JPH057292A - 折り順画像形成装置 - Google Patents

折り順画像形成装置

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JPH057292A
JPH057292A JP3294777A JP29477791A JPH057292A JP H057292 A JPH057292 A JP H057292A JP 3294777 A JP3294777 A JP 3294777A JP 29477791 A JP29477791 A JP 29477791A JP H057292 A JPH057292 A JP H057292A
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尚亘 藤岡
Hiroyuki Kawamoto
啓之 川本
Wataru Nara
▲わたる▼ 奈良
Norifumi Ito
憲文 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数頁原稿を読み取って見開き状の画像が形
成された記録紙が得られる折り順画像形成装置を提供す
る。 【構成】 原稿画像を読み取った画像データをページメ
モリ2に記憶し、画像データに従って静電写真プロセス
でコピーを作成する際に、読み取った画像データを処理
して画像を複数個に分割し、ページメモリ制御回路1で
記録画像の分割数等に応じて必要な画像回転処理を施し
並べ換えを行い、それを出力することにより、記録紙上
の画像の分割境界に沿って折り曲げ、または切断して見
開き状の画像が形成されるようようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の原稿または画像分
割原稿の画像を読み取った画像信号を記憶する少なくと
も記録画像の1フレーム分の記憶容量を有する画像メモ
リを有して1枚の記録紙に複数画像の記録を行うことが
できるデジタル複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機は原稿画像を読み取った
画像データを周知の画像処理方式によって処理して様々
な編集、加工を施すことが容易に行えるので、複写機の
多機能化を計るための多くの提案が成されている。例え
ば特開昭61−156195号公報にはメモリへの画像
データの読み出しおよび書き込み方法を工夫することに
より、原稿画像を±90°回転処理した画像データを出
力できるイメージデータ出力回路が提案されている。し
かし、上記従来技術ではページメモリ内である領域を指
定して画像回転等のデータ処理を行うことができない。
また、単純な構成のページメモリを使用したのでは書き
出し開始もしくは終了位置、読み出し開始もしくは終了
位置、およびデータもしくはライン単位歩進量が固定さ
れているため、例えばA3サイズ分のページメモリにA
4サイズ分の画像データを2つに分割して書き込みまた
は読み出しを行うことができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さらに従来の複写機を
用いて複数枚の原稿を複写してファイルや本にまとめよ
うとする場合は、各々複写してそれらを重ね合わせて作
成していた。例えば複数の両面原稿を複写して資料を作
成する時は、最近の複写機に付加機能として組み込まれ
ている両面複写モードを使用しても必ずホチキスやクリ
ップで止めなければならず、部数が多い場合は手間が掛
かると共に資源の無駄にもなっていた。また近年多用さ
れているビジネス手帳にコピーを綴じ込む場合のように
縮小コピーを複数枚綴じようとすると、両面複写モード
が使用できないばかりでなく余白部分の用紙が無駄にな
る。拡大コピーを使用する場合も同様の事情がある。本
発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、無駄な労
力を掛けることなく、画像形成された記録紙を単に単位
画像の境界で折り曲げ、あるいは切断することにより、
例えば、複数原稿または画像分割原稿を読み取って1枚
の記録紙に記録した時、見開き状の記録画像が形成さ
れ、かつ、自動的に所望の記録画像の順番に配列され、
あるいは綴じられた記録紙(束)が得られる折り順画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、デジタル画像信号を記憶する画像信号記憶
手段と、原稿画像の読み取り順に応じて画像信号記憶手
段の記憶領域を制御する記憶領域制御手段と、画像信号
記憶手段に記憶された画像信号を処理して、読み取った
原稿画像の画像データを複数の分割画像の画像データに
分割する画像分割手段を有し、画像信号記憶手段は記録
紙1枚分の記録画像を記憶する領域を備えると共に、画
像形成モードとして1枚の記録紙に複数頁分の原稿画像
を複数分割された1枚の記録紙の両面の各分割域に、画
像信号記憶手段から出力された画像信号に従って静電写
真プロセスで記録画像を形成して、分割境界に沿って折
り曲げ、または切断して見開き状画像記録物を作成する
折り順画像形成モードを有するようにしたものである。
好ましくは、画像図形合成手段と画像回転操作手段を有
して、原稿画像と他の図形画像を合成したり、画像信号
記憶手段の記憶領域ごとに画像の回転操作の必要性を判
断して回転操作を行うようにしたものである。
【0005】
【作用】記憶領域制御手段は原稿画像の読み取り順に応
じて画像信号記憶手段の記憶領域を制御する。原稿画像
分割手段は画像信号記憶手段に記憶された画像信号を処
理して、読み取った原稿画像の画像データを複数の分割
画像の画像データに分割する。また、画像図形合成手段
は他の図形画像と原稿画像を合成する。画像回転操作手
段は画像信号記憶手段の記憶領域ごとに画像の回転操作
の必要性を判断して回転操作を行う。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図6は実施例のデジタル複写機全体の構
成図、図7はその書き込み部の平面図である。まず図6
に従ってデジタル複写機の概略構成を説明する。図示の
ようにデジタル複写機は複写機本体I、原稿自動送り装
置(ADF)II、ソータIII および両面反転ユニットIV
の4つのユニット構成になっている。複写機本体Iはス
キャナ部、書き込み部、露光部、現像部、給紙部等の各
部から構成されている。以下、複写機本体Iの各部の構
成および動作を説明する。スキャナ部 図示のように、スキャナは光源31と光源31の反射鏡
32と第1ミラー33を備えて一定速度で移動する第1
スキャナと、第2ミラー34および第3ミラー35を備
えて第1スキャナに追随して移動する第2スキャナを有
している。第1スキャナでコンタクトガラス39上に載
置された原稿を光学的に走査し、その反射光を色フィル
ター36を介してレンズ37に導き、原稿画像を1次元
固体撮像素子38上に結像させる。固体撮像素子38は
電荷結合素子(CCD)が使用されている。色フィルタ
ー36は光路内に入出可能に配設されており、入出は原
稿の走査に合わせて行われ、転写コピー、両面コピー等
の各種機能と組み合わせて多様なコピーが可能になって
いる。後述するように、固体撮像素子38で読み取られ
た画像のアナログ信号をアナログ/デジタル(A/D)
変換器でデジタル信号に変換し、画像処理ユニットで多
値化、階調処理、変倍処理、編集等の種々の画像処理を
施した後出力する。書き込み部 書き込み部では画像処理が施された画像情報が光の明暗
情報に変換されてレーザー光のラスター走査で感光体ド
ラム上に書き込まれる。レーザー光の光源としては半導
体レーザーが使用されている。図7において、半導体レ
ーザー70から発したレーザー光はコリメートレンズ7
1で平行な光束に変えられ、アパーチャ73で光束の形
状が整形される。被整形レーザー光は第1シリンダーレ
ンズ72で副走査方向に圧縮された後、ポリゴンミラー
74に入射する。ポリゴンミラー74はポリゴンモータ
ー75で駆動されて定速回転しており、多角柱形状を成
し、その軸と平行な外周面が反射面となっている。回転
するポリゴンミラー74から反射されたレーザー光は偏
向されfθレンズ76a,76b,76cに順次入射す
る。fθレンズ76a,76b,76cを通過したレー
ザー光は画像記録領域外で同期検知ミラー77で反射さ
れて同期検知センサー78に検知されると、同期検知セ
ンサー78から主走査方向の頭出しの同期信号が出力さ
れる。露光部 帯電チャージャ41は感光体40ドラムの表面を約−8
00Vに均一帯電させる。感光体40ドラムの表面にレ
ーザー光が照射されると、その部分の電位が最大約−5
00Vに低下するので記録信号に従って強度変化するレ
ーザー光のラスター走査で記録画像の潜像が形成される
ことになる。現像部 現像器には主現像器42a、副現像器42bが備えら
れ、例えばトナー補給器43aに黒トナー、トナー補給
器43bにカラートナーを入れることにより、スキャナ
の色フィルター36の切り換えと同期させてトナーの色
を選択して多重転写等の多機能カラーコピーを実現でき
る。現像器42a、42bで顕像化された原稿の画像は
感光体40ドラムの回転に同期して送られた転写紙面上
に、転写帯電器44の帯電により転写される。画像転写
された転写紙は交流除電されて感光体40ドラムから分
離され、分離搬送ベルト47に吸引される。給紙搬送部 複数の給紙カセット45a,45b,45cの1つのカ
セットから最上位転写紙が取り出され、レジストローラ
46に先端が突き当たるまで給送される。レジストロー
ラ46は感光体40ドラムにおける画像形成動作と同期
して転写紙を転写位置へ給送する。転写帯電器44の帯
電により画像転写された転写紙は分離搬送ベルト47に
より搬送されて定着ローラ48に送られ、転写画像が加
熱定着される。通常コピーモードの時は定着処理された
転写紙は切換爪49の切り換え動作によりソータIII 側
に排出されるが、多重コピーモードの時は切換爪49が
