JP4066219B2 - 静止界磁コイル式磁石併用同期機 - Google Patents

静止界磁コイル式磁石併用同期機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用回転数範囲の広い自動車用回転機として好適な静止界磁コイル式磁石併用同期機に関する。
【0002】
【従来の技術】
永久磁石型同期機は他の形式の同期機に比較して高出力でコンパクト化が容易であり、ハイブリッド車や電気自動の車両走行モータに好適であるが、車両走行モータでは、低速トルクを十分に確保するとともに、高速回転時に過大な電機子巻線誘起電圧が駆動回路の半導体駆動素子などに印加されるのを防止するため、高速回転時の磁石磁界を低減する手段を設ける必要がある。
【0003】
本出願人の出願になる特開平10ー304633号公報は、永久磁石型ロータコア内に、これら永久磁石を磁気的に短絡する磁気短絡部材を軸方向に挿通し、更にロータコアの径内側に静止ヨークを設けてそれに界磁コイルを巻装し、界磁コイルへの通電により磁気短絡部材を流れる短絡磁束量を調節し、これにより電機子巻線と有効に鎖交する有効界磁束量を制御して電機子巻線の発電電圧を調節可能する静止界磁コイル式磁石併用同期機を提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した公報の静止界磁コイル式磁石併用同期機は、ロータコアの一端面から軸方向外側へ突出する軟磁性ピンの先端部に回転ヨークを固定し、この回転ヨークの内周面と静止ヨークの外周面とを近接させることにより、界磁コイル電流による磁束(電流磁束)が軟磁性ピンを軸方向へ流れるように構成しているために、ステータコアの内周面と対面するロータコアより上記回転ヨークの分だけロータの軸方向長が増大して体格が増大するという欠点があった。
【0005】
また、回転慣性質量が増大し、また回転ヨークに作用する遠心力を支承する問題から高速回転性に劣るという問題も派生した。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、軸長短縮及び高速回転性の向上が可能な高出力の静止界磁コイル式磁石併用同期機を提供することをその目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機は、ハウジングと、電機子巻線が巻装されて前記ハウジングの内周面に固定されたステータコアと、積層又は螺旋巻きされた電磁鋼板により構成されて前記ステータコアの内周面に所定ギャップを隔てて前記ハウジングに相対回転自在に支承される円筒状のロータコアと、前記ロータコアに固定されて前記ロータコアの外周面に周方向極性交互かつ所定の磁極ピッチで界磁極を形成する複数の永久磁石と、前記ロータコアに軸方向に挿通されて前記永久磁石により形成される磁石磁界を磁気的に短絡する磁気短絡部材と、前記ロータコアの径内側に配置されて前記ロータコアを通じて前記磁気短絡部材に軸方向に磁束を流す界磁コイルと、前記ロータコアの径内側にて前記界磁コイルとともに前記ハウジングの端壁部に固定されて前記ロータコア及び磁気短絡部材とともに前記界磁コイルが形成する磁束を貫流させる短絡磁気回路を構成する静止ヨークとを備え、
前記ロータコアの内周部は、前記静止ヨークの外周面に低磁気抵抗で磁気的に結合する磁気的凸部、及び、前記静止ヨークの外周面に高磁気抵抗で磁気的に結合する磁気的凹部が周方向磁極ピッチ毎に交互に形成された磁気的凹凸部を有し、前記磁気的凸部及び磁気的凹部は、前記ロータコアの内周部の軸方向一端部及び軸方向他端部にて周方向逆位置に配置されることを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、界磁コイルが巻装された静止ヨークの外周面にギャップを挟んで対面するロータコアの内周部に磁気的凹凸部を設けているので、静止界磁コイル式磁石併用同期機において、上記公報のごとき回転ヨークロータコアの軸方向外側に追設する必要がなく、その分だけロータの軸長を短縮して小型高出力化を実現することができる。 また、回転慣性質量の低減及びロータコア又は磁気短絡部材に掛かる遠心力を低減することができるので、高速回転が可能となり、出力向上、小型軽量化が可能となる。
