JP3180489B2 - 白色ポリエステルフィルム - Google Patents

白色ポリエステルフィルム

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JP3180489B2 JP01482093A JP1482093A JP3180489B2 JP 3180489 B2 JP3180489 B2 JP 3180489B2 JP 01482093 A JP01482093 A JP 01482093A JP 1482093 A JP1482093 A JP 1482093A JP 3180489 B2 JP3180489 B2 JP 3180489B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低比重で又クッション
性が良く、柔軟性で優れ皺の発生しにくい白色ポリエス
テルフィルムに関するものである。また該白色ポリエス
テルフィルムの表層に塗布層を設ける事や該白色ポリエ
ステルフィルムと紙と張合わせて使用する事も出来る。
【0002】特に印字基材、包装用、カード、ラベル、
ビデオプリンタ用受容紙、印画紙、表示板、面光源用反
射板基材、X線写真用フィルム、セラミック成形用離型
紙などの基材に使用される白色ポリエステルフィルムに
関するものである。
【0003】
【従来の技術】ポリエステルに二酸化チタンや炭酸カル
シウムなどを多量に添加して白色ポリエステルを得る事
はよく知られている。また、ポリエステルにポリオレフ
ィンおよびアルキレングリコールまたはポリアルキレン
ポリエステル共重合体を添加して白色性ポリエステルフ
ィルムを得ることも良く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリエステル
に多量の二酸化チタンや炭酸カルシウムなどの無機物を
添加して得られるフィルムは、白色性は付与できるが、
低比重化が出来ずフィルムが堅くなりクッション性を必
要とする用途は問題であった。
【0005】また、ポリプロピレンを添加した場合は、
無機物を添加した場合に比べれば、フィルム自身の堅さ
は緩和されるが熱寸法性が悪い。また,ポリメチルペン
テンを添加した場合は、ポリプロピレンを添加した場合
に比べれば、フィルムの熱寸法性は改良されるが、分散
性が悪いための柔軟性が不十分であるため際折れ皺が入
りやすい。
【0006】またポリメチルペンテンおよびポリアルキ
レングリコールまたはポリアルキレングリコールポリエ
ステル共重合体を添加した場合は、分散性が向上するも
のの柔軟性がまだ不十分であるため取扱の際折れ皺が入
りやすい。またこれを単層で使用するとポリオレフィン
の界面張力がポリエステルにくらべ実質的に低いため、
フィルムの表面張力が低下し、接着性および印刷性が悪
いと言う致命的な欠点があった。また接着性および印刷
性を向上するためこれに更にポリエステル層を積層した
フィルムは柔軟性が悪くなり取扱の際折れ皺が入りやす
くなる。
【0007】即ち低比重、柔軟性、クッション性、熱寸
法性に優れ、ポリエステルの良好な印刷性接着性を有
し、光学濃度が高く折れ皺が入りにくい白色ポリエステ
ルフィルムは存在しなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱寸法安定
性、低比重、柔軟性、クッション性、熱寸法性が優れ、
しかも折れ皺が入りにくい白色ポリエステルフィルムを
得るため、少なくとも2層よりなり、そのうちA層がポ
リエステル(a)、ポリエステルに非相溶なポリマ
(b)およびポリエステルポリエーテル共重合体(c)
からなる組成混合物よりなり、B層がポリエステル
(a)およびポリエステルポリエーテル共重合体(d)
からなる組成混合物よりなるフィルムで、A層内部に微
細な気泡を含有させることにより白色化されており、見
掛比重が0.5以上1.1以下である白色ポリエステル
フィルムである。
【0009】本発明でいうポリエステルとは、ジオール
とジカルボン酸とから縮重合によってえられるポリマで
あり、ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、フタル酸ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、
セバチン酸などで代表されるものである。またジオール
とは、エチレングリコール、トリメチレングリコール、
テトラメチレングルコール、シクロヘキサンジメタノー
ルなどで代表されるものである。具体的には例えば、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、ポリテトラメチ