再給紙経路54側に切り換えられて、切換爪50,5
1、再給紙経路54を経てレジストローラ46に再給紙
される。複写機本体Iで両面複写を行う時は切換爪51
は反転ローラ52側に切り換えられ、反転ローラ52の
反転動作を経て再給紙経路54に導かれる。原稿自動送
り装置II、ソータIII および両面反転ユニットIVの機
構、動作については従来の装置と変わりがなく、発明の
要旨にも関係しないので説明を省略する。
【0007】電装制御部 図3は複写機全体のシーケンス制御の制御ユニットの回
路ブロック図である。図に基づいてシーケンス制御の概
要を説明する。CPU3には紙サイズセンサーおよび排
紙検知やレジスト検知等を行う各種センサー、両面ユニ
ット、高圧電源ユニット、リレー、ソレノイド、モータ
ー等のドライバー、ソーターユニット、レーザーユニッ
ト等の各機構要素が接続されており、例えば紙搬送のタ
イミング等が制御されている。紙サイズセンサーは給紙
カセット45に装填された転写紙のサイズおよび給紙方
向を検知して検知信号を出力する。高圧電源ユニットは
帯電器41、転写帯電器44、分離帯電器および現像バ
イアス電極にそれぞれ所定の高電圧を印加する。レーザ
ーダイオード70の発光出力を一定に制御するためにA
/D変換器とCPU3のアナログ入力が使用されてお
り、モニター電圧が基準電圧に一致するように制御す
る。画像制御回路5では記録画像のマスキング、トリミ
ング、イレース、フオトセンサーパターン等のタイミン
グ信号を発生させると共にレーザーダイオード70にビ
デオ信号VDATAを送出している。ゲートアレイ4は
スキャナーで読み取られページメモリ制御回路1から出
力される2ビットパラレル(2値化処理時)または8ビ
ットパラレル(多値化処理時)の画像信号、レーザービ
ームスキャナーユニットから出力されるポリゴンモータ
ー同期信号PMSYNCおよび画像書き出し信号RGA
TEを受信して4ビットシリアルデータに変換した画像
信号ODATAを出力する。ページメモリ制御回路1は
電気変倍回路86から出力された画像データDATAを
一旦A3サイズ2枚分のメモリ容量を有するページメモ
リ2に格納し、プリンタに出力する制御を行う。次にオ
ペレーシヨン制御の概要を説明する。CPU3は複数の
シリアルポートとカレンダーICを制御する。シリアル
ポートにはCPU3の外に操作部、スキャナー、インタ
ーフェイスユニット等が接続されている。操作部には表
示器を有し複写機の状態を表示する外、操作者のキー入
力により入力されたキー入力情報をCPU3を介して点
灯表示する。スキャナーとは画像処理および画像読み取
りに関する情報を送受信する。図2はスキャナー部の画
像処理回路のブロック図である。図に基づいて上記画像
処理回路の概略動作を説明する。原稿画像を読み取って
CCDイメージセンサー38から出力されるアナログ画
像信号は信号処理回路80で増幅され、A/D変換器8
1でデジタル多値信号に変換される。デジタル信号はシ
ェーディング補正回路82で光学系による画像データの
歪が補正される。信号分離回路83は入力される画像デ
ータを、文字情報等を表す2値画像成分信号と中間調画
像を表す多値画像成分信号に分離する。2値画像成分信
号は2値化処理回路85へ、多値画像成分信号は多値化
処理回路84へ入力される。2値化処理回路85では入
力多値データを予め設定された閾値によって2値データ
に変換する。多値化処理回路84では予め設定された閾
値によって走査位置毎に入力データを判定し、中間調画
像を表す16値の画像データとして出力する。電気変倍
回路86はスキャナー制御回路6から出力される主走査
方向変倍率データに従って2値または多値の画像データ
の電気変倍処理を行う。スキャナー制御回路6はプリン
タ制御部からの指示に従ってランプ制御回路64、タイ
ミング制御回路7、電気変倍回路86およびスキャナー
駆動モーター62を制御する。即ち、プリンタ制御部か
ら原稿読み取り開始の指示を受けると、ランプ制御回路
64を制御して露光ランプ31を点灯させ、スキャナー
駆動モーター62の回転を開始させ、タイミング制御回
路7を制御してCCDイメージセンサー38による原稿
の読み取りを開始させる。ランプ制御回路64はスキャ
ナー制御回路6の指示に従って露光ランプ31の点灯お
よび点灯時の光量の制御を行う。スキャナー駆動モータ
ー62の駆動軸に連結されたロータリーエンコーダー6
3はスキャナー駆動モーター62の回転角を検知し、位
置センサー61はスキャナーの副走査方向移動の基準位
置を検知してそれぞれ検知信号を発する。タイミング制
御回路7はCCDイメージセンサー38に1ライン分の
画像データをシフトレジスタに転送する転送信号と、シ
フトレジスタが保持する画像データを1ビットずつ出力
するシフトクロックパルスを与える。またレーザービー
ムスキャナー制御ユニットには画像同期クロックパルス
CLK、主走査同期信号LSYNC、主走査有効期間信
号LGATEおよび副走査有効期間信号FGATEを出
力する。CCDイメージセンサー38に与えられるシフ
トクロックパルスは画像同期クロックパルスCLKとほ
ぼ同一であり、主走査同期信号LSYNCはポリゴンモ
ーター同期信号PMSYNCとほぼ同一であるが、原稿
画像の読み取りを行っていない時は出力されない。主走
査有効期間信号LGATEは画像信号DATAが有効な
期間のみ高レベルHとなる。副走査有効期間信号FGA
TEは原稿読み取りが開始されると高レベルHとなり、
スキャナーが副走査方向の最大読み取り長さ(A4サイ
ズ長手方向の寸法)を走査するのに要する時間が経過し
た後低レベルLとなる。なお、本実施例ではCCDイメ
ージセンサー38からは1ライン当たり4800ビット
の有効画像データが出力される。
【0008】図1はページメモリ2とページメモリ制御
回路1の詳細回路のブロック図である。ページメモリ2
は2a〜2hの8つのD−RAMで構成され、ページメ
モリ制御回路1はアドレス発生回路10と2つのスリー
ステートバッファ(TSB)90,91で構成される。
書き込み画像データDATAは書き込み制御信号の反転
信号がTSB90の出力を有効にするとページメモリ2
に送られ、アドレス発生回路10から送られたチップセ
レクト信号(CS)によってD−RAM2a〜2hの1
つが選択され、ローアドレス信号(RAS)、カラムア
ドレス信号(CAS)およびアドレス信号に従ってRA
M内の所定の番地が指定されてそこに格納される。読み
出し時は読み出し制御信号がTSB91の出力を有効に
すると共に、アドレス発生回路10から発生させたC
S,RAS,CAS,アドレスの各信号によって所定の
RAM内の番地を指定してそこに格納されている画像デ
ータDATAを読み出させる。図4および図5はそれぞ
れアドレス発生回路10の詳細回路のブロック図および
その主要な入出力信号のタイミングチャートである。両
図に基づいて書き込み時のアドレス発生回路10の動作
を説明する。まず副走査有効期間信号FGATEがLの
時はTSB92の出力が有効、TSB93の出力がハイ
インピーダンスになり、足し算回路15には開始アドレ
ス設定レジスタ11の設定値が出力されるので、開始ア
ドレス設定レジスタ11の設定値が足し算回路15の初
期値とされる。次にFGATEがLからHに変わると、
TSB92の出力がハイインピーダンス、TSB93の
出力が有効になるので、足し算回路15はその出力デー
タとデータ単位歩進両設定レジスタ12の設定値を画像
同期クロックパルスCLKが入力する毎に足し算する。
一方、ゲート回路96は主走査同期信号LSYNCがH
の時に入力データを通過させ、Lの時に入力データを遮
断(0)する。従ってFGATEがHの時にLSYNC
がHになると、足し算回路15はデータ単位歩進量設定
レジスタ12の設定値とライン単位歩進量設定レジスタ
13の設定値と足し算回路15の出力データを足し算す
る。次にLSYNCがLになると、足し算回路15はデ
ータ単位歩進量設定レジスタ12の設定値と足し算回路
15の出力データをCLKが入力する毎に足し算する。
またFGATEがLの時はTSB94の出力が有効にな
るので、足し算回路16には終了アドレス設定レジスタ
14の設定値が与えられる。次にFGATEがHでLS
YNCもHになった時ゲート回路96が開かれ、TSB
95の出力が有効になるので、足し算回路16はその出
力値とライン単位歩進量設定レジスタ13の設定値を足
し算する。足し算回路16の出力値は比較回路17に入
力されて足し算回路15の出力値と比較されてそれが一
致した時、一致信号を出力する。RAS/CAS発生回
路(RCG)18はFGATEか、書き込み終了信号
(WEND)か、一致信号のいずれかがLになった時R
AS,CASの発生を停止し、次にLSYNCもHにな
った時RAS,CASの発生を開始する。チップセレク
ト信号発生回路(CSG)19はアドレスデータと共に
CSをページメモリ2に送出する。
【0009】図8はA3サイズ分のメモリ容量を有し、
2ビットの各ドット単位にアドレスが割り振られたペー
ジメモリ2のメモリ構成を示す模式図である。横方向に
A4サイズの短手方向×2、縦方向に同じく長手方向分
のデータが格納可能になっている。以下、図を参照しな
がらページメモリ制御回路1の具体的な書き込み動作を
説明する。開始アドレス設定レジスタ11、データ単位
歩進量設定レジスタ12、ライン単位歩進りょうレジス
タ13および終了アドレス設定レジスタ14の設定値が
それぞれ0,1,2400と4800および2400で
ある場合は、通常の書き込み動作となり書き込みデータ
DATAは最初0番地から書き込みが開始され、CLK
の入力毎にアドレスが1つずつ歩進されて2400番地
まで書き込まれる。データ書き込みが2400番地まで
達すると比較回路17の出力がLに変わるのでRSG1
8からのRAS,CASの発生が停止され、画像データ
DATAの書き込みは行われない。また、足し算回路1
5の足し算も行われないので足し算回路15のアドレス
