JPH07159956A - ピラゾロアゾールカプラーの組合せを含有するカラー写真要素 - Google Patents

ピラゾロアゾールカプラーの組合せを含有するカラー写真要素

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JPH07159956A
JPH07159956A JP6141678A JP14167894A JPH07159956A JP H07159956 A JPH07159956 A JP H07159956A JP 6141678 A JP6141678 A JP 6141678A JP 14167894 A JP14167894 A JP 14167894A JP H07159956 A JPH07159956 A JP H07159956A
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coupler
layer
aryl
chemical
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JP6141678A
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Hans Gway Ling
グウェイ リング ハンス
Drake M Michno
マシュー ミクノ ドレイク
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Eastman Kodak Co
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    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
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    • G03C7/381Heterocyclic compounds
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    • G03C7/3825Heterocyclic compounds with two heterocyclic rings the nuclei containing only nitrogen as hetero atoms
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 他の所望する写真特性に不利な影響を与える
こと無しに改良された粒状度および高色飽和度を表わす
写真要素を提供する。 【構成】 支持体、および異なる感度の少なくとも二つ
の緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成る写真要素であ
って、前記の各乳剤層が、次式(I): (I) に従う構造を有する二当量ピラゾロアゾールマゼンタ色
素生成カプラーを含んで成り、より低い感度の層にある
前記色素生成カプラーの活性度が、より高い感度の層に
ある前記色素生成カプラーの活性度よりも小さい写真要
素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、改良された粒状度およ
び色飽和度を有するハロゲン化銀写真材料に関する。特
に、本発明は、より高い感度層にあるより活性なピラゾ
ロアゾールマゼンタカプラーおよびより低い感度の層も
しくは層(複数)にあるより低い活性のピラゾロアゾー
ルマゼンタカプラーを含む、緑光に対して異なる感度を
有する少なくとも二つの別の層を含有する写真要素に関
する。
【0002】
【従来の技術】写真技術の分野においては、フィルムの
画像構造のようなフィルム特性を改良および最適にする
という要求が、依然として存在する。特に、現像された
フィルムの「ノイズ」の量、もしくは不均一性を低減す
る要求がある。そのような不均一性によって生じる、目
に見える感じを「粒状性(graininess)」と呼ぶが、こ
の不均一性の客観的尺度を「粒状度(granularity )」
と呼ぶ(T.H. James,"The Theory of the Photographic
Process"第四版、1977を参照されたい)。好まし
くは、現像済フィルムの粒状度の低減は、感度(スピー
ド)、ラティチュード、鮮鋭度、インターイメージ効
果、曲線形状、D−max 、および濃度のような他の写真
パラメーターに不利な影響を与えること無しに達成され
る方がよい。 粒状度を最適にするための種々の方法
が、当該技術分野において、知られている。このような
方法は、高濃度銀の塗布、フィルム中の粒子サイズの減
少、および現像抑制剤の使用による粒子全体の現像の減
少、を包含する。しかし、所望する曲線形状および濃度
を得るために、追加の銀を塗布する必要があるので、前
述の方法が、何時も望ましいとはかぎらない。より多く
の銀を用いることは、しばしば、光の散乱を増加し、下
方にある層の性能を減じる結果となるので、更に不利と
なる。また、過剰の銀を用いると、現像したフィルムか
ら銀を除くこと(漂白)を困難にする結果を生じる。ス
ミアリング(smearing)カプラーもまた、粒状度を低減
するために用いられている。しかし、この方法は、しば
しば、フィルム鮮鋭度を減少させるので望ましくない。
【0003】低吸光度の色素を生成するカプラーを用い
る別の方法は、上述の欠点を伴う、より多くの銀の使用
を必要とする。カプラーを不足(starve) させるため
に、写真要素の層中のカプラーの量を減じて塗布するこ
とを必要とするもう一つの方法は、一般的にD−max 、
曲線形状、色飽和度および銀効率に関して不利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】粒状度を低減する既知
の方法は、全て、他のフィルム特性に対して不利な影響
を有する。従って、粒状度を低減し、かつ、ラティチュ
ード、鮮鋭度、内部画像効果、並びに銀、カプラー、お
よびその他の成分の全成分所要量、のような他の望まし
い写真パラメータに不利な影響を与えること無しに所望
する高い色飽和度を有するフィルムの要求が存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】これらのおよびその他の
要求は、本発明の態様に従って、支持体、および異なる
感度の少なくとも二つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含
んで成る写真要素を提供することによって満足された。
各緑感性ハロゲン化銀乳剤層は、次式(I):
【0006】
【化3】
【0007】[式中、R1 は、カプラーの所望する性質
に不利な影響を与えない6−位の置換基であり、Q1
は、カップリング離脱基であり、X、Y、Zは、必要と
される環に存在する不飽和結合を持つ、それぞれ、アゾ
ール環を完成するのに必要な炭素もしくは窒素原子であ
