JP4478515B2 - 通信中継装置 - Google Patents
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図6には、屋内装置(IDU)51の構成例及び屋外装置(ODU)52の構成例を示してあり、屋内装置51と屋外装置52とを接続する同軸ケーブル53の一例を示してある。
本例の屋内装置51は、基地局装置から移動局装置への下り信号を処理するダウンコンバータ61と、同軸ケーブル53と接続されたデュプレクサ(DUP:Duplexer)62と、移動局装置から基地局装置への上り信号を処理するアップコンバータ63と、監視制御信号を処理するモデム64及び制御装置65を備えている。
本例の屋外装置52は、同軸ケーブル53と接続されたデュプレクサ(DUP)71と、下り信号を処理するアップコンバータ72及び増幅器73と、アンテナ(ANT:Antenna)と接続されたデュプレクサ(DUP)74と、上り信号を処理する低雑音増幅器(LNA:Low Noise Amplifier)75及びダウンコンバータ76と、監視制御信号を処理するモデム77及び制御装置78を備えている。
また、屋外装置52の制御装置78は、CPUやROMやRAMを内蔵する回路から構成され、屋内装置51又はBTS又は他の無線通信監視制御装置からの監視制御信号を送信や受信する。
本発明は、このような従来の課題を解決するために為されたもので、通信信号を中継するとともに制御信号を送信するに際して、制御信号のレベルを適切に調整することができ、通信信号の通信品質の劣化を防止することができる通信中継装置を提供することを目的とする。
すなわち、通信信号レベル検出手段が、前記中継する前記通信信号のレベルを検出する。制御信号レベル変化手段が、前記通信信号レベル検出手段による検出結果に基づいて、他の通信中継装置に対する制御信号のレベルを変化させる。制御信号送信手段が、前記制御信号レベル変化手段によりレベルが変化させられた制御信号を、前記中継する前記通信信号に重畳させて、前記他の通信中継装置に対して送信する。
従って、他の通信中継装置に対する制御信号が中継対象となる通信信号に重畳させられて送信されるに際して、通信信号のレベルに基づいて制御信号のレベルが変化させられることにより、例えば、通信信号を中継するとともに制御信号を送信するに際して、制御信号のレベルを適切に調整することができ、通信信号の通信品質の劣化を防止することができる。
中継を行う通信システムとしては、種々なものが用いられてもよく、例えば、移動体無線通信システムや、有線通信システムなどを用いることができる。
また、通信中継装置Aや、他の通信中継装置Bとしては、それぞれ、種々な通信装置が用いられてもよい。
例えば、他の通信中継装置Bとしては、通信中継装置Aと同様に、通信信号レベル検出手段と、制御信号レベル変化手段と、制御信号送信手段を備えるものが用いられてもよく、或いは、他の構成を有する装置が用いられてもよい。
また、信号のレベルとしては、例えば、振幅のレベルや、電力のレベルなど、種々なものが用いられてもよい。
また、他の通信中継装置Bに対する制御信号としては、例えば、通信中継装置Aにおいて生成されるものであってもよく、或いは、外部の装置から通信中継装置Aへ入力されるものであってもよい。
また、通信信号のレベルの検出結果に基づいて他の通信中継装置Bに対する制御信号のレベルを変化させる態様としては、種々な態様が用いられてもよい。
また、制御信号を通信信号に重畳させる方式としては、種々な方式が用いられてもよく、例えば、制御信号の周波数と通信信号の周波数とを異ならせて多重化する周波数多重化方式が用いられる。
また、送信や受信といった通信としては、例えば、有線の通信が用いられてもよく、無線の通信が用いられてもよい。
また、例えば、通信信号に他の信号が重畳される場合には、通信信号のみのレベルを検出して当該検出結果に基づいて制御信号のレベルが制御されてもよく、或いは、通信信号と他の信号との両方のレベル(個々のレベル或いは合計レベル)を検出して当該検出結果に基づいて制御信号のレベルが制御されてもよい。なお、他の信号としては、例えば、レベルが制御される制御信号とは異なる制御信号などを用いることができる。
また、例えば、周波数や符号が異なる複数の信号が多重化された信号では、それぞれの信号に対応した周波数フィルタや符号相関器などを用いて、それぞれの信号を抽出することができ、それぞれの信号のレベルを検出することが可能である。
