JP2002185696A - 画像形成装置及び画像読取り方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像読取り方法

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JP2002185696A JP2000382147A JP2000382147A JP2002185696A JP 2002185696 A JP2002185696 A JP 2002185696A JP 2000382147 A JP2000382147 A JP 2000382147A JP 2000382147 A JP2000382147 A JP 2000382147A JP 2002185696 A JP2002185696 A JP 2002185696A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流し読みによる能率の向上と、スキャナ単体
としての画像読み取り時の原稿向き検知、補正を適確に
行うことが出来、且つ操作性及びスキャナとしての生産
性の向上を実現可能とする画像形成装置及び画像読取り
方法の提供。 【解決手段】 CCDから得られた画像信号から、読み
取り原稿の向きを検知する原稿向き検知手段を持ち、原
稿搬送手段による原稿の移動を利用して原稿画像を読み
取る原稿流し読み時において、原稿読み取り位置までの
ミラー台の移動時にランプを照射し、原稿画像を読み出
し、この画像を原稿向き検知手段176に送り、原稿向
き検知手段176からの原稿向き検知結果出力を待って
1枚目以降の原稿流し読みを行い、読み取った原稿画像
を画像メモリに格納する際、前記原稿向き検知手段17
の検知結果に基づき、画像回転手段によって画像の向き
を補正した後にメモリに書き込むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報の読み取
りを原稿搬送中に行う原稿流し読み機能を備えた画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラテンガラス上に載置された原
稿画像をスキャナの移動によって読み取る原稿固定読み
方式に加えて、自動原稿送り装置によりプラテンガラス
上を搬送中に原稿画像を読み取る原稿流し読み方式を備
えた画像読取装置が知られている。この読み取り方式
は、原稿交換と同時に読み取りを行えることと、原稿間
のスキャナ移動時間がないことで、原稿固定読み方式に
比べて、原稿束全体の読み取り時間を短縮することが可
能となる。
【0003】また、従来原稿向き検知手段によって、ユ
ーザが間違った方向に原稿を載置した場合にも、画像メ
モリ上のデータを出力する際、出力画像の向きが正しく
なるように読み取られた画像を補正する処理が行われて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、これまで
の複写機では、原稿向き検知による出力原稿方向の補正
は、原稿画像をいったん画像メモリに取り込んだ後に行
われていた。しかし、近年の複写機の高機能化に伴な
い、複写機の画像読み取り部を単体のスキャナとして用
いる場合、画像メモリに取り込む前に画像を回転して置
きたいという要望があった。
【0005】また、原稿自動送り装置を用いた原稿流し
読みを行う場合には、原稿を一旦流し読みしてしまう
と、原稿は送られてしまうため、画像メモリに取り込む
ための読み取り処理以前に、原稿の属性を読み取るため
のスキャンを行うことができなかった。
【0006】また、複写機等の画像読み取り部において
は、スピードを優先するため読み取った画像をまず画像
メモリに保存していた。このため、ユーザの原稿載置方
向を補正するための原稿向き検知手段を持っていたとし
ても、画像メモリ上のデータの方向は補正される以前の
ものであった。
【0007】また、複写機の画像読み取り部は単体でス
キャナとしても利用されており、画像メモリに取り込ん
だ画像をユーザの端末に転送したり、データベースに保
存するような処理も行われる。そのため、ユーザが向き
を間違えて画像を取り込んだ場合、それがそのまま端末
等に送られてしまうことになる。画像の回転をサポート
するソフトウエア等を利用して補正することは可能であ
るが、手数がかかり面倒な処理となっていた。
【0008】また、流し読みによる画像の読み取りは、
一般的な固定読みにくらべ読み取りにかかる時間が少な
くなるため行われている。しかし、原稿流し読み処理
と、原稿向き検知処理を同時に行うと、流し読みを行う
前に、原稿に対してプレスキャンを行い、原稿の向きを
検知しておく必要がある。しかし、流し読み動作は、原
稿の搬送動作を利用して行っているため同じ原稿に対し
て連続して複数回の流し読み動作を行うことはできない
等々の問題がある。
【0009】本発明は、上述の事情に鑑みて成されたも
ので、流し読みによる能率の向上と、スキャナ単体とし
ての画像読み取り時の原稿向き検知、補正を適確に行う
ことが出来、且つ操作性及びスキャナとしての生産性の
向上を実現可能とする画像形成装置及び画像読取り方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記構成を備
えることにより上記課題を解決できるものである。
【0011】(1)原稿を載置するための原稿台と、原
稿を照射するためのミラー台上のランプと、原稿面を副
走査方向に移動するミラー台と、ミラー台を移動させる
ための駆動手段と、原稿画像を読み取るCCDと、画像
メモリと、読み取った画像の回転処理を行う画像回転手
段と、搬送する原稿の移動を利用して画像読み取りを行