データは2400に保持される。次にLSYNCがHに
なるとライン単位歩進量設定レジスタ13の設定値と終
了アドレス設定レジスタ14の設定値が足し算回路16
で足し算され、アドレスデータは4800と7200に
なる。このアドレスデータは比較回路17で足し算回路
15の出力アドレスデータと比較され、その出力がHに
なるので足し算回路15のアドレスデータの歩進と、ペ
ージメモリ2への画像データDATAの書き込みが再開
される。上記書き込み動作はFGATEまたはWEND
がLになるまで繰り返される。読み出し動作は0番地か
ら順に画像データDATAが読み出されるので原稿を読
み取った時と同じ配向でプリンタでの複写画像の記録が
行われる。次に記録画像の180°回転処理に対応する
場合を説明する。各レジスタの設定値は開始アドレス設
定レジスタ11、データ単位歩進量設定レジスタ12、
ライン単位歩進量設定レジスタ13および終了アドレス
設定レジスタ14に対して12000,−1,−240
0と4800および9600をそれぞれ割り当てる。こ
の場合は12000番地から1つずつアドレスが減算さ
れ9600番地まで画像データDATAが書き込まれ
る。次のLSYNCが入力すると7200番地から画像
データDATAの書き込みが再開される。また、記録画
像の90°回転処理に対応する場合は各レジスタの設定
値は開始アドレス設定レジスタ11、データ単位歩進量
設定レジスタ12、ライン単位歩進量設定レジスタ13
および終了アドレス設定レジスタ14に対してそれぞれ
2400,4800,−9601と−1および1200
0となり、この場合は画像データDATAの書き込みは
最初に2400、次に7200、12000番地という
順序で行われる。次のLSYNCが入力すると画像デー
タDATAは2399,7199,11999番地の順
に書き込まれる。記録画像の90°回転処理に対応する
場合も各レジスタの設定値を所定の値に設定して同様に
書き込み動作が行われる。図9はページメモリ2の画像
データDATAの格納状態をA3サイズ用紙に対応させ
て示した図であり、(a),(b),(c)および(d) はそれぞれ
通常、−90°回転、+90°回転および180°回転
処理時の状態を表す。図10は「縮小」モードを用いて
4枚のA4サイズの原稿を71%縮小してA5サイズの
記録画像に変換し、さらに±90°の回転処理を施して
ページメモリ2に格納した状態を示した図であり、この
画像データDATAを読み出してプリンタに出力すれば
2つ折りにして見開き状態にすることが可能なコピーが
得られる。
【0010】図11は「折り順」コピーモードの動作制
御のフローチャートである。同図を参照して「折り順」
コピーモードの動作を説明する。まず使用者は操作部の
「折り順」コピーモード釦を押すると、操作パネル上に
「何分割しますか?」というメッセージが表示されるの
で(S−1)、使用者はテンキーで分割数Nの入力を行
う(S−2)。分割数Nは特定の数値、即ち2n の値の
みが入力可能な数値である。なお、2n 以外の値が入力
された時は警報音を発すると共に、入力値より大きい最
小の2n を選択して操作パネル上に「2n 分割で良いで
すか?」というメッセージを表示させ、使用者に確認さ
せる。次にNの値が2に等しいかどうかを判断し(S−
3)、等しければ「両面」コピーモードをセットする
(S−5)。N≠2ならば操作パネル上に「両面」コピ
ーモードか「片面」コピーモードかを尋ねるメッセージ
を表示させ、使用者に何れかを選択させて設定キーによ
り設定させる(S−4)。「両面」または「片面」コピ
ーモードの設定が終わると縦または横の綴じ方向の入力
を行う(S−6)。次に1枚の原稿が何個の画像(文
字)情報単位で構成されているかを表す原稿内情報数M
を尋ねるメッセージを操作パネル上に表示させ、使用者
のテンキーの操作により原稿内情報数Mの設定を行わせ
る(S−7)。なお、原稿内情報数M=2が入力された
時は見開き原稿キーが押下された場合と同じになるの
で、その確認を求めるメッセージを操作パネル上に表示
させる。次に使用者が予め「自動用紙」モードまたは
「自動倍率」モードを設定したかどうかを判断し(S−
8、S−9)、両モード共設定されていなければ、操作
パネル上に原稿サイズの入力を促すメッセージを表示さ
せ、使用者の原稿サイズキーの操作により原稿サイズの
設定が行われる(S−10)。
【0011】折り順複写動作の具体例をN=2、M=
1、原稿サイズ=A4が設定され、転写紙はA4サイズ
の用紙が使用された場合について以下に説明する。図1
2はページメモリ1,2で構成される画像メモリ2に格
納される4ページ分の画像データ〜の記憶状態をペ
ージメモリ毎に示したものであり、ページメモリ1およ
び2はそれぞれ表面および裏面に対応している。ADF
を使用した時はプリント釦の押下によってスキャナーが
原稿面を走査し、1〜4枚目の原稿の画像情報を読み取
る。読み取られた画像信号は各種補正、主走査変倍、γ
変換等の画像処理が施された後、レーザー書き込み信号
に変換される。レーザー書き込み信号は本実施例では1
ビットのビット数を有しているが、例えば4ビット(1
6値表現)あるいは8ビット(256値表現)のビット
数を有するものであっても良い。レーザー書き込み信号
は2つのA3サイズの原稿情報を格納可能な画像メモリ
2の所定の領域に格納される。この際、原稿および転写
紙のサイズ情報が既に入力されているので、A4サイズ
の原稿から読み取られた画像データはA4→A5のサイ
ズへのデータ圧縮、即ち71%の縮小処理が施されて画
像メモリ2に格納される。本実施例では両面複写される
転写紙の表面および裏面の記録画像の画像データがそれ
ぞれページメモリ1および2に格納されることになる。
即ち、1ページ目の画像データはページメモリ1のA
5サイズ分の領域(ii)の(0,Y1 +1)の位置から順
に行アドレス毎に、2および3ページ目の画像データ
、はそれぞれページメモリ2のA5サイズ分の領域
(iii) の(0,0)の位置、および(iv)の(0,Y1
1)の位置から順に行アドレス毎に、そして4ページ目
の画像データはページメモリ1のA5サイズ分の領域
(i) の(0,0)の位置から順に行アドレス毎にそれぞ
れ格納される。4ページ目の原稿の読み取り動作が開始
されるとページメモリ2からの読み出しと、読み出され
た画像データに従った複写機本体Iの書き込み部の記録
動作が開始される。最初にページメモリ2から読み出さ
れた画像データ、によって裏面の1複写プロセスが
終了した後、次にページメモリ1から読み出された画像
データ、によって表面の画像記録の順で、反転して
再給紙された転写紙に表面への記録が行われると共に、
ADFによる次の原稿の搬送が開始される。手動作で原
稿の供給を行う時は使用者が原稿を1枚ずつコンタクト
ガラス39上に載置しスキャナーを走査させて、1〜4
枚目の原稿の画像情報を読み取らせてページメモリ2の
所定の領域に格納させる。ADF使用時と同様に4ペー
ジ目の原稿の読み取りのためのプリントスタート釦を押
下した時に複写機本体Iの書き込み部の記録動作が開始
される。原稿の読み取り終了はクリアキーの押下げによ
って情報入力される。図13はコンタクトガラス39上
での原稿の載置方向を示した図であり、(a)のように原
稿の長手方向が主走査方向に平行な向き(以下横向きと
言う)に原稿が載置される場合と、(b) に示すように原
稿の長手方向が副走査方向に垂直な向き(以下縦向きと
言う)に原稿が載置される場合とがある。以下、特に断
らない限り図13(a) のように横向きに原稿が載置され
たものする。図14および図15はそれぞれ上記のAD
F使用時と手動作で原稿の供給を行う時の各種動作とペ
ージメモリ2へ入力されるリード、ライト信号のタイミ
ングチャートである。
【0012】次にN=4、M=1、原稿サイズ=A4、
両面モードが設定され、転写紙はA3サイズの用紙が使
用された場合、即ち8ページ分(以上)のA4サイズ原
稿をA3サイズの転写紙に4分割して両面に複写する場
合を説明する。図16は画像メモリに記憶される記憶状
態をA3サイズの転写紙に対応させて示した図、図17
はページ毎の画像と共に、転写紙に出力される折り線、
切り取り線のパターンを示した図である。図16、図1
7において、(a) および(b) はそれぞれ表面および裏面
の記録画像に対応したものであり、矢印は画像の上方向
を表す(以下の図においても同じ)。まず走査パネル上
で「折り順」、「両面」、「4分割」コピーモードキー
の押下によりモード設定を行う。さらにA4サイズの原
稿画像をA5サイズの複写画像に縮小するため、A4→
A5(変倍率71%)の「縮小」コピーを選択する。次
にA3サイズの転写紙を給紙カセットに装填し、原稿を
コンタクトガラス39またはADFの原稿台上に載置す
る。原稿サイズはプレスキャン等の原稿サイズ検知機構
を使用して自動検知させても良い。また、ADFに反転
機構を備えていれば両面原稿であってもADFを使用し
てページ順の複写が可能になる。図13(a) のように原
稿が横向きに原稿が載置された時は、図16の1,3,
6および8ページは左90°回転、2,4,5および7
ページは右90°回転した記録画像となる。図13(b)
に示すように縦向きに原稿が載置された時は、図16の
1,3,6および8ページは回転無し、2,4,5およ
び7ページは右180°回転した記録画像となる。な
お、上記の画像回転の処理は画像メモリから画像データ
を読み出す時に行うこともできる。まず1ページ目の原
稿をコンタクトガラス39上に載置してコピースタート
釦を押すと、スキャナが原稿面を走査して原稿画像を読
み取り、レーザー書き込み信号に変換された画像データ
は90°回転、主走査方向縮小等の画像処理が施され、
1ページ目の原稿画像データは図16(a) に示す画像
メモリの対応個所(i) に格納される。画像メモリは読み
取り最大サイズ、即ちA3サイズ2枚分の記憶容量を有
している。1ページ目の原稿画像データの画像メモリへ
