JPH05207716A - 車両用交流発電機の回転子 - Google Patents
車両用交流発電機の回転子Info
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- JPH05207716A JPH05207716A JP4205014A JP20501492A JPH05207716A JP H05207716 A JPH05207716 A JP H05207716A JP 4205014 A JP4205014 A JP 4205014A JP 20501492 A JP20501492 A JP 20501492A JP H05207716 A JPH05207716 A JP H05207716A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/32—Rotating parts of the magnetic circuit with channels or ducts for flow of cooling medium
- H02K1/325—Rotating parts of the magnetic circuit with channels or ducts for flow of cooling medium between salient poles
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K1/00—Details of the magnetic circuit
- H02K1/06—Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
- H02K1/22—Rotating parts of the magnetic circuit
- H02K1/24—Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
- H02K1/243—Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors of the claw-pole type
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K21/00—Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
- H02K21/02—Details
- H02K21/04—Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation
- H02K21/042—Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation with permanent magnets and field winding both rotating
- H02K21/044—Rotor of the claw pole type
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 車両用交流発電機の回転子において、ポール
コアの爪部間の磁束の漏洩を防止すると共に界磁コイル
の冷却性能を向上させて高出力化を図ること。 【構成】 第１の非磁性体リング３１はポールコア１
１，２１の爪部１２，２２の側面及び内側面に接し、略
径方向に凹凸形状で界磁コイルの外周を一巡するように
形成されている。又、第２の非磁性体リング３６は略円
環状に形成され、第１の非磁性体リング３１と組み合わ
されることにより永久磁石４１が把持される。この永久
磁石４１は第１の非磁性体リング３１との組み合わせに
よりポールコア１１，２１の爪部１２，２２の側面側に
隙間Ｇを有する。これにより、本発明の車両用交流発電
機の回転子は界磁コイルから発生する熱をポールコアの
外周方向に逃がすことができ、界磁コイルの冷却、更に
は永久磁石の冷却も促進され、永久磁石による出力向上
効果を確実なものとすることができる。
コアの爪部間の磁束の漏洩を防止すると共に界磁コイル
の冷却性能を向上させて高出力化を図ること。 【構成】 第１の非磁性体リング３１はポールコア１