り、R2 は、次式:
【0008】
【化4】
【0009】(式中、R3 、R4 は、それぞれ、水素、
または非置換または置換したアルキルもしくはアリール
であって、R3 およびR4 の多くて一つが水素であり、
nは、1もしくは2であり、R5 、R6 は、それぞれ、
水素、非置換または置換したアルキルもしくはアリー
ル、−C(O)−R7 もしくは−SO27 、であり、
5 およびR 6 の多くて一つが水素であり、R7 は、非
置換または置換したアルキルもしくはアリールもしくは
−NH−R8 であり、そしてR8 は、非置換または置換
したアルキルもしくはアリールである)を表わす]に従
う構造を有する二当量ピラゾロアゾールマゼンタ色素生
成カプラーを含んで成る。
【0010】好ましくは、式Iに従うピラゾロアゾール
カプラーは、ピラゾロトリアゾールカプラーである。よ
り低い感度の層にあるマゼンタカプラーの活性度が、よ
り高い感度の層にあるマゼンタカプラーの活性度よりも
低い。好ましくは、前者のマゼンタカプラーの活性度
は、後者のマゼンタカプラーの活性度の約85%よりも
低い。
【0011】必要に応じて、この写真要素は、より高い
感度層およびより低い感度層の間の中間の感度の、緑光
に対して増感された少なくとも一つの追加のハロゲン化
銀層を含むことができる。この中間のおよびより低い感
度層は、同じマゼンタカプラーを含む。緑光に対して異
なる感度を有するこれらの層は隣接している必要は無
く、非画像生成中間層または青もしくは赤光のような他
の波長に対して感度を有する層のようなその他の層によ
って、空間的に分離されていても良い。
【0012】また、上記のようなマゼンタ色素画像生成
単位を含む多色写真要素、およびそのような画像生成単
位を含む写真要素の画像を現像する方法を提供する。
【0013】
【具体的な態様】マゼンタ画像生成単位のより高い感度
層中のより高い活性度の二当量ピラゾロアゾールマゼン
タカプラー、および同じマゼンタ画像生成単位のより低
い感度層中のより低い活性度の二当量ピラゾロアゾール
カプラーを、本発明に従って組み入れると、他のフィル
ム特性に不利な影響を与えること無しに、粒状性(低粒
状度を有する)および色飽和度(高色飽和度を有する)
の両方において、結果として著しい改良を生じること
が、見出された。
【0014】本明細書において用いる「活性度」の語
は、カプラーが酸化した現像主薬と反応する速度を意味
する。より高い活性度のカプラーは、より低い活性のカ
プラーよりも、酸化した現像主薬と反応してより速く色
素を生成する。より高い活性度のカプラーが、より低い
活性度のカプラーよりも遥かに活性度が高い場合(例え
ば、活性度が1000倍)、より高い活性度のカプラー
は、カプラーが実質的に涸渇されるまで酸化した現像主
薬と反応するであろう。実質的に、より低い活性度のカ
プラーのいずれも、より高い活性度のカプラーが涸渇す
るまで、反応しないであろう。反対に、より高い活性度
のカプラーが、より低い活性度のカプラーよりも少しだ
け活性度が高い場合(例えば、活性度が2倍)、より高
い活性のカプラーは、より低い活性のカプラーに少しだ
け優先して反応するであろうが、両者共現像量に従う範
囲で反応するであろう。従って、低露光(生成した酸化
した現像主薬の量が少ない)では、より高い活性のカプ
ラーの反応が、優位を占め、より低い活性のカプラー
は、僅かな程度しか反応しないであろう。中間レベルの
露光では、両者のカプラーが反応し、より高い活性のカ
プラーの反応が、より低い活性のカプラーよりも僅かに
程度が大きい。高露光では、より高い活性のカプラーが
完全に消費され、より低い活性度のカプラーは、全体的
により高い程度で反応するであろう。
【0015】本発明に従うと、より低い感度の層中のカ
プラーの活性度が、より高い感度層中のカプラーの活性
度の約85%より小さいことが、好ましい。高感度層中
で、いくつかのカプラーの涸渇が生じるような方法(例
えば、米国特許第3,843,369号、および同4,
145,219号並びに英国特許第923,045号の
各明細書に記載されるような)で、より高い活性度のマ
ゼンタカプラーが、より高い感度のハロゲン化銀乳剤に
塗布されていることが、好ましい。このカプラーを、最
適な写真スピード、ラティチュードおよび濃度が、この
層で得られるような方法で乳剤と適合させる。このこと
は、酸化した現像主薬が生成されると、直ちにカプラー
と反応して、カプラーが涸渇するまでカプラーが反応す
ることを意味する。このカプラーの活性度は、所望する
スピードを最適にするように、カップリング反応が他の
画像改質剤(例えば、DIR化合物の作用)と競争でき
るほど十分に高い。ハロゲン化銀乳剤に対するカプラー
の割合が、塗布重量に対して約0.20未満であること
が好ましい。
【0016】より低い活性度のカプラーを、粒状度を最
適にするような方法で、より低い感度の層に塗布する。
より低い感度の乳剤およびカプラーを、高感度層と一緒
に有効に画像生成するための最適なラティチュードおよ
び曲線形状を与えるように選択する。これらの最適化
を、当該技術分野の当業者に公知の方法で実施する。カ
プラーの活性度を、活性度の相対比を比較することによ
り測定することができる。カプラーと競合するシトラジ
ン酸(CZA)(2,6−ジヒドロキシイソニコチン
酸)を用いるテストが、確立されている。CZAと競争
して、高活性度のカプラーは、低活性度のカプラーより
も多くの色素を生成する。相対的カプラー活性度を測定
する方法は、以下の例1に記載する。
【0017】本発明に従う有用なピラゾロアゾールカプ
ラーは、本来的に「速い」かもしくは「遅い」か(即
ち、より活性度が高いか、より低いか)を示さない。む
しろ、それぞれのカプラーは、それと一緒に用いられる
他のカプラーに比較して「速く」もしくは「遅く」なる
ことができる。即ち、二つとも式Iに当てはまるけれど
も、カプラーは、ある特定のピラゾロアゾールカプラー
に関して「速い」が、別のピラゾロアゾールカプラーに
関しては、「遅く」ても良い。特に、あるカプラーA
は、カプラーBの約85%より小さい活性度を有するこ
とができるが、次ぎに、あるカプラーCは、カプラーA
の約85%よりも小さい活性度を有することができる。
【0018】式Iに従うピラゾロアゾールカプラーは、
非置換または置換したアルキル、アリール、アルコキシ
もしくはカーボンアミドであるR1 基によって6位で置
換されているのが好ましい。R2 基の好ましい例は、次
式:
【0019】
【化5】
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】
【化8】
【0023】
【化9】
【0024】
【化10】
【0025】
【化11】
【0026】
【化12】
【0027】
【化13】
【0028】
【化14】
【0029】
【化15】
【0030】
【化16】
【0031】
【化17】
【0032】を包含する。式Iの範囲には入る好ましい
カプラーは、ピラゾロトリアゾールであって、式中、X
