JPH1013608A - 画像読取り装置 - Google Patents

画像読取り装置

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JPH1013608A
JPH1013608A JP8165709A JP16570996A JPH1013608A JP H1013608 A JPH1013608 A JP H1013608A JP 8165709 A JP8165709 A JP 8165709A JP 16570996 A JP16570996 A JP 16570996A JP H1013608 A JPH1013608 A JP H1013608A
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JP8165709A
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Shinya Matsuda
伸也 松田
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Minolta Co Ltd
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • HELECTRICITY
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    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N2201/04Scanning arrangements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】原稿面の変褪色の有無及び原稿の厚さに係わら
ず、原稿面のサイズを正確に判別して適切な出力画像範
囲を設定する。 【解決手段】左右に見開いた状態の見開き原稿における
左右方向と直交する方向の端面S3の撮影を可能に構成
し、見開き原稿の左右方向の両側の原稿端位置F,Gを
検出する見開きサイズ検出手段と、原稿端位置F,Gと
端面S3の撮影情報とに基づいて見開き原稿における左
右方向の1ページ分の長さdpを算出するページサイズ
算出手段と、算出された1ページ分の長さdpに応じて
画像出力範囲を設定する出力範囲設定手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書籍や雑誌などの
製本された原稿の読取りに好適な画像読取り装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ブックスキャナと呼称される画像読取り
装置が商品化されている。この装置では、原稿台の上方
に撮像系が配置され、原稿台と撮像系との間に高さ数十
cmの開放空間が存在する。書籍や雑誌などの製本形態
の原稿(これを「ブック原稿」と呼称する)の読取りに
際して、ユーザーは原稿台上にブック原稿を見開いた状
態で上向きにセットする。スタートキーのオンに呼応し
て原稿面(読取り対象面)の走査が開始され、走査と並
行して読み取られた画像が逐次に外部装置へ出力され
る。外部装置がプリンタであれば、リアルタイムで複写
画像が形成される。
【0003】ブックスキャナを用いると、原稿台上でペ
ージをめくることができるので、多数ページの読取り作
業の能率を高めることができる。また、書籍を見開いて
うつ伏せ(下向き)にセットする場合に比べて、書籍の
受けるダメージを格段に低減することができる。なお、
ブック原稿にはファイリングされた書類も含まれる。
【0004】単票のシート原稿と違ってブック原稿の原
稿面は湾曲している。このため、読取り画像に湾曲状態
に応じた歪みが生じる。外部装置へはこの歪みを補正し
た読取り画像、すなわちシート原稿を読み取った場合と
同様の画質の読取り画像が出力される。原稿面の湾曲状
態の検出方法としては、書籍における「天(head)」と
呼称される部分を撮影して画像解析を行う方法(特開平
5−161002号)がある。
【0005】また、ブック原稿の読取りでは、見開いた
ときに原稿面の両側に現れる重なり合った用紙の端縁
(書籍における「小口(fore-edge)」)も、原稿面とと
もに撮影されてしまう。この端縁の撮影像は不要の情報
であって出力画像の見栄えを損なう。従来において、端
縁の撮影像を含まない画像を出力する方法として、2つ
の方法が知られていた。第1の方法は、原稿面の下地と
端縁との間における輝度の差を利用して、撮影像のうち
の原稿面と端縁部分との境界を検出し、境界の外側を消
去するものである。第2の方法は、原稿の表面の高さ変
