JP2002344637A - ワイヤレスインターホンシステム、ワイヤレスコールインターホンシステム - Google Patents

ワイヤレスインターホンシステム、ワイヤレスコールインターホンシステム

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JP2002344637A
JP2002344637A JP2001149249A JP2001149249A JP2002344637A JP 2002344637 A JP2002344637 A JP 2002344637A JP 2001149249 A JP2001149249 A JP 2001149249A JP 2001149249 A JP2001149249 A JP 2001149249A JP 2002344637 A JP2002344637 A JP 2002344637A
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Japan
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wireless
intercom
call
signal
repeater
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Application number
JP2001149249A
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English (en)
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Fumiyoshi Mukoyama
文祥 向山
Kuniharu Tatezuki
邦治 竪月
Masahiro Kawaguchi
将広 川口
Kazunori Matsumoto
万典 松本
Koichi Okumura
浩一 奥村
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内線呼出をしたワイヤレスインターホンが、通
話チャンネルを確保して、他のワイヤレスインターホン
に対して呼びかけをしている間に、使用中の通話チャン
ネルが他のシステムによって空きチャンネルと判断され
ることを防止することのできるワイヤレスインターホン
システムを提供する。 【解決手段】ワイヤレスインターホン3,4は、所定の
内線呼出操作をしたときには、それぞれの通話チャンネ
ルに対応するいずれかの周波数の信号の有無によって空
きチャンネルを選択して、他のワイヤレスインターホン
3,4との間で通話路を形成し、空きチャンネルに対応
する一方の周波数を使用して、他のワイヤレスインター
ホン3,4に対して音声信号を送出できる構成とし、他
のワイヤレスインターホン3,4は、ワイヤレスインタ
ーホン3,4から音声信号を送出している間、空きチャ
ンネルに対応する他方の周波数を使用して無変調のキャ
リアを出力する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のワイヤレス
インターホンを組み合わせて構成されるワイヤレスイン
ターホンシステムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、広く使用されているワイヤレスイ
ンターホンシステムは、複数のワイヤレスインターホン
を組み合わせて構成されている。
【0003】このものは、送話、受話それぞれに対応す
る周波数を割り当てた複数の通話チャンネル(ここでは
18個の通話チャンネル)と、制御コマンドを送受信す
るための1個の制御チャンネルを備えており、いずれか
のワイヤレスインターホンにおいて、所定の内線呼出操
作をしたときには、それぞれの通話チャンネルに対応す
るいずれかの周波数の信号の有無によって空きチャンネ
ルを選択した後、他の複数のワイヤレスインターホンを
一斉に呼び出し、選択した空きチャンネルを使用した通
話路を形成して、使用中の空きチャンネルに対応する一
方の周波数を使用して、他のワイヤレスインターホンに
対して音声信号を送出することによって、例えば、「ご
はんですよ」や「○○さん応答してください」といった
呼びかけをすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のワイヤレスインターホンシステムでは、呼出側から
被呼出側に対して呼びかけをしている間は、使用中の通
話チャンネルに対応する複数の周波数のうち、一方の周
波数のみを使用して音声信号を送出しているため、他方
の周波数は未使用状態となっており、これにより、他シ
ステムが空きチャンネル選択処理をした結果、使用中の
通話チャンネルが空きチャンネルと判断されてしまうこ
とがあり、他システムからの電波が混信するおそれがあ
った。
【0005】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
のであり、内線呼出をしたワイヤレスインターホンが、
通話チャンネルを確保して、他のワイヤレスインターホ
ンに対して呼びかけをしている間に、使用中の通話チャ
ンネルが他のシステムによって空きチャンネルと判断さ
れることを防止することのできるワイヤレスインターホ
ンシステムを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、複数のワイヤレスインターホンを組み合
わせて構成されるワイヤレスインターホンシステムであ
って、送話、受話それぞれに対応する周波数を割り当て
た複数の通話チャンネルを備えており、ワイヤレスイン
ターホンは、所定の内線呼出操作をしたときには、それ
ぞれの通話チャンネルに対応するいずれかの周波数の信
号の有無によって空きチャンネルを選択して、他のワイ
ヤレスインターホンとの間で通話路を形成し、空きチャ
ンネルに対応する一方の周波数を使用して、他のワイヤ
レスインターホンに対して音声信号を送出できる構成と
し、他のワイヤレスインターホンは、ワイヤレスインタ
ーホンから音声信号を送出している間、空きチャンネル
に対応する他方の周波数を使用して無変調のキャリアを
出力する構成とした。
【0007】請求項2に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、音声信号の
送出終了後には、応答した1つの被呼出側のワイヤレス
インターホンとの間でのみ、空きチャンネルを使用した
通話路を形成して、内線通話をする構成とした。
【0008】請求項3に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、ハンズフリ
ー通話機能を備える構成とした。
【0009】請求項4に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ドアホン子器を信号線を介して接続した
ワイヤレス中継器を更に備えており、このワイヤレス中
継器が、ワイヤレスインターホンとの間で、所定のワイ
ヤレス信号の送受をすることによって、ドアホン子器と
ワイヤレスインターホンとの通話をさせる構成とした。
【0010】請求項5に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器とワイヤレスインター
ホンとの間で、所定のワイヤレス信号の送受をすること
によって、ワイヤレスインターホンでドアホン子器のモ
ニタリングをする構成とした。
【0011】請求項6に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンにおける設定操
作によって、ワイヤレスインターホンとドアホン子器と
の間の強制送話/強制受話の設定をする構成とした。
【0012】請求項7に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器における設定操作によ
って、ワイヤレスインターホンとドアホン子器との間の
強制送話/強制受話の設定をする構成とした。
【0013】請求項8に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、それぞれの
通話チャンネルに対応するいずれかの周波数の信号の有
無によって空きチャンネルを選択して、ドアホン子器と
の間で通話路を形成して通話する構成とした。
【0014】請求項9に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器は、所定操作によっ
て、接続されるドアホン子器を定義し、ワイヤレスイン
ターホンは、所定操作によって、対応するドアホン子器
を設定するようになっており、ワイヤレスインターホン
は、設定したドアホン子器が定義されたワイヤレス中継
器との間でのみワイヤレス信号の送受をする構成とし
た。
【0015】請求項10に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ワイヤレス信号は、同じ制御コマンド
を規定した複数のデータフレームを含んでおり、ワイヤ
レス中継器及びワイヤレスインターホンは、複数のデー
タフレームのうち、何番目のデータフレームを受信する
かによって、そのデータフレームで規定される制御コマ
ンドを実行するタイミングを決定する構成とした。
【0016】請求項11に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ワイヤレス中継器は、ドアホン子器の
種類によって通話音量を切り替える通話音量切換スイッ
チを備えており、この通話音量切換スイッチの操作によ
って、ドアホン子器及びワイヤレスインターホンに対す
る音声信号の出力レベルを切り替える構成とした。
【0017】請求項12に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ワイヤレスインターホンは、ドアホン
