JPH031699B2 - - Google Patents
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- JPH031699B2 JPH031699B2 JP14629086A JP14629086A JPH031699B2 JP H031699 B2 JPH031699 B2 JP H031699B2 JP 14629086 A JP14629086 A JP 14629086A JP 14629086 A JP14629086 A JP 14629086A JP H031699 B2 JPH031699 B2 JP H031699B2
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F15/00—Digital computers in general; Data processing equipment in general
- G06F15/76—Architectures of general purpose stored program computers
- G06F15/80—Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors
- G06F15/8007—Architectures of general purpose stored program computers comprising an array of processing units with common control, e.g. single instruction multiple data processors single instruction multiple data [SIMD] multiprocessors
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Advance Control (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は全体として並列データ処理技術および
コンピユータ装置に関するものであり、とくに、
複数のプロセツサのそれぞれが異なるデータに対
して同じ機能を同時に実行するような種類の並列
データ処理技術およびコンピユータ装置に関する
ものである。そのようなコンピユータは単一命
令、多データ流(SIMD)プロセツサと一般に呼
ばれている。 〔発明の背景〕 多数のデータ流を同じやり方で処理できる多く
のデータ処理応用がある。その1つの例は、別々
の赤ビデオ・デジタル信号、緑ビデオ・デジタル
信号、青ビデオ・デジタル信号、アルフア・ビデ
オ・デジタル信号を同一に処理できるようなコン
ピユータ・グラフイツクスの分野である。したが
つて、処理速度を最高にするためには、それら4
つのデータ流を同じ命令順序で同時に処理すると
便利である。すなわち、ある与えられた任意の時
刻に、ある特定のカラー表示ピクセルのための赤
データ、緑データ、青データおよびアルフア・デ
ータが同時に処理される。 並列データ流に対して実行されているプログラ
ムが不変のステートメント列であるとすると、並
列処理はとくに高速である。しかし、実行のため
に各並列プロセツサ内のデータに依存する条件付
ステートメントを制御プログラムが含むことがよ
り一般的である。各データ流において実行される
データは異なるから、この場合に、プログラム・
ステートメントの条件に合致しないデータを有す
るプロセツサを、残りのプロセツサがその特定の
ステートメントを実行している間は、動作しない
ようにせねばならない。「WHILE−DO」構造
は、全ての可能な流れ制御構造を実現するために
必要な最少限のものであることが知られている。 そのような条件付プログラム命令の一般的な例
は「IF−THEN」ステートメントである。すな
わち、個々のプロセツサは、それらのプロセツサ
の個々のデータ流のデータが「もし」プログラム
命令で表されているある条件に合致するものとし
た時にのみ、それらのデータ流のある操作を実行
する。その時にその条件に合致しないデータを有
するプロセツサはその命令を実行しない。「IF−
THEN」命令は「ELSE」修飾子によりしばしば
増加させられる。すなわち、「IF−THEN」ステ
ートメントを実行していないプロセツサは、次の
時刻にそれらのプロセツサのデータに対して異な
るオペレーシヨンを実行することを後で命令さ
れ、「IF−THEN」命令を実行したプロセツサは
動作しなくされる。 〔発明の概要〕 本発明の目的は、複数の並列プロセツサのどれ
が特定の条件付命令を実行するかを選択的に制御
するための改良した技術および回路を得ることで
ある。 この目的およびての他の目的は、各並列プロセ
ツサが制御レジスタの1ビツトのような別々の制
御素子を有し、その制御素子は、1つの状態にあ
る時に、全てのプロセツサに与えられた共通の命
令をプロセツサが実行できるようにし、前記制御
素子が別の状態にある時に、プロセツサがその命
令を実行することを不能にされるようにする本発
明によつて達成される。各制御素子の状態は、そ
のプロセツサに対するデータが「IF−THEN」
命令のような以前の命令の試験に合格するかどう
かに依存して、特定のステートメントの実行を制
御するために制御される。「ELSE」命令におい
て起るような次の相補命令においては、第1のス
テートメントを実行しなかつたプロセツサが次の
ステートメントを実行し、第1のステートメント
を実行したプロセツサが次のステートメントを実
行するように、制御素子の状態が逆にされる。 また、そのような相補型命令の入れ子式にされ
た命令を実行できるようにするために、入れ子式
にされた条件付ステートメントが起きたときに、