およびYもしくはYおよびZは、存在する必要な不飽和
結合を持つ窒素原子である。本発明に従って用いるピラ
ゾロトリアゾールカプラーは、好ましくは、次式II、
もしくはIII:
【0033】
【化18】
【0034】(式中、R9 は、ピラゾロトリアゾールカ
プラーの所望する性質に不利な影響を与えない置換基で
あり、R10は、非置換または置換したアルキルもしくは
アリールであり、R11は、非置換または置換したアルキ
ル、アリールもしくは−NH−R12であり、R12は、非
置換または置換したアルキルもしくはアリールであり、
1 は、炭素もしくは硫黄であり、sそしてmは、X1
が炭素である場合は1、X1 が硫黄である場合は、1も
しくは2である)に従う構造を有する。
【0035】Q1 は、既に定義したものである。好まし
くは、R9 は、非置換または置換したアルキルもしくは
アリールである。R10およびR11は、好ましくは、それ
ぞれ、メチル、オクチル、t−ブチル、デシル、および
ドデシルのような、非置換の直鎖もしくは非置換の分枝
を有するC1 〜C12アルキルである。
【0036】R10〜R12の少なくとも一つが、カルボキ
シ、スルホンアミド、SO2 NH、アミド、ヒドロキ
シ、スルホ、もしくはエーテルのような水溶性基を持つ
ことが好ましい。式IのR1 基、並びに式IIおよび式
IIIのR9 基(ピラゾロアゾール環の6−位の置換
基)が、溶解性もしくは耐拡散性を促進し、カプラーと
酸化した発色現像主薬との反応時に所望する色相の色素
を生成するほうが良い。これらの基は、カプラーに、不
利な影響を与えない方が良い。具体的な置換基は、アル
キル(メチル、エチル、プロピル、n−ブチル、t−ブ
チル、オクチルおよびエイコシルのような、C1-30−ア
ルキルを含む)、アリール、(例えば、フェニル、ナフ
チルおよびメシチルである、C6-30−アリールを含
む)、シクロアルキル(シクロヘキシルおよびシクロペ
ンチルのような)、アルコキシ(メトキシ、i−ブトキ
シおよびドデシルオキシのような、C1-30−アルコキシ
を含む)、アリールオキシ(例えば、フェノキシおよび
ナフトキシである、C6-30−アリールオキシを含む)、
アルコキシカルボニル(エトキシカルボニルおよびドデ
シルオキシカルボニルのような)、アリールオキシカル
ボニル(フェノキシカルボニルのような)、アルキルチ
オ(メチルチオおよびi−ブチルチオのようなC1-30
アルキルチオを含む)、アリールチオ(フェニルチオの
ようなC6-30−アリールチオを含む)、アルカンスルホ
ニル(エタンスルホニルおよびブタンスルホニルのよう
な)、アミノ、アシルアミノ(例えば、アセトアミド、
ベンズアミドおよびステアルアミドである、C2-30−ア
シルアミノを含む)、ウレイド、カルボキシ、シアノ、
カルバミル(メチルカルバミル、およびヘキシルカルバ
ミルのような)、スルファミル(ジオクチルスルファミ
ルおよびメチルオクタデシルスルファミル)、スルホン
アミド、カルボキシアミド、および5員もしくは6員の
複素環(例えば、ピリジル、ベンゾオキサゾリル、フリ
ルおよびチエニル)を完成するのに必要な、炭素、酸
素、窒素および硫黄原子から選ばれる原子を含んでなる
ような複素環基を包含する。
【0037】ピラゾロアゾールカプラーの前述の基は、
非置換であるか、もしくは必要に応じてカプラーの所望
する性質に不利な影響を与えない基で置換される。有用
な置換基の例は、バラスト基および写真技術の分野で有
用であるとして知られているカプラー成分、およびC
1-4 −アルキル(例えばメチル、エチル、およびt−ブ
チル)のようなアルキル基を包含する。
【0038】上記のR1 およびR9 は、好ましくは、第
三級炭素基:
【0039】
【化19】
【0040】(式中、R13、R14およびR15は、それぞ
れ、カプラーに不利な影響を与えない置換基である)で
ある。好ましい置換基R13、R14およびR15は、ハロゲ
ン(例えば、塩素、臭素および弗素)、アルキル(メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、エチルヘキ
シルおよびエイコシルのような、C1-30−アルキルを含
む)、アリール、(例えば、フェニル、ナフチルおよび
メシチルである、C6-30−アリールを含む)、カーボン
アミド、ウレイド、カルボキシ、シアノ、スルファミ
ル、スルホンアミド、カルボキシアミド、シクロアルキ
ル(シクロヘキシルおよびシクロペンチルのような)、
アルコキシ(メトキシ、エトキシ、ブトキシおよびドデ
シルオキシのような、C1-30−アルコキシを含む)、ア
リールオキシ(例えば、フェノキシおよびナフトキシで
ある、C6-30−アリールオキシを含む)、アルキルチオ
(メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ
およびドデシルチオのようなC1-30−アルキルチオを含
む)、アリールチオ(フェニルチオおよびナフチルチオ
のようなC6-30−アリールチオを含む)、アミノ(ジオ
クチルアミノ、ジメチルアミノおよびドデシルアミノを
含む)、アシルアミノ(例えば、アセトアミド、ベンズ
アミドおよびステアルアミドである、C1-30−アシルア
ミノを含む)、並びにヘテロシクリル(ピロリル、オキ
サゾリルおよびピリジルのような5員もしくは6員の複
素環を含む)を包含する。
【0041】必要に応じて、そのような三級基では、R
13は、R14およびR15の一つと共に、5員もしくは6員
の複素環(例えば、ピロール、オキサゾール、ピリジン
およびチオフェン)を完成するのに必要な、炭素、酸
素、窒素および硫黄原子から選ばれる原子を含んでなる
複素環基のような複素環を形成するか、もしくはR
13は、R14およびR15の一つと共に、シクロヘキシルも
しくはノルボルニルのような炭素環を形成するか、また
はR13、R14およびR15は、アダマンチル環のような環
を完成するのに必要な炭素および水素原子を含んでなる
ことができる。
【0042】R13、R14およびR15の基は、非置換もし
くは必要に応じて、ピラゾロトリアゾールカプラーの所
望する性質に不利な影響を与えない基で、更に置換され
る。必要に応じて、この基を、メチル、エチル、プロピ
ルおよびブチルを包含するC1-20−アルキル、フェニル
およびナフチルのようなC6-30−アリール、もしくはフ
ェノール系、カルボン酸および複素環置換基のような基
で置換することができる。置換基は、写真技術におい
て、有用であるとして知られているバラスト基およびカ
プラー成分を含むことができる。
【0043】バラスト基(当該技術において公知であ
る)は、写真要素の塗布された層から、カプラーを実質
的に非拡散性にするのに十分な大きさを、カプラー分子
に与えるような、サイズおよび構成の有機遊離基であ
る。本発明のカプラーは、バラスト基を含有することが
できるし、もしくは本発明のカプラーを、本明細書に記
載する一つ以上の基を介してポリマー鎖に結合すること
