JP3552529B2 - インターホン装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2世帯住宅などで運用されるインターホン装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、1つの住宅に生活空間を異にした2家族が同居する形態の2世帯住宅が普及してきている。また、インターホン装置としては、住人が住居内に居ながらにして、玄関先に訪れている来訪者の映像を見ながら通話できるとともに、住居内の各部屋間の内線一斉呼出通話や個別通話が可能なテレビインターホン装置が普及してきている。更に、インターホン装置としては、部屋数の多い住宅にも対応できるとともに2世帯住宅にも対応可能なように、テレビカメラを搭載したテレビドアホン子器を複数接続できるとともに複数のテレビインターホン副親機をシリアルあるいはパラレル接続できるようにしたテレビインターホン親機を備えるものも開発されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の内線一斉呼出通話機能を備えるインターホン装置にあっては、内線一斉呼出操作を行うと、システムとして接続したインターホン親機および各インターホン副親機から一斉に内線一斉呼出音が鳴動された後、予め定められた所定継続時間(例えば10秒間)、自動的に多者間通話機能が作動し、全部屋間が一斉通話可能な状態となり、各部屋の音声を相互に聞くことができるようになる。従って、僅かな所定継続時間(例えば10秒間)ではあるものの、各部屋間のプライバシーが損なわれるという問題点があった。また、一斉通話可能になる所定継続時間は例えば10秒間というように予め設定されており、都合に応じて継続時間を変更できないので使い勝手が悪いという問題点があった。
【0004】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、各部屋間のプライバシーの損なわれることのない優れるインターホン装置を提供することにあり、更には一斉通話可能状態の継続時間を都合に応じて可変設定できる使い勝手の良い優れるインターホン装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、インターホン親機と、1または複数のドアホン子器と、1または複数のインターホン副親機とを含んで構成され、インターホン親機はドアホン子器とインターホン副親機とを接続可能とし、インターホン副親機はインターホン親機と他のインターホン副親機とを接続可能としており、インターホン親機およびインターホン副親機の各々は、相互に音声を聞くことができて通話できる内線一斉呼出通話状態にする内線一斉呼出通話操作を可能としたものであるインターホン装置において、インターホン親機およびインターホン副親機の各々は、必要に応じて内線一斉呼出通話機能を自端末から他端末への送話信号のみを断とするように解除するための、内線一斉呼出通話解除手段をそれぞれ備えることを特徴とする。
【0006】
請求項記載の発明にあっては、前記内線一斉呼出通話状態は所定継続時間を経過すると自動的にオフするようにされており、前記所定継続時間を可変設定する内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項記載の発明にあっては、前記インターホン親機およびインターホン副親機の各々が前記内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段を備えており、内線一斉呼出通話継続時間は各々の内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段に設定されている内線一斉呼出通話継続時間の中の最大時間になるようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施の形態のインターホン装置を図1乃至図9に基づいて詳細に説明する。図1はインターホン装置を示すシステム構成図、図2はインターホン親機を示すブロック図、図3はインターホン親機の外観を示す斜視図、図4はインターホン親機の外観の要部を示す部分図、図5はインターホン親機に増設用チャイムを接続した状態を示す正面図、図6はインターホン副親機を示すブロック図、図7は通話ランプの点灯状態の種類を示す説明図、図8は呼出音の鳴動の種類を示す説明図、図9はドアホン子器の外観を示す斜視図である。
【0009】
図1に示すように、このインターホン装置は、インターホン親機Aと、インターホン副親機B1,…Bと、ドアホン子器C1,とを備える。インターホン親機Aには、ドアホン子器Cが回線Lを介して、ドアホン子器Cが回線Lを介して、インターホン副親機Bが回線Lを介して、インターホン副親機Bが回線Lを介してそれぞれ接続されている。インターホン副親機Bには、回線Lを介してインターホン副親機Bが接続されている。なお、このインターホン装置は、2台のドアホン子器C1,を接続できるとともに来訪者の様子を見ながら通話することのできる、所謂、2世帯住宅対応のテレビインターホン装置である。