なお、このような双方向の通信信号としては、例えば、基地局装置から移動局装置へ送信される下りの信号と、移動局装置から基地局装置へ送信される上りの信号を用いることができる。
一構成例として、制御信号レベル変化手段は、他の通信中継装置Bに対する制御信号が当該他の通信中継装置Bへ有効に到達する範囲で、当該他の通信中継装置Bに対する制御信号のレベルを小さくし、例えば、当該他の通信中継装置Bに対する制御信号のレベルを最小とする。
ここで、制御信号のレベルを変化させる態様としては、例えば、制御信号を減衰させる減衰量などを用いることができる。
また、通信信号レベル制御信号レベル変化態様対応記憶手段としては、例えば、情報を記憶するメモリを用いて構成することができる。
一構成例として、通信中継装置A及び他の通信中継装置Bとしては、一方の通信中継装置として屋内装置(IDU)が用いられ、他方の通信中継装置として屋外装置(ODU)が用いられる。
図1には、本発明の一実施例に係る移動体無線通信システムが有する通信システムの構成例を示してある。
本例の通信システムは、基地局装置側の構成として、屋内装置(IDU)1と、屋外装置(ODU)2と、屋内装置1と屋外装置2とを接続する同軸ケーブル3と、屋外装置2に設けられたアンテナ(空中線)4と、無線通信網5と、無線通信網5と接続された無線基地局装置(BTS)6と、無線基地局装置6と屋内装置1とを接続する光伝送ケーブル7を備えている。
また、本例の通信システムは、移動局装置11を備えている。本例では、1つの移動局装置11を示すが、通常、複数の移動局装置が備えられる。
なお、図1に示される通信システムは、本発明が適用されるシステムの一例であり、本発明は、種々なシステムに適用することが可能なものである。
無線通信網5は、通信信号を中継する装置群であり、無線基地局装置6との間で通信信号を送受信する。
無線基地局装置6は、例えばアンテナ4により無線通信することが可能な1つ以上の移動局装置11を収容して、移動局装置11との間で通信する通信信号を光伝送ケーブル7を介して屋内装置1との間で送受信する。
また、無線基地局装置6は、例えば、屋内装置1や屋外装置2を監視制御するための信号を通信する機能を有する。
光伝送ケーブル7は、通信信号や、屋内装置1や屋外装置2を監視制御するための信号を伝送する。
なお、無線基地局装置6と屋内装置1とを接続するケーブルとしては、光伝送を使用するものに限られず、種々なものが用いられてもよい。
また、屋内装置1は、例えば、屋内装置1や屋外装置2を監視制御するための信号を通信する。
具体的には、屋内装置1は、無線基地局装置6からのRF信号をIF信号に変換して同軸ケーブル3を介して屋外装置2へ送信し、屋外装置2からのIF信号をRF信号に変換して光伝送ケーブル7を介して無線基地局装置6へ送信する。また、屋内装置1は、例えば、無線基地局装置6からの屋外装置2を監視制御するためのベースバンド(BB:BaseBand)信号をIF信号に変換することなどを行う。
なお、本例では、同軸ケーブル3によりIF信号を伝送するが、例えば、BB信号や、高周波のRF信号を伝送するような構成が用いられてもよい。
一般に、高周波で伝送するとケーブルロスが大きくなるため、いったん中間周波数(IF)やベースバンド(BB)に下げて伝送すると効率的である。
また、屋外装置2は、例えば、屋内装置1や屋外装置2を監視制御するための信号を通信する。
具体的には、屋外装置2は、屋内装置1からのIF信号をRF信号に変換及び増幅してアンテナ4へ送信し、アンテナ4からのRF信号を低雑音増幅器(LNA)により増幅及びIF信号に変換して屋内装置1へ送信する。また、屋外装置2は、例えば、無線基地局装置6側からの屋外装置2を監視制御するためのIF信号をBB信号に変換することなどを行う。
アンテナ4は、屋外装置2からのRF信号を移動局装置11に対して無線により送信し、移動局装置11から受信した無線信号(RF信号)を屋外装置2へ送信する。
移動局装置11は、基地局装置側のアンテナ4から無線送信される通信信号を受信し、基地局装置に対する通信信号を基地局装置側のアンテナ4に対して無線により送信する。
また、移動局装置11から送信されるRF信号(上り信号)は、上記とは逆の手順で、無線通信網5へ送信される。
また、通信信号以外にも、例えば、屋外装置2を監視制御するための信号などが同軸ケーブル3を介して通信される。