個々の制御素子の状態を格納する記憶装置(好適
な実施例においてはスタツクメモリ)が設けられ
る。入れ子式にされた命令の実行が終ると、それ
らの処理を続行できるように、入れ子式条件付ス
テートメントの時における制御素子の状態が回復
される。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明を詳しく説明す
る。 まず第1図を参照して、本発明の各種の面を利
用するコンピユータ装置の全体のアーキテクチヤ
について説明する。別々のプロセツサすなわち処
理素子11,13,15,17が入力線19,2
1,23,25に独立したデータ流をそれぞれ受
ける。同様に、独立した線27,29,31,3
3が処理素子の出力を伝える。この例では4個の
並列プロセツサが示されているが、本発明の原理
は任意の数の多数の並列処理素子を含む並列装置
に適用されることがわかるであろう。グラフイツ
クス・コンピユータ装置においては4個のプロセ
ツサを用いると便利であつて、1個のプロセツサ
がビデオ信号の赤成分を処理するために用いら
れ、第2のプロセツサが緑成分を処理するために
用いられ、第3のプロセツサが青成分を処理する
ために用いられ、第4のプロセツサが映像の他の
情報を与えるアルフア成分を処理するために用い
られる。グラフイツクス応用においては高速処理
を必要とし、同じプログラム命令シーケンスが4
個のデータ路の全てにおいて同時に実行されるか
ら、並列処理はとくにグラフイツクス応用に適す
る。 しかし、4個の処理素子11,13,15,1
7の全てに命令バス35を介して同時に与えられ
る特定のプログラム命令の実行に、1個またはそ
れ以上の処理素子が関与しないことを要求するあ
るプログラム命令がある。4個の処理素子のうち
どれがある特定の命令を実行するために動作する
かを制御するために、処理素子11の動作を制御
する制御回路37のような制御回路が各処理素子
に組合わされる。バス35上の命令を実行するこ
とを処理素子11が可能とされるかどうかを制御
する信号が、線39を通じて処理素子11へ与え
られる。たとえば、線39上の論理「1」を表す
電圧が処理素子に命令を実行させ、論理「0」を
表す信号が、別の処理素子によるその特定の命令
の実行中にその処理素子の動作を不能にする。 第1図に示す装置の4個の各制御回路、たとえ
ば制御回路37、がそれに組合わされている処理
素子たとえば処理素子11を、いくつかの情報を
基にして、動作可能にするかどうかを決定する。
1つの情報が第1図の装置の外部からセツト線4
1へ与えられる初期状態である。別の情報はバス
43における状態命令である。その状態命令は、
全ての処理素子より少い処理素子が命令を実行す
ることを要求することがあるバス35上にプロセ
ツサ命令に対して、線39上の可能化信号の状態
を決定する付加命令を指定する。最後の情報は線
45上の真「1」信号または偽「0」信号であ
る。この信号は、バス35上の現在の命令または
直前の命令に応答して、処理素子11がそれのデ
ータに対して実行した試験の結果を与える。第1
図に示されている4個の各制御回路は、それに関
連する処理素子から受ける試験結果入力を異なら
せることができ、したがつて与えられた時刻にあ
るプロセツサが可能状態にされ、別のプロセツサ
が不能状態にされる結果となることを除き、同様
に動作する。 第1図に示す装置内の制御回路の機能を、第2
図と表1および表2、ならびに第3図と表3およ
び表4に示されている異なる実施例について詳し
く説明することにする。ただ、それらの実施例に
ついて説明する前に、第1図の装置のいくつかの
一般的な事項についてまず説明することにする。
バス35上のプロセツサ命令と状態命令43は、
マイクロシーケンサ47のようなマイクロプログ
ラムされた制御装置から発生される。マイクロプ
ログラムされる制御装置47はマイクロプログラ
ム・メモリと、次のマイクロ命令のアドレスを決
定するために求められる構造とで構成される。そ
れらの構成は良く知られている。 論理回路49は各処理素子の個々の試験結果線
を入力線として有する。入力試験結果線上の信号
が特定の1つまたはそれ以上の組合わせである時
に、論理回路49が出力線51に条件コードを発
生する。出力線51上の信号はマイクロシーケン
サ47の条件コード入力端子へ与えられ、試験結
果出力の特定の組合わせに応答して命令シーケン
スの変化を可能にする。論理回路49へは線53
を介してマイクロシーケンサ47の命令フイール
ドから別の入力が与えられる。 カラー・コンピユータ・グラフイツクス処理の
ための第1図に示す装置の特定の構成において
は、各処理素子は主な部品として16ビツト乗算器
と16ビツト算術論理装置(ALU)を含む。コン
ピユータ・グラフイツクスの分野においては画像
の各フレームに多数のピクセルが存在するから、
その分野においては超高速の処理が望ましい。各
ピクセルは16ビツト語により形成される。 次に、本発明の一実施例に従つて、第1図に示
されている制御回路37のような各制御回路とし
て使用するために適当な回路が示されている第2
図を参照する。フリツプフロツプ回路61の出力
端子が可能化線39に接続され、入力線63が4
位置でマルチプレクサ65の出力端子に接続され
る。マルチプレクサ65が4つの入力端子0〜3
を有する。バス43上の状態命令入力端子0〜3
のうちのどれを入力線63に接続するかを選択す
る。マルチプレクサの0入力端子がフリツプフロ
ツプ61の出力端子へ接続されることにより、マ
ルチプレクサ65が“0”入力端子へ切換えられ
た時にフリツプフロツプ61の現在の状態を保持
できるようにする。それとは逆に、マルチプレク
サ65が“3”入力へ切換えられた時に、フリツ