うための搬送タイミング通知機能を有する複数原稿を順
次原稿台上に搬送するための原稿搬送手段と、CCDか
ら得られた画像信号から、読み取り原稿の向きを検知す
る原稿向き検知手段とを持ち、原稿搬送手段による原稿
の移動を利用して原稿画像を読み取る原稿流し読み時に
おいて、 1、原稿読み取り位置までのミラー台の移動時にランプ
を照射し、原稿画像を読み出し、この画像を原稿向き検
知手段に送り 2、原稿向き検知手段からの原稿向き検知結果出力を待
って1枚目以降の原稿流し読みを行い、 3、読み取った原稿画像を画像メモリに格納する際、前
記原稿向き検知手段の検知結果に基づき、 画像回転手段によって画像の向きを補正した後にメモリ
に書き込む構成としたことを特徴とする画像形成装置。
【0012】(2)搬送する原稿の移動を利用して画像
読み取りを行うための搬送タイミング通知機能を有する
複数原稿を順次原稿台上に搬送するステップと、CCD
から得られた画像信号から、読み取り原稿の向きを検知
するステップと、を備え、原稿搬送時の原稿の移動を利
用して原稿画像を読み取る原稿流し読み時において、 1、原稿読み取り位置までのミラー台の移動時にランプ
を照射し、原稿画像を読み出し、この画像を原稿向き検
知手段に送るステップと、 2、原稿向き検知結果出力を待って1枚目以降の原稿流
し読みを行うステップと、 3、読み取った原稿画像を画像メモリに格納する際、前
記原稿向き検知結果に基づき、 画像回転手段によって画像の向きを補正した後にメモリ
に書き込むステップとを備えたことを特徴とする画像読
取り方法。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施の形態を
説明する。
【0014】図1は、本発明に係る画像形成装置の例と
してのデジタル複写機の構成を示すブロック図、図2
は、本発明に係る画像形成装置の例としてのデジタル複
写機の構成を示す縦断側面図、図3は、デジタル複写機
内の制御系を示すブロック図、図4は、画像処理部17
0の構成を示すブロック図、図5は、画像メモリ部3の
構成を示すブロック図、図6は、外部I/F処理部4の
構成を示すブロック図、図7は、自動原稿送り装置6の
略断面図(a〜d)、図8は、自動原稿送り装置6の原
稿搬送を示す説明図(e〜h)、図9は、スモール原稿
の流し読みを示す説明図(i〜k)、図10は、ラージ
原稿の流し読み図11は、原稿排紙口622から排出さ
れた原稿束621の向きを表す説明図、図12は、スモ
ール原稿の原稿向き検知動作を示す説明図(n〜q)、
図13は、ラージ原稿の原稿向き検知動作を示す説明図
(r〜u)、図14は、原稿向き検知動作を示すフロー
チャートである。
【0015】以下に図面を参照して説明する。
【0016】先ず、原稿向き検知動作について説明す
る。
【0017】図14は原稿向き検知動作を示すフローチ
ャートである。
【0018】自動原稿送り装置は載置された原稿束から
1枚目の原稿を流し読み待機位置まで給紙する。給紙終
了後、原稿を読み取るためのミラー台を流し読み位置へ
移動させる。この際、ランプを点灯し、原稿面を照射し
ながら移動し、また、画像読み取り開始を原稿向き検知
手段に通知する。これにより、流し読み待機位置までの
ミラー台の移動時に、CCDから得られた画像データが
原稿向き検知手段に送られる。原稿向き検知手段では、
得られた画像データから載置された原稿の向きを検知す
る。検知結果に基づいて、画像処理手段に画像回転処理
の設定を行う。
【0019】画像処理手段の設定が終了したのち、原稿
1枚目から、自動原稿送り装置は原稿搬送を行い、原稿
の流し読み処理を行う。流し読みによって得られた画像
データは画像メモリに取り込まれる際、画像処理手段に
設定された所定の回転を行った後、画像メモリに書き込
まれる。
【0020】以下に、本発明に係る画像読取機能につい
て、デジタル複写機を例に説明する。
【0021】図1は、本発明に係る画像形成装置の例と
してのデジタル複写機の構成を示すブロック図である。
【0022】リーダ部1は、原稿の画像を読み取り、原
稿画像に応じた画像データを画像メモリ部3へ出力す
る。プリンタ部2は、画像メモリ部3からの画像データ
に応じた画像を記録紙上に記録する。画像メモリ部3
は、リーダ部1から転送された画像データを圧縮して、
圧縮された圧縮画像データを記憶し、また、記憶してい
る圧縮画像データを伸長して、伸長された画像データを
プリンタ部2へ転送する。
【0023】また、記憶している画像データを外部I/
F処理部4に転送し、外部I/F処理部4から転送され
た画像データを記憶する。外部I/F処理部4は、画像
メモリ部3から転送された画像データに所定の処理を施
した後、外部装置に出力し、外部装置から送られた画像
データに所定の処理を施して画像メモリ部3に転送す
る。また、自動原稿送り装置6はリーダ部1に接続され
ており、載置された原稿を所定位置に給送する。
【0024】図2は、本発明に係る画像形成装置の例と
してのデジタル複写機の構成を示す縦断側面図である。
【0025】図2において、200はデジタル複写機の
本体を示している。6は自動原稿送り装置(DF)を示
し、201は原稿載置台としてのプラテンガラスで、2
02はスキャナであり、原稿照明ランプ203や走査ミ
ラー204等で構成される。不図示のモータによりスキ
ャナが所定方向に往復走査されて原稿の反射光を走査ミ
ラー204〜206を介してレンズ207を透過してイ
メージセンサ部208内のCCDセンサに結像する。2
09はレーザやポリゴンスキャナ等で構成された露光制
御部で、イメージセンサ部208で電気信号に変換さ
れ、後述する所定の画像処理が行われた画像信号に基づ
