JPH0642219A

JPH0642219A - 自動式駐車場

Info

Publication number: JPH0642219A
Application number: JP5129230A
Authority: JP
Inventors: Fritz Hildebrand; ヒルデブラントフリッツ; Ulrich Wernli; ヴェルンリウルリヒ
Original assignee: P S BAU AG; PS BAU AG
Current assignee: P S BAU AG; PS BAU AG
Priority date: 1992-05-29
Filing date: 1993-05-31
Publication date: 1994-02-15
Also published as: ATE176025T1; CA2096982A1; DE59309318D1; NO931953L; EP0572352A1; NO931953D0; US5478182A; EP0572352B1; NO304495B1

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】車の安全な移動及び迅速な交換を実現する自
動式駐車場を提供する。【構成】円筒状のリフト路４と、リフト路に対して放
射状に、かつ複数の階を構成するように設けられ、リフ
ト路に向いて開いているパークボックス３、とからなる
保管所２と、一つの入口１５ａ，ｂとパークボックスと
の間、もしくはパークボックスと一つの出口１６ａ，ｂ
の間で車を移送するための、リフト路に設けられたコン
ベヤ、とを有し、コンベヤは車を受け入れるための多数
の移送面１８ａ−ｄを有し、移送面は、垂直動によりあ
るパーク階のレベルまで、また一つの入口あるいは一つ
の出口のレベルまで到達でき、また水平方向回転により
あるパーク階のパークボックスと接続できるよう、垂直
方向に、また中心軸を中心として回転することができる
自動式駐車場であって、移送面が、パークボックス、一
つの入口及び出口と同様に、中心軸から半径方向に延長
して配置される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、駐車場に関する。更に
詳しくは、本発明は自動式駐車場であって、下記構造を
ふくむ。即ち、（イ）円形の保管所。前記保管所は円筒
状のリフト路と、このリフト路に対して放射状に、かつ
複数の階を構成するように設けられ、このリフトに向い
て開いているパークボックス（駐車ボックス）；及び
（ロ）少くとも一つの入口とパークボックスの間、もし
くはパークボックスと少くとも一つの出口の間で車を移
送するための、リフト路に設けられたコンベヤ。前記コ
ンベヤは車を受け入れるための多数の移送面を有し、移
送面は垂直方向へ移動でき、また中心軸を中心として回
転可能に水平方向へ移動できる。即ち垂直動によりある
階のレベルまで、また少くとも一つの入口あるいは少く
とも一つの出口のレベルまで到達でき、中心軸を中心と
して回転することによりあるパーク階のあるパークボッ
クスと接続することができる。このような駐車場は、例
えばスイス特許ＣＨ−Ａ５−６４９，３４０により知ら
れている。

【０００２】

【従来技術とその問題点】大都市の内部市街における自
動車量の増加及び土地不足の結果、最少限の土地で、増
大する車を収容することがもとめられるようになった。
このため、高層駐車場あるいは地下ガレージ型駐車場が
提案され、このような駐車場の場合には、複数の階に車
を並べて配置することができる。この種の駐車場あるい
は地下ガレージでは、それぞれの車は運転者自身により
適当な進入路を経由して駐車場所へ行くことが一般的で
ある。

【０００３】この種の駐車の場合には当然ながら種々の
難点がある：入出口へ近ずくためかなりの余分のスペー
スが必要であるため、同じ建築スペースであっても、駐
車のためのスペースは少くなる。また、排気のため広い
範囲をカバーする換気設備を設けなければならないが、
このことは駐車場そのものの費用が高くなり、更により
広いスペースが必要である。またこのような駐車場の場
合、誰でも近ずけるため、駐車している車についての危
険、例えば窃盗や車の破損の問題、また人、特に女性、
に危害が及ぶ問題、を考慮しなければならない。