【0010】
インターホン親機Aは、図3および図4に示すように、外観的には、前面に、モニタ画面10と、モニタ釦11と、通話マイク12と、通話釦13と、通話ランプ14と、スピーカ15と、回線使用中ランプ16と、室内呼A釦17と、室内呼B釦18とを備え、右側面に、電源スイッチ19と、グループ設定スイッチ20と、ドアホン▲1▼設定スイッチ21と、ドアホン▲2▼設定スイッチ22と、内線一斉呼出通話解除手段に相当するトークバック設定スイッチ23と、内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段に相当する一斉通話時間設定部24とを備える。
【0011】
また、インターホン親機Aは、内部に、図2に示すように、マイコン30と、ドアホン▲1▼呼出検知回路31と、ドアホン▲2▼呼出検知回路32と、呼出音回路33と、通話回路34と、テレビ回路35と、制御信号回路36と、多重化回路37と、切換接点38と、マイクミュート回路39とを備える。更に、インターホン親機Aには、図5に示すように、増設用チャイムDを接続できる。
【0012】
なお、増設用チャイムDは、インターホン親機Aにもインターホン副親機B1,…Bにも増設が可能であり、耳の不自由な人にも呼び出しされていることがわかるように、インターホン親機Aあるいはインターホン副親機B1,…Bに呼び出しがなされると、光をフラッシュして報知する。
【0013】
各インターホン副親機B1,…Bは、図1に示すように、外観的にはインターホン親機Aと同様である。各インターホン副親機B1,…Bは、内部的にも図6に示すようにインターホン親機Aと略同様であり、異なるのは、ドアホン▲1▼呼出検知回路31と、ドアホン▲2▼呼出検知回路32と、多重化回路37と、切換接点38とを備えない構成である。従って、図6に示すインターホン副親機B1,…Bにあっては、インターホン親機Aと同様の個所には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0014】
また、ドアホン子器C1,は、図9に示すように、外観的には、カメラ部40と、スピーカ41と、位置表示灯42と、呼出釦43と、通話マイク44とを備える。
【0015】
モニタ画面10は、ドアホン子器C1,の各々のカメラ部40の撮像する映像をテレビ回路35を介して映し出す部分であり、液晶画面にて構成される。モニタ釦11は住居内から玄関先の様子を確認するときに押し操作を行う部分であり、モニタ釦11の押し操作を行うと、ドアホン子器Cあるいはドアホン子器Cのカメラ部40の撮像する映像がモニタ画面10に映し出されるとともに、ドアホン子器Cあるいはドアホン子器Cの通話マイク44のピックアップする音声がスピーカ15から出力される。なお、このインターホン装置にあっては、モニタ釦11を1回押すとドアホン子器Cからの映像と音声とをモニタでき、モニタ釦11を2回押すとドアホン子器Cからの映像と音声とをモニタでき、このモニタ状態は10秒間経過すると自動的にオフする。
【0016】
通話マイク12は、住人がドアホン子器C1,を介して玄関先の来訪者と通話したり、インターホン副親機B1,…Bとの間で内線通話を行う際に、音声をピックアップする。通話釦13は、ドアホン子器C1,またはインターホン副親機B1,…Bからの呼び出しに対し応答する場合に、押し操作を行う部分である。
【0017】
通話ランプ14は、呼び出し時に点滅し通話時に点灯するものであり、発光色が呼び出し元に応じて図7に示すように変化して、何処から呼び出されているか一目で分かるようにされている。スピーカ15は、住人がドアホン子器C1,を介して玄関先の来訪者と通話したり、インターホン副親機B1,…Bとの間で内線通話を行ったりする際、呼出鳴動信号や音声信号を呼出音や音声に変換して出力する。
【0018】
回線使用中ランプ16は、他のインターホン親機A/インターホン副親機B1,…Bが通話中であったり、または、ドアホン▲1▼設定スイッチ21あるいはドアホン▲2▼設定スイッチ22によって「切」側に設定されているドアホン子器C1,から呼び出しされたりすると、赤色点灯して回線が使用中であることを表示する。
【0019】
室内呼A釦17はAグループに設定されているインターホン親機A/インターホン副親機B1,…Bを呼び出すときに押し操作する部分であり、室内呼B釦18はBグループに設定されているインターホン親機A/インターホン副親機B1,…Bを呼び出すときに押し操作する部分である。なお、Aグループ/Bグループの設定はグループ設定スイッチ20にて設定する。電源スイッチ19は、電源の入り切りを行うためのものであり、2段階スライドスイッチにて構成されている。
