JPH11275239A - インターホン装置 - Google Patents

インターホン装置

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JPH11275239A
JPH11275239A JP7693298A JP7693298A JPH11275239A JP H11275239 A JPH11275239 A JP H11275239A JP 7693298 A JP7693298 A JP 7693298A JP 7693298 A JP7693298 A JP 7693298A JP H11275239 A JPH11275239 A JP H11275239A
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JP
Japan
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intercom
master unit
call
unit
interphone
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Application number
JP7693298A
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English (en)
Inventor
Takeshi Okuyama
毅 奥山
Kouta Iwabuchi
航太 岩渕
Yuzo Kawahara
雄三 川原
Masaki Nohayashi
正樹 野林
Masahiro Asahida
正浩 旭田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耳の遠いお年寄りなどであってもドアホン子
器からの呼出と内線呼出とに対応できるようにして勝手
を良くする。 【解決手段】 インターホン親機Aはドアホン子器C1,
2 とインターホン副親機B1,…B3 とを接続可能とす
るとともにドアホン子器またはインターホン副親機から
の呼び出しに応動して外部機器Dへの制御信号を出力す
る外部制御出力部を備え、インターホン副親機はインタ
ーホン親機と他のインターホン副親機とを接続可能と
し、インターホン親機はドアホン子器とインターホン副
親機とにそれぞれ通話できるものであり、インターホン
副親機はドアホン子器とインターホン親機と他のインタ
ーホン副親機とに通話できるものであるインターホン装
置において、外部制御出力部は、ドアホン子器からの呼
び出しとインターホン副親機からの内線通話呼び出しと
で異なる外部制御信号を出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2世帯住宅などで
運用されるインターホン装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、1つの住宅に生活空間を異にした
2家族が同居する形態の2世帯住宅が普及してきてい
る。また、インターホン装置としては、住人が住居内に
居ながらにして、玄関先に訪れている来訪者の映像を見
ながら通話できるとともに、住居内の各部屋間の内線一
斉呼出通話や個別通話が可能なテレビインターホン装置
が普及してきている。更に、インターホン装置として
は、部屋数の多い住宅にも対応できるとともに2世帯住
宅にも対応可能なように、テレビカメラを搭載したテレ
ビドアホン子器を複数接続できるとともに複数のテレビ
インターホン副親機をシリアルあるいはパラレル接続で
きるようにしたテレビインターホン親機を備えるものも
開発されてきている。
【0003】また更に、耳の遠いお年寄りに対する利便
性を向上するために、来訪者が玄関先のドアホン子器か
ら呼出釦を押して住人を呼び出した場合、インターホン
親機やインターホン副親機から例えば「ピンポン」など
の呼出音を鳴動するとともに小さな発光ダイオードなど
からなる通話ランプを点滅するだけでなく、インターホ
ン親機やインターホン副親機にドアホン子器からの呼出
しに応動して外部制御信号を出力する外部制御出力部を
設けておき、必要に応じて増設用チャイムなるものを別
途購入して外部制御出力部に接続すれば、ドアホン子器
からの呼出しに応動して増設用チャイムからフラッシュ
光を放射させて、光をもって耳の遠いお年寄りにも呼び
