JP3247500B2 - 写真要素 - Google Patents
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- G03C7/00—Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
- G03C7/30—Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
- G03C7/305—Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
- G03C7/30511—Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the releasing group
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- G—PHYSICS
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- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン化銀写真感光
材料に関し、詳細には、ハロゲン化銀写真感光材料に有
用なマゼンタ色素生成性ピラゾロトリアゾールカプラー
に関し、より詳細には、低いカブリ及び良好な分散性を
有しながら、従来のピラゾロトリアゾールカプラーに比
べて増強されたカプラー活性を有するピラゾロトリアゾ
ールカプラーに関する。
材料に関し、詳細には、ハロゲン化銀写真感光材料に有
用なマゼンタ色素生成性ピラゾロトリアゾールカプラー
に関し、より詳細には、低いカブリ及び良好な分散性を
有しながら、従来のピラゾロトリアゾールカプラーに比
べて増強されたカプラー活性を有するピラゾロトリアゾ
ールカプラーに関する。
【0002】
【従来の技術】ピラゾロトリアゾールカプラーは、写真
ハロゲン化銀感光材料にカラー画像を形成するのに有用
であることが既知である。これらのカプラーは良好な色
相を提供するとはいえ、それらは数多くの課題を持つ。
特にこれらのカプラーの写真活性は低下する傾向があ
る。写真フィルム中の画像カプラーのカプリング活性
は、銀現像工程中の酸化された現像主薬とそれのカプリ
ング速度の測度である。カラーネガティブフィルムにお
いて、画像カプラーの急速な消耗速度は、高感度層を塗
布する際には所望の特性である低い粒状度をもたらす。
ハロゲン化銀感光材料にカラー画像を形成するのに有用
であることが既知である。これらのカプラーは良好な色
相を提供するとはいえ、それらは数多くの課題を持つ。
特にこれらのカプラーの写真活性は低下する傾向があ
る。写真フィルム中の画像カプラーのカプリング活性
は、銀現像工程中の酸化された現像主薬とそれのカプリ
ング速度の測度である。カラーネガティブフィルムにお
いて、画像カプラーの急速な消耗速度は、高感度層を塗
布する際には所望の特性である低い粒状度をもたらす。
【0003】水溶性カルボキシル基をピラゾロトリアゾ
ールに結合せしめることによりこの活性が改良されるこ
とが既知である。例えば、米国特許第 4,835,094号及び
同第4,791,052号明細書を参照されたい。カルボキシ−
可溶化ピラゾロトリアゾールカプラー類は改良された活
性を示すが、しかし塗布処理中に分散し難くする傾向が
ある。写真的性能についてと同様にフィルム/紙製造中
に良好な分散性を有するカプラーを提供することが重要
である。安定な微分散体は、塗布操作中に溶融物を保持
するという問題を低減して、分散粒状性を検出できない
均一な生成物を生成する。更に、望ましくないことに
は、これらのカプラーは処理工程中高い銀カブリを与え
る。銀カブリもしくは化学カブリは、光の露光を全く受
けていない領域で現像中に銀粒子が現像される場合に発
生する現象である。これは、より高い最低濃度、より高
いロースケール(low-scale)粒状度及びより低い測定写
真スピードを引き起こすことが多い。更に、ピラゾロト
リアゾールカプラーにスルホンアミド可溶化基を使用す
ることが既知である。米国特許第 4,865,963号明細書を
参照されたい。しかしながら、これらのカプラーは活性
が劣っている。
ールに結合せしめることによりこの活性が改良されるこ
とが既知である。例えば、米国特許第 4,835,094号及び
同第4,791,052号明細書を参照されたい。カルボキシ−
可溶化ピラゾロトリアゾールカプラー類は改良された活
性を示すが、しかし塗布処理中に分散し難くする傾向が
ある。写真的性能についてと同様にフィルム/紙製造中
に良好な分散性を有するカプラーを提供することが重要
である。安定な微分散体は、塗布操作中に溶融物を保持
するという問題を低減して、分散粒状性を検出できない
均一な生成物を生成する。更に、望ましくないことに
は、これらのカプラーは処理工程中高い銀カブリを与え
る。銀カブリもしくは化学カブリは、光の露光を全く受
けていない領域で現像中に銀粒子が現像される場合に発
生する現象である。これは、より高い最低濃度、より高
いロースケール(low-scale)粒状度及びより低い測定写
真スピードを引き起こすことが多い。更に、ピラゾロト
リアゾールカプラーにスルホンアミド可溶化基を使用す
ることが既知である。米国特許第 4,865,963号明細書を
参照されたい。しかしながら、これらのカプラーは活性
が劣っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】高活性及び良好な分散
性を有し、且つ現像の際に低いカブリを与えるマゼンタ
画像色素生成性ピラゾロトリアゾールカプラーについて
の要望は以前として存在する。
性を有し、且つ現像の際に低いカブリを与えるマゼンタ
画像色素生成性ピラゾロトリアゾールカプラーについて
の要望は以前として存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】これら及び別の要望は、
本発明の一態様に従って、次式
本発明の一態様に従って、次式
【化3】
【0006】(上式中、
【化4】
【0007】そして、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は、独立して水素、置換もしくは非置換のアルキル基又
は置換もしくは非置換のアリール基であり、nは、0、
1、2、3又は4であり、R6 は、置換もしくは非置換
のアリーレン又は置換もしくは非置換の複素環であり、
Zは、-NHSO2-R7 であり、R7 は、1〜4個の炭素原子
を含有するn−アルキル基、非置換フェニルもしくは中
性又は電子求引性基で置換されたフェニル、又は非置換
であるかあるいは中性又は電子求引性基で置換されてい
てもよい複素環であり、mは、1又は2であるが、mが
2である場合にはZ基が互いにメタ位に存在することを
条件とし、R8 は、置換もしくは非置換のアルキル基又
は置換もしくは非置換のアリール基であり、そしてX
は、水素又は写真的に有用な基を包含しうるカプリング
脱離基である)で示される、写真要素に有用なマゼンタ
画像色素生成性ピラゾロトリアゾールカプラーを提供す
ることにより満たされる。
は、独立して水素、置換もしくは非置換のアルキル基又
は置換もしくは非置換のアリール基であり、nは、0、
1、2、3又は4であり、R6 は、置換もしくは非置換
のアリーレン又は置換もしくは非置換の複素環であり、
Zは、-NHSO2-R7 であり、R7 は、1〜4個の炭素原子
を含有するn−アルキル基、非置換フェニルもしくは中
性又は電子求引性基で置換されたフェニル、又は非置換
であるかあるいは中性又は電子求引性基で置換されてい
てもよい複素環であり、mは、1又は2であるが、mが
2である場合にはZ基が互いにメタ位に存在することを
条件とし、R8 は、置換もしくは非置換のアルキル基又
は置換もしくは非置換のアリール基であり、そしてX
は、水素又は写真的に有用な基を包含しうるカプリング
脱離基である)で示される、写真要素に有用なマゼンタ
画像色素生成性ピラゾロトリアゾールカプラーを提供す
ることにより満たされる。
【0008】更に、次式 COUP−(TG) n −PUG (上式中、COUPは、本発明に従うマゼンタ色素生成
性カプラーであり、TGは、処理中にCOUPから開裂
可能なタイミング基であり、nは、0、1、2又は3で
あり、そしてPUGは、放出可能な写真的に有用な基で
ある) で示される分子を提供する。更に、本発明に従って、ピ
ラゾロトリアゾールカプラー及び/又は前記分子と組合
わさったハロゲン化銀乳剤を提供する。
性カプラーであり、TGは、処理中にCOUPから開裂
可能なタイミング基であり、nは、0、1、2又は3で
あり、そしてPUGは、放出可能な写真的に有用な基で
ある) で示される分子を提供する。更に、本発明に従って、ピ
ラゾロトリアゾールカプラー及び/又は前記分子と組合
わさったハロゲン化銀乳剤を提供する。
【0009】また、本発明に従って、カプラー及び/又
は前記式で示される分子と組合わさったハロゲン化銀乳
剤層並びに支持体を含んで成る写真要素を提供する。更
に、少なくとも1つのシアン色素生成性カプラーと組合
わさった少なくとも1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を
含んで成るシアン色素画像形成性単位、少なくとも1つ
のマゼンタ色素生成性カプラーと組合わさった少なくと
も1つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るマゼン
タ色素画像形成性単位、及び少なくとも1つのイエロー
色素生成性カプラーと組合わさった少なくとも1つの青
感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るイエロー色素画像
形成性単位を担持する支持体を含んで成る多色写真要素
であって、更にカプラー及び/又は前記式で示される分
子を含んで成る要素を提供する。
は前記式で示される分子と組合わさったハロゲン化銀乳
