JP2003052157A - 車両用交流発電機およびその製造方法 - Google Patents
車両用交流発電機およびその製造方法Info
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Abstract
であるとともに、製造や組み付けが容易なブラシレスタ
イプの車両用交流発電機およびその製造方法を提供する
こと。 【解決手段】 ブラシレスタイプの車両用交流発電機に
用いられる回転子は、それぞれが複数の爪部22c、2
3cを有する一組のポールコア22、23と、回転方向
に隣接する爪部22c、23c間を連結する非磁性体リ
ング24と、非磁性体リング24に固定された状態で爪
部22c、23c間に挿入される複数の永久磁石25と
を備える。非磁性体リング24と永久磁石25のそれぞ
れには、当接する位置にスリット溝が形成されており、
永久磁石25の位置決めおよび固定が行われる。
Description
等に搭載される車両用交流発電機およびその製造方法に
関する。
寿命化の要求が高まる中で、ブラシ装置やスリップリン
グ等の摩耗部品を使わないブラシレスタイプの車両用交
流発電機のニーズが高まっている。また、車両への搭載
スペースの極小化が進む中で、小型で高出力の車両用交
流発電機が求められている。
電機は、界磁巻線をフレームに固定する構造を有してお
り、界磁コアとは別体の回転子コアのみが回転するよう
になっている。界磁巻線がフレームに固定されるため、
ブラシ装置やスリップリングを介することなく直接界磁
巻線に界磁電流を流すことができる。
電機は、構造上、回転子コアと界磁コアとの間にエアギ
ャップが存在するため、磁気的な損失が発生し、同体格
のブラシ付きタイプの車両用交流発電機に対して、出力
が低下する。このため、この損失分を補って出力を維持
しようとすると、最も単純には体格を大きくすればよい
が、近年の小型化等の要求に反するため、体格を大きく
することなく出力向上を図る手法が望まれている。
特開平4−251553号公報には、回転子の隣接する
爪部の間に永久磁石を介在させた車両用交流発電機が開
示されている。永久磁石によって爪部間に生じる漏れ磁
束を防止することができるため、体格を大きくすること
なく、出力向上を図ることができる。
開平4−165950号公報や特開平4−251553
号公報に開示された車両用交流発電機では、回転子の爪
部とその間に介在させる永久磁石とを保持部材によって
一体化することにより、磁石の飛び出し等を防止してい
るが、永久磁石周辺の構造が複雑であり、実際に量産化
しようとすると製造や組み付けが容易でないという問題
があった。
造されるため、磁石が配置される爪部間の隙間寸法精度
を上げることができず、さらに、一対の回転子コアの当
接部によって隙間寸法が決定される。したがって、組み
付け時に永久磁石に過度な応力が発生しないように、永
久磁石と爪部間に隙間を形成しなければならず、この隙
間に異物が混入して、永久磁石が割れたり破損したりす
るという問題があった。
たものであり、その目的は、永久磁石を用いることによ
る出力向上が可能であるとともに、製造や組み付けが容
易なブラシレスタイプの車両用交流発電機を提供するこ
とにある。
ために、本発明の車両用交流発電機は、フレームと、フ
レームに固定された界磁巻線と、それぞれに複数の爪部
を有する一対の回転子コアとを有する。そして、これら
一対の回転子コアは、それぞれの爪部が回転方向に対し
て交互に配置されているとともに、回転方向に隣接する
爪部間を連結して一対の回転子コアを一体化する非磁性
体リングと、非磁性体リングに固定された爪部間に配置
される複数の永久磁石とが備わっている。
車両用交流発電機は、一対の回転子コアを一体化する非
磁性体リングに磁束漏洩防止目的で爪部間に配置される
永久磁石の保持機能を持たせることにより、追加部品が
不要になり、構造および組み付け工程の簡素化を図るこ
とができる。
の少なくとも一方には、互いに当接する位置に溝を形成
することが望ましい。これにより、非磁性体リングと永
久磁石の位置決めが容易となる。また、永久磁石と非磁
性体リングのそれぞれに、互いに当接する位置に方向の
異なる溝を形成して、はめ合わせる構造とすることが望
ましい。これにより、より確実に非磁性体リングと永久
磁石の位置決めを行うことができる。また、永久磁石が
非磁性体リングよりも内周側に配置されるようにそれぞ
れの溝部を形成することにより、遠心力で永久磁石が飛
散することを防止することができる。
は、隣接する2つの爪部のそれぞれの側面と非磁性体リ
ングとによって3方向から挟み込まれた状態で固定され