いて変調されたレーザ光219を感光体ドラム211に
照射する。感光体ドラム211の回りには、1次帯電器
212、現像器213、転写帯電器216、分離帯電器
217、前露光ランプ214、クリーニング装置215
が装備されている。画像形成部210において、感光体
ドラム211は不図示のモータにより図に示す矢印の方
向に回転しており、1次帯電器212により所望の電位
に帯電された後、露光制御部209からのレーザ光21
9が照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム2
11上に形成された静電潜像は、現像器213により現
像されて、トナー像として可視化される。一方、右カセ
ットデッキ221、左カセットデッキ222、上段カセ
ット223あるいは下段カセット224からピックアッ
プローラ225、226、227、228により給紙さ
れた転写紙は、給紙ローラ229、230、231、2
32により本体に送られ、レジストローラ233により
転写ベルトに給送され、可視化されたトナー像が転写帯
電器216により転写紙に転写される。転写後の感光体
ドラムは、クリーナー装置215により残留トナーが清
掃され、前露光ランプ214により残留電荷が消去され
る。転写後の転写紙は、分離帯電器217によって感光
体ドラムから分離され、転写ベルト234によって定着
器235に送られる。定着器では加圧、加熱により定着
され、排出ローラ236により本体200の外に排出さ
れる。 本体200の右側には、例えば約4000枚の
転写紙を収納し得るデッキ250が装備されている。デ
ッキ250のリフタ251は、ピックアップローラ25
2に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上
昇し、転写紙は給紙ローラ253によって本体に送られ
る。また、100枚の転写紙を収容し得る、マルチ手差
し254が装備されている。さらに、図2において、2
37は排紙フラッパであり、搬送パス238側と排出パ
ス243側の経路を切り替える。240は下搬送パスで
あり、排紙ローラ236から送り出された転写紙を反転
パス239を介し、転写紙を裏返して再給紙パス241
に導く。左カセットデッキ222から給紙ローラ230
により給紙された転写紙も、再給紙パス241に導かれ
る。242は転写紙を画像形成部210に再給紙する再
給紙ローラである。244は排紙フラッパ237の近傍
に配置されて、この排紙フラッパ237により排出パス
243側に切り替えられた転写紙を機外に排出する排出
ローラである。両面記録(両面複写)時には、排紙フラ
ッパ237を上方に上げて、複写済みの転写紙を搬送パ
ス238、反転パス239、下搬送パス240を介して
再給紙パス241に導く。このとき、反転ローラ245
によって転写紙の後端が搬送パス238から全て抜け出
し、且つ、反転ローラ245に転写紙が噛んだ状態の位
置まで反転パス239に引き込み、反転ローラ245を
逆転させることによって搬送パス240に送り出す。本
体から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ
237を上方へ上げ、反転ローラ245によって転写紙
の後端が搬送パス238に残った状態の位置まで反転パ
ス239に引き込み、反転ローラ245を逆転させるこ
とによって、転写紙を裏返して排出ローラ244側に送
り出す。排紙処理装置290は、デジタル複写機の本体
200から1枚毎に排出される転写紙を処理トレイ29
4で積載して揃える。1部の排出が終了したら、転写紙
束をステイプルして排紙トレイ292、又は、293に
束で排出する。排紙トレイ293は不図示のモーターで
上下に移動制御され、画像形成動作開始前に処理トレイ
の位置になるように移動する。291は排出された転写
紙の間に挿入する区切り紙を積載する用紙トレイで、2
95は排出された転写紙をZ折りにするZ折り機であ
る。また、296は排出された転写紙一部をまとめてセ
ンター折りしステイプルを行なうことによって製本を行
なう製本機であり、製本された紙束は排出トレイ297
に排出される。
【0026】図3は、デジタル複写機内の制御系を示す
ブロック図である。171はデジタル複写機の基本制御
を行うCPUであり、制御プログラムが書き込まれたR
OM174と処理を行うためのワークRAM175、入
出力ポート173がアドレスバス、データバスにより接
続されている。入出力ポート173には、デジタル複写
機199を制御する、モータ、クラッチ等の各種負荷
(不図示)や、紙の位置を検知するセンサ等の入力(不
図示)が接続されている。CPU171はROM174
の内容にしたがって入出力ポート173を介して順次入
出力の制御を行い画像形成動作を実行する。又、CPU
171には操作部172が接続されており、操作部17
2の表示手段、キー入力手段を制御する。操作者はキー
入力手段をとおして、画像形成動作モードや、スキャナ
読み取りモード、プリント出力モードの表示の切り替え
をCPU171に指示し、CPU171はデジタル複写
機199の状態や、キー入力による動作モード設定の表
示を行う。CPU171には、イメージセンサ部208
で電気信号に変換された信号を、処理する画像処理部1
70と、処理された画像を蓄積する画像メモリ部3、お
よび、画像処理部170でデジタル化された信号から読
み込み原稿の向きを検知するための原稿向き検知手段1
76が接続されている。
【0027】次に、図4に基づいて、画像処理部170
の構成を説明する。図4は、画像処理部170の構成を
示すブロック図である。レンズ207を介しCCDセン
サに結像された原稿画像は、Blackの輝度のデータ