子器をモニタリングするためのドアホンモニタ釦を備え
ており、このドアホンモニタ釦の操作によって、ワイヤ
レス中継器に対してワイヤレス信号を出力して呼び出
し、これを受け付けたワイヤレス中継器は、ドアホン子
器に入力された音声をワイヤレスインターホンに対して
出力して、ワイヤレスインターホンにおけるドアホン子
器のモニタリングをさせる構成とした。
【0018】請求項13に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ワイヤレスインターホンは、ドアホン
子器と通話をするためのドアホン通話釦を備えており、
このドアホン通話釦の操作によって、ワイヤレス中継器
に対してワイヤレス信号を出力して呼び出し、これを受
け付けたワイヤレス中継器は、ドアホン子器とワイヤレ
スインターホンとの間の通話路を形成する構成とした。
【0019】請求項14に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ワイヤレス中継器は、ドアホン子器の
動作電源を供給する電源供給手段を備えており、信号線
を通じた電源供給をする構成とした。
【0020】請求項15に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ワイヤレス中継器は、信号線として、
2線式信号線を接続するための端子を備える構成とし
た。
【0021】請求項16に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、請求項1〜請求項15のいずれ
かに記載のワイヤレスインターホンシステムに、手動操
作によってワイヤレス信号を出力するワイヤレスコール
機器を組み合わせて構成した。
【0022】請求項17に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、イヤレスインターホンのうち、
いずれか1台をワイヤレスインターホン親機とし、その
親機のみに、自身以外の全ての機器を登録設定する構成
とした。
【0023】請求項18に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、ワイヤレスコール機器からワイヤレス信号を受信し
たときには、所定のコール呼出をするとともに、その出
力レベルを増幅して、他のワイヤレスインターホンに対
して出力することによって、所定のコール呼出をさせる
構成とした。
【0024】請求項19に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホンのう
ち、ワイヤレスインターホン親機以外の少なくとも1台
を、ワイヤレスインターホン副親機とする構成とした。
【0025】請求項20に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、2つの監視周波数を順次切り替えることによって、
ワイヤレス信号の存在を監視しており、いずれか一方の
監視周波数のワイヤレス信号が存在していれば、監視周
波数を固定してそのワイヤレス信号を受信し、受信した
ワイヤレス信号よりデータフレームを取り込む構成とし
た。
【0026】請求項21に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、3つの監視周波数を順次切り替えることによって、
ワイヤレス信号の存在を監視しており、いずれかの監視
周波数のワイヤレス信号が存在していれば、監視周波数
を固定してそのワイヤレス信号を受信し、受信したワイ
ヤレス信号よりデータフレームを取り込む構成とした。
【0027】請求項22に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、自身以外の機器の登録設定状態によって、不要な監
視周波数を判断し、その監視周波数に切り替わったとき
には、監視動作を中断する構成としたワイヤレスコール
インターホンシステム。
【0028】請求項23に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、ワイヤレスコール機器からのワイヤレス信号の受け
付けを、通話開始指示と判断する構成とした。
【0029】請求項24に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、特定のワイヤレスコール機器からのワイヤレス信号
を受け付けたときには、ワイヤレス中継器に対してワイ
ヤレス信号を出力して、そのワイヤレス中継器に接続さ
れたドアホン子器から所定の警報音を出力させる構成と
した。
【0030】請求項25に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスコール機器は、窓や
扉の開閉によって、オン信号、オフ信号をワイヤレス信
号として出力する接点入力送信器で構成されており、ワ
イヤレスインターホン親機は、この接点入力送信器から
のオン信号、オフ信号の入力に同期して、他のワイヤレ
スインターホンに対して、ワイヤレス信号を出力するこ
とによって呼び出す構成とした。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、本発明のワイヤ
レスインターホンシステムの要部構成の一例を示す図で
ある。
【0032】このシステムでは、2線式信号線Lでドア
ホン子器2を接続したワイヤレス中継器1、ワイヤレス
インターホン親機3、ワイヤレスインターホン副親機4
を組み合わせて構成し、ワイヤレス中継器1とワイヤレ
スインターホン3,4との間で、ワイヤレス信号の送受
をすることによって、ワイヤレス中継器1とワイヤレス
インターホン3,4との間の通話をさせる構成としてい
る。
【0033】ワイヤレス中継器1は、ドアホン子器2か
らの呼出検知、ドアホン子器2に対する給電、ドアホン
子器2とワイヤレスインターホン3,4間の通話路の形
成をし、ワイヤレス中継器1をドアホン子器2に電気的
に接続するためのドアホンインタフェース10と、ワイ
ヤレスインターホン3,4との間で、ワイヤレス信号の
送受をするための無線回路11とを備える。
【0034】ワイヤレスインターホン3,4は、ドアホ
ン子器2や他のワイヤレスインターホン3,4との間
で、ワイヤレス信号の送受をするための無線回路35
と、ドアホン子器2や他のワイヤレスインターホン3,
4との間で、スピーカ32、マイク33を用いたハンズ
フリー通話を可能にする通話回路31とを備える。通話
回路31には、ハンズフリーICを設けており、通話相
手との間でハンズフリー通話をすることが可能となって
いる。
【0035】このような構成にすることによって、ドア
ホン子器2とワイヤレス中継器1とを施工しておけば、
ワイヤレスインターホン3をユーザが任意の場所に設置
または移動させて、どこででもハンズフリー通話をする
ことができ、利便性が高い。
【0036】また、ワイヤレス中継器1を屋内に設けて
おけば、ワイヤレスインターホン3,4との間でのワイ
ヤレス信号の送受を屋内ですることができ、電波状態が
良好に保て、ドアホン子器2とワイヤレスインターホン
3,4とのハンズフリー通話が快適にできる。
【0037】通話回路31のハンズフリーICは、スピ
ーカ32に対する音声信号と、マイク33からの音声信
号とを比較し、そのレベルの高い方のみを流すため、ス
ピーカ32側、マイク33側それぞれのアンプを相互に
オンオフするものであるが、ワイヤレスインターホン
3,4での所定操作、例えば、後述するドアホン応答釦
34などの所定時間以上の押し操作によって、ハンズフ
リーICに対して、強制送話や強制受話の指示ができる
ようにしておけば、屋外または屋内で騒音が生じ、ハン
ズフリーICの比較処理に影響がでて通話が困難となっ
た場合でも、簡単な操作をするだけで、強制送話や強制
受話をすることができる。なお、このハンズフリーIC
は、ワイヤレスインターホン3,4側ではなく、ワイヤ
レス中継器1側に設けてもよい。こうすれば、ワイヤレ
スインターホン3,4が、ワイヤレス中継器1のハンズ
フリーICを共用化できる。
【0038】図2は、本発明のワイヤレスコールインタ
ーホンシステムの要部構成の一例を示す図である。この
ものは、2台のドアホン子器2(#1,#2)のそれぞ
れを、2線式信号線Lで接続したワイヤレス中継器1
(#1,#2)と、ワイヤレスインターホン3,4とを
組み合わせて構成したワイヤレスインターホンシステム
に、押釦、スイッチ、引き紐などの操作といった手動操
作によって、ワイヤレス呼出信号を出力するワイヤレス
コール機器6を組み合わせて構成している。なお、5は
ワイヤレスインターホン子機を示しており、その機能に
ついては後述する。
【0039】このような構成にすることによって、互い
に離れた2箇所での必要に応じて、コール呼出と無線通
話とを使い分けることができる。
【0040】ここで、図1、2において、ワイヤレス中
継器1は、その2線式信号線接続端子Tに、ドアホン子
器2から導出した2線式信号線Lを接続する構成として
おり、この構成によって、既設の有線式のインターホン
システムで使用されている2線式信号線が流用でき、ワ
イヤレスインターホンやワイヤレスコールインターホン
システムを用意に施工できるという利点がある。なお、
本発明ではこれに限られず、例えば、ワイヤレス中継器
1とドアホン子器2とを同軸線で接続してもよい。
【0041】図3は、ワイヤレスインターホン3,4が
ドアホン子器2からの呼出に対して応答した際の通話路
形成動作について説明するための図である。ワイヤレス
信号の送受信チャンネルとしては、図4に示すように、
通話チャンネル(1〜18CH)と制御チャンネル(1
9CH)との計19CHが用意されており、通話チャン
ネルの各々に対して、送話、受話それぞれに対応する周
波数を割り当てるとともに、制御チャンネルに対して、
制御コマンドの送信、受信それぞれに対応する周波数を
割り当てている。
【0042】図3に示すように、ドアホン子器2におい
