JPH0426840A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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JPH0426840A
JPH0426840A JP13175790A JP13175790A JPH0426840A JP H0426840 A JPH0426840 A JP H0426840A JP 13175790 A JP13175790 A JP 13175790A JP 13175790 A JP13175790 A JP 13175790A JP H0426840 A JPH0426840 A JP H0426840A
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JP
Japan
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group
silver halide
groups
general formula
coupler
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JP13175790A
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English (en)
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Hiroyuki Onda
浩幸 恩田
Atsushi Asatake
敦 朝武
Noboru Mizukura
水倉 登
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はハロゲン化銀カラー写真感光材料に関し、詳し
くは発色性に優れ、かっ色再現性に優れ、画像保存性に
優れ、カプラーを分散するために用いられる低沸点およ
び高沸点溶媒に対する溶解性か高く、さらに分散安定性
に優れた新規な2当量イエローカプラーを含有するハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料に関するものである。
[発明の背景コ 近年、ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以下、単にカ
ラー感光材料とも言う)においては、1分子の色素を形
成させるために4原子の銀を必要とした従来の4当量カ
プラーの代わりに、現像主薬の酸化物と反応するカプラ
ーのカップリング位置(活性点)に適当な置換基を導入
することによって色素1分子を形成させるための銀を2
原子で足りるようにした2当量カプラーが多く用いられ
る傾向にある。
しかしながら、カラー感光材料の進歩にともなってカプ
ラーに対する要求はますます厳しくなりつつあり、発色
性のみならず色再現性、画像保存性、低沸点溶媒に対す
る溶解性、および分散安定性についてさらなる改良が要
求されるようになってきている。
色再現性と発色性を向上させる技術として、ヒダントイ
ン基を脱離基として有し、さらにアニライド部の2位に
アルコキシ基を導入したイエローカプラーが知られてい
る。例えば、特開昭51−102636号公報には5位
にアルコキシ基を有するヒダントイン基を脱離基として
有し、アニライド部の2位にメトキシ基を有するイエロ
ーカプラーが記載されている。しかし、これらのカプラ
ーはアニライド部の5位に存在するスルファモイル基の
影響により、画像保存性、特に耐光性が劣るという欠点
を有している。
特開昭48−73147号公報および同55−3857
6号公報にはアニライド部の2位にメトキシ基を有する
α−ベンゾイルアセトアニリド型イエローカプラー記載
されている。しかし、これらのイエローカプラーにおい
ても画像保存性、特に耐光性が劣るという欠点が存在す
る。
色再現性と発色性は維持したままで、耐光性を改良する
ものとしては、例えば、特開昭63−123047号公
報に記載されているような、アニライド部の2位にアル
コキシ基を、5位にアシルアミノ基を有するイエローカ
プラーが知られている。しかし、これらのカプラーは酢
酸エチル等の低沸点溶媒およびジブチルフタレート等の
高沸点溶媒に対する溶解性に劣るため、分散させるにあ
たっては大量の溶媒を使用しなければならないという、
カラー感光材料製造上不都合な問題を生じ、さらに前記
溶媒中に一旦分散された後に析出を起こしやすいという
欠点を有している。近年強く志向されている薄膜化のた
めの条件下ではこれらの欠点は著しく強調され、実用化
に対して大きな障害となることが明らかとなっている。
[発明の目的コ 従って本発明は上記従来の問題点に鑑み、ハロゲン化銀
乳剤に対する十分な分散安定性を有し、しかも高い反応
性を有するイエローカプラーを含有させることにより発
色性か良好で十分な最大発色濃度か得られ、しかも高感
度もしくは高画質のハロゲン化銀カラー写真感光制料を
