JPH09284513A - 画像処理装置 - Google Patents
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- JPH09284513A JPH09284513A JP8115279A JP11527996A JPH09284513A JP H09284513 A JPH09284513 A JP H09284513A JP 8115279 A JP8115279 A JP 8115279A JP 11527996 A JP11527996 A JP 11527996A JP H09284513 A JPH09284513 A JP H09284513A
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Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Storing Facsimile Image Data (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 即時性と処理速度を向上させるために用いて
いる大容量半導体メモリにも記憶容量の限界があり、記
憶容量限界での機器の制御が問題となっていた。 【解決手段】 操作部(OCU)で設定された画像処理モー
ドから決定される変倍率に基づいて、変倍後に1ページ
に収まる変倍前の画像を用いて、変倍/解像度変換回路
125,126で変倍後の1ページの画像圧縮率を圧縮率予測回
路160により予測する。
いる大容量半導体メモリにも記憶容量の限界があり、記
憶容量限界での機器の制御が問題となっていた。 【解決手段】 操作部(OCU)で設定された画像処理モー
ドから決定される変倍率に基づいて、変倍後に1ページ
に収まる変倍前の画像を用いて、変倍/解像度変換回路
125,126で変倍後の1ページの画像圧縮率を圧縮率予測回
路160により予測する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、スキャナ、プリンタ、パーソナルコンピュータ
(以下、PCと記述する)或はワークステーション(以
下、WSと記述する)等の画像入出力機器と画像データを
蓄積するメモリとを有する画像処理装置に関する。
ミリ、スキャナ、プリンタ、パーソナルコンピュータ
(以下、PCと記述する)或はワークステーション(以
下、WSと記述する)等の画像入出力機器と画像データを
蓄積するメモリとを有する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機におけるソーティング或は
グルーピングは、出力紙を物理的に仕分ける装置を用い
て行うか、又は、原稿を何度も循環させることにより行
っている。従って、原稿読み込みに時間を要したり、
又、原稿を損傷する原因となっていた。
グルーピングは、出力紙を物理的に仕分ける装置を用い
て行うか、又は、原稿を何度も循環させることにより行
っている。従って、原稿読み込みに時間を要したり、
又、原稿を損傷する原因となっていた。
【0003】そこで、原稿画像を読み込んで電気的に仕
分けする電子ソーターが提案されている。この電子ソー
ターには、画像データを蓄積するメモリを用いている。
このメモリは低速の大容量ハードディスクもしくは高速
の小容量半導体メモリを用いており、蓄積速度や蓄積容
量の制約から、入力側からの画像は長い処理待ち状態も
しくは禁止状態になることがあった。また、ディジタル
複写機本体の前に原稿を持ってきたユーザーに優先権を
与えるため様々なジョブスケジューリングが提案されて
きたが、今日の大容量複写或はパソコン(パーソナルコ
ンピュータ)からの大容量出力においては、即時性と処
理速度の向上が要求されるようになってきている。
分けする電子ソーターが提案されている。この電子ソー
ターには、画像データを蓄積するメモリを用いている。
このメモリは低速の大容量ハードディスクもしくは高速
の小容量半導体メモリを用いており、蓄積速度や蓄積容
量の制約から、入力側からの画像は長い処理待ち状態も
しくは禁止状態になることがあった。また、ディジタル
複写機本体の前に原稿を持ってきたユーザーに優先権を
与えるため様々なジョブスケジューリングが提案されて
きたが、今日の大容量複写或はパソコン(パーソナルコ
ンピュータ)からの大容量出力においては、即時性と処
理速度の向上が要求されるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで半導体メモリを
用いた大容量画像蓄積手段を用いて、即時性と処理速度
を向上させているが、この大容量半導体メモリにも蓄積
容量の限界があり、その蓄積容量限界での機器の制御が
問題となっていた。具体的には、画像蓄積手段に蓄積す
る前に、変倍、装飾、編集等の各種画像処理が実行され
た場合、蓄積される画像のデータ量が不定となり、その
ような画像データを確実に蓄積することを保障すること
が難しかった。
用いた大容量画像蓄積手段を用いて、即時性と処理速度
を向上させているが、この大容量半導体メモリにも蓄積
容量の限界があり、その蓄積容量限界での機器の制御が
問題となっていた。具体的には、画像蓄積手段に蓄積す
る前に、変倍、装飾、編集等の各種画像処理が実行され
た場合、蓄積される画像のデータ量が不定となり、その
ような画像データを確実に蓄積することを保障すること
が難しかった。
【0005】本発明は上述した従来技術の有する問題点
を解消するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、画像蓄積手段に画像を蓄積する前に、変倍、装
飾、編集等の各種画像処理がなされても確実に画像の蓄
積を可能とする画像処理装置を提供することである。
を解消するためになされたもので、その目的とするとこ
ろは、画像蓄積手段に画像を蓄積する前に、変倍、装
飾、編集等の各種画像処理がなされても確実に画像の蓄
積を可能とする画像処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載の画像処理装置は、原稿を露光し
て光電変換した後の画像信号を演算処理する演算処理手
段と、該演算処理手段により演算処理された画像情報を
圧縮する画像情報圧縮手段と、該画像情報圧縮手段によ
り圧縮された画像データを蓄積する画像データ蓄積手段
と、各種の画像処理モードを設定入力する設定入力手段
と、前記画像信号から前記画像情報圧縮手段の画像圧縮
率を予測する画像圧縮率予測手段とを具備し、前記設定
入力手段により設定された画像処理モードに基づいて画
像処理後の1ページの画像圧縮率を前記画像圧縮率予測
手段により予測することを特徴とするものである。
本発明の請求項1記載の画像処理装置は、原稿を露光し
て光電変換した後の画像信号を演算処理する演算処理手
段と、該演算処理手段により演算処理された画像情報を
圧縮する画像情報圧縮手段と、該画像情報圧縮手段によ
り圧縮された画像データを蓄積する画像データ蓄積手段
と、各種の画像処理モードを設定入力する設定入力手段
と、前記画像信号から前記画像情報圧縮手段の画像圧縮
率を予測する画像圧縮率予測手段とを具備し、前記設定
入力手段により設定された画像処理モードに基づいて画
像処理後の1ページの画像圧縮率を前記画像圧縮率予測
手段により予測することを特徴とするものである。
【0007】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装
置において、前記設定入力手段により設定された画像処
理モードの種類に応じて、前記画像圧縮率予測手段にお
いて画像圧縮率を予測する際に用いる係数或は演算方法
を変化させるように制御する制御手段を設けたことを特
徴とするものである。
求項2記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装
置において、前記設定入力手段により設定された画像処
理モードの種類に応じて、前記画像圧縮率予測手段にお
いて画像圧縮率を予測する際に用いる係数或は演算方法
を変化させるように制御する制御手段を設けたことを特
徴とするものである。
【0008】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項3記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装
置において、前記設定入力手段により画像処理モードと
して設定された画像の変倍率に基づいて前記画像処理後
の1ページの画像圧縮率を前記画像圧縮率予測手段によ
り予測することを特徴とするものである。
求項3記載の画像処理装置は、請求項1記載の画像処理装
置において、前記設定入力手段により画像処理モードと
して設定された画像の変倍率に基づいて前記画像処理後
の1ページの画像圧縮率を前記画像圧縮率予測手段によ
り予測することを特徴とするものである。
【0009】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項4記載の画像処理装置は、請求項1または2記載の画
像処理装置において、前記画像圧縮予測手段により予測
された画像圧縮率を用いて前記画像データ蓄積手段への
圧縮された画像データの格納が可能か否かを判定するこ
とを特徴とするものである。
求項4記載の画像処理装置は、請求項1または2記載の画
像処理装置において、前記画像圧縮予測手段により予測
された画像圧縮率を用いて前記画像データ蓄積手段への
圧縮された画像データの格納が可能か否かを判定するこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項5記載の画像処理装置は、請求項1または2記載の画
像処理装置において、前記画像データ蓄積手段への圧縮
された画像データの格納が不可能な場合、前記演算処理
手段への画像信号の入力を制限することを特徴とするで
ある。
求項5記載の画像処理装置は、請求項1または2記載の画
像処理装置において、前記画像データ蓄積手段への圧縮
された画像データの格納が不可能な場合、前記演算処理
手段への画像信号の入力を制限することを特徴とするで
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係る画像処理装置(複写機)の概略構成を示す側面図で
ある。同図において、1は画像記録部(以下、プリンタ
部と記述する)、2は画像読取部(以下、リーダー部と
記述する)、3は操作部(以下、オペレーターコントロ
ールユニット:OCUと記述する)、4はフィニッシング装
置である。
面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係る画像処理装置(複写機)の概略構成を示す側面図で
ある。同図において、1は画像記録部(以下、プリンタ
部と記述する)、2は画像読取部(以下、リーダー部と
記述する)、3は操作部(以下、オペレーターコントロ
ールユニット:OCUと記述する)、4はフィニッシング装
置である。
【0012】リーダー部2は、原稿を読み取り位置まで
自動的に給送する自動原稿給送部(以下、ADFと記述す
る)200と、原稿画像を光学的に読み取るスキャナー部2
50とから構成されている。このリーダー部2の具体的な
動作説明については、図2を用いて後述する。プリンタ
部1は、リーダー部2で読み取った画像或はコンピュータ
端末や、ファクシミリ等の様々な外部機器(図示せず)
から送られてくる画像を可視像化して転写紙等の記録媒
体に印刷する。このプリンタ部1は、図8に示すような大
容量のプリントバッファメモリ(以下、PBMと記述す
る)15を備えており、ADF200から入力された画像や前記
外部機器から送られてきた画像を蓄積し、該蓄積後にペ
ージ入れ替え等のソーティング処理を行う。プリンタ部
1の具体的な動作説明についても後述する。
自動的に給送する自動原稿給送部(以下、ADFと記述す
る)200と、原稿画像を光学的に読み取るスキャナー部2
50とから構成されている。このリーダー部2の具体的な
動作説明については、図2を用いて後述する。プリンタ
部1は、リーダー部2で読み取った画像或はコンピュータ
端末や、ファクシミリ等の様々な外部機器(図示せず)
から送られてくる画像を可視像化して転写紙等の記録媒
体に印刷する。このプリンタ部1は、図8に示すような大
容量のプリントバッファメモリ(以下、PBMと記述す
る)15を備えており、ADF200から入力された画像や前記
外部機器から送られてきた画像を蓄積し、該蓄積後にペ
ージ入れ替え等のソーティング処理を行う。プリンタ部
1の具体的な動作説明についても後述する。
【0013】OCU3は、ディスプレイ及び操作用キーボー
ド(或はタッチパネル式ディスプレイ)で構成されてお
り、枚数設定、部数設定、画像の編集及び加工等のユー
ザーが行う様々な設定の入力と、選択されたモード及び
装置の状態を示す情報の表示が行われる。フィニッシン
グ装置4は、プリンタ部1で記録媒体に記録された出力紙
を後工程処理する部分であり、仕分け、ステープル或は