て、所定の呼出操作をすれば、ワイヤレス中継器1がこ
れを検知して、制御チャンネルのキャリアセンスのあ
と、制御チャンネルを通じてドアホン呼出信号を出力す
る。
【0043】すると、このドアホン呼出信号をワイヤレ
スインターホン3,4が受け付け、ドアホン呼出音を出
力し、応答操作があれば、応答操作されたワイヤレスイ
ンターホン3,4が、MCA(マルチチャンネルアクセ
ス)方式で、18CHある通話チャンネルから空きチャ
ンネルを選択し(例えば5CH)、制御チャンネルのキ
ャリアセンスのあと、制御チャンネルを通じてドアホン
呼出受付信号を出力する。なお、通話チャンネルの空き
チャンネルが確保できなかったときには、ワイヤレス中
継器1、ワイヤレスインターホン3,4は、通話チャン
ネル不確保報知をする。
【0044】ドアホン呼出受付信号は、選択された空き
チャンネルの情報とともに出力され、これを受け付けた
ワイヤレス中継器1は、制御チャンネルのキャリアセン
スのあと、制御チャンネルを通じて直接通話開始信号を
出力し、これをワイヤレスインターホン3,4が受け付
ける。
【0045】そして、ワイヤレス中継器1は、選択され
た通話チャンネル(5CH)のキャリアセンスのあと、
その通話チャンネルを通じて確認応答信号を出力し、こ
れをワイヤレスインターホン3,4が受け付ければ通話
が開始され、通話時の音声信号が、通話チャンネル(5
CH)を通じて、ワイヤレス中継器1とワイヤレスイン
ターホン3,4との間で送受される。
【0046】そして、ワイヤレスインターホン3,4で
通話終了操作があったり、所定時間が経過してタイムア
ップすると、ワイヤレスインターホン3,4は、使用し
ている通話チャンネル(5CH)を通じて直接通話終了
信号を出力し、これをワイヤレス中継器1が受け付けれ
ば通話が終了する。
【0047】ワイヤレス中継器1は、内部の設定スイッ
チの操作によって、接続されるドアホン子器2を定義
し、ワイヤレスインターホン3,4は、内部の設定スイ
ッチの操作によって、対応するドアホン子器2を設定で
きるようになっている。
【0048】すなわち、ワイヤレス中継器1では、接続
されたドアホン子器2を「ドアホン子器1」、「ドアホ
ン子器2」のいずれかに定義し、ワイヤレスインターホ
ン1,2では、対応するドアホン子器2を「ドアホン子
器1対応」、「ドアホン子器2対応」、「ドアホン子器
1,2対応」、「未対応」というように設定できる。
【0049】例えば、図2とともに説明すれば、ワイヤ
レス中継器1(#1)で「ドアホン子器1」と定義さ
れ、ワイヤレス中継器1(#2)で「ドアホン子器2」
と定義されている場合、ワイヤレスインターホン3,4
では、対応するドアホン子器2の設定によって、次のよ
うに動作をする。
【0050】1.「ドアホン子器1対応」の場合:通話
開始操作をする毎に、「待機」→「ドアホン子器2(#
1)との通話」→「待機」と動作する。
【0051】2.「ドアホン子器2対応」の場合:通話
開始操作をする毎に、「待機」→「ドアホン子器2(#
2)との通話」→「待機」と動作する。
【0052】3.「ドアホン子器1,2対応」の場合:
通話開始操作をする毎に、「待機」→「ドアホン子器2
(#1)との通話」→「ドアホン子器2(#2)との通
話」→「待機」と動作する。
【0053】4.「未対応」の場合:通話開始操作をし
ても、ドアホン子器2(#1)、ドアホン子器2(#
2)のいずれとも通話できない。
【0054】なお、この場合の通話においても、先述し
たMCA方式によって空いている通話チャンネルを選択
し、その通話チャンネルを用いた通話をする。
【0055】このように、ワイヤレス中継器1は、接続
されるドアホン子器2を定義し、ワイヤレスインターホ
ン3,4は、対応するドアホン子器2を設定できる構成
としているため、システム内においてドアホン子器2を
複数台設けることができ、例えば、玄関口と勝手口の2
箇所でドアホン子器2を使用したい場合や、2世帯住宅
などでドアホン子器2を使用したいといったニーズに
も、1つのシステムで対応することができる。また、ワ
イヤレスインターホン3,4での通話開始操作によっ
て、対応するドアホン子器2と通話することができるの
で、ドアホン子器2からの呼出を受けての通話がタイム
アップした場合に通話再開をしたり、ドアホン子器2の
周辺にいる子供などに対して、音声で呼びかけをするこ
とができる。また、ワイヤレスインターホン3,4間
で、ワイヤレス信号の送受をすることによって、内線通
話することもでき、これについて、図5とともに説明す
る。
【0056】例えば、親機3において、所定の内線呼出
をすれば、それぞれの通話チャンネルに対応するいずれ
かの周波数の信号の有無によって空きチャンネルを選択
した後、副親機4を一斉に呼び出し、選択した空きチャ
ンネル(例えば1ch)を使用した通話路を形成して、
1chに対応する一方の周波数(例えば421.575
0MHz)を使用して、副親機4に対して音声信号を送
出することによって、例えば、「ごはんですよ」や「○
○さん応答してください」といった呼びかけをすること
ができる。
【0057】このとき、副親機4は、使用中の空きチャ
ンネル、すなわち、1chに対応する他方の周波数(4
40.0250MHz)を使用して、無変調のキャリア
を出力する。これにより、内線呼出をした親機3が、通
話チャンネルを確保して、副親機4に対して呼びかけを
している間に、使用中の通話チャンネルが他のシステム
によって空きチャンネルと判断されることを防止するこ
とができ、他システムからの電波の混信がなくなる。
【0058】その後、いずれか1台の副親機4(例えば
副親機4(#1))が応答したときには、応答した1台
の副親機4(#1)が空きチャンネルを選択し(例えば
10CH)、その空きチャンネルを通じた1:1の通話
を可能とする。なお、1:1の通話をしているときに
は、通話内容は他のワイヤレスインターホン3,4には
漏れない。
【0059】このように、ドアホン通話、内線通話いず
れの場合でも、空いている通話チャンネルを選択するの
で、制御チャンネルさえ使用中でなければ、通話チャン
ネルの個数だけ、通話ペアを作ることができ、通話路が
1つしかない、従来の有線式のシステムでは成しえなか
った複数ペアの同時並行通話が可能となる。通話に参加
していないワイヤレスインターホン3,4については、
先述したようなドアホン子器2との通話をしたり、後述
するようなコール呼出を受けることが可能である。
【0060】更に、ワイヤレスインターホン3,4とワ
イヤレス中継器1との間で、ワイヤレス信号の送受をす
ることによって、ワイヤレスインターホン3,4からド
アホン子器2のモニタリング、すなわち、ワイヤレスイ
ンターホン3,4で、ドアホン子器2の周囲の音を確認
をすることができる。なお、モニタリングをしていると
きは、ワイヤレスインターホン3,4側の音は、ドアホ
ン子器2側には出力しない。
【0061】例えば、先述したように、ワイヤレス中継
器1(#1)で「ドアホン子器1」と定義され、ワイヤ
レス中継器1(#2)で「ドアホン子器2」と定義され
ている場合、ワイヤレスインターホン3,4では、対応
するドアホン子2の設定によって、次のように動作をす
る。
【0062】1.「ドアホン子器1対応」の場合:モニ
タ開始操作をする毎に、「待機」→「ドアホン子器2
(#1)のモニタリング」→「待機」と動作する。
【0063】2.「ドアホン子器2対応」の場合:モニ
タ開始操作をする毎に、「待機」→「ドアホン子器2
(#2)のモニタリング」→「待機」と動作する。
【0064】3.「ドアホン子器1,2対応」の場合:
モニタ開始操作をする毎に、「待機」→「ドアホン子器
2(#1)のモニタリング」→「ドアホン子器2(#
2)のモニタリング」→「待機」と動作する。
【0065】4.「未対応」の場合:モニタ開始操作を
しても、ドアホン子器2(#1)、ドアホン子器2(#
2)のいずれもモニタリングできない。
【0066】図6は、先述したワイヤレス信号の構成を
示している。この信号は、同じ制御コマンドを規定した
複数のデータフレームを含んでいる。
【0067】これは、ワイヤレス中継器1、ワイヤレス
インターホン3,4が、ワイヤレス信号を間欠受信して
おり、更に、データ伝送の信頼性を向上させるためであ
るが、ワイヤレス信号を複数台の機器が受信し、その制
御コマンドに基づく動作、例えば、ワイヤレス呼出信号
を受信し、呼出音を出力する場合、「データフレーム
1」を受信して動作をする機器と、「データフレーム
5」を受信して動作をする機器とでは、最大4フレーム
分の時間分、時間差が発生する(図示するように1フレ
ームあたり60msとすると最大240msの時間差が
発生する)。
【0068】これを防止するために、ワイヤレス中継器
1、ワイヤレスインターホン3,4では、図7に示すよ
うに、受信フレームに対応して、動作処理待ち時間を設
定している。これにより、ワイヤレスインターホン3,
4は、受信フレームに応じて、そのフレームで規定され
た制御コマンドの実行を動作処理待ち時間分遅らせるこ
とができ、システムの全ての機器が同じタイミングで、
制御コマンドを実行することができ、ドアホン子器2か
らの呼出に対して、全てのワイヤレスインターホン3,
4で同じタイミングで呼出音を出力するなどの動作が可
能となる。
【0069】ワイヤレスインターホンシステムは、後述
する動作を可能とするため、その内部構成は、図8に示
すようになっている。なお、ここでは、ワイヤレスイン
ターホンを代表して、ワイヤレスインターホン親機3の
内部構成を示しているが、ワイヤレスインターホン副親
機4を適用した場合も、その内部構成、動作は親機3と
同様である。
【0070】ワイヤレス中継器1は、ドアホンインタフ
ェース回路10と、無線回路11(いずれも先述)と、
電源12とを備える。このワイヤレス中継器1は、従来
のドアホン子器が備えていた、無線通信機能、電源機能
を備え、更に、従来のワイヤレスインターホンが備えて
