JPH0525954A - エレベータ式駐車装置 - Google Patents
エレベータ式駐車装置Info
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- JPH0525954A JPH0525954A JP18461791A JP18461791A JPH0525954A JP H0525954 A JPH0525954 A JP H0525954A JP 18461791 A JP18461791 A JP 18461791A JP 18461791 A JP18461791 A JP 18461791A JP H0525954 A JPH0525954 A JP H0525954A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 駐車ユニットを縦列に複数連設したエレベー
タ式駐車装置の入出庫時の操作を容易で安全にできるよ
うにする。 【構成】 自動車２を積載したパレット５を格納する複
数階の駐車室６を備えた駐車ユニット３を、縦列に複数
連設したエレベータ式駐車装置１において、エレベータ
４を全ユニット共通の縦長のエレベータとし、このエレ
ベータ４の昇降台１０上に搬送台車９を縦方向へ走行可
能に搭載し、この搬送台車９に、駐車室６からパレット
５を移送して保持する移送装置１４と、パレット５を方
向転換させるターンテーブル装置２９とを設けている。
タ式駐車装置の入出庫時の操作を容易で安全にできるよ
うにする。 【構成】 自動車２を積載したパレット５を格納する複
数階の駐車室６を備えた駐車ユニット３を、縦列に複数
連設したエレベータ式駐車装置１において、エレベータ
４を全ユニット共通の縦長のエレベータとし、このエレ
ベータ４の昇降台１０上に搬送台車９を縦方向へ走行可
能に搭載し、この搬送台車９に、駐車室６からパレット
５を移送して保持する移送装置１４と、パレット５を方
向転換させるターンテーブル装置２９とを設けている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ターンテーブル装置を
備えたエレベータ式駐車装置に関する。
備えたエレベータ式駐車装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車を積載したパレットを格納する複
数階の駐車室と、各階の駐車室と入出庫床との間のパレ
ットの搬送を行うエレベータと、このエレベータの昇降
台上に駐車室からパレットを移送して保持する移送装置
とを備えたエレベータ式駐車装置では、自動車の入出庫
操作を容易にするため、パレットを方向転換するための
ターンテーブル装置を入出庫床に設けることが多い。都
市部の地価が高い所では、ターンテーブル装置を駐車装
置の建屋の外に設置するのは不経済である。そこで、敷
地を有効に利用するため、駐車装置内に床を掘下げて設
置している。
数階の駐車室と、各階の駐車室と入出庫床との間のパレ
ットの搬送を行うエレベータと、このエレベータの昇降
台上に駐車室からパレットを移送して保持する移送装置
とを備えたエレベータ式駐車装置では、自動車の入出庫
操作を容易にするため、パレットを方向転換するための
ターンテーブル装置を入出庫床に設けることが多い。都
市部の地価が高い所では、ターンテーブル装置を駐車装
置の建屋の外に設置するのは不経済である。そこで、敷
地を有効に利用するため、駐車装置内に床を掘下げて設
置している。
【０００３】この場合、ターンテーブル装置は、リフト
装置でパレットを昇降台から扛上し、回転装置で１８０
°回転させた後、リフト装置を降下させてパレットを昇
降台上に戻すようになっている。
装置でパレットを昇降台から扛上し、回転装置で１８０
°回転させた後、リフト装置を降下させてパレットを昇
降台上に戻すようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】自動車の収容台数を増
加させるため、このようなエレベータ式駐車装置の構成
を有する駐車ユニットを複数連設する場合、入出庫を容