剤層並びに支持体を含んで成る写真要素を提供する。更
に、少なくとも1つのシアン色素生成性カプラーと組合
わさった少なくとも1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を
含んで成るシアン色素画像形成性単位、少なくとも1つ
のマゼンタ色素生成性カプラーと組合わさった少なくと
も1つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るマゼン
タ色素画像形成性単位、及び少なくとも1つのイエロー
色素生成性カプラーと組合わさった少なくとも1つの青
感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るイエロー色素画像
形成性単位を担持する支持体を含んで成る多色写真要素
であって、更にカプラー及び/又は前記式で示される分
子を含んで成る要素を提供する。
【0010】また、現像可能なハロゲン化銀粒子の像様
分布を有するハロゲン化銀乳剤及び支持体を含んで成る
写真要素に画像を現像するためのプロセスであって、カ
プラー及び/又は前記式で示される分子の存在下で前記
要素をハロゲン化銀発色現像主薬で現像せしめる工程を
含んで成るプロセスを提供する。本発明の更なる目的、
特徴及び利点は、以下の好ましい態様の詳細な説明より
明らかとなるであろう。
分布を有するハロゲン化銀乳剤及び支持体を含んで成る
写真要素に画像を現像するためのプロセスであって、カ
プラー及び/又は前記式で示される分子の存在下で前記
要素をハロゲン化銀発色現像主薬で現像せしめる工程を
含んで成るプロセスを提供する。本発明の更なる目的、
特徴及び利点は、以下の好ましい態様の詳細な説明より
明らかとなるであろう。
【0011】
【具体的な態様】本発明は、新規ピラゾロトリアゾール
カプラー及び写真要素における該カプラーの使用に関す
る。カプラーは、3位にスルホンアミド可溶化基を有す
るピラゾロ( 3,2−c)−s−トリアゾールである。カ
プラーは次式I.で表される。
カプラー及び写真要素における該カプラーの使用に関す
る。カプラーは、3位にスルホンアミド可溶化基を有す
るピラゾロ( 3,2−c)−s−トリアゾールである。カ
プラーは次式I.で表される。
【0012】
【化5】
【0013】上式中、
【化6】
【0014】そして、R1 、R2 、R3 、R4 及びR5
は、独立して水素、置換もしくは非置換のアルキル基又
は置換もしくは非置換のアリール基であり、好ましくは
R1 及びR2の1つが水素以外のものであり、nは、
0、1、2、3又は4であり、R6 は、置換もしくは非
置換のアリーレン又は置換もしくは非置換の複素環であ
り、Zは、-NHSO2-R7 であり、R7 は、1〜4個の炭素
原子を含有するn−アルキル基、非置換フェニルもしく
は中性(すなわち、正のハメット・シグマ(Hammett si
gma)値を有する)又は電子求引性基で置換されたフェニ
ル、又は非置換であるかあるいは中性又は電子求引性基
で置換されていてもよい複素環であり、mは、1又は2
であるが、mが2である場合にはZ基が互いにメタ位に
存在することを条件とし、R8 は、置換もしくは非置換
のアルキル基又は置換もしくは非置換のアリール基であ
り、そしてXは、水素又は写真的に有用な基(PUG)
を包含しうるカプリング脱離基(COG)である。
は、独立して水素、置換もしくは非置換のアルキル基又
は置換もしくは非置換のアリール基であり、好ましくは
R1 及びR2の1つが水素以外のものであり、nは、
0、1、2、3又は4であり、R6 は、置換もしくは非
置換のアリーレン又は置換もしくは非置換の複素環であ
り、Zは、-NHSO2-R7 であり、R7 は、1〜4個の炭素
原子を含有するn−アルキル基、非置換フェニルもしく
は中性(すなわち、正のハメット・シグマ(Hammett si
gma)値を有する)又は電子求引性基で置換されたフェニ
ル、又は非置換であるかあるいは中性又は電子求引性基
で置換されていてもよい複素環であり、mは、1又は2
であるが、mが2である場合にはZ基が互いにメタ位に
存在することを条件とし、R8 は、置換もしくは非置換
のアルキル基又は置換もしくは非置換のアリール基であ
り、そしてXは、水素又は写真的に有用な基(PUG)
を包含しうるカプリング脱離基(COG)である。
【0015】COGとは、例えば、酸化された発色現像
主薬と反応して、現像工程中に開裂されうる基を意味す
る。R8 は、いずれかの既知アルキル基もしくはアリー
ル基であってもよく、且つ処理中にカプラーの反応に悪
影響を及ぼさない1つ以上の置換基で置換されていても
よい。R8 がアルキル基である場合には、アルキルが1
〜8個の炭素原子を含有することは特に好ましく、1〜
4個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖アルキル基が
より好ましい。R8 がアリール基である場合には、アル
キル、アルコキシ、ハロゲン、カルボナミドもしくはア
ルコキシカルボニル又は処理中にカプラーの反応に悪影
響を及ぼさない別の置換基から成る群より選ばれる1つ
以上の置換基で置換されていても置換されていなくても
よいフェニル基が好ましい。また、R8 は酸素結合によ
り中断されたアルキル基であってもよい。最も好ましく
はR8 がメチル基である。
主薬と反応して、現像工程中に開裂されうる基を意味す
る。R8 は、いずれかの既知アルキル基もしくはアリー
ル基であってもよく、且つ処理中にカプラーの反応に悪
影響を及ぼさない1つ以上の置換基で置換されていても
よい。R8 がアルキル基である場合には、アルキルが1
〜8個の炭素原子を含有することは特に好ましく、1〜
4個の炭素原子を含有する直鎖又は分枝鎖アルキル基が
より好ましい。R8 がアリール基である場合には、アル
キル、アルコキシ、ハロゲン、カルボナミドもしくはア
ルコキシカルボニル又は処理中にカプラーの反応に悪影
響を及ぼさない別の置換基から成る群より選ばれる1つ
以上の置換基で置換されていても置換されていなくても
よいフェニル基が好ましい。また、R8 は酸素結合によ
り中断されたアルキル基であってもよい。最も好ましく
はR8 がメチル基である。
【0016】好ましくはXが水素もしくはハロゲン原
子、例えば、塩素である。好ましくはR6 がフェニレン
基であるが、また好ましくは1つ以上のN、S及び/又
はOヘテロ原子を有する5又は6個の環構成員を含有す
る複素環、例えば、ピリジル、イミダゾリル及びベンズ
イミダゾリルであってもよい。R6 に適する置換基に
は、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、アリール、ニト
ロ、シアノ及びアルコキシカルボニルが挙げられる。R
6 が非置換フェニレン基であることが最も好ましい。
子、例えば、塩素である。好ましくはR6 がフェニレン
基であるが、また好ましくは1つ以上のN、S及び/又
はOヘテロ原子を有する5又は6個の環構成員を含有す
る複素環、例えば、ピリジル、イミダゾリル及びベンズ
イミダゾリルであってもよい。R6 に適する置換基に
は、ハロゲン、アルコキシ、アルキル、アリール、ニト
ロ、シアノ及びアルコキシカルボニルが挙げられる。R
6 が非置換フェニレン基であることが最も好ましい。
【0017】R7 がアリールもしくは複素環である場
合、適当な電子求引性置換基には、いずれかの当該技術
分野で既知であるもの、例えば、Cl、NO2 、CN、SO2 、
SO2N(R)2、CON(R)2 及びCO2R9 (ここで、Rは水素もし
くはアルキル基又はアリール基であり、そしてR9 はア
ルキル基又はアリール基である)が挙げられる。R7 が
アリールもしくは複素環である場合、適当な中性置換基
には、CO2H及び水素を包含する、いずれかの当該技術分
野で既知であるものが挙げられる。好ましくはR 7 がメ
チル基である。
合、適当な電子求引性置換基には、いずれかの当該技術
分野で既知であるもの、例えば、Cl、NO2 、CN、SO2 、
SO2N(R)2、CON(R)2 及びCO2R9 (ここで、Rは水素もし
くはアルキル基又はアリール基であり、そしてR9 はア
ルキル基又はアリール基である)が挙げられる。R7 が
アリールもしくは複素環である場合、適当な中性置換基
には、CO2H及び水素を包含する、いずれかの当該技術分
野で既知であるものが挙げられる。好ましくはR 7 がメ
チル基である。
【0018】好ましくは、R5 が1〜32個の炭素原子を
含有するアルキル基もしくは置換されていてもよいアリ
ール基である。好ましくは、R1 がメチル基もしくはフ
ェニル基である。nが0であることが好ましい。nが0
である場合には、R3 及びR4 は存在しない。nが1、
2、3又は4である場合には、好ましくはR3 及びR4
が1〜30個の炭素原子を含有するアルキル基もしくは置
換されていても置換されていなくてもよいアリール基よ
り選ばれる。R1 及びR5 の基に適する置換基には、処
理中にカプラーに悪影響を及ぼさないであろういずれか
の当該技術分野で既知であるものが挙げられる。本発明
の範囲内のカプラーの具体例には下記のものが挙げられ
る。
含有するアルキル基もしくは置換されていてもよいアリ
ール基である。好ましくは、R1 がメチル基もしくはフ
ェニル基である。nが0であることが好ましい。nが0
である場合には、R3 及びR4 は存在しない。nが1、
2、3又は4である場合には、好ましくはR3 及びR4
が1〜30個の炭素原子を含有するアルキル基もしくは置
換されていても置換されていなくてもよいアリール基よ
り選ばれる。R1 及びR5 の基に適する置換基には、処
理中にカプラーに悪影響を及ぼさないであろういずれか
の当該技術分野で既知であるものが挙げられる。本発明
の範囲内のカプラーの具体例には下記のものが挙げられ
る。
【0019】
【化7】
【0020】本発明に従うピラゾロトリアゾールカプラ
ーは、従来技術文献、例えば、リサーチ・ディスクロー
ジャー(Research Disclosure), 1974年8月,Item No.