ていることが望ましい。これにより、永久磁石と非磁性
体リング間、永久磁石と爪部間の当接面の隙間をなくす
ことができ、各当接面への異物の噛み込みを防止するこ
とができ、永久磁石の破損を防止することができる。
た2つの爪部の側面の周方向に沿った間隔は、内径側か
ら外径側にいくにしたがって次第に狭くなるテーパ状に
形成されていることが望ましい。永久磁石の内径側が幅
広になるため、永久磁石と爪部との間の密着性を向上さ
せることができるとともに、大きな遠心力が作用する径
方向外側の幅を小さくすることによる磁石の飛散を防止
することができる。
に形成された円環部と、この円環部から軸方向に延びる
複数の爪部とを有しており、上述した一組の回転子コア
は、軸方向に押圧した状態で組み付けられることが望ま
しい。一方の回転子コアを複数の爪部を有する円環形状
とすることにより、この回転子コアを軸方向に沿って移
動することが容易となるため、永久磁石を各爪部の側面
に押圧した状態で組み付けることも容易となり、組み付
け時の作業性を向上させることができる。
磁石を選択的に用いることにより、出力値を可変するこ
とが望ましい。従来の車両用交流発電機は、体格が共通
の場合には、固定子巻線の巻線仕様を変えることによ
り、出力のバリエーションを持たせていた。ところが、
本発明によれば、固定子巻線の巻線仕様を変更すること
なく、永久磁石の種類を変更するだけで簡単に出力のバ
リエーションを持たせることが可能になる。また、固定
子巻線の占積率が上限値に達しているような場合には、
従来はそれ以上出力を増加させることができなかった
が、本発明によれば、永久磁石の強さを変えることによ
りさらに出力を増やすことが可能になる。
成することが望ましい。これにより、永久磁石を弾性変
形範囲内で変形させて挟持させることができ、永久磁石
と爪部間の密着性を向上させることができる。また、本
発明の車両用交流発電機の製造方法は、非磁性体リング
に永久磁石を固定する第1の工程と、第1の工程におい
て一体化された非磁性体リングおよび永久磁石を一方の
回転子コアに軸方向から組み付ける第2の工程と、他方
の回転子コアを定圧管理で軸方向から組み付ける第3の
工程とを含んでいる。これにより、簡単な製造工程によ
って、永久磁石と爪部間の隙間をなくすことができる。
態の車両用交流発電機について、図面を参照しながら詳
細に説明する。 〔第1の実施形態〕図1は、第1の実施形態の車両用交
流発電機の全体構造を示す断面図である。同図に示すよ
うに、本実施形態の車両用交流発電機1は、回転子2、
界磁巻線3、固定子4、フレーム5、整流装置6、電圧
制御装置7、リヤカバー8等を含んで構成されている。
ヤ側のポールコア(回転子コア)22と、冠リング状の
ポールコア23と、これらのポールコア22、23を互
いに連結する非磁性体リング24と、非磁性体リング2
4に固定された複数の永久磁石25と、ポールコア22
の端面に溶接等によって取り付けられた冷却ファン26
とを含んで構成されている。
圧入される円筒状のボス部22aと、ボス部22aの外
側に延びるディスク部22bと、ディスク部22bの外
周近傍から軸方向に延びる複数の爪部22cとを有して
いる。また、他方のポールコア23は、円環状に形成さ
れた円環部23bと、円環部23bから軸方向に延びる
複数の爪部23cとを有している。
のポールコア23の爪部23cは、円周方向に沿って交
互に配置されており、これらの内周側に配置された非磁
性体リング24によって強固に連結されている。本実施
形態では、非磁性体リング24によって連結された各爪
部22c、23cの間に形成された空間に、永久磁石2
5が介装されている。
図である。図2に示すように、非磁性体リング24は、
円環状に形成されており、内周側に複数のスリット溝2
4aを有している。このスリット溝24aは、隣接する
爪部22c、23cの間に配置されるように位置および
個数が設定されている。また、図3に示すように、この
スリット溝24aは、爪部22c、23cの周方向端部
と同じ傾斜を有している。
ング24に対する組み付け方法を示す図である。また、
図5は永久磁石25が組み付けられた後の回転子2の部
分的な側面図である。永久磁石25は、隣接配置された
爪部22c、23cの間に形成された空間に収容可能な
ほぼ直方体形状を有している。永久磁石25の一の面に
は、傾斜したスリット溝25aが形成されている。この
永久磁石25は、このスリット溝25aと非磁性体リン
グ24の内周面に形成されたスリット溝24aとが嵌め
合うように組み付けられる。上述したポールコア22、