【０００４】このため、これまで、機械的な、自動式駐
車場の種々設備、例えば車を運転者が入口にまで運転し
てゆくと、特別な装置によりリフト台に積みかえ、リフ
ト台が多数のパークボックスの入口にまで運び、次いで
対応するパークボックスに移しかえる、などが考えられ
た。この場合特に単純な方法は、中心にリフトをそして
その外にパークボックスをもつ円形構成、とすることで
ある。

【０００５】この種の駐車場は先に述べた特許文献に開
示されている。これによれば、複数階に多数のパークボ
ックス又は個別駐車場が、円筒形リフト路を中心として
放射状に配置される。リフト路には、回転可能なリフト
台を有する巻上装置が設けられ、また車を受け入れるた
めの二つの回転部分が設けられている。中心軸を中心と
してリフト台を垂直に上下動させ、あるいは回動するこ
とにより、すべてのパークボックスへ到達することがで
きる。

【０００６】両回転部分は中心軸の両側に平行に配置さ
れており、長手方向に互いに移動し、そのため、その長
手軸線は半径方向に対し偏っている。各階のパークボッ
クスはこれと対応して傾斜して構成されており、その長
手軸線は回転プレートの長手軸線と直線（同列）にする
ことができる。各階のパークボックスは二つの半体ずつ
にわかれ、各半体が、回転部分により種々の傾斜位置を
とることができる。

【０００７】パークボックスがこのような特別な構造を
とっていることにより、駐車場の建造費が比較的高くな
る。他方、車の配送が比較的遅れる事態が生じる。なぜ
なら、二つの回転部分しか備えることができず、ある階
のパークボックスの一半体のためには、一つの回転部分
しか利用できないからである。回転部分とパークボック
スとの間の車の積換えのために必要な積換え装置につい
ては、なんら言及されていない。

【０００８】別の自動式駐車場はドイツ公開特許公報Ｄ
Ｅ−Ａ１−３８３１４６３号にみられる。これによる駐
車場では、パークボックスは半径方向に配置されてい
る。車の配送のため、同様に、リフトと回転装置の組合
わせが提案されているが、単一の移送台しか利用するこ
とができない。移送リフトへの積み込み及び積みおろし
は補助車により行い、補助車へパークすべき車が載せら
れる。移送リフトは一台の車しか積めないため、迅速な
入出作業が必要な駐車場には適用できない。補助車を利
用するため、すべてのパークボックスに補助車を誘導す
るための特別な装置が必要であり、このことはかなりの
技術的構造が必要となる。

【０００９】またＷＯ−９１／１８１６２号及びＥＰ−
Ａ１−０３９５６０１公報には、リフトとパークボック
スとの間の、車の移送のための特別な移送装置が開示さ
れている。前者の公報には機械的に極めて高価であり、
故障の生じやすい移送装置、が提案されており、この装
置は、多数の相互に移動できる平面部とくし状に構成さ
れた端部とを有し、前記端部は、パークボックスの車を
転置するため、ボックス底面の対応するくし状構造と噛
みあうようになっている。

【００１０】後者の公報には、車の側面に沿って動き、
車の前輪の一方をリフトからパークボックスへ移動させ
る移送装置が開示されている。移送装置の外部構造のた
めに余分のスペースが必要である。またこの移送装置は
車の一方の側のみを把持するため、車の構造にひどい荷
重をかける。

【００１１】

【本発明の課題】本発明の課題は、スペースが少くてす
み、簡単に建設でき、安全な稼動が保障され、なかんず
く車の交換、即ち入出作業が迅速に行われる自動式駐車
場、を提供することである。

【００１２】

【課題を達成するための手段】この課題は、最初に述べ
た型の駐車場において、パークボックス、少くとも一つ
の入口及び出口と同様に移送面が、中心軸から半径方向
に延長して配置されている構造、により解決される。