【0009】
請求項2記載の構成によれば請求項1記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において更に、前記ロータコアは、軸方向に貫設されて前記永久磁石を収容する磁石収容用貫通孔を有し、前記永久磁石の磁極面は、周方向両端面に形成され、周方向に隣接する2つの前記永久磁石の対向端面は同一極性に磁化されて前記2つの前記永久磁石間の前記ロータコアの外周面を同一極性の界磁極に磁化し、前記磁気的凹部は、前記ロータコアの外周面に形成された2つの極性の前記界磁極の一方の径内側に位置して前記ロータコアの内周面から径内側に凹設された凹部からなり、前記磁気的凸部は、前記ロータコアの外周面に形成された2つの極性の前記界磁極の他方の径内側に位置して前記ロータコアの内周面から径内側に突設された凸部からなることを特徴としている。
【0010】
本構成によれば、簡素な構成で請求項1記載の磁気的凹凸部を形成することができる。
【0011】
請求項3記載の構成によれば請求項1記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において更に、前記ロータコアは、軸方向に貫設されて前記永久磁石を収容する磁石収容用貫通孔を有し、前記永久磁石の磁極面は、周方向両端面に形成され、周方向に隣接する2つの前記永久磁石の対向端面は同一極性に磁化されて前記2つの前記永久磁石間の前記ロータコアの外周面を同一極性の界磁極に磁化し、前記磁気的凹部は、前記ロータコアの外周面に形成された2つの極性の前記界磁極の一方の径内側に位置して前記ロータコアの内周部に位置して軸方向に貫設された長孔からなり、前記磁気的凸部は、前記ロータコアの外周面に形成された2つの極性の前記界磁極の他方の径内側に位置して前記ロータコアの内周部に位置して前記長孔をもたない中実部からなることを特徴としている。
【0012】
本構成によれば、簡素な構成で請求項1記載の磁気的凹凸部を形成することができる。
【0013】
請求項4記載の構成によれば請求項1記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において、前記ロータコアは、周方向両端部が前記ロータコアの外周部に達し、周方向中央部が前記周方向両端部材よりも径内側に位置する円弧状径方向断面をもち、前記ロータコアの界磁極数の半分の個数だけ形成された磁石収容用貫通孔を有し、前記永久磁石は、前記磁石収容用貫通孔の略深さ方向に着磁され、各前記磁石収容用貫通孔内の前記永久磁石は、略回転対称位置にて同一極性の磁極面をもち、前記磁石収容用貫通孔の前記周方向中央部は、前記ロータコアの内周面近傍に達して前記磁気的凹部をなすことを特徴としている。
【0014】
本構成によれば、簡素な構成で請求項1記載の磁気的凹凸部を形成することができる。
【0015】
請求項5記載の構成によれば請求項2ないし4のいずれか記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において更に、前記ロータコアの外周面は、前記磁石収容用貫通孔の径外側に位置して径内側に凹設された外周凹部を有し、前記ロータコアを構成する前記電磁鋼板は、前記外周凹部にて溶接されていることを特徴としている。
【0016】
本構成によれば、溶接肉盛部を後加工することなくロータコアの積層電磁鋼板を一体化して機械的強度を向上することができるとともに、ロータコアの磁気特性を損なうことが少ない。
【0017】
請求項6記載の構成によれば請求項2乃至5のいずれか記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において更に、略径方向へ形成されて前記磁石収容用貫通孔又は前記磁気短絡部材収容孔と前記ロータコアの内周面を連通するスリットを有することを特徴としている。
【0018】
本構成によれば、磁気短絡部材収容孔や磁石収容用貫通孔への磁気短絡部材や磁石の挿通が容易となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な態様を実施例を参照して以下に説明する。