１，２１の爪部１２，２２の側面及び内側面に接し、略
径方向に凹凸形状で界磁コイルの外周を一巡するように
形成されている。又、第２の非磁性体リング３６は略円
環状に形成され、第１の非磁性体リング３１と組み合わ
されることにより永久磁石４１が把持される。この永久
磁石４１は第１の非磁性体リング３１との組み合わせに
よりポールコア１１，２１の爪部１２，２２の側面側に
隙間Ｇを有する。これにより、本発明の車両用交流発電
機の回転子は界磁コイルから発生する熱をポールコアの
外周方向に逃がすことができ、界磁コイルの冷却、更に
は永久磁石の冷却も促進され、永久磁石による出力向上
効果を確実なものとすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ランデル型ポールコア
を界磁回転子とする車両用交流発電機の回転子に関す
る。
を界磁回転子とする車両用交流発電機の回転子に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両用交流発電機の出力を向上さ
せる技術は、例えば、特開昭６１−８５０４５号公報
「車両用交流発電機」にて開示されている。すなわち、
ランデル型ポールコアを界磁回転子とする車両用交流発
電機において、ポールコアの爪部間に永久磁石を配置
し、発電に寄与する有効磁束を増加することによって出
力向上を計る技術が開示されている。
せる技術は、例えば、特開昭６１−８５０４５号公報
「車両用交流発電機」にて開示されている。すなわち、
ランデル型ポールコアを界磁回転子とする車両用交流発
電機において、ポールコアの爪部間に永久磁石を配置
し、発電に寄与する有効磁束を増加することによって出
力向上を計る技術が開示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の車両用交流発電機の回転子では、ポールコアの爪部
間の風ぬけが阻害され、主に界磁コイルから発生する熱
により永久磁石や界磁コイル自身が高温になるという新
たな問題が生じていた。ここで、永久磁石が高温になる
と磁力が弱くなり、ポールコアの爪部間の磁束漏洩の防
止作用が減少する。又、界磁コイルが高温となると線間
抵抗が増え、流れる電流が減少することにより発生する
磁束が少なくなり出力低下につながることになる。
成の車両用交流発電機の回転子では、ポールコアの爪部
間の風ぬけが阻害され、主に界磁コイルから発生する熱
により永久磁石や界磁コイル自身が高温になるという新
たな問題が生じていた。ここで、永久磁石が高温になる
と磁力が弱くなり、ポールコアの爪部間の磁束漏洩の防
止作用が減少する。又、界磁コイルが高温となると線間
抵抗が増え、流れる電流が減少することにより発生する
磁束が少なくなり出力低下につながることになる。
【０００４】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、その目的とするところは、ポールコ
アの爪部間に、冷却性能を確保できるよう永久磁石を配
置することによって高出力化を図った車両用交流発電機
の回転子を提供することである。
されたものであり、その目的とするところは、ポールコ
アの爪部間に、冷却性能を確保できるよう永久磁石を配
置することによって高出力化を図った車両用交流発電機
の回転子を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、外周に互いに噛み合う複数の爪部を有し、
回転軸に対向配置される一対のランデル型ポールコア
と、対向配置された前記一対のポールコアの内部に配置
される界磁コイルと、対向配置された前記一対のポール
コアの隣合う爪部の側面間に配置されると共に、前記隣
合う爪部間の漏洩磁束を防ぐ向きに着磁された永久磁石
とを備え、前記爪部の側面と対向する前記永久磁石の側
面との間には空間が形成されていることを特徴とする車
両用交流発電機の回転子を提供する。
に本発明は、外周に互いに噛み合う複数の爪部を有し、
回転軸に対向配置される一対のランデル型ポールコア
と、対向配置された前記一対のポールコアの内部に配置
される界磁コイルと、対向配置された前記一対のポール