レンテレフタレート(PBT)、ポリエチレン−p−オ
キシベンゾエート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジ
メチレンテレフタレート(PCHDMT)、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート(PEN)
などがあげられる。本発明の場合、特にPET、PEN
が好ましい。また、このポリエステルの中には、公知の
各種添加剤、例えば酸化防止剤、帯電防止剤等が添加さ
れてもよい。
【0010】本発明でいう非相溶ポリマは溶融押出成型
によりポリエステル中に分散し、後工程である延伸工程
で非相溶ポリマ分散体界面で界面剥離を生じボイドを生
成させる効果をもつ。非相溶ポリマとしてはポリ−3−
メチルブテン−1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポ
リビニル−t−ブタン、1,4−トランス−ポリ−2,
3−ジメチルブタジエン、ポリビニルシクロヘキサン、
ポリスチレン、ポリメチルスチレン、ポリフルオロスチ
レン、ポリ−2−メチル−4−フルオロスチレン、ポリ
ビニル−t−ブチルエーテル、セルローストリアセテー
ト、セルローストリプロピオネート、ポリビニルフルオ
ライド、ポリクロロトリフルオロエチレン等から選ばれ
た融点200℃以上のポリマを上げる事が出来る。本発
明の場合には価格、熱安定性、ポリエステルとの分散性
等の点からポリ−4−メチルペンテン−1、セルロース
トリアセテートおよびその変性体が特に好ましい。もち
ろん、該非相溶ポリマの融点は200℃以上、好ましく
は210℃以上、更に好ましくは220℃以上で有る事
が必要である。融点が200℃未満だとポリエステルフ
ィルム中での該非相溶ポリマの分散形状が球状をとら
ず、層状あるいは扁平状をとることが多く、またクッシ
ョン性の高いポリエステルフィルムが得られない為であ
る。さらに、該非相溶ポリマの融点は300℃以下、好
ましくは280℃以下、更に260℃以下であるのが好
ましい。これはポリエステルの溶融押出温度以下でない
と該非相溶ポリマが溶融しないためである。
【0011】A層中に用いられる該非相溶ポリマの添加
量としては2〜25重量%、好ましくは4〜15重量%
である。添加量が2%未満であると、本発明の白色ポリ
エステルフィルムの見掛比重が1.1以下のものが得に
くいばかりか、クッション率が10%以上となる高クッ
ション性の白色ポリエステルを得る事が困難である。ま
た、逆に該非相溶ポリマの添加量が25重量%を越える
と、本発明のポリエステルフィルムの機械的性質が劣っ
た物になるばかりか、熱寸法安定性にも劣り150℃の
熱収縮率が5%以上と大きくなる等の問題が生じる。
【0012】本発明に用いるポリエステルポリエーテル
共重合体は、A層中ではポリエステル中の非相溶ポリマ
の分散径を小さくし延伸により生成するボイドが微細均
一となりフィルムの柔軟性を付与しひいては折れ皺を起
りにくくさせる効果をもち、B層中ではポリエステルの
柔軟性を付与し更に折れ皺を起りにくくさせる効果をも
つ。またポリエステルとの共重合体であるのでブリード
アウト(析出)せずに印刷性、接着性も良好である。例
えば、ポリエステルポリエーテル共重合体として用いる
ポリエステルとはポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリテトラメチレンテレフタレート(PBT)、
ポリエチレン−p−オキシベンゾエート、ポリ−1,4
−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート(PCH
DMT)、ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボ
キシレート(PEN)などがあげられる。また共重合と
して用いるポリエーテルとしては分子量300〜2万が
好ましく、例えばポリエチレングリコール(PEG)、
メトキシポリエチレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール(PTMG)、ポリプロピレングリコール
(PPG)等がある。好ましいポリエステルポリエーテ
ル共重合体としてPET−PEG、PBT−PTMG、
PCT−PPGがある。ポリエステルとポリエーテルと
の共重合比としては重量比で1対9から9対1が好まし
いが、より好ましくは4対6から9対1、更に好ましく
は4対6から6対4がよい。製造方法としては酸成分と