【００１３】本発明の核心は、個々のパークボックスが
各階及びリフト機構上で、厳格に半径方向に延びている
構造としたことにある。このようにすることにより保管
所（駐車スペース）は容易に建造される。なぜなら、パ
ークボックスは特別な態様で傾斜させる必要がないから
である。リフトそれ自体には多数、好ましくは４箇の移
動面が設けることができる。星型構造とすることにより
より多くのスペースができるからである。個々のパーク
ボックスはすべての移送面のいずれでも、同様な方法で
搬入、搬出される。なぜなら極めて対称的に構成されて
おり、またすべてのパークボックスは同じ構造であるか
らである。最後に移送面とパークボックスとの間の受け
渡しも極めて容易である。なぜなら、向かいあう端は、
放射形構造のため間隔が殆んどないからである。

【００１４】移送面は種々の態様で移動する：本発明の
第一実施例では、移送面は共通の移送台上に配置され、
移送台の垂直動あるいは水平回動に従い、垂直動あるい
は水平回動する。第二実施例では、移送面は個別のリフ
トにより相互に独立して垂直動することができる。個別
のリフトは、中心軸を中心として回転する共通の回転台
上に配置されている。

【００１５】別の実施例では、それぞれの移送台上に半
径方向に作動する引張具が設けられ、少くとも一つの入
口又はパークボックスから移送面上へ引き込むか、ある
いは移送面上から少くとも一つの出口あるいはパークボ
ックスへ引き出すよう構成されている。このような引張
具により、駐車場内の機械的可動部分を少くすることが
できる。なぜなら、パレット、コンテナ等の移動車とそ
れに伴って必要なレール、誘導装置を多数のパークボッ
クスの数に応じて設ける必要がないのみならず、車をこ
れらの移動車に積みあげる必要がないからである。引張
具は、むしろ自動車それ自身の車輪を駆動させ、かくし
て余分の技術的な装置が不要である。

【００１６】特に有利な点は、少くとも一つの入口に運
転者のためのガイドが設けられており、車の進入時には
強制的に誘導されて、移動面が前記入口と接すると移動
面上の引張具により確実に把持されるようにしてあるこ
とである。

【００１７】かくして、車の大きさの相違あるいは運転
者の熟練度により生ずる可能性がある、進入時のミスを
確実に避けることができる。様々な車は例外的なミスを
生じることなく引張具にけん引され次いで移送台に引張
られる。

【００１８】別の好ましい実施例では、（イ）引張具が、半径方向に延びるガイドレール上を走
行するそり、を有し；（ロ）前記そりが外側に、二つの平行な、外方に向いて
おり相互に接線方向に移動することができるつかみアー
ムであって、走行ロールを有するアームを有し、アーム
は、移送面上の車をけん引するために、車前部下で前輪
の間を移動して、前輪をつかむことができる。かくして特にコンパクトで、場所をとらない機構が実現
することができ、容易に移動面に組み込むことができ、
楽にあらゆる型式の車と係合することができる。

【００１９】

【実施例】図１には、本発明の第一実施例による自動式
駐車場の縦断面図が示されている。その平面図は図２に
示されており、図２では一番下のパーク階が示され、同
じ部分は同じ番号で示される。この実施例では、高層建
造物、即ち地平面から上方へ何層も延びる建造物が示さ
れる。もっとも本発明の範囲内で、地下に構築されたガ
レージの形の建造物（例えば図３の実施例のように）で
あってもよい。

【００２０】駐車場１は、実質的に環状の保管所２を有
し、保管所は、何数ものパーク階にそれぞれ多数の相互
に隣りあうパークボックス３を有し、パークする車がそ
れぞれパークボックスに収容される。パークボックス３
は長方形であり、パークステーションの中央軸から放射
方向に延びている。かくして円筒形のリフト路４を星形
に囲んでおり、リフト路４には、入口１５からパークボ
ックス３へ、またはパークボックス３から出口１６へ車
を移送するコンベア５が配置されている。

