JP3617271B2 - インターホン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二世帯住宅に用いて便利なインターホン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年老人人口が増加している。それに伴って、老人夫婦と若夫婦とが隣り合って生活できる二世帯住宅が脚光を浴びている。二世帯住宅では、玄関、台所、風呂、トイレ、電話装置、インターホン装置などが2セットづつそれぞれ独立して必要になる。しかしながら、インターホン装置などにあっては、二世帯間がそれぞれ独立して機能し、異なる世帯間では通話ができない方が好ましい場合と、同一世帯では勿論のこと異なる世帯間でも双方で通話が可能な方が好ましい場合とがある。
【0003】
特に、何方か一方の世帯が留守にするような場合、二世帯間でその旨を連絡しあえるとともに、留守世帯の玄関へ来訪する来訪者に対しても在宅世帯が適宜応対できることは、二世帯住宅における生活の利便性向上の上で重要なポイントであると思われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、あるときは二世帯間がそれぞれ独立して使用でき、あるときは二世帯間で双方に使用できるというように、必要に応じて切り換えて使用できる利便性に優れるインターホン装置は、いまだかってなかったという問題点があった。
【0005】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、二世帯住宅における生活の利便性の向上を図ることのできる、優れるインターホン装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、送受話部と、第1の世帯の玄関先に設置される第1のドアホン子器を通信回線を介して接続する第1接続部と、第2の世帯の玄関先に設置される第2のドアホン子器を通信回線を介して接続する第2接続部と、自分自身の属する世帯を設定する世帯設定部とを備える親機と、親機と通信回線を介して接続され、送受話部と、自分自身の属する世帯を設定する世帯設定部とを備える副親機と、を含んでなるインターホン装置であって、前記世帯設定部を、第1の世帯の第1グループと、第2の世帯の第2グループと、第1の世帯と第2の世帯とを纏めた第3グループとのいずれかを択一して設定できるものにするとともに、前記親機に、いずれか一つの世帯設定部でも第3グループに設定されると、世帯内通話のみが可能な通常モードから世帯間通話が可能な留守モードへインターホン装置を切り換える留守モード手段を設けている。
【0007】
そして、請求項記載の発明にあっては、前記留守モード手段を、世帯内通話のみが可能な通常モードから予め定められた所定時間のみ世帯間一斉通話が可能になる留守モードへインターホン装置を切り換えるものとしたことを特徴とする
【0008】
請求項記載の発明にあっては、留守モードであることを報知するための留守表示部を前記親機と前記副親機とにそれぞれ付加した。
【0009】
請求項記載の発明にあっては、前記留守表示部を、何方の世帯の世帯設定部の選択により留守モードになっているのかを識別可能に表示するものとした。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るインターホン装置の一実施の形態を、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。図1はインターホン装置の概要を示すシステム構成図、図2はインターホン装置の要部を示すブロック図、図3はインターホン装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【0011】