プフロツプ61の出力がインバータ67を介して
マルチプレクサ65の入力端子“3”へ帰還され
ているから、フリツプフロツプ61が状態を変え
られる。マルチプレクサ65の入力端子“1”に
試験結果線45が接続され、入力端子2にセツト
線41が接続される。 ここで説明している特定の回路例はIF−
THEN−ELSEプログラム命令を実行するのにと
くに適する。発明の詳細な説明の末尾に示す表1
は、バス43における状態命令に依存する第2図
の制御回路の4つの可能な状態を要約して示すも
のである。マルチプレクサ65がそれの0入力へ
切換えられると、線39における出力が保持され
る。これは、第1図のバス35における命令によ
り指令される論理動作があるステートメントを実
行する時に望ましい条件である。次の状態命令、
すなわち、マルチプレクサ65の1入力を選択す
る命令は、それに関連する処理素子の試験結果を
格納させる。これはバス35におけるIF命令を
伴う動作である。状態命令2はフリツプフロツプ
61をセツトさせる。その状態命令2は、処理素
子命令バス35におけるEND IF命令を伴うバス
43における状態命令である。最後に、以前に不
能状態にされたプロセツサを可能状態にするため
に、および以前に可能状態にされたプロセツサを
不能状態にするために、状態命令3がフリツプフ
ロツプ61の状態を変化させる。状態命令3は、
バス35にELSE命令が与えられると同時に、バ
ス43へ与えられる。マイクロシーケンサ47内
のマイクロコードは、任意の用途の他の特定の要
求に従つて、表1にバス35,43の命令を一致
させる。 発明の詳細な説明の末尾に記す表2は、第2図
の制御回路を用いた時に、特定の例により第1図
の回路の動作を良く示すものである。各処理素子
DIへのデータ入力が1より大きいかどうかをた
づねるIFステートメントの例について考えるこ
とにする。表2の2行に示すように、試験結果欄
において第1と第3の処理素子が試験に合格し、
したがつて試験結果の出力線45に論理「1」を
示し、第2と第4のプロセツサが試験に合格しな
いために試験結果の論理信号が「0」を示すと仮
定する。各プロセツサが同じIF命令を実行する
ものとしても、各プロセツサにより処理されるデ
ータが全体として異なるために、各プロセツサに
より実行される試験の結果は異なることがある。 それと同時にIF命令が実行され、バス43に
おける状態命令が第1図の装置の各制御回路のマ
ルチプレクサ65をそれの位置1に切換えさせ
て、対応するプロセツサから試験結果を受けさせ
る。それらの試験結果、試験に合格した「1」ま
たは不合格である「0」、が個々のフリツプフロ
ツプ素子に格納される。4個のフリツプフロツプ
の可能化信号出力が表2の可能化信号として与え
られる。この例においてはそれらの可能化信号は
「実行フラツグ」とも呼ばれる。表2の2行目に
おいては、実行フラツグは試験に合格した処理素
子を可能状態にし、試験に合格しなかつた処理素
子を不能状態にする。それから、可能状態にされ
たプロセツサが、表2の3行目に示されているよ
うに、あるステートメント、この例ではデータ出
力D0を可能状態にされた処理素子の1に等しく
セツトするように選択されたステートメントを実
行させる。可能状態にされた処理素子はこの時に
は何も行わない。 次に、ELSE命令が実行のために全ての処理素
子へ与えられる。それは、表2の4,5行目に示
されているように、IF試験に合格しなかつたプ
ロセツサがある異なる命令を実行するためにいま
呼出されつつあるといわれる。ELSEプロセツサ
命令には、第2図に示されている制御回路にそれ
のフリツプフロツプの状態を全て反転させる状態
命令3が伴う。これは表2の3,4行目の実行フ
ラツグを比較するとわかる。一方の実行フラツグ
は他方の実行フラツグの補数である。以前に不能
状態にされたプロセツサが可能状態にされると、
表2の5行目に示されているようにあるステート
メントが実行され、この例では出力データ値が入
力データ値に等しくセツトされる。したがつて、
表2に示されているルーチンの結果は、データ出
力線27,31の値を1に等しくセツトし、デー
タ出力線29,33の値を対応するデータ入力の
値に等しくセツトすることである。IE命令と
ELSE命令を実行させるためのプロセツサの相補
動作は、1つの状態命令に応答して制御回路の全
ての状態を反転させるための手段を各制御回路に
単に設けるだけで可能にされる。 第1図の論理回路は、入力データのある特定の
組合わせのために、ある命令を実行することを必
要としない条件を検出するために有用である。そ
の場合には、マイクロシーケンサ47は実行でき
ない命令をスキツプさせられる。実行させられな
い命令シーケンスを生じさせることを許すことが
できる場合には、論理回路49を省くことができ
る。表2に示す例においては、2行目に示す試験
結果が全て0であつたとすると、全てのプロセツ
サが不能状態にされるから3行目のステートメン
トを実行する必要はない。したがつて、この特定
の例に対しては、論理回路49は、全てのプロセ
ツサの試験結果がいつ(0)になつて、線51の
条件コードを変化させるかを検出するために構成
される。そして、その結果としての命令シーケン
スの変化がマイクロシーケンサ47により発生さ
れる。また、試験結果が全て真(1)であれば、表2
の4,5行目における命令を実行する必要はない
から、線51における条件コードはその命令を側
路させることもできる。線53における信号は任
意の偽(0)条件または任意の真(1)条件を試験す
ることを許すように機能する。したがつて、任意
の、または全ての条件真あるいは偽を試験するた
めの能力が(バス43における状態命令に関連し
て)与えられる。 それらの機能を実行する特定のロジツクの例が
