JP2002252711A - ワイヤレスインターホンシステム - Google Patents

ワイヤレスインターホンシステム

Info

Publication number
JP2002252711A
JP2002252711A JP2001048089A JP2001048089A JP2002252711A JP 2002252711 A JP2002252711 A JP 2002252711A JP 2001048089 A JP2001048089 A JP 2001048089A JP 2001048089 A JP2001048089 A JP 2001048089A JP 2002252711 A JP2002252711 A JP 2002252711A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless
intercom
output
call
repeater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001048089A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisaku Hirano
大作 平野
Masahiro Kawaguchi
将広 川口
Fumiyoshi Mukoyama
文祥 向山
Koichi Okumura
浩一 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001048089A priority Critical patent/JP2002252711A/ja
Publication of JP2002252711A publication Critical patent/JP2002252711A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】屋内のどこからでも屋外に対して非常通報をす
ることができるワイヤレスインターホンシステムを提供
する。 【解決手段】少なくとも、ドアホン子器2を信号線Lで
接続したワイヤレス中継器4と、ワイヤレスインターホ
ン1と、ワイヤレスコール機器3とを組み合わせて構成
したワイヤレスインターホンシステムであって、ワイヤ
レス中継器4は、所定の非常通知音が予め録音されてお
り、ワイヤレスインターホン1あるいは特定のワイヤレ
スコール機器3から、非常通知音の出力指示をするワイ
ヤレス信号を受けたときには、非常通知音をドアホン子
器2から出力させる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤレス通信を
することによって、屋内のどこででもドアホン通話や内
線通話が可能なワイヤレスインターホンシステムの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、一般住宅などでは、インターホン
システムが広く使用されており、図6に示すように、ド
アホン子器200に、複数のインターホン100を2線
式信号線Lで順次接続し、いずれかのインターホン10
0には、増設型非常用押釦300を付加接続して構成し
ている。
【0003】このものでは、各インターホン100は、
ドアホン子器200からの呼出に対する通話、ドアホン
子器200のモニタリング(ドアホン子器200の周囲
の音を聞くこと)、他のインターホン100を呼び出し
ての内線通話ができる。また、インターホン100の非
常押釦110を操作したり、インターホン100に付加
接続された増設型非常用押釦300を操作すれば、ドア
ホン子器200より所定の非常通知音を出力させて、非
常事態が発生したことを屋外に伝えることができる。
【0004】また、ドアホン子器とインターホンの各々
にワイヤレス通信機能を備えたインターホンシステムも
使用されており、このシステムの構成を図7に示す。
【0005】このものは、ワイヤレスドアホン子器20
0Aと、ワイヤレスインターホン100Aとを組み合わ
せて構成しており、ドアホン子器200Aといずれかの
ワイヤレスインターホン100A間、あるいは、各々の
ワイヤレスインターホン100A間でワイヤレス通信を
することによって、ドアホン子器200Aからの呼出に
対する通話、インターホン100A間の内線通話をする
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のインターホンシステムでは、以下に示すような問題
があった。すなわち、図6に示すようなシステムでは、
インターホンの非常用押釦や増設型非常用押釦を操作し
て、ドアホン子器より非常通報音を出力させる構成のた
め、固定した場所でしか非常通報をすることができなか
った。
【0007】また、図7に示すようなシステムでは、通
話機能しかないため、ドアホン子器からの呼出時に、住
人が不在であったり、インターホンが通信圏外にあった
りして住人が応答できない場合、来客に対してその旨を
通知したり、来客のメッセージを録音しておくことがで
きず、不便であった。
【0008】さらに、このようなシステムでは、各機器
は予め内蔵した充電池で動作しているため、ドアホン子
器、インターホンのいずれかが電池切れの場合、来客が
あっても住人を呼び出すことができなかった。