コアの隣合う爪部の側面間に配置されると共に、前記隣
合う爪部間の漏洩磁束を防ぐ向きに着磁された永久磁石
とを備え、前記爪部の側面と対向する前記永久磁石の側
面との間には空間が形成されていることを特徴とする車
両用交流発電機の回転子を提供する。
【０００６】上記爪部と永久磁石との間の空間は、爪部
の側面及び永久磁石の側面のいずれか一方に溝を設ける
ことにより、形成することができ、この溝は径方向に延
びるよう設けるとよい。
の側面及び永久磁石の側面のいずれか一方に溝を設ける
ことにより、形成することができ、この溝は径方向に延
びるよう設けるとよい。
【０００７】上記爪部と永久磁石との間の空間は、これ
らの間に非磁性体を介在させることにより形成でき、こ
の非磁性体をリング状に一体成形してもよい。
らの間に非磁性体を介在させることにより形成でき、こ
の非磁性体をリング状に一体成形してもよい。
【０００８】
【作用及び効果】上記構成によると、ポールコアの爪部
間に配設された永久磁石により漏洩磁束が減少されるこ
とにより回転数に対する出力電流を大きくできる。又、
永久磁石の側面とポールコアの爪部の側面との間に隙間
を有しているのでポールコアの爪部間の風ぬけが阻害さ
れることがなくなる。
間に配設された永久磁石により漏洩磁束が減少されるこ
とにより回転数に対する出力電流を大きくできる。又、
永久磁石の側面とポールコアの爪部の側面との間に隙間
を有しているのでポールコアの爪部間の風ぬけが阻害さ
れることがなくなる。
【０００９】また、永久磁石の側面と爪部の側面との間
の隙間は、永久磁石の側面及び爪部の側面のいずれかに
溝を設けるのみの簡単な構成により、設けることができ
る。この溝を径方向に延びるよう設けることで界磁コイ
ルから発生する熱をポールコアの外周方向に効果的に逃
がすことができ、界磁コイルの冷却、更には永久磁石の
冷却も促進される。又、ポールコアから永久磁石への直
接的な伝熱も少なくすることができる。これにより、ポ
ールコアの爪部間に配設された永久磁石による出力向上
効果を確実なものとすることができる。
の隙間は、永久磁石の側面及び爪部の側面のいずれかに
溝を設けるのみの簡単な構成により、設けることができ
る。この溝を径方向に延びるよう設けることで界磁コイ
ルから発生する熱をポールコアの外周方向に効果的に逃
がすことができ、界磁コイルの冷却、更には永久磁石の
冷却も促進される。又、ポールコアから永久磁石への直
接的な伝熱も少なくすることができる。これにより、ポ
ールコアの爪部間に配設された永久磁石による出力向上
効果を確実なものとすることができる。
【００１０】また、永久磁石の側面を爪部の側面との間
に非磁性体を介在させることにより永久磁石の側面及び
爪部の側面に溝を設ける加工をする必要なく、隙間を形
成することができる。この非磁性体をリング状に一体成
形することにより、非磁性体の組付が容易となる。
に非磁性体を介在させることにより永久磁石の側面及び
爪部の側面に溝を設ける加工をする必要なく、隙間を形
成することができる。この非磁性体をリング状に一体成
形することにより、非磁性体の組付が容易となる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。 〔第１実施例〕図１は本発明に係る車両用交流発電機の
回転子の第１実施例の構成を示した縦断面図である。
又、図２は一対のポールコアと第１の非磁性体リングと
第２の非磁性体リング及び永久磁石とが組付けられた状
態を示し、図２はその部分斜視図、図３は図２のＩＩＩ
−ＩＩＩ線に沿った部分縦断面図である。又、図４は永
久磁石を示した斜視図、図５は第１の非磁性体リングと
第２の非磁性体リング及び永久磁石とが組付けられた状
態を示し斜視図であり、風の流れも示している。
明する。 〔第１実施例〕図１は本発明に係る車両用交流発電機の
回転子の第１実施例の構成を示した縦断面図である。
又、図２は一対のポールコアと第１の非磁性体リングと
第２の非磁性体リング及び永久磁石とが組付けられた状
態を示し、図２はその部分斜視図、図３は図２のＩＩＩ
−ＩＩＩ線に沿った部分縦断面図である。又、図４は永
久磁石を示した斜視図、図５は第１の非磁性体リングと
