JP2001174715A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2001174715A
JP2001174715A JP36157999A JP36157999A JP2001174715A JP 2001174715 A JP2001174715 A JP 2001174715A JP 36157999 A JP36157999 A JP 36157999A JP 36157999 A JP36157999 A JP 36157999A JP 2001174715 A JP2001174715 A JP 2001174715A
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Japan
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actuator
endoscope
objective lens
lens frame
motor
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JP36157999A
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English (en)
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Hiroki Hibino
浩樹 日比野
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立てが簡易で、取り扱いの容易な内視鏡
を実現する。 【解決手段】 アクチュエータとしてDCモータ51
と、このDCモータ51を減速する減速ギヤとしての遊
星ギヤ52、この遊星ギヤ52に連結される送りネジ5
3と、この送りネジ53に枢軸され、前記連結アーム4
4が嵌合固定されたナット54と、前記送りネジ53の
先端53aを回動自在に軸着するペアリング55、この
ペアリング55が固定されたハウジング56と、このハ
ウジング56を固定支持する断面U字状のハウジング5
7とから構成されるアクチュエータユニット26を対物
レンズ枠42に固定した取り付け部材46にビス47に
より着脱自在に取り付け固定すると共に、このアクチュ
エータユニット26を駆動制御するアクチュエータ駆動
制御部をスコープコネクタ部内に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクチュエータによ
り移動光学系を移動して対物光学系の倍率を可変する内
視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、細長の挿入部を体腔内に挿入
することによって体腔内の患部等を観察したり、必要に
応じて処置具を内視鏡の処置具チャンネル内に挿通して
治療処置の行える内視鏡が広く用いられている。前記内
視鏡としては、例えば、挿入部の先端部にCCD等の固
体撮像素子を内蔵し、この固体撮像素子に結像した光学
像を画像信号に光電変換する電子内視鏡が用いられる。
前記固体撮像子で光電変換された画像信号は、信号ケー
ブルを介して信号処理手段であるビデオプロセッサに伝
送され、このビデオプロセッサで映像信号に変換されて
モニタ装置にカラー表示されるようになっている。
【0003】例えば、特開平10−127568号公報
に記載の内視鏡では、対物光学系に設けた移動光学系を
DCモータ等のアクチュエータで移動させることで移動
光学系を移動させ、観察画像の倍率を変化させるものが
提案されている。
【0004】このような構成の内視鏡では、1本の内視
鏡により、観察画像の倍率を変倍することによってルー
チン検査と精査観察とができるため便利であり、特に精
査観察においては、被観察部位の組織の大きさを知るこ
とで、病変部の診断ができる等の医学的有用性がある。
また、被観察部位の大きさに関する情報をモニタ上に表
示することで観察画像中の被観察部位のサイズを算出で
き、的確な診断が容易である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平10−127568号公報に記載の内視鏡は、対物
光学系を構成する光学枠部材を組み立てる際に、同時に
駆動部を組立なくてはならず、全て組み立ててからでな
いと動作チェックができなかった。また、この動作チェ
ックの結果、作動が思わしくなくても光学枠部材側に原
因があるのか、駆動モータ側に原因があるのかがわから
なかった。従って、もし作動が思わしく無い場合には、
一旦分解して再度最適に組立て、もう一度動作チェック
を行う必要があり、所望の動作が得られるまで何回も組