図1に示すように、このインターホン装置は、1台の親機Aと、6台の副親機B1,…Bと、2台のドアホン子器C1,とを備える。親機Aは、例えば、第1の世帯の居間などに設置する。副親機B1,…Bは、例えば、第1の世帯の寝室、台所、客室にそれぞれ設置する。副親機B4,…Bは、例えば、第2の世帯の居間、寝室、台所にそれぞれ設置する。ドアホン子器Cは、例えば、第1の世帯の玄関先に設置する。ドアホン子器Cは、例えば、第2の世帯の玄関先に設置する。
【0012】
図2に示すように、親機Aは、送受話部Aと、モニタテレビAと、通話スイッチAと、世帯設定部Aと、一斉通話操作部Aと、留守表示灯Af1, f2からなる留守表示部Aと、第1接続部Aと、第2接続部Aと、時限設定部Aと、制御用マイコンAと、通信回路Aとを備える。
【0013】
送受話部Aは、副親機B1,…Bの送受話部B1a, …B6aとの間、ドアホン子器C1,の送受話部C1a, 2aとの間で通話を行うためのものであり、マイクロホンAa1とスピーカAa2と送受話回路Aa3とを備える。モニタテレビAは、玄関先の来訪者をモニターするためのもので、ドアホン子器C1,に設けたテレビカメラC1b, 2bの撮像する映像を映し出す。通話スイッチAは、玄関先に訪れた来訪者のドアホン子器C1,の呼出釦C1c, 2cの押圧操作による呼出音の鳴動に対し、住人が住戸内から応答して来訪者と通話する場合に押圧操作するものである。世帯設定部Aは、親機A自身の属する世帯(グループ)を設定するものであり、第1の世帯の第1グループと、第2の世帯の第2グループと、第1の世帯と第2の世帯とを纏めた第3グループとのいずれかを摘みPで選択して設定するようにされている。一斉通話操作部Aは、一斉通話を行うときに押圧操作をするものであり、親機Aと副親機B1,…Bとの世帯設定部Ad,1d, …B6dの中の一つでも第1の世帯と第2の世帯とを纏めた第3グループに設定されていない限り、押圧操作しているときは世帯(グループ)内での一斉通話が可能であり、世帯設定部Ad,1d, …B6dの中の一つでも第1の世帯と第2の世帯とを纏めた第3グループに設定されてインターホン装置が留守モードになれば、押圧操作しているときは世帯(グループ)間での一斉通話が可能である。留守表示部Aは、インターホン装置が留守モードであるときに点灯するもので、第1の世帯からの留守要求で留守モードになった場合に点灯する留守表示灯Af1と、第2の世帯からの留守要求で留守モードになった場合に点灯する留守表示灯Af2とから構成されている。第1接続部Aは、第1の世帯のドアホン子器Cを接続する部分である。第2接続部Aは、第2の世帯のドアホン子器Cを接続する部分である。時限設定部Aは、通常モードから留守モードへモード変更されたときに自動的に予め定めた所定時間のみ世帯間で一斉通話が可能となる時限付き世帯間一斉通話機能の、時限時間を設定する部分である。制御用マイコンAは、マイクロプロセッサを含んで構成され、親機A全体を制御するとともにインターホン装置全体を統括する。通信回路Aは、制御用マイコンAからの指示に基づいて制御データや音声信号の授受を行う。
【0014】
図2に示すように、副親機Bは、送受話部B1aと、モニタテレビB1bと、通話スイッチB1cと、世帯設定部B1dと、一斉通話操作部B1eと、留守表示灯B1f1,1f2 からなる留守表示部B1fと、制御用マイコンB1jと、通信回路B1kとを備える。なお、副親機B2,…Bについても同様であるので詳しい説明は省略する。
【0015】
送受話部B1aは、親機Aの送受話部Aとの間、副親機B2,…Bの送受話部B2a, …B6aとの間、ドアホン子器C1,の送受話部C1a, 2aとの間で通話を行うためのものであり、マイクロホンB1a1 とスピーカB1a2 と送受話回路B1a3 とを備える。モニタテレビB1bは、玄関先の来訪者をモニターするためのもので、ドアホン子器C1,に設けたテレビカメラC1b, 2bの撮像する映像を映し出す。通話スイッチB1cは、玄関先に訪れた来訪者のドアホン子器C1,の呼出釦C1c, 2cの押圧操作による呼出音の鳴動に対し、住人が住戸内から応答して来訪者と通話する場合に押圧操作するものである。