の格納が終了すると、「2ページ目の原稿セット」のメ
ッセージに従って2ページ目の原稿の載置とプリントス
タート釦の押下が行われる。原稿走査によって読み取ら
れた2ページ目の原稿画像データは縮小、右90°回
転の画像処理が施されて図16に示す画像メモリの対応
個所(vi)に格納される。以下、図16に示す順序に従っ
て、3ページ目から8ページ目の原稿走査まで上記と同
様の手順が繰り返される。8ページ目の原稿画像データ
の画像メモリの対応個所への格納が完了した時、または
読み取る原稿が途中でなくなった時、画像記録動作に移
る。まず図16(a) に示す表面画像の記録動作が行わ
れ、引き続き(b) に示す裏面画像の記録が行われる。画
像記録の際に予め登録された図17に示す一点鎖線の折
り線(折、折)、破線の切り取り線(切)のパタ
ーンが合成出力される。折り順は図17に示す折り線折
、折の順にそこが山になるように折り曲げ、最後に
切り取り線切に沿って余白部分を切り取ることによ
り、折り重ね状の複写物ができ上るようになっている。
次に16ページ分のB5サイズ原稿をA3サイズの転写
紙に8分割して両面に複写する場合を説明する。図18
は上記8分割複写の場合の画像メモリに記憶される記憶
状態を図16と同様にA3サイズの転写紙に対応させて
示した図、図19はページ毎の画像と共に転写紙に出力
される折り線、切り取り線のパターンを示した図であ
る。走査パネル上で「折り順」、「両面」、「8分割」
コピーモードキーの押下の後の走査および動作は変倍率
が50%(A4→A6)、回転操作が0°または180
°の何れかである点を除いて「4分割」複写の時と同様
なので説明を省略する。なお、図16ないし図19にそ
れぞれ示すページ配列および折り線、切り取り線のパタ
ーンは一例であって他の配列およびパターンを採用する
こともできる。
【0013】次にM≠1の場合、即ち原稿が複数個の画
像情報単位で構成されている場合にその原稿画像を転写
紙に分割して両面に複写する例を説明する。図25は原
稿(A4サイズ)が複数個(M)の画像情報単位で構成
されている例を示したもので、(a) はM=2、(b) はM
=4、(c) はM=8の場合について原稿内の各情報を連
続番号で表したものである。以下にM=2の場合、つま
り1ページA5サイズの見開き原稿(製本原稿)をA4
サイズの転写紙に2分割して両面に複写する場合を説明
する。図26はこの場合の原稿と転写紙の画像単位の配
置状態を、図20はコンタクトガラス39上での見開き
原稿の載置方向を示した図である。図26において1〜
4は原稿および転写紙の画像単位を順に数字で示したも
のである。この場合は1枚分の原稿の画像データをA5
サイズの2つの画像データに分けて、それぞれの画像デ
ータが恰もA5サイズの2つの原稿から読み取られた画
像データであるかのように扱われる。即ち、1回目の走
査で読み取った1ページ目の画像データおよび2ペー
ジ目の画像データはそれぞれページメモリ1のA5サ
イズ分の領域(ii)の(0,Y1 +1)の位置、およびペ
ージメモリ2のA5サイズ分の領域(iii) の(0,0)
の位置から順に行アドレス毎に、そして2回目の走査で
読み取った3ページ目の画像データおよび4ページ目
の画像データはそれぞれページメモリ2のA5サイズ
分の領域(iv)の(0,Y1 +1)の位置、およびページ
メモリ1のA5サイズ分の領域(i) の(0,0)の位置
から順に行アドレス毎にそれぞれ格納される。このよう
に、原稿の読み取り動作がスキャナーによる2回の走査
で終了する他は上記説明と同じになる。なお、(X1
1 )はページメモリが半分だけ満たされた時の最後の
画像データのアドレス座標を表す。
【0014】1〜4ページ目の画像データがページメモ
リ1,2に格納されると転写紙内の画像単位の境界に白
データによる余白領域と、折り目および切断部をそれぞ
れ表す折り線および切断線のデータ(折線データ)が記
憶される。余白領域は折り込まれた転写紙の折り込み側
にパンチ穴を開けた時に記録画像に欠落部を生じさせな
いようにするためと、原稿端の陰影や背景となる圧板の
汚れが記録画像と共に複写されるのを防ぐため設けるも
のである。従って「折り順」コピーモードを選択した時
は上記余白領域および折線データ記録領域の分だけ画像
データの記憶領域を縮小させる。例えば4枚のA4サイ
ズの原稿(M=1)から同じくA4サイズの転写紙を用
いて両面記録の「2折りコピー」を作成する場合は、記
録画像の縮小率はA4→A5縮小モードの縮小率71%
より小さい65%に設定する。画像データの格納方法は
次のようになる。即ち、ページメモリ1のA5サイズ分
の領域(ii)にはまず白データが(0,Y1 +1)の位置
から(X1 ,Y1 +ΔY)まで格納され、(0,Y1
ΔY+1)の位置から(X1 ,2Y1 )まで縮小率65
%の画像データが格納される。次に、ページメモリ2
のA5サイズ分の領域(iii) の(0,0)の位置から
(X1 ,Y1−ΔY)まで縮小率65%の画像データ
が格納され、(0,Y1 −ΔY+1)の位置から
(X1 ,Y1 +ΔY)まで白データが格納される。領域
(iv)の(0,Y1 +ΔY+1)の位置から(X1 ,2Y
1 )まで縮小率65%の画像データが格納され、ペー
ジメモリ1の領域(i) の(0,0)の位置から(X1
1 −ΔY)まで縮小率65%の画像データが格納さ
れ、(0,Y1 −ΔY+1)の位置から(X1 ,Y1
まで白データが格納される。折線データはそれぞれのパ
ターンデータがROMに格納されており、「折り順」コ
ピーモードの各モード毎に余白領域中央の折線データ記
録領域に対応するパターンデータが記録される。図27
(a),(b) はページメモリ毎の画像データ記録領域、余白
領域および折線データ記録領域を示したものである。本
実施例では折線データは破線「……」が切断線、破線
「- - - 」が谷折り線、一点鎖線「−-−」が山折り線
を表す。また折り線パターンの間に折り順を示す数字デ
ータが組み込まれている。図28は画像単位の間に形成
される破線と余白部分のパターンの例を拡大して示した
図であり、1個の破線パターンと余白パターンで構成さ
れる単位パターンの繰り返しで全体の破線と余白部分を
形成したものである。なお、ページメモリ1,2に格納
される画像データの格納および読み出し方法は他の方法
によることもできる。例えば、以下に述べる方法によっ
ても良い。1,2ページ目の画像データ,をページ
メモリ1のA5サイズ分の領域(i) の(0,0)の位置
から順に行アドレス毎に領域(ii)の(X1 ,2Y1 )の
位置まで格納し、3,4ページ目の画像データ,を
ページメモリ2のA5サイズ分の領域(iii) の(0,
0)の位置から順に行アドレス毎に領域(iv)の(X1
2Y1 )の位置まで格納する。その後、ページメモリ1
のA5サイズ分の領域(ii)の(0,Y1 +ΔY+1)の
位置から(X1 ,2Y1 )の位置まで読み出し、次にペ
ージメモリ2の領域(iii) の(0,0)の位置から順に
(X1 ,Y1 −ΔY)の位置まで読み出して2,3ペー
ジ目の画像データ,を転写紙の裏面に記録させる。
さらに、ページメモリ2の領域(iv)の(0,Y1 +ΔY
+1)の位置から(X1 ,2Y1 )の位置まで読み出
し、次にページメモリ1の領域(i) の(0,0)の位置
から順に(X1 ,Y1 +ΔY)の位置まで読み出して
4,1ページ目の画像データ,を反転搬送された転
写紙の表面に記録させる。
【0015】次に1ページB5サイズの見開き原稿(製
本原稿)をA4サイズの転写紙に4分割して両面に複写
する場合を説明する。図29は画像メモリに記憶される
記憶状態をA3サイズの転写紙に対応させて示した図で
ある。操作パネル上で「折り順」、「両面」、「4分
割」、「見開き原稿」、「入れ換え原稿」コピーモード
キーの押下の後の操作は一枚原稿の場合と同様である
が、この場合は一度に2ページ分の画像データが読み取
られる。即ち、スキャナーが見開き原稿の半分を走査し
終えた時、メモリ制御部に改頁信号が送られて1ページ
目の読み取り終了が検知される。スキャナーによって副
走査方向に読み取られる画像データの前半分が奇数(先
行)ページ、後半分が偶数(後行)ページ分としてメモ
リに格納される。画像の回転処理は原稿の1,2,7,
8ページは無し、3,4,5,6ページは180°回転
となる。転写紙に記録される画像を見開き原稿の見開き
状態と一致させる場合は、操作パネル上で「ページ合わ
せ」キーを押下することにより、図29(a) の(ii)の領
域に全白のデータを書き込み、見開き原稿の1ページ目
以下の画像データを1ページずつ後らせて画像メモリに
格納する。なお、「8分割」複写の場合も全く同様に行
うことができる。
【0016】図33、図34、図35および図36のフ
ローチャートに従って「折り順」コピーモードの動作を
説明する。まず「折り順」コピーの釦が押下されると、
折り順コピーモードが設定される(S−11)。次にテ
ンキーを操作して分割数Nの設定を行い(S−12)、
プリントスタート釦の押下を待ってプリントスタート釦
が押下されると(S−13)、枚数カウンタ値iを0に
セットする(S−14)。枚数カウンタ値iはN分割さ
れたページメモリの順番を表す値であり、ADFによっ
て原稿が給送されると(S−15)更新される(S−1
6)。またADFには原稿サイズ検知センサーが付設さ
れていて、原稿給送時に原稿の縦横の大きさが測定され
る(S−17)。次に用紙倍率選択のサブルーチンを実
行し(S−18)(図34参照)、ステップS−19で
スキャナーによる原稿走査が行われる。次のステップS
−20では画像データの回転操作が必要かどうかが判断
される。これは原稿のセット方向、転写紙用紙のセット
方向、設定モード、分割数N、枚数カウンタ値iによっ
て決定される。例えば原稿走査が縦方向でN=4の場合
は1ページ目の画像データは180°、またN=8の場
合は右90°の回転操作が必要になる。原稿のセット方
向はステップS−17で原稿サイズを検知した時に同時