提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明の上記目的は、支持体上に少なくとも1層のハロ
ゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料にお
いて、前記ハロゲン化銀乳剤層の少なくとも1層には、
下記一般式[1]で示されるカプラーか含有されている
ハロゲン化銀写真感光材料により達成された。
一般式[I] 式中、R1はアルキル基、シクロアルキル基またはアリ
ール基を表わし、R2はアルキル基またはシクロアルキ
ル基を表わし、Bはベンゼン環に置換可能な基を表わし
、Xはハロゲン原子を表わし、Lは現像主薬の酸化体と
のカップリング時に離脱し得る基を表わし、nは0.1
または2を表わす。
[発明の具体的構成コ 前記一般式[I]において、R1で表わされるアルキル
基としては、直鎖または分岐のアルキル基、例えばメチ
ル基、エチル基、イソプロピル基、t−ブチル基、ドデ
シル基等が挙げられる。
また、Roて表わされるシクロアルキル基としては、シ
クロプロピル基、シクロアキル基、アダマンチル基等が
挙げられる。これらR8で表わされるアルキル基および
シクロアルキル基には、さらに置換基を有するものも含
まれ、置換基としては、例えばハロゲン原子、アリール
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルスルホ
ニル基、アシルアミノ基、ヒドロキシ基等が挙げられる
。Rよとしては特に分岐のアルキル、例えばtブチル基
か好ましい。
また、一般式[I]においてR工て表わされるアリール
基としては、例えばフェニル基あるいはp−(t−オク
チル)フェニル基等が挙げられる。
これらR1で表わされるアリール基は更に置換基を有す
ることができる。置換基の例としてはハロゲン原子、ア
ルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ
基、ニトロ基、シアノ基およびアシルアミノ基等が挙げ
られる。
一般式[I]においてR2で表わされるアルキル基、シ
クロアルキル基としては前記R工と同様の基が挙げられ
る。これらR2で表わされるアルキル基、シクロアルキ
ル基にはR1と同様の置換基を有するものも含まれる。
R2として好ましいものは直鎖または分岐のアルキル基
である。
一般式[1]においてBで表わされるベンゼン環に置換
可能な基としては、例えばハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、イ
ミド基、アシルアミノ基、スルホンアミド基、オキシカ
ルボニル基、カルバモイル基、スルファモイル基、カル
ボニルオキシ基、オキシカルボニルアミノ基、ウレイド
基およびスルホニルオキシ基がある。Bで表わされるベ
ンセン環に置換可能な基の好ましいものは一般式[n]
〜一般式[Xn]で表わされる基の中から選ばれる。
一般式[n] −N S O2R3 一般式[I[I] −CONR8R4 一般式[IV] −NCOR。
一般式[Vコ −NCO−J−3O2R3 R1 一般式[VI] 一−N CON Rs R4Ra 一般式[■] −NCOOR3 一般式[■] 5O2R3 一般式[IX] OCORa 一般式[X] −COOR3 一般式[X I ] −COO−J−cooRs 一般式[XIr] 5O2N   R3 [式中、R8はアルキル基、シクロアルキル基、アリー
ル基を表わし、R4、R8は水素原子、R3で表わされ
る各基を表わし、Jは2価の有機連結基を表わす。] R3、R4およびR6で表わされるアルキル基、シクロ
アルキル基としては、例えば炭素数1〜30の直鎖また
は分岐のアルキル基及びシクロアルキル基(例えば、メ
チル基、n−ブチル基、シクロヘキシル基、2−エチル
ヘキシル基、n−Fデシル基、およびn−ヘキサデシル
基等)が挙げられる。またR、、R,およびR5で表わ
されるアリール基としては、例えば炭素原子数6〜22
のアリール基(例えばフェニル基および1−ナフチル基
等)が挙げられる。
これらRB、R,およびR6で表わされるアルキル基お
よびシクロアルキル基は更に置換基を有するものを含む
。置換基としては例えば、ハロゲン原子(例えば塩素原
子、臭素原子等)、アリール基(例えばフェニル基、4
−t−ブチルフェニル基等)、アリールオキシ基(例え
ばフェノキシ基、p−メチルフェノキシ基および2,4
−ジー1−アミルフェノキシ基等)、アルコキシ基(例
えばメトキシ基、エトキシ基、i−プロポキシ基、n−
ドデシルオキシ基等)、シクロアルキルオキシ基(例え
ばシクロへキシルオキシ基)、アルキルチオ基(例えば
メチルチオ基等)、アルキルスルホニルアミノ基(例え
ばメタンスルホニルアミノ基、n−ブタンスルホニルア
ミノ基等)およびアルキルカルボニルアミノ基(例えば
アセチルアミノ基、3−(2,4−ジ−t−アミルフェ
ノキシ)ブタノイルアミノ基等)等が挙げられる。