製本等の処理を行う。
ド(或はタッチパネル式ディスプレイ)で構成されてお
り、枚数設定、部数設定、画像の編集及び加工等のユー
ザーが行う様々な設定の入力と、選択されたモード及び
装置の状態を示す情報の表示が行われる。フィニッシン
グ装置4は、プリンタ部1で記録媒体に記録された出力紙
を後工程処理する部分であり、仕分け、ステープル或は
製本等の処理を行う。
【0014】次に、図1の構成の画像処理装置における
基本的な動作について説明する。ユーザーがリーダー部
2のADF200上に複数枚の原稿をセットして、OCU3でモー
ドの設定及び複写開始を指定すると、ADF200は原稿を1
枚づつ給送しながらスキャナー部250で読み取る。スキ
ャナー部250では露光された原稿からの反射光110をCCD
ラインセンサー111(図2参照)で光電変換して電気信号
として読み取る。該読み取られた画像信号は、後述する
画像処理部11で各種の処理を施された後、圧縮処理され
プリンタ部1のPBM15に転送される。プリンタ部1では上
述したOCU3からのユーザー設定に応じてPBM15から画像
が順次読み出され、該読み出された画像は感光体露光の
ための光信号に変換される。
基本的な動作について説明する。ユーザーがリーダー部
2のADF200上に複数枚の原稿をセットして、OCU3でモー
ドの設定及び複写開始を指定すると、ADF200は原稿を1
枚づつ給送しながらスキャナー部250で読み取る。スキ
ャナー部250では露光された原稿からの反射光110をCCD
ラインセンサー111(図2参照)で光電変換して電気信号
として読み取る。該読み取られた画像信号は、後述する
画像処理部11で各種の処理を施された後、圧縮処理され
プリンタ部1のPBM15に転送される。プリンタ部1では上
述したOCU3からのユーザー設定に応じてPBM15から画像
が順次読み出され、該読み出された画像は感光体露光の
ための光信号に変換される。
【0015】その後は、通常の電子写真プロセスの帯
電、露光、潜像、現像、転写、分離及び定着の各工程を
経て、記録媒体上に記録される。
電、露光、潜像、現像、転写、分離及び定着の各工程を
経て、記録媒体上に記録される。
【0016】以上が図1の画像処理装置における基本的
な動作説明である。
な動作説明である。
【0017】次に、図2を用いてADF200の基本的な動作
について説明する。図2は、上述したADF200とスキャナ
ー部250の構成を示す縦断側面図である。同図におい
て、20lは原稿を積載する原稿トレー、202は原稿からの
反射光110をCCD111へ導くミラー、203は流し読み原稿読
取位置、204はブックモードスキャン読取位置、205は給
紙部、206は流し読み原稿読取位置203までの搬送路、20
7は流し読み原稿読取位置203で読み取った片面原稿を排
出する搬送路、208は流し読み原稿読取位置203で読み取
った原稿の裏面を、再び流し読み原稿読取位置203に搬
送するための搬送路、209は原稿裏面を流し読み原稿読
取位置203で読み取った後、排出する搬送路である。
について説明する。図2は、上述したADF200とスキャナ
ー部250の構成を示す縦断側面図である。同図におい
て、20lは原稿を積載する原稿トレー、202は原稿からの
反射光110をCCD111へ導くミラー、203は流し読み原稿読
取位置、204はブックモードスキャン読取位置、205は給
紙部、206は流し読み原稿読取位置203までの搬送路、20
7は流し読み原稿読取位置203で読み取った片面原稿を排
出する搬送路、208は流し読み原稿読取位置203で読み取
った原稿の裏面を、再び流し読み原稿読取位置203に搬
送するための搬送路、209は原稿裏面を流し読み原稿読
取位置203で読み取った後、排出する搬送路である。
【0018】ここで、流し読み原稿読み取りとは、ミラ
ー202を流し読み原稿読取位置203に固定したまま、原稿
トレー201から送られる原稿を流し読み原稿読取位置203
上を移動させることにより、スキャンする方式のことで
ある。原稿の流れは搬送路につけられた矢印方向に沿っ
て搬送される。ここで原稿裏面を読み取る場合は、原稿
表面を読み取った画像の鏡像画像となって読み取られて
しまう。その鏡像画像を正像画像に直すための処理につ
いては、後述の画像処理部11のところで述べる。図中、
実線矢印が片面原稿の流し読み、点線矢印が両面原稿の
流し読み搬送方向を示している。
ー202を流し読み原稿読取位置203に固定したまま、原稿
トレー201から送られる原稿を流し読み原稿読取位置203
上を移動させることにより、スキャンする方式のことで
ある。原稿の流れは搬送路につけられた矢印方向に沿っ
て搬送される。ここで原稿裏面を読み取る場合は、原稿
表面を読み取った画像の鏡像画像となって読み取られて
しまう。その鏡像画像を正像画像に直すための処理につ
いては、後述の画像処理部11のところで述べる。図中、
実線矢印が片面原稿の流し読み、点線矢印が両面原稿の
流し読み搬送方向を示している。
【0019】この流し読み原稿読取方式に対して、ブッ
クモードスキャンとは、ブックモードスキャン読取位置
204上に載置された原稿を動かさずに、ミラー202及びラ
ンプ213等の光学機器を移動させながらスキャンする方
式のことである。
クモードスキャンとは、ブックモードスキャン読取位置
204上に載置された原稿を動かさずに、ミラー202及びラ
ンプ213等の光学機器を移動させながらスキャンする方
式のことである。
【0020】いずれも原稿に対して読取部が相対的に動
いていくことにより、原稿を走査することで読み取る。
いていくことにより、原稿を走査することで読み取る。
【0021】原稿露光による反射光はレンズ210を通過
した後、CCDラインセンサー(以下、CCDと記述する)111
上に投影されて光電変換される。図2に示す構成では、
搬送路206は縦送り(ポートレート送り)の場合に、A4
サイズの原稿が2枚分入る長さで構成されている。ま
た、搬送路208も同様に、原稿の短い辺の方向へ送る縦
送り(ポートレート送り)の場合に、A4サイズの原稿が
2枚分入る長さで構成されている。また、搬送路206、20
8共に、原稿の長い辺の方向へ送る横送り(ランドスケ
ープ送り)の場合は、A3サイズの原稿が1枚分入る長さ
で構成されている。
した後、CCDラインセンサー(以下、CCDと記述する)111
上に投影されて光電変換される。図2に示す構成では、
搬送路206は縦送り(ポートレート送り)の場合に、A4
サイズの原稿が2枚分入る長さで構成されている。ま
た、搬送路208も同様に、原稿の短い辺の方向へ送る縦
送り(ポートレート送り)の場合に、A4サイズの原稿が
2枚分入る長さで構成されている。また、搬送路206、20
8共に、原稿の長い辺の方向へ送る横送り(ランドスケ
ープ送り)の場合は、A3サイズの原稿が1枚分入る長さ
で構成されている。
【0022】給紙トレイ201上に載置される原稿は、原
稿表面を上側に、また先頭ページが一番上に積載される
フェースアップ先頭ページ処理である。片面流し読みの
際には図中、実線矢印に沿って順次原稿が読み取られて
いくが、両面流し読みの際には、ハーフサイズ原稿(A4
縦、B5縦、A5縦)は異なる紙送りシーケンスを取る。ハ
ーフサイズ原稿は2枚づつ給紙し、流し読み原稿読取位
置203で読み取られた原稿2枚に対して、搬送路208を介
して裏面読み取りを行う。そして、裏面読み取りの2枚
目の原稿の読み取り終了と同時に、次の2枚の原稿の表
面読み取りが始まるシーケンスを取る。即ち、原稿の1
枚目の表、2枚目の表、1枚目の裏、2枚目の裏、3枚目の
表、4枚目の表、3枚目の裏・・・という順序で読み取ら
れていく。
稿表面を上側に、また先頭ページが一番上に積載される
フェースアップ先頭ページ処理である。片面流し読みの
際には図中、実線矢印に沿って順次原稿が読み取られて
いくが、両面流し読みの際には、ハーフサイズ原稿(A4
縦、B5縦、A5縦)は異なる紙送りシーケンスを取る。ハ
ーフサイズ原稿は2枚づつ給紙し、流し読み原稿読取位
置203で読み取られた原稿2枚に対して、搬送路208を介
して裏面読み取りを行う。そして、裏面読み取りの2枚
目の原稿の読み取り終了と同時に、次の2枚の原稿の表
面読み取りが始まるシーケンスを取る。即ち、原稿の1
枚目の表、2枚目の表、1枚目の裏、2枚目の裏、3枚目の
表、4枚目の表、3枚目の裏・・・という順序で読み取ら
れていく。
【0023】このような両面原稿読み取り動作は、図3
に示す通りである。同図において、1A、2Aはそれぞれ1
枚目の表、2枚目の表の原稿画像であり、1B、2Bは1枚目
の裏、2枚目の裏の原稿画像であり、3A、4Aはそれぞれ3
枚目の表、4枚目の表の原稿画像であり、3B、4Bは3枚目
の裏、4枚目の裏の原稿画像である。
に示す通りである。同図において、1A、2Aはそれぞれ1
枚目の表、2枚目の表の原稿画像であり、1B、2Bは1枚目
の裏、2枚目の裏の原稿画像であり、3A、4Aはそれぞれ3
枚目の表、4枚目の表の原稿画像であり、3B、4Bは3枚目
の裏、4枚目の裏の原稿画像である。
【0024】図2に示すADF200では、原稿トレー201上に
載置された原稿は再び原稿トレー201上に戻らずに、戻
りトレー231上に戻る非循環式原稿給送装置である。ま
た、図2における給紙部205、搬送路206、207、208、209
は独立的に駆動可能な構成を取っており、個々に駆動、
停止及び速度制御が可能である。ADF200における原稿搬
送の制御は、OCU3からの指定及び後述するPBM(プリン
トバッファメモリ)15の状態に基づいて、コントローラ
ー123(図4参照)がADF200を制御することによって行
う。
載置された原稿は再び原稿トレー201上に戻らずに、戻
りトレー231上に戻る非循環式原稿給送装置である。ま
た、図2における給紙部205、搬送路206、207、208、209
は独立的に駆動可能な構成を取っており、個々に駆動、
停止及び速度制御が可能である。ADF200における原稿搬
送の制御は、OCU3からの指定及び後述するPBM(プリン
トバッファメモリ)15の状態に基づいて、コントローラ
ー123(図4参照)がADF200を制御することによって行
う。
【0025】図2において、211は搬送路206内の待機ポ
ジション、212は搬送路208内の待機ポジションである。
これらは後述するPBM15の状態に応じて搬送路内に原稿
を停止させるときの位置で、紙検知センサ通過時間と搬
送速度とに基づいて位置制御が行われる。また、図2に
おいて、230は原稿が戻りトレー231上に戻るための搬送
路である。
ジション、212は搬送路208内の待機ポジションである。
これらは後述するPBM15の状態に応じて搬送路内に原稿
を停止させるときの位置で、紙検知センサ通過時間と搬
送速度とに基づいて位置制御が行われる。また、図2に
おいて、230は原稿が戻りトレー231上に戻るための搬送
路である。
【0026】次に、図4を用いて、読み取った画像デー
タに対して画像処理を行う画像処理部11について詳細に
説明する。図4は、画像処理部11の構成を示すブロック
図であり、同図において、原稿読取位置に達した原稿の
反射光110をCCD111で受光して光電変換することによっ
て、RGB(赤、緑、青)の電気信号を発生させる。ここ
で作られた画像信号はA(アナログ)/D(デジタル)変換回
路112で増幅後にデジタル画像信号に変換される。デジ
タル化されたRGB信号は、シェーディング/色空間変換
回路113で黒補正、白補正(シェーディング補正)及び
色補正(マスキング)の処理を行うことで、正規化及び
標準化される。該標準化されたRGB信号は2色分離回路11
4で輝度/濃度変換及び黒赤2色分離処理を行い、黒画像
データ信号115と赤画像データ信号116を作り出す。
タに対して画像処理を行う画像処理部11について詳細に
説明する。図4は、画像処理部11の構成を示すブロック
図であり、同図において、原稿読取位置に達した原稿の
反射光110をCCD111で受光して光電変換することによっ
て、RGB(赤、緑、青)の電気信号を発生させる。ここ
で作られた画像信号はA(アナログ)/D(デジタル)変換回
路112で増幅後にデジタル画像信号に変換される。デジ
タル化されたRGB信号は、シェーディング/色空間変換
回路113で黒補正、白補正(シェーディング補正)及び
色補正(マスキング)の処理を行うことで、正規化及び
標準化される。該標準化されたRGB信号は2色分離回路11
4で輝度/濃度変換及び黒赤2色分離処理を行い、黒画像
データ信号115と赤画像データ信号116を作り出す。
【0027】これ以降の処理は、黒画像データ信号用と
赤画像データ信号用の各々独立した回路構成となってお
り、それぞれ並列に行われる。セレクタ回路165,166はC
CD111から入力した画像データ115,116とPC等から外部入
力した画像データ167,168のいずれかを選択する。この
選択はOCU3の設定に基づく。
赤画像データ信号用の各々独立した回路構成となってお
り、それぞれ並列に行われる。セレクタ回路165,166はC