グリコール成分とからなるポリエステルを製造するに際
して任意の段階でポリエーテルを添加する事によりポリ
エステルポリエーテル共重合体を製造する事が出来る。
また用いるポリエーテルの分子量としては400〜20
000が望ましい。好ましくは1000〜10000で
ある。
【0013】A層中で用いるポリエステルポリエーテル
共重合体の添加量としては、0.5から20重量%であ
り、好ましくは1から5重量%である。添加量が0.5
重量%未満であると、非相溶ポリマが微分散化せず、生
成するボイドが大きくなりフィルムに皺が発生しやす
い。逆に20重量%を越えるとボイドが生成しにくくな
り、クッション性が不十分となる。
【0014】B層中で用いるポリエステルポリエーテル
共重合体の添加量としては、0.5から50重量%であ
り、好ましくは10から40重量%である。添加量が
0.5重量%未満であると、外層ポリエステルの柔軟性
が充分でなく皺が発生しやすい。逆に50重量%を越え
ると延伸時のロール粘着が生じ製膜性が悪くなる。
【0015】フィルム時の巻取性を良くするためおよび
表面の光学特性を改良するためB層中には無機粒子を添
加してもよい。B層中で用いる無機粒子として、通常ポ
リエステルに添加されるものを用いる事が出来る。例え
ば炭酸カルシウム、二酸化チタン、硫酸バリウム、シリ
カ、アルミナ等がある。本発明を限定をするものではな
いが添加量は0.01から30重量%であり、好ましく
は0.01から20重量%である。添加量が0.01重
量%未満であると、フィルムの滑り性が悪く取扱が悪く
なる。逆に30重量%を越えると延伸時に無機粒子が削
れてロールを汚してしまう。本発明を限定をするもので
はないが平均粒径は約0.1〜10μm、好ましくは約
0.5〜5μmである。
【0016】A層中の主成分であるポリエステルは70
重量%以上が良い。70重量%未満ではポリエステルフ
ィルムの長所である機械的強度、耐熱性が発揮できにく
くなる。
【0017】又、非相溶ポリマの量はポリエステルポリ
エーテル共重合体の添加量より多く添加する。好ましく
は2倍以上の添加量である。非相溶ポリマの量がポリエ
ステルポリエーテル共重合体の添加量より少ない場合、
非相溶ポリマ粒子界面よりボイドが生じにくくなり、低
比重で光学濃度の高い白色ポリエステルフィルムが得ら
れ難くなる。
【0018】次に、本発明を限定をするものではないが
本発明の白色度は55%以上、好ましくは80%以上、
更に好ましくは90%以上が望ましい。白色度が55%
未満では白色フィルムとしての特色を活かしにくい。
【0019】上述した非相溶ポリマやポリエステルポリ
エーテル共重合体の添加により白色度は変化するが必要
により無機系蛍光剤を含む蛍光増白剤を添加しても良
い。蛍光増白剤としては、商品名“ユビテック”OB、
MD(チバガイギー社製)、“OB−1”(イーストマ
ン社製)等が挙げられる。
【0020】本発明を限定をするものではないが本発明
のクッション率は10%以上、好ましくは15%以上、
更に好ましくは20%以上である。クッション率が10
%未満であると、例えばビデオプリンタ用などの受容紙
として用いた場合、感熱記録ヘッドの押圧を下げるとヘ
ッドへの当たりが堅くドット抜けが起り鮮明な画像を転
写することが出来ず、また手に触れた時の感触が悪くな
る。
【0021】本発明を限定をするものではないが本発明
における白色ポリエステルフィルムの150μm換算の
光学濃度は、好ましくは0.7以上1.6以下、更に好
ましくは0.8以上1.6以下、より好ましくは1.0
以上1.6以下である。光学濃度が0.7未満である
と、フィルムの隠蔽性が不足し、裏側が透けるため好ま
しくない。
【0022】本発明の白色ポリエステルフィルムの積層
構成として、例えば、A層/B層の2層構成、B層/A
層/B層、C層/A層/B層の3層構成からなるもので
ある。この場合、A層が微細気泡を含有した層であり、
B層がポリエステル(a)およびポリエステルポリエー
テル共重合体(d)からなる組成混合物層である。また
B層には更に無機粒子を添加してもよい。またC層は通
常のポリエステル樹脂層である。このような構成をとれ
ば、A層により目標とする高白色度、隠蔽性を得つつ、
B層およびC層により少なくとも片面の濡れ張力、接着
性をポリエステルと同等に保つ事が出来る。またB層に
ポリエステルポリエーテル共重合体(c)を添加するこ
とによりB層の柔軟性を向上させひいては折れ皺を発生
させにくくし外観を良くする。
【0023】次に本発明を限定をするものではないが、
本発明において非相溶ポリマが白色ポリエステル中で球