立と動作チェックを行っていた。そのため、組立性が悪
かった。
【0006】また、駆動部を構成するアクチュエータの
駆動制御部を外部装置に設けていたため、内視鏡の他に
外部装置を用意する必要があり、取り扱いが煩雑であっ
た。
【0007】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであり、組み立てが簡易で、取り扱いの容易な内視鏡
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の本発明は、挿入部先端側に内蔵した対
物光学系を保持する対物レンズ枠を有し、この対物レン
ズ枠の少なくとも1部を移動するアクチュエータ、及び
このアクチュエータに連結し、少なくとも一部のレンズ
が前記対物光学系中の光軸方向に移動する移動光学系を
備え、前記アクチュエータは、前記対物レンズ枠に着脱
自在に取り付け可能なユニットを構成していることを特
徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の本発明は、挿入部
先端側に内蔵した対物光学系を保持する対物レンズ枠を
有し、この対物レンズ枠の少なくとも1部を移動するア
クチュエータ、及びこのアクチュエータに連結し、少な
くとも一部のレンズが前記対物光学系中の光軸方向に移
動する移動光学系を備え、前記アクチュエータを駆動制
御する駆動制御部を前記挿入部以外の基端側に設けたこ
とを特徴としている。この構成により、組み立てが簡易
で、取り扱いの容易な内視鏡を実現する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1ないし図5は本発明の1実
施の形態に係わり、図1は本発明の1実施の形態のズー
ム式電子内視鏡を備えた内視鏡装置の外観構成を示す外
観構成図、図2は図1の内視鏡装置の内部構成を示す説
明図、図3は図2のアクチュエータユニット及び対物レ
ンズ系を説明する断面図、図4は図3のアクチュエータ
ユニットのハウジングに支持されるナットを説明する断
面図、図5は図2のスコープコネクタ部に設けられたフ
ットスイッチコネクタ部を説明する説明図である。
【0011】図1に示すように、本実施の形態の内視鏡
であるズーム式電子内視鏡を備えた内視鏡装置1は、挿
入部2を体腔内に挿入し図示しない観察部位を撮像する
ズーム式電子内視鏡(以下、単に内視鏡と略記)3と、
この内視鏡3に照明光を供給する光源装置4と、前記内
視鏡3で撮像した撮像信号を信号処理しモニタ5に観察
部位の画像を表示させるカメラコントロールユニット
(以下、CCUと記す)6とから構成されている。
【0012】前記内視鏡3の挿入部2先端側には湾曲可
能な湾曲部7が設けられ、この湾曲部7の先端側には先
端部8が設けられている。一方、内視鏡3の挿入部2基
端側には、前記湾曲部7を湾曲する湾曲操作ノブ9及び
ズームスイッチ10A(図2参照)等各種のスイッチ1
0を備えた操作部11が設けられ、この操作部11によ
り内視鏡3の把持や後述するズーム操作等の各種操作が
行われるようになっている。前記操作部11の側面から
はユニバーサルケーブル12が延出しており、このユニ
バーサルケーブル12は、先端に設けられたスコープコ
ネクタ部13により前記光源装置4に接続され、ユニバ
ーサルケーブル12及び内視鏡3内を挿通している後述
のライトガイド18により光源装置4からの照明光が内
視鏡3の先端部8の前方より照射されるようになってい
る。
【0013】前記スコープコネクタ部13からは、電気
接続コード14が設けられ、この電気接続コード14が
前記CCU6に接続されている。また、スコープコネク
タ部13に設けられたフットスイッチコネクタ部15に
は、内視鏡3とは別体に設けられたフットスイッチ16
がフットスイッチケーブル17を介して着脱自在に接続
されている。このフットスイッチ16は拡大操作用フッ
トスイッチ16aと、広角操作用フットスイッチ16b
と、速度調整スイッチ16cとが設けてある。
【0014】前記挿入部2、操作部11、ユニバーサル
ケーブル12内には、図2に示すように照明光を伝送す
るライトガイド18が挿通され、このライトガイド18
の後端はスコープコネクタ部13に至り、光源装置4内
部のランプ19から供給される照明光を伝送し、先端部
8の照明窓18aから前方に出射し、患部等の被写体を
照明するようになっている。また、光源装置4内に設け
られた送気送水ポンプ20は光源装置4にスコープコネ
クタ部13が接続されると、図示しない送気送水ノズル
に空気と水を選択的に供給するようになっている。更
に、光源装置4には、スコープコネクタ部13を介して