【００２１】コンベア５それ自体は移送台６からなり、
移送台６は中心軸２１から延びる全体で４つの移送面１
８ａ−１８ｄを有し、移送面は相互に９０度の角度を有
し、その上で車を移送することができる（図１では移送
台６は二箇所、即ち下側及び上側境界が示されてい
る）。移送面１８ａ−ｄは、格子状に突張材が重ねられ
て組合わされ、多数のガイド柱７に沿い垂直方向に摺動
するように安定した移送台を形成している。移送台６に
かかる一様でない車の荷重に対して、高い安定性をもつ
ようにするため、ガイド柱７は対になって移送面１８ａ
−ｄの外辺部に設けられている。

【００２２】図１，２において全体で８本（移送面１８
ａ−ｄのそれぞれに対して２本）のガイド柱７は、その
下端が回転台１１に、上端が基板２６の下端に固定され
ている。回転台１１はリフト路４の中で、レール上を走
行するロール１２により回転可能に支承されている。同
様に上方の基板２６も中央回転軸１４により回転可能に
支承されており、回転軸１４にはリフト路４のカバー２
７が装備されている。回転台駆動部１３は、図１に示す
ように、リフト路４の地平面凹部に固定されている。歯
リムは、この場合、回転テーブル１１の下面と係合して
いる。しかし回転駆動部は、基礎構造によっては、回転
台１１に直接に固定されてもよい。歯リムはこの場合リ
フト路４の床に設けられる。

【００２３】移送面１８ａ−ｄを有する移送台６はこの
ようにして垂直方向にも移動することができ、また中心
軸を中心として回転することもでき、そのためいずれか
の移送面１８ａ−ｄにより、いずれのパークボックス３
にも達することができる。移送面１８ａ−ｄの中央であ
って移送台６に配置されたリフト８が、ガイド柱７に沿
い垂直移動するようにすることが好ましい。リフト８は
ケーブル輪を有する電気駆動ケーブルウィンチ９を有
し、ケーブル１０が巻回される。ケーブルはその他端が
移送台６に固定されており、滑車により基板２６下部に
とりつけられたロールに導かれる。

【００２４】リフト９はできるだけ小さいものであるこ
とが駆動効率上望ましく、移送台６はバランサー（おも
り）を有し、バランサーはケーブルにより移送台６と接
続している。移送台６が上昇するとバランサーが下降
し、移送台が下降するとバランサーが上昇する。ガイド
柱７が中空である場合、この自由に移動する複数のバラ
ンサーを収容することができ、バランサーはガイド柱７
の上端に設けられたロールを通るケーブルにより、移送
台６と接続している。

【００２５】図２からわかるように、移送面１８ａ−ｄ
はそれぞれ引張具１９を有し、引張具は、入口１５ａ，
ｂあるいはパークボックスから車を移送面に引張るか、
あるいは移送面から出口１６ａ，ｂあるいはパークボッ
クスへすべり込ます。引張りあるいはすべり込みは、運
転者の助力を要せず完全に自動的に行われる。

【００２６】引張具１９のそれぞれはそり２２を有し、
そりは移動面１８ａ−ｄの長手方向に設けられたガイド
レール２４上をすべることができる。そり２２は、パー
クボックス３、入口１５ａ，ｂまたは出口１６ａ，ｂに
向いた側にそれぞれ２箇の、相互に平行の、接線方向と
移動するつかみアーム２３ａ，ｂを有する。アームのフ
ック状端部には走行ロール２５ａ，ｂが設けられてい
る。移送面に車を引きあげるため、先ずつかみアーム２
３ａ，ｂが移送面１８ａ−ｄに対して横断方向に相互に
移動して間が狭まり、車の二つの前輪を確実に捕捉して
そり２２が車を移動させることができるようにする。次
いでそり２２は、間のせまくなったつかみアーム２３
ａ，ｂと共に、アームのフック状端部が車の前輪のうし
ろをつかむことができるまで、車の下を移動する。走行
ロール２５ａ，ｂは前輪の走行面に当接している。そり
が中心軸２１の方向へ移動すると、車はつかみアーム２
３ａ，ｂによりパークボックスあるいは入口から移送面
１８ａ−ｄに引っ張られる。逆に引きだすためには、ス
リット２２自体が車をその前輪の方向に移動させる。か
くしてこの場合でも車輪は自由に回転するよう、スリッ
ト２２の外側にロール２８ａ，ｂが設けられている。