いた、ドアホン子器からの呼出検知機能、ドアホン子器
との通話路形成機能を備えている。なお、ドアホンイン
タフェース10は、本発明の電源供給手段を構成してお
り、2線式信号線Lを通じて、ドアホン子器2の動作電
源を供給する。これにより、ドアホン子器2には電池を
搭載する必要がなく、ドアホン子器2の小型化、軽量化
などが可能になる。
【0071】ドアホン子器2は、来訪者が住人を呼び出
すために操作し、応答した住人と通話する機能があり、
音声信号の送受をすることによって、スピーカ21とマ
イク22とを用いた通話を可能にする通話回路20と、
呼出釦23とを備える。
【0072】ワイヤレスインターホン3は、通話相手と
ワイヤレス信号の送受をして、ハンズフリー通話をする
機能があり、このワイヤレスインターホン3を制御する
制御回路30と、先述した通話回路31と、ドアホン子
器2からの呼出に対して応答操作をするためのドアホン
応答釦34と、先述した無線回路35と、電源36と、
充電池38を充電するための充電回路37とを備える。
【0073】このような構成の動作について、図9のタ
イムチャートとともに説明する。例えば、ドアホン子器
2の呼出釦23が操作されたときには、これをワイヤレ
ス中継器1が検知してドアホン子器2に給電を開始す
る。
【0074】このとき、ワイヤレス中継器1からは、ワ
イヤレス呼出信号が出力され、これをワイヤレスインタ
ーホン3が受け付け、所定の呼出音を出力する。これに
対して、ワイヤレスインターホン3で応答操作があれ
ば、ワイヤレス中継器1がこれを受け付け、ワイヤレス
インターホン3とドアホン子器2との間の通話路を形成
して、これらの間での通話を可能とする。
【0075】そして、ワイヤレスインターホン3で、ド
アホン応答釦34を再度操作するなどの通話終了操作が
あれば、ワイヤレス中継器1がこれを受け付け、ワイヤ
レスインターホン3とドアホン子器2との通話路を切断
する。なお、ワイヤレスインターホン3での通話終了操
作がなくても、通話開始から一定時間が経過すれば、自
動的に通話路が遮断される。
【0076】図10は、ワイヤレスインターホンシステ
ムの内部構成の第2例を示す図である。このものでは、
ワイヤレス中継器1に代わってワイヤレス中継器1Aを
備えている。ワイヤレス中継器1Aでは、接続するドア
ホン子器2の種類によって通話音量を切り替えるための
通話音量切換SW13を付加しており、この通話音量切
換SW13を操作することによって、ドアホン子器2及
びワイヤレスインターホン3に対する音声信号の出力レ
ベルを切り替える。
【0077】このように、通話音量切換SW13の操作
によって、ワイヤレス中継器1Aが、ドアホン子器2及
びワイヤレスインターホン3に対する音声信号の出力レ
ベルを切り替えるので、ワイヤレス中継器1Aにどの種
類のドアホン子器2が接続されても、最適な通話音量に
てドアホン通話をすることができる。なお、ドアホン子
器2に対する音声信号の出力レベルと、ワイヤレスイン
ターホン3に対する音声信号の出力レベルは、通話音量
切換SW13の操作によって、互いに連動して切り替わ
ってもよいし、各々独立して切り替わってもよい。
【0078】図11は、ワイヤレスインターホンシステ
ムの要部構成の第3例を示す図である。このものでは、
ワイヤレスインターホン3に代わってワイヤレスインタ
ーホン3Aを備えており、ワイヤレスインターホン3A
では、ドアホン子器2をモニタリングするためのドアホ
ンモニタ釦39を付加している。
【0079】このような構成の動作について、図12の
タイムチャートとともに説明する。すなわち、ワイヤレ
スインターホン3は、ドアホンモニタ釦39の操作によ
って、ワイヤレス中継器1に対してワイヤレス信号を出
力して呼び出し、これを受け付けたワイヤレス中継器1
は、ドアホン子器2に対して給電を開始して動作させ、
そのドアホン子器2に入力された音声をワイヤレスイン
ターホン3に対して出力させて、モニタリングを可能と
する。
【0080】このように、ドアホンモニタ釦39の操作
によって、ワイヤレス中継器1が、ドアホン子器2に入
力された音声をワイヤレスインターホン3Aに出力し
て、モニタリングをさせるので、ドアホンモニタ釦39
の操作をすれば、ワイヤレスインターホン3Aから、ド
アホン子器2を通じて屋外の様子が確認でき、防犯効果
を向上させることができる。なお、ドアホンモニタ釦3
9を新規に設けずに、既存の釦の所定操作(例えば長時
間押し)によって、モニタリングを可能にするようにし
てもよい。
【0081】そして、ワイヤレスインターホン3で、ド
アホンモニタ釦39を再度操作するなどのモニタリング
終了操作があれば、ワイヤレス中継器1がこれを受け付
け、ワイヤレスインターホン3からのドアホン子器2の
モニタリングを終了する。なお、ワイヤレスインターホ
ン3でのモニタリング終了操作がなくても、モニタリン
グ開始から一定時間が経過すれば、自動的にモニタリン
グが終了される。
【0082】図13は、ワイヤレスインターホンシステ
ムの要部構成の第4例を示す図である。このものでは、
ワイヤレスインターホン3に代わってワイヤレスインタ
ーホン3Bを備えており、ワイヤレスインターホン3B
では、ドアホン子器2との通話をするためのドアホン通
話釦40を付加している。
【0083】このような構成の動作について、図14の
タイムチャートとともに説明する。すなわち、ワイヤレ
スインターホン3Bは、ドアホン通話釦40の操作によ
って、ワイヤレス中継器1に対してワイヤレス信号を出
力して呼び出し、これを受け付けたワイヤレス中継器1
はドアホン子器2に給電を開始し、ワイヤレスインター
ホン3とドアホン子器2との間の通話路を形成して、こ
れらの間での通話を可能とする。
【0084】このように、ドアホン通話釦40の操作に
よって、ワイヤレス中継器1は、ドアホン子器2とワイ
ヤレスインターホン3Bとの間の通話路を形成するの
で、来客中にドアホン通話がタイムアップしたときの通
話再開をしたり、玄関先など、ドアホン子器2の設置場
所の近辺にいる人(子供など)に対して、呼びかけをし
たい場合には、ドアホン通話釦40を操作するだけで、
ドアホン子器40と通話状態にできる。なお、ドアホン
通話釦40を新規に設けずに、既存の釦の所定操作(例
えば長時間押し)によって、ドアホン通話を可能にする
ようにしてもよい。
【0085】ここで、ワイヤレスインターホン3は、ド
アホン子器2が2台ある場合に備えて、いずれか、ある
いは両方のドアホン子器2に対して呼び出し、通話する
ことができるようにしている。両方のドアホン子器2を
呼び出して通話する動作は、1台目のドアホン子器2を
呼び出して通話が終了した後、2台目のドアホン子器2
を呼び出して通話するという動作をする。なお、いずれ
かのドアホン子器2との通話のタイムアップ後、所定時
間の間は、通話をしていたドアホン子器2の呼出を可能
にしている。
【0086】そして、ワイヤレスインターホン3で、ド
アホン通話釦40を再度操作するなどの通話終了操作が
あれば、ワイヤレス中継器1がこれを受け付け、ワイヤ
レスインターホン3とドアホン子器2との通話路を切断
する。なお、ワイヤレスインターホン3での通話終了操
作がなくても、通話開始から一定時間が経過すれば、自
動的に通話路が遮断される。
【0087】次に、図2に示すワイヤレスコールインタ
ーホンシステムについて、以下に説明する。ワイヤレス
インターホン親機3、ワイヤレスインターホン副親機
4、ワイヤレスインターホン子機5は、それぞれ、親
機、副親機、子機としての機能を実行するのに適した無
線モジュールを搭載している。
【0088】すなわち、親機3は、親機としての機能を
実行するため親型モジュールを搭載しており、ワイヤレ
ス中継器1、副親機4、子機5との間でワイヤレス信号
の送受ができる。
【0089】また、副親機4は、副親機としての機能を
実行するため、親型モジュールと子型モジュールの双方
を搭載しており、ワイヤレス中継器1、親機3、他の副
親機4、子機5との間でワイヤレス信号の送受ができ
る。
【0090】更に、子機5は、子器としての機能を実行
するため、子型モジュールを搭載しており、親機3との
間でのみワイヤレス信号の送受ができる。
【0091】これについて、図示したものが図15であ
り、機器間の通信可否状態を表にしている。この表を参
照しても理解できるように、親機3、副親機4では、2
台のワイヤレス中継器1と通信ができ、先述したよう
に、ドアホン子器2からの呼出に対する通話、ドアホン
子器2を呼び出しての通話、ドアホン子器2のモニタリ
ングができる。
【0092】親機3は、副親機4と通信ができ、副親機
4は、親機3や他の副親機4と通信ができる。これによ
り、親機3は副親機4を呼び出した内線通話ができ、副
親機4は、親機3や他の副親機4を呼び出した内線通話
ができる。子機5は、親機3のみと通信ができ、親機3
を呼び出した内線通話ができる。
【0093】特に、副親機4は、親機3や他の副親機4
と通信できるため、副親機4では、親機3や副親機4の
中から、フレキシブルに通信相手を設定することがで
き、利便である。また、従来では、親機3と子機5の
1:1、又は、1:Nのシステムしか構築することがで
きなかったが、この副親機4を使用することによって、
どのペアでも通信可能な3台以上のシステムが構築でき
る。
【0094】ここで、親機3から出力されるワイヤレス
信号の周波数は440MHz、副親機4から出力される
ワイヤレス信号の周波数は440MHz、子機5から出
力されるワイヤレス信号の周波数は421MHz、ワイ
ヤレスコール機器Cから出力されるワイヤレス信号の周
波数は426MHzとしている。
【0095】ワイヤレス中継器1、ワイヤレスインター
ホン親機3、ワイヤレスインターホン副親機4、ワイヤ
レスインターホン子機5、ワイヤレスコール機器6の各
々は、予め固有のID番号が登録されており、ワイヤレ
スインターホン親機3では、自身のID番号以外に、シ
ステムに存在する他の機器、すなわち、ワイヤレス中継