第２の非磁性体リング及び永久磁石とが組付けられた状
態を示し斜視図であり、風の流れも示している。
【００１２】図１に示すように車両用交流発電機の回転
子１０は主として、一対のポールコア１１，２１と第１
の非磁性体リング３１と第２の非磁性体リング３６と永
久磁石４１と界磁コイル４５とシャフト４６とファン４
８，４９とから構成されている。
子１０は主として、一対のポールコア１１，２１と第１
の非磁性体リング３１と第２の非磁性体リング３６と永
久磁石４１と界磁コイル４５とシャフト４６とファン４
８，４９とから構成されている。
【００１３】ポールコア１１，２１は外周側に軸方向に
突出した爪状磁極となる複数個の爪部１２，２２がそれ
ぞれ形成されている。ポールコア１１，２１は爪部１
２，２２を対向させ組み合わせて形成される内部空間に
界磁コイル４５を挟持し、シャフト４６に設けられたロ
ーレットに嵌合され一体的に組付けられている。
突出した爪状磁極となる複数個の爪部１２，２２がそれ
ぞれ形成されている。ポールコア１１，２１は爪部１
２，２２を対向させ組み合わせて形成される内部空間に
界磁コイル４５を挟持し、シャフト４６に設けられたロ
ーレットに嵌合され一体的に組付けられている。
【００１４】又、図２及び図３に示すように、第１の非
磁性体リング３１はその側面部３２がポールコア１１，
２１の爪部１２，２２の側面１３，２３に接し、その底
部３３が爪部１２，２２の内側面１４，２４に接し、そ
の外周部３４が対向する爪部１２，２２の間を埋めると
共に爪部１２，２２の外径面と略同じ外径面になるよう
に形成されている。
磁性体リング３１はその側面部３２がポールコア１１，
２１の爪部１２，２２の側面１３，２３に接し、その底
部３３が爪部１２，２２の内側面１４，２４に接し、そ
の外周部３４が対向する爪部１２，２２の間を埋めると
共に爪部１２，２２の外径面と略同じ外径面になるよう
に形成されている。
【００１５】又、第２の非磁性体リング３６は略円環状
に形成され、ポールコア１１，２１の爪部１２，２２の
内側面１４，２４近傍で上記第１の非磁性体リング３１
と組み合わされ溶接などによる接合により一体化され
る。
に形成され、ポールコア１１，２１の爪部１２，２２の
内側面１４，２４近傍で上記第１の非磁性体リング３１
と組み合わされ溶接などによる接合により一体化され
る。
【００１６】この時、永久磁石４１は第１の非磁性体リ
ング３１と第２の非磁性体リング３６とにより把持され
る。そして、永久磁石４１は第１の非磁性体リング３１
により、凸部４１１にて保持される。この永久磁石４１
は図４に示すように、側面に凸部４１１，凹部４１２
（溝部）が形成され、底部に溝４１３が形成されてい
る。ポールコア１１，２１の爪部１２，２２の側面１
３，２３側に、凹部４１２による隙間Ｇ（本実施例で
は、ポールコア１１，２１の爪部１２，２２の側面１
３，２３側に各２ヵ所ずつ）を有する。尚、永久磁石４
１はポールコア１１，２１の爪部１２，２２の磁極間の
漏洩磁束を防ぐ向きに着磁させてある。尚、溝４１３に
は第２の非磁性体リング３６が挿入され、第２の非磁性
体リング３６により確実に永久磁石４１を保持できる。
ング３１と第２の非磁性体リング３６とにより把持され
る。そして、永久磁石４１は第１の非磁性体リング３１
により、凸部４１１にて保持される。この永久磁石４１
は図４に示すように、側面に凸部４１１，凹部４１２
（溝部）が形成され、底部に溝４１３が形成されてい
る。ポールコア１１，２１の爪部１２，２２の側面１
３，２３側に、凹部４１２による隙間Ｇ（本実施例で
は、ポールコア１１，２１の爪部１２，２２の側面１
３，２３側に各２ヵ所ずつ）を有する。尚、永久磁石４
１はポールコア１１，２１の爪部１２，２２の磁極間の
漏洩磁束を防ぐ向きに着磁させてある。尚、溝４１３に
は第２の非磁性体リング３６が挿入され、第２の非磁性
体リング３６により確実に永久磁石４１を保持できる。
【００１７】次に、その作用について説明する。界磁コ
イル４５により発生した磁束はポールコア１１，２１を
通りポールコア１１，２１の外周面に近接して配設され
たステータ（図示略）に供給されるが、対向するポール
コア１１，２１の爪部１２，２２にも漏洩磁束として流
れる。