形に近い形状であること、すなわち、形状係数が1〜4
の範囲内にあることが望ましい。すなわち、非相溶ポリ
マの形状が球に近い場合、層状あるいは扁平に分散して
いる場合に比べて低比重化出来るのみならず、クッショ
ン率が高く熱寸法性のよいフィルムを得る事が出来る。
球状に近い形状とは、フィルム中に分散する非相溶ポリ
マの形状係数、すなわち、長径と短径との比が1〜4、
好ましくは1〜2である場合を言う。
【0024】またフィルム中のボイドの形態もフィルム
物性、特にクッション率、隠蔽性、白色度および折れ皺
の発生に相関性がある。すなわち、フィルムの機械軸方
向およびそれに垂直方向のボイド長をそれぞれx(μ
m)、y(μm)とし、非相溶ポリマの分散径をa(μ
m)とすると次の、および式を満足する事が望ま
しい。
【0025】7≦(xy/a2 )≦12 2≦(x/a)≦4 2≦(y/a)≦4
【0026】次に本発明の白色ポリエステルフィルムの
製造方法について述べるが、かかる方法に限定されるも
のではない。
【0027】非相溶ポリマとしてポリメチルペンテン
を、ポリエステルポリエーテル共重合体としてポリテト
ラメチレンテレフタレート(PBT)−テトラメチレン
グリコール(PTMG)共重合体を、ポリエチレンテレ
フタレートに混合し、それを充分混合、乾燥させて、2
70〜300℃の温度に加熱された押出機Aに供給す
る。又、ポリエステルポリエーテル共重合体としてポリ
テトラメチレンテレフタレート(PBT)−テトラメチ
レングリコール(PTMG)共重合体を、無機粒子とし
てCaCO3 などをポリエチレンテレフタレートに混合
し、常法により押出機Bに供給して、Tダイ2層または
3層口金内で押出機B層のポリマがA層の片面または両
表面にくるよう、A/BまたはB/A/Bなる構成の2
層または3層にラミネートしてもよい。ここでポリマ混
合物はベント付き2軸押出機により押出し途中に水分を
除去し押出すことも出来る。
【0028】この溶融されたシートを、ドラム表面温度
10〜60℃に冷却されたドラム上で静電気で密着冷却
固化し、該未延伸フィルムを75〜120℃に加熱した
ロール群に導き、機械軸方向に2.0〜5.0縦延伸
し、20〜50℃のロール群で冷却する。この際フィル
ム内部に微細気泡を含有した構造を持つ。目的のクッシ
ョン率の白色ポリエステルフィルムを得るためには,こ
の工程でボイドを生成させることが良い。この時得られ
た1軸延伸フィルムにコロナ放電処理を施しコーティン
グすることも可能である。次にこの1軸延伸フィルムの
両端をクリップで把持しながらテンターに導き90〜1
40℃に加熱された雰囲気中で機械方向に垂直な方向に
横延伸する。延伸倍率は縦、横それぞれ2〜5倍に延伸
するが、その面積倍率は6〜15倍であることが望まし
い。面積倍率が6倍未満であると白色度が不足し、逆に
15倍を越えると延伸時に破れを生じやすくなり製膜紙
が不良となる傾向がある。
【0029】こうして2軸延伸されたフィルムの平面
性、寸法安定性を付与するために、テンタ内で150〜
230℃の熱固定を行ない、均一に徐冷後、室温まで冷
却して巻取る。この熱固定の際熱収縮率を小さくするた
め10%以下のリラックスを加える事も可能である。こ
のようにして本発明白色ポリエステルフィルムを得る。
【0030】あるいはまた、上述の様に白色ポリエステ
ルフィルムを上記条件にてまず製造し、その上にコーテ
ィング層を溶融押出しまたはコーティングにより積層す
ることも出来る。
【0031】本発明の白色ポリエステルフィルムには、
炭酸カルシウムや非晶性ゼオライト粒子、アナターゼ型
の二酸化チタン、リン酸カルシウム、シリカ、カオリ
ン、タルク、クレー等の微粒子を併用してもよい。これ
らの添加量はポリエステル組成物100重量部に対して
0.005〜1重量部とするのが好ましい。またこのよ
うな微粒子以外に、ポリエステルの重縮合反応系で触媒
残渣とリン化合物との反応により析出した微細粒子を併
用する事も出来る。析出粒子としては、例えば、カルシ
ウム、リチウムおよびリン化合物よりなるもの、また
は、カルシウム、マグネシウムおよびリン化合物からな
るもの等が挙げられ、これらの粒子のポリエステル中の
含有量はポリエステル100重量部に対して0.05〜
1重量部であることが好ましい。
【0032】
【物性の測定ならびに効果の評価方法】
1.比重 フィルムを100×100mm角に切り、ダイアルゲー
ジ(三豊製作所製No.2109−10)に直径10m
mの測定子(No.7002)を取り付けたものにて最
低10点の厚みを測定し、厚みの平均値d(μm)を計
