JP2002250359A - 等速自在継手 - Google Patents

等速自在継手

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JP2002250359A
JP2002250359A JP2001047040A JP2001047040A JP2002250359A JP 2002250359 A JP2002250359 A JP 2002250359A JP 2001047040 A JP2001047040 A JP 2001047040A JP 2001047040 A JP2001047040 A JP 2001047040A JP 2002250359 A JP2002250359 A JP 2002250359A
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center
constant velocity
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ball
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Masazumi Kobayashi
正純 小林
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NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な手段により内輪周り部品のスライド量
および負荷容量を向上させ得る等速自在継手を提供する
ことにある。 【解決手段】 内輪21の外周面と外輪22の内周面の
各々にトラック26,30を交叉状の配置で設け、両ト
ラック26,30の交叉部分にボール23を組み込み、
そのボール23を前記内輪21の外周面と外輪22の内
周面との間に配置したケージ24により保持した等速自
在継手において、前記ケージ24の端部内径を前記内輪
21の外径よりも小さくすると共に、前記ケージ24の
内周面を凹球面とし、その凹球面の曲率中心O2をオフ
セットさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は等速自在継手に関
し、詳しくは、4WD車やFR車などで使用されるプロ
ペラシャフトに組み込まれる等速自在継手において、衝
突時の軸方向変位を吸収し得る構造に関する。
【0002】
【従来の技術】4WD車やFR車などの自動車で使用さ
れるプロペラシャフトは、トランスミッションとディフ
ァレンシャル間の相対位置変化による角度変化に対応で
きる構造とするためにレブロ型(あるいはクロスグルー
ブ型)と称される等速自在継手を具備するものがある。
この等速自在継手は、衝突時の軸方向衝撃によるトラン
スミッションとディファレンシャル間の軸方向変位を吸
収できる構造を採用している。
【0003】図5は、フロートタイプと称されるレブロ
型等速自在継手を例示する。この等速自在継手は、内輪
1、外輪2、ボール3およびケージ4を主要な構成要素
としている。内輪1は中心部にスプライン孔5を有し、
外周面に複数のトラック6が形成されている。なお、こ
の内輪1のスプライン孔5にプロペラシャフトのスタブ
シャフト7を嵌合させ、そのスタブシャフト7の輪溝8
に装着されたサークリップ9によりスタブシャフト7が
内輪1に軸方向に位置決め固定されている。外輪2は内
輪1の外周に位置し、内周面に内輪1のトラック6と同
数のトラック10が形成されている。内輪1のトラック
6と外輪2のトラック10は軸線に対して反対方向に角
度をなしている。対をなす内輪1のトラック6と外輪2
のトラック10との交叉部にボール3が組み込まれてい
る。内輪1と外輪2の間にケージ4が配置され、ボール
3はケージ4のポケット内に保持されている。
【0004】この等速自在継手の外輪2は、中空部11
を有するコンパニオンフランジ12とシールプレート1
3を挟み込んだ状態で、外輪12のボルト挿通孔17を
利用してボルト(図示せず)により締結される。コンパ
ニオンフランジ12とスタブシャフト7とが等速自在継
手により屈曲自在に連結されている。また、シールプレ
ート13は等速自在継手に充填したグリースの漏洩を防
ぐと共に異物の侵入を防止するためのものである。