【００２７】車が入口１５ａ，ｂに入った後、引張具１
９により、直接かつ安全に引っ張られるようにするため
に、少くともボックス状入口１５ａ，ｂの中に、車の両
側にガイド１７が設けられている。熟練していない運転
者であってもこれによりその車を引張具１９の方向に向
かうように入口１５ａ，ｂに入ることができる。このガ
イド１７は、図２に示されているように、安全のため個
々のパークボックス３に設けられてもよいが一般的には
個々には必要ない。

【００２８】入口１５ａ，ｂには安全のため更に自動式
すべりドアが設けられており、運転者がその車及び駐車
ボックスを去るまでリフト路４に向いて閉じている。そ
れぞれの移送面１８ａ−ｄの外端にハネ橋のようなハネ
素子が設けられ、車をパークボックス３から引き出すか
入れる際ハネて移送面とパークボックス面との間に架橋
する。

【００２９】二つの入口１５ａ，ｂと二つの出口１６
ａ，ｂ、及び移送台６上の四つの移送面１８ａ−ｄを設
けたことによる十字状の構成により、一回のリフトの動
きにより四台の車を同時に移動させ、このうち二台ずつ
をそれぞれ積み込みもしくは積みおろしすることができ
る。これにより客の待ち時間を少くすることができる。

【００３０】パークボックス３が対称的な、また同じよ
うな構成になっているため、あらかじめ作っておいたボ
ックスにより保管所を構築することができる。それによ
り建設時間と建設費用が節減され、またユニット毎に構
築することによる、必要により拡張する可能性が考えら
れる。

【００３１】これまでに説明した第一実施例では、移送
面１８ａ−ｄは共通の移送台６の上に設けられており、
そのため共通的に垂直及び水平方向に移動することがで
きる。これに対し図３の第二実施例では、移送面が、個
別のリフト２９ａ，ｂにより、相互に独立して垂直移動
できるようにしてあるため、入口及び出口の稼動がより
柔軟に行われる。個別のリフト２９ａ，ｂは図１に関連
して説明したような、中心軸２１を中心とする共通の回
転台１１の上に配置されている。補強のためには、回転
台２１上に安定のための中心柱３０を補足的に設けても
よい。

【００３２】個別リフト２９ａ，ｂにより、回転台が所
定位置にある時、車を同時に異なるパーク面２０にパー
クさせあるいは引き出すことができ、このことは車の移
動効率を更に高めることができる。個々のリフト１９
ａ，ｂはこの場合にもガイド柱７により垂直方向に移動
する。ガイド柱７は移動面の前端及び後端の両側に設け
られている。自明なことであるが、この場合にも移動面
は、既に図２と関連して述べたように、対応する引張具
を有する。なお図１の例に対して図３の例では地下ガレ
ージにかかわる点で相違する。

【００３３】車の予想量に応じて多い数あるいは少い数
の個別リフトとそれに対応する移動台を設ければよい。
図４は、図３に示す地下ガレージ型駐車場の上段パーク
面（入口１５ａ，ｂ及び出口１６ａ，ｂ）の平面図であ
って、二つだけの、向きあったリフト２９ａ，ｂ及びそ
れに対応する移動台１８ａ，ｂが設けられている。図５
では、図２と対称的にそれぞれ９０度はなれた四つの個
別リフト２９ａ−ｄ及びそれに付随する移送台１８ａ−
ｄを有する駐車場が示されており、この例の場合図４の
例に対してパーキング稼動効率が著しく高められる。更
に効率の高い例として、図６では６０度ずつ回転した位
置に六箇の個別リフト２９ａ−ｆが設けられており、こ
の例の場合多数の中心柱３０ａ−ｆにより安定化する。
もとよりリフトの数を更に増やすことも考えられるが、
そのような場合には、駐車場１のリフト路４のための空
間を大きくしなければならない。