【0009】本発明は、上記事情を考慮して提案される
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、少なくとも、ドアホン子器を信号線で接
続したワイヤレス中継器と、ワイヤレスインターホン
と、ワイヤレスコール機器とを組み合わせて構成したワ
イヤレスインターホンシステムであって、ワイヤレス中
継器は、所定の非常通知音が予め録音されており、ワイ
ヤレスインターホンあるいは特定のワイヤレスコール機
器から、非常通知音の出力指示をするワイヤレス信号を
受けたときには、非常通知音をドアホン子器から出力さ
せる構成とした。
【0011】請求項2に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンまたはドアホン
子器で非常通知音を入力し、入力した非常通知音をワイ
ヤレス中継器に出力して録音させる構成とした。
【0012】請求項3に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、少なくとも、ドアホン子器を信号線で接
続したワイヤレス中継器と、ワイヤレスインターホンと
を組み合わせて構成したワイヤレスインターホンシステ
ムであって、ワイヤレス中継器は、所定音声が予め録音
されており、ドアホン子器からの呼出を受けたときに
は、所定音声をドアホン子器から出力させるとともに、
ドアホン子器で入力された来客音声を録音する構成とし
た。
【0013】請求項4に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンで所定音声を入
力し、入力した所定音声をワイヤレス中継器に出力して
録音させる構成とした。
【0014】請求項5に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器は、ワイヤレスインタ
ーホンから、所定音声あるいは来客音声の出力指示をす
るワイヤレス信号を受けたときには、所定音声あるいは
来客音声をそのワイヤレスインターホンに出力して再生
させる構成とした。
【0015】請求項6に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器は商用電源で動作する
一方、ワイヤレスインターホンは内蔵された充電池で動
作しており、ワイヤレス中継器は、ドアホン子器からの
呼出を受けたときには、所定の呼出音を出力する構成と
した。
【0016】請求項7に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、その充電池
の電池切れを検出したときには、ワイヤレス中継器に対
して、電池切れを通知するワイヤレス信号を出力し、れ
を受けたワイヤレス中継器は、所定の電池切れ報知音を
出力する構成とした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明のワイヤ
レスインターホンシステムの要部構成の一例を示す図で
ある。このシステムは、ドアホン子器2を2線式信号線
Lで接続したワイヤレス中継器4と、ワイヤレスインタ
ーホン1と、ワイヤレスコール機器3とを組み合わせて
構成している。
【0018】ワイヤレス中継器4は、所定の非常通知
音、例えば、「ピーピーピー」、「緊急です、緊急で
す」といった非常通知音が予め録音されている。この状
態で、ワイヤレスインターホン1の非常用押釦10やワ
イヤレスコール機器3を操作すれば、ワイヤレスインタ
ーホン1やワイヤレスコール機器3からは、非常通知音
の出力指示をするワイヤレス信号を出力し、これをワイ
ヤレス中継器4が受けて、非常通知音を2線式信号線L
を通じてドアホン子器2に出力して、非常通知音を鳴動
させる。
【0019】これにより、屋内のどこからでも、屋外に
対して非常通報をすることができる。また、ワイヤレス
インターホン1やワイヤレスコール機器3は、ワイヤレ
ス信号を出力することによって、ワイヤレス中継器4に
非常通知音の出力指示をする構成のため、システム施工
時に配線不要で、増設も容易にできる。
【0020】なお、ワイヤレスコール機器3は、システ
ム内にワイヤレスコール機器が複数存在する場合、家人
呼出用などの他のコール機器と区別するため、屋外に対
する非常通知用のコール機器として予めワイヤレス中継
器4に登録しておく必要がある。
【0021】ドアホン子器2から鳴動させるべき非常通
知音は、ワイヤレスインターホン1またはドアホン子器
2で入力することによって、ワイヤレス中継器4に録音
させるようにしている。すなわち、ワイヤレスインター
ホン1の録音釦11や、ドアホン子器2の録音釦21を
操作すれば、ワイヤレスインターホン1やドアホン子器
2は、非常通知音の入力に備えた待機状態となり、この
状態で所望の非常通知音を入力すると、入力された非常
通知音をワイヤレス信号としてワイヤレス中継器4に出
力して録音させる。
【0022】これにより、ワイヤレス中継器4の設置場
所に行かずとも、電波の通じる範囲内であれば屋内のど
こからでも非常通知音を録音することができ、また、屋
外からも非常通知音を録音することができ、利便であ
る。
【0023】なお、このような非常通知音は、ワイヤレ
ス中継器4の出荷時に予め録音しておいてもよい。ま
た、ドアホン子器2の録音釦21は、ここでは、子器2