に判定される。回転操作が必要ならば回転方向の判別を
行い(S−21)、画像データの回転処理を実行した後
(S−22)、ページメモリの所定の領域に格納する
(S−23)。次に、枚数カウンタ値iがNより小さい
かどうか判断し(S−24)(図35参照)、YESな
らばステップS−15に戻り、NOならば折線データと
白データの設定を行い(S−25)、画像単位の境界の
領域に格納する(S−26)。ページメモリに格納され
た画像データ、折線データおよび白データはステップS
−27で出力され、出力データに従って通常の複写動作
が実行される(S−28)。ステップS−28が終了す
るとステップS−14に戻る。「両面」コピーモードが
設定された時の動作は図33、図34および図36のフ
ローチャートに従って実行される。図33および図34
は共通なので、最後の図36のフローチャートを簡単に
説明する。枚数カウンタ値iがNより小さいかどうか判
断し(S−29)、YESならばステップS−15に戻
り、NOならばページメモリに格納された画像データが
プリンタに出力され(S−30)、通常の複写動作が実
行される。原稿画像がプリントされた転写紙は両面トレ
イへ排紙される(S−31)。次に折線データと白デー
タの設定を行い(S−32)、裏面コピー動作の開始
(S−33)と共に折線データが出力される(S−3
4)。この場合は表面に原稿画像がプリントされた転写
紙の裏面に折線パターンがプリントされるので、プリン
トされた転写紙を折り畳んで袋状複写物を作成した時、
折線パターンが表面の折り目に露出せずでき上がった袋
状複写物の美観が優れたものになる。
【0017】手動操作で原稿を順次供給する「入れ換え
原稿」コピーモードを選択した時は図38のフローチャ
ートに従って駆動制御される。まず「折り順」コピーモ
ードの釦が押下された後(S−43)、テンキーの操作
により分割数Nの設定が行われると(S−44)、枚数
カウンタ値iを0にセットする(S−45)。なお、枚
数カウンタ値iはN分割されたページメモリに格納され
ている画像データを出力する順番を表す値であり、原稿
が供給される毎に1ずつ更新される。次に操作部に原稿
のセットを要求するメッセージを表示し(S−46)、
プリントスタート釦の押下を待ってプリントスタート釦
が押下されると(S−47)、スキャナーに付設されて
いる原稿サイズ検知センサーが原稿走査時に原稿の縦横
の大きさを測定すると共に(S−48)、枚数カウンタ
値iを1だけ歩進させる(S−49)。以下、前述の図
34、図35および図36のフローチャートに従った動
作が実行される。図34のフローチャートに示すステッ
プS−18の用紙倍率選択のサブルーチンの動作を図3
7に示すフローチャートで説明する。本実施例では原稿
の大きさに合わせて必要な転写紙を自動的に選択する自
動用紙選択(APS)機能と、原稿と転写紙の大きさが
設定された時に記録画像の変倍率を自動的に選択する自
動倍率選択(AMS)機能を備えている。そこでステッ
プS−35ではAPSモードかどうかを判断し、YES
ならば「折り順」コピーモードでは原稿を等倍で読み取
るので、転写紙は原稿サイズのN倍の用紙がセットされ
ているかどうかを判断し(S−36)、YESならば原
稿サイズのN倍の用紙を転写紙に選択し(S−39)、
変倍率は等倍に設定する(S−40)。もしも原稿サイ
ズのN倍の用紙がセットされていなければ、読み取った
原稿を設定されたモードで複写するのに最適な用紙、即
ち面積が原稿のN倍に最も近い用紙を選択し(S−3
7)、原稿サイズに適応した変倍率の設定を行う(S−
38)。一度転写紙の用紙サイズを選択したらその用紙
サイズを固定するためにAMSモードに強制設定する
(S−42)。この動作は異なる大きさの原稿が混載さ
れている時好都合となる。APSモードが設定されてい
ない時はAMSモードが設定されているかどうか判断す
る(S−41)。YESならば転写紙に選択した用紙の
1/Nの大きさに変倍する変倍率を最適変倍率として設
定する(S−43)。NOならばステップS−38に移
って原稿サイズに適応した1/Nの変倍率の設定を行
う。複写変倍率と転写紙の用紙サイズが決定されるとA
MSモードに強制設定する(S−42)。
【0018】次に本発明の第2の実施例を説明する。本
実施例ではスキャナで読み取られた画像データを一旦記
録画像の表面および裏面に対応するメモリ領域にそのま
ま書き込み、書き込まれた画像データを画像処理して移
動および回転の操作を行う。そのため画像メモリとして
はA3サイズの2つの画像メモリの外に画像処理用に同
じ大きさの画像メモリをもう1つ有している。本実施例
に従って、例えば特許公開公報のように1ページが複数
領域に等分割されている原稿の折り順複写を説明する。
以下、図25(b) に示すM=4の場合の4分割原稿を等
倍で複写する場合を説明する。図30は2枚目の4分割
原稿が読み取られた時の分割画像データの画像メモリ2
の格納状態を、図31は分割画像データに回転および移
動の処理が施された後の分割画像データの画像メモリ2
の格納状態を示したものである。なお、転写紙のセット
基準は横向きが選択される。まず走査パネル上で「折り
順」、「両面」、「4分割」、「移動」コピーモードキ
ーの押下によりモード設定を行う。1枚目の原稿をコン
タクトガラス39上に載置し、プリントスタート釦の押
下が行われる。原稿走査によって読み取られた1枚目の
原稿画像データ〜は画像メモリの「表面」領域にそ
のまま格納される。2枚目の原稿も同様に読み取られ、
画像データ〜は画像メモリの「裏面」領域にそのま
ま格納される。次に画像メモリに格納された画像データ
に移動および回転の処理を施す。「表面」領域に格納さ
れた画像データを「退避」領域にそのまま移動させ、
「表面」領域を空ける。次に「裏面」および「退避」領
域に格納されている画像データを分割ページ毎に分割
し、所定の折り順記録画像となるように移動および回転
の処理を施す。即ち、「裏面」および「退避」領域に格
納されている1,4,5,8分割ページ目の画像データ
を「表面」領域に移動し、4,5分割ページ目の画像デ
ータは180°回転させた後所定の順番に並べ換える。
次に「裏面」領域に残されている6分割ページ目の画像
データには180°回転を施した上で7分割ページ目
の画像データと共にそれぞれ分割領域(viii),(vi) に
移動させる。さらに「退避」領域に残されている3分割
ページ目の画像データには180°回転を施した上で
2分割ページ目の画像データと共に「裏面」領域の空き
領域(vii),(v) にそれぞれ移動させる。折り順コピー用
の記録画像に編集加工された画像データは通常の読み取
り動作によって画像メモリから読み出されプリンタに出
力される。本実施例では画像メモリにA3サイズ分の
「退避」領域を設けて画像データの編集加工処理を迅速
に行うようにしたが、大きな「退避」領域を設けずに分
割ページ分のみの「退避」領域を備えて分割ページ毎
に、あるいはそれらを組み合わせて移動および回転の処
理を施して折り順コピー用の記録画像を得ることもでき
る。この場合、市販のグラフィックスLSIを使用する
ことができる。また、上記「退避」領域を全く設けずに
ソフトウェアによって上記画像データの編集加工処理を
行うこともできる。
【0019】次に「折り順」コピーモードで転写紙に記
録された折り線に従って順に折り畳んで切断線に従って
切断すれば、所定のページ順に記録画像が配列された袋
綴じ状の製本が可能になる「袋綴じ」コピーモードを選
択した時の動作を説明する。図32は「袋綴じ」コピー
モードを選択した時の複写機から排出されたコピーの例
と、それを用いて袋綴じ製本を行う仕方を示した図、図
39ないし図46はADF使用時、「袋綴じ」コピーモ
ードを選択した時の制御動作のフローチャートである。
図32において、(a) および(b)は図で左開きでそれぞ
れ分割数Nが4および8の場合を示したものであり、数
字は原稿画像または分割画像の頁番号を示し、その向き
は画像の向きを表している。図のように一点鎖線「− -
−」で山折りし、破線「- - -」で谷折りした後、破
線「……」でさらに2つ折りしてその破線「……」に沿
って切断すれば1〜4ページおよび1〜8ページの左開
きの袋綴じコピー製本を作ることができる。なお、右開
きの「袋綴じ」コピーの場合は記録画像の向きが全て上
下逆になる。図39ないし図42のフローチャートに従
って「折り順」、「片面」、「入換え原稿」コピーモー
ドの動作を説明する。まず「折り順」コピーの釦が押下
されると、「折り順」コピーモードおよび「入換え原
稿」コピーモードが設定される(S−50)(S−5
1)。次にテンキーの操作により分割数Nの設定と原稿
パターンの選択が行われ(S−52)(S−53)、プ
リントスタート釦の押下を待ち、プリントスタート釦が
押下されると(S−54)、枚数カウンタ値iを0にセ
ットする。原稿が給送されると、ADFに付設された原
稿サイズ検知センサーにより原稿の縦横の大きさが測定
される(S−55)。その後ステップS−56で用紙倍
率選択のサブルーチンを経て、ステップS−57でスキ
ャナーによる原稿走査が行われる(図40参照)。次の
ステップS−58では画像データの回転操作が必要かど
うかが判断される。これは原稿のセット方向、転写紙用
紙のセット方向、設定モード、分割数N、枚数カウンタ
値iによって決定される。例えば原稿走査が縦方向でN
=4の場合は1ページ目の画像データは180°、また
N=8の場合は右90°の回転操作が必要になる。原稿
のセット方向はステップS−55で原稿サイズを検知し
た時に同時に判定される。回転操作が必要ならば回転方
向の判別を行い(S−59)、画像データの回転処理を
実行した後(S−60)、画像データのページメモリ内
の格納領域の移動が必要かどうか判断し(S−61)、
移動が必要ならば移動先のメモリ領域のアドレスデータ
の生成を行う(S−62)。次に、当初の、または生成
されたアドレスデータのアドレスのページメモリ領域に
