JPH06208207A - オルト分極性官能基を含むアリールオキシカップリング離脱基を有するイエローカプラーから成る写真要素 - Google Patents

オルト分極性官能基を含むアリールオキシカップリング離脱基を有するイエローカプラーから成る写真要素

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JPH06208207A
JPH06208207A JP5303909A JP30390993A JPH06208207A JP H06208207 A JPH06208207 A JP H06208207A JP 5303909 A JP5303909 A JP 5303909A JP 30390993 A JP30390993 A JP 30390993A JP H06208207 A JPH06208207 A JP H06208207A
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JP5303909A
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Ping W Tang
ワー タン ピン
Philip T S Lau
ティー.エス.ラウ フィリップ
Stanley W Cowan
ダブニュ.コーワン スタンレイ
Terrence Mungal
マンガル テレンス
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30511Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the releasing group
    • G03C7/305172-equivalent couplers, i.e. with a substitution on the coupling site being compulsory with the exception of halogen-substitution
    • G03C7/305352-equivalent couplers, i.e. with a substitution on the coupling site being compulsory with the exception of halogen-substitution having the coupling site not in rings of cyclic compounds

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カップリング効率を高める新規なカップリン
グ離脱基を有するイエローカプラーを含む写真要素の提
供。 【構成】 支持体および(a)アシル基がカルボニル成
分に結合する単環もしくは多環炭素中心を含むアシルア
セトアニリド、そして(b)アシルアセトアニリドのカ
ップリング位置のアリールオキシカップリング離脱基で
あって、オルト位置に分極性置換基を有する前記カップ
リング離脱基、から成るイエロー色素生成カプラーと組
合わさるハロゲン化銀乳剤層、から成る写真要素。 【効果】 改良されたカップリング効率を示す写真カプ
ラー、要素、および処理を提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規クラスのイエロー
色素生成カプラーおよびハロゲン化銀カラー写真用感光
要素、並びにそのようなカプラーから成る乳剤および処
理に関する。より具体的には、本発明は、置換されたフ
ェニルカルバモイルアセチル基およびオルト位置に分極
性のカルボニル、スルホニル、スルフィニル、ホスホニ
ル、もしくはホスフィニル成分を有するアリールオキシ
カップリング離脱基の2位の位置に結合する単環もしく
は多環炭素中心の組合せを有する新規なクラスのイエロ
ーカプラーに関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像が、通常、酸化した芳香族一
級アミン現像主薬をカラー生成カプラーに反応させるこ
とによって得られることは、写真の技術分野において
は、周知である。典型的に、イエロー色素生成カプラー
は、開鎖ケトメチレン化合物であり、酸化した現像主薬
とカップリングするときアゾメチン色素を生じる。最も
一般的に、イエローカプラーはピバロイルアセトアニリ
ド類およびベンゾイルアセトアニリド類のようなアシル
アセトアニリド類である。当該技術分野において良く使
用されるピバロイルアセトアニリドイエローカプラー
は、一般的に、その高pKa 値のため、低カップリング
効率を有する。この問題を、克服するため、ベンゾイル
アセトアニリドカプラーが提案されており、当該技術分
野において使用されている。しかし、ベンゾイルアセト
アニリドイエローカプラーは、非常に光安定性の低い画
像色素を生じる。
【0003】前述のクラスのイエローカプラー類は、例
えば、米国特許第2,298,443号;同2,40
7,210号;同2,875,057号;3,048,
194号;同3,265,506号;同3,447,9