イル４５により発生した磁束はポールコア１１，２１を
通りポールコア１１，２１の外周面に近接して配設され
たステータ（図示略）に供給されるが、対向するポール
コア１１，２１の爪部１２，２２にも漏洩磁束として流
れる。
【００１８】ここで、ポールコア１１，２１の爪部１
２，２２の間に永久磁石４１が配設されているので、上
記漏洩磁束の一部を有効磁束として活用でき、結果とし
て漏洩磁束を減少させることができる。
２，２２の間に永久磁石４１が配設されているので、上
記漏洩磁束の一部を有効磁束として活用でき、結果とし
て漏洩磁束を減少させることができる。
【００１９】又、第２の非磁性体リング３６と組み合わ
され一体化された第１の非磁性体リング３１はその第２
の非磁性体リング３６が略円環状であるので遠心方向に
おける機械強度を極めて高くすることができる。
され一体化された第１の非磁性体リング３１はその第２
の非磁性体リング３６が略円環状であるので遠心方向に
おける機械強度を極めて高くすることができる。
【００２０】そして、永久磁石４１と第１の非磁性体リ
ング３１との組み合わせによる隙間Ｇにより、図４に矢
印にて示したような風の流れが生じる。従って、ポール
コア１１，２１内に挟持された界磁コイル４５から発生
する熱をそれらポールコア１１，２１の外周方向に逃が
すことができ、界磁コイル４５の冷却、更には永久磁石
４１の冷却も促進される。
ング３１との組み合わせによる隙間Ｇにより、図４に矢
印にて示したような風の流れが生じる。従って、ポール
コア１１，２１内に挟持された界磁コイル４５から発生
する熱をそれらポールコア１１，２１の外周方向に逃が
すことができ、界磁コイル４５の冷却、更には永久磁石
４１の冷却も促進される。
【００２１】〔第２実施例〕第２実施例について図６を
参照して説明する。尚、第１実施例と同様の構成・作用
を有するものについては同じ符号を付してその説明を省
略する。
参照して説明する。尚、第１実施例と同様の構成・作用
を有するものについては同じ符号を付してその説明を省
略する。
【００２２】第１の非磁性体リング３１には樹脂磁石に
よるインサート成形（磁石射出成形）にて永久磁石４１
が一体的に形成される。従って、上述の実施例における
作用に加え、更に、永久磁石４１と第１の非磁性体リン
グ３１とがインサート成形されることによりそれら相互
間の結合強度が高められる。又、永久磁石４１に樹脂磁
石を用いることにより組み付け時や組み付け後における
磁石の剥がれや破損などが防止できる。
よるインサート成形（磁石射出成形）にて永久磁石４１
が一体的に形成される。従って、上述の実施例における
作用に加え、更に、永久磁石４１と第１の非磁性体リン
グ３１とがインサート成形されることによりそれら相互
間の結合強度が高められる。又、永久磁石４１に樹脂磁
石を用いることにより組み付け時や組み付け後における
磁石の剥がれや破損などが防止できる。
【００２３】〔第３実施例〕第３実施例について図７及
び図８に基づいて説明する。本実施例は爪部１２，２２
の側面と永久磁石４１の側面との間に非磁性体を介在さ
せることなく、爪部１２，２２と永久磁石４１とを直
接、接着剤にて結合したものである。永久磁石は図７に
示すように、第１，第２実施例と同様な凸部４１１，凹
部４１２が形成されている。そして図８に示すようにポ
ールコア１１，２１の爪部１２，２２の側面間に配置さ
れ、爪部側面と凸部４１１とが結合されている。隙間Ｇ
は凹部４１２によって形成される。また、永久磁石は遠
心力により遠心方向へ飛ばないように断面台形状として
いる。
び図８に基づいて説明する。本実施例は爪部１２，２２
の側面と永久磁石４１の側面との間に非磁性体を介在さ
せることなく、爪部１２，２２と永久磁石４１とを直
接、接着剤にて結合したものである。永久磁石は図７に
示すように、第１，第２実施例と同様な凸部４１１，凹
部４１２が形成されている。そして図８に示すようにポ
ールコア１１，２１の爪部１２，２２の側面間に配置さ
れ、爪部側面と凸部４１１とが結合されている。隙間Ｇ
は凹部４１２によって形成される。また、永久磁石は遠
心力により遠心方向へ飛ばないように断面台形状として
いる。
【００２４】上記構成の第３実施例は、部品点数の面で
