JPH02284929A - 白色ポリエステルフイルム - Google Patents

白色ポリエステルフイルム

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JPH02284929A
JPH02284929A JP10851389A JP10851389A JPH02284929A JP H02284929 A JPH02284929 A JP H02284929A JP 10851389 A JP10851389 A JP 10851389A JP 10851389 A JP10851389 A JP 10851389A JP H02284929 A JPH02284929 A JP H02284929A
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white polyester
polyester film
polyolefin resin
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宮川 克俊
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Seizo Aoki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、クツション性に富み、かつ表面が襞間しにく
い白色ポリエステルフィルムに関するものである。さら
に詳しくは、カード、ラベル、宅配便伝票、ビデオプリ
ンタ用受像紙、バーコードプリンタ用受像紙、マツチプ
リント用受像紙、ポスター、地図、無塵紙、表示板、白
板、印画紙、複写用紙などの基材として用いられる白色
ポリエステルフィルムに関するものである。
[従来の技術] 屋外で使用される印刷物は紙を用いたのでは、風雨に耐
えられず、従来から耐水紙あるいはプラスチックフィル
ムが用いられてきた。プラスチックフィルムでこのよう
な用途に用いられている代表的なものにポリオレフィン
樹脂に炭酸カルシウムを添加したもの(例えば、特公昭
63−64310)がある。これは、ポリオレフィンが
ベースのため、熱に弱く、また機械的強度にも問題があ
るとされてきた。
一方、ポリエステルをベースにしたフィルムの場合、熱
に強く、機械的強度も強いが、高価である欠点がある。
ところで、紙の代わりとして用いる場合、印刷される用
途が多い。この場合、表面が襞間しやすいと印刷中に粉
をふいたような状態となり印刷トラブルの原因となる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、上記欠点を解消せしめ、熱に強くかつ、機械
的強度も強い、また、印刷適性のある安価な白色フィル
ムを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ポリエステルにポリオレフィン系樹脂を5〜
30重量%添加し、2軸延伸したフィルムであってフィ
ルムの密度が065〜1 、 2 g/cm3、さらに
フィルム表面の劈開指数が15以下であることを特徴と
する白色ポリエステルフィルムに関するものである。
本発明でいうポリエステルとは、フィルムを成形しうる
ちのであればどの様なものでも良く、例えば、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン−0−オキシベンゾエート、ポリ−1
,4−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、ポ
リエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレートな
どがあげられる。
もちろん、これらのポリエステルはホモポリエステルで
あっても、コポリエステルであっても良く、共重合成分
としては例えば、ジエチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、ポリアルキレングリコールなどのジオール
成分、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル
酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、5−ナトリウム