第4図に示されている。オアゲート52の入力端
子に全ての処理素子から試験結果線が接続され
る。そのオアゲートの出力が排他的オアゲート5
4の1つの入力端子へ与えられ、その排他的オア
ゲートの第2の入力端子へ選択線53が接続され
る。排他的オアゲート54の出力端子に条件コー
ド線51が接続される。排他的オアゲート54
は、選択線53を介して与えられる入力が偽の時
にオアゲート52の出力を通し、選択線53を通
じて与えられる入力が真(1)の時にオアゲート52
の補数を通すように機能する。 ある用途では、個々の処理素子の制御回路が、
IF−THEN−ELSE命令シリーズ内にネストされ
ている1組の命令を取扱う能力を要求する。これ
が要求されると、IF命令を実行する結果として
決定される実行フラツグが、ネストされている1
組の命令が実行されている間に、格納される。ネ
ストされている命令が実行されると、残りのIF
−THEN−ELSE命令セツトを実行できるよう
に、格納されている実行フラツグがメモリから呼
出される。 第3図に示す回路はそのようなネストされてい
るプログラム命令のオペレーシヨンを許すもので
ある。第1図の装置の回路にスタツク・メモリ8
1と、関連する制御デコーダ回路83とが付加さ
れる。第3図の破線で囲まれている回路は第1図
の4個の各制御回路内では繰返えされておらず、
それらの制御回路により共用される。デーコーダ
回路83はバス43における状態命令に応答し
て、各制御回路の現在の可能化信号(実行フラツ
グ)を線85を介してスタツク・メモリに格納さ
せ(「プツシユ」)、またはそのメモリから読出さ
せる(「ポツプ」)。良く知られているように、ス
タツク・メモリは最後に書込まれた(「プツシユ
された」)データを読出す(「ポツプする」)。スタ
ツク・メモリにデータが存在する時にデータが書
込まれるたびに、最も新に書込まれたデータが読
出された後でのみ既存のデータをメモリから読出
すことができるようにして既存のデータがより低
いレベルに押しこめられる。いいかえると、デー
タは先入れ後出し法で読出される。 再び第3図を参照してて、第1図に示す4つの
制御回路をこの実施例について説明する。第2図
に示す実施例に用いられているのと同じ種類のフ
リツプフロツプ91が用いられ、この出力は可能
化信号、すなわち、4ビツト実行フラツグの1ビ
ツトである。そのフリツプフロツプの入力端子は
線93を介してマルチプレクサ95の出力端子へ
接続される。しかし、マルチプレクサは5つの入
力位置0〜4を有し、第2図における実施例では
それらの入力位置のうちの5つ以上が用いられ
る。それらの入力のうちの1つがフリツプフロツ
プ91の入力端子へ接続されるために、バス43
上の状態命令により、1度に1つずつ選択され
る。0入力がフリツプフロツプの出力端子に直結
されて、その位置に切換えられた時に見出された
どの位置にもフリツプフロツプを保持するように
機能する。マルチプレクサの入力端子1はアンド
ゲート97の出力を受ける。このアンドゲートは
1つの入力端子にフリツプフロツプ91の出力を
受け、別の入力端子に関連するプロセツサの試験
結果が接続される。表3に示されているように、
状態命令1は回路83によつても復号されて、第
1図の制御回路内のフリツプフロツプの出力(実
行フラツグ)をスタツク・メモリ81の1番上に
格納(「プツシユ」)する。 マルチプレクサの入力端子2はセツト線41に
接続され、入力端子3は、スタツク・メモリの1
番上に何が記録されたかに従つてフリツプフロツ
プをセツトするためにスタツク・メモリ81に接
続される。デコーダ回路83は、状態命令3を受
けた時に、メモリ81の1番上に格納されている
データをポツプさせる。 状態命令番号4に応じて切換えられるマルチプ
レクサ95の最後の入力端子は、別のアンドゲー
ト99の出力を受ける。そのアンドゲート99の
1つの入力端子はスタツク・メモリの出力端子に
接続され、別の入力端子はインバータ101を介
してフリツプフロツプ91の出力端子に接続され
る。その結果として、スタツク・メモリの1番上
に格納されているデータと、現在の実行フラツグ
の補数とが一緒に論理積をとられる。 表3に論理動作が示されている第3図の制御回
路は、表4に与えられている一連の動作を実行す
るのにとくに適する。その動作においては、プロ
グラム命令のIF−THEN−ELSEシーケンスが線
1,2,3,9,10,11,17,18および
19において実行される。その命令セツトのIF
部分またはELSE部分に命令の更に別のIF−
THEN−ELSEシリーズが、4〜8行に示すよう
に、ネストされる。同様に、基本的な命令シーケ
ンス内で、12〜16行に示すように、そのようなス
テートメントの第2のセツトがネストされる。命
令の3つのIF−THEN−ELSEシリーズの名シリ
ーズにおいては、表4の「試験結果」欄に示すよ
うに、異なる試験結果が仮定されている。それら
の異なる試験結果は、命令の3つのIF−THEN
−ELSEシリーズの各シリーズに対して異なる実
行フラツグを生じさせる。破線矢印はスタツク・
メモリ81の動作中における実行フラツグのビツ
トの流れを示す。それらの矢印はプツシユ動作の
結果である右を全体として指し、かつポツプ動作
の結果である左を全体として指す。
コンピユータ装置に関するものであり、とくに、
複数のプロセツサのそれぞれが異なるデータに対
して同じ機能を同時に実行するような種類の並列
データ処理技術およびコンピユータ装置に関する
ものである。そのようなコンピユータは単一命
令、多データ流(SIMD)プロセツサと一般に呼
ばれている。 〔発明の背景〕 多数のデータ流を同じやり方で処理できる多く
のデータ処理応用がある。その1つの例は、別々
の赤ビデオ・デジタル信号、緑ビデオ・デジタル
