JPH09284516A - 画像記憶装置 - Google Patents

画像記憶装置

Info

Publication number
JPH09284516A
JPH09284516A JP8115284A JP11528496A JPH09284516A JP H09284516 A JPH09284516 A JP H09284516A JP 8115284 A JP8115284 A JP 8115284A JP 11528496 A JP11528496 A JP 11528496A JP H09284516 A JPH09284516 A JP H09284516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
data
storage device
image data
capacity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8115284A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Shimizu
秀昭 清水
Takeshi Moriyama
剛 森山
Hiroyuki Yaguchi
博之 矢口
Hiroyoshi Yoshida
廣義 吉田
Masao Watabe
昌雄 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8115284A priority Critical patent/JPH09284516A/ja
Publication of JPH09284516A publication Critical patent/JPH09284516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄積容量の制約から、入力側からの画像は現
在実行中のジョブが終了し、メモリに空きができるまで
の時間を待機する、もしくは禁止する状態が発生し、使
用者が装置の前で待機させられたり、大量原稿を持ち去
り、再度出直すといった煩わしさが生じる。 【解決手段】 複数枚の原稿画像を順次記憶している最
中に、ページメモリ119、120の容量が不足しているとコ
ントローラ123により判断された場合に、画像読み取り
を停止して、先ほど読み込んだ画像を記憶する前のペー
ジメモリ119、120の残容量と全原稿の総データ量とをコ
ントローラ123により求め、全原稿のデータ縮小量を決
定し、その決定したデータ縮小量で全原稿の画像データ
を変倍回路125、126により縮小してページメモリ119、1
20に記憶し直す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は複写機、ファクシミリ、ス
キャナ、プリンター、PC(パーソナルコンピュータ)、
WS(ワークステーション)等の画像入出力機器に具備さ
れ且つ画像を蓄積する画像記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機におけるソーティング、グ
ルーピングは出力紙を物理的に仕分ける装置を用いて行
っていた。そのため原稿を何度も循環させる必要があ
り、原稿を損傷する原因になっていた。
【0003】そこで、原稿画像を読み込み電気的に仕分
けする大容量プリントバッファメモリ(以下、PBMと記
述する)が提案されている。このPBMには画像情報を蓄
積するメモリを用いている。このメモリはハードディス
クもしくは半導体メモリを用いており、圧縮処理等を用
いてデータ量を減少させて、大量の画像取り込みを行っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら蓄積容量
の制約から、入力側からの画像は現在実行中のジョブが
終了してメモリに空きができるまでの時間を待機する状
態、もしくは禁止する状態が発生してしまう。メモリの
大容量化と同時に、大量原稿を扱う頻度も多くなってく
るが、それに伴い1つのコピーやプリントにかかる時間
も増大する。その間、使用者が装置の前で待機させられ
たり、禁止された場合は大量原稿を持ち去り、再度出直
すといった煩わしさが生じる。
【0005】本発明は上述した従来技術の有する問題点
を解消するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、使用者がメモリが空くまで待機する必要がなく、
また、手持ちの原稿を記憶できないということがなく、
使い勝手のよい画像記憶装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の画像記憶装置は、複数枚の
画像データを記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手
段より前段に位置し且つ前記画像データのデータ量を縮
小するデータ量縮小手段と、前記画像データを順次記憶
するように制御する制御手段と、前記画像記憶手段の記
憶容量が不足したか否かを判別する記憶容量判別手段と
を具備し、連続した複数枚の画像データを記憶する動作
を行っている最中に、前記制御手段が前記記憶容量判別
手段から記憶容量が不足したという判別情報を得た場
合、連続した複数枚の画像データの全てのデータ量を前
記データ量縮小手段によって縮小処理することにより、
前記画像記憶手段に全ての画像データを記憶することを
特徴とするものである。
【0007】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項2記載の画像記憶装置は、請求項1記載の画像記憶
装置において、前記データ量縮小手段は、解像度変換を
行うことを特徴とするものである。
【0008】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項3記載の画像記憶装置は、請求項1記載の画像記憶
装置において、前記データ量縮小手段は、階調数変換を
行うことを特徴とするものである。
【0009】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項4記載の画像記憶装置は、請求項1記載の画像記憶
装置において、前記データ量縮小手段は、画像濃度変換
を行うことを特徴とするものである。
【0010】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項5記載の画像記憶装置は、請求項1記載の画像記憶
装置において、前記データ量縮小手段において、所定値
以上の縮小は行わない限界値を持つことを特徴とするも
のである。
【0011】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項6記載の画像記憶装置は、請求項1記載の画像記憶