28号;同4,1579,919号;4,230,85
1号;同4,327,175号および同4,529,6
91号明細書並びに「Farbkuppler-ein Literaturubers
icht, 」、AGFA MITTEILUNGEN 発行,Band III 、112
〜126頁(1961) に記載されている。
【0004】前記クラスのイエロー色素生成カプラー
は、写真技術分野で良く使用されるが、それにもかかわ
らず、まだカップリング効率、画像色素安定性、溶解性
および分散安定性が十分でない特徴がある。従って、既
存のカプラーを改良し、特定の用途に対して特性を最適
にする新規なカプラーを探すことが続けられている。写
真的に重要な特性の中で、カップリング効率は、最も関
心がある。カップリング効率を高めるために、二等量の
イエローカプラーが、開示され、当該技術分野で良く使
用される。特に、カップリング離脱基としてアリールオ
キシ基を有する二等量イエローカプラーが、実際、広く
注目を集めていた。アリールオキシカップリング離脱基
を有するイエローカプラーは、例えば、米国特許第3,
408,194号;同3,419,391号;同3,4
29,391号;同3,476,563号;同3,64
4,498号;同3,822,248号;および4,2
48,962号明細書に開示されている。
【0005】米国特許第4,401,752号明細書
は、ピバロイルアセトアニリド−クラスのイエローカプ
ラーのカップリング効率を、分極性のカルボニル、スル
ホニル、もしくはホスホニル基がオルト位置でフェニル
基に結合するアリールオキシカップリング離脱基で改良
できることを開示する。ピバロイルアセトアニリド−ク
ラスのイエローカプラーのカップリング効率を高めるこ
とができる、多くのアリールオキシカップリング離脱基
のうち最も効果的なものの一つは、スルホニルジフェノ
ール(SDP)カップリング離脱基である。SDPカッ
プリング離脱基は、分極性ヒドロキシ基が存在すること
によって優れたカップリング効率を与える。しかし、S
DPカップリング離脱基は、成功裡に、ピバロイルアセ
トアニリド−クラスのイエローカプラーのカップリング
効率を高めるが、二つの重要な新規クラスのイエローカ
プラー、5−アルキル−1,3−ジオキサニルアセトア
ニリド−クラスおよびアダマントイルアセトアニリド−
クラスカプラー(例えば、米国特許第5,118,59
9号および同4,336,327号明細書に開示されて
いる)と一緒に使用する場合、カップリング効率をあま
り高めない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、ジオキサニル
−およびアダマントイルアセトアニリド−クラスイエロ
ーカプラーのカップリング効率を高めることができる新
規なカップリング離脱基の要求が継続して存在する。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの要求は、アシル
基がカルボニル成分に結合する単環もしくは多環炭素中
心を含むアシルアセトアニリド、およびアシルアセトア
ニリドのカップリング位置のアリールオキシカップリン
グ離脱基であって、オルト位置に分極性置換基を有する
前記カップリング離脱基、から成るイエロー色素生成カ
プラーを提供することにより満足された。
【0008】オルト分極性置換基を有するアリールオキ
シカップリング離脱基が、特にジオキサニル−およびア
ダマントイルアセトアニリド−クラスカプラー、並びに
その他のクラスのイエローカプラーのカップリング効率
を著しく高めることが見いだされた。別の態様では、本
発明は、支持体および上記のイエロー色素生成カプラー
と組合わさるハロゲン化銀乳剤層から成る写真要素に関
する。
【0009】もう一つ別の態様では、本発明は、上記の
イエロー色素生成カプラーの存在下で写真要素を現像す
ることにより画像を生成する方法に関する。さらに、本
発明は、上記のイエロー色素生成カプラーを含んで成る
感光性ハロゲン化銀乳剤に関する。
【0010】
【具体的な態様】本発明に従うイエロー色素生成カプラ
ーは、アシル基がカルボニル成分に結合する単環もしく
は多環炭素中心を含み、そしてアシルアセトアニリドの
カップリング位置でアリールオキシカップリング離脱基
を含む。本発明によると、アリールオキシカップリング
離脱基は、オルト位置で分極性の置換基を有する。本明
細書で使用する「単環もしくは多環炭素中心」の語は、
一もしくはそれ以上の非芳香族環系の一部である炭素原
子を表す。「分極性置換基」の語は、分子の一端で陽性
もしくは部分陽性電荷を与えそして他端で陰性もしくは
部分陰性を与える電気陰性度の違いのため、電子が容易
に誘起して移動できる原子の基を表す。
【0011】本発明に従う、好ましいイエロー色素生成
カプラーは、次式、
【0012】
【化3】
【0013】(式中、R0 が、
【0014】
【化4】
【0015】を表し、A0 が、非置換もしくは置換され
たアルキル、アリールもしくはアラルキルを表し、
1 、A2 が、独立して水素または非置換もしくは置換
されたアルキル、アリールもしくはアラルキルを表し、
Lが、結合基を表し、Bが、分極性官能基を含む成分を