画像データを格納すると共に(S−63)、折線データ
と白データの設定を行い(S−64)、画像単位の境界
の領域に格納する(S−65)(図41参照)。ページ
メモリに格納された画像データ、折線データおよび白デ
ータはステップS−66で出力され、出力データに従っ
て通常の複写動作が実行される(S−67)。ステップ
S−67が終了するとステップS−54に戻る。「両
面」コピーモードが設定された時の動作は図39、図4
0および図42のフローチャートに従って実行される。
図39および図40は共通なので、最後の図42のフロ
ーチャートを簡単に説明する。画像データのページメモ
リ内の格納が行われた後(S−68)、ページメモリに
格納された画像データはプリンタに出力され(S−6
9)、通常の複写動作が実行される。原稿画像がプリン
トされた転写紙は両面トレイへ排紙される(S−7
0)。次に折線データの設定を行い(S−71)、裏面
コピー動作の開始(S−72)と共に折線データが出力
される(S−73)。
【0020】図43、図34、図35および図36のフ
ローチャートに従って「折り順」、「片面」、「見開き
原稿」コピーモードの動作を説明する。「見開き原稿」
コピーモードとは図20に示すように、折り綴じされた
原稿の奇数頁と偶数頁を一度に2頁分読み取って頁毎あ
るいは頁内の分割画像毎にページメモリに記憶するコピ
ーモードである。まず「折り順」コピーモードの釦が押
下された後(S−74)、「見開き原稿」コピーモード
が設定される(S−75)。次にテンキーを操作して分
割数Nの設定が行われると(S−76)、枚数カウンタ
値iを0にセットする(S−77)。なお、枚数カウン
タ値iは見開き原稿を読み取る毎に2回更新される。次
に操作部に原稿のセットを要求するメッセージを表示し
(S−78)、プリントスタート釦の押下を待ってプリ
ントスタート釦が押下されると(S−79)、スキャナ
ーに付設されている原稿サイズ検知センサーが原稿走査
時に原稿の縦横の大きさを測定すると共に(S−8
0)、枚数カウンタ値iを2だけ歩進させる(S−8
1)。以下、前述の図34、図35および図36のフロ
ーチャートに従った動作が実行される。
【0021】上記実施例により作成された見開き原稿の
折り順袋綴じコピーでは元の原稿の頁配列とコピーの頁
配列は奇数と偶数が入れ換わっている。単にコピーだけ
を見るだけならばこれでも差し支えないが、例えば元の
原稿と付き合わせたりするような場合に頁配列が元の原
稿と同じになっていると都合が良い。次に説明するペー
ジ合わせコピーモードは最初の頁に空白頁を挿入するこ
とにより、頁配列が元の原稿と同じコピーを作成できる
ようにしたものである。図44、図45および図46の
フローチャートに従ってページ合わせコピーモードの動
作を説明する。まず「折り順」コピーモードの釦が押下
された後(S−82)、「見開き原稿」、「ページ合わ
せ」コピーモードが設定されると(S−83)(S−8
4)、第1頁判定カウンタKを0にセットする(S−8
5)。次にテンキーの操作により分割数Nの設定が行わ
れると(S−86)、枚数カウンタ値iおよび頁順送り
カウンタJを0にセットする(S−87)。以下、ステ
ップS−88からステップS−93までの動作フロー
は、図43および図34に示す通常の「見開き原稿」コ
ピーモードの動作フローと同一であるので説明を省略す
る。ステップS−93の原稿の読み取り動作が終了する
と、第1頁判定カウンタKおよび頁順送りカウンタJを
1だけ歩進させる(S−94)(図45参照)。その後
ステップS−95で画像データの回転操作が必要かどう
かを判断する。回転操作が必要ならば回転方向の判別を
行い(S−96)、画像データの回転処理を実行した後
(S−97)、第1頁判定カウンタKの値が1かどうか
判定する(S−98)。Kが1ならば第1頁が格納され
るページメモリのメモリ領域に書き込まれる1頁分の空
白データを設定する(S−101)。Kが1でなければ
ステップS−99に進んで頁順送りカウンタJの値が1
かどうか判定する。Jの値が1ならばワークエリアに格
納されている画像データを第1頁が格納されるページメ
モリのメモリ領域に書き込む(S−100)。次に主走
査ラインカウンタmの値が設定値n以下かどうか判定す
る(S−102)(図46参照)。判定結果がYESま
たは判定結果がNOで次にステップS−103で、枚数
カウンタ値iの値が分割数Nより小さいかどうか判断
し、その結果Nより小さければ画像データを第(J+
1)頁が格納されるページメモリのメモリ領域に書き込
む(S−104)。その後ステップS−94に戻る。ス
テップS−103で枚数カウンタ値iの値がN以上にな
った時はN頁分の画像データをワークエリアに格納する
(S−105)。次に折線データと白データの設定を行
い(S−106)、画像単位の境界の領域に格納する
(S−107)。ページメモリに格納された画像デー
タ、折線データおよび白データはステップS−108で
出力され、出力データに従って通常の複写動作が実行さ
れる(S−109)。ステップS−109の処理が終了
するとステップS−87に戻る。ステップS−87では
枚数カウンタ値iおよび頁順送りカウンタJ値がクリア
されるので、ステップS−98およびステップS−99
に移った時の判断はそれぞれNOおよびYESとなり、
ステップS−100に移ってワークエリアに格納されて
いる画像データをページメモリの新たな第1頁が格納さ
れるメモリ領域に書き込む。以下、上述の動作が繰り返
されて折り順コピーが作成される。
【0022】次に、ADFとしてリサイクルオートドキ
ュメントフィーダー(以下RADFと略記する)と、1
枚のフレームメモリを備えた本発明の第3の実施例を説
明する。なお、RADFはコンタクトガラス39上に一
旦給紙された原稿を待機中の原稿上に排出させ、何度で
も循環給紙することが可能なADFである。図21は
「折り順」、「両面」、「2分割」コピーモードキーが
押下され、複写動作が行われた時の1枚のA3サイズの
フレームメモリ、即ち、ページメモリのA4サイズ毎の
2つの領域(i) と(ii)に格納される画像データの格納状
態を経時的に示したものである。プリントスタートキー
が押下されることにより、RADFに載置された1枚目
の原稿がコンタクトガラス39上に搬送され、スキャナ
ーにより走査されると、その画像データはページメモ
リのA4サイズの領域(ii)に格納される。1枚目の原稿
は排出され、待機中の原稿上に重ねられる。2枚目およ
び3枚目の原稿は給紙された後、スキャナーにより走査
されることなく、1枚目の原稿と同様に排出され、1枚
目の原稿上に重ねられる。4枚目の原稿が給紙され、読
み取られて画像データがページメモリのA4サイズの
領域(i) に格納される。ページメモリが画像データ,
で満たされると(a) 、それらは読み出され、給紙され
た転写紙の表面に記録され、画像形成された転写紙は両
面反転ユニットIVに送られ、再給紙される。その間、R
ADFは2枚目の原稿が取り込み位置に達するまで原稿
を循環給紙および排紙を繰り返す。その後、2枚目の原
稿が給紙され、読み取られて画像データがページメモ
リのA4サイズの領域(i) に格納され、次に3枚目の原
稿が給紙され、読み取られて画像データがページメモ
リのA4サイズの領域(ii)に格納される。ページメモリ
が画像データ,で満たされると(b) 、それらは読み
出され、再給紙された転写紙の裏面に記録される。な
お、本実施例においても2つの領域(i) と(ii)の間に一
定幅の白データと、折り線データが格納され、出力画像
の間に余白と折り線が形成される。以下、(c),(d) に示
すように、未記録の原稿がなくなるまで上記動作が繰り
返される。
【0023】図22は「折り順」、「両面」、「4分
割」コピーモードキーが押下され、複写動作が行われた
時の1枚のA3サイズのページメモリのA5サイズ毎の
4つの領域(i),(ii),(iii),(iv) に格納される画像デー
タの格納状態を経時的に示したものである。この場合は
ページメモリへの画像データの書き込みは図の矢印で示
すように、2つずつの領域(i),(ii)と(iii),(iv)とで領
域内の書き込み順序が異なる。2分割コピーの場合と同
様に、まず1枚目の原稿が給紙されて読み取られ、画像
データがA5サイズの領域(iv)に格納される。次に、
2枚目および3枚目の原稿が空送りされて排出され、4
枚目および5枚目の原稿が給紙されて読み取られ、画像
データ,がそれぞれ領域(iii) および(i) に互いに
書き込み方向を異ならせて格納される。次に、6枚目お
よび7枚目の原稿が空送りされて排出され、8枚目の原
稿が給紙されて読み取られ、画像データが領域(ii)に
格納される。ページメモリの領域が全て画像データで満
たされると(a) 、白データと、折り線データが各領域間
に書き込まれた後、それらは読み出され、給紙された転
写紙の表面に記録され、画像形成された転写紙は両面反
転ユニットIVに送られ、再給紙される。再給紙された転
写紙の裏面には、上記と同様に4つの領域(i),(ii),(ii
i),(iv)にそれぞれ画像データ,,,が必要に
応じて反転操作され、格納され終わると(b) 、それらは
読み出され記録される。図23は同様に「8分割」コピ
ーモードキーが押下され、複写動作が行われた時の1枚
のA3サイズのページメモリのA6サイズ毎の8つの領
域(i) 〜(viii)に格納される画像データの格納状態を経
時的に示したものである。この場合のページメモリへの
書き込みおよび読み出しは上述の「4分割」の場合と同
様なので説明を省略する。
【0024】次に、通常のADFと、1枚のフレームメ
モリを備えた本発明の第4の実施例を説明する。図24
は「折り順」、「両面」、「2分割」コピーモードキー
が押下され、複写動作が行われた時の1枚のA3サイズ
のページメモリのA4サイズ毎の2つの領域(i) と(ii)
に格納される画像データの格納状態を経時的に示したも