化の変曲点を検出し、変曲点より外側の撮影像を消去す
るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の輝度の
差を利用する第1の方法では、例えばブック原稿が古書
であって紙面が黄色みを帯びた色に変色している場合の
ように、輝度の差が小さい場合において、原稿面と端縁
部分とを見分けることができないという問題があった。
また、高さの変化を調べる第2の方法では、雑誌や小冊
子のように比較的に薄い原稿の場合において、明瞭な変
曲点がないことから、変曲点検出の誤りが生じやすいと
いう問題があった。
【0007】本発明は、原稿面の変褪色の有無及び原稿
の厚さに係わらず、原稿面のサイズを正確に判別して適
切な出力画像範囲を設定することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】左右に見開いた原稿にお
ける左右方向と直交する方向の端面、すなわち書籍にお
ける“天”に相当する部分の撮影情報と、見開いた原稿
における左右方向の両端の位置情報とから、1ページ分
の原稿サイズを求める。
【0009】見開き中心から原稿サイズに相当する距離
だけ左右方向に離れた位置が、原稿面とその外側の端縁
部分(小口部分)との境界である。したがって、原稿サ
イズが求まれば、不要画像である端縁部分の撮影像を消
去することができる。見開き中心は、予め原稿セッティ
ングの基準位置として定めておいてもよいし、撮影情報
の解析によって特定してもよい。また、求めた原稿サイ
ズに応じて出力画像範囲を設定すれば、指定の用紙サイ
ズに適するように読取り画像を変倍(拡大/縮小)する
自動倍率選択(AMS)、又は指定の倍率に適した記録
用紙サイズを選択する自動用紙選択(APS)を行う場
合において、シート原稿の読取りと同様の結果を得るこ
とができる。
【0010】請求項1の発明の装置は、読取り対象の原
稿を支持する原稿台と、原稿画像を電気信号に変換する
撮像手段と、前記電気信号を量子化して外部装置へ出力
する信号処理系とを有した画像読取り装置であって、左
右に見開いた状態の見開き原稿における左右方向と直交
する方向の端面の撮影が可能に構成され、前記信号処理
系が、前記見開き原稿の左右方向の両側の原稿端位置を
検出する見開きサイズ検出手段と、前記原稿サイズ検出
手段によって検出された原稿端位置と、前記端面の撮影
情報とに基づいて、前記見開き原稿における左右方向の
1ページ分の長さを算出するページサイズ算出手段と、
前記ページサイズ算出手段によって算出された1ページ
分の長さに応じて、画像出力範囲を設定する出力範囲設
定手段とを有するものである。
【0011】請求項2の発明の装置は、前記ページサイ
ズ算出手段が、前記端面の撮影情報に基づいて、当該端
面における原稿面側と反対側の端縁が、前記左右方向の
全長にわたって原稿支持面に対して略平行である第1の
場合と、当該端縁の左右の片側部分のみが略平行である
第2の場合と、その他の場合である第3の場合とを判別
し、第1の場合には、前記端面の左右の各端部における
原稿厚さ方向の寸法の和と前記両端位置間の距離との差
を求め、その差の半分の長さを前記1ページ分の長さと
して算出し、第2の場合には、前記端縁のうちの原稿支
持面に対して略平行な部分の長さを前記1ページ分の長
さとして算出し、第3の場合には、前記原稿サイズ検出
手段によって検出された一方の原稿端位置と、前記端面
の左右方向の中央付近に在る当該原稿端位置と同じ高さ
で且つ当該原稿端位置に最も近い位置との間における前
記端縁の沿面距離を、前記1ページ分の長さとして算出
するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はブックスキャナ1の外観を
示す斜視図、図2はブックスキャナ1の使用状態を示す
図、図3はブックスキャナ1による読取りの模式図であ
る。
【0013】ブックスキャナ1は、ブック原稿(見開き
原稿)の読取りに好適な画像読取り装置であって、電源
回路などを収納する本体ハウジング10、原稿を支持す
る暗色の原稿台20、原稿画像を電気信号に変換する撮
像ユニット30、及び原稿の照明を担うランプユニット
40を備えている。原稿台20は本体ハウジング10の
前面側に配置されている。撮像ユニット30は、原稿台
20の上方に配置され、本体ハウジング10の上面から
上方に延びた支柱12によって片持ち形式で支持されて
いる。ランプユニット40は、支柱12における撮像ユ
ニット30の下面側の位置に固定されている。原稿台2
0と撮像ユニット30との間の空間80は装置外の自由
