JP2578286Y2 - 等速ジョイント - Google Patents
等速ジョイントInfo
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- JP2578286Y2 JP2578286Y2 JP1992022882U JP2288292U JP2578286Y2 JP 2578286 Y2 JP2578286 Y2 JP 2578286Y2 JP 1992022882 U JP1992022882 U JP 1992022882U JP 2288292 U JP2288292 U JP 2288292U JP 2578286 Y2 JP2578286 Y2 JP 2578286Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- peripheral surface
- constant velocity
- velocity joint
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/22—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of main drive shafting, e.g. cardan shaft
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Sealing Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案に係る等速ジョイント
は、例えば前置エンジン前輪駆動車(FF車)に組み込
み、トランスミッションから前輪に駆動力を伝達するの
に利用する。
は、例えば前置エンジン前輪駆動車(FF車)に組み込
み、トランスミッションから前輪に駆動力を伝達するの
に利用する。
【0002】
【従来の技術】FF車のトランスミッションと前輪との
間には等速ジョイントを設けて、車輪の変位に拘らずエ
ンジンの駆動力を駆動輪である前輪に、全周に亙り同一
角速度で伝達自在としている。この様な部分に使用され
る等速ジョイントとして従来から、例えば実開昭57−
145824〜5号公報、同59−185425号公
報、同62−12021号公報等に記載されたものが知
られている。これら各公報に記載される等により従来か
ら知られた等速ジョイントは、例えば図1〜3に示す様
に、内輪2と外輪3との間の回転力伝達を、複数個(通
常は6個)の玉4、4を介して行なう様に構成してい
る。前記内輪2は、トランスミッションにより回転駆動
される一方の軸5の外端部に固定する。又、前記外輪3
は、駆動輪である前輪をその外端部に固定する、他方の
軸6の内端部に固定する。
間には等速ジョイントを設けて、車輪の変位に拘らずエ
ンジンの駆動力を駆動輪である前輪に、全周に亙り同一
角速度で伝達自在としている。この様な部分に使用され
る等速ジョイントとして従来から、例えば実開昭57−
145824〜5号公報、同59−185425号公
報、同62−12021号公報等に記載されたものが知
られている。これら各公報に記載される等により従来か
ら知られた等速ジョイントは、例えば図1〜3に示す様
に、内輪2と外輪3との間の回転力伝達を、複数個(通
常は6個)の玉4、4を介して行なう様に構成してい
る。前記内輪2は、トランスミッションにより回転駆動
される一方の軸5の外端部に固定する。又、前記外輪3
は、駆動輪である前輪をその外端部に固定する、他方の
軸6の内端部に固定する。
【0003】球状凸面である前記内輪2の外周面2aに
は、断面円弧形の内側係合溝7、7を6本、円周方向等
間隔に、それぞれ円周方向に対し直角方向に形成してい
る。又、球状凹面である前記外輪3の内周面3aで、前
記内側係合溝7、7と対向する位置には、やはり断面円
弧形の外側係合溝8、8を6本、円周方向に対し直角方
向に形成している。又、前記内輪2の外周面2aと外輪
3の内周面3aとの間には、断面が円弧状で全体が円環
状の保持器9を挟持している。この保持器9の円周方向
6個所位置で、前記内側、外側両係合溝7、8に整合す
る位置には、それぞれポケット10、10を形成し、こ
れら各ポケット10、10の内側にそれぞれ1個ずつ、
合計6個の玉4、4を保持している。これらの玉4、4
は、それぞれ前記各ポケット10、10に保持された状
態で、前記内側、外側両係合溝7、8に沿い転動自在で