出されていることを認識してもらえるようにされてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドアホ
ン子器からの呼出通話機能と内線呼出通話機能とを備え
る従来のインターホン装置にあっては、ドアホン子器か
らの呼び出しに応動して外部制御信号を出力する外部制
御出力部を備えるものの、インターホン親機とインター
ホン副親機との間あるいはインターホン副親機同士の間
の、内線呼出通話のための内線呼び出しに応動して外部
制御信号を出力する外部制御出力部を備えていないため
に、耳の遠いお年寄りなどの内線呼出通話による呼び出
しが行なえないので使い勝手が悪いという問題点があっ
た。
【0005】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、耳の遠いお年
寄りなどであっても、ドアホン子器からの呼び出しのみ
ならず内線呼び出しをも認識できる、使い勝手の良い、
優れるインターホン装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、請求項1記載の発明にあっては、ドアホ
ン子器と、インターホン親機と、インターホン副親機と
を含んで構成され、インターホン親機はドアホン子器と
インターホン副親機とを接続可能とするとともにドアホ
ン子器またはインターホン副親機からの呼び出しに応動
して外部機器への制御信号を出力する外部制御出力部を
備えており、インターホン副親機はインターホン親機と
他のインターホン副親機とを接続可能としており、イン
ターホン親機はドアホン子器とインターホン副親機とに
それぞれ通話できるものであり、インターホン副親機は
ドアホン子器とインターホン親機と他のインターホン副
親機とに通話できるものであるインターホン装置におい
て、前記外部制御出力部は、ドアホン子器からの呼び出
しとインターホン副親機からの内線通話呼び出しとで異
なる外部制御信号を出力するようにしたことを特徴とす
る。
【0007】請求項2記載の発明にあっては、前記外部
制御出力部は複数ポートの無電圧接点出力部として構成
されており、ドアホン子器からの呼び出しと内線通話呼
び出しとでオン/オフの組み合わせを異ならしめたもの
である。
【0008】請求項3記載の発明にあっては、前記外部
制御出力部は有電圧出力部として構成されており、ドア
ホン子器からの呼び出しと内線通話呼び出しとで出力電
圧を異ならしめたものである。
【0009】請求項4記載の発明にあっては、前記外部
機器は前記外部制御信号に応じた光を放つ増設用チャイ
ムとしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施の形態
のインターホン装置を図1乃至図9に基づいて詳細に説
明する。図1はインターホン装置を示すシステム構成
図、図2はインターホン親機を示すブロック図、図3は
インターホン親機の外観を示す斜視図、図4はインター
ホン親機の外観の要部を示す部分図、図5はインターホ
ン副親機を示すブロック図である。図6は外部制御出力
部を示す回路図であり、図6(a)は有電圧出力部とし
て構成された例を示し、図6(b)は無電圧接点出力部
として構成された例を示している。図7は通話ランプの
点灯状態の種類を示す説明図、図8は呼出音の鳴動の種
類を示す説明図、図9はドアホン子器の外観を示す斜視
図である。
【0011】図1に示すように、インターホン装置は、
インターホン親機Aと、インターホン副親機B1,…B3
と、ドアホン子器C1,2 と、オプションとして増設さ
れた外部機器に相当する増設用チャイムD,Dとを備え
る。インターホン親機Aには、ドアホン子器C1 が回線
1 を介して、ドアホン子器C2 が回線L2 を介して、
インターホン副親機B1 が回線L3 を介して、インター
ホン副親機B2 が回線L4 を介してそれぞれ接続される
とともに、増設用チャイムDが接続されている。
【0012】また、インターホン副親機B1 にも増設用
チャイムDが接続されている。インターホン副親機B2
には、回線L5 を介してインターホン副親機B3 が接続
されている。なお、このインターホン装置は、2台のド
アホン子器C1,2 を接続できるとともに来訪者の様子
を見ながら通話することのできる、所謂、2世帯住宅対
応のテレビインターホン装置である。
【0013】インターホン親機Aは、図3および図4に
示すように、外観的には、前面に、モニタ画面10と、