のである。まず1枚目の原稿が給紙されて読み取られ、
画像データがA5サイズの領域(i) に格納される(a)
。同様に2枚目の原稿が給紙されて読み取られ、画像
データがA5サイズの領域(ii)に格納される。画像デ
ータが格納され終わると(b) 、直ちに画像データが
読み出され、給紙された転写紙の裏面に記録され、続い
て3枚目の原稿が給紙されて読み取られ、そのまま転写
紙の裏面の残余部分に記録される。画像形成された転写
紙は両面反転ユニットIVに送られ、再給紙される。次に
4枚目の原稿が給紙されて読み取られ、画像データに
替わって(c),画像データがA5サイズの領域(ii)に格
納される。ページメモリの領域が全て画像データで満た
されると(d) 、それらは読み出され、再給紙された転写
紙の表面に記録される。以下、同様のページメモリへの
書き込みおよび読み出しと、記録動作が繰り返される。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように請求項1または請求
項2記載の発明によれば、画像回転操作手段と記憶領域
制御手段を備えて、記憶領域毎に画像の回転操作の必要
性を判断して回転操作を行うと共に、画像信号記憶手段
の記憶領域を制御し、折り順画像形成モードを選択した
時、2頁または4頁分の画像を2個に等分割された1枚
の記録紙の各分割領域に記録するようにしたから、画像
形成された記録紙を単位画像の境界で単に折り曲げ、あ
るいは切断することにより、所望の記録画像の順番に配
列された見開き状の画像が形成された記録紙(束)を得
ることができる。請求項3または請求項4記載の発明に
よれば、画像分割手段を備えて、画像信号記憶手段に記
憶された画像信号を処理して、読み取った原稿画像の画
像データを複数の分割画像の画像データに分割するよう
にしたので、複数の単位画像で構成された原稿の画像デ
ータを自動的に単位画像毎の画像データに変換できるか
ら、原稿を単位画像毎に読み取らせる手間が省けると共
に、記録紙に無駄なく画像形成させることができる。請
求項5記載の発明によれば、画像図形合成手段を備え
て、原稿画像と他の図形画像を合成するようにしたの
で、原稿画像と他の図形画像が合成された画像を記録紙
に記録させることができる。請求項6または請求項7記
載の発明によれば、折り順画像形成モードを選択した
時、記録紙の2n 個に等分割された各分割領域に2n
の画像を形成させるようにしたので、多数の原稿の画像
を記録紙上に効率良く、見開き状の画像にして記録させ
ることができる。請求項8ないし請求項10記載の発明
によれば、折り順画像形成モードを選択した時、2n ×
2個の画像を記録紙の2n 個に等分割された各分割領域
に形成させるようにしたので、多数の原稿の画像を記録
紙の両面に効率良く、見開き状の画像にして記録させる
ことができる。請求項11記載の発明によれば、光電変
換手段により原稿画像を光学的に読み取って電気信号に
変換し、それをA/D変換手段によりデジタル信号に変
換し、それを画像信号記憶手段に記憶させるようにした
ので、原稿画像の画像処理が容易になる。請求項12ま
たは請求項15記載の発明によれば、原稿サイズ判別手
段により原稿サイズを判別し、変倍率設定手段により変
倍率を設定し、変倍率決定手段により原稿サイズ情報と
記録紙サイズ情報、または記録画像の分割数に基づいて
変倍率を決定するようにしたので、原稿と記録紙のサイ
ズに関わらず原稿の画像を記録紙上に自動的に効率良
く、見開き状の画像にして記録させることができる。請
求項13記載の発明によれば、指示パターン発生手段に
より記録紙の分割境界に折り線、折り順、切断線等の指
示パターンを発生させ、画像合成手段により、その指示
パターンと画像信号記憶手段からの画像を合成するよう
にしたので、画像形成された記録紙の折り曲げ、切断等
の後加工がし易くなる。請求項14記載の発明によれ
ば、綴じ代形成手段により記録紙の分割境界近傍に余白
領域を形成させるようにしたので、画像形成された記録
紙の折り曲げ、切断等の後加工により原稿画像が見にく
くなったり、切断されたりするのを防止できる。請求項
16記載の発明によれば、両面画像形成モードを選択し
た時、記憶領域制御手段により、指示パターン発生手段
が発生する指示パターンと画像信号記憶手段からの画像
が記録紙の互いに異なる面に形成させるようにしたの
で、画像形成された記録紙に折り曲げ、切断等の後加工
を施した時に画像形成された側の面が見易くなる。請求
項17記載の発明によれば、書込開始位置設定手段によ
り画像信号記憶手段の書き込み開始位置を指定し、書込
終了位置設定手段により書き込み終了位置を指定し、デ
ータ単位歩進量設定手段により書き込みデータ単位歩進
量を指定し、記憶領域制御手段がそれぞれ指定された書
き込み開始位置、書き込み終了位置、書き込みデータ単
位歩進量に従って画像データの書き込み制御を行うよう
にしたので、画像形成速度を低下させることなく、廉価
な回路構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の複写機のページメモリとペー
ジメモリ制御回路の詳細回路のブロック図である。
【2図】複写機のスキャナー部の画像処理回路のブロッ
ク図である。
【図3】複写機全体のシーケンス制御の制御ユニットの
回路ブロック図である。
【図4】アドレス発生回路の詳細回路のブロック図であ
る。
【図5】アドレス発生回路の詳細回路の主要な入出力信
号のタイミングチャートである。
【図6】複写機全体の構成図である。
【図7】複写機の書き込み部の平面図である。
【図8】ページメモリのメモリ構成を示す模式図であ
る。
【図9】ページメモリの画像データの格納状態をA3記
録用紙に対応させて示した説明図である。
【図10】「縮小」モードを用いて4枚のA4サイズの
原稿をページメモリに格納した状態を示した説明図であ
る。
【図11】「折り順」コピーモードの動作制御のフロー
チャートである。
【図12】画像メモリに格納される4ページ分の画像デ
ータの記憶状態を示した説明図である。
【図13】コンタクトガラス上での原稿の載置方向を示
した説明図である。
【図14】ADF使用時に原稿の供給を行う時のタイミ
ングチャートである。
【図15】手動作で原稿の供給を行う時のタイミングチ
ャートである。
【図16】画像メモリに記憶される記憶状態を示した説
明図である。
【図17】転写紙に出力される折り線、切り取り線のパ
ターンを示した説明図である。
【図18】8分割複写の場合の画像メモリに記憶される
記憶状態を示した説明図である。
【図19】8分割複写の場合の転写紙に出力される折り
線、切り取り線のパターンを示した説明図である。
【図20】コンタクトガラス上での見開き原稿の載置方
向を示した説明図である。
【図21】本発明の第3の実施例に係る「折り順」、
「両面」、「2分割」コピーモード選択時のメモリに格
納される画像データの格納状態を示した説明図である。
【図22】同じく「折り順」、「両面」、「4分割」コ
ピーモード選択時のメモリに格納される画像データの格
納状態を示した説明図である。
【図23】同じく「折り順」、「両面」、「8分割」コ
ピーモード選択時のメモリに格納される画像データの格
納状態を示した説明図である。
【図24】本発明の第4の実施例に係る「折り順」、
「両面」、「2分割」コピーモード選択時のメモリに格
納される画像データの格納状態を示した説明図である。
【図25】原稿が複数個の画像情報単位で構成されてい
る例を示した説明図である。
【図26】画像情報単位が2個の場合の原稿と転写紙の
画像の配置状態を示した説明図である。
【図27】「2分割」コピーモード選択時のページメモ
リの画像データ記録領域、余白領域および折線データ記
録領域を示した説明図である。
【図28】破線パターンと余白部分を拡大して示した説
明図である。
【図29】画像メモリに記憶される記憶状態を示した説
明図である。
【図30】本発明の第2の実施例に係る「4分割」コピ
ーモード選択時の画像情報単位が4個の場合の2枚目の
原稿が読み取られた時の画像メモリの格納状態を示した
説明図である。
【図31】同じく回転および並べ換え処理が施された後
の画像メモリの画像データ格納状態を示した説明図であ
る。
【図32】「袋綴じ」コピーモードを選択した時の転写
紙と袋綴じ製本を行う仕方を示した説明図である。
【図33】ADF使用時、「折り順」コピーモードを選
択した時の制御動作のフローチャートである。
【図34】「折り順」コピーモードを選択した時の図3
3に続く制御動作のフローチャートである。
【図35】「折り順」コピーモードを選択した時の図3
4に続く制御動作のフローチャートである。
【図36】「折り順」、「両面」コピーモードを選択し
た時の図34に続く制御動作のフローチャートである。
【図37】用紙倍率選択のサブルーチンのフローチャー
トである。
【図38】「折り順」、「入れ換え原稿」コピーモード
を選択した時の制御動作のフローチャートである。
【図39】「袋綴じ」、「入れ換え原稿」コピーモード
を選択した時の制御動作のフローチャートである。
【図40】「袋綴じ」、「入れ換え原稿」コピーモード
を選択した時の図39に続く制御動作のフローチャート
である。
【図41】「袋綴じ」、「入れ換え原稿」コピーモード
を選択した時の図40に続く制御動作のフローチャート
である。
【図42】「袋綴じ」、「入れ換え原稿」、「両面」コ
ピーモードを選択した時の図40に続く制御動作のフロ
ーチャートである。
【図43】「袋綴じ」、「見開き原稿」コピーモードを
選択した時の制御動作のフローチャートである。
【図44】「袋綴じ」、「見開き原稿」、「ページ合わ
せ」コピーモードを選択した時の制御動作のフローチャ
ートである。
【図45】「袋綴じ」、「見開き原稿」、「ページ合わ
せ」コピーモードを選択した時の図44に続く制御動作
のフローチャートである。
【図46】「袋綴じ」、「見開き原稿」、「ページ合わ
せ」コピーモードを選択した時の図45に続く制御動作