として入力され、CCDセンサによりアナログ電気信号
に変換される。変換された画像情報は、アナログ信号処
理部(不図示)に入力され、サンプル&ホールド、ダー
クレベルの補正等が行われた後に、A/D変換部501
でアナログ・デジタル変換(A/D変換)し、デジタル
化された信号を、シェーディング補正(原稿を読み取る
センサのばらつき、および原稿照明用ランプの配光特性
の補正)する。その後、log変換部502に送られ
る。log変換部502では、入力された輝度データを
濃度データに変換するためのLUT(ルックアップテー
ブル)が格納されており、入力されたデータに対応する
テーブル値を出力することによって、輝度データを濃度
データに変換する。その後、変倍処理部503により所
望の倍率に画像を変倍して、γ補正部504に入力され
る。γ補正部504では濃度データを出力する際に、プ
リンタの特性を考慮したLUTによる変換を行い、操作
部で設定された濃度値に応じた出力の調整を行う。その
後、2値化部505へ送られる。2値化部505では多
値の濃度データが2値化され、濃度値が「0」あるいは
「255」となる。8bitの画像データは、2値化され
「0」または「1」の1bitの画像データに変換され、
メモリに格納する画像データ量は小さくなる。
【0028】しかし、画像を2値化すると、画像の階調
数は256階調から2階調になるため、写真画像のよう
な中間調の多い画像データは2値化すると一般に画像の
劣化が著しい。そこで、2値データによる擬似的な中間
調表現をする必要がある。ここでは、2値のデータで擬
似的に中間調表現を行う手法として誤差拡散法を用い
る。この方法は、ある画像の濃度が或る閾値より大きい
場合は「255」の濃度データであるとし、或る閾値以
下である場合は「0」の濃度データであるとして2値化
した後、実際の濃度データと2値化されたデータの差分
を誤差信号として、回りの画素に配分する方法である。
誤差の配分は、予め用意されているマトリックス上の重
み係数を2値化によって生じる誤差に対して掛け合わ
せ、回りの画素に加算することによって行う。これによ
って、画像全体での濃度平均値が保存され、中間調を擬
似的に2値で表現することができる。
【0029】2値化された画像データは、画像メモリ部
3へ送られ、画像蓄積される。また、外部I/F処理部
4から入力されるコンピュータからの画像データは、外
部I/F処理部4で2値画像データとして処理されてい
るため、そのまま画像メモリ部3に送られる。画像メモ
リ部3は、高速のページメモリと複数のページ画像デー
タを蓄積可能な大容量のメモリ(ハードディスク40
2)を有している。ハードディスク402に格納された
複数の画像データは、デジタル複写機の操作部172で
指定された編集モードに応じた順序で出力される。例え
ば、ソートの場合、自動原稿送り装置6から読み取った
原稿束の画像を順に出力する。ハードディスク402か
ら一旦格納された原稿の画像データを読み出し、これを
複数回繰り返して出力する。これにより、ビンが複数有
るソータと同じ役割を果たすことができる。画像メモリ
部3から出力した画像データはプリンタ部2にあるスム
ージング部506に送られる。スムージング部506で
は、2値化した画像の線端部が滑らかになるようにデー
タの補間を行い、露光制御部209へ画像データを出力
する。露光制御部209では前述の処理により画像デー
タを転写紙に形成する。
【0030】また、後述する原稿向き検知時には、レン
ズ207を介しCCDセンサに結像された読取画像は、
原稿画像の場合と同様にデジタル化され、シェーディン
グ補正後、文字列方向文書方向判別部176に送られ
る。文字列方向文書方向判別部176では、入力された
信号から文字画像の判断を行い、それら文字列の方向、
段組の方向から原稿の方向を判断する。
【0031】次に画像メモリ部3の構成を図5に従って
述べる。図5において、画像メモリ部3では、DRAM
等のメモリで構成されるページメモリ301に、メモリ
コントローラ302を介して外部I/F処理部4、画像
処理部170からの2値画像の書き込み、外部I/F処
理部4、プリンタ部2への画像読み出し、大容量の記憶
装置であるHD304への画像の入出力のアクセスを行
う。メモリコントローラ302は、ページメモリ301
のDRAMリフレッシュ信号の発生を行い、又、画像I
/F処理部4、画像処理部170、HD304からのペ
ージメモリ301へのアクセスの調停を行う。更に、C
PU171の指示に従い、ページメモリ301への書き
込みアドレス、ページメモリ301からの読み出しアド
レス、読み出し方向などの制御をする。それにより、C
PU171はページメモリ301に複数の原稿画像を並
べてレイアウトを行い、プリンタ部2に出力する機能
や、画像の一部分のみ切り出して出力する機能や、画像
回転機能を制御する。
【0032】次に、図6に従って、外部I/F処理部4
の構成を述べる。外部I/F処理部4は前述した様に、
画像メモリ部3を介して、リーダ部1の2値画像データ
を外部I/F処理部4に取り込み、又、画像メモリ部3
を介して、外部I/F処理部4からの2値画像データを
プリンタ部2へ出力して画像形成を行う。外部I/F処
理部4にはコア部406とファクシミリ部401、ファ
クシミリ部の通信画像データを保存するハードディスク
402、外部コンピュータ11と接続するコンピュータ
インターフェイス部403と、フォーマッタ部404、
イメージメモリ部405を有している。ファクシミリ部
401はモデム(不図示)を介して公衆回線と接続して
おり、公衆回線からのファクシミリ通信データの受信
と、公衆回線へのファクシミリ通信データの送信を行