スルホイソフタル酸などのジカルボン酸成分があげられ
る。
また、このポリエステルの中には、公知の各種添加剤、
例えば、酸化防止剤、帯電防止剤などが添加されていて
も良い。本発明に用いられるポリエステルとしては、ポ
リエチレンテレフタレートが好ましい。ポリエチレンテ
レフタレートフィルムは耐水性、耐久性、耐薬品性など
に優れているものである。
本発明でいうポリオレフィン系樹脂とは、ポリエステル
と混合してフィルムを成形しうるちのであればどの様な
ものでも良いが、280℃の時の、剪断応力10’ d
7n/cm2における溶融粘度(αPOISE ) 、
剪断応力106dyn/cm2における溶融粘度(βP
OISE )が、 3 ≦  logα ≦5 1 ≦  logβ ≦3 1 ≦log (α/β)≦3 なる関係にあり、かつ、該ポリオレフィン系樹脂の臨界
表面張力が10〜30 dyn/′cmであることが好
ましい。さらに好ましくは 3.5 ≦  iog α ≦4.5 2  ≦  logβ ≦ 3 1.5 ≦10g(α/β)≦2.5 かつ、該ポリオレフィン系樹脂の臨界表面張力が15〜
25である。これは、ポリエステルに添加して押出す際
にポリオレフィン系樹脂の分散状態を決めるのが溶融粘
度および臨界表面張力であり、1Qgαが3未満である
と後述するボイドの生成が悪くなる。logαが5を越
えると、逆にボイドが大きくなり過ぎてフィルムの強度
が弱くなる。また、logβが1未満、あるいは臨界表
面張力が3Q d7n/cmを越えると、溶融粘度が低
い、あるいはポリエステルとの相溶性が良いため、フィ
ルムの表層にポリオレフィン系樹脂が集まりやすく、表
面がはがれやすくなるため劈開指数を15以下にするこ
とができない。また、臨界表面張力が30db いため延伸時にボイドが生成しにくく、密度を1゜2 
g/cm3以下にすることができない。logβが3を
越えると、あるいは、臨界表面張力が10dyn/cm
未満であると、溶融粘度が高い、あるいは、ポリエステ
ルとの相溶性が悪いため、ポリオレフィン系樹脂の分散
が悪(なり、その結果、フィルム表層近くのボイドも大
きくなり、何間指数を15以下とすることができない。
また、log (α/β)が1未満であると、押出機内
での壁近傍と流れ中央付近での剪断力の差に対してポリ
オレフィン系樹脂の溶融粘度の差が小さ(なるため、ポ
リオレフィン系樹脂の分散状態に分布ができず、その結
果、ボイドの大きさにフィルム表層部と中央部とで差が
できず、フィルム密度を1 、 2 g/cm’以下に
することができない、あるいは、劈開指数を15以下に
することができないことになる。log (α/β)が
3を越えるとポリオレフィン系樹脂の分散にむらができ
、製膜性が悪くなる。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテンな
どがあげられる。ま°た、必ずしも、ホモポリマーに限
定されるものでなく、これらのコポリマーであってもよ
い。なかでも、ポリメチルペンテンが好ましい。これは
、ポリメチルペンテンはポリエステルとの剥離性が良く
、ボイドが生成しやすいためである。
本発明における、ポリオレフィン系樹脂の添加量として
は、5〜30重量%、好ましくは、5〜20重量%、さ
らに好ましくは8〜15重量%の範囲にあることが必要
である。添加量が5重量%未満であるとボイドの生成量
が不足し白さに欠ける。また、30重量%を越えると、
製膜時にフィルム破れを起こしやすく生産性に欠ける。
本発明における二軸延伸フィルムとは、グイよりシート
状に押し出して表面温度10〜60℃の冷却ドラムで冷
却固化した未延伸フィルムを80〜120℃に加熱した
ロールで長手方向に2〜5倍に縦延伸した後に、テンタ
ー内で90〜140℃の雰囲気中で再び加熱し長手と垂
直な方向に2〜5倍に横延伸したものである。どのとき
面積倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)は6〜20倍であ
ることか好ましい。縦延伸時の温度が80’C未満、あ
るいは横延伸時の温度が90℃未満であると生成したボ
イドがもろいものとなり、劈開指数を15以下とするこ
とができない。また、縦延伸時の温度が120℃を越え