装置において、前記データ量縮小手段は、複数のデータ
変換の中から選択できることを特徴とするものである。
【0012】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項7記載の画像記憶装置は、請求項1記載の画像記憶
装置において、前記データ量縮小手段は、複数のデータ
変換の中から優先順位を選択できる優先順位選択手段を
持つことを特徴とするものである。
【0013】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項8記載の画像記憶装置は、請求項6記載の画像記憶
装置において、画像データから画像の特徴を判別する画
像特徴判別手段を設け、前記画像特徴判別手段の判別結
果に基づいて、前記優先順位選択手段の画像データ縮小
方法の優先順位を決定することを特徴とするものであ
る。
【0014】また、上記目的を達成するため、本発明の
請求項9記載の画像記憶装置は、請求項1記載の画像記憶
装置において、前記データ量縮小手段を実行するか否か
を選択するデータ量縮小機能選択手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0015】更に、上記目的を達成するため、本発明の
請求項10記載の画像記憶装置は、請求項1記載の画像記
憶装置において、画像データ容量を見積もるデータ容量
見積り手段を設け、前記データ容量見積り手段から得た
画像データ容量と、前記記憶容量判別手段による実行中
の画像記憶前の記憶残容量とに基づいて、前記データ量
縮小手段の縮小率を決定することを特徴とするものであ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0017】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1の
実施の形態を図1〜図20に基づき説明する。図1は、本発
明の第1の実施の形態に係る画像記憶装置を具備した画
像処理装置(複写機)の概略構成を示す側面図である。
同図において、1は画像記録部(以下、プリンタ部と記
述する)、2は画像読取部(以下、リーダー部と記述す
る)、3は操作部(オペレーターコントロールユニッ
ト:以下、OCUと記述する)、4はフィニッシング装置で
ある。
【0018】リーダー部2は原稿を読み取り位置まで自
動的に給送する自動原稿給送装置(以下、ADFと記述す
る)200と、原稿画像を光学的に読み取るスキャナー250
とから構成されている。このリーダー部2の具体的な動
作説明については後述する。
【0019】プリンタ部1はリーダー部2で読み取った画
像或はコンピュータ端末やファクシミリ等の様々な外部
機器(図示省略)から送られてくる画像を可視像化して
転写紙等の記録媒体に印刷する。このプリンタ部1には
大容量プリントバッファメモリ(以下、PBMと記述す
る)15を備えており、ADF200から入力された画像や前記
外部入力機器から送られてきた画像を蓄積し、その蓄積
後にページ入れ替え等のソーティングを行う。プリンタ
部1の具体的な動作説明についても後述する。
【0020】OCU3は、ディスプレイ及び操作用キーボー
ド(或はタッチパネル式ディスプレイ)で構成されてお
り、枚数設定、部数設定、画像の編集及び加工等のユー
ザーが行う様々な設定の入力と、選択されたモード及び
装置の状態を示す情報の表示が行われる。フィニッシン
グ装置4は、プリンタ部1で記録媒体に記録された出力紙
を後工程処理する部分であり、仕分け、ステープル或は
製本等の処理を行う。
【0021】次に、図1の構成の画像処理装置における
基本的な動作について説明する。ユーザーがリーダー部
2のADF200上に複数枚の原稿をセットして、OCU3でモー
ドの設定及び複写開始を指定すると、ADF200は原稿を1
枚づつ給送しながらスキャナー部250で読み取る。スキ
ャナー部250では露光された原稿からの反射光110をCCD
ラインセンサー111(図2参照)で光電変換して電気信号
として読み取る。該読み取られた画像信号は、後述する
画像処理部11で各種の処理を施された後、圧縮処理され
プリンタ部1のPBM15に転送される。プリンタ部1では上
述したOCU3からのユーザー設定に応じてPBM15から画像
が順次読み出され、該読み出された画像は感光体露光の
ための光信号に変換される。
【0022】その後は、通常の電子写真プロセスの帯
電、露光、潜像、現像、転写、分離及び定着の各工程を
経て、記録媒体上に記録される。
【0023】以上が図1の画像処理装置における基本的
な動作説明である。
【0024】次に、図2を用いてADF200の基本的な動作
について説明する。図2は、上述したADF200とスキャナ
ー部250の構成を示す縦断側面図である。同図におい
て、20lは原稿を積載する原稿トレー、202は原稿からの
反射光110をCCD111へ導くミラー、203は流し読み原稿読
取位置、204はブックモードスキャン読取位置、205は給
紙部、206は流し読み原稿読取位置203までの搬送路、20
7は流し読み原稿読取位置203で読み取った片面原稿を排
出する搬送路、208は流し読み原稿読取位置203で読み取
った原稿の裏面を、再び流し読み原稿読取位置203に搬
送するための搬送路、209は原稿裏面を流し読み原稿読
取位置203で読み取った後、排出する搬送路である。
【0025】ここで、流し読み原稿読み取りとは、ミラ
ー202を流し読み原稿読取位置203に固定したまま、原稿
トレー201から送られる原稿を流し読み原稿読取位置203
上を移動させることにより、スキャンする方式のことで
ある。原稿の流れは搬送路につけられた矢印方向に沿っ
て搬送される。ここで原稿裏面を読み取る場合は、原稿
表面を読み取った画像の鏡像画像となって読み取られて
しまう。その鏡像画像を正像画像に直すための処理につ
いては、後述の画像処理部11のところで述べる。図中、
実線矢印が片面原稿の流し読み、点線矢印が両面原稿の
流し読み搬送方向を示している。
【0026】この流し読み原稿読取方式に対して、ブッ
クモードスキャンとは、ブックモードスキャン読取位置
204上に載置された原稿を動かさずに、ミラー202及びラ
ンプ213等の光学機器を移動させながらスキャンする方
式のことである。
【0027】いずれも原稿に対して読取部が相対的に動
いていくことにより、原稿を走査することで読み取る。
【0028】原稿露光による反射光はレンズ210を通過
した後、CCDラインセンサー(以下、CCDと記述する)111
上に投影されて光電変換される。図2に示す構成では、
搬送路206は縦送り(ポートレート送り)の場合に、A4
サイズの原稿が2枚分入る長さで構成されている。ま
た、搬送路208も同様に、原稿の短い辺の方向へ送る縦