ある。尚、前記各ポケット10、10は図3に示す様
に、円周方向に長い長円形とし、次述する軸交角θの変
化に伴なって、隣り合う玉4、4同士の間隔が変化した
場合でも、この変化を吸収出来る様にしている。
は、断面円弧形の内側係合溝7、7を6本、円周方向等
間隔に、それぞれ円周方向に対し直角方向に形成してい
る。又、球状凹面である前記外輪3の内周面3aで、前
記内側係合溝7、7と対向する位置には、やはり断面円
弧形の外側係合溝8、8を6本、円周方向に対し直角方
向に形成している。又、前記内輪2の外周面2aと外輪
3の内周面3aとの間には、断面が円弧状で全体が円環
状の保持器9を挟持している。この保持器9の円周方向
6個所位置で、前記内側、外側両係合溝7、8に整合す
る位置には、それぞれポケット10、10を形成し、こ
れら各ポケット10、10の内側にそれぞれ1個ずつ、
合計6個の玉4、4を保持している。これらの玉4、4
は、それぞれ前記各ポケット10、10に保持された状
態で、前記内側、外側両係合溝7、8に沿い転動自在で
ある。尚、前記各ポケット10、10は図3に示す様
に、円周方向に長い長円形とし、次述する軸交角θの変
化に伴なって、隣り合う玉4、4同士の間隔が変化した
場合でも、この変化を吸収出来る様にしている。
【0004】更に、前記一方の軸5と他方の軸6との変
位に拘らず、前記各玉4、4を、両軸5、6の軸交角
θ、即ち、前記一方の軸5の中心線aと他方の軸6の中
心線bとの交点oで両線a、bのなす角度θを二等分す
る、二等分面c内に配置している。この為に、前記内側
係合溝7、7の底面7a、7aは、前記中心線a上で、
前記交点oからhだけ離れた点dを中心とする球面上に
位置させ、前記外側係合溝8、8の底面8a、8aは、
前記中心線b上で、前記交点oからhだけ離れた点eを
中心とする球面上に位置させている。尚、前記内輪2の
外周面2a、外輪3の内周面3a、並びに前記保持器9
の内外両周面は、それぞれ前記交点oを中心とする球面
上に位置させて(これら両周面2a、3aを互いに同心
の球面として)、前記内輪2の外周面2aと保持器9の
内周面との摺動、並びに外輪3の内周面3aと保持器9
の外周面との摺動を自在としている。
位に拘らず、前記各玉4、4を、両軸5、6の軸交角
θ、即ち、前記一方の軸5の中心線aと他方の軸6の中
心線bとの交点oで両線a、bのなす角度θを二等分す
る、二等分面c内に配置している。この為に、前記内側
係合溝7、7の底面7a、7aは、前記中心線a上で、
前記交点oからhだけ離れた点dを中心とする球面上に
位置させ、前記外側係合溝8、8の底面8a、8aは、
前記中心線b上で、前記交点oからhだけ離れた点eを
中心とする球面上に位置させている。尚、前記内輪2の
外周面2a、外輪3の内周面3a、並びに前記保持器9
の内外両周面は、それぞれ前記交点oを中心とする球面
上に位置させて(これら両周面2a、3aを互いに同心
の球面として)、前記内輪2の外周面2aと保持器9の
内周面との摺動、並びに外輪3の内周面3aと保持器9
の外周面との摺動を自在としている。
【0005】上述の様に構成される等速ジョイント1の
場合、前記一方の軸5により内輪2を回転させると、こ
の回転運動は6個の玉4、4を介して外輪3に伝達さ
れ、他方の軸6が回転する。両軸5、6同士の位置関係
(前記軸交角θ)が変化した場合には、前記各玉4、4
が内側、外側両係合溝7、8に沿って転動し、前記一方
の軸5と他方の軸6との変位を許容する。
場合、前記一方の軸5により内輪2を回転させると、こ
の回転運動は6個の玉4、4を介して外輪3に伝達さ
れ、他方の軸6が回転する。両軸5、6同士の位置関係
(前記軸交角θ)が変化した場合には、前記各玉4、4
が内側、外側両係合溝7、8に沿って転動し、前記一方
の軸5と他方の軸6との変位を許容する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、各ポケット
10の幅寸法Wを、図3に示す様に、前記玉4の外径寸
法Dよりも大きく(W>D)すると、等速ジョイント1
を組み込んだ自動車の発進時に、玉4がポケット10の
内側面に衝突して打音を発生し、乗員等に不快感を与え
る事がある。この為従来から、前記幅寸法Wを、前記外
径寸法Dと同じか、この外径寸法Dよりも僅かに小さく
(W≦D)して、前記玉4を各ポケット10内に、若干
の締代を持って保持していた。ところが、この様にする