のフローチャートである。
【符号の説明】
1 ページメモリ制御回路 2 ページメモリ 11 開始アドレス設定レジスタ 12 データ単位歩進量設定レジスタ 13 ライン単位歩進量設定レジスタ 14 終了アドレス設定レジスタ 90 スリーステートバッファ 91 スリーステートバッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良 ▲わたる▼ 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 伊藤 憲文 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像信号を記憶する画像信号記
    憶手段と、該画像信号記憶手段から出力された画像信号
    に従って記録画像を作成する折り順画像形成装置におい
    て、前記画像信号記憶手段の記憶領域を制御する記憶領
    域制御手段と、前記画像信号記憶手段の記憶領域ごとに
    画像の回転操作の必要性を判断して回転操作を行う画像
    回転操作手段を有し、前記画像信号記憶手段は記録紙の
    表面および裏面の記録画像を記憶する領域を備えると共
    に、画像形成モードとして2×2頁分の画像を2個に等
    分割された1枚の記録紙の両面の各領域に記録する折り
    順画像形成モードを有することを特徴とする折り順画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 デジタル画像信号を記憶する画像信号記
    憶手段と、該画像信号記憶手段から出力された画像信号
    に従って記録画像を作成する折り順画像形成装置におい
    て、前記画像信号記憶手段の記憶領域を制御する記憶領
    域制御手段と、前記画像信号記憶手段の記憶領域ごとに
    画像の回転操作の必要性を判断して回転操作を行う画像
    回転操作手段を有し、前記画像信号記憶手段は1枚の記
    録紙の記録画像を記憶する領域を備えると共に、画像形
    成モードとして2頁分の画像を2個に等分割された1枚
    の記録紙の各分割領域に記録する折り順画像形成モード
    を有することを特徴とする折り順画像形成装置。
  3. 【請求項3】 デジタル画像信号を記憶する画像信号記
    憶手段と、該画像信号記憶手段から出力された画像信号
    に従って静電写真プロセスで記録画像を作成する折り順
    画像形成装置において、原稿画像の読み取り順に応じて
    画像信号記憶手段の記憶領域を制御する記憶領域制御手
    段と、前記画像信号記憶手段に記憶された画像信号を処
    理して、読み取った原稿画像の画像データを複数の分割
    画像の画像データに分割する画像分割手段と、を有し、
    画像信号記憶手段は記録紙1枚分の記録画像を記憶する
    領域を備えると共に、画像形成モードとして1枚の記録
    紙に複数頁分の原稿画像を複数分割された1枚の記録紙
    の両面の各分割域に画像形成して、分割境界に沿って折
    り曲げ、または切断して見開き状画像記録物を作成する
    折り順画像形成モードを有することを特徴とする折り順
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の記載において、画像信号記憶
    手段の記憶領域ごとに画像の回転操作の必要性を判断し
    て回転操作を行う画像回転操作手段を有することを特徴
    とする折り順画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3の記載において、原稿画像と他
    の図形画像を合成する画像図形合成手段を有することを
    特徴とする折り順画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4の記載において、原稿画像分割
    手段は画像データを処理して原稿画像を等分割し、分割
    画像毎の画像データに変換し、記憶領域制御手段は原稿
    画像の読み取り順と前記分割画像の配置位置に応じて画
    像信号記憶手段の記憶領域を制御し、画像形成モードと
    して1枚の記録紙に2n (nは整数)個の前記分割画像
    を2n 個に等分割された記録紙の各分割域に画像形成し
    て、分割境界に沿って折り曲げ、または切断して見開き
    状画像記録物を作成可能にする折り順画像形成モードを
    有することを特徴とする折り順画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項6の記載において、原稿画像分割
    手段は画像データを処理して原稿画像を2n 個に等分割
    し、分割画像毎の画像データに変換することを特徴とす
    る折り順画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7の記載において、画像信号記憶
    手段は記録紙の全面の2倍の記録データを格納可能な領
    域を備えると共に、画像形成モードとして1枚の記録紙
    に2n ×2(nは整数)個の前記分割画像を2n 個に等
    分割された記録紙の両面の各分割域に画像形成して、分
    割境界に沿って折り曲げ、または切断して見開き状複写
    物を作成可能にする折り順画像形成モードを有すること
    を特徴とする折り順画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8の記載において、原稿を複数回
    繰り返し自動給送可能な原稿自動給送手段を有し、画像
    信号記憶手段は記録紙の表面および裏面の記録画像を記
    憶する領域を備えると共に、画像形成モードとして1枚
    の記録紙に2n ×2頁分の原稿画像を2n 個に等分割さ
    れた1枚の記録紙の両面の各分割域に画像形成して、分
    割境界に沿って折り曲げ、または切断して見開き状画像
    記録物を作成する折り順画像形成モードを有することを
    特徴とする折り順画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項6の記載において、画像信号記
    憶手段は記録紙の全面の2倍の記録データを格納可能な
    領域を備えると共に、画像形成モードとして1枚の記録
    紙に2n ×2(nは整数)個の前記分割画像を2n 個に
    等分割された記録紙の両面の各分割域に画像形成して、
    分割境界に沿って折り曲げ、または切断して見開き状画
    像記録物を作成可能にする折り順画像形成モードを有す
    ることを特徴とする折り順画像形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10の記載にお
    いて、原稿画像を光学的に読み取り電気信号に変換する
    光電変換手段と、読み取った電気信号をデジタル画像信
    号に変換するA/D変換手段とを有し、該A/D変換手
    段からのデジタル画像信号を前記画像信号記憶手段に記
    憶することを特徴とする折り順画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の記載において、原稿サイ
    ズを判別する原稿サイズ判別手段と、記録画像の変倍率
    を設定する変倍率設定手段と、前記原稿サイズ判別手段
    から得た原稿サイズ情報と記録紙サイズ情報とを比較し
    て前記変倍率を決定する変倍率決定手段と、を有するこ
    とを特徴とする折り順画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項11または請求項12の記載に
    おいて、記録紙の分割境界に折り線、折り順、切断線等
    の指示パターンを形成する指示パターン発生手段と、該
    指示パターン発生手段が発生する指示パターンと画像信
    号記憶手段からの画像を合成する画像合成手段と、を有
    することを特徴とする折り順画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13の記載に
    おいて、記録紙の分割境界近傍に余白領域を形成させる
    綴じ代形成手段を有することを特徴とする折り順画像形
    成装置。
  15. 【請求項15】 請求項12の記載において、変倍率決
    定手段は原稿サイズ判別手段から得た原稿サイズ情報と
    記録紙サイズ情報と記録画像の分割数に基づいて変倍率
    を決定するものであることを特徴とする折り順画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項13の記載において、記録紙の
    両面に記録画像を形成する両面画像形成モード選択時、
    記憶領域制御手段は指示パターン発生手段が発生する指
    示パターンと画像信号記憶手段からの画像が記録紙の互
    いに異なる面に形成されるように制御することを特徴と
    する折り順画像形成装置。
  17. 【請求項17】 請求項3、請求項12または請求項1
    3の記載において、画像信号記憶手段の書き込み開始位
    置を指定する書込開始位置設定手段と、書き込み終了位
    置を指定する書込終了位置設定手段と、書き込み位置を
    歩進させる書き込みデータ単位歩進量を指定するデータ
    単位歩進量設定手段と、を有し、前記画像信号記憶手段
    はライン毎に読み取った画像データを記憶し、記憶領域
    制御手段は指定された書き込み開始位置、書き込み終了
    位置および指定された書き込みデータ単位歩進量に従っ
    て画像データの書き込み制御を行うことを特徴とする折
    り順画像形成装置。
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