送り(ポートレート送り)の場合に、A4サイズの原稿が
2枚分入る長さで構成されている。また、搬送路206、20
8共に、原稿の長い辺の方向へ送る横送り(ランドスケ
ープ送り)の場合は、A3サイズの原稿が1枚分入る長さ
で構成されている。
【0029】給紙トレイ201上に載置される原稿は、原
稿表面を上側に、また先頭ページが一番上に積載される
フェースアップ先頭ページ処理である。片面流し読みの
際には図中、実線矢印に沿って順次原稿が読み取られて
いくが、両面流し読みの際には、ハーフサイズ原稿(A4
縦、B5縦、A5縦)は異なる紙送りシーケンスを取る。ハ
ーフサイズ原稿は2枚づつ給紙し、流し読み原稿読取位
置203で読み取られた原稿2枚に対して、搬送路208を介
して裏面読み取りを行う。そして、裏面読み取りの2枚
目の原稿の読み取り終了と同時に、次の2枚の原稿の表
面読み取りが始まるシーケンスを取る。即ち、原稿の1
枚目の表、2枚目の表、1枚目の裏、2枚目の裏、3枚目の
表、4枚目の表、3枚目の裏・・・という順序で読み取ら
れていく。
【0030】このような両面原稿読み取り動作は、図3
に示す通りである。同図において、1A、2Aはそれぞれ1
枚目の表、2枚目の表の原稿画像であり、1B、2Bは1枚目
の裏、2枚目の裏の原稿画像であり、3A、4Aはそれぞれ3
枚目の表、4枚目の表の原稿画像であり、3B、4Bは3枚目
の裏、4枚目の裏の原稿画像である。
【0031】図2に示すADF200では、原稿トレー201上に
載置された原稿は再び原稿トレー201上に戻らずに、戻
りトレー231上に戻る非循環式原稿給送装置である。ま
た、図2における給紙部205、搬送路206、207、208、209
は独立的に駆動可能な構成を取っており、個々に駆動、
停止及び速度制御が可能である。ADF200における原稿搬
送の制御は、OCU3からの指定及び後述するPBM(プリン
トバッファメモリ)15の状態に基づいて、コントローラ
ー123(図4参照)がADF200を制御することによって行
う。
【0032】図2において、211は搬送路206内の待機ポ
ジション、212は搬送路208内の待機ポジションである。
これらは後述するPBM15の状態に応じて搬送路内に原稿
を停止させるときの位置で、紙検知センサ通過時間と搬
送速度とに基づいて位置制御が行われる。
【0033】次に、図4を用いて、読み取った画像デー
タに対して画像処理を行う画像処理部11について詳細に
説明する。図4は、画像処理部11の構成を示すブロック
図であり、同図において、原稿読取位置に達した原稿の
反射光110をCCD111で受光して光電変換することによっ
て、RGB(赤、緑、青)の電気信号を発生させる。ここ
で作られた画像信号はA(アナログ)/D(デジタル)変換回
路112で増幅後にデジタル画像信号に変換される。デジ
タル化されたRGB信号は、シェーディング/色空間変換
回路113で黒補正、白補正(シェーディング補正)及び
色補正(マスキング)の処理を行うことで、正規化及び
標準化される。該標準化されたRGB信号は2色分離回路11
4で輝度/濃度変換及び黒赤2色分離処理を行い、黒画像
データ信号115と赤画像データ信号116を作り出す。
【0034】これ以降の処理は、黒画像データ信号用と
赤画像データ信号用の各々独立した回路構成となってお
り、それぞれ並列に行われる。セレクタ回路165,166はC
CD111から入力した画像データ115,116とPC等から外部入
力した画像データ167,168のいずれかを選択する。この
選択はOCU3の設定に基づく。
【0035】次のフィルタ回路117、118では、画像読み
取り時のMTF低下を回復させるためと、網点原稿読み取
り時に発生するモアレパターンを弱めるためのフィルタ
リングを行う。ページメモリ119、120は、最大A3サイズ
までの画像を1ページ分記憶できるだけの容量を持つ。
双方向原稿フィーダーによって読み取られた画像は正方
向読み取りに対して逆方向読み取り画像は鏡像画像とし
て読み取られる。ここで鏡像として読み取られた画像に
対して更に鏡像処理を行うことで、正画像に変換する制
御を行うのが、ページメモリ119、120である。また、図
5(a)に示すような、原稿画像610の特定エリアを他の
場所に移動して図5(b)に示すような画像611を得るCut
&Paste機能を実現するための処理や、複数枚の入力原
稿画像を次段の変倍/解像度変換回路125、126で50%に
縮小して、図6(a)に示すような4枚の原稿画像610を、
1枚の用紙上に形成した図6(b)に示すような画像611を得
る縮小レイアウト機能等も、コントローラー123からの
メモリ制御信号124によってページメモリ119、120上で
行われる。
【0036】変倍/解像度変換回路125、126では、上述
した縮小レイアウト機能の実現時だけではなく、通常の
画像サイズ変換を行う。画像装飾回路127、128では、図
7(a)に示すような、原稿画像620に対してエリア指定を
行うことでネガポジ反転処理した図7(b)に示すような画
像621、網掛け処理した画像622、画像部への網のせ処理
した画像623等を得る機能を実現する。
【0037】濃度変換回路129、130は、プリンタ部1の
リニアリティ特性を補正するためのガンマ変換とOCU3か
ら使用者が入力した濃度調整レベルを画像データに反映
させるための処理を行う。ここまでの画像データは、8
ビットの256階調信号であるが、階調数変換(誤差拡
散)回路131、132では、プリンタ部1で表現できる4ビッ
ト16階調の画像信号に変換する。この階調数変換時に生
じる濃度むらを、ある面積で見た場合にキャンセルさせ
るために階調変換による誤差を拡散する。
【0038】以上が画像処理部11で行われる画像信号処
理動作である。
【0039】次に、プリントするための大量ページの画
像を記憶するPBM(プリントバッファメモリ)15につい
て、図8を用いて説明する。図8は、PBM15の構成を示す
ブロック図である。同図において、画像処理部11からPB
M15に入力される黒画像データ信号133、赤画像データ信
号134は、圧縮回路150、153の可変長可逆圧縮方式の圧
縮処理によってコード化される。可変長可逆とは、圧縮
時のデータ量はその入力画像によって異なるが、伸張処
理後には入力画像と全く同じものを復元できる性質を持
ち、JPEG等の固定長非可逆圧縮方式と対比されるもので
ある。可変長可逆圧縮方式は、MH、Q−CODER、Lempel Z
iv等の方式があるが、どれでも構わない。
【0040】DRAM151、154は、PBM15の中のメモリ部
で、半導体メモリまたはハードディスクと、それらのア
ドレッシングを行うコントロール部分とで構成される。
上述したパンフレットモード(1ページ・Nページを表面
に、その裏面に2ページ、N-1ページを記録し、この他の