CD111から入力した画像データ115,116とPC等から外部入
力した画像データ167,168のいずれかを選択する。この
選択はOCU3の設定に基づく。
【0028】次のフィルタ回路117、118では、画像読み
取り時のMTF低下を回復させるためと、網点原稿読み取
り時に発生するモアレパターンを弱めるためのフィルタ
リングを行う。ページメモリ119、120は、最大A3サイズ
までの画像を1ページ分記憶できるだけの容量を持つ。
双方向原稿フィーダーによって読み取られた画像は正方
向読み取りに対して逆方向読み取り画像は鏡像画像とし
て読み取られる。ここで鏡像として読み取られた画像に
対して更に鏡像処理を行うことで、正画像に変換する制
御を行うのが、ページメモリ119、120である。また、図
5(a)に示すような、原稿画像610の特定エリアを他の
場所に移動して図5(b)に示すような画像611を得るCut
&Paste機能を実現するための処理や、複数枚の入力原
稿画像を次段の変倍/解像度変換回路125、126で50%に
縮小して、図6(a)に示すような4枚の原稿画像610を、
1枚の用紙上に形成した図6(b)に示すような画像611を得
る縮小レイアウト機能等も、コントローラー123からの
メモリ制御信号124によってページメモリ119、120上で
行われる。変倍/解像度変換回路125、126では、上述し
た縮小レイアウト機能の実現時だけではなく、通常の画
像サイズ変換を行う。画像装飾回路127、128では、図7
(a)に示すような、原稿画像620に対してエリア指定を行
うことでネガポジ反転処理した図7(b)に示すような画像
621、網掛け処理した画像622、画像部への網のせ処理し
た画像623等を得る機能を実現する。
取り時のMTF低下を回復させるためと、網点原稿読み取
り時に発生するモアレパターンを弱めるためのフィルタ
リングを行う。ページメモリ119、120は、最大A3サイズ
までの画像を1ページ分記憶できるだけの容量を持つ。
双方向原稿フィーダーによって読み取られた画像は正方
向読み取りに対して逆方向読み取り画像は鏡像画像とし
て読み取られる。ここで鏡像として読み取られた画像に
対して更に鏡像処理を行うことで、正画像に変換する制
御を行うのが、ページメモリ119、120である。また、図
5(a)に示すような、原稿画像610の特定エリアを他の
場所に移動して図5(b)に示すような画像611を得るCut
&Paste機能を実現するための処理や、複数枚の入力原
稿画像を次段の変倍/解像度変換回路125、126で50%に
縮小して、図6(a)に示すような4枚の原稿画像610を、
1枚の用紙上に形成した図6(b)に示すような画像611を得
る縮小レイアウト機能等も、コントローラー123からの
メモリ制御信号124によってページメモリ119、120上で
行われる。変倍/解像度変換回路125、126では、上述し
た縮小レイアウト機能の実現時だけではなく、通常の画
像サイズ変換を行う。画像装飾回路127、128では、図7
(a)に示すような、原稿画像620に対してエリア指定を行
うことでネガポジ反転処理した図7(b)に示すような画像
621、網掛け処理した画像622、画像部への網のせ処理し
た画像623等を得る機能を実現する。
【0029】濃度変換回路129、130は、プリンタ部1の
リニアリティ特性を補正するためのガンマ変換とOCU3か
ら使用者が入力した濃度調整レベルを画像データに反映
させるための処理を行う。ここまでの画像データは、8
ビットの256階調信号であるが、階調数変換(誤差拡
散)回路131、132では、プリンタ部1で表現できる4ビッ
ト16階調の画像信号に変換する。この階調数変換時に生
じる濃度むらを、ある面積で見た場合にキャンセルさせ
るために階調変換による誤差を拡散する。
リニアリティ特性を補正するためのガンマ変換とOCU3か
ら使用者が入力した濃度調整レベルを画像データに反映
させるための処理を行う。ここまでの画像データは、8
ビットの256階調信号であるが、階調数変換(誤差拡
散)回路131、132では、プリンタ部1で表現できる4ビッ
ト16階調の画像信号に変換する。この階調数変換時に生
じる濃度むらを、ある面積で見た場合にキャンセルさせ
るために階調変換による誤差を拡散する。
【0030】以上が画像処理部11で行われる画像信号処
理動作である。
理動作である。
【0031】次に、プリントするための大量ページの画
像を記憶するPBM(プリントバッファメモリ)15につい
て、図8を用いて説明する。図8は、PBM15の構成を示す
ブロック図である。同図において、画像処理部11からPB
M15に入力される黒画像データ信号133、赤画像データ信
号134は、圧縮回路150、153の可変長可逆圧縮方式の圧
縮処理によってコード化される。可変長可逆とは、圧縮
時のデータ量はその入力画像によって異なるが、伸張処
理後には入力画像と全く同じものを復元できる性質を持
ち、JPEG等の固定長非可逆圧縮方式と対比されるもので
ある。可変長可逆圧縮方式は、MH、Q−CODER、Lempel Z
iv等の方式があるが、どれでも構わない。DRAM151、154
は、PBM15の中のメモリ部で、半導体メモリまたはハー
ドディスクと、それらのアドレッシングを行うコントロ
ール部分とで構成される。上述したパンフレットモード
(1ページ・Nページを表面に、その裏面に2ページ、N-1
ページを記録し、この他のページも同じ方法で配置す
る)等のページ入れ替えを行う場合は、このDRAM151、1
54内のアドレッシングをコントロールすることで実現す
る。そして、プリントアウトする画像はDRAM151、154か
ら読み出し、伸張処理回路152、153で再び元の画像デー
タに復元される。ここでの読み出しタイミングは、黒画
像データ信号135は黒画像形成に必要なタイミングで、
赤画像データ信号136は赤画像形成に必要なタイミング
でそれぞれ独立して読み出される。このDRAM151、154
は、基本的に全てのジョブに関わる画像データを記憶す
る。残量検知回路157,158は夫々DRAM151,154の記憶可能
エリアの量の検知を行い、その検知結果を黒メモリ残量
検知信号198及び赤メモリ残量検知信号199として出力す
る。
像を記憶するPBM(プリントバッファメモリ)15につい
て、図8を用いて説明する。図8は、PBM15の構成を示す
ブロック図である。同図において、画像処理部11からPB
M15に入力される黒画像データ信号133、赤画像データ信
号134は、圧縮回路150、153の可変長可逆圧縮方式の圧
縮処理によってコード化される。可変長可逆とは、圧縮
時のデータ量はその入力画像によって異なるが、伸張処
理後には入力画像と全く同じものを復元できる性質を持
ち、JPEG等の固定長非可逆圧縮方式と対比されるもので
ある。可変長可逆圧縮方式は、MH、Q−CODER、Lempel Z
iv等の方式があるが、どれでも構わない。DRAM151、154
は、PBM15の中のメモリ部で、半導体メモリまたはハー
ドディスクと、それらのアドレッシングを行うコントロ
ール部分とで構成される。上述したパンフレットモード
(1ページ・Nページを表面に、その裏面に2ページ、N-1
ページを記録し、この他のページも同じ方法で配置す
る)等のページ入れ替えを行う場合は、このDRAM151、1
54内のアドレッシングをコントロールすることで実現す
る。そして、プリントアウトする画像はDRAM151、154か
ら読み出し、伸張処理回路152、153で再び元の画像デー
タに復元される。ここでの読み出しタイミングは、黒画
像データ信号135は黒画像形成に必要なタイミングで、
赤画像データ信号136は赤画像形成に必要なタイミング
でそれぞれ独立して読み出される。このDRAM151、154
は、基本的に全てのジョブに関わる画像データを記憶す
る。残量検知回路157,158は夫々DRAM151,154の記憶可能
エリアの量の検知を行い、その検知結果を黒メモリ残量
検知信号198及び赤メモリ残量検知信号199として出力す
る。
【0032】その動作説明を図9を用いて説明する。図9
は、PBM15の概念図を示す。図9(a)において、5002は
現在プリント中のコピージョブ(CCD111が読み取った画
像に応じた記録を行うジョブ)で、150ページの原稿を1
00部コピーするものである。1〜150ページまでを1部
づつ順番に読み出した後にプリントアウトし、その後フ
ィニッシング処理を行っている。5003は次に行うジョブ
として待機しているもので、PC等の外部機器から要求さ
れたプリンタジョブ(PC等から入力した画像データに応
じた記録を行うジョブ)で、50ページ60部をフィニッシ
ングするジョブである。更に、5004は200ページ50部と
いうコピージョブで、200ページ分の画像読み取りを行
っている途中である。ここでは200ページ分の画像デー
タの記憶完了前にPBM15がフル状態になり、読み取り動
作は一時的に中断することになる。ジョブ5002は、その
間継続して行われて最終部の100部目を1〜150ページま
でプリントすると同時に、出力済みの画像は記憶してお
く必要が無くなり、待機中のジョブ5004の画像に順次置
き換えていく。また、ジョブ5002が終了した時点で、順
番を待っていたジョブ5003のプリントが開始される。
は、PBM15の概念図を示す。図9(a)において、5002は
現在プリント中のコピージョブ(CCD111が読み取った画
像に応じた記録を行うジョブ)で、150ページの原稿を1
00部コピーするものである。1〜150ページまでを1部
づつ順番に読み出した後にプリントアウトし、その後フ
ィニッシング処理を行っている。5003は次に行うジョブ
として待機しているもので、PC等の外部機器から要求さ
れたプリンタジョブ(PC等から入力した画像データに応
じた記録を行うジョブ)で、50ページ60部をフィニッシ
ングするジョブである。更に、5004は200ページ50部と
いうコピージョブで、200ページ分の画像読み取りを行
っている途中である。ここでは200ページ分の画像デー
タの記憶完了前にPBM15がフル状態になり、読み取り動
作は一時的に中断することになる。ジョブ5002は、その
間継続して行われて最終部の100部目を1〜150ページま
でプリントすると同時に、出力済みの画像は記憶してお
く必要が無くなり、待機中のジョブ5004の画像に順次置
き換えていく。また、ジョブ5002が終了した時点で、順
番を待っていたジョブ5003のプリントが開始される。
【0033】図9(b)において、5005はPBM15の空いた
部分を示しており、メモリ容量の許す限り他のジョブの
入力(記憶)を行うことができる。
部分を示しており、メモリ容量の許す限り他のジョブの
入力(記憶)を行うことができる。
【0034】以下、圧縮率予測について図4及び図8を用
いて詳述する。PBM15のDRAM151,154に記憶される画像デ
ータは圧縮回路150,153で圧縮されたものであるが、そ
の圧縮率は画像データの量、内容及び画像データに対す
る各種処理によって異なる。そこで圧縮率予測回路160
では、コントローラー123からバス161を介して得た画像
の装飾情報(図7(b)の網かけ、図5の部分的な移動
等)、変倍情報(図6の縮小レイアウト等)、更には、
選択された濃度変換回路129、130や階調変換回路131、1
32に基づいてこれからPBM15に記憶されようとするペー
ジメモリ119,120に格納される画像の圧縮率予測を行っ
ている。即ち、圧縮率予測回路160では、画像情報の統
計量(圧縮率との相関が高い画像の濃度平均値、エント
ロピー等)に簡単な演算を施し予測値を求める。ここで
用いる演算或は係数は、画像データに対して施される各
種処理の内容を示す処理情報に応じて変える。例えば、
予測のために画像の濃度平均値を使い、更に予測値に変
換するため、下記式(1)を使用する。
いて詳述する。PBM15のDRAM151,154に記憶される画像デ
ータは圧縮回路150,153で圧縮されたものであるが、そ
の圧縮率は画像データの量、内容及び画像データに対す
る各種処理によって異なる。そこで圧縮率予測回路160
では、コントローラー123からバス161を介して得た画像
の装飾情報(図7(b)の網かけ、図5の部分的な移動
等)、変倍情報(図6の縮小レイアウト等)、更には、
選択された濃度変換回路129、130や階調変換回路131、1
32に基づいてこれからPBM15に記憶されようとするペー
ジメモリ119,120に格納される画像の圧縮率予測を行っ
ている。即ち、圧縮率予測回路160では、画像情報の統
計量(圧縮率との相関が高い画像の濃度平均値、エント
ロピー等)に簡単な演算を施し予測値を求める。ここで
用いる演算或は係数は、画像データに対して施される各
種処理の内容を示す処理情報に応じて変える。例えば、
予測のために画像の濃度平均値を使い、更に予測値に変
換するため、下記式(1)を使用する。
【0035】 圧縮予測値=画像の濃度平均値*a+b…(1) 但し、a,bは画像の処理内容に応じて決まる。