う。ファクシミリ部401では、ファクシミリ機能であ
る指定された時間にファックス送信を行ったり、相手か
ら指定パスワードの問い合わせで画像データを送信する
などハードディスク402にファクス用の画像を保存し
て処理を行う。これにより、一度リーダー部1から画像
メモリ部3を介して、ファクシミリ部401、ファクシ
ミリ用のハードディスク402へ画像を転送した後は、
リーダー部1、画像メモリ部3をファクシミリ機能に使
うことなしに、ファックス送信を行うことができる。コ
ンピュータインターフェイス部403は外部コンピュー
タ11とのデータ通信を行うインターフェイス部であ
り、ローカルエリアネットワーク(以下、LAN)、シ
リアルI/F、SCSI I/F、プリンタのデータ入
力用のセントロI/Fなどを持つ。このI/Fを介し
て、プリンタ部2、リーダー部1の状態を外部コンピュ
ータ11に通知したり、コンピュータの指示でリーダー
部1で読み取った画像を外部コンピュータ11へ転送し
たりする。また、外部コンピュータ11からプリント画
像データを受け取ったりする。外部コンピュータ11か
らコンピュータインターフェイス部403を介して通知
されるプリントデータは専用のプリンタコードで記述さ
れているため、フォーマッタ部404はそのコードを画
像メモリ部3を介してプリンタ部2で画像形成を行うラ
スターイメージデータに変換する。フォーマッタ部40
4はラスターイメージデータの展開をイメージメモリ部
405に行う。
【0033】イメージメモリ部405は、このようにフ
ォーマッタ部404がラスターイメージデータの展開す
るメモリとして使用したり、また、リーダー部1の画像
をコンピュータインターフェイス部403を介して外部
コンピュータ11に送る(画像スキャナ機能)場合に、
画像メモリ部3から送られる画像データをイメージメモ
リ部405に一度展開し、外部コンピュータ11に送る
データの形式に変換してコンピュータインターフェイス
部403からデータを送出するような場合においても使
用される。コア部406は、ファクシミリ部401、コ
ンピュータインターフェイス部403、フォーマッタ部
404、イメージメモリ部405、画像メモリ部3間そ
れぞれのデータ転送を制御管理する。これにより、外部
I/F処理部4に複数の画像出力部があっても、画像メ
モリ部3へ画像転送路が一つであっても、コア部406
の管理のもと、排他制御、優先度制御され画像出力が行
われる。
【0034】次に、本発明における、自動原稿送り装置
(DF)6の動作を自動原稿送り装置6の略断面図であ
る図7(a)から図10(m)を用いて以下に説明する。
【0035】まず、図7(a)を用いて自動原稿送り装置
6の各部を説明する。給紙ローラ601は、少なくとも
1枚以上のシートで構成される原稿束621を載置する
原稿トレイ620に載置された原稿束621の原稿面に
落下し回転することで、原稿束の最上面の原稿Dを給紙
するようになっている。ストッパ611は、原稿の給送
開始前には図7(a)の様に突出しており、原稿束621
はこのストッパ611により規制されて下流に進出でき
ないようになっている。給紙ローラ601によって給送
された原稿は分離ローラ602と分離ベルト603の作
用によって1枚に分離される。分離は周知のリタード分
離技術によって実現されている。搬送ローラ604は、
分離ローラ602と分離ベルト603によって分離され
た原稿をレジストローラ605へ搬送し、レジストロー
ラ605に原稿を突き当て、ループを形成することによ
って、原稿の搬送における斜行を解消する。レジストロ
ーラ605の下方には、レジストローラ605を通過し
た原稿をプラテン201方向への搬送路である給紙パス
652または反転入り口パス653へ誘導する反転給紙
フラッパ613が配置されている。第一反転ローラ61
4と、第二反転ローラ615は、共に原稿を反転させる
場合に回転する。反転フラッパ612は、第二反転ロー
ラ615の方向から到来する原稿を反転パス650また
は再給紙パス651へ誘導する。ベルト駆動ローラ60
6は、原稿をプラテン上に配置するための給送ベルト6
07を駆動する。給送ベルト607はプラテン201に
当接している。給排紙ローラ617は、手差し給紙口6
22から供給された原稿の給排紙及び給送ベルト607
によって給送された原稿Dを原稿排紙口623へ排出す
る。排紙フラッパ616は、手差し給排紙パス654ま
たは原稿排紙パス655へ原稿を誘導する。排紙フラッ
パ616は、原稿排紙時には手差し排紙口622の方へ
原稿が排出されないように作用する。手差し給排紙ロー
ラ619は、手差し原稿の給排紙を行う。排紙ローラ6
18は、原稿の排出を行う。また、原稿トレイ620の
下部には3個のセンサ608、609、610が配置さ
れている。原稿セット検知センサ610は、原稿束62
1がセットされたことを検知する透過型の光センサであ
る。原稿後端検知センサ608は、原稿がハーフサイズ
原稿か否かを判定するための反射型の光センサである。
原稿セット検知センサ610と原稿後端検知センサ60
8の間にある最終原稿検知センサ609は、搬送中の原
稿が最終原稿か否かを判定するための反射型の光センサ
である。また、原稿サイズ検知センサ624、625、
626は、搬送中の原稿のサイズを検知するセンサであ
り、原稿の幅方向に3個並んで配置されており、3個の
センサ値により原稿幅を3段階に検出し、A系とB系、
または、A4とA5の原稿幅等を判別することができ
る。また、原稿の通過時間により原稿長を検出すること
もできる。これにより、サイズの異なる原稿が混在する
原稿束であっても、個々の原稿サイズの検出を行うこと
ができる。ただし、この際、原稿束は、原稿幅方向の奥
側を揃えて載置するものとする。