易にするには、並列に配置するのが望ましい。しかし、
設置する敷地の面積、形状等の制約から複数の進入路が
確保できず、駐車ユニットを縦列に連設せざるを得ない
場合がある。このように駐車ユニットを縦列に複数連設
した駐車装置では、２番目以降の駐車ユニットへの入出
庫の際、自動車は手前の駐車ユニットの入出庫床を通過
し奥の駐車ユニットまで走行する必要があるが、この入
出庫操作は運転者には面倒で安全上も問題がある。ま
た、各駐車ユニット毎にターンテーブル装置を設けるの
は不経済である。
加させるため、このようなエレベータ式駐車装置の構成
を有する駐車ユニットを複数連設する場合、入出庫を容
易にするには、並列に配置するのが望ましい。しかし、
設置する敷地の面積、形状等の制約から複数の進入路が
確保できず、駐車ユニットを縦列に連設せざるを得ない
場合がある。このように駐車ユニットを縦列に複数連設
した駐車装置では、２番目以降の駐車ユニットへの入出
庫の際、自動車は手前の駐車ユニットの入出庫床を通過
し奥の駐車ユニットまで走行する必要があるが、この入
出庫操作は運転者には面倒で安全上も問題がある。ま
た、各駐車ユニット毎にターンテーブル装置を設けるの
は不経済である。
【０００５】本発明は、駐車ユニットを縦列に複数連設
したエレベータ式駐車装置におけるかかる問題を解決す
るものであって、入出庫時の操作が容易で安全であり設
備費を低減することのできるエレベータ式駐車装置を提
供することを目的とする。
したエレベータ式駐車装置におけるかかる問題を解決す
るものであって、入出庫時の操作が容易で安全であり設
備費を低減することのできるエレベータ式駐車装置を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車を積載
したパレットを格納する複数階の駐車室と各階の駐車室
と入出庫床との間のパレットの搬送を行うエレベータと
を備えた駐車ユニットを、縦列に複数連設したエレベー
タ式駐車装置において、エレベータを全ユニット共通の
縦長のエレベータとし、このエレベータの昇降台上に搬
送台車を縦方向へ走行可能に搭載し、この搬送台車に、
駐車室からパレットを移送して保持する移送装置と、パ
レットを方向転換させるターンテーブル装置とを設ける
ことにより、上記課題を解決する。
したパレットを格納する複数階の駐車室と各階の駐車室
と入出庫床との間のパレットの搬送を行うエレベータと
を備えた駐車ユニットを、縦列に複数連設したエレベー
タ式駐車装置において、エレベータを全ユニット共通の
縦長のエレベータとし、このエレベータの昇降台上に搬
送台車を縦方向へ走行可能に搭載し、この搬送台車に、
駐車室からパレットを移送して保持する移送装置と、パ
レットを方向転換させるターンテーブル装置とを設ける
ことにより、上記課題を解決する。
【０００７】
【作用】自動車を格納する場合、エレベータの昇降台が
空の駐車室の階まで昇降移動し、搬送台車が空の駐車室
前まで走行移動する。次に移送装置がパレットに係合し
て駐車室から搬送台車へパレットを移送し、パレットが
搬送台車上の所定位置まで来ると、この位置で停止し保
持される。
空の駐車室の階まで昇降移動し、搬送台車が空の駐車室
前まで走行移動する。次に移送装置がパレットに係合し
て駐車室から搬送台車へパレットを移送し、パレットが
搬送台車上の所定位置まで来ると、この位置で停止し保
持される。
【０００８】空のパレットを乗せた昇降台は入出庫床ま
で移動し、搬送台車が最も手前の駐車ユニットにある入
出庫位置まで移動し、自動車をパレット上に積載する。
自動車を積載したパレットは、出庫を容易にするため予
めターンテーブル装置で１８０°方向を転換する。その
後、昇降台が空の駐車室の階まで昇降移動し、搬送台車
が空の駐車室前まで走行移動する。それから、移送装置
がパレットを搬送台車から駐車室へ格納する。入庫繁忙
時には、パレットの方向転換を行わずに入庫し、出庫時
にターンテーブル装置を駆動して方向転換をするように
制御する。
で移動し、搬送台車が最も手前の駐車ユニットにある入
出庫位置まで移動し、自動車をパレット上に積載する。