の表面に設けているが、実際の使用にあたっては、いた
ずらなどを防止するため、裏面など人目につかない箇所
に設けるのが望ましい。
【0024】また、本システムは、図2に示すような構
成であってもよい。このものは、ワイヤレス中継器4
は、所定音声、例えば、「ただいま留守にしておりま
す」といった音声が予め録音されており、後述する自動
応答モードにおいて、ドアホン子器2からの呼出を受け
たときには、録音された所定音声をドアホン子器2から
出力させるとともに、ドアホン子器2で入力された来客
音声を録音する構成としている。
【0025】すなわち、ワイヤレス中継器4は、通常仕
様モードでは、ドアホン子器2の呼出釦20が操作され
て呼出を受けたときには、ワイヤレスインターホン1に
対して、呼出を指示するワイヤレス信号を出力すること
によって呼出音を出力させるが、自動応答釦40を操作
すれば、自動応答モードに切り替わる。
【0026】この自動応答モードを実行している際に
は、ドアホン子器2からの呼出を受けたときには、録音
されている所定音声を、2線式信号線Lを通じてドアホ
ン子器2に出力して鳴動させる。そして、来客音声の入
力に備えた待機状態となり、来客がドアホン子器2で用
件を入力すれば、入力された用件は来客音声としてワイ
ヤレス中継器4に入力されて録音される。これにより、
来客時に、住人が不在であったり、ワイヤレスインター
ホン1が通信圏外にあったりして住人が応答できなかっ
た場合にも、的確に対処することができる。
【0027】ドアホン子器2から鳴動させるべき所定音
声は、ワイヤレスインターホン1で入力することによっ
て、ワイヤレス中継器4に録音させるようにしている。
すなわち、ワイヤレスインターホン1の録音釦11を操
作すれば、ワイヤレスインターホン1は、所定音声の入
力に備えた待機状態となり、この状態で所望の所定音声
を入力すると、入力された所定音声をワイヤレス信号と
してワイヤレス中継器4に出力して録音させる。
【0028】これにより、ワイヤレス中継器4の設置場
所に行かずとも、電波の通じる範囲内であれば屋内のど
こからでも所定音声を録音することができる。
【0029】ワイヤレスインターホン1では、ワイヤレ
ス中継器4に録音した来客音声や所定音声を再生して確
認することができる。すなわち、ワイヤレスインターホ
ン1の再生釦12を操作すれば、来客音声や所定音声の
出力指示をするワイヤレス信号をワイヤレス中継器4に
対して出力し、これを受けたワイヤレス中継器4が、録
音された来客音声や所定音声を、そのワイヤレスインタ
ーホン1に出力して再生させる。これにより、屋内のど
こからでも、不在時における来客を確認したり、録音し
た所定音声を確認することができ、利便である。
【0030】なお、所定音声は伝言用音声として用いる
こともできる。例えば、ワイヤレスインターホン1を用
いて、後述する内線通話をするために他のワイヤレスイ
ンターホン1を呼び出したときに応答がない場合、録音
釦11を操作して伝言をワイヤレス中継器4に録音して
おき、被呼出側となったワイヤレスインターホン1の使
用者が戻ったときに、被呼出側となったワイヤレスイン
ターホン1の再生釦12を操作して、ワイヤレス中継器
4から伝言を引き出せば、呼出側からの伝言を確認する
ことができ、ワイヤレス中継器4をいわゆる伝言板のよ
うに使用することができる。
【0031】更に、本システムは、図3に示すような構
成であってもよい。このものは、ワイヤレス中継器は商
用電源で動作する一方、ワイヤレスインターホンは内蔵
された充電池で動作している。
【0032】ワイヤレス中継器4は、スピーカやブザー
などを備えており、ドアホン子器2からの呼出を受けた
ときには、所定の呼出音、例えば、「ピンポンピンポ
ン」といった呼出音を出力する。これにより、ワイヤレ
スインターホン1の充電池が電池切れであったり、ワイ
ヤレスインターホン1が通信圏外にあっても、ドアホン
子器2からの呼出に対して自身から呼出音を出力して、
屋内の住人を呼び出すことができる。
【0033】また、ワイヤレスインターホン1が、居間
や寝室など、玄関から離れた場所に設置されていても、
住人がドアホン子器2に近い屋内、例えば、玄関にて来
客を確認することができる。これは、ワイヤレス中継器
4はドアホン子器2と有線接続する構成のため、玄関な
どドアホン子器2に近い屋内にしか設置できないためで
ある。
【0034】また、ワイヤレスインターホン1は、自身
の充電池の電圧レベルに基づいて、その充電池の電池切
れを監視しており、電池切れが生じたときには、ワイヤ
レス中継器4に対して、電池切れを通知するワイヤレス
信号を出力し、これを受けたワイヤレス中継器4は、所
定の電池切れ報知音、例えば、「ブブブブブー」といっ
た報知音を出力する。これにより、ワイヤレスインター
ホン1の電池切れを住人が容易に確認することができ、
即座に対処することができる。
【0035】図4は、本システムの具体的構成例を示す
図である。このものでは、玄関先などに設置された2台
のドアホン子器2(#1,#2)のそれぞれに、2線式
信号線Lを介して、ワイヤレス中継器4(#1,#2)
を接続している。また、建物内の適所に、ワイヤレスイ
ンターホン親機1(#1)、ワイヤレスインターホン副
親機2(#2,#3)、ワイヤレスインターホン子機1
(#4)を設置し、更に、先述のワイヤレスコール機器