ページも同じ方法で配置する)等のページ入れ替えを行
う場合は、このDRAM151、154内のアドレッシングをコン
トロールすることで実現する。そして、プリントアウト
する画像はDRAM151、154から読み出し、伸張処理回路15
2、156で再び元の画像データに復元される。ここでの読
み出しタイミングは、黒画像データ信号135は黒画像形
成に必要なタイミングで、赤画像データ信号136は赤画
像形成に必要なタイミングでそれぞれ独立して読み出さ
れる。このDRAM151、154は、基本的に全てのジョブに関
わる画像データを記憶する。残量検知回路157,158は夫
々DRAM151,154の記憶可能エリアの量の検知を行い、そ
の検知結果を黒メモリ残量検知信号198及び赤メモリ残
量検知信号199として出力する。
【0041】その動作説明を図9を用いて説明する。図9
は、PBM15の概念図を示す。図9(a)において、5002は
現在プリント中のコピージョブ(CCD111が読み取った画
像に応じた記録を行うジョブ)で、150ページの原稿を1
00部コピーするものである。1〜150ページまでを1部
づつ順番に読み出した後にプリントアウトし、その後フ
ィニッシング処理を行っている。5003は次に行うジョブ
として待機しているもので、PC等の外部機器から要求さ
れたプリンタジョブ(PC等から入力した画像データに応
じた記録を行うジョブ)で、50ページ60部をフィニッシ
ングするジョブである。更に、5004は200ページ50部と
いうコピージョブで、200ページ分の画像読み取りを行
っている途中である。ここでは200ページ分の画像デー
タの記憶完了前にPBM15がフル状態になり、読み取り動
作は一時的に中断することになる。ジョブ5002は、その
間継続して行われて最終部の100部目を1〜150ページま
でプリントすると同時に、出力済みの画像は記憶してお
く必要が無くなり、待機中のジョブ5004の画像に順次置
き換えていく。また、ジョブ5002が終了した時点で、順
番を待っていたジョブ5003のプリントが開始される。
【0042】図9(b)において、5005はPBM15の空いた
部分を示しており、メモリ容量の許す限り他のジョブの
入力(記憶)を行うことができる。
【0043】次に、PBM15がフル状態になったときの制
御方法を図10を用いて説明する。
【0044】図10は、画像読み取り中にPBM15の記憶容
量がフルになって溢れ、書き込みできない状態になった
ときの対処方法を、使用者が予め選択する場合の画面の
表示例を示す図である。図10において、340lは画面であ
り、その対処方法は3種類ある。1つ目は、画面3410の読
み取り途中でPBM15がフル状態になったとき、全原稿を
送り出して一旦終了するモードである。使用者は必要で
あれば、再度別の機会に原稿を読み込み直す必要があ
る。2つ目は、メモリが空くまで、そのまま待機するモ
ード3411である。原稿は読み取り途中のまま、RDF200の
パス内にある原稿もそのままの形で、PBM15の容量が空
いて画像が記憶できる状態になるまで待機する方法であ
る。3つ目は、PBM15のメモリ残量不足で1セット分入り
きらなかった場合、画像データを縮小して1セット分の
原稿を入れ直すモード3412である。この方法では画像デ
ータを縮小することで、画質が劣化する場合が生じる
が、読み取り作業が終了するために、使用者はその場か
ら原稿を持ち去れる方法である。
【0045】ここからは、“画像データを縮小してメモ
リに入れる”モード3412が選択された場合について、図
11を用いて実際の読み取りシーケンスと共に詳細に説明
する。
【0046】図11は、PBM15からの画像データ読み取り
タイミング及びPBM15への画像データの転送タイミング
を示すタイムチャートである。図11においては、図9
(a)に示す原稿画像読み取り中のコピージョブ5005、5
004の状態を表している。図11(a)は、原稿画像読み取り
のタイミングを示すもので、”H”レベルで示すタイミ
ングで画像を読み取り、画像処理部11のページメモリ11
9、120へ画像データを書き込んでいる様子を示してい
る。図11(b)は、ページメモリ119、120から画像データ
を読み出し、PBM15に画像データを転送している様子を
示している。
【0047】図11(b)の時点5210ではN+1ページの画像
をPBM15に転送し、それよりやや遅れたタイミングによ
り時点5211でNページ画像を読み取る。Nページ画像を図
11(b)の時点5212で転送している途中で、PBM15が時点52
14でフル状態になったとき、PBMl5への画像データ転送
は直ちに停止する。画像読み取り動作はRDF200にセット
されている全ての原稿画像を読み取るまで継続して行
う。この読み取り動作を継続している最中は、読み取っ
た画像からPBM15に記憶される画像データ量を、図4の圧
縮率予測/画像特徴判定回路160にて1面毎にデータ量を
算出して、コントローラ123で総和を算出する。コント
ローラ123で求めた初期状態の圧縮率で行ったときの画
像データ総容量と、この原稿セットを記憶する前のPBM1
5の残容量とから、このセットのデータ量をどれだけ減
らせばPBM15内に記憶できるかをコントローラ123が判断
する。
【0048】予め決められている画像データ量を縮小手
段の優先順位によって画像データ変換を行う。この画像
データを縮小する変換手段優先順位を順に示すと、 (1)濃度変換テーブル129、130による画像地飛ばし方
法 (2)階調数変換回路131、132による階調数減少化方法 (3)変倍解像度変換回路125、126による解像度低下方
法 ここに示す変換手段の優先順位は画像劣化の少ない順
に、予め決められている。しかしながら、読み取る画像
の種類によって画像の劣化具合が異なるために、OCU3に
より優先順位を変更することが可能である。そのOCU3を
図10、図12及び図13に示す。
【0049】図10のOCU3上で”画像データを縮小してメ
モリに入れる”モード3412を選択すると、図12に示す画
面3501が現れる。この画面3501によりPBM15に原稿画像
が入らなかったときに、どの手順で画像データを縮小し
て1セット分の画像を縮小するかという、優先順位を決
定する。図12の3502は優先順位を示す表示枠で、他の優
先順位を選択する場合は、NEXTキー3503を押すことで選
択する。その選択できる組み合わせを図13に示してい
る。図13において、3511〜3516は選択できる組み合わせ
表示である。NEXTキー3503を押す毎に図13に示す表示35
11〜3516がサイクリックに図12の表示枠3502の部分に現
れて選択される。
【0050】実際に画像データを縮小する方法について
図14を用いて説明する。
【0051】(1)濃度変換回路129、130(図4参照)に