ると、あるいは横延伸時の温度が140℃を越えると、
ボイドが生成しにくくなり、フィルム密度を1.2g/
cm3以下にすることができない。面積倍率が6倍未満
であると得られるフィルムの白さが不良となり、逆に2
0倍を越えると延伸時に破れを生じゃすくなり製膜性が
不良となる傾向がある。さらに、製膜した場合でも、ボ
イドの大きさが大きくなり、劈開指数を15以下とする
ことができない。
また本発明でいうボイドとは、ポリエステルと添加物質
との界面が延伸によって引きはがされ、フィルム中にで
きた空間をいう。
また、本発明でいうボイドの球相当径とは製膜行程の機
械方向あるいはその垂直方向に切った断面においてポリ
オレフィン系樹脂を含んだボイドの面積を円に相当させ
た時の直径である。
本発明においては、フィルムの少なくとも片面の表面か
ら厚み方向に5μmの間に存在するボイドの平均球相当
径が0.1〜3μmであることが好ましい。さらに好ま
しくは0.2〜2μm1である。平均球相当径が0.1
μm未満であるためには、押出機内で大きな剪断力をか
ける必要があり、ポリエステルの極限粘度の低下などを
招く。
3μmを越えるとフィルム表面の襞間が起こりやすくな
る。
また、フィルム中央部±2.5μmにおけるボイドの平
均球相当径が1〜100μmであることが好ましい。さ
らに好ましくは2〜50μmである。1未満であるとフ
ィルムの密度が小さくならず、また、フィルムの白さ、
光学濃度が足りなくなる。100μmを越えるとフィル
ムの強度が弱くなる。
また、フィルムの少なくとも片面の表面から厚み方向に
5μmの間に存在するボイドの平均球相当径は中央部±
2.5amにおけるボイドの平均球相当径よりも小さい
ことが好ましい。表層の平均球相当径が中央部の平均球
相当径以上であると密度が十分小さく、かつ表面の襞間
のないフィルムを作ることはできない。
本発明における密度は0.5〜1 、 2 g/Cm3
である必要がある。好ましくは0.6〜1 、 0 g
/cm3、さらに好ましくは0.6〜0 、 9 g/
cm’である。フィルム中にボイドを多量に生成し、フ
ィルムの見かけの密度を下げて、原料の量を減らし、フ
ィルムのコストダウンを図るためである。密度が0.5
 g/cm3未満であると、ボイドが生成し過ぎ強度の
弱いフィルムとなる。また、密度が1゜2 g/cm’
を越えると、フィルムのコストダウンとならない。
本発明におけるフィルム表面の劈開指数とは、フィルム
表面にセロハンテープを貼りl  kg/cm2の荷重
を10秒間かけたのちフィルムと垂直方向にはがした時
、1mm間隔の基盤の目に区切った100個の区域のう
ち、セロハンテープ側にフィルム表面が付いた個数をい
う。本発明では、この劈開指数が15以下である必要が
ある。好ましくは5以下である。15を越えるものでは
、印刷時の紙粉トラブルの原因となる。
本発明において表面粗さRaは0.1〜1.0μmの範
囲にあることが好ましい。さらに好ましくは0.2〜0
.7μmである。0.1μm未満であるためには、ポリ
オレフィン系樹脂の分散を細かくする必要があり、押出
機内で大きな剪断力をかける必要があり、ポリエステル
の極限粘度の低下などを招く。また、1.0μmを越え
るとフィルムの平滑性が悪く、印刷性などの低下を招く
本発明において、フィルム厚みを150μmに換算した
ときの光学濃度は0.8〜1.6であることが好ましい
。光学濃度が0.8未満であるとフ・rルムの隠蔽性が
悪く、白色フィルムとして好ましくない。1.6を越え
るためにはフィルムの延伸倍率を大きくする必要があり
、製膜性が悪くなる。
本発明におけるポリオレフィン系樹脂の融点は200〜
280℃であることが好ましい。さらに好ましくは22
0℃〜260℃である。200℃未満であると、フィル
ムの延伸後の熱処理によって融けてしまい、ボイドを小
さくする。また280℃をこえるとポリエステルに添加
して押し出すことができない。
また、本発明においては無機粒子を共に添加することに
よって光学濃度、白さなどの特性を向上させることがで
きる。この場合無機粒子の平均粒子径は0.3〜5μm
であることが好ましい。さらに好ましくは0.4〜3μ
mである。0.3μm未満であるとポリマーへの分散が
悪くなり、5μmを越えると特性の向上が認められない
。また、無機粒子の添加量は、2〜25重量%であるこ