空間に対して開放されており、ブック原稿のセッティン
グに十分な広さを有している。原稿台20と撮像ユニッ
ト30の下面との距離は30cm以上である。
【0014】本体ハウジング10の前面の上端側に液晶
ディスプレイを含む操作パネルOPが設けられており、
下端側に原稿面の高さを検出するための投影板18が固
定されている。投影板18の前面は光沢面であり、原稿
台20の上面に対する45°の傾斜面となっている。こ
の投影板18にブック原稿における左右方向と直交する
方向の端面である天の像が写り、その状態の投影板18
が原稿画像とともに撮影される。投影板18の下端縁と
原稿台20との間には暗色に着色された一定幅の平坦面
17が存在する。
【0015】本体ハウジング10における操作パネルO
Pに向かって右側の側面には、メインスイッチ51が設
けられている。原稿台20の左右方向の両側には、ユー
ザーが読取りの開始を指示するためのスタートキー5
2,53が1つずつ設けられており、前面側にはアーム
レスト25が設けられている。
【0016】図1において、撮像ユニット30は、CC
Dアレイからなるラインセンサ31、結像レンズ32、
及びミラー33を有している。ミラー33と結像レンズ
32とによって、原稿画像がラインセンサ31の受光面
に投影される。結像レンズ32は、前後方向に移動可能
に設けられており、図示しないAF機構によって位置決
めされる。ラインセンサ31は、図示しない走査機構の
可動体に取付けられており、CCD素子の配列方向を上
下方向に保った状態で左右方向(副走査方向)M2に沿
って平行移動をする。この平行移動によって2次元の原
稿画像の撮像が行われる。つまり、ブックスキャナ1に
おいては、ラインセンサ31の移動によって2次元の撮
像面が形成されることになる。ラインセンサ31に代え
てエリアセンサを用いた場合にはその受光面が撮像面に
なる。原稿画像の主走査方向は、原稿台20上では前後
方向であり、撮像面上では上下方向である。
【0017】ブックスキャナ1の使用に際して、ユーザ
ーは、図2のように原稿台20の上にブック原稿BDを
見開いた状態で上向きに置く。そのとき、左右のページ
の境界を原稿台20の左右方向の中心と合わせるととも
に、平坦面17の前端縁にブック原稿BDを押し当てて
前後方向の位置決めを行う。平坦面17と原稿台20と
の境界が原稿のセッティングの基準線となっている。な
お、原稿台20は原稿の重量に応じて下方に移動するよ
うにバネ機構によって支持されている。これにより、ブ
ック原稿BDの厚さに係わらず原稿面とミラー33との
距離が一定範囲内の値となる。
【0018】ブックスキャナ1は、同一の原稿に対して
予備スキャンニングと本スキャンニングとを行う。ブッ
ク原稿BDでは、シート原稿と違って原稿面が湾曲して
いるので、湾曲状態に応じて撮像のピント調整を行う必
要がある。画像歪みの修正や輝度の差異を補う処理も必
要である。このため、予備スキャンニングで湾曲状態が
検出され、その検出結果に基づいて本スキャンニングの
動作設定が行われる。外部装置への画像出力は本スキャ
ンニング時に行われる。読取りモードには、左右の両ペ
ージを一括して読み取るモード(シート原稿モード)
と、左右の各ページを別々に読み取るモード(ブック分
割モード)とがある。どちらのモードにおいても、各ペ
ージに対して予備スキャンニングと本スキャンニングと
が実施される。
【0019】図4は原稿面の湾曲状態の測定方法を説明
するための図である。図4(B)中の破線は、注目した
ラインの位置を示している。読取り画像G0は、ブック
原稿BDの撮影像G1、原稿台20の撮影像G20、平
坦面17の撮影像G17、及び投影板18の撮影像G1
8から構成されている。撮影像G18のうちの像G18
1,182は、セッティングされたブック原稿BDにお
ける上端面(書籍における「天」と呼称される部分)の
形状を示している。また、撮影像G18のうちの像G1
81,182以外の部分は、投影板18に映った背景像
である。
【0020】上述したとおり原稿台20及び平坦面17
は暗色に着色されているので、これらに対応した撮影像
G20,G17は他の像と比べて暗い像になる。したが
って、読取り画像G0の画像値の判別によって、撮影像
G1及び像G181,182を抽出することができる。
具体的には、1ライン毎に主走査方向の先頭画素から順
に輝度(画素値)を調べ、輝度が第1の閾値th1を越
える範囲の先頭側及び後端側の画素位置(画素番号)n
1,n2、輝度が第2の閾値th2(th2>th1)
を越える範囲の先頭側及び後端側の画素位置n3,n4
を検出する。画素位置n1と投影板18の前縁に対応し