と、前記ポケット10の内周面を研磨して、所定の寸法
精度に仕上げる必要が生じ、保持器9の製作費が嵩むだ
けでなく、内輪2と外輪3との間で振動が伝達され易く
なり、エンジンのアイドリング時に車体が振動して、や
はり乗員に不快感を与えてしまう。
10の幅寸法Wを、図3に示す様に、前記玉4の外径寸
法Dよりも大きく(W>D)すると、等速ジョイント1
を組み込んだ自動車の発進時に、玉4がポケット10の
内側面に衝突して打音を発生し、乗員等に不快感を与え
る事がある。この為従来から、前記幅寸法Wを、前記外
径寸法Dと同じか、この外径寸法Dよりも僅かに小さく
(W≦D)して、前記玉4を各ポケット10内に、若干
の締代を持って保持していた。ところが、この様にする
と、前記ポケット10の内周面を研磨して、所定の寸法
精度に仕上げる必要が生じ、保持器9の製作費が嵩むだ
けでなく、内輪2と外輪3との間で振動が伝達され易く
なり、エンジンのアイドリング時に車体が振動して、や
はり乗員に不快感を与えてしまう。
【0007】この様な現象に就いて、本考案者が実験に
より確認したところ、振動を避ける為に前記ポケット1
0と玉4との間に隙間を設けた場合でも、自動車の発進
時に常に打音が発生するのではなく、上記隙間が25μ
m以上で、且つ、等速ジョイント1のジョイント角(前
記一方の軸5と他方の軸6との位置関係が、直線状態か
らずれた角度。図1に於ける180度−θ。)が25度
を越えた場合に自動車を急発進させると、前記打音が発
生する事が解った。更に本考案者が実験を進めた結果、
前記打音が発生するのは、図1に示す様に、等速ジョイ
ント1に大きなジョイント角を付与した状態で、且つポ
ケット10の幅寸法Wと玉4の外径寸法Dとの差(W−
D)を大きくして、それ迄停止していた内輪2を急に回
転させた場合、円周方向に亙って等間隔に配列された玉
4、4の内、或る特定の角度範囲内に存在する玉4、4
のみが、打音を生じる事が解った。
より確認したところ、振動を避ける為に前記ポケット1
0と玉4との間に隙間を設けた場合でも、自動車の発進
時に常に打音が発生するのではなく、上記隙間が25μ
m以上で、且つ、等速ジョイント1のジョイント角(前
記一方の軸5と他方の軸6との位置関係が、直線状態か
らずれた角度。図1に於ける180度−θ。)が25度
を越えた場合に自動車を急発進させると、前記打音が発
生する事が解った。更に本考案者が実験を進めた結果、
前記打音が発生するのは、図1に示す様に、等速ジョイ
ント1に大きなジョイント角を付与した状態で、且つポ
ケット10の幅寸法Wと玉4の外径寸法Dとの差(W−
D)を大きくして、それ迄停止していた内輪2を急に回
転させた場合、円周方向に亙って等間隔に配列された玉
4、4の内、或る特定の角度範囲内に存在する玉4、4
のみが、打音を生じる事が解った。
【0008】実験は、保持器9に形成された6個のポケ
ット10、10の内、1個のポケットの幅寸法Wのみ
を、玉4の外径寸法Dよりも大きく(W>D)し、残り
5個のポケット10の幅寸法Wは玉4、4の外径寸法D
以下(W≦D)とすると共に、図1に示す様に、ジョイ
ント角を大きくした状態で、一方の軸5を介して内輪2
を回転させる事により行なった。この実験により、図4
に示す様に、一方の軸5に対する他方の軸6の折れ曲が
り方向を中心として±5度、合計10度の範囲に、前記
幅寸法Wの大きなポケット10に保持された玉4が存在
する場合、打音が発生する事が解った。尚、この実験
は、本発明の等速ジョイントに使用する様な、摩擦係数
が0.13以下の低摩擦グリースではなく、通常のグリ
ースを使用した状態で行なった。
ット10、10の内、1個のポケットの幅寸法Wのみ
を、玉4の外径寸法Dよりも大きく(W>D)し、残り
5個のポケット10の幅寸法Wは玉4、4の外径寸法D
以下(W≦D)とすると共に、図1に示す様に、ジョイ
ント角を大きくした状態で、一方の軸5を介して内輪2
を回転させる事により行なった。この実験により、図4
に示す様に、一方の軸5に対する他方の軸6の折れ曲が
り方向を中心として±5度、合計10度の範囲に、前記
幅寸法Wの大きなポケット10に保持された玉4が存在
する場合、打音が発生する事が解った。尚、この実験
は、本発明の等速ジョイントに使用する様な、摩擦係数
が0.13以下の低摩擦グリースではなく、通常のグリ
ースを使用した状態で行なった。
【0009】この様な現象に就いて考察する事により、