【0036】コントローラ123は、図示しないRAMテーブ
ルを参照することにより、a,bを決定し、これをバス161
を介して圧縮率予測回路160に伝える。例として、画像
の領域の濃度平均値が40、処理に応じた係数aが0.01,b
が0.1であったとすると、予測値は下記式(2)により求
められる。
ルを参照することにより、a,bを決定し、これをバス161
を介して圧縮率予測回路160に伝える。例として、画像
の領域の濃度平均値が40、処理に応じた係数aが0.01,b
が0.1であったとすると、予測値は下記式(2)により求
められる。
【0037】圧縮予測値=40*0.01+0.1=0.5…(2) これは圧縮後のデータ量が圧縮前のデータ量の1/2とい
う予測を表わす。このように、圧縮率予測回路160はペ
ージメモリ119,120に記憶される画像データの圧縮率を
予測する。
う予測を表わす。このように、圧縮率予測回路160はペ
ージメモリ119,120に記憶される画像データの圧縮率を
予測する。
【0038】次に、本実施の形態に係る画像処理装置に
おけるADF200の動作について、図10を用いて説明する。
図10は、本実施の形態に係る画像処理装置におけるADF2
00の状態の遷移を示すSTD(状態遷移図)である。同図
において、ステップS1001で電源を投入して初期化を行
なった後、本装置はステップS1002で通常動作モードを
とる。この通常動作モードで残量検知信号198及び199
(図8参照)と、圧縮率予測回路160の予測値と画像デー
タ量に基づきPBM15に空きエリアは若干あるが、圧縮率
を予測した画像データを格納できる余裕がないと判断し
た場合は、ステップS1003で後述するAlmost Fullという
ステータスにする。このAlmost Full状態において、残
量検知信号198及び199に基づきPBM15に空きが全くなく
なったと判断した場合は、ステップS1004で後述するPBM
Fullというステータスにする。このPBM Full状態で残
量検知信号198及び199に基づきPBM15に空きができたと
判断した場合は、前記ステップS1003でAlmost Fullに戻
る。このAlmost Full で残量検知信号198及び199に基づ
きPBM15に圧縮率を予測した画像データを格納できる余
裕ができたと判断した場合は、前記ステップS1002にお
ける通常動作モードに戻る。
おけるADF200の動作について、図10を用いて説明する。
図10は、本実施の形態に係る画像処理装置におけるADF2
00の状態の遷移を示すSTD(状態遷移図)である。同図
において、ステップS1001で電源を投入して初期化を行
なった後、本装置はステップS1002で通常動作モードを
とる。この通常動作モードで残量検知信号198及び199
(図8参照)と、圧縮率予測回路160の予測値と画像デー
タ量に基づきPBM15に空きエリアは若干あるが、圧縮率
を予測した画像データを格納できる余裕がないと判断し
た場合は、ステップS1003で後述するAlmost Fullという
ステータスにする。このAlmost Full状態において、残
量検知信号198及び199に基づきPBM15に空きが全くなく
なったと判断した場合は、ステップS1004で後述するPBM
Fullというステータスにする。このPBM Full状態で残
量検知信号198及び199に基づきPBM15に空きができたと
判断した場合は、前記ステップS1003でAlmost Fullに戻
る。このAlmost Full で残量検知信号198及び199に基づ
きPBM15に圧縮率を予測した画像データを格納できる余
裕ができたと判断した場合は、前記ステップS1002にお
ける通常動作モードに戻る。
【0039】以下、各ステータスのときの動作を詳細に
説明する。
説明する。
【0040】[通常動作モード]まず、通常動作モード
の場合について図11のフローチャートを用いて説明す
る。図10におけるステップS1002での通常動作モードで
は、図11のステップS1101で常に残量検知信号198及び19
9に基づきPBM15に圧縮率予測した画像データを格納する
余裕があるか否かの判別処理を行なう。そして、余裕が
なければAlmost Full状態(図10のステップS1003)へ進
む。また、前記ステップS1101において余裕があれば、
通常動作モードを維持したまま再び前記ステップS1101
の判別処理を行なう。この様にPBM15に圧縮予測した画
像データを格納する余裕がある状態において、本装置は
ステップS1101での判別処理を繰り返し実行する。
の場合について図11のフローチャートを用いて説明す
る。図10におけるステップS1002での通常動作モードで
は、図11のステップS1101で常に残量検知信号198及び19
9に基づきPBM15に圧縮率予測した画像データを格納する
余裕があるか否かの判別処理を行なう。そして、余裕が
なければAlmost Full状態(図10のステップS1003)へ進
む。また、前記ステップS1101において余裕があれば、
通常動作モードを維持したまま再び前記ステップS1101
の判別処理を行なう。この様にPBM15に圧縮予測した画
像データを格納する余裕がある状態において、本装置は
ステップS1101での判別処理を繰り返し実行する。
【0041】この通常動作モードにおける、ページメモ
リ119及びぺ−ジメモリ120へ入力される画像入力信号14
05と、ページメモリ119及びページメモリ120から出力す
る画像出力信号1406の動作タイミングについて、図14の
タイミングチャートを用いて説明する。画像入力信号14
05は原稿給送と連動している。図14において、1、2、n-
1、n、n+1等は、読み込んだ原稿の順番を表わしてい
る。原稿スキャンスタート(1407)から、前述したよう
にADF200により1枚づつ給紙された原稿は、スキャナ部2
50により順次読み取られ、CCD111からの画像信号はフィ
ルタ117または118を通り、ページメモリ119または120へ
格納開始される。その後、1ページ分の格納が終了する
(1401)。この状態でのページメモリ119または120を図
19に示す。同図にて示されるように原稿がA3サイズの場
合はページメモリ119または120の全領域を1ページ目の
原稿データが占めている。
リ119及びぺ−ジメモリ120へ入力される画像入力信号14
05と、ページメモリ119及びページメモリ120から出力す
る画像出力信号1406の動作タイミングについて、図14の
タイミングチャートを用いて説明する。画像入力信号14
05は原稿給送と連動している。図14において、1、2、n-
1、n、n+1等は、読み込んだ原稿の順番を表わしてい
る。原稿スキャンスタート(1407)から、前述したよう
にADF200により1枚づつ給紙された原稿は、スキャナ部2
50により順次読み取られ、CCD111からの画像信号はフィ
ルタ117または118を通り、ページメモリ119または120へ
格納開始される。その後、1ページ分の格納が終了する
(1401)。この状態でのページメモリ119または120を図
19に示す。同図にて示されるように原稿がA3サイズの場
合はページメモリ119または120の全領域を1ページ目の
原稿データが占めている。
【0042】1ページ分の画像入力が終了したこと(140
8)を受けて、コントローラ123はページメモリ119また
は120からPBM15に向けての画像信号の出力を開始する。
この画像出力が開始したこと(1409)を受けて、コント
ローラ123はADF200が次の原稿を、流し読み読取位置203
へ搬送するように指示する。こうして2ページ目の原稿
データのページメモリ119または120への格納が開始する
(1403)。この状態でのページメモリ119または120を図2
0に示す。同図にて示されるように、ページメモリ119ま
たは120の既に画像出力された領域が開放領域2001とし
て順次開放されている。
8)を受けて、コントローラ123はページメモリ119また
は120からPBM15に向けての画像信号の出力を開始する。
この画像出力が開始したこと(1409)を受けて、コント
ローラ123はADF200が次の原稿を、流し読み読取位置203
へ搬送するように指示する。こうして2ページ目の原稿
データのページメモリ119または120への格納が開始する
(1403)。この状態でのページメモリ119または120を図2
0に示す。同図にて示されるように、ページメモリ119ま
たは120の既に画像出力された領域が開放領域2001とし
て順次開放されている。
【0043】更に、2ページ目の原稿データがこの開放
領域2001に書き込まれて行き、図14の1404の時点でペー
ジメモリ119または120は、図21に示すようになる。一般
に、n-1ページ目を出力中で、nページ目を入力中には(1
405)、ページメモリ119または120では、図22に示すよう
に2ページの画像データが共存することになる。
領域2001に書き込まれて行き、図14の1404の時点でペー
ジメモリ119または120は、図21に示すようになる。一般
に、n-1ページ目を出力中で、nページ目を入力中には(1
405)、ページメモリ119または120では、図22に示すよう
に2ページの画像データが共存することになる。
【0044】[通常動作からAlmost Fullモードへの遷
移]前述の如く、コントローラ123は図11のステップS11
01において、圧縮率予測した画像データ量及び残量検知
信号198及び199に基づきPBM Full状態になる可能性があ
ると判断すると、図10のステップS1003のAlmost Fullに
なる。
移]前述の如く、コントローラ123は図11のステップS11
01において、圧縮率予測した画像データ量及び残量検知
信号198及び199に基づきPBM Full状態になる可能性があ
ると判断すると、図10のステップS1003のAlmost Fullに
なる。
【0045】この遷移の動作を図15のタイミングチャー
トを用いて説明する。同図において、n-1、n、n+1、n+2
は、読み込んだ原稿の順番を表わしている。また、150l
と1502は、それぞれページメモリ119または120に対する
原稿データの入力と出力を表わしている。図15におい
て、PBM15に原稿1ページ分の余裕がなくなる(1504)ま
では、既に述べた図10のステップS1002の通常動作モー
ドで動作している。図15の(1504)以降は、PBM15に画
像データ1ページ分を格納できる余裕がないため、現在
ページメモリ119と120に格納されている画像データをPB
M15に格納できるか否かは、実際に画像データをPBM15に
格納してみて初めてわかることになる。この状態をAlmo
st Fullと呼ぶことにする。この状態においては、実際
にn番目の画像データをPBM15に格納完了できたか否かの
確認作業が入るため、次ページの画像のページメモリ11
9,120への格納をその確認まで実行できない。従って、
図2に示すADF200は給紙部205における時間あたりの給送
枚数を制限するように動作する。即ち、通常動作モード
の原稿間隔よりも原稿間隔を長くとり(スキップ動作或
はステップ送りという)、いつでも停止できる状態をと
る。Almost Full状態に移行した時点で、図4のコントロ
ーラー123は、ADF200にこのシーケンス動作を指示し、A
lmost Full状態が解除されるまで、このスキップ動作シ
ーケンスを継続する。
トを用いて説明する。同図において、n-1、n、n+1、n+2
は、読み込んだ原稿の順番を表わしている。また、150l
と1502は、それぞれページメモリ119または120に対する
原稿データの入力と出力を表わしている。図15におい
て、PBM15に原稿1ページ分の余裕がなくなる(1504)ま
では、既に述べた図10のステップS1002の通常動作モー
ドで動作している。図15の(1504)以降は、PBM15に画
像データ1ページ分を格納できる余裕がないため、現在
ページメモリ119と120に格納されている画像データをPB
M15に格納できるか否かは、実際に画像データをPBM15に
格納してみて初めてわかることになる。この状態をAlmo
st Fullと呼ぶことにする。この状態においては、実際
にn番目の画像データをPBM15に格納完了できたか否かの
確認作業が入るため、次ページの画像のページメモリ11
9,120への格納をその確認まで実行できない。従って、
図2に示すADF200は給紙部205における時間あたりの給送
枚数を制限するように動作する。即ち、通常動作モード
の原稿間隔よりも原稿間隔を長くとり(スキップ動作或
はステップ送りという)、いつでも停止できる状態をと
る。Almost Full状態に移行した時点で、図4のコントロ
ーラー123は、ADF200にこのシーケンス動作を指示し、A
lmost Full状態が解除されるまで、このスキップ動作シ
ーケンスを継続する。
【0046】Almost Full状態でのシーケンスは、本実
施の形態のように図2のADF200の給紙部205の時間あたり
の給送紙枚数を制御する方法以外に、給紙速度及び搬送