モニタ釦11と、通話マイク12と、通話釦13と、通
話ランプ14と、スピーカ15と、回線使用中ランプ1
6と、室内呼A釦17と、室内呼B釦18とを備え、右
側面に、電源スイッチ19と、グループ設定スイッチ2
0と、ドアホン設定スイッチ21と、ドアホン設定
スイッチ22と、トークバック設定スイッチ23と、一
斉通話時間設定部24とを備える。
【0014】また、インターホン親機Aは、内部に、図
2に示すように、マイコン30と、ドアホン呼出検知
回路31と、ドアホン呼出検知回路32と、呼出音回
路33と、通話回路34と、テレビ回路35と、制御信
号回路36と、多重化回路37と、切換接点38と、マ
イクミュート回路39と、外部制御出力部40とを備え
る。
【0015】各インターホン副親機B1,…B3 は、図1
に示すように、外観的にはインターホン親機Aと同様で
ある。各インターホン副親機B1,…B3 は、内部的にも
図5に示すようにインターホン親機Aと略同様であり、
異なるのは、ドアホン呼出検知回路31と、ドアホン
呼出検知回路32と、多重化回路37と、切換接点3
8とを備えない構成である。従って、図5に示すインタ
ーホン副親機B1,…B 3 にあっては、インターホン親機
Aと同様の個所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略
する。
【0016】また、ドアホン子器C1,2 は、図9に示
すように、外観的には、カメラ部50と、スピーカ51
と、位置表示灯52と、呼出釦53と、通話マイク54
とを備える。
【0017】モニタ画面10は、ドアホン子器C1,2
の各々のカメラ部50の撮像する映像をテレビ回路35
を介して映し出す部分であり、偏平型ブラウン管あるい
は液晶画面にて構成される。モニタ釦11は住居内から
玄関先の様子を確認するときに押し操作を行う部分であ
り、モニタ釦11の押し操作を行うと、ドアホン子器C
1 あるいはドアホン子器C2 のカメラ部50の撮像する
映像がモニタ画面10に映し出されるとともに、ドアホ
ン子器C1 あるいはドアホン子器C2 の通話マイク54
のピックアップする音声がスピーカ15から出力され
る。
【0018】なお、このインターホン装置にあっては、
モニタ釦11を1回押すとドアホン子器C1 からの映像
と音声とをモニタでき、モニタ釦11を2回押すとドア
ホン子器C2 からの映像と音声とをモニタでき、このモ
ニタ状態は10秒間経過すると自動的にオフするように
されている。
【0019】通話マイク12は、住人がドアホン子器C
1,2 を介して玄関先の来訪者と通話したり、インター
ホン副親機B1,…B3 との間で内線通話を行う際に、音
声をピックアップする。通話釦13は、ドアホン子器C
1,2 またはインターホン副親機B1,…B3 からの呼び
出しに対し応答する場合に、押し操作を行う部分であ
る。
【0020】通話ランプ14は、呼び出し時に点滅し通
話時に点灯するものであり、発光色が呼び出し元に応じ
て図7に示すように変化して、何処から呼び出されてい
るか一目で分かるようにされている。スピーカ15は、
住人がドアホン子器C1,2を介して玄関先の来訪者と
通話したり、インターホン副親機B1,…B3 との間で内
線通話を行ったりする際、呼出鳴動信号や音声信号を呼
出音や音声に変換して出力する。
【0021】回線使用中ランプ16は、他のインターホ
ン親機A/インターホン副親機B1,…B3 が通話中であ
ったり、または、ドアホン設定スイッチ21あるいは
ドアホン設定スイッチ22によって「切」側に設定さ
れているドアホン子器C1, 2 から呼び出しされたりす
ると、赤色点灯して回線が使用中であることを表示す
る。
【0022】室内呼A釦17はAグループに設定されて
いるインターホン親機A/インターホン副親機B1,…B
3 を呼び出すときに押し操作する部分であり、室内呼B
釦18はBグループに設定されているインターホン親機
A/インターホン副親機B1,…B3 を呼び出すときに押
し操作する部分である。なお、Aグループ/Bグループ
の設定はグループ設定スイッチ20にて設定する。電源
スイッチ19は、電源の入り切りを行うためのものであ
り、2段階スライドスイッチにて構成されている。
【0023】グループ設定スイッチ20は、その機器を
Aグループ/Bグループの中の何処のグループに所属さ
せるかを決定するものであり、3段階スライドスイッチ