表し、Xが、フェニルもしくはナフチル環系を完成する
ために必要な原子を表し、Yが、水素、ハロゲン、−C
N、−CF3 、−C(O)n 1 、−CR 1 2
(O)n 1 、−CR1 2 CONR1 2 、−COO
(CH2 −CH 2 −O)p 1 、−CONR1 2 、−
CONR1 (CH2 CH2 −O)p 2、−NO2 、−
NR1 S(O)n 2 、−NR1 S(O)n NR
1 2 、−NR 1 COR2 、−NR1 COCH(R1
(OR2 )、−NR1 CONR1 2 、−OR1 、−O
(CH2 q 1 、−O(CH2 −CH2 −O)
p 1 、−O(CH2 −CH2 −O)p COOR1 、−
O(CH2 −CH2 −O)p CONR12 、−S
(O)n 1 、−S(O)n NR1 2 、もしくは−S
(O)n NR 1 (CH2 CH2 −O)p 2 を表し、R
1 、R2 が、独立して水素または非置換もしくは置換さ
れたアルキル、アリールもしくはヘテロサイクリル、ま
たは結合する窒素、酸素もしくは燐原子と一緒に完成す
る複素環を表し、Zが、水素、ハロゲン、−CN、−C
3 、−C(O)n 1 、−CR 1 2 C(O)
n 1 、−CR1 2 CONR1 2 、−CONR1
2 、−CONR1 (CH2 CH2 −O)p 2 、−NO
2 、−S(O)n 1 、−S(O)n NR1 2 、−S
(O)n NR1 (CH2 CH2 −O)p 2 、−SO2
F、もしくは−SO2 CF3 を表し、nが、1もしくは
2であり、p、q、sが、それぞれ1〜3の整数であ
り、そしてrが、1〜4の整数である)によってあらわ
すことができる。
【0016】各置換基Yは、それぞれ同一もしくは異な
る。典型的なR0 は、アダマンチル、5−メチル−1,
3−ジオキサニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルお
よびビシクロ[2.2.2]オクチルである。A0 、A
1 およびA2 は、好ましくは、アルキル基、特にメチル
基を表す。結合基Lは、当該技術分野においてカルボニ
ル官能基に結合するために使用する任意の基となること
ができる。典型的な結合基は、−NH−および−CH2
−を包含する。
【0017】Bは、好ましくはカルボニル、スルホニ
ル、スルフィニル、ホスホニルもしくはホスフィニル
基、遊離の写真用色素基もしくは放出可能な写真的に有
用な基である。Bが、−CO2 1 、−CONR
1 2 、−NR1 COR2 、−NR1 CONR1 2
−S(O)n 1 、−S(O)n NR1 2 、−NR1
S(O) n 2 、−NR1 S(O)n 1 2 、−P
(O)R1 2 、および−P(O)(OR1 )(O
2 )、(全ての置換基は、上記の通りである)、から
選ばれる成分であるのが特に好ましい。
【0018】一般的に、前述の基のアルキルおよびアリ
ール部分は、1〜20の炭素原子(アルキル)および6
〜20の炭素原子(アリール)を含有する。これらは、
ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、アルコキ
シ、アリールオキシ、アルコキシカルボニル、アリール
オキシカルボニル、アミド(−NR1 COR2 )、カル
バモイル(−CONR1 2 )、アルキルスルフィニ
ル、アルキルスルホニル、ヒドロキシアルキルスルホニ
ル,スルホンアミド(−NR1 SO2 2 )、およびス
ルファモイル(−SO2 NR1 2 )で置換することが
できる。
【0019】典型的に好ましいアリールオキシカップリ
ング離脱基は、米国特許第4,401,752号明細書
3〜4欄(全ての開示を、参照することにより本明細書
に組み込む)に記載される。好ましいカップリング離脱
基は、以下のものを包含する:
【0020】
【化5】
【0021】本発明の範囲内のイエローカプラーの典型
的態様を以下に表す:
【0022】
【化6】
【0023】
【化7】
【0024】
【化8】
【0025】
【化9】
【0026】
【化10】
【0027】
【化11】
【0028】
【化12】
【0029】
【化13】
【0030】
【化14】
【0031】
【化15】
【0032】好ましくは、本発明に従うカプラーは、ハ
ロゲン化銀乳剤中に組み込まれ、その乳剤を支持体上に
塗布して写真要素を形成する。あるいは、このカプラー
を、ハロゲン化銀乳剤に隣接する写真要素に組み込むこ
とができ、現像中に、酸化された発色現像主薬のような
現像生成物と組あわさって反応する。従って、本明細書
で使用する場合、「組合わさる」の語は、カプラーが、
ハロゲン化銀乳剤層中もしくはそれに隣接する位置に存
在し、処理中に、それが関連するハロゲン化銀現像生成
物と反応することを意味する。乳剤中に組み込むカプラ
ーの量は、一般的に、約5×10- 4 モル/m2 と5×
10- 3 モル/m2 との間である。
【0033】好ましい態様では、本発明のカプラーはバ
ラスト化される。ある好ましい態様では、少なくとも一
つの基Yは、バラスト基である。バラスト基を使用する
場合は、バラスト基は、例えば、米国特許第4,42