自動車を積載したパレットは、出庫を容易にするため予
めターンテーブル装置で１８０°方向を転換する。その
後、昇降台が空の駐車室の階まで昇降移動し、搬送台車
が空の駐車室前まで走行移動する。それから、移送装置
がパレットを搬送台車から駐車室へ格納する。入庫繁忙
時には、パレットの方向転換を行わずに入庫し、出庫時
にターンテーブル装置を駆動して方向転換をするように
制御する。
【０００９】駐車室に格納された自動車を出庫する場合
は、エレベータの昇降台が出庫させる自動車の格納され
ている駐車室の階まで昇降移動し、搬送台車が自動車の
格納されている駐車室前まで走行移動し、以後格納する
場合と同様にして自動車を積載したパレットを取り出
し、入出庫位置まで移動し、自動車をパレットから下ろ
して空の駐車室前に戻り、駐車室へ空のパレットを格納
する。
は、エレベータの昇降台が出庫させる自動車の格納され
ている駐車室の階まで昇降移動し、搬送台車が自動車の
格納されている駐車室前まで走行移動し、以後格納する
場合と同様にして自動車を積載したパレットを取り出
し、入出庫位置まで移動し、自動車をパレットから下ろ
して空の駐車室前に戻り、駐車室へ空のパレットを格納
する。
【００１０】
【実施例】図１は、この発明の一実施例であるエレベー
タ式駐車装置の正面図、図２はその側面図、図３は昇降
台とターンテーブル装置の平面図、図４は移送装置の説
明図、図５は基準位置の搬送台車の側面図、図６はター
ンテーブル上昇位置の搬送台車の側面図、図７は基準位
置の搬送台車の正面図である。
タ式駐車装置の正面図、図２はその側面図、図３は昇降
台とターンテーブル装置の平面図、図４は移送装置の説
明図、図５は基準位置の搬送台車の側面図、図６はター
ンテーブル上昇位置の搬送台車の側面図、図７は基準位
置の搬送台車の正面図である。
【００１１】図１及び図２に示すように、エレベータ式
駐車装置１には、自動車２を積載したパレット５を格納
する複数階の駐車室６と入出庫床Ｆとを備えた駐車ユニ
ット３が縦列に二ユニット連設されており、手前の駐車
ユニット３Ａと奥の駐車ユニット３Ｂとに共通の縦長の
エレベータ４が設置されている。駐車室６の両側部には
パレット５の車輪７を支持する受梁８が設けられてい
る。エレベータ４は、昇降台１０と、エレベータ駆動装
置１１と、バランスウエイト１２とで構成されている。
図３に示すように、昇降台１０には、縦方向へレール３
４が敷設されており、このレール３４上に車輪３５を備
えた搬送台車９が縦方向へ走行可能に搭載されている。
搬送台車９の手前と奥の両側にはパレット５の走行する
レール１３が敷設されており、その内側には搬送台車９
から駐車室６へパレット５を格納し、或いは駐車室６か
ら搬送台車９へパレット５を取り出すための移送装置１
４が２組設けられている。
駐車装置１には、自動車２を積載したパレット５を格納
する複数階の駐車室６と入出庫床Ｆとを備えた駐車ユニ
ット３が縦列に二ユニット連設されており、手前の駐車
ユニット３Ａと奥の駐車ユニット３Ｂとに共通の縦長の
エレベータ４が設置されている。駐車室６の両側部には
パレット５の車輪７を支持する受梁８が設けられてい
る。エレベータ４は、昇降台１０と、エレベータ駆動装
置１１と、バランスウエイト１２とで構成されている。
図３に示すように、昇降台１０には、縦方向へレール３
４が敷設されており、このレール３４上に車輪３５を備
えた搬送台車９が縦方向へ走行可能に搭載されている。
搬送台車９の手前と奥の両側にはパレット５の走行する
レール１３が敷設されており、その内側には搬送台車９
から駐車室６へパレット５を格納し、或いは駐車室６か
ら搬送台車９へパレット５を取り出すための移送装置１
４が２組設けられている。
【００１２】この移送装置１４は、図４に示すように、
移送枠１５と枠移動機構２４とで構成されている。移送
枠１５にはパレット５の移送方向と平行に移動するチエ
ン１６が２本（１６Ａ，１６Ｂ）並設されている。この
チエン１６は、移送枠１５の中央に設けたチエン駆動用
モータ１７で駆動される駆動スプロケット１８と、その
両側にテンション用スプリング１９で保持された緩衝ス