12443, Kenneth Mason Publications, Ltd. ,The Old
Harbourmaster's, 8 North Street, Emsworth, Hampshi
re P010 7DD, England 出版, 及び米国特許第 4,540,6
54号明細書に記載の一般的な合成方法により製造でき
る。
ーは、従来技術文献、例えば、リサーチ・ディスクロー
ジャー(Research Disclosure), 1974年8月,Item No.
12443, Kenneth Mason Publications, Ltd. ,The Old
Harbourmaster's, 8 North Street, Emsworth, Hampshi
re P010 7DD, England 出版, 及び米国特許第 4,540,6
54号明細書に記載の一般的な合成方法により製造でき
る。
【0021】カプラー1を、以下の概略図によって表さ
れる以下に概説された方法に従って製造した。メタンス
ルホニルクロリド(S−2)78mL(0.0225モル)を、イ
ソプロピルアルコール 100mL中p−アミノ安息香酸エチ
ル(S−1)33g(0.20 モル)及びピリジン18mL (0.02
25モル)及びピリジンN−オキシド0.38g (0.004 モ
ル)の攪拌した懸濁液に添加した。反応混合物は約50℃
まで発熱した。周囲温度で1/2時間攪拌した後、水 1
50mL中水酸化ナトリウム40g(1モル)の溶液を添加
し、そして反応混合物を1/2時間還流した。反応混合
物を分離漏斗に注ぎ入れ、そして室温まで冷却した。分
離した水性層( 180mL) を氷水で 400mLまで希釈し、そ
して混合物が強酸性(pH=2) になるまで濃塩酸を添加
した。白色沈殿を濾取し水で洗浄しそして風乾すると化
合物S−4 40.8gが得られた。
れる以下に概説された方法に従って製造した。メタンス
ルホニルクロリド(S−2)78mL(0.0225モル)を、イ
ソプロピルアルコール 100mL中p−アミノ安息香酸エチ
ル(S−1)33g(0.20 モル)及びピリジン18mL (0.02
25モル)及びピリジンN−オキシド0.38g (0.004 モ
ル)の攪拌した懸濁液に添加した。反応混合物は約50℃
まで発熱した。周囲温度で1/2時間攪拌した後、水 1
50mL中水酸化ナトリウム40g(1モル)の溶液を添加
し、そして反応混合物を1/2時間還流した。反応混合
物を分離漏斗に注ぎ入れ、そして室温まで冷却した。分
離した水性層( 180mL) を氷水で 400mLまで希釈し、そ
して混合物が強酸性(pH=2) になるまで濃塩酸を添加
した。白色沈殿を濾取し水で洗浄しそして風乾すると化
合物S−4 40.8gが得られた。
【0022】塩化オキサリル13mL (0.15モル) 及び N,N
−ジメチルホルムアミド 0.5mLを、酢酸エチル 100mL中
化合物S−4 21.5g(0.10モル)の懸濁液に添加する
と、激しい発泡が認められた。混合物を 1.5時間周囲温
度で攪拌したが、白色不溶性固体がまだ認められた。ヘ
キサン 200mLを添加し、そしてS−5 20gを白色固体
として濾取した。
−ジメチルホルムアミド 0.5mLを、酢酸エチル 100mL中
化合物S−4 21.5g(0.10モル)の懸濁液に添加する
と、激しい発泡が認められた。混合物を 1.5時間周囲温
度で攪拌したが、白色不溶性固体がまだ認められた。ヘ
キサン 200mLを添加し、そしてS−5 20gを白色固体
として濾取した。
【0023】ピラゾロトリアゾールS−8を酢酸 600mL
に溶解し、そして酢酸ナトリウム61g(0.724 モル)を
添加し、続いて塩化アセチル21.8mL (0.307 モル)を滴
下した(1/2時間に亘って)。混合物を周囲温度で1
/2時間攪拌すると、反応混合物は沈殿を伴う非常に濃
厚なものになった。反応混合物を分離漏斗に注ぎ入れ、
そして水で洗浄し、次いですべての酢酸が除去されるま
で飽和NaHCO3で洗浄した。次いでゴム状固体が得られる
まで濃縮し、そしてそれをジクロロメタンに溶解してシ
リカゲルのパッドを介して濾過し、油状物が得られるま
でそれを濃縮し、次いでアセトニトリルから結晶化して
精製すると、白色固体としてS−9 61gが得られた。
に溶解し、そして酢酸ナトリウム61g(0.724 モル)を
添加し、続いて塩化アセチル21.8mL (0.307 モル)を滴
下した(1/2時間に亘って)。混合物を周囲温度で1
/2時間攪拌すると、反応混合物は沈殿を伴う非常に濃
厚なものになった。反応混合物を分離漏斗に注ぎ入れ、
そして水で洗浄し、次いですべての酢酸が除去されるま
で飽和NaHCO3で洗浄した。次いでゴム状固体が得られる
まで濃縮し、そしてそれをジクロロメタンに溶解してシ
リカゲルのパッドを介して濾過し、油状物が得られるま
でそれを濃縮し、次いでアセトニトリルから結晶化して
精製すると、白色固体としてS−9 61gが得られた。
【0024】酢酸エチル 300mL中S−9 16g(0.0287
モル)の懸濁液を、溶液になるまで約40℃に温めた。溶
液を室温まで冷却した後、 N,N−ジメチルアニリン10.9
mL(0.0862 モル)及び新たに調整した酸塩化物S−5
8.7g(0.0373モル)を添加した。反応混合物を周囲温
度で16時間攪拌した。反応混合物を分離漏斗に注ぎ入
れ、そして10%HCl 200mL×1、飽和NaHCO3溶液 200mL
×3、10%HCl 200mL×1そして最後にブライン 100mL
×1で洗浄した。得られた化合物を濃縮すると黄色ゴム
状物が得られ、次いでアセトニトリルから結晶化すると
明褐色固体としてS−10 17.2gが得られた。
モル)の懸濁液を、溶液になるまで約40℃に温めた。溶
液を室温まで冷却した後、 N,N−ジメチルアニリン10.9
mL(0.0862 モル)及び新たに調整した酸塩化物S−5
8.7g(0.0373モル)を添加した。反応混合物を周囲温
度で16時間攪拌した。反応混合物を分離漏斗に注ぎ入
れ、そして10%HCl 200mL×1、飽和NaHCO3溶液 200mL
×3、10%HCl 200mL×1そして最後にブライン 100mL
×1で洗浄した。得られた化合物を濃縮すると黄色ゴム
状物が得られ、次いでアセトニトリルから結晶化すると
明褐色固体としてS−10 17.2gが得られた。
【0025】濃HCl 2.1mL(0.0247モル) を、メタノー
ル40mL中化合物S−10 6.2g(0.0082モル)の懸濁液
に添加した。混合物を約5分間加熱還流すると完全な溶
液が得られた。次いでそれを室温まで冷却し、そして水
40mLを添加した。溶液を酢酸エチル20mL×3で抽出し
た。合わせた酢酸エチル抽出物をブライン20mL×1で洗
浄し、Na2SO4で乾燥し、そして濃縮するとガラス状物質
が得られた。生成物をアセトニトリルから結晶化すると
白色固体として化合物S−11,カプラー1 5.4gが得ら
れた。生成物の同一性は元素分析、NMR 及び質量スペク
トルにより確認した。
ル40mL中化合物S−10 6.2g(0.0082モル)の懸濁液
に添加した。混合物を約5分間加熱還流すると完全な溶
液が得られた。次いでそれを室温まで冷却し、そして水
40mLを添加した。溶液を酢酸エチル20mL×3で抽出し
た。合わせた酢酸エチル抽出物をブライン20mL×1で洗
浄し、Na2SO4で乾燥し、そして濃縮するとガラス状物質
が得られた。生成物をアセトニトリルから結晶化すると
白色固体として化合物S−11,カプラー1 5.4gが得ら
れた。生成物の同一性は元素分析、NMR 及び質量スペク
トルにより確認した。
【0026】
【化8】
【0027】
【化9】
【0028】
【化10】
【0029】また本発明は、分子中から写真的に有用な
基が放出できる前記カプラーの使用に関する。このよう
な分子は構造IIのものである。 II. COUP−(TG)n −PUG 上式中、COUPは、前記マゼンタ色素生成性カプラー
であり、TGは、処理中にCOUPから開裂可能なタイ
ミング基であり、nは、0、1、2又は3であり、そし
てPUGは、放出可能な写真的に有用な基である。
基が放出できる前記カプラーの使用に関する。このよう
な分子は構造IIのものである。 II. COUP−(TG)n −PUG 上式中、COUPは、前記マゼンタ色素生成性カプラー
であり、TGは、処理中にCOUPから開裂可能なタイ
ミング基であり、nは、0、1、2又は3であり、そし
てPUGは、放出可能な写真的に有用な基である。
【0030】写真技術分野で既知であるいずれかのタイ
ミング基が、タイミング基TGとして有用である。1つ
以上のタイミング基が使用できる。具体的なタイミング
基が、米国特許第 4,248,962号、同第 4,772,537号、同
第 5,019,492号及び同第 5,026,628号明細書並びにヨー
ロッパ特許出願第 255,085号明細書に開示されている。
3つまでのタイミング基を連続的に連結することができ
る(すなわち、nは0〜3である)。タイミング基は非
バラスト化又はバラスト化であることができ、且つ可溶