【0005】等速自在継手の反コンパニオンフランジ側
には密封装置が装着されている。この密封装置はブーツ
14と金属製のブーツアダプタ15とからなる。ブーツ
14は小端部と大端部を有し、中間にてV字形に折り返
した格好になっている。ブーツアダプタ15は円筒形
で、一端に外輪2の外周面と嵌合するフランジを有し、
前述したコンパニオンフランジ12およびシールプレー
ト13と共にボルトでもって外輪12に固定される。ブ
ーツ14の小端部はスタブシャフト7に取り付けてブー
ツバンド16で締め付けられている。ブーツ14の大端
部はブーツアダプタ15の端部を加締めて保持されてい
る。
【0006】自動車に衝撃が生じたとき、内輪1、ボー
ル3およびケージ4といった内輪周り部品がユニットと
してコンパニオンフランジ側にスライド移動しようとす
る。そして、ボール3が外輪2のトラック10から脱落
することにより、コンパニオンフランジ12の中空部1
1の内径とボール3とが干渉し、内輪1とスタブシャフ
ト7のみがコンパニオンフランジ側へスライド移動して
その中空部11に進入する。この際、スタブシャフト7
の先端でシールプレート13を押し退ける。
【0007】これにより、トランスミッションとディフ
ァレンシャルとの間の軸方向変位(短縮分)が吸収さ
れ、ディファレンシャルを介して車体後部に入力する衝
撃力が低減され、車体に生じる衝撃が大幅に低減して安
全性が向上する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すフロートタ
イプの等速自在継手は、ケージ4の最小内径が内輪1の
最大外径よりも小さいため、等速自在継手の組み付け時
にサブアッセンブリ状態でボール3がばらけることな
く、その取り扱いが容易である。
【0009】このタイプの等速自在継手では、車両衝突
時の軸方向衝撃が加わった場合、ケージ4および内輪1
が外輪2に対して軸方向にスライドするが、その際、ケ
ージ4の内周面と内輪1の外周面とが干渉することによ
りそのスライド量が規制されている。そのため、車体に
生じる衝撃をより一層低減させようとすると、前記スラ
イド量を増大させる必要がある。一方、内輪1の負荷容
量は、内輪1のトラック6の深さにより規制されている
が、その負荷容量を増大させることも要望されていると
いうのが現状であった。
【0010】そこで、本発明は前記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、簡便な手段に
より内輪周り部品のスライド量および内輪の負荷容量を
増大させ得る等速自在継手を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、内輪の外周面と外輪の
内周面の各々にトラックを交叉状の配置で設け、両トラ
ックの交叉部分にボールを組み込み、そのボールを前記
内輪の外周面と外輪の内周面との間に配置したケージに
より保持した等速自在継手において、前記ケージの端部
内径を前記内輪の外径よりも小さくすると共に、前記ケ
ージの内周面を凹球面とし、その凹球面の曲率中心をオ
フセットさせたことを特徴とする(請求項1)。
【0012】この請求項1に記載した等速自在継手で
は、ケージの端部内径が前記内輪の外径よりも小さいこ
とから、軸方向衝撃が加わった場合、内輪周り部品のス
ライド量が規制されるが、前記ケージの内周面の曲率中
心をオフセットさせたことにより、スライド量および負
荷容量の増大を図ることができる。
【0013】この時、請求項2に記載したように前記ケ
ージの内周面を凹球面とし、その凹球面の曲率中心をボ
ール中心に対して軸線方向に互いに等距離だけオフセッ
トさせることが望ましい。また、請求項3に記載したよ
うに前記ケージの凹球面の曲率中心をボール中心に対し
て軸線方向に互いに等距離だけオフセットさせることに
加えて、前記ケージの内周面の中央に円筒部を形成する
ことが望ましい。さらに、請求項4に記載したように前
記ケージの凹球面の曲率中心をその軸線を越えて径方向
にオフセットさせることも可能である。
【0014】請求項5に記載したように前記内輪の外周
面を凸球面とし、その凸球面の曲率中心をボール中心に
対して軸線方向に互いに等距離だけオフセットさせ、ま
た、請求項6に記載したように前記ケージの凹球面の曲