また、R3、R4およびR5で表わされるアリール基は
さらに置換基を有するものを含み、置換基としては例え
ば、アルキル基またはR3、R4、R5で表わされるア
ルキル基、シクロアルキル基に置換可能な基として挙げ
られた基と同義の置換基を挙げることができる。
前記一般式[Vコ、一般式[XI]におけるJはアルキ
レン基またはアリーレン基で表わされる2価の有機連結
基を表わす。アルキレン基としては、例えば炭素原子数
1〜10の直鎖または分岐のアルキレン基(例えばメチ
レン基、エチレン基、メチルエチレン基、プロピレン基
、ジメチルメチレン基、ブチレン基およびヘキシレン基
など)が挙げられる。また、Jで表わされるアリーレン
基としては、例えば炭素原子数6〜14のアリーレン基
(例えば、1.2−)ユニしン基、1.4−フェニレン
基、および1.4−ナフチレン基等)が挙げられる。
一般式[I]でXで表わされるハロゲン原子としては、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子であり、好
ましくは塩素原子である。
nは0.1または2を表わす。
一般式[1]において、Lは現像主薬の酸化体とのカッ
プリング反応時に離脱する基を表わすが、例えば下記一
般式[Xm]または[XrV]で表わされる基を表わす
一般式[XIII]  Rs 一般式[XI[r]において、R,は置換基を有するも
のも含むアリール基またはへテロ環基を表わす。
一般式[XrV] 一般式[XIV]において、Z工は窒素原子と共同して
5乃至6員環を形成するのに必要な非金属原子群を表わ
す。ここで非金属原子群を形成するのに必要な原子団と
しては、例えばメチレン、メチン、置換メチン1.C=
O,−NH−−NOS    S O2−等が挙げられ
る。
前記一般式[X1n]において、好ましくは下記一般式
[XV]〜[XXI]で表わされる基を表わす。
R7はカルボキシル基、エステル基、アシル基、アルキ
ルスルホニル基、アリールスルホニル基、ヒドロキシ基
または前記Bで示された基と同様の置換基を表わし、2
は1〜5の整数を表わす。りが2以上のときR7は同じ
であっても異っていてもよい。
前記一般式[XIV]において、好ましくは下記一般式
[XVI]〜[X■]で表わされる基を表わす。
[XVI]        [XVII]      
 [XVIII]R7、R6はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリール基、ヘ
テロ環基、カルボン酸エステル基、アミノ基、アシルア
ミノ基、アルキルスルホニル基、アリールスルホニル基
、アルキルスルフィニル基、アリールスルフィニル基、
アルキルスルホンアミド基、アリールスルホンアミド基
、カルボン酸基を表わし、これらの基は同じであっても
異なっていてもよい。
また、R1及びR8で環を形成してもよい。
[XIX]            [XX]Z2、Z
3はへテロ原子を表わし、R9、R10%RILは上記
R7及びR8と同様の基を表わす。
R1□はアルキル基、アリール基、アルキルカルボニル
基、アリールカルボニル基、アルキルスルホニル基、ア
リールスルホニル基を表わす。
Yはへテロ原子(例えば、−NH−−N=−O−−S−
など)、スルホニル基、カルボニる炭素原子を表わし、
Z4は−Y−N−Co−と共同して5乃至6員環を形成
するのに必要な非金属原子群を表わす。
R18、Rユ4、R□、は、前記R1及びR,と同様な
基を表わす。また、Rts、R14、RlBは、Z、の
一部と共同して環を形成してもよい。
前記一般式[I]で表わされるカプラーはR11R2、
BおよびLのいずれかにおいて2価以上の基を介して互
いに結合する2I体、オリゴマーまたはそれ以上の多量
体を形成してもよい。この場合、前記の各置換基におい
て示した炭素原子数範囲は規定外となってもよい。
以下に本発明に用いられる一般式[I]で表わされる2
当量イエローカプラーの代表的具体例を示すが、本発明
はこれによって限定されるもので本発明のイエローカプ
ラーは従来公知の方法により合成することができる。以
下、本発明の代表的な合成例を示す。
合成例−1(例示カプラー(3)の合成)α−クロロ−
α−ピバロイル−2−メトキシ−3−クロロ−5−(α
−メチル−β−ドデシルスルホニルプロパンアミド)ア
セトアニリド16.7g。
1−ブチル−5−メチルヒダントイン62gおよび炭酸
カリウム5.0gを酢酸エチル70J中で3時間加熱還
流した。放冷後、水を入れて水洗した。
酢酸エチル層を5%炭酸カリウム水溶液で洗浄後、IN
塩酸で洗浄し、更に5%食塩水で水洗し中性とした。酢
酸エチルを減圧下留去後、残留物をメタノールで再結晶
して例示カプラー(3)を15.0g(収率70.0%
)得た。構造はNMR,IR。
Massスペクトルにより確認した。
合成例−2(例示カプラー(28)の合成)α−クロロ
−α−(4−メトキシベンゾイル)−2−メトキシ−3
−クロロ−5−ドデシルアミド)アセトアニリド19.