にて構成され、「Aグループ」/「Bグループ」/「A
+Bグループ」を択一するようにされている。なお、
「A+Bグループ」が選択された機器はAグループにも
Bグループにも所属することにされている。
【0024】ドアホン設定スイッチ21は、ドアホン
子器C1 の呼出釦53が押し操作されたときに、その機
器が呼出音を鳴動するか否かを決定するものであり、2
段階スライドスイッチにて構成される。ドアホン設定
スイッチ22は、ドアホン子器C2 の呼出釦53が押し
操作されたときに、その機器が呼出音を鳴動するか否か
を決定するものであり、2段階スライドスイッチにて構
成される。
【0025】つまり、例えば、図1に示すように、親世
帯側であるインターホン親機Aとインターホン副親機B
1 とにあっては、ドアホン設定スイッチ21が「入」
側に且つドアホン設定スイッチ22が「切」側にそれ
ぞれ設定され、子世帯側であるインターホン副親機B2,
3 にあっては、ドアホン設定スイッチ21が「切」
側に且つドアホン設定スイッチ22が「入」側にそれ
ぞれ設定されていれば、例えば図8に示すように、ドア
ホン子器C1 の呼出釦53が押し操作されたときには、
親世帯側であるインターホン親機Aとインターホン副親
機B1 とのみが「ピンポン」と鳴動するし、ドアホン子
器C2 の呼出釦53が押し操作されたときには、子世帯
側であるインターホン副親機B2,3 のみが「ピンポン
ピンポン」と鳴動する。
【0026】なお、例えばインターホン親機Aのドアホ
ン設定スイッチ21とドアホン設定スイッチ22と
が共に「入」側に設定されていれば、インターホン親機
Aは、ドアホン子器C1 の呼出釦53が押し操作された
ときにもドアホン子器C2 の呼出釦53が押し操作され
たときにもいずれも鳴動し、しかも「ピンポン」と鳴動
するか「ピンポンピンポン」と鳴動するかによって、ド
アホン子器C1,2 の呼出釦53のいずれが押し操作さ
れたかを判断できる。また、例えばインターホン親機A
のドアホン設定スイッチ21とドアホン設定スイッ
チ22とが共に「切」側に設定されていれば、インター
ホン親機Aは、ドアホン子器C1,2 のいずれの呼出釦
53が押し操作されも、呼出音を鳴動しない。インター
ホン副親機B1,…B3 についても同様である。
【0027】トークバック設定スイッチ23は、インタ
ーホン親機Aまたはインターホン副親機B1,…B3 の設
置される各部屋間のプライバシーを保つためのものであ
り、2段階スライドスイッチにて構成されている。
【0028】以下に、トークバック設定スイッチ23の
機能について詳細に説明する。インターホン親機Aとイ
ンターホン副親機B1 とのグループ設定スイッチ20が
それぞれ「Aグループ」に設定され、インターホン副親
機B2,3 のグループ設定スイッチ20がそれぞれ「B
グループ」に設定され、しかもインターホン親機Aおよ
びインターホン副親機B1,2 の各々のトークバック設
定スイッチ23が「入」側に設定され、インターホン副
親機B3 のトークバック設定スイッチ23は「切」側に
設定されているものと仮定する。そして、例えばインタ
ーホン親機Aの室内呼A釦17と室内呼B釦18とを同
時に押し操作したとすると、インターホン親機Aおよび
インターホン副親機B1,…B3 から「ブー」という内線
一斉呼出音が僅かな時間一斉に鳴動する。
【0029】この内線一斉呼出鳴動が終わると、インタ
ーホン親機Aおよびインターホン副親機B1,2 の各々
は、自動的に相互に音声が聞けて通話できる内線一斉呼
出通話状態になって相互に三者間通話できるようにな
る。しかし、インターホン副親機B3 にあっては、トー
クバック設定スイッチ23が「切」側に設定されている
ので、インターホン親機Aおよびインターホン副親機B
1,2 の音声は聞くことができるものの、インターホン
副親機B3 の通話釦13を押し操作しない限り、マイク
ミュート回路39がマイコン30からの指示により通話
マイク12のピックアップする音声信号を自動的に遮断
して内線一斉呼出通話機能を解除するので、インターホ
ン親機Aおよびインターホン副親機B1,2 からはイン
ターホン副親機B3 の通話マイク12のピックアップす
る音声を聞くことはできない。つまり、インターホン副
親機B3 の設置される部屋のプライバシーを保つことが
できるのである。
【0030】なお、内線一斉呼出通話状態は、呼び出さ
れた側の通話釦13の押し操作がなされたものを除い