算する。また、このフィルムを直示天秤にて秤量し、重
さw(g)を10−4 gの単位まで読み取る。このとき 比重=w/d×100 とした。
【0033】2.分散体の平均径(a)および形状係数 未延伸フィルムの機械方向(MD)あるいはその垂直方
向(TD)に切った断面を走査型電子顕微鏡で1000
〜5000倍に拡大した写真を撮り、指定した厚みの範
囲の少なくとも100個以上の非相溶ポリマ分散体をイ
メージアナライザにかけ、分散体の面積に相当する円の
直径の分布を求める。この分布のこの分布の面積平均直
径を分散体の平均径(分散径)とした。また100個の
長径/短径の比率を分散体の形状係数とした。
【0034】4.熱収縮率 フィルムをMD方向あるいはTD方向に幅10mm長さ
300mmに切り、200mm間隔にマーキングし支持
板に一定張力(5g)下で固定した後、マーキング間隔
の原長a(mm)を測定する。次に、3gのクリップを
用いて荷重をかけ150℃の熱風オーブン中で回転させ
ながら30分間処理し、原長測定と同様にしてマーキン
グ間隔b(mm)を測定する。下記の式により熱収縮率
を求め、5本の平均値を用いた。
【0035】熱収縮率(%)=(a−b)/a 5.光学濃度 フィルムを1枚あるいは数枚重ね、光学濃度計(TR9
27、マクベス社製)を用いて透過濃度を測定する。フ
ィルムの厚みと光学濃度とをプロットし、150μmの
厚みに相当する光学濃度を補間法または補外法にて求め
た。
【0036】6.クッション率(%) 三豊製作所(株)ダイヤルゲージNo.2109−10
に標準測定子900030を用い、更にダイヤルゲージ
スタンドNo.7001DGS−Mを用いてダイヤルゲ
ージ押さえ部分荷重50gと500gとをかけた時のそ
れぞれのフィルムの厚さd50、d500 から次式により求
めた。
【0037】クッション率=100×(d50−d500
/d50
【0038】7.MIT耐屈曲性試験 JIS−P−8115に準じて、フィルムが破断するま
で行い、その回数を測定した。
【0039】8.柔軟性および折れ皺性 日本カーバイド工業(株)製アクリル酸エステル系粘着
剤KP−1405およびCK−102(架橋剤)を約1
00対1に混合し、フィルムの片面に本粘着剤混合液を
乾燥状態で25μmの厚さになるようにコーティング
し、1週間放置し硬化させた。粘着力が強い場合は硬化
剤量を多くし、弱い場合は硬化剤量を少なくする事によ
り粘着力を調整する。
【0040】(1)柔軟性 以上の様にしてフィルムをステンレス(SUS304、
鏡面)に粘着させ、180°まで折り曲げる。この時皺
の発性し始める角度を測定する。柔軟性の判定は次のよ
うにした。○および◎を合格とした。
【0041】 0°以上60°未満の範囲内で折り曲げ皺が認められた。 × 60°以上120°未満の範囲内で折り曲げ皺が認められた。 ○ 120°以上180°未満の範囲内で折り曲げ皺が認められた。 ◎
【0042】(2)折れ皺性 以上の様にしてステンレス(SUS304、鏡面)との
180゜剥離強度が200±20g/25mmに調整
し、剥離速度300mm/分でフィルムを剥離させた。
剥離角度は180゜とした。折れ皺性の判定は次のよう
にした。○および◎を合格とした。
【0043】 剥離部分10cm当たりに10本以上の皺が認められた場合を× 剥離部分10cm当たりに1〜9本の皺が認められた場合を ○ 剥離部分10cm当たりに1本も皺がなかった場合を ◎
【0044】9.延伸後のボイド長さ(x) 延伸後のフィルム断面をSEMにて観察し,ボイドの長
さを読み取る。この時MD方向に切断した断面をMD断
面とし、TD方向に切断した断面をTD断面とした。そ
れぞれの断面観察写真より読み取ったボイド長をそれぞ
れx(μm)、y(μm)とした。
【0045】10.白色度 JIS−L−1015に準じて、島津製作所(株)製U
V−260を用いて波長450nmおよび550nmに
おける反射率をそれぞれB%、G%としたとき
【0046】白色度(%)=4B+3Gで表わした。
【0047】11.光沢度 日本電色工業(株)製光沢度計VG−107を用いて、
JIS−Z−8741に準じて、入射角、受光角を指定
の角度に合せて測定した。
【0048】12.表面粗さ(Ra) JIS−B−0601に準じて、接針式表面粗さ計(小
坂研究所製ET−10)にて測定した。
【0049】
【実施例】本発明を実施例に基づいて説明する。
【0050】実施例1 あらかじめPBTとポリテトラメチレングリコール(P
TMG、分子量4000)との重量比が1対1となるよ
うにPBTの重合時にPTMGを添加し製造したPBT