プロケット２０と、その上方に設けた折曲スプロケット
２１と、移送枠１５の左右端部に設けた従動スプロケッ
ト２２とに巻回張設されている。チエン１６には、パレ
ット５の下方に突設されたドグ受座２３を挟持するドグ
２３Ａ，２３Ｂが互いに対向するように取り付けられて
いる。
移送枠１５と枠移動機構２４とで構成されている。移送
枠１５にはパレット５の移送方向と平行に移動するチエ
ン１６が２本（１６Ａ，１６Ｂ）並設されている。この
チエン１６は、移送枠１５の中央に設けたチエン駆動用
モータ１７で駆動される駆動スプロケット１８と、その
両側にテンション用スプリング１９で保持された緩衝ス
プロケット２０と、その上方に設けた折曲スプロケット
２１と、移送枠１５の左右端部に設けた従動スプロケッ
ト２２とに巻回張設されている。チエン１６には、パレ
ット５の下方に突設されたドグ受座２３を挟持するドグ
２３Ａ，２３Ｂが互いに対向するように取り付けられて
いる。
【００１３】枠移動機構２４は、搬送台車９の一端に設
けた枠移動用モータ２５と、枠移動用モータ２５に駆動
される枠移動用スプロケット２６と、他端に設けた従動
スプロケット２７と、このスプロケット２６，２７に巻
回張設され、両端が移送枠１５に接続された枠移動用チ
エン２８とで構成されている。図５及び図６に示すよう
に、搬送台車９には、パレット５の移送装置１４と共
に、ターンテーブル装置２９が設けられている。ターン
テーブル装置２９は、ターンテーブル部３０と、ターン
テーブル部３０を回転させる回転駆動装置３１、及びタ
ーンテーブル部３０と回転駆動装置３１とを昇降可能に
支持するリフト装置３２とで構成されている。回転駆動
装置３１は、加速時の衝撃を少なくしターンテーブル部
３０の停止精度を高めるため、インバータ制御モータの
フリクション駆動とし、駆動ローラ（図示略）に防振ゴ
ムを取り付けて常に一定の押付荷重が得られるようにし
ている。更に、停止位置を正確にし、パレット５の車輪
７を搬送台車９のレール１３上に正確に載せることがで
きるように、位置決め用のロック装置（図示略）が設け
られている。リフト装置３２は、リンク機構３３と、シ
リンダ３４とからなり、シリンダ３４の伸縮によりリン
ク機構３３が回動してターンテーブル部３０と回転駆動
装置３１とを昇降させる。
けた枠移動用モータ２５と、枠移動用モータ２５に駆動
される枠移動用スプロケット２６と、他端に設けた従動
スプロケット２７と、このスプロケット２６，２７に巻
回張設され、両端が移送枠１５に接続された枠移動用チ
エン２８とで構成されている。図５及び図６に示すよう
に、搬送台車９には、パレット５の移送装置１４と共
に、ターンテーブル装置２９が設けられている。ターン
テーブル装置２９は、ターンテーブル部３０と、ターン
テーブル部３０を回転させる回転駆動装置３１、及びタ
ーンテーブル部３０と回転駆動装置３１とを昇降可能に
支持するリフト装置３２とで構成されている。回転駆動
装置３１は、加速時の衝撃を少なくしターンテーブル部
３０の停止精度を高めるため、インバータ制御モータの
フリクション駆動とし、駆動ローラ（図示略）に防振ゴ
ムを取り付けて常に一定の押付荷重が得られるようにし
ている。更に、停止位置を正確にし、パレット５の車輪
７を搬送台車９のレール１３上に正確に載せることがで
きるように、位置決め用のロック装置（図示略）が設け
られている。リフト装置３２は、リンク機構３３と、シ
リンダ３４とからなり、シリンダ３４の伸縮によりリン
ク機構３３が回動してターンテーブル部３０と回転駆動
装置３１とを昇降させる。
【００１４】自動車２を格納する場合、エレベータ４の
昇降台１０が空の駐車室６の階まで昇降移動し、搬送台
車９が空の駐車室６前まで走行移動する。次に移送装置
１４が空のパレット５に係合して駐車室６から搬送台車
９へパレット５を取り出す。右側の駐車室６からパレッ
ト５を取り出す際には、先ずチエン駆動用モータ１７を
駆動し移送枠１５の２本チエン１６Ａ，１６Ｂを同時に
駐車室６の方（右方）へ前進せさる。第一のチエン１６
Ａはドグ２３Ａが右端の従動スプロケット２２の手前ま