路206の搬送速度を制御する方法でも実現可能である。
施の形態のように図2のADF200の給紙部205の時間あたり
の給送紙枚数を制御する方法以外に、給紙速度及び搬送
路206の搬送速度を制御する方法でも実現可能である。
【0047】[Almost Full]次に、[Almost Full]の
場合の動作について、図12のフローチャートを用いて説
明する。図10のステップS1003のAlmost Fullでは、常に
残量検知信号198及び199に基づきPBM15に圧縮予測した
画像データを格納できる余裕ができたか否か監視し、余
裕ができたならば通常動作モードへ移行し、また、PBM1
5に空き容量が存在するか否かの監視をも行ない、空き
容量が全く無くなった場合には、既に述べたようにPBM
Full状態をとる。
場合の動作について、図12のフローチャートを用いて説
明する。図10のステップS1003のAlmost Fullでは、常に
残量検知信号198及び199に基づきPBM15に圧縮予測した
画像データを格納できる余裕ができたか否か監視し、余
裕ができたならば通常動作モードへ移行し、また、PBM1
5に空き容量が存在するか否かの監視をも行ない、空き
容量が全く無くなった場合には、既に述べたようにPBM
Full状態をとる。
【0048】即ち、通常動作モードからAlmost Full状
態に移行するとステップS1202で圧縮予測した画像デー
タを格納する余裕があるか否か監視し、余裕があれば通
常動作モードへ移行し、また余裕がなければステップS1
201へ進む。ステップS1201ではPBM15に空きがあるか否
かを判別し、空きがあればS1202へ進み、空きが全くな
ければPBM Fullへ移行する。
態に移行するとステップS1202で圧縮予測した画像デー
タを格納する余裕があるか否か監視し、余裕があれば通
常動作モードへ移行し、また余裕がなければステップS1
201へ進む。ステップS1201ではPBM15に空きがあるか否
かを判別し、空きがあればS1202へ進み、空きが全くな
ければPBM Fullへ移行する。
【0049】図10のステップS1003におけるAlmost Full
状態において、本装置は図12のステップS1201とステッ
プS1202との間を遷移しながら交互に繰り返す。
状態において、本装置は図12のステップS1201とステッ
プS1202との間を遷移しながら交互に繰り返す。
【0050】次に、Almost Fullでの動作を、図15のタ
イミングチャートを用いて説明する。図10のステップS1
002における通常動作モードでは、図14を基に上記通常
動作の項で述べたように、前の原稿nの画像データがペ
ージメモリ119と120から出力開始したこと(図14の140
8)を受けて、次の原稿n+1を流し読み読取位置203まで搬
送したが、図10のステップS1003におけるAlmost Full状
態では、nの画像データがPBM15に格納されない場合があ
るため、既に読み込んだnの画像データが確実にPBM15に
格納できたことを確かめてからでなければ、次のn+1は
読み込むことができない。従って、Almost Full状態に
おいては、nの画像データの出力開始がなされてもn+1の
原稿搬送は開始しない。つまり、nページの画像入力が
終了したこと(1509)を受けて、コントローラ123はペー
ジメモリ119または120からnページの画像をPBM15に向け
て出力開始する。この画像出力が完了したこと(1510)を
受けて初めて、コントローラ123はページメモリ119と12
0の領域を開放すると共に、ADF200に次の原稿n+1を流し
読み読取位置203へ搬送するように指示する。こうしてn
+1ページ目の原稿データのページメモリ119または120へ
の格納が開始する。以降、原稿読み込みの終了と画像デ
ータ出力の完了の待ちを交互に繰り返すため、図10のス
テップS1003におけるAlmost Fullでは、ADF200での原稿
の紙間隔が空き、プロダクティビティーが図10のステッ
プS1002における通常動作モードの約半分になるが、画
像データの出力完了を待ってからページメモリ119と120
の領域を開放するため、読み込んだ画像データを破壊す
ることがない。
イミングチャートを用いて説明する。図10のステップS1
002における通常動作モードでは、図14を基に上記通常
動作の項で述べたように、前の原稿nの画像データがペ
ージメモリ119と120から出力開始したこと(図14の140
8)を受けて、次の原稿n+1を流し読み読取位置203まで搬
送したが、図10のステップS1003におけるAlmost Full状
態では、nの画像データがPBM15に格納されない場合があ
るため、既に読み込んだnの画像データが確実にPBM15に
格納できたことを確かめてからでなければ、次のn+1は
読み込むことができない。従って、Almost Full状態に
おいては、nの画像データの出力開始がなされてもn+1の
原稿搬送は開始しない。つまり、nページの画像入力が
終了したこと(1509)を受けて、コントローラ123はペー
ジメモリ119または120からnページの画像をPBM15に向け
て出力開始する。この画像出力が完了したこと(1510)を
受けて初めて、コントローラ123はページメモリ119と12
0の領域を開放すると共に、ADF200に次の原稿n+1を流し
読み読取位置203へ搬送するように指示する。こうしてn
+1ページ目の原稿データのページメモリ119または120へ
の格納が開始する。以降、原稿読み込みの終了と画像デ
ータ出力の完了の待ちを交互に繰り返すため、図10のス
テップS1003におけるAlmost Fullでは、ADF200での原稿
の紙間隔が空き、プロダクティビティーが図10のステッ
プS1002における通常動作モードの約半分になるが、画
像データの出力完了を待ってからページメモリ119と120
の領域を開放するため、読み込んだ画像データを破壊す
ることがない。
【0051】[Almost FullからPBM Full状態への遷
移]次に、Almost FullからPBM Full状態への遷移動作
について、図12のフローチャートを用いて説明する。コ
ントローラ123は、図12のステップS1201における監視に
おいて、残量検知信号198及び199に基づきPBM15がFULL
であると判断すると、PBM15に対して最後にPBM15に格納
しようとしていたページの画像データとその管理情報を
PBM15から破棄するように指示してから、図10のステッ
プS1004のPBMFull状態へ遷移する。
移]次に、Almost FullからPBM Full状態への遷移動作
について、図12のフローチャートを用いて説明する。コ
ントローラ123は、図12のステップS1201における監視に
おいて、残量検知信号198及び199に基づきPBM15がFULL
であると判断すると、PBM15に対して最後にPBM15に格納
しようとしていたページの画像データとその管理情報を
PBM15から破棄するように指示してから、図10のステッ
プS1004のPBMFull状態へ遷移する。
【0052】この遷移動作について、図16のタイミング
チャートを用いて説明する。同図において、n-1、nは、
読み込んだ原稿の順番(ページ)を表わしている。ま
た、1601と1602は、それぞれ、ページメモリ119と120と
に対する原稿データの入力と出力とを表わしている。図
16において、1603は原稿nの画像データをPBM15に出力途
中で、PBM15に空きがなくなった時点を示している。PBM
15に空きが全くなくなる(1603)までは、既に述べた図
10のステップS1003におけるAlmost Fullの動作を行なっ
ている。また、図16における(1603)以降は、PBM15に原
稿データを格納するスペースが全く無いため、画像のPB
M15への出力を中断する。この状態をPBM Fullと呼ぶ。
尚、ページメモリ119と120内の原稿nの画像は保持して
おく。
チャートを用いて説明する。同図において、n-1、nは、
読み込んだ原稿の順番(ページ)を表わしている。ま
た、1601と1602は、それぞれ、ページメモリ119と120と
に対する原稿データの入力と出力とを表わしている。図
16において、1603は原稿nの画像データをPBM15に出力途
中で、PBM15に空きがなくなった時点を示している。PBM
15に空きが全くなくなる(1603)までは、既に述べた図
10のステップS1003におけるAlmost Fullの動作を行なっ
ている。また、図16における(1603)以降は、PBM15に原
稿データを格納するスペースが全く無いため、画像のPB
M15への出力を中断する。この状態をPBM Fullと呼ぶ。
尚、ページメモリ119と120内の原稿nの画像は保持して
おく。
【0053】この状態においては、実際にPBM15に格納
する空き容量ができるまで原稿の読み取りは停止した状
態とするため、図2に示すADF200は給紙部205で給紙を停
止し、図4のコントローラー123からの開始命令を待つ。
つまり、PBM Full状態に移行した時点で、図4のコント
ローラー123はADF200に流し読み画像読み取りシーケン
ス動作の停止を指示する。
する空き容量ができるまで原稿の読み取りは停止した状
態とするため、図2に示すADF200は給紙部205で給紙を停
止し、図4のコントローラー123からの開始命令を待つ。
つまり、PBM Full状態に移行した時点で、図4のコント
ローラー123はADF200に流し読み画像読み取りシーケン
ス動作の停止を指示する。
【0054】このPBM Fullシーケンスへの移行時に、搬
送路内を搬送路中の原稿n+1は流し読み画像読取位置203
に到達する前の状態で停止する。
送路内を搬送路中の原稿n+1は流し読み画像読取位置203
に到達する前の状態で停止する。
【0055】また、搬送路を搬送中の原稿であっても、
読み取りが終了していて排紙できる位置にあるものは停
止させずに排紙する。つまり、図2において、片面読取
モードでは給紙部205及び搬送路206で原稿を待機させ
る。搬送路207上の原稿は排紙する。また、両面読取モ
ードでは給紙部205及び搬送路206、208で原稿を待機さ
せ、搬送路209上の原稿は排紙する。
読み取りが終了していて排紙できる位置にあるものは停
止させずに排紙する。つまり、図2において、片面読取
モードでは給紙部205及び搬送路206で原稿を待機させ
る。搬送路207上の原稿は排紙する。また、両面読取モ
ードでは給紙部205及び搬送路206、208で原稿を待機さ
せ、搬送路209上の原稿は排紙する。
【0056】前述した通り、各々の搬送路は独立的に駆
動、停止及び速度制御が可能である。従って、図2に示
すように、給紙部205或は搬送路206、208にそれぞれ独
立した待機ポジション211、212を持ち、PBM Fullモード
での原稿待機を実現する。
動、停止及び速度制御が可能である。従って、図2に示
すように、給紙部205或は搬送路206、208にそれぞれ独
立した待機ポジション211、212を持ち、PBM Fullモード
での原稿待機を実現する。
【0057】[PBM Full]次に、PBM Full状態での動作
について図13のフローチャート及び図16のタイミングチ
ャートを用いて説明する。図10のステップS1004では,
常に残量検知信号198及び199に基づきPBM15に空き容量
が存在するか否かの監視を行ない、空き容量が全く無い
場合には、図13のステップS1301へ戻り、再びPBM15に空
き容量が存在するか否かの監視を行なう。そして、PBM1
5に空き容量ありと判断された場合には、図10のステッ
プS1003のAlmost Fullに遷移し、空き容量なしと判断さ
れた場合には、前記ステップS1301へ戻って、再び監視
を行う。また、図10のステップS1004PのPBM FullではPB
M15に空き容量が発生するのを待ち続ける(図16の1603か
ら1604の期間)。
について図13のフローチャート及び図16のタイミングチ
ャートを用いて説明する。図10のステップS1004では,
常に残量検知信号198及び199に基づきPBM15に空き容量
が存在するか否かの監視を行ない、空き容量が全く無い
場合には、図13のステップS1301へ戻り、再びPBM15に空
き容量が存在するか否かの監視を行なう。そして、PBM1
5に空き容量ありと判断された場合には、図10のステッ
プS1003のAlmost Fullに遷移し、空き容量なしと判断さ
れた場合には、前記ステップS1301へ戻って、再び監視
を行う。また、図10のステップS1004PのPBM FullではPB
M15に空き容量が発生するのを待ち続ける(図16の1603か
ら1604の期間)。
【0058】図2に示すADF200の動作は停止状態でコン
トローラー123からの再開命令待ちである。
トローラー123からの再開命令待ちである。
【0059】[PBM Fullの回復]次に、PBM Fullからの
回復について再びタイミングチャート図16を用いて説明