もできる。例えば、一つ以上のカプラー成分を、同じバ
ラスト基に結合させることができる。代表的なバラスト
基は、炭素数8〜32を持つ置換したまたは非置換のア
ルキルもしくはアリール基を包含する。代表的な置換基
は、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキ
シ、アルキルチオ、アリールチオ、ヒドロキシ、ハロゲ
ン、アルコキシカルボニル、アリールオキシカルボニ
ル、カルボキシ、アシル、アシルオキシ、カーボンアミ
ド、カルバモイル、アルキルスルホキシド、アリールス
ルホキシド、アルカンスルホニル、アレーンスルホニ
ル、アミノ、アニリノ、スルホンアミドおよびスルファ
モイル基であって、前記アルキルおよびアリール置換基
並びに前記アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチ
オ、アリールチオ、アルコキシカルボニル、アリールカ
ルボニル、アシル、アシルオキシ、カーボンアミド、カ
ルバモイル、アルカンスルホニル、アレーンスルホニ
ル、スルホンアミドおよびスルファモイル置換基のアル
キルおよびアリール部分は、それぞれ、炭素数1〜30
および炭素数6〜30を有し、更にそのような基で置換
されることができる。
【0044】R1 およびR9 のための、有用な第三級炭
素基の例は:
【0045】
【化20】
【0046】
【化21】
【0047】である。上で定義したR1 もしくはR9
置における有用な基の別の特定な例は、フェノキシエト
キシ(−O−CH2 CH2 −O−C65 )である。本
発明に従って用いるピラゾロアゾールカプラーは、カッ
プリング離脱基を有する。本明細書においてQ1 によっ
て定義されるカップリング離脱基は、当業者において周
知である。カップリング離脱基の代表的なクラスは、ハ
ロゲン(特に、塩素、臭素および弗素)、アルコキシ、
カーボンアミド、イミド、アリールオキシ(特に、置換
したフェノキシ)、ヘテロシクルオキシ、スルホニルオ
キシ、アシルオキシ、ヘテロシクリル、チオシアノ、ア
ルキルチオ、アリールチオ(特に、置換したフェニルチ
オ)、ヘテロシクリルチオ、スルホンアミド、ホスホニ
ルオキシおよびアリールアゾを包含する。これらは、例
えば、米国特許第2,355,169号、同3,22
7,551号、同3,432,521号、同3,47
6,563号、同3,617,291号、同3,88
0,661号、同4,052,212号、および同4,
134,766号並びに英国特許および公開された出
願、第1,466,728号、同1,531,927
号、同1,533,039号、第2,006,755A
号および第2,017,704A号の各明細書に記載さ
れている。
【0048】特定のカップリング離脱基の例は:−C
l、−F、−SCN、−OCH3 、−OC65 、−O
CH2 CONHCH2 CH2 OH、−OCH2 CONH
CH2 CH2 OCH3 、−OCH2 CONHCH2 CH
2 OCOCH3 、−NHSO2 CH3 、−OSO2 CH
3 、−S−(−CH2 −)2 −COOH、
【0049】
【化22】
【0050】
【化23】
【0051】を包含する。本発明に従うピラゾロアゾー
ルカプラーは、Research Disclosure 、アイテム124
43(1974年8月)(Kenneth Mason Publication
Ltd., The OldHharbourmaster's, 8 North Street, Ems
worth, Hampshire PO10 7DQ, Englandによって出版)並
びに米国特許第4,540,654号および欧州特許第
0285274号、同0428902A1もしくは同0
459349A1の各明細書に記載されている、一般的
な合成方法のような当該技術分野において公知の方法に
よって調製される。
【0052】本発明に従う有用な好ましいピラゾロトリ
アゾールカプラーは、次ぎの通りであるが、これらに限
定されない。
【0053】
【化24】
【0054】
【化25】
【0055】
【化26】
【0056】
【化27】
【0057】
【化28】
【0058】
【化29】
【0059】
【化30】
【0060】
【化31】
【0061】
【化32】
【0062】
【化33】
【0063】
【化34】
【0064】
【化35】
【0065】
【化36】
【0066】
【化37】
【0067】上記の高感度およびより低い感度の層にお
いて用いられるマゼンタカプラーを、前記層に直接に、
あるいは組合わさる適当な層のいずれにも塗布すること
ができる。本明細書では、「組合わさる」の語は、カプ
ラーをハロゲン化銀層に組み入れるかもしくは写真要素
に組み入れ、そしてその結果現像時に、カプラーがハロ
ゲン化銀現像生成物と反応できることを意味する。
【0068】本発明のカプラーおよび分子を用いる写真
要素は、異なる感度の少なくとも二つの緑感性ハロゲン
化銀乳剤層が、要素中に組み込まれていることを唯一の
条件として、単色もしくは多色要素のいずれにも成るこ
とができる。多色要素は、スペクトルの三原色のそれぞ
れの領域に対し感度を有する色素生成単位を含む。各単
位は、与えられたスペクトルの領域に感度を有する単一
乳剤層もしくは多重乳剤層からなることができる。前記
要素の層(画像生成層単位を含む)を、当該技術分野で
公知の多種多様の順序で配置することができる。
【0069】典型的な多色写真要素は、それと組合わさ
る少なくとも一つのシアン色素生成カプラーを持つ少な
くとも一つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るシ
アン色素画像生成単位、本発明に従って、それぞれそれ
と組合わさる上記マゼンタ色素生成カプラーを持つ少な
くとも二つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るマ
ゼンタ色素画像生成単位、およびそれと組合わさる少な
くとも一つのイエロー色素生成カプラーを持つ少なくと
も一つの青感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るイエロ
ー色素画像生成単位を坦持する支持体を含んで成る。前
記要素は、フィルター層、中間層、上塗り層、下塗り層
等の追加の層を含むことができる。
【0070】本発明に従う乳剤および写真要素に用いる
適切な材料の以下の検討において、Research Disclosur
e, Item 308119, 1989年12月(上記出版社から販売され
ており、以後、「Research Disclosure 」という)を参
照する。Research Disclosure の内容(そこに参照する
特許明細書および刊行物を包含する)を、参照すること
により本明細書の内容とする。本発明の要素は、これら
の刊行物およびそこで引用されている文献に記載される
乳剤および添加剤を含んで成ることができる。本発明の
要素に用いるハロゲン化銀乳剤は、臭化銀、塩化銀、沃