第１，第２実施例に対して優れる。 〔第４実施例〕第４実施例について図９ないし図１４に
基づいて説明する。本実施例は、上記各実施例が側面に
凹凸部を有する永久磁石を用いたものであるのに対し、
側面が平らな永久磁石を用いたものである。
第１，第２実施例に対して優れる。 〔第４実施例〕第４実施例について図９ないし図１４に
基づいて説明する。本実施例は、上記各実施例が側面に
凹凸部を有する永久磁石を用いたものであるのに対し、
側面が平らな永久磁石を用いたものである。
【００２５】図９に示す例は、一つの永久磁石４につい
て４つの非磁性部材１００，１１０を設け、永久磁石４
１を爪部１２，２２間に、非磁性部材１００を介して接
着剤にて結合したものである。
て４つの非磁性部材１００，１１０を設け、永久磁石４
１を爪部１２，２２間に、非磁性部材１００を介して接
着剤にて結合したものである。
【００２６】図１０に示す例は、図９に示す非磁性部材
１００，１１０をそれぞれ一体成形しリング状にしたも
のであり、第１，第２実施例の第１の非磁性体リング３
１に類似する。
１００，１１０をそれぞれ一体成形しリング状にしたも
のであり、第１，第２実施例の第１の非磁性体リング３
１に類似する。
【００２７】図１１は、図１０に示す例における永久磁
石４１を２つの永久磁石４１ａ，４１ｂとして、永久磁
石４１ａ，４１ｂの間にも隙間を設けた場合を示した部
分正面図である。
石４１を２つの永久磁石４１ａ，４１ｂとして、永久磁
石４１ａ，４１ｂの間にも隙間を設けた場合を示した部
分正面図である。
【００２８】この場合には、永久磁石４１ａ，４１ｂの
間の隙間にも風の流れが生じることになる。従って、本
構成の車両用発電機の回転子においては、上述の各実施
例と同様或いはそれ以上の冷却効果を有することにな
る。
間の隙間にも風の流れが生じることになる。従って、本
構成の車両用発電機の回転子においては、上述の各実施
例と同様或いはそれ以上の冷却効果を有することにな
る。
【００２９】図１２ないし図１４に示す例は非磁性リン
グ１００，１１０を連結して一体にしたものである。図
１２に示す例は永久磁石４１の側面部分で連結したもの
である。図１３に示す例は、爪部１２，２２の内周面部
分で連結したものである。図１４に示す例は永久磁石の
外周面部分で連結したものである。
グ１００，１１０を連結して一体にしたものである。図
１２に示す例は永久磁石４１の側面部分で連結したもの
である。図１３に示す例は、爪部１２，２２の内周面部
分で連結したものである。図１４に示す例は永久磁石の
外周面部分で連結したものである。
【００３０】上記いずれの例においても、永久磁石の形
状が簡単であり、永久磁石４１の側面と爪部１２，２２
の側面との間に、非磁性部材が全く介在しない部分（隙
間）があり、この部分において冷却風を良好に導くこと
ができる。
状が簡単であり、永久磁石４１の側面と爪部１２，２２
の側面との間に、非磁性部材が全く介在しない部分（隙
間）があり、この部分において冷却風を良好に導くこと
ができる。
【００３１】図１２の例は、連結部が永久磁石４１の側
面部分に設けられているため、隙間Ｇは永久磁石４１の
一つの側面について２箇所となるが、図１３及び図１４
の例では隙間Ｇは永久磁石４１の一つの側面について３
箇所となるため、後者の方が冷却性に優れる。
面部分に設けられているため、隙間Ｇは永久磁石４１の
一つの側面について２箇所となるが、図１３及び図１４
の例では隙間Ｇは永久磁石４１の一つの側面について３
箇所となるため、後者の方が冷却性に優れる。
【図１】本発明車両用交流発電機の回転子の第１実施例
を示した縦断面図である。
を示した縦断面図である。
【図２】同実施例に係る一対のポールコアと第１の非磁
性体リングと第２の非磁性体リング及び永久磁石とが組
付けられた状態を示した部分説明図である。
性体リングと第２の非磁性体リング及び永久磁石とが組
付けられた状態を示した部分説明図である。
【図３】図２中ＩＩＩ−ＩＩＩ線に沿った断面図であ
る。
る。
【図４】同実施例に係る永久磁石を示した斜視図であ
る。
る。
【図５】同実施例に係る第１の非磁性体リングと第２の
非磁性体リング及び永久磁石を組付けた状態及び風の流