よる画像地飛ばし方法 図14は濃度変換回路129、130のテーブルを示す図であ
る。同図の(a)は、入力データに対して略リニアに出
力データを出すもので、標準ではこのテーブルを用いて
いる。PBM15で行われる圧縮方式は可変長圧縮方式であ
り、データ量の変化量が多いほど圧縮率が低下する。よ
って、一般的な原稿画像として最も頻度が高いのは、文
字や簡単な2値画像で形成される文字原稿である。この
画像の特徴は、一般的に白い部分の面積比率が非常に高
いところにあり、図14の(b)の様に入力データの小さ
い部分を0データに置き換えて出力するようなテーブル
を用いることで、原稿画像中の白部分のデータ変化量を
激減することが可能となる。同様に図14の(c)では、
その効果を更に高めている。
【0052】これによりPBM15の圧縮回路150、153(図5
参照)で行われる圧縮方法の圧縮率は、図14の(a)、
(b)、(c)の順で高められることになる。この図14の
(a)〜(c)の間には10種類の異なるテーブルが用意さ
れており、先程述べた画像データ総容量とPBM15の残容
量とからコントローラ123が求めた画像データ量の縮小
率に基づきテーブルを選択する。図14の(c)のテーブ
ルに近くなるほど2値画像に近くなり、文字画像であれ
ばさほど画像劣化が見られない。
【0053】しかし、中間調画像を多く含む原稿画像等
は、図14の(c)のテーブルに近づけても文字画像ほど
圧縮率の差がないにもかかわらず、画質の劣化が激しい
特徴がある。従って、中間調画像を多く使う原稿画像等
では、予め飛ばし方法の優先順位を下げて実行する。
【0054】(2)階調数変換回路13、132による階調数
減少化方法 標準設定では、階調数変換回路131、132では誤差拡散を
用いて8ビット256階調から4ビット16階調という階調数
変換を行っている。階調数減少方法とは、画像データ縮
小率に応じて、変換後のデータ構成を2ビット4階調、1
ビット2階調に変換し、画像データ量を縮小する方法で
ある。上述した地飛ばし方法と同様に、先程述べたコン
トローラ123が求めた画像データ量の縮小率に基づき階
調数を2ビットと1ビットのどちらを用いるかを選択す
る。ここで画像データの制御データとして付加されてい
るヘッダー部にあるビット数情報によって、PBM15の圧
縮回路150、153ではビットプレーン毎の圧縮を2面分だ
け圧縮し、通常時に行うべくもう2面分に付いては、DRA
M15l、154に記憶しない制御を行う。そして、伸張回路1
52、156で伸張処理後の画像データに対して、逆階調数
変換回路150l、1503で逆階調数変換処理を行うことで、
4ビットの画像データに擬似的に変換しなおす。
【0055】(3)変倍解像度変換回路125、126による
解像度低下方法 標準設定ではCCD111の600dpiという解像度のままで画像
転送を行っているが、必要とされる画像データ量の縮小
率に応じて、解像度変換(リニア補間演算を用いた縮
小)を行う。画像の縮小率として画質劣化が許容できる
値として、25%までを最大の縮小率(リミッター)とし
て設定している。このリミッター値は可変であり、使用
者が自由に設定できる。
【0056】ここで画像データの制御データとして付加
されているヘッダー部にある画像サイズ情報に従って、
その画像サイズのみをPBM15のDRAM15l、154をアクセス
するアドレス制御を行う。そして、再び伸張回路152、1
56で伸張処理を行った後、解像度変換回路1502、1504で
リニア補間演算(拡大処理)を行うことにより元の画像
サイズに逆変換する。
【0057】図15は、これらを行う動作制御手順を示す
フローチャートである。同図の画像を読み取りPBM15に
記憶していく画像転送制御シーケンスは、以下の行程で
制御される。まず、ステップS1501でPBM15に記憶するべ
くメモリの残容量を管理する。メモリ残容量がまだある
場合は、メモリFullではないということで、ステップS1
502で原稿読み取り動作を継続し、PBM15への画像転送も
引き続き行う。一方、メモリがFull状態になった場合
は、PBM15にはこれ以上画像データが入らないので、ス
テップS1503で直ちに画像転送を停止する。次に、ステ
ップS1504で読み込み途中の原稿があるか否かを確認す
る。
【0058】図11では、そのときN‐1ページを読み込み
中であるので、ステップS1504での判別結果は肯定(Ye
s)となり、ステップS1505で画像データをPBM15へは転送
しないが圧縮率予測/画像特徴判定回路160でどのくらい
の容量になるかを予測しながら、全ての残原稿を読み取
り、圧縮後にどれくらいの容量になるかをコントローラ
123が算出する。ここで図11の時点5216で100ページまで
読み取った後、時点5307で画像データ変換方法を、予め
決められた優先順位に従って決定する。例えば、時点53
06で算出した標準時の圧縮後の総容量と、コントローラ
123によって管理されているRDF200上の原稿セットを読
み取る前のメモリの残容量から、1/3にデータを縮小す
る必要があると判明したとする。その場合、予め持って
いる各種方法によるデータ縮小効果テーブル(図示せ
ず)を参照することで、1/3以下になるテーブルを検索
し、濃度変換回路129、130の地飛ばしルックアップテー
ブルを図14の(b)に変更する。前記ステップS1505にお
ける算出処理を行った後は、前記ステップS1504へ戻
る。
【0059】一方、前記ステップS1504において全画像
の読取りが終了した場合は、ステップS1506で画像デー
タ変換方法を決定し、次のステップS1507で1ページから
原稿画像を読み取りし直すと同時に、PBM15への画像転
送を再開する。その後、リターンして通常の画像転送シ
ーケンスを行う。
【0060】多くの場合、この1回の再送制御により、P
BM15内に全ての原稿画像を記憶することができる。しか
しながら特殊な画像の場合では、圧縮率予測/画像特徴
判定回路160で行う予測値が実際のものと大きく異なる
場合や、各種データ縮小方法とデータ縮小率を示すデー
タ縮小効果テーブルの値が実際のものと異なる場合があ
る。その場合は、同じ処理行程を行い、前記ステップS1
506において画像データ変換方法を決める場合に、前回
行った変換方法を考慮に入れて、再度変換方法を決定
し、原稿を読み直す。また、メモリの残容量が少な過ぎ
た場合や、原稿画像が多過ぎた場合等では、各画像デー
タ縮小方法の最低の縮小率を選択しても入りきらない場
合は、PBM15の容量不足で画像が読み取れなかったこと
を表示する。このときの画面表示状態を図16に示す。
【0061】この場合は先述したように画像読み取りは
一時停止状態にあり、PBM15がフルモードでなくなるま
で読み取り処理は待たされる。図16において、30601は
その状態を知らせる情報であり、30604はその待ち時間