23は、互いに軸方向に押圧した状態で組み付けられて
いる。なお、永久磁石25を非磁性体リング24に固定
する具体的な方法としては、圧入や溶接、接着剤による
固定等、さまざまな方法を併用することができる。ま
た、上述した例では、永久磁石25と非磁性体リング2
4の両方にスリット溝を形成したが、一方のみに形成す
るようにしてもよい。また、永久磁石25と各爪部22
c、23cとの間に形成された隙間に、粉末磁石等を充
填するとともにろう材等を溶かし込むことにより、永久
磁石25と各爪部22c、23cとの間の密着性を高め
るとともに、永久磁石25の固定強度の向上を図ること
が可能になる。
ム5にボルト51によって固定された界磁コア31の一
部に巻装されており、界磁を発生する。固定子4は、固
定子鉄心42と、固定子鉄心42に巻装された固定子巻
線41と、固定子鉄心42と固定子巻線41との間を電
気絶縁するインシュレータ44とを備えている。固定子
鉄心42は、薄い鋼板を重ね合わせて形成されており、
その内周面には多数の溝状のスロットが形成されてい
る。
込むことにより保持するとともに、この固定子4の内側
に内包するように回転子2を収容する。回転子2がシャ
フト21を中心に回転可能な状態で支持されているとと
もに、回転子2のポールコア22、23の外周側に所定
の隙間を介して固定子4が配置されている。また、ポー
ルコア23の内周側に所定の隙間を介して界磁コア31
が配置されている。さらに、フレーム5は、固定子4の
固定子巻線41に対向した部分に冷却風の排出窓142
が、軸方向端面に吸入窓141がそれぞれ設けられてい
る。
は、ベルト等を介してプーリ(図示せず)にエンジンか
らの回転力が伝えられると回転子2が所定方向に回転す
る。この状態でフレーム5に固定された界磁巻線3に外
部から励磁電圧を印加することにより、ポールコア2
2、23のそれぞれの爪部22c、23cが励磁され、
固定子巻線41に3相交流電圧を発生させることがで
き、整流装置6の出力端子からは所定の直流電流が取り
出される。
用交流発電機1は、界磁巻線3の軸方向一方端側から一
組のポールコア22、23を保持する必要があるため、
各ポールコア22、23を連結する非磁性体リング24
が必須の部品となる。したがって、この非磁性体リング
24を用いて永久磁石25の固定を行うことにより、永
久磁石25以外の追加部品が不要であって、製造や組み
付けが容易となる。
23cを有する冠リング状、すなわち円環形状とするこ
とにより、このポールコア23を軸方向に沿って移動す
ることが容易となるため、永久磁石25を各爪部22
c、23cの側面に押圧した状態で組み付ける際の作業
性を向上させることができる。また、永久磁石25の寸
法を適正値とすることにより、ポールコア22、23の
間隔を所望値に制御することが容易となる。
工程には、非磁性体リング24に永久磁石25を固定す
る第1の工程と、この第1の工程において一体化された
非磁性体リング24および永久磁石25をポールコア2
2、23のいずれか一方に軸方向から組み付ける第2の
工程と、ポールコア22、23の他方を定圧管理で軸方
向から組み付ける第3の工程とを含むことが望ましい。
これにより、簡単な製造工程によって、永久磁石25と
爪部22c、23cの間の隙間をなくすことができる。
は、永久磁石25と非磁性体リング24のそれぞれに
は、互いに当接する位置にスリット溝25a、24aが
形成されている。非磁性体リング24と永久磁石25の
それぞれに形成されたスリット溝24a、25a同士を
合わせることにより、永久磁石25の位置決めが容易と
なる。また、永久磁石25が非磁性体リング24よりも
内周側に配置されるようにそれぞれの溝部25a、24
aを形成することにより、遠心力で永久磁石25が飛散
することを防止することができる。
磁石25を選択的に用いることにより、出力値を可変す
ることができる。例えば、永久磁石25として、フェラ
イト磁石、ネオジ磁石、アルニコ磁石、サマリウム・コ
バルト磁石等を用いることができる。これらを用いて永
久磁石25を形成することにより、異なる磁力を得るこ
とができるため、爪部22c、23c間の漏れ磁束の低
減の程度、爪部22c、23cによる界磁の増大の程度
等を異ならせることができ、固定子巻線41の巻線仕様
を変えることなく、車両用交流発電機1の出力のバリエ
ーションを増やすことができる。特に、固定子巻線41
のスロット内における占積率が上限値に設定されている
場合であっても、永久磁石25の磁力を増強することに
より、さらに出力を増やすことが可能になる。
25を構成することによって、弾性変形範囲内で永久磁