−PTMG共重合体2重量%、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)88重量%およびポリメチルペンテン
(三井石油化学社製、TPX、DX820)10重量%
を混合し、270〜300℃に加熱された2軸ベント付
き押出機Aよりベント圧力が10(mmHg)となるよ
うに真空ポンプで脱気乾燥させながら押出し、炭酸カル
シウム粒子(白石カルシウム社製“ソフトン320
0”)14重量%および上記により製造したPBT−P
TMG共重合体10重量%添加したPETチップを18
0℃で3時間真空乾燥し、押出機Bより押出し、押出機
Aが内層、押出機Bが外層の3層構成(B/A/B)に
共押出を行ないTダイよりシート状に形成した。さらに
このフィルムを表面温度25℃の冷却ドラムで冷却固化
させ、80〜100℃に加熱されたロール群に導き、機
械軸方向に3倍縦延伸し、25℃のロール群で冷却し
た。続いて、この縦延伸したフィルムの両端をクリップ
で把持しながらテンタに導き115℃に加熱された雰囲
気中で機械軸方向に垂直な方向に3.6倍横延伸した。
その後テンタ内で220℃の熱固定を行ない、均一に徐
冷後室温まで冷却して巻取り厚み100μmのフィルム
を得た。厚み構成は5/90/5であった。光沢度は2
0%、表面粗さは0.3μmであった。得られたフィル
ムの物性は表1の通りである。
【0051】比較例1 実施例1においてポリエステルポリエーテル共重合体の
かわりにPBTポリマを用い、実施例1と同様の方法で
フィルムを得た。得られたフィルムの物性は表3の通り
である。PBTの添加では非相溶ポリマとして使用した
PMPの分散径が小さくならず得られたフィルムの光学
濃度、柔軟性、折れ皺などの物性は優れたものとはなら
なかった。
【0052】実施例2 あらかじめPETとポリエチレングリコール(PEG、
分子量4000)との重量比が6対4となるようにPE
Tの重合時にPEGを添加し製造したPET−PEG共
重合体0.5重量%、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)79.5重量%およびPP(三井東圧社製、ノー
ブレン、J3H)20重量%を混合し、270〜300
℃に加熱された2軸ベント付き押出機Aよりベント圧力
が10(mmHg)となるように真空ポンプで脱気乾燥
させながら押出し、上記により製造したPET−PEG
共重合体10重量%およびシリカ0.05重量%を添加
したPETチップを180℃で3時間真空乾燥し、押出
機Bより押出し、押出機Aが内層、押出機Bが外層の3
層構成(B/A/B)に共押出を行ないTダイよりシー
ト状に形成し、以下実施例1と同様の方法でフィルムを
得た。厚み50μm、厚み構成は3/44/3であっ
た。得られたフィルムの物性は表1の通りである。
【0053】比較例2 PEG(分子量10000)5重量%、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)85重量%およびPP(三井東
圧社製、ノーブレン、J3H)10重量%を混合し、2
70〜300℃に加熱された2軸ベント付き押出機Aよ
りベント圧力が10(mmHg)となるように真空ポン
プで脱気乾燥させながら押出し、180℃で3時間真空
乾燥したPETチップを押出機Bより押出し、押出機A
が内層、押出機Bが外層の3層構成(B/A/B)に共
押出を行ないTダイよりシート状に形成し、以下実施例
1と同様の方法でフィルムを得た。厚み50μm、厚み
構成は3/44/3であった。得られたフィルムの物性
は表3の通りである。PEGの添加では非相溶ポリマと
して使用したPPの分散径が小さくならず得られたフィ
ルムの光学濃度、折れ皺などの物性は優れたものとはな
らなかった。
【0054】比較例3 あらかじめPBTとポリテトラメチレングリコール(P
TMG、分子量4000)との重量比が1対1となるよ
うにPBTの重合時にPTMGを添加し製造したPBT
−PTMG共重合体2重量%、ポリエチレンテレフタレ
ート(PET)97重量%およびポリメチルペンテン
(三井石油化学社製、TPX、DX820)1重量%を
混合し、270〜300℃に加熱された2軸ベント付き
押出機Aよりベント圧力が10(mmHg)となるよう
に真空ポンプで脱気乾燥させながら押出し、上記により
製造したPBT−PTMG共重合体10重量%およびシ
リカ0.05重量%を添加したPETチップを180℃
で3時間真空乾燥し押出機Bより押出し、押出機Aが内
層、押出機Bが外層の3層構成(B/A/B)に共押出
を行ないTダイよりシート状に形成した。さらにこのフ