性基を含有できる。
ミング基が、タイミング基TGとして有用である。1つ
以上のタイミング基が使用できる。具体的なタイミング
基が、米国特許第 4,248,962号、同第 4,772,537号、同
第 5,019,492号及び同第 5,026,628号明細書並びにヨー
ロッパ特許出願第 255,085号明細書に開示されている。
3つまでのタイミング基を連続的に連結することができ
る(すなわち、nは0〜3である)。タイミング基は非
バラスト化又はバラスト化であることができ、且つ可溶
性基を含有できる。
【0031】バラストは、分子の残りのものと共に、非
反応性分子を、処理前にフィルム要素中に固定されるよ
うに又は非拡散性となるようにするのに十分なサイズ及
び嵩のいずれかの基でありうる。基の残りのものが比較
的嵩の大きいものである場合には、それは比較的小さな
基であることができる。好ましくはバラスト基が、各々
約8〜30個の炭素原子を含有するアルキル基もしくはア
リール基である。これらの基は、例えば、現像する前の
カプラーの非拡散性を増強するような基で置換すること
も又は置換しないこともできる。バラスト基は、いずれ
かの方法でTG及び/又はCOUPに付着できる。また
バラスト基は、更なる可溶性基、例えば、カルボン酸類
もしくはスルホンアミド類を含有できる。適当なバラス
ト基は、例えば、米国特許第 4,420,556号及び同第 4,9
23,789号明細書に記載されており、それらの明細書は引
用することにより本明細書に組み入れられる。
反応性分子を、処理前にフィルム要素中に固定されるよ
うに又は非拡散性となるようにするのに十分なサイズ及
び嵩のいずれかの基でありうる。基の残りのものが比較
的嵩の大きいものである場合には、それは比較的小さな
基であることができる。好ましくはバラスト基が、各々
約8〜30個の炭素原子を含有するアルキル基もしくはア
リール基である。これらの基は、例えば、現像する前の
カプラーの非拡散性を増強するような基で置換すること
も又は置換しないこともできる。バラスト基は、いずれ
かの方法でTG及び/又はCOUPに付着できる。また
バラスト基は、更なる可溶性基、例えば、カルボン酸類
もしくはスルホンアミド類を含有できる。適当なバラス
ト基は、例えば、米国特許第 4,420,556号及び同第 4,9
23,789号明細書に記載されており、それらの明細書は引
用することにより本明細書に組み入れられる。
【0032】有用なPUGには、いずれかの当該技術分
野で既知であるもの、例えば、現像抑制剤類、色素類、
色素前駆体類、カプラー類、現像主薬類、現像促進剤
類、漂白抑制剤類、漂白促進剤類、安定剤類、核生成剤
類、定着剤類、錯化剤類、画像トナー類、画像安定剤
類、タンニング剤類、溶剤類、界面活性剤類、化学及び
分光増感剤類、硬化剤類、カブリ剤類、カブリ防止剤
類、紫外線吸収剤類及び安定剤類、並びに写真感光材料
に有用であることが既知である別の添加剤類が挙げられ
る。これらのPUGは、当該技術分野で周知であり、そ
して例えば、米国特許第 5,019,492号及び同第 5,026,6
28号明細書に記載されており、これらは両方とも引用す
ることによりその全内容が本明細書に組み入れられる。
野で既知であるもの、例えば、現像抑制剤類、色素類、
色素前駆体類、カプラー類、現像主薬類、現像促進剤
類、漂白抑制剤類、漂白促進剤類、安定剤類、核生成剤
類、定着剤類、錯化剤類、画像トナー類、画像安定剤
類、タンニング剤類、溶剤類、界面活性剤類、化学及び
分光増感剤類、硬化剤類、カブリ剤類、カブリ防止剤
類、紫外線吸収剤類及び安定剤類、並びに写真感光材料
に有用であることが既知である別の添加剤類が挙げられ
る。これらのPUGは、当該技術分野で周知であり、そ
して例えば、米国特許第 5,019,492号及び同第 5,026,6
28号明細書に記載されており、これらは両方とも引用す
ることによりその全内容が本明細書に組み入れられる。
【0033】本発明の新規カプラーは、写真感光材料の
層中にマスキングカプラーとして使用できる。マスキン
グカプラーは、望ましくない波長の光から写真要素の層
をマスクする化合物である。マスキングカプラーとして
使用した場合には、PUGが色素である前記構造IIで示
される分子が使用される。色素の型は、既知であるよう
に、所望のマスキングを促進するように選択される。色
素は、色素の助色団を介することを除くいずれかの位置
で、TGに付着していても、又はnがゼロである場合に
はCOUPに付着していてもよい。色素の助色団は、当
該技術分野で既知であるいずれかの移動可能な基により
ブロックされうる。次いで色素をブロッキング及び非ブ
ロッキングすることにより色相シフトが調節できるの
で、吸収される光の色におけるスピード損失をもたらす
ことが多い望ましくない光の吸収を伴うことなく所望の
マスキング効果が得られる。ブロッキング基は、処理中
に移動可能であるいかなる基であってもよい。有用なブ
ロッキング基の具体例はイギリス特許第 2,105,482号明
細書に開示されており、特に有用なブロッキング基は米
国特許第 5,019,492号明細書に記載されており、それは
引用することによりその全内容が本明細書に組み入れら
れる。
層中にマスキングカプラーとして使用できる。マスキン
グカプラーは、望ましくない波長の光から写真要素の層
をマスクする化合物である。マスキングカプラーとして
使用した場合には、PUGが色素である前記構造IIで示
される分子が使用される。色素の型は、既知であるよう
に、所望のマスキングを促進するように選択される。色
素は、色素の助色団を介することを除くいずれかの位置
で、TGに付着していても、又はnがゼロである場合に
はCOUPに付着していてもよい。色素の助色団は、当
該技術分野で既知であるいずれかの移動可能な基により
ブロックされうる。次いで色素をブロッキング及び非ブ
ロッキングすることにより色相シフトが調節できるの
で、吸収される光の色におけるスピード損失をもたらす
ことが多い望ましくない光の吸収を伴うことなく所望の
マスキング効果が得られる。ブロッキング基は、処理中
に移動可能であるいかなる基であってもよい。有用なブ
ロッキング基の具体例はイギリス特許第 2,105,482号明
細書に開示されており、特に有用なブロッキング基は米
国特許第 5,019,492号明細書に記載されており、それは
引用することによりその全内容が本明細書に組み入れら
れる。
【0034】構造Iのカプラー及び構造IIの分子は、ハ
ロゲン化銀乳剤に組み入れることができ、そして乳剤を
支持体に塗布して写真要素を製造できる。あるいは又は
更に、カプラー及び/又は分子をハロゲン化銀乳剤に隣
接した写真要素に組み入れることができ、そこでは現像
中にカプラー及び/又は分子が、現像生成物、例えば、
酸化された発色現像主薬と共同して反応性になるであろ
う。1つ以上のカプラー及び/又は分子が、フィルムの
単一層に又はフィルム中いたるところに存在してもよ
い。
ロゲン化銀乳剤に組み入れることができ、そして乳剤を
支持体に塗布して写真要素を製造できる。あるいは又は
更に、カプラー及び/又は分子をハロゲン化銀乳剤に隣
接した写真要素に組み入れることができ、そこでは現像
中にカプラー及び/又は分子が、現像生成物、例えば、
酸化された発色現像主薬と共同して反応性になるであろ
う。1つ以上のカプラー及び/又は分子が、フィルムの
単一層に又はフィルム中いたるところに存在してもよ
い。
【0035】本明細書で用いられる組合わさったの語
は、カプラーがハロゲン化銀層に組み入れられるか、又
は現像中にカプラーが現像生成物、例えば、酸化された
発色現像主薬と反応できるような写真要素中に組み入れ
られることを意味する。本発明のカプラー及び分子が使
用される写真要素は、単色又は多色要素であることがで
きる。多色要素は、各々3種の主要なスペクトル領域に
感光性である色素画像形成性単位を含む。各単位は、所
定のスペクトル領域で感光性である単一乳剤層もしくは
多層乳剤層を含んで成ることができる。画像形成性単位
の層を包含する要素の層は、当該技術分野で既知である
様々な順序で配置できる。マスキングカプラーとして使
用する場合には、カプラーは、マスクすることを目的と
するフィルムの層に配置される。
は、カプラーがハロゲン化銀層に組み入れられるか、又
は現像中にカプラーが現像生成物、例えば、酸化された
発色現像主薬と反応できるような写真要素中に組み入れ
られることを意味する。本発明のカプラー及び分子が使
用される写真要素は、単色又は多色要素であることがで
きる。多色要素は、各々3種の主要なスペクトル領域に
感光性である色素画像形成性単位を含む。各単位は、所
定のスペクトル領域で感光性である単一乳剤層もしくは
多層乳剤層を含んで成ることができる。画像形成性単位
の層を包含する要素の層は、当該技術分野で既知である
様々な順序で配置できる。マスキングカプラーとして使
用する場合には、カプラーは、マスクすることを目的と
するフィルムの層に配置される。
【0036】典型的な多色写真要素は、少なくとも1つ
のシアン色素生成性カプラーと組合わさった少なくとも