する。図13のステップS1301で残量検知信号198及び199
に基づきPBM15に空き容量が発生したと判断されると、
コントローラ123はページメモリ119と120に格納されて
いる画像データ(PBM Full発生時にPBM15に出力してい
た原稿画像n)の先頭から出力を開始する。既に述べた
ように、この画像出力開始からコントローラ123の制御
モードは、図10のステップS1003におけるAlmost Fullに
なっている。仮に、このとき発生したPBM15の空き容量
が原稿1ページ分に満たず、再度PBM15の空きが全くなく
なってしまった場合には、再び図10のステップS1004のP
BM Fullになって、PBM15に更に空き容量が増えるのを待
つ。
回復について再びタイミングチャート図16を用いて説明
する。図13のステップS1301で残量検知信号198及び199
に基づきPBM15に空き容量が発生したと判断されると、
コントローラ123はページメモリ119と120に格納されて
いる画像データ(PBM Full発生時にPBM15に出力してい
た原稿画像n)の先頭から出力を開始する。既に述べた
ように、この画像出力開始からコントローラ123の制御
モードは、図10のステップS1003におけるAlmost Fullに
なっている。仮に、このとき発生したPBM15の空き容量
が原稿1ページ分に満たず、再度PBM15の空きが全くなく
なってしまった場合には、再び図10のステップS1004のP
BM Fullになって、PBM15に更に空き容量が増えるのを待
つ。
【0060】図4のコントローラー123は、PBM15に空き
容量ができAlmost Full状態となり、更に、ページメモ
リ119,120よりPBM15への画像出力格納が完了した時点で
図2に示すADF200の動作再開命令を出す。ADF200は、こ
の命令を受けて図2の待機ポジション211、212で待機中
の原稿n+1及び原稿トレー上の原稿の給紙を再開し、流
し読み画像読取位置203での読み取りを再び開始する。
容量ができAlmost Full状態となり、更に、ページメモ
リ119,120よりPBM15への画像出力格納が完了した時点で
図2に示すADF200の動作再開命令を出す。ADF200は、こ
の命令を受けて図2の待機ポジション211、212で待機中
の原稿n+1及び原稿トレー上の原稿の給紙を再開し、流
し読み画像読取位置203での読み取りを再び開始する。
【0061】[Almost Fullからの回復]以上述べたよ
うに図10のステップS1002における通常動作モードまた
はPBM FullからステップS1003におけるAlmost Fullに遷
移した本装置は、図12のステップS1202において、残量
検知信号198及び199に基づきPBM15に圧縮予測した画像
データが格納可能であると判断された場合は、図10のス
テップS1002の通常動作モードを取る。
うに図10のステップS1002における通常動作モードまた
はPBM FullからステップS1003におけるAlmost Fullに遷
移した本装置は、図12のステップS1202において、残量
検知信号198及び199に基づきPBM15に圧縮予測した画像
データが格納可能であると判断された場合は、図10のス
テップS1002の通常動作モードを取る。
【0062】次に、このAlmost Fullからの回復動作に
ついて、図17及び図18のタイミングチャートを用い説明
する。
ついて、図17及び図18のタイミングチャートを用い説明
する。
【0063】図17は、n番目の原稿を読み込み中のPBM15
からの画像読み出し等によりPBM15にn番目の原稿画像の
スペースが生じた状態を表わしている。同図において、
n-1、n、n+1、n+2は読み込んだ原稿の順番を表わしてい
る。170lと1702は、それぞれページメモリ119と120とに
対する原稿データの入力と出力とを表わしている。PBM1
5に圧縮予測した1ページ分の画像データを格納可能な空
き容量がない状態までは、既に述べた図10のステップS1
003でのAlmost Fullの動作を行なっている。n番目の原
稿を読み取っている間に、他のジョブの大きな画像デー
タが、その画像に対する全ての出力が終了したり、PBM1
5に同居していた別のジョブが破棄される等の理由か
ら、予測していたよりも大きな空き容量がPBM15に発生
したことが判断された1703以降は、Almost Full状態は
解消しn番目の画像データの出力が完了するのを待たず
に、n+1番目の原稿を読み込むことが可能となる。
からの画像読み出し等によりPBM15にn番目の原稿画像の
スペースが生じた状態を表わしている。同図において、
n-1、n、n+1、n+2は読み込んだ原稿の順番を表わしてい
る。170lと1702は、それぞれページメモリ119と120とに
対する原稿データの入力と出力とを表わしている。PBM1
5に圧縮予測した1ページ分の画像データを格納可能な空
き容量がない状態までは、既に述べた図10のステップS1
003でのAlmost Fullの動作を行なっている。n番目の原
稿を読み取っている間に、他のジョブの大きな画像デー
タが、その画像に対する全ての出力が終了したり、PBM1
5に同居していた別のジョブが破棄される等の理由か
ら、予測していたよりも大きな空き容量がPBM15に発生
したことが判断された1703以降は、Almost Full状態は
解消しn番目の画像データの出力が完了するのを待たず
に、n+1番目の原稿を読み込むことが可能となる。
【0064】図18は、n番目の画像データを出力中にAlm
ost Fullが解消した状態を表わしている。n-1、n、n+
l、n+2は、読み込んだ原稿の順番を表わしている。1801
と1802は,それぞれページメモリ119と120とに対する原
稿データの入力と出力とを表わしている。
ost Fullが解消した状態を表わしている。n-1、n、n+
l、n+2は、読み込んだ原稿の順番を表わしている。1801
と1802は,それぞれページメモリ119と120とに対する原
稿データの入力と出力とを表わしている。
【0065】図23にOCU3の概念図を示す。同図におい
て、2301はCRT画面であり、タッチ式入力でユーザーか
らの指定が入力される。CRT画面2301は、LCD及びFLCで
も同様である。タッチ式入力以外にもマウス或は入力ペ
ン等のポインティングデバイスを用いて入力する構成も
ある。2302はキーパッド、2303は数字のテンキー、2304
はクリアキー、2305はエンターキー、2306はストップキ
ー、2307はリセットキー、2308はスタートキーである。
て、2301はCRT画面であり、タッチ式入力でユーザーか
らの指定が入力される。CRT画面2301は、LCD及びFLCで
も同様である。タッチ式入力以外にもマウス或は入力ペ
ン等のポインティングデバイスを用いて入力する構成も
ある。2302はキーパッド、2303は数字のテンキー、2304
はクリアキー、2305はエンターキー、2306はストップキ
ー、2307はリセットキー、2308はスタートキーである。
【0066】以上がOCU3の基本的な機器構成で、表示部
の表示及び選択メニュー、設定を図24に示す。同図にお
いて、2401は図23のCRT画面230l内の標準的なメニュー
画面である。2402はブックモード(プラテン上に原稿を
セットし、光学系移動スキャンによって原稿を読み取る
モード)の指定部分、2403は流し読み画像読み取りの片
面コピーモード指定部分、2404は同様に流し読み画像読
み取りの両面コピーモード指定部分、2405はコピー部数
指定部分、2406は複写倍率指定部分、2407は複写機本体
に付随する機能デバイス(給紙段、ステープラ、サドル
スティッチャー、グルーバインダー、メールボックスソ
ーター等)を選択する指定部分、2408はコピーモードに
おいて更に詳細な設定を行う場合の詳細コピーモード選
択指定部分である。
の表示及び選択メニュー、設定を図24に示す。同図にお
いて、2401は図23のCRT画面230l内の標準的なメニュー
画面である。2402はブックモード(プラテン上に原稿を
セットし、光学系移動スキャンによって原稿を読み取る
モード)の指定部分、2403は流し読み画像読み取りの片
面コピーモード指定部分、2404は同様に流し読み画像読
み取りの両面コピーモード指定部分、2405はコピー部数
指定部分、2406は複写倍率指定部分、2407は複写機本体
に付随する機能デバイス(給紙段、ステープラ、サドル
スティッチャー、グルーバインダー、メールボックスソ
ーター等)を選択する指定部分、2408はコピーモードに
おいて更に詳細な設定を行う場合の詳細コピーモード選
択指定部分である。
【0067】図25は、図24の機能デバイスを選択する指
定部分2407でデバイスセレクトが指定された場合の画面
表示状態を示す図である。同図において、2501は画面で
ある。ここでは複写機本体及び本体に付随する全てのア
クセサリーが表示され、どの機能を使用するかが選択可
能となっている。また、図25において、2502は複写後の
画像の仕上がりを実際の転写紙に試し刷りしてみるため
に試し刷りしたシートを排出するプルーフトレー、2503
はステープラ、2504はステープル処理された出力紙を収
納するスタッカ、2505はサドルスティッチャー、2506は
サドルスティッチャー2505によりサドルスティッチされ
た出力紙を収納するスタッカ、2514はグルーバインダ
ー、2507及び2508はグルーバインダー2514で処理された
製本のスタッカ、2509はメールボックスソーター、2510
はメールボックスソーター2509で仕分けする出力仕分け
ビン、2511は画面2501へ戻る指定部分である。2512、25
13、2517、2515はそれぞれ給紙段1、2、3、4である。給
紙段1から4には、それぞれユーザーがセットした転写紙
が入っている。また、2516は各機能デバイスに出力紙が
送られていく流れをリアルタイムで表示する表示部分で
ある。
定部分2407でデバイスセレクトが指定された場合の画面
表示状態を示す図である。同図において、2501は画面で
ある。ここでは複写機本体及び本体に付随する全てのア
クセサリーが表示され、どの機能を使用するかが選択可
能となっている。また、図25において、2502は複写後の
画像の仕上がりを実際の転写紙に試し刷りしてみるため
に試し刷りしたシートを排出するプルーフトレー、2503
はステープラ、2504はステープル処理された出力紙を収
納するスタッカ、2505はサドルスティッチャー、2506は
サドルスティッチャー2505によりサドルスティッチされ
た出力紙を収納するスタッカ、2514はグルーバインダ
ー、2507及び2508はグルーバインダー2514で処理された
製本のスタッカ、2509はメールボックスソーター、2510
はメールボックスソーター2509で仕分けする出力仕分け
ビン、2511は画面2501へ戻る指定部分である。2512、25
13、2517、2515はそれぞれ給紙段1、2、3、4である。給
紙段1から4には、それぞれユーザーがセットした転写紙
が入っている。また、2516は各機能デバイスに出力紙が
送られていく流れをリアルタイムで表示する表示部分で
ある。
【0068】図26は、図24の詳細コピーモード選択指定
部分2408でコピーモード詳細選択指定された際の画面表
示状態を示す図である。ここでは、階調数、解像度、連
写、ツインカラー等の画像処理における複写機能指定が
行われる。
部分2408でコピーモード詳細選択指定された際の画面表
示状態を示す図である。ここでは、階調数、解像度、連
写、ツインカラー等の画像処理における複写機能指定が
行われる。
【0069】次に、図27は、オールモストフル(Almost
Full)モードでの画面表示状態を示す図である。この
状態では、前述したようにPBM15の空き容量を確認しな
がらPBM15に画像が転送されるため原稿読み取りの処理
速度が低下する。図27の270lは、その状態をユーザーに
知らせる表示情報であり、2702はその状態でユーザーが
設定したジョブを解除するための指定部分である。
Full)モードでの画面表示状態を示す図である。この
状態では、前述したようにPBM15の空き容量を確認しな
がらPBM15に画像が転送されるため原稿読み取りの処理
速度が低下する。図27の270lは、その状態をユーザーに
知らせる表示情報であり、2702はその状態でユーザーが
設定したジョブを解除するための指定部分である。
【0070】図28は、PBMフルモードでの画面表示状態
を示す図である。この場合は、前述したように画像読み
取りは一時停止状態にあり、PBMフルモードでなくなる
まで読み取り処理は待たされる。図28において、2801は
その状態を知らせる表示情報であり、2804はその待ち時
間の表示、2802はその状態でユーザーが設定したジョブ
を解除するための指定部分、2803はPBMフル状態のまま
原稿読み取りが開始されるのを待つ指定部分である。
を示す図である。この場合は、前述したように画像読み