た既知の画素位置n5との間の画素数が、当該ラインに
おける原稿面の高さに対応し、画素位置n3と画素位置
n4との間の画素数が主走査方向の原稿サイズに対応す
る。画素数を撮像解像度で割る演算により実際の寸法が
求まる。原稿面の湾曲状態は、全てのラインのそれぞれ
における原稿面の高さを示すデータの集合によって特定
される。また、画素位置n3,n4が検出された最初の
ライン及び最後のラインのそれぞれの位置が副走査方向
における原稿の両端位置に対応する。
【0021】なお、読取り画像G0において、撮影像G
1の上端縁及び下端縁が湾曲しているのは、原稿面の高
さが一定ではないからである。つまり、撮像面に近い被
写体は遠くの被写体よりも大きく撮像される。本スキャ
ンニング時には、予備スキャンニング時に得た原稿面の
高さ情報に基づいて、湾曲した撮影像G1を原稿面の高
さが一定である場合の像に補正する画像処理(画像歪み
補正)が行われる。具体的には、主走査方向について
は、原稿台20の上方の一定距離(例えば5cm)の位
置の平面を基準面とし、副走査方向の各位置における基
準面と原稿面との高低差に応じて撮影像G1を変倍す
る。副走査方向については、微小区間毎に原稿面の沿面
距離と原稿台20への原稿面の投影距離との比に応じて
撮影像G1を変倍する。
【0022】図5はブックスキャナ1の信号処理系10
0の要部のブロック図である。信号処理系100は、C
PU101、AD変換部102、画像処理部103、メ
モリ105、比較器111、及びカウンタ112を有し
ている。
【0023】予備スキャンニング時において、ラインセ
ンサ31の出力は、AD変換部102によって例えば8
ビットの画像データに変換されて画素配列順に比較器1
11に入力される。比較器111は、入力された画像デ
ータの値と閾値th1,th2とを比較し、比較結果を
CPU101及びカウンタ112に通知する。カウンタ
112はデータ値が閾値th1を越える画素の数をカウ
ントする。つまり、原稿面の高さを測定する。CPU1
01は、カウンタ112のカウント値を取り込み、原稿
面の湾曲状態を示す原稿高さデータDHを生成する。ま
た、比較器111によって検出された画素位置n3,n
4を取り込み、原稿の平面視サイズを示すサイズデータ
DSを生成する。原稿高さデータDH及びサイズデータ
DSはメモリ105に一旦格納される。予備スキャンニ
ングの終了後、CPU101は、原稿高さデータDH及
びサイズデータDSに基づいて、本スキャンニングの準
備として画像歪み補正及び照度むら補正のためのデータ
を生成する。そして、1ページ分の原稿面の副走査方向
の長さ(ページ長)を求め、出力画像範囲(有効読取り
範囲)を設定する。
【0024】本スキャンニング時において、ラインセン
サ31の出力は、AD変換部102によって例えば8ビ
ットの画像データに変換されて画像処理部103に入力
される。画像処理部103は、原稿面の照度むらを補正
する処理、画質改善のためのMTF補正、原稿面の湾曲
に起因する画像歪みの補正を含む変倍処理、濃度補正、
及び出力画像範囲の外側を空白とする画像編集などの処
理を担う。所定の画像処理を受けた画像データは外部装
置(例えばディジタル複写機)に出力される。
【0025】なお、CPU101は、撮像制御回路13
1、スキャンニング駆動部130、レンズ駆動部13
2、及びランプ制御部140を含む駆動系の制御をも担
う。CPU101には、操作パネルOP及び各種スイッ
チが接続されている。メモリ105は、制御に係わる種
々のデータの一時記憶に用いられる。
【0026】図6は本発明に係るページ長の算定方法の
説明図である。ブック原稿を見開いたときの原稿台20
との接触の形態は、3種に大別することができる。第1
の形態は、図6(a)が示すとおり、ハードカバー装丁
の書籍を左右の厚さが同程度となるように見開いたとき
に見られ、セッティングの基準位置(原稿台20の中央
線)PCの両側において、カバーのほぼ全面が原稿台2
0と接触又は近接しているものである。カバーを含むブ
ック原稿における天の側の端面S3の形状に注目する
と、原稿面側と反対の側の端縁(下端縁)e32は、左
右方向の全長にわたって原稿台20に対して略平行であ
る。第2の形態は、図6(b)が示すとおり、ハードカ
バー装丁の書籍を左右の厚さが極端に異なるように見開
いたときに見られ、左右の片側のみにおいてカバーのほ
ぼ全面が原稿台20と接触又は近接しているものであ
る。端面S3の下端縁e32は、左右の片側のみが原稿
台20に対して略平行である。第3の形態は、図6
(c)が示すとおり、ソフトカバー装丁の書籍を左右の
厚さが同程度となるように見開いたときに見られ、左右