【0036】次に、両面に印刷がなされた原稿(両面原
稿)の両面を読み取る際の、自動原稿送り装置6の動作
について説明する。
【0037】自動原稿送り装置6に両面原稿の給送開始
が指示されると、ストッパ611が下降し、さらに給紙
ローラ601が原稿上面に落下する(図7(b))。給紙
ローラ601、分離ローラ602、分離ベルト603、
搬送ローラ604の作用により、原稿は原稿束621の
最上面から1枚だけ分離され、レジストローラ605ま
で給送される(図7(c))。このとき、反転給紙フラッ
パ613は原稿を反転パス650へ搬送する方向にセッ
トされている。
【0038】レジストローラ605が回転すると、原稿
は図7(d)に示すパスを経由して、図8(e)に示す位置
まで搬送される。ここから第一反転ローラ614と第二
反転ローラ615の駆動方向が反転し、原稿はプラテン
201上に給送され、図8(f)の位置で停止する。
【0039】原稿の読み取りが終了すると、図8(g)に
示すように、再給紙パス651を経由して原稿がひっく
り返され、図8(h)に示すように、再びプラテン201
上に給送される。
【0040】原稿の読み取りが終了すると、原稿Dは右
方向へ給送され、原稿排紙口623から自動原稿送り装
置6の機外へ排出される。自動原稿送り装置6は、以上
の動作を繰り返すことで、両面原稿を最上面から1枚ず
つ分離し、両面の読み取りを行い、上面を下向きにして
(フェイスダウンで)排出することができる。
【0041】次に、スキャナ202を所定の位置に固定
し、原稿を移動させて画像を読み取る原稿読み取り方式
(流し読み)の動作を、原稿がスモールサイズのみの場
合とラージサイズが含まれる場合に分けて説明する。本
実施例の形態においては、スモールサイズとは原稿トレ
イ620に原稿束621を載置したときに原稿後端検知
センサ608が原稿を検知しないサイズであり、A4サ
イズ、LTRサイズ等である。ラージサイズとは原稿ト
レイ620に原稿束621を載置したときに原稿後端検
知センサ608が原稿を検知するサイズであり、A3サ
イズ、11×17サイズ等である。
【0042】先ず、スモールサイズのみの原稿の流し読
みを説明する。
【0043】原稿がレジストローラ605に到達するま
での動作は図7(a)から図7(c)で説明した通りで
ある。流し読みの場合はさらに図9(i)に示すよう
に、反転給紙フラッパ613が原稿をプラテン201上
へ導く。原稿は図中のA点上を所定の速度で搬送され、
原稿の画像はA点の下部に待機しているスキャナ202
によって読み取られる(図9(j))。この際、原稿の
先端がA点を通過するタイミングで読み取り開始の信号
をリーダ部1に通知する。読み取られた原稿Dはそのま
ま図の右方向へ搬送され、原稿排紙口623から自動原
稿送り装置6の機外へ排出される(図9(k))。A点は
A0、A1、A2、A3、A4、A5の6点から構成さ
れ、LTRサイズの原稿後端がレジストローラ605を
通過した位置をA0、そこから図の右方向に0.5mm
ごとにA1、A2・・・と規定されている。
【0044】後述するゴミ判定によって判定された読み
取り可能な位置を記憶し、読み取りの際には、記憶した
位置で読み取りが行われるようにスキャナ202、自動
原稿送り装置6に指示が出される。
【0045】次に、ラージサイズが含まれる原稿の流し
読みを説明する。原稿がレジストローラ605に到達す
るまでの動作は図7(a)から図7(c)で説明した通り
である。ラージサイズが含まれる原稿の流し読みの場合
はさらに図10(l)に示すように、反転給紙フラッパ
613が原稿をプラテン201上へ導く。原稿は図中の
B点上を所定の速度で搬送され、B点の下部に待機して
いるスキャナ202によって原稿の画像が読み取られ
る。この際、原稿の先端がB点を通過するタイミングで
読み取り開始の信号をリーダ部1に通知する。読み取ら
れた原稿Dはそのまま図の右方向へ搬送され、原稿排紙
口623から自動原稿送り装置6の機外へ排出される
(図10(m))。B点はB0、B1、B2、B3、B4、
B5の6点から構成され、11×17サイズの原稿後端
がレジストローラ605を通過した位置をB0、そこか
ら図の右方向に0.5mmごとにB1、B2・・・と規
定されている。後述するゴミ判定によって判定された読
み取り可能な位置を記憶し、読み取りの際には、記憶し
た位置で読み取りが行われるようにスキャナ202、自
動原稿送り装置6に指示が出される。
【0046】最後に、スキャナ202を移動させて画像
を読み取る原稿固定読みの場合は、原稿の後端がプラテ
ン201の端部に合わさる位置に載置する(図8(h)
に示す位置)。
【0047】次に、自動原稿送り装置6(図7参照)の
原稿トレイ620にセットされた原稿束621の向き
と、搬送されて原稿排紙口622に排出された原稿束6
21の向きがどのように対応するかを図11に示す。図
11の左側に示した原稿が、原稿トレイ620にセット
された原稿束621である。この原稿の最上面にある番
号1の原稿から順に搬送され、表裏が反転されて出力さ
れるため、図11の右側に示したように、最上面の原稿
が表裏反転されて、最下面となって排出される。
【0048】上術のような構成の原稿送り装置を用いて
流し読み動作によって原稿画像の読み取りを行う際、原
稿向き検知手段によって原稿の向きを検知する処理につ
いて説明する。
【0049】先ず、スモール原稿の場合、図12
(n)、(o)のように原稿自動送り装置上の原稿を1
枚引き込む。そしてスモール原稿用の流し読み待機位
置、Aの位置において原稿の画像読み取りが可能となる
ように、プラテンガラス上に載置される。このとき原稿
の引き込みによって、自動原稿送り装置6は原稿の長