て、一斉通話時間設定部24にて設定された内線一斉呼
出通話継続時間を経過すると、自動的にオフする。ま
た、内線一斉呼出通話状態の時点で、インターホン副親
機B3 の通話釦13を押し操作すれば、インターホン副
親機B3 からも内線一斉呼出通話に参加することができ
るとともに、通話釦13を押し操作しているので、内線
一斉呼出通話継続時間が経過してもインターホン親機A
とインターホン副親機B3 との間の内線通話は継続す
る。
【0031】一斉通話時間設定部24は、内線一斉呼出
鳴動が終わった直後から開始される内線一斉呼出通話状
態の継続時間を設定する部分であり、スライドボリュー
ムにて構成される。一斉通話時間設定部24は、例えば
10秒から30秒の範囲で可変設定することができるよ
うにされている。しかも、これに限定される訳ではない
が、このインターホン装置にあっては、一斉通話時間設
定部24がインターホン親機Aとインターホン副親機B
1,…B3 との各々に設けられ、内線一斉呼出通話継続時
間は各々に設定されている中の最長時間に設定されるよ
うになっている。従って、このインターホン装置にあっ
ては、各々の一斉通話時間設定部24の設定を特別な理
由の無い限り最も短い例えば10秒に常にしておく運用
形態ルールにすれば、何処の部屋からでも10秒から3
0秒の範囲で必要に応じて調整できることになる。
【0032】マイコン30は、マイクロプロセッサ(図
示せず)と記憶部(図示せず)と入出力ポート(図示せ
ず)とを含んで構成されており、インターホン親機A全
体を制御する。ドアホン呼出検知回路31は、ドアホ
ン子器C1 の呼出釦53の押し操作を検知してマイコン
30にその旨を通知する。ドアホン呼出検知回路32
は、ドアホン子器C2 の呼出釦53の押し操作を検知し
てマイコン30にその旨を通知する。
【0033】呼出音回路33は、マイコン30の指示に
基づいて、電気信号としての呼出音を合成生成してスピ
ーカ15へ出力する部分である。呼出音回路33は、こ
れに限定される訳ではないが、例えば図8に示すよう
に、ドアホン子器C1 の呼出釦53が押されると「ピン
ポン」という呼出音を合成生成し、ドアホン子器C2
呼出釦53が押されると「ピンポンピンポン」という呼
出音を合成生成し、室内呼A釦17や室内呼B釦18が
押されると「ブー」という呼出音を合成生成し、それぞ
れの音色を異ならしめることにより、鳴動音を聞いただ
けで意味合いが理解できるようにされている。
【0034】通話回路34は、通話マイク12からの音
声信号を増幅し、多重化回路37やドアホン子器C1,
2 へ出力するとともに、多重化回路37やドアホン子器
1,2 からの音声信号を増幅してスピーカ15へ出力
する。テレビ回路35は、ドアホン子器C1,2 のカメ
ラ部50の撮像する玄関先の映像信号を受けて、モニタ
画面10にその映像を映し出す。制御信号回路36は、
ドアホン子器C1 の呼出釦53の押し操作あるいはドア
ホン子器C2 の呼出釦53の押し操作のあった旨の通知
をマイコン30から受けると、ドアホン子器C1,2
示す呼出制御信号を、多重化回路37からインターホン
副親機B1,…B3 側へ送出する。
【0035】多重化回路37は、音声信号と映像信号と
制御信号とを多重化して送出する。切換接点38は、マ
イコン30の指示に基づいて動作するもので、ドアホン
子器C1,2 のいずれか一方を選択する。マイクミュー
ト回路39は、マイコン30の指示に基づいて動作する
もので、通話マイク12からの音声信号を遮断できるよ
うにされており、例えばモニタ釦11を押して玄関先の
様子を映像と音とで確認する場合などに作動して玄関先
では住居内の音を聞けないようにしたり、トークバック
設定スイッチ23が「切」側になっているものにあって
は内線一斉呼出通話時にその部屋の音をよそから聞けな
いようにしたりする。
【0036】外部制御出力部40は、外部機器を制御す
るための制御信号である外部制御信号をマイコン30か
らの指示に基づいて出力する部分であり、例えば増設用
チャイムDなどが接続される。外部制御出力部40は、
具体的には、図6(a)に示すような無電圧接点出力部
40Aとして構成されたり、図6(b)に示すような有
電圧出力部40Bとして構成されたりする。なお、外部
制御出力部40は、インターホン親機Aでもインターホ
ン副親機B1,…B3 でも変わりないので、インターホン
親機Aものとして以下に説明する。