石25を変形させた状態で爪部22c、23c間に挟持
させ、永久磁石25と爪部22c、23cとの間の密着
性を向上させることもできる。
態の車両用交流発電機に用いられる回転子の部分的な断
面図である。なお、本実施形態の車両用交流発電機は、
回転子以外の構造については、図1に示した第1の実施
形態の車両用交流発電機1と同じであり、以下では、回
転子の相違部分に着目して説明を行う。また、第1の実
施形態の車両用交流発電機1と共通する部品については
同じ符号を付し、詳細な説明は省略する。
ヤ側のポールコア22と、冠リング状のポールコア23
と、こられのポールコア22、23を互いに連結する非
磁性体リング24Aと、ポールコア22、23および非
磁性体リング24Aのそれぞれによって3方向から挟み
込まれた状態で固定されている複数の永久磁石25A
と、ポールコア22の端面に溶接等によって取り付けら
れた冷却ファン26とを含んで構成されている。
回転子2の部分的な側面図である。また、図8は図7の
XIII−XIII線断面図である。本実施形態の永久
磁石25Aは、隣接配置された一方のポールコア22の
爪部22cおよび他方のポールコア23の爪部23c
と、非磁性体リング24Aとの間に形成された空間に収
容可能なほぼ直方体形状を有している。この永久磁石2
5Aを挟んで配置された爪部22c、23cの間隔は、
内径側から外径側にいくにしたがって次第に狭くなるテ
ーパ状に形成されている。すなわち、図8に示したθ
は、0°よりも大きな角度に設定されている。
いて説明したように、ブラシレスタイプの車両用交流発
電機では、界磁巻線3の軸方向一方端側から一組のポー
ルコア22、23を保持する必要があるため、各ポール
コア22、23を連結する非磁性体リング24Aが必須
の部品となる。したがって、この非磁性体リング24A
を用いて永久磁石25Aの固定を行うことにより、永久
磁石25A以外の追加部品が不要であって、製造や組み
付けが容易となる。特に、隣接する2つの爪部22c、
23cおよび非磁性体リング24Aによって3方向から
挟み込むことにより、永久磁石25Aの固定を確実に行
うことができる。
に接する永久磁石25Aの側面形状をテーパ状に形成す
ることにより、永久磁石25Aの内径側が幅広になるこ
とによる接触面積の拡大による密着性の向上が可能にな
る。さらに、大きな遠心力が作用する径方向外側の幅を
小さくすることによって、遠心力による永久磁石25A
の飛散を防止することができる。
形態では、固定子4の詳細な構造については特に言及し
ていないが、冷却性や出力特性を向上させるためには、
複数の導体セグメントからなる固定子巻線を用いること
が望ましい。具体的には、複数のU字状の導体セグメン
トを所定の規則にしたがって配列するとともに、こられ
の端部を電気的に接続することにより固定子巻線を構成
する。
ントを模式的に表した斜視図である。2本の導体セグメ
ント43a、43bを基本ユニットとし、このユニット
を複数配列することにより、固定子巻線41が形成され
る。U字状の導体セグメント43は、ターン部43cと
端部43eとを有している。ターン部43cは、これに
続く斜行部43dとともにリヤ側のコイルエンド45を
形成する。端部43eは、これに続く斜行部43fとと
もにフロント側のコイルエンド45を形成する。各導体
セグメント43の端部43e同士は、例えばTIG(tu
ngsten inert-gas)溶接によって接合されている。
定子4の部分的な側面図である。図10に示すように、
固定子巻線41を構成する各導体セグメント43は、固
定子鉄心42の軸方向側面の一方にターン部43cが、
他方にターン部43cと反対側の端部43eが配置され
ている。固定子4の一方のコイルエンド45を構成する
導体セグメント43の斜行部43fは、外層と内層とで
は逆方向に傾斜しており、各層内では同一方向に傾斜し
ている。また、他方のコイルエンド45を構成する導体
セグメント43の斜行部43dについても同様であり、
外層と内層とでは逆方向に傾斜しており、各層内では同
一方向に傾斜している。このように、導体セグメント4
3を用いて固定子巻線41を形成することにより、コイ
ルエンド45に径方向に冷却風を通す隙間を形成するこ
とが可能になり、この隙間に冷却ファン26によって発
生した冷却風を通すことにより、冷却性を上げることが
できる。しかも、固定子巻線41の抵抗値は、従来の丸
線を多数回巻装することにより形成される固定子巻線に
比べて飛躍的に低減することができるため、固定子巻線
41における発熱量自体を低減することができ、固定子
巻線41の温度を大幅に下げることができる。このた