3を含むワイヤレスコール機器3’を複数設置してい
る。
【0036】ワイヤレスインターホン1は、その使用目
的に応じて、異なる種類の無線モジュールを搭載するこ
とにより、それぞれを、親機、副親機、子機と設定して
いる。すなわち、親機1(#1)は、親型モジュールを
搭載することにより親機としており、ワイヤレス中継器
4、副親機1(#2,#3)、子機1(#4)との間で
ワイヤレス信号の送受ができる。
【0037】また、副親機1(#2,#3)は、親型モ
ジュール、子型モジュールの双方を搭載することにより
副親機としており、ワイヤレス中継器4、親機1(#
1)、他の副親機1(#2,#3)、子機1(#4)と
の間でワイヤレス信号の送受ができる。
【0038】更に、子機1(#4)は、子型モジュール
を搭載することにより子機としており、親機1(#1)
との間でのみワイヤレス信号の送受ができる。
【0039】これにより、親機1(#1)、副親機1
(#2,#3)では、2台のワイヤレス中継器4と通信
ができ、ドアホン子器2からの呼出に対するハンズフリ
ー通話や、ドアホン子器2を呼び出してのハンズフリー
通話や、ドアホン子器2のモニタリングができる。その
ため、ドアホン子器2とワイヤレス中継器4とを施工し
ておけば、親機1(#1)、副親機1(#2,#3)を
任意の場所に設置または移動させることができ、利便性
が高く、また、ワイヤレス中継器4を屋内に設けておけ
ば、親機1(#1)、副親機1(#2,#3)との間で
のワイヤレス信号の送受を屋内ですることができ、電波
状態が良好に保て、ドアホン子器2と親機1(#1)、
副親機1(#2,#3)とのワイヤレス通信が快適にで
きる。
【0040】また、親機1(#1)では、副親機1(#
2,#3)を呼び出したハンズフリー内線通話ができ、
副親機1(#2,#3)は、親機1(#1)や他の副親
機1(#2,#3)を呼び出したハンズフリー内線通話
ができる。更に、子機1(#4)では、親機1(#1)
を呼び出したハンズフリー内線通話ができる。
【0041】なお、親機1(#1)、副親機1(#2,
#3)、子機1(#4)では、ハンズフリー通話をして
いるときには、通話釦の所定時間以上の押し操作などに
よって、通話相手に音声信号を強制的に送出させる強制
送話や、通話相手からの音声信号を強制的に音声として
出力させる強制受話の操作が可能である。
【0042】ここで、全てのワイヤレスインターホン1
は、呼出に対して応答操作をした後、通話相手との間の
通話路が形成されるまでは、所定の通話準備音を出力す
る。これは、応答操作をした直後に話をすることによっ
て、語頭が途切れることを防止するためである。
【0043】また、ドアホン子器2−ワイヤレスインタ
ーホン1(#1),1(#2,#3)間の通話や、イン
ターホン1間の通話をするための通話チャンネルは複数
用意されており、あるペアが通話をする際には、自動的
に空きチャンネルを決定することによって、通話チャン
ネルの数だけ、通話ペアを形成できるようにしている。
これによって、複数ペアが同時並行して通話することが
できる。通話チャンネルに空きがない場合には、ワイヤ
レス中継器4、ワイヤレスインターホン1で通話チャン
ネル不確保表示をする。
【0044】また、このシステムでは、先述のワイヤレ
スコール機器3’(先述のコール機器3は除く)が操作
されると、ワイヤレス呼出信号を出力し、ワイヤレス中
継器4はこれを受け付けて、インターホン1全てを呼び
出す。このとき、ワイヤレスインターホン1では、所定
のコール呼出音が出力され、操作されたワイヤレスコー
ル機器3’に対応するコールLEDが点灯する。これに
よって、互いに離れた2箇所での必要に応じて、コール
呼出と無線通話とを使い分けることができる。
【0045】なお、ワイヤレスコール機器3’の電池切
れで、出力されるワイヤレス呼出信号のレベルが低い場
合には、ワイヤレスインターホン1は、ワイヤレスコー
ル機器電池切れ報知、例えば、ワイヤレスコール機器電
池切れ報知音を出力する。
【0046】また、コール呼出を受けているワイヤレス
インターホン1は、ドアホン子器2からの呼出に対する
ハンズフリー通話が可能であるが、その際のコールLE
Dの点灯は、ドアホン子器2との通話終了後になされ
る。
【0047】ここで、ワイヤレスインターホン1のいず
れか1台、例えば、親機1(#1)を、ワイヤレスコー
ル機器3’からワイヤレス呼出信号を受信して、その呼
出信号を他のワイヤレスインターホン1に転送するよう
にしてもよく、こうすれば、ワイヤレス中継器4がなく
ても、ワイヤレスコール機器3’からの呼出に対応する
ことができる。なお、ワイヤレスコール機器3’からの
呼出信号の周波数を変換して転送してもよい。こうすれ
ば、法規上、使用可能周波数の異なるコール呼出システ
ムと無線通話システムの双方に対応することができる。
また、呼出信号を増幅して転送するようにすれば、ワイ
ヤレス呼出信号を遠くのワイヤレスインターホン1まで
転送することができ、システムの信頼性が向上する。
【0048】以上に示した動作を可能にするため、本シ
ステムは、図5に示すような内部構成をしている。すな
わち、ワイヤレス中継器4は、先述した自動応答釦4
0、スピーカやブザーなどで構成された報知回路41、
ドアホン子器2を接続するために設けられ、このワイヤ