0,556号および同4,923,789明細書に記載
されるように本発明のカプラーを非拡散性にするような
分子サイズおよび構造の基から成る。有効なバラスト基
は、約8〜32の炭素原子を有するアルキルおよびアリ
ール基を包含する。
【0034】非バラスト型カプラーは、コダクローム型
処理で使用することができる。本発明の乳剤および要素
に使用する適切な材料の、以下の検討では、ResearchDi
sclosure 、1989年12月、308119項、(Ken
neth Mason Publication Ltd., Emsworth, Hampshire,
PO10 7DQ, England 発行)、を参照する(参照するこ
とにより、その開示を全て本明細書に組み込む)。この
刊行物を以後「Research Disclosure 」として特定す
る。
【0035】本発明の支持体は、写真要素の多くの周知
支持体のいずれでも良い。これらは、セルロースエステ
ル(例えば、三酢酸セルロースおよび二酢酸セルロー
ス)のようなポリマーフィルムおよび二価のアルコール
(ポリエチレンテレフタレートのような)を有する二塩
基性芳香族カルボン酸のポリエステル、紙、並びにポリ
マーコートペーパーを包含する。
【0036】本発明に従う写真要素は、Research Discl
osure 、XVII章およびそこに引用する文献に記載さ
れる選ばれた支持体上に塗布することができる。本発明
に従う写真要素の感光性層は、既知の感光性材料、例え
ばハロゲン化銀もしくはその他の感光性銀塩のいずれも
含有することができる。ハロゲン化銀は、感光性材料と
してが好ましい。ハロゲン化銀乳剤は、例えば、臭化
銀、塩化銀、沃化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、臭沃化銀、
もしくはそれらの混合物を含むことができる。前記乳剤
は、100、111もしくは110結晶面によって仕切
られる粗い、中程度の、微細なハロゲン化銀粒子を包含
することができる。
【0037】本発明に従う写真要素に使用するハロゲン
化銀乳剤は、ネガ型およびポジ型のいずれにも成ること
ができる、適切な乳剤およびそれらの調製法は、Resear
ch Disclosure 、IおよびII章、並びにそこに引用す
る刊行物に記載される。平板状粒子ハロゲン化銀乳剤も
また有効である。一般的に、平板状粒子乳剤は、全粒子
投影面積の50%を超える部分が、厚さの数学的平方に
よって割る直径値が、25より大きく成るように選ばれ
た粒子直径および厚さ(直径、厚さは共にμである)を
有する平板状粒子ハロゲン化銀結晶から成る。平板状粒
子乳剤の例は、米国特許第4,439,520号明細書
に記載される。本発明に従う要素の前記乳剤層およびそ
の他の層の適切なベヒクルは、Research Disclosure 、
IX章およびそこに引用される刊行物中に記載される。
【0038】上記感光性材料は、放射線の特定の波長領
域、例えば、可視スペクトルの赤、青、もしくは緑部
分、またはその他の波長領域、例えば、紫外、赤外、X
線等に感光性を有することができる。ハロゲン化銀の増
感は、金化合物、イリジウム化合物、もしくはその他の
VIII族金属のような化学増感剤、またはシアン色
素、メロシアニン色素、もしくはその他の既知分光増感
剤のような分光増感剤で達成することができる。典型的
な増感剤は、Research Disclosure 、IV章およびそこ
に引用される刊行物に記載される。
【0039】本発明に従う多色写真要素は、一般的に、
少なくとも一つのシアン色素生成カプラーと組合わさっ
た少なくとも一つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで
成るシアン色素画像形成ユニット、少なくとも一つのマ
ゼンタ色素生成カプラーと組合わさった少なくとも一つ
の緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るマゼンタ色素
画像形成ユニットおよび少なくとも一つのイエロー色素
生成カプラーと組合わさった少なくとも一つの青感性ハ
ロゲン化銀乳剤層から成る。カラー写真要素およびカラ
ー生成カプラーは、当該技術分野では周知である。本発
明に従う写真要素は、Research Disclosure 、VII
章、D、E、FおよびG節並びにそこに引用する刊行物
に記載されるカプラーを含むことができる。Research D
isclosure、VII章、C節およびそこに引用する刊行
物に記載されるようにこれらのカプラーーを前記要素お
よび乳剤層に組み込むことができる。
【0040】本発明に従う写真要素、もしくはそれらの
個々の層は、また多くのその他の周知の添加物および層
のいずれも含むことができる。これらは、例えば、蛍光
増白剤(Research Disclosure 、V章参照)、カブリ防
止剤および画像安定剤(Research Disclosure、VI章
参照)、粒子間吸収剤のフィルター層のような光吸収物
質、および光散乱物質(Research Disclosure 、VII
I章参照)、ゼラチン硬化剤(Research Disclosure 、