信号、青ビデオ・デジタル信号、アルフア・ビデ
オ・デジタル信号を同一に処理できるようなコン
ピユータ・グラフイツクスの分野である。したが
つて、処理速度を最高にするためには、それら4
つのデータ流を同じ命令順序で同時に処理すると
便利である。すなわち、ある与えられた任意の時
刻に、ある特定のカラー表示ピクセルのための赤
データ、緑データ、青データおよびアルフア・デ
ータが同時に処理される。 並列データ流に対して実行されているプログラ
ムが不変のステートメント列であるとすると、並
列処理はとくに高速である。しかし、実行のため
に各並列プロセツサ内のデータに依存する条件付
ステートメントを制御プログラムが含むことがよ
り一般的である。各データ流において実行される
データは異なるから、この場合に、プログラム・
ステートメントの条件に合致しないデータを有す
るプロセツサを、残りのプロセツサがその特定の
ステートメントを実行している間は、動作しない
ようにせねばならない。「WHILE−DO」構造
は、全ての可能な流れ制御構造を実現するために
必要な最少限のものであることが知られている。 そのような条件付プログラム命令の一般的な例
は「IF−THEN」ステートメントである。すな
わち、個々のプロセツサは、それらのプロセツサ
の個々のデータ流のデータが「もし」プログラム
命令で表されているある条件に合致するものとし
た時にのみ、それらのデータ流のある操作を実行
する。その時にその条件に合致しないデータを有
するプロセツサはその命令を実行しない。「IF−
THEN」命令は「ELSE」修飾子によりしばしば
増加させられる。すなわち、「IF−THEN」ステ
ートメントを実行していないプロセツサは、次の
時刻にそれらのプロセツサのデータに対して異な
るオペレーシヨンを実行することを後で命令さ
れ、「IF−THEN」命令を実行したプロセツサは
動作しなくされる。 〔発明の概要〕 本発明の目的は、複数の並列プロセツサのどれ
が特定の条件付命令を実行するかを選択的に制御
するための改良した技術および回路を得ることで
ある。 この目的およびての他の目的は、各並列プロセ
ツサが制御レジスタの1ビツトのような別々の制
御素子を有し、その制御素子は、1つの状態にあ
る時に、全てのプロセツサに与えられた共通の命
令をプロセツサが実行できるようにし、前記制御
素子が別の状態にある時に、プロセツサがその命
令を実行することを不能にされるようにする本発
明によつて達成される。各制御素子の状態は、そ
のプロセツサに対するデータが「IF−THEN」
命令のような以前の命令の試験に合格するかどう
かに依存して、特定のステートメントの実行を制
御するために制御される。「ELSE」命令におい
て起るような次の相補命令においては、第1のス
テートメントを実行しなかつたプロセツサが次の
ステートメントを実行し、第1のステートメント
を実行したプロセツサが次のステートメントを実
行するように、制御素子の状態が逆にされる。 また、そのような相補型命令の入れ子式にされ
た命令を実行できるようにするために、入れ子式
にされた条件付ステートメントが起きたときに、
個々の制御素子の状態を格納する記憶装置(好適
な実施例においてはスタツクメモリ)が設けられ
る。入れ子式にされた命令の実行が終ると、それ
らの処理を続行できるように、入れ子式条件付ス
テートメントの時における制御素子の状態が回復
される。 〔実施例〕 以下、図面を参照して本発明を詳しく説明す
る。 まず第1図を参照して、本発明の各種の面を利
用するコンピユータ装置の全体のアーキテクチヤ
について説明する。別々のプロセツサすなわち処
理素子11,13,15,17が入力線19,2
1,23,25に独立したデータ流をそれぞれ受
ける。同様に、独立した線27,29,31,3
3が処理素子の出力を伝える。この例では4個の
並列プロセツサが示されているが、本発明の原理
は任意の数の多数の並列処理素子を含む並列装置
に適用されることがわかるであろう。グラフイツ
クス・コンピユータ装置においては4個のプロセ
ツサを用いると便利であつて、1個のプロセツサ
がビデオ信号の赤成分を処理するために用いら
れ、第2のプロセツサが緑成分を処理するために
用いられ、第3のプロセツサが青成分を処理する
ために用いられ、第4のプロセツサが映像の他の
情報を与えるアルフア成分を処理するために用い
られる。グラフイツクス応用においては高速処理
を必要とし、同じプログラム命令シーケンスが4
個のデータ路の全てにおいて同時に実行されるか
ら、並列処理はとくにグラフイツクス応用に適す
る。 しかし、4個の処理素子11,13,15,1
7の全てに命令バス35を介して同時に与えられ
る特定のプログラム命令の実行に、1個またはそ
れ以上の処理素子が関与しないことを要求するあ
るプログラム命令がある。4個の処理素子のうち
どれがある特定の命令を実行するために動作する
かを制御するために、処理素子11の動作を制御
する制御回路37のような制御回路が各処理素子
に組合わされる。バス35上の命令を実行するこ
とを処理素子11が可能とされるかどうかを制御
する信号が、線39を通じて処理素子11へ与え
られる。たとえば、線39上の論理「1」を表す
電圧が処理素子に命令を実行させ、論理「0」を
表す信号が、別の処理素子によるその特定の命令
の実行中にその処理素子の動作を不能にする。 第1図に示す装置の4個の各制御回路、たとえ
ば制御回路37、がそれに組合わされている処理
素子たとえば処理素子11を、いくつかの情報を
基にして、動作可能にするかどうかを決定する。
1つの情報が第1図の装置の外部からセツト線4
1へ与えられる初期状態である。別の情報はバス
43における状態命令である。その状態命令は、
全ての処理素子より少い処理素子が命令を実行す