このような監視制御信号は、例えば、屋内装置1又は無線基地局装置6又は無線通信網5側の監視装置により屋外装置2の動作状態の情報を取得して監視することや、屋外装置2の動きとして例えば送信のオン/オフを切り替える制御や送信出力を増減させる制御などを実行するために用いられる。このような監視制御信号は、例えば、屋内装置1から屋外装置2へ送信されるものと、屋外装置2から屋内装置1へ送信されるものがある。
本例の屋内装置1は、基地局装置側から移動局装置11への下り信号を処理するダウンコンバータ21及び検波回路22と、同軸ケーブル3と接続されたデュプレクサ(DUP)23と、移動局装置11から基地局装置側への上り信号を処理する検波回路24及びアップコンバータ25と、監視制御信号を処理するためのモデム26と可変減衰器(VAT:Variable Attenuator)27とテーブル28と制御装置29を備えている。
本例の屋外装置2は、同軸ケーブル3と接続されたデュプレクサ(DUP)31と、下り信号を処理する検波回路32とアップコンバータ33と増幅器34と、アンテナ4と接続されたデュプレクサ(DUP)35と、上り信号を処理する低雑音増幅器(LNA)36とダウンコンバータ37と検波回路38と、監視制御信号を処理するためのモデム39と可変減衰器(VAT)40とテーブル41と制御装置42を備えている。
ダウンコンバータ21は、周波数変換部であり、無線基地局装置6から光伝送ケーブル7を介して受信したRFの下り信号をIF信号へ変換して検波回路22へ出力する。
検波回路22は、ダウンコンバータ21から入力されるIFの下り信号をデュプレクサ23へ出力するに際して、当該下り信号の強さとして当該下り信号のレベルを検出して、当該検出結果(本例では、検波結果)を制御装置29へ出力する。
デュプレクサ23は、IF信号を分離する機能を有しており、例えば、送信周波数を通過帯域に持つバンドパスフィルタと、受信周波数を通過帯域に持つバンドパスフィルタとを組み合わせて有しており、送信と受信とで共用することを可能とする。本例では、監視制御信号も分離する。
具体的には、デュプレクサ23は、検波回路22から入力される下り信号とモデム26から入力される下りの監視制御信号とを重畳して同軸ケーブル3へ出力する。また、デュプレクサ23は、同軸ケーブル3からの上り信号を検波回路24へ出力するに際して、必要に応じて、当該上り信号に含まれる上りの監視制御信号を分離してモデム26へ出力する。
検波回路24は、デュプレクサ23から入力されるIFの上り信号をアップコンバータ25へ出力するに際して、当該上り信号の強さとして当該上り信号のレベルを検出して、当該検出結果(本例では、検波結果)を制御装置29へ出力する。
アップコンバータ25は、周波数変換部であり、検波回路24から入力されるIFの上り信号をRF信号へ変換して光伝送ケーブル7を介して無線基地局装置6へ出力する。
また、モデム26は、可変減衰器27から入力されるBBの下りの監視制御信号をIF信号へ変換してデュプレクサ23へ出力する。
可変減衰器27は、可変な減衰量で信号を減衰させる機能を有しており、制御装置29により制御される減衰量で、制御装置29から入力されるBBの下りの監視制御信号の強さ(レベル)を減衰させてモデム26へ出力する。
なお、本例では、可変減衰器27によりBB信号のレベルを変更しているが、他の構成例として、モデム26とデュプレクサ23との間に可変減衰器を設けて変調信号(本例では、IF信号)のレベルを変更するような構成を用いることもできる。
制御装置29は、例えばCPUやROMやRAM等を内蔵する回路から構成されており、屋外装置2又は無線基地局装置6又は他の無線通信監視制御装置からの監視制御信号を送信や受信する。
また、制御装置29は、下り信号の検波回路22及び上り信号の検波回路24からそれぞれの信号のレベルの検出結果(本例では、検波結果)を入力して取得し、これらの検出結果に基づいて可変減衰器27の減衰量を制御する。
デュプレクサ31は、IF信号を分離する機能を有しており、例えば、送信周波数を通過帯域に持つバンドパスフィルタと、受信周波数を通過帯域に持つバンドパスフィルタとを組み合わせて有しており、送信と受信とで共用することを可能とする。本例では、監視制御信号も分離する。
具体的には、デュプレクサ31は、検波回路38から入力される上り信号とモデム39から入力される上りの監視制御信号とを重畳して同軸ケーブル3へ出力する。また、デュプレクサ31は、同軸ケーブル3からの下り信号を検波回路32へ出力するに際して、必要に応じて、当該下り信号に含まれる下りの監視制御信号を分離してモデム39へ出力する。