X章参照)、酸化された現像液スキャベンジャー、コー
ティング助剤および種々の界面活性剤、上塗り層、中間
層、障壁層およびハレーション防止層(Research Discl
osure 、VII章、K節参照)、帯電防止剤(Research
Disclosure 、XIII章参照)、可塑剤および潤滑剤
(Research Disclosure 、XII章参照)、マット剤
(Research Disclosure 、XVI章参照)、汚染防止剤
および画像色素安定剤(Research Disclosure 、VII
章IおよびJ節参照)、現像抑制剤放出カプラーおよび
漂白促進剤放出カプラー(Research Disclosure 、VI
I章F節参照)、現像改質剤(Research Disclosure、
XXI章参照)、並びに当該技術分野において既知の添
加剤および層を包含する。
【0041】本発明に従う写真要素を化学線、典型的に
スペクトルの可視領域、に対して露光し、Research Dis
closure 、XVIII章に記載する潜像を生成し、その
後処理して、Research Disclosure 、XIX章に記載す
る可視色素画像を形成することができる。処理は既知の
写真処理のいずれでも可能であるが、pH9〜14で実
施し、過酸化水素、ヒドロキシルアミン、過硼酸塩、過
酸化アルキル、過酸化アリールのような求核剤、もしく
はそのような求核剤を放出する化合物を包含するのが好
ましい。
【0042】ネガ型画像は、前述の求核剤の一以上を使
用する発色現像液によって現像することができる。ポジ
型画像は、非発色現像液で最初現像し、その後その要素
を均一にカブラせ、前述の求核剤の一以上を使用する処
理によって現像することができる。前記材料が、カラー
生成カプラー化合物を含まない場合は、現像液中にカプ
ラーを組み込むことにより、色素画像を生成することが
できる。
【0043】現像後、漂白、定着、もしくは漂白−定着
をして、銀およびハロゲン化銀を除去し、水洗および乾
燥する通常の工程が続く。漂白および定着は、この目的
に使用する既知の物質のいずれでも実施できる。漂白浴
は、一般的に、水溶性塩のような酸化剤および鉄(II
I)の錯体(例えば、フェロシアン化カリウム、塩化第
二鉄、エチレンジアミン四酢酸第二鉄のアンモニウム塩
およびカリウム塩)、水溶性二クロム酸塩(例えば、カ
リウム、ナトリウム、およびリチウム二クロム酸塩)、
等の水溶液から成る。定着浴は、一般的に、銀イオンと
溶解性塩を形成する、例えば、チオ硫酸ナトリウム、チ
オ硫酸アンモニウム、チオシアン酸カリウム、チオシア
ン酸ナトリウム、チオ尿素等の化合物の水溶液から成
る。
【0044】
【実施例】本発明を次ぎの例によりさらに詳しく説明す
るが、それによって限定はされない。合成例1: カプラーY−1の製造 このカプラーを次ぎの反応図式に従って合成する:
【0045】
【化16】
【0046】
【化17】
【0047】N−(4−クロロ−3−ニトロ)フェニル
アセトアミド(A)(70g、0.327モル)、p−
t−オクチルフェノール(B)(96.55g、0.4
68モル)、およびビス(2−メトキシエチル)エーテ
ル350ml中の炭酸カリウム(129.36g、0.
936モル)の十分に攪拌した混合物を、還流で18時
間加熱し、その後室温まで冷却した。その混合物を氷お
よび水の混合物に注ぎ、酸性にしpH1にした。茶色の
固形物を減圧下で集め、洗浄液が透明になるまで水で洗
浄した。ヘプタン中で磨砕すると対応する窒素化合物
(C)(106g、収率84%)を得た。全ての分析デ
ータは、対応する構造と一致した。
【0048】窒素化合物(C)(105.5g、0.2
74モル)、ジオキサン(400ml)、酢酸(140
ml)および水(100ml)の混合物を、還流で数分
加熱し、次いで鉄粉(33.52g、0.60モル)を
少しづつ添加した。反応混合物を1時間加熱した。TL
C(メチレンクロライド中の20%酢酸エチルで溶出)
は、出発物質が消滅したことを示した。温かい反応混合
物をスーパーセル(super−cel)で濾過した。
残留物をその後THF(500ml)および酢酸(30
0ml)で十分に洗浄した。ろ液を氷および水の混合物
に注ぎ、3時間攪拌した。生じた固形物を減圧下で集
め、水で洗浄した。減圧下で乾燥して、N−(3−アミ
ノ−4−(4−t−オクチル)フェノキシ)フェニルア
セトアニリド(D)(92.3g、収率95%)を得
た。物理データおよび分光分析データは、対応する構造
を一致した。
【0049】次ぎに、エチル3−(1−アダマンチル)
−3−オキソプロピオネート(E)(11.29g、
0.045モル)およびキシレン(100ml)中の前
記アミン(D)(14.6g、0.041モル)を、還
流で18時間加熱して、次いで蒸留により低沸点溶剤
(エタノール、キシレン)を除去した。ニンヒドリン試
験は、アミン(D)が消滅したことを示した。その混合
物を減圧下で濃縮して重油状にし、次いで、リグロイン
で蒸留した。生じた固形物を集めた。減圧下で乾燥して
四等量カプラー(F)(16.2g、収率73%)を得