【0037】図6(a)に示す無電圧接点出力部40A
は、内部に、マイコン30からの指示よってオン/オフ
するリレー接点40A1 ,40A2 を備える。リレー接
点40A1 の一端は端子Ta1に接続され、他端は端子T
a2に接続される。また、リレー接点40A2 の一端は端
子Ta3に接続され、他端は端子Ta4に接続される。
【0038】そして、マイコン30は、インターホン親
機Aがドアホン子器C1,2 の呼出釦53の押し操作の
あった旨の「ピンポン」や「ピンポンピンポン」の呼出
音を鳴動するときには例えばリレー接点40A1 のみを
オンし、また、インターホン親機Aがインターホン副親
機B1,…B3 から室内呼A釦17や室内呼B釦18が押
された内線一斉呼出のあった旨の「ブー」の呼出音を鳴
動するときには例えばリレー接点40A2 のみをオンす
る。
【0039】そこで、例えば、増設チャイムDが、信号
入力部として図示しない端子D1,…D4 を備え、端子D
1 と端子D2 とが短絡されたときには赤色光をフラッシ
ュし、端子D3 と端子D4 とが短絡されたときには緑色
光をフラッシュするようにされていれば、増設チャイム
Dの端子D1,…D4 を無電圧接点出力部40Aの端子T
a1,…Ta4に対応させて接続しておけば、インターホン
親機Aが「ピンポン」や「ピンポンピンポン」の呼出音
を鳴動するときには増設チャイムDから赤色光をフラッ
シュさせ、インターホン親機Aが「ブー」の呼出音を鳴
動するときには増設チャイムDから緑色光をフラッシュ
させることができ、耳の遠いお年寄りであっても、何処
からの呼び出しであるかを正しく認識することができ、
使い勝手を良くすることができる。
【0040】図6(b)に示す有電圧出力部40Bは、
内部に、マイコン30からの指示よってオン/オフする
リレー接点40B1 ,40B2 と、抵抗R1,2 と、直
流電源Vccとを備える。そして、抵抗R1 の一端は直流
電源Vccに接続するとともにリレー接点40B1 を介し
て端子Tb1に接続する。抵抗R1 の他端は抵抗R2 の一
端に接続するとともにリレー接点40B2 を介して端子
b1に接続する。抵抗R2 の他端と端子Tb2とはそれぞ
れアースされる。
【0041】そして、この場合、マイコン30は、イン
ターホン親機Aがドアホン子器C1,2 の呼出釦53の
押し操作のあった旨の「ピンポン」や「ピンポンピンポ
ン」の呼出音を鳴動するときには例えばリレー接点40
1 のみをオンして端子Tb1と端子Tb2との間に電圧V
1 を出力せしめ、また、インターホン親機Aがインター
ホン副親機B1,…B3 から室内呼A釦17や室内呼B釦
18が押された内線一斉呼出のあった旨の「ブー」の呼
出音を鳴動するときには例えばリレー接点40B2 のみ
をオンして端子Tb1と端子Tb2との間に電圧V2 を出力
せしめる。
【0042】そこで、例えば、増設チャイムDが、信号
入力部として図示しない端子D1, 2 を備え、端子D1
と端子D2 との間の電圧E12が、E12=V1 ±εの範囲
であれば赤色光をフラッシュし、E12=V2 ±εの範囲
であれば緑色光をフラッシュするようにされていれば、
増設チャイムDの端子D1,2 を有電圧出力部40Bの
端子Tb1,Tb2に対応させて接続しておけば、インター
ホン親機Aが「ピンポン」や「ピンポンピンポン」の呼
出音を鳴動するときには増設チャイムDから赤色光をフ
ラッシュさせ、インターホン親機Aが「ブー」の呼出音
を鳴動するときには増設チャイムDから緑色光をフラッ
シュさせることができ、耳の遠いお年寄りであっても、
何処からの呼び出しであるかを正しく認識することがで
き、使い勝手を良くすることができる。
【0043】なお、上述した無電圧接点出力部40Aの
ようなものにあっては、端子スペースが嵩張るものの、
上述した有電圧出力部40Bのようなものと異なり、直
流電源Vccや複雑な回路構成が不要で簡便であるという
利点がある。また、上述した有電圧出力部40Bのよう
なものにあっては、直流電源Vccや複雑な回路構成が必
要であるものの、上述した無電圧接点出力部40Aのよ
うなものと異なり、2つの出力端子があれば足り、端子
スペースが嵩張ることがなく、電圧区分を多くするだけ
で情報量を増やすことが可能で、増設チャイムDなどの
オプション品との配線接続作業が簡単であるという利点
がある。
【0044】ドアホン子器C1,2 のカメラ部50は、