器1、ワイヤレスインターホン副親機4、ワイヤレスイ
ンターホン子機5、ワイヤレスコール機器6のID番号
を登録するようにしている。
【0096】これについて、図16,17とともに説明
する。親機3では、図16に示すように、自身のID番
号の他、被登録機器となる機器のID番号を登録可能と
しており、図17に示すように、親機3の登録釦を操作
するなどの所定操作によって、親機3のモードを通常使
用モードから登録モードに移行させる。その後、被登録
機器の登録送信釦を操作するなどの所定操作によって、
被登録機器のID番号を含む登録信号を親機3に出力し
てそのID番号を登録させる。
【0097】そして、親機3からは、自身のID番号を
システムIDとして登録信号に含ませて被登録機器に返
信し、図16に示すように、被登録機器にそのシステム
IDを登録させ、親機3が、被登録機器から登録完了信
号を受信すれば、登録処理が終了し、元の通常使用モー
ドに戻る。なお、親機3では、登録モードに移行してか
ら所定時間が経過すれば、自動的に通常使用モードに戻
る。
【0098】このように、親機3のみに、自身以外の全
ての機器を登録設定するようにしているので、1システ
ムを構築する際に、被登録機器1台の登録に、1システ
ムを構成する台数分の登録作業をする必要がなく、被登
録機器1台の登録が、親機3に対する1回の登録作業だ
けですみ、利便である。
【0099】機器から他の機器に対してワイヤレス信号
を出力するときには、自身のIDコードの他に、先述し
た登録処理にて登録されたシステムIDを含ませるよう
にしており、これを受信した機器では、システムIDが
自身のシステムIDと一致するかどうかを判断し、一致
しているときに、同一システムからの指示と判断して、
受信したワイヤレス信号を受け付ける。
【0100】ワイヤレスインターホン親機3は、2つの
監視周波数を順次切り替えることによって、ワイヤレス
信号の存在を監視しており、いずれか一方の監視周波数
のワイヤレス信号が存在していれば、監視周波数を固定
してそのワイヤレス信号を受信し、受信したワイヤレス
信号よりデータフレームを取り込む。
【0101】ワイヤレスインターホン親機3は、図18
に示すように、キャリア有無確認モードを実行して、例
えば、50ms毎に、監視周波数1、監視周波数2を順
次切り替えて、これら2つの監視周波数のワイヤレス信
号の存在を監視している。
【0102】そして、ある監視周波数、例えば、監視周
波数1のワイヤレス信号が存在すれば、送信データ有無
確認モードに移行し、監視周波数1の監視を50ms延
長して、存在するワイヤレス信号にデータフレームが含
まれているかどうかを確認する。
【0103】このとき、データフレームが含まれていな
ければ、元のキャリア有無確認モードに戻るが、含まれ
ていれば、送信データ取り込みモードに移行して、送信
データ取り込み時間を設けて、その時間内にデータフレ
ームを取り込む。なお、送信データ取り込み時間は、最
低でもデータフレームの送信時間の2倍は必要である。
【0104】このようにすれば、先述したように、ワイ
ヤレスコール機器6からは426MHzのワイヤレス信
号が出力され、副親機4からは440MHzのワイヤレ
ス信号が出力されるので、これら2つの周波数の信号を
順次監視し、存在するワイヤレス信号の周波数の違いに
より、ワイヤレスコール機器6からのものか、副親機4
からのものかを判断することができる。また、2つの受
信回路を動作させる必要がなく、1つの受信回路の動作
で、2周波数分のワイヤレス信号の監視、受信が可能と
なり、消費電力を半減できる。
【0105】ワイヤレスコール機器6は、押釦、スイッ
チ、引き紐などの操作といった手動操作がなされると、
図19に示すように、ワイヤレス呼出信号を1mWで出
力する。すると、ワイヤレスインターホン親機3は、先
述した処理によって、ワイヤレスコール機器6からのワ
イヤレス呼出信号を受け付け、その信号から送信データ
を取り込み、取り込んだ送信データに基づいて、所定の
コール呼出をするとともに、図19に示すように、副親
機4や子機5に対して、受信したワイヤレス呼出信号を
10mWで転送する。これを受け付けた副親機4,子機
5は、所定のコール呼出をする。
【0106】このように、親機3は、ワイヤレスコール
機器6からワイヤレス信号を受信したときには、そのレ
ベルを増幅して副親機4,子機5に転送するので、遠く
に離れた副親機4,子機5にも信号を転送でき、システ
ムの信頼性が向上する。
【0107】ここで、ワイヤレスインターホン親機3
は、受信したワイヤレス信号の周波数を変換して、ワイ
ヤレスインターホン副親機4に転送してもよい。こうす
れば、法規上、使用可能周波数の異なるコール呼出シス
テムと無線通話システムの双方に対応することができ
る。
【0108】なお、ワイヤレスコール機器6の電池切れ
で、出力されるワイヤレス呼出信号のレベルが低い場合
には、ワイヤレスインターホン3,4は、ワイヤレスコ
ール機器電池切れ報知、例えば、ワイヤレスコール機器
電池切れ報知音を出力する。コール呼出を受けているワ
イヤレスインターホン3,4は、ドアホン子器2との通
話が可能であるが、その際のコールLEDの点灯は、ド
アホン通話終了後になされる。
【0109】ワイヤレスインターホン親機3は、キャリ
ア有無確認モードを、図20に示すように行ってもよ
い。ここでは、50ms毎に、監視周波数1、監視周波
数2、監視周波数3を順次切り替えて、これら3つの監
視周波数のワイヤレス信号の存在を監視している。そし
て、ある監視周波数、例えば、監視周波数1のワイヤレ
ス信号が存在すれば、先述した送信データ有無確認モー
ド、送信データ取り込みモードを順次実行する。
【0110】このようにすれば、先述したように、ワイ
ヤレスコール機器6からは426MHzのワイヤレス信
号が出力され、副親機4からは440MHzのワイヤレ
ス信号が出力され、ワイヤレスインターホン子機5から
は421MHzのワイヤレス信号が出力されるので、こ
れら3つの周波数の信号を順次監視し、存在するワイヤ
レス信号の周波数の違いにより、ワイヤレスコール機器
6からのものか、副親機4からのものか、子機5からの
ものかを判断することができる。また、3つの受信回路
を動作させる必要がなく、1つの受信回路の動作で、3
周波数分のワイヤレス信号の監視、受信が可能となり、
消費電力を1/3にできる。
【0111】なお、ワイヤレスインターホン親機3は、
自身以外の機器の登録設定状態によって、2あるいは3
つの監視周波数のうち、不要な監視周波数を判断し、そ
の監視周波数に切り替わったときには、監視動作を中断
するようにしてもよく、例えば、子機5が登録されてい
なければ、421MHzの監視周波数は不要と判断し、
その監視周波数の信号監視は中断する。こうすれば、信
号監視のための消費電力をより低減させることができ
る。
【0112】ここで、ワイヤレスインターホン親機3
は、ワイヤレスコール機器6からワイヤレス信号を受け
付けたときには、その受け付けを、通話開始指示と判断
するようにしてもよい。これについて、図21とともに
説明する。
【0113】例えば、ドアホン子器2の押釦23が操作
されると、ドアホン子器2からは、「ピンポン」などと
いったバックトーン音を出力する。すると、ワイヤレス
中継器1では、通話LEDが点滅する。なお、ワイヤレ
ス中継器1は、電源がオンしていれば、電源LEDを常
時点灯している。
【0114】このとき、ワイヤレス中継器4から親機3
に対して、ワイヤレス呼出信号が出力され、これを受け
た親機3は、「ピンポンピンポン」などといった来客呼
出音を出力するとともに、通話LEDを点滅する。
【0115】そして、ワイヤレスコール機器6が押釦操
作されると、親機3はこれを受け付け、通話釦の操作が
あったときと同様に、「ピー」などといったキータッチ
音を通話準備音として出力した後、2分間、ドアホン子
器2との通話状態とする。なお、ドアホン子器3との通
話状態のときには、ワイヤレス中継器1と親機3はそれ
ぞれ、通話LEDを点灯させる。この通話可能状態は、
親機3の通話釦が再度操作されると終了するが、通話開
始から2分後には、通話釦が操作されなくても、先述し
たキータッチ音を出力して自動終了する。
【0116】ワイヤレスインターホン親機3は、特定の
ワイヤレスコール機器6からのワイヤレス信号を受け付
けたときには、ワイヤレス中継器4に対してワイヤレス
信号を出力して、そのワイヤレス中継器4に接続された
ドアホン子器2から所定の警報音を出力させる。これに
ついて、図22とともに説明する。
【0117】通常は、ワイヤレスインターホン親機3
は、ワイヤレスコール機器6が押釦操作されると、その
ワイヤレスコール機器6からのワイヤレス呼出信号を受
け付け、「コール1」として登録された機器6からの呼
出であれば、コールLEDのうち、「コール1」のLE
Dを点灯させるとともに、「プププププププププ」など
といったコール呼出音を出力する。なお、「コール1」
のLEDの点灯は、一定時間(例えば3分間)継続され
る。このとき、ワイヤレスインターホン親機3は、副親
機4や子機5に対して、ワイヤレス呼出信号を出力し、
「コール1」のLEDを点灯させるとともに、コール呼
出音を出力させる。
【0118】ところが、特定のワイヤレスコール機器6
として登録されたものでの操作があれば、ワイヤレスイ
ンターホン親機3は、すべてのコールLEDを点滅さ
せ、所定の警報音を出力させる。これとともに、ワイヤ
レス中継器1、副親機4、子機5といった、自身以外の
全ての機器にワイヤレス呼出信号を出力する。このと
き、副親機4、子機5は、すべてのコールLEDを点滅
させ、所定の警報音を出力し、ワイヤレス中継器1は、
ドアホン子器2から、所定の警報音を出力させる。
【0119】これによって、緊急事態が発生した際や、
独居世帯で使用される場合などにおいて、屋外へも緊急
事態を知らせることができるため、救済される可能性が
高くなり、より高い安心感が得られる。