本考案者は、前記打音の発生原因に就いて、次の様な仮
説を立てた。即ち、前記保持器9の各ポケット10、1
0に保持された玉4、4は、等速ジョイント1の運転
時、前記ジョイント角が小さい場合には、前記ポケット
10、10の両内側面10a、10bの内、前記外輪3
の開口側内側面10a、10aに押し付けられている
が、前記ジョイント角が大きくなるに従って、前記ポケ
ット10、10の内側で反開口側内側面10b、10b
に向けて移動する様になる。この様に、各玉4、4を開
口側内側面10a、10aから反開口側内側面10b、
10bに向けて移動させようとする力Fが、前記各玉
4、4の表面と内側係合溝7及び外側係合溝8との間に
作用する静止摩擦力よりも小さい場合には、各玉4、4
は前記開口側内側面10a、10a部分に保持されたま
まとなるが、前記力Fが静止摩擦力よりも大きくなる
と、前記各玉4、4が、前記反開口側内側面10b、1
0bに向けて勢い良く移動する。この結果、各玉4、4
の表面と前記反開口側内側面10b、10bとが勢い良
く衝突し、耳障りな異音が発生する。この様な玉4、4
の急激な移動は、各玉4、4が、前記10度の範囲内に
存在する場合に生じる。
本考案者は、前記打音の発生原因に就いて、次の様な仮
説を立てた。即ち、前記保持器9の各ポケット10、1
0に保持された玉4、4は、等速ジョイント1の運転
時、前記ジョイント角が小さい場合には、前記ポケット
10、10の両内側面10a、10bの内、前記外輪3
の開口側内側面10a、10aに押し付けられている
が、前記ジョイント角が大きくなるに従って、前記ポケ
ット10、10の内側で反開口側内側面10b、10b
に向けて移動する様になる。この様に、各玉4、4を開
口側内側面10a、10aから反開口側内側面10b、
10bに向けて移動させようとする力Fが、前記各玉
4、4の表面と内側係合溝7及び外側係合溝8との間に
作用する静止摩擦力よりも小さい場合には、各玉4、4
は前記開口側内側面10a、10a部分に保持されたま
まとなるが、前記力Fが静止摩擦力よりも大きくなる
と、前記各玉4、4が、前記反開口側内側面10b、1
0bに向けて勢い良く移動する。この結果、各玉4、4
の表面と前記反開口側内側面10b、10bとが勢い良
く衝突し、耳障りな異音が発生する。この様な玉4、4
の急激な移動は、各玉4、4が、前記10度の範囲内に
存在する場合に生じる。
【0010】この様な原因による打音の発生を防止する
為には、ポケット10の幅寸法Wを玉4の外径寸法Dと
等しくする(W=D)か、或は玉4の外径寸法Dに25
μmを加えた寸法以下(W≦D+25μm)とする事が
考えられる。ところが、この様な解決手段を採用した場
合には、前述の様に高精度の仕上加工を要する為、保持
器9の製作費が嵩む原因となる。又、研磨等の仕上げ加
工を施しても、工程能力上、公差内で締め代(W<D)
となる可能性がある。そして、締め代となった場合に
は、内輪2から外輪3に振動が伝達され易くなる。この
結果、エンジンのアイドリング時に生じる振動が、トラ
ンスミッション、一方の軸5、内輪2、玉4、4及び保
持器9、外輪3、他方の軸6を介して、前輪に伝達され
易くなる。前輪に伝達された振動は更に、ステアリング
装置を介してステアリングホイールに伝達されたり、懸
架装置を介して車体に伝達されたりして、運転者等に不
快感を与える原因となる為、好ましくない。本考案の等
速ジョイントは、上述の様な不都合を何れも解消すべく
考案したものである。
為には、ポケット10の幅寸法Wを玉4の外径寸法Dと
等しくする(W=D)か、或は玉4の外径寸法Dに25
μmを加えた寸法以下(W≦D+25μm)とする事が
考えられる。ところが、この様な解決手段を採用した場
合には、前述の様に高精度の仕上加工を要する為、保持
器9の製作費が嵩む原因となる。又、研磨等の仕上げ加
工を施しても、工程能力上、公差内で締め代(W<D)
となる可能性がある。そして、締め代となった場合に
は、内輪2から外輪3に振動が伝達され易くなる。この
結果、エンジンのアイドリング時に生じる振動が、トラ
ンスミッション、一方の軸5、内輪2、玉4、4及び保
持器9、外輪3、他方の軸6を介して、前輪に伝達され
易くなる。前輪に伝達された振動は更に、ステアリング
装置を介してステアリングホイールに伝達されたり、懸
架装置を介して車体に伝達されたりして、運転者等に不