レス中継器4を制御するドアホンインタフェース回路4
2、ワイヤレス通信をするための無線回路43、電源4
4、非常通知音、所定音声、来客音声(いずれも先述)
を録音するためのメモリ45を備える。
【0049】なお、ドアホンインタフェース42は、2
線式信号線Lを通じて、ドアホン子器2の動作電源を供
給するようにしている。これにより、ドアホン子器2に
は電池を搭載する必要がなく、ドアホン子器2の小型
化、軽量化などが可能になる。
【0050】ドアホン子器2は、音声信号の送受をする
ことによって、呼出釦20、録音釦21(いずれも先
述)、スピーカ22とマイク23とを用いた通話や先述
した録音を可能にする通話回路24を備える。
【0051】ワイヤレスインターホン1は、このワイヤ
レスインターホン1を制御する制御回路10、スピーカ
12とマイク13とを用いた通話や先述した録音を可能
にする通話回路11、非常用押釦10,録音釦11,再
生釦12などを備える操作回路14、ワイヤレス通信を
するための無線回路15、電源16、充電池18を充電
するための充電回路17を備える。
【0052】なお、本システムでは、ワイヤレス中継器
4は、その2線式信号線接続端子Tに、ドアホン子器2
から導出した2線式信号線Lを接続する構成としてお
り、この構成によって、既設の有線式のインターホンシ
ステムで使用されている2線式信号線が流用でき、ワイ
ヤレスインターホンシステムを容易に施工できるという
利点がある。なお、本発明ではこれに限られず、例え
ば、ワイヤレス中継器4とドアホン子器2とを同軸線で
接続してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1に記載のワイヤレスインターホンシステ
ムでは、ワイヤレス中継器は、ワイヤレスインターホン
あるいは特定のワイヤレスコール機器から、非常通知音
の出力指示をするワイヤレス信号を受けたときには、非
常通知音をドアホン子器から出力させるので、屋内のど
こからでも、屋外に対して非常通報をすることができ
る。
【0054】また、ワイヤレスインターホンやワイヤレ
スコール機器は、ワイヤレス信号を出力することによっ
て、ワイヤレス中継器に非常通知音の出力指示をする構
成のため、システム施工時に配線不要で、増設も容易に
できる。
【0055】請求項2に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンまたはドアホン
子器で非常通知音を入力し、入力した非常通知音をワイ
ヤレス中継器に出力して録音させるので、ワイヤレス中
継器の設置場所に行かずとも、電波の通じる範囲内であ
れば屋内のどこからでも非常通知音を録音することがで
き、また、屋外からも非常通知音を録音することがで
き、利便である。
【0056】請求項3に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器は、ドアホン子器から
の呼出を受けたときには、所定音声をドアホン子器から
出力させるとともに、ドアホン子器で入力された来客音
声を録音するので、来客時に、住人が不在であったり、
インターホンが通信圏外にあったりして住人が応答でき
なかった場合にも、的確に対処することができる。
【0057】請求項4に記載のワイヤレスインターホン
システムではワイヤレスインターホンで所定音声を入力
し、入力した所定音声をワイヤレス中継器に出力して録
音させるので、ワイヤレス中継器の設置場所に行かずと
も、電波の通じる範囲内であれば屋内のどこからでも所
定音声を録音することができる。
【0058】請求項5に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器は、ワイヤレスインタ
ーホンから、所定音声あるいは来客音声の出力指示をす
るワイヤレス信号を受けたときには、所定音声あるいは
来客音声をそのワイヤレスインターホンに出力して再生
させるので、屋内のどこからでも、不在時における来客
を確認したり、録音した所定音声を確認することがで
き、利便である。
【0059】また、所定音声を伝言としてワイヤレス中
継器に録音しておき、ワイヤレス中継器からワイヤレス
インターホンに伝言を引き出せば、ワイヤレスインター
ホンではその伝言を確認することができ、ワイヤレス中
継器をいわゆる伝言板のように使用することができ、利
便である。
【0060】請求項6に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器は商用電源で動作する
一方、ワイヤレスインターホンは内蔵された充電池で動
作しており、ワイヤレス中継器は、ドアホン子器からの
呼出を受けたときには、所定の呼出音を出力するので、
ワイヤレスインターホンの充電池が電池切れであった
り、ワイヤレスインターホンが通信圏外にあっても、ド
アホン子器からの呼出に対して自身から呼出音を出力し
て、屋内の住人を呼び出すことができる。
【0061】請求項7に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、その充電池
の電池切れを検出したときには、ワイヤレス中継器に対
して、電池切れを通知するワイヤレス信号を出力し、こ
れを受けたワイヤレス中継器は、所定の電池切れ報知音
を出力するので、ワイヤレスインターホンの電池切れを
