に対して追随してデータ出力させるための制御信号を
送っている。CPU44はこれらメモリ41の書き込み
読み出しの制御を行う。
【0020】46は副親機Sからのモニター信号を検出
すモニター信号解読部、47は子機Cからの音声信号を
電力線搬送するための所定レベルに調整する搬送出力音
声信号処理部、48は調整された音声信号をFM変調す
る搬送出力音声信号変調部、49は副親機Sからの音声
信号を元のレベルに調整する搬送入力音声信号処理部、
50は副親機Sからの音声信号を復調する搬送入力音声
信号変調部、51は親機電源部、52,53は電力線3
0への搬送信号送受信用コンデンサ、54はD/A変換
部、55は親機Pと副親機Sとの間で相互通話するとき
にノーマルクローズ側に切り替えられる室内間インター
ホン切り替え回路、56は親機Pから子機Cをモニター
するときに子機Cを起動させるためのモニタースイッ
チ、57は留守番録画を行うための留守スイッチであ
る。
【0021】図3において、60,61は電力線30へ
の搬送信号送受信用コンデンサ、62は画像および音声
搬送波を電力線30に対して送受する電力線重畳回路部
である。そして、63は画像搬送波を包絡線検波によっ
て元のデジタル画像データに復調する画像データ復調
部、64は復調された直列データを並列データに変換す
る直列・並列変換部、65は変換された並列データを記
憶しておくメモリ、66はデジタル画像データをアナロ
グ画像信号に変換するD/A変換部、67は画像信号処
理部であり、これらによって画像受信手段34が構成さ
れる。
【0022】68は液晶表示装置、小型テレビ等の表示
装置、69はCPU、70は子機Cをモニターしたり、
留守番録画された画像を確認するときにモニタースイッ
チ71のオンによりモニター信号を出力するモニター判
別回路、72は副親機電源部、73はテレビ同期信号発
生部である。また、親機Pの画像入力端子33から入力
された画像情報を監視する監視手段75が設けられてお
り、モニタースイッチ71をオンすることにより画像入
力端子33からの画像信号が画像送信手段31および画
像受信手段34を介して表示装置68に表示されるよう
になっている。
【0023】ここで、電力線30に伝送することのでき
る周波数の上限は450KHZと決められており、画像
情報をそのまま伝送することは不可能である。このた
め、前記画像送信手段31が設けられ、一旦アナログ画
像信号をデジタルデータに変換してメモリ41に入れ、
さらにこのデータを電力線30で伝送させるために搬送
波でAM変調している。また一方、副親機Sではこれを
復調し、デジタルデータとした後、再び元のアナログ画
像信号に戻すために、前記画像受信手段34が設けられ
ている。このように、帯域制限のある電力線30では帯
域の広い動画像を伝送することは困難であるため、静止
画伝送となる。
【0024】また、画像データ変調部43および電力線
重畳回路部45の詳細回路図を図4に示す。画像データ
用搬送波発振回路80で発振させて後段のトランジスタ
81で駆動トランス82をコンデンサ83と同調させて
後段のトランジスタ84,85で構成されたプッシュプ
ル回路86に画像データ変調用の搬送波が供給される。
一方、画像データの直列変換信号によってオン/オフさ
れるトランジスタ87により、電力線30との結合トラ
ンス88に入る前記画像搬送波が継続されて電力線30
に伝送される。また、音声出力搬送波との結合をトラン
ス89、音声入力搬送波との結合をトランス90により
実施している。
【0025】図5は副親機Sの画像データ復調部63と
電力線重畳回路部62の詳細回路図であり、電力線30
との結合トランス91を経てAM100%変調された画
像搬送波は信号増幅器92により所定レベルに増幅さ
れ、後段の波形整形回路93にて波形整形され、その後
包絡線検波回路94により元の画像データに復調され、
さらに波形整形回路95により後段の直列・並列変換部
64へ出力される。また音声出力搬送波との結合をトラ
ンス96、音声入力搬送波との結合をトランス97によ
り実施している。
【0026】上記構成において、来訪者が子機Cの呼出
ボタン20を押すことにより、子機C内のCCDカメラ
1からの画像がアナログ動画像で親機Pに伝送され、か
つ親機P側より音声応答することにより、子機Cから親
機Pへの搬送波と親機Pから子機Cへの搬送波がインタ
ーホンケーブル21上で共存し、双方向通話可能とな
る。
【0027】親機Pから来訪者を画像モニターするとき
には、親機Pのモニタースイッチ56を押すことにより
子機Cにカメラ起動のトリガー信号が送信され、来訪者
が呼出ボタン20を押したのと同じように動画像で見る
ことができる。このとき同時に送られてきた動画像を適
当なタイミングでA/D変換部40によりA/D変換
し、デジタル画像データをメモリ41に書き込んでお
く。
【0028】副親機Sで応対する場合には、副親機Sの
モニタースイッチ71を押すことにより、親機Pにモニ
ター信号を送り、親機Pではこれを解読し、子機Cを起
動させる。このとき、親機Pは前述と同じ動作を行い、
メモリ41内のデジタル画像データを副親機Sへ伝送す
る。
【0029】すなわち、親機Pでは、送られてきた動画
像を適当なタイミングでA/D変換部40によりA/D
変換し、デジタル画像データをメモリ41から呼び出
し、並列・直列変換部42により並列→直列変換して、
画像データ変調部43により電力線画像伝送用搬送波に