【0020】
【実施例1】
実施例1記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機を図1〜図3を参照して説明する。
(全体構造の説明)
回転機1000は、ステータ1100と、ロータ1200とを有し、ステータ1100は、フロントフレーム1910およびエンドフレーム1911の内周面に固定されている。
【0021】
ロータ1200は、軸受け1920、1921を介してフロントフレーム1910およびエンドフレーム1911に支承されており、その外周面はエアギャップを介してステータ1100の内周面に対面している。1930はロータ1200の回転位置を測定するレゾルバロータであり、1931はレゾルステータである。
【0022】
ステータ1100は、電磁鋼板を軸方向に積層してなるステータコア1120に3相コイル1110を巻装してなり、ステータコア1120は、3相コイル1110を挿入するスロット1121、ティース1122およびコアバック1123を有している。
【0023】
ロータ1200は、電磁鋼板製のロータコア1210、軟磁性体鉄心製のロータヨーク1270を有している。
【0024】
ロータコア1210は、図2(図1におけるEーE線矢視断面図)に示すように多数の輪板状の電磁鋼板を軸方向に積層することにより(電磁薄鋼板を螺旋状に巻き重ねて軸方向に積層してもよい)円筒形状に形成されている。ロータコア1210は、周方向に等間隔ピッチ(磁極ピッチ)で軸方向に貫設された角形の磁石挿入孔(磁石収容用貫通孔)1211、及び、周方向に隣り合う2つの磁石挿入孔1211の間に軸方向に貫設された丸孔(短絡部材収容用貫通孔)1212を有している。
【0025】
ロータコア1210の内周部には、後述の界磁ヨーク1232からの磁束が通過容易な磁気的凸部1250、及び、通過しにくい磁気的凹部1251が磁極ピッチ毎に交互に形成されてなる磁気的凹凸部が形成されている。
【0026】
磁石挿入孔1211には磁石1280が、丸孔1212には軟磁性体からなる軟磁性ピン(磁気短絡部材)1281が軸方向に圧入(または嵌合)されている。
【0027】
磁気的凸部1250は、周方向一つおきの丸孔1212の内周側に隣接して周方向両側の2つの磁石挿入孔1211の間にわたって設けられ、磁気的凹部1251は、他の丸孔1212の内周側に隣接して周方向両側の2つの磁石挿入孔1211の間にわたって設けられている。磁気的凸部1250及び磁気的凹部1251は、図1に示すように、ロータコア1210の軸方向前半部と軸方向後半部とで位置が逆転して形成されている。
【0028】
各磁石挿入孔1211に軸方向に挿入された磁石1280は、その厚さ方向すなわち略周方向に磁化されており、周方向に隣接する2つの磁石1280は、互いに対面する端面が同一極性の磁極面となっている。
【0029】
軟磁性ピン1281は、基端部に丸孔1212より径大の鍔部を有し、圧入後に軟磁性ピン1281の先端部を押し広げてロータコア1210の各電磁鋼板を軸方向に挟圧している。また、一つおきの軟磁性ピン1281はロータコア1210をロータヨーク1270に固定している。
【0030】
ロータコア1210は、その外周面と磁石挿入孔1211の径外端との間にて図8に示すように径内側へ凹設された凹設部をもち、この凹設部は、磁石挿入孔1211に沿って軸方向に形成されている。この凹設部は、ロータコア1210の外周面とステータコア1120の内周面との間に大きなギャップを確保し、磁石1280の磁束が電機子巻線1110と十分に鎖交せずに漏れ磁束となってしまうのを抑止している。また、この凹設部は、ロータコア1210の外周面と磁石挿入孔1211の径外端との間のロータコア1210の周方向磁気通路を狭窄して、磁石1280の漏れ磁束を低減している。更に、この凹設部は、ロータコア1210の外周面側から軸方向へレーザ溶接されており、これにより、ロータコア1210を構成する各電磁鋼板を一体化するとともに、この凹設部の磁気特性を劣化させてこの部位を周方向に流れる漏れ磁束を低減している。
【0031】