検波回路32は、デュプレクサ31から入力されるIFの下り信号をアップコンバータ33へ出力するに際して、当該下り信号の強さとして当該下り信号のレベルを検出して、当該検出結果(本例では、検波結果)を制御装置42へ出力する。
アップコンバータ33は、周波数変換部であり、検波回路32から入力されるIFの下り信号をRF信号へ変換して増幅器34へ出力する。
増幅器34は、アップコンバータ33から入力されるRFの下り信号を増幅してデュプレクサ35へ出力する。
具体的には、デュプレクサ35は、増幅器34から入力される下り信号をアンテナ4へ出力する。また、デュプレクサ35は、アンテナ4から入力される上り信号を低雑音増幅器36へ出力する。
低雑音増幅器36は、デュプレクサ35から入力される上り信号を増幅してダウンコンバータ37へ出力する。
ダウンコンバータ37は、周波数変換部であり、低雑音増幅器36から入力されるRFの上り信号をIF信号へ変換して検波回路38へ出力する。
検波回路38は、ダウンコンバータ37から入力されるIFの上り信号をデュプレクサ31へ出力するに際して、当該上り信号の強さとして当該上り信号のレベルを検出して、当該検出結果(本例では、検波結果)を制御装置42へ出力する。
また、モデム39は、可変減衰器40から入力されるBBの上りの監視制御信号をIF信号へ変換してデュプレクサ31へ出力する。
可変減衰器40は、可変な減衰量で信号を減衰させる機能を有しており、制御装置42により制御される減衰量で、制御装置42から入力されるBBの上りの監視制御信号の強さ(レベル)を減衰させてモデム39へ出力する。
なお、本例では、可変減衰器40によりBB信号のレベルを変更しているが、他の構成例として、モデム39とデュプレクサ31との間に可変減衰器を設けて変調信号(本例では、IF信号)のレベルを変更するような構成を用いることもできる。
制御装置42は、例えばCPUやROMやRAM等を内蔵する回路から構成されており、屋内装置1又は無線基地局装置6又は他の無線通信監視制御装置からの監視制御信号を送信や受信する。
また、制御装置42は、下り信号の検波回路32及び上り信号の検波回路38からそれぞれの信号のレベルの検出結果(本例では、検波結果)を入力して取得し、これらの検出結果に基づいて可変減衰器40の減衰量を制御する。
屋内装置1では、RFの下り信号がダウンコンバータ21によりIF信号に変換されて検波回路22を介してデュプレクサ23に渡される。検波回路22は下り信号の強さをDC(Direct Current)へ変換し、制御装置29がこれを読み出す。
また、下りの監視制御信号が、制御装置29によりBB信号として生成されて、可変減衰器27を介して、モデム26により変調されてデュプレクサ23へ送られる。可変減衰器27は、制御装置29から出力されるBBの下りの監視制御信号のレベルを変更することが可能である。
これら2つの信号(下り信号と下りの監視制御信号)が、デュプレクサ23により合成されて、同軸ケーブル3を介して屋外装置2へ送られる。
屋外装置2では、屋内装置1からの信号がデュプレクサ31により周波数分離されて、分離された下りの監視御御信号はモデム39を介して制御装置42へ送られ、分離された下り信号は検波回路32を介してアップコンバータ33へ送られる。検波回路32は下り信号の強さをDCへ変換し、制御装置42がこれを読み出す。
また、上りの監視制御信号が、制御装置42によりBB信号として生成されて、可変減衰器40を介して、モデム39により変調されてデュプレクサ31へ送られる。可変減衰器40は、制御装置42から出力されるBBの上りの監視制御信号のレベルを変更することが可能である。
これら2つの信号(上り信号と上りの監視制御信号)が、デュプレクサ31により合成されて、同軸ケーブル3を介して屋内装置1へ送られる。
ここで、上記した4つの信号(下り信号、上り信号、下りの監視制御信号、上りの監視制御信号)は、それぞれ異なる周波数で同軸ケーブル3内を伝送する。
本例では、屋内装置1と屋外装置2との間の同軸ケーブル3において、複数の周波数の信号を重畳しており、周波数多重通信を行っている。この場合、同一媒体の通信路上に重畳された周波数多重信号では、自己の周波数以外の周波数(つまり、異なる周波数)の信号は雑音となる。
図3には、複数の周波数の信号を重畳した場合における周波数多重信号の一例を示してある。グラフの横軸は周波数を示しており、縦軸は信号の強さ(レベル)を示している。