取りは一時停止状態にあり、PBMフルモードでなくなる
まで読み取り処理は待たされる。図28において、2801は
その状態を知らせる表示情報であり、2804はその待ち時
間の表示、2802はその状態でユーザーが設定したジョブ
を解除するための指定部分、2803はPBMフル状態のまま
原稿読み取りが開始されるのを待つ指定部分である。
【0071】次に、変倍時の圧縮率予測とその制御につ
いて、図29〜図34を用いて説明する。図29は、コントロ
ーラ123と圧縮率予測回路160との間の情報を示す図であ
る。同図に示すように、図4の圧縮率予測回路160ではコ
ントローラ123からバス161を介して得た画像121の装飾
情報8011(図5の部分移動及び図7の網かけ等)、変倍情
報8012(図6の縮小レイアウト等)、更には選択された図
4の濃度変換回路129,130の濃度変換テーブル情報8013、
図4の階調数変換回路(誤差拡散処理回路;1/2/4ビッ
ト)131,132の誤差拡散処理情報8014を利用して圧縮率
予測の精度向上を図っている。基本的には、画像情報の
統計量(圧縮率と相関が高く且つ簡単な演算で求まる画
像の濃度平均値、エントロピー等)に簡単な演算を施し
たものを予測値とするが、それに加え、装飾、変倍、濃
度、誤差拡散処理に応じて、係数テーブル8015を用いて
係数を決定し、その係数情報8016を演算部8017に送る、
或は装飾情報8011に応じて演算部8017における演算方法
を変える。演算部8017での演算値は、圧縮率予測情報80
18としてコントローラ123に送られる。
いて、図29〜図34を用いて説明する。図29は、コントロ
ーラ123と圧縮率予測回路160との間の情報を示す図であ
る。同図に示すように、図4の圧縮率予測回路160ではコ
ントローラ123からバス161を介して得た画像121の装飾
情報8011(図5の部分移動及び図7の網かけ等)、変倍情
報8012(図6の縮小レイアウト等)、更には選択された図
4の濃度変換回路129,130の濃度変換テーブル情報8013、
図4の階調数変換回路(誤差拡散処理回路;1/2/4ビッ
ト)131,132の誤差拡散処理情報8014を利用して圧縮率
予測の精度向上を図っている。基本的には、画像情報の
統計量(圧縮率と相関が高く且つ簡単な演算で求まる画
像の濃度平均値、エントロピー等)に簡単な演算を施し
たものを予測値とするが、それに加え、装飾、変倍、濃
度、誤差拡散処理に応じて、係数テーブル8015を用いて
係数を決定し、その係数情報8016を演算部8017に送る、
或は装飾情報8011に応じて演算部8017における演算方法
を変える。演算部8017での演算値は、圧縮率予測情報80
18としてコントローラ123に送られる。
【0072】図30は、圧縮率予測のための動作制御手順
を示すフローチャートである。まず、ステップS3001で
情報(装飾、変倍、濃度、誤差拡散処理)を図4のコン
トローラ123から圧縮率予測回路160に伝える。次に、ス
テップS3002で出力画像1ページに相当する入力画像の平
均値を求める。次に、ステップS3003で係数テーブル801
5を参照し、演算部8017で演算する。次に、ステップS30
04で圧縮率予測値を圧縮率予測情報8018としてコントロ
ーラ123に伝えた後、本処理動作を終了する。
を示すフローチャートである。まず、ステップS3001で
情報(装飾、変倍、濃度、誤差拡散処理)を図4のコン
トローラ123から圧縮率予測回路160に伝える。次に、ス
テップS3002で出力画像1ページに相当する入力画像の平
均値を求める。次に、ステップS3003で係数テーブル801
5を参照し、演算部8017で演算する。次に、ステップS30
04で圧縮率予測値を圧縮率予測情報8018としてコントロ
ーラ123に伝えた後、本処理動作を終了する。
【0073】以下、具体的に説明する。例えば、前述と
同様に、圧縮率予測のために画像の濃度平均値を使い、
更に予測値に変換するため、下記(3)式を使用する。
同様に、圧縮率予測のために画像の濃度平均値を使い、
更に予測値に変換するため、下記(3)式を使用する。
【0074】予測値=画像の濃度平均値*a+b…(3) ステップS3003の処理は、画像の装飾情報に応じてaとb
の係数を図31に示すような係数テーブル8015を参照し、
それに基づいて演算することを意味する。係数テーブル
8015は、係数、処理及び評価の項目からなっている。
の係数を図31に示すような係数テーブル8015を参照し、
それに基づいて演算することを意味する。係数テーブル
8015は、係数、処理及び評価の項目からなっている。
【0075】この係数テーブル8015は、各処理に対して
係数が詳細に定められている。例えば、出力される1ペ
ージの50%に網かけを施し、ミラー処理がオンになって
いる場合、a及びbは、下記(4)式及び(5)式のようにな
る。
係数が詳細に定められている。例えば、出力される1ペ
ージの50%に網かけを施し、ミラー処理がオンになって
いる場合、a及びbは、下記(4)式及び(5)式のようにな
る。
【0076】a=a0+a1+a4=0.1+50*0.001+0=0.15…(4) b=b0+b1+b4=0.1+0+0.05=0.15…(5) 次に、演算自体を変える例を説明する。原稿がネガポジ
反転されて黒部が白部よりも多い場合は、平均値が大き
くなるが、図8の圧縮回路150,153における圧縮率は、ネ
ガポジ反転されていても或はネガポジ反転されていなく
ても、それほど変わりはないことが多い。しかしなが
ら、圧縮率予測において、上記(3)式のように画像の平
均濃度を予測値として用いた場合には、ネガポジ反転し
た画像の平均値が高くなり、予測値が極端に悪い値を示
す。そこで、ネガポジ反転された画像を読み込む場合に
は、使用者の設定により図4のコントローラ123からの指
示により図29の演算選択情報8019により、下記(6)式の
ように演算方法を切り替える。
反転されて黒部が白部よりも多い場合は、平均値が大き
くなるが、図8の圧縮回路150,153における圧縮率は、ネ
ガポジ反転されていても或はネガポジ反転されていなく
ても、それほど変わりはないことが多い。しかしなが
ら、圧縮率予測において、上記(3)式のように画像の平
均濃度を予測値として用いた場合には、ネガポジ反転し
た画像の平均値が高くなり、予測値が極端に悪い値を示
す。そこで、ネガポジ反転された画像を読み込む場合に
は、使用者の設定により図4のコントローラ123からの指
示により図29の演算選択情報8019により、下記(6)式の
ように演算方法を切り替える。
【0077】 予測値=(255-画像の濃度平均値)*a+b…(6) 上記式(6)のような演算方法に切り替えることにより、
圧縮率予測精度を向上させることができる。ここで、式
(6)における「255」は、8ビットで扱える最大の数値
で、画像の最大濃度を意味する。
圧縮率予測精度を向上させることができる。ここで、式
(6)における「255」は、8ビットで扱える最大の数値
で、画像の最大濃度を意味する。
【0078】変倍に関するモード(縮小、縮小レイアウ
ト、拡大、拡大連写等)が指定されている場合は、使用
者による変倍の設定及び縮小レイアウト、拡大連写の情
報が図29の変倍情報8012として図4の圧縮率予測回路160
に伝えられる。この変倍情報8012を基に圧縮率予測回路
160では、変倍後に1ページに収まる画像の領域から圧縮
率を予測する。
ト、拡大、拡大連写等)が指定されている場合は、使用
者による変倍の設定及び縮小レイアウト、拡大連写の情
報が図29の変倍情報8012として図4の圧縮率予測回路160
に伝えられる。この変倍情報8012を基に圧縮率予測回路
160では、変倍後に1ページに収まる画像の領域から圧縮
率を予測する。
【0079】例えば、図32(a)に示すような原稿画像320
1を拡大し、拡大像を図32(c)に示すように複数分割した
出力画像3202を得るモード(以下、拡大連写と記述す
る)が指定されていた場合、図32(c)に示すように、図3
2(b)に示す分割画像の1つに対応する原稿画像3201の一
部(左上1/4)の領域3203を使って圧縮率の予測を行
う。
1を拡大し、拡大像を図32(c)に示すように複数分割した
出力画像3202を得るモード(以下、拡大連写と記述す
る)が指定されていた場合、図32(c)に示すように、図3
2(b)に示す分割画像の1つに対応する原稿画像3201の一
部(左上1/4)の領域3203を使って圧縮率の予測を行
う。
【0080】また、図33(a)に示すような複数枚(4枚)
の原稿画像3301を図33(b)に示すように1枚の記録紙上
に出力画像3302として得るモード(以下、縮小レイアウ
トと記述する)が指定されていた場合、図33(a)に示す
最終出力に対応する4枚の原稿画像3301の全てから圧縮
率の予測を行う。このように、変倍に係る設定がなされ
ている場合、変倍後の1ページに収まる変倍前の画像か
ら圧縮率を予測することで、予測精度が向上する。更
に、変倍時には、倍率に応じた係数を使用することも可
能である。
の原稿画像3301を図33(b)に示すように1枚の記録紙上
に出力画像3302として得るモード(以下、縮小レイアウ
トと記述する)が指定されていた場合、図33(a)に示す
最終出力に対応する4枚の原稿画像3301の全てから圧縮
率の予測を行う。このように、変倍に係る設定がなされ
ている場合、変倍後の1ページに収まる変倍前の画像か
ら圧縮率を予測することで、予測精度が向上する。更
に、変倍時には、倍率に応じた係数を使用することも可
能である。
【0081】以下、簡単な演算の具体例を示す。
【0082】変倍に関するモードが指定されている場
合、下記式(7)のように画像の濃度の平均値に係数cが
乗ぜられる。
合、下記式(7)のように画像の濃度の平均値に係数cが
乗ぜられる。
【0083】 予測値=(画像の濃度平均値*c)*a+b…(7) 係数cは、100%、即ち、等倍時を1とし、拡大率又は縮
小率が大きくなるにつれ、値の小となるもので、変倍率
によって図34に示すように変化する。
小率が大きくなるにつれ、値の小となるもので、変倍率
によって図34に示すように変化する。
【0084】図32の拡大連写時には、変倍率が200%であ
ることから、c=0.7となり、図32(c)に示す画像3201の一
部の領域3203の濃度平均値が50、画像装飾に応じた係数
a,bがそれぞれ0.1であったとすると、下記式(8)により
圧縮率の予測値を求めることができる。
ることから、c=0.7となり、図32(c)に示す画像3201の一
部の領域3203の濃度平均値が50、画像装飾に応じた係数
a,bがそれぞれ0.1であったとすると、下記式(8)により
圧縮率の予測値を求めることができる。
【0085】予測値=(50*0.7)*0.1+0.1…(8) 図32(a)の原稿画像3201の残りの領域に関しても、全く
同様にして圧縮率の予測値を求めることができる。
同様にして圧縮率の予測値を求めることができる。
【0086】また、図33の縮小レイアウト時には、変倍
率が50%であることから、c=0.5となり、図33(a)に示す4
枚の原稿画像3301の濃度平均値が60、画像装飾に応じた
係数a,bがそれぞれ0.1であったとすると、下記式(9)に
より圧縮率の予測値を求めることができる。
率が50%であることから、c=0.5となり、図33(a)に示す4
枚の原稿画像3301の濃度平均値が60、画像装飾に応じた
係数a,bがそれぞれ0.1であったとすると、下記式(9)に
より圧縮率の予測値を求めることができる。
【0087】予測値=(60*0.5)*0.1+0.1…(9) 図33(a)の4枚の原稿画像3301に別々の画像装飾を行う場
合には、個々の画像に対して予測値を求め、4つの予測
値の平均値、場合によっては最大値を予測値とする。ま
た、イメージオーバーレイのような画像処理により幾つ
かの画像を編集して、1枚の画像を作成する場合にも、
上述した縮小レイアウトにおける圧縮率の予測を応用す
ることができる。
合には、個々の画像に対して予測値を求め、4つの予測
値の平均値、場合によっては最大値を予測値とする。ま
た、イメージオーバーレイのような画像処理により幾つ
かの画像を編集して、1枚の画像を作成する場合にも、
上述した縮小レイアウトにおける圧縮率の予測を応用す
ることができる。
【0088】以上説明したような方法により圧縮率の予
測を行い、その予測値と、PBM15の状態を示す図27のPBM
状態情報8021からPBM15の空き容量を知ることで、図4の
制御信号162(つまり、図27のPBM制御情報8020)を使って
上述したような制御を行うものである。
測を行い、その予測値と、PBM15の状態を示す図27のPBM
状態情報8021からPBM15の空き容量を知ることで、図4の
制御信号162(つまり、図27のPBM制御情報8020)を使って
上述したような制御を行うものである。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像処理装
置によれば、各種の画像処理モードを設定入力する設定