内視鏡3に電源を供給する電源4aが設けられている。
【0015】前記照明窓18aに隣接して設けられた観
察窓(或いは撮像窓)には撮像光学系としての対物レン
ズ系21が設けられ、撮像素子、より具体的には固体撮
像素子として例えば電荷結合素子(以下、CCDと略
記)22に照明された被写体の光学像を結ぶようにして
被写体像を撮像する撮像手段を形成している。このCC
D22で撮像された撮像信号はプリアンプ23で増幅さ
れた後、挿入部2、操作部11、ユニバーサルケーブル
12内を挿通した信号線24を経てスコープコネクタ部
13に至り、電気接続コード14を介してCCU4に入
力される。
【0016】この撮像信号を入力されたCCU4内で
は、標準的な映像信号が生成され、この映像信号はモニ
タケーブルを介してモニタ5に入力され、そのモニタ画
面(表示面)上の画像表示エリアには被写体の画像が内
視鏡画像として表示されるようになっている。また、C
CU6は、内視鏡画像と共に、後述の拡大/広角操作に
よる現在の倍率またはスケールの少なくとも一方を重畳
してモニタ5に表示するようになっている。
【0017】前記対物レンズ系21は後述の対物レンズ
枠に保持され、対物レンズ系21の一部の例えば凸レン
ズが矢印で示すように光軸方向に移動して変倍する移動
光学系としてのズームレンズ25を設けている。このズ
ームレンズ25は一般のいわゆるズームレンズ(変倍し
てもフォーカス点が変わらない)と異なり、変倍すると
フォーカス点が変化する(変倍レンズである。)。
【0018】本実施の形態では、前記ズームレンズ25
を前記対物レンズ系21中の光軸方向に前後に移動させ
るアクチュエータとして、前記対物レンズ枠の少なくと
も1部を移動するアクチュエータを前記対物レンズ枠に
着脱自在に取り付け可能なアクチュエータユニット26
として構成する。また、本実施の形態では、このアクチ
ュエータユニット26を駆動制御するアクチュエータ駆
動制御部27をスコープコネクタ部13内に設けてい
る。尚、アクチュエータ駆動制御部27は、スコープコ
ネクタ部13以外の例えば操作部11内や、その他の内
視鏡本体内に適宜設けても良い。
【0019】前記アクチュエータ駆動制御部27は、信
号線28を介して前記アクチュエータユニット26のア
クチュエータを駆動するモータードライバ(以下、ドラ
イバ)31と、このドライバ31からのパルス出力をカ
ウントする図示しないカウンタを内蔵し、このカウンタ
の値から現在の倍率を計算してCCU6に出力する倍率
計算回路32と、これらドライバ31及び倍率計算回路
32を制御する制御回路33とから主に構成されてい
る。尚、前記ドライバ31は例えば、3相ブラシレスモ
ータドライバであり、この3相ブラシレスモータドライ
バは周知のように、後述のブラシレスDCモータが1回
転するごとに1パルスを出力するようになっている。そ
して、このパルス出力は、倍率計算回路32に入力され
るようになっている。また、前記アクチュエータ駆動制
御部27には、前記光源装置4の電源4aからの電源電
力が最初に供給されると前記制御回路33をリセットす
るパワーオンリセット回路34が設けられている。
【0020】前記アクチュエータ駆動制御部27には、
前記操作部11に設けられたズームスイッチ10Aに信
号線35を介して電気的に接続されるようになってい
る。また、アクチュエータ駆動制御部27には、前記フ
ットスイッチケーブル17内の信号線17aを介してフ
ットスイッチコネクタ部15に着脱自在に接続されたフ
ットスイッチ16に電気的に接続されるようになってい
る。
【0021】前記ズームスイッチ10Aは、中立点から
一方の拡大操作用スイッチ10aを押すと拡大側(TE
LE側以下、T方向)、他方の広角操作用スイッチ部1
0bを押すと広角側(WIDE方向以下、W方向)の各
指示信号を出力する2つのスイッチで構成されている。
【0022】また、フットスイッチコネクタ部15は図
5に示すようにスコープコネクタ部13に設けられたメ
ス側コネクト部15bとフットスイッチ16の信号線1
7aの端部に設けられたオス側コネクト部15aにより
着脱自在に電気的に接続される。尚、これらメス側コネ
クト部15bとオス側コネクト部15aとはそれぞれ防
水構造となっている。
【0023】次に、図3及び図4を用いてアクチュエー
タユニット26及びこのアクチュエータユニット26に
よって変倍される対物レンズ系21について詳述する。
先ず、対物レンズ系21について説明する。図3に示す
ように前記対物レンズ系21には、前記したようにズー
ムレンズ25が設けられていて、このズームレンズ25
は外形が略円形上のズームレンズ枠41に固定されてい
る。前記ズームレンズ枠41は、対物レンズ枠42内の