た。全ての分析データは、対応する構造と一致した。H
PLCは95.3%である。
【0050】二クロムエタン(100ml)中のカプラ
ー(F)(11.0g、0.0196モル)の懸濁液
に、室温で、ゆっくりと塩化メチレン(20ml)中の
塩化スルフリル(2.69g、0.02モル)を添加し
た。反応物を室温まで温めて、二時間攪拌した。TLC
(二クロムエタン中20%酢酸エチルで溶出)は、出発
物質が、消滅したことを示した。反応混合物を減圧下で
濃縮し、その後ヘキサンで蒸留し、減圧下で濾過、洗浄
および乾燥して、粗生成物10.90gを得た。フラッ
シュシリカゲルクロマトグラフィー(二クロムエタン中
20%酢酸エチルで溶出)で精製して、カプラー(G)
(6.50g、収率56%)を生じた。全ての分析デー
タは、対応する構造と一致した。
【0051】ジメチルホルムアミド(35ml)中の、
カプラー(G)(2.96g、5ミリモル)およびメチ
ル4−ヒドロキシ−3−(メチルスルホンアミド)ベン
ゾエート(H)(1.34g、5ミリモル)の懸濁液
に、室温で、トリエチルアミン(0.61g、6ミリモ
ル)を添加した。反応物を55℃で16時間加熱した。
TLCで見ると、反応は終了しなかった。そして、トリ
エチルアミン(0.061g、0.6ミリモル)を反応
混合物に添加した。4時間後、反応物を20℃に冷却
し、氷および水の混合物に注ぎ、塩酸で酸性にしpH1
にした。その後、混合物を、酢酸エチル150ml部で
二回抽出した。混ぜ合わせた抽出物を、水で洗浄し、無
水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濾過および濃
縮してオイルを得た。フラッシュシリカゲルクロマトグ
ラフィー(二クロムエタン中15%酢酸エチルで溶出)
で精製して、無色の固体として、カプラーY−1(I)
(1.9g、収率48%)を生じた。全ての分析データ
は、対応する構造と一致した。
【0052】1H NMR(300MHz、CDC
3):δ8.70(s、1H)、8.19(d、2
H)、7.80(d、1H)、7.60(s、1H)、
7.50(d、1H)、7.25〜7.3(m、3
H)、6.95(d、1H)、6.80(d、2H)、
6.70(d、1H)、5.70(s、1H)、3.9
0(s、3H)、2.90(s、3H)、2.2(s、
3H)、2.00s、3H)、1.80(s、3H)、
1.6〜1.75(m、14H)、1.35(s、6
H)、および0.70(s、9H)。
【0053】合成例2:カプラーY−3の製造 このカプラーを次ぎの反応図式に従って合成する:
【0054】
【化18】
【0055】メチル3−(1,3−ジオキシ−5−メチ
ルシクロヘキス−5−イル)−3−オキソプロピオネー
ト(J)(11.91g、0.059モル)(米国特許
第5,118,599号明細書記載の方法を使用して製
造でき、その内容は、参照することにより、本明細書に
組み入れる)およびキシレン(150ml)中のアミン
(D)(19.0g、0.0536モル)を、還流で1
8時間加熱した。TLC分析(二クロムエタン中25%
酢酸エチルで溶出)により証明されるように反応は完了
した。ニンヒドリン試験は、アミン(D)が消滅したこ
とを示した。室温に冷却した後、その混合物をヘプタン
に注いだ。減圧下で生じた混合物を集め、次いで、リグ
ロインで洗浄し、減圧下で乾燥し、四等量カプラー
(K)(27.6g、収率98%)を得た。全ての分析
データは、対応する構造と一致した。
【0056】二クロムエタン(100ml)中のカプラ
ー(K)(23.0g、0.0438モル)の懸濁液
に、室温で、ゆっくりと二クロムエタン(25ml)中
の塩化スルフリル(5.44g、0.044モル)の溶
液を添加した。反応物を室温で、15時間攪拌した。T
LC(二クロムエタン中20%酢酸エチルで溶出)は、
出発物質が、消滅したことを示した。反応混合物を減圧
下で濃縮して重油状のものを生成した。新しい、ジクロ
ロメタンを添加し、その溶液を濃縮して、固形分(2
4.0g、収率98%)としてカプラー(L)を得た。
全ての分析データは、対応する構造と一致した。
【0057】ジメチルホルムアミド(50ml)中の、
カプラー(L)(5.58g、10ミリモル)およびメ
チル4−ヒドロキシ−3−(メチルスルホンアミド)ベ
ンゾエート(H)(2.57g、10.5ミリモル)の
懸濁液に、室温で、トリエチルアミン(1.22g、1
2ミリモル)を添加した。反応物を50℃で2時間加熱
した。TLCは、出発物質の消滅を示した。反応物を2
0℃に冷却し、氷および水の混合物に注ぎ、酸性にしp
H1〜2にした。その後、混合物を、酢酸エチル150
ml部で二回抽出した。混ぜ合わせた抽出物を、水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下で濾過
および濃縮してオイルを得た。カラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、二クロムエタン中20%酢酸エチルで
溶出)で精製して、カプラーY−3(M)(4.61
g、収率60%)を生じた。全ての分析データは、対応
する構造と一致した。