玄関先の来訪者や玄関先の様子を撮像してその映像信号
を出力する。ドアホン子器C1,2 のスピーカ51は、
住居内の住人の音声信号を音声に変換して、玄関先の来
訪者に出力する。ドアホン子器C1,2 の位置表示灯5
2は、通電されていることを点灯にて示すとともに、夜
間にあっては暗い場所でも呼出釦53の位置を確認でき
るようにしている。ドアホン子器C1,2 の呼出釦53
は、来訪者が住居内の住人を呼び出すときに押し操作す
るものである。ドアホン子器C1,2 の通話マイク54
は、玄関先の音や来訪者の音声をピックアップして、イ
ンターホン親機Aへ出力する。
【0045】従って、上述のように構成されるインター
ホン装置にあっては、ドアホン子器C1,2 と、インタ
ーホン親機Aと、インターホン副親機B1,…B3 とを含
んで構成され、インターホン親機Aはドアホン子器C1,
2 とインターホン副親機B 1,…B3 とを接続可能とす
るとともにドアホン子器C1,2 またはインターホン副
親機B1,…B3 からの呼び出しに応動して外部機器に相
当する増設チャイムDへの制御信号を出力する外部制御
出力部40を備えており、インターホン副親機B1,…B
3 はインターホン親機Aと他のインターホン副親機B1,
…B3 とを接続可能としており、インターホン親機Aは
ドアホン子器C1,2 とインターホン副親機B1,…B3
とにそれぞれ通話できるものであり、インターホン副親
機B1,…B3 はドアホン子器C1,2 とインターホン親
機Aと他のインターホン副親機B 1,…B3 とに通話でき
るものであるインターホン装置において、前記外部制御
出力部40は、ドアホン子器C1,2 からの呼び出しと
インターホン副親機B1,…B3 からの内線通話呼び出し
とで異なる外部制御信号を出力するようにしてあるの
で、外部制御出力部40から出力される前記外部制御信
号の異なりに基づいて、耳の不自由な人用のオプション
としての増設チャイムDのように、ドアホン子器からの
呼び出しであるかそれとも内線呼び出しであるかの区別
を、例えばフラッシュ光の色彩の異なりとして視覚から
認識させることも可能となる。
【0046】また、オプションとして、例えば、前記外
部制御信号の異なりに基づいたデータを含んだワイヤレ
ス信号を送出できるワイヤレス送信機と、衣服のポケッ
トに入れるなどして携帯できるとともに、受信した前記
ワイヤレス信号のデータの異なりに基づき振動の周波数
や振幅を異ならしめて、振動の仕方によって、ドアホン
子器からの呼び出しであるかそれとも内線呼び出しであ
るかの区別を認識させるようなことも可能であり、拡張
性が高く使い勝手を向上し得るインターホン装置を提供
できる。
【0047】なお、上記の実施の形態では、親世帯と子
世帯とからなる2世帯住宅対応のテレビインターホン装
置を例示しているが、本発明は上記の実施の形態に限定
されるものではなく、ドアホン子器からの呼出機能と内
線呼出機能とを備えるインターホン装置であれば良いこ
とは言うまでもない。
【0048】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ドアホン
子器からの呼び出しであるかそれとも内線呼び出しであ
るかの区別を、呼出音のような聴覚からだけでなく振動
などの体感やフラッシュ光などの視覚から認識させるた
めの、オプションとしての外部機器の拡張性を向上で
き、使い勝手を向上し得る、優れるインターホン装置を
提供できるという効果を奏する。
【0049】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて更に、複雑な回路構成が不要で
簡便な構成で、オプションとしての外部機器の拡張性を
向上し得る、優れるインターホン装置を提供できるとい
う効果を奏する。
【0050】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて更に、2つの出力端子があれば
足り、端子スペースが嵩張ることがなく、電圧区分を多
くするだけで情報量を増やすことが可能で、オプション
としての外部機器との配線接続作業が簡単な、優れるイ
ンターホン装置を提供できるという効果を奏する。
【0051】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3記載の発明の効果に加えて更に、外部機器をドアホ
ン子器からの呼び出しと内線通話呼び出しとで異なる外