とが好ましい。さらに好ましくは5〜20重量%の範囲
である。添加量が2重量%未満であるとフィルムの光学
濃度、白さなどの特性を向上させることはない。逆に添
加量が25重量%を越えると延伸時にフィルム破れを起
こしやすい。また、無機粒子としてはどのようなもので
も構わないが、炭酸カルシウムが好ましい。炭酸カルシ
ウムとしては、合成炭酸カルシウムであっても、天然炭
酸カルシウムであってもどちらでもよい。
次に、本発明フィルムの製造方法について説明するが、
かかる例に限定されるものでない。
ポリエステルのチップを十分に真空乾燥したのちに、ポ
リオレフィン系樹脂のチップを混合し、270〜300
℃に加熱された押出機に供給し、Tダイよりシート状に
成形する。この際、得られるフィルムの白さを強調する
ために蛍光増白剤をマスタチップまたは粉体の形で添加
することは差し支えない。また、混合したチップを予め
ペレタイザーなどで混練しておいてもよい。さらにこの
フィルムを表面温度10〜60℃の冷却ドラムで冷却固
化した未延伸フィルムを80〜120℃に加熱したロー
ル群に導き、長手方向に縦延伸し、20〜30℃のロー
ル群で冷却する。
続いて、縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持し
ながらテンターに導き90〜140℃に加熱された雰囲
気中で長手に垂直な方向に横延伸する。
延伸倍率は縦、横それぞれ2〜5倍に延伸するが、その
面積倍率(縦延伸倍率×横延伸倍率)は6〜20倍であ
ることが好ましい。面積倍率が6倍未満であると得られ
るフィルムの白さが不良となり、逆に20倍を越えると
延伸時に破れを生じやすくなり製膜製が不良となる傾向
がある。
こうして二軸延伸されたフィルムの平面性、寸法安定性
を付与するために、テンター内で150〜230℃の熱
固定を行い、均一に除冷後、室温まで冷やして巻き取り
本発明フィルムを得る。
[物性の測定ならびに効果の評価方法]本発明の物性値
の評価方法ならびに効果の評価方法は次の通りである。
(1)溶融粘度 ポリマーのチップを高化式フローテスター(島原社製C
FT型)にて測定した。予熱時間5分、測定温度280
℃である。
(2)ボイドの平均球相当径 フィルムの製膜行程の機械方向あるいはその垂直方向に
切った断面を走査型電子顕微鏡で1000倍〜5000
倍に拡大した写真を撮り、指定した厚みの範囲の少なく
とも100個以上のボイドをイメージアナライザにかけ
、ボイドの面積に相当する円の直径の分布を求めた。こ
の分布の体積平均径をボイドの平均球相当径とする。
(3)密度 四塩化炭素−n−へブタン系の密度勾配管によった。
(4)劈開指数 フィルム表面にセロハンテープにチバン社製)を貼り全
体に1 kg/cm2の荷重を10秒間かけたのちフィ
ルムと垂直方向にはがした時、1mm間隔の基盤の目に
区切った100個の区域のうち、セロハンテープ側にフ
ィルム表面が付いた個数をいう。
(5)表面粗さRa J I 5−B−0601に従って、触針式表面粗さ計
(小板研究所製 ET−10)で測定した。
(6)光学濃度 フィルムを150μmの近辺の厚みになるように重ね、
光学濃度計(マクベス社製 TR927)で測定する。
厚みと光学濃度のプロットを行い、150μmの厚みに
相当する光学濃度を厚み150μm換算の光学濃度とし
た。
(7)無機粒子の平均粒子径 無機粒子をエタノール中に分散させ、遠心沈降式粒度分
布測定装置(堀場製作所製 CAPA500)を用いて
測定し、体積平均径を算出し平均粒子径とした。
[実施例] 本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1.2.3、比較例1.2.3.4ポリエステル
のチップを180℃で3時間真空乾燥したのちに、第1
表に示すポリオレフィン系樹脂のチップを第1表の割合
で混合し、270〜300℃に加熱された押出機に供給
し、Tダイよりシート状に成形した。さらにこのフィル
ムを表面温度25℃の冷却ドラムで冷却固化した未延伸
フィルムを90〜98℃に加熱したロール群に導き、長
手方向に3倍縦延伸し、25℃のロール群で冷却した。
続いて、縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持し