ロータヨーク1270は、図1及び図1のP視断面図である図3に示すように、軟磁性体鉄心を鍛造加工して形成されている。ロータヨーク1270は、径方向に延在する円板部1271と、円板部1271の内周端からリヤ側に延在するボス部1272とからなるフランジ部材であって、円板部1271は、円板部1271の外周端縁から更に径外方向へ放射状に張り出した磁石挿入孔1211の半分の数のリブ1273を有している。リブ1273は、ロータヨーク1270の軸方向後半部の丸孔1212(図2参照)と同一位置に同一径で形成された丸孔1278を有している。ロータヨーク1270の丸孔1212を貫通した軟磁性ピン(磁性ピン)1281はリブ1273の丸孔1278に圧入され、これにより、ロータコア1210がロータヨーク1270に固定されている。1240はスプライン1241をもつシャフトであって、ボス部1272に相対回転不能に圧入されている。
【0032】
1274は、軟磁性体よりなるフランジ状の界磁コア(静止ヨーク)であって、その円板部はエンドフレーム1911の端壁部にねじ1940にて固定されている。界磁コア1274のボス部の内周面は、ロータヨーク1270のボス部1272の外周面に微小ギャップを隔てて相対回転自在に嵌着され、ロータコア1210の径内側に存在する空間に軸方向に突出している。界磁コア1274の上記ボス部の外周面には、界磁巻線1230が巻装され、界磁巻線1230の軸方向両側には、界磁磁束をロータコア1210の内周面に導くための積層電磁鋼板製の界磁ヨーク1232が圧入により嵌着されている。
【0033】
なお、1350は、外部から界磁巻線1230へ給電するためのリード部である。
【0034】
回転電機1000の3相コイル1110は、直ー交電力変換器(インバータ)200を通じてバッテリ300から給電されている。界磁コイル1230に流れる界磁電流は、リード線1350を通じて界磁電流制御回路400から給電され、レゾルバのステータ1931は信号処理回路500に出力し、インバータ200、界磁電流制御回路400及び信号処理回路500は制御回路600により制御される。
(磁気回路の説明)
次に、磁石1280が形成する磁石磁界及び界磁コイル1230の電流が形成する電流磁界について以下に説明する。特に重要な点は、既に説明したようにロータコア1210の軸方向前半部の磁気的凸部1250と軸方向後半部の磁気的凸部1250とが周方向へ1磁極ピッチだけずれている点にある。
【0035】
厚さ方向(略周方向)に着磁された磁石1280はロータコア1210の外周面に周方向交互にS磁極、N磁極を形成する。このS磁極から出た磁束は、ステータコア1120との間のエアギャップを通じてステータコア1120内で電機子巻線1110と鎖交し、エアギャップを通じてロータコア1210に戻る有効磁束となる。
【0036】
また、磁石1280のS磁極から出た磁石磁束は、ロータコア1210のS磁極部分の軟磁性体ピン1281、ロータヨーク1270のリブ部1273、円板部1271、ボス部1272、界磁コア1274のボス部、界磁ヨーク1232、ロータコア1210の軸方向後半部の磁気的凸部1250、N磁極側軟磁性体ピン1281を通って磁石1280のN磁極に戻り、これにより短絡磁気回路が形成される。
【0037】
また、磁石1280のS磁極から出た磁石磁束は、ロータコア1210のS磁極部分の軟磁性体ピン1281、ロータコア1210の軸方向前半部の磁気的凸部1250、界磁ヨーク1232(軸方向前部)、界磁コア1274のボス部、界磁ヨーク1232(軸方向後部)、ロータコア1210の軸方向後半部の磁気的凸部1250、N磁極側軟磁性体ピン1281を通って磁石1280のN磁極に戻り、これにより上記短絡磁気回路とほぼ並列の短絡磁気回路が形成される。
【0038】
当然、ステータ1100の電機子巻線1110と鎖交する上記有効磁束は、この短絡磁気回路を流れる磁束分だけ減少する。
【0039】
上記両短絡磁気回路は、界磁コイル1230とも鎖交しているので、磁石磁界から短絡磁気回路にされる磁束の量は、界磁コイル1230に通電する電流により制御することができる。
【0040】
この回転電機の等価磁気回路を図4に示す。
【0041】