住人が容易に確認することができ、即座に対処すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの要部構成の一例を示す図であ
る。
【図2】本発明システムの要部構成の他例を示す図であ
る。
【図3】本発明システムの要部構成の更に他例を示す図
である。
【図4】本発明システムの具体的構成例を示す図であ
る。
【図5】本発明システムの内部構成の一例を示す図であ
る。
【図6】従来のインターホンシステムの構成を示す図で
ある。
【図7】従来のインターホンシステムの構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1・・・ワイヤレスインターホン 2・・・ドアホン子器 3,3’・・ワイヤレスコール機器 4・・・ワイヤレス中継器 L・・・2線式信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向山 文祥 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 奥村 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5K038 AA05 CC08 CC12 DD09 DD10 EE05 EE08 GG02 GG03 5K067 AA35 BB08 DD28 EE02 FF25 FF27 FF40 GG01 GG11 KK05 5K101 KK14 LL11 LL14 NN07 NN12 NN15 NN23 NN36 NN37 NN41

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、ドアホン子器を信号線で接続
    したワイヤレス中継器と、ワイヤレスインターホンと、
    ワイヤレスコール機器とを組み合わせて構成したワイヤ
    レスインターホンシステムであって、 上記ワイヤレス中継器は、所定の非常通知音が予め録音
    されており、上記ワイヤレスインターホンあるいは特定
    のワイヤレスコール機器から、上記非常通知音の出力指
    示をするワイヤレス信号を受けたときには、上記非常通
    知音を上記ドアホン子器から出力させる構成としたワイ
    ヤレスインターホンシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記ワイヤレスインターホンまたは上記ドアホン子器で
    上記非常通知音を入力し、入力した非常通知音を上記ワ
    イヤレス中継器に出力して録音させる構成としたワイヤ
    レスインターホンシステム。
  3. 【請求項3】少なくとも、ドアホン子器を信号線で接続
    したワイヤレス中継器と、ワイヤレスインターホンとを
    組み合わせて構成したワイヤレスインターホンシステム
    であって、 上記ワイヤレス中継器は、所定音声が予め録音されてお
    り、上記ドアホン子器からの呼出を受けたときには、上
    記所定音声を上記ドアホン子器から出力させるととも
    に、上記ドアホン子器で入力された来客音声を録音する
    構成としたワイヤレスインターホンシステム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 上記ワイヤレスインターホンで上記所定音声を入力し、
    入力した所定音声を上記ワイヤレス中継器に出力して録
    音させる構成としたワイヤレスインターホンシステム。
  5. 【請求項5】請求項3または請求項4において、 上記ワイヤレス中継器は、上記ワイヤレスインターホン
    から、上記所定音声あるいは上記来客音声の出力指示を
    するワイヤレス信号を受けたときには、上記所定音声あ
    るいは上記来客音声をそのワイヤレスインターホンに出
    力して再生させる構成としたワイヤレスインターホンシ
    ステム。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかにおいて、 上記ワイヤレス中継器は商用電源で動作する一方、上記
    ワイヤレスインターホンは内蔵された充電池で動作して
    おり、 上記ワイヤレス中継器は、上記ドアホン子器からの呼出
    を受けたときには、所定の呼出音を出力する構成とした
    ワイヤレスインターホンシステム。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記ワイヤレスインターホンは、その充電池の電池切れ
    を検出したときには、上記ワイヤレス中継器に対して、
    電池切れを通知するワイヤレス信号を出力し、 これを受けたワイヤレス中継器は、所定の電池切れ報知
    音を出力する構成としたワイヤレスインターホンシステ
    ム。