ることを要求することがあるバス35上にプロセ
ツサ命令に対して、線39上の可能化信号の状態
を決定する付加命令を指定する。最後の情報は線
45上の真「1」信号または偽「0」信号であ
る。この信号は、バス35上の現在の命令または
直前の命令に応答して、処理素子11がそれのデ
ータに対して実行した試験の結果を与える。第1
図に示されている4個の各制御回路は、それに関
連する処理素子から受ける試験結果入力を異なら
せることができ、したがつて与えられた時刻にあ
るプロセツサが可能状態にされ、別のプロセツサ
が不能状態にされる結果となることを除き、同様
に動作する。 第1図に示す装置内の制御回路の機能を、第2
図と表1および表2、ならびに第3図と表3およ
び表4に示されている異なる実施例について詳し
く説明することにする。ただ、それらの実施例に
ついて説明する前に、第1図の装置のいくつかの
一般的な事項についてまず説明することにする。
バス35上のプロセツサ命令と状態命令43は、
マイクロシーケンサ47のようなマイクロプログ
ラムされた制御装置から発生される。マイクロプ
ログラムされる制御装置47はマイクロプログラ
ム・メモリと、次のマイクロ命令のアドレスを決
定するために求められる構造とで構成される。そ
れらの構成は良く知られている。 論理回路49は各処理素子の個々の試験結果線
を入力線として有する。入力試験結果線上の信号
が特定の1つまたはそれ以上の組合わせである時
に、論理回路49が出力線51に条件コードを発
生する。出力線51上の信号はマイクロシーケン
サ47の条件コード入力端子へ与えられ、試験結
果出力の特定の組合わせに応答して命令シーケン
スの変化を可能にする。論理回路49へは線53
を介してマイクロシーケンサ47の命令フイール
ドから別の入力が与えられる。 カラー・コンピユータ・グラフイツクス処理の
ための第1図に示す装置の特定の構成において
は、各処理素子は主な部品として16ビツト乗算器
と16ビツト算術論理装置(ALU)を含む。コン
ピユータ・グラフイツクスの分野においては画像
の各フレームに多数のピクセルが存在するから、
その分野においては超高速の処理が望ましい。各
ピクセルは16ビツト語により形成される。 次に、本発明の一実施例に従つて、第1図に示
されている制御回路37のような各制御回路とし
て使用するために適当な回路が示されている第2
図を参照する。フリツプフロツプ回路61の出力
端子が可能化線39に接続され、入力線63が4
位置でマルチプレクサ65の出力端子に接続され
る。マルチプレクサ65が4つの入力端子0〜3
を有する。バス43上の状態命令入力端子0〜3
のうちのどれを入力線63に接続するかを選択す
る。マルチプレクサの0入力端子がフリツプフロ
ツプ61の出力端子へ接続されることにより、マ
ルチプレクサ65が“0”入力端子へ切換えられ
た時にフリツプフロツプ61の現在の状態を保持
できるようにする。それとは逆に、マルチプレク
サ65が“3”入力へ切換えられた時に、フリツ
プフロツプ61の出力がインバータ67を介して
マルチプレクサ65の入力端子“3”へ帰還され
ているから、フリツプフロツプ61が状態を変え
られる。マルチプレクサ65の入力端子“1”に
試験結果線45が接続され、入力端子2にセツト
線41が接続される。 ここで説明している特定の回路例はIF−
THEN−ELSEプログラム命令を実行するのにと
くに適する。発明の詳細な説明の末尾に示す表1
は、バス43における状態命令に依存する第2図
の制御回路の4つの可能な状態を要約して示すも
のである。マルチプレクサ65がそれの0入力へ
切換えられると、線39における出力が保持され
る。これは、第1図のバス35における命令によ
り指令される論理動作があるステートメントを実
行する時に望ましい条件である。次の状態命令、
すなわち、マルチプレクサ65の1入力を選択す
る命令は、それに関連する処理素子の試験結果を
格納させる。これはバス35におけるIF命令を
伴う動作である。状態命令2はフリツプフロツプ
61をセツトさせる。その状態命令2は、処理素
子命令バス35におけるEND IF命令を伴うバス
43における状態命令である。最後に、以前に不
能状態にされたプロセツサを可能状態にするため
に、および以前に可能状態にされたプロセツサを
不能状態にするために、状態命令3がフリツプフ
ロツプ61の状態を変化させる。状態命令3は、
バス35にELSE命令が与えられると同時に、バ
ス43へ与えられる。マイクロシーケンサ47内
のマイクロコードは、任意の用途の他の特定の要
求に従つて、表1にバス35,43の命令を一致
させる。 発明の詳細な説明の末尾に記す表2は、第2図
の制御回路を用いた時に、特定の例により第1図
の回路の動作を良く示すものである。各処理素子
DIへのデータ入力が1より大きいかどうかをた
づねるIFステートメントの例について考えるこ
とにする。表2の2行に示すように、試験結果欄
において第1と第3の処理素子が試験に合格し、
したがつて試験結果の出力線45に論理「1」を
示し、第2と第4のプロセツサが試験に合格しな
いために試験結果の論理信号が「0」を示すと仮
定する。各プロセツサが同じIF命令を実行する
ものとしても、各プロセツサにより処理されるデ
ータが全体として異なるために、各プロセツサに
より実行される試験の結果は異なることがある。 それと同時にIF命令が実行され、バス43に
おける状態命令が第1図の装置の各制御回路のマ
ルチプレクサ65をそれの位置1に切換えさせ
て、対応するプロセツサから試験結果を受けさせ
る。それらの試験結果、試験に合格した「1」ま
たは不合格である「0」、が個々のフリツプフロ
ツプ素子に格納される。4個のフリツプフロツプ
の可能化信号出力が表2の可能化信号として与え
られる。この例においてはそれらの可能化信号は