ステータ1100側の磁気抵抗をRs、エアギャップの磁気抵抗をRg、磁石部の磁気抵抗をRmとする。Rmは上記有効磁束が流れる磁気回路のロータ側の磁気抵抗である。上記短絡磁気回路の磁気抵抗のうち上記Rmを除く磁気抵抗(短絡磁気抵抗)をRr、磁石の起磁力をFm、界磁巻線の起磁力をFcとすると、ステータ1100側に流れる有効磁束量Φ1は次式で表わせる。
【0042】
Φ1=(RmFc+RrFm)/(RrRm+Rm(Rg+Rs)+(Rg+Rs)Rr)
Φ2は短絡磁束量である。各パラメータの設定により有効磁束量Φ1は任意に設定できる。例えば界磁巻線1230に電流を流さないとき(Fc=0)の有効磁束量Φ10は、
Φ10=RrFm/(RrRm+Rm(Rg+Rs)+(Rg+Rs)Rr)
となり、短絡磁気抵抗Rrが小のときはΦ10はほぼ0となる。短絡磁気抵抗Rrは、軟磁性体ピン1281、リブ部1223、円筒状鉄心1231および各部材の接合部の磁気抵抗により決定されるため、各部の断面積および長さを設定することで、界磁巻線1230に電流を流さない時の有効磁束量Φ10を設定することができる。ここでは、有効磁束が流れる磁路を構成する磁性材料のBーH特性の線形領域(図5に示す0〜Φ’の領域)に設定し、有効磁束量Φ1が磁路を構成する磁性材料の磁気飽和領域に達しないようにする。
【0043】
界磁巻線1230に通電した場合は、界磁巻線起磁力Fc分の磁束量Φ1cが形成される。
【0044】
Φ1c=RmFc/(RrRm+Rm(Rg+Rs)+(Rs+Rs)Rr)
その結果、有効磁束量Φ1は
Φ1=Φ10+Φ1c
となり、界磁巻線通電流により有効磁束量を調整することができる。なお、磁束量Φ1cは、短絡磁気回路に漏れる磁石磁束量を減らすと考えることができる。
【0045】
(実施例効果)
上記説明した磁石併用式同期機は、ハイブリッド車や電機自動車などの走行用モータとして特に好適である。
【0046】
この種の走行用モータは車輪回転数に応じて広い回転数範囲で用いられる。弱め界磁制御が不要な低回転域では、界磁巻線1230への通電電流を増加させ、有効磁束量Φ1を増加する。モータ発生トルクは有効磁束量Φ1とトルク電流とに比例するため、有効磁束量Φ1を増加させることにより電機子巻線1110に通電する電機子電流を低減することができる。
【0047】
反作用誘起電圧が印加電圧を超えるため、モータ駆動に弱め界磁制御が必要な高回転域では、界磁巻線1230への通電電流をゼロ又は低減して、磁石磁束を短絡磁路へ分流させて、電機子巻線に流す弱め界磁電流を減少させるか又は0とすることができる。これにより、最大電機子電流を減らすことができるため、巻線部の発熱が抑えられ回転機を小型化ができ、更に電力変換器200の半導体スイッチング素子を小型化することができる。
【0048】
なお、界磁コイル1230の銅損は電機子巻線1110の銅損に比べてわずかであるため、この実施例記載の界磁電流による弱め界磁は、従来の電機子電流によるそれに比較して効率向上をもたらす。
【0049】
また、この実施例では、界磁巻線起磁力Fc=0のときの有効磁束量Φ10を有効磁路を構成する磁性材料のBーH特性の線形領域に設定しているので、有効磁束量Φ10による反作用誘起電圧が印加電圧以上となる高回転域でモータ駆動する必要が生じたとき、電機子巻線1110からの弱め界磁に必要な電機子電流を最小限に抑えることができる。
【0050】
図5において説明すると、電機子電流により有効磁束をΦ0からΦ’に減少させる場合、BーHカーブが線形であるときに必要ATをATa、非線形であるときの必要ATをATbとするとATa<ATbとなるので、その差に比例して電機子電流を低減することができる。
【0051】
更に、従来の永久磁石回式転電機をモータとして動作させ、電機子巻線に弱め界磁電流を流して制御する場合のTーN(トルクー回転数)特性上の効率マップを図6に示し、この実施例の回転電機を上記制御方法にて駆動した場合のTーN特性上の効率マップを図7に示す。両図の比較からわかるように、効率マップ上の最大効率範囲が拡大する。
【0052】
なお、この実施例の回転電機を発電機動作させる場合、Φ10を車両用常用負荷のレベルに設定しておき、それ以上の出力が要求されるときのみ界磁巻線に通電すれば、界磁巻線の銅損が低減でき高効率の発電が可能である。
【0053】