【００３４】

【本発明の効果】かくして本発明の自動式駐車場によれ
ば、場所が少くてすみ、安全で、簡単に建築することが
でき、短時間の積換え時間で稼動させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の第一実施例による自動式駐車
場の内部構造を示す縦断面図である。

【図２】図２は、図１による駐車場におけるパークボッ
クス、移送台及び移送面の構成を示す下層階の平面図で
ある。

【図３】図３は、第二実施例による自動式駐車場の、図
１に対応する縦断面図である。

【図４】図４は、二つのリフトを有する図３の駐車場
の、パークボックス、リフト及び移送面の構成を示す上
部階の平面図である。

【図５】図５は、四つのリフトを有する図３に従う駐車
場の、パークボックス、リフト及び移送面の構成を示す
平面図である。

【図６】図６は、六つのリフトを有する図３に従う駐車
場の、パークボックス、リフト及び移送面の構成を示す
説明平面図である。

【符号の説明】

１…駐車場２…保管所３…パークボックス４…リフト路５…コンベヤ６…移送台７…ガイド柱８…リフト９…ケーブルウィンチ１０…ケーブル１１…回転台１２…ロール１３…回転台駆動部１４…回転軸１５；１５ａ，ｂ…入口１６；１６ａ，ｂ…出口１７…ガイド１８ａ−ｄ…移送面１９…引張具２０…パーク階２１…中心軸２２…そり２３ａ，ｂ…つかみアーム２４…ガイドレール２５ａ，ｂ…走行ロール２６…基板２７…カバー２８ａ，ｂ…走行ロール２９ａ−ｆ…リフト３０；３０ａ−ｆ…中心柱