「実行フラツグ」とも呼ばれる。表2の2行目に
おいては、実行フラツグは試験に合格した処理素
子を可能状態にし、試験に合格しなかつた処理素
子を不能状態にする。それから、可能状態にされ
たプロセツサが、表2の3行目に示されているよ
うに、あるステートメント、この例ではデータ出
力D0を可能状態にされた処理素子の1に等しく
セツトするように選択されたステートメントを実
行させる。可能状態にされた処理素子はこの時に
は何も行わない。 次に、ELSE命令が実行のために全ての処理素
子へ与えられる。それは、表2の4,5行目に示
されているように、IF試験に合格しなかつたプ
ロセツサがある異なる命令を実行するためにいま
呼出されつつあるといわれる。ELSEプロセツサ
命令には、第2図に示されている制御回路にそれ
のフリツプフロツプの状態を全て反転させる状態
命令3が伴う。これは表2の3,4行目の実行フ
ラツグを比較するとわかる。一方の実行フラツグ
は他方の実行フラツグの補数である。以前に不能
状態にされたプロセツサが可能状態にされると、
表2の5行目に示されているようにあるステート
メントが実行され、この例では出力データ値が入
力データ値に等しくセツトされる。したがつて、
表2に示されているルーチンの結果は、データ出
力線27,31の値を1に等しくセツトし、デー
タ出力線29,33の値を対応するデータ入力の
値に等しくセツトすることである。IE命令と
ELSE命令を実行させるためのプロセツサの相補
動作は、1つの状態命令に応答して制御回路の全
ての状態を反転させるための手段を各制御回路に
単に設けるだけで可能にされる。 第1図の論理回路は、入力データのある特定の
組合わせのために、ある命令を実行することを必
要としない条件を検出するために有用である。そ
の場合には、マイクロシーケンサ47は実行でき
ない命令をスキツプさせられる。実行させられな
い命令シーケンスを生じさせることを許すことが
できる場合には、論理回路49を省くことができ
る。表2に示す例においては、2行目に示す試験
結果が全て0であつたとすると、全てのプロセツ
サが不能状態にされるから3行目のステートメン
トを実行する必要はない。したがつて、この特定
の例に対しては、論理回路49は、全てのプロセ
ツサの試験結果がいつ(0)になつて、線51の
条件コードを変化させるかを検出するために構成
される。そして、その結果としての命令シーケン
スの変化がマイクロシーケンサ47により発生さ
れる。また、試験結果が全て真(1)であれば、表2
の4,5行目における命令を実行する必要はない
から、線51における条件コードはその命令を側
路させることもできる。線53における信号は任
意の偽(0)条件または任意の真(1)条件を試験す
ることを許すように機能する。したがつて、任意
の、または全ての条件真あるいは偽を試験するた
めの能力が(バス43における状態命令に関連し
て)与えられる。 それらの機能を実行する特定のロジツクの例が
第4図に示されている。オアゲート52の入力端
子に全ての処理素子から試験結果線が接続され
る。そのオアゲートの出力が排他的オアゲート5
4の1つの入力端子へ与えられ、その排他的オア
ゲートの第2の入力端子へ選択線53が接続され
る。排他的オアゲート54の出力端子に条件コー
ド線51が接続される。排他的オアゲート54
は、選択線53を介して与えられる入力が偽の時
にオアゲート52の出力を通し、選択線53を通
じて与えられる入力が真(1)の時にオアゲート52
の補数を通すように機能する。 ある用途では、個々の処理素子の制御回路が、
IF−THEN−ELSE命令シリーズ内にネストされ
ている1組の命令を取扱う能力を要求する。これ
が要求されると、IF命令を実行する結果として
決定される実行フラツグが、ネストされている1
組の命令が実行されている間に、格納される。ネ
ストされている命令が実行されると、残りのIF
−THEN−ELSE命令セツトを実行できるよう
に、格納されている実行フラツグがメモリから呼
出される。 第3図に示す回路はそのようなネストされてい
るプログラム命令のオペレーシヨンを許すもので
ある。第1図の装置の回路にスタツク・メモリ8
1と、関連する制御デコーダ回路83とが付加さ
れる。第3図の破線で囲まれている回路は第1図
の4個の各制御回路内では繰返えされておらず、
それらの制御回路により共用される。デーコーダ
回路83はバス43における状態命令に応答し
て、各制御回路の現在の可能化信号(実行フラツ
グ)を線85を介してスタツク・メモリに格納さ
せ(「プツシユ」)、またはそのメモリから読出さ
せる(「ポツプ」)。良く知られているように、ス
タツク・メモリは最後に書込まれた(「プツシユ
された」)データを読出す(「ポツプする」)。スタ
ツク・メモリにデータが存在する時にデータが書
込まれるたびに、最も新に書込まれたデータが読
出された後でのみ既存のデータをメモリから読出
すことができるようにして既存のデータがより低
いレベルに押しこめられる。いいかえると、デー
タは先入れ後出し法で読出される。 再び第3図を参照してて、第1図に示す4つの
制御回路をこの実施例について説明する。第2図
に示す実施例に用いられているのと同じ種類のフ
リツプフロツプ91が用いられ、この出力は可能
化信号、すなわち、4ビツト実行フラツグの1ビ
ツトである。そのフリツプフロツプの入力端子は
線93を介してマルチプレクサ95の出力端子へ
接続される。しかし、マルチプレクサは5つの入
力位置0〜4を有し、第2図における実施例では
それらの入力位置のうちの5つ以上が用いられ
る。それらの入力のうちの1つがフリツプフロツ
プ91の入力端子へ接続されるために、バス43
上の状態命令により、1度に1つずつ選択され