ィルムを表面温度25℃の冷却ドラムで冷却固化させ,
80〜100℃に加熱されたロール群に導き、機械軸方
向に2倍縦延伸し、25℃のロール群で冷却した。続い
て、この縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持し
ながらテンタに導き115℃に加熱された雰囲気中で機
械軸方向に垂直な方向に4倍横延伸した。その後テンタ
内において220℃で10%のリラックスと熱固定を行
ない、均一に徐冷後室温まで冷却して巻取り厚み50μ
mのフィルムを得た。厚み構成は3/44/3であっ
た。得られたフィルムの物性は表4の通りである。比重
が1.22のフィルムではボイドによる光学散乱が充分
起らずフィルムの光学濃度、白色度などの物性は優れた
ものとはならなかった。
【0055】実施例3 あらかじめPHDMT(ポリシクロヘキシルジメタノー
ル)とポリテトラメチレングリコール(PTMG、分子
量4000)との重量比が8対2となるようにPHDM
Tの重合時にPTMGを添加し製造したPHDMT−P
TMG共重合体5重量%、ポリエチレンナフフタレート
(PEN)85重量%およびポリメチルペンテン(三井
石油化学社製、TPX、DX820)10重量%を混合
し、270〜300℃に加熱された2軸ベント付き押出
機Aよりベント圧力が10(mmHg)となるように真
空ポンプで脱気乾燥させながら押出し、上記により製造
したPHDMT−PTMG共重合体10重量%および炭
酸カルシウム粒子(白石カルシウム社製“ソフトン32
00”)を14重量%添加したポリエチレンナフフタレ
ート(PEN)チップを180℃で3時間真空乾燥し押
出機Bより押出し、押出機Bがドラム接触側、押出機A
がドラム非接触側の2層構成(A/B)に共押出を行な
いTダイよりシート状に形成した。さらにこのフィルム
を表面温度25℃の冷却ドラムで冷却固化させ、130
〜150℃に加熱されたロール群に導き、機械軸方向に
4倍縦延伸し、25℃のロール群で冷却した。続いて、
この縦延伸したフィルムの両端をクリップで把持しなが
らテンタに導き135℃に加熱された雰囲気中で機械軸
方向に垂直な方向に3.6倍横延伸した。その後テンタ
内で220℃の熱固定を行ない、均一に徐冷後室温まで
冷却して巻取り厚み66μmのフィルムを得た。厚み構
成は6/60であった。得られたフィルムの物性は表2
の通りである。
【0056】実施例4 あらかじめPENとポリエチレングリコール(PEG、
分子量4000)との重量比が1対1となるようにPE
Nの重合時にPEGを添加し製造したPEN−PEG共
重合体2重量%、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)90.5重量%およびポリメチルペンテン(三井石
油化学社製、TPX、DX820)7.5重量%を混合
し、270〜300℃に加熱された2軸ベント付き押出
機Aよりベント圧力が10(mmHg)となるように真
空ポンプで脱気乾燥させながら押出し、上記により製造
したPEN−PEG共重合体10重量%および炭酸カル
シウム粒子(白石カルシウム社製“ソフトン320
0”)を14重量%添加したPETチップを180℃で
3時間真空乾燥し押出機Bより押出し、押出機Aが内
層、押出機Bが外層の3層構成(B/A/B)に共押出
を行ないTダイよりシート状に形成した。さらにこのフ
ィルムを表面温度25℃の冷却ドラムで冷却固化させ、
80〜100℃に加熱されたロール群に導き、機械軸方
向に3.8倍縦延伸し、25℃のロール群で冷却した。
続いて、この縦延伸したフィルムの両端をクリップで把
持しながらテンタに導き115℃に加熱された雰囲気中
で機械軸方向に垂直な方向に4.0倍横延伸した。その
後テンタ内で220℃の熱固定を行ない、均一に徐冷後
室温まで冷却して巻取り厚み36μmのフィルムを得
た。厚み構成は3/30/3であった。得られたフィル
ムの物性は表2の通りである。
【0057】
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【0058】
【発明の効果】本発明の白色ポリエステルフィルムは、
以下の効果を持つ。ポリエステルポリエーテル共重合体
を添加する事により、非相溶ポリマの分散径が微細にな
り分散粒子が多くなる。その結果、白色フィルムの光学
濃度が大きくなり、隠蔽性が向上する。またフィルム内
部のボイド長も小さくなることにより、フィルム挫屈強
度が上がり、柔軟性が向上し折れ皺が入りにくくなる。