を示す情報、30602はその状態でユーザーが設定したジ
ョブを解除することを指定するための指定部分、30603
はPBM15がフル状態のまま原稿読み取りが開始されるの
を待つことを指定する指定部分である。
【0062】図17はOCU3の概念図である。同図におい
て、30101はCRT画面であり、タッチ式入力でユーザーか
らの指定が入力される。CRT画面30101はLCD及びFLCのい
ずれでも良い。また、タッチ式入力以外にもマウス、入
力ペン等のポインティングデバイスを用いて入力する様
に構成しても良い。30102はキーパッド、30103は数字の
テンキー、30104はクリアキー、30105はエンターキー、
30106はストップキー、30107はリセットキー、30108は
スタートキーである。
【0063】以上がOCU3の基本的な機器構成で、表示部
の表示及び選択メニュー、設定の状態を図18に記す。同
図において、30201は図17のCRT画面30101内の標準的な
メニュー画面である。30202はブックモード(プラテン
上に原稿をセットし、光学系移動スキャンによって原稿
を読み取るモード)の指定部分、30203は流し読み画像
読み取りの片面コピーモードを指定するための指定部
分、30204は同様に流し読み画像読み取りの両面コピー
モードを指定するための指定部分、30205はコピー部数
を指定するための指定部分、30206は複写倍率を指定す
るための指定部分、30207は複写機本体に付随する機能
デバイス(給紙段、ステープラ、サドルスティッチャ
ー、グルーバインダー、メールボックスソーター等)を
選択指定するための指定部分、30208はコピーモードに
おける更に詳細な設定を行う場合の詳細コピーモードを
選択指定するための指定部分である。
【0064】図19は図18の指定部分30207でデバイスセ
レクトが指定された場合の画面表示状態を示す図であ
る。同図において、30301は画面であり、ここでは複写
機本体及び該本体に付随する全てのアクセサリーが表示
され、どの機能を使用するかを選択可能になっている。
図19において、30112、30113、30114、30115はそれぞれ
第1〜第4の給紙段である。第1〜第4の給紙段30112〜301
15には、それぞれユーザーがセットした転写紙が入って
いる。30302は複写後の画像の仕上がりを実際の転写紙
に試し刷りしてみるためのプルーフトレー、30303はス
テープル機能、30304はステープル処理された出力紙を
収納するスタッカ、30305はサドルスティッチャー、303
06はサドルスティッチャー30305によりサドルスティッ
チされた出力紙を収納するスタッカ、30314はグルーバ
インダー、30307、30308はグルーバインダー30314によ
り処理された製本のスタッカ段、30309はメールボック
スソーター、30310はメールボックスソーターで仕分け
する出力仕分けビン、30311は図3020l画面へ戻る指定部
分である。また30316は各機能デバイスに出力紙がおく
られていく流れをリアルタイムで表示する表示部分であ
る。
【0065】図20は、図18のメニュー画面30208でコピ
ーモード詳細選択指定された際の画面表示状態を示す図
である。ここでは階調数、解像度、連写、ツインカラ一
等の画像処理における複写機能指定が行われる。
【0066】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2の
実施の形態を図21を用いて説明する。尚、本実施の形態
に係る画像処理装置の基本的な構成は、上述した第1の
実施の形態に係る図1〜図5と同一であるから、これらの
図を流用して説明する。
【0067】画像処理装置が原稿読み取り中にPBM15の
メモリの残容量が不足し、これ以上画像データを記憶す
ることができない状態になったときの制御方法を図21を
用いて説明する。図21は、PBM15からの画像読取りタイ
ミング、PBM15ヘの画像転送タイミング及びPBM15からの
画像転送タイミングをそれぞれ示すタイムチャートであ
る。図21(a)はPBM15からの画像読取りタイミングを、
図21(b)はPBM15ヘの画像転送タイミングを、図21(c)
はPBM15からの画像転送タイミングをそれぞれ示す。
【0068】図21(a)の時点5311でNページの原稿画像
を読み取って、図21(b)の時点532でPBM15へ転送する
というサイクルを続けている。ここで、時点5314のタイ
ミングでPBM15のメモリ容量がフル(Full)になって溢れ
た場合、直ちに画像転送を停止する。画像のデータ量を
変換することで、PBM15へ全画像を入れてしまうため
に、次の条件でデータ縮小方法を決める。
【0069】(1)Nページ画像を記憶してない状態でのメ
モリの残容量の中に、ページ画像全部をPBM15内に記憶
するのに必要なデータ縮小率 (2)全原稿をPBM15に入れる前に残っていたメモリの残容
量に、全原稿画像をPBM15内に記憶するのに必要なデー
タ縮小率 この2つを満たす画像データ縮小率を推定する。
【0070】まず、(1)については、一旦圧縮率予測
/画像特徴判定回路160を通過するので、おおよその画
像容量が分かり、画像データ縮小率も求められる。ま
た、(2)については、まずRDF200の原稿積載トレーに
ある原稿束圧センサー260(図2参照)によって、原稿束
の厚みを測定する。その厚みから原稿枚数を想定する。
そこで次の式から縮小率を求める。
【0071】縮小率=N/原稿枚数 これら(1)、(2)で求められた縮小率のうち、より縮
小率の高い方を全画像に行う縮小率とする。また、画像
データの特徴を見るための圧縮率予測/画像特徴判定回
路160で、100ページ〜Nページまでの画像から得た画像
の特徴によって、画像データ縮小方法を決定する。画像
データ縮小方法は以下の通りである。カッコ内は、それ
ぞれの方式がどのような画像データに適した方法である
かを示している。
【0072】方法1.濃度変換回路129、130による画像
地飛ばし方法(文字画像) 方法2.階調数変換回路131、132による階調数減少化方
法(文字・中間調混在画像) 方法3.変倍解像度変換回路125、126による解像度低下
方法(中間調画像) 圧縮率予測/画像特徴判定回路160では、画像データ周
波数成分と、あるスレッショルドとにより小さいデータ
を白画像とした白画像/1面分の白画像率の2つの値を演
算によって処理しようとしている全画像について求め
る。これらの値と画像データとの間に、以下の法則があ
る。
【0073】法則1.周波数成分が高く、白画像率80%
以上…文字画像 法則2.周波数成分が低く、白画像率80%以上…文字画
像 法則3.周波数成分が高く、白画像率80%以下…文字・
中間調混在画像 法則4.周波数成分が低く、白画像率80%以下…中間調