【0020】
グループ設定スイッチ20は、その機器をAグループ/Bグループの中の何処のグループに所属させるかを決定するものであり、3段階スライドスイッチにて構成され、「Aグループ」/「Bグループ」/「A+Bグループ」を択一するようにされている。なお、「A+Bグループ」が選択された機器はAグループにもBグループにも所属することにされている。
【0021】
ドアホン▲1▼設定スイッチ21は、ドアホン子器Cの呼出釦43が押し操作されたときに、その機器が呼出音を鳴動するか否かを決定するものであり、2段階スライドスイッチにて構成される。ドアホン▲2▼設定スイッチ22は、ドアホン子器Cの呼出釦43が押し操作されたときに、その機器が呼出音を鳴動するか否かを決定するものであり、2段階スライドスイッチにて構成される。
【0022】
つまり、例えば、図1に示すように、親世帯側であるインターホン親機Aとインターホン副親機Bとにあっては、ドアホン▲1▼設定スイッチ21が「入」側に且つドアホン▲2▼設定スイッチ22が「切」側に設定され、子世帯側であるインターホン副親機B2,にあっては、ドアホン▲1▼設定スイッチ21が「切」側に且つドアホン▲2▼設定スイッチ22が「入」側に設定されていれば、例えば図8に示すように、ドアホン子器Cの呼出釦43が押し操作されたときには、親世帯側であるインターホン親機Aとインターホン副親機Bとのみが「ピンポン」と鳴動するし、ドアホン子器Cの呼出釦43が押し操作されたときには、子世帯側であるインターホン副親機B2,のみが「ピンポンピンポン」と鳴動する。
【0023】
なお、例えばインターホン親機Aのドアホン▲1▼設定スイッチ21とドアホン▲2▼設定スイッチ22とが共に「入」側に設定されていれば、インターホン親機Aは、ドアホン子器Cの呼出釦43が押し操作されたときにもドアホン子器Cの呼出釦43が押し操作されたときにもいずれも鳴動し、しかも「ピンポン」と鳴動するか「ピンポンピンポン」と鳴動するかによって、ドアホン子器C1,の呼出釦43のいずれが押し操作されたかを判断できる。また、例えばインターホン親機Aのドアホン▲1▼設定スイッチ21とドアホン▲2▼設定スイッチ22とが共に「切」側に設定されていれば、インターホン親機Aは、ドアホン子器C1,のいずれの呼出釦43が押し操作されも、呼出音を鳴動しない。インターホン副親機B1,…Bについても同様である。
【0024】
トークバック設定スイッチ23は、インターホン親機Aまたはインターホン副親機B1,…Bの設置される各部屋間のプライバシーを保つためのものであり、2段階スライドスイッチにて構成されている。
【0025】
以下に、トークバック設定スイッチ23の機能について詳細に説明する。インターホン親機Aとインターホン副親機Bとのグループ設定スイッチ20がそれぞれ「Aグループ」に設定され、インターホン副親機B2,のグループ設定スイッチ20がそれぞれ「Bグループ」に設定され、しかもインターホン親機Aおよびインターホン副親機B1,の各々のトークバック設定スイッチ23が「入」側に設定され、インターホン副親機Bのトークバック設定スイッチ23は「切」側に設定されているものと仮定する。そして、例えばインターホン親機Aの室内呼A釦17と室内呼B釦18とを同時に押し操作したとすると、インターホン親機Aおよびインターホン副親機B1,…Bから「ブー」という内線一斉呼出音が僅かな時間一斉に鳴動する。
【0026】
この内線一斉呼出鳴動が終わると、インターホン親機Aおよびインターホン副親機B1,の各々は、自動的に相互に音声が聞けて通話できる内線一斉呼出通話状態になって相互に三者間通話できるようになる。しかし、インターホン副親機Bにあっては、トークバック設定スイッチ23が「切」側に設定されているので、インターホン親機Aおよびインターホン副親機B1,の音声は聞くことができるものの、インターホン副親機Bの通話釦13を押し操作しない限り、マイクミュート回路39がマイコン30からの指示により通話マイク12のピックアップする音声信号を自動的に遮断して内線一斉呼出通話機能を解除するので、インターホン親機Aおよびインターホン副親機B1,からはインターホン副親機Bの通話マイク12のピックアップする音声を聞くことはできない。つまり、インターホン副親機Bの設置される部屋のプライバシーを保つことができるのである。
【0027】
なお、内線一斉呼出通話状態は、呼び出された側の通話釦13の押し操作がなされたものを除いて、一斉通話時間設定部24にて設定された内線一斉呼出通話継続時間を経過すると、自動的にオフする。また、内線一斉呼出通話状態の時点で、インターホン副親機Bの通話釦13を押し操作すれば、インターホン副親機Bからも内線一斉呼出通話に参加することができるとともに、通話釦13を押し操作しているので、内線一斉呼出通話継続時間が経過してもインターホン親機Aとインターホン副親機Bとの間の内線通話は継続する。