化銀、塩臭化銀、塩沃化銀、臭沃化銀、塩臭沃化銀もし
くはそれらの混合物を含んで成ることができる。前記乳
剤は、いずれの通常の形状もしくはサイズのハロゲン化
銀粒子を包含することができる。特に、この乳剤は、粗
い、中程度の、もしくは微細なハロゲン化銀粒子を包含
することができる。米国特許第4,386,156号、
同4,399,215号、同4,400,463号、同
4,414,306号、同4,414,966号、同
4,424,310号、同4,433,048号、同
4,434,226号、同4,435,501号、同
4,504,570号、同4,672,027号および
同4,693,964号各明細書に記載されているもの
のような高アスペクト比平板状粒子乳剤が考えられる。
また、英国特許第1,027,146号、特公昭54−
48521、米国特許第4,379,837号、同4,
444,877号、同4,565,778号、同4,6
36,461号、同4,665,012号、同4,66
8,614号、同4,686,178号および同4,7
28,602号、並びに欧州特許第264,954号各
明細書に記載されているような、粒子の表面よりも粒子
のコア(芯)においてより高いモル比率の沃化物を有す
る臭沃化銀粒子が、特に考えられる。ハロゲン化銀は、
沈澱して単分散もしくは多分散のいずれにも成ることが
できる。この乳剤の粒子サイズ分布を、ハロゲン化銀粒
子分離技法もしくは異なる粒子サイズのハロゲン化銀乳
剤を配合することによって、コントロールすることがで
きる。
【0071】銅、タリウム、鉛、ビスマス、カドミウム
および第八族貴金属の化合物のような、増感化合物を、
ハロゲン化銀乳剤の沈澱時に与えることができる。乳剤
は、表面感光性乳剤(即ち、ハロゲン化銀粒子の主とし
て表面に潜像を形成する乳剤)、もしくは内部潜像生成
乳剤(即ち、ハロゲン化銀粒子の主として内部に潜像を
形成する乳剤)となることができる。この乳剤は、ネガ
型乳剤(例えば、表面感光性乳剤もしくはカブラせてい
ない内部潜像生成乳剤)、または現像を均一光露光で行
うかもしくは核形成剤の存在下で行うかした場合、ポジ
型であるカブラせてないダイレクトポジ乳剤(内部潜像
形成型)と成ることができる。
【0072】ハロゲン化銀乳剤を表面増感することがで
きる。貴金属(例えば、金)、中央カルコゲン(例え
ば、硫黄、セレンもしくはテルル)、および還元増感剤
を、個々に、もしくは組み合せて用いることが、特に行
われる。典型的な、増感剤は、Research Disclosure 、
アイテム308119、セクションIIIに挙げられて
いる。
【0073】ハロゲン化銀乳剤を、ポリメチン色素類
(シアニン類、メロシアニン類、並びにトリ−、テトラ
−および多核シアンニン類並びにメロシアニン類のよう
なシアニン類とメロシアニン類との錯体を含む)、オキ
ソノール類、ヘミオキソノール類、スチリル類、メロス
チリル類、およびストレプトシアニン類を包含する種々
のクラスに由来する色素を用いて、分光増感することが
できる。具体的な分光増感色素は、Research Disclosur
e 、アイテム308119、セクションIVおよびそこ
に引用されている刊行物に記載されている。
【0074】本発明に従う要素の乳剤層およびその他の
層の適当なベヒクルは、Research Disclosure 、アイテ
ム308119、セクションIXおよびそこに引用され
ている刊行物に記載されている。本発明に従う写真要素
は、Research Disclosure セクションVII、D〜G節
およびそこに引用されている刊行物に記載されているも
ののような追加のカプラーを含むことができる。これら
の追加のカプラーを、Research Disclosure 、セクショ
ンVII、C節、およびそこに引用されている刊行物に
記載されているように組み込むことができる。本発明に
従う要素は、米国特許第4,883,746号明細書に
記載されるようなカラードマスキングカプラーを、米国
特許第3,148,062号、同3,227,554
号、同3,733,201号、同4,409,323
号、および同4,248,962号の各明細書に記載さ
れるような画像改質剤、および欧州特許出願第193,
389号に記載されるような漂白促進剤を放出するカプ
ラーと共に含有することができる。
【0075】本発明に従う写真要素、もしくはそれらの
個々の層は、多くの他の周知の添加剤および層のいずれ
もまた含むことができる。これらは、例えば、蛍光増白
剤(Research Disclosure 、セクションV参照)、カブ
リ防止および画像安定剤(Research Disclosure 、セク
ションIV参照)、粒子間吸収剤のフィルター層のよう
な光吸収材料および光散乱材料(Research Disclosure
、セクションVIII参照)、ゼラチン硬膜剤(Resea
rch Disclosure 、セクションX参照)、酸化した現像
主薬スキャベンジャー、塗布助剤、および種々の界面活
性剤、上塗り層、中間層、障壁層並びにハレーション防
止層(Research Disclosure 、セクションVII、K節
参照)、帯電防止剤(Research Disclosure 、セクショ
ンXIII参照)、可塑剤および潤滑剤(Research Dis
closure 、セクションXII参照)、マット剤(Resear
ch Disclosure 、セクションXVI参照)、汚染防止剤
および画像色素安定剤(Research Disclosure 、セクシ
ョンVII、IおよびJ節参照)、現像抑制剤放出カプ
ラーおよb漂白促進剤放出カプラー(Research Disclos
ure 、セクションVII、F節参照)、現像改質剤(Re
search Disclosure 、セクションXXI参照)、並びに
当該技術分野において公知のその他の添加剤および層を
包含する。
【0076】本発明に従う写真要素を、Research Discl
osure 、セクションXVIIおよびそこに引用されてい
る刊行物に記載される種々の支持体上に塗布することが
できる。これらの支持体は、セルロースエステル(例え
ば、三酢酸セルロースおよび二酢酸セルロース)および
二価のアルコールを持つ二塩基性芳香族カルボン酸のポ
リエステル(ポリエチレンテレフタレートのような)の
ようなポリマーフィルム、紙、並びにポリマーコート紙
を包含する。
【0077】本発明に従う写真支持体を、典型的にスペ
クトルの可視領域の化学線に対して露光して、Research
Disclosure 、セクションXVIIIに記載するような
潜像を形成し、そして、Research Disclosure 、セクシ
ョンXIXに記載するように処理して目に見える画像を
生成することができる。可視色素画像を生成する処理
は、この要素を発色現像主薬に接触させて、現像可能な
ハロゲン化銀を還元し、発色現像主薬を酸化する工程を
包含する。次ぎに、酸化した発色現像主薬は、カプラー
を反応して色素を生成する。