れを示した説明図である。
非磁性体リング及び永久磁石を組付けた状態及び風の流
れを示した説明図である。
【図６】第２実施例に係る第１の非磁性体リング，第２
の非磁性体リング及び永久磁石を組付けた状態を示した
部分斜視図である。
の非磁性体リング及び永久磁石を組付けた状態を示した
部分斜視図である。
【図７】第３実施例に係る永久磁石を示した斜視図であ
る。
る。
【図８】同実施例に係る一対のポールコアと永久磁石と
が組付けられた状態を示した部分説明図である。
が組付けられた状態を示した部分説明図である。
【図９】第４実施例に係る一対のポールコア，非磁性部
材及び永久磁石が組付けられた状態を示した部分説明図
である。
材及び永久磁石が組付けられた状態を示した部分説明図
である。
【図１０】同実施例の変形例に係る非磁性部材と永久磁
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
【図１１】同実施例の変形例に係る非磁性部材と永久磁
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
【図１２】同実施例の変形例に係る非磁性部材と永久磁
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
【図１３】同実施例の変形例に係る非磁性部材と永久磁
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
【図１４】同実施例の変形例に係る非磁性部材と永久磁
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
石とが組付けられた状態を示した部分説明図である。
１０ 車両用交流発電機の回転子 １１，２１ ポールコア １２，２２ 爪部 ３１ 第１の非磁性体リング ３６ 第２の非磁性体リング ４１ 永久磁石 ４５ 界磁コイル ４６ シャフト ４８，４９ ファン １００，１１０ 非磁性部材
Claims (5)
- 【請求項１】 外周に互いに噛み合う複数の爪部を有
し、回転軸に対向配置される一対のランデル型ポールコ
アと、 対向配置された前記一対のポールコアの内部に配置され
る界磁コイルと、 対向配置された前記一対のポールコアの隣合う爪部の側
面間に配置されると共に、前記隣合う爪部間の漏洩磁束
を防ぐ向きに着磁された永久磁石とを備え、前記爪部の
側面と対向する前記永久磁石の側面との間には空間が形
成されていることを特徴とする車両用交流発電機の回転
子。 - 【請求項２】 前記爪部の側壁と前記永久磁石の側面と
の間の空間は、前記爪部の側面及び永久磁石の側面の少
なくともいずれか一方の側面に形成された溝部によっ
て、形成されていることを特徴とする請求項１記載の車
両用交流発電機の回転子。 - 【請求項３】 前記溝部は前記回転軸の径方向に延びる
よう形成されていることを特徴とする請求項２記載の車
両用交流発電機の回転子。 - 【請求項４】 前記爪部の側面と前記永久磁石の側面と
の間に、前記回転軸の軸方向に所定の間隔をもって配置
される複数個の非磁性部材を備え、前記爪部の側面と前
記永久磁石の側面とは、前記非磁性部材が配置されない
部位において前記空間をもって対向することを特徴とす
る請求項１記載の車両用交流発電機の回転子。 - 【請求項５】 前記非磁性部材は、前記爪部の内径面と
側面とに当接する径方向に凹凸形状のリング部材である
ことを特徴とする請求項４記載の車両用交流発電機の回
転子。
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| JP3-224704 | 1991-08-08 | ||
| JP20501492A JP3237217B2 (ja) | 1991-08-08 | 1992-07-31 | 車両用交流発電機の回転子 |
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| JPH05207716A true JPH05207716A (ja) | 1993-08-13 |
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