更に付言すれば、従来、ロータから界磁コントロ−ル可能な同期回転機として突極形同期機、クローボール形同期機があるが、これらは共に界磁巻線のみにより有効磁束を得ており、有効磁束の必要最小限(短絡磁束解消分)を界磁巻線で補うことが可能なこの実施例の回転電機と比較して、界磁巻線への通電電流が大きく、界磁コイルの大型化、や界磁コイルの抵抗損が大きいという問題がある。ロータ巻装の界磁コイルは冷却性において電機子巻線に劣るので、本実施例の採用により界磁コイルの損失、発熱低減が可能となる。
【0054】
更に、この実施例では、ロータコア1210の内周面の軸方向前半部(又は軸方向一端部)と、軸方向後半部(又は軸方向他端部)に磁極ピッチごとに交互に磁気的凸部1250を設けているので、ロータコア1210に貫挿した軟磁性ピン1281を軸方向反リブ1273側に突出させて、この部分から磁性材にて静止ヨークに磁束を流す必要がないため、ロータの軸長短縮及び軽量化を図ることができ、耐遠心力性能も向上することができる。
【0055】
【実施例2】
本発明の磁石併用式同期機の他の実施例を図8を参照して説明する。
【0056】
この実施例では、ロータコア1210の内周部に設ける磁気的凹凸部は、内周面に近接して周方向所定ピッチでそれぞれ軸方向に貫された長孔1252により形成され、各長孔1252は互いに隣接する磁石1280の間に一つおきに設けられている。当然、ロータコア1210の内周部のうち、長孔1252をもつ部位は磁気的凹部になり、他の部位が磁気的凸部となる。
【0057】
なお、長孔1252と内周面との間の薄肉部1253は隣接する磁石1280同士の漏れ磁束通路となるが磁気飽和するために漏れ磁束量は無視することができる。
【0058】
【実施例3】
本発明の磁石併用式同期機の他の実施例を図9を参照して説明する。
【0059】
この実施例では、ロータコア1210の内周部に設ける磁気的凹凸部は、実施例2と同様の長孔1255により形成されている。ただし、この実施例の長孔1255の周方向両端部は径外側へ向かうにつれて互いに周方向に離れるように傾斜しつつロータコア1210の外周面近傍に達し、磁石1254が長孔1255の周方向両端部にそれぞれ収容されている。すなわち、長孔1255の周方向両端部は磁石収容用貫通孔となっている。
【0060】
このように磁石1254の磁極面を傾斜させると磁石磁束の方向を磁極中心方向に集中させることができるので、ロータコア1210の外周面の界磁極を強化することができる。また、磁石1254を孔1255の傾斜孔部に装着した後で着磁することが可能になるため、生産性が向上する。
【0061】
(変形態様)
図9記載の長孔1255を図10に示すように円弧状の径方向断面形状に変形した変形態様を図10に示す。この場合でも、長孔1257は図9の長孔1255と同様の効果を奏することができる。
【0062】
更に、この実施例では、長孔1257内部一杯に磁石1256を設けている。すなわち、実施例3の2つの磁石1254に比較して磁石個数を半減することができ、更に、磁石体積を増大できる分だけ、界磁極を強化することができる。
【0063】
この場合も、実施例3と同じく、ロータコア1210の内周面及び外周面に外部着磁装置の磁極面を設けてロータコア1210内の磁石1256を着磁することができ、生産性が向上する。
【0064】
特に、図10の例では、円弧状磁石1256の中央部は、磁石1256の径外側に向いた磁極面をロータコア1210の内周面から遮断するため、磁気的凹部として機能することができ、好都合である。
【0065】
また、界磁ヨークの外周面から出た磁束は、上記長孔1257の形状により、ロータコア1210の内周面のより広い部分を利用してロータコア1210の内周面に入ることができるために、短絡磁気回路の磁気抵抗を低減することができる。
【0066】
【実施例4】
本発明の磁石併用式同期機の他の実施例を図11を参照して説明する。
【0067】
この実施例は、図8に示す丸形断面の磁気短絡部材収容孔を、角部がR面取りされた角形断面に変更し、角部がR面取りされた角形断面の軟磁性ピン1214をこの角形断面の磁気短絡部材収容孔に収容しているので、磁気短絡部材の径方向断面積を増大して、その磁気抵抗を低減しているので、短絡磁束量を更に増大することができる。