の両端部と中央部のみが原稿台20と接触しているもの
である。この形態では、端面S3の下端縁e32の大半
が湾曲している。なお、図6(d)が示すとおり、ソフ
トカバー装丁の書籍を左右の厚さが極端に異なるように
見開いたときの形態は、図6(b)の第2の形態であ
る。
【0027】これら3種の形態は、図4で説明した投影
板18の撮影像G18を解析することによって判別する
ことができる。すなわち、端面S3の下端縁e32に対
応した画素位置n2〔図4(B)参照〕と、投影板18
の前縁に対応した画素位置n5との距離によって、副走
査方向の各ラインにおいてブック原稿BDが原稿台20
と接触しているか否かを判別し、接触しているラインの
分布が3つの形態のいずれに該当するかを判別すればよ
い。
【0028】以下、各形態におけるページ長dpの算定
方法を説明する。図6(a)の第1の形態の場合には、
左側の原稿端位置Fと右側の原稿端位置Gとの距離Xか
ら厚さ分の長さTを差し引き、得られた差の1/2をペ
ージ長dpとする。厚さ分の長さTは、左側の厚さtL
と右側の厚さtR の和である。すなわち、ページ長dp
は(1)式で表される。
【0029】 dp=(X−T)/2=〔X−(tL +tR )〕/2 …(1) 厚さtL ,tR は、各原稿端位置F,Gから所定距離だ
け離れた位置での端面S3の寸法である。厚さtL ,t
R に算定に際して注目するラインは、左右の端面(小口
に対応した端縁部分)S2L ,S2R より内側であっ
て、且つ原稿の各葉とカバーとが密接していると推測さ
れる範囲内のラインに選定される。
【0030】ページ長dpを算定することにより、原稿
面S1L ,S1L と端面S2L ,S2R との境界(原稿
面の外端位置)B,Cを特定することができる。すなわ
ち、左右ページの境界位置Aから原稿面S1L に沿って
ページ長dpだけ離れた位置が左側の外端位置Bであ
り、境界位置Aから原稿面S1R に沿ってページ長dp
だけ離れた位置が右側の外端位置Cである。境界位置A
は、撮影像の解析により原稿面の傾きの変曲点として検
出することができる。このようにページ長dpを算定し
て外端位置B,Cを特定すれば、従来に比べて確実に不
要画像(端面S2 L ,S2R の撮影像)を消去すること
ができる。なお、境界位置Aとして、厚さ分の長さTを
厚さtL ,tR の比率で内分して求めた位置を用いても
よい。
【0031】図6(a)及び(d)の第2の形態の場合
には、基準位置PCの近辺において下端縁e32の高さ
を調べ、原稿台20と接している部分の一端である内端
位置Dを求める。そして、原稿台20と接している部分
の外端位置である一方の原稿端位置Fと、求めた内端位
置Dとの距離をページ長dpとする。この場合にも、境
界位置Aを求めて沿面距離演算を行うことにより外端位
置B,Cを特定することができる。
【0032】図6(c)の第3の形態の場合には、基準
位置PCの近辺において下端縁e32の高さを調べ、原
稿台20と接している部分のうちで一方の原稿端位置F
(又はG)に最も近い内端位置D(又はE)を求める。
そして、原稿端位置Fと内端位置Dとの間における下端
縁e32の沿面距離をページ長dpとして算出する。沿
面距離は直線近似値である。この場合にも、境界位置A
を求めて沿面距離演算を行うことにより外端位置B,C
を特定することができる。
【0033】以下、フローチャートに基づいてブックス
キャナ1の動作を説明する。図7はCPU101が実行
する処理のメインフローチャートである。一対のスター
トキー52,53の一方がオンされると、CPU101
は、ランプ制御部140に対して原稿照明ランプの点灯
を指示し、スキャンニング駆動部132及び撮像制御回
路131に対して予備スキャンニングの開始を指示する
(#1)。予備スキャンニング中においては、上述した
ように比較器11及びカウンタ112によって原稿高さ
及び原稿サイズを測定する(#2)。
【0034】予備スキャンニングが終了すると(#
3)、原稿端位置F,Gを検出する見開きサイズ検出処
理(#4)、ページ長dpを算出するページサイズ算出
処理(#5)、モードに応じたスキャンニング準備を行
う条件設定処理(#6)、本スキャンニングの制御(#
7)を順に実行する。条件設定処理(#6)におけるス
キャンニング準備には、ページサイズ算出処理(#5)
で算出された外端位置B,Cの外側を消去するマスキン
グ設定、及びページ長dpに適した記録用紙サイズ又は
倍率の設定が含まれる。
【0035】図8は図7のページサイズ算出処理のフロ
ーチャートである。まず、投影板18の撮影情報に基づ
いて、ブック原稿BDと原稿台20との接触の形態を判
