JPH04221179A - 円形または非円形の地下駐車場 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は円形の又は非円形の即ち
不定半径を持つ地下駐車場に関する。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】地下駐車場は、最近、車で
混雑する町に多く用いられるようになって来た。これは
地上駐車場を作るスペースが無いことに起因する問題で
、又、地下駐車場の方が環境を乱さずに多数の自動車を
置くようにレイアウトすることが出来るからである。

【０００３】これらの中で、先ず円形地下駐車場を挙げ
なければならない。これは何階かの円形地下階層を持ち
、各階に自動車が放射状に置かれる。各地下の階及び地
上で停まる可動の垂直プラットホームが駐車位置への及
びからの自動車の出し入れを行う。

【０００４】然し、この種の駐車場には多くの不便があ
ることが指摘されている。これらの多くは地上構造物を
必要とし、このために全体寸法が大きくなり、利用し得
る空間に完全に納めることが難しくなる場合がある。

【０００５】多くの駐車場は自動車の出し入れに非常に
複雑なシステムを持ち、このために設備費が高くなり、
又しばしば故障する。更に、このシステムの複雑さが、
出入りする自動車台数に対応するための設備の迅速操業
を妨げている。これは非常に重要で、駐車位置への又こ
こから地上への自動車の運搬をするプラットホームが１
つしか無く、駐車場の外に行列の出来ないようにするた
めには作業を迅速に行わねばならない。その当然の結果
として、自動車の出し入れ及び運搬システムが非常に複
雑になり、処理速度を阻害する。

【０００６】

【目的】本発明の目的の１つは、環境に完全に調和し、
地上露出面積の小さい円形及び非円形の地下駐車場を提
供することである。

【０００７】本発明の別の目的は、システムの高速運搬
及び迅速な作業サイクルを可能とする非常に簡単で信頼
性の高い自動車の出し入れ及び運搬システムを提供する
ことである。これら及びその他の目的に就いては後の説
明で明らかにする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明が提供する円形及
び非円形の地下駐車場においては、駐車区域が地下の多
くの階層に放射状又は部分放射状に設けられ、自動車が
上記区域に１台のリフトトラックによって送られ、上記
リフトトラックが地表の一階から地下階に垂直に移動す
ると共に、支持円柱全体と共に垂直軸の回りを回転し、
全ての駐車区域に到着することが出来、上記一階におい
て、上記リフトトラックが自動車の入口及び出口区域に
つながる、ものにおいて、上記リフトトラックが、１つ
の上側の平面部材を２つの反対方向に移動することの出
来る１つのプラットホームからなり、上記平面部材が、
自動車を支持する桟と、自動車の滑り移動を防止するた
めの拘束縁板とを備えた２対の平行なチェーンを持ち；
上記平面部材の端部が、地上区域及び地下駐車区域の対
応する手段との結合手段を備え；上記各区域も又、２対
の平行なチェーンと自動車を支持するための桟とを備え
；上記プラットホームに、上記平面部材を上記プラット
ホームに対して２つの方向に移動させる第１のモーター
手段が組み込まれ、又、上記平面部材のチェーンと、上
記結合手段によって上記平面部材が一時的に接続される
上記駐車区域の又は地下区域のチェーンと、を共に回転
させる第２のモーター手段が組み込まれる、ことを特徴
とする以下、図面を用いて本発明による駐車場の説明を
する。

【０００９】

【実施例】本発明による駐車場の実施例においては、円
形及び非円形の地下駐車場が地上に、入口区域１０と、
リフトトラック１１と、及びこれと１線に又は角度を持
って設けられた出口区域１２とを持つ（第１図参照）。

【００１０】地下においては（第２図）、この駐車場が
、放射状又は半放射状の自動車駐車区域１５が設けられ
る実質的に円形の複数の階層１４を持ち；この区域内に
階段１８で行くことの出来る円形の歩行通路９が設けら
れる。

【００１１】垂直軸の回りを回転する円柱１６が駐車場
の中央にある（第３，４図）。

【００１２】自動車を特定の階１４に運び１つの駐車区
域１５に入れるリフトトラック１１がこの円柱の中を垂
直に移動する。

【００１３】駐車場の利用者は階段１８を降り、通路９
を通り、外部から各階にに設けられた回転円柱に行くこ
とが出来る。

【００１４】リフトトラック１１は、１つの平面部材２
０が摺動可能に取り付けられたプラットホーム１９から
なる。このプラットホーム１９が横部材２１を持ち（第
６図）、これに、ケーブル２２が巻き付けられるドラム
４０が取り付けられ；上記ケーブルの端が平面部材２０
の２つの横部材４１に固定される。１つのモーター２３
がドラム４０を２つの方向に回転させ、プラットホーム
２０を２つの反対方向に摺動させることが出来る。