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】自動式駐車場（１）であって、イ）円筒状のリフト路（４）と、このリフト路に対して
放射状に、かつ複数のパーク階（２０）を構成するよう
に設けられ、このリフト路（４）に向いて開いているパ
ークボックス（３）、とからなる保管所（２）と；ロ）少くとも一つの入口（１５；１５ａ，ｂ）とパーク
ボックス（３）との間、もしくはパークボックスと少く
とも一つの出口（１６；１６ａ，ｂ）の間で車を移送す
るための、リフト路（４）に設けられたコンベヤ
（５）、とを有し、前記コンベヤは、車を受け入れるた
めの多数の移送面（１８ａ−ｄ）を有し、移送面は、垂
直動によりあるパーク階（２０）のレベルまで、また少
くとも一つの入口（１５；１５ａ，ｂ）あるいは少くと
も一つの出口（１６；１６ａ，ｂ）のレベルまで到達で
き、また水平方向回転によりあるパーク階（２０）のパ
ークボックス（３）と接続できるよう、垂直方向に、ま
た中心軸（２１）を中心として回転することができる構
造の駐車場において、ハ）前記移送面（１８ａ−ｄ）が、パークボックス
（３）、少くとも一つの入口（１５；１５ａ，ｂ）及び
出口（１６；１６ａ，ｂ）と同様に、中心軸（２１）か
ら半径方向に延長して配置されていることを特徴とする
自動式駐車場。
【請求項２】移送面（１８ａ−ｄ）が共通の移送台
（６）上に配置されており、移送台（６）の垂直動又は
回転により、共に垂直動又は回転することを特徴とする
請求項１記載の駐車場。
【請求項３】移送面が個別のリフト（２９ａ−ｆ）に
より相互に独立して垂直動し、リフトが、中心軸（２
１）を中心として回転する回転台（１１）にとりつけら
れていることを特徴とする請求項１記載の駐車場。
【請求項４】移送面（１８ａ−ｄ）のそれぞれに、半
径方向に作用する引張具（１９）が設けられ、少くと
も、一つの入口（１５；１５ａ，ｂ）又はパークボック
ス（３）から車を移送面（１８ａ−ｄ）へ引っ張り、ま
た移送面（１８ａ−ｄ）から出口（１６；１６ａ，ｂ）
又はパークボックス（３）に車を移動するようにした請
求項１−３のいずれか１項記載の駐車場。
【請求項５】少くとも一つの入口（１５；１５ａ，
ｂ）に進入する車の運転手のためのガイド（１７）が設
けられ、入口に進入する際、移送面（１８ａ−ｄ）が入
口（１５；１５ａ，ｂ）と連絡する時、車が移送面上の
引張具（１９）により確実に把持することができるよ
う、前記ガイドが、車を強制的に半径方向に向けさせる
ようにしたことを特徴とする請求項４記載の駐車場。
【請求項６】（イ）引張具（１９）が半径方向と延び
るガイドレール（２４）上を走行するそり（２２）、を
有し；（ロ）前記そり（２２）が外側に、二つの平行な、外方
に向いており相互に接続方向に移動することができるつ
かみアーム（２３ａ，ｂ）であって、走行ロール（２５
ａ，ｂ）を有するアームを有し、アームは、移送面（１
８）上の車をけん引するために、車前部下で前輪の間を
移動して、前輪をつかむようにした請求項４又は５記載
の駐車場。
【請求項７】（イ）相互に９０度回転した位置にある
四つの移送面（１８ａ−ｄ）、を有し；（ロ）二つの入口（１５ａ，ｂ）及び二つの出口（１６
ａ，ｂ）が設けられ、これらは同様に相互に９０度回転
した位置にあり、一つの入口と一つの出口が対向してい
る請求項１−６のいずれか１項記載の駐車場。
【請求項８】イ）複数のガイド柱（７）により垂直方
向に誘導される移送台（６）を有し；ロ）前記ガイド柱（７）が対になって移送面（１８ａ−
ｄ）の外辺部に、両側に設けられている請求項２記載の
駐車場。
【請求項９】（イ）ガイド柱（７）はその下端で回転
台（１１）に固定され、回転台（１１）は、リフト路
（４）の地面上で、ロール（１２）により回転自在に軸
受けされ回転駆動部（１３）により駆動され；（ロ）ガイド柱（７）はその上端が基板（２６）に固定
されており、基板は、リフト路（４）のカバー（２７）
と接続する上部回転軸（１４）に回転自在に支承されて
いる、請求項８記載の駐車場。
【請求項１０】イ）移送台（６）の中心に、ケーブル
を有するリフト（８）が設けられており；ロ）移送台（６）のケーブル（１０）が設けられ、その
端部は移送台（６）の端部に固定され、基板（２６）の
下に固定されたガイドロールにより誘導され、またケー
ブルの他端はケーブルウィンチ（９）に巻き戻し自在に
連絡している請求項８記載の駐車場。
【請求項１１】イ）個別リフト（２９ａ−ｆ）は複数
のガイド柱（７）により垂直方向へ誘導され；ロ）ガイド柱（７）は、移送面（１８ａ−ｄ）の前端及
び後端の両側に、対になって設けられている請求項３記
載の駐車場。
【請求項１２】イ）ガイド柱（７）の下端は回転台
（１１）に固定され、回転台（１１）は、リフト路
（４）の地面上で、ロール（１２）により回転自在に軸
受けされ回転駆動部（１３）により駆動され；ロ）ガイド柱（７）はその上端が基板（２６）に固定さ
れており、基板は、リフト路（４）のカバー（２７）の
下部で回転可能に支承されている、請求項１１記載の駐
車場。
【請求項１３】ガイド柱（７）は中空であり、自由に
動くバランサーを受けいれ、バランサーは、ガイド柱
（７）上端のガイドロールと接続するケーブルにより移
送台（６）と連絡している請求項８−１０のいずれか１
項記載の駐車場。
【請求項１４】パークボックス（３）は完成部品の形
で供給され、保管所（２）の建造のため左右及び上下に
積みあげるようにしてなる請求項１−１３のいずれか１
項記載の駐車場。