2g、 1−ペンジルヒダントイレ74gおよび炭酸カ
リウム54gをN、N−ジメチルホルムアミド80m2
中で50’Cで2時間反応した。放冷後、酢酸エチル、
水を入れ抽出し、酢酸エチル層をIN塩酸で洗浄した。
さらに5%食塩水で水洗を繰り返し行ない、中性とした
。酢酸エチルを減圧下留去後、残留物をメタノールで再
結晶して例示カプラー(28)を15.2g (収率6
39%)得た。構造はNMR,I R,Massスペク
トルにより確認した。
本発明の他のカプラーも対応する原料から出発し、合成
例−1および2に記載されている操作に従って合成され
た。
上記本発明のイエローカプラーは1種または2種以上を
組合せて用いることができる。好ましくは、本発明のイ
エローカプラーと一般式[I]でXが水素原子である本
発明のイエローカプラーに対応するイエローカプラーを
併用することである。
また、公知のいかなるピバロイルアニリド系またはベン
ゾイルアセトアニリド系イエローカプラーと併用しても
よい。
本発明のイエローカプラーをカラー写真感光材料のハロ
ゲン化銀写真乳剤中に含有させるには、例えばトリクレ
ジルホスフェート、ジブチルフタレートなどの沸点17
5℃以上の高沸点有機溶媒または酢酸エチル、プロピル
酸ブチルなどの低沸点有機溶媒の単独または混合溶媒に
単独または併用して溶解した後、界面活性剤を含むゼラ
チン水溶液と混合し、次いで高速回転ミキサーまたはコ
ロイドミルで乳化分散した後、ハロゲン化銀写真乳剤中
に直接添加し、支持体に塗布乾燥するか、または上記乳
剤化分散液をセットした後、細断し、水洗等の手段によ
り低沸点有機溶媒を除去した後、これを乳剤に添加し支
持体に塗布乾燥すればよい。
一般にはハロゲン化銀1モル当り本発明のイエローカプ
ラーを10〜300gを添加することが好ましいが、適
用目的により種々変更してもよい。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料は種類、用途を問わ
ずいずれのものであってもよい。そして、この時用いら
れるハロゲン化銀としては例えば、塩化銀、臭化銀、沃
化銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀等である。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料には、多色カラ
ー画像を形成するため本発明のイエローカプラーと共に
他のカラーカプラーを含有せしめることができる。
本発明のハロゲン化銀写真感光材料には、色カブリ防止
剤、画像安定剤、硬膜剤、可塑剤、ポリマーラテックス
、ホルマリンスカベンジャ−1媒染剤、現像促進剤、現
像遅延剤、蛍光増白剤、マット剤、溶剤、帯電防止剤、
界面活性剤等を任意に用いることができる。
なお、本発明のイエローカプラーを含有せしめたハロゲ
ン化銀写真感光材料には紫外線吸収剤を含有せしめるこ
とにより、黄色画像の耐久性を更に向上させることがで
きる。
[実施例] 次に実施例を参照して本発明を説明するが、本発明の実
施態様はこれらの実施例に限定されない。
実施例1 表−1に示す通り、本発明のイエローカプラ(前記の例
示カプラーの番号で示す。)および比較のカプラーY−
1〜Y−3の各々3.OX 10−2モルをそれぞれの
イエローカプラーの1/4の重量に相当するジブチルフ
タレートとイエローカプラーの1/4の重量に相当する
フェノール化合物P−1を酢酸エチル40m1の混合液
に加え、50℃に加温し溶解した。
この溶液をアルカノールB(アルキルナフタレンスルホ
ネート、デュポン社製)の10%水溶液10m、9及び
ゼラチン5%水溶液20On+4と混合し、コロイドミ
ルに数回通して乳化し分散液(A)を作り、ポイック積
分球式濁度計(日本精密光学社製)で濁度を測定した。
上記分散液(A)の1/2量を40℃において、10時
間保ったものを分散液(B)とし、同様に濁度を測定し
た。
この分散液(A)および(B)をゼラチン塩臭化銀乳剤
500+++j2中に添加し、ポリエチレンラミネート
紙上に塩臭化銀か0.25g/rrrとなるように塗布
、乾燥してハロゲン化銀カラー写真感光材料からなる本
発明の試料4〜10および比較試料1〜3を作製した。