略断面円形状の空間を光軸方向に前後(図3面上左右)
に移動するようになっている。
【0024】前記対物レンズ枠42には、スリット43
が形成されていて、このスリット43に貫通して連結ア
ーム44が前記ズームレンズ枠41に形成された固定孔
45に挿入固定されている。前記対物レンズ枠42の後
端42aには、CCD22が位置決め固定されている。
また、この対物レンズ枠42の後端42aには、アクチ
ュエータ取り付け部材(以下、取り付け部材)46が固
定される。この取り付け部材46には、前記アクチュエ
ータユニット26がビス47により着脱自在に取り付け
固定されるようになっている。
【0025】前記アクチュエータユニット26は、アク
チュエータとして3相ブラシレスモータ等のDCモータ
51と、このDCモータ51を減速する減速ギヤとして
の遊星ギヤ52、この遊星ギヤ52に連結される送りネ
ジ53と、この送りネジ53に枢軸され、前記連結アー
ム44が嵌合固定されたナット54と、前記送りネジ5
3の先端53aを回動自在に軸着するペアリング55、
このペアリング55が固定されたハウジング56と、こ
のハウジング56を固定支持する断面U字状のハウジン
グ57(図4参照)とから主に構成される。
【0026】このアクチュエータユニット26の組立方
法を示す。先ず、前記ハウジング57の後端57aに
は、DCモータ51、遊星ギヤ52が固定される。尚、
DCモータ51、遊星ギヤ52、送りネジ53、ナット
54は予め一体的に固定され組み立てられている。次
に、ペアリング55が固定されたハウジング56をペア
リング55に形成された孔55aに送りネジ53の先端
53aが回動自在に挿入されるように位置決めして、ハ
ウジング56をハウジング57に固定する。尚、ハウジ
ング57に形成された孔57bからは、DCモータ51
を駆動制御する駆動制御用の信号線28が導出されてい
る。
【0027】この状態のアクチュエータユニット26
を、ズームレンズ枠41に形成された孔45と図4に示
すナット54に形成された孔54aとの両方に連結アー
ム44が嵌まるように位置決めしてビス47によって、
着脱自在に取り付け部材46に取り付け固定する。
【0028】このように組み立てられたアクチュエータ
ユニット26に、光源装置4の電源4aから電源電力を
供給してモータ36を回転させると、このモータ36の
回転は遊星ギヤ52により減速され、この遊星ギヤ52
に連結した送りネジ53が回転することにより、この送
りネジ53に枢軸されたナット54が光軸方向に前後
(図3面の左右方向)に移動するようになっている。従
って、ナット54と共に、このナット54に嵌合固定さ
れた連結アーム44及びこの連結アーム44に固定され
たズームレンズ枠41が光軸方向に前後(図3面の左右
方向)に移動するようになっている。
【0029】尚、図2で説明した制御回路33がリセッ
トされる際には、モータ36が広角方向に回転してかつ
ナット54がどの位置にあろうとナット54が必ず広角
に位置できるよう十分長い時間ドライバ31を駆動する
ようになっている。また、制御回路33は、モータ36
が拡大/広角方向に回転するようにドライバ31を制御
すると共に、拡大/広角どちらに回転させているかの信
号を倍率計算回路32に出力するようになっている。
【0030】このように構成されたアクチュエータユニ
ット26及び対物レンズ系21を備えた内視鏡3を用い
て、拡大/広角操作を行う。術者が、ズームスイッチ1
2或いはフットスイッチ16の拡大/広角操作を行う
と、前記ズームスイッチ12或いはフットスイッチ16
の拡大/広角操作の信号をアクチュエータ駆動制御部2
7の制御回路33が受け、この制御回路33の制御によ
りモータードライバ31が制御され、アクチュエータユ
ニット26が駆動して広角側と拡大側とに移動設定でき
るようになっている。尚、フットスイッチ16を使用す
る場合は、スコープコネクタ部13のフットスイッチコ
ネクタ部15のメス側コネクト部15bにフットスイッ
チ16の信号線17aの端部に設けられたオス側コネク
ト部15aを接続する。
【0031】光源装置4にスコープコネクタ部13が接
続されると、光源装置4の電源4aとスコープコネクタ
部13のアクチュエータ駆動制御部27とが電気的に接
続され、先ず最初に電源4aの電源電力が供給される
と、パワーオンリセット回路34が制御回路33をリセ
ットする。このとき、制御回路33はリセット時に先
ず、モータ36が広角方向に回転してかつナット54が
どの位置にあろうとナット54が必ず広角に位置できる
よう十分長い時間ドライバ31を駆動する。そして、そ
の駆動終了後カウンタの値をゼロに初期設定する。
【0032】次に、ズームスイッチ10Aの拡大操作用