てAM変調して、電力線重畳回路部45、搬送信号送受
信用コンデンサ52,53を経て電力線30へ送出す
る。
【0030】副親機Sでは、電力線30を通して伝送さ
れてきた画像信号が搬送信号送受信用コンデンサ60,
61を経て電力線重畳回路部62を通して、画像データ
復調部63および直列・並列変換部64により包絡線検
波によって元のデジタル画像データに再生され、このデ
ータを直列→並列変換後メモリ65へ書き込む。書き込
まれたデータはD/A変換部66を経て画像信号処理部
67へ出力され、表示装置68において元の静止アナロ
グ画像として表示される。この静止アナログ画像は、親
機Pでのメモリ41に記憶するタイミングに合わせて切
り替えられる。
【0031】また、子機Cからの音声は音声復調部16
を経て、音声信号処理部47により電力線搬送するため
に所定レベルに調整され、搬送出力信号変調部48を通
して電力線重畳回路部45に供給され、電力線30へ送
出される。副親機Sでは、音声信号が、搬送信号送受信
用コンデンサ60,61を経て電力線重畳回路部62を
通して、復調、増幅されてスピーカ18に供給される。
【0032】また、電力線30を通して伝送されてきた
副親機Sからの音声信号は、電力線重畳回路部45を通
して搬送入力音声復調部50を経て音声処理部49へ供
給され、さらに音声変調部13を経て、子機Cに伝送さ
れ、子機Cとの通話が可能となる。
【0033】このように、画像信号は親機Pから副親機
Sへの片方向伝送であるが、音声信号はインターホンケ
ーブル21上の搬送波とは別の2つの搬送波によってそ
れぞれFM変調して、電力線30上で共存させ、親機P
および副親機Sそれぞれで復調することによって双方向
通話可能としている。すなわち、子機C→親機Pへの搬
送波をf1、親機P→子機Cへの搬送波をf2とし、親機
P→副親機Sへの搬送波をf3、副親機S→親機Pへの
搬送波をf4とすると、子機C→副親機S間はf1とf3
の2つの搬送波により、副親機S→子機C間はf4とf2
の2つの搬送波により双方向通話可能となる。
【0034】したがって、電力線30上の2つの搬送波
を用いることにより、親機Pと副親機S間だけで室内イ
ンターホンとして利用することができる。なお、室内間
インターホン切り替え回路55はノーマルクローズ側に
あるので、親機Pと副親機Sは通常室内インターホンと
して使用できるが、呼出スイッチ20や副親機Sのモニ
タースイッチ71がオンされると、室内間インターホン
切り替え回路55は子機Cと副親機Sとを接続する側に
切り替えられる。
【0035】ところで、親機Pでは、画像データは一旦
メモリ41に書き込まれるので、留守時に来訪者が来た
ときには、来訪者の画像データが記憶されて留守スイッ
チ57がオンになっており、留守番録画されていること
がわかり、帰宅時にメモリ41の画像データを呼び出し
て表示装置12に表示することにより来訪者を確認する
ことができる。
【0036】また、副親機Sからモニタースイッチ71
をオンすることにより、親機Pにモニター信号が伝送さ
れるが、留守スイッチ57のオンオフの状態から単にモ
ニターするのか留守番録画を確認するのかを判別できる
ようになっており、留守スイッチ57がオンであれば留
守番録画の確認であると判断され、メモリ41に記憶さ
れている画像データが親機Pから副親機Sに伝送され、
副親機Sの表示装置68に表示されて留守番録画された
画像を見ることができる。
【0037】次に、高齢化社会になるにつれて2世帯住
宅が増えてくるものと思われ、一つの家屋内においても
寝たきり老人の監視あるいは赤ちゃんの監視等を目的と
して室内の監視機能が必要となる。こうした被写体を別
の監視カメラ32で撮影しながら、他の部屋で監視を行
う場合、親機Pの画像入力端子33にCCDカメラ等の
監視カメラ32を接続しておけばよい。そして、副親機
S側よりモニタースイッチ71をオンしたとき、監視カ
メラ32の映像が親機Pから電力線30を通して副親機
Sに伝送され、表示装置68に映し出されることによ
り、そのときの被写体の状態を監視することができる。
【0038】また、副親機Sに内蔵されている表示装置
68は画面が小さく見にくいため、副親機Sの画像出力
端子36に大画面テレビ等の外部の表示装置35を接続
することにより、大きな画面でモニターすることが可能
となり、非常に見やすくなって特に監視時には大変便利
である。さらに、画面出力端子36に録画装置を接続す
ることにより、長時間録画が可能となり、防犯等に役立
てることができる。
【0039】このように、室内の電力線30を利用する
ことにより、配線工事を行うことなく容易に副親機Sの
増設が可能となる。しかも、副親機Sによって画像を見
ながら来訪者に応対することができ、いちいち親機Pの
ところまでいかなくても用を足すことができる。また、
留守番録画機能を設けたり、別に監視カメラ32を接続
したり、外部の表示装置35を接続できるようにするこ
とによって、テレビドアホンの付加価値を高めることが
できる。
【0040】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、副
親機に親機と同じ機能を付加して、電力線を介して画像
信号を双方向に伝送できるようにしてもよい。また、親
機に画像出力端子、副親機に画像入力端子を設けると、
さらに付加価値を高めることができ、テレビドアホンを
有効的に利用できる。そして、本実施例では一般家庭で
使用されるテレビドアホンについて述べたが、電力線が