【0058】次ぎのカプラーC−1およびC−2を比較
として使用した。
【0059】
【化19】
【0060】
【化20】
【0061】写真要素の製造 カプラー分散物を次ぎのように調製した。各組成物の量
を、表Iに表す。最初の容器に、カプラー、安定剤
(2,2’−メチレンビス−(3−t−ブチル−5−メ
チルフェノール)モノアセテート)、カプラー溶剤(ジ
ブチルフタレート)、および酢酸エチルを混ぜ、温めて
溶解した。次ぎの容器に、ゼラチン、アルカノールXC
(商標)(DuPont Co.製)および水を混ぜ、
約40℃まで温めた。二つの混合物を一緒に攪拌して、
ゴーリンコロイドミルを3回通した。酢酸エチルを蒸発
させて除去し、ミル後に水を加えて元の量に戻した。
【0062】
【表1】
【0063】次ぎの各層をレジンコート紙支持体上に塗
布して、写真要素を調製した: DOC ゼラチン(1.40g/m2 ) ビス(ビニルスルホニルメチル)エーテル(0.14g /m2 上塗層 ゼラチン(1.33g/m2 ) 2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6 −ビス−(1,1−ジメチルプロピル)フェノール(0 .73g/m2 ) Tinuvin326(商標)(Ciba−Geigy ) (0.13g/m2 乳剤層 ゼラチン(1.61g/m2 ) 表IIからのカプラー分散物(7.0×10- 4 モルカ プラー/m2 青増感したAgCl乳剤(0.24gAg/m2 下塗層 ゼラチン(3.23g/m2 フィルムベース レジンコート紙支持体 写真要素の露光および処理 前記写真要素を緑光に対して段階露光し、35℃で次ぎ
のように処理した: 現像 45秒 漂白−定着 45秒 水洗(流水) 1分30秒 現像液および漂白−定着液は次ぎの組成であった:
【0064】
【表2】
【0065】写真試験 処理してイエロー色素を生成した。次ぎの写真特性を測
定した:Dmax(青光に対する最大濃度);Dmin
(青光に対する最小濃度);コントラスト(濃度が1.
0の点よりそれぞれlogEが0.3少ないおよび0.
3多いところの濃度対log露光量(D対logE)曲
線上の二点を結ぶ直線の傾き);Lmax(色素の最大
スペクトル吸収の波長)。それぞれの例のこれらの値を
表IIに表す。
【0066】
【表3】
【0067】本発明に従うイエローカプラーの単環もし
くは多環成分の存在が、ピバロイルアセトアニリド−ク
ラスイエローカプラーの第三ブチル基の存在より、立体
障害を少なくする。その結果、かさばりの少ないイオン
化可能SDPカップリング離脱基を有するジオキサノイ
ルアセトアニリドおよびアダマントイルアセトアニリド
クラスのイエローカプラーが、オルト分極性官能基を有
するよりかさばるアリールオキシカップリング離脱基を
有する同じカプラーより、より反応するであろうことが
期待された。次ぎの表IIIおよびIVに示すように、
これは、実に、ピバロイルアセトアニリド−クラスイエ
ローカプラーの場合である。
【0068】
【表4】
【0069】
【表5】
【0070】しかし、本発明によるイエローカプラーの
場合で相反する事実も見受けられた。オルト分極性官能
基を有するよりかさばりの多いアリールオキシカップリ
ング離脱基を含む本発明のカプラーが、かさばりの少な
いSDPカップリング離脱基を有する対応するカプラー
より、より高いカップリング効率を示した。表IIから
明かなように、本発明によるイエローカプラーは、比較
例のカプラーより、Dmaxおよびコントラストに関し
て活性度および効率が著しく高い。本発明によるイエロ
ーカプラーによりカップリング効率を高めることができ
たことは、特異的で予期しなかった。
【0071】前述の詳細な説明おび具体的な例(本発明
の好ましい態様を説明するが)を、図によって説明する
が、これに限定されないことは理解される。本発明の範
囲内の多くの変更および改造を、本発明の精神から離れ
ることなく行うことができ、本発明は、それ等全てを包
含する。
【0072】
【発明の効果】本発明は、改良したカップリング効率を
示す写真カプラー、要素、および処理を提供する。追加の態様 以上の効果は、本発明の特別なイエローカプラーを使用
することにより達成される。
【0073】R0 が、アダマンチル基である請求項記載
の写真要素。R0 が、5−メチル−1,3−ジオキサニ
ル基である請求項記載の写真要素。R0 が、ビシクロ
[2,2,1]ヘプチル基である請求項記載の写真要
素。R0 が、ビシクロ[2,2,2]オクチル基である
請求項記載の写真要素。Bが、写真用色素基を持たない
もしくは写真的に有用な基を放出可能な、カルボニル、
スルホニル、スルフィニル、ホスホニル、もしくはホス
フィニル基である請求項記載の写真要素。
【0074】Bが、−CO2 1 、CONR1 2 、−
NR1 COR2 、−NR1 CONR 1 2 、−S(O)
n 1 、−S(O)n NR1 2 、−NR1 S(O)n
2、−NR1 S(O)n NR1 2 、−P(O)R1
2 、および−P(O)(OR1 )(OR2 )から成る
群より選ばれる請求項記載の写真要素。前記イエロー色