【0078】好ましい発色現像主薬は、p−フェニレン
ジアミン類である。特に好ましいものは、4−アミノ−
3−メチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−β−(メタンスル
ホンアミド)エチルアニリン硫酸塩水和物、4−アミノ
−3−メチル−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル
アニリン硫酸塩、4−アミノ−3−β−(メタンスルホ
ンアミド)エチル−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩,
および4−アミノ−N−エチル−N−(2−メトキシエ
チル)−m−トルイジン−ジ−p−トルエンスルホン酸
である。
【0079】ネガ型ハロゲン化銀においては、上記処理
工程によりネガ画像が生じる。説明した要素を、例えば
British Journal of Photography Annual,1988年の頁1
96〜198に記載される、公知のC−41カラー処理
で処理することが好ましい。ポジ(即ち、リバーサル)
画像を得るために、発色現像工程の前に非発色現像主薬
で現像を行い、露光済ハロゲン化銀を現像する(しか
し、色素を生成しない)、その後写真要素を均一にカブ
らせて未露光ハロゲン化銀を現像可能にし、次ぎに発色
現像主薬で現像する。あるいは、ダイレクトポジ乳剤を
用いてポジ画像を得ることもできる。
【0080】現像に続いて、漂白、定着、もしくは漂白
−定着の通常の工程を行い、銀およびハロゲン化銀を除
去し、洗浄して乾燥する。漂白および定着を、この目的
に使用するとして公知のいずれの材料を用いても行うこ
とができる。漂白浴は、一般的に、鉄(III)の水溶
性塩および錯体(例えば、フェリシアン化カリウム、塩
化第二鉄、エチレンジアミン四酢酸鉄のアンモニウムも
しくはカリウム塩)、水溶性重クロム酸塩(例えば、重
クロム酸カリウム、重クロム酸ナトリウム、および重ク
ロム酸リチウム)等のような酸化剤の水溶液を含んで成
る。定着浴は、一般的に、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫
酸アンモニウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸
ナトリウム、チオ尿素等のような、銀イオンと一緒に可
溶性塩を生成する化合物の水溶液を含んで成る。
【0081】
【実施例】本発明を、以下の例により更に説明するが、
これらに制限されるものではない。例1:CZAによる相対的カプラー活性度の測定 臭化銀乳剤(0.45g/m2 )、ゼラチン3.78g
/m2 および指示重量のカプラー溶媒に分散した画像カ
プラー(1.6ミリモル/m2 )を含有する感光性層
で、セルロースアセテート−ブチレートフィルム支持体
を、塗布することによって、単一層写真要素を調製す
る。この感光性層を、ゼラチン(2.69g/m2 )お
よびビス−ビニルスルホニルメチルエーテル硬膜剤(ゼ
ラチン総量に対して1.75重量%)を含有する層で上
塗りする。
【0082】各要素のサンプルを目盛り付濃度試験対象
を通して像様に露光し、シトラジン酸(CZA)を用い
るかもしくは用いないで、次ぎの方法に従って100゜
F(38℃)で処理する。次ぎの順で処理液を用いた: 現像、漂白および定着液を以下の表I〜IIIに表わ
す。
【0083】 表I:現像液 炭酸カリウム無水物 37.50g 亜硫酸ナトリウム無水物 4.25g 沃化カリウム 0.02g 臭化カリウム 1.30g 硫酸ヒドロキシルアミン 2.00g 4−アミノ−3メチル−N−エチル−N−β’ −ヒドロキシエチルアニリン硫酸塩 3.55g シトラジン酸(CZA)(必要に応じて) 4.00g 水を加えて1リットルにする pH10.0
【0084】 表II:漂白液 臭化アンモニウム 150.00g EDTAアンモニウム鉄(1.56M) 175.00ml 酢酸 9.50ml 硝酸ナトリウム 35.00g 水を加えて1リットルにする pH6.00
【0085】 表III:定着液 チオ硫酸アンモニウム(58%) 214.00g (エチレンジニトリロ)四酢酸、二ナトリウム塩 1.29g メタ重亜硫酸ナトリウム 11.00g 水酸化ナトリウム(50%) 4.70g 水を加えて1リットルにする pH6.50 デンシトメトリーは、CZAを用いる場合および用いな
い場合において、任意の隣接する濃度点間の最大傾斜と
して定義される、ガンマの測定を与える。[ガンマ(+
CZA)/ガンマ(−CZA)]×100の比は、Do
x競合物の存在下において、Doxに対するのカプラー
の活性度の測定を与える。比が大きくなると、カプラー
が、CZAに比べてDoxと、より反応することがで
き、従って、より高い競争的多層フィルム環境において
より高い活性度を表わすことを示す。
【0086】前述の手順を、下記の表IVに表わすよう
な多くのマゼンタカプラーの相対比を決定するのに用い
た。
【0087】 表IV:ピラゾロアゾール類 化合物 比(化合物:溶媒) 相対比 PA−1 1:0.5A 50.6 PA−2 1:0.5A 50.3 PA−3 1:0.5A 37.0 PA−4 1:0.5A 56.9 PA−5 1:0.5A 68.8 PA−6 1:0.5A 84.1 A=ホスホン酸トリ(メチルエフェニル)エステル
【0088】例2:実験 二つのフォーマットで、多層カラー写真要素を調製し
た。第一のフォーマットは、三層(低感度、中感度、お
よび高感度)を有するマゼンタ記録を含んでいる。第二
のフォーマットは、二層(低感度および高感度)を有す
るマゼンタ記録を含んでいる。例4および例5を、この
フォーマットで調製した。この例では、以下の成分を用
いた:
【0089】シアン色素生成カプラー
【0090】
【化38】
【0091】マゼンタ色素生成カプラー
【0092】
【化39】
【0093】
【化40】
【0094】イエロー色素生成カプラー
【0095】
【化41】
【0096】DIRカプラー
【0097】
【化42】
【0098】
【化43】
【0099】
【化44】
【0100】漂白促進剤放出カプラー
【0101】
【化45】
【0102】酸化現像主薬スキャベンジャー
【0103】
【化46】
【0104】マスキングカプラー
【0105】
【化47】
【0106】UV色素
【0107】
【化48】
【0108】比較例1 次ぎの層を、三酢酸セルロースフィルム支持体に塗布す
ることにより写真要素を調製した(塗布量をg/m2
表わす)
【0109】層1(ハレーション防止層) 銀0.323g/m2 およびゼラチン2.691g/m
2 を含有するブラックコロイド状銀ゾル
【0110】層2(低感度シアン層) (i)中間サイズ平板状粒子乳剤(3.0モル%沃化
物)1.3g/m2 (ii)より小さい立方乳剤(3.5モル%沃化物)
1.11g/m2 の二つの赤増感した沃臭化銀粒子の配合物、ゼラチン
3.0g/m2 、シアン色素生成カプラーC−1 0.