率半径と前記内輪の凸球面の曲率半径とを実質的に等し
くすることにより、内輪周り部品のスライド時、ケージ
の凹球面と内輪の凸球面とを面接触させることができ、
内輪およびケージの破損を防止できる。
【0015】なお、請求項7に記載したように前記ケー
ジのポケットと前記ボールとの間のポケットすきまを0
〜60μmとすることが望ましい。このようにポケット
すきまを規定すれば、ボールのスムーズな転がりを確保
することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態として、レブロ
型(あるいはクロスグルーブ型)等速自在継手を図1
(b)に示す。この実施形態の等速自在継手は、内輪2
1、外輪22、ボール23およびケージ24を主要な構
成要素としている。これら内輪21、外輪22、ボール
23およびケージ24以外の部品については、図5に示
す等速自在継手で使用したものと同一であるために図示
せず、重複説明は省略する。なお、図1(a)に従来の
等速自在継手を従来品として図示する。
【0017】プロペラシャフトのスタブシャフトがサー
クリップ等により嵌合固定された内輪21は、その外周
面に複数のトラック26が形成されている。一方、コン
パニオンフランジにシールプレートを挟み込んだ状態で
ボルト等により固定された外輪22は、内輪21の外周
に位置し、内周面に内輪21のトラック26と同数のト
ラック30が形成されている。内輪21のトラック26
と外輪22のトラック30は軸線に対して反対方向に角
度をなしている。対をなす内輪21のトラック26と外
輪22のトラック30との交叉部にボール23が組み込
まれている。内輪21と外輪22の間にケージ24が配
置され、ボール23はケージ24のポケット20内に保
持されている。
【0018】ケージ24のポケット20とボール23と
の間のポケットすきまtを0〜60μmとしている。こ
のようにポケットすきまtを規定すれば、ボール23の
スムーズな転がりを確保することができる。ポケットす
きまtが0より小さいと、ボール23のスムーズな転が
りを確保することが困難となり、また、60μmより大
きいと、NVH(音振)に影響が出てくると共に、等速
性を維持するためには、ボール23が二軸のなす角度の
二等分面上になければならないことから、その二等分面
上からのボール23の外れ量が大きくなって等速性の低
下を招来する。
【0019】この実施形態の等速自在継手は、ケージ2
4の端部内径、つまり最小内径が内輪21の最大外径よ
りも小さい形態を具備したフロートタイプである。これ
により、車両衝突時の軸方向衝撃が加わった場合、ケー
ジ24の内径と内輪21の外径との干渉により軸方向の
スライド量が規制されている。また、ボール23の抜け
がないので、等速自在継手の組み付け時、サブアッセン
ブリ状態での作業性が向上する。
【0020】図2(a)(b)は図1(a)(b)の従
来品と本発明品について、内輪21(1)、ボール23
(3)およびケージ24(4)からなる内輪周り部品を
スライドさせた状態を示し、以下、本発明品を従来例と
比較しながら詳述する。
【0021】図1(b)に示すように本発明品の等速自
在継手は、内輪21の外周面を凸球面とし、その凸球面
の曲率中心O1をボール中心O(継手中心)に対して軸
線方向に互いに等距離だけオフセット(L)させてい
る。また、ケージ24の内周面を凹球面とし、その凹球
面の半径R2と内輪21の凸球面の半径R1とを同一に設
定している。これにより、内輪21、ボール23および
ケージ24からなる内輪周り部品がスライドする際、ケ
ージ24の凹球面と内輪21の凸球面とが面接触するこ
とになり、内輪21およびケージ24が破損することを
防止できる。これらの点は従来品についても同様であ
り、また、ケージ24の外周面の曲率中心はボール中心
Oと一致しており、その半径Rは従来品と同じである。
【0022】また、ケージ24の内周面を凹球面とし、
その凹球面の曲率中心O2をボール中心O(継手中心)
に対して軸線方向に互いに等距離だけオフセット(F/
2)させている。なお、ケージ24の凹球面の曲率中心
2を、軸方向に等距離だけオフセットさせると共にそ
の軸線を越えて径方向にオフセットさせるようにしても
よい。さらに、ケージ24の内周面の中央に円筒部41
(フラット面)を形成している。このようにケージ24