本例では、周波数多重信号は、上り信号F1と、下り信号F2と、監視制御信号F3を含んでいる。なお、監視制御信号としては、例えば、下りの監視制御信号と上りの監視制御信号との両方を用いることが可能であるが、ここでは、説明を簡易化するために、1つの監視制御信号F3のみを示して説明する。
下り信号F2にとって監視制御信号F3は雑音となり、下り信号F2の品質は劣化する。
そこで、本例では、監視制御信号F3の信号の強さに着目した。
上り信号F1及び下り信号F2については、一般に、移動局装置11との通信に用いるユーザ信号であり、ユーザ信号のレベルは適宜調整して伝送するため、これらの信号F1、F2のレベルを屋内装置1内や屋外装置2内で勝手に変更すると無線通信システム上の障害となるため、レベルの調整は不可能である。
図4には、図3に示される周波数多重信号において、監視制御信号F3のレベルを図3におけるBのレベルに低減したものを示してある。グラフの横軸は周波数を示しており、縦軸は信号の強さ(レベル)を示している。
図4に示されるように、監視制御信号F3のレベルをBとして送った場合には、監視制御信号F3のS/N比は通信に十分な品質であり、且つ、図4におけるDに見られるように下り信号F2に対する監視制御信号F3の干渉が減って雑音を低減することが可能となる。
そこで、本例では、下り信号F2の強さ(レベル)が監視制御信号F3へ干渉する量の関係の情報、及び、上り信号F1の強さ(レベル)が監視制御信号F3へ干渉する量の関係の情報を、予め、屋内装置1のテーブル28や屋外装置2のテーブル41に記憶しておく。そして、屋内装置1や屋外装置2では、制御装置29、42が、検波回路22、24、32、38により下り信号F2及び上り信号F1の強さ(レベル)を周期的、継続的に取得して、当該取得結果及び前記した関係に基づいて求めた監視制御信号F3の送信最適レベルとなるように可変減衰器27、40の減衰量を制御する。
例えば、本例では、通信信号を互いに伝送しあう通信中継装置(本例では、屋内装置1や屋外装置2)間の伝送方法において、前記通信信号は、それぞれの方向に伝送される上り信号と下り信号から構成されるとともに、各通信中継装置の制御情報を含む制御信号が重畳されて伝送される。そして、前記制御信号の伝送レベルを、前記上り信号と前記下り信号の少なくともいずれか一方の伝送レベルに応じて可変させる。
従って、本例の通信システムでは、周波数多重通信における監視制御信号の強さ(レベル)を制御することにより、周波数多重通信路における信号間干渉による雑音を低減することを可能とすることができる。
また、本例の屋内装置1や屋外装置2では、検波回路22、24、32、38の機能により通信信号レベル検出手段が構成されており、テーブル28、41の機能や制御装置29、42の機能や可変減衰器27、40の機能により制御信号レベル変化手段が構成されており、デュプレクサ23、31の機能により制御信号送信手段が構成されており、テーブル28、41の機能により通信信号レベル制御信号レベル変化態様対応記憶手段が構成されている。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係る通信中継装置や通信システムなどにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (1)
- 通信信号を中継する通信中継装置において、
前記中継する前記通信信号のレベルを検出する通信信号レベル検出手段と、
前記通信信号のレベルと、当該レベルが大きくなるほど小さく設定される減衰量との関係を記憶した記憶手段と、
前記通信信号レベル検出手段により検出された前記通信信号のレベルに対応して前記記憶手段に記憶された減衰量により、自装置に接続されている所定の通信装置を監視制御するための監視制御信号のレベルを減衰させる可変減衰器から構成された監視制御信号レベル変化手段と、
前記監視制御信号レベル変化手段によりレベルが減衰させられた監視制御信号を前記中継する前記通信信号に重畳させて自装置に接続されている所定の通信装置に対して送信する監視制御信号送信手段と、
を備え、
前記監視制御信号レベル変化手段により監視制御信号のレベルを制御することで前記通信信号に重畳したときに前記監視制御信号と前記通信信号との信号間干渉を防止する、
ことを特徴とする通信中継装置。
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