87g/m2 、DIRカプラーDIR−1 0.065
g/m2 、漂白促進剤放出カプラーB−1 0.01g
/m2 、およびカブリ防止剤4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−1,3,3a,7−テトラアザインデン0.036
g/m2
【0111】層3(高感度シアン層) 赤増感した平板状沃臭化銀乳剤(6.0モル%、沃化
物)0.81g/m2 シアン色素生成カプラーC−1 0.151g/m2
DIRカプラーDIR−1 0.065g/m2 および
DIRカプラーDIR−2 0.032g/m2 、ゼラ
チン1.68g/m2 、並びにカブリ防止剤4−ヒドロ
キシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラアザイン
デン0.036g/m2
【0112】層4(中間層) 酸化現像主薬スキャベンジャーS−1 0.054g/
2 およびゼラチン1.3g/m2
【0113】層5(低感度マゼンタ層) (i)3.0モル%沃化物0.48g/m2 (ii)1.5モル%沃化物0.47g/m2 の二つの緑増感した沃臭化銀粒子の配合物、マゼンタ色
素生成カプラーPA−1 0.21g/m2 、DIRカ
プラーDIR−3 0.054g/m2 、マスキングカ
プラーMC−1 0.065g/m2 、ゼラチン1.2
9g/m2 、およびカブリ防止剤4−ヒドロキシ−6−
メチル−1,3,3a,7−テトラアザインデン0.0
36g/m2
【0114】層6(中感度マゼンタ層) 緑増感した平板状沃臭化銀乳剤(3.0モル%、沃化
物)0.646g/m2 マゼンタ色素生成カプラーPA−1 0.102g/m
2 、DIRカプラーDIR−4 0.0269g/m2
およびDIRカプラーDIR−5 0.0032g/m
2 、マスキングカプラーMC−1 0.043g/m
2 、ゼラチン1.23g/m2 、並びにカブリ防止剤4
−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラ
アザインデン0.036g/m2
【0115】層7(高感度マゼンタ層) 緑増感した平板状沃臭化銀乳剤(3.0モル%、沃化
物)0.754g/m2 マゼンタ色素生成カプラーPA−1 0.129g/m
2 、マスキングカプラーMC−1 0.054g/m
2 、DIRカプラーDIR−3 0.0377g/m
2 、ゼラチン1.40g/m2 、およびカブリ防止剤4
−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラ
アザインデン0.036g/m2
【0116】層8(イエローフィルター層) ゼラチン1.3g/m2 、Carey Lea銀0.0
43g/m2 、および酸化現像主薬スキャベンジャーS
−1 0.054g/m2
【0117】層9(低感度イエロー層) 青増感した平板状沃臭化銀乳剤(3.0モル%沃化物)
0.36g/m2、 青増感した平板状臭沃化銀乳剤(3.0モル%沃化物)
0.10g/m2、 イエロー色素生成カプラーY−1 0.883g/m
2 、DIRカプラーDIR−6 0.054g/m2
およびゼラチン1.73g/m2
【0118】層10(高感度イエロー層) 青増感した平板状沃臭化銀乳剤(3.0モル%、沃化
物)0.43g/m2 イエロー色素生成カプラーY−1 0.513g/m
2 、DIRカプラーDIR−6 0.032g/m2、
よびゼラチン0.807g/m2
【0119】層11(保護上塗り層およびUVフィルタ
ー層) ゼラチン1.24g/m2 臭化銀リップマン乳剤0.23g/m2 、UV−1およ
びUV−2(比1:1)吸収剤0.23g/m2 、並び
に総ゼラチン量の1.8重量%添加したビス(ビニルス
ルホニル)メタン。
【0120】比較例2 第2の写真要素(例2)を、例1と同じように調製し
た。次ぎの変更を行った。層7(高感度マゼンタ層)、
層6(中感度マゼンタ層)および層5(低感度マゼンタ
層)中のマゼンタ色素生成カプラーPA−1を、ピラゾ
ロトリアゾールカプラーPA−2と換えた。例2の層7
では、DIRカプラーDIR−3を0.027g/m2
用いた。
【0121】式IおよびIIに従う本発明の構造を有す
るカプラーが、異なる感度のハロゲン化銀層に塗布され
ていないので、例1および2は、本発明の範囲内ではな
い。
【0122】例3(本発明) 第3の写真要素(例3)を、例2と同じように調製し
た。次ぎの変更を行った。層5中のマゼンタ色素生成カ
プラーPA−2を、ピラゾロトリアゾールカプラーPA
−3、0.388g/m2 と換えた。層6中のマゼンタ
色素生成カプラーPA−2を、ピラゾロトリアゾールカ
プラーPA−3、0.183g/m2 と換えた。
【0123】比較例4 第4の写真要素(例4)を、例1と同じように調製し
た。次ぎの変更を行った。層7中のマゼンタ色素生成カ
プラーPA−1を、0.188g/m2 で用いた。ま
た、二つの緑増感した平板状沃臭化銀粒子の配合物を、
(i)高感度乳剤(3.0モル%沃化物)0.754g
/m2 、および(ii)中感度乳剤(3.0モル%沃化
物)0.538g/m2 で用いた。DIRカプラーDI
R−3を、0.0377g/m2 で用いた。層6を除い
た。層5のDIRカプラーDIR−3を、0.007g
/m2 で用い、そしてマゼンタ色素生成カプラーPA−
1を、0.350g/m2 で用いた。
【0124】比較例5 第5の写真要素(例5)を、例4と同じように調製し
た。次ぎの変更を行った。PA−1に換えて、層7中の
ピラゾロトリアゾールマゼンタ色素生成カプラーPA−
2を、0.129g/m2 で用いた。マゼンタ色素生成
カプラーPA−1に換えて、層5中のピラゾロトリアゾ
ールマゼンタ色素生成カプラーPA−3を、0.498
g/m2 で用いた。DIRカプラーDIR−3を、0.
0065g/m2 で用いた。
【0125】これらのフィルムの写真データを以下の表
に表わす。表中で用いるように、「相対緑粒状度」は、
σD における観察される変化に関する。σD は、rms
(二乗平均)粒状度である(James、ページ619
参照)。緑記録のσD の各5%変化は、1粒状度単位
(GU)を表わす。「−2」相対緑粒状度は、「2−露
出不足」粒状度を表わす。
【0126】Nは、フィルムのISO−スピード単位を
超える、0.82logE露光単位での「ノーマル」ミ
ッドスケール中性露光を表わす。Gn は中性露光のガン
マである。Gg は、露光のみの緑層のガンマである。相
対緑スピードは、例1と比較したものである。Cは、比
較例を表わす。
【0127】 表V:写真データ 例 マゼンタ 相対緑 ガンマ ガンマ Gg/Gn 相対緑 相対緑 カプラー スピード Gg n 粒状度 粒状度 FM/MM/SM Gn "-2"(GU) "N"(GU) 1(C) PA-1/PA-1/PA-1 1. 1.075 0.546 1.969 0 0 2(C) PA-2/PA-2/PA-2 1.00 0.805 0.592 1.360 -3 -43 PA-2/PA-3/PA-3 1.01 1.052 0.582 1.808 -3 -4 表Vからわかるように、三種類の要素の緑スピードは、
おおよそ同じであるが、高感度マゼンタ(FM)層にP
A−2を有する要素が、より低い粒状度を有する。高感
度マゼンタ層にPA−2を有する要素の間では、、中感
度(MM)および低感度(LM)マゼンタ層にPA−3
を有する要素(例3)が、例3のより高いガンマ比によ
って示されるように、PA−2のみを含む要素(例2)
に比べてより高い緑に関するインターイメージ効果を有
する。
【0128】表VIのデータは、PA−1/PA−1以
上のPA−2/PA−3塗膜(例5)の粒状度の利点