【００１５】２対のチェーン２４が平面部材２０上に、
その長手方向中心線に対して両側に対称的に対をなして
設けられ、モーター２５によって作動し；上記チェーン
の各対が、それぞれ、横方向に平行に設けられた桟２６
と、同じく横方向に設けられた１対の縁板２７とを携え
ている。この桟２６が自動車の後輪２８の支持面を形成
し、一方、縁板２７が自動車の前輪２９を支持及び拘束
し、平面部材２０上での自動車の滑り止めの働きをする
。

【００１６】上述したごとく、地上で、リフトトラック
１１は入口区域１０と出口区域１２の間に在る（第１，
５図）。この２つの区域が、放射状の地下駐車区域（第
２図）と同様に、平面部材２０のチェーン２４と同じ２
対のチェーンを備えたフレーム構造を持ち、これに桟２
６が横方向に取り付けられており；上記桟が入口区域１
０及び出口区域１２の全面と（第５図）、駐車区域１５
の一部分と（第６〜９図）、を覆っている。第５図の場
合、駐車区域１５と異なり、区域１０及び１２ではその
桟の全面で自動車の積込み積卸しをする２つの可能性を
持ち、即ち、上記作業で部分３５が下側に回ると、部分
３４が上側になり、次の車を直ちに受け入れることが出
来るようになっている点に注意する必要がある。

【００１７】区域１０，１２及び駐車区域１５がシャフ
ト３０に巻かれたチェーン２４を持ち、このシャフトに
ドラム３２が減速ユニット３３を介して接続されている
。

【００１８】上記ドラム３２に対応して、リフトトラッ
クが空気摩擦クラッチチ３１を備え、これがモーター２
５によって回転し；平面部材２０が駐車区域１５又は出
口、入口区域に向かって移動し、上記クラッチ３１が、
減速ユニット３３を介してシャフト３０に接続されてい
るドラム３２と結合する。

【００１９】第６図のリフトトラックの右側の空気摩擦
クラッチ３１が平面部材２０の反対側にある同形のクラ
ッチ３１としっかり接続されており、従って、平面部材
２０はその両側でどの区域とも結合することが出来る。

【００２０】平面部材２０のチェーン２４を作動させる
モーター２５によってクラッチ３１が回転すると、クラ
ッチチ３１とドラム３２とが互いに結合すると同時に、
駐車区域１５の、又は区域１０，１２のチェーン２４が
、上記モーター２５によって反対回転するようになって
いる。

【００２１】次にその作業シーケンスを示す：自動車が
リフトトラック１１の上にあり、これを放射状の地下駐
車区域１５の１つに運ぶとき、モーター２３が作動し、
平面部材２０を空いている駐車区域１５と接触させる。 これと同時にモーター２５が作動し、リフトトラック２
０のシャフト３０を回転させ、桟を駐車区域１５との接
触区域に運ぶ。

【００２２】この位置に到着すると、クラッチチ３１が
ドラム３２と結合し、モーター２５が平面部材２０のチ
ェーン２４を第８図の矢印Ａの方向に回転させ続け、自
動車が矢印Ｂの方向に移動し、この間、駐車区域１５の
シャフト３０とチェーン２４がこれと共に矢印Ｃの方向
に回転する。

【００２３】この作業が終わったとき、自動車は第９図
の位置にあり、第２図に示す地下駐車場の１つの区域の
上に縁板２７によって保持されている。

【００２４】平面部材２０がプラットホーム１９の元の
位置に戻ると、リフトトラックが地上に戻り、入口及び
出口区域１０，１２のレベルで停止する。（第５図）。

【００２５】区域１０，１２は、地下の区域１５と異な
り、自動車の前輪２９を入れるハウジングとしての僅か
な部分３４を除いて、各１対のチェーンの全長に亘って
設けられる桟２６を備えており、上記のハウジングが車
の位置を正確に決め、自動車の出入れに纏わる問題が起
きないようにし、自動車を自動的に出し入れ出来るよう
にリフトトラックがプリセットされる。

【００２６】区域１０と１２が、共に、地下駐車区域に
おけると同様に、リフトトラックのクラッチ３１（第６
図）と結合するドラム３２を持っている。

【００２７】モーター２５がリフトトラック１１のチェ
ーン２４と、一時的に接続される区域１０又は１２のチ
ェーンとを回転させると、リフトトラック１１上の又は
入口、出口、駐車のいずれかの区域上の縁板の位置が、
上記動作を自動的に行うように適切に設定され同調して
いるので、縁板２７が区域１０から前輪２９を受け取る
か、又は、前輪２９を区域１２に下ろす。