【0120】ここで、ワイヤレスコール機6は、窓や扉
の開閉によって、オン信号、オフ信号をワイヤレス信号
として出力する接点入力送信器で構成することができ、
このとき、ワイヤレスインターホン親機3は、接点入力
送信器からのオン信号、オフ信号の入力に同期して、他
のワイヤレスインターホンに対して、ワイヤレス信号を
出力して呼び出すようにしている。これについて、図2
3とともに説明する。
【0121】例えば、接点入力送信器が、窓や扉の開放
によってオン信号を出力すると、親機3は、「コール
2」として登録された機器6からの出力であれば、「コ
ール2」のLEDを点灯させ、「プププッ」などといっ
たコール呼出音を出力させる。これとともに、ワイヤレ
ス中継器1、副親機4、子機5といった、自身以外の全
ての機器にワイヤレス呼出信号を出力する。このとき、
副親機4、子機5は、「コール2」のLEDを点灯さ
せ、「プププッ」などといったコール呼出音を出力し、
ワイヤレス中継器1は、通話LEDを点灯させる。
【0122】そして、接点入力送信器が、窓や扉の閉鎖
によってオフ信号を出力すると、親機3は、「コール
2」のLEDの点灯を中止し、「プププッ」などといっ
たコール呼出音を出力する。これとともに、ワイヤレス
中継器1、副親機4、子機5といった、自身以外の全て
の機器にワイヤレス呼出信号を出力する。このとき、副
親機4、子機5は、「コール2」のLEDの点灯を中止
し、「プププッ」などといったコール呼出音を出力し、
ワイヤレス中継器1は、通話LEDを点灯させる。 こ
れによって、窓や扉などの住戸の周辺の状態が監視可能
となり、簡易的な防犯システムとしても兼用することが
できるため、より高い安心感が得られる。
【0123】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1に記載のワイヤレスインターホンシステ
ムでは、内線呼出をしたワイヤレスインターホンから、
内線呼出を受けたワイヤレスインターホンに対して、音
声信号を送出している間は、使用中の通話チャンネルに
対応する他方の周波数を使用して無変調のキャリアを出
力するので、内線呼出をしたワイヤレスインターホンか
ら、内線呼出を受けたワイヤレスインターホンに対し
て、音声信号による呼びかけをしているときに、使用中
の通話チャンネルが他のシステムによって空きチャンネ
ルと判断されることを防止することができ、他システム
からの電波の混信がなくなる。
【0124】請求項2に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、音声信号の
送出終了後には、応答した1つの被呼出側のワイヤレス
インターホンとの間でのみ、空きチャンネルを使用した
通話路を形成して、内線通話をするので、2者以外の機
器が通話に割り込むことができず、その通話内容が2者
以外に漏れることを未然に防止できる。
【0125】請求項3に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、ハンズフリ
ー通話機能を備えるので、ユーザがハンドセットを持つ
ことなく、手放しで通話することができ、利便である。
【0126】請求項4に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ドアホン子器を信号線を介して接続した
ワイヤレス中継器を更に備えており、このワイヤレス中
継器が、ワイヤレスインターホンとの間で、所定のワイ
ヤレス信号の送受をすることによって、ドアホン子器と
ワイヤレスインターホンとの通話をさせるので、ドアホ
ン子器とワイヤレス中継器とを施工しておけば、ワイヤ
レスインターホンをユーザが任意の場所に設置または移
動させることができ、利便性が高い。
【0127】また、ワイヤレス中継器を屋内に設けてお
けば、ワイヤレスインターホンとの間でのワイヤレス信
号の送受を屋内ですることができ、電波状態が良好に保
て、ドアホン子器とワイヤレスインターホンとの通話が
快適にできる。
【0128】請求項5では、ワイヤレス中継器とワイヤ
レスインターホンとの間で、所定のワイヤレス信号の送
受をして、ワイヤレスインターホンでドアホン子器のモ
ニタリングをする構成にしているので、ワイヤレスイン
ターホンをユーザが任意の場所に設置または移動して、
ドアホン子器のモニタリングをすることができる。請求
項6に記載のワイヤレスインターホンシステムでは、ワ
イヤレスインターホンにおける設定操作によって、ワイ
ヤレスインターホンとドアホン子器との間の強制送話/
強制受話の設定をする構成としているので、屋外または
屋内で騒音が生じ、ドアホン子器との通話に支障が発生
しても、ワイヤレスインターホンにおける操作をするだ
けで、強制送話や強制受話をすることができ、利便であ
る。
【0129】請求項7に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレス中継器における設定操作によ
って、ワイヤレスインターホンとドアホン子器との間の
強制送話/強制受話の設定をする構成としているので、
請求項6と同様に、屋外または屋内で騒音が生じ、ドア
ホン子器との通話に支障が発生しても、ワイヤレス中継
器における所定操作をするだけで、強制送話や強制受話
をすることができ、利便である。
【0130】また、設定操作をワイヤレス中継器でする
ようにしているため、ワイヤレスインターホンのそれぞ
れに、設定のための部品を搭載する必要がなく、その製
造コストが低減する。
【0131】請求項8に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、それぞれの
通話チャンネルに対応するいずれかの周波数の信号の有
無によって空きチャンネルを選択して、ドアホン子器と
の間で通話路を形成して通話するので、複数の通話ペア
が同時並行して通話することができ、従来の有線式のイ
ンターホンシステムでは成しえなかった複数ペアの同時
並行通話が可能となり、利便性が高い。
【0132】請求項9に記載のワイヤレスインターホン
システムでは、ワイヤレスインターホンは、設定したド
アホン子器が定義されたワイヤレス中継器との間でのみ
ワイヤレス信号の送受をする構成としているので、シス
テム内においてドアホン子器を複数台設けることがで
き、例えば、玄関口と勝手口の2箇所でドアホン子器を
使用したい場合や、2世帯住宅などでドアホン子器を使
用したいといったニーズにも、1つのシステムで対応す
ることができる。
【0133】請求項10に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ワイヤレス中継器及びワイヤレスイン
ターホンは、複数のデータフレームのうち、何番目のデ
ータフレームを受信するかによって、そのデータフレー
ムで規定される制御コマンドを実行するタイミングを決
定するので、受信フレームに応じて、そのフレームで規
定された制御コマンドの実行を遅らせることができ、シ
ステムの全ての機器が同じタイミングで、制御コマンド
を実行することができ、ドアホン子器からの呼出に対し
て、全てのワイヤレスインターホンで同じタイミングで
呼出音を出力するなどの動作が可能となる。
【0134】請求項11に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、通話音量切換スイッチの操作によっ
て、ドアホン子器及びワイヤレスインターホンに対する
音声信号の出力レベルを切り替えるので、ワイヤレス中
継器にどの種類のドアホン子器が接続されても、最適な
通話音量にてドアホン通話をすることができる。
【0135】請求項12に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ドアホンモニタ釦の操作によって、ワ
イヤレス中継器に対してワイヤレス信号を出力して呼び
出し、これを受け付けたワイヤレス中継器は、ドアホン
子器に入力された音声をワイヤレスインターホンに対し
て出力して、ワイヤレスインターホンにおけるドアホン
子器のモニタリングをさせるので、ワイヤレスインター
ホンでドアホンモニタ釦を操作すれば、ワイヤレスイン
ターホンから、ドアホン子器を通じて屋外の様子が確認
でき、防犯効果を向上させることができる。
【0136】請求項13に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ドアホン通話釦の操作によって、ワイ
ヤレス中継器に対してワイヤレス信号を出力して呼び出
し、これを受け付けたワイヤレス中継器は、ドアホン子
器とワイヤレスインターホンとの間の通話路を形成する
ので、来客中にドアホン通話がタイムアップしたときの
通話再開をしたり、玄関先など、ドアホン子器の設置場
所の近辺にいる人(子供など)に対して、呼びかけをし
たい場合には、ドアホン通話釦を操作するだけで、ドア
ホン子器と通話状態にできる。
【0137】請求項14に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、ワイヤレス中継器は、ドアホン子器の
動作電源を供給する電源供給手段を備え、信号線を通じ
てドアホン子器に電源供給をするので、ドアホン子器に
電池を搭載する必要がなく、ドアホン子器の小型化、軽
量化などが可能になる。
【0138】請求項15に記載のワイヤレスインターホ
ンシステムでは、信号線として、2線式信号線を接続す
るための端子を備えるので、既設の有線式のインターホ
ンシステムで使用されている2線式信号線を流用するこ
とができ、ワイヤレスインターホンシステムを容易に施
工することができる。
【0139】請求項16に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、請求項1〜請求項15のいずれ
かに記載のワイヤレスインターホンシステムに、手動操
作によってワイヤレス信号を出力するワイヤレスコール
機器を組み合わせて構成しているので、互いに離れた2