【0028】
一斉通話時間設定部24は、内線一斉呼出鳴動が終わった直後から開始される内線一斉呼出通話状態の継続時間を設定する部分であり、スライドボリュームにて構成される。一斉通話時間設定部24は、例えば10秒から30秒の範囲で可変設定することができるようにされている。しかもこのインターホン装置にあっては、一斉通話時間設定部24がインターホン親機Aとインターホン副親機B1,…B3 との各々に設けられ、内線一斉呼出通話継続時間は各々に設定されている中の最長時間に設定されるようになっている。従って、このインターホン装置にあっては、各々の一斉通話時間設定部24の設定を特別な理由の無い限り最も短い例えば10秒に常にしておく運用形態ルールにすれば、何処の部屋からでも10秒から30秒の範囲で必要に応じて調整できることになる。
【0029】
マイコン30は、マイクロプロセッサ(図示せず)と記憶部(図示せず)と入出力ポート(図示せず)とを含んで構成されており、インターホン親機A全体を制御する。ドアホン▲1▼呼出検知回路31は、ドアホン子器Cの呼出釦43の押し操作を検知してマイコン30にその旨を通知する。ドアホン▲2▼呼出検知回路32は、ドアホン子器Cの呼出釦43の押し操作を検知してマイコン30にその旨を通知する。
【0030】
呼出音回路33は、マイコン30の指示に基づいて、電気信号としての呼出音を合成生成してスピーカ15へ出力する部分である。呼出音回路33は、これに限定される訳ではないが、例えば図8に示すように、ドアホン子器Cの呼出釦43が押されると「ピンポン」という呼出音を合成生成し、ドアホン子器Cの呼出釦43が押されると「ピンポンピンポン」という呼出音を合成生成し、室内呼A釦17や室内呼B釦18が押されると「ブー」という呼出音を合成生成し、それぞれの音色を異ならしめることにより、鳴動音を聞いただけで意味合いが理解できるようにされている。
【0031】
通話回路34は、通話マイク12からの音声信号を増幅し、多重化回路37やドアホン子器C1,へ出力するとともに、多重化回路37やドアホン子器C1,からの音声信号を増幅してスピーカ15へ出力する。テレビ回路35は、ドアホン子器C1,のカメラ部40の撮像する玄関先の映像信号を受けて、モニタ画面10にその映像を映し出す。制御信号回路36は、ドアホン子器Cの呼出釦43の押し操作あるいはドアホン子器Cの呼出釦43の押し操作のあった旨の通知をマイコン30から受けると、ドアホン子器C1,を示す呼出制御信号を、多重化回路37からインターホン副親機B1,…B側へ送出する。
【0032】
多重化回路37は、音声信号と映像信号と制御信号とを多重化して送出する。切換接点38は、マイコン30の指示に基づいて動作するもので、ドアホン子器C1,のいずれか一方を選択する。マイクミュート回路39は、マイコン30の指示に基づいて動作するもので、通話マイク12からの音声信号を遮断できるようにされており、例えばモニタ釦11を押して玄関先の様子を映像と音とで確認する場合などに作動して玄関先では住居内の音を聞けないようにしたり、トークバック設定スイッチ23が「切」側になっているものにあっては内線一斉呼出通話時にその部屋の音をよそから聞けないようにしたりする。
【0033】
ドアホン子器C1,のカメラ部40は、玄関先の来訪者や玄関先の様子を撮像してその映像信号を出力する。ドアホン子器C1,のスピーカ41は、住居内の住人の音声信号を音声に変換して、玄関先の来訪者に出力する。ドアホン子器C1,の位置表示灯42は、通電されていることを点灯にて示すとともに、夜間にあっては暗い場所でも呼出釦43の位置を確認できるようにしている。ドアホン子器C1,の呼出釦43は、来訪者が住居内の住人を呼び出すときに押し操作するものである。ドアホン子器C1,の通話マイク44は、玄関先の音や来訪者の音声をピックアップして、インターホン親機Aへ出力する。
【0034】
従って、上述のように構成されるインターホン装置にあっては、インターホン親機Aと、1または複数のドアホン子器C1,と、1または複数のインターホン副親機B1,…Bとを含んで構成され、インターホン親機Aはドアホン子器C1,とインターホン副親機B1,…Bとを接続可能とし、インターホン副親機B1,…Bはインターホン親機Aと他のインターホン副親機B1,…Bとを接続可能としており、インターホン親機Aおよびインターホン副親機B1,…Bの各々は、相互に音声を聞くことができて通話できる内線一斉呼出通話状態にする内線一斉呼出通話操作を可能としたものであるインターホン装置において、インターホン親機Aおよびインターホン副親機B1,…Bの各々は、必要に応じて内線一斉呼出通話機能を解除するための、内線一斉呼出通話解除手段に相当するトークバック設定スイッチ23をそれぞれ備えるので、プライバシーを保ちたければトークバック設定スイッチ23を「切」側にするだけで良く、使い勝手が良い。