1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るシアン色
素画像形成性単位、少なくとも1つのマゼンタ色素生成
性カプラーと組合わさった少なくとも1つの緑感性ハロ
ゲン化銀乳剤層を含んで成るマゼンタ色素画像形成性単
位、及び少なくとも1つのイエロー色素生成性カプラー
と組合わさった少なくとも1つの青感性ハロゲン化銀乳
剤層を含んで成るイエロー色素画像形成性単位を担持す
る支持体を含んで成る。要素は、更なる層、例えば、フ
ィルター層、中間層、オーバーコート層及び下塗り層な
どを含有できる。
のシアン色素生成性カプラーと組合わさった少なくとも
1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るシアン色
素画像形成性単位、少なくとも1つのマゼンタ色素生成
性カプラーと組合わさった少なくとも1つの緑感性ハロ
ゲン化銀乳剤層を含んで成るマゼンタ色素画像形成性単
位、及び少なくとも1つのイエロー色素生成性カプラー
と組合わさった少なくとも1つの青感性ハロゲン化銀乳
剤層を含んで成るイエロー色素画像形成性単位を担持す
る支持体を含んで成る。要素は、更なる層、例えば、フ
ィルター層、中間層、オーバーコート層及び下塗り層な
どを含有できる。
【0037】本発明に従う乳剤及び要素における使用に
適する材料についての以下の論述では、引用は、リサー
チ・ディスクロージャー(Research Disclosure), 1989
年12月,Item 308119, Kenneth Mason Publications, L
td. ,Emsworth, HampshireP010 7DQ, U.K., 出版, に
対して成され、その記載内容は引用することにより全て
本明細書に組み入れられる。この刊行物は、以下本明細
書では「リサーチ・ディスクロージャー」の語と同一で
ある。本発明の要素は、これらの刊行物及びそこで引用
された刊行物に記載された乳剤並びに添加剤を含んで成
ることができる。
適する材料についての以下の論述では、引用は、リサー
チ・ディスクロージャー(Research Disclosure), 1989
年12月,Item 308119, Kenneth Mason Publications, L
td. ,Emsworth, HampshireP010 7DQ, U.K., 出版, に
対して成され、その記載内容は引用することにより全て
本明細書に組み入れられる。この刊行物は、以下本明細
書では「リサーチ・ディスクロージャー」の語と同一で
ある。本発明の要素は、これらの刊行物及びそこで引用
された刊行物に記載された乳剤並びに添加剤を含んで成
ることができる。
【0038】本発明に従う要素に使用されるハロゲン化
銀乳剤は、臭化銀、塩化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨ
ウ化銀、臭ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀もしくはそれらの混
合物を含んで成ることができる。乳剤は、いずれかの従
来の形状もしくはサイズのハロゲン化銀粒子を含有でき
る。特に、乳剤は粗、中間又は微細なハロゲン化銀粒子
を含有できる。Mignot, 米国特許第 4,386,156号明細
書、Wey,米国特許第 4,399,215号明細書、Maskasky, 米
国特許第 4,400,463号明細書、Wey 他, 米国特許第 4,4
14,306号明細書、Maskasky, 米国特許第 4,414,966号明
細書、Daubendiek他, 米国特許第 4,424,310号明細書、
Solberg 他, 米国特許第4,433,048 号明細書、Wilgus
他, 米国特許第 4,434,226号明細書、Maskasky, 米国特
許第 4,435,501号明細書、Evans 他, 米国特許第 4,50
4,570号明細書、並びにDaubendiek他,米国特許第 4,67
2,027号及び同第 4,693,964号明細書に開示されたもの
を初めとする高アスペクト比平板状粒子乳剤が特に考慮
される。また、特に考慮されるものは、粒子の外表面中
よりも粒子のコア中の方がヨウ化物のモル比が高い臭ヨ
ウ化銀粒子、例えば、イギリス特許第 1,027,146号明細
書、特開昭54-48521号公報、米国特許第 4,379,837号、
同第 4,444,877号、同第 4,565,778号、同第 4,636,461
号、同第 4,665,012号、同第 4,668,614号、同第 4,68
6,178号及び同第 4,728,602号明細書並びにヨーロッパ
特許第 264,954号明細書に記載のものである。ハロゲン
化銀乳剤は、沈殿するので単分散あるいは多分散のどち
らかでありうる。乳剤の粒子サイズ分布は、ハロゲン化
銀粒子分離技術により、又は異なる粒子サイズのハロゲ
ン化銀乳剤をブレンドせしめることにより調節できる。
銀乳剤は、臭化銀、塩化銀、ヨウ化銀、塩臭化銀、塩ヨ
ウ化銀、臭ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀もしくはそれらの混
合物を含んで成ることができる。乳剤は、いずれかの従
来の形状もしくはサイズのハロゲン化銀粒子を含有でき
る。特に、乳剤は粗、中間又は微細なハロゲン化銀粒子
を含有できる。Mignot, 米国特許第 4,386,156号明細
書、Wey,米国特許第 4,399,215号明細書、Maskasky, 米
国特許第 4,400,463号明細書、Wey 他, 米国特許第 4,4
14,306号明細書、Maskasky, 米国特許第 4,414,966号明
細書、Daubendiek他, 米国特許第 4,424,310号明細書、
Solberg 他, 米国特許第4,433,048 号明細書、Wilgus
他, 米国特許第 4,434,226号明細書、Maskasky, 米国特
許第 4,435,501号明細書、Evans 他, 米国特許第 4,50
4,570号明細書、並びにDaubendiek他,米国特許第 4,67
2,027号及び同第 4,693,964号明細書に開示されたもの
を初めとする高アスペクト比平板状粒子乳剤が特に考慮
される。また、特に考慮されるものは、粒子の外表面中
よりも粒子のコア中の方がヨウ化物のモル比が高い臭ヨ
ウ化銀粒子、例えば、イギリス特許第 1,027,146号明細
書、特開昭54-48521号公報、米国特許第 4,379,837号、
同第 4,444,877号、同第 4,565,778号、同第 4,636,461
号、同第 4,665,012号、同第 4,668,614号、同第 4,68
6,178号及び同第 4,728,602号明細書並びにヨーロッパ
特許第 264,954号明細書に記載のものである。ハロゲン
化銀乳剤は、沈殿するので単分散あるいは多分散のどち
らかでありうる。乳剤の粒子サイズ分布は、ハロゲン化
銀粒子分離技術により、又は異なる粒子サイズのハロゲ
ン化銀乳剤をブレンドせしめることにより調節できる。
【0039】増感化合物、例えば、銅、タリウム、鉛、
ビスマス、カドミウム及び第VIII族貴金属類の化合物
は、ハロゲン化銀乳剤の沈殿の際に存在できる。乳剤
は、表面感光性乳剤、すなわち、主にハロゲン化銀粒子
の表面上に潜像を形成する乳剤、又は内部潜像形成性乳
剤、すなわち、主にハロゲン化銀粒子の内部に潜像を形
成する乳剤であることができる。乳剤は、ネガ型乳剤、
例えば、表面感光性乳剤もしくはカブらせていない内部
潜像形成性乳剤、又はカブらせていない内部潜像形成性
型の直接ポジティブ乳剤であることができ、現像が均一
な光露光を用いて又は核生成剤の存在下で行われる場合
には、それらはポジ型である。
ビスマス、カドミウム及び第VIII族貴金属類の化合物
は、ハロゲン化銀乳剤の沈殿の際に存在できる。乳剤
は、表面感光性乳剤、すなわち、主にハロゲン化銀粒子
の表面上に潜像を形成する乳剤、又は内部潜像形成性乳
剤、すなわち、主にハロゲン化銀粒子の内部に潜像を形
成する乳剤であることができる。乳剤は、ネガ型乳剤、
例えば、表面感光性乳剤もしくはカブらせていない内部
潜像形成性乳剤、又はカブらせていない内部潜像形成性
型の直接ポジティブ乳剤であることができ、現像が均一
な光露光を用いて又は核生成剤の存在下で行われる場合
には、それらはポジ型である。
【0040】貴金属(例えば、金)、中間カルコゲン
(例えば、硫黄、セレンもしくはテルル)並びに減感剤
を個別に又は組み合わせて使用してハロゲン化銀乳剤を
表面増感できることが特に考慮される。典型的な化学増
感剤は、リサーチ・ディスクロージャー,Item 308119,
第 III節に列挙されている。
(例えば、硫黄、セレンもしくはテルル)並びに減感剤
を個別に又は組み合わせて使用してハロゲン化銀乳剤を
表面増感できることが特に考慮される。典型的な化学増
感剤は、リサーチ・ディスクロージャー,Item 308119,
第 III節に列挙されている。
【0041】ハロゲン化銀乳剤は、シアニン類、メロシ