め、固定子4の内側に配置された永久磁石25の温度上
昇を抑えることができ、高温時に生じる減磁の程度を最
小限に抑えることができる。
ものではなく、本発明の要旨の範囲で種々の変形実施が
可能である。例えば、図9に示した例では、U字状の導
体セグメント43を用いたが、図11に示すように、タ
ーン部のない導体セグメント441を用いて、その両端
部441eを接合することにより、固定子巻線を構成す
るようにしてもよい。
を示す断面図である。
る。
付け方法を示す図である。
な側面図である。
る回転子の部分的な断面図である。
な側面図である。
に表した斜視図である。
面図である。
である。
Claims (8)
- 【請求項1】 フレームと、前記フレームに固定された
界磁巻線と、それぞれに複数の爪部を有する一対の回転
子コアとを有する車両用交流発電機において、 前記一対の回転子コアは、それぞれの前記爪部が回転方
向に対して交互に配置されており、 回転方向に隣接する前記爪部間を連結して前記一対の回
転子コアを一体化する非磁性体リングと、前記非磁性体
リングに固定された前記爪部間に配置される複数の永久
磁石とを備えることを特徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記永久磁石と前記非磁性体リングの少なくとも一方に
は、互いに当接する位置に溝が形成されていることを特
徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項3】 請求項1または2において、 前記複数の永久磁石のそれぞれは、隣接する2つの前記
爪部のそれぞれの側面と前記非磁性体リングとによって
3方向から挟み込まれた状態で固定されていることを特
徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記永久磁石を挟んで配置された2つの前記爪部の側面
の周方向に沿った間隔は、内径側から外径側にいくにし
たがって次第に狭くなるテーパ状に形成されていること
を特徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記一組の回転子コアの一方は、円環状に形成された円
環部と、この円環部から軸方向に延びる複数の前記爪部
とを有しており、 前記一組の回転子コアは、軸方向に押圧した状態で組み
付けられることを特徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 磁力の強さが異なる複数種類の前記永久磁石を選択的に
用いることにより、出力値を可変することを特徴とする
車両用交流発電機。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記永久磁石は、樹脂系の軟質材料で構成されることを
特徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載された車
両用交流発電機の製造方法において、 前記非磁性体リングに前記永久磁石を固定する第1の工
程と、 前記第1の工程において一体化された前記非磁性体リン
グおよび前記永久磁石を、一方の前記回転子コアに軸方
向から組み付ける第2の工程と、 他方の前記回転子コアを定圧管理で軸方向から組み付け
る第3の工程と、 を含むことを特徴とする車両用交流発電機の製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001340289A JP2003052157A (ja) | 2000-11-06 | 2001-11-06 | 車両用交流発電機およびその製造方法 |
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JP2000-337842 | 2000-11-06 | ||
JP2001161893 | 2001-05-30 | ||
JP2001-161893 | 2001-05-30 | ||
JP2001340289A JP2003052157A (ja) | 2000-11-06 | 2001-11-06 | 車両用交流発電機およびその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2001340289A Pending JP2003052157A (ja) | 2000-11-06 | 2001-11-06 | 車両用交流発電機およびその製造方法 |
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