入力手段により設定された画像処理モードに基づいて、
画像処理後の1ページの画像圧縮率を画像圧縮率予測手
段により予測するから、画像情報圧縮手段により圧縮さ
れた圧縮画像データを蓄積する画像データ蓄積手段に、
前記圧縮画像データを蓄積する前に行う圧縮率の予測
が、変倍、装飾、編集等の各種の画像処理を反映したも
のとなるという効果を奏する。
置によれば、各種の画像処理モードを設定入力する設定
入力手段により設定された画像処理モードに基づいて、
画像処理後の1ページの画像圧縮率を画像圧縮率予測手
段により予測するから、画像情報圧縮手段により圧縮さ
れた圧縮画像データを蓄積する画像データ蓄積手段に、
前記圧縮画像データを蓄積する前に行う圧縮率の予測
が、変倍、装飾、編集等の各種の画像処理を反映したも
のとなるという効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
の概略構成を示す側面図である。
の概略構成を示す側面図である。
【図2】同画像処理装置における自動原稿給送装置の構
成を示す縦断側面図である。
成を示す縦断側面図である。
【図3】同自動原稿給送装置の原稿給送動作の説明図で
ある。
ある。
【図4】図1に示す画像処理装置の内部構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図5】図1に示す画像処理装置における画像処理の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図6】図1に示す画像処理装置における画像処理の一
例を示す図である。
例を示す図である。
【図7】図1に示す画像処理装置における画像処理の図5
及び図6とは異なる他の例を示す図である。
及び図6とは異なる他の例を示す図である。
【図8】図1に示す画像処理装置におけるプリントバッ
ファメモリ(PBM)の構成を示すブロック図である。
ファメモリ(PBM)の構成を示すブロック図である。
【図9】同プリントバッファメモリにおけるジョブの動
きを示す図である。
きを示す図である。
【図10】図1に示す画像処理装置の状態遷移図(STD)
である。
である。
【図11】図1に示す画像処理装置の通常動作モード時
における動作制御手順を示すフローチャートである。
における動作制御手順を示すフローチャートである。
【図12】図1に示す画像処理装置のAlmost Full時にお
ける動作制御手順を示すフローチャートである。
ける動作制御手順を示すフローチャートである。
【図13】図1に示す画像処理装置のPBM Full時におけ
る動作制御手順を示すフローチャートである。
る動作制御手順を示すフローチャートである。
【図14】図1に示す画像処理装置の通常動作モード時
におけるページメモリに対する画像の入出力タイミング
を示すタイムチャートである。
におけるページメモリに対する画像の入出力タイミング
を示すタイムチャートである。
【図15】図1に示す画像処理装置の通常動作モード時
からAlmost Full時への遷移時におけるページメモリに
対する画像の入出力タイミングを示すタイムチャートで
ある。
からAlmost Full時への遷移時におけるページメモリに
対する画像の入出力タイミングを示すタイムチャートで
ある。
【図16】図1に示す画像処理装置のAlmost Full時とPB
M Full時との間の遷移時におけるページメモリに対する
画像の入出力タイミングを示すタイムチャートである。
M Full時との間の遷移時におけるページメモリに対する
画像の入出力タイミングを示すタイムチャートである。
【図17】図1に示す画像処理装置のAlmost Full時から
の回復時におけるページメモリに対する画像の入出力タ
イミングを示すタイムチャートである。
の回復時におけるページメモリに対する画像の入出力タ
イミングを示すタイムチャートである。
【図18】図1に示す画像処理装置のAlmost Full時から
の回復時におけるページメモリに対する画像の入出力タ
イミングを示すタイムチャートである。
の回復時におけるページメモリに対する画像の入出力タ
イミングを示すタイムチャートである。
【図19】図1に示す画像処理装置におけるページメモ
リを画像1が占有している場合のページメモリを示す概
念図である。
リを画像1が占有している場合のページメモリを示す概
念図である。
【図20】図1に示す画像処理装置におけるページメモ
リから画像1が出力開始した場合のページメモリを示す
概念図である。
リから画像1が出力開始した場合のページメモリを示す
概念図である。
【図21】図1に示す画像処理装置におけるページメモ
リに画像1と画像2とが共存している場合のページメモリ
を示す概念図である。
リに画像1と画像2とが共存している場合のページメモリ
を示す概念図である。
【図22】図1に示す画像処理装置におけるページメモ
リに画像n-1と画像nとが共存している場合のページメモ
リを示す概念図である。
リに画像n-1と画像nとが共存している場合のページメモ
リを示す概念図である。
【図23】図1に示す画像処理装置における操作部を示
す概念図である。
す概念図である。
【図24】図1に示す画像処理装置における操作部の操
作画面を示す概念図である。
作画面を示す概念図である。
【図25】図1に示す画像処理装置における操作部の操
作画面を示す概念図である。
作画面を示す概念図である。
【図26】図1に示す画像処理装置における操作部の操
作画面を示す概念図である。
作画面を示す概念図である。
【図27】図1に示す画像処理装置における操作部のAlm
ost Full時の操作画面の表示例を示す図である。
ost Full時の操作画面の表示例を示す図である。
【図28】図1に示す画像処理装置における操作部のPBM
Full時の操作画面の表示例を示す図である。
Full時の操作画面の表示例を示す図である。
【図29】図1に示す画像処理装置におけるコントロー
ラと圧縮率予測回路との間の情報を示す図である。
ラと圧縮率予測回路との間の情報を示す図である。
【図30】図1に示す画像処理装置における圧縮率予測
動作の制御手順を示すフローチャートである。
動作の制御手順を示すフローチャートである。
【図31】図1に示す画像処理装置における係数a,bの演
算テーブルの説明図である。
算テーブルの説明図である。
【図32】図1に示す画像処理装置における拡大連写の
説明図である。
説明図である。
【図33】図1に示す画像処理装置における縮小レイア
ウトの説明図である。
ウトの説明図である。
【図34】図1に示す画像処理装置における変倍に対す
る係数cの説明図である。
る係数cの説明図である。
1 画像処理装置(複写機) 2 画像読取部(リーダー部) 3 操作部(OCU) 7 フィニッシング装置 11 画像処理部 15 PBM(画像記憶手段) 111 CCD 112 A/D変換回路 113 シェーディング/色空間変換回路 114 2色分離回路 117 フィルタ 118 フィルタ 119 ページメモリ 120 ページメモリ 123 コントローラ(データ容量管理手段、制御手段) 125 変倍/解像度変換回路 126 変倍/解像度変換回路 127 画像装飾回路 128 画像装飾回路 129 濃度変換回路 130 濃度変換回路 131 階調数変換回路 132 階調数変換回路 150 圧縮回路 151 DRAM 152 伸張回路 153 圧縮回路 154 DRAM 156 伸張回路 157 残量検知回路 158 残量検知回路 160 圧縮率予測回路 165 セレクタ 166 セレクタ 200 自動原稿給送装置 201 原稿トレー 202 第1ミラー 203 流し読み原稿読取位置 204 ブックモードスキャン読取位置 205 給紙部 206 搬送路 207 搬送路 208 搬送路 209 搬送路210 レンズ 250 スキャナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 勝也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 瀧山 康弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮本 了介 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高橋 匡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 原稿を露光して光電変換した後の画像信
号を演算処理する演算処理手段と、該演算処理手段によ
り演算処理された画像情報を圧縮する画像情報圧縮手段
と、該画像情報圧縮手段により圧縮された画像データを
蓄積する画像データ蓄積手段と、各種の画像処理モード
を設定入力する設定入力手段と、前記画像信号から前記
画像情報圧縮手段の画像圧縮率を予測する画像圧縮率予
測手段とを具備し、前記設定入力手段により設定された
画像処理モードに基づいて画像処理後の1ページの画像
圧縮率を前記画像圧縮率予測手段により予測することを
特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記設定入力手段により設定された画像
処理モードの種類に応じて、前記画像圧縮率予測手段に
おいて画像圧縮率を予測する際に用いる係数或は演算方
法を変化させるように制御する制御手段を設けたことを
特徴とする請求1項記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記設定入力手段により画像処理モード
として設定された画像の変倍率に基づいて前記画像処理
後の1ページの画像圧縮率を前記画像圧縮率予測手段に
より予測することを特徴とする請求項1記載の画像処理
装置。 - 【請求項4】 前記画像圧縮予測手段により予測された
画像圧縮率を用いて前記画像データ蓄積手段への圧縮さ
れた画像データの格納が可能か否かを判定することを特
徴とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 前記画像データ蓄積手段への圧縮された
画像データの格納が不可能な場合、前記演算処理手段へ
の画像信号の入力を制限することを特徴とする請求項1
記載の画像処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8115279A JPH09284513A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 画像処理装置 |
US08/843,271 US6094510A (en) | 1996-04-15 | 1997-04-14 | Image processing apparatus and method for predicting a compression rate of image data processed to modify an image |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8115279A JPH09284513A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09284513A true JPH09284513A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14658734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8115279A Pending JPH09284513A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09284513A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001111432A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-20 | Seiko Epson Corp | データ圧縮制御装置、データ圧縮制御方法、印刷情報形成装置、印刷システム及びプログラムを記録した記録媒体 |
JP2004112045A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP8115279A patent/JPH09284513A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001111432A (ja) * | 1999-10-04 | 2001-04-20 | Seiko Epson Corp | データ圧縮制御装置、データ圧縮制御方法、印刷情報形成装置、印刷システム及びプログラムを記録した記録媒体 |
JP2004112045A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
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