できたときストッパリンク３７Ａが移送枠１５に設けた
チエンストッパ（図示略）に当接して停止する。第二の
チエン１６Ｂはドグ２３Ｂが右端の従動スプロケット２
２に達し、約６０°回転してパレット５のドグ受座２３
に衝突せず通過できる状態になったところで停止する。
次に枠移動機構２４が移送枠１５を前進させ、第二のチ
エン１６Ｂのドグ２３Ｂがパレット５のドグ受座２３の
下を通過し、第一のチエン１６Ａのドグ２３Ａがパレッ
ト５のドグ受座２３に当接したところで停止する。そこ
でチエン１６が逆転してパレット５のドグ受座２３を２
本のチエン１６Ａ，１６Ｂのドグ２３Ａ，２３Ｂが挟持
して後退する。移送枠１５も後退して、パレット５が搬
送台車９の所定位置にくるとその位置で停止し保持され
る。
昇降台１０が空の駐車室６の階まで昇降移動し、搬送台
車９が空の駐車室６前まで走行移動する。次に移送装置
１４が空のパレット５に係合して駐車室６から搬送台車
９へパレット５を取り出す。右側の駐車室６からパレッ
ト５を取り出す際には、先ずチエン駆動用モータ１７を
駆動し移送枠１５の２本チエン１６Ａ，１６Ｂを同時に
駐車室６の方（右方）へ前進せさる。第一のチエン１６
Ａはドグ２３Ａが右端の従動スプロケット２２の手前ま
できたときストッパリンク３７Ａが移送枠１５に設けた
チエンストッパ（図示略）に当接して停止する。第二の
チエン１６Ｂはドグ２３Ｂが右端の従動スプロケット２
２に達し、約６０°回転してパレット５のドグ受座２３
に衝突せず通過できる状態になったところで停止する。
次に枠移動機構２４が移送枠１５を前進させ、第二のチ
エン１６Ｂのドグ２３Ｂがパレット５のドグ受座２３の
下を通過し、第一のチエン１６Ａのドグ２３Ａがパレッ
ト５のドグ受座２３に当接したところで停止する。そこ
でチエン１６が逆転してパレット５のドグ受座２３を２
本のチエン１６Ａ，１６Ｂのドグ２３Ａ，２３Ｂが挟持
して後退する。移送枠１５も後退して、パレット５が搬
送台車９の所定位置にくるとその位置で停止し保持され
る。
【００１５】空のパレット５を乗せた搬送台車９は、昇
降台１０と共に入出庫床Ｆまで移動し、搬送台車９が最
も手前の駐車ユニット３Ａにある入出庫位置Ｅまで移動
し、自動車２をパレット５上に積載する。自動車２を積
載したパレット５は、出庫を容易にするため予めターン
テーブル装置２９で１８０°方向を転換する。方向転換
の際には、先ず第一のチエン１６Ａのドグ２３Ａを左方
へ動かしてパレット５のドグ受座２３の挟持を開放し、
移送枠１５を若干右方へ動かして第二のチエン１６Ｂの
ドグ２３Ｂをドグ受座２３から離し、リフト装置３２の
シリンダ３４を伸長させてターンテーブル部３０と回転
駆動装置３１とを上昇させ、パレット５を搬送台車９か
ら持上げる。次に回転駆動装置３１がターンテーブル部
３０を駆動してパレット５を１８０°回転させ、リフト
装置３２のシリンダ３４を縮小して回転駆動装置３１と
ターンテーブル部３０とを下降させ、パレット５を搬送
台車９上に載せる。入出庫位置Ｅには緩衝装置３６が設
置されており、パレット５の着床時の衝撃が緩和され
る。移送枠１５を若干左方へ動かして第二のチエン１６
Ｂのドグ２３Ｂをドグ受座２３に当接させ、第一のチエ
ン１６Ａのドグ２３Ａを右方へ動かしてパレット５のド
グ受座２３を挟持する。
降台１０と共に入出庫床Ｆまで移動し、搬送台車９が最
も手前の駐車ユニット３Ａにある入出庫位置Ｅまで移動
し、自動車２をパレット５上に積載する。自動車２を積
載したパレット５は、出庫を容易にするため予めターン
テーブル装置２９で１８０°方向を転換する。方向転換
の際には、先ず第一のチエン１６Ａのドグ２３Ａを左方
へ動かしてパレット５のドグ受座２３の挟持を開放し、
移送枠１５を若干右方へ動かして第二のチエン１６Ｂの
ドグ２３Ｂをドグ受座２３から離し、リフト装置３２の
シリンダ３４を伸長させてターンテーブル部３０と回転
駆動装置３１とを上昇させ、パレット５を搬送台車９か
ら持上げる。次に回転駆動装置３１がターンテーブル部
３０を駆動してパレット５を１８０°回転させ、リフト
装置３２のシリンダ３４を縮小して回転駆動装置３１と