快感を与える原因となる為、好ましくない。本考案の等
速ジョイントは、上述の様な不都合を何れも解消すべく
考案したものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案の等速ジョイント
は、前述した従来の等速ジョイントと同様に、一方の軸
の端部に固定される、外周面を球状凸面とした内輪と、
この内輪外周面の円周方向等間隔位置の複数個所に、そ
れぞれ円周方向に対し直角方向に形成された断面円弧形
の内側係合溝と、他方の軸の端部に固定される、内周面
を上記球状凸面と同心の球状凹面とした外輪と、この外
輪内周面で、前記内側係合溝と対向する位置に、円周方
向に対し直角方向に形成された断面円弧形の外側係合溝
と、前記内輪の外周面と外輪の内周面との間に挟持さ
れ、前記内側、外側両係合溝に整合する位置にそれぞれ
ポケットを形成した保持器と、各ポケットの内側に保持
された状態で、内側、外側両係合溝に沿う転動自在とさ
れた複数個の玉とから成る。そして、各玉を、前記一方
の軸と他方の軸との軸交角の二等分面内に配置してい
る。
は、前述した従来の等速ジョイントと同様に、一方の軸
の端部に固定される、外周面を球状凸面とした内輪と、
この内輪外周面の円周方向等間隔位置の複数個所に、そ
れぞれ円周方向に対し直角方向に形成された断面円弧形
の内側係合溝と、他方の軸の端部に固定される、内周面
を上記球状凸面と同心の球状凹面とした外輪と、この外
輪内周面で、前記内側係合溝と対向する位置に、円周方
向に対し直角方向に形成された断面円弧形の外側係合溝
と、前記内輪の外周面と外輪の内周面との間に挟持さ
れ、前記内側、外側両係合溝に整合する位置にそれぞれ
ポケットを形成した保持器と、各ポケットの内側に保持
された状態で、内側、外側両係合溝に沿う転動自在とさ
れた複数個の玉とから成る。そして、各玉を、前記一方
の軸と他方の軸との軸交角の二等分面内に配置してい
る。
【0012】特に、本発明の等速ジョイントに於いて
は、前記各ポケットと各玉との間に存在する正の隙間が
30μm以下である。尚、正の隙間が存在するとは、こ
れら各ポケットと各玉との間に、0μmを越える実際の
隙間が介在する状態を言う。更に本発明の等速ジョイン
トの場合には、前記内側係合溝と外側係合溝とに、SR
Vボール摩耗試験法を用いた摩擦係数測定法に基づいて
求められる摩擦係数が0.13以下のグリースを付着さ
せている。尚、SRVボール摩耗試験法とは、当業者間
で一般的に知られている様に、平面に向けてボールを押
し付け、これら平面とボールとの当接面にグリース等の
潤滑剤を付着させた状態で、このボールを平面に沿って
往復移動させつつ、このボールの表面と上記平面とを滑
り摩擦させる試験方法である。本発明に使用するグリー
スは、上記当接部に介在させた状態で摩擦係数が0.1
3以下の値を示すものとする。
は、前記各ポケットと各玉との間に存在する正の隙間が
30μm以下である。尚、正の隙間が存在するとは、こ
れら各ポケットと各玉との間に、0μmを越える実際の
隙間が介在する状態を言う。更に本発明の等速ジョイン
トの場合には、前記内側係合溝と外側係合溝とに、SR
Vボール摩耗試験法を用いた摩擦係数測定法に基づいて
求められる摩擦係数が0.13以下のグリースを付着さ
せている。尚、SRVボール摩耗試験法とは、当業者間
で一般的に知られている様に、平面に向けてボールを押
し付け、これら平面とボールとの当接面にグリース等の
潤滑剤を付着させた状態で、このボールを平面に沿って
往復移動させつつ、このボールの表面と上記平面とを滑
り摩擦させる試験方法である。本発明に使用するグリー
スは、上記当接部に介在させた状態で摩擦係数が0.1
3以下の値を示すものとする。
【0013】
【作用】上述の様に構成する本考案の等速ジョイント
が、内輪と外輪との間で回転運動の伝達を行なう際の作
用自体は、前述した従来の等速ジョイントの場合と同様
である。特に、本考案の等速ジョイントの場合には、各
ポケットと各玉との間に存在する正の隙間を30μm以
下としているので、工程能力上の面から、公差内で締め
代になる事を防止して、外輪と内輪との間で振動が伝達
され易くする事を防止できる。この様に、振動の伝達を
防止すべく、上記隙間の許容最大値を30μmと大きく
しても、摩擦係数の低いグリースを使用する事により、
耳障りな異音の発生を防止できる。即ち、グリースを工
夫する事により、各玉と内側、外側両係合溝との間に作