【0068】
また、図8の長孔1253に相当する磁気遮断孔1259をその径外側の磁気短絡部材収容孔に連通孔1261を介して連通させている。
【0069】
更に、磁気遮断孔1259及び磁石収容用貫通孔をスリット1291、1290を介して連通させている。
【0070】
これにより、磁石や軟磁性ピン1214の装着が容易となり、これら装着時における電磁鋼板の応力緩和効果も生じる。
【0071】
また、連通孔1261の両側のフック部1262を角形の軟磁性ピン1214に接して設けているので、軟磁性ピン1214の径方向のずれを防止することができる。 更に、この実施例では、ロータコア1210は、磁石1280の径外側の外周面に磁石1280に沿って軸方向に形成された凹部1260を有し、この凹部1260において、ロータコア1210を構成する積層電磁鋼板がレーザー溶接などで溶着補強されている。これにより、ロータコア1210の他の部位の磁気特性への影響を抑止しつつ、ロータコア1210の機械的強度を向上することができる。
【0072】
以上説明した各実施例において、磁石挿入孔を周方向等間隔に形成することにより、磁石をロータコア1210の軸方向全体を貫通するように配設することができ磁石を軸方向で二分する必要がなくなる。
【0073】
また、図9、図10に示す実施例3とその変形実施例では、磁石はロータコア1210の軸方向前半部及び軸方向後半部で別々に配設すればよい。
【0074】
また、上記各実施例では、ロータコア1210を厚さが等しい電磁鋼板を用いて形成したが、厚さがばらついてもよい。また、各電磁鋼板のうち、一部の電磁鋼板の孔形状を他の電磁鋼板の孔形状と異なるようにしてもよい。
【0075】
以上説明した様に本発明によれば、埋込み磁石形回転子の中に有効磁束をコントロ−ル可能な界磁巻線を設けることにより、回転機の全回転数領域において効率最大となる制御が可能となる。また、磁極を円環状電磁鋼板により構成しているため遠心力に対して強く、磁極表面に発生する鉄損を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の磁石併用式同期機の軸方向断面図である。
【図2】図1のEーE線矢視断面図である。
【図3】図1のロータのP視矢視側面図である。
【図4】図1の同期機の等価磁気回路図である。
【図5】図1の同期機に用いる磁気材料の磁束密度と磁界との関係を示すB−H特性図である。
【図6】従来の永久磁石型同期機のトルクと回転数の関係を示す特性図である。
【図7】図1の磁石併用式同期機のトルクと回転数の関係を示す特性図である。
【図8】実施例2のロータコアを示す径方向断面図である。
【図9】実施例3のロータコアを示す径方向断面図である。
【図10】図9に示す実施例3の変形態様のロータコアを示す径方向断面図である。
【図11】実施例4のロータコアを示す径方向断面図である。
【符号の説明】
1000 回転電機
1100 ステータ
1120 ステータコア
1200 ロータ
1230 界磁巻線
1211 磁石挿入孔(磁石収容用貫通孔)
1212 丸孔(短絡部材収容用貫通孔)
1270 ロータヨーク
1280 磁石(永久磁石)
1281 軟磁性体ピン(磁気短絡部材)
1910 フロントフレーム(ハウジング)
1911 エンドフレーム(ハウジング)
1110 電機子巻線
1232 界磁ヨーク(静止ヨーク)
1274 界磁コア(静止ヨーク)

Claims (6)

  1. ハウジングと、
    電機子巻線が巻装されて前記ハウジングの内周面に固定されたステータコアと、
    積層又は螺旋巻きされた電磁鋼板により構成されて前記ステータコアの内周面に所定ギャップを隔てて前記ハウジングに相対回転自在に支承される円筒状のロータコアと、
    前記ロータコアに固定されて前記ロータコアの外周面に周方向極性交互かつ所定の磁極ピッチで界磁極を形成する複数の永久磁石と、
    前記ロータコアに軸方向に挿通されて前記永久磁石により形成される磁石磁界を磁気的に短絡する磁気短絡部材と、
    前記ロータコアの径内側に配置されて前記ロータコアを通じて前記磁気短絡部材に軸方向に磁束を流す界磁コイルと、