【００２８】本発明は構造上非常に簡単で且つ信頼性が
高い。更に、一般的には環境にそぐわない地上の構造部
分が不必要である。

【００２９】場合によっては、入口及び出口区域１０，
１２を第１０図に模式図的に示すごとくにして、中央の
リフトトラック１１に対して車輪の輻（や）状に設け、
第１図の配列をこれに変えることが出来る。

【００３０】リフトトラックに対する区域１０と区域１
２の関係位置は、リフトトラック１１がその両側に結合
手段を備えているので、差が無く、従って、これらを互
いにどのような角度で設けても、設備の改造を必要とし
ない。

【００３１】駐車場の階層１４が地上の円形の穴に対し
て偏心した円柱１６を持つ場合（第１１図）、又は、上
記穴が円形でなくて楕円形の場合（第１２図）、も本発
明を適用することが出来る。

【００３２】この２つの場合は、駐車区域１５の数が円
形の駐車場の場合より少ないが（第１２図）、円柱１６
及びリフトトラック１１は第１から９図のものと同様で
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は第１及び２図からなり、第１図は本発明
の１つの実施例による駐車場の地上部分を示す平面図、
第２図は本発明の駐車場の地下の１つの階層を示す平面
図、

【図２】図２は第３及び４図からなり、いずれも本発明
の駐車場の縦断面図で、リフトトラックと円柱との関係
位置の異なった状態を示している、

【図３】図３は第５及び６図からなり、第５図は地上階
における駐車区域とリフトトラックとの関係を示す側面
図、第６図は第７図の平面図、

【図４】図４は第７，８及び９図からなり、それぞれ、
１つの地下階層における自動車の受け渡し状態を順を追
って示す側面図、

【図５】図５は第１０，１１及び１２図からなり、第１
０図は第２の実施例を第１図と同様に示す平面図、第１
１及び１２図は第３及び第４の実施例を第２図と同様に
して示す平面図、である。

【符号の説明】

９…円形通路、１０…入口区域、１１…リフトトラック
、１２…出口区域、１４…階層、１５…駐車区域、１６
…円柱、１８…階段、１９…プラットホーム、２０…平
面部材、２１…横部材、２２…ケーブル、２３…モータ
ー、２４…チェーン、２５…モーター、２６…桟、２７
…縁板、３１…空気摩擦クラッチ、３２…ドラム、３３
…減速ユニット、３４…部分、４０…ドラム。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　円形又は非円形の地下駐車場で、駐車
   区域が地下の多くの階層に放射状又は部分放射状に設け
   られ、自動車が上記区域に１台のリフトトラックによっ
   て送られ、上記リフトトラックが地表の一階から地下階
   に垂直に移動すると共に、支持円柱全体と共に垂直軸の
   回りを回転し、全ての駐車区域に到着することが出来、
   上記一階において、上記リフトトラックが自動車の入口
   及び出口区域につながる、ものにおいて、上記リフトト
   ラックが、上側に載る平面部材を２つの反対方向に移動
   させることの出来る１つのプラットホームからなり、上
   記平面部材が、自動車を支持する桟と、自動車の滑り移
   動を防止するための拘束縁板とを備えた２対の平行なチ
   ェーンを持ち；上記平面部材の端部が、地上区域及び地
   下駐車区域の対応する手段との結合手段を備え；上記各
   区域も又それぞれ、２対の平行なチェーンと自動車を支
   持するための桟とを備え；上記プラットホームに、上記
   平面部材を上記プラットホームに対して２つの方向に移
   動させる第１のモーター手段が組み込まれ、又、上記平
   面部材のチェーンと、上記結合手段によって上記平面部
   材が一時的に接続される上記駐車区域の又は地下区域の
   チェーンと、を共に回転させる第２のモーター手段が組
   み込まれる、ことを特徴とする円形又は非円形の地下駐
   車場。
2. 【請求項２】　　上記結合手段が空気摩擦クラッチから
   なり、上記クラッチが上記各区域の上記対応する手段即
   ちドラムと結合し、各チェーンを、リフトトラックへの
   自動車の積み込み及びリフトトラックからの積み下ろし
   のいずれの方向へも共に回転させることが出来る、こと
   を特徴とする請求項１記載の駐車場。
3. 【請求項３】　　上記入口及び出口区域が、上記チェー
   ンのほぼ全範囲に渡ってチェーンに取り付けられる横向
   きの桟を持ち、一方、上記駐車区域及びリフトトラック
   が、各種車長の自動車の後輪を支持することの出来る長
   さ範囲に桟を持つ、ことを特徴とする請求項１記載の駐
   車場。