箇所での必要に応じて、コール呼出と無線通話とを使い
分けることができる。
【0140】請求項17に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホンのう
ち、いずれか1台をワイヤレスインターホン親機とし、
その親機のみに、自身以外の全ての機器を登録設定する
ようにしているので、1システムを構築する際に、被登
録機器1台の登録に、1システムを構成する台数分の登
録作業をする必要がなく、被登録機器1台の登録が、親
機に対する1回の登録作業だけですみ、利便である。
【0141】請求項18に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、ワイヤレスコール機器からワイヤレス信号を受信し
たときには、その周波数を変換して、他のワイヤレスイ
ンターホンに転送するので、法規上、使用可能周波数の
異なるコール呼出システムと無線通話システムの双方に
対応することができる。
【0142】また、受信したワイヤレス信号の出力レベ
ルを増幅して、他のワイヤレスインターホンに転送する
ので、ワイヤレス信号を、より遠くに離れたワイヤレス
インターホンまで飛ばすことができ、システムの信頼性
が向上する。
【0143】請求項19に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホンのう
ち、ワイヤレスインターホン親機以外の少なくとも1台
を、ワイヤレスインターホン副親機としたので、そのワ
イヤレスインターホン副親機では、ワイヤレスインター
ホンの中から、フレキシブルに通信相手を設定すること
ができ、利便である。
【0144】また、従来では、親機と子機の1:1、又
は、1:Nのシステムしか構築することができなかった
が、この副親機を導入することによって、どのペアでも
通信可能な3台以上のシステムが構築できる。
【0145】請求項20に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、2つの監視周波数を順次切り替えることによって、
ワイヤレス信号の存在を監視しており、いずれか一方の
監視周波数のワイヤレス信号が存在していれば、監視周
波数を固定してそのワイヤレス信号を受信し、受信した
ワイヤレス信号よりデータフレームを取り込むので、2
周波数のうちどちらが送信されてくるか不明なワイヤレ
ス信号を受信するために、2つの受信回路を動作させる
必要がなく、1つの受信回路の動作で、2周波数分のワ
イヤレス信号の監視、受信が可能となり、消費電力を半
減できる。
【0146】請求項21に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、3つの監視周波数を順次切り替えることによって、
ワイヤレス信号の存在を監視しており、いずれかの監視
周波数のワイヤレス信号が存在していれば、監視周波数
を固定してそのワイヤレス信号を受信し、受信したワイ
ヤレス信号よりデータフレームを取り込むので、3周波
数のうちどちらが送信されてくるか不明なワイヤレス信
号を受信するために、3つの受信回路を動作させる必要
がなく、1つの受信回路の動作で、3周波数分のワイヤ
レス信号の監視、受信が可能となり、消費電力を1/3
にできる。
【0147】請求項22に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、自身以外の機器の登録設定状態によって、不要な監
視周波数を判断し、その監視周波数に切り替わったとき
には、監視動作を中断するので、消費電力をより低減す
ることができる。
【0148】請求項23に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、ワイヤレスコール機器からのワイヤレス信号の受け
付けを、通話開始指示と判断するので、ワイヤレスイン
ターホン親機から離れた所にいても、ワイヤレスコール
機器を操作すれば、ドアホン子器や他のワイヤレスイン
ターホンとの間で通話をすることができ、利便である。
【0149】請求項24に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、特定のワイヤレスコール機器からのワイヤレス信号
を受け付けたときには、ワイヤレス中継器に対してワイ
ヤレス信号を出力して、そのワイヤレス中継器に接続さ
れたドアホン子器から警報音を出力させるので、緊急事
態が発生した際や、独居世帯で使用される場合などにお
いて、屋外へも緊急事態を知らせることができるため、
救済される可能性が高くなり、より高い安心感が得られ
る。
【0150】請求項25に記載のワイヤレスコールイン
ターホンシステムでは、ワイヤレスインターホン親機
は、接点入力送信器からのオン信号、オフ信号の入力に
同期して、他のワイヤレスインターホンに対して、ワイ
ヤレス信号を出力することによって呼び出すので、窓や
扉などの住戸の周辺の状態が監視可能となり、簡易的な
防犯システムとしても兼用することができるため、より
高い安心感が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤレスインターホンシステムの要
部構成の一例を示す図である。
【図2】ワイヤレスコールインターホンシステムの要部
構成の一例を示す図である。
【図3】通話路形成動作について説明するための図であ
る(ドアホン子器からの呼出時)。
【図4】通話チャンネル、制御チャンネルについて説明
するための図である。
【図5】通話路形成動作について説明するための図であ
る(内線呼出時)。
【図6】ワイヤレス信号の構成の一例を示す図である。
【図7】受信フレームに対する動作処理待ち時間の設定
状態を示す図である。
【図8】ワイヤレスインターホンシステムの内部構成の
第1例を示す図である。
【図9】図8のワイヤレスインターホンシステムの動作
について説明するためのタイムチャートである。
【図10】ワイヤレスインターホンシステムの内部構成
の第2例を示す図である。
【図11】ワイヤレスインターホンシステムの内部構成
の第3例を示す図である。
【図12】図11のワイヤレスインターホンシステムの
動作について説明するためのタイムチャートである。
【図13】ワイヤレスインターホンシステムの内部構成
の第4例を示す図である。
【図14】図13のワイヤレスインターホンシステムの
動作について説明するためのタイムチャートである。
【図15】ワイヤレスコールインターホンシステムを構
成する機器間の通信可否状態を示す図である。
【図16】ワイヤレスコールインターホンシステムにお
ける登録作業について説明するための図である。
【図17】ワイヤレスコールインターホンシステムにお
ける登録作業について説明するための図である。
【図18】ワイヤレスインターホン親機のワイヤレス信
号監視動作の一例について説明するための図である。
【図19】ワイヤレスインターホン親機の動作の一例に
ついて説明するための図である。
【図20】ワイヤレスインターホン親機のワイヤレス信
号監視動作の一例について説明するための図である。
【図21】ワイヤレスコールインターホンシステムの動
作の一例について説明するための図である。
【図22】ワイヤレスコールインターホンシステムの動
作の他例について説明するための図である。
【図23】ワイヤレスコールインターホンシステムの動
作の更に他例について説明するための図である。
【符号の説明】
1,1A・・・ワイヤレス中継器 2・・・ドアホン子器 3,3A,3B・・・ワイヤレスインターホン親機 4・・・ワイヤレスインターホン副親機 5・・・ワイヤレスインターホン子機 10・・・ドアホンインタフェース 13・・・通話音量切換スイッチ 31・・・通話回路 39・・・ドアホンモニタ釦 40・・・ドアホン通話釦 C・・・ワイヤレスコール機器 L・・・2線式信号線 T・・・2線式信号線接続端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川口 将広 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 松本 万典 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 奥村 浩一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA13 AA35 AA40 BB20 BB65 BB75 CC04 CC22 CC60 DD03 DD25 DD26 DD36 EE08 FF01 FF02 FF16 FF19 FF24 GG10 GG32 GG67 5K027 AA09 AA12 FF29 GG02 5K038 CC06 DD09 EE05 EE08 FF01 FF04

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワイヤレスインターホンを組み合わ
    せて構成されるワイヤレスインターホンシステムであっ
    て、 送話、受話それぞれに対応する周波数を割り当てた複数
    の通話チャンネルを備えており、 上記ワイヤレスインターホンは、所定の内線呼出操作を
    したときには、それぞれの通話チャンネルに対応するい
    ずれかの周波数の信号の有無によって空きチャンネルを
    選択して、他のワイヤレスインターホンとの間で通話路
    を形成し、上記空きチャンネルに対応する一方の周波数
    を使用して、上記他のワイヤレスインターホンに対して
    音声信号を送出できる構成とし、 上記他のワイヤレスインターホンは、上記ワイヤレスイ
    ンターホンから上記音声信号を送出している間、上記空
    きチャンネルに対応する他方の周波数を使用して無変調
    のキャリアを出力する構成としたワイヤレスインターホ
    ンシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記ワイヤレスインターホンは、上記音声信号の送出終