が、この二重塗膜構造中に維持されていることを示す。 表VI:写真データ 例 マゼンタ 緑 ガンマ 相対緑 相対緑 カプラー スピード Gn 粒状度 粒状度 FM/SM Gn "-2"(GU) "N"(GU) 4(C) PA-1/PA-1 295 0.588 0 0 5 PA-2/PA-3 295 0.590 -4 -4
【0129】追加の態様 本発明の他の好ましい態様を請求項との関連において、
次ぎに記載する。 (態様1)より低い感度の層にある色素生成カプラーの
活性度が、より高い感度の層にある色素生成カプラーの
活性度の85%より小さい請求項記載の写真要素。 (態様2)R1 が非置換または置換したアルキル、アリ
ール、アルコキシもしくはカーボンアミド基である請求
項記載の写真要素。 (態様3)R1 が非置換または置換したアルキルもしく
はアリール基である請求項記載の写真要素。 (態様4)X、YおよびZが、それぞれ、トリアゾール
間を完成するのに必要な炭素もしくは窒素原子である請
求項記載の写真要素。 (態様5)ピラソロアゾールカプラーが、次式II:
【0130】
【化49】
【0131】もしくは次式III:
【0132】
【化50】
【0133】(式中、R9 は、ピラゾロトリアゾールカ
プラーの所望する性質に不利な影響を与えない置換基で
あり、R10は、非置換または置換したアルキルもしくは
アリールであり、R11は、非置換または置換したアルキ
ル、アリールもしくは−NH−R 12であり、R12は、非
置換または置換したアルキルもしくはアリールであり、
1 は、炭素もしくは硫黄であり、そしてmは、1もし
くは2である)に従う構造を有する態様4記載の写真要
素。 (態様6)R9 が、非置換または置換したアルキルもし
くはアリールである態様5記載の写真要素。 (態様7)マゼンタ色素生成カプラーが次式:
【0134】
【化51】
【0135】
【化52】
【0136】
【化53】
【0137】から成る群より選ばれる請求項記載の写真
要素。 (態様8)より高い活性度のカプラーが、次式:
【0138】
【化54】
【0139】の構造を有し、そしてより低い活性度のカ
プラーが次式:
【0140】
【化55】
【0141】の構造を有する請求項記載の写真要素。 (態様9)R1 が、次式:
【0142】
【化56】
【0143】(式中、R13、R14およびR15は、それぞ
れ、カプラーに不利な影響を与えない置換基)の構造を
有する第三級炭素基である請求項記載の写真要素。
【0144】(態様10)R13、R14およびR15が、そ
れぞれ、ハロゲン原子または、非置換または置換したア
ルキル、アリール、カーボンアミド、ウレイド、カルボ
キシ、シアノ、スルファミル、スルホンアミド、カルボ
キシアミド、シクロアルキル、アルコキシ、アルキルチ
オ、アリールオキシ、アリールチオ、アミノ、アシルア
ミノもしくはヘテロシクリル基である、態様9記載の写
真要素。
【0145】(態様11)R13が、R14およびR15の一
つと共に複素環を形成する態様9記載の写真要素。
【0146】(態様12)R13が、R14およびR15の少
なくとも一つと共に炭素環を形成する態様9記載の写真
要素。
【0147】(態様13)より高い感度の層とより低い
感度の層との間の感度を有する緑光に対する感度を有す
る第三のハロゲン化銀乳剤層を含んで成る写真要素であ
って、前記第三の層が、より低い感度の層と同じマゼン
タ色素生成カプラーを含んで成る請求項記載の写真要
素。
【0148】(態様14)(a)組合わさる少なくとも
一つのシアン色素生成カプラーを持つ少なくとも一つの
赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るシアン色素画像
生成単位、(b)それぞれ組合わさる少なくとも一つ二
当量マゼンタ色素生成カプラーを持つ少なくとも第一お
よび第二の緑感性ハロゲン化銀乳剤を含んで成るマゼン
タ色素画像生成単位であって、前記第一緑感性乳剤が、
前記第二緑感性乳剤よりもよりスピードが高い、そして
(c)組合わさる少なくとも一つのイエロー色素生成カ
プラーを持つ少なくとも一つの青感性ハロゲン化銀乳剤
層を含んで成るイエロー色素画像生成単位を坦持する支
持体を含んで成る多色写真要素であって、前記マゼンタ
カプラーのそれぞれが、次式(I):
【0149】
【化57】
【0150】[式中、R1 は、カプラーの所望する性質
に不利な影響を与えない6−位の置換基であり、Q2
は、カップリング離脱基であり、X、Y、Zは、必要と
される環に存在する不飽和結合を持つ、それぞれ、アゾ
ール環を完成するのに必要な炭素もしくは窒素原子であ
り、R2 は、次式:
【0151】
【化58】
【0152】(式中、R3 、R4 は、それぞれ、水素、
または非置換または置換したアルキルもしくはアリール
であって、R3 およびR4 の多くて一つが水素であり、
nは、1もしくは2であり、R5 、R6 は、それぞれ、
水素、非置換または置換したアルキルもしくはアリー
ル、−C(O)−R7 もしくは−SO27 、であり、
5 およびR6の多くて一つが水素であり、R7 は、非
置換または置換したアルキルもしくはアリールもしくは
−NH−R8 であり、そしてR8 は、非置換または置換
したアルキルもしくはアリールである)を表わす]に従
う構造を有し、前記のより低い感度の層に存在する前記
マゼンタ色素生成カプラー活性度が、前記のより高い感
度の層に存在する前記マゼンタ色素生成カプラー活性度
よりも小さい、写真要素。
【0153】(態様15)請求項記載の写真要素をハロ
ゲン化銀発色現像主薬と現像する工程を含んで成る、請
求項記載の写真要素の画像を現像する方法。前述の詳細
な説明おび具体的な例(本発明の好ましい態様を説明す
るが)を、具体的に説明するが、これに限定されないこ
とは理解される。本発明の範囲内の多くの変更および改
造を、本発明の精神から離れることなく行うことがで
き、本発明は、それ等全てを包含する。
【0154】
【発明の効果】本発明は、他の所望する写真特性に不利
な影響を与えること無しに改良された粒状度および高色
飽和度を表わす写真要素および処理を提供する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体、および異なる感度の少なくとも
    二つの緑感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成る写真要素
    であって、前記の各乳剤層が、次式(I): 【化1】 [式中、R1 は、カプラーの所望する性質に不利な影響
    を与えない6−位の置換基であり、 Q2 は、カップリング離脱基であり、 X、Y、Zは、必要とされる環に存在する不飽和結合を
    持つ、それぞれ、アゾール環を完成するのに必要な炭素
    もしくは窒素原子であり、 R2 は、次式: 【化2】 (式中、R3 、R4 は、それぞれ、水素、または非置換
    または置換したアルキルもしくはアリールであって、R
    3 およびR4 の多くて一つが水素であり、 nは、1もしくは2であり、 R5 、R6 は、それぞれ、水素、非置換または置換した
    アルキルもしくはアリール、−C(O)−R7 もしくは
    −SO27 、であり、R5 およびR 6 の多くて一つが
    水素であり、 R7 は、非置換または置換したアルキルもしくはアリー
    ルもしくは−NH−R8 であり、そしてR8 は、非置換
    または置換したアルキルもしくはアリールである)を表
    わす]に従う構造を有する二当量ピラゾロアゾールマゼ
    ンタ色素生成カプラーを含んで成り、より低い感度の層
    にある前記色素生成カプラーの活性度が、より高い感度
    の層にある前記色素生成カプラーの活性度よりも小さい
    写真要素。
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