世帯設定部B1dは、副親機B自身の属する世帯(グループ)を設定するものであり、第1の世帯の第1グループと、第2の世帯の第2グループと、第1の世帯と第2の世帯とを纏めた第3グループとのいずれかを摘みPで選択して設定するようにされている。一斉通話操作部B1eは、一斉通話を行うときに押圧操作をするものであり、親機Aと副親機B1,…Bとの世帯設定部Ad,1d, …B6dの中の一つでも第1の世帯と第2の世帯とを纏めた第3グループに設定されていない限り、押圧操作しているときは世帯(グループ)内での一斉通話が可能であり、世帯設定部Ad,1d, …B6dの中の一つでも第1の世帯と第2の世帯とを纏めた第3グループに設定されてインターホン装置が留守モードになれば、押圧操作しているときは世帯(グループ)間での一斉通話が可能である。留守表示部B1fは、インターホン装置が留守モードであるときに点灯するもので、第1の世帯からの留守要求で留守モードになった場合に点灯する留守表示灯B1f1 と、第2の世帯からの留守要求で留守モードになった場合に点灯する留守表示灯B1f2 とから構成される。制御用マイコンB1jは、マイクロプロセッサを含んで構成され、副親機B全体を制御する。通信回路B1kは、制御用マイコンB1jからの指示に基づいて制御データや音声信号の授受を行う。なお、副親機B2,…Bについても同様であるので詳しい説明は省略する。
【0016】
次に接続関係を説明する。図2に示すように、制御用マイコンAは、送受話部Aと、モニタテレビAと、通話スイッチAと、世帯設定部Aと、一斉通話操作部Aと、留守表示灯Af1, f2と、第1接続部Aと、第2接続部Aと、時限設定部Aと、通信回路Aとに接続している。第1接続部Aには通信回線Lを介してドアホン子器Cが接続し、第2接続部Aには通信回線Lを介してドアホン子器Cが接続する。通信回路Aは、通信回線Lを介して、副親機Bの通信回路B1kと副親機Bの通信回路B4kとに接続する。また、制御用マイコンB1jは、送受話部B1aと、モニタテレビB1bと、通話スイッチB1cと、世帯設定部B1dと、一斉通話操作部B1eと、留守表示灯B1f1,1f2 と、通信回路B1kとに接続している。
【0017】
上述のように構成されるインターホン装置は、次のように運用され、次のように動作する。すなわち、例えば、インターホン装置の親機Aおよび副親機B1,…Bのそれぞれの世帯設定部Ad,1d, …B6dの摘みPを図1に示すようにそれぞれスライドすれば、親機Aと副親機B1,…Bとは第1の世帯に設定され、副親機B4,…Bは第2の世帯に設定される。そして、ドアホン子器Cの呼出釦C1cの押圧操作による呼び出しに対しては第1の世帯に属する親機Aおよび副親機B1,…Bの呼出音のみしか鳴動しないとともに、ドアホン子器Cを介しての来訪者との通話も第1の世帯に属する親機Aおよび副親機B1,…Bからしか行えないし、ドアホン子器Cの呼出釦C2cの押圧操作による呼び出しに対しては第2の世帯に属する副親機B4,…Bの呼出音のみしか鳴動しないとともに、ドアホン子器Cを介しての来訪者との通話は第2の世帯に属する副親機B4,…Bからしか行えないものの、世帯設定部Ad,1d, …B6dの中の一つでも摘みPが第3グループに設定されて、このインターホン装置が全体に留守モードになると、世帯の如何にかかわらず、ドアホン子器C1,の呼出釦C1c, 2cの押圧操作による呼出音は親機Aおよび副親機B1,…Bのいずれからも鳴動するし、ドアホン子器C1,を介しての来訪者との通話も親機Aおよび副親機B1,…Bのいずれからも行うことができる。また、インターホン装置が留守モードに変化した当初の所定時間すなわち時限設定部Aにて予め設定した例えば10秒間は、親機Aおよび副親機B1,…Bのいずれとも一斉に通話可能になる時限付き世帯間一斉通話機能が、親機Aの制御用マイコンAの指示により作動する。
【0018】