画像 以上の条件で判定した画像特徴より、その画像特徴に適
した画像データ縮小方法の優先順位を決定する。それぞ
れの法則に応じた、縮小方法の優先順位を以下に示す。
【0074】 法則l…方法l、方法2、方法3 法則2…方法1、方法3、方法2 法則3…方法2、方法l、方法3 法則4…方法3、方法2、方法l これによって決定した優先順位の順序で、画像データの
縮小処理を行う。例えば、法則4の画像で且つ20%まで
縮小しなくてはならない場合、解像度変換を行ってはな
らない場合、解像度変換で許容している最大の縮小率の
25%まで縮小した後、20%という縮小率を満たすために
階調数変換で2ビット4階調にする。この処理を、全画像
統一した方法によって行う。
【0075】図21の場合では、同図の(b)の時点5320で
求められた縮小率によってページメモリ119、120内に残
っているNページの画像をPBM15へ転送再開する。次に、
PBM15内にある100〜N+1ページまでの画像を、順にPBM1
5から読み出して伸張回路152、156によりデータ伸張処
理を行った後、再び図3の外部黒画像データ167及び外部
赤画像データ168が入力される。そして、Nページと同様
のデータ縮小率で、PBM15へ記憶される(図21の時点532
1〜5326)。N+1ページの画像が図21(b)の時点5326でP
BM15へ転送され始めてから、再びRDF200による画像読み
取り駆動を再開して、N‐1ページから1ページまでの画
像を読み取り、同時にPBM15への画像転送を行い、終了
する。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像記憶装
置によれば、複数の画像データを記憶する画像記憶手段
の中に画像データが入りきらない場合に、読み込み中の
全画像データのデータ量を変えて、画像記憶手段の中に
入りきるように制御するので、使用者は、何等かの条件
で画像記憶手段の記憶容量が空くまで待機する必要がな
いと共に、手持ちの原稿を記憶することができないとい
うことがなく、使い勝手が良いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像記憶装置
を具備した画像処理装置の概略構成を示す側面図であ
る。
【図2】同画像処理装置における自動原稿給送装置の構
成を示す縦断側面図である。
【図3】同自動原稿給送装置の原稿給送動作の説明図で
ある。
【図4】図1に示す画像処理装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図1に示す画像処理装置における画像処理の一
例を示す図である。
【図6】図1に示す画像処理装置における画像処理の一
例を示す図である。
【図7】図1に示す画像処理装置における画像処理の図5
及び図6とは異なる他の例を示す図である。
【図8】図1に示す画像処理装置におけるプリンタバッ
ファメモリ(PBM)の構成を示すブロック図である。
【図9】同プリンタバッファメモリの概念図である。
【図10】図1に示す画像処理装置における操作部の画
面表示例を示す図である。
【図11】図1に示す画像処理装置のページメモリに対
する画像の入出力タイミングを示すタイムチャートであ
る。
【図12】図1に示す画像処理装置における操作部の画
面表示例を示す図である。
【図13】図1に示す画像処理装置における操作部の画
面表示例を示す図である。
【図14】図1に示す画像処理装置における濃度変換回
路のテーブルを示す図である。
【図15】図1に示す画像処理装置における画像転送シ
ーケンスを示すフローチャートである。
【図16】図1に示す画像処理装置における操作部の画
面表示例を示す図である。
【図17】図1に示す画像処理装置における操作部の画
面表示例を示す図である。
【図18】図1に示す画像処理装置における操作部の画
面表示例を示す図である。
【図19】図1に示す画像処理装置における操作部の画
面表示例を示す図である。
【図20】図1に示す画像処理装置における操作部の画
面表示例を示す図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態に係る画像記憶装
置を具備した画像処理装置におけるページメモリに対す
る画像の入出力タイミングを示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 画像記録部(プリンタ部) 2 画像読取部(リーダー部) 3 操作部(OCU) 7 フィニッシング装置 11 画像処理部 15 プリントバッファメモリ(PBM) 111 CCD 112 A/D変換回路 113 シェーディング/色空間変換回路 114 2色分離回路 117 フィルタ回路 118 フィルタ回路 119 ページメモリ 120 ページメモリ 123 コントローラ 125 変倍/解像度変換回路 126 変倍/解像度変換回路 127 画像装飾回路 128 画像装飾回路 129 濃度変換回路 130 濃度変換回路 131 階調数変換回路 132 階調数変換回路 150 圧縮回路 151 DRAM 152 伸張回路 153 圧縮回路 154 DRAM 156 伸張回路 158 残量検知回路 1501 階調数変換回路 1502 解像度変換回路 1503 階調数変換回路 1504 解像度変換回路 160 圧縮率予測/画像特徴判定回路 165 セレクタ回路 166 セレクタ回路 200 自動原稿給送装置(RDF) 201 原稿トレー 202 第1ミラー 203 流し読み原稿読取り位置 204 ブックモードスキャン読取り位置 205 給紙部 206 搬送路 207 搬送路 208 搬送路 209 搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 廣義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 渡部 昌雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の画像データを記憶する画像記憶
    手段と、前記画像記憶手段より前段に位置し且つ前記画
    像データのデータ量を縮小するデータ量縮小手段と、前
    記画像データを順次記憶するように制御する制御手段
    と、前記画像記憶手段の記憶容量が不足したか否かを判
    別する記憶容量判別手段とを具備し、連続した複数枚の
    画像データを記憶する動作を行っている最中に、前記制
    御手段が前記記憶容量判別手段から記憶容量が不足した
    という判別情報を得た場合、連続した複数枚の画像デー
    タの全てのデータ量を前記データ量縮小手段によって縮
    小処理することにより、前記画像記憶手段に全ての画像