ついで、このようにして得られた各試料に通常の方法で
ウェッジ露光を施した後、下記の現像処理工程および処
理液処方にしたがって露光済の試料を処理した。
[現像処理工程]  処理温度   処理時間発色現像
     35℃    4分漂白定着     33
9C1分30秒水   洗        33℃  
   3分乾   燥      50〜80℃   
2分[発色現像液組成コ ベンジルアルコール        12mクジエチレ
ングリコール       10mり炭酸カリウム  
          25g臭化ナトリウム     
     0.6g無水亜硫酸ナトリウム      
 2.0gヒドロキシルアミン硫酸塩     25g
N−エチル−N−β−メタンスルホ ンアミドエチル−3−メチル−4 アミノアニリン硫酸塩       4.5g水を加え
て1)とし、Na0I−Iによりp I(を103に調
整する。
[漂白定着液組成] チオ硫酸アンモニウム       120gメタ重亜
硫酸ナトリウム       15g無水亜硫酸ナトリ
ウム        3gEDTA第2鉄アンモニウム
塩   65g水を加えて1rとし、pHを65に調整
する。
以上の処理によって各試料に形成された色素画像の最大
発色濃度を測定するとともに、これらの試料の感度を測
定して、その結果を表−1に示しフェノール化合物 P−1 比較カプラー 比較カプラー CH。
比較カプラー p 表−1に示される結果から、分散液(A)および(B)
のいずれを使用した場合にも、本発明試料は、比較試料
よりも高い最大発色濃度を生ずるばかりでなく、分散液
(A)と(B)とをそれぞれ用いた試料の間で起こる感
度および最大発色濃度の低下が比較試料よりも小さく、
したがって本発明カプラーは、調製直後のカプラー分散
液ばかりでなく、経時的に保存されたカプラー分散液に
おいても優れた分散安定性を発揮することがわかる。
実施例2 ポリエチレンで両面がラミネートされている紙支持体上
に下記に示すような組成を有する各層を支持体側から順
次塗設して、多色ハロゲン化銀写真感光材料からなる本
発明試料14を作製した。
第1層:青感性ハロゲン化銀乳剤層 AgC199,5モル%以上を含む塩化銀からなる 単分散乳剤・・・・・銀塗布量3 、1mg / 10
0c+n 2本発明カプラー3−・−・6.9mg/1
00cm”ジブチルフタレート・・・・・・3.7mg
’/ 100cm 2ゼラチ:/−・・−13,5mg
/ 100cm”第2層:中間層 HQ −1−−−−0,5mg7100cm’ジブチル
フタレート・・・・・・0.5mg/ 100cm”ゼ
ラチン・・・・・・      9.0mg/ 100
cm2を含むゼラチン層 第3層:緑感性ハロゲン化銀乳剤層 AgC199,5モル%以上を含む塩化銀からなる 単分散乳剤・・・・・・銀塗布量2.5mg/ 100
cm”マゼンタカプラー(M−1)・・・・・・3.5
■/100印2 ジブチルフタレート・−・・・3.0mg / 100
cm ”ゼラチン−=−12,0mg/ 100cm’
第4層:中間層 紫外線吸収剤(UV−1)・・・・・・0.7■/10
0cm” ジブチルフタレート・・・・・・6.0■7100cm
2HQ −1,1113,0,5mg/ 100cm2
ゼラチン= −12,0mg/ 100cm2を含むセ
ラチン層 第5層:赤感性ハロゲン化銀乳剤層 AgBr  80モル%を含む塩臭化銀からなる 単分散乳剤・・・・・・銀塗布量3 、0mg / 1
00cm 2シアンカプラー(C−1)・・・・・ 4 、2mg / 100cm 2 トリクレジルホスフエート・・・・・・3.5mg/ 
100cm” ゼラチン−・−・11 、5mg / 100cm 2
第6層:保護層 ゼラチン・・・・・・      80■/100cm
2を含むゼラチン層 ついで、上記本発明試料9の第1層において用いた本発
明カプラー3の代わりに、表−2に示される本発明カプ
ラーおよび比較カプラーをそれぞれ本発明カプラー3と
同しモル量使用した点だけを本発明試料14と相違させ
て、本発明試料コ5〜18および比較試料11〜13を
それぞれ作製した。
このようにして得られた各試料に通常の方法でウェッジ