用する摩擦力を小さくしている為、各玉を両係合溝に沿
って移動させる方向の力Fが働いた場合に、この力Fが
小さい内に各玉が移動し始める。この結果、従来構造の
様に、前記力Fが大きくなった段階で、急に各玉が動き
だす事がなくなり、各玉と保持器のポケット内側面とが
勢い良くぶつかる事もなくなって、耳障りな異音が発生
する事がなくなる。
が、内輪と外輪との間で回転運動の伝達を行なう際の作
用自体は、前述した従来の等速ジョイントの場合と同様
である。特に、本考案の等速ジョイントの場合には、各
ポケットと各玉との間に存在する正の隙間を30μm以
下としているので、工程能力上の面から、公差内で締め
代になる事を防止して、外輪と内輪との間で振動が伝達
され易くする事を防止できる。この様に、振動の伝達を
防止すべく、上記隙間の許容最大値を30μmと大きく
しても、摩擦係数の低いグリースを使用する事により、
耳障りな異音の発生を防止できる。即ち、グリースを工
夫する事により、各玉と内側、外側両係合溝との間に作
用する摩擦力を小さくしている為、各玉を両係合溝に沿
って移動させる方向の力Fが働いた場合に、この力Fが
小さい内に各玉が移動し始める。この結果、従来構造の
様に、前記力Fが大きくなった段階で、急に各玉が動き
だす事がなくなり、各玉と保持器のポケット内側面とが
勢い良くぶつかる事もなくなって、耳障りな異音が発生
する事がなくなる。
【0014】
【実施例】本考案の効果を確認する為に行なった実験に
就いて説明する。尚、本考案の等速ジョイントは、内側
係合溝と外側係合溝とに、SRVボール摩耗試験法を用
いた摩擦係数測定法に基づいて求められる摩擦係数が
0.13以下のグリースを付着させた事を特徴としてい
る。その他の部分の構成及び作用に就いては、前述した
従来の等速ジョイントと同様である為、重複する説明を
省略する。
就いて説明する。尚、本考案の等速ジョイントは、内側
係合溝と外側係合溝とに、SRVボール摩耗試験法を用
いた摩擦係数測定法に基づいて求められる摩擦係数が
0.13以下のグリースを付着させた事を特徴としてい
る。その他の部分の構成及び作用に就いては、前述した
従来の等速ジョイントと同様である為、重複する説明を
省略する。
【0015】実験は、下記の表1に示す様に、それぞれ
の窓隙間を異ならせた6個のポケットを有するa、b2
種類の保持器9を、図1〜2に示す様な等速ジョイント
1に組み付け、後述の表2に示す様に、ジョイント角、
回転トルク、回転数を種々異ならせつつ、異音発生の有
無と異音が発生した場合にその大きさとを測定する事に
より行なった。尚、窓隙間とは、ポケット10の幅寸法
Wと玉4の外径寸法D(図3)との差である。
の窓隙間を異ならせた6個のポケットを有するa、b2
種類の保持器9を、図1〜2に示す様な等速ジョイント
1に組み付け、後述の表2に示す様に、ジョイント角、
回転トルク、回転数を種々異ならせつつ、異音発生の有
無と異音が発生した場合にその大きさとを測定する事に
より行なった。尚、窓隙間とは、ポケット10の幅寸法
Wと玉4の外径寸法D(図3)との差である。
【0016】
【表1】
【0017】この様な実験により、次の表2に示す様な
結果を得た。
結果を得た。
【0018】
【表2】
【0019】上記表2中「◎」は大きな異音が発生した
事を、「○」は中程度の異音が発生した事を、「△」は
小さな異音が発生した事を、「−」は異音が発生しなか
った事を、「/」は該当する実験を行なわなかった事
を、それぞれ表わしている。尚、本考案の実施例に相当
する、低摩擦係数グリースとしては、尿素化合物を含ん
で構成される、所謂ウレアグリースの内、摩擦係数が
0.13のものを、比較の為に使用した通常グリースと
しては、摩擦係数が0.15の、添加剤として二硫化モ
リブデンを含むグリースを、それぞれ使用した。尚、保
持器aで低摩擦係数グリースを用い、ジョイント角度4
0度、回転数300rpm 、回転トルク20kgf・m の条件
下では、隙間が40μmであるポケットFからのみ、異
音が発生した。
事を、「○」は中程度の異音が発生した事を、「△」は
小さな異音が発生した事を、「−」は異音が発生しなか
った事を、「/」は該当する実験を行なわなかった事
を、それぞれ表わしている。尚、本考案の実施例に相当
する、低摩擦係数グリースとしては、尿素化合物を含ん
で構成される、所謂ウレアグリースの内、摩擦係数が
0.13のものを、比較の為に使用した通常グリースと