の内周面に円筒部41を形成したことにより、この円筒
部41の軸方向長さFと、後述する内輪21の外径のオ
フセットLとの組み合わせによってスライド量または負
荷容量のうちの少なくとも一方を増大させることができ
る。このケージ24の凹球面の曲率中心O2のオフセッ
ト(F/2)は、ケージ24の内周面に形成された円筒
部41(フラット面)の軸方向長さFの1/2となって
いる。
【0023】この実施形態の場合、ボール中心Oに対す
る内輪21の凸球面の曲率中心O1のオフセットLが従
来品と同一であるが、ケージ24の内周面の略中央に円
筒部41(フラット面)を形成し、ケージ24の凹球面
の曲率中心O2をボール中心Oに対してF/2の距離だ
けオフセットさせたことにより、従来品よりもスライド
量が増大する。つまり、図2(a)に示す従来品ではス
ライド量が2Lであったのが、図2(b)に示す本発明
品では、スライド量が2{L+(F/2)}=2L+F
となって、従来品よりもFだけ大きくなる。
【0024】図3および図4は本発明の他の実施形態に
おける等速自在継手のケージ24および内輪21’,2
1’’を例示する。これら両実施形態では、ボール中心
Oに対する内輪21’,21’’の凸球面の曲率中心O
1’,O1’’のオフセットL’,L’’を従来品(オフ
セットL)よりも減少させたものである。
【0025】まず、図3の実施形態では、ボール中心O
に対する内輪21’の凸球面の曲率中心O1’のオフセ
ットL’を従来品よりも減少させた場合で、図1(b)
の実施形態と同様、ケージ24の内周面の略中央に円筒
部41(フラット面)を形成し、ケージ24の凹球面の
曲率中心O2は、ボール中心Oに対してF/2の距離だ
けオフセットさせたものである。この場合、スライド量
を従来品と同じにすると、内輪21’の負荷容量が増大
する。つまり、スライド量を従来品と同じにするために
は、ボール中心Oに対する内輪21の凸球面の曲率中心
1のオフセットLと、この実施形態におけるボール中
心Oに対する内輪21’の凸球面の曲率中心O1’のオ
フセット量L’と、ケージ24の円筒部41の軸方向長
さFの1/2との関係において、L=L’+(F/2)
とすればよい。このようにすれば、内輪21’のオフセ
ットを小さくすることができるので、図中の斜線部分を
増加させてトラック26’の深さを大きくすることがで
きることから、内輪21’の負荷容量を増大させること
ができる。
【0026】また、図4の実施形態では、ボール中心O
に対する内輪21’’の凸球面の曲率中心O1’’のオ
フセットL’’を従来品よりも少しだけ減少させた場合
で、図1(b)の実施形態と同様、ケージ24の内周面
の略中央に円筒部41(フラット面)を形成し、ケージ
24の凹球面の曲率中心O2を、ボール中心Oに対して
F/2の距離だけオフセットさせたものである。この場
合、スライド量と内輪21’’の負荷容量がともに増大
する。つまり、スライド量、内輪21’’の負荷容量と
もに従来品よりも増大させるためには、ボール中心Oに
対する内輪21の凸球面の曲率中心O1のオフセットL
と、この実施形態におけるボール中心Oに対する内輪2
1’’の凸球面の曲率中心O1’’のオフセット量
L’’と、ケージ24の円筒部41の軸方向長さFの1
/2との関係において、L<L’’+(F/2)、か
つ、L>L’’を満足させればよい。このようにすれ
ば、L<L’’+(F/2)からスライド量が増大する
と共に、L>L’’から図中の斜線部分を増加させてト
ラック26’’の深さを大きくすることができ、内輪2
1’’の負荷容量を増大させることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、内輪の外周面と外輪の
内周面の各々にトラックを交叉状の配置で設け、両トラ
ックの交叉部分にボールを組み込み、そのボールを前記
内輪の外周面と外輪の内周面との間に配置したケージに
より保持した等速自在継手において、前記ケージの端部
内径を前記内輪の外径よりも小さくすると共に、前記ケ
ージの内周面を凹球面とし、その凹球面の曲率中心をオ
フセットさせたことにより、ケージの端部内径が前記内
輪の外径よりも小さいことから、軸方向衝撃が加わった
場合、内輪周り部品のスライド幅が規制されるが、前記
ケージの内周面を凹球面とし、その凹球面の曲率中心を
オフセットさせたことにより、スライド量の増大を図る
ことができ、また、内輪の負荷容量を増大させることも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来品と本発明品とを比較するために例示した
二つの等速自在継手で、(a)は従来品を示す要部拡大
断面図、(b)は本発明品を示す要部拡大断面図であ
る。
【図2】本発明品と従来品とを比較するために例示した
二つの等速自在継手で、(a)は内輪周り部品がスライ
ドした状態の従来品を示す要部拡大断面図、(b)は内
輪周り部品がスライドした状態の本発明品を示す要部拡
大断面図である。
【図3】ボール中心に対する内輪の外周面の曲率半径の
オフセットを従来品より減少させた他の本発明品で、内
輪とケージを示す要部拡大断面図である。
【図4】ボール中心に対する内輪の外周面の曲率半径の
オフセットを従来品より少し減少させた他の本発明品
で、内輪とケージを示す要部拡大断面図である。
【図5】フロートタイプの等速自在継手の従来例を示す
断面図である。
【符号の説明】
20 ポケット 21,21’,21’’ 内輪 22 外輪 23 ボール 24 ケージ 26,26’,26’’,30 トラック 41 円筒部 O ボール中心 O1,O1’,O1’’ 内輪の凸球面の曲率中心 O2,O2’,O2’’ ケージの凹球面の曲率中心 L,L’,L’’ オフセット t ポケットすきま

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内輪の外周面と外輪の内周面の各々にト
    ラックを交叉状の配置で設け、両トラックの交叉部分に
    ボールを組み込み、そのボールを前記内輪の外周面と外
    輪の内周面との間に配置したケージにより保持した等速
    自在継手において、前記ケージの端部内径を前記内輪の
    外径よりも小さくすると共に、前記ケージの内周面を凹
    球面とし、その凹球面の曲率中心をオフセットさせたこ
    とを特徴とする等速自在継手。
  2. 【請求項2】 前記ケージの凹球面の曲率中心をボール
    中心に対して軸線方向に互いに等距離だけオフセットさ
    せたことを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手。
  3. 【請求項3】 前記ケージの凹球面の曲率中心をボール
    中心に対して軸線方向に互いに等距離だけオフセットさ
    せると共に、前記ケージの内周面の中央に円筒部を形成
    したことを特徴とする請求項2に記載の等速自在継手。
  4. 【請求項4】 前記ケージの凹球面の曲率中心をその軸
    線を越えて径方向にオフセットさせたことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれかに記載の等速自在継手。
  5. 【請求項5】 前記内輪の外周面を凸球面とし、その凸
    球面の曲率中心をボール中心に対して軸線方向に互いに
    等距離だけオフセットさせたことを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の等速自在継手。
  6. 【請求項6】 前記ケージの凹球面の曲率半径と前記内
    輪の凸球面の曲率半径とを実質的に等しくしたことを特
    徴とする請求項1乃至3、及び請求項5のいずれかに記
    載の等速自在継手。
  7. 【請求項7】 前記ケージのポケットと前記ボールとの
    間のポケットすきまを0〜60μmとしたことを特徴と
    する請求項1乃至6のいずれかに記載の等速自在継手。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006074741A1 (de) * 2004-12-27 2006-07-20 Gkn Driveline Deutschland Gmbh Verschiebegelenk mit inneren axialen anschlägen und integrierter zwischenwelle und damit gebildete gelenkwelle
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