従って、図1に示すように、親機Aと副親機B1,…Bとを第1の世帯に設定するとともに、副親機B4,…Bを第2の世帯に設定して運用しているものとすると、来訪者が第1の世帯に訪れてドアホン子器Cの呼出釦C1cを押すと、第1の世帯に属する親機Aと副親機B1,…Bとが呼出音を鳴動し、第2の世帯に属する副親機B4,…Bは呼出音を鳴動しない。そこで、第1の世帯の台所に居た住人が来訪者に気付き、例えば台所の副親機Bの通話スイッチB2cを押して、ドアホン子器Cの呼出釦C1cを押した来訪者に対して応対することになる。
【0019】
また、第2の世帯の台所で食事の用意の整った奥さんが、例えば台所の副親機Bの一斉通話操作部B6eを押すと、第2の世帯に属する副親機B4,…Bは、一斉に呼出音を鳴動した後、世帯内一斉通話の状態になる。そこで、奥さんが、食事の用意の整った旨を副親機Bの送受話部B6aから告げると、そのメッセージは副親機B4,の送受話部B4a, 5aから一斉に出力される。
【0020】
ところで、第2の世帯の住人全員が留守になるような場合にあっては、例えば居間の副親機Bの世帯設定部B4dの摘みPを第3グループの位置にスライドする。すると、インターホン装置全体すなわち親機Aと副親機B1,…Bとが留守モードに切り換わるとともに、第2の世帯から留守モードの要求がなされた旨を示すために、親機Aと副親機B1,…Bとの全ての留守表示灯Af2, 1f2,…B6f2 が点灯して、例えば10秒間の時限付き世帯間一斉通話機能が開始されるので、ここで第2の世帯の住人が「留守にします」とのメッセージを副親機Bの送受話部B4aに向かって単に告げるだけで、そのメッセージは親機Aおよび副親機B1,…B3,5,の送受話部Aa,1a, …B3a, 5a, 6aから一斉に出力される。そのメッセージを聞いた居間に居た第1の世帯の住人が「了解しました」とのメッセージを親機Aの送受話部Aに向かって単に告げると、この第1の世帯の住人のメッセージは副親機B1,…Bの送受話部B1a, …B6aから一斉に出力され、第1の世帯の住人と第2の世帯の住人との意志疎通が図れ、時限付き世帯間一斉通話が開始してから所定時間である10秒間が経過すると、自動的に世帯間一斉通話は終了して電力の無駄な消費を防止する。そして、第2の世帯の住人は、安心して外出できることになる。このとき、インターホン装置の世帯間一斉通話の状態は解除されているものの、留守モードは継続しており、全ての留守表示灯Af2, 1f2,…B6f2 の点灯は継続している。なお、時限付き世帯間一斉通話が終了してからでも、一斉通話操作部Ae,1e, …B6eを押すことにより世帯間の一斉通話を行うことができる。
【0021】
ここで、第2の世帯に来訪者が訪れてドアホン子器Cの呼出釦C2cの押圧操作を行うと、第1の世帯に属する親機Aおよび副親機B1,…Bと第2の世帯に属する副親機B4,…Bとは一斉に呼出音を鳴動する。そこで、第1の世帯の住人は、親機Aあるいは副親機B1,…Bの通話スイッチAc,1c, …B3cを押すことで、第2の世帯に訪れた来訪者とドアホン子器Cを介して通話することができ、第2の世帯の住人が帰ってきてから用件を取り次ぐことができる。
【0022】
ところで、留守にしていた第2の世帯の住人が帰ってきて副親機B4,…Bを見ると、副親機B4,…Bのそれぞれの留守表示灯B4f2,…B6f2 が点灯しているので、自分達が出かけるときにインターホン装置を留守モードにしていったこに気付き、副親機Bの世帯設定部B4dの摘みPを第3グループの位置から第2グループの位置へ戻す。すると、親機Aおよび副親機B1,…Bの留守表示灯Af2, 1f2,…B6f2 は消灯するし、インターホン装置は通常モードに戻る。
【0023】
なお、本発明は上記の実施の形態のインターホン装置に限定されるものではなく、特許請求の範囲内で適宜変形が可能であり、上記の実施の形態のインターホン装置にあっては、留守表示部は表示灯を2個備えるものとされているが、1個の表示灯で点灯色を変えることができるようなものであっても良い。また、第1の世帯に属するものが親機Aのみ、第2の世帯に属するものが副親機Bのみ、のような最も簡単なインターホン装置であっても良い。