しては、摩擦係数が0.15の、添加剤として二硫化モ
リブデンを含むグリースを、それぞれ使用した。尚、保
持器aで低摩擦係数グリースを用い、ジョイント角度4
0度、回転数300rpm 、回転トルク20kgf・m の条件
下では、隙間が40μmであるポケットFからのみ、異
音が発生した。
【0020】この実験結果から明らかな通り、摩擦係数
の大きな通常グリースを使用した従来の等速ジョイント
の場合、回転トルクが大きい程、回転数が高い程、ジョ
イント角が大きい程、それぞれ大きな異音が発生し易く
なるが、低摩擦係数グリースを使用した本考案の等速ジ
ョイントの場合、極端な組み合わせでない限り、殆ど異
音が発生しない事が解る。例えば自動車の駆動力伝達用
の等速ジョイントの場合、ジョイント角を極端に大きく
したまま、高速で回転させる事は実際上はない為、この
様な場合に異音が発生するとしても、実用上全く問題と
はならない。特に、本考案者が行なった実験によれば、
最大窓隙間を30μm以下として、低摩擦係数グリース
を使用した場合には、前記極端な組み合わせ時にも殆ど
異音が発生しない事を確認出来た。併せて、前述した仮
説が正しい事が解った。
の大きな通常グリースを使用した従来の等速ジョイント
の場合、回転トルクが大きい程、回転数が高い程、ジョ
イント角が大きい程、それぞれ大きな異音が発生し易く
なるが、低摩擦係数グリースを使用した本考案の等速ジ
ョイントの場合、極端な組み合わせでない限り、殆ど異
音が発生しない事が解る。例えば自動車の駆動力伝達用
の等速ジョイントの場合、ジョイント角を極端に大きく
したまま、高速で回転させる事は実際上はない為、この
様な場合に異音が発生するとしても、実用上全く問題と
はならない。特に、本考案者が行なった実験によれば、
最大窓隙間を30μm以下として、低摩擦係数グリース
を使用した場合には、前記極端な組み合わせ時にも殆ど
異音が発生しない事を確認出来た。併せて、前述した仮
説が正しい事が解った。
【0021】
【考案の効果】本考案の等速ジョイントは、以上に述べ
た通り構成され作用する為、エンジンの振動の伝達を防
止しつつ、急発進時に打音が発生するのを防止して、乗
員に不快感を与えるのを有効に防止出来る。
た通り構成され作用する為、エンジンの振動の伝達を防
止しつつ、急発進時に打音が発生するのを防止して、乗
員に不快感を与えるのを有効に防止出来る。
【図1】本考案の対象となる等速ジョイントを示す断面
図。
図。
【図2】ジョイント角を零とした状態で、図1のA−A
線方向に見た断面図。
線方向に見た断面図。
【図3】外輪を省略して図2の上方から見た図。
【図4】玉の位置と打音発生との関係を示す為、玉を図
1のB矢印方向から見た図。
1のB矢印方向から見た図。
1 等速ジョイント 2 内輪 2a 外周面 3 外輪 3a 内周面 4 玉 5 一方の軸 6 他方の軸 7 内側係合溝 7a 底面 8 外側係合溝 8a 底面 9 保持器 10 ポケット 10a 開口側内側面 10b 反開口側内側面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16D 3/20 - 3/229
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の軸の端部に固定される、外周面を
球状凸面とした内輪と、この内輪外周面の円周方向等間
隔位置の複数個所に、それぞれ円周方向に対し直角方向
に形成された断面円弧形の内側係合溝と、他方の軸の端
部に固定される、内周面を上記球状凸面と同心の球状凹
面とした外輪と、この外輪内周面で、前記内側係合溝と
対向する位置に、円周方向に対し直角方向に形成された
断面円弧形の外側係合溝と、前記内輪の外周面と外輪の
内周面との間に挟持され、前記内側、外側両係合溝に整
合する位置にそれぞれポケットを形成した保持器と、各
ポケットの内側に保持された状態で、内側、外側両係合
溝に沿う転動自在とされた複数個の玉とから成り、各玉
を、前記一方の軸と他方の軸との軸交角の二等分面内に
配置した等速ジョイントに於いて、前記各ポケットと各
玉との間に存在する正の隙間が30μm以下であり、且
つ、前記内側係合溝と外側係合溝とに、SRVボール摩
耗試験法を用いた摩擦係数測定法に基づいて求められる
摩擦係数が0.13以下のグリースを付着させた事を特