【0035】
また、内線一斉呼出通話状態は所定継続時間を経過すると自動的にオフするようにされており、オフし忘れることがなく、所定継続時間を可変設定する内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段に相当する一斉通話時間設定部24を備えるので、必要に応じて内線一斉呼出通話継続時間を可変することができ、使い勝手が良い。
【0036】
更に、インターホン親機Aおよびインターホン副親機B1,…Bの各々が内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段に相当する一斉通話時間設定部24を備えており、内線一斉呼出通話継続時間は各々の一斉通話時間設定部24に設定されている内線一斉呼出通話継続時間の中の最大時間になるようにされているので、何処の部屋からでも必要に応じて内線一斉呼出通話継続時間を可変して使用でき、使い勝手が良い。
【0037】
なお、上記の実施の形態では、親世帯と子世帯とからなる2世帯住宅対応のテレビインターホン装置を例示しているが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、内線一斉呼出通話機能を備えるインターホン装置であれば良く、テレビ機能や複数のドアホン子器を接続できる機能は無くても良いことは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、内線一斉呼出通話解除手段にて内線一斉呼出通話機能を解除に設定するだけで、必要であれば任意にプライバシーを保てる使い勝手の良い優れるインターホン装置を提供できるという効果を奏する。
【0039】
請求項記載の発明によれば、上記の効果に加えて更に、必要に応じて内線一斉呼出通話継続時間を可変できるので、更に使い勝手の良い優れるインターホン装置を提供できるという効果を奏す
る。
【0040】
請求項記載の発明によれば、上記の効果に加えて更に、何処の部屋からでも必要に応じて内線一斉呼出通話継続時間を可変して使用できるので、更に使い勝手の良い優れるインターホン装置を提供できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施の形態のインターホン装置を示すシステム構成図である。
【図2】上記インターホン装置のインターホン親機を示すブロック図である。
【図3】上記インターホン装置のインターホン親機の外観を示す斜視図である。
【図4】上記インターホン装置のインターホン親機の外観の要部を示す部分図である。
【図5】上記インターホン装置のインターホン親機に増設用チャイムを接続した状態を示す正面図である。
【図6】上記インターホン装置のインターホン副親機を示すブロック図である。
【図7】上記インターホン装置の通話ランプの点灯状態の種類を示す説明図である。
【図8】上記インターホン装置の呼出音の鳴動の種類を示す説明図である。
【図9】上記インターホン装置のドアホン子器の外観を示す斜視図である。
【符号の説明】
A インターホン親機
インターホン副親機(但しnは1,2,3の整数)
ドアホン子器(但しnは1,2の整数)
23 内線一斉呼出通話解除手段
24 内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段

Claims (1)

  1. インターホン親機と、1または複数のドアホン子器と、1または複数のインターホン副親機とを含んで構成され、インターホン親機はドアホン子器とインターホン副親機とを接続可能とし、インターホン副親機はインターホン親機と他のインターホン副親機とを接続可能としており、インターホン親機およびインターホン副親機の各々は、相互に音声を聞くことができて通話できる内線一斉呼出通話状態にする内線一斉呼出通話操作を可能としたものであるインターホン装置において、インターホン親機およびインターホン副親機の各々は、必要に応じて内線一斉呼出通話機能を自端末から他端末への送話信号のみを断とするように解除するための、内線一斉呼出通話解除手段をそれぞれ備え前記内線一斉呼出通話状態は所定継続時間を経過すると自動的にオフするようにされており、前記所定継続時間を可変設定する内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段を備え前記インターホン親機およびインターホン副親機の各々が前記内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段を備えており、内線一斉呼出通話継続時間は各々の内線一斉呼出通話継続時間可変設定手段に設定されている内線一斉呼出通話継続時間の中の最大時間になるようにしたことを特徴とするインターホン装置。
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