配設されている建物であれば、本発明のインターホン装
置を適用することができ、各部屋ごとに副親機を増設し
ていけばよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
の発明によると、親機を介して子機との間で音声信号お
よび画像信号を送受信する副親機が設けられ、親機と副
親機とは屋内の電力線を介して接続されているので、配
線工事を行うことなく副親機を増設することが容易とな
り、設置場所に制限を受けない。したがって、親機のと
ころまで行かなくても近くの副親機から応対することが
でき、利便性が向上する。
【0042】請求項2の発明によると、画像信号が親機
から副親機へ片方向伝送となり、副親機側に画像信号を
伝送するための回路を設ける必要がなくなり、副親機を
低価格にすることができ、経済面から副親機を増設しや
すくできる。
【0043】請求項3の発明によると、親機の画像送信
手段に備わるメモリを有効活用して留守番録画ができる
ので、専用のメモリを別途設ける必要がなく、コストダ
ウンを図ることができる。そして、留守番録画の画像デ
ータを副親機に伝送することにより、親機だけでなく副
親機においても見ることができ、インターホン装置とし
ての付加価値を高めることができる。
【0044】請求項4の発明によると、親機と副親機と
の間では室内インターホンとして利用でき、内線電話の
機能を果たすことができ、多機能化を図れる。
【0045】請求項5の発明によると、画像入力端子か
ら入力された画像情報を別の場所から監視できるので、
寝たきり老人、赤ちゃんの監視等に役立つ。また、複数
の監視カメラを接続することが可能になるので、防犯機
能も果たすことができ、インターホン装置としての付加
価値をさらに高めることができる。
【0046】請求項6の発明によると、外部の表示装置
に画像信号を出力できるので、入力された画像を大きな
画面で見ることができ、近くまで寄らなくても遠くから
画像が見え、監視等を行うときには非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すテレビドアホンの全体
構成図
【図2】親機の制御ブロック図
【図3】副親機の制御ブロック図
【図4】親機の画像データ変調部および電力線重畳回路
部の詳細回路図
【図5】副親機の画像データ復調部および電力線重畳回
路部の詳細回路図
【図6】従来のテレビドアホンの制御ブロック図
【符号の説明】
P 親機 S 副親機 C 子機 30 電力線 31 画像送信手段 32 監視カメラ 33 画像入力端子 34 画像受信手段 35 外部表示装置 36 画像出力端子 41 メモリ 75 監視手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と子機との間で音声信号および画像
    信号が送受信されるインターホン装置において、前記親
    機を介して子機との間で音声信号および画像信号を送受
    信する副親機が設けられ、前記親機と副親機とは屋内の
    電力線を介して接続されたことを特徴とするインターホ
    ン装置。
  2. 【請求項2】 親機に、子機からの画像信号を電力線で
    伝送できる信号に変換して副親機に送信する画像送信手
    段が設けられ、前記副親機に、電力線を通じて伝送され
    てきた信号を元の画像信号に変換する画像受信手段が設
    けられたことを特徴とする請求項1記載のインターホン
    装置。
  3. 【請求項3】 親機の画像送信手段に備わるメモリを利
    用した留守番録画機能が有せしめられたことを特徴とす
    る請求項2記載のインターホン装置。
  4. 【請求項4】 親機と副親機との間で、電力線を介して
    音声信号あるいは画像信号が双方向に伝送されることを
    特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  5. 【請求項5】 親機あるいは副親機に画像入力端子が設
    けられ、該画像入力端子から入力された画像情報を副親
    機あるいは親機にて監視する監視手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  6. 【請求項6】 親機あるいは副親機に、外部の表示装置
    に画像信号を出力するための画像出力端子が設けられた
    ことを特徴とする請求項1または5記載のインターホン
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004135198A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Matsushita Electric Works Ltd インターホンシステム
JP2011205227A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Panasonic Electric Works Co Ltd インターホンシステム
JP2019087845A (ja) * 2017-11-06 2019-06-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 室内親機、ドアホンシステム、および、通信方法

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