その結果フィルム加工工程での取扱が簡単になる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−76727(JP,A) 特開 平3−132331(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2層よりなり、そのうち1層
    (A層と称す)がポリエステル(a)、ポリエステルに
    非相溶なポリマ(b)およびポリエステルポリエーテル
    共重合体(c)からなる組成混合物よりなり、少なくと
    も片面(B層と称す)がポリエステル(a)、ポリエス
    テルポリエーテル共重合体(d)からなる組成混合物よ
    りなるフィルムで、A層内部に微細な気泡を含有させる
    ことにより白色化されており、見掛比重が0.5以上
    1.1以下であることを特徴とする白色ポリエステルフ
    ィルム。
  2. 【請求項2】 B層がポリエステル(a)、ポリエステ
    ルポリエーテル共重合体(d)および無機粒子からなる
    組成混合物よりなることを特徴とする請求項1に記載の
    白色ポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 白色ポリエステルフィルムの白色度が5
    5%以上であることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の白色ポリエステルフィルム。
  4. 【請求項4】 白色ポリエステルフィルムの150μm
    当たりの光学濃度が0.7以上1.6以下であることを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の白色ポリエ
    ステルフィルム。
  5. 【請求項5】 ポリエステルに非相溶なポリマがメチル
    ペンテンポリマ、メチルブテンポリマ、スチレン系ポリ
    マ、フッ素系ポリマ、セルロースアセテート、セルロー
    スプロピオネートポリマから選ばれた融点200℃以上
    のポリマであることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の白色ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】 ポリエステルに非相溶なポリマがポリメ
    チルペンテンであることを特徴とする請求項5に記載の
    白色ポリエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 B層に用いられる無機粒子が炭酸カルシ
    ウムであることを特徴とする請求項2に記載の白色ポリ
    エステルフィルム。
  8. 【請求項8】 A層に用いられるポリエステルポリエー
    テル共重合体(c)がB層で用いられるポリエステルポ
    リエーテル共重合体(d)と同一種類であることを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の白色ポリエステ
    ルフィルム。
  9. 【請求項9】 白色ポリエステルフィルムのクッション
    率が10%以上であることを特徴とする請求項1〜請求
    項3のいずれかに記載の白色ポリエステルフィルム。
  10. 【請求項10】 B層にポリエステルポリエーテル共重
    合体(d)を添加することにより、折り曲げた時の折れ
    皺がB層にポリエステルポリエーテル共重合体(d)を
    添加していないフィルムより目立たないことを特徴とす
    る請求項1〜請求項9のいずれかに記載の白色ポリエス
    テルフィルム。
  11. 【請求項11】 A層にポリエステルポリエーテル共重
    合体(c)を添加することにより、折り曲げた時の折れ
    皺がA層にポリエステルポリエーテル共重合体(c)を
    添加していないフィルムより目立たないことを特徴とす
    る請求項1〜請求項9のいずれかに記載の白色ポリエス
    テルフィルム。
  12. 【請求項12】 B層の光沢度が60%以下であること
    を特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の白
    色ポリエステルフィルム。
  13. 【請求項13】 B層の表面粗さが0.1μm以上1.
    0μm以下であることを特徴とする請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載の白色ポリエステルフィルム。
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