る。0入力がフリツプフロツプの出力端子に直結
されて、その位置に切換えられた時に見出された
どの位置にもフリツプフロツプを保持するように
機能する。マルチプレクサの入力端子1はアンド
ゲート97の出力を受ける。このアンドゲートは
1つの入力端子にフリツプフロツプ91の出力を
受け、別の入力端子に関連するプロセツサの試験
結果が接続される。表3に示されているように、
状態命令1は回路83によつても復号されて、第
1図の制御回路内のフリツプフロツプの出力(実
行フラツグ)をスタツク・メモリ81の1番上に
格納(「プツシユ」)する。 マルチプレクサの入力端子2はセツト線41に
接続され、入力端子3は、スタツク・メモリの1
番上に何が記録されたかに従つてフリツプフロツ
プをセツトするためにスタツク・メモリ81に接
続される。デコーダ回路83は、状態命令3を受
けた時に、メモリ81の1番上に格納されている
データをポツプさせる。 状態命令番号4に応じて切換えられるマルチプ
レクサ95の最後の入力端子は、別のアンドゲー
ト99の出力を受ける。そのアンドゲート99の
1つの入力端子はスタツク・メモリの出力端子に
接続され、別の入力端子はインバータ101を介
してフリツプフロツプ91の出力端子に接続され
る。その結果として、スタツク・メモリの1番上
に格納されているデータと、現在の実行フラツグ
の補数とが一緒に論理積をとられる。 表3に論理動作が示されている第3図の制御回
路は、表4に与えられている一連の動作を実行す
るのにとくに適する。その動作においては、プロ
グラム命令のIF−THEN−ELSEシーケンスが線
1,2,3,9,10,11,17,18および
19において実行される。その命令セツトのIF
部分またはELSE部分に命令の更に別のIF−
THEN−ELSEシリーズが、4〜8行に示すよう
に、ネストされる。同様に、基本的な命令シーケ
ンス内で、12〜16行に示すように、そのようなス
テートメントの第2のセツトがネストされる。命
令の3つのIF−THEN−ELSEシリーズの名シリ
ーズにおいては、表4の「試験結果」欄に示すよ
うに、異なる試験結果が仮定されている。それら
の異なる試験結果は、命令の3つのIF−THEN
−ELSEシリーズの各シリーズに対して異なる実
行フラツグを生じさせる。破線矢印はスタツク・
メモリ81の動作中における実行フラツグのビツ
トの流れを示す。それらの矢印はプツシユ動作の
結果である右を全体として指し、かつポツプ動作
の結果である左を全体として指す。
【表】
【表】
【表】
【表】
第1図はSIMDプロセツサの全体的なブロツク
図、第2図は第1図に示す装置の制御回路の第1
の回路例を示す図、第3図は第1図に示す装置の
制御回路の第2の回路例を示す図、第4図は第1
図の回路の別の部分の論理詳細を示す図である。 11,13,15,17…処理素子、37…制
御回路、47…プログラム・マイクロシーケン
サ、81…スタツク・メモリ、83…デコーダ回
路、61,91…フリツプフロツプ、65,95
…マルチプレクサ。
図、第2図は第1図に示す装置の制御回路の第1
の回路例を示す図、第3図は第1図に示す装置の
制御回路の第2の回路例を示す図、第4図は第1
図の回路の別の部分の論理詳細を示す図である。 11,13,15,17…処理素子、37…制
御回路、47…プログラム・マイクロシーケン
サ、81…スタツク・メモリ、83…デコーダ回
路、61,91…フリツプフロツプ、65,95
…マルチプレクサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 異なるデータ路においておのおの動作する複
数のプロセツサであつて、それら全てのプロセツ
サは任意の時刻に共通の命令を受けるために接続
されるような複数のプロセツサを有する装置にお
いて、少くとも、前記データ路中のデータを共通
の条件に対して試験させる第1の命令と、第1の
命令の試験がある予め定められている結果を与え
たデータ路においてのみ実行される第2の命令と
を時間的な順序で実行するようにしたコンピユー
タ装置であつて、 第1の状態にある時に前記プロセツサが命令を
実行することを可能にされ、第2の状態にある時
に前記プロセツサが命令を実行することを不能に
されるようにして、各前記プロセツサに組合わさ
れるレジスタと、 第1の命令の試験が前記予め定められている結
果を与える時に各プロセツサに組合わされている
レジスタを前記第2の状態に置くため、および前
記試験が前記予め定められている結果を与えない
時に各プロセツサに組合わされているレジスタを
前記第1の状態に置くために、各プロセツサをそ
れに組合わされているレジスタに接続する手段
と、 前記第2の命令に応答して、前記プロセツサの
いずれかが前記第2の命令を実行する前に前記レ
ジスタの状態を変える手段と、 を備え、それにより、第2の命令を実行している
プロセツサは、第1の命令の条件試験が前記ある
予め定められた結果であつたようなプロセツサで
あり、第2の命令中は他のプロセツサは不能状態
にされることを特徴とするコンピユータ装置。 2 特許請求の範囲第1項記載のコンピユータ装
置であつて、前記第1の命令はIF命令を含み、
前記第2の命令はELSE命令を含むことを特徴と
するコンピユータ装置。 3 特許請求の範囲第1項記載のコンピユータ装
置であつて、前記レジスタの内容を一時的に格納
し、かつ置き換えるために前記レジスタに接続さ
れる記憶装置を更に備え、それにより、前記第2
の命令の実行をとる時に使用するために第1の命
令の試験の結果を失うことなしに、前記第1の命
令と前記第2の命令の間に他の命令をネストでき
ることを特徴とするコンピユータ装置。
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