アニン類、複合シアニン類及びメロシアニン類(例え
ば、トリ、テトラ及び多核シアニン類並びにメロシアニ
ン類)、オキソノール類、ヘミオキソノール類、スチリ
ル類、メロスチリル類、並びにストレプトシアニン類を
含むポリメチン色素クラスを包含する各種クラス由来の
色素で分光増感できる。具体的な分光増感色素類は、リ
サーチ・ディスクロージャー,Item 308119,第IV節及び
そこで引用された刊行物に記載されている。
アニン類、複合シアニン類及びメロシアニン類(例え
ば、トリ、テトラ及び多核シアニン類並びにメロシアニ
ン類)、オキソノール類、ヘミオキソノール類、スチリ
ル類、メロスチリル類、並びにストレプトシアニン類を
含むポリメチン色素クラスを包含する各種クラス由来の
色素で分光増感できる。具体的な分光増感色素類は、リ
サーチ・ディスクロージャー,Item 308119,第IV節及び
そこで引用された刊行物に記載されている。
【0042】乳剤層及び本発明に従う要素の別の層に適
するベヒクルは、リサーチ・ディスクロージャー,Item
308119,第IX節及びそこで引用された刊行物に記載され
ている。本発明に従う写真要素は、更なるカプラー、例
えば、リサーチ・ディスクロージャー,第 VII節,パラ
グラフD〜G及びそこで引用された刊行物に記載される
ものを含むことができる。これらの更なるカプラーは、
リサーチ・ディスクロージャー,第 VII節,パラグラフ
C及びそこで引用された刊行物に記載されるように組み
入れることができる。本発明に従うカプラーは、カラー
ドマスキングカプラー類、例えば、米国特許第 4,883,7
46号明細書に記載のものと、画像改質性カプラー類、例
えば、米国特許第 3,148,062号、同第 3,227,554号、同
第 3,733,201号、同第 4,409,323号及び同第 4,248,962
号明細書に記載のものと、並びに漂白促進剤を放出する
カプラー類、例えば、ヨーロッパ特許出願第 193,389号
明細書に記載のものと共に使用できる。
するベヒクルは、リサーチ・ディスクロージャー,Item
308119,第IX節及びそこで引用された刊行物に記載され
ている。本発明に従う写真要素は、更なるカプラー、例
えば、リサーチ・ディスクロージャー,第 VII節,パラ
グラフD〜G及びそこで引用された刊行物に記載される
ものを含むことができる。これらの更なるカプラーは、
リサーチ・ディスクロージャー,第 VII節,パラグラフ
C及びそこで引用された刊行物に記載されるように組み
入れることができる。本発明に従うカプラーは、カラー
ドマスキングカプラー類、例えば、米国特許第 4,883,7
46号明細書に記載のものと、画像改質性カプラー類、例
えば、米国特許第 3,148,062号、同第 3,227,554号、同
第 3,733,201号、同第 4,409,323号及び同第 4,248,962
号明細書に記載のものと、並びに漂白促進剤を放出する
カプラー類、例えば、ヨーロッパ特許出願第 193,389号
明細書に記載のものと共に使用できる。
【0043】また、本発明に従う写真要素もしくはそれ
らの個別の層は、いずれかの数多くの別の周知添加剤及
び層を含むことができる。これらとしては、例えば、光
学的蛍光増白剤(リサーチ・ディスクロージャー,第V
節参照)、カブリ防止剤及び画像安定剤(リサーチ・デ
ィスクロージャー,第VI節参照)、光吸収物質、例え
ば、中間粒子吸収剤(intergrain absorber)のフィルタ
ー層及び光散乱物質(リサーチ・ディスクロージャー,
第VIII節参照)、ゼラチン硬膜剤(リサーチ・ディスク
ロージャー,第X節参照)、酸化された現像主薬のスカ
ベンジャー、塗布助剤及び種々界面活性剤、オーバーコ
ート層、中間層、バリヤー層並びにハレーション防止層
(リサーチ・ディスクロージャー,第 VII節,パラグラ
フK参照)、帯電防止剤(リサーチ・ディスクロージャ
ー,第XIII節参照)、可塑剤及び滑剤(リサーチ・ディ
スクロージャー,第 XII節参照)、マット剤(リサーチ
・ディスクロージャー,第 XVI節参照)、汚染防止剤及
び画像色素安定剤(リサーチ・ディスクロージャー,第
VII節, パラグラフI及びJ参照)現像抑制剤放出型カ
プラー及び漂白促進剤放出型カプラー(リサーチ・ディ
スクロージャー,第 VII節,パラグラフF参照)、現像
改質剤(リサーチ・ディスクロージャー,第 XXI節参
照)、並びに当該技術分野で既知である別の添加剤及び
層が挙げられる。
らの個別の層は、いずれかの数多くの別の周知添加剤及
び層を含むことができる。これらとしては、例えば、光
学的蛍光増白剤(リサーチ・ディスクロージャー,第V
節参照)、カブリ防止剤及び画像安定剤(リサーチ・デ
ィスクロージャー,第VI節参照)、光吸収物質、例え
ば、中間粒子吸収剤(intergrain absorber)のフィルタ
ー層及び光散乱物質(リサーチ・ディスクロージャー,
第VIII節参照)、ゼラチン硬膜剤(リサーチ・ディスク
ロージャー,第X節参照)、酸化された現像主薬のスカ
ベンジャー、塗布助剤及び種々界面活性剤、オーバーコ
ート層、中間層、バリヤー層並びにハレーション防止層
(リサーチ・ディスクロージャー,第 VII節,パラグラ
フK参照)、帯電防止剤(リサーチ・ディスクロージャ
ー,第XIII節参照)、可塑剤及び滑剤(リサーチ・ディ
スクロージャー,第 XII節参照)、マット剤(リサーチ
・ディスクロージャー,第 XVI節参照)、汚染防止剤及
び画像色素安定剤(リサーチ・ディスクロージャー,第
VII節, パラグラフI及びJ参照)現像抑制剤放出型カ
プラー及び漂白促進剤放出型カプラー(リサーチ・ディ
スクロージャー,第 VII節,パラグラフF参照)、現像
改質剤(リサーチ・ディスクロージャー,第 XXI節参
照)、並びに当該技術分野で既知である別の添加剤及び
層が挙げられる。
【0044】本発明に従う写真要素は、リサーチ・ディ
スクロージャー,第XVII節及びそこで引用されたものに
記載されるような多様な支持体上に塗布できる。これら
の支持体としては、ポリマーフィルム、例えば、セルロ
ースエステル類(例えば、三酢酸セルロース及び二酢酸
セルロース)並びに二塩基性芳香族カルボン酸と二価ア
ルコールのポリエステル類(例えば、ポリエチレンテレ
フタレート)、紙並びにポリマー塗布紙が挙げられる。
スクロージャー,第XVII節及びそこで引用されたものに
記載されるような多様な支持体上に塗布できる。これら
の支持体としては、ポリマーフィルム、例えば、セルロ
ースエステル類(例えば、三酢酸セルロース及び二酢酸
セルロース)並びに二塩基性芳香族カルボン酸と二価ア
ルコールのポリエステル類(例えば、ポリエチレンテレ
フタレート)、紙並びにポリマー塗布紙が挙げられる。
【0045】本発明に従う写真要素は、化学輻射線、典
型的には可視スペクトル領域で露光されるとリサーチ・
ディスクロージャー第XVIII 節に記載されるように潜像
を形成し、次いでリサーチ・ディスクロージャー第XIX
節に記載されるように処理されると可視色素画像を形成
できる。可視色素画像を形成するための処理は、要素を
発色現像主薬と接触せしめて現像可能なハロゲン化銀を
還元し且つ発色現像主薬を酸化する工程を含む。酸化さ
れた発色現像主薬は、次いでカプラーと反応して色素を
与える。
型的には可視スペクトル領域で露光されるとリサーチ・
ディスクロージャー第XVIII 節に記載されるように潜像
を形成し、次いでリサーチ・ディスクロージャー第XIX
節に記載されるように処理されると可視色素画像を形成
できる。可視色素画像を形成するための処理は、要素を
発色現像主薬と接触せしめて現像可能なハロゲン化銀を
還元し且つ発色現像主薬を酸化する工程を含む。酸化さ
れた発色現像主薬は、次いでカプラーと反応して色素を
与える。
【0046】好ましい発色現像主薬はp−フェニレンジ
アミン類である。特に好ましいものは、4−アミノ−3
−メチル−N, N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ
−3−メチル−N−エチル−N−β−(メタンスルホン
アミド)エチルアニリン硫酸塩水和物、4−アミノ−3
−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニ
リン硫酸塩、4−アミノ−3−β−(メタンスルホンア
ミド)エチル−N, N−ジエチルアニリン塩酸塩、及び4
−アミノ−N−エチル−N−(2−メトキシエチル)−
m−トルイジン−ジ−p−トルエンスルホン酸である。
アミン類である。特に好ましいものは、4−アミノ−3
−メチル−N, N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ
−3−メチル−N−エチル−N−β−(メタンスルホン
アミド)エチルアニリン硫酸塩水和物、4−アミノ−3
−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチルアニ
リン硫酸塩、4−アミノ−3−β−(メタンスルホンア
ミド)エチル−N, N−ジエチルアニリン塩酸塩、及び4