徴とする等速ジョイント。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992022882U JP2578286Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 等速ジョイント |
| KR1019930004053A KR100278884B1 (ko) | 1992-03-18 | 1993-03-17 | 등속 조인트 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992022882U JP2578286Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 等速ジョイント |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0575525U JPH0575525U (ja) | 1993-10-15 |
| JP2578286Y2 true JP2578286Y2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=12095061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992022882U Expired - Lifetime JP2578286Y2 (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 等速ジョイント |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2578286Y2 (ja) |
| KR (1) | KR100278884B1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5399203B2 (ja) | 2009-10-22 | 2014-01-29 | Ntn株式会社 | 固定型等速自在継手 |
| JP6114644B2 (ja) * | 2013-06-26 | 2017-04-12 | Ntn株式会社 | 固定式等速自在継手 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5773227A (en) * | 1980-10-23 | 1982-05-07 | Toyota Motor Corp | Uniform joint |
| JPS57171427U (ja) * | 1981-04-23 | 1982-10-28 | ||
| JPS632665Y2 (ja) * | 1984-09-28 | 1988-01-22 | ||
| GB2177526B (en) * | 1985-06-24 | 1990-02-14 | Pixar | Selective operation of processing elements in a single instruction, multiple data stream (simd)computer system |
| JPS6455688A (en) * | 1987-08-26 | 1989-03-02 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Card device |
| JPH01108432A (ja) * | 1987-10-19 | 1989-04-25 | Tokico Ltd | 軸受構造 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP1992022882U patent/JP2578286Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1993
- 1993-03-17 KR KR1019930004053A patent/KR100278884B1/ko not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR100278884B1 (ko) | 2001-02-01 |
| KR930019453A (ko) | 1993-10-18 |
| JPH0575525U (ja) | 1993-10-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |