JPH0575525U - 等速ジョイント - Google Patents

等速ジョイント

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JPH0575525U
JPH0575525U JP022882U JP2288292U JPH0575525U JP H0575525 U JPH0575525 U JP H0575525U JP 022882 U JP022882 U JP 022882U JP 2288292 U JP2288292 U JP 2288292U JP H0575525 U JPH0575525 U JP H0575525U
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    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/22Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or type of main drive shafting, e.g. cardan shaft

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)
  • Sealing Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】振動の伝達を抑えつつ、玉4、4とポケット1
0、10内側面との衝突に基づく打音の発生を防止す
る。 【構成】玉4、4は保持器9のポケット10、10に保
持された状態で、内側係合溝7と外側係合溝8とに当接
している。玉4、4の転動部分には、摩擦係数が0.1
3以下のグリースを封入する。この結果、玉4、4の移
動が円滑に行なわれる様になり、玉4、4とポケット1
0、10の内側面とが勢い良く衝突する事がなくなっ
て、打音が発生しにくくなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る等速ジョイントは、例えば前置エンジン前輪駆動車(FF車) に組み込み、トランスミッションから前輪に駆動力を伝達するのに利用する。
【0002】
【従来の技術】
FF車のトランスミッションと前輪との間には等速ジョイントを設けて、車輪 の変位に拘らずエンジンの駆動力を駆動輪である前輪に、全周に亙り同一角速度 で伝達自在としている。この様な部分に使用される等速ジョイントとして従来か ら、例えば実開昭57−145824〜5号公報、同59−185425号公報 、同62−12021号公報等に記載されたものが知られている。
【0003】 この様な従来から知られた等速ジョイントは、例えば図1〜3に示す様に、内 輪2と外輪3との間の回転力伝達を、3の整数倍個(通常は6個)の玉4、4を 介して行なう様に構成されている。前記内輪2は、トランスミッションにより回 転駆動される一方の軸5の外端部に固定される。又、前記外輪3は、駆動輪であ る前輪をその外端部に固定する、他方の軸6の内端部に固定される。
【0004】 前記内輪2の外周面2aには、断面円弧形の内側係合溝7、7を6本、円周方 向等間隔に、それぞれ円周方向に対し直角方向に形成している。又、前記外輪3 の内周面3aで、前記内側係合溝7、7と対向する位置には、やはり断面円弧形 の外側係合溝8、8を6本、円周方向に対し直角方向に形成している。
【0005】 又、前記内輪2の外周面2aと外輪3の内周面3aとの間には、断面が円弧状 で全体が円環状の保持器9を挟持している。この保持器9の円周方向6箇所位置 で、前記内側、外側両係合溝7、8に整合する位置には、それぞれポケット10 、10を形成し、各ポケット10、10の内側にそれぞれ1個ずつ、合計6個の 玉4、4を保持している。これらの玉4、4は、それぞれ前記各ポケット10、 10に保持された状態で、前記内側、外側両係合溝7、8に沿い転動自在である 。尚、前記各ポケット10、10は図3に示す様に、円周方向に長い長円形とし 、次述する軸交角θの変化に伴なって、隣り合う玉4、4同士の間隔が変化した 場合でも、この変化を吸収出来る様にしている。
【0006】 更に、前記一方の軸5と他方の軸6との変位に拘らず、前記各玉4、4を、両 軸5、6の軸交角θ、即ち、前記一方の軸5の中心線aと他方の軸6の中心線b との交点oで両線a、bのなす角度θを二等分する、二等分面c内に配置してい る。この為に、前記内側係合溝7、7の底面7a、7aは、前記中心線a上で、 前記交点oからhだけ離れた点dを中心とする球面上に位置させ、前記外側係合 溝8、8の底面8a、8aは、前記中心線b上で、前記交点oからhだけ離れた 点eを中心とする球面上に位置させている。
【0007】 但し、前記内輪2の外周面2a、外輪3の内周面3a、並びに前記保持器9の 内外両周面は、それぞれ前記交点oを中心とする球面上に位置させて、前記内輪 2の外周面2aと保持器9の内周面との摺動、並びに外輪3の内周面3aと保持 器9の外周面との摺動を自在としている。
【0008】 上述の様に構成される等速ジョイント1の場合、前記一方の軸5により内輪2 を回転させると、この回転運動は6個の玉4、4を介して外輪3に伝達され、他 方の軸6が回転する。両軸5、6同士の位置関係(前記軸交角θ)が変化した場 合には、前記各玉4、4が内側、外側両係合溝7、8に沿って転動し、前記一方 の軸5と他方の軸6との変位を許容する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、各ポケット10の幅寸法Wを、図3に示す様に、前記玉4の外径寸 法Dよりも大きく(W>D)すると、等速ジョイント1を組み込んだ自動車の発 進時に、玉4がポケット10の内側面に衝突して打音を発生し、乗員等に不快感 を与える事がある。
【0010】 この為従来から、前記幅寸法Wを、前記外径寸法Dと同じか、この外径寸法D よりも僅かに小さく(W≦D)して、前記玉4を各ポケット10内に、若干の締 代を持って保持していた。ところが、この様にすると、前記ポケット10の内周 面を研磨して、所定の寸法精度に仕上げる必要が生じ、保持器9の製作費が嵩む だけでなく、内輪2と外輪3との間で振動が伝達され易くなり、エンジンのアイ ドリング時に車体が振動して、やはり乗員に不快感を与えてしまう。
【0011】 この様な現象に就いて、本考案者が実験により確認したところ、振動を避ける 為に前記ポケット10と玉4との間に隙間を設けた場合でも、自動車の発進時に 常に打音が発生するのではなく、上記隙間が25μm以上で、且つ、等速ジョイ ント1のジョイント角(前記一方の軸5と他方の軸6との位置関係が、直線状態 からずれた角度。図1に於ける180度−θ。)が25度を越えた場合に自動車 を急発進させると、前記打音が発生する事が解った。
【0012】 更に本考案者が実験を進めた結果、前記打音が発生するのは、図1に示す様に 、等速ジョイント1に大きなジョイント角を付与した状態で、且つポケット10 の幅寸法Wと玉4の外径寸法Dとの差(W−D)を大きくして、それ迄停止して いた内輪2を急に回転させた場合、円周方向に亙って等間隔に配列された玉4、 4の内、或る特定の角度範囲内に存在する玉4、4のみが、打音を生じる事が解 った。
【0013】 実験は、保持器9に形成された6個のポケット10、10の内、1個のポケッ トの幅寸法Wのみを、玉4の外径寸法Dよりも大きく(W>D)し、残り5個の ポケット10の幅寸法Wは玉4、4の外径寸法D以下(W≦D)とすると共に、 図1に示す様に、ジョイント角を大きくした状態で、一方の軸5を介して内輪2 を回転させる事により行なった。この実験により、図4に示す様に、一方の軸5 に対する他方の軸6の折れ曲がり方向を中心として±5度、合計10度の範囲に 、前記幅寸法Wの大きなポケット10に保持された玉4が存在する場合、打音が 発生する事が解った。
【0014】 この様な現象に就いて考察する事により、本考案者は、前記打音の発生原因に 就いて、次の様な仮説を立てた。即ち、前記保持器9の各ポケット10、10に 保持された玉4、4は、等速ジョイント1の運転時、前記ジョイント角が小さい 場合には、前記ポケット10、10の両内側面10a、10bの内、前記外輪3 の開口側内側面10a、10aに押し付けられているが、前記ジョイント角が大 きくなるに従って、前記ポケット10、10の内側で反開口側内側面10b、1 0bに向けて移動する様になる。
【0015】 この様に、各玉4、4を開口側内側面10a、10aから反開口側内側面10 b、10bに向けて移動させようとする力Fが、前記各玉4、4の表面と内側係 合溝7及び外側係合溝8との間に作用する静止摩擦力よりも小さい場合には、各 玉4、4は前記開口側内側面10a、10a部分に保持されたままとなるが、前 記力Fが静止摩擦力よりも大きくなると、前記各玉4、4が、前記反開口側内側 面10b、10bに向けて勢い良く移動する。この結果、各玉4、4の表面と前 記反開口側内側面10b、10bとが勢い良く衝突し、耳障りな異音が発生する 。この様な玉4、4の急激な移動は、各玉4、4が、前記10度の範囲内に存在 する場合に生じる。
【0016】 この様な原因による打音の発生を防止する為には、ポケット10の幅寸法Wと 玉4の外径寸法Dとを等しくする(W=D)か、或は玉4の外径寸法Dに25μ mを加えた寸法以下(W≦D+25μm)とする事が考えられるが、前述の様に 高精度の仕上加工を要する為、保持器9の製作費が嵩む原因となるだけでなく、 内輪2から外輪3に振動が伝達され易くなり、エンジンのアイドリング時に生じ る振動が、トランスミッション、一方の軸5、内輪2、玉4、4及び保持器9、 外輪3、他方の軸6を介して、前輪に伝達され易くなる。
【0017】 前輪に伝達された振動は更に、ステアリング装置を介してステアリングホイー ルに伝達されたり、懸架装置を介して車体に伝達されたりして、運転者等に不快 感を与える原因となる為、好ましくない。本考案の等速ジョイントは、上述の様 な不都合を何れも解消するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本考案の等速ジョイントは、前述した従来の等速ジョイントと同様に、一方の 軸の端部に固定される内輪と、この内輪外周面の円周方向等間隔位置で、且つ、 3の整数倍箇所に、それぞれ円周方向に対し直角方向に形成された断面円弧形の 内側係合溝と、他方の軸の端部に固定される外輪と、この外輪内周面で、前記内 側係合溝と対向する位置に、円周方向に対し直角方向に形成された断面円弧形の 外側係合溝と、前記内輪の外周面と外輪の内周面との間に挟持され、前記内側、 外側両係合溝に整合する位置にそれぞれポケットを形成した保持器と、各ポケッ トの内側に保持された状態で、内側、外側両係合溝に沿う転動自在とされた、3 の整数倍個の玉とから成り、各玉を、前記一方の軸と他方の軸との軸交角の二等 分面内に配置している。
【0019】 更に、本考案の等速ジョイントに於いては、前記各ポケットと各玉との間の隙 間が0〜30μmであり、且つ、前記内側係合溝と外側係合溝とに、SRVボー ル摩耗試験法を用いた摩擦係数測定法に基づいて求められる摩擦係数が0.13 以下のグリースを付着させた事を特徴としている。
【0020】
【作用】
上述の様に構成される本考案の等速ジョイントが、内輪と外輪との間で回転運 動の伝達を行なう際の作用自体は、前述した従来の等速ジョイントの場合と同様 である。
【0021】 特に、本考案の等速ジョイントの場合、摩擦係数の低いグリースを使用する事 で、各玉と内側、外側両係合溝との間に作用する摩擦力を小さくしている為、各 玉を両係合溝に沿って移動させる方向の力Fが働いた場合に、この力Fが小さい 内に各玉が移動し始める。この結果、従来構造の様に、前記力が大きくなった段 階で、急に各玉が動きだす事がなくなり、各玉と保持器のポケット内側面とが勢 い良くぶつかる事もなくなって、耳障りな異音が発生する事がなくなる。
【0022】
【実施例】
本考案の効果を確認する為に行なった実験に就いて説明する。尚、本考案の等 速ジョイントは、内側係合溝と外側係合溝とに、SRVボール摩耗試験法を用い た摩擦係数測定法に基づいて求められる摩擦係数が0.13以下のグリースを付 着させた事を特徴としており、その他の構成及び作用に就いては、前述した従来 の等速ジョイントと同様である為、重複する説明を省略する。
【0023】 実験は、下記の第1表に示す様に、それぞれの窓隙間を異ならせた6個のポケ ットを有するa、b2種類の保持器9を、図1〜2に示す様な等速ジョイント1 に組み付け、後述の第2表に示す様に、ジョイント角、回転トルク、回転数を種 々異ならせつつ、異音発生の有無と異音が発生した場合にその大きさとを測定す る事により行なった。尚、窓隙間とは、ポケット10の幅寸法Wと玉4の外径寸 法D(図3)との差である。
【0024】 第1表
【表1】
【0025】 この様な実験により、次の第2表に示す様な結果を得た。
【0026】 第2表
【表2】
【0027】 上記第2表中「◎」は大きな異音が発生した事を、「○」は中程度の異音が発 生した事を、「△」は小さな異音が発生した事を、「−」は異音が発生しなかっ た事を、「/」は該当する実験を行なわなかった事を、それぞれ表わしている。 尚、本考案の実施例に相当する、低摩擦係数グリースとしては、尿素化合物を含 んで構成される、所謂ウレアグリースの内、摩擦係数が0.13のものを、比較 の為に使用した通常グリースとしては、摩擦係数が0.15の、添加剤として二 硫化モリブデンを含むグリースを、それぞれ使用した。尚、保持器aで低摩擦係 数グリースを用い、ジョイント角度40度、回転数300rpm 、回転トルク20 kgf・m の条件下では、隙間が40μmであるポケットFからのみ、異音が発生し た。
【0028】 この実験結果から明らかな通り、摩擦係数の大きな通常グリースを使用した従 来の等速ジョイントの場合、回転トルクが大きい程、回転数が高い程、ジョイン ト角が大きい程、それぞれ大きな異音が発生し易くなるが、低摩擦係数グリース を使用した本考案の等速ジョイントの場合、極端な組み合わせでない限り、殆ど 異音が発生しない事が解る。例えば自動車の駆動力伝達用の等速ジョイントの場 合、ジョイント角を極端に大きくしたまま、高速で回転させる事は実際上はない 為、この様な場合に異音が発生するとしても、実用上全く問題とはならない。
【0029】 特に、本考案者が行なった実験によれば、最大窓隙間を30μm以下として、 低摩擦係数グリースを使用した場合には、前記極端な組み合わせ時にも殆ど異音 が発生しない事を確認出来た。併せて、前記仮説が正しい事が解った。
【0030】
【考案の効果】
本考案の等速ジョイントは、以上に述べた通り構成され作用する為、エンジン の振動の伝達を防止しつつ、急発進時に打音が発生するのを防止して、乗員に不 快感を与えるのを有効に防止出来る。
【提出日】平成4年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、各ポケット10の幅寸法Wを、図3に示す様に、前記玉4の外径寸 法Dよりも大きく(W>D)すると、等速ジョイント1を組み込んだ自動車の発 進時に、玉4がポケット10の開口側内側面に衝突して打音を発生し、乗員等に 不快感を与える事がある。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 この様にして反開口側内側面10b側に移動した玉4には等速ジョイントの回 転に伴なって、この玉4を開口端側へ移動させようとする力Fが加わるが、この 力Fがジョイントの回転速度上昇に伴なって大きくなり、玉4の表面と内側係合 溝7及び外側係合溝8との間に作用する静止摩擦力よりも前記力Fが大きくなる と、玉4が開口側内側面10a側に向けて勢い良く移動する。この結果、各玉4 、4の表面と前記開口側内側面10a、10aとが勢い良く衝突し、耳障りな異 音が発生する。この様な玉4、4の急激な移動は、各玉4、4が、前記10度の 範囲内に存在する場合に生じる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】 特に、本考案の等速ジョイントの場合、摩擦係数の低いグリースを使用する事 で、各玉と内側、外側両係合溝との間に作用する摩擦力を小さくしている為、各 玉を両係合溝に沿って移動させる方向の力Fが働いた場合に、この力Fが小さい 内に各玉が移動し始める。この結果、従来構造の様に、前記力が大きくなった段 階で、急に各玉が動きだす事がなくなり、各玉と保持器のポケットの開口側内側 面とが勢い良くぶつかる事もなくなって、耳障りな異音が発生する事がなくなる 。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 上記第2表中「◎」は大きな異音が発生した事を、「○」は中程度の異音が発 生した事を、「△」は小さな異音が発生した事を、「−」は異音が発生しなかっ た事を、「/」は該当する実験を行なわなかった事を、それぞれ表わしている。 尚、本考案の実施例に相当する、低摩擦係数グリースとしては、尿素化合物を含 んで構成される、所謂ウレアグリースの内、摩擦係数が0.13のものを、比較 の為に使用した通常グリースとしては、摩擦係数が0.15の、添加剤として二 硫化モリブデンを含むグリースを、それぞれ使用した。尚、保持器aで低摩擦係 数グリースを用い、ジョイント角度40度、回転数300rpm 、回転トルク40 kgf・m の条件下では、隙間が40μmであるポケットFからのみ、異音が発生し た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の対象となる等速ジョイントを示す断面
図。
【図2】ジョイント角を零とした状態で、図1のA−A
線方向に見た断面図。
【図3】外輪を省略して図2の上方から見た図。
【図4】玉の位置と打音発生との関係を示す為、玉を図
1のB矢印方向から見た図。
【符号の説明】
1 等速ジョイント 2 内輪 2a 外周面 3 外輪 3a 内周面 4 玉 5 一方の軸 6 他方の軸 7 内側係合溝 7a 底面 8 外側係合溝 8a 底面 9 保持器 10 ポケット 10a 開口側内側面 10b 反開口側内側面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の軸の端部に固定される内輪と、こ
    の内輪外周面の円周方向等間隔位置で、且つ、3の整数
    倍箇所に、それぞれ円周方向に対し直角方向に形成され
    た断面円弧形の内側係合溝と、他方の軸の端部に固定さ
    れる外輪と、この外輪内周面で、前記内側係合溝と対向
    する位置に、円周方向に対し直角方向に形成された断面
    円弧形の外側係合溝と、前記内輪の外周面と外輪の内周
    面との間に挟持され、前記内側、外側両係合溝に整合す
    る位置にそれぞれポケットを形成した保持器と、各ポケ
    ットの内側に保持された状態で、内側、外側両係合溝に
    沿う転動自在とされた、3の整数倍個の玉とから成り、
    各玉を、前記一方の軸と他方の軸との軸交角の二等分面
    内に配置した等速ジョイントに於いて、前記各ポケット
    と各玉との間の隙間が0〜30μmであり、且つ、前記
    内側係合溝と外側係合溝とに、SRVボール摩耗試験法
    を用いた摩擦係数測定法に基づいて求められる摩擦係数
    が0.13以下のグリースを付着させた事を特徴とする
    等速ジョイント。
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