露光を施した後、下記の現像処理工程および処理液処方
にしたかって、露゛光済の試料を処理した。
現像処理工程   処理温度   処理時間発色現像 
   36±03°C45秒漂白定着    36±0
5℃   45秒安定化   30〜34℃ 90秒 乾  燥    室温(25℃)で自然乾燥[発色現像
液組成コ 純   水                   8
00mQトリエタノールアミン         10
gN、N−ジエチルヒドロキシルアミン   5g臭化
カリウム            0.02g塩化カリ
ウム              2g亜硫酸カリウム
           0.3g1−ヒドロキシエチリ
デン 1.1−ジホスホン酸        1.0gエチレ
ンジアミン四酢酸       10gカテコール−3
,5−ンスルホン酸 二ナトリウム塩           1.l]gN−
エチル−N−β−メタンスルホン アミドエチル−3−メチル−4−ア ミノアニリン硫酸塩         4.5g蛍光増
白剤(4,4’ −ンアミノスチルベンンスルホン酸誘
導体)       10g炭酸カリウム      
       27g水を加えて全量を1にとし、pH
を1020に調製する。
[漂白定着液組成] エチレンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウム2水塩         60gエチレン
ジアミン四酢酸        3gチオ硫酸アンモニ
ウム(70%水溶液)  100J亜硫酸アンモニウム
(40%水溶液)  27.5n+4水を加えて1rと
し、炭酸カリウムまたは氷酢酸でpHを62に調整する
[安定化液組成] 5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン          1.0gエチレングリコール 
        1.0g1−ヒドロキシエチリデン−
1,1 ジホスホン酸            2.0gエチレ
ンジアミン四酢酸1.0g 水酸化アンモニウム(20%水溶液)30g亜硫酸アン
モニウム         3.0g蛍光増白剤(4,
4’ −ジアミノスチルベンジホスホン酸誘導体)  
     1.5g水を加えて1にとし、硫酸または水
酸化カリウムでpHを7.0に調製する。
以上の処理によって各試料に形成された色素画像の最大
発色濃度とカブリを測定するとともに、これらの試料の
感度を測定して、その結果を表−f F(Q−1 V−1 表 1感度は試料番号11の感度を100とする相対値で表
わした。
表−2に示される結果から、本発明試料は比較試料より
も最大発色濃度が高く、かつカブリの少ない色素画像を
形成するばかりでなく、高い感度を示し、したがって本
発明カプラーは発色性に優れていることがわかる。
[発明の効果] 以上述べた説明から明らかなように、本発明によると、
発色性に優れ、かつ低m11:点溶媒に対する溶解性が
高く、その溶媒中で優れた分散安定性を示す2当量イエ
ローカプラーを含有するハロゲン化銀カラー写真感光材
料が提供される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  支持体上に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有
    するハロゲン化銀写真感光材料において、前記ハロゲン
    化銀乳剤層の少なくとも1層に一般式[ I ]で示され
    るカプラーが含有されていることを特徴とするハロゲン
    化銀カラー写真感光材料。 一般式[ I ] ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中R_1はアルキル基、シクロアルキル基またはア
    リール基を表わし、R_2はアルキル基またはシクロア
    ルキル基を表わし、Bはベンゼン環に置換可能な基を表
    わし、Xはハロゲン原子を表わし、Lは現像主薬の酸化
    体とのカップリング時に離脱し得る基を表わし、nは0
    、1または2を表わす。]
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