−アミノ−N−エチル−N−(2−メトキシエチル)−
m−トルイジン−ジ−p−トルエンスルホン酸である。
【0047】ネガ型ハロゲン化銀を用いると上記処理工
程はネガ画像を与える。好ましくは記載された要素が、
例えば、British Journal of Photography Annual of 1
988,196〜198 ページに記載されるように既知C−41カ
ラープロセスで処理される。ポジ(又はリバーサル)画
像を得るためには、発色現像工程に先立って、色素を生
成しないで露光されたハロゲン化銀を現像する非色素生
成性現像主薬で現像し、次いで要素を均一にカブらせて
露光されていないハロゲン化銀を現像可能にし、続いて
色素生成性現像主薬で現像することができる。あるい
は、直接ポジティブ乳剤がポジ画像を得るために使用で
きる。
程はネガ画像を与える。好ましくは記載された要素が、
例えば、British Journal of Photography Annual of 1
988,196〜198 ページに記載されるように既知C−41カ
ラープロセスで処理される。ポジ(又はリバーサル)画
像を得るためには、発色現像工程に先立って、色素を生
成しないで露光されたハロゲン化銀を現像する非色素生
成性現像主薬で現像し、次いで要素を均一にカブらせて
露光されていないハロゲン化銀を現像可能にし、続いて
色素生成性現像主薬で現像することができる。あるい
は、直接ポジティブ乳剤がポジ画像を得るために使用で
きる。
【0048】現像は、銀もしくはハロゲン化銀を取り除
くための伝統的な漂白、定着又は漂白定着、洗浄そして
乾燥工程と続く。漂白及び定着は、その目的に使用され
ることが既知であるいずれかの物質で実施できる。一般
的には漂白浴は、酸化剤、例えば、水溶性の塩類及び鉄
(III)の錯体類(例えば、フェリシアン化カリウム、塩
化第二鉄、エチレンジアミン四酢酸第二鉄のアンモニウ
ム塩もしくはカリウム塩)並びに水溶性二クロム酸塩類
(例えば、二クロム酸カリウム、二クロム酸ナトリウム
及び二クロム酸リチウム)などの水性溶液を含んで成
る。一般的には定着浴は、銀イオンと可溶性塩を形成す
る化合物類、例えば、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ア
ンモニウム、チオシアン化カリウム、チオシアン化ナト
リウム及びチオ尿素などの水性溶液を含んで成る。
くための伝統的な漂白、定着又は漂白定着、洗浄そして
乾燥工程と続く。漂白及び定着は、その目的に使用され
ることが既知であるいずれかの物質で実施できる。一般
的には漂白浴は、酸化剤、例えば、水溶性の塩類及び鉄
(III)の錯体類(例えば、フェリシアン化カリウム、塩
化第二鉄、エチレンジアミン四酢酸第二鉄のアンモニウ
ム塩もしくはカリウム塩)並びに水溶性二クロム酸塩類
(例えば、二クロム酸カリウム、二クロム酸ナトリウム
及び二クロム酸リチウム)などの水性溶液を含んで成
る。一般的には定着浴は、銀イオンと可溶性塩を形成す
る化合物類、例えば、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ア
ンモニウム、チオシアン化カリウム、チオシアン化ナト
リウム及びチオ尿素などの水性溶液を含んで成る。
【0049】
【実施例】本発明は、以下の例により更に具体的に説明
されるが、それらに限定される訳ではない。前記構造I
で示されるカプラーを、以下の可溶化ピラゾロトリアゾ
ールカプラー5〜7と比較した。
されるが、それらに限定される訳ではない。前記構造I
で示されるカプラーを、以下の可溶化ピラゾロトリアゾ
ールカプラー5〜7と比較した。
【0050】
【化11】
【0051】以下の現像抑制剤放出型(DIR)カプラ
ーを、第2表の例に使用した。
ーを、第2表の例に使用した。
【化12】
【0052】カプラー1及び5〜7を、単一層フォーマ
ットで塗布しそして比較した。塗布フォーマットは以下
の通りであるが、ただし、第1表のデータについては塗
布フォーマット1を使用し、そして第2表のデータにつ
いては塗布フォーマット2を使用した。塗布フォーマット1: 以下の層を三酢酸セルロースフィ
ルム支持体上に塗布した(付着量はg/m2である): 層1(ハレーション防止層):銀 0.323g/m2及びゼラチ
ン 2.691g/m2を含有する黒色コロイド銀ゾル。 層2(マゼンタイメージング層):緑色増感平板状ヨウ
臭化銀乳剤(ヨウ化物3.0モル%) 0.877g/m2, 試験し
たマゼンタ画像カプラー 665.4μmol/m2, ゼラチン 2.4
12g/m2及び4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラアザインデン 0.036g/m2。 層3(保護オーバーコート):ゼラチン 4.39 g/m2及び
総ゼラチン重量の1.75%でビスビニルスルホニルメタン
を添加した。塗布フォーマット2: DIR−1を 22.33μmol/m2で層
2に添加したことを除いて、このフォーマットは塗布フ
ォーマット1と同様であった。
ットで塗布しそして比較した。塗布フォーマットは以下
の通りであるが、ただし、第1表のデータについては塗
布フォーマット1を使用し、そして第2表のデータにつ
いては塗布フォーマット2を使用した。塗布フォーマット1: 以下の層を三酢酸セルロースフィ
ルム支持体上に塗布した(付着量はg/m2である): 層1(ハレーション防止層):銀 0.323g/m2及びゼラチ
ン 2.691g/m2を含有する黒色コロイド銀ゾル。 層2(マゼンタイメージング層):緑色増感平板状ヨウ
臭化銀乳剤(ヨウ化物3.0モル%) 0.877g/m2, 試験し
たマゼンタ画像カプラー 665.4μmol/m2, ゼラチン 2.4
12g/m2及び4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テ
トラアザインデン 0.036g/m2。 層3(保護オーバーコート):ゼラチン 4.39 g/m2及び
総ゼラチン重量の1.75%でビスビニルスルホニルメタン
を添加した。塗布フォーマット2: DIR−1を 22.33μmol/m2で層
2に添加したことを除いて、このフォーマットは塗布フ
ォーマット1と同様であった。
【0053】塗膜を以下のように処理した。試験した塗
膜をC−41プロセスで処理してステータスM濃度を得
た。これらの濃度曲線から、スピード及びコントラスト
を導いた。銀データの場合には、漂白浴を含まないC−
41プロセスを使用した。これらの処理したストリップの
銀データを3回X線蛍光により測定した。銀データを平
均してスピード及びコントラストを計算した。
膜をC−41プロセスで処理してステータスM濃度を得
た。これらの濃度曲線から、スピード及びコントラスト
を導いた。銀データの場合には、漂白浴を含まないC−
41プロセスを使用した。これらの処理したストリップの
銀データを3回X線蛍光により測定した。銀データを平
均してスピード及びコントラストを計算した。
【0054】画像カプラーの相対速度を比較する場合に
は、それらは段階露光でを処理したストリップのHPLC抽
出により得られる。画像カプラーを使用した場合の速度
を、常用のDIR−1を使用した場合の速度と比較し
た。結果を以下の第1表及び第2表に示す。本発明のカ
プラー1を用いると、良好な色相が維持される。カルボ
キシ可溶化基を含有するカプラー5と比べて、カプラー
1は低い銀カブリを示す。またカプラー1は、別のカプ
ラーより分散可能であるため、それは酢酸エチルに可溶
性であり且つ蒸発した分散体を生成しやすい。カプラー
6に比べてカプラー1は銀抑制がより低い(すなわち、
より高いスピードである)。第2表に認められるよう
に、米国特許第 4,865,963号明細書に開示されたスルホ
ンアミド可溶化ピラゾロトリアゾールであるカプラー7
に比べて、カプラー1はより反応性であり且つより高い
スピードを有する。
は、それらは段階露光でを処理したストリップのHPLC抽
出により得られる。画像カプラーを使用した場合の速度
を、常用のDIR−1を使用した場合の速度と比較し
た。結果を以下の第1表及び第2表に示す。本発明のカ
プラー1を用いると、良好な色相が維持される。カルボ
キシ可溶化基を含有するカプラー5と比べて、カプラー
1は低い銀カブリを示す。またカプラー1は、別のカプ
ラーより分散可能であるため、それは酢酸エチルに可溶
性であり且つ蒸発した分散体を生成しやすい。カプラー
6に比べてカプラー1は銀抑制がより低い(すなわち、
より高いスピードである)。第2表に認められるよう
に、米国特許第 4,865,963号明細書に開示されたスルホ
ンアミド可溶化ピラゾロトリアゾールであるカプラー7
に比べて、カプラー1はより反応性であり且つより高い
スピードを有する。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】既知ピラゾロトリアゾールカプラーに比
べて、本発明の化合物は増強された活性を示した。更
に、活性を増強する別の方法、例えば、カルボキシ可溶