ながらテンターに導き130℃に加熱された雰囲気中で
長手に垂直な方向に3倍横延伸した。その後テンター内
で220℃の熱固定を行い、均一に除冷後、室温まで冷
やして巻き取り厚み50μmのフィルムを得た。
得られたフィルムの物性は第1表の通りである。
ポリオレフィン系樹脂の添加量が30重量%を越えると
製膜性が悪くなることがわかる。また、添加量が5重量
%未満であると密度が下がらず、また、光学濃度も低い
ことがわかる。また、ポリマーにポリメチルペンテンを
用いた場合が、密度の低下、高光学濃度に有利であるこ
とがわかる。また、logβ〉3であるときにa>3μ
mとなると、襞開しやすくなることがわかる。ポリマー
に、臨界表面張力が30 d7n/cmを越えるものを
用いることにより密度が下がらない、すなわちボイドが
生成しないこともわかる。
[発明の効果] 本発明は、ポリエステルに臨界表面張力、溶融粘度を限
定したポリオレフィン系樹脂を添加して2軸延伸するこ
とにより、延伸時に生成するボイドの大きさを規定し、
表面の襞間しにくく、かつ見かけの密度の小さい白色フ
ィルムを提供し、白色フィルムとしての特性を改良し、
かつフィルムのコストダウンを図れるものである。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステルにポリオレフィン系樹脂を5〜30
    重量%添加し、2軸延伸したフィルムであって、フィル
    ムの密度が0.5〜1.2g/cm^3、さらにフィル
    ム表面の劈開指数が15以下であることを特徴とする白
    色ポリエステルフィルム。
  2. (2)前記フィルムの表面粗さRaが0.1〜1.0μ
    mであり、フィルム厚みを150μmに換算した時の光
    学濃度が0.8〜1.6であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の白色ポリエステルフィルム。
  3. (3)フィルムの少なくとも片面の表面から厚み方向に
    5μmの間に存在するボイドの平均球相当径a、フィル
    ム中央部±2.5μmの範囲に存在するボイドの平均球
    相当径bが、a<bなる関係にあることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載の白色ポリエス
    テルフィルム。
  4. (4)前記フィルムにおいて、aが0.1〜3μm、b
    が1〜100μmであることを特徴とする特許請求の範
    囲第3項に記載の白色ポリエステルフィルム。
  5. (5)前記ポリオレフィン系樹脂の280℃の時の、剪
    断応力10^5dyn/cm^2における溶融粘度(α
    POISE)、剪断応力10^6dyn/cm^2にお
    ける溶融粘度(βPOISE)が、 3≦logα≦5 1≦logβ≦3 1≦log(α/β)≦3 なる関係にあり、かつ、該ポリオレフィン系樹脂の臨界
    表面張力が10〜30dyn/cmであることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載の
    白色ポリエステルフィルム。
  6. (6)前記ポリオレフィン系樹脂の融点が200〜28
    0℃であることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第
    5項のいずれかに記載の白色ポリエステルフィルム。
  7. (7)前記ポリオレフィン系樹脂がポリメチルペンテン
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項〜第6項
    のいずれかに記載の白色ポリエステルフィルム。
  8. (8)平均粒子径が0.3〜5μmの無機粒子を2〜2
    5重量%添加することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項〜第7項のいずれかに記載の白色ポリエステルフィル
    ム。
  9. (9)前記無機粒子が炭酸カルシウムであることを特徴
    とする特許請求の範囲第8項記載の白色ポリエステルフ
    ィルム。
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