部制御信号に応じて異なる光を放つ増設用チャイムにす
るので、耳の遠い人にも視覚に訴えることが可能で、ド
アホン子器からの呼び出しか内線通話呼び出しかを認識
してもらえて使い勝手の良い、優れるインターホン装置
を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態のインターホン装置
を示すシステム構成図である。
【図2】上記インターホン装置のインターホン親機を示
すブロック図である。
【図3】上記インターホン装置のインターホン親機の外
観を示す斜視図である。
【図4】上記インターホン装置のインターホン親機の外
観の要部を示す部分図である。
【図5】上記インターホン装置のインターホン副親機を
示すブロック図である。
【図6】上記インターホン装置の外部制御出力部を示す
回路図である。
【図7】上記インターホン装置の通話ランプの点灯状態
の種類を示す説明図である。
【図8】上記インターホン装置の呼出音の鳴動の種類を
示す説明図である。
【図9】上記インターホン装置のドアホン子器の外観を
示す斜視図である。
【符号の説明】
A インターホン親機 Bn インターホン副親機(但しnは1,2,3の整
数) Cn ドアホン子器(但しnは1,2の整数) D 外部機器(増設用チャイム) 40 外部制御出力部 40A 無電圧接点出力部 40B 有電圧出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野林 正樹 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 旭田 正浩 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアホン子器と、インターホン親機と、
    インターホン副親機とを含んで構成され、インターホン
    親機はドアホン子器とインターホン副親機とを接続可能
    とするとともにドアホン子器またはインターホン副親機
    からの呼び出しに応動して外部機器への制御信号を出力
    する外部制御出力部を備えており、インターホン副親機
    はインターホン親機と他のインターホン副親機とを接続
    可能としており、インターホン親機はドアホン子器とイ
    ンターホン副親機とにそれぞれ通話できるものであり、
    インターホン副親機はドアホン子器とインターホン親機
    と他のインターホン副親機とに通話できるものであるイ
    ンターホン装置において、前記外部制御出力部は、ドア
    ホン子器からの呼び出しとインターホン副親機からの内
    線通話呼び出しとで異なる外部制御信号を出力するよう
    にしたことを特徴とするインターホン装置。
  2. 【請求項2】 前記外部制御出力部は複数ポートの無電
    圧接点出力部として構成されており、ドアホン子器から
    の呼び出しと内線通話呼び出しとでオン/オフの組み合
    わせを異ならしめた請求項1記載のインターホン装置。
  3. 【請求項3】 前記外部制御出力部は有電圧出力部とし
    て構成されており、ドアホン子器からの呼び出しと内線
    通話呼び出しとで出力電圧を異ならしめた請求項1記載
    のインターホン装置。
  4. 【請求項4】 前記外部機器は前記外部制御信号に応じ
    た光を放つ増設用チャイムとした請求項1乃至3記載の
    インターホン装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004135198A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Matsushita Electric Works Ltd インターホンシステム
JP2005303931A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Aiphone Co Ltd ハンズフリーインターホン装置

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JP2004135198A (ja) * 2002-10-11 2004-04-30 Matsushita Electric Works Ltd インターホンシステム
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