JP2001048089A 2001-02-23 2001-02-23 ワイヤレスインターホンシステム Pending JP2002252711A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001048089A JP2002252711A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 ワイヤレスインターホンシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001048089A JP2002252711A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 ワイヤレスインターホンシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002252711A true JP2002252711A (ja) 2002-09-06

Family

ID=18909408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001048089A Pending JP2002252711A (ja) 2001-02-23 2001-02-23 ワイヤレスインターホンシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002252711A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262343A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Dx Antenna Co Ltd インターホン
JP2006262341A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Dx Antenna Co Ltd インターホン
JP2006262342A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Dx Antenna Co Ltd インターホン
EP2040448A2 (en) 2007-09-20 2009-03-25 Pioneer Corporation Doorphone system

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006262343A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Dx Antenna Co Ltd インターホン
JP2006262341A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Dx Antenna Co Ltd インターホン
JP2006262342A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Dx Antenna Co Ltd インターホン
JP4616044B2 (ja) * 2005-03-18 2011-01-19 Dxアンテナ株式会社 インターホン
JP4616045B2 (ja) * 2005-03-18 2011-01-19 Dxアンテナ株式会社 インターホン
EP2040448A2 (en) 2007-09-20 2009-03-25 Pioneer Corporation Doorphone system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030013503A1 (en) Intercom module for a wireless system
JP4779247B2 (ja) 住宅情報盤システム
JPS6229327A (ja) 集合住宅情報システム
JP2002252711A (ja) ワイヤレスインターホンシステム
JP2012249259A (ja) ルームモニタシステム及び電話装置
US7526269B1 (en) Remote intercom and automatic dialing system
JP2006222887A (ja) 集合住宅用インターホンシステムの住戸機及び集合住宅用インターホンシステム
JP3627921B2 (ja) 集合住宅通話システム
JPS6065653A (ja) 放送装置
JP3654186B2 (ja) ワイヤレスインターホンシステム
JP5369132B2 (ja) 住宅情報盤システム
JP4010295B2 (ja) 自動通報装置
JPH05347672A (ja) センサ電話機
JP2547249Y2 (ja) 集合住宅用機器
JPS63236427A (ja) コ−ドレス電話機
JP3040531B2 (ja) 通話装置
JP3721988B2 (ja) ワイヤレスインターホンシステム、ワイヤレスコールインターホンシステム
JP2002344637A (ja) ワイヤレスインターホンシステム、ワイヤレスコールインターホンシステム
JP3418433B2 (ja) 宅内交換機
JP2009171281A (ja) 火災報知システム
JP2804495B2 (ja) 電話システム
JP3103720B2 (ja) 端末網制御装置及び電話機コード接続ジャック
JP3073777B2 (ja) 家庭用電話交換システム
JP3654183B2 (ja) インターホンシステム
JP2003037678A (ja) 住宅情報盤親機、住宅情報盤副親機、集合住宅用ハンズフリー通話システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050215