【0024】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、必要に応じてあるときは二世帯間がそれぞれ独立して使用でき、あるときは二世帯間で双方で使用できて二世帯住宅における生活の利便性の向上を図ることができ、しかも世帯設定部で留守モードにすることができるので特別にモード設定部を設ける必要が無く、構造的に簡素化することができ、使い勝手の良い優れたインターホン装置を提供できるという効果を奏する。
【0025】
請求項記載の発明によれば、上記の効果に加えて更に、留守モードへ変更した際に、所定時間の間だけ自動的に世帯間一斉通話にすることができるので、何ら操作すること無く単に喋るだけで世帯間の意志疎通が簡単に図れる、使い勝手の良い優れたインターホン装置を提供できるという効果を奏する。
【0026】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて更に、帰宅した際に留守モードであることに気付いて、忘れずに留守モードを元へ戻すことができる、使い勝手の良い優れたインターホン装置を提供できるという効果を奏する。
【0027】
請求項記載の発明によれば、請求項記載の発明の効果に加えて更に、何方の世帯から留守モードが要求されているのかを簡単に認知できる、使い勝手の良い優れたインターホン装置を提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態のインターホン装置の概要を示すシステム構成図である。
【図2】上記インターホン装置の要部を示すブロック図である。
【図3】上記インターホン装置の動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
A 親機
親機の送受話部
親機の世帯設定部
親機の一斉通話操作部
親機の留守表示部
第1接続部
第2接続部
副親機(但しnは1,…6の整数)
na 副親機の送受話部(但しnは1,…6の整数)
nd 副親機の世帯設定部(但しnは1,…6の整数)
ne 副親機の一斉通話操作部(但しnは1,…6の整数)
nf 副親機の留守表示部(但しnは1,…6の整数)
ドアホン子器(但しnは1,2の整数)
na ドアホン子器の送受話部(但しnは1,2の整数)
通信回線(但しnは1,…3の整数)

Claims (3)

  1. 送受話部と、第1の世帯の玄関先に設置される第1のドアホン子器を通信回線を介して接続する第1接続部と、第2の世帯の玄関先に設置される第2のドアホン子器を通信回線を介して接続する第2接続部と、自分自身の属する世帯を設定する世帯設定部とを備える親機と、親機と通信回線を介して接続され、送受話部と、自分自身の属する世帯を設定する世帯設定部とを備える副親機と、を含んでなるインターホン装置であって、前記世帯設定部を、第1の世帯の第1グループと、第2の世帯の第2グループと、第1の世帯と第2の世帯とを纏めた第3グループとのいずれかを択一して設定できるものにするとともに、前記親機に、いずれか一つの世帯設定部でも第3グループに設定されると、世帯内通話のみが可能な通常モードから世帯間通話が可能な留守モードへインターホン装置を切り換える留守モード手段を設け、同留守モード手段を、世帯内通話のみが可能な通常モードから予め定められた所定時間のみ世帯間一斉通話が可能になる留守モードへインターホン装置を切り換えるものとしたことを特徴とするインターホン装置。
  2. 留守モードであることを報知するための留守表示部を前記親機と前記副親機とにそれぞれ付加した請求項記載のインターホン装置。
  3. 前記留守表示部を、何方の世帯の世帯設定部の選択により留守モードになっているのかを識別可能に表示するものとした請求項記載のインターホン装
    置。
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