ターンテーブル部３０とを下降させ、パレット５を搬送
台車９上に載せる。入出庫位置Ｅには緩衝装置３６が設
置されており、パレット５の着床時の衝撃が緩和され
る。移送枠１５を若干左方へ動かして第二のチエン１６
Ｂのドグ２３Ｂをドグ受座２３に当接させ、第一のチエ
ン１６Ａのドグ２３Ａを右方へ動かしてパレット５のド
グ受座２３を挟持する。
【００１６】その後、昇降台１０が空の駐車室６の階ま
で昇降移動し、搬送台車９が空の駐車室６前まで走行移
動する。それから、移送装置１４がパレット５を搬送台
車９から駐車室６へ格納する。パレット５を搬送台車９
から駐車室６へ格納する際には、移送枠１５が駐車室６
方向へ前進し、移送枠１５の２本チエン１６Ａ，１６Ｂ
が同時に前進し、パレット５が所定の格納位置までくる
と第一のチエン１６Ａが停止し、第二のチエン１６Ｂは
ドグ２３Ｂが右端の従動スプロケット２２に達し、約６
０°回転してパレット５のドグ受座２３に衝突せず通過
できる状態になったところで停止する。そこで移送枠１
５が後退して第二のチエン１６Ｂのドグ２３Ｂがパレッ
ト５のドグ受座２３の下を通過するとチエン１６Ａ，１
６Ｂが逆転して後退し、搬送台車９上の所定位置までく
ると停止してパレット５の格納が終了する。
で昇降移動し、搬送台車９が空の駐車室６前まで走行移
動する。それから、移送装置１４がパレット５を搬送台
車９から駐車室６へ格納する。パレット５を搬送台車９
から駐車室６へ格納する際には、移送枠１５が駐車室６
方向へ前進し、移送枠１５の２本チエン１６Ａ，１６Ｂ
が同時に前進し、パレット５が所定の格納位置までくる
と第一のチエン１６Ａが停止し、第二のチエン１６Ｂは
ドグ２３Ｂが右端の従動スプロケット２２に達し、約６
０°回転してパレット５のドグ受座２３に衝突せず通過
できる状態になったところで停止する。そこで移送枠１
５が後退して第二のチエン１６Ｂのドグ２３Ｂがパレッ
ト５のドグ受座２３の下を通過するとチエン１６Ａ，１
６Ｂが逆転して後退し、搬送台車９上の所定位置までく
ると停止してパレット５の格納が終了する。
【００１７】左側の駐車室６へ自動車２を格納する際に
は、上記と逆方向への動作を行う。駐車室６に格納され
た自動車２を出庫する場合は、エレベータ４のの昇降台
１０が出庫させる自動車２の格納されている駐車室６の
階まで昇降移動し、搬送台車９が自動車２の格納されて
いる駐車室６前まで走行移動し、以後格納する場合と同
様にして自動車２を積載したパレット５を取り出し、入
出庫位置Ｅまで移動し、自動車２をパレット５から下ろ
して空の駐車室６前に戻り、駐車室６へ空のパレット５
を格納する。
は、上記と逆方向への動作を行う。駐車室６に格納され
た自動車２を出庫する場合は、エレベータ４のの昇降台
１０が出庫させる自動車２の格納されている駐車室６の
階まで昇降移動し、搬送台車９が自動車２の格納されて
いる駐車室６前まで走行移動し、以後格納する場合と同
様にして自動車２を積載したパレット５を取り出し、入
出庫位置Ｅまで移動し、自動車２をパレット５から下ろ
して空の駐車室６前に戻り、駐車室６へ空のパレット５
を格納する。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、駐車ユニットを縦列に複数連設したエレベータ式駐
車装置において、奥のユニットの駐車室へ格納する場合
でも、自動車は手前の駐車ユニットの入出庫床を通過し
奥の駐車ユニットまで走行する必要がなく、自動車は手
前の入出庫位置でパレットへ積載できるので、入出庫時
の操作が容易となり安全性が向上する。またターンテー
ブル装置を搬送台車に設けているため土地を有効利用す
ることができ、入出庫の能率が向上する。
ば、駐車ユニットを縦列に複数連設したエレベータ式駐
車装置において、奥のユニットの駐車室へ格納する場合
でも、自動車は手前の駐車ユニットの入出庫床を通過し
奥の駐車ユニットまで走行する必要がなく、自動車は手
前の入出庫位置でパレットへ積載できるので、入出庫時
の操作が容易となり安全性が向上する。またターンテー
ブル装置を搬送台車に設けているため土地を有効利用す