    データを記憶することを特徴とする画像記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記データ量縮小手段は、解像度変換を
    行うことを特徴とする請求項1記載の画像記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記データ量縮小手段は、階調数変換を
    行うことを特徴とする請求項1記載の画像記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記データ量縮小手段は、画像濃度変換
    を行うことを特徴とする請求項1記載の画像記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記データ量縮小手段において、所定値
    以上の縮小は行わない限界値を持つことを特徴とする請
    求項1記載の画像記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記データ量縮小手段は、複数のデータ
    変換の中から選択できることを特徴とする請求項1記載
    の画像記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記データ量縮小手段は、複数のデータ
    変換の中から優先順位を選択できる優先順位選択手段を
    持つことを特徴とする請求項1記載の画像記憶装置。
  8. 【請求項8】 画像データから画像の特徴を判別する画
    像特徴判別手段を設け、前記画像特徴判別手段の判別結
    果に基づいて、前記優先順位選択手段の画像データ縮小
    方法の優先順位を決定することを特徴とする請求項6記
    載の画像記憶装置。
  9. 【請求項9】 前記データ量縮小手段を実行するか否か
    を選択するデータ量縮小機能選択手段を設けたことを特
    徴とする請求項1記載の画像記憶装置。
  10. 【請求項10】 画像データ容量を見積もるデータ容量
    見積り手段を設け、前記データ容量見積り手段から得た
    画像データ容量と、前記記憶容量判別手段による実行中
    の画像記憶前の記憶残容量とに基づいて、前記データ量
    縮小手段の縮小率を決定することを特徴とする請求項1
    記載の画像記憶装置。
JP8115284A 1996-04-15 1996-04-15 画像記憶装置 Pending JPH09284516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8115284A JPH09284516A (ja) 1996-04-15 1996-04-15 画像記憶装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8115284A JPH09284516A (ja) 1996-04-15 1996-04-15 画像記憶装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09284516A true JPH09284516A (ja) 1997-10-31

Family

ID=14658859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8115284A Pending JPH09284516A (ja) 1996-04-15 1996-04-15 画像記憶装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09284516A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7133151B2 (en) 2000-03-14 2006-11-07 Minolta Co., Ltd. Adaptive processing for images of pages of a document
JP2010232770A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Brother Ind Ltd 印刷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7133151B2 (en) 2000-03-14 2006-11-07 Minolta Co., Ltd. Adaptive processing for images of pages of a document
JP2010232770A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Brother Ind Ltd 印刷装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5847857A (en) Image forming apparatus having real time priority determining means
US5889596A (en) Controlling a reading unit of an image processing apparatus
JPH104467A (ja) 画像形成装置
JP2006248672A (ja) 画像形成装置
JPH09284485A (ja) 画像処理装置
JPH08101850A (ja) 複合画像入出力装置
US6034783A (en) Image forming apparatus and method and information processing system and method
JPH09284516A (ja) 画像記憶装置
JP3647152B2 (ja) 画像処理装置および画像処理装置のジョブ処理方法
JPH10243130A (ja) 画像処理装置および画像処理装置の画像処理方法
JPH09284510A (ja) 原稿読取装置
JP4219116B2 (ja) 用紙処理装置
JPH09284513A (ja) 画像処理装置
JP4091727B2 (ja) 画像形成装置
JPH09284539A (ja) 画像処理装置
JP3270806B2 (ja) 画像形成装置
JPH09284515A (ja) 画像処理装置
JP4933382B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH10117272A (ja) 画像読み取り装置及びその制御方法
JPH09284514A (ja) 画像処理装置
JPH1056546A (ja) 原稿読取装置
JP3836482B2 (ja) 画像出力処理装置
JPH09284562A (ja) 画像処理装置
JPH09277665A (ja) 画像記憶装置
JPH09284512A (ja) 画像記憶装置