スイッチ10a或いはフットスイッチ16の拡大操作用
フットスイッチ16aが押下操作されると、図3で説明
したようにモータ36が回転し、このモータ36の回転
は遊星ギヤ52により減速され、送りネジ53が回転す
ることで、ナット54が光軸方向に拡大側(前方向)に
移動すると共に、連結アーム44及びズームレンズ枠4
1が光軸方向に拡大側(前方向)に移動する。そして、
拡大操作の判別信号とモータ1回転ごとのパルスとが倍
率計算回路32に内蔵されたカウンタによりカウントさ
れ、このカウンタの値から現在の拡大倍率を計算し、C
CU6に出力する。
【0033】一方、ズームスイッチ10Aの広角操作用
スイッチ10b或いはフットスイッチ16の広角操作用
フットスイッチ16bが押下操作されると、上述した拡
大操作と同様に、ナット54が光軸方向に広角側(後ろ
方向)に移動すると共に、連結アーム44及びズームレ
ンズ枠41が光軸方向に広角側(後ろ方向)に移動す
る。そして、広角操作の判別信号とモータ1回転ごとの
パルスとが倍率計算回路32に内蔵されたカウンタによ
りカウントされ、このカウンタの値から現在の広角倍率
を計算し、CCU6に出力する。尚、このカウンタの値
を確認すればナット54即ちズームレンズ枠41がどこ
に位置しているかが確認できるようになっている。
【0034】CCU6は、倍率計算回路32から出力さ
れた拡大倍率或いは広角倍率により、現在の倍率または
スケールの少なくとも一方をCCD22からの内視鏡画
像に重畳してモニタ5に表示する。この結果、上述した
ように組み立てが簡易で、取り扱いの容易な内視鏡を実
現することができる。
【0035】尚、本実施の形態では、アクチュエータと
して3相ブラシレスモータ等のDCモータ51を用いて
構成しているが、本発明はこれに限定されず、ブラシレ
スモータ以外のDCモータや、圧電素子を使用したイン
パクト型アクチュエータ、ステッピングモータ、超音波
モータ等各種のモータ、アクチュエータを使用可能な構
成に本発明を適用するようにしても良い。
【0036】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0037】[付記] (付記項1) 挿入部先端側に内蔵した対物光学系を保
持する対物レンズ枠を有し、この対物レンズ枠の少なく
とも1部を移動するアクチュエータ、及びこのアクチュ
エータに連結し、少なくとも一部のレンズが前記対物光
学系中の光軸方向に移動する移動光学系を備え、前記ア
クチュエータは、前記対物レンズ枠に着脱自在に取り付
け可能なユニットを構成していることを特徴とする内視
鏡。
【0038】(付記項2) 挿入部先端側に内蔵した対
物光学系を保持する対物レンズ枠を有し、この対物レン
ズ枠の少なくとも1部を移動するアクチュエータ、及び
このアクチュエータに連結し、少なくとも一部のレンズ
が前記対物光学系中の光軸方向に移動する移動光学系を
備え、前記アクチュエータを駆動制御する駆動制御部を
前記挿入部以外の基端側に設けたことを特徴とする内視
鏡。
【0039】(付記項3) 前記アクチュエータを駆動
制御する前記駆動制御部は、前記アクチュエータの駆動
量を検出する検出回路を有し、この検出回路の出力に応
じてモニタ上に表示される観察画像のサイズを示す倍率
或いはスケールの少なくとも一方を表示する情報表示手
段を具備したことを特徴とする付記項1又は2に記載の
内視鏡。
【0040】(付記項4) 前記アクチュエータを駆動
制御する駆動制御部は、内視鏡本体から延出するコネク
タに設けられることを特徴とする付記項1又は2に記載
の内視鏡。
【0041】(付記項5) 前記アクチュエータを駆動
制御する駆動制御部は、内視鏡本体の操作部に設けられ
ることを特徴とする付記項1又は2に記載の内視鏡。
【0042】(付記項6) 前記アクチュエータはフッ
トスイッチにより駆動指示されることを特徴とする付記
項1又は2に記載の内視鏡。
【0043】(付記項7) 電源オン時に前記アクチュ
エータを対物レンズ枠の広角方向に移動させると共に、
前記検出回路に設けたカウンタを初期値に戻すことを特
徴とする付記項1又は2に記載の内視鏡。
【0044】(付記項8) 前記アクチュエータはDC
モータであることを特徴とする付記項1〜3に記載の内
視鏡。
【0045】(付記項9) 前記アクチュエータは3相
駆動のブラシレスDCモータであることを特徴とする付
記項1〜3に記載の内視鏡。
【0046】(付記項10) 前記ユニットはDCモー
タと、このDCモータを減速する減速ギヤと、この減速
ギヤに連結される送りネジと、これらを支持するハウジ
ングと、から構成されることを特徴とする付記項1〜3
に記載の内視鏡。
【0047】(付記項11) 前記フットスイッチのコ