ることができ、入出庫の能率が向上する。
【図１】本発明の一実施例であるエレベータ式駐車装置
の正面図である。
の正面図である。
【図２】エレベータ式駐車装置の側面図である。
【図３】昇降台とターンテーブル装置の平面図である。
【図４】移送装置の説明図である。
【図５】基準位置の搬送台車の側面図である。
【図６】ターンテーブル上昇位置の搬送台車の側面図で
ある。
ある。
【図７】基準位置の搬送台車の正面図である。
１ エレベータ式駐車装置 ２ 自動車 ３ 駐車ユニット ４ エレベータ ５ パレット ６ 駐車室 ９ 搬送台車 １０ 昇降台 １４ 移送装置 １５ 移送枠 １６ チエン ２４ 枠移動機構 ２９ ターンテーブル装置 ３０ ターンテーブル部 ３１ 回転駆動装置 ３２ リフト装置 ３３ リンク機構 ３４ シリンダ Ｅ 入出庫位置 Ｆ 入出庫床
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 自動車を積載したパレットを格納する複
数階の駐車室と、各階の駐車室と入出庫床との間のパレ
ットの搬送を行うエレベータとを備えた駐車ユニット
を、縦列に複数連設したエレベータ式駐車装置であっ
て、エレベータを全ユニット共通の縦長のエレベータと
し、該エレベータの昇降台上に搬送台車を縦方向へ走行
可能に搭載し、該搬送台車に、駐車室からパレットを移
送して保持する移送装置と、パレットを方向転換させる
ターンテーブル装置とを設けたことを特徴とするエレベ
ータ式駐車装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18461791A JPH0525954A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | エレベータ式駐車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18461791A JPH0525954A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | エレベータ式駐車装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525954A true JPH0525954A (ja) | 1993-02-02 |
Family
ID=16156365
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18461791A Pending JPH0525954A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | エレベータ式駐車装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0525954A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0726531U (ja) * | 1993-10-18 | 1995-05-19 | 日本ケーブル株式会社 | 移送装置を具えたエレベータ式駐車装置 |
| KR100372175B1 (ko) * | 2000-06-10 | 2003-02-14 | (주)이지인더스 | 유압구동식 주차설비 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP18461791A patent/JPH0525954A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0726531U (ja) * | 1993-10-18 | 1995-05-19 | 日本ケーブル株式会社 | 移送装置を具えたエレベータ式駐車装置 |
| KR100372175B1 (ko) * | 2000-06-10 | 2003-02-14 | (주)이지인더스 | 유압구동식 주차설비 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010710 |