    前記ロータコアの径内側にて前記界磁コイルとともに前記ハウジングの端壁部に固定されて前記ロータコア及び磁気短絡部材とともに前記界磁コイルが形成する磁束を貫流させる短絡磁気回路を構成する静止ヨークと、
    を備え、
    前記ロータコアの内周部は、前記静止ヨークの外周面に低磁気抵抗で磁気的に結合する磁気的凸部、及び、前記静止ヨークの外周面に高磁気抵抗で磁気的に結合する磁気的凹部が周方向磁極ピッチ毎に交互に形成された磁気的凹凸部を有し、
    前記磁気的凸部及び磁気的凹部は、前記ロータコアの内周部の軸方向一端部及び軸方向他端部にて周方向逆位置に配置されることを特徴とする静止界磁コイル式磁石併用同期機。
  2. 請求項1記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において、
    前記ロータコアは、軸方向に貫設されて前記永久磁石を収容する磁石収容用貫通孔を有し、
    前記永久磁石の磁極面は、周方向両端面に形成され、
    周方向に隣接する2つの前記永久磁石の対向端面は同一極性に磁化されて前記2つの前記永久磁石間の前記ロータコアの外周面を同一極性の界磁極に磁化し、前記磁気的凹部は、前記ロータコアの外周面に形成された2つの極性の前記界磁極の一方の径内側に位置して前記ロータコアの内周面から径内側に凹設された凹部からなり、
    前記磁気的凸部は、前記ロータコアの外周面に形成された2つの極性の前記界磁極の他方の径内側に位置して前記ロータコアの内周面から径内側に突設された凸部からなることを特徴とする静止界磁コイル式磁石併用同期機。
  3. 請求項1記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において、
    前記ロータコアは、軸方向に貫設されて前記永久磁石を収容する磁石収容用貫通孔を有し、
    前記永久磁石の磁極面は、周方向両端面に形成され、
    周方向に隣接する2つの前記永久磁石の対向端面は同一極性に磁化されて前記2つの前記永久磁石間の前記ロータコアの外周面を同一極性の界磁極に磁化し、前記磁気的凹部は、前記ロータコアの外周面に形成された2つの極性の前記界磁極の一方の径内側に位置して前記ロータコアの内周部に位置して軸方向に貫設された長孔からなり、
    前記磁気的凸部は、前記ロータコアの外周面に形成された2つの極性の前記界磁極の他方の径内側に位置して前記ロータコアの内周部に位置して前記長孔をもたない中実部からなることを特徴とする静止界磁コイル式磁石併用同期機。
  4. 請求項1記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において、
    前記ロータコアは、周方向両端部が前記ロータコアの外周部に達し、周方向中央部が前記周方向両端部材よりも径内側に位置する円弧状径方向断面をもち、前記ロータコアの界磁極数の半分の個数だけ形成された磁石収容用貫通孔を有し、前記永久磁石は、前記磁石収容用貫通孔の略深さ方向に着磁され、
    各前記磁石収容用貫通孔内の前記永久磁石は、略回転対称位置にて同一極性の磁極面をもち、
    前記磁石収容用貫通孔の前記周方向中央部は、前記ロータコアの内周面近傍に達して前記磁気的凹部をなすことを特徴とする静止界磁コイル式磁石併用同期機。
  5. 請求項2ないし4のいずれか記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において、
    前記ロータコアの外周面は、前記磁石収容用貫通孔の径外側に位置して径内側に凹設された外周凹部を有し、
    前記ロータコアを構成する前記電磁鋼板は、前記外周凹部にて溶接されていることを特徴とする静止界磁コイル式磁石併用同期機。
  6. 請求項2乃至5のいずれか記載の静止界磁コイル式磁石併用同期機において、略径方向へ形成されて前記磁石収容用貫通孔又は前記磁気短絡部材収容孔と前記ロータコアの内周面を連通するスリットを有することを特徴とする静止界磁コイル式磁石併用同期機。
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