ネクタを内視鏡本体の一部に着脱自在に接続可能である
ことを特徴とする付記項6に記載の内視鏡。
【0048】(付記項12) 前記フットスイッチのコ
ネクタを内視鏡本体から延出するコネクタに着脱自在に
接続可能であることを特徴とする付記項6に記載の内視
鏡。
【0049】(付記項13) 前記フットスイッチのコ
ネクタを防水可能に構成したことを特徴とする付記項6
に記載の内視鏡。
【0050】(付記項14) 前記DCモータの回転
は、前記減速ギヤまたは前記送りネジにより減速される
ことを特徴とする付記項8〜10に記載の内視鏡。
【0051】(付記項15) 前記ユニットは、前記D
Cモータのシャフトを支持する軸受けを具備したことを
特徴とする付記項8〜10に記載の内視鏡。
【0052】(付記項16) 前記検出回路は、前記D
Cモータの1回転につき1パルスを出力することを特徴
とする付記項8〜10に記載の内視鏡。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、組
み立てが簡易で、取り扱いの容易な内視鏡を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態のズーム式電子内視鏡を
備えた内視鏡装置の外観構成を示す外観構成図
【図2】図1の内視鏡装置の内部構成を示す説明図
【図3】図2のアクチュエータユニット及び対物レンズ
系を説明する断面図
【図4】図3のアクチュエータユニットのハウジングに
支持されるナットを説明する断面図
【図5】図2のスコープコネクタ部に設けられたフット
スイッチコネクタ部を説明する説明図
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…挿入部 3…内視鏡(ズーム式電子内視鏡) 4…光源装置 5…モニタ 10A…ズームスイッチ 12…ユニバーサルケーブル 13…スコープコネクタ部 15…フットスイッチコネクタ部 16…フットスイッチ 17…フットスイッチケーブル 21…対物レンズ系 25…ズームレンズ 26…アクチュエータユニット 27…アクチュエータ駆動制御部 31…ドライバ(モータードライバ) 32…倍率計算回路 33…制御回路 34…パワーオンリセット回路 41…ズームレンズ枠 42…対物レンズ枠 43…スリット 44…連結アーム 46…取り付け部材(アクチュエータ取り付け部材) 51…DCモータ 52…遊星ギヤ(減速ギヤ) 53…送りネジ 54…ナット 55…ベアリング 56,57…ハウジング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端側に内蔵した対物光学系を保
    持する対物レンズ枠を有し、この対物レンズ枠の少なく
    とも1部を移動するアクチュエータ、及びこのアクチュ
    エータに連結し、少なくとも一部のレンズが前記対物光
    学系中の光軸方向に移動する移動光学系を備え、 前記アクチュエータは、前記対物レンズ枠に着脱自在に
    取り付け可能なユニットを構成していることを特徴とす
    る内視鏡。
  2. 【請求項2】 挿入部先端側に内蔵した対物光学系を保
    持する対物レンズ枠を有し、この対物レンズ枠の少なく
    とも1部を移動するアクチュエータ、及びこのアクチュ
    エータに連結し、少なくとも一部のレンズが前記対物光
    学系中の光軸方向に移動する移動光学系を備え、 前記アクチュエータを駆動制御する駆動制御部を前記挿
    入部以外の基端側に設けたことを特徴とする内視鏡。
JP36157999A 1999-12-20 1999-12-20 内視鏡 Withdrawn JP2001174715A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005245730A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Pentax Corp 電子内視鏡用変倍装置及び電子内視鏡
KR20080074703A (ko) * 2007-02-09 2008-08-13 올림푸스 메디칼 시스템즈 가부시키가이샤 액츄에이터 장치, 촬상 장치 및 내시경 장치
JP2013048912A (ja) * 2012-10-22 2013-03-14 Fujifilm Corp 内視鏡
JP2013198669A (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 Fujifilm Corp 電子内視鏡装置

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