素生成カプラーが、バラスト基から成る請求項記載の写
真要素。
【0075】前記イエロー色素生成カプラーが、以下の
群:
【0076】
【化21】
【0077】より選ばれるカップリング離脱基から成る
請求項記載の写真要素。 前記イエロー色素生成カプラーが、以下の群:
【0078】
【化22】
【0079】
【化23】
【0080】
【化24】
【0081】
【化25】
【0082】
【化26】
【0083】
【化27】
【0084】
【化28】
【0085】
【化29】
【0086】
【化30】
【0087】
【化31】
【0088】および
【0089】
【化32】
【0090】より選ばれる請求項記載の写真要素。支持
体および現像可能ハロゲン化銀粒子の像様分布を含むハ
ロゲン化銀乳剤から成る写真要素中の画像の現像方法で
あって、前記要素を請求項記載のイエロー色素生成カプ
ラーの存在下で、ハロゲン化銀発色現像主薬で現像する
工程から成る現像方法。
【0091】請求項記載のイエロー色素生成カプラーを
含む感光性ハロゲン化銀乳剤。
フロントページの続き (72)発明者 スタンレイ ダブニュ.コーワン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,シーフェアラー レーン 77 (72)発明者 テレンス マンガル アメリカ合衆国,ニューヨーク 14626, ロチェスター,マッキントッシュ ドライ ブ 336

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体並びに(a)アシル基がカルボニ
    ル成分に結合する単環もしくは多環炭素中心を含むアシ
    ルアセトアニリド、そして(b)アシルアセトアニリド
    のカップリング位置のアリールオキシカップリング離脱
    基であって、オルト位置に分極性置換基を有する前記カ
    ップリング離脱基、から成るイエロー色素生成カプラー
    と組合わさるハロゲン化銀乳剤層、から成る写真要素。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の写真要素であって、前
    記イエロー色素生成カプラーが式、 【化1】 (式中、R0 が、 【化2】 を表し、 A0 が、非置換もしくは置換されたアルキル、アリール
    もしくはアラルキルを表し、 A1 、A2 が、独立して水素または非置換もしくは置換
    されたアルキル、アリールもしくはアラルキルを表し、 Lが、結合基を表し、 Bが、分極性官能基を含む成分を表し、 Xが、フェニルもしくはナフチル環系を完成するために
    必要な原子を表し、 Yが、水素、ハロゲン、−CN、−CF3、−C(O)n
    1、−CR12 C(O)n 1 、−CR12 CON
    12 、−COO(CH2 −CH2−O)p 1 、−
    CONR1 2 、−CONR1 (CH2 CH2 −O)p
    2 、−NO2 、−NR1 S(O)n 2 、−NR1
    (O)n NR1 2 、−NR1COR2 、−NR1 CO
    CH(R1 )(OR2 )、−NR1 CONR1 2 、−
    OR1 、−O(CH2 q 1 、−O(CH2 −CH2
    −O)p 1 、−O(CH2 −CH2 −O)p COOR
    1 、−O(CH2 −CH2 −O)p CONR1 2 、−
    S(O)n 1 、−S(O)n NR1 2 、もしくは−
    S(O)n NR1(CH2 CH2 −O)p 2 を表し、 R1 、R2 が、独立して水素または非置換もしくは置換
    されたアルキル、アリールもしくはヘテロサイクリル、
    または結合する窒素、酸素もしくは燐原子と一緒に完成
    する複素環を表し、 Zが、水素、ハロゲン、−CN、−CF3 、−C(O)
    n 1 、−CR 1 2 C(O)n 1 、−CR1 2
    ONR1 2 、−CONR1 2 、−CONR1 (CH
    2 CH2 −O)p 2 、−NO2 、−S(O)n 1
    −S(O)n NR1 2 、−S(O)n NR1 (CH2
    CH2 −O)p 2 、−SO2 F、もしくは−SO2
    3 を表し、 nが、1もしくは2であり、 p、q、sが、それぞれ1〜3の整数であり、そしてr
    が、1〜4の整数である)により表される写真要素。
  3. 【請求項3】 (a)アシル基がカルボニル成分に結合
    する単環もしくは多環炭素中心を含むアシルアセトアニ
    リド、そして(b)アシルアセトアニリドのカップリン
    グ位置のアリールオキシカップリング離脱基であって、
    オルト位置に分極性置換基を有する前記カップリング離
    脱基、から成るイエロー色素生成カプラー。
JP5303909A 1992-12-04 1993-12-03 オルト分極性官能基を含むアリールオキシカップリング離脱基を有するイエローカプラーから成る写真要素 Pending JPH06208207A (ja)

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