化基の組み込みとは異なって、本発明の化合物は高い銀
カブリ又は分散性の問題を引き起こさない。加えて、こ
れらの化合物は良好な色相及び低い銀抑制を有する。更なる具体的な態様 R1 及びR2 の1つが水素以外のものである特許請求し
たカプラー。R8 がメチル基である特許請求したカプラ
ー。Xがハロゲンもしくは水素原子である特許請求した
カプラー。R6 がフェニレン基である特許請求したカプ
ラー。nが0である特許請求したカプラー。R1 がメチ
ルもしくはフェニル基であり、且つR2 が水素である特
許請求したカプラー。次式
べて、本発明の化合物は増強された活性を示した。更
に、活性を増強する別の方法、例えば、カルボキシ可溶
化基の組み込みとは異なって、本発明の化合物は高い銀
カブリ又は分散性の問題を引き起こさない。加えて、こ
れらの化合物は良好な色相及び低い銀抑制を有する。更なる具体的な態様 R1 及びR2 の1つが水素以外のものである特許請求し
たカプラー。R8 がメチル基である特許請求したカプラ
ー。Xがハロゲンもしくは水素原子である特許請求した
カプラー。R6 がフェニレン基である特許請求したカプ
ラー。nが0である特許請求したカプラー。R1 がメチ
ルもしくはフェニル基であり、且つR2 が水素である特
許請求したカプラー。次式
【0057】
【化13】
【0058】からなる群より選ばれる特許請求したカプ
ラー。現像可能なハロゲン化銀粒子の像様分布を有する
ハロゲン化銀乳剤及び支持体を含んで成る写真要素に画
像を現像するためのプロセスであって、前記プロセス
が、特許請求したカプラーの存在下で前記要素をハロゲ
ン化銀発色現像主薬で現像せしめる工程を含んで成るプ
ロセス。 次式 COUP−(TG) n −DYE (上式中、COUPは、請求項1に特許請求したカプラ
ーであり、TGは、処理中にCOUPから開裂可能なタ
イミング基であり、nは、0、1、2又は3であり、そ
してDYEは、色素である)で示されるマスキングカプ
ラー。本発明をそれらの好ましい態様を特に引用して詳
細に記載してきたが、変更及び修正が本発明の精神及び
範囲内で可能であることは理解されるであろう。
ラー。現像可能なハロゲン化銀粒子の像様分布を有する
ハロゲン化銀乳剤及び支持体を含んで成る写真要素に画
像を現像するためのプロセスであって、前記プロセス
が、特許請求したカプラーの存在下で前記要素をハロゲ
ン化銀発色現像主薬で現像せしめる工程を含んで成るプ
ロセス。 次式 COUP−(TG) n −DYE (上式中、COUPは、請求項1に特許請求したカプラ
ーであり、TGは、処理中にCOUPから開裂可能なタ
イミング基であり、nは、0、1、2又は3であり、そ
してDYEは、色素である)で示されるマスキングカプ
ラー。本発明をそれらの好ましい態様を特に引用して詳
細に記載してきたが、変更及び修正が本発明の精神及び
範囲内で可能であることは理解されるであろう。
フロントページの続き (72)発明者 デビッド ホーク アメリカ合衆国,ニューヨーク 14607, ロチェスター,アレクサンダー ストリ ート 325 (56)参考文献 特開 平5−303181(JP,A) 特開 平5−323534(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03C 7/38
Claims (1)
- 【請求項1】 次式 【化1】 (上式中、 【化2】 そして、 R1 、R2 、R3 、R4 及びR5 は、独立して水素、置
換もしくは非置換のアルキル基又は置換もしくは非置換
のアリール基であり、 nは、0、1、2、3又は4であり、 R6 は、置換もしくは非置換のアリーレン又は置換もし
くは非置換の複素環であり、 Zは、-NHSO2-R7 であり、 R7 は、1〜4個の炭素原子を含有するn−アルキル
基、非置換フェニルもしくは中性又は電子求引性基で置
換されたフェニル、又は非置換であるかあるいは中性又
は電子求引性基で置換されていてもよい複素環であり、 mは、1又は2であるが、mが2である場合にはZ基が
互いにメタ位に存在することを条件とし、 R8 は、置換もしくは非置換のアルキル基又は置換もし
くは非置換のアリール基であり、そしてXは、水素又は
写真的に有用な基を包含しうるカプリング脱離基であ
る)で示されるマゼンタ色素生成性マゼンタカプラーと
組合わさったハロゲン化銀乳剤層並びに支持体を含んで
成る写真要素。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/919,435 US5256529A (en) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | Silver halide photographic materials containing sulfonamido-solubilized pyrazolotriazole couplers |
US919435 | 1992-07-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06186709A JPH06186709A (ja) | 1994-07-08 |
JP3247500B2 true JP3247500B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=25442075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18391193A Expired - Fee Related JP3247500B2 (ja) | 1992-07-27 | 1993-07-26 | 写真要素 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5256529A (ja) |
EP (1) | EP0581382A3 (ja) |
JP (1) | JP3247500B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0587128B1 (en) * | 1992-09-08 | 1998-07-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Image processing system and method for faithfully reproducing colors of objects from negative film |
JP4253131B2 (ja) * | 2000-08-14 | 2009-04-08 | 富士フイルム株式会社 | ハロゲン化銀カラー写真感光材料及びそれに用いる化合物 |
US6699652B1 (en) * | 2003-01-17 | 2004-03-02 | Eastman Kodak Company | Color photographic material with improved sensitivity comprising a pyrazolotriazole coupler |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61249053A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀カラ−写真感光材料 |
JPH0786678B2 (ja) * | 1985-07-25 | 1995-09-20 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真材料 |
US4865963A (en) * | 1985-09-30 | 1989-09-12 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Silver halide color photographic materials containing novel magenta coupler |
JPH0616160B2 (ja) * | 1985-10-18 | 1994-03-02 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀カラ−写真感光材料 |
JPS62229147A (ja) * | 1986-03-29 | 1987-10-07 | Konika Corp | マゼンタカプラ−を含有するハロゲン化銀写真感光材料 |
DE3633364C3 (de) * | 1986-10-01 | 1995-07-13 | Agfa Gevaert Ag | Farbfotografisches Aufzeichnungsmaterial mit einem Farbkuppler vom Pyrazoloazol-Typ |
JPS63216048A (ja) * | 1987-03-05 | 1988-09-08 | Fuji Photo Film Co Ltd | ハロゲン化銀カラ−写真感光材料 |
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