別する(#50)。
【0036】図6で説明したように左右両側が接触して
いる第1の形態の場合には、原稿端位置F,G間の距離
Xと厚さtL ,tR とを算出し(#51、52)、
(1)式を適用してページ長dpを求める。左右の片側
のみが接触している第2の形態の場合には、内端位置
D,Eを検出し(#54)、内端位置D,Eとそれに近
い原稿端位置F,Gとの直線距離をページ長dpとして
求める(#55)。左右のどちらも大半が接触していな
い第3の形態の場合には、内端位置D,Eを検出し(#
56)、内端位置D,Eとそれに近い原稿端位置F,G
との直線距離をページ長dpとして求める(#57)。
【0037】各形態に応じた要領でページ長dpを算出
した後、左右のページの境界位置Aを検出し(#5
8)、画像出力範囲を規定する外端位置B,Cを算出す
る(#59)。
【0038】以上の説明では、原稿端位置F,Gを読取
り画像G0の解析によって求める例を挙げたが、光学的
又は機械的なセンサを用いて原稿端位置F,Gを検出す
ることができる。その際、センサを原稿台20に埋込ん
でもよいし、原稿台20の上方に配置してもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
原稿面の変褪色の有無及び原稿の厚さに係わらず、原稿
面のサイズを正確に判別して適切な出力画像範囲を設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブックスキャナの外観を示す斜視図である。
【図2】ブックスキャナの使用状態を示す図である。
【図3】ブックスキャナによる読取りの模式図である。
【図4】原稿面の湾曲状態の測定方法を説明するための
図である。
【図5】ブックスキャナの信号処理系の要部のブロック
図である。
【図6】本発明に係るページ長の算定方法の説明図であ
る。
【図7】CPUが実行する処理のメインフローチャート
である。
【図8】図7のページサイズ算出処理のフローチャート
である。
【符号の説明】
1 ブックスキャナ(画像読取り装置) 20 原稿台 30 撮像ユニット(撮像手段) 100 信号処理系 101 CPU BD ブック原稿(見開き原稿) dp ページ長(1ページ分の長さ) D,E 内端位置(端面の中央付近の位置) e32 下端縁(端縁) F,G 原稿端位置(両端位置間) S3 端面 tL ,tR 厚さ(原稿厚さ方向の寸法) X 距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取り対象の原稿を支持する原稿台と、原
    稿画像を電気信号に変換する撮像手段と、前記電気信号
    を量子化して外部装置へ出力する信号処理系とを有した
    画像読取り装置であって、 左右に見開いた状態の見開き原稿における左右方向と直
    交する方向の端面の撮影が可能に構成され、 前記信号処理系は、 前記見開き原稿の左右方向の両側の原稿端位置を検出す
    る見開きサイズ検出手段と、 前記原稿サイズ検出手段によって検出された原稿端位置
    と前記端面の撮影情報とに基づいて、前記見開き原稿に
    おける左右方向の1ページ分の長さを算出するページサ
    イズ算出手段と、 前記ページサイズ算出手段によって算出された1ページ
    分の長さに応じて、画像出力範囲を設定する出力範囲設
    定手段とを有することを特徴とする画像読取り装置。
  2. 【請求項2】前記ページサイズ算出手段は、 前記端面の撮影情報に基づいて、当該端面における原稿
    面側と反対側の端縁が、前記左右方向の全長にわたって
    原稿支持面に対して略平行である第1の場合と、当該端
    縁の左右の片側部分のみが略平行である第2の場合と、
    その他の場合である第3の場合とを判別し、 第1の場合には、前記端面の左右の各端部における原稿
    厚さ方向の寸法の和と前記両端位置間の距離との差を求
    め、その差の半分の長さを前記1ページ分の長さとして
    算出し、 第2の場合には、前記端縁のうちの原稿支持面に対して
    略平行な部分の長さを前記1ページ分の長さとして算出
    し、 第3の場合には、前記原稿サイズ検出手段によって検出
    された一方の原稿端位置と、前記端面の左右方向の中央
    付近に在る当該原稿端位置と同じ高さで且つ当該原稿端
    位置に最も近い位置との間における前記端縁の沿面距離
    を、前記1ページ分の長さとして算出する請求項1記載
    の画像読取り装置。
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