さ、幅等のサイズを検知することができ、これに応じ
て、ページメモリ301上、あるいは、HD304上に
画像書き込み用のメモリ領域が確保される。
【0050】引き込まれた原稿のサイズに応じて、ミラ
ー台の位置の制御を行う。引き込まれた原稿がスモール
サイズのもので合った場合、流し読み位置がAの位置と
なるため、ミラー台は、Aの位置への移動する(図12
(p))。この移動を開始する際、原稿を照射するため
のランプ203を点灯させ、またシェーディング調整に
よるCCDの読み取りレベル調整を予め行っておく。そ
して、この流し読み位置へのミラー台の移動時に、画像
読み取り開始の信号を原稿向き検知手段を形成する文字
列方向文書方向判別部176に対して行う。この際、ペ
ージメモリ301に対しては、画像読み取り開始の処理
を行わない。これにより、ミラー台はランプ203によ
って照射された原稿画像を原稿向き検知手段となる基板
に送りながら、つまり、原稿画像をスキャンしながら、
流し読み位置まで移動することになる。この画像は画像
メモリには書き込まれない。
【0051】原稿向き検知手段を形成する文字列方向文
書方向判別部176は、この画像データに基づいて、自
動原稿送り装置6上に載置されていた原稿の方向がどち
ら向きのものであったかを検知する。そして検知結果を
CPU171に対して通知する。CPU171は通知さ
れた原稿の方向を基に、これから行われる原稿読み取り
において、原稿画像の方向が適正なものとなるように、
画像処理部170に対して、回転処理の設定を行う。
【0052】ミラー台の移動時にCCDから読み取った
画像によるによる原稿の向き検知結果を受けて、原稿を
1枚目から流し読みの処理を行う(図12(q))。
【0053】原稿画像は、CCD208から読み出され
た後、ページメモリ301に取り込まれるが、この際、
画像処理部170を通過し、画像処理部170では、既
に先に行われた原稿向き検知結果によって回転制御の設
定が行われている。このため、画像データがページメモ
リ301に書き込まれる際には、画像データはユーザの
原稿載置方向を加味した適正なものに補正される。
【0054】次に、ラージ原稿の場合、図13(n)、
(o)のように自動原稿送り装置6上の原稿を1枚引き
込む。そしてスモール原稿用の流し読み待機位置、Bの
位置において原稿の画像読み取りが可能となるように、
プラテンガラス201上に載置される。このとき原稿の
引き込みによって、自動原稿送り装置6は原稿の長さ、
幅等のサイズを検知することができ、これに応じて、ペ
ージメモリ301上、あるいは、HD304上に画像書
き込み用のメモリ領域が確保される。
【0055】引き込まれた原稿のサイズに応じて、ミラ
ー台の位置の制御を行う。引き込まれた原稿がスモール
サイズのもので合った場合、流し読み位置がBの位置と
なるため、ミラー台は、Bの位置への移動する(図13
(t))。この移動を開始する際、原稿を照射するための
ランプ203を点灯させ、またシェーディング調整によ
るCCDの読み取りレベル調整を予め行っておく。そし
て、この流し読み位置へのミラー台の移動時に、画像読
み取り開始の信号を原稿向き検知手段に対して行う。こ
の際、ページメモリ301に対しては、画像読み取り開
始の処理を行わない。これにより、ミラー台はランプ2
03によって照射された原稿画像を原稿向き検知手段の
基板に送りながら、つまり、原稿画像をスキャンしなが
ら、流し読み位置まで移動することになる。この画像は
画像メモリ部3には書き込まれない。
【0056】原稿向き検知手段は、この画像データに基
づいて、自動原稿送り装置6上に載置されていた原稿の
方向がどちら向きのものであったかを検知する。そして
検知結果をCPU171に対して通知する。CPU17
1は通知された原稿の方向を基に、これから行われる原
稿読み取りにおいて、原稿画像の方向が適正なものとな
るように、画像処理部170に対して、回転処理の設定
を行う。
【0057】ミラー台の移動時にCCDから読み取った
画像による原稿の向き検知結果を受けて、原稿を1枚目
から流し読みの処理を行う(図12(q))。原稿画像
は、CCD208から読み出された後、ページメモリ3
01に取り込まれるが、この際、画像処理部170を通
過し、画像処理部170では、既に先に行われた原稿向
き検知結果によって回転制御の設定が行われている。こ
のため、画像データがページメモリ301に書き込まれ
る際には、画像データはユーザの原稿載置方向を加味し
た適正なものに補正される。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
流し読みによる能率の向上と、スキャナ単体としての画
像読み取り時の原稿向き検知、補正を適確に行うことが
可能となり、操作性及びスキャナとしての生産性が向上
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の例としてのデジ
タル複写機の構成を示すブロック図
【図2】 本発明に係る画像形成装置の例としてのデジ
タル複写機の構成を示す縦断側面図
【図3】 デジタル複写機内の制御系を示すブロック図
【図4】 画像処理部170の構成を示すブロック図
【図5】 画像メモリ部3の構成を示すブロック図
【図6】 外部I/F処理部4の構成を示すブロック図
【図7】 自動原稿送り装置6の略断面図(a〜d)
【図8】 自動原稿送り装置6の原稿搬送を示す説明図
(e〜h)
【図9】 スモール原稿の流し読みを示す説明図(i〜
k)
【図10】 ラージ原稿の流し読みを示す説明図(l〜
m)
【図11】 原稿排紙口622から排出された原稿束6
21の向きを表す説明図