    了後には、応答した1つの被呼出側のワイヤレスインタ
    ーホンとの間でのみ、空きチャンネルを使用した通話路
    を形成して、内線通話をする構成としたワイヤレスイン
    ターホンシステム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、 上記ワイヤレスインターホンは、ハンズフリー通話機能
    を備える構成としたワイヤレスインターホンシステム。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、 ドアホン子器を信号線を介して接続したワイヤレス中継
    器を更に備えており、このワイヤレス中継器が、上記ワ
    イヤレスインターホンとの間で、所定のワイヤレス信号
    の送受をすることによって、上記ドアホン子器と上記ワ
    イヤレスインターホンとの通話をさせる構成としたワイ
    ヤレスインターホンシステム。
  5. 【請求項5】請求項4において、 上記ワイヤレス中継器と上記ワイヤレスインターホンと
    の間で、所定のワイヤレス信号の送受をすることによっ
    て、上記ワイヤレスインターホンで上記ドアホン子器の
    モニタリングをする構成としたワイヤレスインターホン
    システム。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5において、 上記ワイヤレスインターホンにおける設定操作によっ
    て、上記ワイヤレスインターホンと上記ドアホン子器と
    の間の強制送話/強制受話の設定をする構成としたワイ
    ヤレスインターホンシステム。
  7. 【請求項7】請求項4〜請求項6のいずれかにおいて、 上記ワイヤレス中継器における設定操作によって、上記
    ワイヤレスインターホンと上記ドアホン子器との間の強
    制送話/強制受話の設定をする構成としたワイヤレスイ
    ンターホンシステム。
  8. 【請求項8】請求項4〜請求項7のいずれかにおいて、 上記ワイヤレスインターホンは、それぞれの通話チャン
    ネルに対応するいずれかの周波数の信号の有無によって
    空きチャンネルを選択して、上記ドアホン子器との間で
    通話路を形成して通話する構成としたワイヤレスインタ
    ーホンシステム。
  9. 【請求項9】請求項4〜請求項8のいずれかにおいて、 上記ワイヤレス中継器は、所定操作によって、接続され
    るドアホン子器を定義し、上記ワイヤレスインターホン
    は、所定操作によって、対応するドアホン子器を設定す
    るようになっており、 上記ワイヤレスインターホンは、設定したドアホン子器
    が定義されたワイヤレス中継器との間でのみワイヤレス
    信号の送受をする構成としたワイヤレスインターホンシ
    ステム。
  10. 【請求項10】請求項4〜請求項9のいずれかにおい
    て、 上記ワイヤレス信号は、同じ制御コマンドを規定した複
    数のデータフレームを含んでおり、 上記ワイヤレス中継器及び上記ワイヤレスインターホン
    は、複数のデータフレームのうち、何番目のデータフレ
    ームを受信するかによって、そのデータフレームで規定
    される制御コマンドを実行するタイミングを決定する構
    成としたワイヤレスインターホンシステム。
  11. 【請求項11】請求項4〜請求項10のいずれかにおい
    て、 上記ワイヤレス中継器は、上記ドアホン子器の種類によ
    って通話音量を切り替える通話音量切換スイッチを備え
    ており、この通話音量切換スイッチの操作によって、上
    記ドアホン子器及び上記ワイヤレスインターホンに対す
    る音声信号の出力レベルを切り替える構成としたワイヤ
    レスインターホンシステム。
  12. 【請求項12】請求項4〜請求項11のいずれかにおい
    て、 上記ワイヤレスインターホンは、上記ドアホン子器をモ
    ニタリングするためのドアホンモニタ釦を備えており、
    このドアホンモニタ釦の操作によって、上記ワイヤレス
    中継器に対して上記ワイヤレス信号を出力して呼び出
    し、 これを受け付けたワイヤレス中継器は、ドアホン子器に
    入力された音声を上記ワイヤレスインターホンに対して
    出力して、上記ワイヤレスインターホンにおける上記ド
    アホン子器のモニタリングをさせる構成としたワイヤレ
    スインターホンシステム。
  13. 【請求項13】請求項4〜請求項12のいずれかにおい
    て、 上記ワイヤレスインターホンは、上記ドアホン子器と通
    話をするためのドアホン通話釦を備えており、このドア
    ホン通話釦の操作によって、上記ワイヤレス中継器に対
    して上記ワイヤレス信号を出力して呼び出し、 これを受け付けたワイヤレス中継器は、上記ドアホン子
    器と上記ワイヤレスインターホンとの間の通話路を形成
    する構成としたワイヤレスインターホンシステム。
  14. 【請求項14】請求項4〜請求項13のいずれかにおい
    て、 上記ワイヤレス中継器は、上記ドアホン子器の動作電源
    を供給する電源供給手段を備えており、上記信号線を通
    じた電源供給をする構成としたワイヤレスインターホン
    システム。
  15. 【請求項15】請求項4〜請求項14のいずれかにおい
    て、 上記ワイヤレス中継器は、上記信号線として、2線式信
    号線を接続するための端子を備える構成としたワイヤレ
    スインターホンシステム。
  16. 【請求項16】請求項1〜請求項15のいずれかに記載
    のワイヤレスインターホンシステムに、手動操作によっ
    てワイヤレス信号を出力するワイヤレスコール機器を組
    み合わせて構成したワイヤレスコールインターホンシス
    テム。
  17. 【請求項17】請求項16において、 上記ワイヤレスインターホンのうち、いずれか1台をワ
    イヤレスインターホン親機とし、その親機のみに、自身
    以外の全ての機器を登録設定する構成としたワイヤレス
    コールインターホンシステム。
  18. 【請求項18】請求項17において、 上記ワイヤレスインターホン親機は、上記ワイヤレスコ
    ール機器からワイヤレス信号を受信したときには、所定
    のコール呼出をするとともに、その出力レベルを増幅し
    て、他のワイヤレスインターホンに対して出力すること
    によって、所定のコール呼出をさせる構成としたワイヤ
    レスコールインターホンシステム。
  19. 【請求項19】請求項17または請求項18において、 上記ワイヤレスインターホンのうち、上記ワイヤレスイ
    ンターホン親機以外の少なくとも1台を、ワイヤレスイ
    ンターホン副親機とする構成としたワイヤレスコールイ
    ンターホンシステム。
  20. 【請求項20】請求項17〜請求項19のいずれかにお
    いて、 上記ワイヤレスインターホン親機は、2つの監視周波数
    を順次切り替えることによって、上記ワイヤレス信号の
    存在を監視しており、 いずれか一方の監視周波数のワイヤレス信号が存在して
    いれば、監視周波数を固定してそのワイヤレス信号を受
    信し、受信したワイヤレス信号よりデータフレームを取
    り込む構成としたワイヤレスコールインターホンシステ
    ム。
  21. 【請求項21】請求項17〜請求項20のいずれかにお
    いて、 上記ワイヤレスインターホン親機は、3つの監視周波数
    を順次切り替えることによって、上記ワイヤレス信号の
    存在を監視しており、 いずれかの監視周波数のワイヤレス信号が存在していれ
    ば、監視周波数を固定してそのワイヤレス信号を受信
    し、受信したワイヤレス信号よりデータフレームを取り
    込む構成としたワイヤレスコールインターホンシステ
    ム。
  22. 【請求項22】請求項20または請求項21において、 上記ワイヤレスインターホン親機は、自身以外の機器の
    登録設定状態によって、不要な監視周波数を判断し、そ
    の監視周波数に切り替わったときには、監視動作を中断
    する構成としたワイヤレスコールインターホンシステ
    ム。
  23. 【請求項23】請求項17〜請求項22のいずれかにお
    いて、 上記ワイヤレスインターホン親機は、上記ワイヤレスコ
    ール機器からのワイヤレス信号の受け付けを、通話開始
    指示と判断する構成としたワイヤレスコールインターホ
    ンシステム。
  24. 【請求項24】請求項17〜請求項23のいずれかにお
    いて、 上記ワイヤレスインターホン親機は、特定のワイヤレス
    コール機器からのワイヤレス信号を受け付けたときに
    は、上記ワイヤレス中継器に対してワイヤレス信号を出
    力して、そのワイヤレス中継器に接続されたドアホン子
    器から所定の警報音を出力させる構成としたワイヤレス
    コールインターホンシステム。
  25. 【請求項25】請求項17〜請求項24のいずれかにお
    いて、 上記ワイヤレスコール機器は、窓や扉の開閉によって、
    オン信号、オフ信号をワイヤレス信号として出力する接
    点入力送信器で構成されており、 上記ワイヤレスインターホン親機は、この接点入力送信
    器からのオン信号、オフ信号の入力に同期して、他のワ
    イヤレスインターホンに対して、ワイヤレス信号を出力
    することによって呼び出す構成としたワイヤレスコール
    インターホンシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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