【図12】 スモール原稿の原稿向き検知動作を示す説
明図(n〜q)
【図13】 ラージ原稿の原稿向き検知動作を示す説明
図(r〜u)
【図14】 原稿向き検知動作を示すフローチャート
【符号の説明】
6 自動原稿送り装置(DF) 176 原稿向き検知手段(文字列方向文書方向判別
部) 200 画像形成装置本体 201 プラテンガラス 202 スキャナ 203 原稿照明ランプ 204〜206 走査ミラー 207 レンズ 208 イメージセンサ部(CCD) 209 露光制御部 210 画像形成部 211 感光体ドラム 212 1次帯電器 213 現像器 214 前露光ランプ 215 クリーニング装置 216 転写帯電器 217 分離帯電器 219 レーザ光 221 右カセットデッキ 222 左カセットデッキ 223 上段カセット 224 下段カセット 225、226、227、228 ピックアップローラ 229、230、231、232 給紙ローラ 233 レジストローラ 234 転写ベルト 235 定着器 236 排出ローラ 237 排紙フラッパ 238 搬送パス 239 反転パス 240 下搬送パス 241 再給紙パス 242 再給紙ローラ 243 排出パス 244 排出ローラ 245 反転ローラ 250 デッキ 251 リフタ 252 ピックアップローラ 253 給紙ローラ 254 マルチ手差し 290 排紙処理装置 291 用紙トレイ 292、293 排紙トレイ 294 処理トレイ 295 Z折り機 296 製本機 297 排出トレイ 601 給紙ローラ 602 分離ローラ 603 分離ベルト 604 搬送ローラ 605 レジストローラ 606 ベルト駆動ローラ 607 給送ベルト 608 原稿後端検知センサ 609 最終原稿検知センサ 610 原稿セット検知センサ 611 ストッパ 612 反転フラッパ 613 反転給紙フラッパ 614 第一反転ローラ 615 第二反転ローラ 616 排紙フラッパ 617 給排紙ローラ 618 排紙ローラ 619 手差し給排紙ローラ 620 原稿トレイ 621 原稿束 622 手差し排紙口 623 原稿排紙口 624 原稿サイズ検知センサ1 625 原稿サイズ検知センサ2 626 原稿サイズ検知センサ3 650 反転パス 651再給紙パス 652 給紙パス 653 反転入り口パス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 106 H04N 1/04 106A 5C072 1/387 5C076 1/387 1/12 Z (72)発明者 前田 雄一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関口 信夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H076 BA45 BA62 BA87 BB10 2H108 AA01 AA05 CA01 CB01 5B047 AA01 BA02 BB02 CB23 DC07 5B057 CA12 CB12 CD03 CH11 DA08 5C062 AA05 AB32 AB40 AC11 AC66 AC67 5C072 AA01 EA05 RA04 XA01 5C076 AA24 BA01 BA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を載置するための原稿台と、 原稿を照射するためのミラー台上のランプと、 原稿面を副走査方向に移動するミラー台と、 ミラー台を移動させるための駆動手段と、 原稿画像を読み取るCCDと、 画像メモリと、 読み取った画像の回転処理を行う画像回転手段と、 搬送する原稿の移動を利用して画像読み取りを行うため
    の搬送タイミング通知機能を有する複数原稿を順次原稿
    台上に搬送するための原稿搬送手段と、 CCDから得られた画像信号から、読み取り原稿の向き
    を検知する原稿向き検知手段とを持ち原稿搬送手段によ
    る原稿の移動を利用して原稿画像を読み取る原稿流し読
    み時において、 1、原稿読み取り位置までのミラー台の移動時にランプ
    を照射し、原稿画像を読み出し、この画像を原稿向き検
    知手段に送り 2、原稿向き検知手段からの原稿向き検知結果出力を待
    って1枚目以降の原稿流し読みを行い、 3、読み取った原稿画像を画像メモリに格納する際、前
    記原稿向き検知手段の検知結果に基づき、 画像回転手段によって画像の向きを補正した後にメモリ
    に書き込む構成としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 搬送する原稿の移動を利用して画像読み
    取りを行うための搬送タイミング通知機能を有する複数
    原稿を順次原稿台上に搬送するステップと、 CCDから得られた画像信号から、読み取り原稿の向き
    を検知するステップと、を備え、原稿搬送時の原稿の移
    動を利用して原稿画像を読み取る原稿流し読み時におい
    て、 1、原稿読み取り位置までのミラー台の移動時にランプ
    を照射し、原稿画像を読み出し、この画像を原稿向き検
    知手段に送るステップと、 2、原稿向き検知結果出力を待って1枚目以降の原稿流
    し読みを行うステップと、 3、読み取った原稿画像を画像メモリに格納する際、前
    記原稿向き検知結果に基づき、 画像回転手段によって画像の向きを補正した後にメモリ
    に書き込むステップとを備えたことを特徴とする画像読
    取り方法。
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